JPH0114904B2 - - Google Patents
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- JPH0114904B2 JPH0114904B2 JP16584581A JP16584581A JPH0114904B2 JP H0114904 B2 JPH0114904 B2 JP H0114904B2 JP 16584581 A JP16584581 A JP 16584581A JP 16584581 A JP16584581 A JP 16584581A JP H0114904 B2 JPH0114904 B2 JP H0114904B2
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- nitroacetanilide
- nitroaniline
- crude crystals
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高純度のp−ニトロアニリンの製造
法に関する。さらに詳細には、o−ニトロアニリ
ンの含有量が少なくかつ高純度のp−ニトロアニ
リンを製造する方法を提供するものである。
法に関する。さらに詳細には、o−ニトロアニリ
ンの含有量が少なくかつ高純度のp−ニトロアニ
リンを製造する方法を提供するものである。
p−ニトロアニリンは、医薬、農薬、染料、ゴ
ム薬、ポリアミド、ポリイミドなどの製造中間体
として使用されている。
ム薬、ポリアミド、ポリイミドなどの製造中間体
として使用されている。
通常、p−ニトロアニリンは、アセトアニリド
と硝酸とを濃硫酸の存在下に反応させて得られる
ニトロアセトアニリドをさらに加水分解する方法
によつて製造されている。この方法では、少量の
o−ニトロアニリンが副生し、目的生成物である
p−ニトロアニリン中に不純物として混入する。
p−ニトロアニリンの前記用途のうちでも使用目
的あるいは特殊の用途によつては高純度とくにo
−ニトロアニリンを含まない高品質のp−ニトロ
アニリンが要求されている。そのため、従来法で
はニトロ化反応で得られる粗ニトロアセトアニリ
ドを含むニトロ化反応混合物を再結晶法などによ
つて精製した後、これを加水分解する方法、ニト
ロ化反応混合物を部分的に加水分解して不純物の
o−ニトロアセトアニリドをo−ニトロアニリン
として水相に抽出した後、さらに加水分解する方
法、あるいは前述の方法で得られたp−ニトロア
ニリンをさらに再結晶法などの手段で精製する方
法などの煩雑な方法が採用されていた。これらの
方法ではp−ニトロアセトアニリドまたはp−ニ
トロアニリンの損失が大きく、高純度のp−ニト
ロアニリンの工業的な製法として優れた方法であ
るとは言い難い。
と硝酸とを濃硫酸の存在下に反応させて得られる
ニトロアセトアニリドをさらに加水分解する方法
によつて製造されている。この方法では、少量の
o−ニトロアニリンが副生し、目的生成物である
p−ニトロアニリン中に不純物として混入する。
p−ニトロアニリンの前記用途のうちでも使用目
的あるいは特殊の用途によつては高純度とくにo
−ニトロアニリンを含まない高品質のp−ニトロ
アニリンが要求されている。そのため、従来法で
はニトロ化反応で得られる粗ニトロアセトアニリ
ドを含むニトロ化反応混合物を再結晶法などによ
つて精製した後、これを加水分解する方法、ニト
ロ化反応混合物を部分的に加水分解して不純物の
o−ニトロアセトアニリドをo−ニトロアニリン
として水相に抽出した後、さらに加水分解する方
法、あるいは前述の方法で得られたp−ニトロア
ニリンをさらに再結晶法などの手段で精製する方
法などの煩雑な方法が採用されていた。これらの
方法ではp−ニトロアセトアニリドまたはp−ニ
トロアニリンの損失が大きく、高純度のp−ニト
ロアニリンの工業的な製法として優れた方法であ
るとは言い難い。
本発明者らは、従来法による高純度p−ニトロ
アニリンの製法の欠点を改善する方法を検討した
結果、アセトアニリドのニトロ化反応によつて得
られるニトロ化反応混合物を水で希釈してp−ニ
トロアセトアニリドの粗結晶を析出させて分離
し、これを温水に浸漬処理した後加水分解するこ
とにより、前記目的が達成できることを見出し、
本発明に到達した。本発明によれば、ニトロ化反
応混合物を簡単な方法で処理することにより高純
度のp−ニトロアニリンが得られるという特徴が
ある。
アニリンの製法の欠点を改善する方法を検討した
結果、アセトアニリドのニトロ化反応によつて得
られるニトロ化反応混合物を水で希釈してp−ニ
トロアセトアニリドの粗結晶を析出させて分離
し、これを温水に浸漬処理した後加水分解するこ
とにより、前記目的が達成できることを見出し、
本発明に到達した。本発明によれば、ニトロ化反
応混合物を簡単な方法で処理することにより高純
度のp−ニトロアニリンが得られるという特徴が
ある。
すなわち、本発明は、アセトアニリドと硝酸と
を、濃硫酸の存在下に反応させ、その結果得られ
るo,p−ニトロアセトアニリドを含むニトロ化
反応混合物からp−ニトロアセトアニリドの粗結
晶を分離し、これを加水分解することによりp−
ニトロアニリンを製造する方法において、 (a) 該ニトロ化反応混合物を水で希釈することに
よつてp−ニトロアセトアニリドの粗結晶を析
出させた後、これを分離し、 (b) 該p−ニトロアセトアニリドの粗結晶を40な
いし70℃の温水に浸漬処理した後、p−ニトロ
アセトアニリドの結晶を分離し、 (c) 該p−ニトロアセトアニリドを塩基の存在下
に加水分解し、その結果生成したp−ニトロア
ニリンを分離する、 ことを特徴とするp−ニトロアニリンの製造法で
ある。
を、濃硫酸の存在下に反応させ、その結果得られ
るo,p−ニトロアセトアニリドを含むニトロ化
反応混合物からp−ニトロアセトアニリドの粗結
晶を分離し、これを加水分解することによりp−
ニトロアニリンを製造する方法において、 (a) 該ニトロ化反応混合物を水で希釈することに
よつてp−ニトロアセトアニリドの粗結晶を析
出させた後、これを分離し、 (b) 該p−ニトロアセトアニリドの粗結晶を40な
いし70℃の温水に浸漬処理した後、p−ニトロ
アセトアニリドの結晶を分離し、 (c) 該p−ニトロアセトアニリドを塩基の存在下
に加水分解し、その結果生成したp−ニトロア
ニリンを分離する、 ことを特徴とするp−ニトロアニリンの製造法で
ある。
本発明の方法において、アセトアニリドと硝酸
とを濃硫酸の存在下に反応させることによつてニ
トロ化反応混合物が得られる。アセトアニリドと
硝酸との反応は従来から公知の方法によつて実施
される。その際、使用される硝酸は通常60重量%
以上、好ましくは94重量%以上の濃度のものであ
り、アセトアニリドに対する硝酸のモル比は通常
1ないし1.5の範囲である。また、濃硫酸は通常
90重量%以上、好ましくは97重量%以上のもので
あり、発煙硫酸も使用することができる。アセト
アニリドに対する硫酸のモル比は通常2ないし
20、好ましくは4ないし10の範囲である。また、
反応器に供給される硝酸に対する硫酸のモル比は
通常2ないし20、好ましくは3ないし10の範囲で
ある。このニトロ化反応において、硝酸および硫
酸は、両者の混合物、すなわち混酸としても使用
でき、その場合の使用割合も前述のとおりであ
る。ニトロ化反応の方法としては、前記濃硫酸
とアセトアニリドの混合物に前記硝酸を連続的ま
たは間欠的に加え撹拌下に反応させる方法、前
記濃硫酸にアセトアニリドおよび硝酸を連続的ま
たは間欠的に加え撹拌下に反応させる方法、前
記混酸にアセトアニリドを連続的または間欠的に
加える方法などを例示することができる。これら
の方法のうちでは、第二番目の方法を採用する
と、ニトロ化反応混合物中のo−ニトロアセトア
ニリドへの選択性が低下し、p−ニトロアセトア
ニリドへの選択性が向上し、しかもこの場合には
アセトアニリドに対する濃硫酸の使用割合をその
モル比で2ないし8の範囲まで低減させることが
できるので好適である。また、このニトロ化反応
の際の温度は通常−20ないし20℃好ましくは−10
ないし10℃の範囲である。反応に要する時間は通
常0.5ないし5時間、好ましくは1ないし3時間
の範囲である。このニトロ化反応によつて、p−
ニトロアセトアニリド、少量の副生物であるo−
ニトロアセトアニリド、硫酸および未反応の硝酸
を含むニトロ化反応混合物が得られる。
とを濃硫酸の存在下に反応させることによつてニ
トロ化反応混合物が得られる。アセトアニリドと
硝酸との反応は従来から公知の方法によつて実施
される。その際、使用される硝酸は通常60重量%
以上、好ましくは94重量%以上の濃度のものであ
り、アセトアニリドに対する硝酸のモル比は通常
1ないし1.5の範囲である。また、濃硫酸は通常
90重量%以上、好ましくは97重量%以上のもので
あり、発煙硫酸も使用することができる。アセト
アニリドに対する硫酸のモル比は通常2ないし
20、好ましくは4ないし10の範囲である。また、
反応器に供給される硝酸に対する硫酸のモル比は
通常2ないし20、好ましくは3ないし10の範囲で
ある。このニトロ化反応において、硝酸および硫
酸は、両者の混合物、すなわち混酸としても使用
でき、その場合の使用割合も前述のとおりであ
る。ニトロ化反応の方法としては、前記濃硫酸
とアセトアニリドの混合物に前記硝酸を連続的ま
たは間欠的に加え撹拌下に反応させる方法、前
記濃硫酸にアセトアニリドおよび硝酸を連続的ま
たは間欠的に加え撹拌下に反応させる方法、前
記混酸にアセトアニリドを連続的または間欠的に
加える方法などを例示することができる。これら
の方法のうちでは、第二番目の方法を採用する
と、ニトロ化反応混合物中のo−ニトロアセトア
ニリドへの選択性が低下し、p−ニトロアセトア
ニリドへの選択性が向上し、しかもこの場合には
アセトアニリドに対する濃硫酸の使用割合をその
モル比で2ないし8の範囲まで低減させることが
できるので好適である。また、このニトロ化反応
の際の温度は通常−20ないし20℃好ましくは−10
ないし10℃の範囲である。反応に要する時間は通
常0.5ないし5時間、好ましくは1ないし3時間
の範囲である。このニトロ化反応によつて、p−
ニトロアセトアニリド、少量の副生物であるo−
ニトロアセトアニリド、硫酸および未反応の硝酸
を含むニトロ化反応混合物が得られる。
本発明の方法において、ニトロ化反応混合物を
水で希釈することによつてo−ニトロアセトアニ
リドの粗結晶が析出する。この希釈処理の際に加
えられる水の量はニトロ化反応混合物中の濃硫酸
に対する重量比として通常1ないし10、好ましく
は3ないし5の範囲である。水を加えて該ニトロ
化反応混合物を希釈することによつて系内の温度
は希釈熱の発生によつて発熱するが、希釈するこ
とによつてp−ニトロアセトアニリドの粗結晶が
析出し、p−ニトロアセトアニリドの粗結晶のス
ラリーが形成される。このp−ニトロアセトアニ
リドの粗結晶のスラリーは、通常0ないし40℃、
好ましくは5ないし25℃の範囲の温度に維持され
る。次に、このp−ニトロアセトアニリドの粗結
晶が分離される。分離の手段としては従来から公
知の手段が採用され、具体的には過、遠心分
離、液体サイクロンなどの別法が採用される。
分離したp−ニトロアニリンの粗結晶には必要に
応じて付着硫酸を除去するために冷水による洗浄
処理を施してもよい。このようにしてp−ニトロ
アセトアニリドの粗結晶が得られる。
水で希釈することによつてo−ニトロアセトアニ
リドの粗結晶が析出する。この希釈処理の際に加
えられる水の量はニトロ化反応混合物中の濃硫酸
に対する重量比として通常1ないし10、好ましく
は3ないし5の範囲である。水を加えて該ニトロ
化反応混合物を希釈することによつて系内の温度
は希釈熱の発生によつて発熱するが、希釈するこ
とによつてp−ニトロアセトアニリドの粗結晶が
析出し、p−ニトロアセトアニリドの粗結晶のス
ラリーが形成される。このp−ニトロアセトアニ
リドの粗結晶のスラリーは、通常0ないし40℃、
好ましくは5ないし25℃の範囲の温度に維持され
る。次に、このp−ニトロアセトアニリドの粗結
晶が分離される。分離の手段としては従来から公
知の手段が採用され、具体的には過、遠心分
離、液体サイクロンなどの別法が採用される。
分離したp−ニトロアニリンの粗結晶には必要に
応じて付着硫酸を除去するために冷水による洗浄
処理を施してもよい。このようにしてp−ニトロ
アセトアニリドの粗結晶が得られる。
本発明の方法において、前記p−ニトロアセト
アニリドの粗結晶には温水への浸漬処理が施され
る。この浸漬処理の際には前記p−ニトロアセト
アニリドの粗結晶はスラリーを形成している。そ
の際の温度は40ないし70℃の範囲であることが必
要であり、好ましくは50ないし60℃の範囲であ
る。浸漬処理の際の温度が70℃より高くなるとp
−ニトロアセトアニリドの水への溶液および残留
する微量の硫酸により加水分解して生成するp−
ニトロアニリンの水への溶解による消失が多くな
るので、目的のp−ニトロアニリンの収率が低下
するようになり、40℃より低くなるとo−ニトロ
アセトアニリドの除去効果が低下するようになつ
て高純度のp−ニトロアニリンが得られなくな
る。また、浸漬処理の際の温水の使用割合は一回
当たり前記のp−ニトロアセトアニリドの粗結晶
に対する重量比で通常2ないし20、好ましくは3
ないし10の範囲である。浸漬処理の施されたp−
ニトロアセトアニリドの結晶は母液から分離され
る。分離手段としては前述の分離手段が採用でき
る。この浸漬処理は温水の使用量によつて異なる
が通常1ないし5回実施される。前記浸漬処理に
よつて、p−ニトロアセトアニリドの結晶が得ら
れる。
アニリドの粗結晶には温水への浸漬処理が施され
る。この浸漬処理の際には前記p−ニトロアセト
アニリドの粗結晶はスラリーを形成している。そ
の際の温度は40ないし70℃の範囲であることが必
要であり、好ましくは50ないし60℃の範囲であ
る。浸漬処理の際の温度が70℃より高くなるとp
−ニトロアセトアニリドの水への溶液および残留
する微量の硫酸により加水分解して生成するp−
ニトロアニリンの水への溶解による消失が多くな
るので、目的のp−ニトロアニリンの収率が低下
するようになり、40℃より低くなるとo−ニトロ
アセトアニリドの除去効果が低下するようになつ
て高純度のp−ニトロアニリンが得られなくな
る。また、浸漬処理の際の温水の使用割合は一回
当たり前記のp−ニトロアセトアニリドの粗結晶
に対する重量比で通常2ないし20、好ましくは3
ないし10の範囲である。浸漬処理の施されたp−
ニトロアセトアニリドの結晶は母液から分離され
る。分離手段としては前述の分離手段が採用でき
る。この浸漬処理は温水の使用量によつて異なる
が通常1ないし5回実施される。前記浸漬処理に
よつて、p−ニトロアセトアニリドの結晶が得ら
れる。
本発明の方法において、前記p−ニトロアセト
アニリドの結晶には塩基の存在下に加水分解が行
われる。塩基としては水酸化ナトリウムまたは水
酸化カリウムが好適に使用され、通常はこれらの
塩基の水溶液が使用される。該塩基の使用割合は
前記p−ニトロアセトアニリドの結晶に対するモ
ル比として通常0.8ないし3の範囲、好ましくは
1ないし2の範囲である。また、加水分解反応の
際に反応系に塩基と共に加えられる水の量は該p
−ニトロアセトアニリドの結晶に対する重量比と
して通常2ないし10、好ましくは3ないし8の範
囲である。加水分解反応の際の温度は通常50ない
し150℃、好ましくは100ないし130℃の範囲であ
る。加水分解に要する時間は通常0.5ないし4時
間、好ましくは1ないし3時間の範囲である。反
応は通常撹拌下に実施される。反応終了後の混合
物を通常0ないし50℃、好ましくは10ないし30℃
の範囲に保つことにより生成物のp−ニトロアニ
リンの結晶を析出させる。このp−ニトロアニリ
ンは母液から分離される。分離手段としては前述
の分離手段が採用できる。分離されたp−ニトロ
アニリンはさらに必要に応じて冷水による洗浄処
理を施しても差しつかえない。このようにして高
純度のp−ニトロアニリンが得られる。
アニリドの結晶には塩基の存在下に加水分解が行
われる。塩基としては水酸化ナトリウムまたは水
酸化カリウムが好適に使用され、通常はこれらの
塩基の水溶液が使用される。該塩基の使用割合は
前記p−ニトロアセトアニリドの結晶に対するモ
ル比として通常0.8ないし3の範囲、好ましくは
1ないし2の範囲である。また、加水分解反応の
際に反応系に塩基と共に加えられる水の量は該p
−ニトロアセトアニリドの結晶に対する重量比と
して通常2ないし10、好ましくは3ないし8の範
囲である。加水分解反応の際の温度は通常50ない
し150℃、好ましくは100ないし130℃の範囲であ
る。加水分解に要する時間は通常0.5ないし4時
間、好ましくは1ないし3時間の範囲である。反
応は通常撹拌下に実施される。反応終了後の混合
物を通常0ないし50℃、好ましくは10ないし30℃
の範囲に保つことにより生成物のp−ニトロアニ
リンの結晶を析出させる。このp−ニトロアニリ
ンは母液から分離される。分離手段としては前述
の分離手段が採用できる。分離されたp−ニトロ
アニリンはさらに必要に応じて冷水による洗浄処
理を施しても差しつかえない。このようにして高
純度のp−ニトロアニリンが得られる。
本発明によれば、アセトアニリドのニトロ化反
応によつて得られるo,p−ニトロアセトアニリ
ドを含むニトロ化反応混合物を水で希釈してp−
ニトロアセトアニリドの粗結晶を析出させて分離
し、これを温水に浸漬処理した後加水分解するた
め、簡単な操作により、o−ニトロアニリン含有
率の低い高純度のp−ニトロアニリンを高収率で
製造することができる。
応によつて得られるo,p−ニトロアセトアニリ
ドを含むニトロ化反応混合物を水で希釈してp−
ニトロアセトアニリドの粗結晶を析出させて分離
し、これを温水に浸漬処理した後加水分解するた
め、簡単な操作により、o−ニトロアニリン含有
率の低い高純度のp−ニトロアニリンを高収率で
製造することができる。
次に、本発明の方法を実施例によつて具体的に
説明する。
説明する。
実施例 1
(1) 撹拌機、温度計および滴下ロートを備えた
200mlのガラス製4ツ口フラスコに97%硫酸108
g(1.1モル)を仕込み、氷冷下、撹拌しなが
ら、アセトアニリド6.75g(0.05モル)を徐々
に加えた。アセトアニリドが完全に溶解した
後、内温が0℃になるように冷却し、撹拌下94
%硝酸3.5g(0.053モル)を滴下ロートにより
約10分かけて加えた。この滴下の間、内温を10
℃以下に保つた。アセトアニリドおよび硝酸を
加える操作をさらに3回繰り返して行つた後、
30分間撹拌し反応を終了させた。このニトロ化
反応でp−ニトロアセトアニリドおよびo−ニ
トロアセトアニリドがそれぞれ91.0モル%、
7.0モル%の収率で生成した。
200mlのガラス製4ツ口フラスコに97%硫酸108
g(1.1モル)を仕込み、氷冷下、撹拌しなが
ら、アセトアニリド6.75g(0.05モル)を徐々
に加えた。アセトアニリドが完全に溶解した
後、内温が0℃になるように冷却し、撹拌下94
%硝酸3.5g(0.053モル)を滴下ロートにより
約10分かけて加えた。この滴下の間、内温を10
℃以下に保つた。アセトアニリドおよび硝酸を
加える操作をさらに3回繰り返して行つた後、
30分間撹拌し反応を終了させた。このニトロ化
反応でp−ニトロアセトアニリドおよびo−ニ
トロアセトアニリドがそれぞれ91.0モル%、
7.0モル%の収率で生成した。
得られたニトロ化反応混合物を400gの氷を
入れた1の容器に徐々に加え、撹拌し、ニト
ロアセトアニリドの結晶を析出させた。この希
釈の間、スラリーの温度を25℃以下に保つた。
これを吸引過し、さらに50mlの冷水で2回洗
浄することにより、p−ニトロアセトアニリド
の粗結晶が得られた。このp−ニトロアセトア
ニリドの粗結晶中のo−ニトロアセトアニリド
の含有率は7.1重量%であつた。
入れた1の容器に徐々に加え、撹拌し、ニト
ロアセトアニリドの結晶を析出させた。この希
釈の間、スラリーの温度を25℃以下に保つた。
これを吸引過し、さらに50mlの冷水で2回洗
浄することにより、p−ニトロアセトアニリド
の粗結晶が得られた。このp−ニトロアセトア
ニリドの粗結晶中のo−ニトロアセトアニリド
の含有率は7.1重量%であつた。
(2) このp−ニトロアセトアニリドの粗結晶に
200gの水を加え、50℃で30分間浸漬撹拌した
後、熱時過した。この操作をもう一度繰り返
した。得られたp−ニトロアセトアニリド中の
o−ニトロアセトアニリドの含有量は0.2重量
%であつた。
200gの水を加え、50℃で30分間浸漬撹拌した
後、熱時過した。この操作をもう一度繰り返
した。得られたp−ニトロアセトアニリド中の
o−ニトロアセトアニリドの含有量は0.2重量
%であつた。
(3) 次にこのp−ニトロアセトアニリドと水酸化
ナトリウム8g(0.2モル)および水100gの混
合物を撹拌下に1時間加熱還流した。反応混合
物を25℃に冷却し、析出したp−ニトロアニリ
ンを吸引過により単離し、さらに50mlの冷水
で2回洗浄した後乾燥した。o−ニトロアニリ
ンの含有率が0.05重量%以下(検出限界以下)
であるp−ニトロアニリン24.7gが得られた。
p−ニトロアニリンの収率は89.4モル%(アセ
トアニリド基準)である。
ナトリウム8g(0.2モル)および水100gの混
合物を撹拌下に1時間加熱還流した。反応混合
物を25℃に冷却し、析出したp−ニトロアニリ
ンを吸引過により単離し、さらに50mlの冷水
で2回洗浄した後乾燥した。o−ニトロアニリ
ンの含有率が0.05重量%以下(検出限界以下)
であるp−ニトロアニリン24.7gが得られた。
p−ニトロアニリンの収率は89.4モル%(アセ
トアニリド基準)である。
実施例 2
実施例1の(1)のニトロ化反応で得られたp−ニ
トロアセトアニリドの粗結晶を用い、浸漬温度を
60℃とした以外は実施例1の(2)と同様の条件で処
理および加水分解を行つた。このとき、o−ニト
ロアニリンの含有率が0.05重量%以下(検出限界
以下)であるp−ニトロアニリンが88.5モル%の
収率で得られた。
トロアセトアニリドの粗結晶を用い、浸漬温度を
60℃とした以外は実施例1の(2)と同様の条件で処
理および加水分解を行つた。このとき、o−ニト
ロアニリンの含有率が0.05重量%以下(検出限界
以下)であるp−ニトロアニリンが88.5モル%の
収率で得られた。
実施例 3
実施例1の(1)で得られたp−ニトロアセトアニ
リドの粗結晶を用い、浸漬に使用する水の量を
250gとした以外は、実施例1と同様の条件で処
理および加水分解を行つた。このとき、o−ニト
ロアニリンの含有率が0.05重量%以下(検出限界
以下)であるp−ニトロアニリンを88.0モル%の
収率で得た。
リドの粗結晶を用い、浸漬に使用する水の量を
250gとした以外は、実施例1と同様の条件で処
理および加水分解を行つた。このとき、o−ニト
ロアニリンの含有率が0.05重量%以下(検出限界
以下)であるp−ニトロアニリンを88.0モル%の
収率で得た。
実施例 4
実施例1の(3)の加水分解反応において、水酸化
ナトリウムの代わりに水酸化カリウム11.2g
(0.2モル)を使用した以外は実施例1と同様の条
件で操作を行つた。このとき、o−ニトロアニリ
ンの含有率が0.05重量%以下(検出限界以下)で
あるp−ニトロアニリンが89.0モル%の収率で得
られた。
ナトリウムの代わりに水酸化カリウム11.2g
(0.2モル)を使用した以外は実施例1と同様の条
件で操作を行つた。このとき、o−ニトロアニリ
ンの含有率が0.05重量%以下(検出限界以下)で
あるp−ニトロアニリンが89.0モル%の収率で得
られた。
比較例 1
実施例1の(1)のニトロ化反応で得られたp−ニ
トロアセトアニリドの粗結晶を浸漬する代わり
に、50℃の温水400gで洗浄した後、実施例1の
(3)と同様に加水分解を行つた。p−ニトロアニリ
ンが92.1モル%の収率で得られた。その組成はp
−ニトロアニリンおよびo−ニトロアニリンがそ
れぞれ97.0重量%、3.0重量%であつた。
トロアセトアニリドの粗結晶を浸漬する代わり
に、50℃の温水400gで洗浄した後、実施例1の
(3)と同様に加水分解を行つた。p−ニトロアニリ
ンが92.1モル%の収率で得られた。その組成はp
−ニトロアニリンおよびo−ニトロアニリンがそ
れぞれ97.0重量%、3.0重量%であつた。
比較例 2
実施例1の(2)において、浸漬温度を80℃とした
以外は、実施例1と同様の条件で操作および反応
を行つた。このときo−ニトロアニリンの含有率
が0.05重量%以下(検出限界以下)であるp−ニ
トロアニリンが85.1モル%の収率で得られ、p−
ニトロアニリンの回収率は低下する。
以外は、実施例1と同様の条件で操作および反応
を行つた。このときo−ニトロアニリンの含有率
が0.05重量%以下(検出限界以下)であるp−ニ
トロアニリンが85.1モル%の収率で得られ、p−
ニトロアニリンの回収率は低下する。
比較例 3
実施例1において、浸漬温度を30℃とした以外
は、実施例1と同様の条件で処理および反応を行
つた。このとき、o−ニトロアニリンを4重量%
含有するp−ニトロアニリンが89.7モル%の収率
で得られた。
は、実施例1と同様の条件で処理および反応を行
つた。このとき、o−ニトロアニリンを4重量%
含有するp−ニトロアニリンが89.7モル%の収率
で得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アセトアニリドと硝酸とを濃硫酸の存在下に
反応させ、その結果得られるo,p−ニトロアセ
トアニリドを含むニトロ化反応混合物からp−ニ
トロアセトアニリドの粗結晶を分離し、これを加
水分解することによりp−ニトロアニリンを製造
する方法において、 (a) 該ニトロ化反応混合物を水で希釈することに
よつてp−ニトロアセトアニリドの粗結晶を析
出させた後、これを分離し、 (b) 該p−ニトロアセトアニリドの粗結晶を40な
いし70℃の温水に浸漬処理した後、p−ニトロ
アセトアニリドの結晶を分離し、 (c) 該p−ニトロアセトアニリドを塩基の存在下
に加水分解し、その結果生成したp−ニトロア
ニリンを分離する、 ことを特徴とする高純度p−ニトロアニリンの製
造法。 2 該ニトロ化反応混合物の希釈の際に使用する
水の量が、濃硫酸に対する重量比として3ないし
5の範囲である特許請求の範囲第1項に記載の方
法。 3 浸漬処理の際の温水の使用割合が、p−ニト
ロアセトアニリドの粗結晶に対する重量比で3な
いし10の範囲である特許請求の範囲第1項に記載
の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16584581A JPS5867650A (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | p‐ニトロアニリンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16584581A JPS5867650A (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | p‐ニトロアニリンの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5867650A JPS5867650A (ja) | 1983-04-22 |
| JPH0114904B2 true JPH0114904B2 (ja) | 1989-03-14 |
Family
ID=15820086
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16584581A Granted JPS5867650A (ja) | 1981-10-19 | 1981-10-19 | p‐ニトロアニリンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5867650A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE2226405B2 (de) * | 1972-05-31 | 1974-04-11 | Farbwerke Hoechst Ag, Vormals Meister Lucius & Bruening, 6000 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung von 3-Nitro-4-amino-toluol |
| DE2942676A1 (de) * | 1979-10-23 | 1981-05-07 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von 3-nitro-4-aminotoluol |
-
1981
- 1981-10-19 JP JP16584581A patent/JPS5867650A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5867650A (ja) | 1983-04-22 |
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