JPH0114792B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0114792B2 JPH0114792B2 JP58095700A JP9570083A JPH0114792B2 JP H0114792 B2 JPH0114792 B2 JP H0114792B2 JP 58095700 A JP58095700 A JP 58095700A JP 9570083 A JP9570083 A JP 9570083A JP H0114792 B2 JPH0114792 B2 JP H0114792B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- present
- lipoprotein
- amount
- heparin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
〔技術分野〕
本発明は血清中のリポタンパク成分の選択吸着
剤に関するものである。 〔従来技術とその欠点〕 血清中の特定のタンパク質を選択的に吸着除去
することは、免疫学的手法を使用しない限りは非
常に困難である。しかもこの免疫学的手法は高価
な方法であり、手軽には実施できない。 〔発明の目的〕 本発明者らは臨床分析や治療に用いることが可
能な、血清中のコレステロールを選択的に除去す
る吸着剤を見い出すべく鋭意検討した結果、本発
明に到達した。 〔発明の構成〕 即ち、本発明はアニオン交換体にムコ多糖を吸
着させてなるα−リポタンパクの選択吸着剤を提
供するものである。 〔効果の要約〕 本発明の選択吸着剤は、血漿または血清中のα
−リポタンパクの選択的に吸着除去できる。この
ことにより高コレステロール血症の治療に使用で
きる可能性がある。 〔構成および効果の説明〕 本発明で用いるアニオン交換体とは、第1級ま
たは第2級または第3級または第4級アンモニウ
ム基を0.01ミリモル/g以上、より好ましくは1
ミリモル/g以上の密度で有する共重合体であつ
て、使用条件において物理的および化学的に安定
であることのほかは特に制限はないが、使用済み
共重合体の再生・再使用を行なうためには耐酸・
耐アルカリ性に富むことが好ましい。 本発明のアニオン交換体は優れた化学安定性お
よび機械特性を兼ね備えたポリα−オレフインで
補強されたポリスチレンにアミノ基を導入した繊
維状アニオン交換体を用いる必要がある。 該共重合体の形状は使用時の外力に耐えうるに
十分な機械的強度を有するものであるならば特に
制限はなく通常粒形状、繊維形状、中空糸形状、
膜形状で用いられる。いずれの場合でも表面積が
大きい方が吸着容量および速度が大きくなるので
好ましい。 一方、本発明に用いるムコ多糖はアミノ糖を含
む酸性糖、とりわけ硫酸O−エステル結合を含む
ムコ多糖が良い。例示するとヘパリン、デキスト
ラン硫酸、ヘパラン硫酸、ケタラン硫酸、コンド
ロイチン硫酸などがある。 本発明の実施にはアニオン交換体にムコ多糖を
あらかじめ吸着させ、生理食塩水でよく洗つたあ
とヒト血漿または血清と接触させればよい。あら
かじめ吸着させるムコ多糖の量としては、ヘパリ
ンナトリウムを例にとると0.5〜200mg/g程度が
良い。0.5mg/g以下では血液が凝固し、200mg/
g以上ではヘパリンナトリウムの使用量が多くな
り、使いずらい。特に好ましくは5〜50mg/gで
ある。 使用方法を例示すると、体外循環用のカラムに
充填して全血または血漿と連続的もしくは断続的
に接触せしめる方法のほか、注射器の内部に充填
しておきその中に全血または血漿を吸引したの
ち、再びその全血または血漿を体内に戻す方法な
どがあるが、これに限定されるものではない。以
下、本発明の実施例によりさらに詳細に説明す
る。 実施例 1 (イ) 本発明試料の調製 ポリプロピレン(三井東圧“ノーブレン”
J3H−G)50部を島成分とし、ポリスチレン
(旭ダウ“スタイロン”679)46部、ポリプロピ
レン(住友化学“ノーブレン”WF727D)4部
の混合物を海成分とする海島型複合繊維(島数
16、単糸繊度2.6デニール、引張強度2.9g/
d、伸度50%、フイラメント数42)50gを、N
−メチロール−α−クロルアセトアミド50g、
ニトロベンゼン400g、98%硫酸400gおよびパ
ラホルムアルデヒド0.85gからなる混合溶液中
に浸し、20℃で1時間反応させた。繊維を反応
液から取出し、0℃の氷水5中に投じて反応
停止させた後水で洗浄し、次に繊維に付着して
いるニトロベンゼンを抽出除去した。この繊維
を50℃で真空乾燥して、クロルアセトアミドメ
チル化ポリスチレン繊維71gを得た。次にこの
繊維5gを200mlの6N塩酸に浸し15時間還流加
熱して加水分解した。この繊維をギ酸100mlと
ホルマリン100mlの混合溶液に浸して90℃で3
時間加熱した後、希水酸化ナトリウム水および
希塩酸で洗浄してジメチルアミノメチル化ポリ
スチレン繊維(全塩基性基量2.70meq/g、含
水度4.0/PH7.4)を得た。この試料1gを1000
mlの50mg/濃度ヘパリンナトリウム水溶液に
3時間浸漬したあと水洗して本発明試料1を得
た。該試料中のヘパリン量を残存法で求めたと
ころ27mg/gであつた。但し、水溶液中のヘパ
リンの定量は次の方法によつた。24mmφの試験
管にトルイジンブルー(20mg/)水溶液15ml
を採取し、その中にヘパリンナトリウム溶液を
滴下し、液の色が青色から赤紫色に変わるまで
加えその滴定量(V1)を求めた。既知濃度
(C2)のヘパリンナトリウム溶液についても同
様に行ないその滴定量(V2)を求め次式によ
りヘパリンナトリウム濃度を求めた。 ヘパリン濃度=V2/V1×C2 一方、クロルアセトアミドメチル化ポリスチ
レン繊維4gを4gのヨウ化カリウムを含む10
%含水エタノールに浸し、50℃で4時間加熱し
てヨードアセトアミドメチル化ポリスチレン繊
維を得た。この繊維5gをトリn−ブチルアミ
ン25ml、エタノール60mlおよびジメチルスルホ
キシド60mlからなる溶液に浸し、60℃で10時間
加熱してトリn−ブチルアンモニウムアセトア
ミドメチル化ポリスチレン繊維(中性塩分解容
量1.54meq/g、cl型含水度1.3)を得た。この
あと本発明試料1と同様の方法でヘパリンナト
リウムを吸着させ本発明試料2を得た。該試料
中のヘパリン量は10mg/gであつた。 (ロ) 吸着特性の評価 本発明試料1、本発明試料2および比較試料
を各0.05g試験管にとりそれぞれ1.5mlの生理
食塩水(0.9%塩化ナトリウム水溶液)に浸し、
2時間後にミクロスプーン試料間の気泡を追出
した。さらに、生理食塩水1.5mlを交換して4
℃下で一晩放置したあと浸潤した試料を取出
し、水分をろ紙にはさんで取りヒト血清1.5ml
中に浸した。その後37℃で一晩保温した。 上記のようにして処理したヒト血清をそれぞれ
100μとり、生理食塩水2ml加えさらに酵素・
基質溶液100μ(コレステロール測定用キツ
ト;ヘレナ社)を加えて37℃で一晩反応させたあ
とO.D.505mμでコレステロール量を測定した。
このあとコレステロールの減少がα−リポタンパ
ク、β−リポタンパクのどちらに由来するかを調
べるために、ロケツト免疫電気泳動法で残存リポ
タンパク量を求めた。結果を表1に示す。
剤に関するものである。 〔従来技術とその欠点〕 血清中の特定のタンパク質を選択的に吸着除去
することは、免疫学的手法を使用しない限りは非
常に困難である。しかもこの免疫学的手法は高価
な方法であり、手軽には実施できない。 〔発明の目的〕 本発明者らは臨床分析や治療に用いることが可
能な、血清中のコレステロールを選択的に除去す
る吸着剤を見い出すべく鋭意検討した結果、本発
明に到達した。 〔発明の構成〕 即ち、本発明はアニオン交換体にムコ多糖を吸
着させてなるα−リポタンパクの選択吸着剤を提
供するものである。 〔効果の要約〕 本発明の選択吸着剤は、血漿または血清中のα
−リポタンパクの選択的に吸着除去できる。この
ことにより高コレステロール血症の治療に使用で
きる可能性がある。 〔構成および効果の説明〕 本発明で用いるアニオン交換体とは、第1級ま
たは第2級または第3級または第4級アンモニウ
ム基を0.01ミリモル/g以上、より好ましくは1
ミリモル/g以上の密度で有する共重合体であつ
て、使用条件において物理的および化学的に安定
であることのほかは特に制限はないが、使用済み
共重合体の再生・再使用を行なうためには耐酸・
耐アルカリ性に富むことが好ましい。 本発明のアニオン交換体は優れた化学安定性お
よび機械特性を兼ね備えたポリα−オレフインで
補強されたポリスチレンにアミノ基を導入した繊
維状アニオン交換体を用いる必要がある。 該共重合体の形状は使用時の外力に耐えうるに
十分な機械的強度を有するものであるならば特に
制限はなく通常粒形状、繊維形状、中空糸形状、
膜形状で用いられる。いずれの場合でも表面積が
大きい方が吸着容量および速度が大きくなるので
好ましい。 一方、本発明に用いるムコ多糖はアミノ糖を含
む酸性糖、とりわけ硫酸O−エステル結合を含む
ムコ多糖が良い。例示するとヘパリン、デキスト
ラン硫酸、ヘパラン硫酸、ケタラン硫酸、コンド
ロイチン硫酸などがある。 本発明の実施にはアニオン交換体にムコ多糖を
あらかじめ吸着させ、生理食塩水でよく洗つたあ
とヒト血漿または血清と接触させればよい。あら
かじめ吸着させるムコ多糖の量としては、ヘパリ
ンナトリウムを例にとると0.5〜200mg/g程度が
良い。0.5mg/g以下では血液が凝固し、200mg/
g以上ではヘパリンナトリウムの使用量が多くな
り、使いずらい。特に好ましくは5〜50mg/gで
ある。 使用方法を例示すると、体外循環用のカラムに
充填して全血または血漿と連続的もしくは断続的
に接触せしめる方法のほか、注射器の内部に充填
しておきその中に全血または血漿を吸引したの
ち、再びその全血または血漿を体内に戻す方法な
どがあるが、これに限定されるものではない。以
下、本発明の実施例によりさらに詳細に説明す
る。 実施例 1 (イ) 本発明試料の調製 ポリプロピレン(三井東圧“ノーブレン”
J3H−G)50部を島成分とし、ポリスチレン
(旭ダウ“スタイロン”679)46部、ポリプロピ
レン(住友化学“ノーブレン”WF727D)4部
の混合物を海成分とする海島型複合繊維(島数
16、単糸繊度2.6デニール、引張強度2.9g/
d、伸度50%、フイラメント数42)50gを、N
−メチロール−α−クロルアセトアミド50g、
ニトロベンゼン400g、98%硫酸400gおよびパ
ラホルムアルデヒド0.85gからなる混合溶液中
に浸し、20℃で1時間反応させた。繊維を反応
液から取出し、0℃の氷水5中に投じて反応
停止させた後水で洗浄し、次に繊維に付着して
いるニトロベンゼンを抽出除去した。この繊維
を50℃で真空乾燥して、クロルアセトアミドメ
チル化ポリスチレン繊維71gを得た。次にこの
繊維5gを200mlの6N塩酸に浸し15時間還流加
熱して加水分解した。この繊維をギ酸100mlと
ホルマリン100mlの混合溶液に浸して90℃で3
時間加熱した後、希水酸化ナトリウム水および
希塩酸で洗浄してジメチルアミノメチル化ポリ
スチレン繊維(全塩基性基量2.70meq/g、含
水度4.0/PH7.4)を得た。この試料1gを1000
mlの50mg/濃度ヘパリンナトリウム水溶液に
3時間浸漬したあと水洗して本発明試料1を得
た。該試料中のヘパリン量を残存法で求めたと
ころ27mg/gであつた。但し、水溶液中のヘパ
リンの定量は次の方法によつた。24mmφの試験
管にトルイジンブルー(20mg/)水溶液15ml
を採取し、その中にヘパリンナトリウム溶液を
滴下し、液の色が青色から赤紫色に変わるまで
加えその滴定量(V1)を求めた。既知濃度
(C2)のヘパリンナトリウム溶液についても同
様に行ないその滴定量(V2)を求め次式によ
りヘパリンナトリウム濃度を求めた。 ヘパリン濃度=V2/V1×C2 一方、クロルアセトアミドメチル化ポリスチ
レン繊維4gを4gのヨウ化カリウムを含む10
%含水エタノールに浸し、50℃で4時間加熱し
てヨードアセトアミドメチル化ポリスチレン繊
維を得た。この繊維5gをトリn−ブチルアミ
ン25ml、エタノール60mlおよびジメチルスルホ
キシド60mlからなる溶液に浸し、60℃で10時間
加熱してトリn−ブチルアンモニウムアセトア
ミドメチル化ポリスチレン繊維(中性塩分解容
量1.54meq/g、cl型含水度1.3)を得た。この
あと本発明試料1と同様の方法でヘパリンナト
リウムを吸着させ本発明試料2を得た。該試料
中のヘパリン量は10mg/gであつた。 (ロ) 吸着特性の評価 本発明試料1、本発明試料2および比較試料
を各0.05g試験管にとりそれぞれ1.5mlの生理
食塩水(0.9%塩化ナトリウム水溶液)に浸し、
2時間後にミクロスプーン試料間の気泡を追出
した。さらに、生理食塩水1.5mlを交換して4
℃下で一晩放置したあと浸潤した試料を取出
し、水分をろ紙にはさんで取りヒト血清1.5ml
中に浸した。その後37℃で一晩保温した。 上記のようにして処理したヒト血清をそれぞれ
100μとり、生理食塩水2ml加えさらに酵素・
基質溶液100μ(コレステロール測定用キツ
ト;ヘレナ社)を加えて37℃で一晩反応させたあ
とO.D.505mμでコレステロール量を測定した。
このあとコレステロールの減少がα−リポタンパ
ク、β−リポタンパクのどちらに由来するかを調
べるために、ロケツト免疫電気泳動法で残存リポ
タンパク量を求めた。結果を表1に示す。
【表】
但し、比較試料1とは粒状活性炭であり、比較
試料2とはイオン交換樹脂(アンバーライト;
XAD−7)である。 残存リポタンパク量は、抗α−リポタンパクお
よび抗β−リポタンパクの抗血清をアガロースゲ
ルでゲル平板を作り、ロケツト免疫電気泳動法で
測定した。測定は以下の条件で行なつた。処理済
み血清の希釈倍率;5倍、供給量;4μ、電
圧;4V/cm、泳動時間;20時間、温度;10℃表
1より本発明試料がα−リポタンパクを選択的に
吸着していることがわかる。これに対し、比較試
料は吸着性能および選択性もほとんどないことが
わかる。
試料2とはイオン交換樹脂(アンバーライト;
XAD−7)である。 残存リポタンパク量は、抗α−リポタンパクお
よび抗β−リポタンパクの抗血清をアガロースゲ
ルでゲル平板を作り、ロケツト免疫電気泳動法で
測定した。測定は以下の条件で行なつた。処理済
み血清の希釈倍率;5倍、供給量;4μ、電
圧;4V/cm、泳動時間;20時間、温度;10℃表
1より本発明試料がα−リポタンパクを選択的に
吸着していることがわかる。これに対し、比較試
料は吸着性能および選択性もほとんどないことが
わかる。
Claims (1)
- 1 ポリα−オレフインで補強されたポリスチレ
ンにアミノ基を導入した繊維状アニオン交換体に
ムコ多糖を吸着させてなるα−リポタンパクの選
択吸着剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58095700A JPS59222158A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | α−リポタンパクの選択吸着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58095700A JPS59222158A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | α−リポタンパクの選択吸着剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59222158A JPS59222158A (ja) | 1984-12-13 |
| JPH0114792B2 true JPH0114792B2 (ja) | 1989-03-14 |
Family
ID=14144774
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58095700A Granted JPS59222158A (ja) | 1983-06-01 | 1983-06-01 | α−リポタンパクの選択吸着剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59222158A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5757556A (en) * | 1980-09-25 | 1982-04-06 | Asahi Chemical Ind | Blood purifying method and apparatus |
-
1983
- 1983-06-01 JP JP58095700A patent/JPS59222158A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59222158A (ja) | 1984-12-13 |
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