JPH0113452B2 - - Google Patents

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JPH0113452B2
JPH0113452B2 JP55050045A JP5004580A JPH0113452B2 JP H0113452 B2 JPH0113452 B2 JP H0113452B2 JP 55050045 A JP55050045 A JP 55050045A JP 5004580 A JP5004580 A JP 5004580A JP H0113452 B2 JPH0113452 B2 JP H0113452B2
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JP
Japan
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grignard reagent
alcohol
ticl
catalyst
producing
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JP55050045A
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Masao Sato
Fumie Sato
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はアルコールを製造する新規な方法に関
し、詳しくは、Cp2TiCl2を触媒として用い、グ
リニヤール試薬により、ケトン、エステル、など
の酸素含有有機化合物を接触的に還元することに
より、対応する各種のアルコールを製造する方法
に関する。 近年、グリニヤール試薬を触媒量の遷移金属化
合物の存在下に使用したときに起るさまざまな反
応を、合成に利用することが試みられている。 しかし、そうした試みのほとんどは、触媒なし
では反応が起らないか、または起つても反応速度
が遅い系を対象としており、無触媒でも速やかに
反応する系については、当然のことではあるが、
これまであまり研究がなされていなかつた。 本発明者らは、グリニヤール反応に与える遷移
金属化合物の影響について研究を進めて来た過程
で、触媒なしでも容易に進行する、グリニヤール
試薬とケトン、アルデヒドとの反応が、おどろく
べきことに、触媒量のCp2TiCl2〔Cpはシクロペン
タジエニル基およびその誘導体をあらわす。〕の
存在により、無触媒の場合とは著しく異なつた径
路をとること、そしてその接触的還元反応がアル
コール類の合成にとつて有用であることを見出し
た。 本発明のグリニヤール試薬を用いた酸素含有有
機化合物の接触的還元によりアルコールを製造す
る方法は、包括的に定義すると、一般式RMgX
のグリニヤール試薬と、式(A)、(A)であ
らわされるケトン、エステル、のいずれかとを、 〔式中、R、R1、R2は同一または異なる有機基
であつて、直鎖または分枝鎖のアルキル、シクロ
アルキル、アラルキルおよびヘテロ環をあらわ
す。いずれもアリール基およびα,β−不飽和ア
ルキル基を含まないが、反応剤および生成物に対
して不活性である限り、置換基を有していてもよ
い。Xはハロゲン原子をあらわす。〕 触媒量のCp2TiCl2〔Cpはシクロペンタジエニル
基またはその誘導体をあらわす。〕の存在下に反
応させ、対応する下記の式(B)、(B)であ
らわされるアルコール R1−CH2−OH (B1) および
【式】 を得ることを特徴とする。 上記の方法は、アルコールの新規な合成手段で
ある。本発明で意図する反応は、その一部は金属
ハイドライドなどの既存の還元剤を用いても達成
することができるが、一般に還元剤としては本発
明で用いるグリニヤール試薬の方が安価である。
また、触媒として用いるCp2TiCl2は生成物の取
得に際して再生され、その回収はきわめて容易で
あるから、そのコストは問題にならない。 以下、本発明に包含される各場合について、個
別に説明を加える。 まず、グリニヤール試薬とケトンとの反応は、
無触媒でも容易に進行して、1,2−付加物であ
る3級アルコールが高収率で生成することが知ら
れている。 (この間に加水分解工程が伴うが、それは自明な
ので省略してある。以下の各反応式も同じ。) しかし、本発明に従つてCp2TiCl2触媒の存在
下に反応させると、グリニヤール試薬の基Rが加
わらない還元反応が起つて、2級アルコールが得
られる。 たとえば、i−C3H7MgBrとアセトンとをエ
ーテル溶媒中でCp2TiCl2の存在下に反応させる
と、環元生成物であるi−プロパノール96に対
し、1,2−付加生成物4の割合でアルコールが
得られる。一方、触媒のない場合の還元生成物と
1,2−付加生成物との生成比は、2:98であ
る。 グリニヤール試薬とケトンとの接触的反応に関
しては、従来、FeCl3の存在下にi−C4H9MgBr
とアセトンが反応してi−プロパノールへの還元
が起ることが知られているだけである。α,β−
不飽和ケトンとグリニヤール試薬の反応をCu
()塩の存在下に行なうと、1,4−付加反応
がおこることも知られている。 従つて本発明の方法は、所望の2級アルコール
を対応するケトンから得るための別法を提供する
ものである。この方法がアセトン以外のケトンに
も広く適用できることは、後記する実験例により
確認されている。 還元剤としては、周知のとおり、アルミニウム
ハイドライドやボロハイドライド、たとえば
LiAlH4、NaBH4、LiB(C2H53Hなどが強力な
作用をもち、上記のような還元反応をこきおこす
ことができるが、合成原料としてはグリニヤール
試薬の方が安価で入手容易である。 なお、上記(−2)の反応を行なうためのグ
リニヤール試薬としては、基Rがβ水素を有する
もの、とくにC3以上の、n−C3H7、i−C3H7
i−C4H7、sec−C4H7、n−C6H13などであるも
のを用いるべきことが実験により判明した。 本発明の方法は、環状ケトンを対象に適用した
とき、立体的な選択性が高い還元反応が起り得る
ことがわかつた。この事実は、合成化学にとつて
とくに有意義と思われる。 代表的な例はメントンの還元である。生成物に
はメントールとネオメントールの2種があり、本
発明に従えば95%がネオメントールでメントール
は5%という圧倒的な高選択率が得られる。既知
の還元剤を用いてメントンの還元を行なうと、
LiAlH4によるときはメントール:ネオメントー
ルが70:29、NaBH4では49:51という結果が報
告されており、ネオメントールが多量に得られる
のは、Li(Sec−C4H93BHという特殊な還元剤を
使用した場合しか知られていない。 このような立体選択性の高い反応は、後に実例
を挙げるように、カンフアーそのほかの物質に関
しても起ることが確認された。 従つて本発明の方法は、不斉合成のための一手
段として利用することができる。 次に、エステルを対象にした場合について述べ
る。 グリニヤール試薬とエステルとの反応は、通常
は次のように進み、3級アルコールのよい合成法
として広く利用されている。 ところが、本発明に従つて、Cp2TiCl2触媒を
加えると、これとは異なつた反応すなわち下記の
カツプリング反応(−2)および還元反応(
−3)が起るばかりでなく、 RMgBr+R1COOR2→R1−CH2−OH (−3) 触媒の量を調節することによつて、上記の反応
を並行的に、または所望に応じて選択的に行なえ
る。 例を示せば、n−C3H7MgBrとプロピオン酸
メチルC2H5COOCH3とを無触媒で反応させた場
合、3級アルコールすなわちエチル−ジ−n−プ
ロピルカルビノールが96%の収率で生成する。こ
の反応を本発明に従つて1モル%のCp2TiCl2
在下に行なうと、2級アルコールすなわちエチル
−n−プロピルカルビノールが90%、そしてエス
テルが還元されたn−プロパノールが9%の割合
で得られる。Cp2TiCl2の量を増大して行くとn
−プロパノールの生成量が多くなり、8モル%の
触媒量では、その選択率は78%に達する。 別に、グリニヤール試薬としてi−
C4H9MgBrを用いてC2H5COOCH3と接触的に反
応させると、2モル%のCp2TiCl2触媒の使用で
プロパノールへの選択率が96%に及び、カツプリ
ング生成物である2級アルコールは、わずか4%
であつた。一方、2級アルコールへの選択率は、
触媒量0.13%という低濃度においては96%を示し
た。 このように、一般に触媒濃度が低い場合はカツ
プリング生成物である2級アルコールが主として
得られ、触媒濃度が高くなるほどエステルの1級
アルコールへの還元が優先的に起るといえる。 それゆえ、適当な触媒量をえらぶことにより、
両方を併産したり、どちらか希望する方を選択的
に製造することができる。エステルの1級アルコ
ールへの還元を意図する場合には、触媒の使用量
が少なくて済むという点で、用いるグリニヤール
試薬の基Rは、n−C3H7よりi−C4H9の方が適
しているといえる。 なお、C6HsCOOCH3、CH2=CHCOOCH3
C6H5CH=CHCOOCH3のような芳香族エステル
やα,β−不飽和エステルに対しては、上記の方
法が適用できないことが経験された。また、ここ
でも、グリニヤール試薬の基Rはβ水素を有して
いることが必要であり、C3以上の基を採用すべ
きことがわかつた。 エステルの1級アルコールへの還元には、ケト
ンの場合と同様に、金属ハイドライドなどの還元
剤の使用が知られているが、本発明はより安価な
還元剤を使用する別法を提供するものである。 また、2級アルコールの製造には、グリニヤー
ル試薬とアルデヒドとの反応が、簡便な合成法と
して利用されているが、本発明によればアルデヒ
ドの代りにエステルを原料として使用できるわけ
で、一般にエステルの方がアルデヒドより入手や
取扱いが容易であることを考えると、本発明の意
義は大きい。 その他の場合、生成物の比率は、後記の例にみ
るとおり、原料化合物によつて異なつてくるが、
いずれにせよこの反応もまた、各種アルコールの
製造に利用価値がある。 ラクトンに対するグリニヤール試薬の反応は、
ラクトン結合の同裂によるジアルコールの生成を
結果する。従来知られているところは、触媒無し
のとき、たとえば のように、グリニヤール試薬中の基Rが2個加わ
つた、3級アルコールと1級アルコールとが分子
中に共存するジアルコールの生成である。ところ
が、本発明に従つて触媒量のCp2TiCl2を反応系
に加えると、 のように、2級アルコールと1級アルコールとの
共存するジアルコールが得られる。 実施例 A i−C3H7MgBrのエーテル中の1M溶液30ml
(30mmol)のCp2TiCl2の0.19g(0.76mmol)を
加えて0℃で5分間撹拌したのち、アセトン1.45
g(25mmol)を、系の温度を0℃に保つたまま
で5分間かけて滴下した。その後、0℃で5分
間、さらに室温で10分間撹拌を続けた。 反応混合物に2NのHClを加えて生成物を加水
分散し、水層をK2CO3で固めた。GLC分析の結
果、i−プロパノールと2,3−ジメチル−2−
ブタノールとが、生成比96:4、全収率95%で得
られていた。 比較のため、触媒Cp2TiCl2を加えないほかは
上記と同じ条件で操作したところ、i−プロパノ
ールと2,3−ジメチル−2−ブタノールとが、
生成比2:98、全収率98%で生成した。 同様にして、グリニヤール試薬およびケトンを
かえて実験した。生成物がプロパノールと予想さ
れる場合以外は、反応混合物からエーテルで抽出
し、溶媒を追い出してから粗生成物をシリカゲル
カラム(ヘキサン−エーテル溶離剤)で展開し
た。 前記したところを含めて、実験の結果を原料と
ともに第表にまとめて示す。
【表】 実施例 B グリニヤール試薬としてi−C4H9MgBrを用
い、Cp2TiCl2または(MeCp)2TiCl2〔MeCpはメ
チルシクロペンタジエニル基をあらわす。〕を添
加して、下記の環状ケトンを還元して、対応する
アルコールを得た。その異性体の生成比は、添記
したとおりである。
【表】
【表】 実施例 A グリニヤール試薬としてn−C3H7MgBrまた
はi−C4H9MgBrを用い、エステルとして
C2H5COOCH3をえらんで、触媒であるCp2TiCl2
の量を変化させて、生成するアルコールの量比を
しらべた。その結果を第A表に示す。
【表】 ‖
O
実施例 B グリニヤール試薬としてi−C4H9MgBrを用
い、エステルを種々変えて、触媒である
Cp2TiCl2の2mol%の存在下に反応させ、1級ア
ルコールを主体とする生成物を得た。その結果を
第B表にまとめて示す。
【表】 ※ 1級アルコールの生成は認められ
なかつた。
実施例 C 種々のグリニヤール試薬63mmolと種々のエス
テル30mmolとの組み合わせに対して、エステル
基準で1mol%以下の量で触媒Cp2TiCl2を用いて、
2級アルコールを与える反応を行なつた。反応は
エーテル溶媒中、室温で1時間続けた。 原料物質と生成物とを、第C表にあわせて示
す。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式RMgXのグリニヤール試薬と、式
    (A)、(A)であらわされるケトン、エステ
    ルのいずれかとを、 〔式中、R、R1、R2は同一または異なる有機基
    であつて、直鎖または分岐鎖のアルキル、シクロ
    アルキル、アラルキルおよびヘテロ環をあらわ
    す。いずれもアリール基およびα,β−不飽和ア
    ルキル基を含まないが、反応剤および生成物に対
    して不活性である限り、置換基を有していてもよ
    い。Xはハロゲン原子をあらわす。〕 触媒量のCp2TiCl2〔Cpはシクロペンタジエニル
    基またはその誘導体をあらわす。〕の存在下に反
    応させ、対応する下記の式(B)、(B1)ま
    たは(B2)であらわされるアルコール R1−CH2−OH (B1を得ることを特徴とする、グリニヤール試薬を用
    いた酸素含有有機化合物の接触的還元によりアル
    コールを製造する方法。 2 グリニヤール試薬の基RがC3以上のアルキ
    ル基である特許請求の範囲第1項のアルコールを
    製造する方法。 3 グリニヤール試薬と反応する物質が環状ケト
    ンであつて、高度の立体選択性をもつて生成物を
    得る特許請求の範囲第1項のアルコールを製造す
    る方法。 4 グリニヤール試薬と反応する物質がエステル
    であつて、その生成物が1級アルコールおよび2
    級アルコールであり、触媒Cp2TiCl2の量をえら
    ぶことによりその生成比を調節する特許請求の範
    囲第1項のアルコールを製造する方法。
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