JP7801246B2 - 成形装置 - Google Patents

成形装置

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JP7801246B2 JP2022565219A JP2022565219A JP7801246B2 JP 7801246 B2 JP7801246 B2 JP 7801246B2 JP 2022565219 A JP2022565219 A JP 2022565219A JP 2022565219 A JP2022565219 A JP 2022565219A JP 7801246 B2 JP7801246 B2 JP 7801246B2
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Description

本発明は、成形装置に関する。
成形装置としてのプレス装置は、供給装置から被成形物としてのビレットを受け取り、トランスファフィーダの初期位置に配置するための中継装置が金型周辺に設置されている。
一方、金型周辺は、金型に使用される離型剤の供給等により、汚れが生じ易い過酷な環境であることから、故障や動作不良の発生を抑えるために、従来の中継装置は、関節数を低減し、二つの関節でアームを回動させるアーム機構が採用されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平8-174134号公報
しかしながら、上記従来の成形装置は、中継装置の関節数が少ないことから動作に制約が多くなり、被成形物の形状や寸法によっては、ビレットの搬送不良を生じたり、トランスファフィーダの初期位置となるビレットの受け台の取り付け位置を手作業で調整する必要が生じたりする等の問題があった。
本発明は、被成形物を安定的に搬送する成形装置を提供することを目的とする。
本発明に係る成形装置は、
可動フレームと、
前記可動フレームに揺動可能に支持された第1アームと、
前記第1アームに揺動可能に支持された第2アームと、
前記第2アームに支持された被成形物を保持可能な保持部と、
前記第1アームに揺動動作を付与する第1揺動機構と、
前記第2アームに揺動動作を付与する第2揺動機構と、
前記可動フレームに少なくとも一方向へ移動動作を付与する移動機構と、
を備え、
前記第1アーム及び前記第2アームは、2つの関節で前記保持部を揺動動作させて前記被成形物を一平面内で移動させ、
前記可動フレームは、前記移動機構から下方に向かって延出され、
前記移動機構は、前記可動フレームを上下方向に移動させる第1移動部と、前記可動フレームを水平方向に移動させる第2移動部と、を有し、
前記第1揺動機構の駆動源となるモータと前記第2揺動機構の駆動源となるモータとを、前記可動フレームの前記移動機構側の端部であって、前記可動フレームを挟んで前記第2移動部が前記可動フレームを移動させる水平方向の両側に並べて配置するように構成される。
本発明によれば、被成形物を安定的に搬送することが可能となる。
本実施形態に係るプレス装置の正面図である。 移動機構の図示を省略した中継装置の右側面図である。 第2アームの断面図である。 図1におけるU-U線に沿った断面図である。 図1におけるV-V線に沿った断面図である。 図1におけるW-W線に沿った断面図である。 プレス装置の概略制御構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[成形装置の構成]
図1は本実施形態に係る成形装置としてのプレス装置1の正面図である。図1に示すように、紙面左右方向はプレス装置1の左右方向、紙面上下方向は装置1の上下方向、紙面垂直方向は装置1の前後方向に相当する。なお、紙面右側が右、紙面手前側を前とする。
この図に示すように、プレス装置1は、鍛造成形を行う鍛造プレス装置であり、装置本体100と、被成形物であるビレットBの供給装置30、トランスファフィーダ40、中継装置50、制御装置90とを備える。
装置本体100は、ベッド23、複数のアップライト22、ボルスタ24、スライド18、ビレットBの受け台13、図示しない駆動部を備える。
上記ベッド23及び複数のアップライト22は、プレス装置1のフレーム部を構成する。
ボルスタ24は、ベッド23上に固定され、その上部には複数の下金型12が固定される。
スライド18は、アップライト22に設けられた図示しないガイドにより、上下方向をストローク方向として往復動作可能に支持される。スライド18の下部には下金型12と同数の上金型11が固定される。金型としての複数の上金型11と金型としての複数の下金型12とは、互いに対応して組をなすととともに、それぞれ左右方向に沿って配列されており、組をなすもの同士が上下に対向している。スライド18が上昇することで、上金型11及び下金型12が離隔し、スライド18が下降することで、上金型11及び下金型12が合わさってこれらの間で被成形物が鍛造成形される。なお、上金型11及び下金型12は、右方のものほど成形が完成品に近くなるように配列されている。
駆動部は、スライド18を進退させるための構成であり、駆動源となるモータ、フライホイール、クラッチブレーキ、減速機、クランク機構等を備えている。そして、モータの回転をクランク機構で上下動に変換してスライド18に付与する。
なお、駆動源となるモータをサーボモータとする場合には、フライホイール、クラッチブレーキを不要とすることができる。
受け台13は、トランスファフィーダ40の初期位置、即ち、プレス装置1のフレーム部における複数の上金型11及び下金型12が並んだ導通部14の入口の左方下部に設置されている。
受け台13は、ビレットBを上から差し込むことが可能なカップ状の容器からなる。受け台13の高さや前後左右方向の配置について、手作業で調整可能な構造を設けてもよい。
トランスファフィーダ40は、ビレットBの初期位置となる受け台13から最も左方(上流側)に位置する下金型12上にビレットBを搬送すると共に、各下金型12上のビレットB(成形が進行しつつある被成形物)を一つ右側(下流側)の下金型12上に搬送する。
トランスファフィーダ40は、左右方向に沿って配置された一対の送り桿41を備え、各送り桿41には図示しない複数のつかみ爪が設けられている。
そして、一対の送り桿41からは、各つかみ爪が互いに向かい合うように延出されている。また、各つかみ爪の左右方向の間隔は複数の下金型12の間隔に一致している。また、各送り桿41は、つかみ爪を下金型12よりも一つ多く備えている。例えば、下金型12が五つある場合、つかみ爪は六つとなる。
トランスファフィーダ40は、一対の送り桿41を、(1)接近によるクランプ→(2)リフト(上昇)→(3)アドバンス(前進)→(4)ダウン(下降)→(5)アンクランプ(解放)→(6)リターン(後退)の順で動作させることにより、受け台13から下金型12へのビレットBの搬送動作や各下金型12上の被成形物を一つ右側(下流側)に送る搬送動作を実行する。
ビレットBの供給装置30は、右斜め下に傾斜したスロープ31を備え、スロープ31の右端に設定された受け渡し位置32にビレットBを一つずつ供給する。
スロープ31は、ビレットBの滑動溝が形成されている。例えば、熱間鍛造が行われる場合には、予め、加熱装置により所定温度に加熱されたビレットBがスロープ31の上端に供給される。また、冷間鍛造の場合には、加熱されていない常温のビレットBがスロープ31の上端に供給される。
そして、いずれの場合も受け渡し位置32までビレットBが滑動する。
受け渡し位置32の手前にはゲート機構33が設けられ、受け渡し位置32にビレットBが一つしか滞留しないようにビレットBの通過規制を行っている。
受け渡し位置32には、ビレットBの滑動を阻止する図示しないストッパが設けられ、ストッパにより停止したビレットBは、中継装置50によって右方に取り出すことができるようになっている。
なお、スロープ31の受け渡し位置32側の端部は、支点34により揺動可能となっており、受け渡し位置32は、図1の状態から下方に揺動させることができる。これは、受け渡し位置32において、ビレットBを受け取った中継装置50の後述する把持ツール54が右方に揺動する際に、受け渡し位置32のストッパ等が干渉しないように下方に退避させるためである。
[中継装置]
図2は後述する移動機構の図示を省略した中継装置50を右方から見た右側面図である。
中継装置50は、供給装置30からトランスファフィーダ40の初期位置となる受け台13にビレットBを中継搬送する。
中継装置50は、図1及び図2に示すように、プレス装置1のフレーム部において、複数の上金型11及び下金型12が並んだ導通部14の左端部である入口の上部壁面に取り付けられている。
中継装置50は、可動フレーム51と、可動フレーム51に第1関節軸521まわりに揺動可能に支持された第1アーム52と、第1アーム52の揺動端部に第2関節軸531まわりに揺動可能に支持された第2アーム53と、第2アーム53に対し、第2関節軸531と直交する軸まわりに回転可能に支持された、ビレットBの保持部としての把持ツール54と、第1アーム52に揺動動作を付与する第1揺動機構55と、第2アーム53に揺動動作を付与する第2揺動機構56と、把持ツール54に回転動作を付与する回転機構57と、把持ツール54に把持動作を付与する把持駆動部61と、可動フレーム51に移動動作を付与する移動機構とを備えている。移動機構は、第1~第3移動部58,59,60から構成されている。
可動フレーム51は、導通部14の入口の上部壁面に、移動機構を介して取り付けられており、移動機構を構成する第1~第3移動部58,59,60によって上下左右前後方向に移動可能に支持されている。
可動フレーム51は、移動機構に支持される支持板511と、当該支持板511から下方に向かって延出された内部中空の胴体部512とを有する。胴体部512の延出端部(下端部)には、前後方向(水平方向)に平行な第1関節軸521によって第1アーム52の基端部が揺動可能に支持されている。
第1アーム52は、第1関節軸521によりその揺動端部が主に左右方向に揺動を行う。また、第1アーム52も可動フレーム51の胴体部512と同様に内部が中空となっている。
第1アーム52の延出端部(下端部)には、前後方向(水平方向)に平行な第2関節軸531によって第2アーム53が揺動可能に支持されている。
第2アーム53は、基端部(上端部)が第2関節軸531により揺動可能に支持され、揺動端部(下端部)が主に左右方向に揺動を行う。また、第2アーム53も第1アーム52と同様に内部が中空となっており、内部には、把持駆動部61の一部の構成が格納されている。
第1揺動機構55は、図2に示すように、第1揺動モータ551、減速機552、主動歯車553、伝達歯車554、従動歯車555を有する。
第1揺動モータ551は、出力軸が前後方向に向けられた状態で可動フレーム51の胴体部512の後面の外側に固定装備されている。第1揺動モータ551の出力軸は、胴体部512の内部に配置された減速機552に連結されている。
減速機552は、入出力軸が前後方向に平行に向けられた状態で、可動フレーム51の胴体部512の後面の内側に固定装備されている。そして、減速機552の出力軸には、平歯車からなる主動歯車553が取り付けられている。
主動歯車553は、減速機552により、前後方向に沿った軸回りに減速回転が付与される。また、主動歯車553は、その下側に配置された伝達歯車554に噛合している。
伝達歯車554は、平歯車からなり、胴体部512内に固定装備された前後方向に平行な支軸556によって回転可能に支持されている。また、伝達歯車554は、その下側に配置された従動歯車555に噛合している。
従動歯車555は、平歯車からなり、第1関節軸521によって回転可能に支持されている。また、この従動歯車555は、第1アーム52の基端部に一体的に連結されている。
上記構成により第1揺動機構55は、第1揺動モータ551の駆動により、減速機552を介して主動歯車553が減速回転する。さらに、主動歯車553から伝達歯車554を介して従動歯車555に回転力が伝わり、従動歯車555と共に第1アーム52の揺動端部(下端部)が揺動する。
第2揺動機構56は、図2に示すように、第2揺動モータ561、減速機562、主動歯車563、第1~第3伝達歯車564~566、従動歯車567を有する。
第2揺動モータ561は、出力軸が前後方向に向けられた状態で可動フレーム51の胴体部512の前面の外側に固定装備されている。第2揺動モータ561の出力軸は、胴体部512の内部に配置された減速機562に連結されている。
減速機562は、入出力軸が前後方向に平行に向けられた状態で、可動フレーム51の胴体部512の前面の内側に固定装備されている。そして、減速機562の出力軸には、平歯車からなる主動歯車563が取り付けられている。
主動歯車563は、減速機562により、前後方向に沿った軸回りに減速回転が付与される。また、主動歯車563は、その下側に配置された第1伝達歯車564に噛合している。
第1伝達歯車564は、平歯車からなり、胴体部512内で支軸556によって回転可能に支持されている。また、第1伝達歯車564は、その下側に配置された第2伝達歯車565に噛合している。
第2伝達歯車565は、平歯車からなり、胴体部512内で第1関節軸521によって回転可能に支持されている。この第2伝達歯車565は、第1アーム52の中間位置に配置された第3伝達歯車566に噛合している。
第3伝達歯車566は、平歯車からなる。この第3伝達歯車566は、第1アーム52の前側壁の内側であって第1アーム52の長手方向の中間位置において、前後方向に平行に設けられた支軸568によって回転可能に支持されている。また、第3伝達歯車566は、第1アーム52の揺動端部に配置された従動歯車567に噛合している。
従動歯車567は、平歯車からなり、第2関節軸531によって回転可能に支持されている。また、この従動歯車567は、第2アーム53の基端部に一体的に連結されている。
上記構成により第2揺動機構56は、第2揺動モータ561の駆動により、減速機562を介して主動歯車563が減速回転する。さらに、主動歯車563から第1~第3伝達歯車564~566を介して従動歯車567に回転力が伝わり、従動歯車567と共に第2アーム53の揺動端部(下端部)が揺動する。
図3は第2アーム53の断面図である。この図3では、第2アーム53の長手方向が上下方向に沿った姿勢を示しており、また、把持ツール54が回転機構57による初期位置(図1~図3の向き)にある状態を示している。この図3に基づく説明については、第2アーム53、把持ツール54、回転機構57、把持駆動部61が図示の姿勢であることを前提として各部の位置又は方向について説明する。
図示のように、第2アーム53の揺動端部には、揺動の半径方向外側に向かって延出されるように、把持ツール54が設けられている。
把持ツール54は、第2アーム53の揺動端部に当該第2アーム53と同心で回転可能に設けられた円筒状の本体部545を有する。
本体部545の揺動端部側には、一対の把持爪541,542を個別に保持したエルボ型の一対の把持アーム543,544が装備されている。
把持アーム543,544は、本体部545の揺動端部において、左右方向に沿った同一の回動支軸によって一端部が回動可能に支持されている。そして、把持アーム543,544の回動端部には、把持爪541,542が対向した状態で固定装備されている。一対の把持アーム543,544は、互いに逆方向に回動することにより、一対の把持爪541,542を接離移動させることができる。
一対の把持爪541,542は、互いに向かい合わせとなる凹部を有する。一対の把持アーム543,544による把持方向(接近方向)の移動により、各々の把持爪541,542の凹部でビレットBを把持することができる。なお、把持爪541,542の凹部は、回転機構57による初期位置において、いずれも左右方向に沿って一様に凹んでいる。したがって、この状態で、把持ツール54は、長手方向が左右方向に沿った状態のビレットBを把持することに適している。
把持駆動部61は、図3に示すように、円筒状の第2アーム53内で同心に配置された把持用エアシリンダー611と、第2アーム53の長手方向に往動するピストン612と、第2アーム53の中心に位置するピストンロッド613と、ピストンロッド613と一対の把持アーム543,544とを連結するリンク部材614,615と、把持用エアシリンダー開閉弁616(図7参照)とを有する。
把持用エアシリンダー611は、第2アーム53の内部で、第2アーム53の長手方向に沿った軸回りに回転可能に支持されている。
ピストン612は、把持用エアシリンダー611内に格納され、把持用エアシリンダー開閉弁616によって供給されるエアーの圧力により、第2アーム53の長手方向の一方と他方とに移動する。
ピストンロッド613は、ピストン612の中心を貫通した状態で固定されており、その一端部が把持ツール54の本体部545内にまで延出されている。そして、ピストンロッド613の一端部は、各リンク部材614,615の一端部が連結されている。これらリンク部材614,615の一端部は、ピストンロッド613の一端部に対して、左右方向に沿った軸回りに回動可能に連結されている。
また、各リンク部材614,615の他端部は、一対の把持アーム543,544の中間部(例えば、エルボ形状の角部)に連結されている。この場合も、各リンク部材614,615の他端部は、各把持アーム543,544に対して、左右方向に沿った軸回りに回動可能に連結されている。
把持駆動部61は、上記構成により、把持用エアシリンダー611内でピストン612が下方に移動すると、ピストンロッド613も下方に移動し、リンク部材614,615を介して、一対の把持アーム543,544が下方に押されるように回動し、一対の把持爪541,542が把持を行う。
また、把持用エアシリンダー611内でピストン612が上方に移動すると、ピストンロッド613も上方に移動し、リンク部材614,615を介して、一対の把持アーム543,544が上方に引っ張られるように回動し、一対の把持爪541,542が離隔して解放を行う。
回転機構57は、図3に示すように、把持用エアシリンダー611の上端部の外周に設けられた歯車571と、歯車571に噛合するラック部材572と、ラック部材572をその長手方向に進退移動させる回転用エアシリンダー573と、回転用エアシリンダー開閉弁574(図7参照)とを有する。
歯車571は、第2アーム53及び把持用エアシリンダー611と同心で形成されている。
ラック部材572は、第2アーム53の上端部において、前後方向に滑動可能に支持されている。
回転用エアシリンダー573は、図示しないピストンロッドが前後方向に向けられており、その先端部はラック部材572に連結されている。
把持駆動部61は、上記構成により、回転用エアシリンダー573のピストンが進出方向に移動すると、ラック部材572が同方向に滑動し、歯車571を介して把持用エアシリンダー611を回転させる。把持用エアシリンダー611は、把持ツール54の本体部545と連結されており、把持用エアシリンダー611と共に把持ツール54全体が回転する。
なお、回転用エアシリンダー573のピストンのストロークは、把持用エアシリンダー611を丁度90°回転させることが可能な長さに設定されている。これにより、例えば、回転用エアシリンダー573の駆動によって、図3の初期位置にある把持ツール54は、第2アーム53の長手方向を軸として90°回転した向きに変更することができる。
なお、回転用エアシリンダー573とラック部材572の構成に替えて、回転角度量が任意に制御可能なモータと平歯車の構成を採用してもよい。その場合、把持ツール54を90°の二位置間のみではなく、任意の角度に回転させることが可能となる。
図4は図1におけるU-U線に沿った断面図であり、移動機構の第1移動部58を左方から見た状態を示している。
第1移動部58は、第2移動部59に支持されたベース体581と、ベース体581の左面における前後両端部に固定支持されたガイドレール582と、各ガイドレール582に沿って滑動可能に設けられたスライドブロック583と、ベース体581の左面に取り付けられた第1移動モータ584と、第1移動モータ584の出力軸に連結されたボールネジ軸585と、ボールネジ軸585に螺嵌するボールナット586と、ボールネジ軸585を回転可能に支持する軸受587とを有する。
ベース体581は、上下前後方向に平行な平板である。ベース体581は、第2移動部59に支持されている。
各ガイドレール582及びボールネジ軸585は、上下方向に向けられてベース体581の左面に支持されている。
各スライドブロック583及びボールナット586は、可動フレーム51の支持板511の右面に取り付けられている。
第1移動モータ584は、回転量を任意に制御可能である。
第1移動部58は、上記構成により、第1移動モータ584が駆動すると、ボールネジ軸585の回転によりボールナット586が上下方向に移動し、可動フレーム51を上下方向について任意の移動量で位置調節することができる。
図5は図1におけるV-V線に沿った断面図であり、移動機構の第2移動部59を左方から見た状態を示している。
第2移動部59は、第3移動部60に支持されたベース体591と、ベース体591の左面における上下両端部に固定支持されたガイドレール592と、各ガイドレール592に沿って滑動可能に設けられたスライドブロック593と、ベース体591の左面に取り付けられた第2移動モータ594と、第2移動モータ594の出力軸に連結されたボールネジ軸595と、ボールネジ軸595に螺嵌するボールナット596と、ボールネジ軸595を回転可能に支持する軸受597とを有する。
ベース体591は、上下前後方向に平行な垂直板と前後左右方向に平行な水平板とが連結された構造体である。水平板の上面が、第3移動部60に支持されている。
各ガイドレール592及びボールネジ軸595は、前後方向に向けられてベース体591の垂直板の左面に支持されている。
各スライドブロック593及びボールナット596は、第1移動部58のベース体581の右面に取り付けられている。
第2移動モータ594は、回転量を任意に制御可能である。
第2移動部59は、上記構成により、第2移動モータ594が駆動すると、ボールネジ軸595の回転によりボールナット596が前後方向に移動し、第1移動部58を介して可動フレーム51を前後方向について任意の移動量で位置調節することができる。
図6は図1におけるW-W線に沿った断面図であり、移動機構の第3移動部60を上方から見た状態を示している。
第3移動部60は、プレス装置1のフレーム部に支持されたベース体601と、ベース体601の下面における前後両端部に固定支持されたガイドレール602と、各ガイドレール602に沿って滑動可能に設けられたスライドブロック603と、ベース体601の下面に取り付けられた第3移動モータ604と、第3移動モータ604の出力軸に連結されたボールネジ軸605と、ボールネジ軸605に螺嵌するボールナット606と、ボールネジ軸605を回転可能に支持する軸受607とを有する。
ベース体601は、上下前後方向に平行な垂直板と前後左右方向に平行な水平板とが連結された構造体である。垂直板の右面が、プレス装置1のフレーム部における導通部14の入口の上部壁面に固定的に取り付けられている。
ベース体601は、中継装置50の全体を支持している。
各ガイドレール602及びボールネジ軸605は、左右方向に向けられてベース体601の水平板の下面に支持されている。
各スライドブロック603及びボールナット606は、第2移動部59のベース体591の水平板の上面に取り付けられている。
第3移動モータ604は、回転量を任意に制御可能である。
第3移動部60は、上記構成により、第3移動モータ604が駆動すると、ボールネジ軸605の回転によりボールナット606が左右方向に移動し、第1移動部58及び第2移動部59を介して可動フレーム51を左右方向について任意の移動量で位置調節することができる。
[プレス装置の概略制御構成]
図7はプレス装置1の概略制御構成を示すブロック図である。
この図に示すように、プレス装置1は、装置全体の動作を制御する制御装置90を備える。
制御装置90は、入力部91、表示部94、記憶部92、制御部93を備える。
入力部91は、キーボードやマウス等のプレス装置1の使用者による入力インターフェイスである。この入力部91から、装置本体100の動作制御に関する設定等を行うことができる。
表示部94は、ディスプレイを備えており、当該ディスプレイに各種情報を表示する。
記憶部92は、装置本体100の動作制御を行うための制御プログラム95や設定データを記憶するとともに、作業領域としても機能するメモリである。制御プログラム95は制御部93により実行される。
制御部93は、制御プログラム95に基づいてプレス装置1の各部の制御を行う。
本実施形態では、主に、制御部93が中継装置50に対して行う動作制御について説明する。
制御部93は、前述した中継装置50の第1揺動モータ551、第2揺動モータ561、把持用エアシリンダー開閉弁616、回転用エアシリンダー開閉弁574、第1移動モータ584、第2移動モータ594、第3移動モータ604を制御する。
制御部93の動作制御に基づく中継装置50の基本的な動作について図1に基づいて説明する。
(1)第1揺動モータ551の駆動により第1アーム52を時計方向(左方)に揺動させて、把持ツール54を供給装置30の受け渡し位置32に移動させる。
前述したように、供給装置30のスロープ31は、受け渡し位置32側の端部が支点34を中心として上下に揺動可能であるため、予め、受け渡し位置32側の端部が下方に退避した状態(図1の二点鎖線)で待機し、第1アーム52の把持ツール54が受け渡し位置32側に移動してからスロープ31の受け渡し位置32側の端部を上方に移動させて、ビレットBの受け渡しを可能な状態とする(図1の実線)。
(2)把持用エアシリンダー開閉弁616の制御により把持用エアシリンダー611を作動させて、把持ツール54の一対の把持アーム543,544を回動させ、一対の把持爪541,542により受け渡し位置にあるビレットBの把持を行わせる。
(3)供給装置30のスロープ31の受け渡し位置32側の端部を支点34を中心として下方に揺動可能させて、第1アーム52と干渉しないように受け渡し位置32側の端部を下方に退避させる(図1の二点鎖線)。
(4)第1揺動モータ551の駆動により第1アーム52を反時計方向(右方)に揺動させて、把持ツール54を受け台13の上方に移動させる。また、必要な場合には、ビレットBが上下方向を向くように、第2揺動モータ561の駆動により第2アーム53を揺動させてビレットBの向きを調整する。
また、必要な場合には、回転用エアシリンダー開閉弁574の制御により回転用エアシリンダー573を作動させて、把持ツール54を第2アーム53の長手方向回りに回転させる。
(5)把持用エアシリンダー開閉弁616の制御により把持用エアシリンダー611を作動させて、把持ツール54の一対の把持アーム543,544を回動させ、一対の把持爪541,542が把持しているビレットBを解放し、下方の受け台13に落下させる。
これにより、ビレットBは、受け台13内に滑り込み、トランスファフィーダ40の初期位置にセットされる。
(6)その後、トランスファフィーダ40がビレットBを下金型12に搬送し、装置本体100のスライド18が下降して、プレス成形が行われる。
上記(1)において、第1アーム52、第2アーム53の揺動動作のみによって、把持ツール54を供給装置30の受け渡し位置32に適正に位置決めできない場合には、第1~3移動部58~60の第1~3移動モータ584~604のいずれか又は全てを駆動させて、把持ツール54の位置調整を行う。
第1~3移動部58~60の駆動は、第1アーム52又は第2アーム53の揺動動作の開始前、揺動動作中、揺動動作後のいずれに行っても良い。
また、第1~3移動部58~60の駆動が、第1アーム52又は第2アーム53の揺動動作の開始前、揺動動作中、揺動動作後のいずれかにおいて行うことが適切な場合には、そのタイミングで行う。
上記(3)において、供給装置30のスロープ31の受け渡し位置32側の端部の退避動作に替えて、或いは、供給装置30のスロープ31の受け渡し位置32側の端部の退避動作と並行して、第1~3移動部58~60のいずれか又は全ての駆動により把持したビレットBを上方に取り上げる動作を行っても良い。
供給装置30のスロープ31の受け渡し位置32側の端部の退避動作と並行して第1~3移動部58~60の駆動を行う場合には、第1~3移動部58~60の駆動は、供給装置30のスロープ31の受け渡し位置32側の端部の退避動作の開始前、揺動動作中、揺動動作後のいずれに行っても良い。
また、第1~3移動部58~60の駆動が、供給装置30のスロープ31の受け渡し位置32側の端部の退避動作の開始前、揺動動作中、揺動動作後のいずれかにおいて行うことが適切な場合には、そのタイミングで行う。
上記(4)において、第1アーム52、第2アーム53の揺動動作のみによって、把持ツール54を受け台13の上方に適正に位置決めできない場合には、第1~3移動部58~60の第1~3移動モータ584~604のいずれか又は全てを駆動させて、把持ツール54の位置調整を行う。
第1~3移動部58~60の駆動は、第1アーム52又は第2アーム53の揺動動作の開始前、揺動動作中、揺動動作後のいずれに行っても良い。
また、第1~3移動部58~60の駆動が、第1アーム52又は第2アーム53の揺動動作の開始前、揺動動作中、揺動動作後のいずれかにおいて行うことが適切な場合には、そのタイミングで行う。
上記(1)、(3)、(4)において、ビレットBの寸法や形状の変更に伴い、各々の動作を適
正に行うための位置や姿勢の調整が必要となった場合に、第1~3移動部58~60の第1~3移動モータ584~604のいずれか又は全てを駆動させて、その調整を行う。
第1~3移動部58~60の駆動は、各々の基本的な動作の開始前、動作中、動作後のいずれに行っても良い。
また、第1~3移動部58~60の駆動が、各々の基本的な動作の開始前、揺動動作中、揺動動作後のいずれかにおいて行うことが適切な場合には、そのタイミングで行う。
[本実施形態の技術的効果]
以上のように、プレス装置1は、中継装置50が可動フレーム51に移動動作を付与する移動機構を備えているので、ビレットBの把持位置や把持を解放する位置、移動軌跡について制約が低減し、ビレットBの移動や搬送動作をより適正に行うことが可能となる。
これにより、多種多様な形状や寸法のビレットBの場合であっても、受け台13に適正に安定的に搬送することが可能となる。
多種多様な形状や寸法のビレットBの搬送に際して、受け台13の手作業による位置調節作業を不要とすることが出来、作業負担の軽減を図ることが可能となる。
また、中継装置50の移動機構は、可動フレーム51に移動動作を付与する構成なので、中継装置50の取り付け位置側に移動機構を配置することができ、中継装置50の把持ツール54から離隔した配置を実現する。このため、金型周辺の離型剤等により汚れが生じた過酷な環境に移動機構を配置しないので、当該移動機構の動作不良や故障を低減することができ、より安定的にビレットBの搬送を行うことが可能となる。
特に、可動フレーム51が把持ツール54より上方に配置されているので、金型周辺の過酷な環境から移動機構をより離れて配置すると共に離型剤等の汚れの影響も低減でき、より安定的にビレットBの搬送を行うことが可能となる。
なお、「可動フレーム51が把持ツール54より上方に配置」とは、移動機構を作動させない状態で、可動フレーム51の上端部が把持ツール54を可動範囲の最も上方まで移動させた場合に把持ツール54の上端部よりも上側となることを意味する。
また、中継装置50は、プレス成形を行うプレス装置1に搭載されている場合に、汚れが生じ易い過酷な環境が生じる金型周辺において、安定的にビレットBの搬送を行うことが可能となる。
移動機構が、可動フレーム51を上下方向に移動させる第1移動部58、可動フレーム51を前後方向に移動させる第2移動部59、可動フレーム51を左右方向に移動させる第3移動部60を有するので、把持ツール54の各方向への位置調節、移動時の軌跡の調整を適正に行うことが可能となる。
また、成形装置1は、ビレットBを把持ツール54への受け渡し位置32に供給するスロープ31を備える供給装置30を有するので、装置本体100に対する連続的なビレットBの供給に対応することが出来、成形作業を効率的に行うことが可能となる。
[その他]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限られない。
例えば、上記実施形態では、スライド18が上下方向に往復する構成を例示したが、スライド18が上下方向に往復するプレス装置に限定されない。
また、上記実施形態では、成形装置として鍛造プレス装置を例示したが、これに限定されない。例えば、本発明は、被成形物を一定の位置から他の位置に搬送する中継装置を必要とするあらゆる成形装置に適用することができる。
また、中継装置50の移動機構は、第1移動部58、第2移動部59、第3移動部60のいずれか一つ又は二つを有する構成であっても良い。
また、中継装置50の保持部は、把持ツール54のようにビレットBを把持する構成でなくとも良い。例えば、ビレットBを掛止したり吸着したりするツールを保持部としても良い。
その他、上記実施形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明は、成形装置について産業上の利用可能性がある。
1 プレス装置(成形装置)
11 上金型
12 下金型
13 受け台
14 導通部
18 スライド
30 供給装置
31 スロープ
32 受け渡し位置
40 トランスファフィーダ
50 中継装置
51 可動フレーム
52 第1アーム
53 第2アーム
54 把持ツール(保持部)
55 第1揺動機構
551 第1揺動モータ
56 第2揺動機構
561 第2揺動モータ
57 回転機構
58 第1移動部
59 第2移動部
60 第3移動部
61 把持駆動部
90 制御装置
100 装置本体
B ビレット(被成形物)

Claims (6)

  1. 可動フレームと、
    前記可動フレームに揺動可能に支持された第1アームと、
    前記第1アームに揺動可能に支持された第2アームと、
    前記第2アームに支持された被成形物を保持可能な保持部と、
    前記第1アームに揺動動作を付与する第1揺動機構と、
    前記第2アームに揺動動作を付与する第2揺動機構と、
    前記可動フレームに少なくとも一方向へ移動動作を付与する移動機構と、
    を備え、
    前記第1アーム及び前記第2アームは、2つの関節で前記保持部を揺動動作させて前記被成形物を一平面内で移動させ、
    前記可動フレームは、前記移動機構から下方に向かって延出され、
    前記移動機構は、前記可動フレームを上下方向に移動させる第1移動部と、前記可動フレームを水平方向に移動させる第2移動部と、を有し、
    前記第1揺動機構の駆動源となるモータと前記第2揺動機構の駆動源となるモータとを、前記可動フレームの前記移動機構側の端部であって、前記可動フレームを挟んで前記第2移動部が前記可動フレームを移動させる水平方向の両側に並べて配置した成形装置。
  2. 前記第1移動部は、ベース体と、
    前記ベース体に固定支持された複数のガイドレールと、
    前記ガイドレールに沿って滑動可能に設けられ、前記可動フレームに取り付けられているスライドブロックとを含む、
    請求項1に記載の成形装置。
  3. 前記保持部が、前記第2アームに対し、当該第2アームの長手方向に沿った軸まわりに回転可能に支持され、
    前記保持部に回転動作を付与する回転機構を備える
    請求項1又は請求項2に記載の成形装置。
  4. 前記可動フレームは、前記保持部より上方に配置されている
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の成形装置。
  5. 前記被成形物を前記保持部への受け渡し位置に供給するスロープを備える被成形物の供給装置を備える
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の成形装置。
  6. プレス成形を行う請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の成形装置。
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