JP7844562B2 - 固形入浴剤 - Google Patents

固形入浴剤

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Description

本発明は、固形入浴剤に関する。
従来、入浴剤として、特許文献1には、水溶性の固形入浴剤の内部に、指人形を構成するパーツを埋没する。そして、指人形を構成するパーツ同士は、連結可能に一方が凸部に対し、もう一方は凹部を有し、指キャップ体は、開口部を有した筒構造にする。更に、玩具入り入浴剤を、指人形にまつわるカードと共に、パッケージに入れた、構成が開示されている。
実用新案登録第3164108号
特許文献1においては、入浴剤から出て来たパーツを指人形として使用してコミュニケーションをとれる玩具入り入浴剤である。しかしながら、入浴剤から出てきた玩具は、指人形として遊ぶだけで、興趣性という点では課題を有していた。
本発明は、興趣性の高い固形入浴剤を提供することを目的とする。
本発明の一態様の固形入浴剤は、固形入浴剤であって、複数種類のうちの何れかの種類の溶解可能な本体部と、本体部に内包されている玩具と、を備え、本体部は、その溶解前には、玩具を外部から視認不可能に構成され、その溶解開始後には、本体部を溶解させた液体を複数段階で変化可能に構成されている、ものである。
本発明によれば、興趣性の高い固形入浴剤を提供することができる。
本発明の一態様の固形入浴剤であって、第1種類の固形入浴剤の斜視図である。 図1に示す固形入浴剤の概略断面図である。 図1に示す固形入浴剤を浴湯に投入した状態を示す説明図である。 人形体が湯面に浮上した状態を示す説明図である。 他のキャラクターを模した人形体が収納された第2種類の固形入浴剤の概略断面図である。 図5に示す人形体が湯面に浮上した状態を示す説明図である。 固形入浴剤が泡化した状態における遊び方の一例を示す説明図である。 他のキャラクターを模した人形体が収納された第3種類の固形入浴剤の概略断面図である。 図8に示す人形体が湯面に浮上した状態を示す説明図である。
以下、本発明の一側面を表す固形入浴剤の態様について、図を参照して説明する。
(第1の態様)
図1は、第1種類の固形入浴剤1の斜視図である。図2は、図1に示す固形入浴剤1の概略断面図である。
固形入浴剤1は、図1に示すように、その表面10sの形状が球形状で水溶性の本体部10と、本体部10の内部空間SPに内包された玩具の人形体20と、を備えている。特定のキャラクターを模した人形体20は、水に溶ける固形の本体部10に保持されていることで、液体である例えば浴湯50(図3参照)に投入されたときに、本体部10が溶解して人形体20が現れる構成となっている。
人形体20は、例えば合成樹脂、ゴムなどの比較的柔軟性を有する非水溶性の素材であり、水に浮く構成となっている。しかし、本体部10が水には浮かない素材にて構成されており、固形入浴剤1は、水に沈むように構成されている。
図2に示すように、例えば、表面10s側の外側層11と、その内側の内側層12と、の二層構造となっている。外側層11には、溶解するときに第1色の色を出す色素が含まれており、内側層12には、第1色とは異なる色を出す他の色素が含まれている。したがって、固形入浴剤1が浴湯50に投入されたときには、後述するように、浴湯50に溶け始める最初の段階での色と、その後の色とが異なるように構成されている。
図3は、固形入浴剤1を浴湯50に投入した状態を示す説明図である。
固形入浴剤1は、前述のごとく本体部10が水に沈む重さに構成されている。これにより、固形入浴剤1は、浴湯50に投入したとき、水に浮く人形体20と共に図3に示すように、例えば浴槽の底61に沈んだ状態となる。この沈んだ状態において、本体部10は、その表面10sから溶けていく。
本体部10の表面10sから出た第1色の成分が気泡18と共に浮上し、湯面50a上に浮上して行く。そして、第1段階として湯面50aから第1色に変化して行く。外側層11が溶解した後に、第2段階として内側層12が溶け出して第2色が出て浴湯50の色を更に変化させて行く。
図4は、人形体20が湯面50aに浮上した状態を示す説明図である。
固形入浴剤1が溶け始めた第1段階においては第1色C1となり、その後、人形体20が浮き上がる前から第2段階の第2色C2に変化して行く。この第2色C2の色が出てから最終段階においては、図4に示すように人形体20が浮上する。この時、内側層12の残部分12aと共に人形体20が浮上する。したがって、図示のごとく、人形体20の周囲に残部分12aが浮いた状態となっており、この残部分12aから第2色C2が引き続き溶け出している。
このようにして、どのキャラクターなのかが判らない状態(人形体20が浮上する前の状態)から、人形体20が浮上するタイミングの前後において、図示のような第1色C1と第2色C2とが混ざりきる前の二色の色彩状態で人形体20の出現(浮上)が演出される。
なお、第1の態様においては、本体部10に内部空間SPを形成したものとしたが、これに限られず、内部空間SPにまで内側層12が充填されている態様(つまり、人形体20の周囲に密接した状態で内側層12が形成されている態様)でもよい。この態様の場合、本体部10の溶解開始から玩具20が視認可能となるまでの時間を長くすることができると共に溶解前における本体部10の破損リスクを低減することができる。
(第2の態様)
図5は、他のキャラクターを模した人形体20が収納された第2種類の固形入浴剤1の概略断面図である。
図5に示す第2種類の固形入浴剤1においては、収納された人形体20は、図2に示したものとは異なる。また、本体部10の構成においても二層構造でなく一層構造となっている。更に、本体部10に含まれている成分は、第3色C3の色素成分、及び発泡成分が含まれている。例えば、本体部10は、溶け出すときには、気泡が発生する炭酸等の発泡成分も適宜含まれており、その成分として、例えば、少なくとも炭酸ナトリウム、クエン酸、および硫酸ナトリウムを含んでいる。
図6は、人形体20が湯面50aに浮上した状態を示す説明図である。
本態様の固形入浴剤1にあっては、本体部10が溶け始め所定時間が経過した段階で、浴湯50が第3色C3に染まると共にある程度の泡10bが形成される。しかし、特に、泡10bがたくさん形成されるような操作をしない場合には、図6に示すように、人形体20が見えるようにして浮上する。この場合、蛇口80を介してお湯を投入したり、又は手で湯面50aに空気を混ぜ込むように適宜振動を付与する(かき混ぜる)などの操作を行うことで、人形体20を泡の中に隠すことができる。
また、人形体20が湯面50a上に浮上する前の段階で、例えば湯面50aに空気を混ぜ込むような操作を行った場合には、湯面50aが泡10bによって覆われるので、人形体20が浮上しも当該人形体20を見ることができない。この結果、人形体20がいつ浮上したのか又どのようなキャラクターなのかが全く判らない状態を所定時間作ることができる。
図7は、固形入浴剤1が泡化した状態における遊び方の一例を示す説明図である。
浴湯50は、溶け出した色成分によって第3色C3の色になっており、泡10bは白色になっている。これにより、浴湯50の色と泡10bの白色との色対比を楽しむことができる。
前述のごとく、人形体20が浮上する前に泡10bをたくさん形成した場合には、浮上した人形体20は、泡10bに覆われて目視することができない。このような状態において、浴湯50の中(下側)から手探りで人形体20を探す遊び、又は、図7に示すように、泡10bの上側から泡10bを手70でかき分けるようにして人形体20を探し出す遊び、等で楽しむことができる。
(第3の態様)
図8は、他のキャラクターを模した人形体20が収納された第3種類の固形入浴剤1の概略断面図である。
図8に示す第3種類の固形入浴剤1においては、内部空間SPには人形体20の他に、副体部30が収納されている。また、本態様においては、第1の態様と同様に、本体部10は、外側層11及び内側層12の二層構造となっている。外側層11には第4色C4の色素成分が含まれ、内側層12には第5色C5の色素成分が含まれている。
副体部30は、例えば、雲母のような鉱物にて構成されて多数個設けられ、内部空間SPにおいて人形体20の周囲に設けられている。副体部30は、例えば星形に形成され、人形体20に対してその周囲を装飾できる程度の大きさに構成されている。
図9は、人形体20が湯面50aに浮上した状態を示す説明図である。
本態様の本体部10が浴湯50に投入されたときには、例えば、図3に示した場合と同様に浴湯50内に沈む。そして、本体部10の外側層11及び内側層12が順次溶解していくことで、第4色C4及び第5色C5の色により浴湯50が染められていく。その後、図9に示すように、人形体20が浮上すると共に副体部30も浮上する。この状態においては、人形体20及び副体部30が浮上した当初、湯面50aにおいては、第4色C4と第5色C5が完全に混ざり合う前であって、図9に示すように、この2色の色彩並びに副体部30が湯面50aの揺らぎによってキラキラと反射することによって人形体20の周囲が装飾される。また、副体部30は、雲母にて形成されていることで、所定の時間が経過した時点で、浴湯50に溶けてなくなる。
以上述べたように、上記態様の固形入浴剤1においては、本体部10が溶解することで、浴湯50(液体)の色を第1色と第2色とに変化させる第1種類の変化、撹拌などによる操作で発泡する第2種類の変化、及び副体部30(鉱物の片体)を浴湯50に浮遊状態にする第3種類、に変化させることができ、本体部10内から人形体20が出現するときの演出の多様化を図ることができる。
また、本体部10を浴湯50に投入してから本体部10が小さくなり人形体20の出現が近づくのに伴って(時間の経過)、浴湯50の色が変化、又は泡の発生などの演出ができる。
また、上記態様の固形入浴剤1においては、本体部10が球形状であることで、転がして遊ぶことができる。
また、第2種類の固形入浴剤1においては、本体部10の発泡成分が溶解途中又は溶解後において、撹拌操作又は振動付与操作により泡発生状態にできるので、浴湯50に浮く人形体20を泡の中に埋没させるなど、キャラクターが何であるかを想像するという秘密性の増した楽しみ方を提供することができる。
また、上記態様の第3種類の固形入浴剤1においては、本体部10の溶解によって浴湯50に浮遊可能な鉱物からなる副体部30が出現することで、浴湯50をキラキラと光るように飾ることができ、湯面50aに浮上する人形体20の出現を演出することができる。また、副体部30は水に溶解可能な鉱物であることから、後始末が不要で使い勝手が良い。
以上、本発明の態様について説明したが、本発明はその技術思想の範囲で適宜変更することができる。例えば、上記態様においては、固形入浴剤1は球形状の本体部10としたが、この構成に限るものではなく、例えば、八面体、六面体、四面体、など各種形状の構成としてもよい。
また、上記態様においては、第2種類(泡の発生タイプ)と第3種類(雲母入りのタイプ)の固形入浴剤1の構成について別々の構成として説明したが、これに限るものではなく、第2種類及び第3種類の構成を同時に備えた構成であってもよい。
また、上記態様においては、固形入浴剤1が水に沈む構成としたが、これに限るものではなく水に浮く構成であってもよい。
以上のように、本明細書には以下の事項が記載されている。
(1)
固形入浴剤であって、
複数種類のうちの何れかの種類の溶解可能な本体部と、
上記本体部に内包されている玩具と、を備え、
上記本体部は、その溶解前には、上記玩具を外部から視認不可能に構成され、その溶解開始後には、上記本体部を溶解させた液体を複数段階で変化可能に構成されている、固形入浴剤。
(2)
(1)に記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、その本体部を溶解中の上記液体を、複数段階で変化させるように構成されている、固形入浴剤。
(3)
(1)または(2)に記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、その本体部を溶解させた上記液体を、第1段階の態様と第2段階の態様とに変化可能に構成されている、固形入浴剤。
(4)
(3)に記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、上記第1段階の態様から所定時間経過後に上記第2段階の態様に変化可能に構成されている、固形入浴剤。
(5)
(1)~(4)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、溶解開始後において上記玩具を視認可能に構成されている、固形入浴剤。
(6)
(1)~(5)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、上記液体への溶解に応じてそのサイズが縮小するように構成されている、固形入浴剤。
(7)
(1)~(6)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、上記液体への溶解前において、転動可能な外形に構成されている、固形入浴剤。
(8)
(1)~(7)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、複数種類のうちの第1種類である場合、上記本体部を溶解させた上記液体の色を第1色と第2色とに変化可能に構成されている、固形入浴剤。
(9)
(8)に記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、溶解させた上記液体の色が上記第1色となった場合、所定時間経過後に、上記第1色とは異なる上記第2色となるように構成されている、固形入浴剤。
(10)
(1)~(9)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、複数種類のうちの第2種類である場合、上記液体を泡未発生状態から泡発生状態に変化可能に構成されている、固形入浴剤。
(11)
(10)に記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、その本体部が溶解した上記液体の泡未発生状態において、上記液体に対しての操作を条件として、泡発生状態となるように構成されている、固形入浴剤。
(12)
(11)に記載の固形入浴剤であって、
上記操作は、上記液体を攪拌する操作、及び振動を付与する操作の少なくとも何れかである、固形入浴剤。
(13)
(10)~(12)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、泡発生状態において、所定時間経過後に、泡消失状態となるように構成されている、固形入浴剤。
(14)
(1)~(13)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、更に副体部を内包可能に構成され、
上記副体部は、上記本体部の溶解によって、上記液体に浮くように構成されている、固形入浴剤。
(15)
(14)に記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、上記玩具の周囲に上記副体部を内包可能に構成されている、固形入浴剤。
(16)
(14)または(15)に記載の固形入浴剤であって、
上記副体部は、上記本体部の溶解後において、上記液体に溶解可能に構成されている、固形入浴剤。
(17)
(14)~(16)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記本体部は、複数種類のうちの第3種類である場合、上記本体部の溶解に伴って、上記副体部を未浮遊状態から浮遊状態に変化可能に構成されている、固形入浴剤。
(18)
(14)~(17)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記副体部は、鉱物である、固形入浴剤。
(19)
(1)~(18)の何れか1つに記載の固形入浴剤であって、
上記玩具は、人形体であり、
上記人形体は、上記本体部の溶解後において、浮くように構成されている、固形入浴剤。
(20)
(19)に記載の固形入浴剤であって、
上記人形体は、上記液体により溶解不可能に構成され、その種類に応じて外形が異なるように構成されている、固形入浴剤。
1 固形入浴剤
10 本体部
10b 泡
20 人形体(玩具)
30 副体部
50 浴湯(溶液)
50a 湯面(溶液の表面)
60 浴槽
C1 第1色
C2 第2色
C3 第3色
C4 第4色
C5 第5色

Claims (9)

  1. 固形入浴剤であって、
    内部に収納空間を有し、液体に溶解可能な本体部と、
    前記本体部の前記収納空間に収容された人形体と、
    前記本体部の前記収納空間の前記人形体の周囲に収容され、前記本体部の溶解に応じて溶解可能に構成されている多数個の副体部と、を備え、
    前記本体部は、表面側の外側層とその内側の内側層との二層構造であって、その溶解前には、前記人形体を外部から視認不可能に構成され、
    前記外側層と前記内側層とは、それぞれ異なる色を出す色素を含み、前記外側層と前記内側層とが順次溶解することで、前記本体部を溶解させた液体を異なる色に染めるものであり、
    前記副体部は、前記人形体に対してその周囲を装飾できる程度の大きさの鉱物で構成され、
    前記本体部は、前記液体に投入されたときには、前記液体内に沈む重さであり、
    前記人形体は、前記本体部の溶解後において、前記液体に浮くように構成され、
    前記副体部は、前記本体部の溶解後において、前記人形体と共に浮上して浮遊状態となるように構成されている、固形入浴剤。
  2. 請求項1に記載の固形入浴剤であって、
    前記副体部は、前記本体部の溶解前において、前記人形体の周囲に収容されている、固形入浴剤。
  3. 請求項2に記載の固形入浴剤であって、
    前記副体部は、前記本体部の溶解後において、前記人形体と共に浮上後、所定時間経過した時点で前記液体に溶解するものである、固形入浴剤。
  4. 請求項3に記載の固形入浴剤であって、
    前記副体部は、雲母にて形成されている、固形入浴剤。
  5. 請求項4に記載の固形入浴剤であって、
    前記本体部は、前記液体への溶解前において、転動可能な外形に構成されている、固形入浴剤。
  6. 請求項1~5の何れか一項に記載の固形入浴剤であって、
    前記本体部は、前記液体を泡未発生状態から泡発生状態に変化可能に構成されている、固形入浴剤。
  7. 請求項6に記載の固形入浴剤であって、
    前記本体部は、当該本体部が溶解した前記液体の泡未発生状態において、前記液体に対しての操作を条件として、泡発生状態となるように構成されている、固形入浴剤。
  8. 請求項7に記載の固形入浴剤であって、
    前記操作は、前記液体を攪拌する操作、及び振動を付与する操作の少なくとも何れかである、固形入浴剤。
  9. 請求項8に記載の固形入浴剤であって、
    前記本体部は、泡発生状態において、所定時間経過後に、泡消失状態となるように構成されている、固形入浴剤。
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