この記載された説明は、実施例を使用して本発明を開示し、任意の当業者が開示される塩、物質、又は組成物を作製し、且つ使用し、且つ開示される方法又はプロセスのいずれかを実施することを含む本発明を実行することも可能になる。本発明の特許取得の対象となる範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が気づく他の実施例を含んでもよい。そのような他の実施例は、それらが、特許請求の範囲の逐語的な文言と異ならない要素を有する場合、又はそれらが、特許請求の範囲の逐語的な文言と実質のない相違を有する等価な要素を含む場合、特許請求の範囲内であることが意図される。
I.定義
本節で使用されるとおりの節見出し及び全体の開示は、限定することを意図するものではない。
数の範囲が列挙される場合、その範囲の間にある各数は、同じ程度の精度で明示的に考慮される。例えば、範囲6~9に関して、数7及び8は、6及び9に加えて考慮され、範囲6.0~7.0に関して、数6.0、6.1、6.2、6.3、6.4、6.5、6.6、6.7、6.8、6.9及び7.0が明示的に考慮される。同様に、全ての列挙される比もまた、より広範な比に入る全ての下位の比を含む。
単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈が明確に示さない限り、複数の指示対象を含む。
「約」という用語は、一般に、当業者が列挙される値に等価である(すなわち、同じ機能又は結果を有する)と考えるであろう数の範囲を指す。多くの場合、「約」という用語は、最も近い有効数字に丸められた数を含み得る。
文脈上別段の要求がない限り、「含む(comprise)」、「含む(comprises)」、及び「含む(comprising)」という用語は、それらの用語が排他的に解釈されるのではなく、包括的に解釈され、且つ出願人が、以下の請求項を含む本特許を解釈する際に、それらの単語の各々がそのように解釈されることを意図していることを明確に理解した上で使用される。
「硫酸塩(2:3)」という用語は、全ての3つの遊離塩基分子に関して1つの硫酸塩分子及び1つの硫酸水素塩分子を有する硫酸塩を含む、約2:3の硫酸塩と遊離塩基の化学量論比を有する硫酸塩を指す。
「結晶純度」という用語は、化合物の結晶形態に関して使用される場合、参照される組成物中の化合物の別の結晶形態又は非結晶形態に対する結晶形態のパーセンテージを指す。
本開示を通して使用される略称は、下の表1に示される意味を有する。
明確にするために、下の表2は、開示される各化合物に関して本出願の全体にわたって互換的に使用される化合物識別子、化学名、及び構造を要約する。
本開示はまた、表2に列記される特定の化合物の結晶形態について論じ、そのような結晶形態を特徴付けるX線粉末回折パターンを含む。測定条件(装置、試料調製、又は使用される機械など)によって1種以上の測定誤差を有するX線粉末回折パターンが得られる場合があることは当該技術分野において知られている。特に、X線粉末回折パターンの強度は、測定条件及び試料調製により変動する場合があることが一般に知られている。例えば、X線粉末回折の分野の当業者は、ピークの相対強度が、試験している試料の向き並びに使用している機器の種類及び設定により変動する場合があることを理解するであろう。当業者は、反射の位置が、試料が回折計内で位置している正確な高さ及び回折計のゼロ較正により影響され得ることも理解するであろう。試料の表面平面性もまた、若干の影響をもたらす場合がある。そのため、当業者は、本明細書に提示される回折パターンデータが絶対的なものであると解釈されるべきではなく、本明細書に開示のものと実質的に同一な粉末回折パターンを与えるあらゆる結晶形が、本開示の範囲内にあることを認識するであろう(さらなる情報に関して、Jenkins,R&Snyder,R.L.「Introduction to X-Ray Powder Diffractometry」John Wiley&Sons,1996を参照されたい)。
II.米国特許第9,290,504号明細書の合成
前に記載されたとおり、米国特許第9,290,504号明細書の実施例6に報告される合成は、アカラブルチニブのラージスケール製造に好適ではない。他の制限の中で、報告されたプロセスは、中間体のキラル又はアキラル純度に対する情報を提供せず、プロセス中の様々な時点で中間体を単離するクロマトグラフィーを利用し、且つミリグラム量の最終生成物をもたらす。化合物Iから出発するこのベンチスケール合成からのアカラブルチニブの全体的な収率は、およそ5%であった。
III.臨床試験供給プロセス
下のスキーム3は、臨床試験のためのアカラブルチニブの供給品を製造するために引き続いて開発されたプロセスを示す。スキーム3の個々の工程は、本開示の全体にわたってより詳細に論じられる。
スキーム3
このプロセスは、臨床試験における使用のために、およそ100~150キログラムのアカラブルチニブを生成するために使用されたが、プロセスは堅牢性を欠き、操作することが難しく、且つ非常に長いサイクル時間を有する。結果的に、このプロセスは、アカラブルチニブのラージスケール製造に不適であるとみなされた。
より具体的には、スキーム3のプロセスは、以下のものを含むいくつかの制限を有する:
(1)化合物(II)を生成する工程の間のキラル中心のラセミ化は、制御するのが難しく、いくつかのバッチの失敗を引き起こした。
(2)いくつかの環境的に望ましくない溶媒が、いくつかの工程において利用される。
(3)利用されるより問題のある溶媒の1つは、ジクロロメタンである。環境的な懸念に加えて、アミンを含む工程におけるジクロロメタンの使用は、アミンとジクロロメタンの反応からアミナール不純物を生成して、場合によりバッチの失敗にさえつながるさらなる欠点を有する。化合物(VI)を生成する工程の間、例えば、メチレン架橋二量体が形成され得る。さらに、化合物(VI)を生成する工程に関連して使用される酸に基づく液体クロマトグラフィー分析法は、アミナール不純物を検出できなかった。
(4)化合物(V)を生成するために使用されるN,N-ジメチルホルムアミド及び塩化チオニルの組合せの使用は、潜在的に、毒性塩化ジメチルカルバモイルの形成をもたらす可能性がある。
(5)化合物(VII)を生成する工程におけるカップリング反応は、停止しやすい。より多くのパラジウム触媒の添加は、既にシリカ系捕捉剤による過剰な反復サイクルを要求しているアカラブルチニブを生成する最終工程中の除去工程に対する負担を増大させる。
(6)濾過による化合物(VII)の単離は困難であり、ラージスケール製造に不適である。50kgスケールに対して2つの圧力フィルターの使用及び湿潤ペーストとしての生成物の複数回の手動による放出が要求され、時間的な不利が大きい場合に限られた。
(7)複数のバッチの失敗は、アカラブルチニブを生成するアシル化のために様々な異なる失敗の様式を通して発生した。
(8)蒸留沈殿を使用するアカラブルチニブの単離は、単離された生成物の粒子特性を制御できない。
IV.ラージスケールプロセス
臨床試験供給プロセスに関連する制限に鑑みて、それらの制限を克服し、且つアカラブルチニブのラージスケール製造に好適であった改善されたプロセスが開発された。下のスキーム4は、アカラブルチニブを製造するためのこのラージスケールプロセスの1つの代表的な実施形態を示す。スキーム4の個々の工程は、本開示の全体にわたってより詳細に論じられる。
スキーム4
V.(2S)-2-(8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物II)の調製
本開示は、部分的に、(2S)-2-[(3-クロロピラジン-2-イル)メチルカルバモイル]ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物I)、又はその塩から(2S)-2-(8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物II)、又はその塩を調製するためのプロセスに関する。下のスキーム5は、一般的なプロセスを示す:
スキーム5
化合物(II)中に存在するイミダゾール環を形成するための化合物(I)の環化は、それが、アカラブルチニブの製造において利用される引き続く中間体のキラル中心に安定性を与えるため有利である。しかしながら、臨床試験供給プロセスは、非環化化合物(I)が、環化反応の酸性条件下で容易にラセミ化するため問題となる。望まれないラセミ化反応は、制御するのが難しく、複数のバッチの失敗をもたらしてきた。発生した塩酸を除去する窒素スイープの使用は、発生するキラルの減少をある程度制限するが、キラルの減少の程度は依然として非常に変わりやすい。
臨床試験供給プロセスは、約0.2モル当量のN,N-ジメチルホルムアミド触媒充填とともに約80℃の反応温度を利用した。現在、N,N-ジメチルホルムアミド充填を増加させ(例えば、約0.6モル当量まで)、且つ反応温度を低下させることは(例えば、約40℃まで)、観測されるキラル分解を制限し、キラルに純粋な化合物(II)の生成を常にもたらすことが解明されている。臨床試験供給プロセスにおいて利用されるN,N-ジメチルホルムアミド触媒充填がより少ないと、反応の完了のためにより高い温度が要求される反応速度をもたらし、続いて観測されるキラル分解を引き起こす。対照的に、改善されたプロセスのN,N-ジメチルホルムアミド触媒充填の増加は、より速い反応速度をもたらし、ラセミ化を抑制するより低い温度で実行される反応を可能にする。キラル分解は低減され、キラル完全性が維持され、したがって、収率が改善される。
したがって、一実施形態では、本開示は、式(II)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の化合物、又はその塩を形成することを含み;
反応媒体の温度は、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される。
上記のとおり、環化反応中の反応温度の適切な制御は、生成物の好適なキラル純度を維持するのに重要である。一般に、反応媒体の温度は、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約85%のキラル純度を維持するのに十分な様式で環化反応の間制御される。一態様では、反応媒体の温度は、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約90%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される。別の態様では、反応媒体の温度は、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約95%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される。別の態様では、反応媒体の温度は、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約99%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される。
接触工程の間約80℃未満の温度で反応媒体を維持することは、一般に、式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度を改善する。一態様では、反応媒体は、接触工程の間約70℃未満の温度で維持される。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約60℃未満の温度で維持される。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約50℃未満の温度で維持される。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約30℃~約50℃の温度で維持される。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約40℃の温度で維持される。
触媒は、任意の好適な触媒、特に、N,N-ジメチルホルムアミド及びN-メチルホルムアニリドからなる群から選択される触媒を含み得る。一態様では、触媒は、N,N-ジメチルホルムアミドを含む。別の態様では、触媒は、N-メチルホルムアニリドを含む。上記のとおり、反応媒体に充填される触媒の量もまた、生成物のキラル純度に影響を及ぼし得る。式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.1モル当量の触媒が一般に、反応媒体に充填される。一態様では、式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4モル当量の触媒が、反応媒体に充填される。さらなる態様では、式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.6モル当量の触媒が、反応媒体に充填される。さらなる態様では、式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.1~約1.0モル当量の触媒が、反応媒体に充填される。さらなる態様では、式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.4~約1.0モル当量の触媒が、反応媒体に充填される。さらなる態様では、触媒は、N,N-ジメチルホルムアミドを含み、式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.1~約1.0モル当量の触媒が反応媒体に充填される。さらなる態様では、触媒は、N,N-ジメチルホルムアミドを含み、式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.4~約1.0モル当量の触媒が、反応媒体に充填される。さらなる態様では、触媒は、N,N-ジメチルホルムアミドを含み、式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.6モル当量の触媒が、反応媒体に充填される。
環化剤は、任意の好適な環化剤、特に、オキシ塩化リンであり得る。式(I)の化合物、又はその塩は一般に、式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.7~約10モル当量の環化剤と接触される。一態様では、式(I)の化合物、又はその塩は、式(I)の化合物、又はその塩に対して約1.5~約2.5モル当量の環化剤と接触される。別の態様では、式(I)の化合物、又はその塩は、式(I)の化合物、又はその塩に対して約2.0モル当量の環化剤と接触される。
反応媒体は、任意の好適な反応媒体、特に、芳香族炭化水素、塩化炭化水素、エーテル、及びニトリルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むものであり得る。一態様では、反応媒体は、アセトニトリル、ブチロニトリル、ジクロロメタン、トルエン、アニソール、テトラヒドロフラン、及び2-メチルテトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む。別の態様では、反応媒体は、アセトニトリルを含む。反応媒体の体積は一般に、反応媒体に充填される1キログラムの式(I)の化合物、又はその塩当たり約2リットル~約20リットルの反応媒体である。一態様では、反応媒体の体積は、反応媒体に充填される1キログラムの式(I)の化合物、又はその塩当たり約3リットル~約10リットルの反応媒体である。
接触工程は一般に、バッチ反応、特に、少なくとも約50キログラムの式(I)の化合物、又はその塩がバッチ反応に充填される場合のものとして実行される。一態様では、少なくとも約100キログラムの式(I)の化合物、又はその塩が、バッチ反応に充填される。別の態様では、少なくとも約200キログラムの式(I)の化合物、又はその塩が、バッチ反応に充填される。別の態様では、少なくとも約300キログラムの式(I)の化合物、又はその塩が、バッチ反応に充填される。
プロセスは一般に、式(II)の化合物、又はその塩の少なくとも約50%の化学量論的なプロセス収率を提供する。一態様では、式(II)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約65%である。別の態様では、式(II)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約80%である。別の態様では、式(II)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約90%である。実際に、改善されたプロセスは、300kg(入力)を超えるスケールでおよそ95%の収率の高品質の材料を出力できている。
別の代表的な実施形態では、本開示は、式(II)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下でオキシ塩化リンと接触させて、式(II)の化合物、又はその塩を形成することを含み;
反応媒体は、接触工程の間約80℃未満の温度で維持され;
式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4モル当量の触媒は、反応媒体に充填され;
式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約80%である。
一態様では、反応媒体は、接触工程の間約70℃未満の温度で維持され;式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4~約1.0モル当量の触媒が反応媒体に充填され;且つ式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約85%である。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約60℃未満の温度で維持され;式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4~約1.0モル当量の触媒が反応媒体に充填され;且つ式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約90%である。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約30℃~約50℃の温度で維持され;式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4~約1.0モル当量の触媒が反応媒体に充填され;且つ式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約90%である。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約40℃の温度で維持され;式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.6モル当量の触媒が反応媒体に充填され;且つ式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約90%である。さらなる態様では、触媒は、N,N-ジメチルホルムアミドを含む。
下のスキーム6は、実施例3に記載されるプロセスに対応し、化合物(II)を調製するための改善されたプロセスの1つの代表的な実施形態を示す。
スキーム6
VI.(2S)-2-(1-ブロモ-8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物III)の調製
本開示は、部分的に、(2S)-2-[(3-クロロピラジン-2-イル)メチルカルバモイル]ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物I)、又はその塩から(2S)-2-(1-ブロモ-8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物III)、又はその塩を調製するためのプロセスに関する。化合物(II)、又はその塩は、前に記載されたとおり化合物(I)、又はその塩から調製され、続いて臭素化されて、化合物(III)、又はその塩を生成する。下のスキーム7は、一般的なプロセスを示す:
スキーム7
したがって、一実施形態では、本開示は、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の化合物:
又はその塩を形成すること;及び
式(II)の化合物、又はその塩を、臭素化剤により臭素化して、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩をもたらすことを含み;
反応媒体の温度は、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される。
臭素化剤は、任意の好適な臭素化剤、特に、N-ブロモスクシンイミドであり得る。式(III)の化合物、又はその塩は、反応混合物から最初に式(II)の化合物、又はその塩を単離することなく式(II)の化合物、又はその塩から調製され得るか(すなわち、溶媒交換工程を含み得るインサイチュ臭素化)、或いは式(II)の化合物、又はその塩は、反応媒体から単離され、続いて臭素化されて式(III)の化合物、又はその塩をもたらし得る。一態様では、式(III)の化合物、又はその塩は、最初に反応混合物から式(II)の化合物、又はその塩を単離することなく式(II)の化合物、又はその塩から調製される(すなわち、インサイチュ臭素化)。別の態様では、式(II)の化合物、又はその塩は、反応媒体から単離され(例えば、式(II)の化合物、又はその塩を含む油の単離を含む溶媒交換プロセス)、続いて臭素化されて、式(III)の化合物、又はその塩をもたらす。
式(II)の化合物、又はその塩が、反応混合物から単離され、続いて、臭素化媒体中の臭素化剤と接触される場合、臭素化媒体は、任意の好適な臭素化媒体、特に、塩化炭化水素及び極性非プロトン性溶媒からなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むものであり得る。一態様では、臭素化媒体は、N,N-ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリジノン、N-ブチルピロリジノン、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、及びジクロロメタンからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。別の態様では、臭素化媒体は、N,N-ジメチルホルムアミドを含む。別の態様では、臭素化媒体は、N-メチルピロリジノンを含む。
式(II)の化合物、又はその塩は、有効量の臭素化剤、例えば、式(II)の化合物、又はその塩に対して約0.8~約1.2モル当量の臭素化剤と接触される。過剰反応を回避するために、臭素化剤「中で滴定し」、臭素化剤の添加の間に反応媒体/臭素化媒体の温度を制御し、且つ/又は臭素化剤の添加の間に反復のプロセス中制御測定を行うことが有利であり得る。一態様では、反応媒体/臭素化媒体は、臭素化工程の間約5℃~約40℃の温度で維持される。別の態様では、反応媒体/臭素化媒体は、臭素化工程の間約20℃の温度で維持される。別の態様では、臭素化剤は、反応媒体/臭素化媒体中に滴定される。
プロセスはさらに、最終反応混合物から式(III)の化合物、又はその塩を単離することを含み得る。一態様では、水溶液が、最終反応混合物に加えられて、式(III)の化合物、又はその塩を沈殿させる。別の態様では、塩基性pHを有する水溶液が、最終反応混合物に加えられて、式(III)の化合物、又はその塩を沈殿させる。別の態様では、炭酸水素ナトリウム水溶液が、最終反応混合物に加えられて、式(III)の化合物、又はその塩を沈殿させる。別の態様では、炭酸水素ナトリウム溶液は、約1重量%~10重量%の炭酸水素ナトリウムである。別の態様では、炭酸水素ナトリウム溶液は、約2重量%の炭酸水素ナトリウムである。
化合物(II)、又はその塩が、反応混合物から単離され、続いて臭素化される場合、臭素化は一般に、バッチ反応、特に、少なくとも約50キログラムの式(II)の化合物、又はその塩がバッチ反応に充填される場合のものとして実行される。一態様では、少なくとも約100キログラムの式(II)の化合物、又はその塩が、バッチ反応に充填される。別の態様では、少なくとも約200キログラムの式(II)の化合物、又はその塩が、バッチ反応に充填される。別の態様では、少なくとも約300キログラムの式(II)の化合物、又はその塩が、バッチ反応に充填される。
化合物(II)、又はその塩が、インサイチュで臭素化され、インサイチュ反応は一般に、バッチ反応、特に、少なくとも約50キログラムの式(I)の化合物、又はその塩が最初に反応に充填される場合のものとして実行される。一態様では、少なくとも約100キログラムの式(I)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。別の態様では、少なくとも約200キログラムの式(I)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。別の態様では、少なくとも約300キログラムの式(I)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。
化合物(II)、又はその塩を、臭素化剤(例えば、N-ブロモスクシンイミド)と反応させて、化合物(III)、又はその塩を生成することは一般に、奏効し、高収率で高品質の材料を出力する。プロセスは一般に、式(III)の化合物、又はその塩の少なくとも約50%の化学量論的なプロセス収率を提供する。一態様では、式(III)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約65%である。別の態様では、式(III)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約80%である。別の態様では、式(III)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約90%である。実際に、改善されたプロセスは、300kg(入力)を超えるスケールでおよそ95%の収率の高品質の材料を出力できている。
別の代表的な実施形態では、本開示は、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下でオキシ塩化リンと接触させて、式(II)の化合物:
又はその塩を形成すること;及び
式(II)の化合物、又はその塩を、N-ブロモスクシンイミドにより臭素化して、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩をもたらすことを含み;
反応媒体は、接触工程の間約80℃未満の温度で維持され;
式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4モル当量の触媒は、反応媒体に充填され;
式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約80%である。
一態様では、反応媒体は、接触工程の間約70℃未満の温度で維持され;式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4~約1.0モル当量の触媒が反応媒体に充填され;且つ式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約85%である。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約60℃未満の温度で維持され;式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4~約1.0モル当量の触媒が反応媒体に充填され;且つ式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約90%である。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約30℃~約50℃の温度で維持され;式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4~約1.0モル当量の触媒が反応媒体に充填され;且つ式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約90%である。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約40℃の温度で維持され;式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.6モル当量の触媒が反応媒体に充填され;且つ式(II)の化合物、又はその塩のキラル純度は、少なくとも約90%である。さらなる態様では、触媒は、N,N-ジメチルホルムアミドを含む。
下のスキーム8は、実施例3に記載されるプロセスに対応し、化合物(III)、又はその塩を調製するための改善されたプロセスの1つの代表的な実施形態を示す。
スキーム8
VII.(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物IV)及び対応する硫酸塩(2:3)の調製
本開示は、部分的に、(2S)-2-(1-ブロモ-8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物III)、又はその塩から(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物IV)、又はその塩を調製するためのプロセスに関する。下のスキーム9は、一般的なプロセスを示す:
スキーム9
上記のスキーム9に反映されるとおり、化合物(III)、又はその塩は、アミノ化剤(例えば、アンモニア、水酸化アンモニウムなど)でアミノ化されて、化合物(IV)を得て、これは任意選択により、下でさらに論じられるとおりに塩、特に、化合物(IV)の硫酸塩に変換され得る。アミノ化反応は、残留アンモニアの存在をもたらし得るため、(特に、化合物(IV)の硫酸塩が所望される場合)化合物(IV)の塩を形成する前に存在する残留アンモニアの量を(例えば、粗製の化合物(IV)生成物の蒸留を介して)減少させることが有利であり得る。化合物(IV)とともに存在する残留アンモニアが、硫酸塩が生成されるときに十分に除去されている場合、例えば、無機硫酸アンモニウムが、化合物(IV)の硫酸塩に加えて生成され、生成される硫酸塩の正確な化学量論を決定する際に支障をもたらし得る。規制の観点から、生成される硫酸塩の正確な化学量論の理解が必要とされ得る(例えば、硫酸塩が、規制のために登録された出発材料である場合)。
したがって、一実施形態では、本開示は、式(IV)の構造を有する化合物:
の硫酸塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中においてアミノ化剤と接触させて、式(IV)の化合物を含む反応混合物を形成すること;
式(IV)の化合物の硫酸塩を形成すること;及び
硫酸塩を単離することを含む。
一般に、式(IV)の構造を有する化合物の硫酸塩は、3つの遊離塩基分子に対して1つの硫酸塩分子及び1つの硫酸水素塩分子の化学量論比を有する。一態様では、硫酸塩は、結晶性塩である。別の態様では、結晶性硫酸塩は、7.7±0.2°2θ、10.6±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.6±0.2°2θ、及び13.5±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる。別の態様では、結晶性硫酸塩は、7.7±0.2°2θ、10.6±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.6±0.2°2θ、13.5±0.2°2θ、17.4±0.2°2θ、18.0±0.2°2θ、18.9±0.2°2θ、19.2±0.2°2θ、及び21.9±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる。
単離された結晶性硫酸塩は一般に、少なくとも50%の結晶純度を有する。一態様では、単離された結晶性硫酸塩は、少なくとも60%の結晶純度を有する。別の態様では、単離された結晶性硫酸塩は、少なくとも70%の結晶純度を有する。別の態様では、単離された結晶性硫酸塩は、少なくとも80%の結晶純度を有する。別の態様では、単離された結晶性硫酸塩は、少なくとも90%の結晶純度を有する。別の態様では、単離された結晶性硫酸塩は、少なくとも95%の結晶純度を有する。別の態様では、単離された結晶性硫酸塩は、少なくとも96%の結晶純度を有する。別の態様では、単離された結晶性硫酸塩は、少なくとも97%の結晶純度を有する。別の態様では、単離された結晶性硫酸塩は、少なくとも98%の結晶純度を有する。別の態様では、単離された結晶性硫酸塩は、少なくとも99%の結晶純度を有する。別の態様では、単離された結晶性硫酸塩は、実質的に相純粋である。
アミノ化剤は、任意の好適なアミノ化剤、特に、アンモニア又は水酸化アンモニウムであり得る。一態様では、アミノ化剤は、気体のアンモニアである。別の態様では、アミノ化剤は、水酸化アンモニウムである。式(III)の化合物、又はその塩は一般に、有効量のアミノ化剤、例えば、式(III)の化合物、又はその塩に対して約5~約20モル当量のアミノ化剤と接触される。
反応媒体は、任意の好適な反応媒体、特に、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、塩化炭化水素、芳香族複素環、アルコール、エーテル、及び二極性非プロトン性溶媒からなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むものであり得る。一態様では、反応媒体は、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、N-メチルピロリジノン、及びN,N-ジメチルホルムアミドからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む。別の態様では、反応媒体は、脂肪族アルコールを含む。別の態様では、反応媒体は、ブタノールを含む。別の態様では、反応媒体は、2-ブタノールを含む。反応媒体の体積は一般に、反応媒体に充填される1キログラムの式(III)の化合物、又はその塩当たり約1.5リットル~約40リットルの反応媒体である。一態様では、反応媒体の体積は、反応媒体に充填される1キログラムの式(III)の化合物、又はその塩当たり約2.0リットル~約30リットルの反応媒体である。
接触工程の間、反応媒体は一般に、70℃を超える温度で維持される。一態様では、反応媒体は、接触工程の間90℃を超える温度で維持される。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約50℃~約100℃の温度で維持される。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約60℃~約95℃の温度で維持される。
接触工程は一般に、バッチ反応、特に、少なくとも約50キログラムの式(III)の化合物、又はその塩がバッチ反応に充填される場合のものとして実行される。一態様では、少なくとも約100キログラムの式(III)の化合物、又はその塩が、バッチ反応に充填される。別の態様では、少なくとも約200キログラムの式(II)の化合物、又はその塩が、バッチ反応に充填される。別の態様では、少なくとも約300キログラムの式(III)の化合物、又はその塩が、バッチ反応に充填される。
化合物(IV)の硫酸塩が所望される場合、形成工程は一般に、式(IV)の化合物を硫酸と接触させて、硫酸塩を含む硫酸塩混合物を形成することを含む。一態様では、式(IV)の化合物は、式(III)の化合物に対して少なくとも約0.8モル当量の硫酸と接触される。別の態様では、式(IV)の化合物は、式(III)の化合物に対して約1.25~約1.75モル当量の硫酸と接触される。
プロセスは、任意選択により、形成工程の前に遊離塩基として反応混合物から式(IV)の化合物を単離することを含む。塩変換の前の遊離塩基の単離は、存在する残留アンモニアの量を減少させ、且つ残留アンモニアの存在と関連する潜在的な問題を回避する際に有利であり得る。一態様では、プロセスは、遊離塩基として反応媒体から式(IV)の化合物を単離すること;遊離塩基を硫酸と接触させて硫酸塩を形成すること;及び硫酸塩を単離することを含む。一態様では、プロセスは、反応混合物中に存在するアンモニアの量を減少させるために反応混合物を洗浄すること;遊離塩基として洗浄された反応媒体から式(IV)の化合物を単離すること;遊離塩基を硫酸と接触させて硫酸塩を形成すること;及び硫酸塩を単離することを含む。別の態様では、プロセスは、反応混合物を塩水溶液で洗浄すること;洗浄された反応混合物中に存在するアンモニアの量を減少させるために洗浄された反応混合物を蒸留すること;遊離塩基として蒸留された反応媒体から式(IV)の化合物を単離すること;遊離塩基を硫酸と接触させて硫酸塩を形成すること;及び硫酸塩を単離することを含む。別の態様では、硫酸塩は、濾過によって単離される。
プロセスは一般に、式(IV)の硫酸塩の少なくとも約50%の化学量論的なプロセス収率を提供する。一態様では、式(IV)の硫酸塩の化合物の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約65%である。別の態様では、式(IV)の硫酸塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約75%である。実際に、改善されたプロセスは、300kg(入力)を超えるスケールでおよそ85%の収率の高品質の材料を出力できている。
別の代表的な実施形態では、本開示は、式(IV)の構造を有する化合物:
の硫酸塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中においてアミノ化剤と接触させて、式(IV)の化合物を含む反応混合物を形成すること;
遊離塩基として反応混合物から式(IV)の化合物を単離すること;
遊離塩基を硫酸と接触させて、式(IV)の化合物の硫酸塩を形成すること;及び
硫酸塩を単離することを含み;
硫酸塩は、3つの遊離塩基分子に対して1つの硫酸塩分子及び1つの硫酸水素塩分子の化学量論比を有する。
一態様では、硫酸塩は、結晶性塩である。別の態様では、結晶性硫酸塩は、7.7±0.2°2θ、10.6±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.6±0.2°2θ、及び13.5±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる。別の態様では、結晶性硫酸塩は、7.7±0.2°2θ、10.6±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.6±0.2°2θ、13.5±0.2°2θ、17.4±0.2°2θ、18.0±0.2°2θ、18.9±0.2°2θ、19.2±0.2°2θ、及び21.9±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる。別の態様では、結晶性硫酸塩は、ピークの群から選択される少なくとも5つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる。
下のスキーム10は、実施例5に記載されるプロセスに対応し、化合物(II)を調製するための改善されたプロセスの1つの代表的な実施形態を示す。
スキーム10
VIII.4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]ボロン酸(化合物V)の調製
本開示は、部分的に、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩、及び2-アミノピリジンから4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]ボロン酸(化合物V)、又はその塩を調製するためのプロセスに関する。下のスキーム11は、一般的なプロセスを示す:
スキーム11
臨床試験供給プロセスは、4-カルボキシフェニルボロン酸を2-アミノピリジンと反応させて、化合物(V)を生成する。このカップリング反応は、塩化チオニル及びN,N-ジメチルホルムアミドの存在下で実行される。しかしながら、塩化チオニル及びN,N-ジメチルホルムアミドは潜在的に、反応して毒性塩化ジメチルカルバモイルを生成する可能性がある。この問題を回避するため、改善されたプロセスは、N,N-ジメチルホルムアミドを、この毒性の副生成物を生成しない化合物(例えば、塩化テトラブチルアンモニウム)と置き換え、この工程の間に改善された安全性を提供する。
したがって、一実施形態では、本開示は、式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩を、有機溶媒を含む反応媒体中において塩化チオニル及び触媒と接触させて、塩化アシル中間体を形成し、続いて、2-アミノピリジンとインサイチュで接触させて、式(V)の化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成することを含む。一態様では、プロセスはさらに、反応混合物から式(V)の化合物、又はその塩を単離することを含む。
4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対してモル過剰の2-アミノピリジンが一般に、反応媒体に充填される。一態様では、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約1.5~約5モル当量の2-アミノピリジンが、反応媒体に充填される。別の態様では、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約1.5~約3.5モル当量の2-アミノピリジンが、反応媒体に充填される。別の態様では、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約2モル当量の2-アミノピリジンが、反応媒体に充填される。
4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対してモル過剰の塩化チオニルが一般に、反応媒体に充填される。一態様では、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩は、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約2~約5モル当量の塩化チオニルと接触される。別の態様では、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩は、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約2~約3.5モル当量の塩化チオニルと接触される。別の態様では、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩は、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約2.75モル当量の塩化チオニルと接触される。
触媒は、任意の好適な触媒、特に、塩化テトラブチルアンモニウム及びN-メチルホルムアニリドからなる群から選択される触媒を含み得る。一態様では、触媒は、塩化テトラブチルアンモニウムを含む。別の態様では、触媒は、N-メチルホルムアニリドを含む。別の態様では、触媒は、N,N-ジメチルホルムアミドを含まない。4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約0.01~約0.1モル当量の触媒が一般に、反応媒体に充填される。
反応媒体は、任意の好適な反応媒体、特に、芳香族炭化水素、芳香族複素環、及びニトリルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含むものであり得る。一態様では、反応媒体は、トルエン、アセトニトリル、及びピリジンからなる群から選択される化合物を含む。別の態様では、反応媒体は、トルエンを含む。別の態様では、反応媒体は、N,N-ジメチルホルムアミドを含まない。別の態様では、反応媒体も触媒も、N,N-ジメチルホルムアミドを含まない。反応媒体の体積は一般に、反応媒体に充填される1キログラムの4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩当たり約3リットル~約30リットルの反応媒体である。一態様では、反応媒体の体積は、反応媒体に充填される1キログラムの4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩当たり約5リットル~約15リットルの反応媒体である。
反応媒体は一般に、接触工程の間約50℃~約90℃の温度で維持される。一態様では、反応媒体は、接触工程の間約60℃~約80℃の温度で維持される。
接触工程は一般に、バッチ反応、特に、少なくとも約50キログラムの4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩がバッチ反応に充填される場合のものとして実行される。一態様では、少なくとも約100キログラムの4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩が、バッチ反応に充填される。
プロセスは一般に、式(V)の化合物、又はその塩の少なくとも約50%の化学量論的なプロセス収率を提供する。一態様では、式(V)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約60%である。別の態様では、式(V)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約65%である。別の態様では、式(V)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約70%である。
別の代表的な実施形態では、本開示は、式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩を、有機溶媒を含む反応媒体中において塩化チオニル及び触媒と接触させて、塩化アシル中間体を形成し、続いて、2-アミノピリジンとインサイチュで接触させて、式(V)の化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成することを含み;反応媒体も触媒も、N,N-ジメチルホルムアミドを含まない。
一態様では、触媒は、塩化テトラブチルアンモニウム及びN-メチルホルムアニリドからなる群から選択される触媒を含む。一態様では、触媒は、塩化テトラブチルアンモニウムを含む。別の態様では、触媒は、N-メチルホルムアニリドを含む。別の態様では、反応媒体は、接触工程の間約50℃~約90℃の温度で維持される。別の態様では、プロセスはさらに、反応混合物から式(V)の化合物、又はその塩を単離することを含む。
下のスキーム12は、実施例11に記載されるプロセスに対応し、化合物(V)を調製するための改善されたプロセスの1つの代表的な実施形態を示す。
スキーム12
IX.1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物VI)の調製
本開示は、部分的に、(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物IV)、又はその塩から1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物VI)、又はその塩を調製するためのプロセスに関する。下のスキーム13は、一般的なプロセスを示す:
スキーム13
化合物(IV)、又はその塩を脱保護し、且つ化合物(VI)、又はその塩をもたらすために水素化を利用することによって攻撃的な酸性条件を回避する最初の開発努力は、イミダゾール環上の不安定なブロミドの存在のためによい結果が得られなかった。さらなる開発努力は、いくつかの不純物の生成及び/又は除去を含む課題に直面した。
第一に、脱保護反応は、潜在的にさらに化合物(VI)、又はその塩と反応する場合があるハロゲン化ベンジル(例えば、塩化ベンジル)を生成して、化合物(IX):
の構造を有するN-ベンジル不純物を生成する。
第二に、脱保護反応におけるジクロロメタンの使用は、化合物(X):
の構造を有するアミナール不純物を生成し得る。
第三に、下の化合物(XI)の構造を有する酸化不純物は、このプロセス工程のためのいくつかのバッチにおいて観察された:
改善されたプロセスは、反応混合物から化合物(VI)、又はその塩を単離する前に粗製の化合物(VI)生成物を含有する反応混合物からハロゲン化ベンジルを除去することによって(例えば、ヘプタンによる抽出によって)N-ベンジル不純物に対処する。改善されたプロセスは、アミナール不純物を生成しない溶媒を選択することによって(例えば、ジクロロメタンを2-メチルテトラヒドロフランと置き換える)アミナール不純物に対処する。改善されたプロセスは、プロセスの間に反応容器中の酸素レベルの適切な制御を通して酸化不純物に対処する。不活性化レジーム(例えば、窒素スイープ)及び容器構成の材料の適切な制御は、従来のキャンペーンで観察された生成物の変色及び酸化不純物の形成を大幅に防止し、事前の炭素処理の必要性を排除することによって、生成物品質を改善する。
したがって、一実施形態では、本開示は、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(IV)の化合物:
又はその塩を、式(IV)の化合物、又はその塩を脱保護し、且つ式(VI)の化合物、又はその塩、及びハロゲン化ベンジル副生成物を含む反応混合物を形成するのに十分な条件下で酸性媒体と接触させること;
反応混合物からハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を除去すること;並びに
アミナール不純物の形成を実質的に回避するのに十分な条件下で反応混合物から式(VI)の化合物、又はその塩を単離することを含む。
一態様では、式(IV)の化合物の硫酸塩は、酸性媒体と接触される。
アミナール不純物は一般に、式(X)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む。一態様では、単離された式(VI)の化合物、又はその塩は、5重量%未満のアミナール不純物を含む。別の態様では、単離された式(VI)の化合物、又はその塩は、3重量%未満のアミナール不純物を含む。別の態様では、単離された式(VI)の化合物、又はその塩は、1重量%未満のアミナール不純物を含む。
一態様では、酸性媒体は、水性酸性媒体である。水性酸性媒体は一般に、鉱酸、特に、塩酸、及び式(IV)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約10モル当量の酸を含む。一態様では、水性酸性媒体は、式(IV)の化合物、又はその塩に対して約10~約40モル当量の酸を含む。別の態様では、水性酸性媒体は、式(IV)の化合物、又はその塩に対して約10~約25モル当量の酸を含む。水性反応媒体の体積は一般に、酸性媒体に充填される1キログラムの式(IV)の化合物、又はその塩当たり約2リットル~約10リットルの水性反応媒体である。一態様では、水性反応媒体の体積は、水性反応媒体に充填される1キログラムの式(IV)の化合物、又はその塩当たり約3リットル~約4リットルの水性反応媒体である。接触工程の間、水性反応媒体は一般に、約25℃~約70℃の温度で維持される。一態様では、水性反応媒体は、接触工程の間約40℃~約50℃の温度で維持される。
別の実施形態では、プロセスは、反応混合物からハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を除去すること;得られた反応混合物のpHを塩基性pHまで上げて、式(VI)の化合物、又はその塩を含む塩基性反応媒体を形成すること;及び式(VI)の化合物、又はその塩を塩基性反応混合物から単離することを含む。
別の実施形態では、プロセスは、ハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を、ハロゲン化ベンジル副生成物を式(VI)の化合物、又はその塩を単離する前に反応混合物から選択的に抽出することによって、反応混合物から除去することを含む。一態様では、反応混合物からのハロゲン化ベンジル副生成物は、式(VI)の化合物、又はその塩に対して廃棄する有機相に選択的に抽出される。別の態様では、反応混合物中に存在する少なくとも約80重量%のハロゲン化ベンジル副生成物は、廃棄する有機相に抽出される。別の態様では、反応混合物中に存在する約20重量%未満の式(VI)の化合物、又はその塩は、廃棄する有機相に抽出される。別の態様では、反応混合物中に存在する少なくとも約80重量%のハロゲン化ベンジル副生成物及び反応混合物中に存在する約20重量%未満の式(VI)の化合物、又はその塩は、廃棄する有機相に抽出される。別の態様では、反応混合物中に存在する少なくとも約90重量%のハロゲン化ベンジル副生成物及び反応混合物中に存在する約10重量%未満の式(VI)の化合物、又はその塩は、廃棄する有機相に抽出される。別の態様では、反応混合物中に存在する少なくとも約95重量%のハロゲン化ベンジル副生成物及び反応混合物中に存在する約5重量%未満の式(VI)の化合物、又はその塩は、廃棄する有機相に抽出される。
廃棄する有機相は一般に、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、塩化炭化水素、及びエーテルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。別の態様では、廃棄する有機相は、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、トルエン、ジクロロメタン、メチルtert-ブチルエーテル、及び2-メチルテトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む。別の態様では、廃棄する有機相は、ヘプタンを含む。
さらなる実施形態では、プロセスは、ハロゲン化ベンジル副生成物の抽出後に反応混合物のpHを上げて、式(VI)の化合物、又はその塩を含む塩基性反応媒体を形成すること;及び式(VI)の化合物、又はその塩を塩基性反応媒体から生成物有機相に抽出することを含む。一態様では、プロセスは、少なくとも一部のハロゲン化ベンジル副生成物を反応混合物から廃棄する有機相に抽出すること;得られた反応混合物のpHを塩基性pHまで上げて(例えば、水酸化ナトリウムの添加を介して)、式(VI)の化合物、又はその塩を含む塩基性反応媒体を形成すること;式(VI)の化合物、又はその塩を塩基性反応媒体から生成物有機相に抽出すること;及び式(VI)の化合物、又はその塩を生成物有機相から単離することを含む。塩基性反応混合物のpHは一般に、少なくとも約8.0まで上げられる。一態様では、塩基性反応混合物のpHは、少なくとも約10.0まで上げられる。
生成物有機相は一般に、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、塩化炭化水素、及びエーテルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。一態様では、生成物有機相は、2-メチルテトラヒドロフラン及びアニソールからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む。別の態様では、生成物有機相は、2-メチルテトラヒドロフランを含む。別の態様では、生成物有機相は、ジクロロメタンを含まない。
式(VI)の化合物、又はその塩を単離する前に生成物有機相を洗浄する(例えば、水洗浄)ことが有利であり得る。式(VI)の化合物、又はその塩を単離する前に生成物有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で生成物有機相を蒸留することもまた有利であり得る。一態様では、プロセスは、生成物有機相を水で洗浄すること及び生成物有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で生成物有機相を蒸留することを含む。別の態様では、生成物有機相は、大気圧下で蒸留される。別の態様では、生成物有機相は、2-メチルテトラヒドロフランを含み、追加の2-メチルテトラヒドロフランは、蒸留工程の間に生成物有機相に充填される。
式(VI)の化合物、又はその塩は、任意の好適な手段、特に、式(VI)の化合物、又はその塩を反応混合物から結晶化することによって、反応混合物から単離され得る。一態様では、単離工程は、反応混合物を式(VI)の化合物、又はその塩の結晶形態でシーディングして、結晶化を促進することを含む。別の態様では、単離工程は、反応混合物を少なくとも約0.005相対重量の式(VI)の化合物、又はその塩の結晶形態でシーディングして、結晶化を促進することを含む。別の態様では、単離工程は、反応混合物を少なくとも約0.01相対重量の式(VI)の化合物、又はその塩の結晶形態でシーディングして、結晶化を促進することを含む。別の態様では、単離工程は、反応混合物を少なくとも約0.005~約0.02相対重量の式(VI)の化合物、又はその塩の結晶形態でシーディングして、結晶化を促進することを含む。反応混合物に貧溶媒を充填して、結晶化を促進することもまた有利であり得る。一態様では、貧溶媒は、ヘプタンである。
接触工程は一般に、バッチ反応、特に、少なくとも約50キログラムの式(IV)の化合物、又はその塩が最初に反応に充填される場合のものとして実行される。一態様では、少なくとも約100キログラムの式(IV)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。別の態様では、少なくとも約200キログラムの式(IV)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。別の態様では、少なくとも約300キログラムの式(IV)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。
プロセスは一般に、式(VI)の化合物、又はその塩の少なくとも約50%の化学量論的なプロセス収率を提供する。一態様では、式(VI)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約65%である。別の態様では、式(VI)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約75%である。別の態様では、式(VI)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約80%である。実際に、改善されたプロセスは、300kg(入力)を超えるスケールでおよそ85%の収率の高品質の材料を出力できている。
別の代表的な実施形態では、本開示は、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(IV)の化合物:
又はその塩を、式(IV)の化合物、又はその塩を脱保護し、且つ式(VI)の化合物、又はその塩、及びハロゲン化ベンジル副生成物を含む反応混合物を形成するのに十分な条件下で酸性媒体と接触させること;
ハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を、反応混合物から式(VI)の化合物、又はその塩に対して廃棄する有機相に選択的に抽出すること;
得られた反応混合物のpHを、約7.0を超えるpHに上げて、塩基性反応混合物を形成すること;
式(VI)の化合物、又はその塩の少なくとも一部を、塩基性反応混合物から生成物有機相に選択的に抽出すること;及び
生成物有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で生成物有機相を蒸留して、式(VI)の化合物、又はその塩を含む蒸留された有機相を形成することを含む。
一態様では、廃棄する有機相は、ヘプタンを含む。別の態様では、生成物有機相は、2-メチルテトラヒドロフランを含む。別の態様では、廃棄する有機相は、ヘプタンを含み、生成物有機相は、2-メチルテトラヒドロフランを含む。別の態様では、プロセスはさらに、蒸留された有機相から式(VI)の化合物、又はその塩を結晶化することを含む。
下のスキーム14は、実施例9に記載されるプロセスに対応し、化合物(VI)を調製するための改善されたプロセスの1つの代表的な実施形態を示す。
スキーム14
X.4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物VII)の調製
本開示は、部分的に、[4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]ボロン酸(化合物V)、又はその塩、及び1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物VI)、又はその塩から4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物VII)、又はその塩を調製するためのプロセスに関する。下のスキーム15は、一般的なプロセスを示す:
スキーム15
プロセスは、鈴木反応を利用して、化合物(V)と化合物(VI)をカップリングして、化合物(VII)を生成する。臨床試験供給プロセスは、水性2-ブタノール媒体中で鈴木カップリングを実行した。粗製の化合物(VII)は、結晶形態において水性2-ブタノール媒体から結晶化され(その後、化合物(VII)の2型結晶形態として同定された)、これは50kgのスケールでさえ媒体から濾過することが非常に困難であった。化合物(VII)の2型結晶形態は、粘稠な粘土様生成物として単離され、これはフィルターからの放出時に湿ったペーストに粘着する大量の水を除去するためのオーブン乾燥を必要とした。
結晶化された化合物(VII)の濾過性を改善するための試みは、3型結晶形態及びC型結晶形態と呼ばれる化合物(VII)の2つの追加の結晶形態の発見をもたらした。2型結晶形態は、超微細針状形態を有し、ヘミ-ブタノール溶媒和物-水和物であると考えられる。3型結晶形態は、針状形態を有し、ブタノール溶媒和物であると考えられる。C型結晶形態は、より大きい結晶をもたらす改善された形態を有する無水物である。非水性(一般に5重量%未満の水)媒体から化合物(VII)の結晶化は、3型結晶形態及び/又はC型結晶形態を生成し得ることが見出された。両方の結晶形態が2型結晶形態より早く浸透するが、C型結晶形態もまた3型結晶形態より早く浸透する。したがって、さらなる試みは、化合物(VII)をC型結晶形態として再現性よく単離するために、化合物(VII)の最初の単離の前に存在する任意の水を減少させるか又は実質的に除去すること(例えば、蒸留によって)に焦点を当てた。
化合物(VII)の単離の前の水の除去は通例、C型結晶形態をもたらしたが、随時のバッチは依然として、存在する不定量の3型結晶形態とともに結晶化した。さらなる調査は、C型結晶形態が、およそ75℃を超える温度で熱力学的形態であることを決定した。この温度で、存在する任意の3型結晶形態は一般に、比較的短い期間の中でC型結晶形態に変換する。化合物(VII)の単離の前に温度サイクルを組み込むことによって、C型結晶形態は、熱力学的形態として常に生成され得る。C型結晶形態から3型結晶形態への変換は、75℃未満に冷却する際(特に、残留水の存在下)に起こり得るが、この変換は十分に遅く、3型結晶形態への著しい変換を伴わずに冷却及び濾過を行うことが可能である。
さらに、シリカ捕捉剤処理を化合物(VII)からアカラブルチニブを生成するための最終工程(臨床試験供給プロセスにおいて利用されたとおり)から化合物(VII)を生成するための本工程に移動させることは、有利であることが見出された。シリカ捕捉剤処理の順序付けにおけるこの変化は、(捕捉剤への)生成物収量の損失に対する効率的なパラジウム除去のより良好なバランスをもたらす。
さらに、鈴木反応の間のこのプロセスのためのスケールに対する長時間の加熱(例えば、80℃での後処理及び80℃~100℃での大気圧蒸留)は、下に示される構造を有する2つの不純物、化合物(XII)及び化合物(XIII)の形成をもたらしたことが見出された:
しかしながら、より低い温度(例えば、60℃未満での後処理及び大気圧蒸留)を利用することによって、これらの不純物の形成は、抑制され得る。
したがって、一実施形態では、本開示は、式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩と、有機溶媒を含む水性反応媒体中において塩基及びパラジウム触媒の存在下で接触させて、式(VII)の化合物を含む反応混合物を形成すること;
反応混合物中に存在する水の量を減少させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む実質的に無水の混合物を形成すること;並びに
実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物、又はその塩を単離することを含む。
式(VII)の化合物、又はその塩は、式(VII)の化合物、又はその塩の実質的に結晶性の形態として実質的に無水の混合物から単離される。一態様では、式(VII)の化合物の実質的に結晶性の形態は、9.9±0.2°2θ,11.1±0.2°2θ、12.8±0.2°2θ、14.1±0.2°2θ、及び19.0±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる。別の態様では、式(VII)の化合物の実質的に結晶性の形態は、7.4±0.2°2θ、8.9±0.2°2θ、9.9±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.8±0.2°2θ、14.1±0.2°2θ、14.8±0.2°2θ、19.0±0.2°2θ、及び21.6±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる。別の態様では、式(VII)の化合物の実質的に結晶性の形態は、ピークの群から選択される少なくとも5つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる。別の態様では、実質的に結晶性の形態は、式(VII)の化合物の実質的に無水の結晶形態である。
実質的に無水の混合物から単離される式(VII)の化合物の実質的に結晶性の形態は一般に、少なくとも50%のC型結晶純度を有する。一態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、少なくとも60%のC型結晶純度を有する。別の態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、少なくとも70%のC型結晶純度を有する。別の態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、少なくとも80%のC型結晶純度を有する。別の態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、少なくとも90%のC型結晶純度を有する。別の態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、少なくとも95%のC型結晶純度を有する。別の態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、少なくとも96%のC型結晶純度を有する。別の態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、少なくとも97%のC型結晶純度を有する。別の態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、少なくとも98%のC型結晶純度を有する。別の態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、少なくとも99%のC型結晶純度を有する。別の態様では、単離された実質的に結晶性の形態は、実質的に相純粋なC型結晶形態である。
別の実施形態では、水性反応媒体はさらに、アルカリ金属ハロゲン化物を含む。一態様では、水性反応媒体は、アルカリ金属ヨウ化物を含む。別の態様では、水性反応媒体は、ヨウ化カリウムを含む。式(VI)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.1モル当量のアルカリ金属ハロゲン化物が一般に、水性反応媒体に充填される。一態様では、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.1~約1.0モル当量のアルカリ金属ハロゲン化物が一般に、水性反応媒体に充填される。一態様では、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.1~約1.0モル当量のヨウ化カリウムが、水性反応媒体に充填される。別の態様では、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.2~約0.4モル当量のヨウ化カリウムが、水性反応媒体に充填される。
式(VI)の化合物、又はその塩は一般に、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.5~約1.5モル当量の式(V)の化合物、又はその塩と接触される。一態様では、式(VI)の化合物、又はその塩は、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.8~約1.2モル当量の式(V)の化合物、又はその塩と接触される。別の態様では、式(VI)の化合物、又はその塩は、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.9~約1.1モル当量の式(V)の化合物、又はその塩と接触される。
塩基は、任意の好適な塩基、特に、トリエチルアミン、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウム、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソ-プロピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、N-メチルピロリジン、メチルジシクロヘキシルアミン、及びリン酸カリウムからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む塩基であり得る。一態様では、塩基は、トリエチルアミンを含む。別の態様では、塩基は、炭酸カリウムを含む。別の態様では、塩基は、トリエチルアミン及び炭酸カリウムを含む。式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.5~約10モル当量の塩基が一般に、水性反応媒体に充填される。一態様では、塩基は、トリエチルアミンを含み、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.5~約10モル当量のトリエチルアミンが、水性反応媒体に充填される。別の態様では、塩基は、トリエチルアミンを含み、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約1.0~約2.0モル当量のトリエチルアミンが、水性反応媒体に充填される。別の態様では、塩基は、炭酸カリウムを含み、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.5~約10.0モル当量の炭酸カリウムが、水性反応媒体に充填される。別の態様では、塩基は、炭酸カリウムを含み、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約2.0~約3.0モル当量の炭酸カリウムが、水性反応媒体に充填される。別の態様では、塩基は、炭酸カリウムを含み、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約2.3~約2.7モル当量の炭酸カリウムが、水性反応媒体に充填される。
パラジウム触媒は、任意の好適なパラジウム触媒、特に、ビス(tert-ブチルジシクロヘキシルホスフィン)ジクロロパラジウム(II)を含むものであり得る。式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.002~約0.05モル当量のパラジウム触媒が一般に、水性反応媒体に充填される。一態様では、式(VI)の化合物、又はその塩に対して約0.007~約0.013モル当量のパラジウム触媒が、水性反応媒体に充填される。
有機溶媒は、任意の好適な溶媒、特に、芳香族炭化水素、アルコール、ケトン、エーテル、エステル、及びニトリルからなる群から選択されるものであり得る。一態様では、有機溶媒は、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ジオキサン、トルエン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、アセトニトリル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n-ブチル、及び乳酸エチルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。別の態様では、有機溶媒は、2-ブタノールを含む。
水性反応媒体の体積は一般に、水性反応媒体に充填される1キログラムの式(VI)の化合物、又はその塩当たり約10リットル~約20リットルの水性反応媒体である。一態様では、水性反応媒体に関する有機溶媒に対する水の体積比は、約1:3~約3:1である。接触工程の間、水性反応媒体は一般に、約50℃~約100℃の温度で維持される。一態様では、水性反応媒体は、接触工程の間約70℃~約90℃の温度で維持される。
一実施形態では、減少させる工程は、反応混合物を、水性の廃棄する相及び式(VII)の化合物を含む有機相に分離することを含む。一態様では、減少させる工程はさらに、有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で有機相を蒸留することを含み、実質的に無水の混合物をもたらす。別の態様では、プロセスはさらに、蒸留の前に有機相を水で洗浄することを含む。
さらなる実施形態では、有機相は、蒸留の前にシリカ捕捉剤で処理される。一態様では、有機相は、少なくとも2時間の蒸留の前にシリカ捕捉剤で処理される。シリカ捕捉剤は一般に、プロパンチオール官能化シリカを含む。一態様では、シリカ捕捉剤は、QuadraSil(商標)MPを含む。プロセスはさらに、蒸留の前にシリカ捕捉剤を有機相から除去することを含み得る。一態様では、シリカ捕捉剤は、蒸留の前に濾過によって有機相から除去される。別の態様では、プロセスはさらに、触媒を除去した後及び蒸留の前に有機相を水性塩水溶液で洗浄することを含む。
別の実施形態では、減少させる工程は、反応混合物を、水性の廃棄する相及び式(VII)の化合物、又はその塩を含む有機相に分離すること;有機相を水で洗浄すること;有機相をシリカ捕捉剤で処理すること;シリカ捕捉剤を有機相から除去すること;有機相を水性塩水溶液で洗浄すること;並びに有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で有機相を蒸留することを含む。
有機相の蒸留は、好適な条件下で実行することができ、特に、真空蒸留による有機相の蒸留である。一態様では、有機相は、継続的なレベルの真空蒸留によって蒸留される。別の態様では、有機相は、約60℃を超えない温度で蒸留される。別の態様では、有機相は、約50℃~約60℃の温度で蒸留される。別の態様では、有機相は、アルコールを含む。別の態様では、有機相は、蒸留工程の間にアルコールを補充される。別の態様では、有機相は、2-ブタノールを含む。別の態様では、有機相は、蒸留工程の間に2-ブタノールを補充される。
実質的に無水の混合物は一般に、約5重量%未満の水を含む。一態様では、実質的に無水の混合物は、約3重量%未満の水を含む。別の態様では、実質的に無水の混合物は、約1重量%未満の水を含む。
単離工程は一般に、実質的に無水の混合物からC型結晶形態として式(VII)の化合物を結晶化することを含む。生成物が確実にC型結晶形態として結晶化するために、実質的に無水の混合物は、少なくとも約70℃(例えば、少なくとも約75℃)の温度まで加熱され、続いて冷却されて、式(VII)の化合物を結晶化する。冷却を開始する前に実質的に無水の混合物が少なくとも約70℃の温度(又は温度の範囲)で維持される期間は、選択される温度(又は温度の範囲)に依存することになる。より高い温度では、存在する任意の非C型結晶形態をC型結晶形態に変換するために、より短い保持期間が一般に必要とされる。しかしながら、選択される温度は、式(VII)の化合物の分解をもたらさないか又は実質的に無水の混合物の沸点を超えないはずである。さらに、保持期間の間に実質的に無水の混合物を撹拌すること及び/又は実質的に無水の混合物をC型結晶形態でシーディングすることは、任意の必要となる保持期間の持続期間をさらに減少させる際に有利であり得る。したがって、様々な実施形態では、実質的に無水の混合物は、結晶化開始後及び冷却開始前の一定期間に選択された温度(又は温度の範囲)で維持され、温度(又は温度の範囲)及び選択される期間は、実質的に無水の混合物の冷却時に式(VII)の化合物の実質的にC型の結晶形態を得るのに十分である。
一態様では、実質的に無水の混合物は、少なくとも約80℃の温度まで加熱される。別の態様では、温度は、少なくとも約85℃である。別の態様では、温度は、少なくとも約90℃である。別の態様では、温度は、少なくとも約95℃である。別の態様では、温度は、約70℃~約105℃である。別の態様では、温度は、約75℃~約105℃である。別の態様では、温度は、約80℃~約105℃である。別の態様では、温度は、約85℃~約105℃である。別の態様では、温度は、約90℃~約105℃である。
別の態様では、選択される温度は、冷却を開始する前にさらなる保持期間を必要としないように十分に高い。別の態様では、冷却前の保持期間は、少なくとも約15分である。別の態様では、冷却前の保持期間は、少なくとも約30分である。別の態様では、冷却前の保持期間は、少なくとも約1時間である。別の態様では、冷却前の保持期間は、少なくとも約1.5時間である。別の態様では、冷却前の保持期間は、少なくとも約2時間である。
一態様では、温度は少なくとも約75℃であり、冷却前の保持期間は少なくとも約2時間である。別の態様では、温度は少なくとも約80℃であり、保持期間は少なくとも約1.5時間である。別の態様では、温度は少なくとも約85℃であり、保持期間は少なくとも約1時間である。別の態様では、温度は少なくとも約90℃であり、保持期間は少なくとも約15分である。別の態様では、温度は少なくとも約90℃であり、保持期間は要求されない。別の態様では、温度は約75℃~約105℃であり、保持期間は約15分~約3時間である。別の態様では、温度は約80℃~約105℃であり、保持期間は約15分~約3時間である。別の態様では、温度は約85℃~約105℃であり、保持期間は約15分~約3時間である。別の態様では、温度は約90℃~約105℃であり、保持期間は約5分~約2時間である。別の態様では、温度は約90℃~約105℃であり、さらなる保持期間は、冷却前に要求されない。
上記の態様の各々において、実質的に無水の混合物は、所望の結晶形態の結晶化をさらに促進するために式(VII)の化合物のC型結晶形態でシーディングされ得る。例えば、実質的に無水の混合物は、C型結晶形態でシーディングされ、約85℃~約105℃の温度で約5分~約3時間の保持期間の間維持され、続いて冷却されて、式(VII)の化合物を結晶化する。
接触工程は一般に、バッチ反応、特に、少なくとも約25キログラムの式(VI)の化合物、又はその塩が最初に反応に充填される場合のものとして実行される。一態様では、少なくとも約50キログラムの式(VI)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。別の態様では、少なくとも約75キログラムの式(VI)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。別の態様では、少なくとも約100キログラムの式(VI)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。
プロセスは一般に、式(VII)の化合物、又はその塩の少なくとも約50%の化学量論的なプロセス収率を提供する。一態様では、式(VII)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約65%である。別の態様では、式(VII)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約75%である。実際に、改善されたプロセスは、100kg(入力)を超えるスケールでおよそ80%の収率の高品質の材料を出力できている。さらに、改善されたプロセスは、このプロセスのためのサイクル時間を1週未満に著しく減少させる、より迅速な濾過時間を有する。
別の代表的な実施形態では、本開示は、式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩と、有機溶媒を含む水性反応媒体中において塩基及びパラジウム触媒の存在下で接触させて、式(VII)の化合物を含む反応混合物を形成すること;
反応混合物を、水性の廃棄する相及び式(VII)の化合物、又はその塩を含む有機相に分離すること;
有機相をシリカ捕捉剤で処理すること;
シリカ捕捉剤を有機相から除去すること;
有機相中に存在する水の量を減少させ、且つ式(VII)の化合物、又はその塩を含む実質的に無水の混合物を形成するのに十分な条件下で有機相を蒸留すること;並びに
実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物を結晶化することを含み;
式(VII)の化合物は、C型結晶形態として結晶化する。
一態様では、プロセスはさらに、処理工程の前に有機相を水で洗浄することを含む。別の態様では、プロセスはさらに、除去工程の後及び蒸留工程の前に有機相を水性塩水溶液で洗浄することを含む。別の態様では、有機相は、真空蒸留によって蒸留され、その間乾燥ブタノールが有機相に加えられ、存在する水を除去するために機能する。別の態様では、実質的に無水の混合物は、存在する任意の結晶液体が、実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物を単離する前にC型結晶形態に実質的に変換されるまで、75℃を超える温度で保持される。
下のスキーム16は、実施例14に記載されるプロセスに対応し、化合物(VII)を調製するための改善されたプロセスの1つの代表的な実施形態を示す。
スキーム16
XII.アカラブルチニブ(化合物VIII)の調製
本開示は、部分的に、4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)-ベンズアミド(化合物VII)、及び2-ブチン酸、又はその塩からアカラブルチニブ、又はその塩を調製するプロセスに関する。下のスキーム17は、一般的なプロセスを示す:
スキーム17
化合物(VII)は、カップリング剤の存在下で2-ブチン酸と反応して、アカラブルチニブを生成する。このカップリング工程は、臨床試験供給プロセスにおいて操作することが困難である。ジクロロメタン中の化合物(VII)への小過剰の2-ブチン酸の添加は、撹拌することが困難であった化合物(VII)のテトロール酸塩を含む相対的に粘稠な混合物を生成した。それに続く粘稠な混合物へのトリエチルアミンの添加は、粘度を著しく改善しなかった。しかしながら、2-ブチン酸の前のトリエチルアミンの添加は、化合物(VII)のテトロール酸塩の形成を回避し、相対的に薄い撹拌可能なスラリーをもたらした。しかしながら、それに続く得られたスラリーへのカップリング剤(例えば、1-プロピルホスホン酸無水物)の添加は、制御することが困難であり、アカラブルチニブ生成物の品質基準を満たすためにプロセス中の狭い制御域を有した。1-プロピルホスホン酸無水物の過少添加では、出発材料(すなわち、化合物(VII))の全てを消費せず、過大添加では化合物(XIV)の構造を持つ不純物:
の形成を引き起こした。
未反応の化合物(VII)及び化合物(XIV)不純物の両方が、その後のアカラブルチニブ生成物の単離において除去することが困難であり、臨床試験供給プロセスのためのいくつかのバッチの失敗に関与した。
2つの不純物の除去に関連する障害は、逐次の抽出手法を使用して克服できることが見出された。アカラブルチニブは、化合物(XIV)不純物に対して反応混合物から第1の酸性pH(例えば、pH1.8~2.2)を有する水相に選択的に抽出され、化合物(XIV)不純物を含有する反応混合物は捨てられる。次に、アカラブルチニブを含む水相のpHは、第2のpH(例えば、pH4.5~5.0)に調整され、アカラブルチニブは、化合物(VII)不純物に対して水相から有機相に選択的に抽出され、化合物(VII)不純物を含有する水相は、捨てられる。逐次の抽出手法は、最終生成物からの望まれない不純物の効率的な除去をもたらすため、1-プロピルホスホン酸無水物の添加は、臨床試験供給プロセスの場合と同じ厳格な制御を要求せず、1-プロピルホスホン酸無水物の添加は、より堅牢である。
臨床試験供給プロセスで直面した別の問題は、ジクロロメタンからエタノールへの溶媒交換を伴い、これには複数の「プット・アンド・テイク」蒸留サイクルが利用された。アカラブルチニブ生成物は、最終的に結晶化する前に一貫して油状になったか又はゴム状になった。エタノールからのアカラブルチニブの結晶化のキネティクスは、著しく遅いことが見出された。油が結晶化した時点は制御できず、結晶化したアカラブルチニブは、望まれない量の結晶化溶媒を伴った。結果として、アカラブルチニブ結晶格子におけるジクロロメタンの封入は、臨床試験供給プロセスに関する懸念であった。蒸留(エタノールによるジクロロメタン溶媒の完全な置き換え時でさえ)全体を通して溶液中でアカラブルチニブを維持し、且つ油状化問題を回避する継続的なレベルの真空蒸留(例えば、18~20rel.vol.、50℃)を利用するより制御された手順が現在開発されている。蒸留が完了すると、結晶性のアカラブルチニブでシーディングし、シーディングされた溶液を好適な温度(例えば、50℃)で保持することは、アカラブルチニブ生成物が一貫した粒子特性で単離され得る制御された結晶化をもたらす。結晶化はさらに、特に、存在する任意の過剰にアシル化された副生成物に対して、アカラブルチニブ生成物を純化する。
したがって、一実施形態では、本開示は、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の化合物及び1つ以上の反応副生成物を含む反応混合物を形成すること;並びに
1つ以上の副生成物に対して反応混合物から式(VIII)の化合物、又はその塩を選択的に単離することを含む。
前述のとおり、プロセスに関する添加の順序は、影響を及ぼし得る。一般に、接触工程は、式(VII)の化合物、又はその塩、及び塩基を反応媒体に加えること;2-ブチン酸、又はその塩を、式(VII)の化合物、又はその塩、及び塩基を含む反応媒体に加えること;並びに1-プロピルホスホン酸無水物を、式(VII)の化合物、又はその塩;2-ブチン酸、又はその塩;及び塩基を含む反応媒体に加えることを含む。
別の実施形態では、本開示は、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の化合物、又はその塩;未反応の式(VII)の化合物、又はその塩;及び反応副生成物を含む反応混合物を形成すること(反応副生成物は、式(XIV)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む);並びに
式(VIII)の化合物、又はその塩を、式(VII)の化合物、又はその塩、及び式(XIV)の化合物、又はその塩に対して反応混合物から選択的に単離することを含む。
一態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約1.0重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.8重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.6重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.4重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.3重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約1.0重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.8重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.6重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.4重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.3重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約1.0重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩、及び約1.0重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.8重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩、及び約0.8重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.6重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩、及び約0.6重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.4重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩、及び約0.4重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。別の態様では、選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩は、約0.3重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩、及び約0.3重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む。
別の実施形態では、本開示は、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の化合物、又はその塩;未反応の式(VII)の化合物、又はその塩;及び反応副生成物を含む反応混合物を形成すること(反応副生成物は、式(XIV)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む);
式(VIII)の化合物、又はその塩の少なくとも一部を、反応混合物から水相に抽出すること(式(VIII)の化合物、又はその塩は、式(XIV)の化合物、又はその塩に対して水相に選択的に抽出される);
水相のpHを調整すること;並びに
式(VIII)の化合物、又はその塩の少なくとも一部を、水相から有機相に抽出すること(式(VIII)の化合物、又はその塩は、式(VII)の化合物、又はその塩に対して有機相に選択的に抽出される)を含む。
一態様では、接触工程は、式(VII)の化合物及び塩基を反応媒体に加えること;2-ブチン酸を、式(VII)の化合物及び塩基を含む反応媒体に加えること;並びに1-プロピルホスホン酸無水物を、式(VII)の化合物、2-ブチン酸、及び塩基を含む反応媒体に加えることを含む。別の態様では、反応混合物は、水で洗浄され、洗浄された反応混合物は、水相及び廃棄する相に分離され、式(VIII)の化合物は、水相に選択的に抽出される。別の態様では、プロセスはさらに、式(VIII)の化合物を、式(VIII)の化合物が選択的に抽出された有機相から単離することを含む。
式(VII)の化合物は一般に、式(VII)の化合物に対して少なくとも約0.5モル当量の2-ブチン酸と接触される。一態様では、式(VII)の化合物は、式(VII)の化合物に対して約0.5~約5.0モル当量の2-ブチン酸と接触される。別の態様では、式(VII)の化合物は、式(VII)の化合物に対して約1.0~約1.3モル当量の2-ブチン酸と接触される。別の態様では、式(VII)の化合物は、式(VII)の化合物に対して約1.2モル当量の2-ブチン酸と接触される。
一般に、式(VII)の化合物に対して少なくとも約0.3モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が一般に、反応媒体に充填される。一態様では、式(VII)の化合物に対して少なくとも約0.5モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が一般に、反応媒体に充填される。別の態様では、式(VII)の化合物に対して少なくとも約1.0モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が一般に、反応媒体に充填される。別の態様では、式(VII)の化合物に対して約0.3~約3.0モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が一般に、反応媒体に充填される。別の態様では、式(VII)の化合物に対して約0.5~約2.0モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が一般に、反応媒体に充填される。別の態様では、式(VII)の化合物に対して約0.7~約1.5モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が一般に、反応媒体に充填される。別の態様では、式(VII)の化合物に対して約1.0~約1.2モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が、反応媒体に充填される。
塩基は、任意の好適な塩基、特に、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、N-メチルピロリジン、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、及び炭酸水素カリウムからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む塩基であり得る。一態様では、塩基は、トリエチルアミンを含む。式(VII)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の塩基が一般に、反応媒体に充填される。一態様では、式(VII)の化合物に対して約2.0~約5.0モル当量の塩基が、反応媒体に充填される。別の態様では、式(VII)の化合物に対して約2.4~約3.0モル当量の塩基が、反応媒体に充填される。
反応媒体は、任意の好適な反応媒体、特に、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、アルコール、ケトン、エーテル、エステル、ニトリル、及び極性非プロトン性溶媒からなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む反応媒体であり得る。一態様では、反応媒体は、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、tert-アミルアルコール、アセトン、メチルイソ-ブチルケトン、2-ブタノール、メチルエチルケトン、アセトニトリル、及び酢酸エチルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。別の態様では、反応媒体は、ジクロロメタンを含む。反応媒体の体積は一般に、反応媒体に充填される1キログラムの式(VII)の化合物当たり約5リットル~約20リットルの反応媒体である。接触工程の間、反応媒体は一般に、約10℃~約30℃の温度で維持される。
一般に、水相は、水相抽出の完了時に高速液体クロマトグラフィー(「HPLC」)によって測定されるとおり、約75面積%を超える式(VIII)の化合物及び約2.0面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。一態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約80面積%を超える式(VIII)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約85面積%を超える式(VIII)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約90面積%を超える式(VIII)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約1.0面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約0.8面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約0.5面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約0.2面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約0.1面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約80面積%を超える式(VIII)の化合物及び約1.0面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約85面積%を超える式(VIII)の化合物及び約0.8面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約85面積%を超える式(VIII)の化合物及び約0.5面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約85面積%を超える式(VIII)の化合物及び約0.2面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。別の態様では、水相は、水相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約90面積%を超える式(VIII)の化合物及び約0.1面積%未満の式(XIV)の化合物を含む。水相抽出工程の間、水相は一般に、約2.5未満のpHを有する。一態様では、水相は、水相抽出工程の間、約1.8~約2.2のpHを有する。
一般に、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約75面積%を超える式(VIII)の化合物及び約2.0面積%未満の式(VII)の化合物を含む。一態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約80面積%を超える式(VIII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約85面積%を超える式(VIII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約90面積%を超える式(VIII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約1.0面積%未満の式(VII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約0.8面積%未満の式(VII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約0.6面積%未満の式(VII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約0.4面積%未満の式(VII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約0.3面積%未満の式(VII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約80面積%を超える式(VIII)の化合物及び約1.0面積%未満の式(VII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約85面積%を超える式(VIII)の化合物及び約0.8面積%未満の式(VII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約85面積%を超える式(VIII)の化合物及び約0.6面積%未満の式(VII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約85面積%を超える式(VIII)の化合物及び約0.4面積%未満の式(VII)の化合物を含む。別の態様では、有機相は、有機相抽出の完了時にHPLCによって測定されるとおり、約90面積%を超える式(VIII)の化合物及び約0.3面積%未満の式(VII)の化合物を含む。有機相抽出工程の間、水相は一般に、約4.0を超えるpHを有する。一態様では、水相は、有機相抽出工程の間、約4.5~約5.0のpHを有する。
有機相は、任意の好適な溶媒、特に、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、アルコール、ケトン、エーテル、エステル、及びニトリルから選択される少なくとも1つの溶媒を含み得る。一態様では、有機相は、ジクロロメタン、及び2-メチルテトラヒドロフラン、tert-アミルアルコール、メチルイソ-ブチルケトン、2-ブタノール、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸N-ブチル、ブチロニトリル、トルエン、キシレン、ヘプタン、ヘキサン、イソヘキサン、及びクロロホルムからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む。別の態様では、有機相は、ジクロロメタンを含む。
式(VIII)の化合物は、任意の好適な手段、特に、式(VIII)の化合物を有機相から結晶化することによって、有機相から単離され得る。一態様では、有機相は、有機相溶媒を含み、プロセスはさらに、有機相溶媒を置換溶媒と交換して、式(VIII)の化合物を含む結晶化混合物を形成することを含む。別の態様では、式(VIII)の化合物は、結晶化混合物から結晶化される。別の態様では、結晶化混合物は、式(VIII)の化合物の結晶形態でシーディングされる。別の態様では、結晶化混合物は、少なくとも約0.01相対重量の結晶形態でシーディングされる。別の態様では、結晶化混合物は、少なくとも約0.02相対重量の結晶形態でシーディングされる。別の態様では、結晶化混合物は、少なくとも約0.03相対重量の結晶形態でシーディングされる。別の態様では、結晶形態は、無水結晶形態である。
有機相溶媒は、任意の好適な溶媒、特に、極性溶媒を含み得る。一態様では、有機相溶媒は、塩化炭化水素及びエーテルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む。別の態様では、有機相溶媒は、ジクロロメタン及び2-メチルテトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む。別の態様では、有機相溶媒は、ジクロロメタンを含む。
置換溶媒は、任意の好適な溶媒を含み得る。一態様では、置換溶媒は、アルコールを含む。別の態様では、置換溶媒は、エタノールを含む。別の態様では、有機相溶媒は、置換溶媒の沸点より低い沸点を有する。別の態様では、有機相溶媒の沸点は、置換溶媒の沸点より少なくとも約20℃低い。別の態様では、有機相溶媒は、極性溶媒を含み、置換溶媒は、アルコールを含む。別の態様では、有機相溶媒は、ジクロロメタンを含み、置換溶媒は、エタノールを含む。
一実施形態では、有機相溶媒は、継続的なレベルの蒸留によって置換溶媒と交換される。一態様では、継続的なレベルの蒸留は、継続的な蒸留の間に溶液中の式(VIII)の化合物を維持するのに十分な条件下で実行される。別の態様では、継続的なレベルの蒸留は、継続的なレベルの真空蒸留である。別の態様では、置換溶媒は、蒸留の間に1キログラムの式(VIII)の化合物当たり少なくとも約15相対体積の全溶媒を維持するのに十分な量で充填される。別の態様では、置換溶媒は、蒸留の間に1キログラムの式(VIII)の化合物当たり少なくとも約18相対体積の全溶媒を維持するのに十分な量で充填される。別の態様では、継続的なレベルの真空蒸留は、約60℃を超えない温度で実行される。
結晶化開始後(例えば、シーディング後)の期間に約40℃を超える温度で結晶化混合物を維持することが一般に有利であり得る。一態様では、結晶化混合物は、結晶化開始後の少なくとも約1時間、約40℃を超える温度で維持される。別の態様では、結晶化混合物は、結晶化開始後の少なくとも約2時間、約40℃を超える温度で維持される。別の態様では、結晶化混合物は、結晶化開始後の少なくとも約3時間、約40℃を超える温度で維持される。別の態様では、結晶化混合物は、結晶化開始後の少なくとも約4時間、約40℃を超える温度で維持される。別の態様では、結晶化混合物は、結晶化開始後の少なくとも約5時間、約40℃を超える温度で維持される。別の態様では、結晶化混合物は、式(VIII)の化合物の結晶形態でシーディングされる。別の態様では、結晶化混合物は、式(VIII)の化合物を単離する前に少なくとも5時間かけて約20℃の温度まで冷却される。別の態様では、結晶化混合物は、式(VIII)の化合物の結晶形態でシーディングされ、少なくとも約5時間、約40℃を超える温度で維持され、続いて式(VIII)の化合物を単離する前に少なくとも5時間かけて約20℃の温度まで冷却される。
接触工程は一般に、バッチ反応、特に、少なくとも約25キログラムの式(VII)の化合物、又はその塩が最初に反応に充填される場合のものとして実行される。一態様では、少なくとも約50キログラムの式(VII)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。別の態様では、少なくとも約75キログラムの式(VII)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。別の態様では、少なくとも約100キログラムの式(VII)の化合物、又はその塩が、最初に反応に充填される。
プロセスは一般に、式(VIII)の化合物、又はその塩の少なくとも約50%の化学量論的なプロセス収率を提供する。一態様では、式(VIII)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約60%である。別の態様では、式(VIII)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約65%である。別の態様では、式(VIII)の化合物、又はその塩の化学量論的なプロセス収率は、少なくとも約70%である。実際に、改善されたプロセスは、100kg(入力)を超えるスケールでおよそ75%の収率の高品質の材料を出力できている。
別の代表的な実施形態では、本開示は、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の化合物、未反応の式(VII)の化合物、及び反応副生成物を含む反応混合物を形成すること(反応副生成物は、式(XIV)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む);
式(VIII)の化合物、又はその塩の少なくとも一部を、反応混合物から約1.8~約2.2のpHを有する水相に抽出すること(式(VIII)の化合物は、式(XIV)の化合物に対して水相に選択的に抽出される);
水相のpHを約4.5~約5.0に調整すること;並びに
式(VIII)の化合物、又はその塩の少なくとも一部を、水相から有機相に抽出すること(式(VIII)の化合物は、式(VII)の化合物に対して有機相に選択的に抽出される)を含む。
一態様では、接触工程は、式(VII)の化合物及び塩基を反応媒体に加えること;2-ブチン酸を、式(VII)の化合物及び塩基を含む反応媒体に加えること;並びに1-プロピルホスホン酸無水物を、式(VII)の化合物、2-ブチン酸、及び塩基を含む反応媒体に加えることを含む。別の態様では、反応混合物は、水で洗浄され、洗浄された反応混合物は、水相及び廃棄する相に分離され、式(VIII)の化合物は、水相に選択的に抽出される。別の態様では、有機相は、有機相溶媒を含み、プロセスはさらに、有機相溶媒を置換溶媒と交換して、式(VIII)の化合物を含む結晶化混合物を形成することを含む。別の態様では、プロセスはさらに、結晶化混合物から式(VIII)の化合物を単離することを含む。別の態様では、結晶化混合物は、式(VIII)の化合物の結晶形態でシーディングされ、結晶化開始後の少なくとも約5時間、約40℃を超える温度で維持される。
下のスキーム18は、実施例17に記載されるプロセスに対応し、化合物(VI)を調製するための改善されたプロセスの1つの代表的な実施形態を示す。
スキーム18
XIII.追加の実施形態
上記の個々のプロセスの様々な実施形態を組み合わせて、アカラブルチニブの調製のための全体的なプロセスのさらなる実施形態を提供できる。下記の実施形態は、全体的なプロセスをさらに説明する代表的な実施形態である。それらは、全体的なプロセスを示すことを意図するものであり、限定するものではない。
一実施形態では、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩は、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の化合物及び1つ以上の反応副生成物を含む反応混合物を形成すること;並びに
1つ以上の副生成物に対して反応混合物から式(VIII)の化合物、又はその塩を選択的に単離することを含むプロセスによって調製され;
式(VII)の構造を有する化合物、又はその塩は、
式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩と、有機溶媒を含む水性反応媒体中において塩基及びパラジウム触媒の存在下で接触させて、式(VII)の化合物を含む反応混合物を形成すること;
反応混合物中に存在する水の量を減少させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む実質的に無水の混合物を形成すること;並びに
実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物、又はその塩を単離することを含むプロセスによって調製される。
別の実施形態では、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩は、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中においてカップリング剤及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の化合物、又はその塩;未反応の式(VII)の化合物、又はその塩;及び反応副生成物を含む反応混合物を形成すること(反応副生成物は、式(XIV)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む);
式(VIII)の化合物、又はその塩の少なくとも一部を、反応混合物から水相に抽出すること(式(VIII)の化合物、又はその塩は、式(XIV)の化合物、又はその塩に対して水相に選択的に抽出される);
水相のpHを調整すること;並びに
式(VIII)の化合物、又はその塩の少なくとも一部を、水相から有機相に抽出すること(式(VIII)の化合物、又はその塩は、式(VII)の化合物、又はその塩に対して有機相に選択的に抽出される)を含むプロセスによって調製され;
式(VII)の構造を有する化合物、又はその塩は、
式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩と、有機溶媒を含む水性反応媒体中において塩基及びパラジウム触媒の存在下で接触させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成すること;
反応混合物中に存在する水の量を減少させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む実質的に無水の混合物を形成すること;並びに
実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物、又はその塩を単離することを含むプロセスによって調製される。
別の実施形態では、プロセスはさらに、
式(IV)の化合物:
又はその塩を、式(IV)の化合物、又はその塩を脱保護し、且つ式(VI)の化合物、又はその塩、及びハロゲン化ベンジル副生成物を含む反応混合物を形成するのに十分な条件下で酸性媒体と接触させること;
反応混合物からハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を除去すること;並びに
アミナール不純物の形成を実質的に回避するのに十分な条件下で反応混合物から式(VI)の化合物、又はその塩を単離することを含むプロセスによって、式(VI)の構造を有する化合物、又はその塩を調製することを含む。
別の実施形態では、プロセスはさらに、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩を、有機溶媒を含む反応媒体中において塩化チオニル及び触媒と接触させて、塩化アシル中間体を形成し、続いて、2-アミノピリジンとインサイチュで接触させて、式(V)の化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成することを含むプロセスによって、式(V)の構造を有する化合物、又はその塩を調製することを含む。
別の実施形態では、プロセスはさらに、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中においてアミノ化剤と接触させて、式(IV)の化合物を含む反応混合物を形成すること;
式(IV)の化合物の硫酸塩を形成すること;及び
硫酸塩を単離することを含むプロセスによって、式(IV)の構造を有する化合物、又はその塩を調製することを含む。
別の実施形態では、プロセスはさらに、式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の化合物:
又はその塩を形成すること;及び
式(II)の化合物、又はその塩を、臭素化剤により臭素化して、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩をもたらすことを含むプロセスによって、式(III)の構造を有する化合物、又はその塩を調製することを含み;
反応媒体の温度は、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される。
別の実施形態では、本開示は、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩と、有機溶媒を含む水性反応媒体中において塩基及びパラジウム触媒の存在下で接触させて、式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む反応混合物を形成すること;
反応混合物中に存在する水の量を減少させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む実質的に無水の混合物を形成すること;
実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物、又はその塩を単離すること;並びに
式(VII)の化合物、又はその塩を、式(VIII)の化合物、又はその塩に変換することを含む。
別の実施形態では、本開示は、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(IV)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(IV)の化合物、又はその塩を脱保護し、且つ式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩、及びハロゲン化ベンジル副生成物を含む反応混合物を形成するのに十分な条件下で酸性媒体と接触させること;
反応混合物からハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を除去すること;
アミナール不純物の形成を実質的に回避するのに十分な条件下で反応混合物から式(VI)の化合物、又はその塩を単離すること;並びに
式(VI)の化合物、又はその塩を、式(VIII)の化合物、又はその塩に変換することを含む。
別の実施形態では、本開示は、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中においてアミノ化剤と接触させて、式(IV)の構造を有する化合物:
を含む反応混合物を形成すること;
式(IV)の化合物の硫酸塩を形成すること;
硫酸塩を単離すること;並びに
硫酸塩を式(VIII)の化合物、又はその塩に変換することを含む。
別の実施形態では、本開示は、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の化合物:
又はその塩を形成すること;
式(II)の化合物、又はその塩を、臭素化剤により臭素化して、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩をもたらすこと;及び
式(III)の化合物、又はその塩を、式(VIII)の化合物、又はその塩に変換することを含み;
反応媒体の温度は、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される。
別の実施形態では、本開示は、式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の構造を有する化合物:
又はその塩を形成すること;及び
式(II)の化合物、又はその塩を、式(VIII)の化合物、又はその塩に変換することを含み;
反応媒体の温度は、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される。
全体的に、改善されたラージスケールプロセスは、バッチの失敗の減少を有し、32%を超える収率とともにラージスケール上で化合物(I)から常に製造され得る高品質のアカラブルチニブをもたらす。
XIV.実施例
実施例1:(2S)-2-(1-ブロモ-8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]-ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(III))の調製
(2S)-2-[(3-クロロピラジン-2-イル)メチルカルバモイル]ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(I);179.4kg、1.00mol.eq.)を、アセトニトリル(809.6kg、4.5rel.wt.)及びN,N-ジメチルホルムアミド(6.8kg、0.1mol.eq.)と混合し、オキシ塩化リン(140.2kg、1.9mol.eq.)を、25℃未満の温度を維持しながらゆっくりと加えた。反応混合物を、窒素スイープ下にて72℃~82℃で加熱して、反応が完了したことが示されるまで、発生した塩酸を除去した。混合物を35℃~45℃まで冷却し、続いて、45℃未満の温度を維持しながらおよそ3.6rel.vol.まで濃縮した。アセトニトリル(350.2kg、1.95rel.wt.)を加え、混合物を、45℃未満の温度を維持しながらおよそ3.6rel.vol.まで濃縮し、この操作をさらに1回繰り返した。混合物を15℃~25℃まで冷却し、続いて炭酸水素ナトリウム(136.6kg、8.0mol.eq.)、水(1139L、6.3rel.vol.)、及び氷(375.8kg、2.1rel.wt.)の冷却溶液にゆっくりと移した。
次に、生成物を、ジクロロメタン(905kg、5.0rel.wt.)で混合物から2回抽出した。次に、合わせた有機抽出物を、水(1139L)中の炭酸水素ナトリウム(114.4kg)の溶液、続いて水(376L)中の塩化ナトリウム(75kg)の溶液で洗浄し、セライト(18kg)に通して濾過し、続いてシリカ(40kg)に通して濾過し、シリカの濾塊をジクロロメタン(909kg)で2回洗浄した。溶媒を、40℃未満の温度を維持しながら真空蒸留によって除去して、およそ1.0rel.vol.にした。N-メチルピロリドン(819kg、4.6rel.wt.)を加えて、混合物を溶解させた後、N-ブロモスクシンイミド(77.3kg、およそ1.1mol.eq.)を徐々に加え、反応が完了したとみなされるまで各変化の後に20℃~30℃で撹拌した。次に、混合物を、水(1092L)中の炭酸水素ナトリウム(21.8kg)の溶液に加え、続いて生成物を、ジクロロメタン(1500kg、8.4rel.wt.)、続いてジクロロメタン(907kg、5.1rel.wt.)で抽出した。有機相を合わせ、水(682L)で3回洗浄し、水(382L)でさらに8回洗浄した。有機溶液をおよそ1.0rel.vol.まで濃縮し、ヘプタン(191kg、1.1rel.vol.)から濃縮した後、ヘプタン(191kg、1.1rel.vol.)を加えて結晶化した。濾過し、乾燥させて、固体の(2S)-2-(1-ブロモ-8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(III)、152.2kg、75.6%)を得た。鏡像異性体過剰率=97.8%。
しかしながら、上記のプロセス条件は、多くの場合、キラル純度及び収率の低下を有するバッチをもたらし、場合によってはバッチの失敗を引き起こしさえした。発生した塩酸は、(2S)-2-[(3-クロロピラジン-2-イル)メチルカルバモイル]-ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル出発材料のラセミ化を引き起こす酸性条件を生成した。発生した塩酸を除去する窒素スイープの使用は、ラセミ化の程度を減少させるが、キラルの減少の程度に対する制御は、依然として非常に変動した。
実施例2:(2S)-2-(8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(II))の調製
実施例1の条件に対して、(2S)-2-(8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジルのキラル純度に及ぼす反応温度の低下及びN,N-ジメチルホルムアミド負荷量の増加の影響が評価された。下記のとおり、N,N-ジメチルホルムアミド触媒の量を少なくとも0.6mol.eq.まで増加させることは、反応速度を増大させ、反応がより低い温度で実行されることを可能にした。プロセス条件におけるこれらの変化は、収率を増加させ、生成物のキラル純度に対する制御の改善をもたらした。
磁性撹拌子を備えた4つのバイアルにおいて、(2S)-2-[(3-クロロピラジン-2-イル)メチルカルバモイル]ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(I)、1.00g)を、アセトニトリル(5ml)と合わせ、N,N-ジメチルホルムアミドを加えた(0.08、0.12、0.16及び0.20g;0.4、0.6及び1.0mol.eq.)。オキシ塩化リン(0.82g、2.0mol.eq.)を、各バイアルに加え、内容物を15分間撹拌し、42℃まで事前に加熱されたヒートブロック中に置き、撹拌した。バイアルの内部温度は41℃に達した。1、3、5及び21時間目に各バイアルから0.50mlの試料を抜き取った。試料を10mlの飽和炭酸水素ナトリウム溶液中にクエンチし、5mlのメチルtert-ブチルエーテル中に抽出し、有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させた。抽出物を、純度及びキラリティーに関してHPLCによって分析した。結果を以下の表3に示す。
実施例3:(2S)-2-(1-ブロモ-8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(III))の調製
実施例1において記載される合成は、実施例2の結果に鑑みて改変され、改変されたプロセスは、ラージスケールで実行された。改変されたプロセスは、改善された収率をもたらし、結晶化の間に以前に直面したラセミ化問題をほとんど回避した。
(2S)-2-[(3-クロロピラジン-2-イル)メチルカルバモイル]ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(I)、337.5kg、1.00mol.eq.)を、アセトニトリル(1688L、5.0rel.vol.)及びN,N-ジメチルホルムアミド(39.5kg、0.6mol.eq.)と混合し、オキシ塩化リン(276.1kg、2.0mol.eq.)を、30℃未満の温度を維持しながらゆっくりと加えた。反応混合物を40℃で3時間加熱した。混合物を冷却し、続いて炭酸水素ナトリウム(605.1kg、8.0mol.eq.)及び水(3375L、10.0rel.vol.)の冷却溶液にゆっくりと移した。次に、生成物を、メチルtert-ブチルエーテル(1013L、3.0rel.vol.)で混合物から3回抽出した。次に、合わせた有機抽出物を水(2025L、6.0rel.vol.)中の炭酸水素ナトリウム(151.3kg、2.0mol.eq.)の溶液、続いて25%w/w水性塩水溶液(675kg、2.0rel.wt.)で洗浄し、続いて硫酸マグネシウムを含有するバッグフィルターに通して循環させた。溶媒を、真空蒸留によって除去して(ジャケット温度30℃)、暗赤色の油を得た。N,N-ジメチルホルムアミド(1350L、4.0rel.vol.)を加えて油を溶解させた後、N-ブロモスクシンイミド(160.3kg、1.0mol.eq.)を徐々に加え、各変化の後に20℃で撹拌した。反応が完了したとみなされた後、混合物を5℃まで冷却し、2%w/w水性炭酸水素ナトリウム(2531L、7.5rel.vol.)の溶液をゆっくりと加えて、10℃未満の温度を維持しながら生成物を沈殿させた。混合物を濾過し、水(675L、2.0rel.vol.)及びN,N-ジメチルホルムアミド(338L、1.0rel.vol.)の事前に混合した溶液で洗浄し、続いて水(675L、2.0rel.vol.)で2回洗浄した。得られた固体を反応器に戻し、水(1688L、5.0rel.vol.)中で再度スラリーにした。生成物を単離し、水(675L、2.0rel.vol.)で2回洗浄し、45℃の真空下で乾燥させて、固体の(2S)-2-(1-ブロモ-8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(III)、353.6kg、90.1%)を得た。鏡像異性体過剰率=>99.8%。
この化合物は、溶液中において立体構造異性体の混合物として存在し、共鳴は、主要な立体構造異性体に関してのみ引用される。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.86-1.94(m,1H),2.02-2.09(m,1H),2.10-2.18(m,1H),2.27-2.34(m,1H),3.49-3.54(m,1H),3.55-3.61(m,1H),4.59(d,J=12.3Hz,1H),4.99(d,J=12.3Hz,1H),5.41(dd,J=7.7,4.6Hz,1H),6.67-6.71(m,2H),7.08-7.13(m,2H),7.16-7.22(m,2H),8.28(d,J=5.0Hz,1H).13C NMR(126MHz,DMSO-d6)δ 23.5,32.3,46.9,51.5,65.9,109.6,115.4,119.3,126.7,127.1,127.7,128.0,136.0,142.8,143.0,153.3.
実施例4:(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジルの硫酸塩(化合物(IV)の硫酸塩)の調製
(2S)-2-(1-ブロモ-8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(III)、90.0kg、1.00mol.eq.)を、密閉されたオートクレーブ中でイソ-プロパノール(351kg、3.0rel.wt.)及びN-メチルピロリドン(180kg、2.0rel.wt.)と混合した。アンモニア(451kg、5.0rel.wt.)を、混合物に注入し、続いて反応が完了するまで90℃~95℃まで加熱した。反応混合物を、50℃~60℃まで冷却し、水(900kg、10.0rel.vol.)まで加えた。20℃~30℃まで冷却し、ジクロロメタン(957kg、10.6rel.wt.)、続いてジクロロメタン(360kg、4.0rel.wt.)で抽出した。有機相を合わせ、水で洗浄し、続いておよそ2.5rel.vol.まで濃縮した。エタノール(574kg、6.4rel.wt.)を混合物に加え、続いて濃硫酸(30.4kg、1.5mol.eq.)を、25℃未満の温度を維持しながらゆっくりと加えた。得られたスラリーを0℃~5℃まで冷却し、続いて濾過し、真空下にて40℃で乾燥させて、(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物(IV)、89.2kg、83.5%、一硫酸塩の想定に基づく)の硫酸塩である灰白色結晶固体を得た。
実施例5:(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物(IV))の硫酸塩(2:3)の調製
実施例4において記載される合成は、最終生成物が、1:1の遊離塩基と塩の比を有することになると想定したが、アッセイ及び質量バランスは対応しなかった。したがって、合成はさらに、下記のとおりに改変されて、登録された原体の調製において使用される中間体の特徴付けのための規制要求事項を満たすことができた定義された化学量論を有する最終生成物を得た。実施例4の生成物における無機硫酸アンモニウムの存在は、硫酸塩の化学量論を正確に決定する際に支障をもたらした。下の改変されたプロセスは、硫酸塩の生成の前に残留アンモニアを除去し、この問題を実質的に排除する。
(2S)-2-(1-ブロモ-8-クロロ-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(III)、336.5kg、1.00mol.eq.)を、密閉されたオートクレーブ中で2-ブタノール(1683L、5.0rel.vol.)及び30%w/w 水酸化アンモニウム(841kg、2.5rel.wt.)と混合し、90℃~95℃まで32時間加熱した。反応混合物を20℃まで冷却し、下方の水相を除去した。有機相を、50:50 塩水:水溶液(337L、1.0rel.vol.)で2回洗浄し、続いておよそ40℃で真空下にて蒸留して、およそ3分の1の体積にした。2-ブタノール(1346L、4.0rel.vol.)及び水(841L、2.5rel.vol.)を加えて、油を溶解させ、下方の水相を除去し、捨てた。有機相を濾過して、界面の材料を除去し、続いて93% 硫酸(122.2kg、1.5mol.eq.)を、25℃未満の温度を維持しながらゆっくりと加えた。得られたスラリーを0℃~5℃まで冷却し、続いて濾過し、10%v/v水性2-ブタノール(673L、2.0rel.vol.)で洗浄した後、40℃で真空下にて乾燥させて、(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジン-カルボン酸ベンジル(化合物(IV)、324.4kg、87.2%、硫酸塩(2:3)として計算される)の硫酸塩である灰白色結晶固体を得た。
この化合物は、溶液中において立体構造異性体の混合物として存在し、共鳴は、主要な立体構造異性体に関してのみ引用される。1H NMR(500MHz,DMSO-d6 10% TFAを伴う)δ 1.84-1.94(m,1H),1.98-2.05(m,1H),2.07-2.17(m,2H),2.25-2.34(m,1H),3.47-3.60(m,2H),4.57(d,J=12.1Hz,1H),5.02(d,J=12.1Hz,1H),5.30(dd,J=7.6,5.3Hz,1H),6.79-6.84(m,3H),7.12-7.22(m,3H),7.73(d,J=6.0Hz,1H),9.48(br s,2H).13C NMR(126MHz,DMSO-d6 10% TFAを伴う)δ 23.8,32.7,47.2,51.6,66.4,108.8,112.9,116.1,117.1,127.9,128.2,128.3,136.4,147.3,148.7,153.5.固体のX線粉末回折により、図1のものと一致するディフラクトグラムを得た。
実施例6:(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジルの硫酸塩(化合物(IV)の硫酸塩)の分析
A.塩化学量論の確認
磁性撹拌子を備えた4つのバイアルにおいて、精製された(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物(IV)遊離塩基、500mg)を、エタノール(8ml)と合わせ、濃硫酸を加えた(0.25、0.50、0.75、及び1.0mol.eq.)。1時間保持し、続いて0℃まで1時間冷却した後、濾過し、真空下で乾燥させた。結果は、下の表4において示され、化学量論が、前に想定された1:1塩比と一致しないが、2:3比と一致することを実証する。
B.単結晶X線回折分析
(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物(IV))の硫酸塩の単結晶は、ジメチルスルホキシドからのゆっくりとした蒸発によって成長した。単一X線回折のための好適な結晶は、単結晶回折によって同定され、分析された。結晶データの詳細:3(C18H19BrN5O2).SO4
.HSO4
.H2O.、Mr=1463.02、三方晶、R3(No.146)、a=15.89896(17)Å、b=15.89896(17)Å、c=20.9836(3)Å、α=90°、β=90°、γ=120°、V=4593.54(12)Å3、T=100(2)K、Z=3、Z’=0.33333、μ(CuKα)=3.748、30561測定された反射、3873独立(Rint=0.0306)、これらは全ての計算において使用された。最終wR2は、0.0791(全データ)であり、R1は、0.0292(I>2(I))であった。フラックパラメーター=-0.023(5)。
化学量論は、3分子の(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジルと1つの硫酸塩と1つの硫酸水素塩であることが確認された。結晶構造の分析はまた、3分子の(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル当たり1分子の水を同定したが、さらなる回折試験及び熱分析は、これが全体的な構造及び塩化学量論に実質的に影響を及ぼすことなく可変的であり得ることを示す。
C.X線粉末回折分析
X線粉末回折は、(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物(IV))の硫酸塩粉末をシリコンウエハマウント上にマウントし、Bruker D4 Endeavour回折計(λ=1.5418Å)を使用して試料を分析することによって収集された。試料は、0.02°増分当たり0.12秒の露光で、2°~40°2θの走査範囲にわたってθ-2θ走査モード構成で反射配置において測定された。X線は、40kV及び40mAで操作される銅製のロングファインフォーカスチューブによって生成された。得られたX線回折パターンは、下の表5において報告される選択されたピーク及び相対強度とともに図1において示される。
この結晶形態に関する特徴的なピークは、7.7、10.6、11.1、12.6、13.5、17.4、18.0、18.9、19.2、及び21.9±0.2°2θでのピーク、特に、7.7、10.6、11.1、12.6、及び13.5±0.2°2θでのピークを含む。
実施例7:1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI))の調製
(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物(IV)、261kg、1.0mol.eq.)の硫酸塩(2:3)及び濃塩酸水溶液(996L、3.8rel.wt.)を混合し、不活性雰囲気下で40℃~50℃まで少なくとも2時間加熱した。バッチを冷却し、メチルtert-ブチルエーテル(192kg、4×0.73rel.wt.)で4回洗浄した。水酸化ナトリウム水溶液を、冷却しながらゆっくりと加えて、12を超えるpHに達した。生成物を、ジクロロメタン(3632kg、13.9rel.wt.)で抽出し、セライトで清澄にし、続いて木炭(13kg、0.05rel.wt.)で脱色した。有機抽出物を、大気圧でおよそ0.86rel.vol.まで濃縮した。メチルtert-ブチルエーテル(519L、1.99rel.wt.)を加え、混合物を20℃まで冷却し、得られたスラリーを濾過し、メチルtert-ブチルエーテルの混合物で洗浄した後、40℃にて真空下で乾燥させて、固体の1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI)、119kg、収率78%)を得た。
実施例8:1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI))の調製
(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物(IV)、370kg)の硫酸塩(2:3)及び濃塩酸水溶液を混合し、50℃まで少なくとも6時間加熱した。バッチを冷却し、メチルtert-ブチルエーテル、続いてヘプタンで洗浄した。水酸化ナトリウム水溶液を、冷却しながらゆっくりと加えて、12を超えるpHに達した。生成物をジクロロメタンで抽出し、メタノールを加えた。溶液をセライトで清澄にし、続いて木炭で脱色した。有機抽出物を大気圧で濃縮し、メチルtert-ブチルエーテルに交換した。得られた混合物を冷却し、得られたスラリーを濾過し、メチルtert-ブチルエーテルの混合物で洗浄し、続いて真空下で乾燥させて、固体の1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI)、188.8kg)を得た。生成物は、酢酸エチル中で生成物をスラリーにし、濾過し、濾塊を酢酸エチルで洗浄することによってアミナール不純物を除去するさらなる精製を必要とした。
実施例9:1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI))の調製
実施例7及び8において例示される合成は、場合によっては、不純物の増加(例えば、ジクロロメタンが抽出溶媒として使用されたときのアミナール不純物)及び不十分な操作性をもたらした。したがって、下記のプロセスは、最終生成物の純度を改善するために開発された。
(2S)-2-(8-アミノ-1-ブロモイミダゾ[1,5-a]ピラジン-3-イル)-1-ピロリジンカルボン酸ベンジル(化合物(IV)、343kg、1.0mol.eq.)の硫酸塩(2:3)及び37%w/w塩酸水溶液(1142L、3.33rel.vol.)を混合し、不活性雰囲気下で40℃まで14時間加熱した。バッチを冷却し、ヘプタン(1715L、5.0rel.vol.)で2回洗浄した。30%w/w 水酸化ナトリウム水溶液(104.4kg、1.10mol.eq.)を、冷却しながらゆっくりと加えて、10を超えるpHに達した。生成物を、2-メチルテトラヒドロフラン(2401L、7.0rel.vol.)で2回抽出し、合わせた抽出物を、水(343L、1.0rel.vol.)で洗浄した後、大気圧で濃縮して、3.5rel.vol.の体積にした。2-メチルテトラヒドロフラン(1029L、3.0rel.vol.)を加え、混合物を大気圧で濃縮して、1200L、3.5rel.vol.の体積にした。混合物を70℃まで冷却し、結晶性の1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI)、0.34kg、0.001rel.wt.)を加えて、混合物をシーディングした。混合物を20℃に冷却し、ヘプタン(686L、2.0rel.vol.)を加えた。得られたスラリーを濾過し、2-メチルテトラヒドロフラン(309L、0.90rel.vol.)及びヘプタン(206L、0.60rel.vol.)の混合物で洗浄した後、40℃で真空下にて乾燥させて、黄褐色の結晶固体1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI)、168kg、収率84%)を得た。
1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.65-1.75(m,1H),1.77-1.86(m,1H),1.98-2.06(m,1H),2.09-2.17(m,1H),2.75-3.06(m,3H),4.44(dd,J=7.6,6.7Hz,1H),6.61(br s,2H),6.96(d,J=5.0Hz,1H),7.70(d,J=5.0Hz,1H).13C NMR(126MHz,DMSO-d6)δ 25.7,29.4,46.5,54.0,105.1,107.5,115.3,128.1,142.8,150.8.
実施例10:[4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]ボロン酸(化合物(V))の調製
4-カルボキシフェニルボロン酸(116.0kg、1.0mol.eq.)を、トルエン(696kg、6.0rel.vol.)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2.0kg、0.04mol.eq.)と50℃で混合した。塩化チオニル(249.5kg、3.0mol.eq.)を、スラリーにゆっくりと充填した。反応物を60℃まで加熱し、8時間撹拌した後、冷却した。次に、混合物を真空下で濃縮して、348L(3.0rel.vol.)の溶媒を除去し、続いてトルエン(348L、3.0rel.vol.)を加えた。これをさらに3回繰り返して、過剰な塩化チオニルを除去した。次に、混合物を真空下で濃縮して、348L(3.0rel.vol.)の溶媒を除去し、続いてピリジン(348L、3.0rel.vol.)を加えた。これを1回繰り返して、トルエンを除去した。ピリジン(580L、5.0rel.vol.)をスラリーに加え、混合物を-5℃まで冷却した。ピリジン(232.0L、2.0rel.vol.)中の2-アミノピリジン(131.6kg、2.0mol.eq.)の溶液を、20℃未満の温度を維持しながらできるだけ早く加えた。反応物を65℃~70℃までゆっくりと加熱し、8時間撹拌した。次に、混合物を真空下で濃縮して、812L(7.0rel.vol.)の溶媒を除去した。反応混合物を、65℃~70℃の温度に調整し、水(116L、1.0rel.vol.)を加え、混合物を65℃~70℃の温度で12時間撹拌した。トルエン(232L、2.0rel.vol.)、続いて水(928L、8.0rel.vol.)を、65℃~70℃の温度で充填した。次に、混合物を、20℃まで冷却し、濾過した。濾塊を水(464L、4.0rel.vol.)で4回洗浄し、50℃で乾燥させて、白色結晶固体[4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]-ボロン酸(化合物(V)、141.8kg、83.8%理論)を得た。
実施例11:[4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]ボロン酸(化合物(V))の調製
実施例10において記載される合成をさらに改変して、とりわけ、望まれない副生成物、特に、塩化ジメチルカルバモイルの潜在的な形成を減少させることになるN,N-ジメチルホルムアミドの好適な置換溶媒を同定した。
4-カルボキシフェニルボロン酸(7.0g、1.0mol.eq.)を、トルエン(66.5ml、9.5rel.vol.)及び塩化テトラブチルアンモニウム(0.59g、0.05mol.eq.)と50℃で混合した。塩化チオニル(13.8g、2.75mol.eq.)を、スラリーにゆっくりと充填した後、トルエン(3.5ml、0.5rel.vol.)のライン洗浄液を充填した。反応物を70℃まで加熱し、少なくとも6時間撹拌した後、冷却した。次に、混合物を真空下で濃縮して、およそ4.0rel.vol.にし、続いてピリジン(56ml、8.0rel.vol.)を加えた。次に、混合物を真空下で濃縮して、およそ4.0rel.vol.にし、続いてピリジン(35ml、5.0rel.vol.)中の2-アミノピリジン(7.94g、2.0mol.eq.)の溶液に加えた後、ピリジン(7ml、1.0rel.vol.)ライン洗浄液を加えた。反応物を70℃までゆっくりと加熱し、少なくとも18時間撹拌した。次に、混合物を真空下で濃縮して、およそ3.0rel.vol.にした。水(7ml、1.0rel.vol.)を加え、混合物を70℃で少なくとも1時間撹拌した。水(56ml、8.0rel.vol.)を70℃で充填した。次に、混合物を20℃まで冷却し、濾過した。濾塊を水(28ml、4.0rel.vol.)で4回洗浄し、50℃で乾燥させて、白色結晶固体[4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]-ボロン酸(化合物(V)、8.79kg、85%理論)を得た。
この化合物は、溶液中において立体構造異性体の混合物として存在し、共鳴は、主要な立体構造異性体に関してのみ引用される。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 7.16(ddd,J=7.2,4.9,0.9Hz,1H),7.83(ddd,J=8.3,7.2,1.9Hz,1H),7.87-7.90(m,2H),7.95-7.99(m,2H),8.17-8.20(m,1H),8.24(br s,2H),8.38(ddd,J=4.9,1.9,0.8Hz,1H),10.74(s,1H).13C NMR(126MHz,DMSO-d6)δ 114.7,119.8,126.8,134.0,135.3,138.1,138.3,147.9,152.2,166.1.
実施例12:4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII))の調製
1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI)、49.7kg、1.00mol.eq.)及び[4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]ボロン酸(化合物(V)、44.7kg、1.05mol.eq.)を、水(422L、8.45rel.vol.)及び2-ブタノール(184L、4.55rel.vol.)中においてビス(tert-ブチルジシクロヘキシルホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(0.61kg、0.005mol.eq.)、ヨウ化カリウム(9.0kg、0.30rel.vol.)及びトリエチルアミン(54kg、3.0mol.eq.)と混合した。次に、反応混合物を、窒素下で少なくとも24時間82℃まで加熱した。反応混合物をゆっくりと冷却して、およそ23℃にし、続いて約42℃まで温め、約23℃まで冷却し、約42℃まで温めることにより熱循環させた。
次に、水(727L、15rel.vol.)をゆっくりと加え、混合物をおよそ20℃まで冷却した後、濾過し、水で洗浄した。濾過及び洗浄サイクルは、非常にゆっくりであった。処理の間、2つのフィルター及び複数回の放出が必要となり、通常、完了するまで3~4日かかった。この濾過工程において単離された材料のX線粉末回折により、図2(すなわち、2型)のものと一致するディフラクトグラムを得た。水で湿った生成物をさらに、ディーン-スターク条件下にてヘプタン(964L)中で29時間還流することによって乾燥させ、続いて濾過し、真空下にて45℃で乾燥させて、黄色結晶固体4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII)、61.6kg、81.5%)を得た。
実施例13:4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII))の調製
実施例12において記載される合成をさらに改変して、とりわけ、粗生成物の濾過を改善し、且つ合成のサイクル時間を減少させた。
1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI)、26.5kg、1.00mol.eq.)及び[4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]ボロン酸(化合物(V)、25kg、1.10mol.eq.)を、水(224L、8.45rel.vol.)及び2-ブタノール(120L、4.55rel.vol.)中においてビス(tert-ブチルジシクロヘキシルホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(0.64kg、0.01mol.eq.)、ヨウ化カリウム(4.7kg、0.30rel.vol.)及びトリエチルアミン(28.9kg、1.50mol.eq.)と混合した。次に、反応混合物を82℃まで15時間加熱した。反応混合物を、2-ブタノール(149L、5.6rel.vol.)、水(11L、0.4rel.vol.)及び3M水性炭酸カリウム(53L、2.0rel.vol.)により75℃~82℃で希釈し、水層を除去し、捨てた。有機層を、QuadraSil MP(5.3kg、0.20rel.wt.)により80℃で18時間処理した。捕捉剤を、80℃での濾過により除去し、2-ブタノール(27L、1.0rel.vol.)で洗浄した。有機混合物を、水(56L、2.1rel.vol.)及び3M水性炭酸カリウム(9L、0.33rel.vol.)の溶液により75℃~82℃の温度で洗浄し、続いて水(55L、2.0rel.vol.)により75℃~82℃の温度で洗浄した。2-ブタノールを加えて、溶液の体積を16rel.vol.に調整し、混合物を、混合物が97℃を超える温度に達するまで、さらなる2-ブタノールの添加によって、容器中において約16rel.vol.の一定体積を維持しながら、大気圧で蒸留した。混合物を結晶4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII)、0.13kg、0.005rel.wt.)でシーディングし、大気圧でさらに蒸留して、体積を約10rel.vol.まで減少させた。混合物を20℃までゆっくりと冷却し、続いて濾過し、2-ブタノール(106L、4.0rel.vol.)、続いて2-ブタノール(53L、2.0rel.vol.)で洗浄した後、ヘプタン(53L、2.0rel.vol.)で洗浄し、真空下にて45℃で乾燥させて黄色結晶固体4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII)、26.8kg、75%)を得た。濾過及び洗浄サイクルは、1つのフィルター上での1回の放出を使用して24時間未満で達成された。
固体4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII)、40.6kg、1.0mol.eq.)を、1M炭酸カリウム水溶液(162.4L、4.0rel.vol.)中でスラリーにすることによって精製して、不純物の4-[8-アミノ-3-[(2S)-ピロリジン-2-イル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル]安息香酸(化合物(XII))を除去した後、濾過し、水(81.2L、2.0rel.vol.)、続いてヘプタン(81.2L、2.0rel.vol.)で洗浄して、黄色結晶4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII)、39.7kg、98%)を得た。4-[8-アミノ-3-[(2S)-ピロリジン-2-イル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル]安息香酸(化合物(XII))不純物に加えて、別の不純物4-[8-アミノ-3-[(2S)-1-[4-[8-アミノ-3-[(2S)-ピロリジン-2-イル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル]ベンゾイル]ピロリジン-2-イル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル]-N-(2-ピリジル)ベンズアミド(化合物(XIII))が観察され、この再処理によって除去されなかった。
実施例14:4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII))の調製
実施例13において記載されるプロセスは、濾過及びサイクル時間の改善をもたらしたが、2つの望まれない不純物が、プロセス条件下での長時間の加熱に起因して形成された。したがって、プロセスをさらに改変して、とりわけ、これらの不純物の形成を減少させ、且つ最終生成物の純度を改善した。
1-ブロモ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-8-アミン(化合物(VI)、115.0kg、1.00mol.eq.)及び[4-(2-ピリジルカルバモイル)フェニル]ボロン酸(化合物(V)、96.7kg、0.98mol.eq.)を、水(920L、8.0rel.vol.)及び2-ブタノール(978L、8.5rel.vol.)中においてビス(tert-ブチルジシクロヘキシルホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(2.8kg、0.01mol.eq.)、ヨウ化カリウム(20.3kg、0.30mol.eq.)及びトリエチルアミン(135.2kg、2.40mol.eq.)と混合した。次に、反応混合物を80℃まで16時間加熱した。層を分離し、水層を捨てた。有機層を、2-ブタノール(460L、4.0rel.vol.)で希釈し、水(575L、5.0rel.vol.)、続いて水(460L、4.0rel.vol.)により60℃で洗浄し、続いてQuadraSil MP(23kg、0.20rel.wt.)により60℃で9時間処理した。捕捉剤を、60℃での濾過により除去し、2-ブタノール(173L、1.5rel.vol.)で洗浄した。得られた混合物を、水(230L、2.0rel.vol.)中の塩化ナトリウム(46kg、0.40rel.wt.)の溶液により60℃で洗浄した。混合物を、結晶4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)-ベンズアミド(化合物(VII)、1.15kg、0.01rel.wt.)でシーディングした後、さらなる2-ブタノール(1610L、14.0rel.vol.)の添加によって容器中において1840L(16rel.vol.)の一定体積を維持し、且つ60℃未満の温度を維持しながら、真空下(0.2bar)で蒸留した。次に、混合物を蒸留して(0.2bar)、60℃未満の温度を維持しながら、1380L(12.0rel.vol.)の体積まで蒸留した。80℃まで2時間加熱し、続いて20℃まで冷却し、濾過した。生成物を、2-ブタノール(460L、4.0rel.vol.)、続いて2-ブタノール(230L、2.0rel.vol.)の後にヘプタン(230L、2.0rel.vol.)で洗浄し、真空下にて45℃で乾燥させて、黄色結晶固体4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物VII、131.7kg、80.4%)を得た。濾過及び洗浄サイクルは、1回の放出、及び1つのフィルターを使用して24時間未満で達成された。
1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.71-1.80(m,1H),1.83-1.92(m,1H),2.06-2.14(m,1H),2.22-2.30(m,1H),2.89(t,J=6.8Hz,2H),4.55(t,J=7.2Hz,1H),6.11(br s,2H),7.07(d,J=5.0Hz,1H),7.17(ddd,J=7.4,4.9,0.9Hz,1H),7.72-7.75(m,2H),7.77(d,J=5.0Hz,1H),7.85(ddd,J=8.4,7.4,2.0Hz,1H),8.13-8.16(m,2H),8.20-8.23(m,1H),8.39(ddd,J=4.9,2.0,0.9Hz,1H),10.82(br s,1H).13C NMR(126MHz,DMSO-d6)δ 25.8,29.5,46.6,54.2,107.4,114.6,114.7,119.8,127.5,128.3,129.0,132.3,132.6,138.1,138.1,142.8,148.0,151.5,152.2,165.7.得られた結晶固体のX線粉末回折により、図4のものと一致するディフラクトグラムを得た(すなわち、C型)。
実施例15:4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII))のX線粉末回折分析
A.分析プロトコル
4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]-イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII))の2型、3型、及びC型の結晶試料は、X線粉末回折によって分析された。試料を、シリコンウエハマウント上にマウントし、PANalytical CubiX PRO回折計(λ=1.5418Å)を使用して分析した。試料を、0.02°増分当たり公称25秒の露光で、2°~40°2θの走査範囲にわたってθ-θ構成で反射配置において測定された。X線は、45kV及び40mAで操作される銅製のロングファインフォーカスチューブによって生成された。2型、3型、及びC型結晶に関する結果は、それぞれ小区分A、B、及びCにおいて下に報告される。
B.2型結晶形態の分析
2型結晶4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII))の試料は、X線粉末回折によって分析された。得られたX線回折パターンは、下の表6において報告される選択されたピーク及び相対強度とともに図2において示される。
2型結晶形態は、5.0、5.7、7.2、9.0、9.9、11.2、12.7、14.1及び14.9±0.2°2θでの特徴的なピーク、特に、5.0、5.7、7.2、9.9、及び/又は11.2±0.2°2θでのピークを示す。前述のとおり、実施例12の最初の濾過から単離される生成物は、2型結晶形態に対応する。
C.3型結晶形態の分析
周囲条件で7日間純粋なブタノール中において2型をスラリーにすることによって生成される3型結晶4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII))の試料は、X線粉末回折によって分析された。得られたX線回折パターンは、下の表7において報告される選択されたピーク及び相対強度とともに図3において示される。
3型結晶形態は、4.8、7.4、7.7、9.6、11.7、12.5、12.8、15.3、22.3、及び/又は21.6±0.2°2θでの特徴的なピーク、特に、7.4、11.7、12.5、22.3、及び/又は21.6±0.2°2θでのピークを示す。
D.C型結晶の分析
C型結晶4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド(化合物(VII))の試料は、X線粉末回折によって分析された。得られたX線回折パターンは、下の表8において報告される選択されたピーク及び相対強度とともに図4において示される。
C型結晶形態は、7.4、8.9、9.9、11.1、12.8、14.1、14.8、19.0、及び/又は21.6±0.2°2θでの特徴的なピーク、特に、9.9、11.1、12.8、14.1、及び19.0±0.2°2θでのピークを示す。前述のとおり、実施例14の濾過から単離される生成物は、C型結晶形態に対応する。
実施例16:4-{8-アミノ-3-[(2S)-1-(ブタ-2-イノイル)ピロリジン-2-イル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド(化合物(VIII))の調製
4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)-ベンズアミド(化合物(VII)、70kg、1.0mol.eq.)及び2-ブチン酸(17.5kg、1.2mol.eq.)を、ジクロロメタン(1537kg、22rel.vol.)中で混合して、粘稠なスラリーを得た。トリエチルアミン(44.5kg、2.5mol.eq.)を加えた後、1-プロピルホスホン酸無水物(T3P)(およそ111.4kg、1.0mol.eq.)を加えた(T3Pのさらなる一定分量を、反応が完了したとみなされるまで少量ずつ加えた)。生成物の得られた有機溶液を、水(525kg、7.5rel.vol.)で2回洗浄し、続いて濃縮して、約2~3rel.vol.にした。水(700kg、10.0rel.vol.)を加え、続いて混合物を、6M塩酸水溶液を使用して酸性化して、およそpH2に到達させた後、有機相を分離し、これを捨てた。水層(生成物を含有する)を、2-メチルテトラヒドロフラン(478kg、8.0rel.vol.)で3回洗浄し、続いて2-メチルテトラヒドロフラン(180kg、3.0rel.vol.)でさらに2回洗浄した。ジクロロメタン(742kg、8.0rel.vol.)を水相に加え、混合物をトリエチルアミン(可変量)で7.0~8.5のpHに調整して、生成物を有機相に抽出した。有機相を分離し、水(350kg、5.0rel.vol.)で2回洗浄し、続いて炭素に通して濾過し、続いてQuadrasil-MP(17.5kg、0.25rel.wt.)で繰り返し処理し、パラジウムの規格が満たされるまで使用済みの捕捉剤の塊を毎回メタノールで洗浄した。濾液を5rel.vol.まで濃縮した。エタノール(276kg、5rel.vol.)を加え、5rel.vol.まで濃縮し、この操作をさらに2回繰り返した。次に、混合物を50℃まで加熱し、20℃まで冷却し、濾過した。生成物をエタノール(55kg、1.0rel.vol.)で2回洗浄し、続いて湿った塊を容器に戻し、メタノール(831kg、15rel.vol.)中において60℃で溶解させた。濾液を5rel.vol.まで濃縮した。エタノール(276kg、5rel.vol.)を加え、5rel.vol.まで濃縮し、1回繰り返した。次に、混合物を50℃まで加熱し、20℃まで冷却し、濾過した。生成物をエタノール(55kg、1.0rel.vol.)で2回洗浄し、続いて真空下にて50℃で乾燥させて、白色結晶固体のアカラブルチニブ(化合物VIII、52.2kg、64%)を得た。
実施例17:4-{8-アミノ-3-[(2S)-1-(ブタ-2-イノイル)ピロリジン-2-イル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド(化合物(VIII))の調製
実施例16において記載される合成をさらに改変して、とりわけ、操作条件においてより高い柔軟性を可能にするが、依然として適切な純度を有する生成物をもたらした。他の利点の中で、改変された合成は、特定の不純物の除去において改善をもたらす。
4-{8-アミノ-3-[(2S)-2-ピロリジニル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(2-ピリジニル)-ベンズアミド(化合物(VII)、131.7kg、1.0mol.eq.)を、ジクロロメタン(955L、7.25rel.vol.)及びトリエチルアミン(90.1kg、2.7mol.eq.)中でスラリーにした。ジクロロメタン(263.4L、2.0rel.vol.)中の2-ブチン酸(33.3kg、1.2mol.eq.)を加えた後、1-プロピルホスホン酸無水物(T3P)(ジクロロメタン中50%w/w溶液、209.8kg、1.0mol.eq.)を加えた。生成物の得られた有機溶液を水(658.5L、5.0rel.vol.)で2回洗浄し、続いて水(1317L、10.0rel.vol.)を加えた。次に、混合物を、6M塩酸水溶液を使用しておよそpH2.2まで酸性化し、続いて2M塩酸水溶液を加えて1.8~2.2のpHに到達させた後、有機相を分離し、これを捨てた。ジクロロメタン(1317L、10.0rel.vol.)を水相に加え、混合物をトリエチルアミンで4.5~5.0のpHに調整する。有機相を分離し、水相をジクロロメタン(527L、4.0rel.vol.)で再抽出した。合わせたジクロロメタン抽出物をスクリーニングし、有機相をおよそ5.0rel.vol.まで濃縮した。エタノール(1712L、13.0rel.vol.)を加え、混合物を、エタノール(1580L、12.0rel.vol.)の添加によって一定体積(18.0rel.vol.)を維持しながら蒸留した(約360mbar)。結晶4-{8-アミノ-3-[(2S)-1-(ブタ-2-イノイル)ピロリジン-2-イル]イミダゾ[1,5-a]ピラジン-1-イル}-N-(ピリジン-2-イル)ベンズアミド(化合物(VIII)、1.32kg、0.01rel.wt.)の一部を種として加え、溶液を50℃で10時間保持して、生成物を結晶化した。次に、混合物を7時間かけて冷却し、濾過した。生成物をエタノール(527L、4.0rel.vol.)で2回洗浄し、続いて真空下にて50℃で乾燥させて、白色結晶固体のアカラブルチニブ(化合物VIII、113.6kg、74%)を得た。
この化合物は、溶液中において立体構造異性体の混合物として存在し、共鳴は、主要な立体構造異性体に関してのみ引用される。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.95-2.02(m,4H),2.09-2.15(m,1H),2.23-2.38(m,2H),3.81(t,J=6.7Hz,2H),5.47(dd,J=7.6,4.3Hz,1H),6.13(br s,2H),7.11(d,J=5.1Hz,1H),7.17(ddd,J=7.4,4.8,0.8Hz,1H),7.70-7.73(m,2H),7.78(d,J=5.1Hz,1H),7.82-7.87(m,1H),8.13-8.16(m,2H),8.20-8.23(m,1H),8.39(ddd,J=4.8,1.9,0.8Hz,1H),10.83(s,1H).13C NMR(126MHz,DMSO-d6)δ 3.3,23.9,31.2,48.2,51.3,74.3,88.3,107.0,113.8,114.7,119.8,127.9,128.3,129.0,132.7,133.2,137.9,138.1,141.0,148.0,151.4,151.8,152.2,165.7.
実施例18:(2S)-2-[(3-クロロピラジン-2-イル)メチル-カルバモイル]ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(I))の調製
A.化合物(7)の調製
(2S)-1-ベンジルオキシカルボニルピロリジン-2-カルボン酸(1.039kg、1.0mol.Eq.)及びトルエン(6.3L、6.0rel.vol.)の溶液に、塩化チオニル(0.75kg、1.5mol.Eq.)を加え、混合物を30℃で7時間撹拌した。反応混合物を、真空下にて35℃~45℃で濃縮した(およそ4.5rel.vol.まで)。トルエン(2.1L、2.0rel.vol.)を加え、反応混合物を、真空下にて35℃~45℃で濃縮した(およそ4.5rel.vol.まで)。生成物(化合物(7))の溶液の分析物を試験した(5.6kg@18.3%w/w=1.03kg、収率91.8%)。
B.(2S)-2-[(3-クロロピラジン-2-イル)メチルカルバモイル]-ピロリジン-1-カルボン酸ベンジル(化合物(I))の調製
工程1:ジフェニルメタンイミン(化合物(1)、1.44kg、1.0mol.eq.)及びグリシンメチルエステル塩酸塩(化合物(2)、1.099kg、1.1mol.eq.)を、アセトニトリル(7.2L、5.0rel.vol.)中において35℃~40℃で3時間混合した。20℃~25℃まで冷却し、濾過し、アセトニトリル(2.88L、2.0rel.vol.)で塊を2回洗浄した。生成物(化合物(3))の溶液の分析物を測定した(10.05kg@18.9%w/w=1.9kg、収率94.4%)。
工程2:2,3-ジピラジン(化合物(4)、0.911kg、1.0mol.eq.)及び炭酸セシウム(2.39kg、1.2mol.eq.)を、濾液溶液(10.05kg@18.9%w/w=1.9kg、1.2mol.eq.)に加え、混合物を80℃~85℃まで13時間加熱した。20℃~25℃まで冷却して濾過し、アセトニトリル(1.8L、2.0rel.vol.)で塊を2回洗浄した。生成物(化合物(5))の溶液の分析物を測定した(14.7kg@13.3%w/w=1.96kg、収率89.0%)。
工程3:水(3.6kg、2.0rel.vol.)を、化合物(5)(13.5kg@13.3%w/w=1.8kg)のアセトニトリル溶液に加え、混合物を、2.5rel.vol.まで真空下で蒸留した。さらなる水(3.6kg、2.0rel.vol.)を加え、混合物を、3.5rel.vol.まで真空下で蒸留した。濃塩酸(1.8L、化合物(5)の量に対して1.0rel.vol.)を加え、80℃~85℃まで7時間加熱した。20℃まで冷却し、トルエン(5.4L、3.0rel.vol.)及びアセトニトリル(3.6L、2.0rel.vol.)の混合物で水相を洗浄し、続いてトルエン(5.4L、3.0rel.vol.)でさらに洗浄した。化合物(6)を含有する水相の分析物を測定した(10.25kg@5.9%w/w=0.605kg、収率85.8%)。
工程4:化合物(6)(6.1kg@5.9%w/w=0.36kg、1.0mol.eq.)の溶液に、25% NaOH水溶液を加えた(およそpH=8~9まで)。トルエン(1.8L、5.0rel.vol.)及び化合物(7)(トルエン中)溶液(4.4kg@18.3%w/w=0.805kg、1.2mol.eq.)を10℃~15℃で加えた(一方で、25%水酸化ナトリウム水溶液を反応混合物に充填して、8~9のpHを維持した)。3時間撹拌し、トルエン(1.8L、5.0rel.vol.)及びアセトニトリル(1.44L、4.0rel.vol.)の混合物で抽出し、続いて分離し、トルエン(1.8L、5.0rel.vol.)及びアセトニトリル(0.72L、2.0rel.vol.)の混合物で水相を抽出した。有機相を合わせ、塩水(1.8L、5.0rel.vol.)、続いて水(1.8L、5.0rel.vol.)で洗浄した。
有機相を真空下にて40℃~45℃で濃縮し(約5.0rel.vol.まで)、混合物を60℃まで加熱した。15分間撹拌して溶液を得た後、混合物を50℃まで冷却した。メチルtert-ブチルエーテル(1.6L、4.4rel.vol.)を、懸濁液が観察されるまで混合物に滴下して加えた。混合物を5℃~10℃まで3時間冷却し、12時間撹拌した。濾過し、湿った塊を乾燥させて(45℃で)、生成物(化合物(I)、(920.0g、96.3%)(2,3-ジピラジンから収率72%)を単離した。この化合物は、溶液中において立体構造異性体の混合物として存在し、共鳴は、主要な立体構造異性体に関してのみ引用される。1H NMR(500MHz,DMSO-d6)δ 1.75-1.85(m,2H),1.87-1.93(m,1H),2.12-2.21(m,1H),3.34-3.40(m,1H),3.42-3.48(m,1H),4.29(dd,J=8.6,3.5Hz,1H),4.43(dd,J=16.2,5.4Hz,1H),4.49(dd,J=16.2,5.4Hz,1H),4.98(d,J=13.0Hz,1H),5.04(d,J=13.0Hz,1H),7.24-7.31(m,5H),8.39(d,J=2.4Hz,1H),8.49(t,J=5.4Hz,1H),8.53(d,J=2.4Hz,1H).13C NMR(126MHz,DMSO-d6)δ 23.0,31.2,41.4,47.1,59.5,65.7,126.9,127.5,128.1,137.0,142.6,142.7,147.1,151.5,153.8,172.3.
XV.選択される実施形態
実施形態1.式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスに関し、プロセスは、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の化合物、又はその塩、及び1つ以上の反応副生成物を含む反応混合物を形成すること;並びに
1つ以上の反応副生成物に対して反応混合物から式(VIII)の化合物、又はその塩を選択的に単離することを含む。
実施形態2.接触工程が、
式(VII)の化合物、又はその塩、及び塩基を反応媒体に加えること;
2-ブチン酸、又はその塩を、式(VII)の化合物、又はその塩、及び塩基を含む反応媒体に加えること;並びに
1-プロピルホスホン酸無水物を、式(VII)の化合物、又はその塩;2-ブチン酸、又はその塩;及び塩基を含む反応媒体に加えることを含む、実施形態1のプロセス。
実施形態3.プロセスが、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の化合物、又はその塩;未反応の式(VII)の化合物、又はその塩;及び反応副生成物を含む反応混合物を形成すること(反応副生成物は、式(XIV)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む);並びに
式(VIII)の化合物、又はその塩を、式(VII)の化合物、又はその塩、及び式(XIV)の化合物、又はその塩に対して反応混合物から選択的に単離することを含む、実施形態1又は2のプロセス。
実施形態4.プロセスが、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の化合物、又はその塩;未反応の式(VII)の化合物、又はその塩;及び反応副生成物を含む反応混合物を形成すること(反応副生成物は、式(XIV)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む);
式(VIII)の化合物、又はその塩の少なくとも一部を、反応混合物から水相に抽出すること(式(VIII)の化合物、又はその塩は、式(XIV)の化合物、又はその塩に対して水相に選択的に抽出される);
水相のpHを調整すること;並びに
式(VIII)の化合物、又はその塩の少なくとも一部を、水相から有機相に抽出すること(式(VIII)の化合物、又はその塩は、式(VII)の化合物、又はその塩に対して有機相に選択的に抽出される)を含む、実施形態1又は2のプロセス。
実施形態5.選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩が、約1.0重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩を含む、実施形態3又は4のプロセス。
実施形態6.選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩が、約1.0重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む、実施形態3又は4のプロセス。
実施形態7.選択的に単離された式(VIII)の化合物、又はその塩が、約1.0重量%未満の式(VII)の化合物、又はその塩、及び約1.0重量%未満の式(XIV)の化合物、又はその塩を含む、実施形態3又は4のプロセス。
実施形態8.反応混合物が、水で洗浄され、洗浄された反応混合物が、水相及び廃棄する相に分離され、式(VIII)の化合物が、水相に選択的に抽出される、実施形態4~7のいずれかのプロセス。
実施形態9.プロセスがさらに、式(VIII)の化合物を、式(VIII)の化合物が選択的に抽出された有機相から単離することを含む、実施形態4~8のいずれかのプロセス。
実施形態10.水相が、水相抽出の完了時に高速液体クロマトグラフィーによって測定されるとおり、約75面積%を超える式(VIII)の化合物を含む、実施形態4~9のいずれかのプロセス。
実施形態11.水相が、水相抽出の完了時に高速液体クロマトグラフィーによって測定されるとおり、約2.0面積%未満の式(XIV)の化合物を含む、実施形態4~9のいずれかのプロセス。
実施形態12.水相が、水相抽出の完了時に高速液体クロマトグラフィーによって測定されるとおり、約75面積%を超える式(VIII)の化合物及び約2.0面積%未満の式(XIV)の化合物を含む、実施形態4~9のいずれかのプロセス。
実施形態13.有機相が、有機相抽出の完了時に高速液体クロマトグラフィーによって測定されるとおり、少なくとも約75面積%の式(VIII)の化合物を含む、実施形態4~12のいずれかのプロセス。
実施形態14.有機相が、有機相抽出の完了時に高速液体クロマトグラフィーによって測定されるとおり、約2.0面積%未満の式(VII)の化合物を含む、実施形態4~12のいずれかのプロセス。
実施形態15.有機相が、有機相抽出の完了時に高速液体クロマトグラフィーによって測定されるとおり、少なくとも約75面積%の式(VIII)の化合物及び約2.0面積%未満の式(VII)の化合物を含む、実施形態4~12のいずれかのプロセス。
実施形態16.水相が、水相抽出工程の間、約2.5未満のpHを有する、実施形態4~15のいずれかのプロセス。
実施形態17.水相が、水相抽出工程の間、約1.8~約2.2のpHを有する、実施形態4~15のいずれかのプロセス。
実施形態18.水相が、有機相抽出工程の間、約4.0を超えるpHを有する、実施形態4~15のいずれかのプロセス。
実施形態19.水相が、有機相抽出工程の間、約4.5~約5.0のpHを有する、実施形態4~15のいずれかのプロセス。
実施形態20.反応媒体が、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、アルコール、ケトン、エーテル、エステル、ニトリル、及び極性非プロトン性溶媒からなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態4~19のいずれかのプロセス。
実施形態21.反応媒体が、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、tert-アミルアルコール、アセトン、メチルイソ-ブチルケトン、2-ブタノール、メチルエチルケトン、アセトニトリル、及び酢酸エチルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態4~19のいずれかのプロセス。
実施形態22.反応媒体が、ジクロロメタンを含む、実施形態4~19のいずれかのプロセス。
実施形態23.塩基が、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、N-メチルピロリジン、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、及び炭酸水素カリウムからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、実施形態4~22のいずれかのプロセス。
実施形態24.塩基が、トリエチルアミンを含む、実施形態4~22のいずれかのプロセス。
実施形態25.有機相が、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、アルコール、ケトン、エーテル、エステル、及びニトリルから選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態4~24のいずれかのプロセス。
実施形態26.有機相が、ジクロロメタン、メチルテトラヒドロフラン、及び2-メチルテトラヒドロフラン、tert-アミルアルコール、メチルイソ-ブチルケトン、2-ブタノール、メチルエチルケトン、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸N-ブチル、ブチロニトリル、トルエン、キシレン、ヘプタン、ヘキサン、イソヘキサン、及びクロロホルムからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、実施形態4~24のいずれかのプロセス。
実施形態27.有機相が、ジクロロメタンを含む、実施形態4~24のいずれかのプロセス。
実施形態28.式(VII)の化合物が、式(VII)の化合物に対して約0.5~約5.0モル当量の2-ブチン酸と接触される、実施形態4~27のいずれかのプロセス。
実施形態29.式(VII)の化合物が、式(VII)の化合物に対して約1.0~約1.3モル当量の2-ブチン酸と接触される、実施形態4~27のいずれかのプロセス。
実施形態30.式(VII)の化合物が、式(VII)の化合物に対して約1.2モル当量の2-ブチン酸と接触される、実施形態4~27のいずれかのプロセス。
実施形態31.式(VII)の化合物に対して約0.3~約3.0モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が、反応媒体に充填される、実施形態4~30のいずれかのプロセス。
実施形態32.式(VII)の化合物に対して約0.5~約2.0モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が、反応媒体に充填される、実施形態4~30のいずれかのプロセス。
実施形態33.式(VII)の化合物に対して約0.7~約1.5モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が、反応媒体に充填される、実施形態4~30のいずれかのプロセス。
実施形態34.式(VII)の化合物に対して約1.0~約1.2モル当量の1-プロピルホスホン酸無水物が、反応媒体に充填される、実施形態4~30のいずれかのプロセス。
実施形態35.式(VII)の化合物に対して約1.0~約10.0モル当量の塩基が、反応媒体に充填される、実施形態4~34のいずれかのプロセス。
実施形態36.式(VII)の化合物に対して約2.0~約5.0モル当量の塩基が、反応媒体に充填される、実施形態4~34のいずれかのプロセス。
実施形態37.式(VII)の化合物に対して約2.4~約3.0モル当量の塩基が、反応媒体に充填される、実施形態4~34のいずれかのプロセス。
実施形態38.反応媒体が、接触工程の間約10℃~約30℃の温度で維持される、実施形態4~37のプロセス。
実施形態39.反応媒体の体積が、反応媒体に充填される1キログラムの式(VII)の化合物当たり約5リットル~約20リットルの反応媒体である、実施形態4~38のいずれかのプロセス。
実施形態40.接触工程が、バッチ反応として実行される、実施形態4~39のいずれかのプロセス。
実施形態41.少なくとも約25キログラムの式(VII)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態40のプロセス。
実施形態42.少なくとも約50キログラムの式(VII)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態40のプロセス。
実施形態43.少なくとも約75キログラムの式(VII)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態40のプロセス。
実施形態44.少なくとも約100キログラムの式(VII)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態40のプロセス。
実施形態45.式(VIII)の化合物が、結晶化によって有機相から単離される、実施形態4~44のいずれかのプロセス。
実施形態46.有機相が、有機相溶媒を含み、プロセスがさらに、有機相溶媒を置換溶媒と交換して、式(VIII)の化合物を含む結晶化混合物を形成することを含む、実施形態4~44のいずれかのプロセス。
実施形態47.プロセスがさらに、結晶化混合物から式(VIII)の化合物を結晶化することを含む、実施形態46のプロセス。
実施形態48.結晶化混合物が、式(VIII)の化合物の結晶形態でシーディングされる、実施形態47のプロセス。
実施形態49.結晶化混合物が、少なくとも約0.01相対重量の結晶形態でシーディングされる、実施形態48のプロセス。
実施形態50.結晶化混合物が、少なくとも約0.03相対重量の結晶形態でシーディングされる、実施形態49のプロセス。
実施形態51.結晶形態が、無水結晶形態である、実施形態48~50のいずれかのプロセス。
実施形態52.有機相溶媒が、極性溶媒を含む、実施形態46~51のいずれかのプロセス。
実施形態53.有機相溶媒が、塩化炭化水素及びエーテルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態46~51のいずれかのプロセス。
実施形態54.有機相溶媒が、ジクロロメタン及び2-メチルテトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、実施形態46~51のいずれかのプロセス。
実施形態55.有機相溶媒が、ジクロロメタンを含む、実施形態46~51のいずれかのプロセス。
実施形態56.置換溶媒が、アルコールを含む、実施形態46~55のいずれかのプロセス。
実施形態57.置換溶媒が、エタノールを含む、実施形態46~55のいずれかのプロセス。
実施形態58.有機相溶媒が、極性溶媒を含み、且つ置換溶媒が、アルコールを含む、実施形態46~51のいずれかのプロセス。
実施形態59.有機相溶媒が、ジクロロメタンを含み、且つ置換溶媒が、エタノールを含む、実施形態46~51のいずれかのプロセス。
実施形態60.有機相溶媒が、置換溶媒の沸点より低い沸点を有する、実施形態46~51のいずれかのプロセス。
実施形態61.有機相溶媒の沸点が、置換溶媒の沸点より少なくとも約20℃低い、実施形態60のプロセス。
実施形態62.有機相溶媒が、継続的なレベルの蒸留によって置換溶媒と交換される、実施形態46~61のいずれかのプロセス。
実施形態63.継続的なレベルの蒸留が、継続的な蒸留の間に溶液中の式(VIII)の化合物を維持するのに十分な条件下で実行される、実施形態62のプロセス。
実施形態64.継続的なレベルの蒸留が、継続的なレベルの真空蒸留である、実施形態62又は63のプロセス。
実施形態65.置換溶媒が、蒸留の間に1キログラムの式(VIII)の化合物当たり少なくとも約15相対体積の全溶媒を維持するのに十分な量で充填される、実施形態62~64のいずれかのプロセス。
実施形態66.置換溶媒が、蒸留の間に1キログラムの式(VIII)の化合物当たり少なくとも約18相対体積の全溶媒を維持するのに十分な量で充填される、実施形態62~64のいずれかのプロセス。
実施形態67.継続的なレベルの真空蒸留が、約60℃を超えない温度で実行される、実施形態62~66のいずれかのプロセス。
実施形態68.結晶化混合物が、式(VIII)の化合物の結晶形態でシーディングされ、シーディング後の少なくとも約5時間、約40℃を超える温度で維持される、実施形態46~67のいずれかのプロセス。
実施形態69.結晶化混合物が、式(VIII)の化合物を単離する前に少なくとも5時間かけて約20℃の温度まで冷却される、実施形態46~68のいずれかのプロセス。
実施形態70.式(VIII)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約50%である、実施形態1~69のいずれかのプロセス。
実施形態71.式(VIII)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約60%である、実施形態1~69のいずれかのプロセス。
実施形態72.式(VII)の構造を有する化合物:
の結晶形態であって、
結晶形態が、9.9±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.8±0.2°2θ、14.1±0.2°2θ、及び19.0±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる、結晶形態。
実施形態73.式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、
式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩と、有機溶媒を含む水性反応媒体中において塩基及びパラジウム触媒の存在下で接触させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成すること;
反応混合物中に存在する水の量を減少させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む実質的に無水の混合物を形成すること;並びに
実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物、又はその塩を単離することを含む、プロセス。
実施形態74.単離工程が、実質的に無水の混合物を濾過することを含む、実施形態73のプロセス。
実施形態75.水性反応媒体がさらに、アルカリ金属ハロゲン化物を含む、実施形態73又は74のプロセス。
実施形態76.水性反応媒体がさらに、アルカリ金属ヨウ化物を含む、実施形態73又は74のプロセス。
実施形態77.水性反応媒体がさらに、ヨウ化カリウムを含む、実施形態73又は74のプロセス。
実施形態78.有機溶媒が、芳香族炭化水素、アルコール、ケトン、エーテル、エステル、及びニトリルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態73~77のいずれかのプロセス。
実施形態79.有機溶媒が、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ジオキサン、トルエン、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、アセトニトリル、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸n-ブチル、及び乳酸エチルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態73~77のいずれかのプロセス。
実施形態80.有機溶媒が、2-ブタノールを含む、実施形態73~77のいずれかのプロセス。
実施形態81.塩基が、トリエチルアミン、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸セシウム、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ジイソ-プロピルエチルアミン、N-メチルモルホリン、N-メチルピロリジン、メチルジシクロヘキシルアミン、及びリン酸カリウムからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、実施形態73~80のいずれかのプロセス。
実施形態82.塩基が、トリエチルアミンを含む、実施形態73~80のいずれかのプロセス。
実施形態83.塩基が、炭酸カリウムを含む、実施形態73~80のいずれかのプロセス。
実施形態84.塩基が、トリエチルアミン及び炭酸カリウムを含む、実施形態73~80のいずれかのプロセス。
実施形態85.パラジウム触媒が、ビス(tert-ブチルジシクロヘキシルホスフィン)ジクロロパラジウム(II)を含む、実施形態73~84のいずれかのプロセス。
実施形態86.式(VI)の化合物が、式(VI)の化合物に対して約0.5~約1.5モル当量の式(V)の化合物と接触される、実施形態73~85のいずれかのプロセス。
実施形態87.式(VI)の化合物が、式(VI)の化合物に対して約0.8~約1.2モル当量の式(V)の化合物と接触される、実施形態73~85のいずれかのプロセス。
実施形態88.式(VI)の化合物が、式(VI)の化合物に対して約0.9~約1.1モル当量の式(V)の化合物と接触される、実施形態73~85のいずれかのプロセス。
実施形態89.式(VI)の化合物に対して約0.1~約1.0モル当量のヨウ化カリウムが、水性反応媒体に充填される、実施形態77~88のいずれかのプロセス。
実施形態90.式(VI)の化合物に対して約0.2~約0.4モル当量のヨウ化カリウムが、水性反応媒体に充填される、実施形態77~88のいずれかのプロセス。
実施形態91.式(VI)の化合物に対して約0.5~約10モル当量の塩基が、水性反応媒体に充填される、実施形態73~90のいずれかのプロセス。
実施形態92.塩基が、トリエチルアミンを含み、且つ式(VI)の化合物に対して約0.5~約10モル当量のトリエチルアミンが、水性反応媒体に充填される、実施形態73~90のいずれかのプロセス。
実施形態93.塩基が、トリエチルアミンを含み、且つ式(VI)の化合物に対して約1.0~約2.0モル当量のトリエチルアミンが、水性反応媒体に充填される、実施形態73~90のいずれかのプロセス。
実施形態94.塩基が、炭酸カリウムを含み、且つ式(VI)の化合物に対して約0.5~約10.0モル当量の炭酸カリウムが、水性反応媒体に充填される、実施形態73~90のいずれかのプロセス。
実施形態95.塩基が、炭酸カリウムを含み、且つ式(VI)の化合物に対して約2.0~約3.0モル当量の炭酸カリウムが、水性反応媒体に充填される、実施形態73~90のいずれかのプロセス。
実施形態96.塩基が、炭酸カリウムを含み、且つ式(VI)の化合物に対して約2.3~約2.7モル当量の炭酸カリウムが、水性反応媒体に充填される、実施形態73~90のいずれかのプロセス。
実施形態97.式(VI)の化合物に対して約0.002~約0.05モル当量のパラジウム触媒が、水性反応媒体に充填される、実施形態73~96のいずれかのプロセス。
実施形態98.式(VI)の化合物に対して約0.007~約0.013モル当量のパラジウム触媒が、水性反応媒体に充填される、実施形態73~96のいずれかのプロセス。
実施形態99.水性反応媒体が、接触工程の間約50℃~約100℃の温度で維持される、実施形態73~98のいずれかのプロセス。
実施形態100.水性反応媒体が、接触工程の間約70℃~約90℃の温度で維持される、実施形態73~98のいずれかのプロセス。
実施形態101.水性反応媒体の体積が、水性反応媒体に充填される1キログラムの式(VI)の化合物当たり約10リットル~約20リットルの水性反応媒体である、実施形態73~100のいずれかのプロセス。
実施形態102.水性反応媒体に関する有機溶媒に対する水の体積比が、約1:3~約3:1である、実施形態73~101のいずれかのプロセス。
実施形態103.接触工程が、バッチ反応として実行される、実施形態73~101のいずれかのプロセス。
実施形態104.少なくとも約25キログラムの式(VI)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態103のプロセス。
実施形態105.少なくとも約50キログラムの式(VI)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態103のプロセス。
実施形態106.少なくとも約75キログラムの式(VI)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態103のプロセス。
実施形態107.少なくとも約100キログラムの式(VI)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態103のプロセス。
実施形態108.減少させる工程は、反応混合物を、水性の廃棄する相及び式(VII)の化合物を含む有機相に分離することを含む、実施形態73~107のいずれかのプロセス。
実施形態109.減少させる工程はさらに、有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で有機相を蒸留し、実質的に無水の混合物をもたらすことを含む、実施形態108のプロセス。
実施形態110.プロセスがさらに、蒸留の前に有機相を水で洗浄することを含む、実施形態109のプロセス。
実施形態111.有機相が、蒸留の前にシリカ捕捉剤で処理される、実施形態109又は110のいずれかのプロセス。
実施形態112.有機相が、少なくとも2時間の蒸留の前にシリカ捕捉剤で処理される、実施形態109~111のいずれかのプロセス。
実施形態113.シリカ捕捉剤が、プロパンチオール官能化シリカを含む、実施形態111又は112のプロセス。
実施形態114.シリカ捕捉剤が、QuadraSil(商標)MPを含む、実施形態111又は112のプロセス。
実施形態115.プロセスがさらに、蒸留の前に有機相からシリカ捕捉剤を除去することを含む、実施形態111~114のいずれかのプロセス。
実施形態116.プロセスがさらに、蒸留の前に濾過によって有機相からシリカ捕捉剤を除去することを含む、実施形態111~114のいずれかのプロセス。
実施形態117.プロセスがさらに、触媒を除去した後及び蒸留の前に有機相を水性塩水溶液で洗浄することを含む、実施形態115又は116のプロセス。
実施形態118.減少させる工程が、
反応混合物を、水性の廃棄する相及び式(VII)の化合物を含む有機相に分離すること;
有機相を水で洗浄すること;
有機相をシリカ捕捉剤で処理すること;
シリカ捕捉剤を有機相から除去すること;
有機相を水性塩水溶液で洗浄すること;及び
有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で有機相を蒸留することを含む、実施形態109~117のいずれかのプロセス。
実施形態119.有機相が、真空蒸留によって蒸留される、実施形態109~118のいずれかのプロセス。
実施形態120.有機相が、継続的なレベルの真空蒸留によって蒸留される、実施形態109~118のいずれかのプロセス。
実施形態121.有機相が、約60℃を超えない温度で蒸留される、実施形態109~120のいずれかのプロセス。
実施形態122.有機相が、約50℃~約60℃の温度で蒸留される、実施形態109~120のいずれかのプロセス。
実施形態123.有機相が、アルコールを含む、実施形態109~122のいずれかのプロセス。
実施形態124.有機相が、蒸留工程の間にアルコールを補充される、実施形態123のプロセス。
実施形態125.有機相が、2-ブタノールを含む、実施形態109~122のいずれかのプロセス。
実施形態126.有機相が、蒸留工程の間に2-ブタノールを補充される、実施形態125のプロセス。
実施形態127.実質的に無水の混合物が、約5重量%未満の水を含む、実施形態73~126のいずれかのプロセス。
実施形態128.実質的に無水の混合物が、約3重量%未満の水を含む、実施形態73~126のいずれかのプロセス。
実施形態129.単離工程が、実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物を結晶化することを含む、実施形態73~128のいずれかのプロセス。
実施形態130.実質的に無水の混合物が、式(VII)の化合物の結晶形態でシーディングされる、実施形態129のプロセス。
実施形態131.実質的に無水の混合物が、結晶化を開始した後の少なくとも2時間少なくとも約70℃の温度で維持される、実施形態129又は130のプロセス。
実施形態132.実質的に無水の混合物が、結晶化を開始した後の少なくとも2時間少なくとも約70℃の温度で維持され、続いて冷却されて式(VII)の化合物を結晶化する、実施形態129又は130のプロセス。
実施形態133.式(VII)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約50%である、実施形態73~132のいずれかのプロセス。
実施形態134.式(VII)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約65%である、実施形態73~132のいずれかのプロセス。
実施形態135.式(VII)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約75%である、実施形態73~132のいずれかのプロセス。
実施形態136.式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、
式(IV)の化合物:
又はその塩を、式(IV)の化合物を脱保護し、且つ式(VI)の化合物、又はその塩、及びハロゲン化ベンジル副生成物を含む反応混合物を形成するのに十分な条件下で酸性媒体と接触させること;
反応混合物からハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を除去すること;並びに
アミナール不純物の形成を実質的に回避するのに十分な条件下で反応混合物から式(VI)の化合物、又はその塩を単離することを含む、プロセス。
実施形態137.単離工程が、
反応混合物からハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を除去すること;
得られた反応混合物のpHを塩基性pHまで上げて、式(VI)の化合物、又はその塩を含む塩基性反応媒体を形成すること;及び
式(VI)の化合物、又はその塩を塩基性反応混合物から単離することを含む、実施形態136のプロセス。
実施形態138.単離工程が、
ハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を反応混合物から廃棄する有機相に抽出すること;
得られた反応混合物のpHを塩基性pHまで上げて、式(VI)の化合物、又はその塩を含む塩基性反応媒体を形成すること;
式(VI)の化合物、又はその塩を塩基性反応媒体から生成物有機相に抽出すること;及び
式(VI)の化合物、又はその塩を生成物有機相から単離することを含む、実施形態136のプロセス。
実施形態139.酸性媒体が、水性酸性媒体である、実施形態136~138のいずれかのプロセス。
実施形態140.式(IV)の化合物の硫酸塩が、酸性媒体と接触される、実施形態136~139のいずれかのプロセス。
実施形態141.酸性媒体が、鉱酸を含む、実施形態136~140のいずれかのプロセス。
実施形態142.酸性媒体が、塩酸を含む、実施形態136~140のいずれかのプロセス。
実施形態143.酸性媒体が、式(IV)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約10モル当量の酸を含む、実施形態136~142のいずれかのプロセス。
実施形態144.酸性媒体が、式(IV)の化合物、又はその塩に対して約10~約40モル当量の酸を含む、実施形態136~142のいずれかのプロセス。
実施形態145.酸性媒体が、式(IV)の化合物、又はその塩に対して約10~約25モル当量の酸を含む、実施形態136~142のいずれかのプロセス。
実施形態146.酸性媒体の体積が、酸性媒体に充填される1キログラムの式(IV)の化合物、又はその塩当たり約2リットル~約10リットルの酸性媒体である、実施形態136~145のいずれかのプロセス。
実施形態147.酸性媒体の体積が、酸性媒体に充填される1キログラムの式(IV)の化合物、又はその塩当たり約3リットル~約4リットルの酸性媒体である、実施形態136~145のいずれかのプロセス。
実施形態148.酸性媒体が、接触工程の間約25℃~約70℃の温度で維持される、実施形態136~147のいずれかのプロセス。
実施形態149.酸性媒体が、接触工程の間約40℃~約50℃の温度で維持される、実施形態136~147のいずれかのプロセス。
実施形態150.接触工程が、バッチ反応として実行される、実施形態136~149のいずれかのプロセス。
実施形態151.少なくとも約50キログラムの式(IV)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態150のプロセス。
実施形態152.少なくとも約100キログラムの式(IV)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態150のプロセス。
実施形態153.少なくとも約200キログラムの式(IV)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態150のプロセス。
実施形態154.少なくとも約300キログラムの式(IV)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態150のプロセス。
実施形態155.プロセスが、単離工程の前にハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を反応混合物から、式(VI)の化合物に対して廃棄する有機相に選択的に抽出することを含む、実施形態136~154のいずれかのプロセス。
実施形態156.反応混合物中に存在する少なくとも約80重量%のハロゲン化ベンジル副生成物の化合物が、廃棄する有機相に抽出される、実施形態155のプロセス。
実施形態157.反応混合物中に存在する約20重量%未満の式(VI)の化合物が、廃棄する有機相に抽出される、実施形態155のプロセス。
実施形態158.反応混合物中に存在する少なくとも約80重量%のハロゲン化ベンジル副生成物の化合物及び反応混合物中に存在する約20重量%未満の式(VI)の化合物が、廃棄する有機相に抽出される、実施形態155のプロセス。
実施形態159.反応混合物中に存在する少なくとも約90重量%のハロゲン化ベンジル副生成物の化合物及び反応混合物中に存在する約10重量%未満の式(VI)の化合物が、廃棄する有機相に抽出される、実施形態155のプロセス。
実施形態160.反応混合物中に存在する少なくとも約95重量%のハロゲン化ベンジル副生成物の化合物及び反応混合物中に存在する約5重量%未満の式(VI)の化合物が、廃棄する有機相に抽出される、実施形態155のプロセス。
実施形態161.廃棄する有機相が、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、塩化炭化水素、及びエーテルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態155~160のいずれかのプロセス。
実施形態162.廃棄する有機相が、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、トルエン、ジクロロメタン、メチルtert-ブチルエーテル、及び2-メチルテトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、実施形態155~160のいずれかのプロセス。
実施形態163.廃棄する有機相が、ヘプタンを含む、実施形態155~160のいずれかのプロセス。
実施形態164.プロセスがさらに、
ハロゲン化ベンジル副生成物抽出の後に反応混合物のpHを上げて、式(VI)の化合物、又はその塩を含む塩基性反応媒体を形成すること;及び
式(VI)の化合物、又はその塩を塩基性反応媒体から生成物有機相に抽出することを含む、実施形態155~163のいずれかのプロセス。
実施形態165.塩基性反応混合物のpHが、少なくとも約8.0である、実施形態164のプロセス。
実施形態166.塩基性反応混合物のpHが、少なくとも約10.0である、実施形態164のプロセス。
実施形態167.生成物有機相が、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、塩化炭化水素、及びエーテルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態164~166のいずれかのプロセス。
実施形態168.生成物有機相が、ジクロロメタン、2-メチルテトラヒドロフラン、及びアニソールからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、実施形態164~166のいずれかのプロセス。
実施形態169.生成物有機相が、2-メチルテトラヒドロフランを含む、実施形態164~166のいずれかのプロセス。
実施形態170.プロセスがさらに、生成物有機相を水で洗浄することを含む、実施形態164~169のいずれかのプロセス。
実施形態171.プロセスがさらに、生成物有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で生成物有機相を蒸留することを含む、実施形態164~170のいずれかのプロセス。
実施形態172.生成物有機相が、2-メチルテトラヒドロフランを含み、追加の2-メチルテトラヒドロフランが、蒸留工程の間に生成物有機相に充填される、実施形態171のプロセス。
実施形態173.生成物有機相が、大気圧下で蒸留される、実施形態171又は172のプロセス。
実施形態174.単離工程が、式(VI)の化合物を結晶化することを含む、実施形態136~173のいずれかのプロセス。
実施形態175.単離工程がさらに、式(VI)の化合物の結晶形態でシーディングして、結晶化を促進することを含む、実施形態174のプロセス。
実施形態176.単離工程が、少なくとも約0.0005相対重量の式(VI)の化合物の結晶形態でシーディングして、結晶化を促進することを含む、実施形態174のプロセス。
実施形態177.単離工程が、少なくとも約0.001相対重量の式(VI)の化合物の結晶形態でシーディングして、結晶化を促進することを含む、実施形態174のプロセス。
実施形態178.プロセスがさらに、貧溶媒を充填して、結晶化を促進することを含む、実施形態175~177のいずれかのプロセス。
実施形態179.貧溶媒が、ヘプタンである、実施形態178のプロセス。
実施形態180.単離工程が、
ハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を、反応混合物から式(VI)の化合物に対して廃棄する有機相に選択的に抽出すること;
得られた反応混合物のpHを、約7.0を超えるpHに上げて、塩基性反応混合物を形成すること;
前の式(VI)の化合物の少なくとも一部を、塩基性反応混合物から生成物有機相に選択的に抽出すること;及び
生成物有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で生成物有機相を蒸留して、式(VI)の化合物を含む蒸留された有機相を形成することを含む、実施形態136のプロセス。
実施形態181.プロセスがさらに、式(VI)の化合物を蒸留された有機相から結晶化することを含む、実施形態180のプロセス。
実施形態182.アミナール不純物が、式(X)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む、実施形態136~181のいずれかのプロセス。
実施形態183.単離された式(VI)の化合物、又はその塩が、5重量%未満のアミナール不純物を含む、実施形態136~182のいずれかのプロセス。
実施形態184.単離された式(VI)の化合物、又はその塩が、3重量%未満のアミナール不純物を含む、実施形態136~182のいずれかのプロセス。
実施形態185.単離された式(VI)の化合物、又はその塩が、1重量%未満のアミナール不純物を含む、実施形態136~182のいずれかのプロセス。
実施形態186.式(VI)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約50%である、実施形態136~185のいずれかのプロセス。
実施形態187.式(VI)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約65%である、実施形態136~185のいずれかのプロセス。
実施形態188.式(VI)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約80%である、実施形態136~185のいずれかのプロセス。
実施形態189.式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩を、有機溶媒を含む反応媒体中において塩化チオニル及び触媒と接触させて、塩化アシル中間体を形成し、続いて、2-アミノピリジンとインサイチュで接触させて、式(V)の化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成することを含む、プロセス。
実施形態190.プロセスがさらに、式(V)の化合物、又はその塩を、反応混合物から単離することを含む、実施形態189のプロセス。
実施形態191.触媒が、塩化テトラブチルアンモニウムを含む、実施形態189又は190のプロセス。
実施形態192.触媒が、N-メチルホルムアニリドを含む、実施形態189又は190のプロセス。
実施形態193.触媒が、N,N-ジメチルホルムアミドを含まない、実施形態189又は190のプロセス。
実施形態194.反応媒体が、N,N-ジメチルホルムアミドを含まない、実施形態189~193のいずれかのプロセス。
実施形態195.有機溶媒が、芳香族炭化水素、芳香族複素環、及びニトリルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態189~194のいずれかのプロセス。
実施形態196.有機溶媒が、トルエン、アセトニトリル、及びピリジンからなる群から選択される化合物を含む、実施形態189~194のいずれかのプロセス。
実施形態197.有機溶媒が、トルエンを含む、実施形態189~194のいずれかのプロセス。
実施形態198.反応媒体の体積が、反応媒体に充填される1キログラムの4-カルボキシフェニル-ボロン酸、又はその塩当たり約3リットル~約30リットルの反応媒体である、実施形態189~197のいずれかのプロセス。
実施形態199.反応媒体の体積が、反応媒体に充填される1キログラムの4-カルボキシフェニル-ボロン酸、又はその塩当たり約5リットル~約15リットルの反応媒体である、実施形態189~197のいずれかのプロセス。
実施形態200.反応媒体が、接触工程の間約50℃~約90℃の温度で維持される、実施形態189~199のいずれかのプロセス。
実施形態201.反応媒体が、接触工程の間約60℃~約80℃の温度で維持される、実施形態189~199のいずれかのプロセス。
実施形態202.接触工程が、バッチ反応として実行される、実施形態189~201のいずれかのプロセス。
実施形態203.4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩が、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約2~約5モル当量の塩化チオニルと接触される、実施形態189~202のいずれかのプロセス。
実施形態204.4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩が、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約2~約3.5モル当量の塩化チオニルと接触される、実施形態189~202のいずれかのプロセス。
実施形態205.4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩が、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約2.75モル当量の塩化チオニルと接触される、実施形態189~202のいずれかのプロセス。
実施形態206.4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約1.5~5モル当量の2-アミノピリジンが、反応媒体に充填される、実施形態189~205のいずれかのプロセス。
実施形態207.4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約1.5~3.5モル当量の2-アミノピリジンが、反応媒体に充填される、実施形態189~205のいずれかのプロセス。
実施形態208.4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩に対して約2モル当量の2-アミノピリジンが、反応媒体に充填される、実施形態189~205のいずれかのプロセス。
実施形態209.式(V)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約50%である、実施形態189~208のいずれかのプロセス。
実施形態210.式(V)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約70%である、実施形態189~208のいずれかのプロセス。
実施形態211.式(IV)の構造を有する化合物:
の結晶性硫酸塩。
実施形態212.結晶性硫酸塩が、3つの遊離塩基分子に対して1つの硫酸塩分子及び1つの硫酸水素塩分子の化学量論比を有する、実施形態211の結晶性硫酸塩。
実施形態213.結晶性硫酸塩が、7.7±0.2°2θ、10.6±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.6±0.2°2θ、及び13.5±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる、実施形態211又は212の結晶性硫酸塩。
実施形態214.式(IV)の構造を有する化合物:
の硫酸塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、
式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中においてアミノ化剤と接触させて、式(IV)の化合物を含む反応混合物を形成すること;
式(IV)の化合物の硫酸塩を形成すること;及び
硫酸塩を単離することを含む、プロセス。
実施形態215.硫酸塩が、3つの遊離塩基分子に対して1つの硫酸塩分子及び1つの硫酸水素塩分子の化学量論比を有する、実施形態214のプロセス。
実施形態216.プロセスが、形成工程の前に遊離塩基として反応混合物から式(IV)の化合物を単離することを含む、実施形態214又は215のプロセス。
実施形態217.プロセスが、
遊離塩基として反応媒体から式(IV)の化合物を単離すること;
遊離塩基を硫酸と接触させて、硫酸塩を形成すること;及び
硫酸塩を単離することを含む、実施形態214又は215のプロセス。
実施形態218.プロセスが、
反応混合物を洗浄して、反応混合物中に存在するアンモニアの量を減少させること;
遊離塩基として洗浄された反応媒体から式(IV)の化合物を単離すること;
遊離塩基を硫酸と接触させて、硫酸塩を形成すること;及び
硫酸塩を単離することを含む、実施形態214又は215のプロセス。
実施形態219.プロセスが、
反応混合物を塩水溶液で洗浄すること;
洗浄された反応混合物を蒸留して、洗浄された反応混合物中に存在するアンモニアの量を減少させること;
遊離塩基として蒸留された反応媒体から式(IV)の化合物を単離すること;
遊離塩基を硫酸と接触させて、硫酸塩を形成すること;及び
硫酸塩を単離することを含む、実施形態214又は215のプロセス。
実施形態220.プロセスがさらに、硫酸塩を濾過によって単離することを含む、実施形態214~219のいずれかのプロセス。
実施形態221.アミノ化剤が、アンモニアである、実施形態214~220のいずれかのプロセス。
実施形態222.アミノ化剤が、水酸化アンモニウムである、実施形態214~220のいずれかのプロセス。
実施形態223.反応媒体が、アルキル炭化水素、芳香族炭化水素、塩化炭化水素、芳香族複素環、アルコール、エーテル、及び二極性非プロトン性溶媒からなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態214~221のいずれかのプロセス。
実施形態224.反応媒体が、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、N-メチルピロリジノン、及びN,N-ジメチルホルムアミドからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、実施形態214~221のいずれかのプロセス。
実施形態225.反応媒体が、脂肪族アルコールを含む、実施形態214~221のいずれかのプロセス。
実施形態226.反応媒体が、ブタノールを含む、実施形態214~221のいずれかのプロセス。
実施形態227.反応媒体が、2-ブタノールを含む、実施形態214~221のいずれかのプロセス。
実施形態228.反応媒体が、接触工程の間70℃を超える温度で維持される、実施形態214~227のいずれかのプロセス。
実施形態229.反応媒体が、接触工程の間90℃を超える温度で維持される、実施形態214~227のいずれかのプロセス。
実施形態230.反応媒体が、接触工程の間約50℃~約100℃の温度で維持される、実施形態214~227のいずれかのプロセス。
実施形態231.反応媒体が、接触工程の間約60℃~約95℃の温度で維持される、実施形態214~227のいずれかのプロセス。
実施形態232.反応媒体の体積が、反応媒体に充填される1キログラムの式(III)の化合物、又はその塩当たり約1.5リットル~約40リットルの反応媒体である、実施形態214~231のいずれかのプロセス。
実施形態233.反応媒体の体積が、反応媒体に充填される1キログラムの式(III)の化合物、又はその塩当たり約2.0リットル~約30リットルの反応媒体である、実施形態214~231のいずれかのプロセス。
実施形態234.接触工程が、バッチ反応として実行される、実施形態214~233のいずれかのプロセス。
実施形態235.少なくとも約50キログラムの式(III)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態234のプロセス。
実施形態236.少なくとも約100キログラムの式(III)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態234のプロセス。
実施形態237.少なくとも約200キログラムの式(III)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態234のプロセス。
実施形態238.少なくとも約300キログラムの式(III)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態234のプロセス。
実施形態239.形成工程が、式(IV)の化合物を硫酸と接触させて、硫酸塩を含む硫酸塩混合物を形成することを含む、実施形態214~238のいずれかのプロセス。
実施形態240.式(IV)の化合物が、式(III)の化合物に対して少なくとも約0.5モル当量の硫酸と接触される、実施形態239のプロセス。
実施形態241.式(IV)の化合物が、式(III)の化合物に対して約1.25~約1.75モル当量の硫酸と接触される、実施形態239のプロセス。
実施形態242.式(IV)の硫酸塩の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約50%である、実施形態214~241のいずれかのプロセス。
実施形態243.式(IV)の硫酸塩の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約65%である、実施形態214~241のいずれかのプロセス。
実施形態244.式(IV)の硫酸塩の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約80%である、実施形態214~241のいずれかのプロセス。
実施形態245.式(II)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の化合物、又はその塩を形成することを含み;
反応媒体の温度が、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される、プロセス。
実施形態246.環化剤が、オキシ塩化リンを含む、実施形態245のプロセス。
実施形態247.触媒が、N,N-ジメチルホルムアミド及びN-メチルホルムアニリドからなる群から選択される触媒を含む、実施形態245又は246のプロセス。
実施形態248.触媒が、N,N-ジメチルホルムアミドを含む、実施形態245又は246のプロセス。
実施形態249.反応媒体が、芳香族炭化水素、塩化炭化水素、エーテル、及びニトリルからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む、実施形態245~248のいずれかのプロセス。
実施形態250.反応媒体が、アセトニトリル、ブチロニトリル、ジクロロメタン、トルエン、アニソール、テトラヒドロフラン、及び2-メチルテトラヒドロフランからなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含む、実施形態245~248のいずれかのプロセス。
実施形態251.反応媒体が、アセトニトリルを含む、実施形態245~248のいずれかのプロセス。
実施形態252.式(I)の化合物、又はその塩が、式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.7~約10モル当量の環化剤と接触される、実施形態245~251のいずれかのプロセス。
実施形態253.式(I)の化合物、又はその塩が、式(I)の化合物、又はその塩に対して約1.5~約2.5モル当量の環化剤と接触される、実施形態245~251のいずれかのプロセス。
実施形態254.式(I)の化合物、又はその塩が、式(I)の化合物、又はその塩に対して約2.0モル当量の環化剤と接触される、実施形態245~251のいずれかのプロセス。
実施形態255.式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.1モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態256.式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.1~約1.0モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態257.式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態258.式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.4~約1.0モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態259.触媒が、N,N-ジメチルホルムアミドを含み、且つ式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.1モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態260.触媒が、N,N-ジメチルホルムアミドを含み、且つ式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.1~約1.0モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態261.触媒が、N,N-ジメチルホルムアミドを含み、且つ式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.4モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態262.触媒が、N,N-ジメチルホルムアミドを含み、式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.4~約1.0モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態263.触媒が、N,N-ジメチルホルムアミドを含み、且つ式(I)の化合物、又はその塩に対して少なくとも約0.6モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態264.触媒が、N,N-ジメチルホルムアミドを含み、且つ式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.6モル当量の触媒が、反応媒体に充填される、実施形態245~254のいずれかのプロセス。
実施形態265.反応媒体の温度が、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約90%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される、実施形態245~264のいずれかのプロセス。
実施形態266.反応媒体の温度が、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約95%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される、実施形態245~264のいずれかのプロセス。
実施形態267.反応媒体が、接触工程の間約80℃未満の温度で維持される、実施形態245~266のいずれかのプロセス。
実施形態268.反応媒体が、接触工程の間約50℃未満の温度で維持される、実施形態245~266のいずれかのプロセス。
実施形態269.反応媒体が、接触工程の間約30℃~約50℃の温度で維持される、実施形態245~266のいずれかのプロセス。
実施形態270.反応媒体が、接触工程の間約40℃の温度で維持される、実施形態245~269のいずれかのプロセス。
実施形態271.反応媒体の体積が、反応媒体に充填される1キログラムの式(I)の化合物、又はその塩当たり約2リットル~約20リットルの反応媒体である、実施形態245~270のいずれかのプロセス。
実施形態272.反応媒体の体積が、反応媒体に充填される1キログラムの式(I)の化合物、又はその塩当たり約3リットル~約10リットルの反応媒体である、実施形態245~270のいずれかのプロセス。
実施形態273.接触工程が、バッチ反応として実行される、実施形態245~272のいずれかのプロセス。
実施形態274.少なくとも約50キログラムの式(I)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態273のプロセス。
実施形態275.少なくとも約100キログラムの式(I)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態273のプロセス。
実施形態276.少なくとも約200キログラムの式(I)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態273のプロセス。
実施形態277.少なくとも約300キログラムの式(I)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態273のプロセス。
実施形態278.式(II)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約50%である、実施形態245~277のいずれかのプロセス。
実施形態279.式(II)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約65%である、実施形態245~277のいずれかのプロセス。
実施形態280.式(II)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約80%である、実施形態245~277のいずれかのプロセス。
実施形態281.式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の化合物:
又はその塩を形成すること;及び
式(II)の化合物、又はその塩を、臭素化剤により臭素化して、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩をもたらすことを含み;
反応媒体の温度が、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される、プロセス。
実施形態282.臭素化剤が、N-ブロモスクシンイミドを含む、実施形態281のプロセス。
実施形態283.式(II)の化合物、又はその塩が、式(I)の化合物、又はその塩に対して約0.8~約1.2モル当量の臭素化剤と接触される、実施形態281又は282のプロセス。
実施形態284.式(II)の化合物、又はその塩が、臭素化工程の前に反応媒体から単離される、実施形態281~283のいずれかのプロセス。
実施形態285.式(II)の化合物、又はその塩が、塩化炭化水素及び極性非プロトン性溶媒からなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む臭素化媒体中で臭素化剤と接触される、実施形態284のプロセス。
実施形態286.式(II)の化合物、又はその塩が、N,N-ジメチルホルムアミド、N-メチルピロリジノン、N-ブチルピロリジノン、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、及びジクロロメタンからなる群から選択される少なくとも1つの溶媒を含む臭素化媒体中で臭素化剤と接触される、実施形態284のプロセス。
実施形態287.式(II)の化合物、又はその塩が、N,N-ジメチルホルムアミドを含む臭素化媒体中で臭素化剤と接触される、実施形態284のプロセス。
実施形態288.式(II)の化合物、又はその塩が、N-メチルピロリジノンを含む臭素化媒体中で臭素化剤と接触される、実施形態284のプロセス。
実施形態289.臭素化媒体が、臭素化工程の間約5℃~約40℃の温度で維持される、実施形態284~288のいずれかのプロセス。
実施形態290.臭素化媒体が、臭素化工程の間約20℃の温度で維持される、実施形態284~288のいずれかのプロセス。
実施形態291.臭素化工程が、バッチ反応として実行される、実施形態284~290のいずれかのプロセス。
実施形態292.少なくとも約50キログラムの式(II)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態291のプロセス。
実施形態293.少なくとも約100キログラムの式(II)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態291のプロセス。
実施形態294.少なくとも約200キログラムの式(II)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態291のプロセス。
実施形態295.少なくとも約300キログラムの式(II)の化合物が、バッチ反応に充填される、実施形態291のプロセス。
実施形態296.プロセスが、式(III)の化合物、又はその塩を、臭素化媒体から単離することを含む、実施形態284~295のいずれかのプロセス。
実施形態297.水溶液が、臭素化媒体に加えられて、式(III)の化合物、又はその塩を単離する、実施形態296のプロセス。
実施形態298.塩基性pHを有する水溶液が、臭素化媒体に加えられて、式(III)の化合物、又はその塩を単離する、実施形態296のプロセス。
実施形態299.炭酸水素ナトリウム水溶液が、臭素化混合物に加えられて、式(III)の化合物、又はその塩を単離する、実施形態296のプロセス。
実施形態300.炭酸水素ナトリウム溶液が、約1重量%~10重量%の炭酸水素ナトリウムである、実施形態299のプロセス。
実施形態301.炭酸水素ナトリウム溶液が、約2重量%の炭酸水素ナトリウムである、実施形態299のプロセス。
実施形態302.式(III)の化合物、又はその塩が、反応混合物から式(II)の化合物、又はその塩を単離することなく式(II)の化合物、又はその塩から調製される、実施形態281~283のいずれかのプロセス。
実施形態303.式(III)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約50%である、実施形態281~302のいずれかのプロセス。
実施形態304.式(III)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約65%である、実施形態281~302のいずれかのプロセス。
実施形態305.式(III)の化合物の化学量論的なプロセス収率が、少なくとも約80%である、実施形態281~302のいずれかのプロセス。
実施形態306.式(VII)の化合物、又はその塩が、
式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩と、水及び有機溶媒を含む反応媒体中において塩基及びパラジウム触媒の存在下で接触させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成すること;
反応混合物中に存在する水の量を減少させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む実質的に無水の混合物を形成すること;並びに
実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物、又はその塩を単離することを含むプロセスによって調製される、実施形態1のプロセス。
実施形態307.式(VI)の化合物、又はその塩が、
式(IV)の化合物
又はその塩を、式(IV)の化合物、又はその塩を脱保護し、且つ式(VI)の化合物、又はその塩、及びハロゲン化ベンジル副生成物を含む反応混合物を形成するのに十分な条件下で酸性媒体と接触させること;並びに
アミナール不純物の形成を実質的に回避するのに十分な条件下で反応混合物から式(VI)の化合物、又はその塩を単離することを含むプロセスによって調製される、実施形態306のプロセス。
実施形態308.式(V)の化合物、又はその塩が、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩を、有機溶媒を含む反応媒体中において塩化チオニル及び触媒と接触させて、塩化アシル中間体を形成し、続いて、2-アミノピリジンとインサイチュで接触させて、式(V)の化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成することを含むプロセスによって調製される、実施形態306のプロセス。
実施形態309.
式(VI)の化合物、又はその塩が、
式(IV)の化合物:
又はその塩を、式(IV)の化合物、又はその塩を脱保護し、且つ式(VI)の構造を有する化合物、又はその塩、及びハロゲン化ベンジル副生成物を含む反応混合物を形成するのに十分な条件下で酸性媒体と接触させること;並びに
アミナール不純物の形成を実質的に回避するのに十分な条件下で反応混合物から式(VI)の化合物、又はその塩を単離することを含むプロセスによって調製され;且つ
式(V)の化合物、又はその塩が、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩を、有機溶媒を含む反応媒体中において塩化チオニル及び触媒と接触させて、塩化アシルを形成し、続いて、2-アミノピリジンとインサイチュで接触させて、式(V)の化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成することを含むプロセスによって調製される、実施形態306のプロセス。
実施形態310.式(IV)の化合物、又はその塩が、硫酸塩であり;且つ硫酸塩が、
式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中においてアミノ化剤と接触させて、式(IV)の化合物を含む反応混合物を形成すること;
式(IV)の化合物の硫酸塩を形成すること;及び
硫酸塩を単離することを含むプロセスによって調製される、実施形態306~309のいずれかのプロセス。
実施形態311.式(III)の化合物、又はその塩が、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の化合物:
又はその塩を形成すること;及び
式(II)の化合物、又はその塩を、臭素化剤により臭素化して、式(III)の構造を有する化合物、又はその塩をもたらすことを含むプロセスによって調製され;
反応媒体の温度が、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される、実施形態310のプロセス。
実施形態312.式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、
式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩と、有機溶媒を含む水性反応媒体中において塩基及びパラジウム触媒の存在下で接触させて、式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む反応混合物を形成すること;
反応混合物中に存在する水の量を減少させて、式(VII)の化合物、又はその塩を含む実質的に無水の混合物を形成すること;
実質的に無水の混合物から式(VII)の化合物、又はその塩を単離すること;及び
式(VII)の化合物、又はその塩を、式(VIII)の化合物に変換することを含む、プロセス。
実施形態313.式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、
式(IV)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(IV)の化合物を脱保護し、且つ式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩、及びハロゲン化ベンジル副生成物を含む反応混合物を形成するのに十分な条件下で酸性媒体と接触させること;
アミナール不純物の形成を実質的に回避するのに十分な条件下で反応混合物から式(VI)の化合物、又はその塩を単離すること;及び
式(VI)の化合物、又はその塩を、式(VIII)の化合物、又はその塩に変換することを含む、プロセス。
実施形態314.式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、
式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中においてアミノ化剤と接触させて、式(IV)の構造を有する化合物:
を含む反応混合物を形成すること、
式(IV)の化合物の硫酸塩を形成すること;
硫酸塩を単離すること;及び
硫酸塩を式(VIII)の化合物、又はその塩に変換することを含む、プロセス。
実施形態315.式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、プロセスが、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の化合物:
又はその塩を形成すること;
式(II)の化合物、又はその塩を、臭素化剤により臭素化して、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩をもたらすこと;及び
式(III)の化合物、又はその塩を、式(VIII)の化合物、又はその塩に変換することを含み;
反応媒体の温度が、式(II)の化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で接触工程の間制御される、プロセス。
上で引用された全ての参考文献(特許及び非特許)は、参照により本特許出願に組み込まれる。これらの参考文献の議論は、それらの著者によりなされた主張を要約することが意図されているにすぎない。任意の参考文献(又は任意の参考文献の一部)が関連する先行技術(又はあらゆる先行技術)であることを、何ら承認するものではない。出願人は、引用された参考文献の正確さ及び妥当性に異議を唱える権利を留保する。
さらに、本発明は次の態様を包含する。
1. 式(VIII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、前記プロセスが、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の前記化合物、又はその塩、及び1つ以上の反応副生成物を含む反応混合物を形成すること;並びに
前記1つ以上の反応副生成物に対して前記反応混合物から式(VIII)の前記化合物、又はその塩を選択的に単離することを含む、プロセス。
2. 前記接触工程が、
式(VII)の前記化合物、又はその塩、及び前記塩基を前記反応媒体に加えること;
前記2-ブチン酸、又はその塩を、式(VII)の前記化合物、又はその塩、及び前記塩基を含む前記反応媒体に加えること;並びに
前記1-プロピルホスホン酸無水物を、式(VII)の前記化合物、又はその塩;2-ブチン酸、又はその塩;及び前記塩基を含む前記反応媒体に加えることを含む、項1に記載のプロセス。
3. 前記プロセスが、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の前記化合物、又はその塩;未反応の式(VII)の化合物、又はその塩;及び反応副生成物を含む反応混合物を形成することであって、前記反応副生成物は、式(XIV)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む、形成すること;並びに
式(VIII)の前記化合物、又はその塩を、式(VII)の前記化合物、又はその塩、及び式(XIV)の前記化合物、又はその塩に対して前記反応混合物から選択的に単離することを含む、項1又は2に記載のプロセス。
4. 前記プロセスが、
式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において1-プロピルホスホン酸無水物及び塩基の存在下で2-ブチン酸、又はその塩と接触させて、式(VIII)の前記化合物、又はその塩;未反応の式(VII)の化合物、又はその塩;及び反応副生成物を含む反応混合物を形成することであって、前記反応副生成物は、式(XIV)の構造を有する化合物:
又はその塩を含む、形成すること;
式(VIII)の前記化合物、又はその塩の少なくとも一部を、前記反応混合物から水相に抽出することであって、式(VIII)の前記化合物、又はその塩は、式(XIV)の前記化合物、又はその塩に対して前記水相に選択的に抽出される、抽出すること;
前記水相のpHを調整すること;並びに
式(VIII)の前記化合物、又はその塩の少なくとも一部を、前記水相から有機相に抽出することであって、式(VIII)の前記化合物、又はその塩は、式(VII)の前記化合物、又はその塩に対して前記有機相に選択的に抽出される、抽出することを含む、項1又は2に記載のプロセス。
5. 前記プロセスがさらに、式(VIII)の前記化合物を、式(VIII)の前記化合物が選択的に抽出された前記有機相から単離することを含む、項4に記載のプロセス。
6. 前記水相が、前記水相抽出工程の間、約2.5未満のpHを有する、項4又は5に記載のプロセス。
7. 前記水相が、前記有機相抽出工程の間、約4.0を超えるpHを有する、項4又は5に記載のプロセス。
8. 式(VII)の構造を有する化合物:
の結晶形態であって、
前記結晶形態が、
9.9±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.8±0.2°2θ、14.1±0.2°2θ、及び19.0±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターン、並びに
7.4±0.2°2θ、11.7±0.2°2θ、12.5±0.2°2θ、22.3±0.2°2θ、及び21.6±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンから選択される反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる、結晶形態。
9. 前記結晶形態が、9.9±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.8±0.2°2θ、14.1±0.2°2θ、及び19.0±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる、項8に記載の結晶形態。
10. 式(VII)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、前記プロセスが、
式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を、式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩と、有機溶媒を含む水性反応媒体中において塩基及びパラジウム触媒の存在下で接触させて、式(VII)の前記化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成すること;
前記反応混合物中に存在する水の量を減少させて、式(VII)の前記化合物、又はその塩を含む実質的に無水の混合物を形成すること;並びに
前記実質的に無水の混合物から式(VII)の前記化合物、又はその塩を単離することを含む、プロセス。
11. 前記単離工程が、前記実質的に無水の混合物を濾過することを含む、項10に記載のプロセス。
12. 前記水性反応媒体が、アルカリ金属ハロゲン化物をさらに含む、項10又は11に記載のプロセス。
13. 前記減少させる工程が、
前記反応混合物を、水性の廃棄する相及び式(VII)の前記化合物を含む有機相に分離すること;
前記有機相を水で洗浄すること;
前記有機相をシリカ捕捉剤で処理すること;
前記シリカ捕捉剤を前記有機相から除去すること;
前記有機相を水性塩水溶液で洗浄すること;及び
前記有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で前記有機相を蒸留することを含む、項10~12のいずれか1項に記載のプロセス。
14. 前記実質的に無水の混合物が、約5重量%未満の水を含む、項10~13のいずれか1項に記載のプロセス。
15. 式(VI)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、前記プロセスが、
式(IV)の化合物:
又はその塩を、式(IV)の前記化合物を脱保護し且つ式(VI)の前記化合物、又はその塩、及びハロゲン化ベンジル副生成物を含む反応混合物を形成するのに十分な条件下で、酸性媒体と接触させること;
前記反応混合物から前記ハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を除去すること;並びに
アミナール不純物の形成を実質的に回避するのに十分な条件下で前記反応混合物から式(VI)の前記化合物、又はその塩を単離することを含む、プロセス。
16. 前記単離工程が、
前記反応混合物から前記ハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を除去すること;
得られた前記反応混合物のpHを塩基性pHまで上げて、式(VI)の前記化合物、又はその塩を含む塩基性反応媒体を形成すること;及び
式(VI)の前記化合物、又はその塩を前記塩基性反応混合物から単離することを含む、項15に記載のプロセス。
17. 前記単離工程が、
前記ハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を前記反応混合物から廃棄する有機相に抽出すること;
得られた前記反応混合物のpHを塩基性pHまで上げて、式(VI)の前記化合物、又はその塩を含む塩基性反応媒体を形成すること;
式(VI)の前記化合物、又はその塩を前記塩基性反応媒体から生成物有機相に抽出すること;及び
式(VI)の前記化合物、又はその塩を前記生成物有機相から単離することを含む、項15に記載のプロセス。
18. 前記単離工程が、
前記ハロゲン化ベンジル副生成物の少なくとも一部を、前記反応混合物から式(VI)の前記化合物に対して廃棄する有機相に選択的に抽出すること;
得られた前記反応混合物のpHを、約7.0を超えるpHに上げて、塩基性反応混合物を形成すること;
前の式(VI)の前記化合物の少なくとも一部を、前記塩基性反応混合物から生成物有機相に選択的に抽出すること;及び
前記生成物有機相中に存在する水の量を減少させるのに十分な条件下で前記生成物有機相を蒸留して、式(VI)の前記化合物を含む蒸留された有機相を形成することを含む、項15に記載のプロセス。
19. 式(V)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、前記プロセスが、4-カルボキシフェニルボロン酸、又はその塩を、有機溶媒を含む反応媒体中において塩化チオニル及び触媒と接触させて、塩化アシル中間体を形成し、続いて、2-アミノピリジンとインサイチュで接触させて、式(V)の前記化合物、又はその塩を含む反応混合物を形成することを含む、プロセス。
20. 式(IV)の構造を有する化合物:
の結晶性硫酸塩。
21. 前記結晶性硫酸塩が、7.7±0.2°2θ、10.6±0.2°2θ、11.1±0.2°2θ、12.6±0.2°2θ、及び13.5±0.2°2θからなる群から選択される少なくとも3つのピークを含む反射X線粉末回折パターンによって特徴付けられる、項20に記載の結晶性硫酸塩。
22. 式(IV)の構造を有する化合物:
の硫酸塩を調製するためのプロセスであって、前記プロセスが、
式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中においてアミノ化剤と接触させて、式(IV)の化合物を含む反応混合物を形成すること;
式(IV)の前記化合物の硫酸塩を形成すること;及び
前記硫酸塩を単離することを含む、プロセス。
23. 式(II)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、前記プロセスが、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の前記化合物、又はその塩を形成することを含み;
前記反応媒体の温度が、式(II)の前記化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で前記接触工程の間制御される、プロセス。
24. 式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩を調製するためのプロセスであって、前記プロセスが、
式(I)の構造を有する化合物:
又はその塩を、反応媒体中において触媒の存在下で環化剤と接触させて、式(II)の化合物:
又はその塩を形成すること;及び
式(II)の前記化合物、又はその塩を、臭素化剤により臭素化して、式(III)の構造を有する化合物:
又はその塩をもたらすことを含み、
前記反応媒体の温度が、式(II)の前記化合物、又はその塩に関して少なくとも約80%のキラル純度を維持するのに十分な様式で前記接触工程の間制御される、プロセス。