JP7737006B2 - 乗物用シート - Google Patents

乗物用シート

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JP7737006B2
JP7737006B2 JP2022011546A JP2022011546A JP7737006B2 JP 7737006 B2 JP7737006 B2 JP 7737006B2 JP 2022011546 A JP2022011546 A JP 2022011546A JP 2022011546 A JP2022011546 A JP 2022011546A JP 7737006 B2 JP7737006 B2 JP 7737006B2
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Description

本発明は、チャイルドシートのコネクタと結合するアンカーを有する乗物用シートに関する。
特許文献1には、チャイルドシートのコネクタが結合可能なアンカーを有する乗物用シートが開示されている。シートクッションには凹部が形成され、凹部には開口を有するベゼルが配置されている。アンカーはベゼル内に配置されている。ベゼルの開口には、リッドが着脱可能に取り付けられている。リッドに設けられた複数の係止爪がベゼルに設けられた複数の係止孔に係止されることによって、リッドはベゼルに取り付けられている。
特開2019-1280号公報
リッドはベゼルに安定性良く固定されることが好ましい。一方、リッドはベゼルから容易に取り外せることが好ましい。
本発明は、以上の背景に鑑み、乗物用シートにおいて、リッドの取り外しを容易にすることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、乗物用シート(1)であって、シートクッション(3)と、前記シートクッションの後部から上方に延びるシートバック(4)と、チャイルドシートを取り付けるためのチャイルドシート取付部(10)とを有し、前記チャイルドシート取付部は、前記シートクッション又は前記シートバックに形成された凹部(13)と、前記チャイルドシートのコネクタ(11)と結合するべく、前記凹部内に配置されたアンカー(14)と、前記コネクタを受容する受容凹部(17)を有し、前記凹部に挿入されたベゼル(15)と、前記受容凹部を閉じるリッド(18)とを有し、前記アンカーは前記ベゼルを通過して前記受容凹部内に突出し、前記リッドは、前記受容凹部の開口端を閉じるプレート部(31)と、前記プレート部の裏面に設けられ、前記アンカーに着脱可能かつ回動可能に掛け止められる係止部(32)と、前記プレート部の前記裏面に設けられた当接部(33)とを有し、前記ベゼルは、前記受容凹部の内側に設けられたストッパ(35)を有し、前記リッドが前記アンカーに対して所定の回転位置にあるときに、前記当接部が前記ストッパに当接する。
この態様によれば、乗物用シートにおいて、てこの原理を利用してリッドの取り外しを容易にすることができる。リッドを回転させると、リッドの当接部がストッパに当接して支点になり、小さな操作力で係止部をアンカーから離脱させることができる。
上記の態様において、前記リッドは、前記プレート部の縁部が前記受容凹部の前記開口端に沿って配置される第1回転位置と、前記当接部が前記ストッパに当接した第2回転位置との間で回動してもよい。
この態様によれば、リッドが第1回転位置にあるときに、リッドはベゼルの開口端を適切に閉塞することができる。
上記の態様において、前記リッドが前記第2回転位置にあるときに、前記プレート部の縁部の一部が前記受容凹部の外方に突出してもよい。
この態様によれば、使用者はプレートの縁部に指を引っ掛けてリッドをベゼルの外方に引っ張ることができる。
上記の態様において、前記当接部は、前記プレート部の前記裏面から前記受容凹部の内方に向けて突出し、前記当接部に対応する前記プレート部の表面には前記裏面側に凹む操作部(37)が形成されてもよい。
この態様によれば、使用者は操作部に指を挿入して押し込むことによって、リッドを回転させることができる。これにより、プレートの当接部がストッパに当接すると共に、プレートの一部が受容凹部の外方に突出する。
上記の態様において、前記当接部及び前記操作部は、前記アンカーを中心とした回転軸線と直交する方向における前記プレート部の縁部に設けられてもよい。
この態様によれば、使用者はリッドを容易に回転させることができる。
上記の態様において、前記操作部は、前記裏面側に向けて前記係止部から離れる方向に傾斜した傾斜壁(38)を有してもよい。
この態様によれば、使用者の指を操作部の押圧方向にガイドすることができる。
上記の態様において、前記受容凹部の内面には、前記リッドに当接し、前記リッドを前記第1回転位置に保持する凸部(41)が設けられてもよい。前記凸部は、前記当接部に当接してもよい。
この態様によれば、凸部はリッドを第1位置に保持することができる。
上記の態様において、前記ベゼルは、前記受容凹部を形成する箱形の本体部(21)と、前記本体部の周縁に設けられ、前記凹部の縁部に沿うフランジ部(24)とを有してもよい。
この態様によれば、ベゼルと凹部との隙間をフランジ部によって閉じることができる。
上記の態様において、前記本体部には前記アンカーを受容するアンカー受容溝(23)が形成されてもよい。
この態様によれば、ベゼルの凹部及びアンカーへの取り付けが容易になる。
本発明は、乗物用シート(1)であって、シートクッション(3)と、前記シートクッションの後部から上方に延びるシートバック(4)と、チャイルドシートを取り付けるためのチャイルドシート取付部(10)とを有し、前記チャイルドシート取付部は、前記シートクッション又は前記シートバックに形成された凹部(13)と、前記チャイルドシートのコネクタ(11)と結合するべく、前記凹部内に配置されたアンカー(14)と、前記コネクタを受容する受容凹部(17)を有し、前記凹部に挿入されたベゼル(15)と、前記受容凹部を閉じるリッド(18)とを有し、前記アンカーは前記ベゼルを通過して前記受容凹部内に突出し、前記リッドは、前記受容凹部の開口端を閉じるプレート部(31)と、前記プレート部の裏面に設けられ、前記アンカーに着脱可能かつ回動可能に掛け止められる係止部(32)と、前記プレート部の前記裏面に設けられた当接部(33)とを有し、前記ベゼルは、前記受容凹部の内側に設けられたストッパ(35)を有し、前記リッドが前記アンカーに対して所定の回転位置にあるときに、前記当接部が前記ストッパに当接する。
この態様によれば、乗物用シートにおいて、てこの原理を利用してリッドの取り外しを容易にすることができる。リッドを回転させると、リッドの当接部がストッパに当接して支点になり、小さな操作力で係止部をアンカーから離脱させることができる。
上記の態様において、前記リッドは、前記プレート部の縁部が前記受容凹部の前記開口端に沿って配置される第1回転位置と、前記当接部が前記ストッパに当接した第2回転位置との間で回動してもよい。
この態様によれば、リッドが第1回転位置にあるときに、リッドはベゼルの開口端を適切に閉塞することができる。
上記の態様において、前記リッドが前記第2回転位置にあるときに、前記プレート部の縁部の一部が前記受容凹部の外方に突出してもよい。
この態様によれば、使用者はプレートの縁部に指を引っ掛けてリッドをベゼルの外方に引っ張ることができる。
上記の態様において、前記当接部は、前記プレート部の前記裏面から前記受容凹部の内方に向けて突出し、前記当接部に対応する前記プレート部の表面には前記裏面側に凹む操作部(37)が形成されてもよい。
この態様によれば、使用者は操作部に指を挿入して押し込むことによって、リッドを回転させることができる。これにより、プレートの当接部がストッパに当接すると共に、プレートの一部が受容凹部の外方に突出する。
上記の態様において、前記当接部及び前記操作部は、前記アンカーを中心とした回転軸線と直交する方向における前記プレート部の縁部に設けられてもよい。
この態様によれば、使用者はリッドを容易に回転させることができる。
上記の態様において、前記操作部は、前記裏面側に向けて前記係止部から離れる方向に傾斜した傾斜壁(38)を有してもよい。
この態様によれば、使用者の指を操作部の押圧方向にガイドすることができる。
上記の態様において、前記受容凹部の内面には、前記リッドに当接し、前記リッドを前記第1回転位置に保持する凸部(41)が設けられてもよい。前記凸部は、前記当接部に当接してもよい。
この態様によれば、凸部はリッドを第1位置に保持することができる。
上記の態様において、前記ベゼルは、前記受容凹部を形成する箱形の本体部(21)と、前記本体部の周縁に設けられ、前記凹部の縁部に沿うフランジ部(24)とを有してもよい。
この態様によれば、ベゼルと凹部との隙間をフランジ部によって閉じることができる。
上記の態様において、前記本体部には前記アンカーを受容するアンカー受容溝(23)が形成されてもよい。
この態様によれば、ベゼルの凹部及びアンカーへの取り付けが容易になる。
実施形態に係るシートの斜視図 チャイルドシートのコネクタがアンカーに結合した状態のチャイルドシート取付部の断面図 リッドが閉位置にあるときのチャイルドシート取付部の断面図 リッドの正面図 リッドの背面図 リッドが操作位置にあるときのチャイルドシート取付部の断面図
以下、図面を参照して、本発明に係る乗物用シートの実施形態について説明する。実施形態では、乗用車の後部座席を構成するシートの例について説明する。
図1に示すように、シート1は、自動車のフロア2に設けられ、使用者の臀部を支持するシートクッション3と、シートクッション3の後部から上方に延び、使用者の背部を支持するシートバック4とを有する。シート1は、3人用であり、左席1A、中央席1B、右席1Cを構成する。図2に示すように、シートクッション3及びシートバック4は、骨格をなすフレーム6と、フレーム6に支持されたパッド7と、パッド7に被せられた表皮材8とを有する。シートクッション3のフレーム6とシートバック4のフレーム6とは互いに連結されている。シートクッション3のフレーム6とシートバック4のフレーム6とは互いに回動可能に連結されてもよい。
図1に示すように、シートクッション3の上面の後部には、上方に隆起した隆起部3Aが設けられている。隆起部3Aは、左右に延びている。隆起部3Aは、シートバック4の下端の下方に配置されている。
シート1は、チャイルドシートを取り付けるための複数のチャイルドシート取付部10を有する。左右一対のチャイルドシート取付部10がシート1の左席1Aに設けられ、左右一対のチャイルドシート取付部10がシート1の右席1Cに設けられている。
図2に示すように、チャイルドシートは、チャイルドシート取付部10に着脱可能に結合する左右一対のコネクタ11を有する。各コネクタ11は、チャイルドシートの後部の下部から後方に延びている。各コネクタ11は、その後端部に設けられた受容溝11Aと、受容溝11A内に突出するラッチ11Bとを有する。各受容溝11Aは、前方に向けて凹み、かつ左右に貫通している。コネクタ11は、チャイルドシートの固定方法の国際標準規格ISO-FIXに対応しているとよい。
図2及び図3に示すように、各チャイルドシート取付部10は、シートクッション3又はシートバック4に形成された凹部13と、凹部13内に配置されたアンカー14と、凹部13に挿入されたベゼル15と、ベゼル15に形成された受容凹部17を閉じるリッド18とを有する。ベゼル15及びリッド18は、樹脂によって形成されているとよい。
本実施形態では、凹部13はシートクッション3の隆起部3Aに設けられている。凹部13は、隆起部3Aの前面から後方に向けて延びている。凹部13は、隆起部3Aを構成するパッド7を前後に貫通してもよい。凹部13の横断面は、略四角形に形成されている。
アンカー14は、シートクッション3のフレーム6に結合されている。アンカー14は、断面が円形の金属棒を折り曲げて形成されている。アンカー14は、凹部13内を左右に延びるアンカー中央部14Aと、アンカー中央部14Aの左右両端から後方に延びる左右のアンカー端部14Bとを有する。左右のアンカー端部14Bは、シートクッション3のフレーム6に結合されている。
ベゼル15は、前方に向けて開口した箱形のベゼル本体部21を有する。ベゼル15は、ベゼル本体部21の内側に前方に向けて開口した受容凹部17を有する。ベゼル本体部21は、面が左右を向く左右の側壁部21Aと、面が上下を向き、左右の側壁部21Aの上縁に接続した上壁部21Bと、面が上下を向き、左右の側壁部21Aの下縁に接続した下壁部21Cと、面が前後を向き、左右の側壁部21A、上壁部21B、及び下壁部21Cの後縁に接続した後壁部21Dとを有する。受容凹部17は、左右の側壁部21A、上壁部21B、後壁部21D、及び後壁部21Dによって形成されている。
ベゼル本体部21の後部には、アンカー受容溝23が形成されている。アンカー受容溝23は、後方に向けて開口し、ベゼル本体部21を左右に貫通している。具体的には、アンカー受容溝23は、後壁部21Dを前後に貫通すると共に後壁部21Dの左右両端まで延び、左右の側壁部21Aの後端から前方に向けて延びている。
ベゼル15は、ベゼル本体部21の周縁に設けられ、凹部13の縁部に沿うフランジ部24を有する。フランジ部24は、前後を向く面を有し、ベゼル本体部21の前縁からベゼル本体部21の外方に延びている。フランジ部24は、ベゼル本体部21の前縁に沿って環状に設けられている。
ベゼル本体部21は前方から凹部13内に挿入され、アンカー受容溝23にアンカー中央部14Aが突入する。アンカー受容溝23がアンカー中央部14Aに係止されることによってベゼル15は凹部13に装着される。アンカー受容溝23には、アンカー中央部14Aを係止する係止凸部が設けられているとよい。ベゼル15が凹部13に装着された状態において、フランジ部24は凹部13の前端の縁部を覆う。表皮材8の端部はフランジ部24の裏面側又は凹部13内に配置されるとよい。ベゼル15が凹部13に装着された状態において、アンカー14はベゼル15を通過して受容凹部17内に突出する。アンカー中央部14Aの大部分は受容凹部17内に配置される。受容凹部17はチャイルドシートのコネクタ11を受容し、コネクタ11は受容凹部17内のアンカー中央部14Aと結合する。
図3~図5に示すように、リッド18は、受容凹部17の開口端を閉じるプレート部31と、プレート部31の裏面に設けられ、アンカー14に着脱可能かつ回動可能に掛け止められる係止部32と、プレート部31の裏面に設けられた当接部33とを有する。プレート部31は、平板状に形成され、受容凹部17の開口端に面が前後を向くように配置される。
係止部32は、上側係止部32A及び下側係止部32Bを有する。上側係止部32A及び下側係止部32Bのそれぞれは、プレート部31の裏面、すなわち後面から後方に突出すると共に、左右に延びている。上側係止部32A及び下側係止部32Bは、上下に互いに離れて配置されている。上側係止部32A及び下側係止部32Bの間には、アンカー中央部14Aを回転可能に受容する係止溝32Cが形成される。係止溝32Cは左右に延びている。係止溝32Cはアンカー中央部14Aを着脱可能に受容する。係止溝32Cからアンカー中央部14Aを抜き出す方向に所定値以上の荷重が加わった場合に、アンカー中央部14Aは係止溝32Cから抜け出すことができる。係止溝32Cの開口端を形成する上側係止部32A及び下側係止部32Bの距離は、アンカー中央部14Aの直径よりも小さく設定されている。上側係止部32A及び下側係止部32Bの後端部には、アンカー中央部14Aを係止するための爪部又は凸部が設けられてもよい。
係止部32がアンカー中央部14Aに係止されることによって、リッド18は受容凹部17内に配置される。リッド18は、アンカー中央部14Aを中心として所定の回動範囲で回動可能にアンカー中央部14Aに支持される。リッド18がアンカー中央部14Aに支持された状態において、プレート部31は受容凹部17の開口端に配置される。これにより、受容凹部17の開口端がプレート部31によって閉じられる。リッド18がアンカー14に対して第1回転位置にあるときに、プレート部31が受容凹部17の開口端に沿って配置される。
ベゼル15は、受容凹部17の内側に設けられたストッパ35を有する。プレート部31の裏面には、ストッパ35に当接可能な当接部33が設けられている。リッド18がアンカー14に対して第2回転位置にあるときに、当接部33がストッパ35に当接する。本実施形態では、ストッパ35が上壁部21Bに設けられ、当接部33はプレート部31の上端に設けられている。他の実施形態では、ストッパ35が下壁部21Cに設けられ、当接部33はプレート部31の下端に設けられてもよい。ストッパ35は、上壁部21Bの下面から下方に突出している。また、ストッパ35は、後壁部21Dにも結合していてもよい。
当接部33は、プレート部31の裏面から受容凹部17の内方に向けて突出している。当接部33に対応するプレート部31の表面には裏面側に凹む操作部37が形成されている。当接部33及び操作部37は、アンカー中央部14Aを中心とした回転軸線と直交する方向におけるプレート部31の縁部に設けられている。本実施形態では、当接部33及び操作部37は、プレート部31の上縁部に設けられている。
操作部37は、裏面側に向けて係止部32から離れる方向に傾斜した傾斜壁38を有する。リッド18が第1回転位置にあるときに、傾斜壁38は後方に向けて上方に傾斜している。
受容凹部17の内面には、リッド18に当接し、リッド18を第1回転位置に保持する凸部41が設けられている。凸部41は、当接部33に当接するとよい。凸部41は、上壁部21Bの下面から下方に突出するディテントであるとよい。凸部41は、ストッパ35よりも受容凹部17の開口端側、すなわち前側に配置されている。リッド18が第1回転位置にあるときに、凸部41は当接部33の上縁に後方から当接する。これにより、凸部41によって、当接部33の後方への移動が阻止される。当接部33に加わる後方への荷重が所定値以上になると、リッド18が撓み、当接部33が凸部41を乗り越えて後方に移動することができる。
シート1の作用について説明する。チャイルドシートがシート1から取り外されているときには、図3に示すように、ベゼル15の受容凹部17を閉じるためにリッド18がアンカー中央部14Aに取り付けられている。このとき、リッド18は係止部32においてアンカー中央部14Aに支持され、第1回転位置に配置されている。凸部41が当接部33に当接することによって、リッド18の回動が規制され、リッド18が第1回転位置に維持される。リッド18がベゼル15の受容凹部17を閉じることによって、アンカー14及び受容凹部17を隠すことができる。
チャイルドシートをシート1に取り付けるときには、アンカー中央部14Aを外部に露出させるために、使用者はリッド18をアンカー中央部14Aから取り外す必要がある。使用者は、最初に操作部37に指を挿入し、操作部37を後方に押す。操作部37が後方に凹んだ凹部13によって形成されているため、指の位置が容易に定まる。また、操作部37が傾斜壁38を有するため、指の挿入方向が更に容易に定まる。
使用者が所定値以上の荷重で指を後方に押し込むと、リッド18が撓み、当接部33が凸部41を乗り越えて後方に移動する。これにより、リッド18がアンカー中央部14Aを中心として回動する。図6に示すように、当接部33がストッパ35に当接するまでリッド18が回動する。当接部33がストッパ35に当接したときリッド18は第2回転位置にある。
リッド18が第2回転位置にあるときに、プレート部31の縁部の一部が受容凹部17の外方に突出する。詳細には、プレート部31の、アンカー14を中心とした回転軸線と直交する方向において当接部33と相反する側の縁部が受容凹部17の外方に突出する。本実施形態では、プレート部31の下縁部が受容凹部17から前方に突出する。これにより、使用者は、受容凹部17から外方に突出したプレート部31の縁部(下縁部)に指を後方から引っ掛けて前方に引っ張ることができる。
リッド18が第2回転位置にあるときに、使用者がプレート部31の下縁部を前方に引っ張ることによって、係止部32からアンカー中央部14Aを離脱させることができる。このとき、てこの原理に基づいて、リッド18の下縁部が力点、当接部33とストッパ35との接触部が支点、係止部32が作用点になる。これにより、比較的小さい力で係止部32をアンカー中央部14Aから離脱させることができる。
リッド18がアンカー中央部14Aから取り外されることによって、受容凹部17が開き、アンカー中央部14Aが外部に露出する。これにより、図2に示すように、チャイルドシートのコネクタ11を受容凹部17に挿入し、コネクタ11をアンカー中央部14Aに結合させることができる。
実施形態に係るシート1は、てこの原理を利用してリッド18の取り外しを容易にすることができる。リッド18を回転させると、リッド18の当接部33がストッパ35に当接して支点になり、比較的小さな操作力で係止部32をアンカー14から離脱させることができる。
リッド18が第1回転位置にあるときに、リッド18はベゼル15の開口端を適切に閉塞することができる。凸部41はリッド18を第1位置に保持することができる。
操作部37がプレート部31の表面から裏面側に凹んでいるため、使用者は操作部37に指を挿入して押し込むことによって、リッド18を回転させることができる。これにより、プレートの当接部33がストッパ35に当接すると共に、プレートの一部が受容凹部17の外方に突出する。また、操作部37の傾斜壁38は使用者の指を操作部37の押圧方向にガイドすることができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。他の実施形態では、ベゼル15及びリッド18の形状を上下反転させてもよい。また、チャイルドシート取付部10は、シートバック4の下端部に設けられてもよい。また、チャイルドシート取付部10は、フロントシート(助手席)に設けられてもよい。
1 :シート
3 :シートクッション
4 :シートバック
10 :チャイルドシート取付部
11 :コネクタ
13 :凹部
14 :アンカー
14A :アンカー中央部
15 :ベゼル
17 :受容凹部
18 :リッド
21 :ベゼル本体部
23 :アンカー受容溝
24 :フランジ部
31 :プレート部
32 :係止部
33 :当接部
35 :ストッパ
37 :操作部
38 :傾斜壁
41 :凸部

Claims (10)

  1. 乗物用シートであって、
    シートクッションと、
    前記シートクッションの後部から上方に延びるシートバックと、
    チャイルドシートを取り付けるためのチャイルドシート取付部とを有し、
    前記チャイルドシート取付部は、
    前記シートクッション又は前記シートバックに形成された凹部と、
    前記チャイルドシートのコネクタと結合するべく、前記凹部内に配置されたアンカーと、
    前記コネクタを受容する受容凹部を有し、前記凹部に挿入されたベゼルと、
    前記受容凹部を閉じるリッドとを有し、
    前記アンカーは前記ベゼルを通過して前記受容凹部内に突出し、
    前記リッドは、前記受容凹部の開口端を閉じるプレート部と、前記プレート部の裏面に設けられ、前記アンカーに着脱可能かつ回動可能に掛け止められる係止部と、前記プレート部の前記裏面に設けられた当接部とを有し、
    前記ベゼルは、前記受容凹部の内側に設けられたストッパを有し、
    前記リッドが前記アンカーに対して所定の回転位置にあるときに、前記当接部が前記ストッパに当接する乗物用シート。
  2. 前記リッドは、前記プレート部の縁部が前記受容凹部の前記開口端に沿って配置される第1回転位置と、前記当接部が前記ストッパに当接した第2回転位置との間で回動する請求項1に記載の乗物用シート。
  3. 前記リッドが前記第2回転位置にあるときに、前記プレート部の縁部の一部が前記受容凹部の外方に突出する請求項2に記載の乗物用シート。
  4. 前記当接部は、前記プレート部の前記裏面から前記受容凹部の内方に向けて突出し、
    前記当接部に対応する前記プレート部の表面には前記裏面側に凹む操作部が形成されている請求項3に記載の乗物用シート。
  5. 前記当接部及び前記操作部は、前記アンカーを中心とした回転軸線と直交する方向における前記プレート部の縁部に設けられている請求項4に記載の乗物用シート。
  6. 前記操作部は、前記裏面側に向けて前記係止部から離れる方向に傾斜した傾斜壁を有する請求項4又は5に記載の乗物用シート。
  7. 前記受容凹部の内面には、前記リッドに当接し、前記リッドを前記第1回転位置に保持する凸部が設けられている請求項2~6のいずれか1つの項に記載の乗物用シート。
  8. 前記凸部は、前記当接部に当接する請求項7に記載の乗物用シート。
  9. 前記ベゼルは、前記受容凹部を形成する箱形の本体部と、前記本体部の周縁に設けられ、前記凹部の縁部に沿うフランジ部とを有する請求項1~8のいずれか1つの項に記載の乗物用シート。
  10. 前記本体部には前記アンカーを受容するアンカー受容溝が形成されている請求項9に記載の乗物用シート。
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