JP7690836B2 - 焼結体及びその製造方法 - Google Patents

焼結体及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7690836B2
JP7690836B2 JP2021160235A JP2021160235A JP7690836B2 JP 7690836 B2 JP7690836 B2 JP 7690836B2 JP 2021160235 A JP2021160235 A JP 2021160235A JP 2021160235 A JP2021160235 A JP 2021160235A JP 7690836 B2 JP7690836 B2 JP 7690836B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
sintered body
less
zirconia
terbium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021160235A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023050225A (ja
Inventor
貴史 月森
肇 船越
仁士 永山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP2021160235A priority Critical patent/JP7690836B2/ja
Publication of JP2023050225A publication Critical patent/JP2023050225A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7690836B2 publication Critical patent/JP7690836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Description

本開示はバナジウムとテルビウムを含有し、黄色を呈するジルコニアをマトリックス(母材)とする焼結体に関する。特に、装飾部材等の外装部材として適した強度を有し、なおかつ、黄色を呈するジルコニアをマトリックスとする焼結体に関する。
ジルコニアをマトリックスとする焼結体は、ランタノイド系希土類元素や遷移金属元素を着色元素として含むことにより、任意の呈色を示す。ジルコニアをマトリックスとする焼結体が着色元素を含むことで、ジルコニア本来の高級感及び機械的強度に加え、意匠性が高くなり、黄色系統の色調を呈するジルコニア焼結体が検討されている(例えば、特許文献1乃至4)。
例えば、黄色を呈するジルコニアをマトリックスとする焼結体として、着色剤としてZr-Si-Vの複合酸化物、Zr-Si-Pr複合酸化物又は酸化ホロミウムを含有したジルコニアをマトリックスとする焼結体が報告されている(特許文献1)。特許文献1で開示された焼結体は、緑色を帯びた黄色及び薄い黄色であった。
また、鉄化合物を含むジルコニアをマトリックスとする焼結体が黄色を呈することが開示されている(特許文献2及び3)。特許文献2及び3で開示された焼結体は、橙色を帯びた黄色であった。
さらに、酸化プラセオジウムを含み、立方晶からなる透光性を有するジルコニアをマトリックスとする焼結体が報告されている(特許文献4)。特許文献4で開示された焼結体は、緑色を帯びた黄色であった。
特許文献で報告されてきたジルコニアをマトリックスとする焼結体は、いずれも黄色系統の色調を示す。しかしながら、これらの色調は、緑色又は橙色を帯びた黄色であり、黄色以外の色と黄色が混ざった色調であった。
特開2011-020873号公報 特開2013-049616号公報 特開2008-050246号公報 特開2012-096977号公報
本開示は、ジルコニアをマトリックスとし、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色と視認される色調を呈する、焼結体及びその製造方法の少なくとも1つを提供することを目的とする。
本開示は、黄色を呈するジルコニアをマトリックスとする焼結体において、黄色以外の呈色を抑制することについて検討した。その結果、無数にある着色元素のうち特定の元素を特定の割合で含有させることで、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色として視認される色調を呈する焼結体が得られることを見出した。
すなわち、本発明は特許請求の範囲のとおりであり、また、本開示の要旨は以下のとおりである。
[1] バナジウム及びテルビウムを含み、ジルコニアをマトリックスとする焼結体であって、テルビウムに対するバナジウムの質量割合が0.12以上であることを特徴とする焼結体。
[2] 前記バナジウムの含有量が、焼結体の質量に対して0.010質量%以上0.20質量%以下である、上記[1]に記載の焼結体。
[3] 前記テルビウムの含有量が、焼結体の質量に対して0.050質量%以上0.60質量%以下である、上記[1]又は[2]に記載の焼結体。
[4] アルミニウムを含む、上記[1]乃至[3]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[5] 前記アルミニウムの含有量が、焼結体の質量に対して0.10質量%以上15質量%以下である、上記[4]に記載の焼結体。
[6] 前記ジルコニアが安定化元素を含むジルコニアである、上記[1]乃至[5]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[7] 前記安定化元素がイットリウム、マグネシウム、及びカルシウムの群から選ばれる1以上である、上記[6]に記載の焼結体。
[8] 前記ジルコニアの安定化元素の含有量が1.0mol%以上6.0mol%以下である、上記[6]又は[7]に記載の焼結体。
[9] L表色系における明度L、色相a及び色相bが以下を満たす、上記[1]乃至[8]のいずれかひとつに記載の焼結体。
明度L: 80≦L≦100
色相a: -3≦a≦4、及び、
色相b: 30<b≦50
[10] L表色系における彩度C及び色相角hが以下を満たす、上記[1]乃至[9]のいずれかひとつに記載の焼結体。
彩度C : 28≦C≦44、及び
色相角h: 83°<h≦96°
[11] 平均結晶粒径が0.2μm以上2μm以下である、上記[1]乃至[10]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[12] 三点曲げ強度が900MPa以上である、上記[1]乃至[11]のいずれかひとつに記載の焼結体。
[13] バナジウムを0.010質量%以上0.20質量%以下、テルビウムを0.050質量%以上0.60質量%以下含有し、なおかつ、テルビウムに対するバナジウムの質量割合が0.12以上である、ジルコニアをマトリックスとする組成物を使用することを特徴とする上記[1]乃至[12]のいずれかひとつに記載の焼結体の製造方法。
[14] 前記組成物がアルミニウムを0.10質量%以上15質量%以下含有する、上記[13]に記載の焼結体の製造方法。
[15] バナジウムを0.010質量%以上0.20質量%以下、テルビウムを0.050質量%以上0.60質量%以下含有し、なおかつ、テルビウムに対するバナジウムの質量割合が0.12以上である、ジルコニアをマトリックスとする組成物。
[16] アルミニウムを0.10質量%以上15質量%以下含有する、上記[15]に記載の組成物。
[17] 上記[1]乃至[12]のいずれかひとつに記載の焼結体を含む部材。
本開示により、ジルコニアをマトリックスとし、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色と視認される色調を呈する、焼結体及びその製造方法の少なくとも1つを提供することができる。
本開示の焼結体について、実施形態の一例を示して説明する。本実施形態における用語は以下に示すとおりである。
「焼結体」とは、結晶粒子から構成された一定の形状を有する組成物であり、焼結温度以上の温度で熱処理された状態の組成物である。「ジルコニア焼結体」とは、本質的にジルコニアからなる焼結体、更にはジルコニアをマトリックス(母材)とする焼結体であり、「着色ジルコニア焼結体」とは着色元素を含有するジルコニア焼結体である。
「安定化元素」とは、ジルコニアに固溶することでジルコニアの結晶相を安定化する機能を有する元素である。
「着色元素」とは、ジルコニアを着色する機能を有する元素である。
「組成物」とは、一定の組成を有する物質であり、例えば、粉末、顆粒、成形体、仮焼体及び焼結体の群から選ばれる1以上が挙げられる。「ジルコニア組成物」とは、本質的にジルコニアからなる組成物、更にはジルコニアをマトリックス(母材)とする組成物である。
「粉末」とは、複数の粉末粒子の集合体で、なおかつ、流動性を有する組成物である。「ジルコニア粉末」とは、本質的にジルコニアからなる粉末、更にはジルコニアをマトリックス(母材)とする粉末である。また、「粉末組成物」とは、複数の粉末からなる組成物であり、特に、着色元素の前駆体である化合物及びジルコニア粉末が均一に混合された状態の組成物であり、流動性を有する組成物である。
「成形体」とは、物理的な力で凝集した粉末粒子から構成された一定の形状を有する組成物であり、特に、該形状の付与後(例えば成形後)に熱処理が施されていない状態の組成物である。「ジルコニア成形体」とは、本質的にジルコニアからなる成形体、更にはジルコニアをマトリックス(母材)とする成形体である。また、成形体は「圧粉体」と互換的に使用される。
「色調」とは、厚み1mm及び表面粗さ(Ra)≦0.02μmの測定試料について、JIS Z 8722の幾何条件cに準拠した照明及び受光光学系を備えた分光測色計(例えば、CM-700d、コニカミノルタ社製)を使用し、以下の条件の黒バック測定により測定されるCIE L表色系(CIE 1976(L)色空間)における明度L、色度a及びbで表現される色調である。
光源 : D65光源
視野角 : 10°
測定径 : 8mm
測定方式 : SCI
測定背景 : 黒色板
「彩度」とは、色調の鮮やかさを示す指標のひとつであり、色度a及びbから以下の式により求められる値である。
=(a*2+b*20.5
上式において、Cは彩度であり、a及びbは、それぞれ、色度a及びbである。
「色相角」とは、色相を示す指標のひとつであり、明度Lを除く、色度a及びbから以下の式により求められる値である。
h=tan-1(b/a
上式において、hは色相角であり、a及びbは、それぞれ、色度a及びbである。色相角が0°では赤色の呈色を示し、色相角が90°では黄色の呈色を示し、色相角が180°では緑の呈色を示し、色相角が270°では青色の呈色を示す。
「三点曲げ強度」は、JIS R1601に準じた三点曲げ試験により求められる値である。三点曲げ強度の測定は、支点間距離30mmで、幅4mm、厚さ3mmの柱形状の試料を使用して行い、10回測定した平均値をもって三点曲げ強度とすればよい。
「平均結晶粒径」は、SEM観察図を使用したプラニメトリック法により求められる。すなわち、SEM観察図に面積が既知の円を描き、当該円内の結晶粒子数(Nc)及び当該円の円周上の結晶粒子数(Ni)を計測し、合計の結晶粒子数(Nc+Ni)が125±25個となるようにした上で、以下の式を使用して平均結晶粒径を求めることができる。
平均結晶粒径=(Nc+(1/2)×Ni)/(A/M
上式において、Ncは円内の結晶粒子数、Niは円の円周上の結晶粒子数、Aは円の面積、及び、Mは走査型電子顕微鏡観察の倍率(例えば、5,000~10,000倍)である。なお、ひとつのSEM観察図における結晶粒子数(Nc+Ni)が100個未満である場合、複数のSEM観察図を用いて(Nc+Ni)を125±25個とすればよい。
SEM観察に供する焼結体は、表面粗さがRa≦0.02μmである焼結体を熱エッチング処理(例えば、大気中、1300℃~1500℃で処理)したものを使用すればよい。
「実測密度」とは、質量測定で測定される質量に対する、アルキメデス法で測定される体積の割合(g/cm)である。
「BET比表面積」は、JIS R 1626に準じ、吸着ガスに窒素を使用したBET多点法(5点)により測定すればよい。BET比表面積の具体的な測定条件として以下の条件が例示できる。
吸着媒体 :N
吸着温度 :-196℃
前処理条件 :大気雰囲気、250℃で1時間以上の脱気処理
BET比表面積は、一般的な装置(例えば、トライスターII 3020、島津製作所製)を使用して測定することができる。
「平均粒子径」は、湿式法で測定される粉末又は粉末組成物の体積粒子径分布におけるD50であり、一般的な装置(例えば、MT3300EXII、マイクロトラック・ベル社製)を使用して測定することができる。測定試料としては、超音波処理などの分散処理により緩慢凝集を除去した粉末を純水に分散させ、スラリーとしたものを使用すればよい。湿式法による体積粒子径分布の測定は、スラリーをpH=3.0~6.0にして測定することが好ましい。
「常圧焼結」とは、焼結時に被焼結物(成形体や仮焼体など)に対して外的な力を加えずに加熱することにより焼結する方法である。「焼結温度」とは、焼結時の最高到達温度であり、「焼結時間」は該焼結温度を保持する時間である。
本実施形態は、バナジウム及びテルビウムを含み、ジルコニアをマトリックスとする焼結体であって、テルビウムに対するバナジウムの質量割合が0.12以上であることを特徴とする焼結体、である。
本実施形態の焼結体は、ジルコニア、好ましくは安定化元素を含むジルコニア、をマトリックスとする焼結体であって、主として、ジルコニアの結晶粒子から構成される焼結体である。
安定化元素はイットリウム、マグネシウム、及びカルシウムの群から選ばれる1以上であることが好ましく、イットリウムであることがより好ましい。イットリウム、マグネシウム、及びカルシウムはジルコニアの色調へほとんど影響することなく、安定化元素として機能する。
安定化元素の含有量(以下、安定化元素の含有量を「安定化元素量」ともいい、安定化元素がイットリウム等である場合、それぞれ、「イットリウム量」等ともいう。)は、1.0mol%以上又は1.5mol%以上であり、かつ、6.0mol%以下又は5.0mol%以下であることが好ましい。
前記安定化元素がイットリウムの場合、イットリウム量は、2.0mol%以上、2.3mol%以上又は2.6mol%以上であり、かつ、6.0mol%以下、5.0mol%以下又は3.4mol%以下であることが好ましい。
安定化元素量[mol%]は、焼結体中のZrO換算したジルコニウム、及び、酸化物換算した安定化元素の合計に対する、酸化物換算した安定化元素のモル割合である。例えば、安定化元素がイットリウムである場合、イットリウム量[mol%]は、ZrO換算したジルコニウム、及び、Y換算したイットリウムの合計に対する、Y換算したイットリウムのモル割合[mol%]であり、{Y[mol]/(ZrO+Y)[mol]}×100から求められる。安定化元素の酸化物換算は、イットリウムがY、マグネシウムがMgO及びカルシウムがCaOであることが挙げられる。
本実施形態の焼結体は、バナジウム及びテルビウムを含み、テルビウムに対するバナジウムの質量割合(以下、「V/Tb比」ともいう。)が0.12以上である。テルビウムに対するバナジウムの質量割合は、Tb換算したテルビウムの質量に対する、V換算したバナジウムの質量であり、V[g]/Tb[g]から求められる。
V/Tb比は0.12以上であり、更には0.15以上であり、また、0.80以下、0.70以下又は0.60以下であることが好ましい。V/Tb比がこの範囲を満たすことで、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈する焼結体が得られる。V/Tb比が0.12未満であると、得られる焼結体は橙色を帯びた色調を呈しやすい。一方、V/Tb比が0.80以下であれば、得られる焼結体は黄色として視認される色調を呈する。
本実施形態の焼結体は、焼結体の質量に対してV換算で0.010質量%以上又は0.020質量%以上であり、かつ、0.20質量%以下又は0.15質量%以下のバナジウムを含むことが好ましい。
本実施形態において、焼結体の質量は、焼結体に含有される金属元素を酸化物換算した合計質量[g]であり、例えば、バナジウム、テルビウム及びアルミニウムを含有し、イットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする焼結体における焼結体の質量は、ZrO換算したジルコニウムの質量[g]、Y換算したイットリウムの質量[g]、V換算したバナジウムの質量[g]、Tb換算したテルビウムの質量[g]、及び、Al換算したアルミニウムの質量[g]を合計した質量[g]である。
本実施形態の焼結体は、焼結体の質量に対してTb換算で0.050質量%以上又は0.070質量%以上であり、かつ、0.60質量%以下又は0.50質量%以下のテルビウムを含むことが好ましい。
本実施形態の焼結体は、焼結体の質量に対してAl換算で0.10質量%以上又は0.20質量%以上であり、かつ、15質量%以下、12質量%以下又は10質量%以下のアルミニウムを含むことが好ましい。アルミニウムの含有量が上記の範囲であることで、焼結体はアルミナの結晶粒子を含む。
本実施形態の焼結体におけるバナジウム、テルビウム及びアルミニウムの各元素は着色元素として機能する。焼結体におけるこれら元素の存在状態は任意であるが、バナジウム、テルビウム及びアルミニウムの群から選ばれる1つ以上を含む酸化物であることが挙げられる。バナジウムの酸化物として酸化バナジウム(V)、テルビウムの酸化物として酸化テルビウム(Tb)、及びアルミニウムの酸化物としてアルミナ(Al)が例示できる。さらに、バナジウム、テルビウム及びアルミニウムは、それぞれ、少なくともその一部が安定化元素を含むジルコニアに固溶した状態であってもよい。
本実施形態の焼結体は、安定化元素を含むジルコニアの結晶粒子に加え、アルミナ(Al)の結晶粒子、並びに、バナジウム及びテルビウムの少なくともいずれかを含む酸化物の結晶粒子、から構成されることが好ましい。
本実施形態の焼結体は、色調に影響を与えない程度であれば不純物を含んでいてもよく、不純物としてハフニア(HfO)が挙げられる。不可避不純物としてのハフニアの含有量は、原料鉱石や製造方法により大きく異なるが、例えば、2.0質量%以下であることが例示できる。本実施形態において、焼結体の質量の算出等、組成に関連する値の算出は、ハフニアをジルコニア(ZrO)とみなして計算すればよい。
しかしながら、焼結体の色調に影響を与える不純物を含まないことが好ましく、色調に影響を与える不純物として、スズ、亜鉛、鉛、クロム及びカドミウムの群から選ばれる少なくとも1つが挙げられ、これら不純物の含有量は、それぞれ、500質量ppm以下であること、好ましくは100質量ppm以下であることが挙げられる。
本実施形態の焼結体の平均結晶粒径は0.2μm以上又は0.5μm以上であり、かつ、2μm以下又は1μm以下であることが挙げられる。平均結晶粒径が2μm以下であることで、装飾品等の部材として使用するのに十分な強度の焼結体となる。
本実施形態の焼結体のジルコニアの結晶構造は正方晶を含み、結晶構造の主相が正方晶であることが好ましい。また、本実施形態の焼結体のジルコニア結晶構造は、正方晶及び立方晶の混晶であってもよい。正方晶は光学的に異方性を有する結晶構造である。正方晶を含むことによって光が反射されやすくなるため、焼結体の色調が透明感を有さなくなる。さらに、ジルコニア結晶構造の主相が正方晶であることによって、本実施形態の焼結体が高い強度を有する。
本実施形態の焼結体の実測密度は5.70g/cm以上又は6.00g/cm以上であり、また、6.10g/cm以下又は6.07g/cm以下であることが例示できる。
本実施形態の焼結体は、三点曲げ強度が800MPa以上、900MPa以上又は1000MPa以上であり、かつ、1600MPa以下、1500MPa以下又は1400MPa以下であることが挙げられる。三点曲げ強度が上記の範囲にあることで、適度に加工できる強度を有し、なおかつ、外装部材や装飾部材等、審美性が必要とされる主な用途に使用できる強度となる。
本実施形態の焼結体の色調は、L表色系における明度L、色度a及び色度bとして、以下を満たすことが好ましい。
明度L: 80≦L≦100、好ましくは83≦L≦95
色度a: -3≦a≦4、好ましくは-2≦a≦3、及び、
色度b:30<b≦50、好ましくは35≦b≦45
本実施形態の焼結体は、上記の明度L、色度a又は色度bのいずれかを満たすものではなく、上述の明度L、色度a及び色度bを満たすことで、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色の色調を呈する。
本実施形態の焼結体の彩度(C)は、28以上、29以上又は30以上、また、44以下、43以下又は42以下であることが例示できる。
本実施形態の焼結体の色相角(h)は、83°超、84°以上又は85°以上、かつ、96°以下、96°未満又は95°以下であることが好ましい。色相角がこの範囲を満たすことで、緑色及び橙色を帯びず、黄色として視認される色調を呈する。
好ましい本実施形態の焼結体として、彩度(C)が28以上、29以上又は30以上、かつ、44以下、43以下又は42以下であり、なおかつ、色相角(h)が83°超、84°以上又は85°以上、かつ、96°以下、96°未満又は95°以下である、ジルコニアをマトリックスとする焼結体が挙げられる。
本実施形態の焼結体は、宝飾品、時計部品及び携帯用電子機器の外装部品等の様々な装飾部材への適用はもちろん、構造材料、光学材料及び歯科材料等、従来のジルコニア焼結体の用途へも適用できる。
次に、本実施形態の焼結体の製造方法について説明する。
本実施形態の焼結体は、バナジウムを0.010質量%以上0.20質量%以下、テルビウムを0.050質量%以上0.60質量%以下含有し、なおかつ、テルビウムに対するバナジウムの質量割合が0.12以上である、ジルコニアをマトリックスとする組成物を使用することを特徴とする、焼結体の製造方法、により製造することができる。
組成物は、粉末組成物、成形体及び仮焼体の群から選ばれる1以上であることが好ましく、粉末組成物及び成形体の少なくともいずれかであることが好ましく、粉末組成物であることがさらに好ましい。
粉末組成物は、バナジウム化合物、テルビウム化合物及びジルコニアをマトリックスとする粉末が均一に混合された状態の組成物が挙げられる。
バナジウム化合物は、バナジウム(V)を含む化合物又は塩であればよく、酸化バナジウム(V)、バナジン酸アンモニウム、水酸化バナジウム、硝酸バナジウム、及び塩化バナジウムの群から選ばれる1以上であることが好ましく、酸化バナジウムであることがより好ましい。
テルビウム化合物は、テルビウム(Tb)を含む化合物又は塩であればよく、酸化テルビウム(Tb)、酢酸テルビウム、水酸化テルビウム、硝酸テルビウム、及び塩化テルビウムの群から選ばれる1以上であることが好ましく、酸化テルビウムであることがより好ましい。
本実施形態において、組成物の質量は、組成物に含有される金属元素を酸化物換算した合計質量[g]であり、例えば、バナジウム、テルビウム及びアルミニウムを含有し、イットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする焼結体における組成物の質量は、ZrO換算したジルコニウムの質量[g]、Y換算したイットリウムの質量[g]、V換算したバナジウムの質量[g]、Tb換算したテルビウムの質量[g]、及び、Al換算したアルミニウムの質量[g]を合計した質量[g]である。
前記バナジウム化合物の含有量は、組成物の質量に対して酸化バナジウム(V)換算で0.010質量%以上又は0.020質量%以上であり、かつ、0.20質量%以下又は0.15質量%以下であることが挙げられる。
前記テルビウム化合物の含有量は、組成物の質量に対して酸化テルビウム(Tb)換算で0.050質量%以上又は0.070質量%以上であり、かつ、0.60質量%以下又は0.50質量%以下であることが挙げられる。
組成物におけるテルビウムに対するバナジウムの質量割合は、Tb換算したテルビウムの質量に対する、V換算したバナジウムの質量である。該組成物におけるテルビウムに対するバナジウムの質量割合は、0.12以上又は0.15以上であり、また、0.80以下、0.70以下又は0.60以下であることが好ましい。
前記組成物はアルミニウム化合物を含んでいてもよい。アルミニウム化合物は、アルミニウム(Al)を含む化合物又は塩であればよく、アルミナ(Al)又はその前駆体となるアルミニウム化合物であることが好ましく、アルミナ、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム及び塩化アルミニウムの群から選ばれる1以上であることが好ましく、アルミナであることがより好ましく、α-アルミナであることがさらに好ましい。
前記アルミニウム化合物の含有量は、組成物の質量に対して酸化アルミニウム(Al)換算で0.10質量%以上又は0.20質量%以上であり、かつ、15質量%以下、12質量%以下又は10質量%以下であることが挙げられる。
ジルコニアをマトリックスとする粉末は、安定化元素を含むジルコニアであることが好ましく、安定化元素としてイットリウムを含むジルコニアであることがより好ましく、イットリアを含むジルコニアゾルが熱処理された状態のイットリウムを含むジルコニアであることがさらに好ましい。本実施形態において、「ジルコニアゾル」は、二酸化ジルコニウムが水和及び架橋したゾルであり、水熱合成法及び加水分解法の少なくともいずれかで得られるジルコニアゾルであることが好ましく、加水分解法で得られるジルコニアゾルであることがより好ましい。
イットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末は、イットリア粉末、イットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末、及び安定化元素を含まないジルコニアをマトリックスとする粉末の群から選ばれる2種以上を含む混合粉末であってもよい。また、イットリウム濃度が異なるイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末を2種以上含む混合粉末であってもよい。
安定化元素量は、1.0mol%以上又は1.5mol%以上であり、かつ、6.0mol%以下又は5.0mol%以下であることが好ましい。
前記安定化元素がイットリウムの場合、イットリウム量は、2.0mol%以上、2.3mol%以上又は2.6mol%以上であり、かつ、6.0mol%以下、5.0mol%以下又は3.4mol%以下であることが好ましい。
組成物は、例えば、アルミニウム化合物、バナジウム化合物、テルビウム化合物及びジルコニアをマトリックスとする粉末を任意の方法で混合すること(以下、「混合工程」ともいう。)で得られる。また、アルミニウム化合物、バナジウム化合物、テルビウム化合物及びイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末を任意の方法で混合した組成物であってもよく、アルミニウム化合物、バナジウム化合物、テルビウム化合物を含むジルコニアをマトリックスとする粉末及びイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末を任意の方法で混合した組成物であってもよく、アルミニウム化合物、バナジウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末、テルビウム化合物及びイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末を任意の方法で混合した組成物であってもよく、アルミニウム化合物、バナジウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末、テルビウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末及びイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末を任意の方法で混合した組成物であってもよく、アルミニウム化合物、バナジウム及びイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末、並びに、テルビウム化合物を任意の方法で混合した組成物であってもよく、アルミニウム化合物、バナジウム化合物、並びに、テルビウム及びイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末を任意の方法で混合した組成物であってもよく、並びに、アルミニウム化合物、バナジウム及びイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末、並びに、テルビウム及びイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末、を任意の方法で混合した組成物であってもよい。好ましい製造方法として、アルミニウム化合物、バナジウム化合物、テルビウム化合物及びイットリウムを含むジルコニアをマトリックスとする粉末を任意の方法で混合することが挙げられる。
本実施形態の製造方法において、混合方法は、着色元素の前駆体である化合物及びジルコニア粉末が均一に混合する方法であればよく、乾式混合及び湿式混合の少なくともいずれかが例示でき、湿式混合であることが好ましい。
ジルコニアをマトリックスとする粉末のBET比表面積は5m/g以上20m/g以下であることが好ましい。組成物の安定化元素量において、BET比表面積がこの範囲を満たすことで、該組成物によって得られる焼結体は、外装部材や装飾部材等、主な用途に使用できる強度となりやすい。
本実施形態の粉末組成物の平均粒子径は0.3μm以上0.7μm以下であることが好ましい。
成形体は粉末組成物が成形された状態のものである。成形体は、焼結による収縮を考慮した上で任意の形状を有していればよい。成形体の形状は、用途に応じた任意形状であればよく、円板状、円柱状、多面体状、柱状、板状、球状及び略球状の群から選ばれる少なくとも1つが例示できる。
成形体は、公知の方法、例えば、一軸プレス、冷間静水圧プレス、スリップキャスティング及び射出成形の群から選ばれる少なくとも1種、によって、組成物を成形することで得られる。
成形体を焼結することで、焼結体が得られる。焼結方法は任意であり、常圧焼結、ホ
ットプレス等、公知の焼結方法が挙げられる。簡便であるため、焼結方法は常圧焼結であることが好ましく、大気雰囲気での常圧焼結であることがより好ましい。なお、本実施形態における常圧焼結とは焼結時に被焼結物に対して外的な力を加えず単に加熱することにより焼結する方法である。
常圧焼結の場合、保持温度が1300℃を超え1600℃以下、好ましくは1400℃以上1550℃以下であること、保持時間が1時間以上5時間以下、好ましくは2時間以上4時間以下であること、が例示できる。昇温時に1300℃以下の温度範囲の特定温度では保持しないことが好ましく、例えば1300℃以下の温度範囲の保持時間が30分以下であることが好ましい。
本実施形態の製造方法は、焼結体を研磨する研磨工程又は形状を加工する加工工程の少なくともいずれかを含んでいてもよい。研磨工程は、焼結後の焼結体の表面を研磨する。研磨により、表面に光沢感を付与する等、目的とする用途に適した表面状態を有する焼結体とすることができる。加工工程は、焼結体を任意の形状に加工する。これにより、焼結体を用途に応じた形状とすることができる。研磨工程及び加工工程は、いずれを先に行ってもよい。
以下、実施例により本実施形態を説明する。しかしながら、本実施形態はこれらの実施例に限定されるものではない。
(平均粒子径)
平均粒子径は、マイクロトラック粒度分布計(装置名:MT3300EXII、マイクロトラック・ベル社製)を使用し、レーザー回折・散乱法による粒度分布測定により測定した。測定条件を以下に示す。
光源 :半導体レーザー(波長:780nm)
電圧 :3mW
測定試料 :粉砕スラリー
ジルコニアの屈折率 :2.17
溶媒(水)の屈折率 :1.333
計算モード :HRA
前処理として、試料粉末を純水に懸濁させてスラリーとした後、これを超音波ホモジナイザー(装置名:US-150T、日本精機製作所製)を用いて3分間分散処理した。スラリーをpH=3.0~6.0にして測定した。
(BET比表面積)
BET比表面積は、自動比表面積自動測定装置(装置名:トライスターII 3020、島津製作所製)を使用し、JIS R 1626に準じ、以下の条件による、BET多点法(5点)により測定した。
吸着媒体 :N
吸着温度 :-196℃
前処理条件 :大気雰囲気、250℃で1時間以上の脱気処理
(実測密度)
JISR1634に準じた方法により焼結体の密度を測定し、実測密度を求めた。
(色調)
JISZ8722に準じた方法で、焼結体試料の色調を測定した。測定には、一般的な分光測色計(装置名:CM-700d、コニカミノルタ社製)を用いた。測定条件として以下の条件が挙げられる。
光源 : D65光源
視野角 : 10°
測定径 : 8mm
測定方式 : SCI
測定背景 : 黒色板
焼結体試料は、直径20mm×厚さ2.7mmの円板形状のもの使用した。焼結体試料の表面を研削及び表面粗さ(Ra)≦0.02μmとなるまで鏡面研磨処理を行った後、研磨面を評価面とし、色調を評価した。色調評価有効面積は直径8mmを採用した。
(三点曲げ強度)
焼結体試料の曲げ強度は、JIS R1601に準じた三点曲げ試験で測定した。測定は、支点間距離30mmで、幅4mm、厚さ3mmの柱形状の焼結体試料を使用して行い、10回測定した平均値をもって曲げ強度とした。
(平均結晶粒径)
平均結晶粒径は、電界放出型走査型電子顕微鏡(装置名:JSM-IT500、日本電子社製)を用いた観察により得られた焼結体試料のSEM観察図を使用し、プラニメトリック法により求めた。測定に先立ち、焼結体試料は表面粗さ(Ra)≦0.02μmとなるまで鏡面研磨した後、熱エッチング処理を施すことで前処理とした。SEM観察の条件は以下の通りである。
加速電圧 :15kV
観察倍率 :10000倍
円内の結晶粒子数(Nc)及び当該円の円周上の結晶粒子数(Ni)の合計が125±25となるように、SEM観察図に円を描き、以下の式から平均結晶粒径を求めた。
平均結晶粒径=(Nc+(1/2)×Ni)/(A/M
上式において、Ncは円内の結晶粒子数、Niは円の円周上の結晶粒子数、Aは円の面積、及び、Mは走査型電子顕微鏡観察の倍率(10000倍)である。なお、ひとつのSEM観察図における結晶粒子数(Nc+Ni)が100個未満である場合、複数のSEM観察図を用いて(Nc+Ni)を125±25個とした。
実施例1
3mol%イットリウム含有ジルコニア粉末(BET比表面積:6.8m/g、東ソー製)、高純度アルミナ粉末(住友化学製)、酸化バナジウム(和光製)及び酸化テルビウム(日本イットリウム製)に純水を混合し、ボールミルを使用して湿式混合してスラリーとした。得られたスラリーを大気雰囲気下、110℃で乾燥し、以下の組成を有する混合粉末を得た。
Al : 3.0質量%
: 0.045質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
乾燥後の混合粉末を金型に充填し、タッピングにより均一にしたのち一軸成形圧1000kg/cmで成形して成形体(圧粉体)を得、これを以下の条件で常圧焼結した。
焼結雰囲気 : 大気雰囲気下
焼結温度 : 1500℃
昇温速度 : 100℃/時間
焼結時間 : 2時間
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が3.0質量%、バナジウム含有量が0.045質量%及びテルビウム含有量が0.075質量%であり、かつ、V/Tb比が0.60である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼結体の表面(以下、「焼き肌面」ともいう。)を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
また、当該ジルコニア焼結体の表面を研磨し、試料表面粗さ≦0.02μmとしたところ、焼結体の研磨面が黄色を呈することが目視にて確認された。本実施例の焼結体の三点曲げ強度は1030MPaであり、平均粒子径は0.83μmであった。SEM観察により、焼結体の研磨面及び断面において、ジルコニアの結晶粒子及びアルミナの粒子が確認された。
実施例2
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 10質量%
: 0.035質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が10質量%、バナジウム含有量が0.035質量%及びテルビウム含有量が0.075質量%であり、かつ、V/Tb比が0.47である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例3
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.25質量%
: 0.085質量%
Tb : 0.50質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.25質量%、バナジウム含有量が0.085質量%及びテルビウム含有量が0.50質量%であり、かつ、V/Tb比が0.17である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例4
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.25質量%
: 0.045質量%
Tb : 0.30質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.25質量%、バナジウム含有量が0.045質量%及びテルビウム含有量が0.30質量%であり、かつ、V/Tb比が0.15である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例5
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.25質量%
: 0.10質量%
Tb : 0.30質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.25質量%、バナジウム含有量が0.10質量%及びテルビウム含有量が0.30質量%であり、かつ、V/Tb比が0.33である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例6
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 5.0質量%
: 0.045質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が5.0質量%、バナジウム含有量が0.045質量%及びテルビウム含有量が0.075質量%であり、かつ、V/Tb比が0.60である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例7
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.50質量%
: 0.010質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.50質量%、バナジウム含有量が0.010質量%及びテルビウム含有量が0.075質量%であり、かつ、V/Tb比が0.13である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例8
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.50質量%
: 0.020質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.50質量%、バナジウム含有量が0.020質量%及びテルビウム含有量が0.075質量%であり、かつ、V/Tb比が0.27である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例9
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.50質量%
: 0.030質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.50質量%、バナジウム含有量が0.030質量%及びテルビウム含有量が0.075質量%であり、かつ、V/Tb比が0.40である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例10
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.50質量%
: 0.035質量%
Tb : 0.080質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.50質量%、バナジウム含有量が0.035質量%及びテルビウム含有量が0.080質量%であり、かつ、V/Tb比が0.44である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例11
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.50質量%
: 0.035質量%
Tb : 0.095質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.50質量%、バナジウム含有量が0.035質量%及びテルビウム含有量が0.095質量%であり、かつ、V/Tb比が0.37である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例12
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.50質量%
: 0.035質量%
Tb : 0.10質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.50質量%、バナジウム含有量が0.035質量%及びテルビウム含有量が0.10質量%であり、かつ、V/Tb比が0.35である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例13
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 0.25質量%
: 0.035質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が0.25質量%、バナジウム含有量が0.035質量%及びテルビウム含有量が0.075質量%であり、かつ、V/Tb比が0.47である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例14
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 1.0質量%
: 0.035質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が1.0質量%、バナジウム含有量が0.035質量%及びテルビウム含有量が0.075質量%であり、かつ、V/Tb比が0.47である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
実施例15
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本実施例の焼結体を得た。
Al : 5.0質量%
: 0.035質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
得られた焼結体は、アルミニウム含有量が5.0質量%、バナジウム含有量が0.035質量%及びテルビウム含有量が0.075質量%であり、かつ、V/Tb比が0.47である、残部がイットリウム量3mol%のイットリウムを含むジルコニアからなる焼結体であり、焼き肌面及び研磨面を目視にて観察したところ、緑色及び橙色を帯びない鮮やかな黄色を呈していた。
比較例1
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本比較例の焼結体を得た。
Al : 3.0質量%
: 0.045質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
本比較例の焼結体は着色元素としてテルビウムを含まず、焼き肌面及び研磨面はいずれも、目視にて観察したところ緑色を帯びた黄色を呈していた。
比較例2
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本比較例の焼結体を得た。
Al : 3.0質量%
Tb : 0.075質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
本比較例の焼結体は着色元素としてバナジウムを含まず、焼き肌面及び研磨面はいずれも、目視にて観察したところ橙色を呈していた。
比較例3
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本比較例の焼結体を得た。
: 0.50質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
本比較例の焼結体は着色元素としてテルビウムを含まず、焼き肌面及び研磨面はいずれも、目視にて観察したところ緑色を帯びた黄色を呈していた。
比較例4
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本比較例の焼結体を得た。
: 0.030質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
本比較例の焼結体は着色元素としてテルビウムを含まず、焼き肌面及び研磨面はいずれも、目視にて観察したところ緑色を帯びた黄色を呈していた。
比較例5
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本比較例の焼結体を得た。
Al : 0.25質量%
: 0.045質量%
Tb : 0.50質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
本比較例の焼結体はV/Tb比が0.09であり、焼き肌面及び研磨面はいずれも、目視にて観察したところ橙色を呈していた。
比較例6
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本比較例の焼結体を得た。
Al : 0.25質量%
: 0.055質量%
Tb : 0.50質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
本比較例の焼結体はV/Tb比が0.11であり、焼き肌面及び研磨面はいずれも、目視にて観察したところ橙色を帯びた黄色を呈していた。
比較例7
以下の組成となるように混合したこと以外は実施例1と同様な方法で、本比較例の焼結体を得た。
Al : 0.50質量%
: 0.055質量%
Tb : 0.50質量%
3mol%イットリウム含有ジルコニア: 残部
本比較例の焼結体はV/Tb比が0.11であり、焼き肌面及び研磨面はいずれも、目視にて観察したところ橙色を帯びた黄色を呈していた。
実施例及び比較例の焼結体の評価結果を表1に示す。
実施例はLが80以上100以下、aが-3以上4以下、及び、bが30を超え50以下を示す焼結体が得られることを確認できる。一方、比較例はいずれも黄色系等の色調を呈するが、比較例1、3及び4より、着色元素としてバナジウムのみを用いた場合、aが-3以下となり、また、比較例2より、着色元素としてテルビウムのみを用いた場合、aが4を超えることが確認できる。また、比較例5乃至7より、V/Tb比が本実施形態の範囲外である場合、aが4を超えるため、Lが80以上100以下、aが-3以上4以下、及び、bが30を超え50以下を示す焼結体が得られないことが確認できる。
実施例7乃至9より、バナジウムの含有量が多くなるほどaが小さくなることが確認できる。また、実施例10乃至12より、テルビウムの含有量が多くなるほどaが大きくなることが確認できる。バナジウムの含有量が多いと焼結体の色調は緑色を帯び、テルビウムの含有量が多いと焼結体の色調は赤色を帯びることが確認できた。これらのことから、着色元素としてバナジウム及びテルビウムを含む場合、バナジウム及びテルビウムの吸収帯が相互作用し、焼結体における緑色及び橙色の呈色を弱くすることが推測される。
また、実施例13乃至15より、アルミニウムの含有量が多くなるほどLが大きくなることが確認できる。
実施例1及び2の三点曲げ強度はそれぞれ、1030MPa及び1058MPaであった。
さらに、実施例及び比較例について、彩度(C)及び色相角(h)を算出した。結果を表2に示す。
表2より、実施例はいずれも、彩度が30以上、かつ、色相角が83°を超え96°以下であることが確認できる。一方で、比較例2より、着色元素としてテルビウムのみを添加した焼結体は、色相角が72.6°と低いことが確認できる。また、比較例1、3及び4より、着色元素としてバナジウムのみを添加した焼結体は、色相角がいずれも96°を超えることが確認できる。
実施例1乃至15、比較例1、比較例2,比較例4乃至7は、彩度が30以上であり、鮮やかな色調を示すことが確認できた。しかしながら、比較例1、比較例2,比較例4乃至7は色相角が83°以下又は96°を超えるため、緑色及び橙色を帯びない黄色と視認される色調を呈さないことが確認できる。
更に、比較例5乃至7より、着色元素としてバナジウム及びテルビウムを含むとしても、V/Tb比が本実施形態の範囲外である場合は、色相角が83°未満となることが確認できる。

Claims (17)

  1. バナジウム及びテルビウムを含み、ジルコニアをマトリックスとする焼結体であって、テルビウムに対するバナジウムの質量割合が酸化物換算で0.12以上0.80以下であることを特徴とする焼結体。
  2. 前記バナジウムの含有量が酸化物換算で0.010質量%以上0.20質量%以下である、請求項1に記載の焼結体。
  3. 前記テルビウムの含有量が酸化物換算で0.050質量%以上0.60質量%以下である、請求項1又は2に記載の焼結体。
  4. アルミニウムを含む、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の焼結体。
  5. 前記アルミニウムの含有量が焼結体の質量に対して酸化物換算で0.10質量%以上15質量%以下である、請求項4に記載の焼結体。
  6. 前記ジルコニアが安定化元素を含むジルコニアである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の焼結体。
  7. 前記安定化元素がイットリウム、マグネシウム、及びカルシウムの群から選ばれる1以上である、請求項6に記載の焼結体。
  8. 前記ジルコニアの安定化元素の含有量が酸化物換算で1.0mol%以上6.0mol%以下である、請求項6又は7に記載の焼結体。
  9. 表色系における明度L、色度a及び色度bが、以下を満たす、請求
    項1乃至8のいずれか一項に記載の焼結体。
    明度L: 80≦L≦100
    色度a: -3≦a≦4、及び、
    色度b: 30<b≦50
  10. 表色系における彩度C及び色相角hが以下を満たす、請求項1乃至9の
    いずれか一項に記載の焼結体。
    彩度C : 28≦C*≦44、及び色相角h: 83°<h≦96°
  11. 平均結晶粒径が0.2μm以上2μm以下である、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の焼結体。
  12. 三点曲げ強度が900MPa以上である、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の焼結体。
  13. バナジウムを酸化物換算で0.010質量%以上0.20質量%以下、テルビウムを酸化物換算で0.050質量%以上0.60質量%以下含有し、なおかつ、テルビウムに対するバナジウムの質量割合が酸化物換算で0.12以上0.80以下である、ジルコニアをマトリックスとする組成物を使用することを特徴とする、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のジルコニア焼結体の製造方法。
  14. 前記組成物がアルミニウムを酸化物換算で0.10質量%以上15質量%以下含有する、請求項13に記載の焼結体の製造方法。
  15. バナジウムを酸化物換算で0.010質量%以上0.20質量%以下、テルビウムを酸化物換算で0.050質量%以上0.60質量%以下含有し、なおかつ、テルビウムに対するバナジウムの質量割合が酸化物換算で0.12以上0.80以下である、ジルコニアをマトリックスとする組成物。
  16. アルミニウムを酸化物換算で0.10質量%以上15質量%以下含有する、請求項15に記載の組成物。
  17. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の焼結体を含む部材。
JP2021160235A 2021-09-30 2021-09-30 焼結体及びその製造方法 Active JP7690836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021160235A JP7690836B2 (ja) 2021-09-30 2021-09-30 焼結体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021160235A JP7690836B2 (ja) 2021-09-30 2021-09-30 焼結体及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023050225A JP2023050225A (ja) 2023-04-11
JP7690836B2 true JP7690836B2 (ja) 2025-06-11

Family

ID=85805948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021160235A Active JP7690836B2 (ja) 2021-09-30 2021-09-30 焼結体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7690836B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101948307A (zh) 2010-09-10 2011-01-19 赣州虔东稀土集团股份有限公司 一种金黄色钇锆结构陶瓷及其制备方法
JP2011020872A (ja) 2009-07-14 2011-02-03 Tosoh Corp オレンジ色ジルコニア焼結体
JP2011020873A (ja) 2009-07-14 2011-02-03 Tosoh Corp 黄色ジルコニア焼結体
US20120139141A1 (en) 2006-04-06 2012-06-07 Ajmal Khan Shaded zirconium oxide articles and methods
JP2013049616A (ja) 2011-07-29 2013-03-14 Tosoh Corp 着色透光性ジルコニア焼結体及びその用途
WO2020196650A1 (ja) 2019-03-25 2020-10-01 第一稀元素化学工業株式会社 ジルコニア粉末、ジルコニア粉末の製造方法、ジルコニア焼結体の製造方法、及び、ジルコニア焼結体
WO2021048674A1 (en) 2019-09-11 2021-03-18 3M Innovative Properties Company Dental mill blank of a porous zirconia material containing oxides of tb, er and cr, process of producing and use thereof

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2618621B2 (ja) * 1985-11-29 1997-06-11 京セラ株式会社 装飾用着色ジルコニアセラミックス
KR101071311B1 (ko) * 2009-02-25 2011-10-07 이광호 노란색 지르코니아 세라믹스의 제조방법 및 이에 의해 제조되는 노란색 지르코니아 세라믹스

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120139141A1 (en) 2006-04-06 2012-06-07 Ajmal Khan Shaded zirconium oxide articles and methods
JP2011020872A (ja) 2009-07-14 2011-02-03 Tosoh Corp オレンジ色ジルコニア焼結体
JP2011020873A (ja) 2009-07-14 2011-02-03 Tosoh Corp 黄色ジルコニア焼結体
CN101948307A (zh) 2010-09-10 2011-01-19 赣州虔东稀土集团股份有限公司 一种金黄色钇锆结构陶瓷及其制备方法
JP2013049616A (ja) 2011-07-29 2013-03-14 Tosoh Corp 着色透光性ジルコニア焼結体及びその用途
WO2020196650A1 (ja) 2019-03-25 2020-10-01 第一稀元素化学工業株式会社 ジルコニア粉末、ジルコニア粉末の製造方法、ジルコニア焼結体の製造方法、及び、ジルコニア焼結体
WO2021048674A1 (en) 2019-09-11 2021-03-18 3M Innovative Properties Company Dental mill blank of a porous zirconia material containing oxides of tb, er and cr, process of producing and use thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023050225A (ja) 2023-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107922272B (zh) 红色氧化锆烧结体及其制造方法
JP5874377B2 (ja) ジルコニア混合粉末及び灰色ジルコニア焼結体
US12577170B2 (en) Zirconia sintered body and method for producing the same
US20250059097A1 (en) Sintered body, method for producing sintered body, raw material powder for sintered body, and calcined body
JP2017145158A (ja) 着色ジルコニア焼結体
WO2023145766A1 (ja) 粉末及びその製造方法
JP6885021B2 (ja) オレンジ色ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP7434993B2 (ja) ピンク系ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP7342395B2 (ja) ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP6672833B2 (ja) 着色ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP2017160109A (ja) 灰色ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP7690836B2 (ja) 焼結体及びその製造方法
JP7593389B2 (ja) 紫色ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP6878950B2 (ja) 青色ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP7432816B2 (ja) ピンク系ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP7168026B2 (ja) オレンジ色ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP7279545B2 (ja) 濃灰色焼結体
JP7432817B2 (ja) ピンク系ジルコニア焼結体及びその製造方法
JP7662099B2 (ja) 赤色焼結体及びその製造方法
JP2023178091A (ja) 着色焼結体及びその製造方法
WO2025070483A1 (ja) ジルコニアの焼結体、及び、粉末
KR20260056271A (ko) 적색 소결체 및 그의 제조 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240814

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20250313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250401

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250513

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7690836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150