JPH0112736B2 - - Google Patents
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- JPH0112736B2 JPH0112736B2 JP58120904A JP12090483A JPH0112736B2 JP H0112736 B2 JPH0112736 B2 JP H0112736B2 JP 58120904 A JP58120904 A JP 58120904A JP 12090483 A JP12090483 A JP 12090483A JP H0112736 B2 JPH0112736 B2 JP H0112736B2
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- JP
- Japan
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- lower aliphatic
- aliphatic carboxylic
- heptane
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は2,2,3−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールに関する。
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールに関する。
本発明により提供される2,2,3−トリメチ
ルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオー
ルは、公知文献に未記載の新規化合物であり、花
香様調合香料の素材として有効な2,2−ジメチ
ル−3−メチレンビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−
5−オール又はその低級脂肪族カルボン酸エステ
ルの合成中間体として有用である。2,2−ジメ
チル−3−メチレンビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン
−5−オールは松原らによつて野路菊
(Chrysanthemum japonense)の精油中から単
離されたモノテルペンアルコールであり、ノジギ
クアルコールと称される〔Tetrahedron Letters
No.48、4219〜4222(1974)参照〕。このノジギクア
ルコールは僅かなカンフアー様及びミント様のト
ツプノートとウツデイ調の感覚を伴なうフローラ
ルノートとを有し、またノジギクアルコールの低
級脂肪族カルボン酸エステルも僅かなカンフアー
様及びミント様のトツプノートと爽快で特有なフ
レツシユグリーン及びバルサム調の感覚を伴なう
フローラルノートとを有する(特開昭59−155308
号公報参照)。
ルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオー
ルは、公知文献に未記載の新規化合物であり、花
香様調合香料の素材として有効な2,2−ジメチ
ル−3−メチレンビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−
5−オール又はその低級脂肪族カルボン酸エステ
ルの合成中間体として有用である。2,2−ジメ
チル−3−メチレンビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン
−5−オールは松原らによつて野路菊
(Chrysanthemum japonense)の精油中から単
離されたモノテルペンアルコールであり、ノジギ
クアルコールと称される〔Tetrahedron Letters
No.48、4219〜4222(1974)参照〕。このノジギクア
ルコールは僅かなカンフアー様及びミント様のト
ツプノートとウツデイ調の感覚を伴なうフローラ
ルノートとを有し、またノジギクアルコールの低
級脂肪族カルボン酸エステルも僅かなカンフアー
様及びミント様のトツプノートと爽快で特有なフ
レツシユグリーン及びバルサム調の感覚を伴なう
フローラルノートとを有する(特開昭59−155308
号公報参照)。
本発明者らは先にトリシクレン及び/又はカン
フエンを低級脂肪酸カルボン酸中で電解酸化する
とノジギクアルコールの低級脂肪族カルボン酸エ
ステルが得られること、またこのノジギクアルコ
ールの低級脂肪族カルボン酸エステルは加水分解
によりノジギクアルコールに誘導されることを見
出した(特開昭59−157290号公報参照)。今般、
本発明者らは上記のトリシクレンを低級脂肪族カ
ルボン酸中で電解酸化した場合にノジギクアルコ
ールの低級脂肪族カルボン酸エステルが生成する
以外に2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕
ヘプタン−3,5−ジオールの低級脂肪族カルボ
ン酸エステルが併産されること、この2,2,3
−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,
5−ジオールの低級脂肪族カルボン酸エステルは
加水分解により容易に2,2,3−トリメチルビ
シクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールに
変換されること、またこれらの2,2,3−トリ
メチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジ
オール及びその低級脂肪族カルボン酸エステルは
通常の第3級アルコール又はそのエステルの脱離
反応と同様の条件下での脱水反応又は脱カルボン
酸反応により容易にノジギクアルコール又はその
低級脂肪族カルボン酸エステルに誘導されること
を見出し、本発明に至つた。
フエンを低級脂肪酸カルボン酸中で電解酸化する
とノジギクアルコールの低級脂肪族カルボン酸エ
ステルが得られること、またこのノジギクアルコ
ールの低級脂肪族カルボン酸エステルは加水分解
によりノジギクアルコールに誘導されることを見
出した(特開昭59−157290号公報参照)。今般、
本発明者らは上記のトリシクレンを低級脂肪族カ
ルボン酸中で電解酸化した場合にノジギクアルコ
ールの低級脂肪族カルボン酸エステルが生成する
以外に2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕
ヘプタン−3,5−ジオールの低級脂肪族カルボ
ン酸エステルが併産されること、この2,2,3
−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,
5−ジオールの低級脂肪族カルボン酸エステルは
加水分解により容易に2,2,3−トリメチルビ
シクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールに
変換されること、またこれらの2,2,3−トリ
メチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジ
オール及びその低級脂肪族カルボン酸エステルは
通常の第3級アルコール又はそのエステルの脱離
反応と同様の条件下での脱水反応又は脱カルボン
酸反応により容易にノジギクアルコール又はその
低級脂肪族カルボン酸エステルに誘導されること
を見出し、本発明に至つた。
本発明によれば、トリシクレンを低級脂肪族カ
ルボン酸中で電解酸化し、得られる酸化生成物を
加水分解することにより、2,2,3−トリメチ
ルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオー
ルを得ることができる。
ルボン酸中で電解酸化し、得られる酸化生成物を
加水分解することにより、2,2,3−トリメチ
ルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオー
ルを得ることができる。
本発明の方法では基質としてトリシクレンを使
用するが、このトリシクレンはカンフエンで希釈
されていてもよい。電解酸化反応は低級脂肪族カ
ルボン酸中で行なわれる。低級脂肪族カルボン酸
としては酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カ
プロン酸、ヘプタン酸、カプリル酸などが挙げら
れるが、特に酢酸の使用が好ましい。これら低級
脂肪族カルボン酸は溶媒として使用される他にそ
れ自体反応試剤として作用するため、本発明の電
解酸化反応によれば、使用する低級脂肪族カルボ
ン酸に対応する2,2,3−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールのエステル
が得られる。低級脂肪族カルボン酸の使用量は基
質1モルに対して5モル以上、好ましくは20〜50
モルである。なお、反応系内に電解酸化反応を阻
害しない酢酸メチル、酢酸エチルなどの溶媒が存
在していてもよい。
用するが、このトリシクレンはカンフエンで希釈
されていてもよい。電解酸化反応は低級脂肪族カ
ルボン酸中で行なわれる。低級脂肪族カルボン酸
としては酢酸、プロピオン酸、酪酸、吉草酸、カ
プロン酸、ヘプタン酸、カプリル酸などが挙げら
れるが、特に酢酸の使用が好ましい。これら低級
脂肪族カルボン酸は溶媒として使用される他にそ
れ自体反応試剤として作用するため、本発明の電
解酸化反応によれば、使用する低級脂肪族カルボ
ン酸に対応する2,2,3−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールのエステル
が得られる。低級脂肪族カルボン酸の使用量は基
質1モルに対して5モル以上、好ましくは20〜50
モルである。なお、反応系内に電解酸化反応を阻
害しない酢酸メチル、酢酸エチルなどの溶媒が存
在していてもよい。
本発明の電解酸化反応においては適当な支持電
解質を使用することが好ましい。支持電解質とし
ては基質又は反応生成物と非反応性でかつ電解酸
化反応を阻害しないものが好ましく、例えば塩化
カリ、硫酸マグネシウム、燐酸バリウム、過塩素
酸リチウム、過塩素酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、酢酸ストロンチウム、プロピオン酸カリウ
ム、p−トルエンスルホン酸ナトリウムなどのナ
トリウム、カリウム、バリウム、カルシウム、ス
トロンチウム、マグネシウムの如きアルカリ金属
又はアルカリ土類金属のハロゲン化物、硫酸塩、
燐酸塩、過塩素酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩又
はトルエンスルホン酸塩;硫酸アンモニウム、過
塩素酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、プロピ
オン酸アンモニウム、p−トルエンスルホン酸ア
ンモニウムなどのアンモニウム塩;燐酸n−ブチ
ルアンモニウム、酢酸ジn−ブチルアンモニウ
ム、プロピオン酸トリエチルアンモニウム、塩化
トリエチルアンモニウム、硫酸トリエチルアンモ
ニウム、過塩素酸トリメチルアンモニウム、p−
トルエンスルホン酸テトラエチルアンモニウムの
如き炭素数1〜6のアルキル基を有する第1級〜
第4級アンモニウムカチオンのハロゲン化物、硫
酸塩、燐酸塩、過塩素酸塩、酢酸塩、プロピオン
酸塩又はトルエンスルホン酸塩;トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、
ブチルアミン、ピロリジン、ピペラジン、ピリジ
ン、ピコリンなどの鎖状又は環状のアミン類など
を単独で、又は2種以上の混合物で使用すること
ができる。また、これらの支持電解質のうち低級
脂肪族カルボン酸の塩類は、系内に存在する低級
脂肪族カルボン酸にこれと塩を形成し得るアルカ
リ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、ア
ンモニア水、炭素数1〜6のアルキル基を有する
第1級〜第3級アミンなどを加えることによつて
系内で調製することもできる。特に好ましい支持
電解質としてアミン類、低級脂肪族カルボン酸塩
及びアンモニウム塩が挙げられる。支持電解質の
使用量は、使用する支持電解質及び溶媒の種類と
必要とする電流密度とにより変化するものであ
り、例えばトリエチルアミンを支持電解質として
使用する場合、基質1モル、酢酸70モルに対し
0.3〜3.0モルが好ましい。
解質を使用することが好ましい。支持電解質とし
ては基質又は反応生成物と非反応性でかつ電解酸
化反応を阻害しないものが好ましく、例えば塩化
カリ、硫酸マグネシウム、燐酸バリウム、過塩素
酸リチウム、過塩素酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、酢酸ストロンチウム、プロピオン酸カリウ
ム、p−トルエンスルホン酸ナトリウムなどのナ
トリウム、カリウム、バリウム、カルシウム、ス
トロンチウム、マグネシウムの如きアルカリ金属
又はアルカリ土類金属のハロゲン化物、硫酸塩、
燐酸塩、過塩素酸塩、酢酸塩、プロピオン酸塩又
はトルエンスルホン酸塩;硫酸アンモニウム、過
塩素酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、プロピ
オン酸アンモニウム、p−トルエンスルホン酸ア
ンモニウムなどのアンモニウム塩;燐酸n−ブチ
ルアンモニウム、酢酸ジn−ブチルアンモニウ
ム、プロピオン酸トリエチルアンモニウム、塩化
トリエチルアンモニウム、硫酸トリエチルアンモ
ニウム、過塩素酸トリメチルアンモニウム、p−
トルエンスルホン酸テトラエチルアンモニウムの
如き炭素数1〜6のアルキル基を有する第1級〜
第4級アンモニウムカチオンのハロゲン化物、硫
酸塩、燐酸塩、過塩素酸塩、酢酸塩、プロピオン
酸塩又はトルエンスルホン酸塩;トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、
ブチルアミン、ピロリジン、ピペラジン、ピリジ
ン、ピコリンなどの鎖状又は環状のアミン類など
を単独で、又は2種以上の混合物で使用すること
ができる。また、これらの支持電解質のうち低級
脂肪族カルボン酸の塩類は、系内に存在する低級
脂肪族カルボン酸にこれと塩を形成し得るアルカ
リ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、ア
ンモニア水、炭素数1〜6のアルキル基を有する
第1級〜第3級アミンなどを加えることによつて
系内で調製することもできる。特に好ましい支持
電解質としてアミン類、低級脂肪族カルボン酸塩
及びアンモニウム塩が挙げられる。支持電解質の
使用量は、使用する支持電解質及び溶媒の種類と
必要とする電流密度とにより変化するものであ
り、例えばトリエチルアミンを支持電解質として
使用する場合、基質1モル、酢酸70モルに対し
0.3〜3.0モルが好ましい。
本発明の電解酸化反応は低級脂肪族カルボン酸
中で行なわれるため、電極は例えば金、白金、金
若しくは白金でメツキしたチタン、炭素、過酸化
鉛などの耐酸性のものが好ましく使用される。反
応収率及び選択率の面で特に好結果を与える材質
は炭素、白金又は白金でメツキしたチタンであ
る。電流密度としては5〜100mA/cm2、好まし
くは10〜50mA/cm2の範囲であり、この値は端子
電圧によつて調整することができる。理論電気量
は2F/molであるが、実際には2.5〜4.5F/molを
用いてトリシクレンの反応率を高めるのが好まし
い。反応は10〜50℃のような比較的広範囲の温度
で可能であるが、特に25〜45℃の温度範囲で行な
うのが実際的である。なお、一定温度での反応が
望まれるならば、通常の手段により反応系を冷却
又は加熱すればよい。
中で行なわれるため、電極は例えば金、白金、金
若しくは白金でメツキしたチタン、炭素、過酸化
鉛などの耐酸性のものが好ましく使用される。反
応収率及び選択率の面で特に好結果を与える材質
は炭素、白金又は白金でメツキしたチタンであ
る。電流密度としては5〜100mA/cm2、好まし
くは10〜50mA/cm2の範囲であり、この値は端子
電圧によつて調整することができる。理論電気量
は2F/molであるが、実際には2.5〜4.5F/molを
用いてトリシクレンの反応率を高めるのが好まし
い。反応は10〜50℃のような比較的広範囲の温度
で可能であるが、特に25〜45℃の温度範囲で行な
うのが実際的である。なお、一定温度での反応が
望まれるならば、通常の手段により反応系を冷却
又は加熱すればよい。
本発明における電解酸化反応は連続式又は回分
式で行なうことができる。電解酸化反応後、例え
ば、反応混合液又はそれから減圧下に溶媒を留去
して得られる残留物を水又は希アルカリ水溶液中
に注ぎ、これをヘキサンなどの適当な溶媒で抽出
することにより、目的とする2,2,3−トリメ
チルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオ
ールの低級脂肪族カルボン酸エステルを含む油分
を分離することができる。この油分の中には目的
生成物の他に、主生成物であるノジギクアルコー
ルの低級脂肪族カルボン酸エステルが含まれる。
この油分から蒸留などの通常一般に用いられる分
離方法により2,2,3−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールの低級脂肪
族カルボン酸エステルを分離取得することができ
る。
式で行なうことができる。電解酸化反応後、例え
ば、反応混合液又はそれから減圧下に溶媒を留去
して得られる残留物を水又は希アルカリ水溶液中
に注ぎ、これをヘキサンなどの適当な溶媒で抽出
することにより、目的とする2,2,3−トリメ
チルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオ
ールの低級脂肪族カルボン酸エステルを含む油分
を分離することができる。この油分の中には目的
生成物の他に、主生成物であるノジギクアルコー
ルの低級脂肪族カルボン酸エステルが含まれる。
この油分から蒸留などの通常一般に用いられる分
離方法により2,2,3−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールの低級脂肪
族カルボン酸エステルを分離取得することができ
る。
電解酸化反応により得られた2,2,3−トリ
メチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジ
オールの低級脂肪族カルボン酸エステルはこれを
単離精製し又はすることなく常法に従つて加水分
解することにより2,2,3−トリメチルビシク
ロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールとする
ことができる。
メチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジ
オールの低級脂肪族カルボン酸エステルはこれを
単離精製し又はすることなく常法に従つて加水分
解することにより2,2,3−トリメチルビシク
ロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールとする
ことができる。
2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘ
プタン−3,5−ジオール及びその低級脂肪族カ
ルボン酸エステルからの水又はカルボン酸の脱離
反応は従来知られている一般的な第3級アルコー
ル又はそのエステルからの脱水又は脱カルボン酸
反応条件下にて行なうことができるが、以下にそ
の脱水又は脱カルボン酸反応の代表例を示す。
プタン−3,5−ジオール及びその低級脂肪族カ
ルボン酸エステルからの水又はカルボン酸の脱離
反応は従来知られている一般的な第3級アルコー
ル又はそのエステルからの脱水又は脱カルボン酸
反応条件下にて行なうことができるが、以下にそ
の脱水又は脱カルボン酸反応の代表例を示す。
(1) 塩酸、リン酸、ホウ酸、硫酸、シユウ酸、酢
酸、トリフルオル酢酸、三フツ化ホウ素・エー
テル錯体、p−トルエンスルホン酸、硫酸水素
カリウム、シリカ、アルミナ、酸性イオン交換
樹脂などの酸性触媒の存在下、室温ないしは加
熱下での脱水又は脱カルボン酸反応; (2) ヨウ素、無水硫酸銅、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルホスホリツクトリアミド、五
酸化リンなどの脱水剤の存在下、室温ないしは
加熱下での脱水反応; (3) 塩化チオニル、三臭化リン、三塩化リン、塩
化ホスホリン、五塩化リン、N−ブロムスクシ
ンイミドなどのハロゲン化試剤;p−トルエン
スルホニルクロリド、メタンスルホニルクロリ
ドなどのスルホン化試剤;又は塩化アセチル、
無水酢酸などのエステル化試剤の存在下、好ま
しくはピリジン、ナトリウムエトキシド、酢酸
カリウムなどの塩基の共存下、−70℃の温度下、
加熱下での脱水反応; (4) 加熱下での脱カルボン酸反応 これらの脱水又は脱カルボン酸反応は無溶媒中
で行なうことができるが、溶媒の存在下で行なう
こともできる。溶媒としては例えばベンゼン、n
−ヘキサンなどの炭化水素;ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどのエ
ーテル;メタノール、エタノールなどのアルコー
ル;クロロホルム、塩化メチレンなどのハロゲン
化炭化水素;又はジメチルホルムアミド、アセト
ン、水などが用いられる。また、上記の反応にお
いて酢酸、アミン類を過剰量使用することによ
り、これらに溶媒としての役割を兼ねさせること
もできる。
酸、トリフルオル酢酸、三フツ化ホウ素・エー
テル錯体、p−トルエンスルホン酸、硫酸水素
カリウム、シリカ、アルミナ、酸性イオン交換
樹脂などの酸性触媒の存在下、室温ないしは加
熱下での脱水又は脱カルボン酸反応; (2) ヨウ素、無水硫酸銅、ジメチルスルホキシ
ド、ヘキサメチルホスホリツクトリアミド、五
酸化リンなどの脱水剤の存在下、室温ないしは
加熱下での脱水反応; (3) 塩化チオニル、三臭化リン、三塩化リン、塩
化ホスホリン、五塩化リン、N−ブロムスクシ
ンイミドなどのハロゲン化試剤;p−トルエン
スルホニルクロリド、メタンスルホニルクロリ
ドなどのスルホン化試剤;又は塩化アセチル、
無水酢酸などのエステル化試剤の存在下、好ま
しくはピリジン、ナトリウムエトキシド、酢酸
カリウムなどの塩基の共存下、−70℃の温度下、
加熱下での脱水反応; (4) 加熱下での脱カルボン酸反応 これらの脱水又は脱カルボン酸反応は無溶媒中
で行なうことができるが、溶媒の存在下で行なう
こともできる。溶媒としては例えばベンゼン、n
−ヘキサンなどの炭化水素;ジエチルエーテル、
テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどのエ
ーテル;メタノール、エタノールなどのアルコー
ル;クロロホルム、塩化メチレンなどのハロゲン
化炭化水素;又はジメチルホルムアミド、アセト
ン、水などが用いられる。また、上記の反応にお
いて酢酸、アミン類を過剰量使用することによ
り、これらに溶媒としての役割を兼ねさせること
もできる。
上記の脱水又は脱カルボン酸反応に付される
2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプ
タン−3,5−ジオール及びその低級脂肪族カル
ボン酸エステルはこれらを含む反応混合液から単
離され精製されていなくともよい。例えば、トリ
シクレンを電解酸化して得られる反応混合液をヘ
キサンなどで抽出し、抽出液を水洗、乾燥後、こ
れより溶剤を留去し、その残渣を蒸留することに
よりノジギクアルコールの低級脂肪族カルボン酸
エステルを取得し、その残りの2,2,3−トリ
メチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジ
オールの低級脂肪族カルボン酸エステルを含む油
状物をそのまま脱カルボン酸反応に用いることが
できる。また2,2,3−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールの低級脂肪
酸カルボン酸エステルを加水分解して得られた
2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプ
タン−3,5−ジオールを含む反応混合液をその
まま脱水反応に用いることもできる。これらの脱
水又は脱カルボン酸反応条件下ではノジギクアル
コール又はその低級脂肪族カルボン酸エステルは
安定であり、従つて上記の脱水又は脱カルボン酸
反応に付される2,2,3−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオール又はその低
級脂肪族カルボン酸エステル中にノジギクアルコ
ール又はその低級脂肪族カルボン酸エステルが混
在していてもこれら最終目的物の損失にはならな
い。
2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプ
タン−3,5−ジオール及びその低級脂肪族カル
ボン酸エステルはこれらを含む反応混合液から単
離され精製されていなくともよい。例えば、トリ
シクレンを電解酸化して得られる反応混合液をヘ
キサンなどで抽出し、抽出液を水洗、乾燥後、こ
れより溶剤を留去し、その残渣を蒸留することに
よりノジギクアルコールの低級脂肪族カルボン酸
エステルを取得し、その残りの2,2,3−トリ
メチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジ
オールの低級脂肪族カルボン酸エステルを含む油
状物をそのまま脱カルボン酸反応に用いることが
できる。また2,2,3−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオールの低級脂肪
酸カルボン酸エステルを加水分解して得られた
2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプ
タン−3,5−ジオールを含む反応混合液をその
まま脱水反応に用いることもできる。これらの脱
水又は脱カルボン酸反応条件下ではノジギクアル
コール又はその低級脂肪族カルボン酸エステルは
安定であり、従つて上記の脱水又は脱カルボン酸
反応に付される2,2,3−トリメチルビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオール又はその低
級脂肪族カルボン酸エステル中にノジギクアルコ
ール又はその低級脂肪族カルボン酸エステルが混
在していてもこれら最終目的物の損失にはならな
い。
以下に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
る。
実施例 1
トリシクレン(GLC純度100%)1.32gと支持
電解質としてのトリエチルアミン1.56gを酢酸40
mlに溶かし、この溶液をビーカー型無隔膜セルに
入れ、炭素電極を用い、電流密度20mA/cm2、通
電量4F/mol、温度20〜29℃の条件下で定電流電
解を行なつた。反応終了後、反応混合液に多量の
水を加え、残存する酢酸を炭酸ナトリウム水溶液
で中和したのち、反応混合液をn−ヘキサンの50
mlずつ3回、合計150mlを用いて抽出した。抽出
液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥したの
ち、ヘキサンを留去することにより油状物を得
た。ついで、この油状物をメタノール50mlに溶か
し、これに2規定カセイソーダ10mlを加え、得ら
れた混合液を室温で1.5時間撹拌した。反応混合
液からメタノールを減圧下に留去し、残渣の油分
を水中に注ぎ、これをn−ヘキサンの50mlずつ3
回、合計150mlを用いて抽出した。抽出液を水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、ヘキ
サンを留去することにより、2,2,3−トリメ
チルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオ
ールのFID−GLC分布比が8%でありかつノジギ
クアルコールのFID−GLC分布比が57%である油
状物1.02gを得た。この油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーに付することにより、ノジ
ギクアルコールの白色結晶0.30g及び2,2,3
−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,
5−ジオールの無色針状結晶0.05gを得た。これ
ら生成物の物性値を次に示す。
電解質としてのトリエチルアミン1.56gを酢酸40
mlに溶かし、この溶液をビーカー型無隔膜セルに
入れ、炭素電極を用い、電流密度20mA/cm2、通
電量4F/mol、温度20〜29℃の条件下で定電流電
解を行なつた。反応終了後、反応混合液に多量の
水を加え、残存する酢酸を炭酸ナトリウム水溶液
で中和したのち、反応混合液をn−ヘキサンの50
mlずつ3回、合計150mlを用いて抽出した。抽出
液を水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥したの
ち、ヘキサンを留去することにより油状物を得
た。ついで、この油状物をメタノール50mlに溶か
し、これに2規定カセイソーダ10mlを加え、得ら
れた混合液を室温で1.5時間撹拌した。反応混合
液からメタノールを減圧下に留去し、残渣の油分
を水中に注ぎ、これをn−ヘキサンの50mlずつ3
回、合計150mlを用いて抽出した。抽出液を水洗
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、ヘキ
サンを留去することにより、2,2,3−トリメ
チルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,5−ジオ
ールのFID−GLC分布比が8%でありかつノジギ
クアルコールのFID−GLC分布比が57%である油
状物1.02gを得た。この油状物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフイーに付することにより、ノジ
ギクアルコールの白色結晶0.30g及び2,2,3
−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン−3,
5−ジオールの無色針状結晶0.05gを得た。これ
ら生成物の物性値を次に示す。
ノジギクアルコール
mp:55〜57.5℃
IRスペクトル(cm-1):3320、2960、1660、
1050、1030、880 NMRスペクトル(90MHz)δCDCl3 ppn; 0.95、1.02(each s、6H); 2.61(bs、1H);3.7〜3.9(m、1H); 4.64、4.85(each s、2H) 2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプ
タン−3,5−ジオール IRスペクトル(cm-1):3320、1045〜1030 Massスペクトル(m/e):155〔M−CH3〕+ 152〔M−H2O〕+ 137〔M−H2O−CH3〕+ NMRスペクトル(220MHz)δCDCl3 TMS: 0.82、0.89、0.97、1.01(each s、6H); 1.13(s、3H);1.70(m、1H);3.9〜4.2(m、
1H) 参考例 2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘ
プタン−3,5−ジオール1.7gをピリジン5.0ml
に溶解し、この溶液に−5℃〜0℃の温度で塩化
チオニル1.2gを滴下したのち、2時間撹拌した。
得られた反応混合液を水に注ぎ、n−ヘキサンで
抽出した。抽出液を希塩酸水、重曹水で順次洗滌
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これ
よりヘキサンを留去した。その残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフイーに付することにより、
ノジギクアルコール0.10gを得た。この生成物の
物性値は実施例1で得られたノジギクアルコール
のものと一致した。
1050、1030、880 NMRスペクトル(90MHz)δCDCl3 ppn; 0.95、1.02(each s、6H); 2.61(bs、1H);3.7〜3.9(m、1H); 4.64、4.85(each s、2H) 2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプ
タン−3,5−ジオール IRスペクトル(cm-1):3320、1045〜1030 Massスペクトル(m/e):155〔M−CH3〕+ 152〔M−H2O〕+ 137〔M−H2O−CH3〕+ NMRスペクトル(220MHz)δCDCl3 TMS: 0.82、0.89、0.97、1.01(each s、6H); 1.13(s、3H);1.70(m、1H);3.9〜4.2(m、
1H) 参考例 2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘ
プタン−3,5−ジオール1.7gをピリジン5.0ml
に溶解し、この溶液に−5℃〜0℃の温度で塩化
チオニル1.2gを滴下したのち、2時間撹拌した。
得られた反応混合液を水に注ぎ、n−ヘキサンで
抽出した。抽出液を希塩酸水、重曹水で順次洗滌
し、無水硫酸マグネシウムで乾燥したのち、これ
よりヘキサンを留去した。その残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフイーに付することにより、
ノジギクアルコール0.10gを得た。この生成物の
物性値は実施例1で得られたノジギクアルコール
のものと一致した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2,2,3−トリメチルビシクロ〔2.2.1〕
ヘプタン−3,5−ジオール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58120904A JPS6013728A (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | 2,2,3―トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン―3,5―ジオール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58120904A JPS6013728A (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | 2,2,3―トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン―3,5―ジオール |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63196286A Division JPH01230545A (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | 2,2,3−トリメチルビシクロ〔2,2,1〕ヘプタン−3,5−ジオールのエステル及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6013728A JPS6013728A (ja) | 1985-01-24 |
| JPH0112736B2 true JPH0112736B2 (ja) | 1989-03-02 |
Family
ID=14797871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58120904A Granted JPS6013728A (ja) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | 2,2,3―トリメチルビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン―3,5―ジオール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6013728A (ja) |
-
1983
- 1983-07-01 JP JP58120904A patent/JPS6013728A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6013728A (ja) | 1985-01-24 |
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