JP7724704B2 - 安全装置、及び安全装置の作動方法 - Google Patents

安全装置、及び安全装置の作動方法

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Description

本発明は、安全装置、及び安全装置の作動方法に関する。
エアバッグを膨張展開させることで人の身体を拘束し、人を衝撃から保護する安全装置が知られている。安全装置は、例えば、車両の乗員を保護するために用いられる。そのような安全装置は、車両に対する衝撃が検知されたときにエアバッグにガスを供給することで乗員と車両の構造体との間にエアバッグを膨張展開させ、乗員を衝撃から保護するように構成されている。
これに関連して、特許文献1には、水素と酸素との混合気体を着火することで水蒸気を発生させ、水蒸気をエアバッグに供給することで当該エアバッグを膨張させるエアバッグシステムが開示されている。特許文献1のエアバッグシステムでは、水素が充填された容器と酸素が充填された容器とが共通の燃焼室に接続されている。各容器の出口を閉塞するディスクを開放装置によって破ることで各容器のガスが燃焼室に排出され、燃焼室の内部に配置された発火手段によって着火される。
特許3607215号明細書 米国特許第5582806号明細書
上述の安全装置では、エアバッグを膨張展開させるために必要な量の水素を容器に充填し、安全装置の作動時には容器内の水素を全て使い切る構成としている。しかしながら、エアバッグの膨張展開に対して適切な量を超える量の水素が容器に充填されている場合、容器内の水素を全て使って水蒸気を生成すると、過剰な量の水蒸気がエアバッグに供給されてる虞がある。その場合、エアバッグが破裂することやエアバッグに十分なクッション性が付与されないことが起こり得る。つまり、エアバッグが適切に膨張展開されないことが懸念される。
本開示の技術は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水素を用いてエアバッグを膨張展開させる安全装置において、エアバッグを適切に膨張展開させることができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本開示の技術は以下の構成を採用した。すなわち、本開示の技術は、水蒸気が供給されることで膨張展開するエアバッグと、水素と酸素との混合流体を着火することで前記エアバッグに供給するための水蒸気を生成する点火部と、前記エアバッグの膨張展開に対して適切な量を超える量の水素が加圧された状態で充填された第1容器から前記点火部へ水素を導く第1流路と、前記第1流路に設けられる第1開閉部であって、前記第1容器からの水素の流れを遮断する閉状態と前記第1容器からの水素の流れを開通させる開状態とを切替可能な第1開閉部と、前記第1流路における前記第1開閉部よりも下流側の位置に設けられ、酸素供給源から供給される酸素を前記第1流路に導入することで前記第1流路を流れる水素に酸素を混合させる導入部と、前記点火部により生成された水蒸気を前記点火部から前記エアバッグに導く水蒸気流路と、を備え、前記エア
バッグを膨張展開させる前は、前記第1開閉部が前記閉状態であり、前記エアバッグを膨張展開させるときは、前記適切な量の水素が前記点火部に供給されるように、前記第1開閉部が一時的に前記閉状態から前記開状態に切り替わる、安全装置である。
本開示に係る安全装置によると、エアバッグの膨張展開に対して適切な量を超える量の水素が充填された第1容器から適切な量だけ水素を取り出し、エアバッグの膨張展開に使用することができる。その結果、本開示に係る安全装置によると、エアバッグを適切に膨張展開させることができる。
また、本開示に係る安全装置において、前記エアバッグを膨張展開させるときは、前記第1開閉部は、前記開状態になってから所定時間の経過後に前記閉状態に切り替わってもよい。
また、本開示に係る安全装置において、前記エアバッグを膨張展開させるときは、前記第1流路に前記混合流体が流れているタイミングで前記点火部が作動してもよい。
また、本開示に係る安全装置において、前記酸素供給源は、前記第1流路の外部の、大気中の空気であり、前記導入部は、前記第1流路の外部から前記第1流路の内部への空気の流入を許容すると共に前記第1流路の内部から前記第1流路の外部への流体の流出を阻止するように構成されてもよい。
また、本開示に係る安全装置において、前記導入部は、前記第1流路を画定する管壁に形成され前記第1流路の内部と外部とを連通する連通口と、前記連通口を開閉可能に設けられた逆止弁と、前記第1流路において一部の断面積が前記一部の前後部分の断面積よりも小さくなるように前記管壁に設けられた絞り部と、を含み、前記第1流路の前記一部を水素が通過するときに生じる圧力低下によって、前記逆止弁が開いて前記第1流路の内部へ空気が流入してもよい。
また、本開示に係る安全装置は、酸素が充填された前記酸素供給源としての第2容器と、
前記第2容器から前記導入部へ酸素を導く第2流路と、前記第2流路に設けられる第2開閉部と、を更に備え、前記エアバッグを膨張展開させる前は、前記第2開閉部が前記第2流路を遮断し、前記エアバッグを膨張展開させるときは、前記第2開閉部が前記第2流路を開通させてもよい。
また、本開示に係る安全装置において、前記導入部は、前記第1流路における前記第1開閉部よりも下流側の位置であって、前記第1開閉部から前記導入部までの流路長よりも前記導入部から前記点火部までの流路長の方が短くなるような位置に設けられてもよい。
また、本開示に係る安全装置において、前記第1開閉部は、前記第1流路における水素の流入口に設けられてもよい。
また、本開示に係る安全装置において、前記第1開閉部は、前記閉状態において、前記第1流路の内部と前記第1流路の外部の大気とを連通することで、前記第1流路の外部から前記第1流路の内部への空気の流入を許容してもよい。
また、本開示に係る安全装置において、前記第1流路は、上流から下流に向かうに従って位置が高くなるように設けられてもよい。
また、本開示に係る安全装置において、前記第1流路における水素の流入口は、前記第
1容器の収容空間の上端部と同等又は同等以上の高さ位置に設けられてもよい。
また、本開示に係る安全装置は、車両に設置され、前記車両は、前記第1容器に充填された水素を駆動源として用いてもよい。
また、本開示に係る技術は、上述の安全装置の作動方法としても特定することができる。つまり、本開示に係る技術は、水蒸気が供給されることで膨張展開するエアバッグと、水素と酸素との混合流体を着火することで前記エアバッグに供給するための水蒸気を生成する点火部と、前記エアバッグの膨張展開に適切な量を超える量の水素が加圧された状態で充填された第1容器から前記点火部へ水素を導く第1流路と、前記第1流路に設けられた第1開閉部と、前記第1流路における前記第1開閉部よりも下流側の位置に設けられた導入部と、前記点火部により生成された水蒸気を前記点火部から前記エアバッグに導く水蒸気流路と、を備える安全装置を用意することと、前記適切な量の水素が前記点火部に供給されるように、前記第1容器からの水素の流れを遮断する閉状態から前記第1容器からの水素の流れを開通させる開状態へと前記第1開閉部を一時的に切り替えることと、酸素供給源から供給される酸素を前記導入部によって前記第1流路に導入することで前記第1流路を流れる水素に酸素を混合させることと、水素と酸素との混合流体を前記点火部によって着火することで水蒸気を生成することと、を含む、安全装置の作動方法であってもよい。
本開示に係る技術によれば、水素を用いてエアバッグを膨張展開させる安全装置において、エアバッグを適切に膨張展開させることができる。
実施形態1に係る安全装置を備える車両を模式的に示す概略構成図である。 実施形態1に係るイニシエータを説明するための図である。 実施形態1に係る導入部を説明するための図であって、第1流路に水素ガスが流れていないときの状態を示す図である。 実施形態1に係る導入部を説明するための図であって、第1流路に水素ガスが流れているときの状態を示す図である。 実施形態1に係る制御装置の構成を示す図である。 実施形態1に係る安全装置の作動方法を説明するための図である。 実施形態1の変形例1に係る第1バルブの閉状態を説明するための図である。 実施形態1の変形例1に係る第1バルブの開状態を説明するための図である。 実施形態1の変形例2に係る安全装置を説明するための図である。 水素タンクの排出口と収容空間との位置関係の例を説明するための図である。 実施形態2に係る安全装置を備える車両を模式的に示す概略構成図である。 実施形態2に係る第2バルブを説明するための図である。
以下に、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は、一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲内で、適宜、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本開示は、実施形態によって限定されることはなく、特許請求の範囲によってのみ限定される。
以下に説明する実施形態は、水素を駆動源とする車両に本開示に係る技術を適用した態様であるが、本開示に係る技術の適用対象は車両に限定されない。本開示の技術は車両以外の乗物に適用してもよいし、乗物以外の装置にも適用することができる。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係る安全装置50を備える車両100を模式的に示す概略構成図である。図1において、車両の前後方向(奥行方向)及び左右方向(幅方向)を矢印で示している。図1に示すように、車両100は、水素燃料エンジン10と、水素タンク20と、供給管30と、センサ部40と、安全装置50と、制御装置60と、を備える。
[車両]
本実施形態に係る車両100は、水素を駆動源として走行する自動車である。より具体的には、車両100は、水素を燃料とする水素燃料エンジン10を備えた、いわゆる水素燃料自動車である。
なお、本開示に係る技術を車両に適用する場合、車両は、水素燃料エンジンを備えた水素燃料自動車に限定されない。水素を駆動源として用いる車両としては、水素燃料自動車以外では、例えば、水素と酸素との化学反応により発電する燃料電池が搭載されモーターにより走行する、いわゆる水素燃料電池車であってもよい。また、車両は、水素を駆動源として用いるものでなくともよく、既存のガソリンエンジンやディーゼルエンジンにより走行する自動車であってもよい。
[水素燃料エンジン]
水素燃料エンジン10は、水素を燃焼させることで車両100の走行エネルギーを得る。水素燃料エンジン10の構成は公知の水素燃料自動車に用いられるエンジンと同様であるため、詳細な説明は省略する。
[水素タンク]
水素タンク20は、加圧された状態の水素ガスが充填された容器である。水素タンク20は、水素燃料エンジン10の水素供給源として機能する。また、後述するように、水素タンク20は、安全装置50の水素供給源としての機能も兼ねている。そのため、水素タンク20には、安全装置50の作動に対して適切な量(後述)を超える水素ガスが充填されている。水素タンク20は、本開示に係る「第1容器」の一例に相当する。なお、本開示に係る技術において、第1容器に収容される水素の状態は気体に限定されない。本開示に係る技術では、液体の状態の水素が第1容器に充填されてもよい。
[供給管]
供給管30は、ガスが流通可能な導管であり、水素タンク20と水素燃料エンジン10とを接続している。水素タンク20に充填された水素ガスは、供給管30を介して水素燃料エンジン10に供給される。
[センサ部]
センサ部40は、車両100に関する情報を検出する手段である。一例として、センサ40部は、複数のセンサを含んで構成されている。センサ部40は、例えば、車速、走行距離、ブレーキの動作状態、方向指示器の動作状態、及び操舵状態、ヨーレート、重力(G)など、自車両の状態を検出するセンサを含んでもよい。また、センサ部40は、例えば、カメラで車両100の周囲を撮影し、撮影画像を画像処理して障害物を検出する装置、レーザレーダ、及びミリ波レーダ等、障害物を検出するレーダ装置など、自車両(車両100)の周囲に存在する他車両や障害物の状態を検出するセンサを含んでもよい。
[安全装置]
安全装置50は、車両100が衝突するときや車両の衝突が予測されるときに符号1で示すエアバッグを膨張させ、車外の障害物(衝突物)と車両100の構造体との間にエアバッグ1を展開させることで衝撃から乗員を保護する。図1に示すように、安全装置50は、エアバッグ1と、第1導管2と、イニシエータ3と、第1流路4と、水蒸気流路5と、導入部6と、第1バルブB1と、を備える。
[エアバッグ]
エアバッグ1は、水蒸気が供給されることで膨張展開する袋体である。エアバッグ1は、例えば、車両100が前面衝突(前突)したときの衝撃から乗員を保護するフロント用のエアバッグであってもよいし、車両100が側面衝突(側突)したときの衝撃から乗員を保護するサイド用のエアバッグであってもよい。更には、歩行者保護用のエアバッグであってもよい。また、安全装置50は、複数のエアバッグ1を含んで構成されてもよい。
[第1導管]
第1導管2は、ガスが流通可能な導管であり、水素タンク20とエアバッグ1とを接続している。第1導管2は、符号201で示す水素タンク20の排出口と符号11で示すエアバッグ1の供給口とを接続することで、水素タンク20とエアバッグ1とを連通する。第1導管2の内部空間は、エアバッグ1にガス(水素ガス、酸素ガス、及び水蒸気)を供給するための流路を形成する。
[イニシエータ]
イニシエータ3は、制御装置60の制御に応じて作動し、水素ガスと酸素ガスとの混合流体を着火することで、エアバッグ1に供給するための水蒸気を生成する。図1に示すように、イニシエータ3は、第1導管2に配設されている。本実施形態に係るイニシエータ3は、電気式の点火器として構成されている。イニシエータ3は、本開示に係る「点火部」の一例に相当する。本開示に係る点火部は、電気式の点火器に限定されない。
図2は、実施形態1に係るイニシエータ3を説明するための図である。図2では、安全装置50のイニシエータ3付近の断面が図示されている。図2に示すように、イニシエータ3は、着火部31とコネクター部32とを有する。イニシエータ3は、着火部31が第1導管2の内部に配置されるように、第1導管2の管壁2aに固定されている。
イニシエータ3の着火部31には、公知の点火薬が収容されている。着火部31は、コネクター部32を介して外部(本例では制御装置60)から着火電流が供給されることで作動する。着火部31が作動すると着火部31に収容された点火薬が燃焼し、火炎や高温のガスなどを含む燃焼生成物が第1導管2の内部に放出される。これにより、第1導管2の内部に存在する水素ガスと酸素ガスとの混合流体が着火され、燃焼反応により水蒸気が生成される。なお、本明細書では、イニシエータ3の着火部31が作動することを、単に「イニシエータ3が作動する」と表現する場合がある。なお、イニシエータ3は点火薬を含まず、端子間にスパークを連続的に発生させることで着火する仕様であってもよい。
[第1流路]
図1に示すように、第1流路4は、第1導管2の内部空間のうち水素タンク20の排出口201からイニシエータ3までの領域である。つまり、第1流路4は、水素タンク20からイニシエータ3へ水素ガスを導く流路である。水素タンク20に充填された水素ガスは、第1流路4を流れることで水素タンク20からイニシエータ3に供給される。ここで、図1の符号41は、第1流路4の流入口である。流入口41は、即ち、ガスの流動方向における第1流路4の上流端であり、本例では水素タンク20の排出口201と一致する。
[第1バルブ]
図1に示すように、第1バルブB1は、第1流路4に設けられている。第1バルブB1は、制御装置60の制御に応じて開閉することで、イニシエータ3への水素ガスの供給と供給の停止とを切り替える。第1バルブB1は、本開示に係る「第1開閉部」の一例に相当する。本実施形態に係る第1バルブB1は、例えば、電気的に駆動するゲート弁である。第1バルブB1の駆動方式としては、例えば、ソレノイドで駆動する電磁弁やモーターで駆動する電動弁が挙げられる。但し、本開示に係る第1開閉部は、これらに限定されない。
第1バルブB1は、制御装置60の制御に応じて、水素タンク20からの水素ガスの流れを遮断する閉状態と水素タンク20からの水素ガスの流れを開通させる開状態とを切替可能に構成されている。第1バルブB1が閉状態のときは、水素タンク20からの水素ガスの流れが遮断されることで、イニシエータ3に水素ガスは供給されない。また、水素ガスは加圧された状態で水素タンク20に充填されているため、第1バルブB1が開状態のときは、水素タンク20からの水素ガスの流れが開通されることで、水素ガスが第1流路4を流れ続ける。つまり、第1バルブB1が開状態の期間中は、水素ガスがイニシエータ3に供給され続ける。なお、第1バルブB1の構成は公知のバルブ構造と同様であるため、詳細な説明は省略する。また、図1に示す例では第1バルブB1が水素タンク20に近い第1流路4の中途に設けられているが、第1バルブB1は、第1流路4の流入口41に設けられてもよい。
[導入部]
図1に示すように、導入部6は、第1流路4における第1バルブB1よりも下流側で、且つイニシエータ3と第1バルブB1との間の位置に設けられている。導入部6は、第1流路4の外部(第1導管2の外部)の大気中(外気)から空気を第1流路4に導入するように構成されている。これにより、空気に含まれる酸素ガスが第1流路4に導入され、第1流路4を流れる水素ガスに酸素ガスが混合される。本実施形態では、第1流路4の外部の大気中の空気が、本開示に係る「酸素供給源」の一例に相当する。
導入部6は、ベンチュリー効果による圧力低下を利用して大気中から空気を導入する。図3及び図4は、実施形態1に係る導入部6を説明するための図である。図3及び図4では、安全装置50の導入部6付近の断面が図示されている。図3は、第1流路4に水素ガスが流れていないときの状態を示し、図4は、第1流路4に水素ガスが流れているときの状態を示す。
図3及び図4に示すように、導入部6は、連通口61と、逆止弁62と、絞り部63と、を含んで構成されている。連通口61は、第1流路4を画定する第1導管2の管壁2aに形成され、第1流路4の内部と外部とを連通する開口である。逆止弁62は、連通口61を開閉可能となるように管壁2aの内側に設けられた蓋である。逆止弁62は、上流側の端部62aが管壁2aにヒンジ接続されている。導入部6は、端部62aを軸として逆止弁62を回動させることで、図3に示すように連通口61を閉じた状態と図4に示すように連通口61を開いた状態とを切替可能である。絞り部63は、管壁2aの内側に形成された凸部であり、連通口61及び逆止弁62に対向する位置に設けられている。ここで、連通口61付近の領域(絞り部63により第1流路4が狭められた領域)における第1流路4の断面積(流動方向に直交する断面の面積であって、流路面積とも呼ぶ)をCA1とし、連通口61付近の上流側に隣接する領域における第1流路4の断面積をCA2とし、連通口61付近の下流側に隣接する領域における第1流路4の断面積をCA3とする。このとき、絞り部63が設けられることで、CA1は、CA2及びCA3よりも小さくなっている。つまり、第1流路4において、一部(連通口61付近)が当該一部の前後部分
よりも狭くなっている。そのため、第1流路4を流れる水素ガスは、流路の狭い連通口61付近において流速を増加させる。水素ガスの流速が増加すると、ベンチュリー効果によって絞り部63において第1流路4内の圧力低下が生じる。
図3に示すように、第1流路4に水素ガスが流れていない状態、つまり、第1バルブB1が閉状態となり水素タンク20からの水素ガスの流れが遮断された状態では、導入部6は、逆止弁62によって連通口61を閉じた状態に維持されている。逆止弁62は、例えば、バネなどの付勢部材や自身の弾性力によって閉じた状態に維持されてもよい。
図4に示すように、第1流路4に水素ガスが流れている状態、つまり、第1バルブB1が開状態となり水素タンク20からの水素ガスの流れが開通されている状態では、第1流路4の連通口61付近を水素ガスが通過するときに生じる圧力低下によって、連通口61付近には、大気中の空気を第1流路4内部に吸引する吸引力が発生する。これにより、逆止弁62が開いて第1流路4の内部へ空気が流入する。このようにして、大気中の空気に含まれる酸素ガスが第1流路4に導入され、第1流路4を流れる水素ガスに酸素ガスが混合される。
また、第1流路4に水素ガスが流れている状態では、逆止弁62は開いた状態ではあるが、連通口61付近の圧力はベンチュリー効果によって外気圧よりも低下しているため、流体が第1流路4の内部から連通口61を通って外部に流出することが抑制されている。つまり、導入部6は、第1流路4の外部から内部への空気の流入を許容すると共に第1流路4の内部から外部への流体(酸素ガスや水素ガス)の流出を阻止するように構成されている。
第1バルブB1が開状態から閉状態に切り替わることで水素ガスの流れが遮断されると、逆止弁62によって連通口61が閉じられ、図4に示す状態から図3に示す状態となる。従って、導入部6は、第1流路4に水素ガスが流れている期間中のみ、第1流路4に酸素ガスを導入する。なお、導入部6の連通口61は、エアバッグ1の膨張展開に対して適切な量の酸素ガスがイニシエータ3に供給されるように、その開口面積が設定されている。
[水蒸気流路]
図1に示すように、水蒸気流路5は、第1導管2の内部空間のうちイニシエータ3からエアバッグ1(より詳しくは、供給口11)までの領域である。つまり、水蒸気流路5は、イニシエータ3の作動により生成された水蒸気をイニシエータ3からエアバッグ1へ導く流路である。
[制御装置]
制御装置60は、プログラムを実行することによって、センサ部40から取得した情報に基づいて安全装置50の第1バルブB1やイニシエータ3を制御する。制御装置60は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、又はF
PGA(Field-Programmable Gate Array)などのプロセッサ、及びRAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)などの主記憶部をハードウェアとして含ん
で構成される。
図5は、実施形態1に係る制御装置60の構成を示す図である。制御装置60は、情報取得部601と、判定部602と、バルブ制御部603と、点火制御部604と、を有する。
情報取得部601は、安全装置50の作動に必要な情報をセンサ部40から取得する。
情報取得部601は、例えば、車速、走行距離、ブレーキの動作状態、方向指示器の動作状態、及び操舵状態、ヨーレート、重力(G)などの、自車両の状態を示す情報や、対向車や障害物の有無などの、自車両(車両100)の周囲の状態を示す情報を取得する。
判定部602は、情報取得部601が取得した情報に基づいて、安全装置50を作動させるべきか否かを判定する。具体的には、判定部602は、情報取得部601が取得した情報に基づき、車両100が衝突したと判断される場合、又は衝突が不可避であることが予測される場合に、安全装置50を作動させてエアバッグ1を膨張展開すべきと判定する。
バルブ制御部603は、第1バルブB1の開閉を制御する。詳細については後述するが、バルブ制御部603は、安全装置50を作動させるべきだと判定部602によって判定された場合に、第1バルブB1を一時的に閉状態から開状態に切り替えることで、適切な量の水素ガスをイニシエータ3に供給する。
点火制御部604は、イニシエータ3を制御する。点火制御部604は、安全装置50を作動させるべきだと判定部602によって判定された場合に、イニシエータ3に制御信号を送信する。この制御信号は、具体的には、イニシエータ3の着火部31が作動するための着火電流である。
記憶部605には、安全装置50の動作を実行するための、オペレーティングシステム(Operating System:OS)、各種プログラム、各種データテーブル、各種データベース、設定データ、ユーザデータなどが記憶される。
[エアバッグの膨張展開動作]
以下、本実施形態に係る安全装置50においてエアバッグ1が膨張展開する動作について、図1を参照しながら説明する。本例では、走行中の車両100が衝突を回避できない場合(より詳細には、衝突が不可避であることが予測される場合)のエアバッグ1の膨張展開動作について説明する。
車両100が走行中、安全装置50が作動する前の状態(つまり、エアバッグ1を膨張展開させる前の状態)では、第1バルブB1は閉状態となっている。そのため、第1流路4には水素ガスが流れておらず、イニシエータ3への水素ガスの供給がされていない。
制御装置60の情報取得部601がセンサ部40から取得した情報に基づいて、判定部602が安全装置50を作動させるべきだと判定した場合、先ず、バルブ制御部603が、第1バルブB1を閉状態から開状態に切り替える。
第1バルブB1が開状態に切り替わることで、第1流路4における水素タンク20からの水素ガスの流れが開通する。これにより、水素ガスが第1流路4を流れてイニシエータ3に供給される。また、上述のように、第1流路4に水素ガスが流れることで、導入部6の逆止弁62が開いて大気中の空気が第1流路4の内部へ流入する。これにより、空気に含まれる酸素ガスが第1流路4に導入され、第1流路4を流れる水素ガスに酸素ガスが混合される。その結果、第1流路4において導入部6よりも下流に配置されたイニシエータ3には、水素ガスと酸素ガスとの混合流体が供給される。
この混合流体がイニシエータ3により着火されることで、エアバッグ1に供給するための水蒸気が生成されることになるが、エアバッグ1が適切に膨張展開するためには、適切な量の水蒸気を生成する必要がある。そして、適切な量の水蒸気を生成するためには、適切な量の水素ガスをイニシエータ3に供給する必要がある。ここで、「エアバッグの適切
な膨張展開」とは、エアバッグが破裂せず且つクッション性を発揮できる程度に膨張展開することを意味する。そのため、水素ガスや酸素ガスの「適切な量(以下、適量とも呼ぶ)」とは、「エアバッグが破裂せず且つクッション性を発揮できる程度の量の水蒸気を生成できる量」を意味する。イニシエータ3に供給される水素ガスの量が適量未満である場合、エアバッグ1がクッション性を発揮できる程度の量の水蒸気を生成できず、イニシエータ3に供給される水素ガスの量が適量を超える場合、過剰な量の水蒸気が生成されてエアバッグ1が破裂することが懸念される。水素ガスの適量は、所定の範囲を有するように定めることができる。
上述のように、水素ガスは加圧された状態で水素タンク20に充填されているため、第1バルブB1が開状態のときは、水素ガスがイニシエータ3に供給され続ける。更に、本実施形態では、水素タンク20が水素燃料エンジン10への水素供給源と安全装置50への水素供給源とを兼ねているため、水素タンク20には、上述の適切な量を超える量の水素ガスが充填されている。従って、仮に、閉状態から開状態に切り替えられた第1バルブB1が開状態のままであると、過剰な量の水素ガスがイニシエータ3に供給される可能性がある。過剰な量の水素ガスが供給された状態でイニシエータ3が作動すると、過剰な量の水蒸気が生成され、エアバッグ1が適切に膨張展開できない虞がある。また、衝突が軽度なものであり車両100が大破しなかった場合には、車両100を自走させて修理工場等に運ぶ場合がある。本実施形態に係る車両100は、水素ガスを駆動源としているため、衝突により安全装置50が作動した後に車両100を自走させるためには、水素タンク20にある程度の量の水素ガスを残しておく必要がある。しかしながら、第1バルブB1が開状態のままであると、水素タンク20内の全ての水素ガスが安全装置50の作動に使用されてしまい、安全装置50の作動後に車両100が自走できないといった問題が生じ得る。
このような問題に対して、本実施形態に係る安全装置50は、エアバッグ1を膨張展開させるときに適量の水素ガスがイニシエータ3に供給されるように、第1バルブB1の閉状態から開状態への切り替えを一時的なものとしている。具体的には、制御装置60のバルブ制御部603は、第1バルブB1が閉状態から開状態になってから所定時間の経過後に、第1バルブB1を閉状態に切り替える。ここで、「所定時間」は、適量の水素ガスが水素タンク20からイニシエータ3に供給されるように定められる時間である。所定時間は、例えば、10[ms]~100[ms]の範囲内で定めることができる。
そして、点火制御部604は、第1流路4に水素ガスと酸素ガスとの混合流体が流れているタイミングで、イニシエータ3の着火部31に着火電流を供給することで、イニシエータ3を作動させる。このとき、イニシエータ3の作動前にバルブ制御部603が第1バルブB1を閉状態にすることで、水素タンク20中の水素ガスに着火の影響が及ばないようにすることができる。点火制御部604は、例えば、第1バルブB1が開状態から閉状態となってからイニシエータ3を作動させてもよい。
適量の水素ガスと酸素ガスとの混合流体がイニシエータ3により着火されることで、適量の水蒸気が生成され、エアバッグ1に供給される。その結果、エアバッグ1が適切に膨張展開し、衝突の衝撃に対して乗員が保護される。また、水素タンク20に充填された水素ガスをエアバッグ1の膨張展開に使い切るのではなく、適量の水素ガスのみを使用することで、水素ガスを水素タンク20に残しておくことができる。その結果、安全装置50の作動後においても水素タンク20から水素燃料エンジン10に水素ガスを供給することができ、車両100を走行させることができる。
[安全装置の作動方法]
図6は、実施形態1に係る安全装置50の作動方法を説明するための図である。図6に
示すように、安全装置50の作動方法は、準備工程(ステップS10)と、切替工程(ステップS20)と、混合工程(ステップS30)と、着火工程(ステップS40)と、を含む。
準備工程では、エアバッグ1とイニシエータ3と第1流路4と第1バルブB1と導入部6と水蒸気流路5とを備える安全装置50を用意する。切替工程では、適切な量の水素ガスがイニシエータ3に供給されるように、水素タンク20からの水素ガスの流れを遮断する閉状態から水素タンク20からの水素ガスの流れを開通させる開状態へと第1バルブB1を一時的に切り替える。これにより、第1流路4内に所定量の水素ガスが導入する。混合工程では、酸素供給源である大気中の空気から供給される酸素ガスを導入部6によって第1流路4に導入することで、第1流路4を流れる水素ガスに酸素ガスを混合させる。なお、混合工程の後であって着火工程の前に第1バルブB1を閉じる工程が存在してもよい。着火工程では、水素ガスと酸素ガスとの混合流体をイニシエータ3によって着火することで水蒸気を生成する。以上のようにして、安全装置50を作動させることができる。
[作用・効果]
以上のように、実施形態1に係る安全装置50は、水蒸気が供給されることで膨張展開するエアバッグ1と、水素ガスと酸素ガスとの混合流体を着火することでエアバッグ1に供給するための水蒸気を生成するイニシエータ3と、エアバッグ1の膨張展開に対して適切な量を超える量の水素ガスが加圧された状態で充填された水素タンク20からイニシエータ3へ水素ガスを導く第1流路4と、第1流路4に設けられ、水素タンク20からの水素ガスの流れを遮断する閉状態と水素タンク20からの水素ガスの流れを開通させる開状態とを切替可能な第1バルブB1と、第1流路4における第1バルブB1よりも下流側の位置に設けられ、酸素ガスを第1流路4に導入することで第1流路4を流れる水素ガスに酸素ガスを混合させる導入部6と、第1流路4により生成された水蒸気を第1流路4からエアバッグ1に導く水蒸気流路5と、を備える。そして、エアバッグ1を膨張展開させる前は、第1バルブB1が閉状態であり、エアバッグ1を膨張展開させるときは、適切な量の水素ガスがイニシエータ3に供給されるように、第1バルブB1が一時的に閉状態から開状態に切り替わる。
このような安全装置50によると、エアバッグ1の膨張展開に対して適切な量を超える量の水素ガスが充填された水素タンク20から適切な量だけ水素ガスを取り出し、エアバッグ1の膨張展開に使用することができる。その結果、実施形態1に係る安全装置50によると、エアバッグ1を適切に膨張展開させることができる。また、実施形態1に係る安全装置50は、水素タンク20に充填された水素ガスをエアバッグ1の一回の作動で使い切らずに、水素タンク20に水素ガスを残しておくことができるため、例えば、安全装置50の作動後に車両の移動や修理のための自走が可能となる。更に、軽微な衝突であれば、必要な部品のみを交換して安全装置50を再利用することも可能である。
また、実施形態1に係る安全装置50は、エアバッグ1を膨張展開させるとき、第1バルブB1が開状態になってから所定時間の経過後に第1バルブB1が閉状態に切り替わるように、構成されている。これにより、適量の水素ガスをイニシエータ3に供給することができる。但し、本開示の技術はこれに限定されない。本開示の技術は、例えば、定められた時間の経過後ではなく第1流路4を流れる水素ガスの量を計測し、第1開閉部が開状態になってから所定量の水素ガスがイニシエータ3に供給された後に、第1開閉部を閉状態に切り替えてもよい。
また、実施形態1に係る安全装置50は、第1流路4に水素ガスと酸素ガスとの混合流体が流れているタイミングでイニシエータ3が作動するように、構成されている。これにより、エアバッグ1に供給するための水蒸気を生成することができる。
また、実施形態1に係る安全装置50は、第1流路4の外部の大気中の空気を酸素供給源とし、導入部6は、第1流路4の外部から内部への空気の流入を許容すると共に第1流路4の内部から外部への流体の流出を阻止するように構成されている。これにより、空気中に含まれる酸素ガスを第1流路4に導入し、イニシエータ3に供給することができる。また、大気中の空気を酸素供給源として利用することで、酸素ガスが充填された容器を別途用意する必要が無いため、部品点数を削減することができる。
また、実施形態1に係る導入部6は、第1流路4を画定する管壁2aに形成され第1流路4の内部と外部とを連通する連通口61と、連通口61を開閉可能に設けられた逆止弁62と、第1流路4において一部の断面積が当該一部の前後部分の断面積よりも小さくなるように管壁2aに設けられた絞り部63と、を含んでいる。そして、実施形態1に係る導入部6は、第1流路4の当該一部を水素ガスが通過するときに生じる圧力低下によって、逆止弁62が開いて第1流路4の内部へ空気が流入するように、構成されている。実施形態1に係る導入部6は、水素ガスが第1流路4を流れるときに生じる圧力低下を利用して酸素ガスを導入するため、電気的に駆動するバルブを用いて酸素ガスを導入する場合と比較して、簡素な構成で酸素ガスを導入することができる。
更に、実施形態1に係る安全装置50は、水素タンク20に充填された水素ガスを駆動源として用いる車両100に設置されている。安全装置50は、エアバッグ1の膨張展開に対して適切な量を超える量の水素ガスが充填された水素タンク20から、適切な量だけ水素ガスを取り出して使用するため、水素ガスを水素タンク20に残しておくことができる。つまり、水素タンク20に充填された水素ガスをエアバッグ1の膨張展開で使い切らずに、車両100の駆動のために残しておくことができる。これにより、安全装置50の作動後においても、水素タンク20から水素燃料エンジン10に水素ガスを供給することができ、車両100を自走させることができる。このような観点から、車両以外の、水素を駆動源とする装置に本開示の技術を適用してもよい。
ここで、図1のL1は、第1流路4における第1バルブB1から導入部6までの流路長を表し、図1のL2は、第1流路4における導入部6からイニシエータ3までの流路長を表す。なお、流路長とは、ガスの流動方向における流路の長さのことを指す。このとき、実施形態1に係る安全装置50では、L1>L2となるように、導入部6が設けられている。つまり、導入部6は、第1流路4における第1バルブB1よりも下流側の位置であって、第1バルブB1とイニシエータ3との間においてイニシエータ3により近い位置に設けられている。そのため、水素ガスと酸素ガスは、イニシエータ3に近い位置で混合される。これによると、第1流路4において水素ガスと酸素ガスとが混合するタイミングは、イニシエータ3による着火のタイミングに近いものとなり、第1流路4に水素ガスと酸素ガスとが共存している期間は短いものとなる。これにより、イニシエータ3が誤作動して予期せぬタイミングで水素ガスと酸素ガスとの混合流体が着火した場合であっても、その影響を小さくすることができる。また、第1バルブB1は、水素タンク20の近傍(例えば流入口41や排出口201)に設けられており、第1導管2内に水素ガスが残留しないようにしている。以上のような観点から、導入部6は、よりイニシエータ3に近い位置に設けられることが好ましく、水素ガスと酸素ガスとが混合するタイミングは、イニシエータ3による着火の直前であることが好ましい。
[変形例]
以下、実施形態1の変形例について説明する。変形例の説明では、図1~図6で説明した態様との相違点を中心に説明し、同様の点については詳細な説明は割愛する。
[変形例1]
図7は、実施形態1の変形例1に係る第1バルブB1の閉状態を説明するための図である。図8は、実施形態1の変形例1に係る第1バルブB1の開状態を説明するための図である。図7及び図8では、符号A1で示す回動軸に直交する断面が図示されている。図7及び図8に示すように、変形例1に係る第1バルブB1は、第1流路4における水素ガスの流入口41に設けられている。変形例1に係る第1バルブB1は、ケーシングB11と回転子B12とを有し、回転子B12がケーシングB11内を回動軸A1回りに回動することで閉状態と開状態とを切り替える、回転式バルブとして構成されている。
図7及び図8に示すように、ケーシングB11は、回動軸A1に沿って延びる筒状の部材であり、回転子B12を回動可能に収容するスリーブ孔h1を形成している。また、ケーシングB11には、流体が流通可能な第1連通路B13、第2連通路B14、及び第3連通路B15が形成されている。第1連通路B13、第2連通路B14、及び第3連通路B15は、ケーシングB11の内周面(スリーブ孔h1を画定する面)から外周面に貫通しており、回動軸A1回りに互いに離れて配置されている。具体的には、回動軸A1回りにおいて、第1連通路B13と第2連通路B14は、互いに90°離れた位置関係にあり、第1連通路B13と第3連通路B15は、互いに180°離れた位置関係にある。但し、本開示の技術において、連通路の位置関係はこれに限定されない。図7及び図8に示すように、第1連通路B13は水素タンク20の排出口201に接続されることで水素タンク20と連通しており、第2連通路B14は第1流路4の流入口41に接続されることで第1流路4と連通しており、第3連通路B15は第1流路4の外部の空気(外気)と連通している。
回転子B12は、回動軸A1に沿って延びる円柱状の部材であり、制御装置60のバルブ制御部603の制御に応じてスリーブ孔h1を回動軸A1回りに回動可能に構成されている。回転子B12の回転制御には、例えば、ソレノイドやモーターが用いられる。回転子B12には、L字型に屈曲して延びる第4連通路B16が形成されている。第4連通路B16は回転子B12の外周面の2箇所に開口しており、当該2箇所の開口は回動軸A1回りに90°離れて配置されている。
図7に示すように、閉状態では、回転子B12によって第1連通路B13と第2連通路B14とが分断される(非連通状態)ことで、水素タンク20からの水素ガスの流れが遮断される。また、閉状態では、第4連通路B16によって第2連通路B14と第3連通路B15とが連通されることで、第1流路4が外気と連通する。これにより、図7に示すように、第1流路4の外部の空気が第3連通路B15、第4連通路B16、及び第2連通路B14を通って第1流路4に流入可能となっている。図8に示すように、開状態では、第4連通路B16によって第1連通路B13と第2連通路B14とが連通されることで、水素タンク20からの水素ガスの流れが開通する。一方で、開状態では、回転子B12によって第2連通路B14と第3連通路B15とが分断されることで、外気からの空気の流れが遮断される。
以上のように、変形例1に係る第1バルブB1は、第1流路4における水素ガスの流入口41に設けられており、閉状態において第1流路4の内部と外気とを連通することで第1流路4の外部から内部への空気の流入を許容するように、構成されている。
第1バルブB1が第1流路4において流入口41(水素タンク20)から離れた位置に設けられた場合、第1バルブB1が閉状態のときに第1流路4における第1バルブB1よりも上流側の領域(流入口41から第1バルブB1までの領域)に水素ガスが滞留することが考えられるが、変形例1では第1バルブB1が第1流路4の流入口41(水素タンク20の近傍)に設けられているため、そのような事態を防止できる。また、変形例1では、第1バルブB1が開状態(図8)から閉状態(図7)になった後でも第1流路4内の水
素ガスや酸素ガスがイニシエータ3側へ円滑に流れる。これは、閉状態にある第1バルブB1を介して第1流路4が外部と連通しているためである。このような変形例1によれば、第1導管2(第1流路4や水蒸気流路5)に水素ガスが残留することを抑制できる。これにより、例えば、安全装置50の作動後にイニシエータ3が誤作動した場合であっても、水素ガスの着火を防ぐことができる。
[変形例2]
図9は、実施形態1の変形例2に係る安全装置50を説明するための図である。図9において、車両の前後方向(奥行方向)及び上下方向(高さ方向)を矢印で示している。図9の符号202は、水素タンク20において水素ガスが収容される収容空間を示している。図9に示すように、変形例2に係る第1バルブB1は、第1流路4の流入口41に設けられている。また、変形例2に係る第1流路4は、上流から下流に向かうに従って位置が高くなるように傾斜して設けられている。また、変形例2では、第1流路4の流入口41が水素タンク20の収容空間202の上端部よりも高い位置に設けられている。
変形例2においても、第1バルブB1が第1流路4の流入口41に設けられているため、第1流路4における第1バルブB1よりも上流側の領域に水素ガスが滞留するといった事態を防止できる。また、変形例2では、上流から下流に向かうに従って位置が高くなるように第1流路4が設けられている。水素ガスは空気よりも軽いことから、安全装置50の作動後に第1流路4や水蒸気流路5に残った水素ガスは、下流側へ流れてエアバッグ1に排出される。このような変形例2によっても、第1導管2(第1流路4や水蒸気流路5)に水素ガスが滞留することを抑制できる。更に、変形例2に係る安全装置50に上述の変形例1に係る第1バルブB1を適用し、閉状態にある第1バルブB1を介して外気の空気を第1流路4に取り込む構成とすることで、第1流路4中に残存する水素ガスをより排出し易く(イニシエータ3側に供給し易く)することができる。
図10は、水素タンク20の排出口201と収容空間202との位置関係の例を説明するための図である。図10(A)及び図10(B)に示すように、水素タンク20は、一例として、収容空間202の上端部を画定する天面部20aと下端部を画定する底面部20bと天面部20aと底面部20bとを接続する側面部20cとを有し、略直方体の箱状に形成されている。水素タンク20の排出口201は、図10(A)に示すように収容空間202の上端部と同等以上の高さ位置に設けられてもよいし、図10(B)に示すように収容空間202の上端部と同等の高さ位置に設けられてもよい。これにより、第1流路4の流入口41が収容空間202の上端部と同等又は同等以上の高さに配置されることになる。これによると、水素タンク20に充填された水素ガスの残量が減り、空気よりも軽い水素ガスが収容空間202の上部に偏在する状態になっても、水素タンク20から第1流路4に水素ガスを流すことができる。
<実施形態2>
以下、実施形態2に係る安全装置50Aについて説明する。実施形態2の説明では、図1~図10で説明した実施形態1に係る安全装置50との相違点を中心に説明し、同様の点については詳細な説明は割愛する。図11は、実施形態2に係る安全装置50Aを備える車両100Aを模式的に示す概略構成図である。図11に示すように、実施形態2に係る安全装置50Aは、酸素タンク7と第2導管8と第2流路9と第2バルブB2とを備える点が、実施形態1に係る安全装置50との主な相違点である。
酸素タンク7は、加圧された状態の酸素ガスが充填された容器である。実施形態2に係る安全装置50Aでは、酸素ガスはエアバッグ1の膨張展開に対して適切な量だけ酸素タンク7に充填されていれば十分である。そのため、酸素タンク7には、エアバッグ1の膨張展開に対して適切な量の酸素ガスが充填されている。これにより、酸素タンク7の小型
化が可能となる。実施形態2では、酸素タンク7が、本開示に係る「酸素供給源」としての「第2容器」の一例に相当する。なお、本開示に係る技術において、第2容器に収容される酸素の状態は気体に限定されない。本開示に係る技術では、液体の状態の酸素が第2容器に充填されてもよい。
実施形態2に係る導入部6Aは、実施形態1に係る導入部6のようにベンチュリー効果を利用するものではなく、第1導管2の中途に設けられた開口として形成されている。導入部6Aは、第1流路4において第1バルブB1とイニシエータ3との間であり、且つ第1バルブB1よりも下流側の位置に設けられている。
第2導管8は、ガスが流通可能な導管であり、符号71で示す酸素タンク7の排出口と導入部6Aとを接続することで、酸素タンク7と第1流路4とを連通する。第2導管8の内部空間は、酸素タンク7から導入部6Aへ酸素ガスを導く第2流路9を形成する。
図11に示すように、第2バルブB2は、第2流路9における酸素ガスの流入口91に設けられている。第2バルブB2は、エアバッグ1を膨張展開させる前は第2流路9を遮断し、エアバッグ1を膨張展開させるときは第2流路9を開通させるように、構成されている。第2バルブB2は、本開示に係る「第2開閉部」の一例に相当する。
図12は、実施形態2に係る第2バルブB2を説明するための図である。図12では、安全装置50の第2バルブB2付近の断面が図示されている。図12に示すように、第2バルブB2は、酸素タンク7の排出口71を閉塞するように設けられた金属製の破裂板B21と、破裂板B21に対向配置されたイニシエータB22と、を有する。第2バルブB2は、制御装置60の制御に応じてイニシエータB22を作動させることで第2流路9を開通させる、パイロ式バルブとして構成されている。イニシエータB22は、着火部B22aとコネクター部B22bとを有し、着火部B22aが第2導管8の内部(第2流路9)で破裂板B21に対向配置されるように、第2導管8の管壁8aに固定されている。着火部B22aには、公知の点火薬が収容されている。着火部B22aは、コネクター部B22bを介して制御装置60から着火電流が供給されることで作動し、その内部に収容された点火薬を燃焼させることで、火炎や高温のガスなどを含む燃焼生成物を破裂板B21に向けて放出する。これにより、破裂板B21が開裂し、第2流路9が開通する。
実施形態2において安全装置50Aが作動する場合には、バルブ制御部603は、第1バルブB1を閉状態から開状態に切り替えると共に、第2バルブB2のイニシエータB22を作動させる。これにより、第1流路4及び第2流路9が開通する。その結果、酸素タンク7から供給される酸素ガスが導入部6Aを介して第1流路4に導入され、第1流路4を流れる水素ガスと酸素ガスとが混合する。
実施形態2に係る安全装置50Aによると、実施形態1と同様の効果を奏することができる。つまり、エアバッグ1の膨張展開に対して適切な量を超える量の水素ガスが充填された水素タンク20から、水素ガスを適切な量だけ取り出し、エアバッグ1の膨張展開に使用することができる。その結果、実施形態2に係る安全装置50Aによっても、エアバッグ1を適切に膨張展開させることができる。
また、実施形態2に係る安全装置50Aでは、酸素タンク7に充填される酸素ガスの量はエアバッグ1の膨張展開に対して適切な量であるから、安全装置50Aの作動で酸素タンク7の酸素ガスを使い切っても問題がない。従って、第2バルブB2は、第2流路9を閉じた状態から開いた状態へと切り替えることができればよく、その逆の切り替えは必要ではない。そのため、実施形態2に係る安全装置50Aは、第2バルブB2のような、イニシエータを用いて流路を開通するパイロ式バルブを採用することができる。パイロ式バ
ルブとして構成された第2バルブB2は、イニシエータB22に収容された火薬を着火させる電流のみによって作動可能であるため、電磁弁と比較すると小さい電力で作動可能である。なお、パイロ式バルブの構成として、第2バルブB2は、例えば米国特許公報5622381や米国特許公報6131948に示されるように、作動時に飛翔する飛翔体を含んだイニシエータを使用し、飛翔体の飛翔によって破裂板を開裂させるものであってもよいし、例えば特開2021-079918に示されるように、イニシエータを作動させてピストンを移動させることによって流路を開通させるものであってもよい。
なお、本開示に係る第2開閉部は、上述の態様に限定されない。例えば、第2バルブB2は、制御装置60の制御に応じて電気的に駆動するゲート弁であってもよい。また、第2開閉部は、第2流路の流入口に限らず、第2流路のどこかに設けられていればよい。
<その他>
以上、本開示の好適な実施形態について説明したが、本明細書に開示された各々の態様は、本明細書に開示された他のいかなる特徴とも組み合わせることができる。
1 エアバッグ
3 イニシエータ(点火部の一例)
4 第1流路
5 水蒸気流路
6 導入部
7 酸素タンク(第2容器の一例)
9 第2流路
20 水素タンク(第1容器の一例)
50 安全装置
100 車両
B1 第1バルブ(第1開閉部の一例)
B2 第2バルブ(第2開閉部の一例)

Claims (13)

  1. 水蒸気が供給されることで膨張展開するエアバッグと、
    水素と酸素との混合流体を着火することで前記エアバッグに供給するための水蒸気を生成する点火部と、
    前記エアバッグの膨張展開に対して適切な量を超える量の水素が加圧された状態で充填された第1容器から前記点火部へ水素を導く第1流路と、
    前記第1流路に設けられる第1開閉部であって、前記第1容器からの水素の流れを遮断する閉状態と前記第1容器からの水素の流れを開通させる開状態とを切替可能な第1開閉部と、
    前記第1流路における前記第1開閉部よりも下流側の位置に設けられ、酸素供給源から供給される酸素を前記第1流路に導入することで前記第1流路を流れる水素に酸素を混合させる導入部と、
    前記点火部により生成された水蒸気を前記点火部から前記エアバッグに導く水蒸気流路と、を備え、
    前記エアバッグを膨張展開させる前は、前記第1開閉部が前記閉状態であり、
    前記エアバッグを膨張展開させるときは、前記適切な量の水素が前記点火部に供給されるように、前記第1開閉部が一時的に前記閉状態から前記開状態に切り替わる、
    安全装置。
  2. 前記エアバッグを膨張展開させるときは、前記第1開閉部は、前記開状態になってから所定時間の経過後に前記閉状態に切り替わる、
    請求項1に記載の安全装置。
  3. 前記エアバッグを膨張展開させるときは、前記第1流路に前記混合流体が流れているタイミングで前記点火部が作動する、
    請求項1又は2に記載の安全装置。
  4. 前記酸素供給源は、前記第1流路の外部の、大気中の空気であり、
    前記導入部は、前記第1流路の外部から前記第1流路の内部への空気の流入を許容すると共に前記第1流路の内部から前記第1流路の外部への流体の流出を阻止するように構成されている、
    請求項1から3の何れか一項に記載の安全装置。
  5. 前記導入部は、前記第1流路を画定する管壁に形成され前記第1流路の内部と外部とを連通する連通口と、前記連通口を開閉可能に設けられた逆止弁と、前記第1流路において一部の断面積が前記一部の前後部分の断面積よりも小さくなるように前記管壁に設けられた絞り部と、を含み、
    前記第1流路の前記一部を水素が通過するときに生じる圧力低下によって、前記逆止弁が開いて前記第1流路の内部へ空気が流入する、
    請求項4に記載の安全装置。
  6. 酸素が充填された前記酸素供給源としての第2容器と、
    前記第2容器から前記導入部へ酸素を導く第2流路と、前記第2流路に設けられる第2開閉部と、を更に備え、
    前記エアバッグを膨張展開させる前は、前記第2開閉部が前記第2流路を遮断し、
    前記エアバッグを膨張展開させるときは、前記第2開閉部が前記第2流路を開通させる、
    請求項1から3の何れか一項に記載の安全装置。
  7. 前記導入部は、前記第1流路における前記第1開閉部よりも下流側の位置であって、前記第1開閉部から前記導入部までの流路長よりも前記導入部から前記点火部までの流路長の方が短くなるような位置に設けられている、
    請求項1から6の何れか一項に記載の安全装置。
  8. 前記第1開閉部は、前記第1流路における水素の流入口に設けられている、
    請求項1から7の何れか一項に記載の安全装置。
  9. 前記第1開閉部は、前記閉状態において、前記第1流路の内部と前記第1流路の外部の大気とを連通することで、前記第1流路の外部から前記第1流路の内部への空気の流入を許容する、
    請求項8に記載の安全装置。
  10. 前記第1流路は、上流から下流に向かうに従って位置が高くなるように設けられている、
    請求項8又は9に記載の安全装置。
  11. 前記第1流路における水素の流入口は、前記第1容器の収容空間の上端部と同等又は同等以上の高さ位置に設けられている、
    請求項1から10の何れか一項に記載の安全装置。
  12. 前記安全装置は、車両に設置され、
    前記車両は、前記第1容器に充填された水素を駆動源として用いる、
    請求項1から11の何れか一項に記載の安全装置。
  13. 水蒸気が供給されることで膨張展開するエアバッグと、水素と酸素との混合流体を着火することで前記エアバッグに供給するための水蒸気を生成する点火部と、前記エアバッグの膨張展開に適切な量を超える量の水素が加圧された状態で充填された第1容器から前記点火部へ水素を導く第1流路と、前記第1流路に設けられた第1開閉部と、前記第1流路における前記第1開閉部よりも下流側の位置に設けられた導入部と、前記点火部により生成された水蒸気を前記点火部から前記エアバッグに導く水蒸気流路と、を備える安全装置を用意することと、
    前記適切な量の水素が前記点火部に供給されるように、前記第1容器からの水素の流れを遮断する閉状態から前記第1容器からの水素の流れを開通させる開状態へと前記第1開閉部を一時的に切り替えることと、
    酸素供給源から供給される酸素を前記導入部によって前記第1流路に導入することで前記第1流路を流れる水素に酸素を混合させることと、
    水素と酸素との混合流体を前記点火部によって着火することで水蒸気を生成することと、を含む、
    安全装置の作動方法。
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