JP7760982B2 - ハンドル - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され、操舵部の表面に凹部を有するハンドルに関する。
従来から、特許文献1に記載の構成のように、車両に搭載されるハンドルにおいて、運転者が把持して操舵する操舵部の表面に凹部を設け、運転者が操舵部を把持する際にしっとり感やスムース感を与えて操舵部の触感を向上させる構成が知られている。
特開2008-302549号公報
車両の走行時において、直線走行時のように運転者が操舵部を回転操舵しない場合、運転者は操舵部に単に手を添えている状態となりやすい。一方、車両の右折時または左折時のように運転者が操舵部を回転操舵する場合、運転者は操舵部の所定の部分を強く握り、他の部分は強く握らずに手を添えている状態となりやすい。このため、操舵部は、運転者が操舵部を回転操舵する場合に運転者によって強く握り込まれやすい部位のグリップ性が良好であり、且つ、強く握り込まれにくく単に手を添えられている状態となりやすい部位の触感が良好であることが望ましい。
そこで本発明は、操舵部の部位に応じて、操舵部のグリップ性の向上と触感の向上とを両立させることができるハンドルを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係るハンドルの代表的な構成は、運転者に把持されて回転操舵される操舵部と、前記操舵部の内側に配置され、前記操舵部の操舵中心軸に連結されるボス部と、を備えるハンドルにおいて、前記操舵部の表面には、第1のピッチで第1の凹部が複数形成された第1の領域と、前記第1のピッチより広い第2のピッチで前記第1の凹部よりも大径の第2の凹部が複数形成された第2の領域とが設けられていることを特徴とする。
本発明では、ハンドルの操舵部の表面に、第1のピッチで第1の凹部が複数形成された第1の領域と、第1のピッチより広い第2のピッチで第1の凹部よりも大径の第2の凹部が複数形成された第2の領域が設けられている。これら二つの領域の凹部の径とピッチを上記の関係とすることにより、第1の領域では相対的に凹部が密に配置され、第2の領域では相対的に凹部が疎に配置されることになる。凹部が密に配置された第1の領域では、運転者の手と操舵部の表面とが接触しにくくなるため、運転者が操舵部の表面のベタツキを感じにくくなることから、操舵部の触感が向上する。一方、凹部が疎に配置された第2の領域では、運転者の手と操舵部の表面とが接触しやすくなり、運転者の手が操舵部の表面から摩擦力を受けやすくなることから、操舵部のグリップ性が向上する。よって、本発明によれば、操舵部の部位に応じて、操舵部のグリップ性の向上と触感の向上とを両立させることができる。
ここで前記第1の領域の少なくとも一部は前記操舵部の側面に設けられていてもよく、前記第2の領域の少なくとも一部は前記操舵部の下面に設けられていてもよい。このような構成により、操舵部の下面のグリップ性を良好とし、且つ、操舵部の側面の触感を良好とすることができる。
また、前記操舵部は、前記ボス部の左側に位置し、略前後方向に略直線状に延びる左直線部と、前記左直線部から前記ボス部に向かって突出する左突出部と、前記ボス部の右側に位置し、略前後方向に略直線状に延びる右直線部と、前記右直線部から前記ボス部に向かって突出する右突出部と、を有し、前記第1の領域は、前記左直線部の上面及び左側面と、前記右直線部の上面及び右側面とにそれぞれ設けられており、前記第2の領域は、前記左突出部の下面と、前記右突出部の下面とにそれぞれ設けられていてもよい。このような構成により、運転者が操舵部を回転操舵する場合に運転者によって強く握り込まれやすい左突出部の下面及び前記右突出部の下面のグリップ性を良好とし、且つ、強く握り込まれにくく単に手を添えられている状態となりやすい左直線部の上面及び左側面と右直線部の上面及び右側面の触感を良好とすることができる。
また、前記第2のピッチは前記第1のピッチの1.2倍以上であり、前記第2の凹部の径は前記第1の凹部の径の2倍以上であることが好ましい。このような構成により、第1の領域の触感をより向上させ、且つ、第2の領域のグリップ性をより向上させることができる。
また、前記第1の凹部の径は0.35mm以下であり、前記第2の凹部の径は0.75mm以上であることが好ましい。このような構成により、第1の領域の触感をより向上させ、且つ、第2の領域のグリップ性をより向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るハンドルの平面図である。 ハンドルの底面図である。 ハンドルの操舵部の断面図である。 操舵部の右直線部に設けられた第一カバー部材の拡大平面図と断面図である。 操舵部の右突出部に設けられた第二カバー部材の拡大平面図と断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るハンドル10について説明する。ハンドル10は、不図示の車両に搭載されている。なお、以下の説明において、特定的な記載がない限り、上下方向は不図示のステアリングシャフトの軸方向に沿った上下方向を意味し、前後方向は車両の直進操舵時のステアリングシャフトの軸方向と直交する前後方向を意味し、左右方向は車両の直進操舵時のステアリングシャフトの軸方向と直交する左右方向を意味する。
図1は、ハンドル10の平面図である。図2は、ハンドル10の底面図である。図1、図2における二点鎖線は、車両の運転者がハンドル10の操舵部1を把持した際の左手を示している。図1、図2に示す様に、ハンドル10は、運転者が把持して回転操舵する操舵部1と、ハンドル10の中央部に位置し、操舵部1に連結されるハブ部2と、ハブ部2の上部を覆うパッド5を有する。ハブ部2には、操舵中心軸としての不図示のステアリングシャフトに連結されるボス部3や、不図示のエアバッグが設けられている。
ボス部3は、操舵部1の内側であって、ハンドル10の略中心位置に配置された部材であり、ハブ部2の下面2aにダイキャスト加工によって一体成型されている。ボス部3は、不図示のステアリングシャフトが挿通されて嵌合される軸穴3aを有する。ボス部3の軸穴3aにステアリングシャフトの先端部が挿通し嵌合した状態で、ステアリングシャフトの先端部がナット止めされることにより、ボス部3とステアリングシャフトが連結される。
操舵部1は、左右方向を長尺とする略四角環状の部材であり、ボス部3を基準として左右対称形状をした部材である。操舵部1は、ボス部3の左右両側にそれぞれ位置し、略前後方向に略直線状に延びる左直線部1a及び右直線部1bを有する。また、操舵部1は、ボス部3の後側に位置し、左右方向に略直線状に延び、左直線部1aと右直線部1bとを連結する後直線部1cを有する。後直線部1cにおける左右方向の略中央部は、ハブ部2に連結されている。また、操舵部1は、左直線部1aの前端部とハブ部2とを連結する左連結部1dと、右直線部1bの前端部とハブ部2とを連結する右連結部1eを有する。つまり操舵部1は、後直線部1c、左連結部1d、及び右直線部1bにおいてハブ部2と連結されており、ハブ部2を介してボス部3と連結されている。
また、操舵部1は、左直線部1aの前後方向の略中央部の内周部からボス部3に向かって右方に突出する左突出部1fと、右直線部1bの前後方向の略中央部の内周部からボス部3に向かって左方に突出する右突出部1gを有する。左突出部1fの上面1f1及び右突出部1gの上面1g1には、運転者が押圧操作することによって不図示のスピーカーの音量設定や不図示のエアーコンディショナーの空調設定等を行うための操作ボタン4が設けられている。
図3Aは、操舵部1の後直線部1cを図1に示す切断線A1-A1で切断した断面図である。図3Aに示す様に、後直線部1cは、金属製の芯金1wと、芯金1wの外周部を覆う樹脂製の表層部1zによって構成されている。芯金1wと表層部1zは、操舵部1の全域に延在しており、操舵部1の後直線部1c以外の部位も同様に芯金1wと表層部1zによって構成されている。なお、本実施形態では、芯金1wはアルミ合金製であり、表層部1zはアクリル樹脂製であるものの、他の材料で形成してもよい。
図3Bは、操舵部1の右直線部1b及び右突出部1gを図1に示す切断線A2-A2で切断した断面図である。図1、図2、図3Bに示す様に、右直線部1bには、右直線部1bの上面1b1の右端側から下面1b2の右端側に亘って表層部1zの外周部を覆うように第一カバー部材30が設けられている。また、操舵部1はボス部3を基準として左右対称形状であるため、操舵部1の左直線部1aにも、右直線部1bに設けられた第一カバー部材30と左右対称形状の第一カバー部材30が設けられている。つまり、操舵部1の両側面(左右方向の両端面)には、第一カバー部材30が設けられている。
第一カバー部材30は、樹脂製であり、接着剤によって表層部1zの外周部に接着固定されている。また、第一カバー部材30の表面には、凹部30a(第1の凹部)が所定のピッチで複数形成された第1の領域としての領域E1(図1、図2では第一カバー部材30のドットが付された領域)が設けられている。本実施形態において、領域E1は第一カバー部材30の表面全域であるものの、運転者の手が触れられやすい一部の領域に設けられていてもよい。なお、本実施形態では、第一カバー部材30はウレタン樹脂(ショアA65)製であり、注型を用いて形成しているものの、他の材料や方法で形成してもよい。
また、操舵部1の右突出部1gには、右突出部1gの下面1g2の右端側から左端側に亘って表層部1zの外周部を覆うように第二カバー部材31が設けられている。また、操舵部1はボス部3を基準として左右対称形状であるため、操舵部1の左突出部1fにも、右突出部1gに設けられた第二カバー部材31と左右対称形状の第二カバー部材31が設けられている。
第二カバー部材31は、樹脂製であり、接着剤によって表層部1zの外周部に接着固定されている。また、第二カバー部材31の表面には、凹部31a(第2の凹部)が所定のピッチで複数形成された第2の領域としての領域E2(図2では第二カバー部材31のドットが付された領域)が設けられている。本実施形態では、運転者の手が特に触れられやすい部分に領域E2を設けるために、領域E2を第二カバー部材31における右突出部1gの下面1g2部分に設けており、右突出部1gの内周部には設けていない。なお、本実施形態では、第二カバー部材31はウレタン樹脂(ショアA65)製であり、注型を用いて形成しているものの、他の材料や方法で形成してもよい。
運転者は、左直線部1aと右直線部1bを両手で把持し、ボス部3に連結された不図示のステアリングシャフトを中心として操舵部1を回転操舵することによって車両を右折又は左折させて車両の進行方向を変更する。本実施形態では、操舵部1を回転操舵時の回転角度に応じて不図示の制御部が車両のタイヤを転舵するステア・バイ・ワイヤ・システムを採用している。しかし、本発明はこれに限られず、操舵部1の回転操舵時に機械的に車両のタイヤを転舵させる構成としてもよい。
ここで運転者が左直線部1aと右直線部1bを両手で把持している時、運転者の掌の大部分は操舵部1の両側面に設けられた第一カバー部材30に接触する。また、運転者の親指は左突出部1f及び右突出部1gの上面1f1、1g1に接触した状態となりやすく、親指以外の他の四指の指先は左突出部1fの下面1f2及び右突出部1gの下面1g2に設けられた第二カバー部材31に接触した状態となりやすい。また、運転者は、車両の直線走行時のように操舵部1を回転操舵しない場合、左直線部1a、右直線部1b、左突出部1f及び右突出部1gに単に手を添えた状態となりやすい。これに対して運転者は、右折時又は左折時に操舵部1を回転操舵する場合、操舵部1の左突出部1fの下面1f2及び右突出部1gの下面1g2を親指以外の他の四指の指先で強く握り、他の部分は強く握らずに手を添えた状態となりやすい。特に、操舵部1の両側面は、運転者が操舵部1を回転操舵する時もしない時も運転者の手で強く握られずに手を添えられている状態となりやすい。このため、操舵部1は、運転者が操舵部1を回転操舵する際に強く握りやすい左突出部1fの下面1f2及び右突出部1gの下面1g2のグリップ性が良好であり、且つ、強く握られずに手を添えられた状態となりやすい操舵部1の側面の触感が良好であることが望ましい。そこで、本実施形態のハンドル10は、第一カバー部材30の凹部30aの径及びピッチと、第二カバー部材31の凹部31aの径及びピッチとを異なる構成とすることにより、上記位置でのグリップ性と触感を向上させている。以下、これについて詳しく説明する。
図4は、右直線部1bに設けられた第一カバー部材30における図1に示す領域X1の拡大平面図と断面図である。図4に示す様に、第一カバー部材30の表面に形成された凹部30aは、底面30a1が直径D1の円形であって、第一カバー部材30の表面から底面30a1までの距離がH1であり、表面から凹んだ角部分が曲率半径R1で面取りされた形状となっている。距離H1は、運転者が操舵部1を把持した際に運転者の手と凹部30aの底面30a1とがなるべく接触しない数値に設定される。また、凹部30aは、矢印V1方向及び矢印V2方向の二方向にピッチP1(第1のピッチ)で並列して設けられている。ここでいうピッチP1は、矢印V1方向又は矢印V2方向において互いに隣接する二つの凹部30aの底面30a1の中心C1間の距離である。また、凹部30aは、矢印V1方向と矢印V2方向とにそれぞれ隣接する四つの凹部30aの底面30a1の中心C1を結んだ仮想線の形状が菱形S1となるように配置されており、菱形S1の短い方の対角線の長さはJ1となっている。
図5は、右突出部1gに設けられた第二カバー部材31における図2に示す領域X2の拡大平面図と断面図である。図5に示す様に、第二カバー部材31の表面に形成された凹部31aは、底面31a1が直径D2の円形であって、第二カバー部材31の表面から底面31a1までの距離がH2であり、表面から凹んだ角部分が曲率半径R2で面取りされた形状となっている。距離H2は、運転者が操舵部1を把持した際に運転者の手と凹部31aの底面31a1とがなるべく接触しない数値に設定される。また、凹部31aは、矢印V1方向及び矢印V2方向の二方向にピッチP2(第2のピッチ)で並列して設けられている。ここでいうピッチP2は、矢印V1方向又は矢印V2方向において互いに隣接する二つの凹部31aの底面31a1の中心C2間の距離である。また、凹部31aは、矢印V1方向と矢印V2方向とにそれぞれ隣接する四つの凹部31aの底面31a1の中心C2を結んだ仮想線の形状が菱形S2となるように配置されており、菱形S2の短い方の対角線の長さはJ2となっている。
ここで第一カバー部材30の凹部30aのピッチP1及び直径D1と、第二カバー部材31の凹部31aのピッチP2及び直径D2は、次の条件1、2を満たすように設定されている。
P1<P2・・・(1)
D1<D2・・・(2)
即ち、第二カバー部材31の凹部31aのピッチP2は、第一カバー部材30の凹部30aのピッチP1よりも広くなるようにピッチP1、P2が設定されている。また、第二カバー部材31の凹部31aは、第一カバー部材30の凹部30aよりも大径となるように直径D1、D2が設定されている。
このような構成により、次の効果を奏する。即ち、凹部30a、31aのピッチP1、P2と直径D1、D2を上記のように設定することにより、領域E1では相対的に凹部が密に配置され、領域E2では相対的に凹部が疎に配置されることになる。凹部が密に配置された領域E1では、運転者の手と、操舵部1の表面、具体的には凹部30aが設けられていない平坦部30b(図4)とが接触しにくくなる。換言すれば、領域E1の運転者の手が投影される領域における運転者の手と操舵部1の表面との接触率は、領域E2の運転者の手が投影される領域における運転者の手と操舵部1の表面との接触率より低くなる。このため、運転者が操舵部1の表面のベタツキを感じにくくなることから、操舵部1の触感が向上する。一方、凹部が疎に配置された領域E2では、運転者の手と、操舵部1の表面、具体的には凹部31aが設けられていない平坦部31b(図5)とが接触しやすくなり、運転者の手が操舵部1の表面から摩擦力を受けやすくなることから、操舵部1のグリップ性が向上する。従って、本実施形態の構成によれば、操舵部1の部位に応じて、操舵部1のグリップ性の向上と触感の向上とを両立させることができる。
本実施形態では、P1=1.00mm、P2=1.25mm、J1=1.35mm、J2=1.68mm、D1=0.35mm、D2=0.75mm、H1=0.1mm、H2=0.1mm、J1=1.35mm、θ2=1.68mmに設定されている。これらの数値は上記条件1、2を満たす範囲で適宜変更可能である。但し、距離H1、H2は、凹部30a、31aの底面30a1、31a1と運転者の手がなるべく接触しない数値とするのが好ましい。
また、出願人は、凹部30a、31aのピッチP1、P2、直径D1、D2を異なる数値として、領域E1、E2におけるグリップ性と触感を調査するアンケート調査を48人に実施した。この結果、次の条件3、4を満たすことにより、領域E2のグリップ性が良好であり、且つ、領域E1の触感が良好であることを実感しやすいことが判明した。このため、凹部30a、31aのピッチP1、P2、直径D1、D2を、次の条件3、4を満たす数値とするのが好ましい。
P2≧P1×1.2・・・(3)
D2≧D1×2.0・・・(4)
また、上記アンケート調査の結果、次の条件5、6を満たすことにより、領域E2のグリップ性が良好であり、且つ、領域E1の触感が良好であることを実感しやすいことが判明した。このため、凹部30a、31aのピッチP1、P2、直径D1、D2を、次の条件5、6を満たす数値とするのが好ましい。
D1≦0.35mm・・・(5)
D2≧0.75mm・・・(6)
なお、本実施形態では、操舵部1が左直線部1aや右直線部1bを有する非円形のハンドル10を例示して本発明を説明したものの、本発明はこれに限られず、操舵部1が円形のハンドルにも適用することができる。即ち、円形の操舵部1を有するハンドルにおいて、操舵部1の表面の触感を重視したい部位に複数の凹部30aが形成された領域を設け、グリップ性を重視したい部位に複数の凹部31aが形成された領域を設け、凹部30a、31aのピッチP1、P2と直径D1、D2が上記条件1、2を満たす設定と構成とする。これにより円形の操舵部1を有するハンドル10において、操舵部1の部位に応じて、操舵部1のグリップ性と触感とを両立させることができる。
但し、本実施形態のハンドル10の形状では、操舵部1においてグリップ性を重視すべき部位は左突出部1fの下面1f2及び右突出部1gの下面1g2であり、触感を重視すべき部位は操舵部1の両側面であるものの、操舵部1が円形のハンドル10に本発明を適用する場合、グリップ性を重視すべき部位と触感を重視すべき部位が明確に区別しにくい。そこで、せん断力センサなどのセンサを用いて操舵部1の回転操舵時に力がかかりやすい部位を検出し、当該部位のグリップ性を良好とするために当該部位に複数の凹部31aが設けられた領域を設け、他の部位に触感を良好とするために複数の凹部30aが設けられた領域を設ける構成としてもよい。
また、本実施形態のハンドル10においても、せん断力センサなどのセンサを用いて操舵部1の回転操舵時に力がかかりやすい部位を検出し、当該部位のグリップ性を良好とするために当該部位に複数の凹部31aが設けられた領域を設け、他の部位に触感を良好とするために複数の凹部30aが設けられた領域を設ける構成としてもよい。また、例えば左突出部1fの下面1f2及び右突出部1gの下面1g2の特に力がかかりやすい部位に、凹部30aのピッチP1より狭いピッチで、凹部30aの直径D1より小径の凹部が複数設けられた領域をさらに設ける構成としてもよい。
また、本実施形態では、第一カバー部材30の表面に凹部30aを設け、第二カバー部材31の表面に凹部31aを設ける構成について説明したものの、本発明はこれに限られるものではない。即ち、第一カバー部材30と第二カバー部材31を一体成型とし、当該一体成型品に凹部30a、31aを設ける構成としてもよい。また、第一カバー部材30と第二カバー部材31を設けずに、表層部1zの表面に凹部30a、31aを設ける構成としてもよい。また、凹部30a、31aの底面30a1、31a1の形状は必ずしも円形である必要はなく、楕円形や多角形であってもよい。
1…操舵部、1a…左直線部、1b…右直線部、1f…左突出部、1g…右突出部、ボス部…3、ハンドル…10、30a…凹部、31a…凹部

Claims (1)

  1. 運転者に把持されて回転操舵される操舵部と、
    前記操舵部の内側に配置され、前記操舵部の操舵中心軸に連結されるボス部と、
    を備えるハンドルにおいて、
    前記操舵部の表面には、第1のピッチで第1の凹部が複数形成された第1の領域と、前記第1のピッチより広い第2のピッチで前記第1の凹部よりも大径の第2の凹部が複数形成された第2の領域とが設けられ
    前記操舵部は、
    前記ボス部の左側に位置し、略前後方向に略直線状に延びる左直線部と、
    前記左直線部から前記ボス部に向かって突出する左突出部と、
    前記ボス部の右側に位置し、略前後方向に略直線状に延びる右直線部と、
    前記右直線部から前記ボス部に向かって突出する右突出部と、
    を有し、
    前記第1の領域は、前記左直線部の上面及び左側面と、前記右直線部の上面及び右側面とにそれぞれ設けられており、
    前記第2の領域は、前記左突出部の下面と、前記右突出部の下面とにそれぞれ設けられていることを特徴とするハンドル。
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