JPH0115603B2 - - Google Patents

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JPH0115603B2
JPH0115603B2 JP58242662A JP24266283A JPH0115603B2 JP H0115603 B2 JPH0115603 B2 JP H0115603B2 JP 58242662 A JP58242662 A JP 58242662A JP 24266283 A JP24266283 A JP 24266283A JP H0115603 B2 JPH0115603 B2 JP H0115603B2
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JP
Japan
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spinning
yarn
tube
pressurized
spinning tube
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JP58242662A
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English (en)
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JPS60134011A (ja
Inventor
Katsumi Hasegawa
Michio Oono
Isoo Saito
Kotaro Fujioka
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Priority to EP84308917A priority patent/EP0147173B2/en
Priority to DE8484308917T priority patent/DE3481531D1/de
Publication of JPS60134011A publication Critical patent/JPS60134011A/ja
Priority to US07/226,383 priority patent/US4863662A/en
Publication of JPH0115603B2 publication Critical patent/JPH0115603B2/ja
Priority to US07/333,607 priority patent/US4973236A/en
Granted legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D5/00Formation of filaments, threads, or the like
    • D01D5/08Melt spinning methods
    • D01D5/088Cooling filaments, threads or the like, leaving the spinnerettes
    • D01D5/092Cooling filaments, threads or the like, leaving the spinnerettes in shafts or chimneys
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01DMECHANICAL METHODS OR APPARATUS IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS
    • D01D13/00Complete machines for producing artificial threads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維形成性重合体を加圧気体中に吐
出し、その後外部常圧雰囲気下中に引取ることに
よつて高配向の糸条を得る熱可塑性重合体の溶融
紡糸方法および装置に関する。 熱可塑性重合体を溶融し、紡糸口金から紡出し
た紡出糸条を冷却固化せしめた後、オイリングし
て一定の速度で巻取るという従来の溶融紡糸巻取
方法において、引取られた繊維の配向度は重合体
の重合度、溶融温度、あるいは紡糸ドラフト、口
金孔当りの吐出量、冷却条件、引取り速度などの
紡糸引取り条件等によつて決定されるが、通常の
溶融紡糸方法で引取糸の配向度を高めるには、引
取り速度を高くする方法が最も効果的であり、ま
た容易な方法でもあるため、好ましく採用されて
いる。 一方、前記溶融温度、紡糸ドラフト、冷却条件
等も適切に設定すれば、一定の紡糸速度でも配向
度を高めることができ、例えば溶融粘度を高め、
紡糸ドラフトを上げ、急冷する等の方法によつて
達成できるが、得られる引取糸の均一性と有用特
性を保持するという前提の下では採用し得る条件
の範囲は狭く、十分は効果は期待できない。 本発明は溶融された熱可塑性重合体を口金から
加圧雰囲気中に紡出し、次いで引取手段によつて
引取ることによつて高配向度の糸条を得んとする
点で上記従来の溶融紡糸方法とは著しく相違する
ものである。 紡出糸条を高圧雰囲気中に導く方法に関する先
行技術としては、溶融紡ポリマを高い紡糸速度で
口金直下の加圧室内に紡出して冷却固化し、次い
で加圧室下部のノズルから高速加圧気体と共に糸
条を噴出せしめることによつて、実質的に一挙に
延伸糸条を得る方法が例えば、特公昭47―32130
号公報や特公昭47―33736号公報、特公昭57―
30162号公報等により知られている。しかしなが
ら、これらの方法は、不織布、ウエツブ、スパン
ボンドなどの素材としての延伸糸を得んとするも
ので、空気の随伴力を主体に噴射ノズルから高速
で加圧気体と共に紡出糸条を積極的に噴射するた
め、得られた糸条は分断されるか、交絡や溶着が
生じてしまい、糸の操作すなわち、糸の速度、遠
心力、延伸倍率などのコントロールが難しく、特
に配向度の均一な糸条が得られないという欠点が
ある。 また、口金から吐出した糸条を常圧状態で冷却
して、実質的に固化または固化直前の状態とし、
これを0.1Kg/cm2G以上の加圧室内を通過させた
後巻取る方法が特開昭50―71922号公報により知
られている。 しかしながら、この方法は、口金から吐出され
た糸条を常圧状態で冷却し、その後加圧筒へ導く
ものであるため、冷却糸条の加圧筒への導入口お
よび出口のシールが不完全で、特に導入口のシー
ルは、冷却直前の糸条が通過するために、糸と非
接触状態でシールすることが必要となり、その開
口面積が大きく、シールが不完全となり、上記特
許明細書の実施例中の表に記載された実験結果か
らもわかるように加圧室内の圧力は高々0.7Kg/
cm2G程度にしかならず、高配向化は達成できな
い。 本発明の目的は、上記の従来技術の欠点を改良
せんとするものであり、少なくとも1Kg/cm2G以
上の高い加圧状態に維持でき、しかも随伴気流を
実質的に伴なわず、糸速、延伸力、延伸倍率など
のコントロールが容易にできる加圧雰囲気下での
紡糸を可能にし、かつ配向度を高めると共に、そ
の配向度がスパンボンド糸よりも均一な延伸糸を
一挙に得る熱可塑性重合体の溶融紡糸方法および
装置を提供せんとするものである。 上記の目的を達成する本発明の構成は、次の通
りである。すなわち、 溶融紡糸可能な熱可塑性重合体を、紡糸口金直
下に設けられかつ外気雰囲気部よりも1Kg/cm2
以上の高圧に保持されたた加圧雰囲気紡糸筒内に
吐出し、冷却せしめた後、シールガイドで流体的
にシールされた該紡糸筒の出口部より該紡糸筒外
に設けたロール状の引取手段によつて前記冷却糸
条を外気雰囲気部へ一定速度で連続的に導き出す
と共に、前記紡糸筒内から前記引取手段に至る前
記冷却糸条に給油手段で油剤を付与する熱可塑性
重合体の溶融紡糸方法、および 熱可塑性重合体の紡糸口金直下に、該口金の周
囲を取囲み、吐された糸条の糸道に沿つて延びる
加圧雰囲気紡糸筒を配置し、該紡糸筒には、外気
雰囲気よりも1Kg/cm2G以上の高い圧力を有する
加圧気体吹込部を有し、下端部には前記糸条の走
行方向に沿つて一定長さを有すると共に前記糸条
が通過し得るだけのスリツトを有する流体的にシ
ールされるシールガイドを装着した糸条出口部を
有し、該紡糸筒の外には、紡出糸条を一定速度で
引取るためのロール状の引取手段を有し、かつ、
前記紡糸筒内から前記引取手段に至る紡出糸条の
引取経路中に配置された給油手段を有することを
特徴とする熱可塑性重合体の溶融紡糸装置であ
る。 以下本発明を、図面を参照しながら更に詳しく
説明する。 第1図は、本発明に係る加圧雰囲気紡糸装置の
代表的な実施態様を示す概略図である。 図において、1は紡糸機であり、該紡糸機は、
チツプTを投入した原料ホツパー2、溶融押出し
機3、メタリングポンプ4、変速機付きのモータ
5、パツク6および口金7からなる。 原料ホツパー2からのチツプTは、紡糸機1内
の溶融押出し機3によりポリマー状態でメタリン
グポンプ4を通過させられた後、パツク6内のフ
イルター(図示せず)で濾過され、口金7から糸
条Yとして、通常重合体の融点以上、融点+100
℃の範囲の温度で溶融紡糸される。メタリングポ
ンプ4は、変速機付きのモータ5に連絡されてお
り、該モータ5の回転数を制御することにより、
糸条Yの吐出量を決定することができる。 本発明においては、口金7を装着したパツク6
の直下に加圧雰囲気紡糸筒Sを設けてあり、該紡
糸筒内に加圧流体を導入することにより、紡糸筒
内を高圧状態に保つようにしたものである。 上記加圧雰囲気紡糸筒Sについて、以下に更に
詳しく述べる。 口金直下には必要に応じて加熱筒8が紡糸機1
に取付けられ、該加熱筒8の下方には、断熱筒1
1を介して加圧冷却風吹き込み装置の環状チムニ
ー12が取付けられている。加熱筒8は例えば産
業用の溶融粘性の高いポリマを溶融紡糸する際に
用い、衣料用途に用いられる低粘性ポリマを溶融
紡糸する場合は採用しなくてもよい。また、加熱
筒8には、熱電対9が設けられており、該熱電対
9は、加熱筒内の雰囲気温度を設定値に制御でき
るように、温度コントローラ10とつながつてい
る。該温度コントローラ10により、加熱筒内に
内蔵されたヒータ(図示せず)を制御し、加熱筒
内の雰囲気温度を設定値にすることが可能な構造
となつている。加熱筒の温度は通常ポリマの融点
−40℃〜融点+100℃の範囲にされ、加熱筒の長
さは5cm〜1m程度で充分である。 上記の環状チムニー12には、円筒型のポーラ
ス状フイルター13が設置されており、該環状チ
ムニー12に開口する加圧冷却風吹き込み用配管
14から送り込まれる加圧冷却風を、フイルター
13の長手方向、および円周方向にほぼ均一に吹
出させる構造となつている。加圧冷却風吹き込み
用配管14には風量を調節するバルブ15が取付
けられている。26は圧力計である。 環状チムニー12の下方には、可動筒体17が
固定筒体18内に収められ、該可動筒体17は該
可動筒体に取付けられたシリンダ19と連動し、
該シリンダー19の作動により固定筒体18内を
上下に昇降し得るようになつている。糸通しなど
の作業時には、該可動筒体17は、環状チムニー
1の下端部と可動筒体17の上端部との間に、作
業空間を確保し、通常の巻取り時には、上方の環
状チムニー12の位置まで上昇、接圧し得る如く
なつている。 なお、可動筒体17と固定筒体18との摺動
部、可動筒体17と環状チムニー12との接圧部
には、Oリングなどのシール部材16,16′を
設けて洩れのない構造にされている。 固定筒体18内の下方には、油剤を付与するガ
イド給油装置21が設置されている。更に、該固
定筒体18の下端の糸出口部には、第2図に示す
如く、糸条が通過し得るだけの微小なスリツト2
8を有し、該スリツト部の抵抗による圧力損失で
実質的に流体的に充分シール性が確保されるシー
ルガイド24を装着したガイドホルダー25が取
付けられている{第2図イは平面図、ロは側面図
を示す}。シールガイド24からは糸条に随伴す
る気流が僅かに洩れる程度であり、該気流の洩れ
によつて糸条の揺れが著しく起つたりせず、糸条
各単糸間の交絡は生じない。 固定筒体18の下方には圧力計27および排気
用の配管23が設けられており、該配管23はバ
ルブ22を介して外気常圧部とつながつている。 したがつて、可動筒体17を環状チムニー12
に接圧させるだけで、口金7直下から固定筒体1
8の下端のシールガイド24までの密封された空
間、すなわち口金下部加圧雰囲気室Saを容易に
得ることができる。 また、固定筒体18の外壁は、熱交換器29で
覆われ、該熱交換器29内を流れる冷媒(図示せ
ず)により加圧雰囲気紡糸室Sa内の雰囲気温度
を冷却できる構造となつている。 口金下部加圧雰囲気室Saは、バルブ22と環
状チムニー12の入口に設けられたバルブ15に
より、加圧雰囲気室Saの内に送り込まれる冷却
風の圧力および流量を制御することもできる。 今、加圧状態に保持された口金下部加圧雰囲気
室Sa内に口金7から溶融紡糸された糸条Yが吐
出されると、糸条Yは温度コントローラ10によ
り、設定温度に保持された加熱筒8内の徐冷域を
走行したのち、環状チムニー12から吹き込まれ
る加圧気体(本実施例では加圧空気)により冷却
される。 更に、糸条Yは、可動筒体17、熱交換器29
で覆われた固定筒体18内を走行する間にも冷却
が促進され、固化される。その後ガイド給油装置
21で油剤が付与され、シールガイド24を通過
して外気常圧部に設置された一定周速で回転する
第1ゴデーロール30a、更には、第2ゴデーロ
ール30bを経て糸条Yは巻取機33のボビン3
4に巻かれる。 該巻取機33のボビン34の回転数は、第2ゴ
デーロール30bと巻取機34との間に設けられ
た張力検出器31により、糸条Yの巻取張力を検
出し、該張力はほぼ一定になるようにコントロー
ラ32により制御される。 本実施例によれば、環状チムニー12の入口に
設けられたバルブ15により、口金下部加圧雰囲
気室Saに流入する加圧空気量を、又、固定筒体
18の下端近くに設けられたバルブ22により、
加圧雰囲気室Saから常圧大気部に流出する加圧
空気量を調節することにより、加圧雰囲気室Sa
内を一定加圧状態に保ちながら、糸条Yの走行方
向に沿つて流れる加圧冷却空気量を自由に制御す
ることが可能になる。 本発明に適用できる溶融紡糸可能な熱可塑性重
合体は、ポリ―ε―カプラミド、ポリヘキサメチ
レンアジパミド、ポリヘキサメチレンセバカミ
ド、ポリテトラメチレンアジパミド、ポリヘキサ
メチレンテレフタラミド、ポリヘキサメチレンイ
ソフタラミド、ポリドデカメチレンドデカミド、
ポリメタキシリンアジパミド、ポリパラキシルン
アジパミド等のポリアミド類、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト、ポリエチレン1,2―ジヘエノキシエタン
PP′―ジカルボキシレート、ポリナフタレンテレ
フタレート等のポリエステル類、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン―1等のポリオレフ
イン類、及びポリ弗化ビニリデン、ポリ弗化エチ
レン―ポリ弗化ビニリデン共重合体、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアセタール等通
常の溶融紡糸可能な熱可塑性重合体であり、それ
ぞれ2種以上の共重合ポリマ及び混合ポリマ類を
含む。 また、上記図面に示される実施例では、加圧流
体として空気を使用したが、窒素、水蒸気その
他、重合体に不活性又は活性な気体を目的に応じ
て用いることができる。引取糸の高配向化のみを
目的とする場合は高密度気体ほど有利であるが、
通常は空気でよい。紡糸筒内の圧力は本発明の効
果を得るために1Kg/cm2G以上の高圧とすること
が必要であり、1.5Kg/cm2G以上の高圧とするの
が好ましい。なぜならば、紡糸筒内の圧力を1
Kg/cm2G以上にすると、糸条は複屈折が高くなる
と共に、伸度が低くなり、高配向化されるからで
ある。 本実施例によれば、糸条Yは一度ゴデーロール
30a,30bで紡糸張力を緩和した後巻取られ
るが、これに限定されるものではなく、ゴデーロ
ールの1段または2段階以上で延伸して巻取る、
所謂直接紡糸延伸法を採用することもできる。 油剤の付与位置についても、糸条Yが冷却固化
された後であればどの位置でもよく、口金下部加
圧雰囲気室Sa内の加圧下だけでなく、外気常圧
部に設置してもよい。更には、シールガイド24
に油剤を付与する機能を具備せさ、シールガイド
24で糸条への給油を兼ねてもよい。 油剤付与装置についても、2000m/分以上の高
速紡糸ではガイド給油装置21が好ましく用いら
れるが、これ以外の通常のオイリングロール装置
でもよい。 口金下部加圧雰囲気室Sa内の雰囲気温度を冷
却する熱交換器は、また加圧雰囲気紡糸筒内の空
気が紡出糸条との熱交換によつて温度上昇し、糸
条の冷却効果が低下するのを防ぐものであるが、
本実施例の如く固定筒体18の外壁に冷媒を流す
ものだけでなく、例えば加圧雰囲気Sa内の雰囲
気温度を直接冷却するため、ヒートパイプなどの
手段を用いてもよい。また、図示していないが、
糸条出口部近傍の紡糸筒内に環状チムニーとは別
の気流吹出し部を設けることもできる。該気流吹
出し部は環状チムニーから吹込まれる加圧流体と
のバランスをとり、所定の圧力に保ちながら行な
う。 比較的吐出量が少なく、紡糸筒外壁部を介して
放熱したり、あるいは積極的に紡糸筒外壁部を冷
却するなどして、紡糸筒内空気の温度が高くなら
ず、十分に糸条冷却が達せられる場合は、該気流
吹出し部は閉じておくことができる。 また、本実施例では、排気用のバルブ22を開
いて口金下部加圧雰囲気室Sa内に加圧冷却空気
を流し、また熱交換器29で糸条Yの冷却を促進
しているが、巻取り条件によつては、これらは必
らずしも必要でない。また、口金7面から吐出す
る糸条Yの各単糸間の溶融粘性を揃えるため、加
熱筒8を設置したが、ポリマーの条件によつて
は、これらは必ずしも必要でない。 本発明は上記の構成とすることにより、得られ
る引取糸は高配向化が達成される。加圧雰囲気紡
糸筒内に加圧気体を導入して圧力を高めると、圧
力に比例した空気密度の増大があり、紡出糸条が
紡糸筒内を通過する際に受ける空気抵抗が大きく
なつて紡糸張力が増大することによるものと考え
られる。さらに、加圧紡糸筒内の空気密度の増大
によつて、糸条表面における熱伝達がよくなり、
急冷効果が促進されることも高配向化の一因と考
えられる。 本発明は以上説明した通りの構成を採用するこ
とにより、次の如き優れた作用効果を奏する。 すなわち、本発明では、口金下から糸条出口部
までの加圧雰囲気紡糸室は、糸条出口部におい
て、糸条が通過し得るだけの微少なスリツトを有
するシールガイドで実質的に流体的に充分シール
されることにより、機密性の優れたものとなり、
容易に高い加圧状態の加圧雰囲気紡糸室とするこ
とができる。したがつて、加圧気体の密度を常圧
時に比べて数倍以上も大きくすることができ、糸
条への冷却効果を大きく向上させることができ
る。 また、走行糸条は、高い加圧状態に維持された
加圧気体により随伴抵抗が大きくなり、糸条の高
配向化が可能となる。この高配向化は紡糸速度を
高めることなく行なうことができると共に、これ
によつて高価な高速機を用いることなく、同等の
品質糸を得ることができる。さらに、紡糸速度を
高めれば、従来得られなかつたレベルの高配向糸
を得ることができ、また、従来高速紡糸と延伸と
を分離した二工程で行なつていたものを直接紡糸
延伸法が可能な、例えば6000m/分程度の巻取速
度範囲内に納められるようにできる。 なお、本発明の走行糸条は、ロール状の引取手
段で所定の一定速度で引取るので、スパンボンド
法やアスピレータ法等によつて得られた糸条に比
べて配向度が均一となる。 更に、本発明ではシールガイドにより実質的に
流体的に充分シールされた糸条を、一定速度で制
御されたゴデーロール、巻取機などの引取手段で
引取るため、加圧雰囲気紡糸室内の圧力状態、冷
却風量のコントロールとは独立に、これら引取手
段で糸速を制御することができる。したがつて、
容易に糸条の延伸力、延伸倍率などのコントロー
ルが可能になる。 実施例 1 第1図に示した紡糸引取装置を用いて硫酸相対
粘度3.2のポリヘキサメチレンアジパミドポリマ
を溶融紡糸した。紡糸温度はポリマ温度で295℃、
口金は外径100mmφ、孔径0.3mmφ孔数24ホールで
口金孔は環状に配列されたものを用いた。吐出量
48g/分、1孔当りの吐出量は2g/分で紡糸し
た。口金直下には長さ150mm内径150mmφの加熱筒
を取付け、加熱筒は上部から75mm、糸条の外周か
ら1cm離れた位置で測定して240℃となるように
制御した。加熱筒の下部には厚さ20mmの断熱筒を
介して長さ200mm、内径150mmφの環状チムニーを
取付け、糸条の外周から25℃の加圧冷却風を吹き
込み、加圧雰囲気紡糸筒内を5Kg/cm2Gに加圧し
た。加圧雰囲気紡糸筒は内径150mmφ、長さ5m
である。 紡出した糸条を紡糸筒内で冷却固化したのち、
油剤給油装置で給油し、シールガイドを通し外気
常圧部に導き、表面速度3000m/分で回転する引
取りロールで引取り、次いで巻取つた。 比較のため、第1図の紡糸引取装置において、
環状チムニー下部の可動筒体を除去し、環状チム
ニーの下1mの間に開口率60%のパンチングダク
トを設け、かつ加圧雰囲気紡糸筒下部のシールガ
イドを除いて、前記環状チムニー及びパンチング
ダクトから吹込まれた空気やスムーズに紡糸筒下
端出口部から抜けようにして通常の常圧紡糸を行
なつた。環状チムニーからは25℃の冷却風を
1.5Nm3/分の流量で吹込んだ。以上の方法で常
圧紡糸とした以外は前記本発明実施例と同様にし
て紡糸し、引取糸を得た。 本発明の加圧雰囲気紡糸法と、比較のため行な
つた常圧紡糸法によつて得られたそれぞれの引取
糸の物性を第1表に示した。また、両方法につい
て、口金面から6m離れた位置での紡糸張力も示
した。加圧紡糸法では紡糸張力が高く、物性は高
強度、低伸度で複屈折が高い特徴を有しており、
高配向化が達成されている。
【表】 実施例 2 酸化チタン0.3wt%を分散した硫酸相対粘度
2.62のナイロン6ポリマを265℃で溶融し、24孔
の口金より第1図に示す加圧雰囲気紡糸筒内に30
g/分の吐出量で吐出し、シールガイドを経て紡
糸筒外に設置したゴデーロールを介して4000m/
分の速度で引取り、巻取機に巻取つた。なお、油
剤として水系エマルジヨン仕上げ剤を巻取り前に
付与した。実施例1の比較例と同様にした常圧紡
糸(0Kg/cm2G)と本発明実施例として4Kg/cm2
Gの2種類とし、紡出した糸の物性を第2表に示
す。
【表】 このように、本発明によれば、同一速度で高い
配向のナイロン6繊維を得ることができた。 実施例 3 加熱筒を除いた他は実施例1と同様の装置を使
用し、固有粘度[η]=0.63のポリエチレンテレ
フタレートチツプを紡糸温度300℃で溶融紡糸し
た。なお、口金は孔径0.3mmφ、孔数17、吐出量
28.35g/分とし、引取り速度3000m/分で引取
り、次いで巻取つた。 実施例1の比較例と同様にした常圧紡糸(0
Kg/cm2G)と本発明実施例として4Kg/cm2Gの2
種類とし、紡出した糸の物性を第3表に示す。
【表】 実施例 4 紡糸筒として内径150mmφ、長さ4mのものを
用い、実施例2と同様の紡糸条件で紡糸筒内の圧
力を0Kg/cm2G(常圧)から5Kg/cm2Gまで段階
的に変化させて、ナイロン6ポリマを吐出量23.3
g/分で吐出し、シールガイドを経て紡糸筒外に
設けたゴデーロールで引取速度3000m/分で引取
り、巻取機に巻き取つた。得られた70デニール、
24フイラメント糸条の強度と伸度とを測定し、紡
糸筒の加圧圧力との関係をまとめたのが第3図で
ある。 この図から、紡糸筒内の圧力が約1Kg/cm2G以
上になると複屈折が高くなると共に、伸度が低く
なり、高配向化され始めることが判る。また、圧
力が1.5Kg/cm2G以上になると高配向化がより顕
著となる。 実施例 5 固有粘度[η]=0.63のポリエチレンテレフタ
レートチツプを紡糸温度295℃で実施例4と同様
に紡糸筒内の圧力を0Kg/cm2G(常圧)から5
Kg/cm2Gまで段階的に変化させて溶融紡糸した。
なお、口金は、孔径0.23mmφ、孔数24、吐出量
23.3g/分とし、引取速度は3000m/minで引取
り、巻取機で巻き取つた。 そして、実施例4と同様に得られた70デニー
ル、24フイラメント糸条の強度と伸度とを測定
し、紡糸筒の加圧圧力との関係をまとめたのが、
第4図である。 この第4図においても、紡糸筒内の圧力が約1
Kg/cm2Gで高配向化され始め、1.5Kg/cm2G以上
でその傾向がより顕著になることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る加圧雰囲気紡糸装置の
代表的は実施態様を示す概略図であり、第2図
は、本発明装置に適用されるシールガイドの一実
施態様を示すもので、イは平面図、ロは側面図、
第3図および第4図は、第1図および第2図に示
した装置で紡糸した糸条の物性を示す図である。 図面中の符号の説明、1…紡糸機、2…原料ホ
ツパー、3…溶融押出し機、4…メタリングポン
プ、5…変速機付きモータ、6…パツク、7…口
金、8…加熱筒、9…熱電対、10…温度コント
ローラ、11…断熱筒、12…環状チムニー、1
3…ポーラス状フイルター、14…加圧冷却風吹
き込み用配管、15…風量調節バルブ、16,1
6′…シール部材、17…可動筒、18…固定筒、
19…シリンダー、20…シリンダー昇降用案内
棒、21,21′…油剤付与装置、22…排気量
調節バルブ、23…排気用配管、24…シールガ
イド、25…ホルダー、26,27…圧力計、2
8…シールガイドのスリツト、29…熱交換器、
30a…第1ゴデーロール、30b…第2ゴデー
ロール、31…張力検出器、32…巻取機コント
ローラ、33…巻取機、34…ボビン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 溶融紡糸可能な熱可塑性重合体を、紡糸口金
    直下に設けられかつ外気雰囲気部よりも1Kg/cm2
    G以上の高圧に保持された加圧雰囲気紡糸筒内に
    吐出し、冷却せしめた後、シールガイドで流体的
    にシールされた該紡糸筒の出口部より該紡糸筒外
    に設けたロール状の引取手段によつて前記冷却糸
    条を外気雰囲気部へ一定速度で連続的に導き出す
    と共に、前記紡糸筒内から前記引取手段に至る前
    記冷却糸条に給油手段で油剤を付与する熱可塑性
    重合体の溶融紡糸方法。 2 熱可塑性重合体の紡糸口金直下に、該口金の
    周囲を取囲み、吐出された糸条の糸道に沿つて延
    びる加圧雰囲気紡糸筒を配置し、該紡糸筒には、
    外気雰囲気よりも1Kg/cm2G以上の高い圧力を有
    する加圧気体吹込部を有し、下端部には前記糸条
    の走行方向に沿つて一定長さを有すると共に前記
    糸条が通過し得るだけのスリツトを有する流体的
    にシールされるシールガイドを装着した糸条出口
    部を有し、該紡糸筒の外には、紡出糸条を一定速
    度で引取るためのロール状の引取手段を有し、か
    つ、前記紡糸筒内から前記引取手段に至る紡出糸
    条の引取経路中に配置された給油手段を有するこ
    とを特徴とする熱可塑性重合体の溶融紡糸装置。
JP58242662A 1983-12-22 1983-12-22 熱可塑性重合体の溶融紡糸方法および装置 Granted JPS60134011A (ja)

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