JP7720140B2 - 合成皮革 - Google Patents
合成皮革Info
- Publication number
- JP7720140B2 JP7720140B2 JP2020182261A JP2020182261A JP7720140B2 JP 7720140 B2 JP7720140 B2 JP 7720140B2 JP 2020182261 A JP2020182261 A JP 2020182261A JP 2020182261 A JP2020182261 A JP 2020182261A JP 7720140 B2 JP7720140 B2 JP 7720140B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- solid
- room temperature
- synthetic leather
- additive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
合成皮革や人工皮革は天然皮革に似せたものであるが、天然皮革と比べて軽量で取り扱いやすいため、座席シート等の車輌用内装材、ソファーや椅子の座面などの家具用途、或いはジャケット、コートなどの衣料用途等、多岐にわたって使用されている。
このように合成皮革は多岐にわたって使用されることから、用途によっては様々な機能が求められる。
求められる機能としては、例えば、抗菌性、消臭性、防汚性、耐摩耗性、導電性、帯電防止性、滑性、吸湿性、難燃性などが挙げられる。
(1)少なくとも合成樹脂からなる層と繊維布帛基材とを有してなる合成皮革であって、合成樹脂からなる層は3層以上から構成され、表面側から表皮層、補強層、接着層の順で積層されものであり、表皮層、補強層、接着層はポリウレタン系樹脂またはポリ塩化ビニル系樹脂から構成され、表皮層および接着層は常温で固体の添加剤を含有してなり、表皮層における常温で固体の添加剤は、導電剤、抗菌剤、消臭剤のいずれか1つまたはその組み合わせと、顔料からなり、接着層における常温で固体の添加剤は、難燃剤と顔料であり、表皮層における常温で固体の添加剤の含有割合は15~70質量%であり、接着層における常温で固体の添加剤の含有割合は20~70質量%であり、補強層における常温で固体の添加剤の含有割合が表皮層および接着層における常温で固体の添加剤の含有割合よりも小さいことを特徴とする合成皮革。
(2)補強層における常温で固体の添加剤の含有割合が15質量%以下であることを特徴とする(1)に記載の合成皮革。
(3)合成樹脂からなる層の全体の厚さに対して、補強層の厚さの割合が20%~80%であることを特徴とする(1)または(2)に記載の合成皮革。
そのため、さまざまな機能を備えた合成皮革を提供することが可能となる。
なお、本発明において、「合成樹脂からなる層」とは、「30質量%以上が合成樹脂から構成された層」を意味するものであり、合成樹脂のみからなる層に限定されるものではない。
また、本発明において、「常温で固体の添加剤」とは、有機系、無機系を問わず、「常温20℃±15℃(5~35℃)で固体の添加剤」を意味するものである。固体としては、粉粒物が挙げられ、その粒径としては100μm以下であることが好ましい。なお、本発明において「添加剤」とは、最終製品の機能や用途、成形上の都合などにより添加される物質の総称であり、合成樹脂自体を形成するモノマー、オリゴマー、ポリマー、架橋剤などはこれに該当するものではない。
本発明の合成樹脂からなる層を構成する合成樹脂は、合成皮革に用いられ得る樹脂であればいずれのものでも使用できるが、ポリウレタン系樹脂、またはポリ塩化ビニル系樹脂が好適である。
上記塩化ビニルモノマーと共重合可能な他のモノマーとしては、例えば、エチレン、プロピレン、酢酸ビニル、塩化ビニリデン、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、マレイン酸、フマル酸アクリロニトリル等が挙げられる。
本発明の表皮層10は、常温で固体の添加剤を含んでなる。合成皮革100に機能性を付与しようとした場合、表面側に機能性を有する常温で固体の添加剤を含有していれば、効果的に常温で固体の添加剤の特性が発揮されるためである。
常温で固体の添加剤は、表皮層10中に15~70質量%の割合で含有されることが好ましい。表皮層10における常温で固体の添加剤の含有割合が15質量%未満であると、常温で固体の添加剤の有する機能が十分に発揮されない場合がある。一方で、表皮層10における常温で固体の添加剤の含有割合が70質量%を超えると、表皮層10が硬くなったり脆くなったりするため、後述の補強層50を設けたとしても合成皮革100の機械的強度を担保することができなくなる傾向になる。
抗菌性を有する常温で固体の添加剤としては、銀、銅、亜鉛等の金属を各種担持体に保持させたもの、例えば、銀をガラス担持体に保持させたものや、銀-亜鉛をゼオライト担持体に保持させたものなどが挙げられる。
消臭性を有する常温で固体の添加剤としては、活性炭、活性炭素繊維、ゼオライト、ベントナイト、シリカなどが挙げられる。
そのほか、防汚性、耐摩耗性、滑性、吸湿性、難燃性等を付与できる常温で固体の添加剤であってもよい。
本発明の接着層40は後述の繊維布帛基材20との密着性を向上させるために設けられる層である。接着層40は、繊維布帛基材20に接する層であるため、繊維布帛基材20が有さないあるいは繊維布帛基材20の不足する性能を補うために、各種の常温で固体の添加剤が含有される。
また、本発明においては、上記のように、表面層10に機能性を持たせるために各種の常温で固体の添加剤を含有させるが、表面層10に含有させられる常温で固体の添加剤の量には限度があるため、表皮層10に含有させることができなかった常温で固体の添加剤を接着層40に含有させるケースもある。
これについて、合成皮革100に導電性と難燃性を付与するケースを挙げて具体的に説明する。合成皮革に導電性と難燃性を付与しようとすると、導電性を有する常温で固体の添加剤は合成皮革のより表面に近い層に含有されているほうが効果的であるため、表皮層10に含有される。表皮層10に含有される導電性を有する常温で固体の添加剤の割合が大きくなるにしたがって、表皮層10には他の常温で固体の添加剤の添加が難しくなるため、難燃性を有する常温で固体の添加剤は他の層に添加することが検討される。
ここで、難燃性を有する常温で固体の添加剤について、添加量が大きくなると、導電性を有する常温で固体の添加剤が高充填された表面層10と隣接した場合、合成皮革100としての機械的強度が担保できなくなる。そのため、表面層10と隣接しない接着層40に難燃性を有する常温で固体の添加剤が含有されることで、導電性と難燃性とを備えた合成皮革を得ることができる。
難燃性を有する常温で固体の添加剤としては、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの水和金属系、赤リン、リン酸塩などのリン系、炭酸アンモニウムなどの窒素系、ホウ酸亜鉛、モリブデン化合物などが挙げられる。
本発明の補強層50は、合成皮革の合成樹脂からなる層の強度を担保するために設けられる層であり、補強層50における常温で固体の添加剤の含有割合は、表皮層10および接着層40における常温で固体の添加剤の含有割合よりも小さいものである。
表皮層10と接着層40の間に表皮層10および接着層40よりも常温で固体の添加剤の含有割合が小さい補強層50を介在させることによって、合成皮革として求められる機械的強度を担保することが可能となる。
補強層50は、合成樹脂を主成分とすることが好ましいが、必要に応じて常温で固体の添加剤を含有してもよい。このとき、常温で固体の添加剤の含有量は、補強層50において15質量%以下とすることが好ましい。
補強層50は発泡させた層(発泡層)であっても発泡させていない層(非発泡層)であってもよい。
補強層50を発泡させる手段としては、機械攪拌による物理的発泡、発泡剤の添加による化学的発泡、中空微粒子の添加による擬似発泡などが挙げられる。
繊維布帛基材20は、特に限定されず、編布、織布、不織布など、繊維を利用した布材であればいずれのものであってもよい。繊維布帛基材20を形成する繊維は、特に限定されず、合成繊維、天然繊維などをあげることができる。合成繊維の材質としては、ポリエステル、ポリアミド、アクリル、ナイロンなどを例示することができるがこれに限定されない。天然繊維の材質としては、綿、麻、レーヨンなどを例示することができるがこれに限定されない。
また、繊維布帛基材20を構成する繊維として、難燃化処理された繊維、導電化処理された繊維を用いてもよく、部分的に金属繊維等を用いてもよい。
繊維布帛基材20の厚みは特に限定されないが、合成皮革100の機械的強度や風合い等を考慮すれば、当該厚みは、100μm以上2000μm以下であることが好ましく、300μm以上1000μm以下であることがより好ましい。繊維布帛基材20の目付けについても特に限定されないが、上記厚みと同様に、合成皮革の機械的強度や風合い等を考慮すれば、30g/m2以上800g/m2以下であることが好ましく、50g/m2以上500g/m2以下であることがより好ましい。
本発明の合成皮革100は、表皮層10上に表面処理層30を設けてもよい。
表面処理層30は、合成皮革100の艶出し/艶消し、耐摩耗性の付与、触感の付与、防汚性の付与等の目的で設けられる。表面処理層30は、例えばポリウレタン樹脂、シリコン、各種添加剤を有機溶媒や水に分散させた塗工液を表皮層10の表面にコーティングすることにより設けることができる。
次いで、補強層50上に接着層形成用組成物を塗布する。接着層形成用組成の塗布は表皮層形成用組成物および補強層形成用組成物と同様の方法を採用することができる。塗布された接着層形成用組成物が半ゲル状になるまで乾燥させた後、繊維布帛基材20を積層させる。
しかる後、離型性担体を剥離し、必要に応じて表皮層10の表面に表面処理層30を設けることにより、図1に示す合成皮革100を得ることができる。表面処理層30は、グラビアコーター、リバースロールコーター、スプレーコーター等の方法で形成することができる。
また、上記のようにして得られた合成皮革100にエンボス加工を施し、紋模様を付してもよい。
実施例1~7、比較例1~2で用いた合成皮革の構成成分については以下のとおりである。
・主剤:ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液(DIC(株)製「クリスボンNY335FT」)
・溶剤1:DMF
・溶剤2:酢酸エチル
・導電剤:酸化亜鉛 株式会社アムテック製 パナテトラ
・抗菌剤:ガラス-銀抗菌剤(石塚硝子株式会社製 イオンピュアNDC-K)
・消臭剤:リン酸ジルコニウム(東亜合成社製 ケスモン NS-10 )
・顔料:黒顔料(DIC株式会社製 ダイラックL-1770)
・主剤:ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液(DIC株式会社製「クリスボンTA205FT 」)
・架橋剤:イソシアネート系化合物(DIC株式会社製「バーノックDN950」)
・溶剤1:DMF
・溶剤2:MEK
・触媒:DIC株式会社製「クリスボン アクセルT81-E」
・顔料:黒顔料(DIC株式会社製 ダイラックL-1770)
・難燃剤:リン系難燃剤(クラリアントジャパン社製 ペコフレームHFC)
・主剤:ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂(DIC株式会社製 TA215FT)
・架橋剤:イソシアネート系化合物(DIC株式会社製「バーノックDN950」)
・溶剤1:DMF
・溶剤2:MEK
・触媒:DIC株式会社製「クリスボン アクセルT81-E」
・導電剤:酸化亜鉛 株式会社アムテック製 パナテトラ
・顔料:黒顔料(DIC株式会社製 ダイラックL-1770)
丸編機にて150デニールのポリエステル糸から編み立てたポリエステル製生地
主剤:ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液100質量部(樹脂固形分20質量%)、溶剤1:30質量部、溶剤2:30質量部、導電剤:13質量部、顔料:20質量部(樹脂固形分10質量%、顔料相当分(常温で固体の添加剤に相当)8質量%)とからなる表皮層用樹脂組成物を、離型紙上にコンマコータにて塗布し、80℃から120℃まで徐々に温度を上げ、120℃到達後、5分間乾燥し、厚さ30μmの表皮層を得た。
続いて、主剤:ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液100質量部(樹脂固形分50質量%)、架橋剤:10質量部(樹脂固形分75質量%)、溶剤1:30質量部、溶剤2:20質量部、触媒:2質量部(樹脂固形分15質量%)、導電剤:3質量部、顔料:20質量部(樹脂固形分10質量%、顔料相当分(常温で固体の添加剤に相当)8質量%)とからなる補強層用樹脂組成物を、表皮層の上にコンマコータにて塗布し、120℃で乾燥し、厚さ50μmの補強層を得た。
続いて、主剤:ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂溶液100質量部(樹脂固形分70質量%)、架橋剤:12質量部(樹脂固形分75質量%)、溶剤1:30質量部、溶剤2:30質量部、触媒:2質量部(樹脂固形分15質量%)、顔料:20質量部(樹脂固形分10質量%、顔料相当分(常温で固体の添加剤に相当)8質量%)、難燃剤:52質量部とからなる接着層用樹脂組成物を、補強層の上にコンマコータにて塗布し、70℃で乾燥し、厚さ約50μmの接着層を得た。
続いて、接着層に接着性が発現しているタイミングで、基材1の貼り合わせを行った。
続いて、ロール状に巻き取りを行い、これを50℃、48時間かけて熟成させた後、離型紙を剥離して、表皮層、接着層、繊維布帛基材の順で積層された合成皮革を得た。
なお、上記配合処方によると、表皮層における常温で固体の添加剤である導電剤と顔料の合計量の含有割合は40質量%、補強層における常温で固体の添加剤である導電剤と顔料の含有割合は7.1質量%、接着層における常温で固体の添加剤である難燃剤と顔料の合計量の含有割合は40質量%である。
表皮層における常温で固体の添加剤の含有割合が20質量%になるように、表皮層の導電剤の添加量を変更した以外は、実施例1と同様にして合成皮革を得た。
表皮層における常温で固体の添加剤の含有割合が70質量%になるように、表皮層の導電剤の添加量を変更した以外は、実施例1と同様にして合成皮革を得た。
補強層における常温で固体の添加剤の含有割合が15質量%になるように、補強層の導電剤の添加量を変更した以外は、実施例1と同様にして合成皮革を得た。
補強層における常温で固体の添加剤の含有割合が20質量%になるように、補強層の導電剤の添加量を変更した以外は、実施例1と同様にして合成皮革を得た。
表皮層の導電剤12質量部を抗菌剤12質量部に変更し、表皮層における常温で固体の添加剤(抗菌剤と顔料の合計)の含有割合を40質量%とした以外は、実施例1と同様にして合成皮革を得た。
表皮層の導電剤12質量部を消臭剤12質量部に変更し、表皮層における常温で固体の添加剤(消臭剤と顔料の合計)含有割合を40質量%とした以外は、実施例1と同様にして合成皮革を得た。
補強層を設けなかった以外は、実施例1と同様に合成皮革を得た。
補強層における常温で固体の添加剤の含有割合が50質量%になるように導電剤を増量した以外は、実施例1と同様にして合成皮革を得た。
実施例1~7、比較例1~2で得られた合成皮革について、革の耐寒性試験方法JISK 6542に準拠して耐屈曲性の評価を行った。長さ70mm、幅45mmに裁断した試験片を、-20℃に調整した低温槽付フレキシオメーターに配し、5000回毎に割れの有無をチェックし、割れるまでに要した回数を記録した。
その結果を表1に示す。
ここで、耐屈曲性が5,000回以上であれば、合成皮革としての機械的強度が担保できているものであり、10,000回以上あれば、耐屈曲性において優れる合成皮革であるといえる。一方で、耐屈曲性が5000回未満の場合は、合成皮革としての機械的強度が担保できていないものである。
なお、表中、「2.0~2.5」と表記されたものは、20,000回の観察時における割れはなく、25,000回の観察時に割れが確認されたことを示すものであり、他の表記も同様である。また、「<0.5」と表記されたものは、5,000回の観察時において割れが確認されたことを示すものである。
実施例1~7、比較例1~2で得られた合成皮革について、難燃性の評価を行った。
各合成皮革を幅10cm×長さ30cmサイズの試験片にカットした。各試験片を、垂直方向に上から吊下げ、試験片の下端の中心部にバーナーの火炎を60秒間当て、バーナーを移動することにより火炎を試験片から離した。離した後に試験片が炎を上げて燃焼し続ける時間(以下、「火炎時間」とする)と、下端から燃焼した長さ(以下、「燃焼長さ」とする)とを測定した。
火炎時間が15秒以下かつ燃焼長さが15.2cm(6inch)未満のものを「○」、火炎時間が15秒を超えるあるいは燃焼長さが15.2cm(6inch)以上のものを「×」と評価するが、各試験片はいずれも「○」であった。
実施例1~5、比較例1~2で得られた合成皮革について、導電性の評価を行った。
表皮層側の表面抵抗値をIEC規格61340-2-3(2000年)に記載の方法に準拠し、温度23±2℃、湿度60±5%RHの条件下で測定した。
測定装置は、プロスタット株式会社製、商品名「PRS-801」を用い、測定プローブは5ポンド電極(PRS-801-W)を用いて、電極間距離は60mm、印加電圧は100Vとした。
なお、表面抵抗値は1.0×1011Ω未満であれば、導電性を有するとみなす。
実施例6で得られた合成皮革について、抗菌性の評価を行った。
JIS Z2801に準拠し、耐水区分1、耐光区分1の条件で抗菌性試験を行った結果、黄色ぶどう球菌の抗菌活性値は3.2であった。
なお、抗菌活性値が2.0以上であれば、抗菌性を有するとみなす。
実施例7で得られた合成皮革について、消臭性の評価を行った。試験方法は以下のとおりである。
・ 試験容器:5LスマートバッグPA
・ 使用ガス:アンモニア
・ 容器内のガス量:3L
・ アンモニア初期濃度:100ppm
・ ガス測定方法:ガス検知管
・ サンプルサイズ:100cm2
・ サンプリング:120分後のアンモニア濃度を測定
・ 空試験:サンプルを入れずに120分後のアンモニア濃度を測定
上記試験で、アンモニアの減少率(%)を以下の基準で評価した。なお、減少率については、下式で求めた値である。
減少率(%)=(空試験の残存ガス濃度-各試験のサンプルのガス濃度)/空試験×100
減少率は85%であった。
なお、減少率が70%以上であれば、消臭性を有するとみなす。
また、実施例1~5においては導電性、実施例6においては抗菌性、実施例7においては消臭性がそれぞれ発現していることがわかる。
一方で、補強層を有さない比較例1や、補強層における常温で固体の添加剤の含有割合が表皮層および接着層よりも大きい比較例2については、合成皮革として機械的強度が担保できているとはいえないことがわかる。
20・・・繊維質基材層
30・・・表面処理層
40・・・接着層
50・・・補強層
100・・・合成皮革
Claims (3)
- 少なくとも合成樹脂からなる層と繊維布帛基材とを有してなる合成皮革であって、合成樹脂からなる層は3層以上から構成され、表面側から表皮層、補強層、接着層の順で積層されるものであり、
表皮層、補強層、接着層はポリウレタン系樹脂またはポリ塩化ビニル系樹脂から構成され、
表皮層および接着層は常温で固体の添加剤を含有してなり、
表皮層における常温で固体の添加剤は、導電剤、抗菌剤、消臭剤のいずれか1つまたはその組み合わせと、顔料からなり、
接着層における常温で固体の添加剤は、難燃剤と顔料であり、
表皮層における常温で固体の添加剤の含有割合は15~70質量%であり、
接着層における常温で固体の添加剤の含有割合は20~70質量%であり、
補強層における常温で固体の添加剤の含有割合が表皮層および接着層における常温で固体の添加剤の含有割合よりも小さいことを特徴とする合成皮革。 - 補強層における常温で固体の添加剤の含有割合が15質量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の合成皮革。
- 合成樹脂からなる層の全体の厚さに対して、補強層の厚さの割合が20%~80%であることを特徴とする請求項1または2に記載の合成皮革。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020182261A JP7720140B2 (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 合成皮革 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020182261A JP7720140B2 (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 合成皮革 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022072684A JP2022072684A (ja) | 2022-05-17 |
| JP7720140B2 true JP7720140B2 (ja) | 2025-08-07 |
Family
ID=81604044
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020182261A Active JP7720140B2 (ja) | 2020-10-30 | 2020-10-30 | 合成皮革 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7720140B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP4397638A4 (en) | 2021-08-30 | 2025-08-27 | Agc Inc | GLASS ARTICLE AND ON-BOARD DISPLAY DEVICE |
| DE112022004271T5 (de) | 2021-08-30 | 2024-08-14 | AGC Inc. | Anzeigevorrichtung |
| CN116988313B (zh) * | 2023-07-21 | 2025-11-28 | 福建中裕水性超纤科技有限公司 | 一种特黑超细纤维聚氨酯车用革 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013072141A (ja) | 2011-09-26 | 2013-04-22 | Kyowa Leather Cloth Co Ltd | 合成皮革用基布及び合成皮革 |
| JP2013518191A (ja) | 2010-02-01 | 2013-05-20 | ベネッケ・カリコ・アクチェンゲゼルシャフト | 多層シート材料およびその製造方法 |
| WO2014208685A1 (ja) | 2013-06-27 | 2014-12-31 | 東洋紡株式会社 | 合成皮革 |
| WO2018123290A1 (ja) | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 共和レザー株式会社 | 合成皮革 |
| JP2019042992A (ja) | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 小松マテーレ株式会社 | ウレタン樹脂積層体、及びその製造方法 |
| WO2019083046A1 (ja) | 2017-10-27 | 2019-05-02 | 共和レザー株式会社 | 合成皮革 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0248673B2 (ja) * | 1982-02-17 | 1990-10-25 | Kyowa Rezaa Kk | Nannenseisharyoyogoseihikaku |
-
2020
- 2020-10-30 JP JP2020182261A patent/JP7720140B2/ja active Active
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013518191A (ja) | 2010-02-01 | 2013-05-20 | ベネッケ・カリコ・アクチェンゲゼルシャフト | 多層シート材料およびその製造方法 |
| JP2013072141A (ja) | 2011-09-26 | 2013-04-22 | Kyowa Leather Cloth Co Ltd | 合成皮革用基布及び合成皮革 |
| WO2014208685A1 (ja) | 2013-06-27 | 2014-12-31 | 東洋紡株式会社 | 合成皮革 |
| WO2018123290A1 (ja) | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 共和レザー株式会社 | 合成皮革 |
| JP2019042992A (ja) | 2017-08-31 | 2019-03-22 | 小松マテーレ株式会社 | ウレタン樹脂積層体、及びその製造方法 |
| WO2019083046A1 (ja) | 2017-10-27 | 2019-05-02 | 共和レザー株式会社 | 合成皮革 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022072684A (ja) | 2022-05-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP7720140B2 (ja) | 合成皮革 | |
| JP5769382B2 (ja) | 合成樹脂レザー及びその製造方法 | |
| JP4570229B2 (ja) | 合成樹脂レザー | |
| JP7740900B2 (ja) | 合成皮革 | |
| JP6895458B2 (ja) | 合成皮革 | |
| JP7668310B2 (ja) | 導電性合成皮革 | |
| JPWO2005111300A1 (ja) | 難燃性人工皮革 | |
| EP3034687B1 (en) | Layered flexible material for breathability increase and moisture control | |
| CN1463312A (zh) | 阻燃性皮革类片状基体及其制造方法 | |
| WO2023127223A1 (ja) | 合成皮革 | |
| JP7242388B2 (ja) | 防汚性能を有する合成皮革 | |
| JPH05163684A (ja) | 皮革様シート状物の製造方法 | |
| JP2024125032A (ja) | 合成皮革 | |
| JP7029736B1 (ja) | 積層シート | |
| JP2024127287A (ja) | 合成皮革 | |
| KR102635539B1 (ko) | 자동차 내장재용 인조 가죽 및 이의 제조 방법 | |
| JPH02264081A (ja) | 難燃性合成皮革 | |
| JPH06146174A (ja) | 難燃性合成皮革 | |
| JP3141566B2 (ja) | 制電性立毛シート状物 | |
| JP7772636B2 (ja) | 防汚性能を有する合成皮革 | |
| JP2022056511A (ja) | 合成皮革 | |
| JPH06198820A (ja) | 導電性塩化ビニル系樹脂積層シート | |
| JP2004196934A (ja) | ウレタン系樹脂発泡シート | |
| JPH04108182A (ja) | 防炎性遮光カーテンおよびその製造方法 | |
| CN115595804B (zh) | 表面处理膜和人造皮革、汽车座椅 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20231020 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240821 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240829 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20241025 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20250130 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20250327 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20250526 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20250710 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20250728 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7720140 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |