JPH0115307B2 - - Google Patents
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- JPH0115307B2 JPH0115307B2 JP56106861A JP10686181A JPH0115307B2 JP H0115307 B2 JPH0115307 B2 JP H0115307B2 JP 56106861 A JP56106861 A JP 56106861A JP 10686181 A JP10686181 A JP 10686181A JP H0115307 B2 JPH0115307 B2 JP H0115307B2
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、HCO3 -イオンを含む透析液を供給
する血液透析装置に係り、調合した透析液を一時
的に貯留しておくための血液透析装置の透析液貯
槽に関するものである。
する血液透析装置に係り、調合した透析液を一時
的に貯留しておくための血液透析装置の透析液貯
槽に関するものである。
一般に人工腎臓の血液透析回路は、血液透析器
(ダイアライザー)と透析液を供給する透析液供
給装置および監視装置とで構成される。前記透析
液供給装置の透析液貯槽に貯留される。
(ダイアライザー)と透析液を供給する透析液供
給装置および監視装置とで構成される。前記透析
液供給装置の透析液貯槽に貯留される。
人工腎臓透析液(以下単に透析液と略称する)
として、透析液中にHCO3 -イオンを含有させる
ことが望ましいことおよびこのHCO3 -イオンの
供給源として酢酸および重炭酸ナトリウムが使用
されることは周知である。HCO3 -イオンは、人
間の血液中に存在しており、酸塩基平衡をつかさ
どる重要なイオンである。
として、透析液中にHCO3 -イオンを含有させる
ことが望ましいことおよびこのHCO3 -イオンの
供給源として酢酸および重炭酸ナトリウムが使用
されることは周知である。HCO3 -イオンは、人
間の血液中に存在しており、酸塩基平衡をつかさ
どる重要なイオンである。
従つて、透析液中にも血液中と同濃度の
HCO3 -を含有させ透析によつて血液中のHCO3 -
イオンのバランスが崩れないようにする必要があ
る。
HCO3 -を含有させ透析によつて血液中のHCO3 -
イオンのバランスが崩れないようにする必要があ
る。
しかしながら、HCO3 -イオンを含む透析液を
大気開放状態で貯留した場合、液中のCO2が大気
中に拡散し、これに伴い透析液中のPco2および
HCO3 -イオンの量が変動しPHが変化してしまう
と共に、HCO3 -イオンは透析液中に炭酸塩の析
出を生じやすく、この傾向はPHが上昇した場合一
層顕著になるという問題点があつた。
大気開放状態で貯留した場合、液中のCO2が大気
中に拡散し、これに伴い透析液中のPco2および
HCO3 -イオンの量が変動しPHが変化してしまう
と共に、HCO3 -イオンは透析液中に炭酸塩の析
出を生じやすく、この傾向はPHが上昇した場合一
層顕著になるという問題点があつた。
すなわち、透析液中のHCO3 -イオンの量を適
正に維持することが難しいばかりでなく、炭酸塩
の析出により装置の配管系にも悪影響を与えてい
た。
正に維持することが難しいばかりでなく、炭酸塩
の析出により装置の配管系にも悪影響を与えてい
た。
上記の問題点を回避するため、体内での代謝に
よりHCO3 -イオンに変換される酢酸イオンを含
んだ透析液を用いる方法が一般的に用いられてい
た。ところが、酢酸イオンが許容量以上体内に入
ると透析液中の患者に好ましくない諸症状を引き
起こすことが明らかとなつた。このため再度、よ
り生理的なHCO3 -イオンを含んだ透析液を用い
ることが見直されている。
よりHCO3 -イオンに変換される酢酸イオンを含
んだ透析液を用いる方法が一般的に用いられてい
た。ところが、酢酸イオンが許容量以上体内に入
ると透析液中の患者に好ましくない諸症状を引き
起こすことが明らかとなつた。このため再度、よ
り生理的なHCO3 -イオンを含んだ透析液を用い
ることが見直されている。
第4図は、従来の透析液貯槽を示すものであつ
て、透析液貯槽10は透析液調合ポンプ18の運
転を制御するためのレベルスイツチ12と14と
を備えている。調合ポンプ18で調合された透析
液は連結管20を通つて上記透析液貯槽10に送
液される。送液ポンプ26は透析液貯槽10に貯
留された透析液を血液透析器(図示せず)を介し
て各患者監視装置に送液するためのものであり、
参照符号28は送液ポンプ26と同期して開閉す
る送液弁である。送液ポンプ26から吐出された
透析液の一部はリターン連結管30を通つて透析
液貯槽10に戻る。符号16はエアを透析液供給
装置外へ排出するための通路であり、排液弁22
は洗浄、消毒工程などの終了時、透析液貯槽内に
残つた洗浄液あるいは消毒液を、排液通路24を
通して透析液供給装置外に排液するためのもので
ある。
て、透析液貯槽10は透析液調合ポンプ18の運
転を制御するためのレベルスイツチ12と14と
を備えている。調合ポンプ18で調合された透析
液は連結管20を通つて上記透析液貯槽10に送
液される。送液ポンプ26は透析液貯槽10に貯
留された透析液を血液透析器(図示せず)を介し
て各患者監視装置に送液するためのものであり、
参照符号28は送液ポンプ26と同期して開閉す
る送液弁である。送液ポンプ26から吐出された
透析液の一部はリターン連結管30を通つて透析
液貯槽10に戻る。符号16はエアを透析液供給
装置外へ排出するための通路であり、排液弁22
は洗浄、消毒工程などの終了時、透析液貯槽内に
残つた洗浄液あるいは消毒液を、排液通路24を
通して透析液供給装置外に排液するためのもので
ある。
透析液を調合する前に排液弁22および送液弁
28を閉じる。ここで透析液調合ポンプ18の運
転を開始すると、調合された透析液は連結管20
を通つて透析液貯槽10内に流入し、この時点で
透析液から空気中へのCO2の拡散がはじまる。透
析液の液面がレベルスイツチ12に達したとき、
調合ポンプ18を停止させ、送液弁28を開き、
送液ポンプ26により、患者監視装置への送液を
開始する。以後透析が終了するまで送液ポンプ2
6は連続して運転される。
28を閉じる。ここで透析液調合ポンプ18の運
転を開始すると、調合された透析液は連結管20
を通つて透析液貯槽10内に流入し、この時点で
透析液から空気中へのCO2の拡散がはじまる。透
析液の液面がレベルスイツチ12に達したとき、
調合ポンプ18を停止させ、送液弁28を開き、
送液ポンプ26により、患者監視装置への送液を
開始する。以後透析が終了するまで送液ポンプ2
6は連続して運転される。
送液ポンプ26の運転を開始すると、透析液貯
槽の液面は徐々に下降しこれに伴い外部から透析
液貯槽10内へ大気が流入してくる。この新たに
流入する大気は、CO2の含有量が非常に少ないた
め透析液中から大気中へのCO2の拡散が起り透析
液のPco2の低下、HCO3 -イオンの含有量の低下
と共にPH値が上昇する。そして、透析液液面がレ
ベルスイツチ14に達したときに再度調合ポンプ
18の運転を開始し、新たに調合した透析液を透
析液貯槽10内に送り込む。これにより、透析液
貯槽内の液面は徐々に上昇する。以後透析終了時
点まで、以上の動作が継続されるが、この間透析
液の液面が下降する際には、必ず透析液貯槽内に
大気が流入し、透析液中からのCO2の拡散に伴
い、PHが上昇する。
槽の液面は徐々に下降しこれに伴い外部から透析
液貯槽10内へ大気が流入してくる。この新たに
流入する大気は、CO2の含有量が非常に少ないた
め透析液中から大気中へのCO2の拡散が起り透析
液のPco2の低下、HCO3 -イオンの含有量の低下
と共にPH値が上昇する。そして、透析液液面がレ
ベルスイツチ14に達したときに再度調合ポンプ
18の運転を開始し、新たに調合した透析液を透
析液貯槽10内に送り込む。これにより、透析液
貯槽内の液面は徐々に上昇する。以後透析終了時
点まで、以上の動作が継続されるが、この間透析
液の液面が下降する際には、必ず透析液貯槽内に
大気が流入し、透析液中からのCO2の拡散に伴
い、PHが上昇する。
HCO3 -イオンを含有する透析液の欠点は、特
開昭57−117870号公報の記載中にも指摘されてい
る通り、大気開放状態で貯留させた場合、CO2の
大気中への拡散による透析液中のPco2、HCO3 -
の量の変動のためにPHが上昇するだけでなく、炭
酸塩の析出をも生じ易くなることであり、炭酸塩
の析出が生じた場合、カルシウムなどの不足によ
り患者に悪影響を与えたり、また透析装置にスケ
ーリングなどの弊害をもたらすこともある。
開昭57−117870号公報の記載中にも指摘されてい
る通り、大気開放状態で貯留させた場合、CO2の
大気中への拡散による透析液中のPco2、HCO3 -
の量の変動のためにPHが上昇するだけでなく、炭
酸塩の析出をも生じ易くなることであり、炭酸塩
の析出が生じた場合、カルシウムなどの不足によ
り患者に悪影響を与えたり、また透析装置にスケ
ーリングなどの弊害をもたらすこともある。
このような弊害を防止するため従来の大気開放
型の透析液貯槽では、透析液の貯槽内での貯留時
間をできる限り短縮する努力が試みられている。
また、透析液のPHの変動を防ぐため、透析液貯槽
の容量をできる限り小さくし使用した分量だけ随
時調合するか、あるいは透析液の貯留内の貯留時
間を制限し、新しい透析液が調合された後、一定
時間経過したならば、残りの透析液を強制的に排
液して、新たに透析液を調合するなどの方法がと
られていた。
型の透析液貯槽では、透析液の貯槽内での貯留時
間をできる限り短縮する努力が試みられている。
また、透析液のPHの変動を防ぐため、透析液貯槽
の容量をできる限り小さくし使用した分量だけ随
時調合するか、あるいは透析液の貯留内の貯留時
間を制限し、新しい透析液が調合された後、一定
時間経過したならば、残りの透析液を強制的に排
液して、新たに透析液を調合するなどの方法がと
られていた。
しかしながら、透析液貯槽容量の縮小には、お
のずと限界があり、透析液貯槽内にはいくらかの
透析液が必ず残つているため、透析液貯槽内の透
析液液面の上下に伴つて流出入する大気との接触
が避けられず、大気中へのCO2の拡散は避けられ
なかつた。さらに、一定時間経過後、未使用の貯
槽内残液を強制的に排出する方法では無駄が多
く、その上強制排液手段のための電気的制御を必
要とするため装置がコスト高となる一因となつて
いた。
のずと限界があり、透析液貯槽内にはいくらかの
透析液が必ず残つているため、透析液貯槽内の透
析液液面の上下に伴つて流出入する大気との接触
が避けられず、大気中へのCO2の拡散は避けられ
なかつた。さらに、一定時間経過後、未使用の貯
槽内残液を強制的に排出する方法では無駄が多
く、その上強制排液手段のための電気的制御を必
要とするため装置がコスト高となる一因となつて
いた。
そこで、本願発明者らは鋭意研究を重ねた結
果、HCO3 -イオンを含む透析液を大気の流出入
を制限した透析液貯槽内に貯留すれば、大気開放
型の貯槽内の貯留に比べ、大気中へのCO2の拡散
が抑さえられ、透析液のPHの変動をほとんどなく
すことができ、さらに透析液貯槽内を一定の陽圧
に保つことがCO2の拡散防止に一層効果的である
ことを突止めた。
果、HCO3 -イオンを含む透析液を大気の流出入
を制限した透析液貯槽内に貯留すれば、大気開放
型の貯槽内の貯留に比べ、大気中へのCO2の拡散
が抑さえられ、透析液のPHの変動をほとんどなく
すことができ、さらに透析液貯槽内を一定の陽圧
に保つことがCO2の拡散防止に一層効果的である
ことを突止めた。
従つて、本発明の目的は、HCO3 -イオンを含
む透析液を血液透析器に供給する血液透析装置の
透析液貯槽おいて、調合された透析液が直接大気
と接触することを制御し、かつ貯槽内圧を常に陽
圧に保つことにより透析液中のCO2が大気中に拡
散することにより透析液のHCO3 -の含有量およ
びPHの変動を最小限におさえることのできる透析
液貯槽を提供することにある。
む透析液を血液透析器に供給する血液透析装置の
透析液貯槽おいて、調合された透析液が直接大気
と接触することを制御し、かつ貯槽内圧を常に陽
圧に保つことにより透析液中のCO2が大気中に拡
散することにより透析液のHCO3 -の含有量およ
びPHの変動を最小限におさえることのできる透析
液貯槽を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明においては、
血液透析器へHCO3 -イオンを含む透析液を供給
する透析液供給装置を備えた血液透析装置におけ
る透析液貯槽であつて、該透析液貯槽内への大気
の流出入を制限しかつその内圧を陽圧状態に保持
するための手段を付設することを特徴とする。
血液透析器へHCO3 -イオンを含む透析液を供給
する透析液供給装置を備えた血液透析装置におけ
る透析液貯槽であつて、該透析液貯槽内への大気
の流出入を制限しかつその内圧を陽圧状態に保持
するための手段を付設することを特徴とする。
透析液貯槽に流出入する大気を制限しかつ透析
液貯槽内を常に陽圧に保持する手段としては、伸
縮自在のダイアフラムまたはベロフラムが好適に
利用される。
液貯槽内を常に陽圧に保持する手段としては、伸
縮自在のダイアフラムまたはベロフラムが好適に
利用される。
また、透析液貯槽内への大気の流出入を制御し
かつ貯槽内を陽圧状態に保持する手段として陽圧
安全弁と陰圧安全弁とを前記貯槽に付設すること
もできる。
かつ貯槽内を陽圧状態に保持する手段として陽圧
安全弁と陰圧安全弁とを前記貯槽に付設すること
もできる。
透析液貯槽が空の状態で内部の圧力が大気圧に
等くなるようにしてダイアフラムを透析液貯槽の
少なくとも一面に装着すれば、透析液貯槽内に透
析液が流入するのに伴い透析液貯槽内の内圧はし
だいに上昇していくが、ダイアフラムの伸縮率を
任意に選択することにより、透析液レベルが最高
位となつたときの透析液貯槽内の最大圧力を任意
に設定することができる。また、この方法で透析
液貯槽内圧を設定することにより、透析液貯槽内
部が空になつた状態でも、内圧が陰圧になること
はないため陰圧下で透析液中のCO2が抜ける必配
も少ない。なお、最大設定陽圧は0.5Kgf/cm3程
度で充分効果がある。万一、血液透析装置の電気
回路上の不具合などにより、透析液貯槽内が陰圧
になつた場合でも、ダイアフラムの伸縮性によ
り、大気の流入を伴うことなく陰圧を緩和するこ
とができる。
等くなるようにしてダイアフラムを透析液貯槽の
少なくとも一面に装着すれば、透析液貯槽内に透
析液が流入するのに伴い透析液貯槽内の内圧はし
だいに上昇していくが、ダイアフラムの伸縮率を
任意に選択することにより、透析液レベルが最高
位となつたときの透析液貯槽内の最大圧力を任意
に設定することができる。また、この方法で透析
液貯槽内圧を設定することにより、透析液貯槽内
部が空になつた状態でも、内圧が陰圧になること
はないため陰圧下で透析液中のCO2が抜ける必配
も少ない。なお、最大設定陽圧は0.5Kgf/cm3程
度で充分効果がある。万一、血液透析装置の電気
回路上の不具合などにより、透析液貯槽内が陰圧
になつた場合でも、ダイアフラムの伸縮性によ
り、大気の流入を伴うことなく陰圧を緩和するこ
とができる。
なお、血液透析装置の洗浄、消毒工程の際に、
透析液貯槽の内部が完全に洗浄、消毒可能となる
よう、エア抜きのための弁を設けておくと便利で
ある。そして、エア抜き弁としては、自動弁を使
用すれば開閉の手間がなく有利である。
透析液貯槽の内部が完全に洗浄、消毒可能となる
よう、エア抜きのための弁を設けておくと便利で
ある。そして、エア抜き弁としては、自動弁を使
用すれば開閉の手間がなく有利である。
さらに、本発明に係る透析液貯槽において、先
に述べた通りダイアフラムを用いる代りに陽圧安
全弁および陰圧安全弁を用いて大気の流出入を制
御して槽内を陽圧に保持する場合も透析液貯槽が
空の状態で内部の圧力が大気圧に等しくなるよう
にしておけば、透析液の流出入に伴う透析液貯槽
内の圧変動は、ダイアフラムを用いた場合と同様
となる。そして、陽圧安全弁の設定圧を任意に選
択することにより、透析液貯槽内の最大圧力を任
意に設定できる。陰圧安全弁は、血液透析装置内
の電気回路上の不具合などにより、透析液貯槽内
が過度の陰圧になることを防止するためのもので
あつて、陰圧は最大でも−100mmHg以上におさえ
ることが望ましい。
に述べた通りダイアフラムを用いる代りに陽圧安
全弁および陰圧安全弁を用いて大気の流出入を制
御して槽内を陽圧に保持する場合も透析液貯槽が
空の状態で内部の圧力が大気圧に等しくなるよう
にしておけば、透析液の流出入に伴う透析液貯槽
内の圧変動は、ダイアフラムを用いた場合と同様
となる。そして、陽圧安全弁の設定圧を任意に選
択することにより、透析液貯槽内の最大圧力を任
意に設定できる。陰圧安全弁は、血液透析装置内
の電気回路上の不具合などにより、透析液貯槽内
が過度の陰圧になることを防止するためのもので
あつて、陰圧は最大でも−100mmHg以上におさえ
ることが望ましい。
以下、添付図面を参照しながら実施例により本
発明に係る透析液貯槽の構成をさらに説明する。
発明に係る透析液貯槽の構成をさらに説明する。
第1図および第2図は本発明の実施例を示すも
のであるが、説明の都合上第3図に示す従来装置
と同一の構成部分については同一の参照符号を使
用する。
のであるが、説明の都合上第3図に示す従来装置
と同一の構成部分については同一の参照符号を使
用する。
先に述べた通り、本発明は透析液貯槽40にダ
イアフラム42を設けることを特徴とするもので
ある。すなわち、これを作用面から詳細に説明す
ると、透析液を調合する前にまず排液弁22およ
びエア抜き弁44を開き透析液貯槽40内を空に
し、内圧を大気圧に等しくした後、排液弁22お
よびエア抜き弁44を閉じる。ここで、透析液調
合ポンプ18の運転を開始すると、調合された透
析液は第1図の場合と同様に連結管20を通つて
透析液貯槽40内に流入する。この時点で透析液
中から空気中へのCO2の拡散が始まるが、透析液
貯槽内の液面の上昇に伴い、透析液貯槽40内の
内圧が徐々に上昇するため、CO2の拡散量は第1
図の従来の透析液貯槽の場合に比べ微量に抑制さ
れる。
イアフラム42を設けることを特徴とするもので
ある。すなわち、これを作用面から詳細に説明す
ると、透析液を調合する前にまず排液弁22およ
びエア抜き弁44を開き透析液貯槽40内を空に
し、内圧を大気圧に等しくした後、排液弁22お
よびエア抜き弁44を閉じる。ここで、透析液調
合ポンプ18の運転を開始すると、調合された透
析液は第1図の場合と同様に連結管20を通つて
透析液貯槽40内に流入する。この時点で透析液
中から空気中へのCO2の拡散が始まるが、透析液
貯槽内の液面の上昇に伴い、透析液貯槽40内の
内圧が徐々に上昇するため、CO2の拡散量は第1
図の従来の透析液貯槽の場合に比べ微量に抑制さ
れる。
透析液の液面がレベルスイツチ12に達した時
調合ポンプ18を停止させ、送液用弁28を開き
送液ポンプ26により、患者監視装置へ送液を開
始する。この時点での透析液貯槽40内の圧力が
最大圧力であり、この値はダイアフラム42の伸
縮性を利用して任意に設定できる。送液ポンプ2
6の運転開始に伴い、透析液貯槽内の透析液液面
は徐々に下降するが、この間透析液貯槽10内へ
外部からの大気の流入は一切なく、また常に透析
液貯槽内圧は陽圧に保たれるため、CO2の拡散は
ほとんど起こらない。
調合ポンプ18を停止させ、送液用弁28を開き
送液ポンプ26により、患者監視装置へ送液を開
始する。この時点での透析液貯槽40内の圧力が
最大圧力であり、この値はダイアフラム42の伸
縮性を利用して任意に設定できる。送液ポンプ2
6の運転開始に伴い、透析液貯槽内の透析液液面
は徐々に下降するが、この間透析液貯槽10内へ
外部からの大気の流入は一切なく、また常に透析
液貯槽内圧は陽圧に保たれるため、CO2の拡散は
ほとんど起こらない。
次に、第2図は本発明の別の実施例を示すもの
であり、透析液貯槽50は、第1図におけるダイ
アフラムの代わりに陽圧安全弁52および陰圧安
全弁54を備えており、これらの陽圧安全弁52
および陰圧安全弁54の設定圧を任意に選択する
ことにより、第1図の実施例の場合と同様に、透
析運転時の透析液面の上下に伴う大気の流入を一
切無くし、CO2の拡散を防止することができる。
であり、透析液貯槽50は、第1図におけるダイ
アフラムの代わりに陽圧安全弁52および陰圧安
全弁54を備えており、これらの陽圧安全弁52
および陰圧安全弁54の設定圧を任意に選択する
ことにより、第1図の実施例の場合と同様に、透
析運転時の透析液面の上下に伴う大気の流入を一
切無くし、CO2の拡散を防止することができる。
本発明に基づいた透析液貯槽および従来の大気
開放型の透析液貯槽を用いて、内部に貯留された
透析液のPco2、HCO3 -の含有量およびPH値を10
時間連続監視したところ、透析時間の経過に伴い
第3図のグラフに示す結果が得られた。すなわ
ち、第3図においては実線は本発明に基づく透析
液貯槽への大気の流入を制限しかつ内圧を最大
0.5Kgf/cm3に保つた透析液貯槽内の透析液に関
するグラフであり、破線は従来の大気開放型の透
析液貯槽内の透析液に関するグラフである。第3
図から明らなかように、本発明に基づく透析液貯
槽内の透析液のPco2値は従来の透析液貯槽内の
透析液の値よりも高く維持され、従つてPHの値も
低く保たれ、より透析に適した値となつている。
開放型の透析液貯槽を用いて、内部に貯留された
透析液のPco2、HCO3 -の含有量およびPH値を10
時間連続監視したところ、透析時間の経過に伴い
第3図のグラフに示す結果が得られた。すなわ
ち、第3図においては実線は本発明に基づく透析
液貯槽への大気の流入を制限しかつ内圧を最大
0.5Kgf/cm3に保つた透析液貯槽内の透析液に関
するグラフであり、破線は従来の大気開放型の透
析液貯槽内の透析液に関するグラフである。第3
図から明らなかように、本発明に基づく透析液貯
槽内の透析液のPco2値は従来の透析液貯槽内の
透析液の値よりも高く維持され、従つてPHの値も
低く保たれ、より透析に適した値となつている。
以上のごとく、本発明による透析液貯槽を有す
る血液透析装置を用いれば、HCO3 -イオンを含
む透析液のCO2拡散に伴うPH上昇および炭酸塩の
析出を最小限におさえることが可能となり、より
生理的な透析液による血液透析が可能となる。従
つて、酢酸を含む透析液の使用も不要となるた
め、許容量以上の酢酸が体内に入ることによる好
ましくない諸症状の発生の必配も無くなる。
る血液透析装置を用いれば、HCO3 -イオンを含
む透析液のCO2拡散に伴うPH上昇および炭酸塩の
析出を最小限におさえることが可能となり、より
生理的な透析液による血液透析が可能となる。従
つて、酢酸を含む透析液の使用も不要となるた
め、許容量以上の酢酸が体内に入ることによる好
ましくない諸症状の発生の必配も無くなる。
すなわち、体内での酸塩基平衡をつかさどるた
めに重要なHCO3 -イオンを含んだ透析液を用い
た良好な透析治療を行うことができる。
めに重要なHCO3 -イオンを含んだ透析液を用い
た良好な透析治療を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施例について述べた
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の改良変更をなし得ることは勿論である。
が、本発明の精神を逸脱しない範囲内において
種々の改良変更をなし得ることは勿論である。
第1図は本発明に係る透析液貯槽の実施例を示
す系統図、第2図は本発明の別の実施例に係る透
析液貯槽の系統図、第3図は本発明に基づく透析
液貯槽内の透析液の特性変化(実線)および従来
の透析液貯槽内の透析液の特性変化(破線)を比
較して表示した線図、第4図は従来の透析液貯槽
の配置例を示す系統図である。 10……透析液貯槽、12……レベルスイツ
チ、14……レベルスイツチ、16……エア抜き
通路、18……調合ポンプ、20……連結管、2
2……排液弁、24……排液通路、26……排液
ポンプ、28……送液弁、30……リターン連結
管、40……透析液貯槽、42……ダイアフラ
ム、44……エア抜き弁、46……エア抜き通
路、50……透析液貯槽、52……陽圧安全弁、
54……陰圧安全弁、56……エア抜き通路。
す系統図、第2図は本発明の別の実施例に係る透
析液貯槽の系統図、第3図は本発明に基づく透析
液貯槽内の透析液の特性変化(実線)および従来
の透析液貯槽内の透析液の特性変化(破線)を比
較して表示した線図、第4図は従来の透析液貯槽
の配置例を示す系統図である。 10……透析液貯槽、12……レベルスイツ
チ、14……レベルスイツチ、16……エア抜き
通路、18……調合ポンプ、20……連結管、2
2……排液弁、24……排液通路、26……排液
ポンプ、28……送液弁、30……リターン連結
管、40……透析液貯槽、42……ダイアフラ
ム、44……エア抜き弁、46……エア抜き通
路、50……透析液貯槽、52……陽圧安全弁、
54……陰圧安全弁、56……エア抜き通路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 血液透析器へHCO3 -イオンを含む透析液を
供給する透析液供給装置を備えた血液透析装置に
おける透析液貯槽であつて、該透析液貯槽内への
大気の流出入を制限しかつその内圧を陽圧状態に
保持するための手段を付設することを特徴とする
透析液貯槽。 2 特許請求の範囲第1項記載の透析液貯槽にお
いて、透析液貯槽への大気の流出入を制限しかつ
その内圧を陽圧状態に保持する手段として、透析
液貯槽の少なくとも一部に、該透析液貯槽内の透
析液の液面の変化に伴つて伸縮する手段を設ける
ことを特徴とする透析液貯槽。 3 特許請求の範囲第2項記載の透析液貯槽にお
いて、伸縮手段はダイアフラムまたはベロフラム
であることを特徴とする透析液貯槽。 4 特許請求の範囲第1項記載の透析液貯槽にお
いて、大気の流出入を制限しかつその内圧を陽圧
状態に保持する手段として、前記透析液貯槽に陽
圧安全弁および陰圧安全弁を設けることを特徴と
する透析液貯槽。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56106861A JPS5810058A (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 透析液貯槽 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56106861A JPS5810058A (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 透析液貯槽 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5810058A JPS5810058A (ja) | 1983-01-20 |
| JPH0115307B2 true JPH0115307B2 (ja) | 1989-03-16 |
Family
ID=14444344
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56106861A Granted JPS5810058A (ja) | 1981-07-10 | 1981-07-10 | 透析液貯槽 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5810058A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6068856A (ja) * | 1983-09-26 | 1985-04-19 | エーザイ株式会社 | 容器内圧の増加防止方法 |
| JPS61168942A (ja) * | 1985-01-22 | 1986-07-30 | Ngk Spark Plug Co Ltd | Icパツケ−ジの基板 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57117870A (en) * | 1981-01-12 | 1982-07-22 | Nissho Kk | Feeder for bicarbonate group dialysing liquid |
-
1981
- 1981-07-10 JP JP56106861A patent/JPS5810058A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5810058A (ja) | 1983-01-20 |
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