JP7797258B2 - 潤滑システムおよびプラネタリギヤ機構 - Google Patents
潤滑システムおよびプラネタリギヤ機構Info
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Description
(作業機械1の駆動系2の概要)
図1は、作業機械1の駆動系2を示す模式図である。作業機械1の駆動系2は、エンジン3と、トルクコンバータ4と、トランスミッション5と、トランスファ6と、アクスル7a、7bと、一対のフロントタイヤ8と、一対のリアタイヤ9とを有する。エンジン3は、例えば、ディーゼル式のエンジンである。エンジン3で発生した駆動力は、トルクコンバータ4に伝達される。トルクコンバータ4は、トランスミッション5にエンジン3で発生した駆動力を伝達する。
図3は、本実施形態のプラネタリギヤ機構11を示す断面図である。
出力シャフト28は、ハウジング29に配置された複数の軸受け55によってハウジング29に対して回転可能に支持されている。プラネタリキャリア25および第2キャリアディスク32の各々には、軸Oに沿って貫通孔が形成されている。出力シャフト28は、これらの貫通孔に挿入されて、第2キャリアディスク32および第2キャリアボス35に固定されている。
ハウジング29には、入力シャフト21と出力シャフト28が挿入されている。
次に、サンギヤ22、プラネタリギヤ23およびリングギヤ26に潤滑油を供給する供給路61~64について説明する。プラネタリギヤ機構11は、供給路61~64を更に有する。
第1部分621は、第4支持部44に配置されている。第1部分621は、第4支持部44の外面から出力シャフト28まで形成されている。第2部分622は、出力シャフト28の外周面に周方向に沿って形成された溝である。第1部分621は、溝である第2部分622に繋がっている。第3部分623は、第2部分622から出力シャフト28の中心軸に向かって形成されている。第4部分624は、第3部分623の中心側の端から、図4に示すように、出力シャフト28の第2方向A2側の端面28a近傍まで形成されている。第5部分625は、第4部分624の第2方向A2側の端から径方向外側に向かって形成されている。第6部分626は、第5部分625の径方向外側の端から第2方向A2に形成されている。第6部分626は、出力シャフト28の第2方向A2側の端面28aに開口62aを有する。開口62aは、図4に示すように、軸Oに沿った方向においてサンギヤ22のハス歯22bと対向するように配置されている。開口62aは、第2方向A2に沿って視た場合に歯面22aと重なるように配置されている。図5(b)は、第2方向A2に沿ってプラネタリギヤ機構11を見た場合における潤滑油を吐出する開口とギヤとの位置関係を示す模式図である。図5(b)に示すように、開口62aは、出力シャフト28の端面28aの1か所に配置されている。
切り替えバルブ13は、ポンプ12から送られる潤滑油をギヤに供給する供給路を切り替える。ポンプ12とタンク16の間は、第1管路71によって接続されている。切り替えバルブ13とポンプ12との間は第2管路72によって接続されている。切り替えバルブ13には、第3管路73と第4管路74が接続されている。第3管路73は、プラネタリギヤ機構11の供給路61と供給路63に接続されている。第4管路74は、プラネタリギヤ機構11の供給路62と供給路64に接続されている。
回転センサ14は、サンギヤ22の回転方向を判断するための情報を検出する。回転センサ14は、検出情報をコントローラ15に送信する。回転センサ14としては、例えばロータリーエンコーダを用いることができる。
コントローラ15は、CPUなどのプロセッサを含む。プロセッサは、ポンプ12および切り替えバルブ13の制御のための処理を行う。コントローラ15は、記憶装置を含む。記憶装置は、RAM或いはROMなどのメモリ、及び、HDD(Hard Disk Drive)或いはSSD(Solid State Drive)などの補助記憶装置を含む。記憶装置は、ポンプ12および切り替えバルブ13の制御のためのデータ及びプログラムを記憶している。
次に、本実施形態の潤滑システム10の制御動作について説明する。図7は、本実施形態の潤滑システム10の制御動作を示すフロー図である。
(1)
本実施形態の潤滑システム10は、ハス歯22bを含むサンギヤ22(ハス歯ギヤの一例)を有するプラネタリギヤ機構11の潤滑システム10であって、供給路61(第1潤滑油供給路の一例)と、供給路62(第2潤滑油供給路の一例)と、コントローラ15と、を備える。供給路61は、サンギヤ22の回転軸Oに沿った方向におけるサンギヤ22の両側のうち一方側に配置され、サンギヤ22の歯面22aに向かって形成されている。供給路62は、サンギヤ22の両側のうち他方側に配置され、サンギヤ22の歯面22aに向かって形成されている。コントローラ15は、サンギヤ22の回転方向に基づいて、サンギヤ22の歯面22aへの潤滑油の吐出を供給路61と供給路62の間で切り替える。
実施形態の潤滑システム10では、供給路61は、開口61a(第1吐出口の一例)を有する。開口61aは、回転軸Oに沿った方向から視てサンギヤ22の歯面22aと重なるように配置され、潤滑油が吐出される。供給路62は、開口62a(第2吐出口の一例)を有する。開口62aは、回転軸Oに沿った方向から視てサンギヤ22の歯面22aと重なるように配置され、潤滑油が吐出される。
実施形態の潤滑システム10は、入力シャフト21(第1シャフトの一例)と、複数のプラネタリギヤ23と、を更に備える。入力シャフト21には、サンギヤ22が固定されている。複数のプラネタリギヤ23は、サンギヤ22の周囲に配置され、サンギヤ22と噛み合う。供給路61は、潤滑油が吐出される複数の開口61aを有する。複数の開口61aは、入力シャフト21に配置されている。
実施形態の潤滑システム10では、複数の開口61aは、周方向において等間隔で配置されている。開口61aの数は、プラネタリギヤ23の数以上である。
実施形態の潤滑システム10は、プラネタリキャリア25と、ハウジング29と、出力シャフト28(第2シャフトの一例)と、を更に備える。プラネタリキャリア25は、複数のプラネタリギヤ23を回転可能に支持する。ハウジング29は、プラネタリキャリア25を回転可能に支持する。出力シャフト28は、プラネタリキャリア25に固定され、入力シャフト21と同軸上に配置されている。供給路62は、潤滑油が吐出される開口62aを有する。開口62aは、出力シャフト28に配置されている。
実施形態の潤滑システム10は、複数のプラネタリギヤ23と、リングギヤ26と、供給路63(第3潤滑油供給路の一例)と、供給路64(第4潤滑油供給路の一例)と、を更に備える。複数のプラネタリギヤ23は、サンギヤ22の周囲に配置され、サンギヤ22の歯面22aと噛み合う。リングギヤ26は、複数のプラネタリギヤ23の周囲に配置され、複数のプラネタリギヤ23と噛み合う。供給路63は、回転軸Oに沿った方向におけるリングギヤ26の両側のうち一方側に配置され、リングギヤ26の歯面26aに向かって形成されている。供給路64は、リングギヤ26の両側のうち他方側に配置され、リングギヤ26の歯面26aに向かって形成されている。
本実施形態の潤滑システム10は、ハス歯を含むリングギヤ26(ハス歯ギヤの一例)を有するプラネタリギヤ機構11の潤滑システム10であって、供給路63(第1潤滑油供給路の一例)と、供給路64(第2潤滑油供給路の一例)と、コントローラ15と、を備える。供給路63は、リングギヤ26の回転軸Oに沿った方向におけるリングギヤ26の両側のうち一方側に配置され、リングギヤ26の歯面26aに向かって形成されている。供給路64は、リングギヤ26の両側のうち他方側に配置され、リングギヤ26の歯面26aに向かって形成されている。コントローラ15は、リングギヤ26の回転方向に基づいて、リングギヤ26の歯面26aへの潤滑油の吐出を供給路63と供給路64の間で切り替える。
実施形態の潤滑システム10では、供給路63は、回転軸Oに沿った方向から視てリングギヤ26の歯面26aと重なるように配置され、潤滑油が吐出される開口63a(第1吐出口の一例)を有する。供給路64は、回転軸Oに沿った方向から視てリングギヤ26の歯面26aと重なるように配置され、潤滑油が吐出される開口64a(第2吐出口の一例)を有する。
実施形態の潤滑システム10は、サンギヤ22と、複数のプラネタリギヤ23と、プラネタリキャリア25と、ハウジング29と、を更に備える。複数のプラネタリギヤ23は、サンギヤ22の周囲に配置され、サンギヤ22と噛み合う。プラネタリキャリア25は、複数のプラネタリギヤ23を回転可能に支持する。リングギヤ26(ハス歯ギヤの一例)は、複数のプラネタリギヤ23の周囲に配置され、複数のプラネタリギヤ23と噛み合う。供給路63および供給路64の各々は、ハウジング29に配置されている。
本実施形態のプラネタリギヤ機構11は、供給路61(第1潤滑油供給路の一例)と、供給路62(第2潤滑油供給路の一例)と、を備える。供給路61は、サンギヤ22(ハス歯ギヤの一例)の回転軸Oに沿った方向におけるサンギヤ22の両側のうち一方側に配置され、サンギヤ22の歯面22aに向かって形成されている。供給路62は、サンギヤ22の両側のうち他方側に配置され、サンギヤ22の歯面22aに向かって形成されている。
本実施形態のプラネタリギヤ機構11は、供給路63(第1潤滑油供給路の一例)と、供給路64(第2潤滑油供給路の一例)と、を備える。供給路63は、リングギヤ26(ハス歯ギヤの一例)の回転軸Oに沿った方向におけるリングギヤ26の両側のうち一方側に配置され、リングギヤ26の歯面26aに向かって形成されている。供給路64は、リングギヤ26の両側のうち他方側に配置され、リングギヤ26の歯面26aに向かって形成されている。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
上記実施形態では、供給路61は3つの開口61aを有しているが、これに限らなくてもよく、4つ以上であってもよいし、2つ以下であってもよい。
上記実施形態では、リングギヤ26の歯面26aには、第1方向A1側において1か所の開口63aから潤滑油が吐出されているが、複数の開口から潤滑油が吐出されてもよい。また、リングギヤ26の歯面26aには、第2方向A2側において1か所の開口64aから潤滑油が吐出されているが、複数の開口から潤滑油が吐出されてもよい。
上記実施形態では、開口61aと開口62aは、軸Oに沿って視た場合に、サンギヤ22の歯面22aと重なるように配置されているが、これに限らなくてもよい。開口61aおよび開口62aから吐出された潤滑油が歯面22aに供給されればよい。
上記実施形態では、リングギヤ26がハウジング29に固定されており、サンギヤ22とプラネタリギヤ23がハウジング29に対して回転し、動力がサンギヤ22に入力されてプラネタリキャリア25から出力されているが、これに限らなくてもよい。例えば、ハウジング29に対してプラネタリキャリア25を固定し、サンギヤ22とリングギヤ26を回転させ、リングギヤから動力が出力されてもよい。
上記実施形態のプラネタリギヤ機構11では、プラネタリギヤ23は3つ配置されているが、これに限られるものではなく、4つ以上であってもよい。
上記実施形態の作業機械1は、フロントタイヤおよびリアタイヤが設けられたホイールローダ、およびフォークリフト等を例として挙げることができるが、これに限らず、履帯を有するショベルおよびブルドーザ等も挙げることができる。
15 :コントローラ
22 :サンギヤ
22a :歯面
61 :供給路
62 :供給路
Claims (8)
- ハス歯ギヤを有するプラネタリギヤ機構の潤滑システムであって、
前記ハス歯ギヤの回転軸に沿った方向における前記ハス歯ギヤの両側のうち一方側に配置され、前記ハス歯ギヤの歯面に向かって形成された第1潤滑油供給路と、
前記ハス歯ギヤの前記両側のうち他方側に配置され、前記ハス歯ギヤの前記歯面に向かって形成された第2潤滑油供給路と、
前記ハス歯ギヤの回転方向に基づいて、前記ハス歯ギヤの前記歯面への潤滑油の吐出を前記第1潤滑油供給路と前記第2潤滑油供給路の間で切り替えるコントローラと、を備えた、潤滑システム。 - 前記第1潤滑油供給路は、潤滑油が吐出される第1吐出口を有し、
前記第1吐出口は、前記回転軸に沿った方向から視て前記ハス歯ギヤの前記歯面と重なるように配置され、
前記第2潤滑油供給路は、潤滑油が吐出される第2吐出口を有し、
前記第2吐出口は、前記回転軸に沿った方向において前記ハス歯ギヤの前記歯面と重なるように配置される、
請求項1に記載の潤滑システム。 - サンギヤとして前記ハス歯ギヤが固定された第1シャフトと、
前記ハス歯ギヤの周囲に配置され、前記ハス歯ギヤの前記歯面と噛み合う複数のプラネタリギヤと、を更に備え、
前記第1潤滑油供給路は、潤滑油が吐出される複数の第1吐出口を有し、
前記複数の第1吐出口は、前記第1シャフトに配置されている、
請求項1に記載の潤滑システム。 - 複数の前記第1吐出口は、周方向において等間隔で配置され、
前記第1吐出口の数は、前記プラネタリギヤの数以上である、
請求項3に記載の潤滑システム。 - 前記複数のプラネタリギヤを回転可能に支持するプラネタリキャリアと、
前記プラネタリキャリアを回転可能に支持するハウジングと、
前記プラネタリキャリアに固定され、前記第1シャフトと同軸上に配置された第2シャフトと、を更に備え、
前記第2潤滑油供給路は、潤滑油が吐出される第2吐出口を有し、
前記第2吐出口は、前記第2シャフトに配置されている、
請求項3に記載の潤滑システム。 - サンギヤとしての前記ハス歯ギヤの周囲に配置され、前記ハス歯ギヤの前記歯面と噛み合う複数のプラネタリギヤと、
前記複数のプラネタリギヤの周囲に配置され、前記複数のプラネタリギヤと噛み合うリングギヤと、
前記回転軸に沿った方向における前記リングギヤの両側のうち一方側に配置され、前記リングギヤの歯面に向かって形成された第3潤滑油供給路と、
前記リングギヤの前記両側のうち他方側に配置され、前記リングギヤの前記歯面に向かって形成された第4潤滑油供給路と、を更に備え、
前記コントローラは、前記ハス歯ギヤの前記回転方向に基づいて、前記ハス歯ギヤの前記歯面への潤滑油の吐出を前記第3潤滑油供給路と前記第4潤滑油供給路の間で切り替える、
請求項1に記載の潤滑システム。 - サンギヤと、
前記サンギヤの周囲に配置され、前記サンギヤと噛み合う複数のプラネタリギヤと、
前記複数のプラネタリギヤを回転可能に支持するプラネタリキャリアと、
前記プラネタリキャリアを回転可能に支持するハウジングと、を更に備え、
前記ハス歯ギヤは、前記複数のプラネタリギヤの周囲に配置され、前記複数のプラネタリギヤと噛み合い、
前記第1潤滑油供給路および前記第2潤滑油供給路の各々は、前記ハウジングに配置されている、
請求項1に記載の潤滑システム。 - ハス歯ギヤを有するプラネタリギヤ機構であって、
前記ハス歯ギヤの回転軸に沿った方向における前記ハス歯ギヤの両側のうち一方側に配置され、前記ハス歯ギヤの歯面に向かって形成された第1潤滑油供給路と、
前記ハス歯ギヤの前記両側のうち他方側に配置され、前記ハス歯ギヤの前記歯面に向かって形成された第2潤滑油供給路と、を備え、
前記第1潤滑油供給路は、潤滑油が吐出される第1吐出口を有し、
前記第1吐出口は、前記回転軸に沿った方向から視て前記ハス歯ギヤの前記歯面と重なるように配置され、
前記第2潤滑油供給路は、潤滑油が吐出される第2吐出口を有し、
前記第2吐出口は、前記回転軸に沿った方向において前記ハス歯ギヤの前記歯面と重なるように配置され、
前記第1吐出口は、前記歯面に対向するように前記回転軸に沿って開口しており、
前記第2吐出口は、前記歯面に対向するように前記回転軸に沿って開口している、
プラネタリギヤ機構。
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