JPH0114624B2 - - Google Patents
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- JPH0114624B2 JPH0114624B2 JP54146510A JP14651079A JPH0114624B2 JP H0114624 B2 JPH0114624 B2 JP H0114624B2 JP 54146510 A JP54146510 A JP 54146510A JP 14651079 A JP14651079 A JP 14651079A JP H0114624 B2 JPH0114624 B2 JP H0114624B2
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Description
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、例えば伝票、株券、小切手あるいは
有価証券などの紙葉類を自動的に検査して再使用
する券、再使用しない券及び識別不能券などに区
分する紙葉類の区分装置に関する。 (従来の技術) 最近例えば有価証券などの紙葉類を自動的に検
査して再使用する券、再使用しない券及び識別不
能券などに区分する紙葉類の区分装置が種々開発
され、実用化されている。この種の区分装置は紙
葉の枚数を一枚一枚自動的に計数し、枚数の過不
足をチエツクすると同時に識別不能券つまり重ね
取り券、偽券、異種券などを検知してこれを排除
し、さらに再使用する券(以下、「正券」と称す
る)と再使用しない券(以下、「損券」と称する)
とに区分し、それぞれ100枚ずつの把にして施封、
押印を行うものである。 ところで損券は焼却、溶解などの処理を経て廃
棄処分するのが普通であるが、現実に廃棄処分さ
れる以前は、穿孔機などにより損券の定められた
箇所、例えば番号、印あるいはサインの記入して
ある部分などに穿孔することにより、損券を再使
用できないようにしている。従つてこの様な損券
束把は正券と同様に厳重な保管が必要である。 しかしながら従来は、正券把、損券束を一旦集
積し、その後人手でそれぞれ結束機、穿孔機に投
入するようになつていた為紙葉類処理装置から搬
出されてくる紙葉類の取扱いは一層厳重にする必
要があり、係員の精神的疲労は相当なものであつ
た。また正券束、損券束をそれぞれ結束機、穿孔
機に投入するのは非常に面倒な作業であり係員の
負担は増大する一方でうあつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記事情に鑑み成されたもので、紙葉
類の取扱いを容易にすることができるとともに、
係員の負担を低減することができる紙葉類処理装
置を提供しようとするものである。 〔発明の構成〕 本発明は上記問題点を解決するために、 (1) 供給部にセツトされた紙葉類を1枚ずつ取出
して搬送する取出搬送装置と、この取出搬送装
置で搬送される紙葉類を検知して必要な鑑査を
行なつたうえ少なくとも再使用可能紙葉類と再
使用不能紙葉類とに判定する鑑査装置と、この
鑑査装置を通過した紙葉類を搬送し、鑑査装置
の判定結果に基づき区分する搬送区分装置と、
この搬送区分装置で区分された各紙葉類をそれ
ぞれ所定枚数ごとに区分集積する区分集積装置
と、この区分集積装置に集積された各所定枚数
の紙葉類をそれぞれ把として施封する施封装置
と、この施封装置で施封された各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ搬送する把搬送装置と、こ
の把搬送装置で搬送されてくる各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ集積する把集積装置と、こ
の把集積装置に集積された各所定枚数の紙葉類
の把をそれぞれ所定数ずつ束に結束する結束装
置と、この結束装置によつて結束された再使用
不能紙葉類の束を失効する失効装置とを具備し
たものである。 (2) 供給部にセツトされた紙葉類を1枚ずつ取出
して搬送する取出搬送装置と、この取出搬送装
置で搬送される紙葉類を検知して必要な鑑査を
行なつたうえ少なくとも再使用可能紙葉類と再
使用不能紙葉類とに判定する鑑査装置と、この
鑑査装置を通過した紙葉類を搬送し、鑑査装置
の判定結果に基づき区分する搬送区分装置と、
この搬送区分装置で区分された各紙葉類をそれ
ぞれ所定枚数ごとに区分集積する区分集積装置
と、この区分集積装置に集積された各所定枚数
の紙葉類をそれぞれ把として施封する施封装置
と、この施封装置で施封された各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ搬送する把搬送装置と、こ
の把搬送装置で搬送されてくる各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ集積する把集積装置と、こ
の把集積装置に集積された各所定枚数の紙葉類
の把をそれぞれ所定数ずつ束に結束する結束装
置と、この結束装置によつて結束された再使用
不能紙葉類の束の把の数を検査する把検知装置
と、この把検知装置によつて検査されて束にお
ける把の数が正常である束に対してのみ失効せ
しめる失効装置とを具備したものである。 (3) 供給部にセツトされた紙葉類を1枚ずつ取出
して搬送する取出搬送装置と、この取出搬送装
置で搬送される紙葉類を検知して必要な鑑査を
行なつたうえ少なくとも再使用可能紙葉類と再
使用不能紙葉類とに判定する鑑査装置と、この
鑑査装置を通過した紙葉類を搬送し、鑑査装置
の判定結果に基づき区分する搬送区分装置と、
この搬送区分装置で区分された各紙葉類をそれ
ぞれ所定枚数ごとに区分集積する区分集積装置
と、この区分集積装置に集積された各所定枚数
の紙葉類をそれぞれ把として施封する施封装置
と、この施封装置で施封された各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ搬送する把搬送装置と、こ
の把搬送装置で搬送されてくる各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ集積する把集積装置と、こ
の把集積装置に集積された各所定枚数の紙葉類
の把をそれぞれ所定数ずつ束に結束する結束装
置と、この結束装置によつて結束された再使用
不能紙葉類の束の把の数を検査する把検知装置
と、この把検知装置によつて検査されて束にお
ける把の数が正常でないと判定された束を集積
するリジエツクト集積部とを具備したとを具備
したものである。 〔作用) (1) 再使用可能紙葉類及び再使用不能紙葉類のた
ばはそれぞれ集積装置に集積された後、所定数
のたば毎に結束されて失効されるため係員は束
の状態で紙葉類を取扱うことができ、大幅に作
業量が低下する。 (2) 束検知装置により所定数の把が存在している
ことが検出された束のみが失効される。このた
め誤つた把の数で結束された束が在つてもこの
束は失効されず計数上のミスがなくなる。また
係員は把の数をチエツクする必要がないため作
業量が大幅に低減される。 (3) 束検知装置により所定数の把が存在している
ことが検出されなかつた場合、その束がリジエ
クト集積部に集積される。このため誤つた把の
数で結束された束が在つてもこの束は処理され
ず計数上のミスがなくなる。また係員はリジエ
クトされた束についてのみ処理すれば良いため
作業量が大幅に低減される。 まず、本発明の概要について述べる。この場
合、以下に説明する実施例は、たとえば小切手あ
るいは株券などの有価証券を取扱う紙葉類処理装
置であつて、紙葉類を1枚ずつ搬送する過程にお
いて紙葉類の特徴を検出して鑑査し、この検出し
た特徴に基いて紙葉類を区分し、かつ所定枚数た
とえば100枚ごとに施封(把束)を行い、さらに
その施封した100枚の紙葉類つまり紙葉類の把を
所定数たとえば10個ごとに施封(結束)して束と
するものである。しかして、この紙葉類処理装置
で取扱う紙葉類は、上述したように小切手あるい
は株券などの有価証券であるが、この有価証券は
本紙葉類処理装置において次のように区分され
る。 (1) 正券…鑑査の結果、正規でかつ有効な有価証
券であると認められ、本紙葉類処理装置
で処理されたのち発行元から再び利用に
供すべく返却される有価証券。 (2) 損券…鑑査の結果、正規でかつ有効な有価証
券であると認められ、本紙葉類処理装置
で処理されたのち発行元において回収さ
れ、廃棄処分される有価証券。 (3) 排除券…鑑査の結果、偽りの有価証券であ
り、もしくは無効な有価証券であると認
められた有価証券(無効券)、損傷が著
しく、もしくは重ね取りされたなどの理
由によつて鑑査を行うことのできない有
価証券(鑑査不能券)、あるいは取扱対
象外の有価証券(異種券)。 このようにして、正券、損券および排除券に区
分された有価証券のうち、正券および損券につい
ては100枚ずつ区分集積される。排除券は、重ね
取りされた有価証券に対する再処理を行うべく再
び本紙葉類処理装置において処理されるが、再処
理後も排除券として区分された有価証券は、最終
的には本紙葉類処理装置のオペレータによつて処
理される。 さて、区分集積された正券および損券は、それ
ぞれ100枚単位で搬出される。このときの正券あ
るいは損券の状態は、100枚単位で積み重ねられ
ただけの状態でまだ把束されていない。しかし
て、搬出された100枚の正券および損券はそれぞ
れ把束される。この把束を有価証券の場合は施封
と称する。施封は、100枚の正券あるいは損券の
周囲に把束用帯たとえば紙テープを巻回するとと
もに、その紙テープの一端を巻回部分に接着する
ことにより行う。この100枚単位の券を施封する
紙テープを小帯と称する小帯は、正券に対しては
緑色の紙テープが、損券に対しては黄色の紙テー
プが用いられる。さて、小帯によつて施封された
100枚の券(この状態を把と称する)は、正券お
よび損券の把に共通な搬送路によつて搬送され
る。この搬送途中において、正券および損券の把
に対してオペレータ名および処理日付などを印し
た消印が押される。この消印は小帯上に押され
る。消印が押された後は、正券把および損券把が
それぞれ別々に区分され、そのまま集積される。
この集積された正券把および損券把は、それぞれ
所定数たとえば10個ごとに結束される。この結束
は、積み重ねられた10個の正券把あるいは損券把
の周囲に結束用帯たとえば紙テープを十文字に巻
回することにより行う。この10個単位の把を結束
する紙テープを大帯と称す。さて、大帯によつて
結束された10個の券把(この状態を束と称する)
は束集積装置に集積される。集積された束のうち
損券束については穿孔等による失効が行なわれ
る。また失効に先だつて束を構成する把の数が検
査される。 次に、上述した有価証券の処理を連続的に行う
紙葉類処理装置の一実施例について詳細に説明す
る。 まず第1図は、本紙葉類処理装置の前段をなす
前処理装置10を概略的に示す正面図である。こ
の前処理装置10は、供給される有価証券(以下
単に券と略称する)を正券、損券、排除券にそれ
ぞれ区分して集積し、正券および損券はそれぞれ
100枚ずつの把にして施封(把束)し、押印する
までの処理を行うものであり、大別して取出搬送
装置100、鑑査装置200、搬送区分装置30
0、区分集積装置400、券施封装置500、お
よび把搬送押印装置600から構成されている。
取出搬送装置100は、水平状態に載置されてい
る券Pを1枚ずつ真空吸着によつて取出し、それ
を鑑査装置200へ搬送するものである。鑑査装
置200は、取出搬送装置100によつて取出さ
れ搬送される券Pに対して必要な鑑査を行うもの
である。搬送区分装置300は、取出搬送装置1
00によつて搬送され鑑査装置200を通過した
券pを、鑑査装置200の鑑査結果に基いて区分
し、区分集積装置400へ搬送するものである。
区分集積装置400は、搬送区分装置300で搬
送されてくる正券および損券をそれぞれ100枚単
位に区分して略水平状態で集積し、この集積され
た100枚の正券および損券をそれぞれ券施封装置
500へ搬出するものであり、正券に対する区分
集積を行う正券区分集積装置400aと、損券に
対する区分集積を行う損券区分集積装置400b
とから構成される。券施封装置500は、区分集
積装置400から搬送されてくる100枚の正券お
よび損券をそれぞれ施封し、把搬送押印装置60
0へ搬出するものであり、正券に対する施封を行
う正券施封装置500aと、損券に対する施封を
行う損券施封装置500bとから構成される。把
搬送押印装置600は、券施封装置500から搬
出される正券把および損券把を受取り、それを後
述する後処理装置20へ搬送するとともに、その
搬送途中において所定の押印を行うものである。 以下、各部の詳細な構成および作用を説明す
る。まず、、取出搬送装置100(第1図参照)
は、供給部101、取出部102、受渡部103
およびクリーナ部104から構成される。供給部
101は、左側供給室105と右側供給室106
とに分けられており、これら両供給室105,1
06にはそれぞれ券押圧板107,108が設け
られている。そして、上記両供給室105,10
6間には、突没自在な仕切板109が設けられて
いる。上記一方の券押圧板107は、券pを載置
したまま上方に押し上げ、一定圧力で券pを取出
部102側へ押圧するものである。上記他方の券
押圧板108は、逆L字形状に形成されており、
右側供給室106内の券pを左方向へ移動せしめ
るものである。そして、上記券押圧板108の水
平部分は、左側供給室105の底部と入れ子状態
となるように棒状部材が簀子状に配列されて構成
されており、この部分に券pが水平に載置される
ようになつている。一方、上記券押圧板108の
垂直部分は、その水平部分に載置された券pの一
端を揃える作用をなす。 また、供給部101の前面には、両供給室10
5,106間を摺動する透明なカバー110が設
けられている。このカバー110は、通常は右側
供給室106の前面開口部を閉塞していて、券押
圧板108上に券pを補充するときにのみ左側供
給室105の前面開口部を閉塞すべく移動され
る。カバー110が移動すると、それが検知器1
11によつて検知されることにより、その検知信
号によつて仕切板109は両供給室105,10
6の底面から突出し、両供給室105,106間
を仕切るようになつている。なお、仕切板109
は、通常は両供給室105,106の底面下に没
している。一方、両供給室105,106のカバ
ー110と相対向する側には、基準面112が設
けられており、両供給室105,106内に載置
されている券pに対してその端部を本装置の後面
側から規制する作用をなす。この基準面112
は、券種設定ダイアル113を操作することによ
り、本装置の前後方向へ摺動するようになつてい
る。上記券種設定ダイアル113は、本装置で取
扱う券pの種類を設定するものである。なお、こ
の実施例において取扱う券pは、たとえばW,
X,Y,Zの4種類であり、それぞれ幅および長
さが異なるものである。したがつて、基準面11
2は、取扱う券pの幅に応じてその規制位置を設
定するべく前後方向に摺動する。 取出部102は、時計方向に回転するロータ1
14と、このロータ114の両端に設けられた吸
着チツプ115,115とで構成される。上記ロ
ータ114は、図示しない駆動源によつて時計方
向へ回転される。また、上記吸着チツプ115
は、ロータ114の回転方向に沿つて徐々に厚み
を減少する形状となつており、かつその表面は滑
らかに形成されている。なお、吸着チツプ115
の表面には、吸着孔(図示しない)が穿孔されて
おり、図示しない真空装置と連通している。受渡
部103は、取出部102で取出された券pを搬
送区分装置300へ受渡す作用をなし、搬送区分
装置300の前段をなす搬入路116とガイド板
117とから構成される。クリーナ部104は、
図示しない真空装置と連通されていて、搬送区分
装置300によつて搬送される券pに付着してい
る塵埃を吸着して取り除くもので、後続の鑑査装
置200における鑑査に対する塵埃の影響を減ず
る効果をもたらす。 このような構成において、取出搬送装置100
の動作を説明すると、まず券種設定ダイアル11
3を操作して取扱うべき券種を設定することによ
り、基準面112が前後して取扱う券pに応じた
幅が設定される。なお、初期状態においては、券
押圧板107は供給室105の底部の定位置にセ
ツトされている。この状態で、カバー110を供
給室106から供給室105側へ移動させる。こ
れにより、検知器111からその検知信号が発せ
られ、これに応答して仕切板109が突失し、左
右の供給室105,106間を仕切る。ここで、
オペレータは、たとえば千枚単位で券pを揃えて
券押圧板108の水平部分上に載置する。券pの
積み重ねは、券押圧板108の垂直部分、基準面
112および仕切板109によつて3方向から位
置が規制される。しかして、カバー110を供給
室106の前面開口部を閉塞するべく移動させ
る。これは検知器111によつて検知され、その
検知信号に応答して仕切板109は供給室10
5,106の底面下に没する。そして、券押圧板
108は、その水平部分に券pの積み重ねを載置
したまま供給室106から供給室105側に向け
て移動する。 このとき、券押圧板107、供給室105の底
部および券押圧板108の水平部分は、相互に入
れ子状態となるべく棒状部材が簀子状に配列され
ているので、券押圧板108は券押圧板107お
よび供給室105の底部に何ら妨げられることな
く供給室105にセツトされる。そして、券押圧
板107は、券押圧板108に代つて券Pの積み
重ねを載置して上昇し、券pを一定圧力で上方へ
押圧する。これと同時に、券押圧板108は右方
向へ移動して供給室106内の定位置にセツトさ
れる。この状態で、後述するスタートスイツチを
操作することにより、ロータ114が時計方向に
回転し、吸着チツプ115が供給室105内の最
上位の券pを吸着して取出し、その券pを受渡部
103へ送る。この取出された券pは、ガイド板
117に沿つて搬入路116により搬送され、ク
リーナ部104によつて付着している塵埃が取り
除かれた後、鑑査装置200へ送られる。 一方、供給室105内にセツトされた券pが取
出部102によつて取出されている間に、カバー
110を供給室105側に移動せしめて、券押圧
板108上に次の券pを補充する。なお、カー1
10が移動すると、検知器111はそれを検知し
て仕切板109を供給室105,106の底面か
ら突出させる。そして、券pを補充すると、再び
カバー110を定位置に戻すことにより仕切板1
09は供給室105,106の底面下に没する。
なお、この場合、後述する連続取出スイツチを操
作することにより、供給室105内の券pに対す
る取出しが終了すると、自動的に供給室106内
の券pが供給室105側に移送され、連続的に取
出しが行われるようになつている。 鑑査装置200(第1図参照)は、光学的鑑査
部201、磁気的鑑査部202、および機械的鑑
査部203から構成される。光学的鑑査部201
は、搬送される券Pにたとえば可視光を照射し、
券pからの反応光および券pの透過光を受光して
電気信号に変換し、一定の論理にしたがつて券P
の光学的な特徴を検出するものである。磁気的鑑
査部202は、券pの磁気を検出することにより
券pの磁気的な特徴を検出するものであり、2つ
の磁気ヘツド204,204、券pを磁気ヘツド
204,204側へ押圧する2つの押圧パツド2
05,205及び磁気ヘツド204,204と同
一面となるべく配置されて搬送区分装置300の
搬送ベルトを蛇行状に保持する2つの保持ローラ
206,206によつて構成される。なお、上記
保持ローラ206,206によつて搬送区分装置
300の搬送レベル305を押圧パツド205,
205側に突出せしめるとともに、押圧パツド2
05,205によつて券pを磁気ヘツド204,
204側に押圧することにより、券pが磁気ヘツ
ド204,204のヘツド面に密着させられるの
で、良好な磁気―電気変換が可能となる。機械的
鑑査部203は、券pの厚さを検出することによ
り重ね取り券あるいは異種券の有無を検出するも
のであり、固定的に設置されていて周面の位置が
変動しない基準ローラ207、この基準ローラ2
07に対して搬送される券pを圧接する揺動自在
な揺動ローラ208、この揺動ローラ208の変
位をたとえば光学的に検出する検出器209によ
つて構成されていて、基準ローラ207と揺動ロ
ーラ208との間に正規の券pが1枚介在したと
きを基準として、これよりも厚さの大きな券pが
介在したときの揺動ローラ208の変位を検出器
209で検出するようになつている。なお、上記
基準ローラ207はその周面が一様に形成された
一体的な円筒物であり、また上記揺動ローラ20
8は基準ローラ207に対向配置された複数個の
小ローラの集合体である。したがつて、その各小
ローラは券pの厚さを検出すべき位置に相対応し
て基準ローラ207の軸に沿つて複数個配置され
ており、この揺動ローラ208の変位を検出する
検出器209も揺動ローラ208に対応して複数
個設けられている。 ここで、第2図を参照して鑑査装置200を更
に詳細に説明する。光学的鑑査部201は、券p
に光を照射する光源210、この光源210の光
照射による券pからの反射光を受光する受光素子
2111、券pの透過光を受光する受光素子21
2によつて構成される。なお、上記両受光素子2
11,212は、それぞれ券pの光学的な特徴を
検出すべき部位に相対応して複数個設けられてい
るが、ここでは一括して受光素子211,212
として表わされている。しかして、両受光素子2
11,212は、券pの反射光および透過光を受
光して光電変換を行い、その電気信号を相対応し
て設けられた増幅器213,214へそれぞれ送
る。増幅器213,214は、受光素子211,
212からの信号をそれぞれ所定レベルまで増幅
し、積分器215,216へそれぞれ送る。積分
器215,216は、増幅器213,214の出
力信号(アナログ信号)をそれぞれ一定時間積分
し、信号組合回路217,218へそれぞれ送
る。信号組合回路217,218は、積分器21
5,216からそれぞれ出力される複数の信号
を、鑑査すべき券pの種塁に対応する券種設定信
号に応答して所定の組合せに基いて組合せること
により、券pの正損度合(券pの光学的な汚損度
合)を鑑査するための券pの透過光に基くアナロ
グ信号x1、券pの真偽(券pが有効なものであ
るか無効なものであるかの判定)を鑑査するため
の券pの透過光に基くアナログ信号x2、券pの
正損度合を鑑査するための券pの反射光に基くア
ナログ信号x3、券pの真偽を鑑査するための券
pの反射光に基くアナログ信号x4をそれぞれ出
力する。そして、これら各信号x1,x2,x
3,x4は比較器219,220,221,22
2へそれぞれ送られ、ここで基準信号a,b,
c,dとそれぞれ比較される。上記基準信号a,
b,c,dは、鑑査すべき券pの種類に相対応す
る固有のレベルを持つアナログ信号であり、それ
らのうち基準信号b,dはそれぞれb1〜b2,
d1〜d2と所定の幅を有している。しかして、
上記比較器219,220,221,222の各
比較結果は、それぞれ判定回路223へ送られ
る。 一方、磁気ヘツド204,204は、それぞれ
券pの表面および裏面から磁気を検出して電気信
号に変換し、その電気信号を相対応して設けられ
た増幅器224,225へそれぞれ送る。増幅器
224,225は、磁気ヘツド204,204か
らの信号をそれぞれ所定レベルまで増幅し、その
各出力信号x5,x6を比較器226,227へ
それぞれ送る。比較器226,227は、増幅器
224,225から出力される信号x5,x6を
それぞれ基準信号e,fと比較する。上記基準信
号e,fは、鑑査すべき券pの種類に相対応する
個有のレベルを持つアナログ信号であり、それぞ
れe1〜e2,f1〜f2と所定の幅を有してい
る。しかして、上記比較器226,227の各比
較結果は、それぞれ判定回路223へ送られる。 また、揺動ローラ208は鑑査の対象となる券
pの厚さに応答して上下方向に変位し、揺動ロー
ラ208の所定値以上の変位は、券pの重ね取り
あるいは異種券の存在として検出器209を作動
せしめる。したがつて、検出器209からは上記
変位量に応じた検出信号が出力され、その信号は
信号組合回路228へ送られる。信号組合回路2
28は、一種のゲート回路であつて、券種設定信
号に応答して検出器209からの信号を所定の組
合せに基いて組合せることにより、券pの厚さに
対するアナログ信号x7を出力する。この信号x
7は比較器229へ送られ、ここで基準信号gと
比較される。上記基準信号gは、鑑査すべき券p
の種類に相対応する固有のレベルを持つアナログ
信号であり、g1〜g2と所定の幅を有してい
る。しかして、上記比較器229は、鑑査すべき
券pの厚さ異常(重ね取りまたは異種券)に関す
る信号としての比較結果を判定回路223へ送
る。 なお、上記基準信号a,b,c,d,e,f,
gは、それぞれ図示しない基準信号発生回路から
券種設定信号に対応して発生される。この基準信
号発生回路は、券種設定信号によつて選択的にア
ナログ信号を出力するアナログメモリであつても
よく、あるいは券種設定信号をアドレスとする固
定メモリ、およびこの固定メモリからのデジタル
信号をアナログ信号に変換するA/D変換器によ
つて構成してもよい。また、上記券種設定信号
は、券種設定ダイアル113の操作に関連して発
生されるものであり、本装置がどの種類の券pを
取扱つているかを示す信号である。 さて、判定回路223は、比較器219,22
0,221,222,226,227,229の
各比較結果に基き下表のように分類判定する。
有価証券などの紙葉類を自動的に検査して再使用
する券、再使用しない券及び識別不能券などに区
分する紙葉類の区分装置に関する。 (従来の技術) 最近例えば有価証券などの紙葉類を自動的に検
査して再使用する券、再使用しない券及び識別不
能券などに区分する紙葉類の区分装置が種々開発
され、実用化されている。この種の区分装置は紙
葉の枚数を一枚一枚自動的に計数し、枚数の過不
足をチエツクすると同時に識別不能券つまり重ね
取り券、偽券、異種券などを検知してこれを排除
し、さらに再使用する券(以下、「正券」と称す
る)と再使用しない券(以下、「損券」と称する)
とに区分し、それぞれ100枚ずつの把にして施封、
押印を行うものである。 ところで損券は焼却、溶解などの処理を経て廃
棄処分するのが普通であるが、現実に廃棄処分さ
れる以前は、穿孔機などにより損券の定められた
箇所、例えば番号、印あるいはサインの記入して
ある部分などに穿孔することにより、損券を再使
用できないようにしている。従つてこの様な損券
束把は正券と同様に厳重な保管が必要である。 しかしながら従来は、正券把、損券束を一旦集
積し、その後人手でそれぞれ結束機、穿孔機に投
入するようになつていた為紙葉類処理装置から搬
出されてくる紙葉類の取扱いは一層厳重にする必
要があり、係員の精神的疲労は相当なものであつ
た。また正券束、損券束をそれぞれ結束機、穿孔
機に投入するのは非常に面倒な作業であり係員の
負担は増大する一方でうあつた。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記事情に鑑み成されたもので、紙葉
類の取扱いを容易にすることができるとともに、
係員の負担を低減することができる紙葉類処理装
置を提供しようとするものである。 〔発明の構成〕 本発明は上記問題点を解決するために、 (1) 供給部にセツトされた紙葉類を1枚ずつ取出
して搬送する取出搬送装置と、この取出搬送装
置で搬送される紙葉類を検知して必要な鑑査を
行なつたうえ少なくとも再使用可能紙葉類と再
使用不能紙葉類とに判定する鑑査装置と、この
鑑査装置を通過した紙葉類を搬送し、鑑査装置
の判定結果に基づき区分する搬送区分装置と、
この搬送区分装置で区分された各紙葉類をそれ
ぞれ所定枚数ごとに区分集積する区分集積装置
と、この区分集積装置に集積された各所定枚数
の紙葉類をそれぞれ把として施封する施封装置
と、この施封装置で施封された各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ搬送する把搬送装置と、こ
の把搬送装置で搬送されてくる各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ集積する把集積装置と、こ
の把集積装置に集積された各所定枚数の紙葉類
の把をそれぞれ所定数ずつ束に結束する結束装
置と、この結束装置によつて結束された再使用
不能紙葉類の束を失効する失効装置とを具備し
たものである。 (2) 供給部にセツトされた紙葉類を1枚ずつ取出
して搬送する取出搬送装置と、この取出搬送装
置で搬送される紙葉類を検知して必要な鑑査を
行なつたうえ少なくとも再使用可能紙葉類と再
使用不能紙葉類とに判定する鑑査装置と、この
鑑査装置を通過した紙葉類を搬送し、鑑査装置
の判定結果に基づき区分する搬送区分装置と、
この搬送区分装置で区分された各紙葉類をそれ
ぞれ所定枚数ごとに区分集積する区分集積装置
と、この区分集積装置に集積された各所定枚数
の紙葉類をそれぞれ把として施封する施封装置
と、この施封装置で施封された各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ搬送する把搬送装置と、こ
の把搬送装置で搬送されてくる各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ集積する把集積装置と、こ
の把集積装置に集積された各所定枚数の紙葉類
の把をそれぞれ所定数ずつ束に結束する結束装
置と、この結束装置によつて結束された再使用
不能紙葉類の束の把の数を検査する把検知装置
と、この把検知装置によつて検査されて束にお
ける把の数が正常である束に対してのみ失効せ
しめる失効装置とを具備したものである。 (3) 供給部にセツトされた紙葉類を1枚ずつ取出
して搬送する取出搬送装置と、この取出搬送装
置で搬送される紙葉類を検知して必要な鑑査を
行なつたうえ少なくとも再使用可能紙葉類と再
使用不能紙葉類とに判定する鑑査装置と、この
鑑査装置を通過した紙葉類を搬送し、鑑査装置
の判定結果に基づき区分する搬送区分装置と、
この搬送区分装置で区分された各紙葉類をそれ
ぞれ所定枚数ごとに区分集積する区分集積装置
と、この区分集積装置に集積された各所定枚数
の紙葉類をそれぞれ把として施封する施封装置
と、この施封装置で施封された各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ搬送する把搬送装置と、こ
の把搬送装置で搬送されてくる各所定枚数の紙
葉類の把をそれぞれ集積する把集積装置と、こ
の把集積装置に集積された各所定枚数の紙葉類
の把をそれぞれ所定数ずつ束に結束する結束装
置と、この結束装置によつて結束された再使用
不能紙葉類の束の把の数を検査する把検知装置
と、この把検知装置によつて検査されて束にお
ける把の数が正常でないと判定された束を集積
するリジエツクト集積部とを具備したとを具備
したものである。 〔作用) (1) 再使用可能紙葉類及び再使用不能紙葉類のた
ばはそれぞれ集積装置に集積された後、所定数
のたば毎に結束されて失効されるため係員は束
の状態で紙葉類を取扱うことができ、大幅に作
業量が低下する。 (2) 束検知装置により所定数の把が存在している
ことが検出された束のみが失効される。このた
め誤つた把の数で結束された束が在つてもこの
束は失効されず計数上のミスがなくなる。また
係員は把の数をチエツクする必要がないため作
業量が大幅に低減される。 (3) 束検知装置により所定数の把が存在している
ことが検出されなかつた場合、その束がリジエ
クト集積部に集積される。このため誤つた把の
数で結束された束が在つてもこの束は処理され
ず計数上のミスがなくなる。また係員はリジエ
クトされた束についてのみ処理すれば良いため
作業量が大幅に低減される。 まず、本発明の概要について述べる。この場
合、以下に説明する実施例は、たとえば小切手あ
るいは株券などの有価証券を取扱う紙葉類処理装
置であつて、紙葉類を1枚ずつ搬送する過程にお
いて紙葉類の特徴を検出して鑑査し、この検出し
た特徴に基いて紙葉類を区分し、かつ所定枚数た
とえば100枚ごとに施封(把束)を行い、さらに
その施封した100枚の紙葉類つまり紙葉類の把を
所定数たとえば10個ごとに施封(結束)して束と
するものである。しかして、この紙葉類処理装置
で取扱う紙葉類は、上述したように小切手あるい
は株券などの有価証券であるが、この有価証券は
本紙葉類処理装置において次のように区分され
る。 (1) 正券…鑑査の結果、正規でかつ有効な有価証
券であると認められ、本紙葉類処理装置
で処理されたのち発行元から再び利用に
供すべく返却される有価証券。 (2) 損券…鑑査の結果、正規でかつ有効な有価証
券であると認められ、本紙葉類処理装置
で処理されたのち発行元において回収さ
れ、廃棄処分される有価証券。 (3) 排除券…鑑査の結果、偽りの有価証券であ
り、もしくは無効な有価証券であると認
められた有価証券(無効券)、損傷が著
しく、もしくは重ね取りされたなどの理
由によつて鑑査を行うことのできない有
価証券(鑑査不能券)、あるいは取扱対
象外の有価証券(異種券)。 このようにして、正券、損券および排除券に区
分された有価証券のうち、正券および損券につい
ては100枚ずつ区分集積される。排除券は、重ね
取りされた有価証券に対する再処理を行うべく再
び本紙葉類処理装置において処理されるが、再処
理後も排除券として区分された有価証券は、最終
的には本紙葉類処理装置のオペレータによつて処
理される。 さて、区分集積された正券および損券は、それ
ぞれ100枚単位で搬出される。このときの正券あ
るいは損券の状態は、100枚単位で積み重ねられ
ただけの状態でまだ把束されていない。しかし
て、搬出された100枚の正券および損券はそれぞ
れ把束される。この把束を有価証券の場合は施封
と称する。施封は、100枚の正券あるいは損券の
周囲に把束用帯たとえば紙テープを巻回するとと
もに、その紙テープの一端を巻回部分に接着する
ことにより行う。この100枚単位の券を施封する
紙テープを小帯と称する小帯は、正券に対しては
緑色の紙テープが、損券に対しては黄色の紙テー
プが用いられる。さて、小帯によつて施封された
100枚の券(この状態を把と称する)は、正券お
よび損券の把に共通な搬送路によつて搬送され
る。この搬送途中において、正券および損券の把
に対してオペレータ名および処理日付などを印し
た消印が押される。この消印は小帯上に押され
る。消印が押された後は、正券把および損券把が
それぞれ別々に区分され、そのまま集積される。
この集積された正券把および損券把は、それぞれ
所定数たとえば10個ごとに結束される。この結束
は、積み重ねられた10個の正券把あるいは損券把
の周囲に結束用帯たとえば紙テープを十文字に巻
回することにより行う。この10個単位の把を結束
する紙テープを大帯と称す。さて、大帯によつて
結束された10個の券把(この状態を束と称する)
は束集積装置に集積される。集積された束のうち
損券束については穿孔等による失効が行なわれ
る。また失効に先だつて束を構成する把の数が検
査される。 次に、上述した有価証券の処理を連続的に行う
紙葉類処理装置の一実施例について詳細に説明す
る。 まず第1図は、本紙葉類処理装置の前段をなす
前処理装置10を概略的に示す正面図である。こ
の前処理装置10は、供給される有価証券(以下
単に券と略称する)を正券、損券、排除券にそれ
ぞれ区分して集積し、正券および損券はそれぞれ
100枚ずつの把にして施封(把束)し、押印する
までの処理を行うものであり、大別して取出搬送
装置100、鑑査装置200、搬送区分装置30
0、区分集積装置400、券施封装置500、お
よび把搬送押印装置600から構成されている。
取出搬送装置100は、水平状態に載置されてい
る券Pを1枚ずつ真空吸着によつて取出し、それ
を鑑査装置200へ搬送するものである。鑑査装
置200は、取出搬送装置100によつて取出さ
れ搬送される券Pに対して必要な鑑査を行うもの
である。搬送区分装置300は、取出搬送装置1
00によつて搬送され鑑査装置200を通過した
券pを、鑑査装置200の鑑査結果に基いて区分
し、区分集積装置400へ搬送するものである。
区分集積装置400は、搬送区分装置300で搬
送されてくる正券および損券をそれぞれ100枚単
位に区分して略水平状態で集積し、この集積され
た100枚の正券および損券をそれぞれ券施封装置
500へ搬出するものであり、正券に対する区分
集積を行う正券区分集積装置400aと、損券に
対する区分集積を行う損券区分集積装置400b
とから構成される。券施封装置500は、区分集
積装置400から搬送されてくる100枚の正券お
よび損券をそれぞれ施封し、把搬送押印装置60
0へ搬出するものであり、正券に対する施封を行
う正券施封装置500aと、損券に対する施封を
行う損券施封装置500bとから構成される。把
搬送押印装置600は、券施封装置500から搬
出される正券把および損券把を受取り、それを後
述する後処理装置20へ搬送するとともに、その
搬送途中において所定の押印を行うものである。 以下、各部の詳細な構成および作用を説明す
る。まず、、取出搬送装置100(第1図参照)
は、供給部101、取出部102、受渡部103
およびクリーナ部104から構成される。供給部
101は、左側供給室105と右側供給室106
とに分けられており、これら両供給室105,1
06にはそれぞれ券押圧板107,108が設け
られている。そして、上記両供給室105,10
6間には、突没自在な仕切板109が設けられて
いる。上記一方の券押圧板107は、券pを載置
したまま上方に押し上げ、一定圧力で券pを取出
部102側へ押圧するものである。上記他方の券
押圧板108は、逆L字形状に形成されており、
右側供給室106内の券pを左方向へ移動せしめ
るものである。そして、上記券押圧板108の水
平部分は、左側供給室105の底部と入れ子状態
となるように棒状部材が簀子状に配列されて構成
されており、この部分に券pが水平に載置される
ようになつている。一方、上記券押圧板108の
垂直部分は、その水平部分に載置された券pの一
端を揃える作用をなす。 また、供給部101の前面には、両供給室10
5,106間を摺動する透明なカバー110が設
けられている。このカバー110は、通常は右側
供給室106の前面開口部を閉塞していて、券押
圧板108上に券pを補充するときにのみ左側供
給室105の前面開口部を閉塞すべく移動され
る。カバー110が移動すると、それが検知器1
11によつて検知されることにより、その検知信
号によつて仕切板109は両供給室105,10
6の底面から突出し、両供給室105,106間
を仕切るようになつている。なお、仕切板109
は、通常は両供給室105,106の底面下に没
している。一方、両供給室105,106のカバ
ー110と相対向する側には、基準面112が設
けられており、両供給室105,106内に載置
されている券pに対してその端部を本装置の後面
側から規制する作用をなす。この基準面112
は、券種設定ダイアル113を操作することによ
り、本装置の前後方向へ摺動するようになつてい
る。上記券種設定ダイアル113は、本装置で取
扱う券pの種類を設定するものである。なお、こ
の実施例において取扱う券pは、たとえばW,
X,Y,Zの4種類であり、それぞれ幅および長
さが異なるものである。したがつて、基準面11
2は、取扱う券pの幅に応じてその規制位置を設
定するべく前後方向に摺動する。 取出部102は、時計方向に回転するロータ1
14と、このロータ114の両端に設けられた吸
着チツプ115,115とで構成される。上記ロ
ータ114は、図示しない駆動源によつて時計方
向へ回転される。また、上記吸着チツプ115
は、ロータ114の回転方向に沿つて徐々に厚み
を減少する形状となつており、かつその表面は滑
らかに形成されている。なお、吸着チツプ115
の表面には、吸着孔(図示しない)が穿孔されて
おり、図示しない真空装置と連通している。受渡
部103は、取出部102で取出された券pを搬
送区分装置300へ受渡す作用をなし、搬送区分
装置300の前段をなす搬入路116とガイド板
117とから構成される。クリーナ部104は、
図示しない真空装置と連通されていて、搬送区分
装置300によつて搬送される券pに付着してい
る塵埃を吸着して取り除くもので、後続の鑑査装
置200における鑑査に対する塵埃の影響を減ず
る効果をもたらす。 このような構成において、取出搬送装置100
の動作を説明すると、まず券種設定ダイアル11
3を操作して取扱うべき券種を設定することによ
り、基準面112が前後して取扱う券pに応じた
幅が設定される。なお、初期状態においては、券
押圧板107は供給室105の底部の定位置にセ
ツトされている。この状態で、カバー110を供
給室106から供給室105側へ移動させる。こ
れにより、検知器111からその検知信号が発せ
られ、これに応答して仕切板109が突失し、左
右の供給室105,106間を仕切る。ここで、
オペレータは、たとえば千枚単位で券pを揃えて
券押圧板108の水平部分上に載置する。券pの
積み重ねは、券押圧板108の垂直部分、基準面
112および仕切板109によつて3方向から位
置が規制される。しかして、カバー110を供給
室106の前面開口部を閉塞するべく移動させ
る。これは検知器111によつて検知され、その
検知信号に応答して仕切板109は供給室10
5,106の底面下に没する。そして、券押圧板
108は、その水平部分に券pの積み重ねを載置
したまま供給室106から供給室105側に向け
て移動する。 このとき、券押圧板107、供給室105の底
部および券押圧板108の水平部分は、相互に入
れ子状態となるべく棒状部材が簀子状に配列され
ているので、券押圧板108は券押圧板107お
よび供給室105の底部に何ら妨げられることな
く供給室105にセツトされる。そして、券押圧
板107は、券押圧板108に代つて券Pの積み
重ねを載置して上昇し、券pを一定圧力で上方へ
押圧する。これと同時に、券押圧板108は右方
向へ移動して供給室106内の定位置にセツトさ
れる。この状態で、後述するスタートスイツチを
操作することにより、ロータ114が時計方向に
回転し、吸着チツプ115が供給室105内の最
上位の券pを吸着して取出し、その券pを受渡部
103へ送る。この取出された券pは、ガイド板
117に沿つて搬入路116により搬送され、ク
リーナ部104によつて付着している塵埃が取り
除かれた後、鑑査装置200へ送られる。 一方、供給室105内にセツトされた券pが取
出部102によつて取出されている間に、カバー
110を供給室105側に移動せしめて、券押圧
板108上に次の券pを補充する。なお、カー1
10が移動すると、検知器111はそれを検知し
て仕切板109を供給室105,106の底面か
ら突出させる。そして、券pを補充すると、再び
カバー110を定位置に戻すことにより仕切板1
09は供給室105,106の底面下に没する。
なお、この場合、後述する連続取出スイツチを操
作することにより、供給室105内の券pに対す
る取出しが終了すると、自動的に供給室106内
の券pが供給室105側に移送され、連続的に取
出しが行われるようになつている。 鑑査装置200(第1図参照)は、光学的鑑査
部201、磁気的鑑査部202、および機械的鑑
査部203から構成される。光学的鑑査部201
は、搬送される券Pにたとえば可視光を照射し、
券pからの反応光および券pの透過光を受光して
電気信号に変換し、一定の論理にしたがつて券P
の光学的な特徴を検出するものである。磁気的鑑
査部202は、券pの磁気を検出することにより
券pの磁気的な特徴を検出するものであり、2つ
の磁気ヘツド204,204、券pを磁気ヘツド
204,204側へ押圧する2つの押圧パツド2
05,205及び磁気ヘツド204,204と同
一面となるべく配置されて搬送区分装置300の
搬送ベルトを蛇行状に保持する2つの保持ローラ
206,206によつて構成される。なお、上記
保持ローラ206,206によつて搬送区分装置
300の搬送レベル305を押圧パツド205,
205側に突出せしめるとともに、押圧パツド2
05,205によつて券pを磁気ヘツド204,
204側に押圧することにより、券pが磁気ヘツ
ド204,204のヘツド面に密着させられるの
で、良好な磁気―電気変換が可能となる。機械的
鑑査部203は、券pの厚さを検出することによ
り重ね取り券あるいは異種券の有無を検出するも
のであり、固定的に設置されていて周面の位置が
変動しない基準ローラ207、この基準ローラ2
07に対して搬送される券pを圧接する揺動自在
な揺動ローラ208、この揺動ローラ208の変
位をたとえば光学的に検出する検出器209によ
つて構成されていて、基準ローラ207と揺動ロ
ーラ208との間に正規の券pが1枚介在したと
きを基準として、これよりも厚さの大きな券pが
介在したときの揺動ローラ208の変位を検出器
209で検出するようになつている。なお、上記
基準ローラ207はその周面が一様に形成された
一体的な円筒物であり、また上記揺動ローラ20
8は基準ローラ207に対向配置された複数個の
小ローラの集合体である。したがつて、その各小
ローラは券pの厚さを検出すべき位置に相対応し
て基準ローラ207の軸に沿つて複数個配置され
ており、この揺動ローラ208の変位を検出する
検出器209も揺動ローラ208に対応して複数
個設けられている。 ここで、第2図を参照して鑑査装置200を更
に詳細に説明する。光学的鑑査部201は、券p
に光を照射する光源210、この光源210の光
照射による券pからの反射光を受光する受光素子
2111、券pの透過光を受光する受光素子21
2によつて構成される。なお、上記両受光素子2
11,212は、それぞれ券pの光学的な特徴を
検出すべき部位に相対応して複数個設けられてい
るが、ここでは一括して受光素子211,212
として表わされている。しかして、両受光素子2
11,212は、券pの反射光および透過光を受
光して光電変換を行い、その電気信号を相対応し
て設けられた増幅器213,214へそれぞれ送
る。増幅器213,214は、受光素子211,
212からの信号をそれぞれ所定レベルまで増幅
し、積分器215,216へそれぞれ送る。積分
器215,216は、増幅器213,214の出
力信号(アナログ信号)をそれぞれ一定時間積分
し、信号組合回路217,218へそれぞれ送
る。信号組合回路217,218は、積分器21
5,216からそれぞれ出力される複数の信号
を、鑑査すべき券pの種塁に対応する券種設定信
号に応答して所定の組合せに基いて組合せること
により、券pの正損度合(券pの光学的な汚損度
合)を鑑査するための券pの透過光に基くアナロ
グ信号x1、券pの真偽(券pが有効なものであ
るか無効なものであるかの判定)を鑑査するため
の券pの透過光に基くアナログ信号x2、券pの
正損度合を鑑査するための券pの反射光に基くア
ナログ信号x3、券pの真偽を鑑査するための券
pの反射光に基くアナログ信号x4をそれぞれ出
力する。そして、これら各信号x1,x2,x
3,x4は比較器219,220,221,22
2へそれぞれ送られ、ここで基準信号a,b,
c,dとそれぞれ比較される。上記基準信号a,
b,c,dは、鑑査すべき券pの種類に相対応す
る固有のレベルを持つアナログ信号であり、それ
らのうち基準信号b,dはそれぞれb1〜b2,
d1〜d2と所定の幅を有している。しかして、
上記比較器219,220,221,222の各
比較結果は、それぞれ判定回路223へ送られ
る。 一方、磁気ヘツド204,204は、それぞれ
券pの表面および裏面から磁気を検出して電気信
号に変換し、その電気信号を相対応して設けられ
た増幅器224,225へそれぞれ送る。増幅器
224,225は、磁気ヘツド204,204か
らの信号をそれぞれ所定レベルまで増幅し、その
各出力信号x5,x6を比較器226,227へ
それぞれ送る。比較器226,227は、増幅器
224,225から出力される信号x5,x6を
それぞれ基準信号e,fと比較する。上記基準信
号e,fは、鑑査すべき券pの種類に相対応する
個有のレベルを持つアナログ信号であり、それぞ
れe1〜e2,f1〜f2と所定の幅を有してい
る。しかして、上記比較器226,227の各比
較結果は、それぞれ判定回路223へ送られる。 また、揺動ローラ208は鑑査の対象となる券
pの厚さに応答して上下方向に変位し、揺動ロー
ラ208の所定値以上の変位は、券pの重ね取り
あるいは異種券の存在として検出器209を作動
せしめる。したがつて、検出器209からは上記
変位量に応じた検出信号が出力され、その信号は
信号組合回路228へ送られる。信号組合回路2
28は、一種のゲート回路であつて、券種設定信
号に応答して検出器209からの信号を所定の組
合せに基いて組合せることにより、券pの厚さに
対するアナログ信号x7を出力する。この信号x
7は比較器229へ送られ、ここで基準信号gと
比較される。上記基準信号gは、鑑査すべき券p
の種類に相対応する固有のレベルを持つアナログ
信号であり、g1〜g2と所定の幅を有してい
る。しかして、上記比較器229は、鑑査すべき
券pの厚さ異常(重ね取りまたは異種券)に関す
る信号としての比較結果を判定回路223へ送
る。 なお、上記基準信号a,b,c,d,e,f,
gは、それぞれ図示しない基準信号発生回路から
券種設定信号に対応して発生される。この基準信
号発生回路は、券種設定信号によつて選択的にア
ナログ信号を出力するアナログメモリであつても
よく、あるいは券種設定信号をアドレスとする固
定メモリ、およびこの固定メモリからのデジタル
信号をアナログ信号に変換するA/D変換器によ
つて構成してもよい。また、上記券種設定信号
は、券種設定ダイアル113の操作に関連して発
生されるものであり、本装置がどの種類の券pを
取扱つているかを示す信号である。 さて、判定回路223は、比較器219,22
0,221,222,226,227,229の
各比較結果に基き下表のように分類判定する。
【表】
【表】
すなわち、排除券、損券、正券の順で券pに対
する判定を行い、その判定結果信号および損券で
あることを示す損券信号、正券であることを示す
正券信号、さらに損券および正券ごとの合計信号
をそれぞれ出力する。上記判定結果信号は券pの
搬送区分制御に用いられ、また上記損券信号、正
券信号および合計信号はそれぞれ計数信号として
用いられるものであり、これら各信号はそれぞれ
後述する制御装置(第24図参照)へ送られる。 搬送区分装置300(第1図参照)は、第1搬
送路301、第2搬送路302、および第3搬送
路303を主体に構成される。これら各搬送路3
01,302,303は、駆動あるいは従動ロー
ラ304,304,…およびこれらローラ30
4,304,…に掛け渡された搬送ベルト30
5,305,…によつて構成されており、搬送ベ
ルト305,305,…の相互対向面間において
券pを挾持し、搬送するようになつている。上記
第1搬送路301は、受渡部103からクリーナ
部104および鑑査装置200を介して延長して
おり、第2搬送路302との分分岐点に第1区分
ゲート306を有している。この第1区分ゲート
306は、図示しないロータリソレノイドなどに
よつて駆動されて回動可能になつており、鑑査装
置200からの判定結果信号に応答して搬送され
てくる券pを第2搬送路302あるいは第3搬送
路303へ導くものである。上記第1区分ゲート
306の手前には、たとえば光学的な検知器30
7が設けられている。この検知器307は、第1
搬送路301を搬送される券pを検知して信号を
出力し、その検知信号が得られたタイミングで第
1区分ゲート306が回動されるようになつてい
る。 一方、第2搬送路302の終端部は、供給部1
01の上方部位に位置しており、この終端部に排
除券集積部308が設けられている。この排除券
集積部308は、第2搬送路302の終端部に連
設されたガイド板309、このガイド板309に
沿つて落下する券pを集積する集積箱310、お
よびこの集積箱310の前面開口部を開閉するド
ア311から構成される。また、第3搬送路30
3は、正券搬送路303aおよび損券搬送路30
3bから構成されており、これら両搬送路303
a,303bの分岐点には第2区分ゲート312
が設けられている。この第2区分ゲート312
は、前記第1区分ゲート306と同様な構成とな
つており、鑑査装置200からの判定結果信号に
応答して搬送されてくる券pを正券搬送路303
aあるいは損券搬送路303bへ導くものであ
る。上記第2区分ゲート312の手前にも、たと
えば光学的な検知器313が設けられている。こ
の検知器313は、第3搬送路303を搬送され
る券pを検知して信号を出力し、その検知信号が
得られたタイミングで第2区分ゲート312が回
動されるようになつている。しかして、正券搬送
路303aは、正券区分集積装置400aまで延
長しており、その区分集積装置400aへの搬入
側にはたとえば光学的な検知器314が設けられ
ている。また、同様に損券搬送路303bは、損
券区分集積装置400bまで延長しており、その
区分集積装置400bへの搬入側にはたとえば光
学的な検知器315が設けられている。上記検知
器314,315は、区分集積装置400a,4
00bへ搬入される券pの枚数および搬入タイミ
ングを検知するためのものであり、その詳細は後
述する。 このような構成において、搬送区分装置300
の動作を説明すると、取出搬送装置100によつ
て取出された券pは、受渡部103を介して搬送
区分装置300に送られる。すなわち、取出され
た券pは受渡部103から第1搬送路301に送
られ、この第1搬送路301を搬送されている間
に券pに対する鑑査が鑑査装置200によつて行
われ、その判定回路223から券pの種類に対応
して判定結果信号が後述する制御装置(第24図
参照)に送られる。そして、搬送される券pが検
知器307によつて検知されると、その検知信号
が後述する制御装置へ送られることにより、制御
装置は判定回路223からの判定結果信号に応じ
て第1区分ゲート306を回動させる。すなわ
ち、第1区分ゲート306は、通常は券pを第3
搬送路303側へ導くようにセツトされており、
検知器307によつて券pが検知されたタイミン
グで、判定回路223からの判定結果信号が正券
または損券を示す信号のときはそのままの状態を
保持し、判定結果信号が排除券を示す信号のとき
は券pを第2搬送路302へ導くべく回動するも
のである。第2搬送路302に導かれた券pは、
排除券集積部308の集積箱310内に収納され
る。この集積箱310内に収納された券pは、ド
ア311を開けることにより取出すことが可能で
ある。 一方、券pが第3搬送路303に導かれた場合
には、券pが検知器313によつて検知される
と、その検知信号が後述する制御装置へ送られる
ことにより、制御装置は判定回路223からの判
定結果信号に応じて第2区分ゲート312を回動
させる。すなわち、第2区分ゲート312は、通
常は券pを正券搬送路303a側へ導くようにセ
ツトされており、検知器313によつて券pが検
知されたタイミングで、判定回路223からの判
定結果信号が正券を示す信号のときはそのままの
状態を保持し、判定結果信号が損券を示す信号の
ときは券pを損券搬送路303bへ導くべく回動
するものである。 なお、第1図中には示されていないが、搬送区
分装置300には所定間隔ごとに光学的なジヤム
検知器(図示しない)が設けられていて、これら
検知器によつて券pの通過を検知することによ
り、券詰り発生の有無および券pの搬送路からの
脱落の有無などをチエツクするようになつてい
る。 区分集積装置400は、前述したように正券区
分集積装置400aと損券区分集積装置400b
とによつて構成されているが、両者は同一構成で
あるので以下の説明においては正券区分集積装置
400aのみを詳述し、損券区分集積装置400
bについては省略する。 さて、第3図ないし第6図は正券区分集積装置
400aを示すものであり、これは大別して搬入
部401、セパレータ402および集積部403
(第3図参照)から構成される。搬入部401は、
正券搬送路303aから搬送されてきた券pを検
知する検知器314、券pを搬送するローラ30
4およびこれに掛け渡された搬送ベルト305、
送り込まれる券pに摺接することにより券pに帯
電した電荷を除電する除電器404から構成され
る。上記検知器314は、前述したように券pの
通過を検知して、通過した券pの枚数および搬入
タイミングを検知するために用いられる。また、
上記ローラ304および搬送ベルト305は、こ
れも前述したように正券搬送路303aの一部を
構成している。しかして、本区分集積装置400
aは基台405上に設置されており、また上記セ
パレータ402は上記基台405上に立設された
サブプレート406,407によつて支持されて
いる。すなわち、セパレータ402は、サブプレ
ート406,407によつて軸支された軸408
に軸着されている駆動ローラ409,ブラケツト
410,410によつて支持されている従動ロー
ラ411,412,413,414,415,4
16,417,418,419、この駆動ローラ
409および従動ローラ411〜419によつて
挾持されている3本のセパレータアーム420,
420,420によつて構成される。上記軸40
8は、カツプリング421を介してモータ422
に連結されていて、このモータ422によつて回
動されるようになつている。そして、上記駆動ロ
ーラ409の周面には、セパレータアーム42
0,420,420を支持するように凹部42
3,423,423が設けられている。なお、同
様に従動ローラ411〜419の各周面にもそれ
ぞれ凹部が設けられている。 一方、ブラケツト410,410は軸408に
よつて軸支されていて、この軸408の周囲を回
動できるようになつている。そして、ブラケツト
410,410間には軸424が架設されてい
て、この軸424によつて従動ローラ413,4
16,419が回転自在に軸支されている。ま
た、上記軸424の上方には、軸425がブラケ
ツト410,410間に架設されている。この軸
425には、4つの「く」の字形状の板ばね42
6,426,…が軸425の周囲を回動できるよ
うに取着されていて、この板ばね426,42
6,…の両端には軸427,428が取着されて
いる。そして、上記軸427には従動ローラ41
2,415,418が、上記軸428には従動ロ
ーラ411,414,417がそれぞれ回転自在
に取着されている。すなわち、ブラケツト41
0,410および板ばね426,426,…が回
動可能であるから、従動ローラ411,412,
414,415,417,418は駆動ローラ4
09、従動ローラ413,416,419に対し
て揺動するようになつている。また、ブラケツト
410,410は、コイルスプリング429によ
つて基台404の方向に付勢されている。さら
に、ブラケツト410,410には爪430がね
じ止めされている。この爪430は、ブラケツト
410,410が第6図に示すようにスプリング
429の張力に抗して反時計方向に回動したと
き、ソレノイド431によつて吸引または解除さ
れて進退するアーマチユア432と係合するよう
になつている。 また、セパレータアーム420,420,42
0は金属製の棒材であつて、その先端は丸みが形
成され、他端はプレート433に固定されてい
る。そして、セパレータアーム420,420,
420のうち中央のアーム420には、その前後
端部においてストツパピン434,434が設け
られており、このストツパピン434,434に
よつてセパレータアーム420,420,420
の可動範囲が規制されるようになつている。上記
ストツパピン434,434,は係止片435に
よつて係止される。 集積部403は、その各側壁をなすスライドス
トツパ436、ドア437、第1振動板438、
第2振動板439、上記スライドストツパ436
およびドア437を移動させることにより集積容
積を可変する可変機構440、上記第1および第
2振動板438,439を振動させる振動機構4
41、ビート体442,442、および底面をな
すバツクアツプ体443などから構成される。上
記可変機構440は、取扱う券pの種類(サイ
ズ)に応じて集積容積を可変するものである。す
なわち、つまみ444(第4図参照)を回転して
所定サイズに設定すると、つまり444に連結さ
れた軸445に固定されたカム446が回動し、
このカム446の回動により移動部材447を介
してスライドストツパ436が図示矢印X方向に
移動し、これにより券pの長手(長さ)方向に対
する所定の長さl1が得られるようになつている。
また、スライドストツパ436が移動すると、そ
れに固定されたカム448も同時に矢印X方向へ
移動し、これによりカムフオロア449が図示矢
印Y方向へ移動するようになつている。上記カム
フオロア449は、軸450をスライドするブロ
ツク451に固定されており、このブロツク45
1にはヒンジ452を介してドア437が装着さ
れている。したがつて、ドア437は、カムフオ
ロア449の移動に応じて図示矢印Y方向に移動
し、これにより券pの短手(幅)方向に対する所
定の長さl2が得られるようになつている。 また、軸445には、設定サイズ検知用の円板
453(第4図および第6図参照)が固定されて
いて、この円板453にはその円周上においてス
リツト454,454が設けられており、このス
リツト454,454は円板453の周囲に配設
された検知器455,455で光学的に検知され
るようになつている。なお、上記検知器455,
455の各出力は後述する制御装置に送られるこ
とにより、設定された券pのサイズ(種類)が検
知されるようになつている。 前記振動機構441は、第1および第2振動板
438,439を振動させることにより、集積さ
れた券pの整位を行うものである。すなわち、モ
ータ456(第4図参照)で偏心カム457を回
転させることにより、このカム457でカムフオ
ロア458,459を駆動し、このカムフオロア
458,459に固定された連結部材460,4
61を矢印Y,X方向へ揺動させるようになつて
いる。上記連結部材460,461には第1振動
板438、第2振動板439が固定されている。
したがつて、第1振動板438は連結部材460
の揺動に応じて矢印Y方向に振動し、第2振動板
439は連結部材461の揺動に応じて矢印X方
向に振動するようになつている。 前記ビート体442,442は、搬入部401
で搬入されてきた券pを下方へ叩き落すためのも
ので、軸462に固定されている。この軸462
は、ハウジング463,463に支持されてい
て、かつスツプリング464を介してロータリソ
レノイド465に連結されている。すなわち、ビ
ート体442,442は上記ソレノイド465に
よつて所定のストロークで回動されるものであ
る。なお、466,466および467,467
は搬入されてきた券pを案内するガイド体で、ス
ライドストツパ436の上端に固定されており、
スライドストツパ436およびビート体442,
442とはハウジング463,463間において
入れ子状態となつている。したがつて、上記ガイ
ド体466,466,467,467は、サイズ
切換えによるスライドストツパ436の移動に伴
つて矢印X方向へ移動するようになつている。ま
た、前記バツクアツプ体443は、逆L字形状に
形成されていてその水平部分は3分割されてお
り、セパレータ402の下方に位置して券pを集
積するものであつて、必要に応じて上下動するよ
うになつている。 このような構成において、正券区分集積装置4
00aの動作を説明すると、搬入部401によつ
て搬入されてくる券pは、ガイド体466,46
6,467,467で案内されるとともにビート
体442,442で叩き落されることにより、こ
のとき集積部403内に位置しているセパレータ
402上に順次水平状態で集積される。セパレー
タ402上に所定板数に近い券pが集積される
と、セパレータ402は図示矢印A方向へ後退す
る。すなわち、モータ422が動作して駆動ロー
ラ409が回転することにより、セパレータアー
ム420,420,420が第3図において左方
向つまり矢印A方向に移動するものである。セパ
レータ402が後退すると、その上に集積されて
いる券pは、このとき第2図の実線で示す位置ま
で上昇して待機しているバツクアツプ体443上
に自重落下し、その上に集積される。一方、矢印
A方向に後退したセパレータ402は、そのまま
反時計方向つまり図示矢印B方向に回動して角度
を変え、しかるのち図示矢印C方向に前進し、二
点鎖線で示す位置(第3図参照)まで復帰して待
機する。すなわち、セパレータアーム420,4
20,420が矢印A方向に移動し、その先端部
に設けられたストツパピン434が係止片435
に当接すると、セパレータアーム420,42
0,420は矢印B方向に回動する。この回動
は、爪430(第6図参照)とアーマチユア43
2とが係合ることにより規制されてロツクされ
る。セパレータアーム420,420,420が
ロツクされると、駆動ローラ409が回転するこ
とにより、セパレータアーム420,420,4
20は矢印C方向へ移動し、その後端部に設けら
れたストツパピン434が係止片435に当接す
ると、駆動ローラ409は回転を停止するもので
ある。 このようにして、バツクアツプ体443上に所
定枚数(たとえば100枚)に近い券pが集積され
ると、バツクアツプ体443は一点鎖線で示す位
置(第3図参照)まで下降する。そして、バツク
アツプ体443上に所定枚数の券pが集積される
と、集積部403上に待機しているセパレータ4
02は時計方向つまり図示矢印D方向に回動し、
再び実線で示す位置にて停止する。すなわち、検
知器314で100枚目の券pが検知されると、そ
の検知信号を基に後述する制御装置からソレノイ
ド431に駆動信号が送られることにより、アー
マチユア432と爪430との係合が解除され
る。これにより、セパレータアーム420,42
0,420はロツク状態から解放され、スプリン
グ429の引張力により落下(回動)せしめられ
るものである。これにより、バツクアツプ体44
3上の券pと引き続き搬入されてくる券pとは、
セパレータ402によつて完全に分離されること
になる。なお、バツクアツプ体443上に集積さ
れた券pの枚数は、検知器314の出力信号を基
に後述する制御装置で計数されているが、所定枚
数に分離されているか否かは、光学的な検知器4
69,470,470(第3図および第4図参
照)によりチエツクするようになつている。すな
わち、検知器469が101枚目の券pを検知した
とき、検知器470,470が「暗」から「明」
になつておれば、所定枚数の精度を保つて分離し
ているものとみなすものである。しかして、バツ
クアツプ体443は、その上に所定枚数の券p1を
載置して一点鎖線で示す位置から二点鎖線で示す
位置(第3図参照)まで下降し、券施封装置50
0の回転ドラム501,501に所定枚数の券
P1を受渡し、その後上昇して再び実線で示す位
置まで上昇して停止するようになつている。 券施封装置500は、前述したように正券施封
装置500aと損券施封装置500bとによつて
構成されているが、両者は同一構成であるので以
下の説明において正券施封装置500aのみを詳
述し、損券施封装置500bについては省略す
る。 さて、第7図および第8図は正券施封装置50
0aを示すものであり、これは大別して一対の回
転ドラム501,501、券移送機構502,把
束輪形成および把束機構503から構成される。
回転ドラム501,501は、正券区分集積装置
400aのバツクアツプ体443の下方部位に位
置して、バツクアツプ体443により略水平状態
で搬送されてきた所定枚数の券P1を受取り、そ
れを反時計方向つまり図示矢印E方向へ略90度回
転させることにより、略垂直状態に状態変換する
ためのものである。すなわち、回転ドラム50
1,501は、所定の厚さを有しかつ略正方形状
に形成されていて、軸504に所定間隔あけて軸
支されており、軸504が図示しない駆動源で回
転駆動されることにより、矢印E方向へ回転する
ようになつている。また、回転ドラム501,5
01の各周面には、固定押え板505,…および
逆L字形状の可動押え板つまりクランプ体50
6,…が立設されている。すなわち、上記クラン
プ体506,…は、図示矢印F方向に開閉するよ
うになつていて、券p1を受取るときは開き、券P1
を受取ると閉じることにより、押え板505,…
との間に券P1をその幅方向にクランプするもの
である。なお、回転ドラム501,501は、バ
ツクバツク体443が下降してきたときその水平
部分と入れ子状態(第8図参照)となるようにな
つている。 前記券移送機構502は、回転ドラム501,
501で状態変換されて略垂直状態にある券P1
を、その略中央部で2分割して把束輪形成および
把束機構503へ移送するためのものであり、押
出体507、分割板508、案内壁509および
送りアーム510などから構成される。押出体5
07は、押棒511およびアーム512を介して
駆動部513に連結されていて、駆動部513が
動作することによりアーム512と押棒511を
介して図示矢印G方向へ移動し、回転ドラム50
1,501の周面に略垂直状態でクランプされて
いる券P1を押出し、固定底板514と可動底板
515に沿つて案内壁509に達するまで押出す
ようになつている。なお、押出体507、固定底
板514および可動底板515はそれぞれ3分割
されており、そのうち押出体507および固定底
板514は回転ドラム501,501と入れ子状
態(第8図参照)になつている。また、可動底板
515は、必要に応じて軸516を支点として回
動するようになつている。分割板508は、可動
底板515上に垂直状態で位置している券P1を
2分割するためのものであり、略扇状に形成され
ている。すなわち、分割板508は、可動底板5
15の上方に位置していて、軸517を介して図
示しない駆動部に連結されており、必要に応じて
下方へ回動することにより券p1内に挿入され、2
分割するようになつている。なお、分割板508
の可動底板515と相対応する縁部508aは、
券P1内への挿入を容易にするために刃状に形成
されている。送りアーム510は、逆L字形状に
形成されていて、送りベルト518を介して駆動
部519に連結されており、駆動部519が動作
することによりベルト518を介して図示矢印H
方向つまり第8図において左方向へ移動し、可動
底板515上の券P1を案内壁509に沿つて把
束輪形成および把束機構503へ送り出すように
なつている。なお、案内壁509および送りアー
ム510はそれぞれ3分割されており、両者が入
れ子状態となるようになつている。 前記把束輪形成および把束機構503は、送り
出される把束用帯の一端を所定回数ループ状に巻
回し、かつその先端部をループ内を2分すべく垂
下させてなる把束輪をあらかじめ形成するととも
に、この把束輪内に券移送機構502で券P1が
挿入されるとその把束輪を締め上げることにより
把束するものであり、券移送機構502の左側端
部(第8図において)近傍に設けられている。す
なわち、巻枠520に巻回されている把束用帯、
たとえば緑色の紙テープ(損券施封装置500b
ではたとえば黄色の紙テープとなる)521は、
テープ案内ローラ522を介してテープ案内路5
23に導かれ、この案内路523の中途部で一対
のテープ送りローラ524,525間に挾持さ
れ、前方へ送り出されるようになつている。上記
案内路523および送りローラ524,525は
ローラ受台526に設けられており、このローラ
受台526は必要に応じて送りローラ525の軸
525aを支点として図示矢印I方向へ回動され
るようになつている。なお、上記送りローラ52
4,525は、図示しない駆動源によつて回転駆
動される。また、上記軸525aには、必要に応
じて図示矢印J方向へ回動されるパツト駆動アー
ム527が軸支されており、このアーム527の
先端部には自転するのりパツト528が設けられ
ている。上記のりパツト528は、テープ521
にのり付けするためのものであり、移動時その近
傍に設けられたのりローラ529と摺接すること
によりのりが付与されるようになつている。な
お、上記のりローラ529は、その周面がのり容
器530内に浸されている。 また、テープ案内路523の出口部(先端)近
傍には、テープ521をカツトするカツタ531
が設けられ、このカツタ3531の前方における
ローラ受台526には、のりパツト528を受け
止めるパツト受台532が設けられている。さら
に、ローラ受台526の上方部位には、必要に応
じて軸533を支点として矢印I方向へ回動され
る孤状のしごきローラ駆動アーム534が設けら
れている。上記アーム534の先端部には、ロー
ラアーム535が所定範囲のみ回動自在に軸支さ
れており、このアーム535の先端部には回転自
在なしごきローラ536が軸支されている。上記
しごきローラ536は、のり付けされカツトされ
たテープの端部を券P1に巻かれたテープ上に貼
り付け、その上をしごくためのものである。 また、ローラ受台526の前方つまり第7図に
おける右側には、送りローラ524,525で送
り出されたテープ521の先端部が所定長挿入さ
れるテープガイド体537が設けられ、このガイ
ド体537の両側部には、送りアーム510で送
り出されてきた券P1を受入れ案内する一対の券
ガイド体538,538が並設されている。これ
らガイド体537,538,538は、ガイド駆
動円板549にそれぞれ固定されており、この円
板549により必要に応じて図示矢印K方向へ回
転され、あるいは図示矢印L方向へ前後進される
ようになつている。上記各ガイド体537,53
8,538の上方部位には、一対のクランプ駆動
アーム539,539が横ハ字形状(第8図参
照)に設けられており、これらアーム539,5
39の各先端部つまり第8図における各右端部に
は、それぞれ互いに平行となるようにクランプ棒
540,540,541,541が2本ずつ所定
間隔あけて垂下されている。上記アーム539,
539は、その各後端部つまり第8図における各
左端部が駆動部542に連結されていて、その駆
動部542で必要に応じて図示矢印M方向に開閉
されるようになつており、その閉成時、送りアー
ム510により送り出されてきた券P1をクラン
プ棒540,540と541,541とでその両
側から挾み込むようになつている。 なお、第7図および第8図における符号543
は逆U字形状のテープ引込防止板で、券ガイド体
538,538の先端部と対応する部位(第8図
参照)に略垂直に設けられている。また、第7図
および第8図における符号544は本装置の基台
である。また、第8図において二点鎖線で囲つた
部分545は、第7図における符号521から5
36までの各部が位置する部分を示す。 このような構成において、正券施封装置500
aの動作を、第9図a〜fおよび第10図a〜i
を参照しつつ説明する。回転ドラム501,50
1は、通常は第9図aの状態を停止し、券P1の
受渡しを待機している。勿論、このときクランプ
体506,…は閉じている。この状態で今、100
枚の券P1を載置したバツクアツプ体443が下
降してくると、第9図aのようにバツクアツプ体
443と対応する周面のクランプ体506が開
く。これにより、バツクアツプ体443は更に下
降し、しかるのち第9図bのように回転ドラム5
01,501と入れ子状態となつたところで一時
停止する。したがつて、第9図bのようにバツク
アツプ体443上の券P1は、回転ドラム501,
501の周面上に受渡される。このようにして、
券P1が受渡されると、第9図cのようにクラン
プ体506が閉じて券P1をクランプし、回転ド
ラム501,501が矢印E方向へ回転を開始す
るとともに、バツクアツプ体443が上昇する。
そして、回転ドラム501,501が第9図dの
ように略90度回転すると、その位置で回転ドラム
501,501は一時停止し、クランプ体506
が再び開く。このとき券P1の下端面は、第9図
dのように固定底面板514に対して略水平状態
となり、その底板514上に券P1が略垂直状態
で受渡される。このように、バツクアツプ体44
3から略水平状態で受取つた券P1を、矢印E方
向へ略90度回転させることにより略垂直状態に状
態変換するものである。しかして、回転ドラム5
01,501が停止し、クランプ体506が開く
と、駆動部513が動作することにより、押出体
507が第9図dのように矢印G方向へ前進し、
第9図eのように固定底板514上の券P1を案
内壁509に当接するまで押出し、その位置で押
出体507は一時停止する。したがつて、押出さ
れた券P1は、第8図のように可動底板515上
に略垂直状態に位置するようになる。 なお、このとき次の券P1を載置したバツクア
ツプ体443が再び下降してくると、第9図d,
eのように前記同様な動作を経て回転ドラム50
1,501の他の周面上に受渡される。 さて、押出体507が第9図eのように一時停
止すると、このとき(あるいは押出体507が前
進を開始したときでもよい)把束輪形成および把
束機構503が把束輪の形成動作を開始する。以
下その詳細を説明する。通常、ローラ受台52
6,のりパツト528、しごきローラ536、テ
ープガイド体537、券ガイド体538,538
およびクランプ棒540,540,541,54
1などは、第10図aの状態(つまり第7図およ
び第8図の状態)で停止し、動作開始を待機して
いる。この状態で今、把束輪形成命令が与えられ
ると、まずローラ受台526が第10図bのよう
に時計方向へ回動し、案内路523の出口部(先
端)がテープガイド体537の入口部と相対応し
た位置で一時停止する。ローラ受台526が停止
すると、送りローラ524,525がテープ送出
方向に回転する。ことによりテープ521が送り
出され、その先端部が第10図bのようにテープ
ガイド体537内に所定長さ挿入される。テープ
521の先端部がテープガイド体537内に挿入
されると、第10図cのようにローラ受台526
が反時計方向に回動して元の位置に戻り、送りロ
ーラ524,525が再び回転してテープ521
を送り出すとともに、円板549が矢印K方向に
回転することにより、それに伴つてテープガイド
体537および券ガイド体538,538も第1
0図cのように回転する。この回転はたとえば2
1/4回行い、上記各ガイド体537,538,5 38が第10図dのように略垂直状態となつた位
置で、その回転およびテープ521の送り出しが
停止するようになつている。これにより、送りロ
ーラ524,525で送り出されたテープ521
の一端は、第10図dのように略2回ループ状に
巻回され、かつその先端部521aがループ内を
2分するべく垂下させてなる略「の」字形状の把
束輪546が形成される。この状態で、券P1が
アーム510により送り出されてくるのを待機す
る。なお、上記把束輪526は、第8図のように
テープ引込防止板543の右側部において形成さ
れるようになつている。 このようにして、把束輪546が形成される
と、分割板508が軸517を支点として下方へ
回動し、このとき可動底板515上に略垂直状態
で位置している券P1内にその略中央から挿入さ
れ、これにより券P1は第8図のように分割板5
08で2分割される。なお、このとき押出体50
7は、分割板508の厚さに相当する分だけ後退
し、券P1への分割板508の挿入を容易にして
いる。また、分割板508は、券P1内に挿入さ
れた状態で一時停止する。このようにして、券
P1内に分割板508が停止すると、送りアーム
510が矢印H方向へ前進し、可動底板515上
の分割された券P1を保持してそのまま案内壁5
09に沿つて矢印H方向へ送り出す。このとき押
出体507は、第9図fのように後退(第7図に
おける右方向へ移動)し、元の位置へ復帰して停
止する。また、このとき回転ドラム501,50
1は、クランプ体506を閉じて次の券P1をク
ランプし、再び90度回転して前記同様な動作を繰
り返す。しかして、送りアーム510で送り出さ
れる分割された券P1は、券ガイド体538,5
38により案内され、その左端部(第8図におい
て)が第8図および第10図dのように把束輪5
46内へ挿入された位置で停止される。これによ
り、第10図dのように分割された券P1間にテ
ープガイド体537が挿入された状態となる。な
お、このとき分割板508は、上方へ回転するこ
とにより券P1内から退出し、元の位置へ復帰し
て停止する。 さて、把束輪546内へ券P1の端部が挿入さ
れ、分割板508が元の位置へ戻ると、テープガ
イド体537および券ガイド体538,538が
円板549とともに後退(第8図における左方向
へ移動)し、駆動部542内へ引込む。このと
き、テープ引込防止板543の作用により、上記
各ガイド体537,538,538とともに把束
輪546が引込まれることを防止される。これに
より、把束輪546内に垂下されているテープの
先端部521aは、分割された券P1間に位置し
た状態となる。上記各ガイド体537,538,
538が引込むと、駆動アーム539,539が
閉成作動することにより、第10図eのようにク
ランプ棒540,540と541,541とで券
P1をその両側から挾み込んでクランプする。こ
れにより、テープの先端部521aが第10図e
のように券P1内に差込まれた状態となる。なお、
このとき送りアーム510が後退(第8図におけ
る右方向へ移動)し、元の位置へ復帰して停止す
る。しかして、クランプ棒540,540と54
1,541とで券P1をクランプすると、送りロ
ーラ524,525がテープ送出時とは逆方向に
回転することにより、テープ521が引き戻さ
れ、よつて第10図e,fのように把束輪546
が締め上げられる。この締め上げが終了すると、
アーム527が反時計方向に回動することによ
り、第10図fのようにのりパツト528が自
転、公転し、パツト受台532の部分でテープ5
21に対するのり付けが行われる。こののり付け
が終了すると、のりパツト528は元の位置へ戻
るようになつている。 このようにして、テープ521に対するのり付
けが終了すると、アーム534が時計方向に回動
することにより、第10図gのようにしごきロー
ラ536が移動し、そのローラ536が券P1の
角に当接してテープ521を押圧したとき、ここ
でカツタ531が作動してテープ521をカツト
する。その後、しごきローラ536は、アーム5
34の回動に伴つて券P1に巻かれたテープ上を
押圧しながら転接し、下方へ移動することによ
り、のり付けされてカツトされたテープの端部を
券P1に巻かれたテープ上に貼り付け、その上を
しごく。これにより、テープ521で把束された
券つまり券把P2が完成する。しかして、しごき
ローラ536による貼り付けおよびしごきが終了
すると、可動底板515が第7図に二点鎖線で示
すように開放作動するとともに、アーム539,
539も開放作動する。これにより、第10図h
のようにクランプ棒540,540と541,5
41とによる券把P2のクランプが解除され、よ
つて完成した券把P2が自然落下し、その下方に
位置する把搬送押印装置600へ案内される。券
把P2が落下すると、第10図iのようにしごき
ローラ536が元の位置へ復帰するとともに、駆
動部542内へ引込んでいた各ガイド体537,
538,538が前進して第8図の状態に戻り、
しかるのち円板549が再び矢印K方向へ回転す
ることにより、第10図iのように各ガイド体5
37,538,538も回転し、元の位置つまり
第10図aの状態に復帰して次の把束輪形成動作
に備える。 把搬送押印装置600は、第11図に示すよう
に構成されており、大別すると搬出路601、押
印部602および搬送路603によつて構成され
る。搬出路601は、券施封装置500から自然
落下してくる券把P2を受取り、それを略垂直状
態(実際は略15度傾斜している)で図示矢印N方
向、つまり第1図における左方向へ搬出するもの
であり、第12図aに詳細を示すように案内壁6
06、水平搬送ベルト607,および略15度外側
へ傾斜している垂直搬送ベルト608から構成さ
れる。押印部602は、搬出路601の終端部
(第11図における左端部)に設けられていて、
搬出されてくる券把P2の把束テープ(小帯)上
に所定の消印を押すものであり、第12図bに詳
細を示すように押印台609,搬送ローラ61
0,610、リフトアーム611,611、押印
器612および掻落棒613から構成される。押
印台609は、案内壁606と相対向して設けら
れており、その案内壁606側および搬送路60
3側にそれぞれ傾斜面609a,609bを有し
ている。搬送ローラ610,610は、搬出され
てきた券把P2を受取り、それを所定の位置まで
搬送するものであり、押印台609の傾斜面60
9aに沿つて略垂直状態に並設されている。リフ
トアーム611,611は、搬送ローラ610,
610で搬送されてきた券把P2を、上記傾斜面
609aに沿つて押印台609上へ持ち上げるた
めのもので、略弧状に形成されており、必要に応
じて軸614を支点として図示矢印Q方向へ回動
され、その先端部が上記傾斜面609a上に突出
してそのまま溝615,615に沿つて移動する
ようになつている。なお、リフトアーム610,
610は通常は押印台609内に位置している。
押印器612は押印台609上に位置しており、
必要に応じて押印台609上へ下降されるように
なつている。掻落棒613は、押印台609上の
券把P2をその左端部(第11図に二点鎖線で示
す状態において)を支点として反時計方向へ略90
度回転せしめることにより、押印台609の傾斜
面609aに沿つて次の搬送路603へ掻き落す
ためのものであり、必要に応じて押印台609の
上面に形成された弧状溝616内の端部に突出
し、その溝616に沿つて図示矢印R方向へ移動
するようになつている。前記搬送路603は、押
出台609上から掻き落された券把P2を受取り、
それを垂直状態で図示矢印S方向(搬出路601
の搬送方向と直交する方向)へ搬送し、後述する
後処理装置20の搬送装置800へ受渡すもので
あり、案内壁619、水平搬送ベルト620およ
び垂直搬送ベルト621から構成される。 このような構成において、把搬送押印装置60
0の動作を説明する。今、券施封装置500から
券把P2が落下してくると、搬出路601は略瞬
間的に図示矢印O方向(第11図における右方
向)へ搬送動作し、しかるのち矢印N方向へ搬送
動作する。その理由は、券把P2の自然落下を補
助するためである。すなわち、券施封装置500
においてクランプ棒540,540と541,5
41とによる券把P2のクランプが解除されたと
き、券把P2の把束された端部(第8図における
左端部)がクランプ棒540,540,541,
541あるいは各ガイド体537,538,53
8などに接触することにより、券把P2がその把
束された端部が上で反対側の端部が下となつた傾
斜状態で落下してくる。そのため、搬出路601
がいきなり矢印N方向へ動作すると、券把P2は
その短手(幅)方向が水平となる垂直状態となつ
てしまうので、搬出路601が略瞬間的にO方向
へ動作することにより、それを防止するものであ
る。 しかして、搬出路601に落下した券把P2は、
その把束した端部を前にしかつ長手方向を水平に
した略垂直状態で搬出される。この搬出される券
把P2が押印部602に到達すると、その券把P2
は搬送ローラ610,610に受渡され、第11
図に二点鎖線で示すように所定の位置まで搬送さ
れて停止される。券把P2が所定の位置に停止す
ると、リフトアーム611,611が矢印Q方向
へ回動する。このとき、リフトアーム611,6
11は、その先端部を傾斜面609aの下端部か
ら傾斜面609a上に突出し、そのまま溝61
5,615に沿つて回動を続ける。これにより券
把P2は、リフトアーム611,611の先端部
に載置された状態で傾斜面600aに沿つて持ち
上げられ、第11図および第12図bに二点鎖線
で示すように押印台609上へ移送される。押印
台609上に券把P2が位置すると、押印器61
2が下落して券把P2の把束テープ上に所定の消
印を押し、しかるのち上昇して元の位置へ復帰す
る。この押印動作が終了すると、掻落棒613が
押印台609上に突出し、溝616に沿つて矢印
R方向へ移動する。このとき、掻落棒613は、
第11図において二点鎖線で示す券把P2の右端
部(把束部とは反対側の端部)手前側に突出する
ようになつており、よつて押印台609上の券把
P2は、掻落棒613の移動に伴つてその左端部
(第11図において)を支点として反時計方向へ
略90度回転され、第11図に一点鎖線で示す状態
となる。なお、このとき券把P2は、その左端部
(第11図に一点鎖線で示す状態において)が傾
斜面609b上に突出するようになつている。こ
れにより券把P2は、掻落棒613の移動に伴う
押出作用を受けて、傾斜面609bに沿つて搬送
路603の始端部へ落下する。したがつて、搬送
路603は、押印台609上から落下してきた券
把P2をその長手方向を水平にした垂直状態で矢
印S方向へ搬送し、後述する後処理装置20の搬
送装置。 800へ受渡すものである。 なお、第1図における符号700は、本紙葉類
処理装置の稼動状態をグラフイツク的に表示する
表示パネルであり、動作異常(ジヤムなど)が発
生したとき点灯する表示ランプ群、発生した異常
内容を数字コードで表示する異常コード表示器、
設定された券種を表示する券種表示ランプ群、お
よび処理した券の総枚数を表示する枚数表示器
(いずれも図示しない)などが設けられている。
また、表示パネル700には、本紙葉類処理装置
の電源を投入する電源入スイツチ、上記電源をし
や断する電源切スイツチ、鑑査装置200の検知
動作などをチエツクするとき押す検知確認スイツ
チ、正券と損券との区分は行わず単に整理のみを
行うとき押す整理スイツチ、鑑査装置200の検
知機能を停止させるとき押す検知停止スイツチ、
本紙葉類処理装置の前面(第1図において各機構
部と対応する前面)に設けられた複数の透明なド
ア(図示しない)を開いた状態で運転するとき押
すドア開可スイツチ(いずれも図示しない)など
も設けられている。上記各スイツチはそれぞれ照
光式の押釦スイツチである。また、第1図におけ
る符号701は操作盤であり、これには処理スタ
ートスイツチおよび連続取出スイツチ(いずれも
図示しない)などが設けられている。 次に、第13図は、本紙葉類処理装置の後段を
なす後処理装置20を概略的に示す外観斜視図で
ある。この後処理装置20は、前処理装置10か
ら送られてくる券把P2を正券把と損券把とに区
分するとともに、それぞれ集積し、それぞれ10個
ずつの束にして結束し、損券束については失効を
するまでの処理を行うものであり、次のように構
成される。 第13図において、800は搬送装置でありこ
れは前処理装置10の搬送押印装置600で搬送
されてくる券把P2を受取り、それを垂直状態で
図示矢印U方向へ挾持搬送し、テープ色検知器8
01、正券ゲート802および損券ゲート803
へ導く。テープ色検知器801は、搬送されてく
る券把P2の把束テープの色をたとえば光学的に
検知するものであり、搬送装置800の中途部に
設けられている。正券ゲート802は、搬送装置
800の中途部に設けられており、検知器801
から緑色(正券把)検知信号が出力されると作動
して突出し、搬送されてくる対応する券把P2(正
券把)を停止させ、正券押出体804が作動する
までその状態を保持する。なお、検知器801か
ら黄色(損券把)検知信号が出力された場合、正
券ゲート802は作動せず、搬送装置800は券
把P2を損券押出体805まで搬送する。しかし
て、正券押出体804は、正券ゲート802が券
把P2を停止させると作動し、その券把P2つまり
正券把を搬送装置800から押出して横倒しにす
る。このとき、次の正券把がきた場合、その正券
把の上に正券押出体804によつて重ねられ、正
券把搬送路806によつて正券把集積装置807
(後で詳述する。第14図参照)まで搬送され、
ここに10把集積される。正券把集積装置807に
正券把が10把集積されると、その正券把はしかし
て、上記の構成の後処理装置20の作用を、第2
3図に示した処理の流れを示す図を参照して説明
する。 すなわち、前処理装置10から、搬送装置80
0によつて搬送されてくる券把P2は、検知器8
01によつてその把束テープの色及び把の施封状
態が検査される。券把P2は、検知器801の検
知結果によつて、ゲート802、803の作用に
より正券把搬送路806、損券把搬送路810又
は把リジエクト集積部823へ導びかれる。正券
把搬送路806へ導びかれた正券把P4は、正券
把集積装置807において10把ずつ集積されその
後正券把待機部808に押出される。損券把搬送
路810へ導びかれた損券把P5は、損券把集積
装置811において10把ずつ集積され、その損券
把待機部812に押出される。各待機部808,
812正券把待機部808へ押出される。正券把
待機部808は、このとき結束供給部809に把
がなければ10個の正券把を結束供給部809へ送
り込む。 一方、損券ゲート803は、搬送装置800の
終端部に設けられており、検知器801から黄色
(損券把)検知信号が出力されると作動して突出
搬送されてくる対応する券把P2(損券把)を停止
させ、損券押出体805が作動するまでその状態
を保持する。しかして、損券押出体805は、損
券ゲート803が券把P2を停止させると作動し、
その券把P2つまり損券把を搬送装置800から
押出して横倒しにする。このとき、次の損券把が
きた場合、その損券把は前の損券把の上に損券押
出体805によつて重ねられ、損券把搬送路81
0によつて損券把集積装置811(後で詳述す
る。第14図参照)まで搬送される。この損券把
集積装置811に損券把が10把集積されると、そ
の損券把は損券把待機部812へ押出される。 損券把待機部812は、このとき結束供給部8
09に把がなければ10個の損券把を結束供給部8
09へ送り込む。 前記結束供給部809は、正券把待機部808
または損券把待機部812から10個の券把を受取
り、それを結束して束とする結束部813へ送り
込む。なお、正券把待機部808および損券把待
機部812から結束供給部809への券把の送り
込み順序は、正券把待機部808または損券把待
機部812へ、10個の券把が各集積装置807,
811から押出された順番による。結束供給部8
09に10個の券把がある場合は、その券把が結束
部813へ送られて結束供給部809が空になる
のを、正券把持機部808または損券把待機部8
12で次の券把が待つことになる。しかして、結
束部813は、結束供給部809から送られてき
た10個の券把に対しその周面に紙テープを十文字
に巻回することにより結束を行う。この結束され
た10個の券把つまり券束P3は束搬出路814に
よつて搬送され、後述する束検知装置816へ送
り込まれる。ここに、上記結束供給部809、結
束部813および束搬出路814は、10個の券把
を結束する結束装置815(後で後述する)を構
成している。束検知装置816(後で詳述する)
は、送られてくる券束P3の重量または厚さを測
定することにより、券把P3が10把あるか否かを
検査する。なお、一般に有価証券あるいは株券な
どの紙葉類は、その大きさおよび厚さがともに一
定であるので、重量あるいは厚さを測定すること
により、その券束における券把の増減区別は充分
可能である。しかして、束検知装置816におい
て券把の個数確認後、10個あれば、その券束P3
は束押出体817または818によつて束集積部
(テーブル)819上又は失効装置820へ押出
される。 また、券把が10個ないと判定された券束P3は、
束搬送路821によつて搬送され、束リジエクト
集積部822へ導かれるようになつている。 なお、前記テープ色検知器801は、テープ色
検知の外に券把の長さおよび幅などを検知するこ
とにより、券把の一葉が飛び出ているなどの不良
把検知をも行うようになつており、そのような不
良把が検知されると、各押出体804,805は
作動せず、よつて対応する券把は搬送装置800
で搬送され、その終端部に設けられた把リジエク
ト集積部823へ導かれるようになつている。 前記束押出体817,818は、それぞれ正券
束及び損券束を束集積部819及び失効装置82
0へ押出すようになつている。これは、待機部8
08,812から供給部809へ正券把又は損券
把が送出されたタイミングから、正券束又は損券
束のいずれの束が結束装置815で結束されたか
が判子ので、これに対してたタイミング各押出体
817,818が作動するようになつている。 失効装置820(後で詳述する)は、搬送され
てくる損券束に対して、たとえば証券番号あいは
株券番号のあるいは株券番号のある所定部分を穿
孔することにより、損券を再使用できないように
する。しかして失効装置820で失効された損券
束は、束集積装置819上に押出される。 第14図は、正券把搬送路806(又は損券把
搬送路810)から送られてくる2把の正券把
P4(又は損券把P5)を10把まで集積する前記正券
把集積装置807(又は損券把集積装置811)
の作用を詳細に説明するための図である。すなわ
ち、正券把搬送路806(又は損券把搬送路81
0)で送られてきた正券把P4(又は損券把P5)
は、第14図aに示すように押上体824上に位
置するとストツパ体825により停止される。押
上体824の近傍には、図示しないマイクロスイ
ツチなどの検知器が設けられており、この検知器
が押上体824上に正券把P4(又は損券把P5)が
位置したことを検知すると、その検知信号により
押上体824を作動させる。これにより押上体8
24は、第14図bに示すように上昇して正券把
P4(又は損券把P5)を上方へ押上げ、この押上げ
られた正券把P4(又は損券把P5)は、上方に両開
き動作するゲート826を開かせる。そして、正
券把P4(又は損券把P5)は更に押上げられ、第1
4図cに示すようにゲート826に干渉しない位
置まで押上げられると、ゲート826は自己復帰
して閉じた状態に戻る。こうなると、第14図d
に示すように押上体824は下降して元の位置へ
戻る。このとき、押上体824とゲート826は
互いに干渉しないような構造(たとえば互いに入
れる状になつている)になつており、これにより
押上体824はゲート826の間を通りぬけて下
がる。このようにして押上体824が下降する
と、第14図dに示すように押上げられた正券把
P4(又は損券把P5)がゲート826上に残る。し
かして、押上体824が元の位置に復帰すると、
図示しないカウンタを「+1」する。以上の動作
を正券把P4(又は損券把P5)が送られてくるごと
に繰り返す。なお、第14図e〜hは次の正券把
P4(損券把P5)が送られてきたときの動作状態を
示し、第14図a〜dの動作を繰り返しているこ
とがわかる。このような動作の繰り返しにより、
上記カウンタの内容が「5」になると、(すなわ
ち10把になると)第13図に示す押出体827,
828が動作し、ゲート826上に集積された10
個の正券把P4(又は損券把P5)を正券把待機部8
08(又は損券把持機部812)へ押出すもので
ある。 第15図は前記失効装置820を詳細に示すも
のである。すなわち、829は送られてくる結束
された損券束P6の所定部分に穿孔錐であり、こ
の穿孔錐829をさけて、前記束搬送路821に
連つて、搬送ベルト830が設置されている。こ
の搬送ベルト830で損券束P6が送られてくる
と、入口側のピン831が図示しない上下機構に
より下降されることにより、損券束P6は失効部
832まで入り、出口側のピン833に当接して
停止する。損券束P6が失効部832に停止する
と、搬送ベルト830が搬送を停止し、またピン
831は上昇して次の損券束P6が入ることを禁
止する。こうなると、図示しない駆動モータが動
作することにより、そのモータに図示しないベル
トを介して連結されたプーリ834が回転し、こ
のプーリ834はシヤフト835を介して連結さ
れたギヤ836を回転させる。このギヤ836は
それと歯合するギヤ837を回転させ、このギヤ
837はシヤフト838を介して連結された前記
穿孔錐829を回転させる。穿孔錐829が回転
すると、図示しない駆動機構で駆動されるクラン
ク839が動作し、このクランク839の動作に
より穿孔錐取付部材840は上方へ移動する。な
お、上記取付部材840は、上記押え板841に
固定された左右の側壁842,843に形成され
た溝(図示しない)に案内されて上下方向にスラ
イドするようになつている。 上記取付部材840の上方には、コイルスプリ
ング844,844を介して下部押え板845が
設けられており、クランク839の動作で取付部
材840が上昇することにより、上記下部押え板
845と上記押え板841との間で損券把P5が
圧縮されると同時に、穿孔錐829も回転しなが
ら上昇して穿孔(失効)が行われる。このとき、
下部押え板845の上昇に判い搬送ベルト830
も失効部832内で上昇するので、搬送ベルト8
30の上昇によるそのベルト長さ不足をおぎなう
ために、入口側のローラ846が上方へ移動する
ようになつている。しかして、クランク839の
動作により、上昇した取付部材840、穿孔錐8
29および下部押え板845は、穿孔し終ると下
降して元の位置に戻る。すると、搬送ベルト83
0が再び動作するとともにピン833が下降し、
失効された損券束P6が束集積装置819へ送ら
れる。失効された損券束P6が失効部832内か
ら搬出されると、ピン833が再び上昇し、次の
損券束P6が搬送ベルト830により送られてく
るとそれは停止せしめ、再び上記同様な穿孔動作
を繰り返すものである。 第16図から第18図は、前記結束装置815
を詳細に示すものである。すなわち、結束供給部
809は、把供給台車847、把供給レール84
8および把受入部849から構成される。把供給
台車847は把供給レール848上を図示矢印方
向へ移動し、正券把待機部808または損券把待
機部813から送り込まれた10個の正券把または
損券把(以下これを券把P7と称す)を受取つた
把受入部849を結束部813内へ送ることによ
り、券把P7を結束部813内へ供給する(第1
8図a参照)。結束部813は次のように構成さ
れる。すなわち、券把P7が供給されると、固定
カツタ850がその駆動機構851内に引込み、
固定カツタ850上に載置されている紙テープ8
52の先端部が券把P7上に落下する(第18図
b参照)。すなわち、通常固定カツタ850は突
出していて、そのカツタ850上にテープ852
の先端部が載置された状態にある(第18図a参
照)。上記テープ852は、テープリール853
(第17図参照)から図示しないテープ誘導アー
ム854内に導かれ、そのアーム854の先端部
から供給されるようになつている。しかして、テ
ープ852の先端部が券把P7上に落下すると、
テープ押え体855がその駆動機構851内から
突出し、券把P7上のテープ852の先端部と対
応する部位に位置する(第18図b参照)。すな
わち、押え体855は固定カツタ850の下方に
設けられていて、通常は駆動機構851内に引込
んでいる。なお、上記駆動機構851は、後述す
る上部チヤツク860上に固定されている。しか
して、押え体855が突出すると、図示しないギ
ヤ機構によりギヤ856が回転され、このギヤ8
56はそれに連結されたシヤフト857を回転さ
せる。シヤフト857の先端にはねじが形成され
ていて、このねじ部に押上台858が螺合されて
いる。したがつて、押上台858はシヤフト85
7の回転により上昇し、下部チヤツク859を上
方へ押し上げる。すると、下部チヤツク859の
上方部位に固定されている上部チヤツク860と
の間で券把P7は圧縮されるとともに、テープ8
52の先端部が押え体855により券把P7上に
押圧挾持される(第18図b参照)。なお、上下
スライド機構861は、下部チヤツク859が押
上台858の回転力により回転することなく、直
線的に上下動するようにするためのものであり、
下部チヤツク859の下面に固定されたシヤフト
861aと、これを軸支するリニアベアリング
(図示しない)などで構成される。 下部チヤツク859と上部チヤツク860との
間に券把P7が圧縮されると、図示しない駆動機
構により駆動シヤフト862が回転され、このシ
ヤフト862はそれに一端が固定された前記アー
ム854をシヤフト862を中心に時計方向に数
回(たとえば2回)回転させる。このとき、テー
プ852の先端部が押え体855で券把P7上に
挾持されているので、テープ852は引出されて
券把P7の幅方向に対するその周囲に数回(たと
えば2回)巻き付けられ、緊締される(第18図
c参照)なお、このときアーム854の回転に伴
つてテープリール853も一緒に回動するように
なつている。このようにして、テープ852の巻
き付けが終了すると、図示しないのり付け機構が
動作することにより、券把P7に巻回されたテー
プ852a上にのり付けが行われる。こののり付
けが終了すると、アーム854が再び動作し、1
回転して停止する。このとき、固定カツタ850
が券把P7上に再び突出し、押え体855はこの
ときまでに再び引込む。したがつて、テープ85
2は、券把P7の角と固定カツタ850との間に
斜めに張られた状態となる(第18図c参照)。
そこで、摺動カツタ863が、図示しない摺動機
構により案内レール(図示しない)に沿つて図示
矢印方向へ摺動されることにより、摺動カツタ8
63は固定カツタ850とによりテープ852を
上記斜めに張られた部分でカツトする。このと
き、摺動カツタ863の下面には弾性な押圧舌片
(図示しない)が設けられていて、その押圧舌片
がカツタ863の摺動に伴つて券把P7のテープ
852a上に摺接し、既にのり付けされた部位を
押圧しながらしごくようになつており、これによ
りカツトしたテープの端部が確実に接着される
(第18図c参照)。 テープ852ののり付けおよびカツトが終了す
ると、再びギヤ856を回転させることにより下
部チヤツク859を下降させる。下部チヤツク8
59が下降すると、90度反転機構864が動作し
て券把P6を90度回転せしめる。すなわち、まず
上下機構865が動作することにより、略コ字形
状の挾持体866を上昇させ、下部チヤツク85
9上の券把P7を挾持する(第18図c参照)。上
記上下機構865は、挾持体866に先端部が固
定されたチヤフト867と、このシヤフト867
を上下方向にスライドさせるスライド機構868
などから構成される。なお、挾持体866は、下
部チヤツク859の略中央部と対応するその下方
部位に位置していて、下部チヤツク859上の券
把P7のテープ巻回部分を挾持できるようになつ
ており、アーム854の回転時にはそれと干渉し
ないようになつている。こうして、挾持体866
が券把P7を挾持すると、反応アーム869を図
示しないカム機構などにより反時計方向へ回動さ
せることにより、シヤフト867を介して挾持体
866を90度回転させ、券把P7を90度回転させ
る(第18図d参照)。上記反転アーム869は、
シヤフト869の周面にその軸方向に沿つて形成
された溝(図示しない)内に突出する係止片(図
示しない)を有しており、これによりシヤフト8
67に対して上下方向に摺動自在であるが、回転
は不可能となつている。しかして、上述したよう
な90度回転が終了すると、上下機構865が再び
動作することにより、挾持体866が下降する
(第18図e参照)。挾持体866が下降すると、
反転アーム869が時計方向へ回転し、これによ
り挾持体866は初期状態に戻る。 挾持体866が初期状態に戻ると、再び固定カ
ツタ850が引込み、テープ852の先端部が90
度回転された券把P7上に落下し、以降前述した
券把P7の幅方向に対するテープ巻回動作と同様
な動作を繰り返すことにより、今度は券把P7の
長さ方向に対するその周囲にテープ852が数回
巻き付けられ、しかる後テープ852ののり付け
およびカツトが行われる。これにより、テープ8
52による券把P7に対する十文字の帯掛け、つ
まり結束が終了し、券束P3が完成する(第18
図e参照)。しかして、十文字の帯掛けが終了す
ると、再び下部チヤツク859が下降する。下部
チヤツク859が下降すると、通常は第16図に
二点鎖線で示す部位に位置している束搬出路81
4が、その上下機構870により右端部を支点と
して時計方向に回動され、その左端部が結束部8
13内の下部チヤツク859,859間へ挿入さ
れる(第18図f参照)。そして、束搬出路81
4が搬出動作することにより、十文字に結束され
た券把つまり券束P3が結束部813内から搬出
されるようになつている。 第19図から第21図は、前記束検知装置81
6を詳細に示すものである。まず第19図は、券
束の重量測定により券把が10個あるか否かを検知
するものであり、これは一般に周知の重量測定装
置を利用している。すなわち、結束装置815の
束搬出路814から搬出されてくる券束P3は秤
量ベルト871に受渡され、このベルト871は
その券束P3を秤量台872まで搬送する。する
と、秤量台872は券束P3の重量に応じて下降
し、この下降量(つまり重量)は差動トランス8
73で測定される。差動トランプ873は、券束
P3が位置検出器874の位置に達したとき、そ
の検出信号によりこのときの出力信号を図示しな
い判定回路に送る。判定回路は、差動トランス8
73の出力信号をあらかじめ設定された軽,過限
リミツト値と比較し、その比較結果を出力する。
なお、プリローデイングばね875は、ウオーム
ギヤ876を介して計量基準値設定ダイヤル87
7により強さを変化できるようになつており、こ
れにより上記ダイヤル877でばね875の強さ
を標準券束の重量に合せる。しかして、重量測定
された券束P3は、判定回路の判定結果が軽、過
限リミツト値以内であれば、束押出体817また
は818によつて束集積部819上へ押出され、
もし上記リミツト値以外であると束押出体81
7,818は作動せず、束搬送路821によつて
束リジエクト集積部822へ導かれるようになつ
ている。 次に、第20図および第21図は、券束の厚さ
測定により券把が10個あるか否かを検知するもの
である。すなわち、結束装置815の束束搬出路
814で搬出されてくる券束P3は搬送ベルト8
78に受渡され、このベルト878はその券束
P3を下部圧縮板879上まで搬送して停止する。
すると、図示しないギヤ機構によりギヤ880が
回転され、このギヤ880はそれに連結されたシ
ヤフト881を回転させる。シヤフト881の先
端にはねじが形成されていて、このねじ部に略コ
字形状の押下台882が螺合されており、この押
下台882に駆動板883が固定されている。し
たがつて、シヤフト881が回転すると、それに
伴い押下台882が下降し、駆動板883を下方
へ押下げる。駆動板883の下面には、コイルス
プリング884を介して上部圧縮板885が連結
されており、よつてこの上部圧縮板885と下部
圧縮板879との間で券束P3が圧縮される。な
お、スプリング884は、駆動板883の下降位
置が一定であるにもかかわらず、券束P3の厚さ
に応じた位置まで上部圧縮板885が下降するこ
とを保障するだけの圧縮量を有している。また、
上下スライド機構886は、駆動板883がシヤ
フト881の回転力により回転することなく、直
線的に下降するようにするためのものであり、シ
ヤフトとこれを軸支するリニアベアリング(図示
しない)などで構成される。しかして、上部圧縮
板885の下降量(つまり厚さ)は、差動トラン
ス887で測定される。差動トランス887の出
力信号は、ギヤ880の駆動板883を下降せし
める方向の回転が終了したとき出力されるタイミ
ング信号とともにゲート回路888に供給され
る。したがつて、差動トランス887の出力信号
は、上記タイミング信号が出力されたときゲート
回路888を介して演算回路889に供給され、
ここであらかじめ定められた設定値Aとの差が求
められる。そして、この差があらかじめ定められ
た設定値Bよりも大きいか否かが比較器890で
比較され、その比較結果が出力される。なお、差
動トランス887の出力信号がゲート回路888
から出力されると、ギヤ880が再び回転するこ
とにより、駆動板883とともに上部圧縮板88
5が上昇して初期状態に戻り、またベルト878
も再び動作して測定された券束P3が搬送され、
束搬送路821に受渡されるようになつている。 次に、第22図は制御装置を概略的に示すもの
である。すなわち、900は主制御部であり、こ
れはマイクロプロセツサ901、メモリ902、
クロツク発生器903および入出力ポート904
から構成されている。主制御部900には、第2
図における鑑査装置200が接続されるとともに
計数制御部905が接続され、この計数制御部9
05には正券カウンタ906,907、損券カウ
ンタ908,909および合計カウンタ910,
911がそれぞれ接続される。一方の正券、損
券、合計の各カウンタ906,908,910
は、鑑査装置200から出力される正券、損券、
合計の各信号がそれぞれ対応して供給されること
により、判定時における正券数、損券数、および
それらの合計数(真券のみ)をそれぞれ計数し、
その計数内容を計数制御部905へ出力するもの
である。他方の正券、損券、合計の各カウンタ9
07,909,911は、第1図における正券検
知器314,損券検知器315、真券検知器31
3の各出力信号がそれぞれ対応して供給されるこ
とにより、集積時における正券数、損券数、およ
び真券数つまり正券と損券との合計数をそれぞれ
計数し、その計数内容を計数制御部905へ出力
するものである。計数制御部905は、カウンタ
906,908,910の各内容とそれにそれぞ
れ対応するカウンタ907,909,911の各
内容とを適宜照合し、1つでも計数内容の一致し
ないカウンタがあればその旨の信号を主制御部9
00に出力し、誤計数の防止などを行つている。
また、計数制御部905は、必要に応じて各カウ
ンタ906〜911の内容を主制御部900に送
るようになつている。主制御部900には記録制
御部912が接続され、この制御部912には処
理内容などをプリントアウトする。ジヤーナルプ
リンタ913が接続されている。 また、主制御部900には、表示制御部914
および操作制御部915が接続される。表示制御
部914には、第1図における表示パネル700
に設けられている各種ランプおよび表示器などの
表示ランプ類916が接続され、また操作制御部
915には、第1図における表示パネル700お
よび操作盤701に設けられている各種押釦スイ
ツチなどの操作スイツチ類917が接続される。
さらに、主制御部900には、第1図における前
処理装置10を制御する前処理装置の機構制御部
918、および第13図における後処理装置20
を制御する後処理装置の機構制御部919が接続
される。 押出された10把の正券把P4又は損券把P5は順
次結束供給部809に送られる。この供給部80
9は、10把の正券把P4又は損券把P5を結束装置
816に送り込む。結束装置816は10把の正券
把P4又は損券把P5を十文字掛けして結束し、束
検知装置816に送り込む。束検知装置816
は、束P3における把P2の過不足を検査し、束集
積部819又は失効装置820へ押出す。 すなわち、束P3が損券束P6であり、かつ束P6
における把P2の過不足がなければ、押出体81
8が作動してこの束P6を失効装置820に送出
す。一方束P3が正券束であり、かつ束P3におけ
る把P2の過不足がなければ押出体817が作動
して、この束P3を束集積部819上に送出す。
束P3に過不足があれば束リジエフト集積部82
2にこの束を導びく。しかして、失効装置820
に送り込まれた損券束P6は穿孔等の失効が行な
われる。失効が行なわれると損券束Pcは束集積部
819上に集積される。 以上のような構成であれば、正券把および損券
把を10個ごとに結束する結束装置に設けることに
より、正券把および損券把に対する結束の自動化
が可能となり、省力化が計れるばかりか、正券把
および損券把の取扱いも容易となり、しかも券の
供給から所定数ごとの束として結束するまでの処
理を全て自動化し得る。 さらに、このように結束された正券束及び損券
束のうち、損券束に対して再使用できないように
失効せしめる失効装置を設けることにより、本装
置自身で損券束を失効せしめることができる。し
たがつて、従来のように損券把を失効してこれを
集積するなどの入手による面倒で非能率的な処理
作業を除去でき、失効処理役における損券の取扱
いが容易となり、しかも大きな省力効果を発揮す
ることができる。 さらに失効する前に損券束が10個の券把になつ
ているか否かをチエツクする束検知装置を設ける
ことにより、券把の10個ごとの結束が正確に行わ
れているか否かを常にチエツクすることができ、
より一層正確な処理が可能となる。特に失効後の
計数トラブルをなくすことができる。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本願発明によれば紙葉類
の取扱いを容易にすることができるとともに、係
員の負担を低減することができるという効果を奏
する。
する判定を行い、その判定結果信号および損券で
あることを示す損券信号、正券であることを示す
正券信号、さらに損券および正券ごとの合計信号
をそれぞれ出力する。上記判定結果信号は券pの
搬送区分制御に用いられ、また上記損券信号、正
券信号および合計信号はそれぞれ計数信号として
用いられるものであり、これら各信号はそれぞれ
後述する制御装置(第24図参照)へ送られる。 搬送区分装置300(第1図参照)は、第1搬
送路301、第2搬送路302、および第3搬送
路303を主体に構成される。これら各搬送路3
01,302,303は、駆動あるいは従動ロー
ラ304,304,…およびこれらローラ30
4,304,…に掛け渡された搬送ベルト30
5,305,…によつて構成されており、搬送ベ
ルト305,305,…の相互対向面間において
券pを挾持し、搬送するようになつている。上記
第1搬送路301は、受渡部103からクリーナ
部104および鑑査装置200を介して延長して
おり、第2搬送路302との分分岐点に第1区分
ゲート306を有している。この第1区分ゲート
306は、図示しないロータリソレノイドなどに
よつて駆動されて回動可能になつており、鑑査装
置200からの判定結果信号に応答して搬送され
てくる券pを第2搬送路302あるいは第3搬送
路303へ導くものである。上記第1区分ゲート
306の手前には、たとえば光学的な検知器30
7が設けられている。この検知器307は、第1
搬送路301を搬送される券pを検知して信号を
出力し、その検知信号が得られたタイミングで第
1区分ゲート306が回動されるようになつてい
る。 一方、第2搬送路302の終端部は、供給部1
01の上方部位に位置しており、この終端部に排
除券集積部308が設けられている。この排除券
集積部308は、第2搬送路302の終端部に連
設されたガイド板309、このガイド板309に
沿つて落下する券pを集積する集積箱310、お
よびこの集積箱310の前面開口部を開閉するド
ア311から構成される。また、第3搬送路30
3は、正券搬送路303aおよび損券搬送路30
3bから構成されており、これら両搬送路303
a,303bの分岐点には第2区分ゲート312
が設けられている。この第2区分ゲート312
は、前記第1区分ゲート306と同様な構成とな
つており、鑑査装置200からの判定結果信号に
応答して搬送されてくる券pを正券搬送路303
aあるいは損券搬送路303bへ導くものであ
る。上記第2区分ゲート312の手前にも、たと
えば光学的な検知器313が設けられている。こ
の検知器313は、第3搬送路303を搬送され
る券pを検知して信号を出力し、その検知信号が
得られたタイミングで第2区分ゲート312が回
動されるようになつている。しかして、正券搬送
路303aは、正券区分集積装置400aまで延
長しており、その区分集積装置400aへの搬入
側にはたとえば光学的な検知器314が設けられ
ている。また、同様に損券搬送路303bは、損
券区分集積装置400bまで延長しており、その
区分集積装置400bへの搬入側にはたとえば光
学的な検知器315が設けられている。上記検知
器314,315は、区分集積装置400a,4
00bへ搬入される券pの枚数および搬入タイミ
ングを検知するためのものであり、その詳細は後
述する。 このような構成において、搬送区分装置300
の動作を説明すると、取出搬送装置100によつ
て取出された券pは、受渡部103を介して搬送
区分装置300に送られる。すなわち、取出され
た券pは受渡部103から第1搬送路301に送
られ、この第1搬送路301を搬送されている間
に券pに対する鑑査が鑑査装置200によつて行
われ、その判定回路223から券pの種類に対応
して判定結果信号が後述する制御装置(第24図
参照)に送られる。そして、搬送される券pが検
知器307によつて検知されると、その検知信号
が後述する制御装置へ送られることにより、制御
装置は判定回路223からの判定結果信号に応じ
て第1区分ゲート306を回動させる。すなわ
ち、第1区分ゲート306は、通常は券pを第3
搬送路303側へ導くようにセツトされており、
検知器307によつて券pが検知されたタイミン
グで、判定回路223からの判定結果信号が正券
または損券を示す信号のときはそのままの状態を
保持し、判定結果信号が排除券を示す信号のとき
は券pを第2搬送路302へ導くべく回動するも
のである。第2搬送路302に導かれた券pは、
排除券集積部308の集積箱310内に収納され
る。この集積箱310内に収納された券pは、ド
ア311を開けることにより取出すことが可能で
ある。 一方、券pが第3搬送路303に導かれた場合
には、券pが検知器313によつて検知される
と、その検知信号が後述する制御装置へ送られる
ことにより、制御装置は判定回路223からの判
定結果信号に応じて第2区分ゲート312を回動
させる。すなわち、第2区分ゲート312は、通
常は券pを正券搬送路303a側へ導くようにセ
ツトされており、検知器313によつて券pが検
知されたタイミングで、判定回路223からの判
定結果信号が正券を示す信号のときはそのままの
状態を保持し、判定結果信号が損券を示す信号の
ときは券pを損券搬送路303bへ導くべく回動
するものである。 なお、第1図中には示されていないが、搬送区
分装置300には所定間隔ごとに光学的なジヤム
検知器(図示しない)が設けられていて、これら
検知器によつて券pの通過を検知することによ
り、券詰り発生の有無および券pの搬送路からの
脱落の有無などをチエツクするようになつてい
る。 区分集積装置400は、前述したように正券区
分集積装置400aと損券区分集積装置400b
とによつて構成されているが、両者は同一構成で
あるので以下の説明においては正券区分集積装置
400aのみを詳述し、損券区分集積装置400
bについては省略する。 さて、第3図ないし第6図は正券区分集積装置
400aを示すものであり、これは大別して搬入
部401、セパレータ402および集積部403
(第3図参照)から構成される。搬入部401は、
正券搬送路303aから搬送されてきた券pを検
知する検知器314、券pを搬送するローラ30
4およびこれに掛け渡された搬送ベルト305、
送り込まれる券pに摺接することにより券pに帯
電した電荷を除電する除電器404から構成され
る。上記検知器314は、前述したように券pの
通過を検知して、通過した券pの枚数および搬入
タイミングを検知するために用いられる。また、
上記ローラ304および搬送ベルト305は、こ
れも前述したように正券搬送路303aの一部を
構成している。しかして、本区分集積装置400
aは基台405上に設置されており、また上記セ
パレータ402は上記基台405上に立設された
サブプレート406,407によつて支持されて
いる。すなわち、セパレータ402は、サブプレ
ート406,407によつて軸支された軸408
に軸着されている駆動ローラ409,ブラケツト
410,410によつて支持されている従動ロー
ラ411,412,413,414,415,4
16,417,418,419、この駆動ローラ
409および従動ローラ411〜419によつて
挾持されている3本のセパレータアーム420,
420,420によつて構成される。上記軸40
8は、カツプリング421を介してモータ422
に連結されていて、このモータ422によつて回
動されるようになつている。そして、上記駆動ロ
ーラ409の周面には、セパレータアーム42
0,420,420を支持するように凹部42
3,423,423が設けられている。なお、同
様に従動ローラ411〜419の各周面にもそれ
ぞれ凹部が設けられている。 一方、ブラケツト410,410は軸408に
よつて軸支されていて、この軸408の周囲を回
動できるようになつている。そして、ブラケツト
410,410間には軸424が架設されてい
て、この軸424によつて従動ローラ413,4
16,419が回転自在に軸支されている。ま
た、上記軸424の上方には、軸425がブラケ
ツト410,410間に架設されている。この軸
425には、4つの「く」の字形状の板ばね42
6,426,…が軸425の周囲を回動できるよ
うに取着されていて、この板ばね426,42
6,…の両端には軸427,428が取着されて
いる。そして、上記軸427には従動ローラ41
2,415,418が、上記軸428には従動ロ
ーラ411,414,417がそれぞれ回転自在
に取着されている。すなわち、ブラケツト41
0,410および板ばね426,426,…が回
動可能であるから、従動ローラ411,412,
414,415,417,418は駆動ローラ4
09、従動ローラ413,416,419に対し
て揺動するようになつている。また、ブラケツト
410,410は、コイルスプリング429によ
つて基台404の方向に付勢されている。さら
に、ブラケツト410,410には爪430がね
じ止めされている。この爪430は、ブラケツト
410,410が第6図に示すようにスプリング
429の張力に抗して反時計方向に回動したと
き、ソレノイド431によつて吸引または解除さ
れて進退するアーマチユア432と係合するよう
になつている。 また、セパレータアーム420,420,42
0は金属製の棒材であつて、その先端は丸みが形
成され、他端はプレート433に固定されてい
る。そして、セパレータアーム420,420,
420のうち中央のアーム420には、その前後
端部においてストツパピン434,434が設け
られており、このストツパピン434,434に
よつてセパレータアーム420,420,420
の可動範囲が規制されるようになつている。上記
ストツパピン434,434,は係止片435に
よつて係止される。 集積部403は、その各側壁をなすスライドス
トツパ436、ドア437、第1振動板438、
第2振動板439、上記スライドストツパ436
およびドア437を移動させることにより集積容
積を可変する可変機構440、上記第1および第
2振動板438,439を振動させる振動機構4
41、ビート体442,442、および底面をな
すバツクアツプ体443などから構成される。上
記可変機構440は、取扱う券pの種類(サイ
ズ)に応じて集積容積を可変するものである。す
なわち、つまみ444(第4図参照)を回転して
所定サイズに設定すると、つまり444に連結さ
れた軸445に固定されたカム446が回動し、
このカム446の回動により移動部材447を介
してスライドストツパ436が図示矢印X方向に
移動し、これにより券pの長手(長さ)方向に対
する所定の長さl1が得られるようになつている。
また、スライドストツパ436が移動すると、そ
れに固定されたカム448も同時に矢印X方向へ
移動し、これによりカムフオロア449が図示矢
印Y方向へ移動するようになつている。上記カム
フオロア449は、軸450をスライドするブロ
ツク451に固定されており、このブロツク45
1にはヒンジ452を介してドア437が装着さ
れている。したがつて、ドア437は、カムフオ
ロア449の移動に応じて図示矢印Y方向に移動
し、これにより券pの短手(幅)方向に対する所
定の長さl2が得られるようになつている。 また、軸445には、設定サイズ検知用の円板
453(第4図および第6図参照)が固定されて
いて、この円板453にはその円周上においてス
リツト454,454が設けられており、このス
リツト454,454は円板453の周囲に配設
された検知器455,455で光学的に検知され
るようになつている。なお、上記検知器455,
455の各出力は後述する制御装置に送られるこ
とにより、設定された券pのサイズ(種類)が検
知されるようになつている。 前記振動機構441は、第1および第2振動板
438,439を振動させることにより、集積さ
れた券pの整位を行うものである。すなわち、モ
ータ456(第4図参照)で偏心カム457を回
転させることにより、このカム457でカムフオ
ロア458,459を駆動し、このカムフオロア
458,459に固定された連結部材460,4
61を矢印Y,X方向へ揺動させるようになつて
いる。上記連結部材460,461には第1振動
板438、第2振動板439が固定されている。
したがつて、第1振動板438は連結部材460
の揺動に応じて矢印Y方向に振動し、第2振動板
439は連結部材461の揺動に応じて矢印X方
向に振動するようになつている。 前記ビート体442,442は、搬入部401
で搬入されてきた券pを下方へ叩き落すためのも
ので、軸462に固定されている。この軸462
は、ハウジング463,463に支持されてい
て、かつスツプリング464を介してロータリソ
レノイド465に連結されている。すなわち、ビ
ート体442,442は上記ソレノイド465に
よつて所定のストロークで回動されるものであ
る。なお、466,466および467,467
は搬入されてきた券pを案内するガイド体で、ス
ライドストツパ436の上端に固定されており、
スライドストツパ436およびビート体442,
442とはハウジング463,463間において
入れ子状態となつている。したがつて、上記ガイ
ド体466,466,467,467は、サイズ
切換えによるスライドストツパ436の移動に伴
つて矢印X方向へ移動するようになつている。ま
た、前記バツクアツプ体443は、逆L字形状に
形成されていてその水平部分は3分割されてお
り、セパレータ402の下方に位置して券pを集
積するものであつて、必要に応じて上下動するよ
うになつている。 このような構成において、正券区分集積装置4
00aの動作を説明すると、搬入部401によつ
て搬入されてくる券pは、ガイド体466,46
6,467,467で案内されるとともにビート
体442,442で叩き落されることにより、こ
のとき集積部403内に位置しているセパレータ
402上に順次水平状態で集積される。セパレー
タ402上に所定板数に近い券pが集積される
と、セパレータ402は図示矢印A方向へ後退す
る。すなわち、モータ422が動作して駆動ロー
ラ409が回転することにより、セパレータアー
ム420,420,420が第3図において左方
向つまり矢印A方向に移動するものである。セパ
レータ402が後退すると、その上に集積されて
いる券pは、このとき第2図の実線で示す位置ま
で上昇して待機しているバツクアツプ体443上
に自重落下し、その上に集積される。一方、矢印
A方向に後退したセパレータ402は、そのまま
反時計方向つまり図示矢印B方向に回動して角度
を変え、しかるのち図示矢印C方向に前進し、二
点鎖線で示す位置(第3図参照)まで復帰して待
機する。すなわち、セパレータアーム420,4
20,420が矢印A方向に移動し、その先端部
に設けられたストツパピン434が係止片435
に当接すると、セパレータアーム420,42
0,420は矢印B方向に回動する。この回動
は、爪430(第6図参照)とアーマチユア43
2とが係合ることにより規制されてロツクされ
る。セパレータアーム420,420,420が
ロツクされると、駆動ローラ409が回転するこ
とにより、セパレータアーム420,420,4
20は矢印C方向へ移動し、その後端部に設けら
れたストツパピン434が係止片435に当接す
ると、駆動ローラ409は回転を停止するもので
ある。 このようにして、バツクアツプ体443上に所
定枚数(たとえば100枚)に近い券pが集積され
ると、バツクアツプ体443は一点鎖線で示す位
置(第3図参照)まで下降する。そして、バツク
アツプ体443上に所定枚数の券pが集積される
と、集積部403上に待機しているセパレータ4
02は時計方向つまり図示矢印D方向に回動し、
再び実線で示す位置にて停止する。すなわち、検
知器314で100枚目の券pが検知されると、そ
の検知信号を基に後述する制御装置からソレノイ
ド431に駆動信号が送られることにより、アー
マチユア432と爪430との係合が解除され
る。これにより、セパレータアーム420,42
0,420はロツク状態から解放され、スプリン
グ429の引張力により落下(回動)せしめられ
るものである。これにより、バツクアツプ体44
3上の券pと引き続き搬入されてくる券pとは、
セパレータ402によつて完全に分離されること
になる。なお、バツクアツプ体443上に集積さ
れた券pの枚数は、検知器314の出力信号を基
に後述する制御装置で計数されているが、所定枚
数に分離されているか否かは、光学的な検知器4
69,470,470(第3図および第4図参
照)によりチエツクするようになつている。すな
わち、検知器469が101枚目の券pを検知した
とき、検知器470,470が「暗」から「明」
になつておれば、所定枚数の精度を保つて分離し
ているものとみなすものである。しかして、バツ
クアツプ体443は、その上に所定枚数の券p1を
載置して一点鎖線で示す位置から二点鎖線で示す
位置(第3図参照)まで下降し、券施封装置50
0の回転ドラム501,501に所定枚数の券
P1を受渡し、その後上昇して再び実線で示す位
置まで上昇して停止するようになつている。 券施封装置500は、前述したように正券施封
装置500aと損券施封装置500bとによつて
構成されているが、両者は同一構成であるので以
下の説明において正券施封装置500aのみを詳
述し、損券施封装置500bについては省略す
る。 さて、第7図および第8図は正券施封装置50
0aを示すものであり、これは大別して一対の回
転ドラム501,501、券移送機構502,把
束輪形成および把束機構503から構成される。
回転ドラム501,501は、正券区分集積装置
400aのバツクアツプ体443の下方部位に位
置して、バツクアツプ体443により略水平状態
で搬送されてきた所定枚数の券P1を受取り、そ
れを反時計方向つまり図示矢印E方向へ略90度回
転させることにより、略垂直状態に状態変換する
ためのものである。すなわち、回転ドラム50
1,501は、所定の厚さを有しかつ略正方形状
に形成されていて、軸504に所定間隔あけて軸
支されており、軸504が図示しない駆動源で回
転駆動されることにより、矢印E方向へ回転する
ようになつている。また、回転ドラム501,5
01の各周面には、固定押え板505,…および
逆L字形状の可動押え板つまりクランプ体50
6,…が立設されている。すなわち、上記クラン
プ体506,…は、図示矢印F方向に開閉するよ
うになつていて、券p1を受取るときは開き、券P1
を受取ると閉じることにより、押え板505,…
との間に券P1をその幅方向にクランプするもの
である。なお、回転ドラム501,501は、バ
ツクバツク体443が下降してきたときその水平
部分と入れ子状態(第8図参照)となるようにな
つている。 前記券移送機構502は、回転ドラム501,
501で状態変換されて略垂直状態にある券P1
を、その略中央部で2分割して把束輪形成および
把束機構503へ移送するためのものであり、押
出体507、分割板508、案内壁509および
送りアーム510などから構成される。押出体5
07は、押棒511およびアーム512を介して
駆動部513に連結されていて、駆動部513が
動作することによりアーム512と押棒511を
介して図示矢印G方向へ移動し、回転ドラム50
1,501の周面に略垂直状態でクランプされて
いる券P1を押出し、固定底板514と可動底板
515に沿つて案内壁509に達するまで押出す
ようになつている。なお、押出体507、固定底
板514および可動底板515はそれぞれ3分割
されており、そのうち押出体507および固定底
板514は回転ドラム501,501と入れ子状
態(第8図参照)になつている。また、可動底板
515は、必要に応じて軸516を支点として回
動するようになつている。分割板508は、可動
底板515上に垂直状態で位置している券P1を
2分割するためのものであり、略扇状に形成され
ている。すなわち、分割板508は、可動底板5
15の上方に位置していて、軸517を介して図
示しない駆動部に連結されており、必要に応じて
下方へ回動することにより券p1内に挿入され、2
分割するようになつている。なお、分割板508
の可動底板515と相対応する縁部508aは、
券P1内への挿入を容易にするために刃状に形成
されている。送りアーム510は、逆L字形状に
形成されていて、送りベルト518を介して駆動
部519に連結されており、駆動部519が動作
することによりベルト518を介して図示矢印H
方向つまり第8図において左方向へ移動し、可動
底板515上の券P1を案内壁509に沿つて把
束輪形成および把束機構503へ送り出すように
なつている。なお、案内壁509および送りアー
ム510はそれぞれ3分割されており、両者が入
れ子状態となるようになつている。 前記把束輪形成および把束機構503は、送り
出される把束用帯の一端を所定回数ループ状に巻
回し、かつその先端部をループ内を2分すべく垂
下させてなる把束輪をあらかじめ形成するととも
に、この把束輪内に券移送機構502で券P1が
挿入されるとその把束輪を締め上げることにより
把束するものであり、券移送機構502の左側端
部(第8図において)近傍に設けられている。す
なわち、巻枠520に巻回されている把束用帯、
たとえば緑色の紙テープ(損券施封装置500b
ではたとえば黄色の紙テープとなる)521は、
テープ案内ローラ522を介してテープ案内路5
23に導かれ、この案内路523の中途部で一対
のテープ送りローラ524,525間に挾持さ
れ、前方へ送り出されるようになつている。上記
案内路523および送りローラ524,525は
ローラ受台526に設けられており、このローラ
受台526は必要に応じて送りローラ525の軸
525aを支点として図示矢印I方向へ回動され
るようになつている。なお、上記送りローラ52
4,525は、図示しない駆動源によつて回転駆
動される。また、上記軸525aには、必要に応
じて図示矢印J方向へ回動されるパツト駆動アー
ム527が軸支されており、このアーム527の
先端部には自転するのりパツト528が設けられ
ている。上記のりパツト528は、テープ521
にのり付けするためのものであり、移動時その近
傍に設けられたのりローラ529と摺接すること
によりのりが付与されるようになつている。な
お、上記のりローラ529は、その周面がのり容
器530内に浸されている。 また、テープ案内路523の出口部(先端)近
傍には、テープ521をカツトするカツタ531
が設けられ、このカツタ3531の前方における
ローラ受台526には、のりパツト528を受け
止めるパツト受台532が設けられている。さら
に、ローラ受台526の上方部位には、必要に応
じて軸533を支点として矢印I方向へ回動され
る孤状のしごきローラ駆動アーム534が設けら
れている。上記アーム534の先端部には、ロー
ラアーム535が所定範囲のみ回動自在に軸支さ
れており、このアーム535の先端部には回転自
在なしごきローラ536が軸支されている。上記
しごきローラ536は、のり付けされカツトされ
たテープの端部を券P1に巻かれたテープ上に貼
り付け、その上をしごくためのものである。 また、ローラ受台526の前方つまり第7図に
おける右側には、送りローラ524,525で送
り出されたテープ521の先端部が所定長挿入さ
れるテープガイド体537が設けられ、このガイ
ド体537の両側部には、送りアーム510で送
り出されてきた券P1を受入れ案内する一対の券
ガイド体538,538が並設されている。これ
らガイド体537,538,538は、ガイド駆
動円板549にそれぞれ固定されており、この円
板549により必要に応じて図示矢印K方向へ回
転され、あるいは図示矢印L方向へ前後進される
ようになつている。上記各ガイド体537,53
8,538の上方部位には、一対のクランプ駆動
アーム539,539が横ハ字形状(第8図参
照)に設けられており、これらアーム539,5
39の各先端部つまり第8図における各右端部に
は、それぞれ互いに平行となるようにクランプ棒
540,540,541,541が2本ずつ所定
間隔あけて垂下されている。上記アーム539,
539は、その各後端部つまり第8図における各
左端部が駆動部542に連結されていて、その駆
動部542で必要に応じて図示矢印M方向に開閉
されるようになつており、その閉成時、送りアー
ム510により送り出されてきた券P1をクラン
プ棒540,540と541,541とでその両
側から挾み込むようになつている。 なお、第7図および第8図における符号543
は逆U字形状のテープ引込防止板で、券ガイド体
538,538の先端部と対応する部位(第8図
参照)に略垂直に設けられている。また、第7図
および第8図における符号544は本装置の基台
である。また、第8図において二点鎖線で囲つた
部分545は、第7図における符号521から5
36までの各部が位置する部分を示す。 このような構成において、正券施封装置500
aの動作を、第9図a〜fおよび第10図a〜i
を参照しつつ説明する。回転ドラム501,50
1は、通常は第9図aの状態を停止し、券P1の
受渡しを待機している。勿論、このときクランプ
体506,…は閉じている。この状態で今、100
枚の券P1を載置したバツクアツプ体443が下
降してくると、第9図aのようにバツクアツプ体
443と対応する周面のクランプ体506が開
く。これにより、バツクアツプ体443は更に下
降し、しかるのち第9図bのように回転ドラム5
01,501と入れ子状態となつたところで一時
停止する。したがつて、第9図bのようにバツク
アツプ体443上の券P1は、回転ドラム501,
501の周面上に受渡される。このようにして、
券P1が受渡されると、第9図cのようにクラン
プ体506が閉じて券P1をクランプし、回転ド
ラム501,501が矢印E方向へ回転を開始す
るとともに、バツクアツプ体443が上昇する。
そして、回転ドラム501,501が第9図dの
ように略90度回転すると、その位置で回転ドラム
501,501は一時停止し、クランプ体506
が再び開く。このとき券P1の下端面は、第9図
dのように固定底面板514に対して略水平状態
となり、その底板514上に券P1が略垂直状態
で受渡される。このように、バツクアツプ体44
3から略水平状態で受取つた券P1を、矢印E方
向へ略90度回転させることにより略垂直状態に状
態変換するものである。しかして、回転ドラム5
01,501が停止し、クランプ体506が開く
と、駆動部513が動作することにより、押出体
507が第9図dのように矢印G方向へ前進し、
第9図eのように固定底板514上の券P1を案
内壁509に当接するまで押出し、その位置で押
出体507は一時停止する。したがつて、押出さ
れた券P1は、第8図のように可動底板515上
に略垂直状態に位置するようになる。 なお、このとき次の券P1を載置したバツクア
ツプ体443が再び下降してくると、第9図d,
eのように前記同様な動作を経て回転ドラム50
1,501の他の周面上に受渡される。 さて、押出体507が第9図eのように一時停
止すると、このとき(あるいは押出体507が前
進を開始したときでもよい)把束輪形成および把
束機構503が把束輪の形成動作を開始する。以
下その詳細を説明する。通常、ローラ受台52
6,のりパツト528、しごきローラ536、テ
ープガイド体537、券ガイド体538,538
およびクランプ棒540,540,541,54
1などは、第10図aの状態(つまり第7図およ
び第8図の状態)で停止し、動作開始を待機して
いる。この状態で今、把束輪形成命令が与えられ
ると、まずローラ受台526が第10図bのよう
に時計方向へ回動し、案内路523の出口部(先
端)がテープガイド体537の入口部と相対応し
た位置で一時停止する。ローラ受台526が停止
すると、送りローラ524,525がテープ送出
方向に回転する。ことによりテープ521が送り
出され、その先端部が第10図bのようにテープ
ガイド体537内に所定長さ挿入される。テープ
521の先端部がテープガイド体537内に挿入
されると、第10図cのようにローラ受台526
が反時計方向に回動して元の位置に戻り、送りロ
ーラ524,525が再び回転してテープ521
を送り出すとともに、円板549が矢印K方向に
回転することにより、それに伴つてテープガイド
体537および券ガイド体538,538も第1
0図cのように回転する。この回転はたとえば2
1/4回行い、上記各ガイド体537,538,5 38が第10図dのように略垂直状態となつた位
置で、その回転およびテープ521の送り出しが
停止するようになつている。これにより、送りロ
ーラ524,525で送り出されたテープ521
の一端は、第10図dのように略2回ループ状に
巻回され、かつその先端部521aがループ内を
2分するべく垂下させてなる略「の」字形状の把
束輪546が形成される。この状態で、券P1が
アーム510により送り出されてくるのを待機す
る。なお、上記把束輪526は、第8図のように
テープ引込防止板543の右側部において形成さ
れるようになつている。 このようにして、把束輪546が形成される
と、分割板508が軸517を支点として下方へ
回動し、このとき可動底板515上に略垂直状態
で位置している券P1内にその略中央から挿入さ
れ、これにより券P1は第8図のように分割板5
08で2分割される。なお、このとき押出体50
7は、分割板508の厚さに相当する分だけ後退
し、券P1への分割板508の挿入を容易にして
いる。また、分割板508は、券P1内に挿入さ
れた状態で一時停止する。このようにして、券
P1内に分割板508が停止すると、送りアーム
510が矢印H方向へ前進し、可動底板515上
の分割された券P1を保持してそのまま案内壁5
09に沿つて矢印H方向へ送り出す。このとき押
出体507は、第9図fのように後退(第7図に
おける右方向へ移動)し、元の位置へ復帰して停
止する。また、このとき回転ドラム501,50
1は、クランプ体506を閉じて次の券P1をク
ランプし、再び90度回転して前記同様な動作を繰
り返す。しかして、送りアーム510で送り出さ
れる分割された券P1は、券ガイド体538,5
38により案内され、その左端部(第8図におい
て)が第8図および第10図dのように把束輪5
46内へ挿入された位置で停止される。これによ
り、第10図dのように分割された券P1間にテ
ープガイド体537が挿入された状態となる。な
お、このとき分割板508は、上方へ回転するこ
とにより券P1内から退出し、元の位置へ復帰し
て停止する。 さて、把束輪546内へ券P1の端部が挿入さ
れ、分割板508が元の位置へ戻ると、テープガ
イド体537および券ガイド体538,538が
円板549とともに後退(第8図における左方向
へ移動)し、駆動部542内へ引込む。このと
き、テープ引込防止板543の作用により、上記
各ガイド体537,538,538とともに把束
輪546が引込まれることを防止される。これに
より、把束輪546内に垂下されているテープの
先端部521aは、分割された券P1間に位置し
た状態となる。上記各ガイド体537,538,
538が引込むと、駆動アーム539,539が
閉成作動することにより、第10図eのようにク
ランプ棒540,540と541,541とで券
P1をその両側から挾み込んでクランプする。こ
れにより、テープの先端部521aが第10図e
のように券P1内に差込まれた状態となる。なお、
このとき送りアーム510が後退(第8図におけ
る右方向へ移動)し、元の位置へ復帰して停止す
る。しかして、クランプ棒540,540と54
1,541とで券P1をクランプすると、送りロ
ーラ524,525がテープ送出時とは逆方向に
回転することにより、テープ521が引き戻さ
れ、よつて第10図e,fのように把束輪546
が締め上げられる。この締め上げが終了すると、
アーム527が反時計方向に回動することによ
り、第10図fのようにのりパツト528が自
転、公転し、パツト受台532の部分でテープ5
21に対するのり付けが行われる。こののり付け
が終了すると、のりパツト528は元の位置へ戻
るようになつている。 このようにして、テープ521に対するのり付
けが終了すると、アーム534が時計方向に回動
することにより、第10図gのようにしごきロー
ラ536が移動し、そのローラ536が券P1の
角に当接してテープ521を押圧したとき、ここ
でカツタ531が作動してテープ521をカツト
する。その後、しごきローラ536は、アーム5
34の回動に伴つて券P1に巻かれたテープ上を
押圧しながら転接し、下方へ移動することによ
り、のり付けされてカツトされたテープの端部を
券P1に巻かれたテープ上に貼り付け、その上を
しごく。これにより、テープ521で把束された
券つまり券把P2が完成する。しかして、しごき
ローラ536による貼り付けおよびしごきが終了
すると、可動底板515が第7図に二点鎖線で示
すように開放作動するとともに、アーム539,
539も開放作動する。これにより、第10図h
のようにクランプ棒540,540と541,5
41とによる券把P2のクランプが解除され、よ
つて完成した券把P2が自然落下し、その下方に
位置する把搬送押印装置600へ案内される。券
把P2が落下すると、第10図iのようにしごき
ローラ536が元の位置へ復帰するとともに、駆
動部542内へ引込んでいた各ガイド体537,
538,538が前進して第8図の状態に戻り、
しかるのち円板549が再び矢印K方向へ回転す
ることにより、第10図iのように各ガイド体5
37,538,538も回転し、元の位置つまり
第10図aの状態に復帰して次の把束輪形成動作
に備える。 把搬送押印装置600は、第11図に示すよう
に構成されており、大別すると搬出路601、押
印部602および搬送路603によつて構成され
る。搬出路601は、券施封装置500から自然
落下してくる券把P2を受取り、それを略垂直状
態(実際は略15度傾斜している)で図示矢印N方
向、つまり第1図における左方向へ搬出するもの
であり、第12図aに詳細を示すように案内壁6
06、水平搬送ベルト607,および略15度外側
へ傾斜している垂直搬送ベルト608から構成さ
れる。押印部602は、搬出路601の終端部
(第11図における左端部)に設けられていて、
搬出されてくる券把P2の把束テープ(小帯)上
に所定の消印を押すものであり、第12図bに詳
細を示すように押印台609,搬送ローラ61
0,610、リフトアーム611,611、押印
器612および掻落棒613から構成される。押
印台609は、案内壁606と相対向して設けら
れており、その案内壁606側および搬送路60
3側にそれぞれ傾斜面609a,609bを有し
ている。搬送ローラ610,610は、搬出され
てきた券把P2を受取り、それを所定の位置まで
搬送するものであり、押印台609の傾斜面60
9aに沿つて略垂直状態に並設されている。リフ
トアーム611,611は、搬送ローラ610,
610で搬送されてきた券把P2を、上記傾斜面
609aに沿つて押印台609上へ持ち上げるた
めのもので、略弧状に形成されており、必要に応
じて軸614を支点として図示矢印Q方向へ回動
され、その先端部が上記傾斜面609a上に突出
してそのまま溝615,615に沿つて移動する
ようになつている。なお、リフトアーム610,
610は通常は押印台609内に位置している。
押印器612は押印台609上に位置しており、
必要に応じて押印台609上へ下降されるように
なつている。掻落棒613は、押印台609上の
券把P2をその左端部(第11図に二点鎖線で示
す状態において)を支点として反時計方向へ略90
度回転せしめることにより、押印台609の傾斜
面609aに沿つて次の搬送路603へ掻き落す
ためのものであり、必要に応じて押印台609の
上面に形成された弧状溝616内の端部に突出
し、その溝616に沿つて図示矢印R方向へ移動
するようになつている。前記搬送路603は、押
出台609上から掻き落された券把P2を受取り、
それを垂直状態で図示矢印S方向(搬出路601
の搬送方向と直交する方向)へ搬送し、後述する
後処理装置20の搬送装置800へ受渡すもので
あり、案内壁619、水平搬送ベルト620およ
び垂直搬送ベルト621から構成される。 このような構成において、把搬送押印装置60
0の動作を説明する。今、券施封装置500から
券把P2が落下してくると、搬出路601は略瞬
間的に図示矢印O方向(第11図における右方
向)へ搬送動作し、しかるのち矢印N方向へ搬送
動作する。その理由は、券把P2の自然落下を補
助するためである。すなわち、券施封装置500
においてクランプ棒540,540と541,5
41とによる券把P2のクランプが解除されたと
き、券把P2の把束された端部(第8図における
左端部)がクランプ棒540,540,541,
541あるいは各ガイド体537,538,53
8などに接触することにより、券把P2がその把
束された端部が上で反対側の端部が下となつた傾
斜状態で落下してくる。そのため、搬出路601
がいきなり矢印N方向へ動作すると、券把P2は
その短手(幅)方向が水平となる垂直状態となつ
てしまうので、搬出路601が略瞬間的にO方向
へ動作することにより、それを防止するものであ
る。 しかして、搬出路601に落下した券把P2は、
その把束した端部を前にしかつ長手方向を水平に
した略垂直状態で搬出される。この搬出される券
把P2が押印部602に到達すると、その券把P2
は搬送ローラ610,610に受渡され、第11
図に二点鎖線で示すように所定の位置まで搬送さ
れて停止される。券把P2が所定の位置に停止す
ると、リフトアーム611,611が矢印Q方向
へ回動する。このとき、リフトアーム611,6
11は、その先端部を傾斜面609aの下端部か
ら傾斜面609a上に突出し、そのまま溝61
5,615に沿つて回動を続ける。これにより券
把P2は、リフトアーム611,611の先端部
に載置された状態で傾斜面600aに沿つて持ち
上げられ、第11図および第12図bに二点鎖線
で示すように押印台609上へ移送される。押印
台609上に券把P2が位置すると、押印器61
2が下落して券把P2の把束テープ上に所定の消
印を押し、しかるのち上昇して元の位置へ復帰す
る。この押印動作が終了すると、掻落棒613が
押印台609上に突出し、溝616に沿つて矢印
R方向へ移動する。このとき、掻落棒613は、
第11図において二点鎖線で示す券把P2の右端
部(把束部とは反対側の端部)手前側に突出する
ようになつており、よつて押印台609上の券把
P2は、掻落棒613の移動に伴つてその左端部
(第11図において)を支点として反時計方向へ
略90度回転され、第11図に一点鎖線で示す状態
となる。なお、このとき券把P2は、その左端部
(第11図に一点鎖線で示す状態において)が傾
斜面609b上に突出するようになつている。こ
れにより券把P2は、掻落棒613の移動に伴う
押出作用を受けて、傾斜面609bに沿つて搬送
路603の始端部へ落下する。したがつて、搬送
路603は、押印台609上から落下してきた券
把P2をその長手方向を水平にした垂直状態で矢
印S方向へ搬送し、後述する後処理装置20の搬
送装置。 800へ受渡すものである。 なお、第1図における符号700は、本紙葉類
処理装置の稼動状態をグラフイツク的に表示する
表示パネルであり、動作異常(ジヤムなど)が発
生したとき点灯する表示ランプ群、発生した異常
内容を数字コードで表示する異常コード表示器、
設定された券種を表示する券種表示ランプ群、お
よび処理した券の総枚数を表示する枚数表示器
(いずれも図示しない)などが設けられている。
また、表示パネル700には、本紙葉類処理装置
の電源を投入する電源入スイツチ、上記電源をし
や断する電源切スイツチ、鑑査装置200の検知
動作などをチエツクするとき押す検知確認スイツ
チ、正券と損券との区分は行わず単に整理のみを
行うとき押す整理スイツチ、鑑査装置200の検
知機能を停止させるとき押す検知停止スイツチ、
本紙葉類処理装置の前面(第1図において各機構
部と対応する前面)に設けられた複数の透明なド
ア(図示しない)を開いた状態で運転するとき押
すドア開可スイツチ(いずれも図示しない)など
も設けられている。上記各スイツチはそれぞれ照
光式の押釦スイツチである。また、第1図におけ
る符号701は操作盤であり、これには処理スタ
ートスイツチおよび連続取出スイツチ(いずれも
図示しない)などが設けられている。 次に、第13図は、本紙葉類処理装置の後段を
なす後処理装置20を概略的に示す外観斜視図で
ある。この後処理装置20は、前処理装置10か
ら送られてくる券把P2を正券把と損券把とに区
分するとともに、それぞれ集積し、それぞれ10個
ずつの束にして結束し、損券束については失効を
するまでの処理を行うものであり、次のように構
成される。 第13図において、800は搬送装置でありこ
れは前処理装置10の搬送押印装置600で搬送
されてくる券把P2を受取り、それを垂直状態で
図示矢印U方向へ挾持搬送し、テープ色検知器8
01、正券ゲート802および損券ゲート803
へ導く。テープ色検知器801は、搬送されてく
る券把P2の把束テープの色をたとえば光学的に
検知するものであり、搬送装置800の中途部に
設けられている。正券ゲート802は、搬送装置
800の中途部に設けられており、検知器801
から緑色(正券把)検知信号が出力されると作動
して突出し、搬送されてくる対応する券把P2(正
券把)を停止させ、正券押出体804が作動する
までその状態を保持する。なお、検知器801か
ら黄色(損券把)検知信号が出力された場合、正
券ゲート802は作動せず、搬送装置800は券
把P2を損券押出体805まで搬送する。しかし
て、正券押出体804は、正券ゲート802が券
把P2を停止させると作動し、その券把P2つまり
正券把を搬送装置800から押出して横倒しにす
る。このとき、次の正券把がきた場合、その正券
把の上に正券押出体804によつて重ねられ、正
券把搬送路806によつて正券把集積装置807
(後で詳述する。第14図参照)まで搬送され、
ここに10把集積される。正券把集積装置807に
正券把が10把集積されると、その正券把はしかし
て、上記の構成の後処理装置20の作用を、第2
3図に示した処理の流れを示す図を参照して説明
する。 すなわち、前処理装置10から、搬送装置80
0によつて搬送されてくる券把P2は、検知器8
01によつてその把束テープの色及び把の施封状
態が検査される。券把P2は、検知器801の検
知結果によつて、ゲート802、803の作用に
より正券把搬送路806、損券把搬送路810又
は把リジエクト集積部823へ導びかれる。正券
把搬送路806へ導びかれた正券把P4は、正券
把集積装置807において10把ずつ集積されその
後正券把待機部808に押出される。損券把搬送
路810へ導びかれた損券把P5は、損券把集積
装置811において10把ずつ集積され、その損券
把待機部812に押出される。各待機部808,
812正券把待機部808へ押出される。正券把
待機部808は、このとき結束供給部809に把
がなければ10個の正券把を結束供給部809へ送
り込む。 一方、損券ゲート803は、搬送装置800の
終端部に設けられており、検知器801から黄色
(損券把)検知信号が出力されると作動して突出
搬送されてくる対応する券把P2(損券把)を停止
させ、損券押出体805が作動するまでその状態
を保持する。しかして、損券押出体805は、損
券ゲート803が券把P2を停止させると作動し、
その券把P2つまり損券把を搬送装置800から
押出して横倒しにする。このとき、次の損券把が
きた場合、その損券把は前の損券把の上に損券押
出体805によつて重ねられ、損券把搬送路81
0によつて損券把集積装置811(後で詳述す
る。第14図参照)まで搬送される。この損券把
集積装置811に損券把が10把集積されると、そ
の損券把は損券把待機部812へ押出される。 損券把待機部812は、このとき結束供給部8
09に把がなければ10個の損券把を結束供給部8
09へ送り込む。 前記結束供給部809は、正券把待機部808
または損券把待機部812から10個の券把を受取
り、それを結束して束とする結束部813へ送り
込む。なお、正券把待機部808および損券把待
機部812から結束供給部809への券把の送り
込み順序は、正券把待機部808または損券把待
機部812へ、10個の券把が各集積装置807,
811から押出された順番による。結束供給部8
09に10個の券把がある場合は、その券把が結束
部813へ送られて結束供給部809が空になる
のを、正券把持機部808または損券把待機部8
12で次の券把が待つことになる。しかして、結
束部813は、結束供給部809から送られてき
た10個の券把に対しその周面に紙テープを十文字
に巻回することにより結束を行う。この結束され
た10個の券把つまり券束P3は束搬出路814に
よつて搬送され、後述する束検知装置816へ送
り込まれる。ここに、上記結束供給部809、結
束部813および束搬出路814は、10個の券把
を結束する結束装置815(後で後述する)を構
成している。束検知装置816(後で詳述する)
は、送られてくる券束P3の重量または厚さを測
定することにより、券把P3が10把あるか否かを
検査する。なお、一般に有価証券あるいは株券な
どの紙葉類は、その大きさおよび厚さがともに一
定であるので、重量あるいは厚さを測定すること
により、その券束における券把の増減区別は充分
可能である。しかして、束検知装置816におい
て券把の個数確認後、10個あれば、その券束P3
は束押出体817または818によつて束集積部
(テーブル)819上又は失効装置820へ押出
される。 また、券把が10個ないと判定された券束P3は、
束搬送路821によつて搬送され、束リジエクト
集積部822へ導かれるようになつている。 なお、前記テープ色検知器801は、テープ色
検知の外に券把の長さおよび幅などを検知するこ
とにより、券把の一葉が飛び出ているなどの不良
把検知をも行うようになつており、そのような不
良把が検知されると、各押出体804,805は
作動せず、よつて対応する券把は搬送装置800
で搬送され、その終端部に設けられた把リジエク
ト集積部823へ導かれるようになつている。 前記束押出体817,818は、それぞれ正券
束及び損券束を束集積部819及び失効装置82
0へ押出すようになつている。これは、待機部8
08,812から供給部809へ正券把又は損券
把が送出されたタイミングから、正券束又は損券
束のいずれの束が結束装置815で結束されたか
が判子ので、これに対してたタイミング各押出体
817,818が作動するようになつている。 失効装置820(後で詳述する)は、搬送され
てくる損券束に対して、たとえば証券番号あいは
株券番号のあるいは株券番号のある所定部分を穿
孔することにより、損券を再使用できないように
する。しかして失効装置820で失効された損券
束は、束集積装置819上に押出される。 第14図は、正券把搬送路806(又は損券把
搬送路810)から送られてくる2把の正券把
P4(又は損券把P5)を10把まで集積する前記正券
把集積装置807(又は損券把集積装置811)
の作用を詳細に説明するための図である。すなわ
ち、正券把搬送路806(又は損券把搬送路81
0)で送られてきた正券把P4(又は損券把P5)
は、第14図aに示すように押上体824上に位
置するとストツパ体825により停止される。押
上体824の近傍には、図示しないマイクロスイ
ツチなどの検知器が設けられており、この検知器
が押上体824上に正券把P4(又は損券把P5)が
位置したことを検知すると、その検知信号により
押上体824を作動させる。これにより押上体8
24は、第14図bに示すように上昇して正券把
P4(又は損券把P5)を上方へ押上げ、この押上げ
られた正券把P4(又は損券把P5)は、上方に両開
き動作するゲート826を開かせる。そして、正
券把P4(又は損券把P5)は更に押上げられ、第1
4図cに示すようにゲート826に干渉しない位
置まで押上げられると、ゲート826は自己復帰
して閉じた状態に戻る。こうなると、第14図d
に示すように押上体824は下降して元の位置へ
戻る。このとき、押上体824とゲート826は
互いに干渉しないような構造(たとえば互いに入
れる状になつている)になつており、これにより
押上体824はゲート826の間を通りぬけて下
がる。このようにして押上体824が下降する
と、第14図dに示すように押上げられた正券把
P4(又は損券把P5)がゲート826上に残る。し
かして、押上体824が元の位置に復帰すると、
図示しないカウンタを「+1」する。以上の動作
を正券把P4(又は損券把P5)が送られてくるごと
に繰り返す。なお、第14図e〜hは次の正券把
P4(損券把P5)が送られてきたときの動作状態を
示し、第14図a〜dの動作を繰り返しているこ
とがわかる。このような動作の繰り返しにより、
上記カウンタの内容が「5」になると、(すなわ
ち10把になると)第13図に示す押出体827,
828が動作し、ゲート826上に集積された10
個の正券把P4(又は損券把P5)を正券把待機部8
08(又は損券把持機部812)へ押出すもので
ある。 第15図は前記失効装置820を詳細に示すも
のである。すなわち、829は送られてくる結束
された損券束P6の所定部分に穿孔錐であり、こ
の穿孔錐829をさけて、前記束搬送路821に
連つて、搬送ベルト830が設置されている。こ
の搬送ベルト830で損券束P6が送られてくる
と、入口側のピン831が図示しない上下機構に
より下降されることにより、損券束P6は失効部
832まで入り、出口側のピン833に当接して
停止する。損券束P6が失効部832に停止する
と、搬送ベルト830が搬送を停止し、またピン
831は上昇して次の損券束P6が入ることを禁
止する。こうなると、図示しない駆動モータが動
作することにより、そのモータに図示しないベル
トを介して連結されたプーリ834が回転し、こ
のプーリ834はシヤフト835を介して連結さ
れたギヤ836を回転させる。このギヤ836は
それと歯合するギヤ837を回転させ、このギヤ
837はシヤフト838を介して連結された前記
穿孔錐829を回転させる。穿孔錐829が回転
すると、図示しない駆動機構で駆動されるクラン
ク839が動作し、このクランク839の動作に
より穿孔錐取付部材840は上方へ移動する。な
お、上記取付部材840は、上記押え板841に
固定された左右の側壁842,843に形成され
た溝(図示しない)に案内されて上下方向にスラ
イドするようになつている。 上記取付部材840の上方には、コイルスプリ
ング844,844を介して下部押え板845が
設けられており、クランク839の動作で取付部
材840が上昇することにより、上記下部押え板
845と上記押え板841との間で損券把P5が
圧縮されると同時に、穿孔錐829も回転しなが
ら上昇して穿孔(失効)が行われる。このとき、
下部押え板845の上昇に判い搬送ベルト830
も失効部832内で上昇するので、搬送ベルト8
30の上昇によるそのベルト長さ不足をおぎなう
ために、入口側のローラ846が上方へ移動する
ようになつている。しかして、クランク839の
動作により、上昇した取付部材840、穿孔錐8
29および下部押え板845は、穿孔し終ると下
降して元の位置に戻る。すると、搬送ベルト83
0が再び動作するとともにピン833が下降し、
失効された損券束P6が束集積装置819へ送ら
れる。失効された損券束P6が失効部832内か
ら搬出されると、ピン833が再び上昇し、次の
損券束P6が搬送ベルト830により送られてく
るとそれは停止せしめ、再び上記同様な穿孔動作
を繰り返すものである。 第16図から第18図は、前記結束装置815
を詳細に示すものである。すなわち、結束供給部
809は、把供給台車847、把供給レール84
8および把受入部849から構成される。把供給
台車847は把供給レール848上を図示矢印方
向へ移動し、正券把待機部808または損券把待
機部813から送り込まれた10個の正券把または
損券把(以下これを券把P7と称す)を受取つた
把受入部849を結束部813内へ送ることによ
り、券把P7を結束部813内へ供給する(第1
8図a参照)。結束部813は次のように構成さ
れる。すなわち、券把P7が供給されると、固定
カツタ850がその駆動機構851内に引込み、
固定カツタ850上に載置されている紙テープ8
52の先端部が券把P7上に落下する(第18図
b参照)。すなわち、通常固定カツタ850は突
出していて、そのカツタ850上にテープ852
の先端部が載置された状態にある(第18図a参
照)。上記テープ852は、テープリール853
(第17図参照)から図示しないテープ誘導アー
ム854内に導かれ、そのアーム854の先端部
から供給されるようになつている。しかして、テ
ープ852の先端部が券把P7上に落下すると、
テープ押え体855がその駆動機構851内から
突出し、券把P7上のテープ852の先端部と対
応する部位に位置する(第18図b参照)。すな
わち、押え体855は固定カツタ850の下方に
設けられていて、通常は駆動機構851内に引込
んでいる。なお、上記駆動機構851は、後述す
る上部チヤツク860上に固定されている。しか
して、押え体855が突出すると、図示しないギ
ヤ機構によりギヤ856が回転され、このギヤ8
56はそれに連結されたシヤフト857を回転さ
せる。シヤフト857の先端にはねじが形成され
ていて、このねじ部に押上台858が螺合されて
いる。したがつて、押上台858はシヤフト85
7の回転により上昇し、下部チヤツク859を上
方へ押し上げる。すると、下部チヤツク859の
上方部位に固定されている上部チヤツク860と
の間で券把P7は圧縮されるとともに、テープ8
52の先端部が押え体855により券把P7上に
押圧挾持される(第18図b参照)。なお、上下
スライド機構861は、下部チヤツク859が押
上台858の回転力により回転することなく、直
線的に上下動するようにするためのものであり、
下部チヤツク859の下面に固定されたシヤフト
861aと、これを軸支するリニアベアリング
(図示しない)などで構成される。 下部チヤツク859と上部チヤツク860との
間に券把P7が圧縮されると、図示しない駆動機
構により駆動シヤフト862が回転され、このシ
ヤフト862はそれに一端が固定された前記アー
ム854をシヤフト862を中心に時計方向に数
回(たとえば2回)回転させる。このとき、テー
プ852の先端部が押え体855で券把P7上に
挾持されているので、テープ852は引出されて
券把P7の幅方向に対するその周囲に数回(たと
えば2回)巻き付けられ、緊締される(第18図
c参照)なお、このときアーム854の回転に伴
つてテープリール853も一緒に回動するように
なつている。このようにして、テープ852の巻
き付けが終了すると、図示しないのり付け機構が
動作することにより、券把P7に巻回されたテー
プ852a上にのり付けが行われる。こののり付
けが終了すると、アーム854が再び動作し、1
回転して停止する。このとき、固定カツタ850
が券把P7上に再び突出し、押え体855はこの
ときまでに再び引込む。したがつて、テープ85
2は、券把P7の角と固定カツタ850との間に
斜めに張られた状態となる(第18図c参照)。
そこで、摺動カツタ863が、図示しない摺動機
構により案内レール(図示しない)に沿つて図示
矢印方向へ摺動されることにより、摺動カツタ8
63は固定カツタ850とによりテープ852を
上記斜めに張られた部分でカツトする。このと
き、摺動カツタ863の下面には弾性な押圧舌片
(図示しない)が設けられていて、その押圧舌片
がカツタ863の摺動に伴つて券把P7のテープ
852a上に摺接し、既にのり付けされた部位を
押圧しながらしごくようになつており、これによ
りカツトしたテープの端部が確実に接着される
(第18図c参照)。 テープ852ののり付けおよびカツトが終了す
ると、再びギヤ856を回転させることにより下
部チヤツク859を下降させる。下部チヤツク8
59が下降すると、90度反転機構864が動作し
て券把P6を90度回転せしめる。すなわち、まず
上下機構865が動作することにより、略コ字形
状の挾持体866を上昇させ、下部チヤツク85
9上の券把P7を挾持する(第18図c参照)。上
記上下機構865は、挾持体866に先端部が固
定されたチヤフト867と、このシヤフト867
を上下方向にスライドさせるスライド機構868
などから構成される。なお、挾持体866は、下
部チヤツク859の略中央部と対応するその下方
部位に位置していて、下部チヤツク859上の券
把P7のテープ巻回部分を挾持できるようになつ
ており、アーム854の回転時にはそれと干渉し
ないようになつている。こうして、挾持体866
が券把P7を挾持すると、反応アーム869を図
示しないカム機構などにより反時計方向へ回動さ
せることにより、シヤフト867を介して挾持体
866を90度回転させ、券把P7を90度回転させ
る(第18図d参照)。上記反転アーム869は、
シヤフト869の周面にその軸方向に沿つて形成
された溝(図示しない)内に突出する係止片(図
示しない)を有しており、これによりシヤフト8
67に対して上下方向に摺動自在であるが、回転
は不可能となつている。しかして、上述したよう
な90度回転が終了すると、上下機構865が再び
動作することにより、挾持体866が下降する
(第18図e参照)。挾持体866が下降すると、
反転アーム869が時計方向へ回転し、これによ
り挾持体866は初期状態に戻る。 挾持体866が初期状態に戻ると、再び固定カ
ツタ850が引込み、テープ852の先端部が90
度回転された券把P7上に落下し、以降前述した
券把P7の幅方向に対するテープ巻回動作と同様
な動作を繰り返すことにより、今度は券把P7の
長さ方向に対するその周囲にテープ852が数回
巻き付けられ、しかる後テープ852ののり付け
およびカツトが行われる。これにより、テープ8
52による券把P7に対する十文字の帯掛け、つ
まり結束が終了し、券束P3が完成する(第18
図e参照)。しかして、十文字の帯掛けが終了す
ると、再び下部チヤツク859が下降する。下部
チヤツク859が下降すると、通常は第16図に
二点鎖線で示す部位に位置している束搬出路81
4が、その上下機構870により右端部を支点と
して時計方向に回動され、その左端部が結束部8
13内の下部チヤツク859,859間へ挿入さ
れる(第18図f参照)。そして、束搬出路81
4が搬出動作することにより、十文字に結束され
た券把つまり券束P3が結束部813内から搬出
されるようになつている。 第19図から第21図は、前記束検知装置81
6を詳細に示すものである。まず第19図は、券
束の重量測定により券把が10個あるか否かを検知
するものであり、これは一般に周知の重量測定装
置を利用している。すなわち、結束装置815の
束搬出路814から搬出されてくる券束P3は秤
量ベルト871に受渡され、このベルト871は
その券束P3を秤量台872まで搬送する。する
と、秤量台872は券束P3の重量に応じて下降
し、この下降量(つまり重量)は差動トランス8
73で測定される。差動トランプ873は、券束
P3が位置検出器874の位置に達したとき、そ
の検出信号によりこのときの出力信号を図示しな
い判定回路に送る。判定回路は、差動トランス8
73の出力信号をあらかじめ設定された軽,過限
リミツト値と比較し、その比較結果を出力する。
なお、プリローデイングばね875は、ウオーム
ギヤ876を介して計量基準値設定ダイヤル87
7により強さを変化できるようになつており、こ
れにより上記ダイヤル877でばね875の強さ
を標準券束の重量に合せる。しかして、重量測定
された券束P3は、判定回路の判定結果が軽、過
限リミツト値以内であれば、束押出体817また
は818によつて束集積部819上へ押出され、
もし上記リミツト値以外であると束押出体81
7,818は作動せず、束搬送路821によつて
束リジエクト集積部822へ導かれるようになつ
ている。 次に、第20図および第21図は、券束の厚さ
測定により券把が10個あるか否かを検知するもの
である。すなわち、結束装置815の束束搬出路
814で搬出されてくる券束P3は搬送ベルト8
78に受渡され、このベルト878はその券束
P3を下部圧縮板879上まで搬送して停止する。
すると、図示しないギヤ機構によりギヤ880が
回転され、このギヤ880はそれに連結されたシ
ヤフト881を回転させる。シヤフト881の先
端にはねじが形成されていて、このねじ部に略コ
字形状の押下台882が螺合されており、この押
下台882に駆動板883が固定されている。し
たがつて、シヤフト881が回転すると、それに
伴い押下台882が下降し、駆動板883を下方
へ押下げる。駆動板883の下面には、コイルス
プリング884を介して上部圧縮板885が連結
されており、よつてこの上部圧縮板885と下部
圧縮板879との間で券束P3が圧縮される。な
お、スプリング884は、駆動板883の下降位
置が一定であるにもかかわらず、券束P3の厚さ
に応じた位置まで上部圧縮板885が下降するこ
とを保障するだけの圧縮量を有している。また、
上下スライド機構886は、駆動板883がシヤ
フト881の回転力により回転することなく、直
線的に下降するようにするためのものであり、シ
ヤフトとこれを軸支するリニアベアリング(図示
しない)などで構成される。しかして、上部圧縮
板885の下降量(つまり厚さ)は、差動トラン
ス887で測定される。差動トランス887の出
力信号は、ギヤ880の駆動板883を下降せし
める方向の回転が終了したとき出力されるタイミ
ング信号とともにゲート回路888に供給され
る。したがつて、差動トランス887の出力信号
は、上記タイミング信号が出力されたときゲート
回路888を介して演算回路889に供給され、
ここであらかじめ定められた設定値Aとの差が求
められる。そして、この差があらかじめ定められ
た設定値Bよりも大きいか否かが比較器890で
比較され、その比較結果が出力される。なお、差
動トランス887の出力信号がゲート回路888
から出力されると、ギヤ880が再び回転するこ
とにより、駆動板883とともに上部圧縮板88
5が上昇して初期状態に戻り、またベルト878
も再び動作して測定された券束P3が搬送され、
束搬送路821に受渡されるようになつている。 次に、第22図は制御装置を概略的に示すもの
である。すなわち、900は主制御部であり、こ
れはマイクロプロセツサ901、メモリ902、
クロツク発生器903および入出力ポート904
から構成されている。主制御部900には、第2
図における鑑査装置200が接続されるとともに
計数制御部905が接続され、この計数制御部9
05には正券カウンタ906,907、損券カウ
ンタ908,909および合計カウンタ910,
911がそれぞれ接続される。一方の正券、損
券、合計の各カウンタ906,908,910
は、鑑査装置200から出力される正券、損券、
合計の各信号がそれぞれ対応して供給されること
により、判定時における正券数、損券数、および
それらの合計数(真券のみ)をそれぞれ計数し、
その計数内容を計数制御部905へ出力するもの
である。他方の正券、損券、合計の各カウンタ9
07,909,911は、第1図における正券検
知器314,損券検知器315、真券検知器31
3の各出力信号がそれぞれ対応して供給されるこ
とにより、集積時における正券数、損券数、およ
び真券数つまり正券と損券との合計数をそれぞれ
計数し、その計数内容を計数制御部905へ出力
するものである。計数制御部905は、カウンタ
906,908,910の各内容とそれにそれぞ
れ対応するカウンタ907,909,911の各
内容とを適宜照合し、1つでも計数内容の一致し
ないカウンタがあればその旨の信号を主制御部9
00に出力し、誤計数の防止などを行つている。
また、計数制御部905は、必要に応じて各カウ
ンタ906〜911の内容を主制御部900に送
るようになつている。主制御部900には記録制
御部912が接続され、この制御部912には処
理内容などをプリントアウトする。ジヤーナルプ
リンタ913が接続されている。 また、主制御部900には、表示制御部914
および操作制御部915が接続される。表示制御
部914には、第1図における表示パネル700
に設けられている各種ランプおよび表示器などの
表示ランプ類916が接続され、また操作制御部
915には、第1図における表示パネル700お
よび操作盤701に設けられている各種押釦スイ
ツチなどの操作スイツチ類917が接続される。
さらに、主制御部900には、第1図における前
処理装置10を制御する前処理装置の機構制御部
918、および第13図における後処理装置20
を制御する後処理装置の機構制御部919が接続
される。 押出された10把の正券把P4又は損券把P5は順
次結束供給部809に送られる。この供給部80
9は、10把の正券把P4又は損券把P5を結束装置
816に送り込む。結束装置816は10把の正券
把P4又は損券把P5を十文字掛けして結束し、束
検知装置816に送り込む。束検知装置816
は、束P3における把P2の過不足を検査し、束集
積部819又は失効装置820へ押出す。 すなわち、束P3が損券束P6であり、かつ束P6
における把P2の過不足がなければ、押出体81
8が作動してこの束P6を失効装置820に送出
す。一方束P3が正券束であり、かつ束P3におけ
る把P2の過不足がなければ押出体817が作動
して、この束P3を束集積部819上に送出す。
束P3に過不足があれば束リジエフト集積部82
2にこの束を導びく。しかして、失効装置820
に送り込まれた損券束P6は穿孔等の失効が行な
われる。失効が行なわれると損券束Pcは束集積部
819上に集積される。 以上のような構成であれば、正券把および損券
把を10個ごとに結束する結束装置に設けることに
より、正券把および損券把に対する結束の自動化
が可能となり、省力化が計れるばかりか、正券把
および損券把の取扱いも容易となり、しかも券の
供給から所定数ごとの束として結束するまでの処
理を全て自動化し得る。 さらに、このように結束された正券束及び損券
束のうち、損券束に対して再使用できないように
失効せしめる失効装置を設けることにより、本装
置自身で損券束を失効せしめることができる。し
たがつて、従来のように損券把を失効してこれを
集積するなどの入手による面倒で非能率的な処理
作業を除去でき、失効処理役における損券の取扱
いが容易となり、しかも大きな省力効果を発揮す
ることができる。 さらに失効する前に損券束が10個の券把になつ
ているか否かをチエツクする束検知装置を設ける
ことにより、券把の10個ごとの結束が正確に行わ
れているか否かを常にチエツクすることができ、
より一層正確な処理が可能となる。特に失効後の
計数トラブルをなくすことができる。 〔発明の効果〕 以上説明したように、本願発明によれば紙葉類
の取扱いを容易にすることができるとともに、係
員の負担を低減することができるという効果を奏
する。
図は本発明の一実施例を示すもので、第1図は
前処理装置の全体的な構成を概略的に示す正面
図、第2図は鑑査装置の構成を詳細に示すブロツ
ク図、第3図〜第6図は区分集積装置の構成を詳
細に示し、第3図は正面図、第4図は平面図、第
5図は側面図、第6図は要部正面図、第7図およ
び第8図は券施封装置の構成を詳細に示す側面図
および平面図、第9図a〜fは券施封装置におけ
る回転ドラムとそれに関連する機構の動作を説明
するための概略図、第10図a〜iは券施封装置
における把束輪形成および把束動作を説明するた
めの概略図、第11図は把搬送押印装置の構成を
概略的に示す平面図、第12図a,bは第11図
における要部を詳細に示す側面図、第13図は後
処理装置の全体的な構成を概略的に示す斜視図、
第14図a〜hは正券把集積装置(損券把集積装
置)の構成および作用を説明するための概略図、
第15図a〜cは失効装置の構成を詳細に示し、
aは正面図、bは側面図、cは側断面図、第16
図および第17図は把施封装置の構成を概略的に
示す側面図および平面図、第18図a〜fは結束
装置の構成および作用を説明するための要部斜視
図、第19図は束検知装置の一実施例を概略的に
示す側面図、第20図および第21図は束検知装
置の他の実施例を概略的に示す側面図および回路
図、第22図は制御装置の構成を示すブロツク
図、第23図は後処理装置における券把および券
束の流れを示す概略図である。 10…前処理装置、100…取出搬送装置、2
00…鑑査装置、300…搬送区分装置、400
…区分集積装置、500…券施封装置、800…
搬送装置、807…正券把集積装置、811…損
券把集積装置、820…失効装置、815…結束
装置、816…束検知装置、819…束集積部、
P…券(紙葉類)、P1…所定枚数の券、P2…券
把、P3…券束、P4…正券把(再使用可能紙葉類
把)、P5…損券把(再使用不能紙葉類把)、P6…
損券束、P7…所定数の券把。
前処理装置の全体的な構成を概略的に示す正面
図、第2図は鑑査装置の構成を詳細に示すブロツ
ク図、第3図〜第6図は区分集積装置の構成を詳
細に示し、第3図は正面図、第4図は平面図、第
5図は側面図、第6図は要部正面図、第7図およ
び第8図は券施封装置の構成を詳細に示す側面図
および平面図、第9図a〜fは券施封装置におけ
る回転ドラムとそれに関連する機構の動作を説明
するための概略図、第10図a〜iは券施封装置
における把束輪形成および把束動作を説明するた
めの概略図、第11図は把搬送押印装置の構成を
概略的に示す平面図、第12図a,bは第11図
における要部を詳細に示す側面図、第13図は後
処理装置の全体的な構成を概略的に示す斜視図、
第14図a〜hは正券把集積装置(損券把集積装
置)の構成および作用を説明するための概略図、
第15図a〜cは失効装置の構成を詳細に示し、
aは正面図、bは側面図、cは側断面図、第16
図および第17図は把施封装置の構成を概略的に
示す側面図および平面図、第18図a〜fは結束
装置の構成および作用を説明するための要部斜視
図、第19図は束検知装置の一実施例を概略的に
示す側面図、第20図および第21図は束検知装
置の他の実施例を概略的に示す側面図および回路
図、第22図は制御装置の構成を示すブロツク
図、第23図は後処理装置における券把および券
束の流れを示す概略図である。 10…前処理装置、100…取出搬送装置、2
00…鑑査装置、300…搬送区分装置、400
…区分集積装置、500…券施封装置、800…
搬送装置、807…正券把集積装置、811…損
券把集積装置、820…失効装置、815…結束
装置、816…束検知装置、819…束集積部、
P…券(紙葉類)、P1…所定枚数の券、P2…券
把、P3…券束、P4…正券把(再使用可能紙葉類
把)、P5…損券把(再使用不能紙葉類把)、P6…
損券束、P7…所定数の券把。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 供給部にセツトされた紙葉類を1枚ずつ取出
して搬送する取出搬送装置と、 この取出搬送装置で搬送される紙葉類を検知し
て必要な鑑査を行なつたうえ少なくとも再使用可
能紙葉類と再使用不能紙葉類とに判定する鑑査装
置と、この鑑査装置を通過した紙葉類を搬送し、
鑑査装置の判定結果に基づき区分する搬送区分装
置と、この搬送区分装置で区分された各紙葉類を
それぞれ所定枚数ごとに区分集積する区分集積装
置と、この区分集積装置に集積された各所定枚数
の紙葉類をそれぞれ把として施封する施封装置
と、この施封装置で施封された各所定枚数の紙葉
類の把をそれぞれ搬送する把搬送装置と、この把
搬送装置で搬送されてくる各所定枚数の紙葉類の
把をそれぞれ集積する把集積装置と、この把集積
装置に集積された各所定枚数の紙葉類の把をそれ
ぞれ所定数ずつ束に結束する結束装置と、この結
束装置によつて結束された再使用不能紙葉類の束
を失効する失効装置とを具備したことを特徴とす
る紙葉類処理装置。 2 供給部にセツトされた紙葉類を1枚ずつ取出
して搬送する取出搬送装置と、この取出搬送装置
で搬送される紙葉類を検知して必要な鑑査を行な
つたうえ少なくとも再使用可能紙葉類と再使用不
能紙葉類とに判定する鑑査装置と、この鑑査装置
を通過した紙葉類を搬送し、鑑査装置の判定結果
に基づき区分する搬送区分装置と、この搬送区分
装置で区分された各紙葉類をそれぞれ所定枚数ご
とに区分集積する区分集積装置と、この区分集積
装置に集積された各所定枚数の紙葉類をそれぞれ
把として施封する施封装置と、この施封装置で施
封された各所定枚数の紙葉類の把をそれぞれ搬送
する把搬送装置と、この把搬送装置で搬送されて
くる各所定枚数の紙葉類の把をそれぞれ集積する
把集積装置と、この把集積装置に集積された各所
定枚数の紙葉類の把をそれぞれ所定数ずつ束に結
束する結束装置と、この結束装置によつて結束さ
れた再使用不能紙葉類の束の把の数を検査する把
検知装置と、この把検知装置によつて検査されて
束における把の数が正常である束に対してのみ失
効せしめる失効装置とを具備したことを特徴とす
る紙葉類処理装置。 3 供給部にセツトされた紙葉類を1枚ずつ取出
して搬送する取出搬送装置と、この取出搬送装置
で搬送される紙葉類を検知して必要な鑑査を行な
つたうえ少なくとも再使用可能紙葉類と再使用不
能紙葉類とに判定する鑑査装置と、この鑑査装置
を通過した紙葉類を搬送し、鑑査装置の判定結果
に基づき区分する搬送区分装置と、この搬送区分
装置で区分された各紙葉類をそれぞれ所定枚数ご
とに区分集積する区分集積装置と、この区分集積
装置に集積された各所定枚数の紙葉類をそれぞれ
把として施封する施封装置と、この施封装置で施
封された各所定枚数の紙葉類の把をそれぞれ搬送
する把搬送装置と、この把搬送装置で搬送されて
くる各所定枚数の紙葉類の把をそれぞれ集積する
把集積装置と、この把集積装置に集積された各所
定枚数の紙葉類の把をそれぞれ所定数ずつ束に結
束する結束装置と、この結束装置によつて結束さ
れた再使用不能紙葉類の束の把の数を検査する把
検知装置と、この把検知装置によつて検査されて
束における把の数が正常でないと判定された束を
集積するリジエクト集積部とを具備したことを特
徴とする紙葉類処理装置。 4 束検知装置は、束の重量を測定して束におけ
る把の数を検査するようにしたものであることを
特徴とする特許請求の範囲第3項記載の紙葉類処
理装置。 5 束検知装置は、束の厚みを測定して束におけ
る把の数を検査するようにしたものであることを
特徴とする特許請求の範囲第3項記載の紙葉類処
理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14651079A JPS56164489A (en) | 1979-11-14 | 1979-11-14 | Sheets processor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14651079A JPS56164489A (en) | 1979-11-14 | 1979-11-14 | Sheets processor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56164489A JPS56164489A (en) | 1981-12-17 |
| JPH0114624B2 true JPH0114624B2 (ja) | 1989-03-13 |
Family
ID=15409256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14651079A Granted JPS56164489A (en) | 1979-11-14 | 1979-11-14 | Sheets processor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56164489A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10290170B2 (en) | 2017-01-17 | 2019-05-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus and method for stacking banknotes, and system for packaging banknotes |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5963772U (ja) * | 1982-10-14 | 1984-04-26 | 株式会社東芝 | 紙葉類処理装置 |
| JPH08573B2 (ja) * | 1986-09-10 | 1996-01-10 | 株式会社東芝 | 結束装置 |
| EP2518697B2 (en) * | 2009-12-21 | 2022-08-10 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Paper sheet processing device |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5140684U (ja) * | 1974-09-18 | 1976-03-26 | ||
| DE2729830A1 (de) * | 1977-07-01 | 1979-01-11 | Gao Ges Automation Org | Verfahren zum automatischen sortieren von duennem blattgut |
-
1979
- 1979-11-14 JP JP14651079A patent/JPS56164489A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10290170B2 (en) | 2017-01-17 | 2019-05-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Apparatus and method for stacking banknotes, and system for packaging banknotes |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56164489A (en) | 1981-12-17 |
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