JPH0114916B2 - - Google Patents

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JPH0114916B2
JPH0114916B2 JP20087181A JP20087181A JPH0114916B2 JP H0114916 B2 JPH0114916 B2 JP H0114916B2 JP 20087181 A JP20087181 A JP 20087181A JP 20087181 A JP20087181 A JP 20087181A JP H0114916 B2 JPH0114916 B2 JP H0114916B2
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JP
Japan
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acetylbenzofuran
yloxy
compound
reacting
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Katsuo Shinozaki
Saburo Sugai
Tokuji Okazaki
Mitsuya Akaboshi
Shiro Ikegami
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OTA PHARMA
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OTA PHARMA
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、式〔〕 (式中、Rは低級アルキル基を示す)で表わされ
る1−(2−アセチルベンゾフラン−7−イルオ
キシ)−3−低級アルキルアミノ−2−プロパノ
ールの新規な製造法に関するものである。 1−(2−アセチルベンゾフラン−7−イルオ
キシ)−3−イソプロピルアミノ−2−プロパノ
ールはβ−受容体遮断作用を有するため、狭心
症、心臓不整脈等の治療用医薬として広く用いら
れる有用性の高い化学物質である。 本発明者等は、1−(2−アセチルベンゾフラ
ン−7−イルオキシ)−3−イソプロピルアミノ
−2−プロパノールを含めて式〔〕のタイプの
化学構造を有する化合物の工業的製造法につき、
鋭意検討した結果、式〔〕 で表わされる1−(2−アセチルベンゾフラン−
7−イルオキシ)−2,3−プロパンジオールと
一般式〔〕 (式中、Xは低級アルコキシ基であるか又は塩素
原子または臭素原子を意味する。)で表わされる
化合物とを反応させて式〔〕 で表わされる4−(2−アセチルベンゾフラン−
7−イルオキシメチル)−1,3,2−ジオキサ
チオラン2−オキシドを製造し、次いでこの化合
物と低級アルキルアミンとを反応させることによ
つて式〔〕で表わされる化合物を効率よく製造
することに成功した。 本発明方法にて用いる前記式〔〕および
〔〕の化合物はいずれも文献未載の新規化合物
である。式〔〕の化合物が低級アルキルアミン
と反応して式〔〕の1−(2−アセチルベンゾ
フラン−7−イルオキシ)−3−低級アルキルア
ミノ−2−プロパノールを生成するという事実は
文献上未だ知られておらず、この反応は本発明者
らによつて見出された新規な反応である。 以下に本発明をさらに詳細に説明する。 本発明方法における式〔〕の化合物は前記式
〔〕で表わされる1−(2−アセチルベンゾフラ
ン−7−イルオキシ)−2,3−プロパンジオー
ルと一般式〔〕で表わされる化合物との反応に
より、得られるが、式〔〕におけるXが低級ア
ルコキシ基である場合、この反応は、溶媒の非存
在下もしくは溶媒を使用する場合には好ましくは
非プロトン性不活性溶媒の存在下に、酸または塩
基を触媒として用いて加熱下に生成するアルコー
ルを留去することにより行われる。 一般式〔〕で表わされる化合物のうち、Xが
低級アルコキシ基である亜硫酸ジアルキルとして
は、亜硫酸ジメチル、亜硫酸ジエチルまたは亜硫
酸ジプロピルなどの亜硫酸低級アルキルエステル
がより好ましい結果を与える。 一般式〔〕で表わされる化合物のうちXが臭
素原子または塩素原子である化合物を用いる場合
は、式〔〕で表わされる化合物と一般式〔〕
のXが臭素原子または塩素原子であるハロゲン化
チオニルとを溶媒、たとえばベンゼン、トルエ
ン、クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテ
ル、ジオキサンあるいはテトラヒドロフランなど
の不活性有機溶媒中で好ましくは、ピリジンなど
の有機塩基の存在下に反応させる。 得られる式〔〕の化合物は、下記式で示す如
く硫黄原子と4位炭素原子上で不斉となるためジ
アステレオ異性体(式および)の混合物であ
る。 これら各異性体に対し、上図に示すごとく便宜
上それぞれtransおよびcisと命名しておく。 これら異性体は、この混合物をたとえばシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイに付することによ
り、分離することができる。これらの異性体の生
成比は、反応の様式やその条件などによつて多少
変動するが、ガスクロマトグラフイによると通常
は1.0:1.0〜3.0の程度である。こうして得られた
式〔〕の化合物およびそれらの2種の異性体
(transおよびcis)は、本発明者らにより創製さ
れた新規物質である。 分離された各異性体は次の低級アルキルアミン
との反応において同一の式〔〕で表わされる化
合物を得ることができ、しかも収率に差がないの
で、これらの両異性体(transおよびcis)を分離
せずに混合物のままで反応に供することができ
る。従つて、実用上は、両異性体の構造を特定す
ることもまた各異性体に分離することもその必要
性はない。 次に式〔〕の化合物と低級アルキルアミンと
の反応について述べる。 式〔〕の化合物と低級アルキルアミンとの反
応は、不活性有機溶媒、たとえばジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホ
スホリツクトリアミド、アセトニトリル、プロピ
オニトリル、ピリジン、トルエン、ベンゼン、ジ
オキサン、テトラヒドロフランンなどより選ばれ
た単独のまたは2種以上の組合わせを用いて、室
温ないし120℃の温度範囲で、必要に応じ、封管
中で行う。 こうして得られた式〔〕の化合物は必要に応
じ、その酸付加塩、たとえば塩酸塩など、に導び
くことができる。 本発明方法は、(1)各工程で使用される原料は安
価に供給されるため経済性に優れた方法である。
(2)製造工程が短い。(3)いずれの工程においても副
生物が少ないため、得られる化合物の単離精製が
容易である。(4)収率が高い、などの多くの利点を
有するため、工業的に実施し得る方法として有用
性の著しく高い方法である。 以下に1−(2−アセチルベンゾフラン−7−
イルオキシ)−3−イソプロピルアミノ−2−プ
ロパノールを製造するための例を実施例として掲
げ、本発明方法の具体例として説明するが、本発
明はこれら実施例に限定されるものではない。 実施例 1 (a) 4−(2−アセチルベンゾフラン−7−イル
オキシメチル)−1,3,2−ジオキサチオラ
ン2−オキシドの製造 1−(2−アセチルベンゾフラン−7−イル
オキシ)−2,3−プロパンジオール150mg
(0.6mM)、亜硫酸ジメチル550mg(5mM)お
よびメタンスルホン酸13mg(0.13mM)の混合
物をアルゴン気流下に60℃で20分間加熱撹拌す
る。過剰の亜硫酸ジメチルを減圧下に留去し、
残留物に酢酸エチル30mlを加え水5mlで洗浄す
る。酢酸エチル層を分取し無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、過し、液を濃縮する。得られた
残留物をシリカゲル(ワコーゲルC−200)カ
ラムクロマトグラフイに付すると標記化合物が
淡黄色油状物として132mg(収率74%)得られ
た。このものは前述の立体異性体の混合物であ
り、両異性体の比は1対1.2であつた。このも
のの各種分析データは次の通りである。 IRνCDCl3 naxcm-1:1680、1598、1566、1485、1426、
1357、1320、1310、1272、1210、1180、
1172、1100、990、950。 NMRδCDCl3:2.60(3H、s、CH3)、 4.10〜5.60(5H、m、
【式】) 6.75〜7.40(3H、m、
【式】) 7.48(1H、s、
【式】) MS40eVm/e:297(M++1)、296(M+)、
189、176、161。 元素分析(C13H12O6S分子量296.29) 計算値(%)C、52.70;H、4.08 実測値(%)C、52.55;H、4.32 このものを再度シリカゲル(ワコーゲルC−
200)カラムクロマトグラフイに付することに
より各異性体に分離した。各異性体の諸分析デ
ータは次のとおりである。 (1) 先に溶出した異性体 NMRδCDCl3:2.60(3H、s、CH3)、 4.45〜5.20(5H、m、
【式】)、 6.75〜7.40(3H、m、
【式】)、 7.48(1H、s、
【式】)。 MS40eVm/e:297(M++1)、296(M+)、
189、176、161。 元素分析(C13H12O6S分子量296.29) 計算値(%)C、52.70;H、4.08 実測値(%)C、52.57;H、4.19 (2) 後から溶出した異性体 NMRδCDCl3:2.60(3H、s、CH3)、 4.30(2H、d、J=5Hz、
【式】)、4.40〜5.00(2H、 m、
【式】)、 5.00〜5.60(1H、m、
【式】)、 6.75〜7.40(3H、m、
【式】)、 7.48(1H、s、
【式】)。 MS40eVm/e:297(M++1)、296(M+)、
189、176、161。 元素分析(C13H12O6S分子量296.29) 計算値(%)C、52.70;H、4.08 実測値(%)C、52.61;H、4.23 (b) 1−(2−アセチルベンゾフラン−7−イル
オキシ)−3−イソプロピアミノ−2−プロパ
ノールの製造 4−(2−アセチルベンゾフラン−7−イル
オキシメチル)−1,3,2−ジオキサチオラ
ン2−オキシド128mg(0.43mM)とイソプロ
ピルアミン400mg(6.8mM)とをジメチルホル
ムアミド2mlに加え、封管中60℃にて72時間加
熱する。次に、反応液を水40ml中にあけ、ベン
ゼン50mlを用いて2回抽出する。ベンゼン層を
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、過し、
液を濃縮する。得られた残留物をアセトンおよ
びヘキサンの混合溶媒により再結晶すると、標
記化合物が淡黄色針状晶として106mg(収率84
%)得られた。 この化合物の物性および諸分析データは、次
に示すとおりである。 融点 115.0〜116.3℃ IR1νKBr naxcm-1:3268、3085、2940、2925、2860、
1680、1598、1560、1486、1355、1315、
1282、1274、1218、1190、982、908。 NMRδCDCl3:1.10(6H、d、j=6Hz、
【式】)、 2.58(3H、s、CH 3CO)、 2.66〜3.05(5H、m、
【式】)、 4.20(3H、s−like、
【式】)、 6.85〜7.30(3H、m、
【式】)、 7.45(1H、s、
【式】)。 MS40eVm/e:276(M+−CH3)、247、217。 元素分析(C16H21O4N分子量291.35) 計算値(%)C、65、96;H、7.26;N、
4.81 実測値(%)C、66.10;H、7.19;N、4.70 この化合物59mg(0.2mM)を常法によりそ
の塩酸塩としエタノールおよび酢酸エチルの混
合溶媒を用いて再結晶を行うことにより、標記
化合物の塩酸塩44mg(収率67%)が得られた。 融点 161.0〜162.0℃ 元素分析(C16H21O4N・HCl分子量327.81) 計算値(%)C、58.62;H、6.76;N、4.27 実測値(%)C、58.38;H、6.94;N、4.10 本例(a)において原料として用いた1−(2−
アセチルベンゾフラン−7−イルオキシ)−2,
3−プロパンジオールは、2−アセチル−7−
ヒドロキシベンゾフランと3−ハロゲノ−1,
2−プロパンジオールまたはグリシドールとの
反応により製造した淡黄色油状物である。 このものの各種分析データは次の通りであ
る。 IRνCDCl3 naxcm-1:3565、3420、1680。 NMRδCDCl3:2.55(3H、s、CH3)、 3.55〜4.50(7H、m、
【式】)、 6.90〜7.45(3H、m、
【式】)、 7.50(1H、s、
【式】)。 MS30eVm/e:251(M++1)、250(M+)、
219、190、189、176。 実施例 2 (a) 4−(2−アセチルベンゾフラン−7−イル
オキシメチル)−1,3,2−ジオキサチオラ
ン2−オキシドの製法 1−(2−アセチルベンゾフラン−7−イル
オキシ)−2,3−プロパンジオール228mg
(0.9mM)を1,2−ジクロロエタン4mlに加
え、氷冷下これに塩化チオニル321mg(2.7m
M)を加えて40分間撹拌する。次いで、反応液
を水30ml中にあけ、1,2−ジクロロエタン60
mlで抽出し、これを無水硫酸ナトリウムでで乾
燥する。別後、液を濃縮し、得られる残留
物をシリカゲルカラムクロマトグラフイ(ワコ
ーゲルC−200)により精製すると、標記の化
合物が、淡黄色油状物として192mg(収率72%)
得られた。 このものは前述した如く立体異性体の混合物
であるが、両異性体の比は約1対1.5であつた。 元素分析(C13H12O6S分子量296.29) 計算値(%)C、52.70;H、4.08 実測値(%)C、52.51;H、4.21 このものを再度シリカゲルカラムクロマトグ
ラフイ(ワコーゲルC−200)に付して得られ
た各立体異性体は、そのIR、NMR、MSの各
スペクトルデータにおいて実施例1−(a)で得ら
れた各立体異性体のそれと完全に一致した。 (b) 1−(2−アセチルベンゾフラン−7−イル
オキシ)−3−イソプロピルアミノ−2−プロ
パノールの製造 4−(2−アセチルベンゾフラン−7−イル
オキシメチル)−1,3,2−ジオキサチオラ
ン2−オキシド95mg(0.32mM)とイソプロピ
ルアミン350mg(6.0mM)をジメチルスルホキ
シド2mlに加え、封管中55℃にて48時間加熱す
る。次いで実施例1−(b)に示した封管加熱以降
の操作と同様の操作を行つた。標記化合物が淡
黄色針状晶として61mg(収率65%)得られた。 融点 114.7〜115.9℃ このものはIR、NMR、MSの各スペクトル
データは実施例1−(b)にて得られた化合物のそ
れと完全に一致した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式〔〕 で表わされる4−(2−アセチルベンゾフラン−
    7−イルオキシメチル)−1,3,2−ジオキサ
    チオラン2−オキシドを低級アルキルアミンと反
    応させることを特徴とする一般式〔〕 (式中Rは低級アルキル基を示す)で表わされる
    1−(2−アセチルベンゾフラン−7−イルオキ
    シ)−3−低級アルキルアミノ−2−プロパノー
    ルの製造法。 2 式〔〕 で表わされる1−(2−アセチルベンゾフラン−
    7−イルオキシ)−2,3−プロパンジオールと
    一般式〔〕 (式中Xは低級アルコキシ基であるかまたは塩素
    原子または臭素原子を意味する。)で表わされる
    化合物とを反応させて得られる式〔〕 で表わされる4−(2−アセチルベンゾフラン−
    7−イルオキシメチル)−1,3,2−ジオキサ
    チオラン2−オキシドを低級アルキルアミンと反
    応させることを特徴とする式〔〕 (式中、Rは低級アルキル基である)で表わされ
    る1−(2−アセチルベンゾフラン−7−イルオ
    キシ)−3−低級アルキルアミノ−2−プロパノ
    ールの製造法。
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