JPH0113731B2 - - Google Patents
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- JPH0113731B2 JPH0113731B2 JP58042419A JP4241983A JPH0113731B2 JP H0113731 B2 JPH0113731 B2 JP H0113731B2 JP 58042419 A JP58042419 A JP 58042419A JP 4241983 A JP4241983 A JP 4241983A JP H0113731 B2 JPH0113731 B2 JP H0113731B2
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- Japan
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- conductive
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Conductive Materials (AREA)
Description
本発明は、耐熱性を改善した特に鉛との接着性
のよい導電性樹脂組成物に関するものである。 従来、例えば、高電圧用ゴム、プラスチツク絶
縁電力ケーブルは、第1図に示す如く導体1上
に、内部導電層2、ポリエチレン、エチレンプロ
ピレンゴム等による絶縁体層3、外部半導電層
4、銅テープあるいは銅線等による金属遮蔽層
5、及び塩化ビニル等の保護シート6が、これら
の順に設けられた基本構成を有している。 このようなゴム、プラスチツク絶縁電力ケーブ
ルにおいて、何等かの事由により、外部からケー
ブル内部に水が浸入すると、絶縁体、各半導電層
等にいわゆる水トリーが発生し、絶縁性能の低下
等、電力ケーブルの諸特性の低下を招く重大な原
因になる。又、ケーブルの製造時、同保管時、ケ
ーブル引込作業時等に、該ケーブル端末部又はジ
ヨイント部等から導体を伝わつて水分が浸入し、
導体側から内部半導電層、更には、絶縁体層に水
浸入による水トリーの発生原因を生じさせること
がよく知られている。 このように、ゴム、プラスチツク絶縁電力ケー
ブルでは、(イ)外部からの水分浸入防止と、(ロ)導体
からの水分浸入防止とが強く要求されている。 かかる要望に応じて出願人は、10〜200μm厚
の鉛箔テープの片面あるいは両面に導電性プラス
チツク薄葉体を積層させたラミネートテープを導
体上、あるいは、絶縁体と金属遮蔽層間に設ける
遮水ケーブル構造を提案してきた。 一方、本発明者等は、特願昭56―152119号に
て、金属箔テープに積層する導電性プラスチツク
薄葉体を得るに好適な導電性組成物として、エチ
レン―アクリル酸共重合体を主材とし、これにポ
リエチレン、EVA、EEA、無極性ポリオレフイ
ン系結晶性樹脂の群から選ばれたポリオレフイン
樹脂を混和した樹脂混和物に導電性カーボンブラ
ツクを配合した樹脂組成物を提案した。 しかしながら、上記樹脂組成物から成る薄葉体
を特に鉛箔と積層し高温で長時間使用すると、酸
化による劣化が進行して鉛箔と導電性薄葉体との
接着部より、剥離が生じたり、導電性薄葉体その
ものにクラツクが生じたりして長期に亘る品質保
持の点で問題があつた。 ポリオレフイン系重合体の酸化劣化を防止する
ために、酸化防止剤を添加することが従来行なわ
れているが、前記の導電性組成物に対して、長期
に亘つて安定した酸化防止特性を有する酸化防止
剤を見出すのは困難であつた。 本発明は、以上の点に鑑み、鋭意検討した結果
高温、例えば、50〜90℃で、長期に亘つて使用し
ても、導電性薄葉体の酸化劣化が進まず、かつ導
電性薄葉体に割れが発生することなく、又鉛箔テ
ープとの接着部の剥離強度も低下しない鉛箔と接
着性が極めてよい導電性樹脂組成物を開発し得た
ものである。 即ち、本発明者等は鋭意研究の結果、前記の導
電性組成物に対して、分子中に硫黄原子を持つ化
合物で、ラジカル抑制とペルオキシド分解などの
作用を行う硫黄系として分類されている各種市販
の硫黄系酸化防止剤、例えばビス〔2―メチル―
4―(3―n―アルキルC12―C14)チオプロピオ
ニルオキシ)―5―t―ブチルフエニル〕スルフ
イド(アデカ社商品名Mark AO―23)、ジラウ
リル―3,3′チオジプロピオン酸エステル(シプ
ロ化成社商品名Seenox DL)、ジトリデシル―
3,3′チオジプロピオン酸エステル(住友化学社
商品名Sumilizer TL)、ジミリスチル―3,3′―
チオジプロピオン酸エステル(シプロ化成社商品
名Seenox DM)、ジステアリル―3,3′―チオジ
プロピオン酸エステル(住友化学社商品名
Sumilizer TPS)、ラウリルステアリル―3,
3′チオジプロピオン酸エステル(吉富社商品名
LSTPヨシトミ)、2―メルカプトベンズイミダ
ゾール、テトラメチルチウラムモノサルフアイド
等の群から選ばれる化合物が使用できるが、中で
もアデカ社商品名Mark AO―23は、成型した際
にブリードすることがないので好適に使用でき
る。これら硫黄系酸化防止剤はEAAを主体とす
る導電性組成物に対して、著しく耐熱性を向上す
る大きな効果を有し、しかも鉛との接着力を安定
させるとを見出し、本発明の完成に導いたのであ
る。 即ち、本発明の導電性樹脂組成物は (a) エチレン―アクリル酸共重合体(以下EAA
と略称する)の60重量%以下の量をポリエチレ
ン、エチレン―酢酸ビニル共重合体、(以下
EVAと略称する)エチレン―エチルアクリル
レート共重合体、(以下EEAと略称する)無極
性ポリオレフイン系結晶性樹脂の群から選ばれ
た1種又は2種以上のポリオレフインで置き換
えた混合物100重量部に対して、 (b) カーボンブラツク、カーボンフアイバー黒鉛
の群から選ばれた物質の1種又は2種以上を5
〜140重量部と、 (c) 硫黄系酸化防止剤0.1〜5重量部とを均一に
混合してなるもので、該組成物はこれを薄膜化
し、鉛箔テープと熱融着したラミネートテープ
は水分の存在下において、ケーブル使用時の温
度条件で長期に亘つて使用しても、オリジナル
の特性(接着力、機械的強度等)を著しく損う
ことがないものである。 本発明にて用いる前記EAAとしては、アクリ
ル酸の含有率が1〜20重量%となるように高圧法
又は高圧下のエマルジヨン重合法等の常法により
製造された各種のものが使用できるが、好ましく
は、アクリル酸の含有率が3〜15重量%のものを
使用する。 本発明にて用いる前記のポリエチレンとして
は、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン
(以下LDPEと略称する)が使用できる。 又、前記のエチレン―酢酸ビニル共重合体
(EVA)としては、酢酸ビニルの含有率が5〜48
重量%のものが好ましく、そのアセトオキシ基の
70%以上が水酸基に加水分解されたものを使用し
てもよい。 又、前記のEEAとしては、エチルアクリレー
トの含有率が5〜25重量%のものを使用するのが
好ましい。 前記の無極性ポリオレフイン系結晶性樹脂とし
ては、塩素、酢酸基、二重結合等の極性基を殆ん
ど含まないポリオレフイン系の樹脂であり、破断
点伸びが400〜1000%もあるよう弾性を有するも
のが好ましく、例えば、無極性のエチレンα―オ
レフイン共重合体であるタフマーAシリーズ(三
井石油化学工業株式会社製商品名)が好適に使用
できる。又、これら樹脂類内の2種以上の混合物
を用いてもよい。 前記カーボンブラツクとしては、各種のアセチ
レンブラツク、フアーネスブラツク等が使用でき
るが、ケツチエンブラツク(AKZO社製商品名)
のように導電性の特に優れたものが最適である。 本発明において酸化防止剤として、特に硫黄系
酸化防止剤と特定した理由は、硫黄系酸化防止剤
以外の酸化防止剤では上述の如き効果がないため
である。この理由については詳細は不明である
が、酸化防止剤の硫黄が鉛と導電性薄葉体の界面
に存在すると、PbSとなり、これが導電性薄葉体
との接着性をより強固にし、安定したものとする
と共に、導電性薄葉体そのものの耐熱性を高め、
これらの重畳効果によるものと推考される。 次に、本発明における前記の各成分の配合量の
割合については、(a)EAAを主成分とした樹脂分
100重量部に対する前記(b)導電性材料が140重量部
を越えると、フイルムの成膜性、柔軟性をはじせ
機械的性質が悪くなり、逆に5重量部未満では1
〜107Ω―cmの抵抗という必要な電気特性が得ら
れない。 さらに、(c)硫黄系酸化防止剤が、0.1重量部未
満では、本発明導電性組成物の耐熱性向上に効果
がない。逆に、5重量部を越えると、本発明導電
性組成物の機械的性質が損われるので不可であ
る。 さらに又、本発明において、前記(a)EAAの一
部置換樹脂として用いることが可能なポリエチレ
ン、エチレン―酢酸ビニル共重合体、エチレン―
エチルアクリレート共重合体、無極性ポリオレフ
イン系結晶性樹脂などのポリオレフインの配合割
合を60重量%以下と限定した理由はこれらの樹脂
の配合量が全樹脂量の60%を越えると得られた組
成物はフイルムの成膜性、柔軟性、及び鉛箔テー
プとの接着性が低下するためである。 なお、本発明の導電性樹脂組成物は、前記の各
必須成分の他、さらに所望により種々の添加剤、
例えば、各種安定剤、滑剤、難燃剤、補強剤等を
適宜添加してもよい。 以下本発明をさらに実施例につき比較例と対比
しつつ説明する。 実施例1〜12比較例1〜10 表1に示す本発明の導電性樹脂組成物及び比較
例の導電性樹脂組成物から成る0.1mm厚のフイル
ムを50μ厚の鉛箔テープの両面に温度160℃、圧
力5Kg/cm2で1分間熱圧着させて、耐薬品性、遮
水電気ケーブル用薄葉体を作製した。 上記試料の体積固有抵抗、鉛箔との接着強度、
引張特性を測定後、80℃温水中に1カ月浸漬後、
鉛箔との接着強度、引張特性を測定した。得られ
た結果を表1に併記した。 上記試験以外に、試料を120℃ギヤーオーブン
中で1カ月加熱処理を行なつた後、引張試験を行
なつた。得られた結果を表1に併記した。 なお、実施例及び比較例に使用した各種原料の
うち、LDPEはMI=7のものを、EVAは酢酸ビ
ニル含有率19%のものを、EEAはエチルアクリ
ルレート含有率12%のものを、タフマーは三井石
油化学工業株式会社製商品名A4085でMI=4の
ものを、カーボンブラツクはAKZO社製商品名
ケツチエンブラツクECをそれぞれ使用した。 硫黄系酸化防止剤は、実施例1,2,3,4,
5は、ジラウリル―3,3′―チオジプロピオン酸
エステル(シプロ化成社商品名Seenox DL)を、
実施例6,7,8,9,10,11は、ビス〔2―メ
チル―4―(3―n―アルキル(C12―C14)チオ
プロピオニルオキシ)―5―t―ブチルフエニ
ル〕スルフイド(アデカ社商品名Mark AO―
23)を、比較例1,2は、トリフエニルフオスフ
アイトを、比較例3,4は、2,2′―メチレンビ
ス(4メチル―6―ターシヤリブチルフエノー
ル)を、比較例5,6は、2,6―ジ―第三ブチ
ルp―クレゾール(BHT)を、比較例7,8は、
2,6―ジ―ターシヤリ―ブチル―4―エチルフ
エノールを、比較例9,10は、N,N′―ジフエ
ニル―p―フエニレンジアミンを使用した。 以上、実施例から明らかなように本発明の導電
性組成物を用いた鉛―導電性組成物薄葉体は水分
の存在下においてケーブル使用時の温度条件で長
期に亘つて使用しても鉛箔フイルムとの接着力が
劣ることなく、導電性ゴムプラスチツク薄葉体の
酸化劣化も防止でき、実用上極めて優れた耐薬品
性、遮水電気ケーブル用導電性薄葉体となし得
る。
のよい導電性樹脂組成物に関するものである。 従来、例えば、高電圧用ゴム、プラスチツク絶
縁電力ケーブルは、第1図に示す如く導体1上
に、内部導電層2、ポリエチレン、エチレンプロ
ピレンゴム等による絶縁体層3、外部半導電層
4、銅テープあるいは銅線等による金属遮蔽層
5、及び塩化ビニル等の保護シート6が、これら
の順に設けられた基本構成を有している。 このようなゴム、プラスチツク絶縁電力ケーブ
ルにおいて、何等かの事由により、外部からケー
ブル内部に水が浸入すると、絶縁体、各半導電層
等にいわゆる水トリーが発生し、絶縁性能の低下
等、電力ケーブルの諸特性の低下を招く重大な原
因になる。又、ケーブルの製造時、同保管時、ケ
ーブル引込作業時等に、該ケーブル端末部又はジ
ヨイント部等から導体を伝わつて水分が浸入し、
導体側から内部半導電層、更には、絶縁体層に水
浸入による水トリーの発生原因を生じさせること
がよく知られている。 このように、ゴム、プラスチツク絶縁電力ケー
ブルでは、(イ)外部からの水分浸入防止と、(ロ)導体
からの水分浸入防止とが強く要求されている。 かかる要望に応じて出願人は、10〜200μm厚
の鉛箔テープの片面あるいは両面に導電性プラス
チツク薄葉体を積層させたラミネートテープを導
体上、あるいは、絶縁体と金属遮蔽層間に設ける
遮水ケーブル構造を提案してきた。 一方、本発明者等は、特願昭56―152119号に
て、金属箔テープに積層する導電性プラスチツク
薄葉体を得るに好適な導電性組成物として、エチ
レン―アクリル酸共重合体を主材とし、これにポ
リエチレン、EVA、EEA、無極性ポリオレフイ
ン系結晶性樹脂の群から選ばれたポリオレフイン
樹脂を混和した樹脂混和物に導電性カーボンブラ
ツクを配合した樹脂組成物を提案した。 しかしながら、上記樹脂組成物から成る薄葉体
を特に鉛箔と積層し高温で長時間使用すると、酸
化による劣化が進行して鉛箔と導電性薄葉体との
接着部より、剥離が生じたり、導電性薄葉体その
ものにクラツクが生じたりして長期に亘る品質保
持の点で問題があつた。 ポリオレフイン系重合体の酸化劣化を防止する
ために、酸化防止剤を添加することが従来行なわ
れているが、前記の導電性組成物に対して、長期
に亘つて安定した酸化防止特性を有する酸化防止
剤を見出すのは困難であつた。 本発明は、以上の点に鑑み、鋭意検討した結果
高温、例えば、50〜90℃で、長期に亘つて使用し
ても、導電性薄葉体の酸化劣化が進まず、かつ導
電性薄葉体に割れが発生することなく、又鉛箔テ
ープとの接着部の剥離強度も低下しない鉛箔と接
着性が極めてよい導電性樹脂組成物を開発し得た
ものである。 即ち、本発明者等は鋭意研究の結果、前記の導
電性組成物に対して、分子中に硫黄原子を持つ化
合物で、ラジカル抑制とペルオキシド分解などの
作用を行う硫黄系として分類されている各種市販
の硫黄系酸化防止剤、例えばビス〔2―メチル―
4―(3―n―アルキルC12―C14)チオプロピオ
ニルオキシ)―5―t―ブチルフエニル〕スルフ
イド(アデカ社商品名Mark AO―23)、ジラウ
リル―3,3′チオジプロピオン酸エステル(シプ
ロ化成社商品名Seenox DL)、ジトリデシル―
3,3′チオジプロピオン酸エステル(住友化学社
商品名Sumilizer TL)、ジミリスチル―3,3′―
チオジプロピオン酸エステル(シプロ化成社商品
名Seenox DM)、ジステアリル―3,3′―チオジ
プロピオン酸エステル(住友化学社商品名
Sumilizer TPS)、ラウリルステアリル―3,
3′チオジプロピオン酸エステル(吉富社商品名
LSTPヨシトミ)、2―メルカプトベンズイミダ
ゾール、テトラメチルチウラムモノサルフアイド
等の群から選ばれる化合物が使用できるが、中で
もアデカ社商品名Mark AO―23は、成型した際
にブリードすることがないので好適に使用でき
る。これら硫黄系酸化防止剤はEAAを主体とす
る導電性組成物に対して、著しく耐熱性を向上す
る大きな効果を有し、しかも鉛との接着力を安定
させるとを見出し、本発明の完成に導いたのであ
る。 即ち、本発明の導電性樹脂組成物は (a) エチレン―アクリル酸共重合体(以下EAA
と略称する)の60重量%以下の量をポリエチレ
ン、エチレン―酢酸ビニル共重合体、(以下
EVAと略称する)エチレン―エチルアクリル
レート共重合体、(以下EEAと略称する)無極
性ポリオレフイン系結晶性樹脂の群から選ばれ
た1種又は2種以上のポリオレフインで置き換
えた混合物100重量部に対して、 (b) カーボンブラツク、カーボンフアイバー黒鉛
の群から選ばれた物質の1種又は2種以上を5
〜140重量部と、 (c) 硫黄系酸化防止剤0.1〜5重量部とを均一に
混合してなるもので、該組成物はこれを薄膜化
し、鉛箔テープと熱融着したラミネートテープ
は水分の存在下において、ケーブル使用時の温
度条件で長期に亘つて使用しても、オリジナル
の特性(接着力、機械的強度等)を著しく損う
ことがないものである。 本発明にて用いる前記EAAとしては、アクリ
ル酸の含有率が1〜20重量%となるように高圧法
又は高圧下のエマルジヨン重合法等の常法により
製造された各種のものが使用できるが、好ましく
は、アクリル酸の含有率が3〜15重量%のものを
使用する。 本発明にて用いる前記のポリエチレンとして
は、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン
(以下LDPEと略称する)が使用できる。 又、前記のエチレン―酢酸ビニル共重合体
(EVA)としては、酢酸ビニルの含有率が5〜48
重量%のものが好ましく、そのアセトオキシ基の
70%以上が水酸基に加水分解されたものを使用し
てもよい。 又、前記のEEAとしては、エチルアクリレー
トの含有率が5〜25重量%のものを使用するのが
好ましい。 前記の無極性ポリオレフイン系結晶性樹脂とし
ては、塩素、酢酸基、二重結合等の極性基を殆ん
ど含まないポリオレフイン系の樹脂であり、破断
点伸びが400〜1000%もあるよう弾性を有するも
のが好ましく、例えば、無極性のエチレンα―オ
レフイン共重合体であるタフマーAシリーズ(三
井石油化学工業株式会社製商品名)が好適に使用
できる。又、これら樹脂類内の2種以上の混合物
を用いてもよい。 前記カーボンブラツクとしては、各種のアセチ
レンブラツク、フアーネスブラツク等が使用でき
るが、ケツチエンブラツク(AKZO社製商品名)
のように導電性の特に優れたものが最適である。 本発明において酸化防止剤として、特に硫黄系
酸化防止剤と特定した理由は、硫黄系酸化防止剤
以外の酸化防止剤では上述の如き効果がないため
である。この理由については詳細は不明である
が、酸化防止剤の硫黄が鉛と導電性薄葉体の界面
に存在すると、PbSとなり、これが導電性薄葉体
との接着性をより強固にし、安定したものとする
と共に、導電性薄葉体そのものの耐熱性を高め、
これらの重畳効果によるものと推考される。 次に、本発明における前記の各成分の配合量の
割合については、(a)EAAを主成分とした樹脂分
100重量部に対する前記(b)導電性材料が140重量部
を越えると、フイルムの成膜性、柔軟性をはじせ
機械的性質が悪くなり、逆に5重量部未満では1
〜107Ω―cmの抵抗という必要な電気特性が得ら
れない。 さらに、(c)硫黄系酸化防止剤が、0.1重量部未
満では、本発明導電性組成物の耐熱性向上に効果
がない。逆に、5重量部を越えると、本発明導電
性組成物の機械的性質が損われるので不可であ
る。 さらに又、本発明において、前記(a)EAAの一
部置換樹脂として用いることが可能なポリエチレ
ン、エチレン―酢酸ビニル共重合体、エチレン―
エチルアクリレート共重合体、無極性ポリオレフ
イン系結晶性樹脂などのポリオレフインの配合割
合を60重量%以下と限定した理由はこれらの樹脂
の配合量が全樹脂量の60%を越えると得られた組
成物はフイルムの成膜性、柔軟性、及び鉛箔テー
プとの接着性が低下するためである。 なお、本発明の導電性樹脂組成物は、前記の各
必須成分の他、さらに所望により種々の添加剤、
例えば、各種安定剤、滑剤、難燃剤、補強剤等を
適宜添加してもよい。 以下本発明をさらに実施例につき比較例と対比
しつつ説明する。 実施例1〜12比較例1〜10 表1に示す本発明の導電性樹脂組成物及び比較
例の導電性樹脂組成物から成る0.1mm厚のフイル
ムを50μ厚の鉛箔テープの両面に温度160℃、圧
力5Kg/cm2で1分間熱圧着させて、耐薬品性、遮
水電気ケーブル用薄葉体を作製した。 上記試料の体積固有抵抗、鉛箔との接着強度、
引張特性を測定後、80℃温水中に1カ月浸漬後、
鉛箔との接着強度、引張特性を測定した。得られ
た結果を表1に併記した。 上記試験以外に、試料を120℃ギヤーオーブン
中で1カ月加熱処理を行なつた後、引張試験を行
なつた。得られた結果を表1に併記した。 なお、実施例及び比較例に使用した各種原料の
うち、LDPEはMI=7のものを、EVAは酢酸ビ
ニル含有率19%のものを、EEAはエチルアクリ
ルレート含有率12%のものを、タフマーは三井石
油化学工業株式会社製商品名A4085でMI=4の
ものを、カーボンブラツクはAKZO社製商品名
ケツチエンブラツクECをそれぞれ使用した。 硫黄系酸化防止剤は、実施例1,2,3,4,
5は、ジラウリル―3,3′―チオジプロピオン酸
エステル(シプロ化成社商品名Seenox DL)を、
実施例6,7,8,9,10,11は、ビス〔2―メ
チル―4―(3―n―アルキル(C12―C14)チオ
プロピオニルオキシ)―5―t―ブチルフエニ
ル〕スルフイド(アデカ社商品名Mark AO―
23)を、比較例1,2は、トリフエニルフオスフ
アイトを、比較例3,4は、2,2′―メチレンビ
ス(4メチル―6―ターシヤリブチルフエノー
ル)を、比較例5,6は、2,6―ジ―第三ブチ
ルp―クレゾール(BHT)を、比較例7,8は、
2,6―ジ―ターシヤリ―ブチル―4―エチルフ
エノールを、比較例9,10は、N,N′―ジフエ
ニル―p―フエニレンジアミンを使用した。 以上、実施例から明らかなように本発明の導電
性組成物を用いた鉛―導電性組成物薄葉体は水分
の存在下においてケーブル使用時の温度条件で長
期に亘つて使用しても鉛箔フイルムとの接着力が
劣ることなく、導電性ゴムプラスチツク薄葉体の
酸化劣化も防止でき、実用上極めて優れた耐薬品
性、遮水電気ケーブル用導電性薄葉体となし得
る。
【表】
第1図は高電圧用ゴム、プラスチツク絶縁電力
ケーブルの基本構造を示す断面図である。 1…導体、2…内部導電層、3…絶縁体層、4
…外部導電層、5…金属遮蔽層、6…防食層。
ケーブルの基本構造を示す断面図である。 1…導体、2…内部導電層、3…絶縁体層、4
…外部導電層、5…金属遮蔽層、6…防食層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) エチレン―アクリル酸共重合体の60重量
%以下の量をポリエチレン、エチレン―酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン―エチルアクリレート
共重合体、無極性ポリオレフイン系結晶性の樹
脂群から選ばれた1種又は2種以上のポリオレ
フインで置き換えた混合物100重量部に対して、 (b) カーボンブラツク、カーボンフアイバー、黒
鉛の群から選ばれた物質の1種又は2種以上を
5〜140重量部と、さらに、 (c) 硫黄系酸化防止剤0.1〜5重量部とを均一に
混合して成ることを特徴とする導電性樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241983A JPS59168051A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 導電性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241983A JPS59168051A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 導電性樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59168051A JPS59168051A (ja) | 1984-09-21 |
| JPH0113731B2 true JPH0113731B2 (ja) | 1989-03-08 |
Family
ID=12635540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4241983A Granted JPS59168051A (ja) | 1983-03-16 | 1983-03-16 | 導電性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59168051A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103764597A (zh) * | 2011-08-30 | 2014-04-30 | 住友电气工业株式会社 | 立方氮化硼复合多晶体及其制造方法、以及切削工具、拉丝模具和研磨工具 |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6031548A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-18 | Toshiba Corp | 電気装置 |
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59168051A (ja) | 1984-09-21 |
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