JPH01157421A - Feイオンを含有する硫酸の中和処理法 - Google Patents

Feイオンを含有する硫酸の中和処理法

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JPH01157421A JP63155929A JP15592988A JPH01157421A JP H01157421 A JPH01157421 A JP H01157421A JP 63155929 A JP63155929 A JP 63155929A JP 15592988 A JP15592988 A JP 15592988A JP H01157421 A JPH01157421 A JP H01157421A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は主としてFeイオンを含有する硫酸の中和処理
法に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]金属製
品の表面処理に使用された主としてFeイオンを含む硫
酸、Feイオンを含む塩酸あるいは硝酸に硫酸を添加し
、蒸溜又は蒸発して硫酸に置換した溶液、非鉄金属の精
錬に使用されたFeイオンを含む硫酸、及び硫酸法によ
る酸化チタン製造の際に排出されるFeイオンを含む硫
酸等の処理に当り、従来のNa011を用いて中和する
方法は、NaOHの価格が高く、副生するNa、SO2
を売却しても経済性に乏しい。
NHjガスあるいはN)1408を使用して中和する従
来方法もあるが、副生する硫安の販売が困難であり、ま
た売却できたとしてもその価格が安いために経済性がな
い。また、他の従来方法として、Na0)IやNH4O
Hに比較して価格の安いCa (OH) 2やCaCO
3を使用して硫酸を中和することもできるが、副生する
CaSO4・2H20(石膏)より成る固形状廃棄物の
処理にコストを昼し、この為にNaOHやNH4011
を使用する場合と同様に経済性を失うことが多い。
このためFeイオンを含む硫酸を排出する事業を営む工
場では、副生ずる石膏の有効利用や副生するNa2SO
4の市場の開拓に努力して、硫酸を中和することにより
生ずる経済的なマイナス面を少しでもカバーしているの
が実情で、現在、Feイオンを含む硫酸溶液の経済性あ
る中和処理法は皆無である。
中和処理以外の方法によってFeイオンを含む硫酸溶液
を回収して再使用する従来の方法としては、減圧蒸発法
によって、FeSO4,7H20を析出させて残液中の
Feイオンの含有割合を低下させる方法が広く採用され
ているが、Feイオンを全く含有しない硫酸を得ること
ができないことや蒸発・濃縮に要するエネルギーが大き
く、中和処理法と同じ程度のコストを要し、経済性ある
処理とは云えない。
上述のように主としてFeイオンを含有する硫酸を中和
処理する従来の方法には経済性がないという欠点があっ
た。
[課題を解決するための手段] この課題は、請求項1に記載の本発明に係る中和処理法
、すなわち、主としてFeイオンを含む硫酸溶液に含有
するS04イオンに対して少なくとも等化学当量のNa
イオン、Mgイオン、Kイオン、CaイオンまたはNH
4イオンを塩素を含む化合物の形で添加した後、該硫酸
溶液に含酸素有機溶媒及びアルキルアミン有機溶媒の少
なくとも一つを接触させることにより、該硫酸溶液中の
Feイオンを塩化物錯体として有機相に抽出することを
特徴とするFeイオンを含有する硫酸の中和処理法によ
って解決される。
本発明は、従来の高価なNaOHやNH3及びNH4O
Hを使用し、あるいは石膏が副生ずるCa (OH) 
2やにacts等のCa化合物を使用して、主としてF
eイオンを含有する硫酸を中和処理する方法ではなく、
例えば世界各地に広く分布し、しかも庶価な岩塩(Na
(:l)で代表されるNaとClの“化合物、産業廃棄
物として大量に発生しているMgとCtの化合物、Kと
Clの化合物、CaとClの化合物あるいはNH4とC
lの化合物を使用して、主としてFeイオンを含有する
硫酸を中和処理すると共に、含有しているFeイオンを
高純度酸化鉄あるいは金属鉄として付加価値を向上させ
て取り出すことができる経済性のある硫酸の中和処理法
である。
またFeイオンを含有する塩酸あるいは硝酸含有液に硫
酸を添加した後、減圧または常圧状態で加熱蒸溜あるい
は加熱蒸発することにより、1(Clあるいは)INO
3を分離回収する時の蒸溜残液あるいは蒸発残液は主と
して゛Feイオンを含む硫酸溶液へと変換されているが
、本発明はこの硫酸溶液の中和処理にも適用できる。
即ち、本発明の原理は、主としてFeイオンを含む硫酸
溶液に含有するS04イオンに対して少なくとも等化学
当量のNaイオン、Kイオン、Mgイオン、 Caイオ
ンまたはNH4イオンをNaとcl化合物、KとCl化
合物、Mgと01化合物、CaとCl化合物またはN)
14とClの化合物の形で添加した後、該硫酸溶液に、
水に可溶又は不溶の含酸素有機溶媒及びアルキルアミン
有機溶媒の少なくとも一つを接触させることにより、該
硫酸溶液中のFeイオンを塩化物錯体として有機相に抽
出するにある。
本発明の好ましい実施態様(請求項7)においては、こ
のようにして求められたFeイオンを塩化物錯体として
含有する有機溶媒を水と接触させる事により、有機相の
FeイオンとClイオンを水溶液に逆抽出し、有機溶媒
を再生する。逆抽出効果を向上させる為に、水と接触さ
せる前に別の含酸素有機溶媒(B)、例えば、炭素数6
〜18までアルコール(ノルマルアルコール、第2アル
コール及び第3アルコールのいずれであってもよい。)
を添加混合した後、水と接触させてFeイオンとClイ
オンを水溶液に逆抽出する。次に常圧あるいは減圧状態
にて蒸溜又は蒸発させて、逆抽出前に添加した有機溶媒
(B)を分離するとともに、元の状態の有機溶媒(A)
を再生する。更に別の実施態様(請求項8)においては
、塩化物錯体を含有している有機溶媒(A)を水と接触
させる前に、減圧または常圧状態で蒸溜あるいは蒸゛発
させることにより、I(20とHClを有機溶媒より分
離回収し、残存する有機溶媒を水と接触させることによ
ってFeイオンと01イオンを水溶液に逆抽出すると共
に有機溶媒を再生する各種の逆抽出方法を組み合せて使
用するFeイオンを含有する硫酸の中和処理法である。
本発明においては、また主としてFeイオンを含む塩酸
溶液に、硫酸を混合液に含有するSO4イオンに対して
等化学当量のNaイオン、Kイオン、Mgイオン、Ca
イオンまたはNH4イオンをNaとCl化合物、KとC
lの化合物、MgとClの化合物、CaとClの化合物
またはNH4と61の化合物の形で添加した後、該混合
液に含酸素有機溶媒及びアルキルアミン有機溶媒の少な
くとも一つを、接触させることにより前と同様に処理す
ることができる。又Feイオンを含む塩酸溶液あるいは
硝酸溶液に硫酸を添加した後、混合溶液を減圧または常
圧状態で加熱蒸溜あるいは加熱蒸発させることによりH
ClあるいはHNO3を分離回収し、残存溶液を前と同
様にして処理することもできる。
[作   用] 本発明においては、金属製品及び金属材料の表面処理に
使用された主としてFeイオンを含有(その他の金属イ
オンが含仔していてもよい)する硫酸溶液あるいは硫酸
法による酸化チタン製造の際に排出される主としてFe
イオンを含み、AI、Mn、Cr、Ti、V 、Sn及
びNbイオン等の各種の金属イオンが共存する硫酸に代
表される硫酸溶液に対して含有S04イオン量と少なく
とも等化学当量のNaイオン、Kイオン、Mgイオン、
CaイオンまたはNH,イオンをNaと01の化合物、
KとClの化合物、Mgと01の化合物、CaとClの
化合物またはNH4とCl化合物の形で添加する。硫酸
溶液中のFeイオンがFe”イオンとして存在する時は
あらかじめ酸化してFe3°イオンにする。得られた水
溶液は含酸素有機溶媒及びアルキルアミン有機溶媒の少
なくとも1つを接触させ、例えば次式に示すように該硫
酸溶液中のFeイオンを塩化物錯体として有機相へ抽出
することにより硫酸を中和処理でとる。
Fe(S04)++)12SO4+8NaCl+Org
 −2HFeCl4・Org+4Na2SO4FeS0
4+H2SO4÷4NaClO+7H”+Org →H
FeCl4Jrg+2Na2SO4+41(20Fe 
(SO4) 3+H2SO4+8KCl+Org−+2
)IFeCl4・Org+4に2So4Fe2(SO4
)3”)12SO4”4CaCl2”Org =2)I
Fell:14・Org+4CaSO4FeS04+)
I2SO4+CaCl2・Ca (ClO) 、・2H
20+38”+Org−+HFeCl4・Org+2 
[CaSO4・2H20]Fe2(S04)、+H2S
O4+4MgCl2+Org =2HFeCl4・Or
g+4Mg5O4Fe2(SO4)3”)12SO4”
8N84Cl”Org→2HFe(:14’Org”4
 (NH4) 2S04ここで、Orgは有機溶媒を意
味する(以下同様)。
またFeイオン含有量がSO4イオン量に比較して小さ
い場合(通常はFeイオンがS04イオンの総量に対し
0.5に達していない場合)には、Feイオンを添加し
て硫酸がNaとClの化合物やKとClの化合物あるい
はNH4とCl化合物等で中和できるように調節する必
要がある。
りん酸エステルの群においてアルキル・ホスフィン・オ
キシドのような塩基度の高い抽出剤を使用すると、次式
のように、Feイオンと共に抽出されるClイオン量は
、モル比率で、Feイオンの3倍となる場合がある。
Fe2 (SO4) 3+6NaCl+ FI Jrg
−h2FeCl,・40rg+3Na2SO4このよう
な類似の傾向を示す抽出剤を使用する場合には、Feと
結合しているSO4量と遊離S04の総和に対して、モ
ル比率として0,66に近似する(最大0.66)値に
なるように、Feを含有する固形状品、液状品を加える
必要がある。したがって、この場合には、請求項5の「
不足している場合」とは、Feと結合しているSO4量
と遊離しているSO4量の総和に対するFeイオンのモ
ル比率が0.66に達していない場合を意味するもので
ある。
Feイオン濃度の調節方法として、例えば酸化チタン製
造している箇所では、イルメナイトやアナターゼのよう
なチタン原料あるいは硫酸鉄あるいはFe、 Ti含有
廃棄物等を廃硫酸に役人し、Feを選択的に溶解して、
水溶液中の硫酸に対するFeのモル比率を調節する。
原料中のFeを廃酸にて溶解することにより、イルメナ
イトやアナターゼあるいは高チタンスラグ中のTie2
含有パーセントが高くなり原料として付加価値が高まる
効果も同時に期待される。
一方有機相に抽出された鉄塩化物錯体は、公知のように
有機溶媒を水と接触させることにより、FeイオンとC
lイオンは次式に示すように水溶液に逆抽出され有機溶
媒は再生される。
HFeCl4・Org+水 →Org + (FeCl
3+HCl+水)(aq)        (aq) またFeの塩化物錯体を抽出している有機溶媒を水と接
触させる前に、逆抽出効果をあげる為に、水の抽出量が
多い含酸素有機溶媒例えば炭素数6〜18のアルコール
(ノルマルアルコール、第2アルコール、第3アルコー
ルのいずれでもよい)を添加した後に、水溶液と接触さ
せることにより有機溶媒中のFeイオンとClイオンを
水溶液へ逆抽出した後に、減圧または常圧状態で蒸発ま
たは蒸溜することにより逆抽出前に添加した含酸素有機
溶媒例えばアルコールを分離すると共に元の状態の有機
溶媒を再生する。
なお、Fe”+イオンの酸化にHNO3を使用すると、
鉄塩化物錯体と共にHNO3が抽出される。
HNO3+ Org−+ HNOsJrg共抽出された
HNO3は、FeとClイオンを逆抽出する前にNaC
lを含有する水溶液を接触させることにより、 Feと
Clイオンを有機溶媒中に残し、)INO,を水溶液外
逆抽出する。
HNO3Jrg + NaCl−* Org* NaN
0. + HCl−水溶液に残っているMClは、Fe
の塩化物錯体の抽出分配比の向上に作用する為に、HN
O3と共存しているFeイオンとClイオンは、有機相
にとどまる。逆抽出されたHNO3は、再びFe2“イ
オンを酸化するためにくり返えし利用できる。
更に鉄塩化物錯体を含有する有機溶媒を減圧または常圧
状態で蒸溜あるいは蒸発せしめることにより次式に示す
ように、O20とHClを分離回収する。 )IcI 
と820の分離は次の水による逆抽出効果を向上させる
FeCl3・Org * Org + (HCl + 
H,0)  を有機溶媒中に残存するFeCl,・Or
gは、該有機溶媒を水と接触させることにより次式に示
すように容易にFeCl,を水相に逆抽出し、有機溶媒
は再生される。
FeCl5’Org+水 →Org + (Fee13
+水)逆抽出された水相には遊離HClが存在しないた
めに高濃度のFeCl,溶液として回収することができ
るので、水相に移行したFeCl,より酸化鉄や水酸化
鉄を製造する場合には経済性が向上する。また加熱蒸溜
あるいは加熱蒸発によって濃縮されたFeCl,・Or
gを更に減圧蒸溜し続けると次式に示すように有機溶媒
は蒸溜・再生され固形状のFeCl3を残す。
FeCl3・Org  →FeCl5+ Org ↑再
生された有機溶媒は鉄塩化物錯体の抽出へと循環使用さ
れる。
一方FeCl5は結晶水を持っていないために次式に示
すように酸化鉄あるいは金属鉄として回収することが容
易に可能である。
FeCl3+3/402 −=  1/2Fe203+
1.5Cl2↑Fact、、 +1.5820  + 
 1/2Fe、03+ 3HCltFefl:I3+1
.5H2=’ Fe + 3HCl↑また、FeCl,
を使用して次式に示すような各種のアルコキシドを造る
ことも可能である。
FeCl5+ 3ROH+ 3NH3= Fe(OR)
s ” 3N)1000式中、RO)Iはアルコールを
示す。
このように本発明の任意の工程である鉄の回収方法は多
様であり、本発明を実施する場所と市場の位置を勘案し
て、製品は、水酸化鉄、酸化鉄、塩化鉄(固形)、アル
コキシド及び金属鉄と自由に選択することができる。
また本発明の任意工程であるFeイオンの酸化工程にお
いて使用される酸化剤HNO!、 NaNO3゜NH4
,NO3及びNOxガスの如きNo、化合物、NaCl
0゜NaClO3’の如き、NaとClを含む酸化剤、
更にCa(NO3)2. CaClz・Ca(ClO)
2の如きCaとClを含む酸化剤が使用できる。又電気
化学的手法によっても水溶液中のFe”イオンをFa’
+イオンに変換させることができる。
本発明で使用するNaとClを含む化合物としては岩塩
(NaCl)に代表されるNaClあるいはNaCl0
及びNaCl0,等のNaとClを含む酸化剤等が使用
できる。
CaとClを含む化合物としては産業廃棄物として多量
に排出される塩化カルシウム(CaCl2)の他にCa
Cl2・Ca(ClO)2等のCaと01を含有する酸
化剤等が使用できる。
NO4とClを含む化合物あるいはにCl,MgCl2
等の化合物も使用することができる。
本発明で使用する含酸素有機溶媒(水に可溶あっても不
溶であってもよい)及びアルキルアミン有機溶媒は次の
群より選択される。
(a)エーテルの群: 脂肪族単一エーテル、脂肪族混成エーテル、脂肪族不飽
和エーテル及び芳香族エーテルの中より選択することが
でき、ジイソアミルエーテル、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、ジクロールエーテル及びこれらと
類似する形態を示すエーテルを含む。
(b)ケトンの群: \ C=0 / R。
(式中、R及びRoはアルキル基またはアリール基を示
し、炭素数が2〜18個のものが使用される)で表され
るケトン、例えばメチルイソブチルケトン、メチルプロ
ピルケトン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、
メチルシクロヘキサノン及びこれらと類似の形態を示す
ケトン。
(C)エステルの群: りん酸エステルの群は下記に示す形態のものから選択さ
れる。
(式中、Rは種々のアルキル基を示し、炭素数4〜18
個のものが使用される) (d)アミドの群: (式中、R,R’及びR”はアルキル基を示し、炭素原
子数2〜18個のものが使用される) (e)アルコールの群: 炭素原子数4〜18個の各種(n−1第2、第3)アル
コール。
(f)アルキルアミンの群: 第1級〜第3級アルキルアミンでアルキル基の炭素原子
数が4〜24個のものまでの各種アミン。
本発明で抽出剤を希釈する場合に使用される石油系炭化
水素は芳香族系炭化水素、脂肪族系炭化水素あるいはこ
れらの混合品である。またケロシンの如き雑多な炭化水
素混合品もよく使用される。
以下、本発明の実施態様を図面に基づいて、さらに詳細
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない
ことを理解されたい。
第1図のフロシニトは本発明操作の基本型を示す図であ
り、Feイオン含含有硫酸溶液管塩化工程Bに導き、こ
れにNaとClの化合物、CaとClの化合物、KとC
lの化合物、MgとCt化合物またはNHaとClの化
合物の化合物■を添加して、Feイオンを塩化物とした
後、抽出工程Cに導き、ここで含酸素有機溶媒及びアル
キルアミン有機溶媒の少なくとも1つ■と接触させるこ
とにより硫酸溶液中のFeイオンを鉄塩化物錯イオンと
して該有機溶媒中に抽出することにより、抽出残液とし
て硫酸中和処理液りが得られる。
一方有機相に移行した鉄塩化物錯イオンは逆抽出工程E
に於いて水■と接触させることにより、有機相のFeイ
オンとClイオンは水溶液Fへ逆抽出されて含酸素有機
溶媒■は再生される。
逆抽出されたFe含有水溶液Fは塩化鉄より成り、硫酸
塩等の不純物を含まないから、例えば安価なCa (O
H)2との複分解によって容易に水酸化鉄をつくり、こ
の際残存溶液はCaCl2より成り、石膏のような沈殿
を生じることがない。
このように得られた水酸化鉄から純度の高い酸化鉄及び
金属鉄が容易に求められて電子材料あるいは顔料用等し
て市販できる。
第2図のフロシートは基本的には第1図のフロシートと
同一であるが抽出工程CでのFeの抽出を完全にする為
に含酸素有機溶媒■の抽出剤濃度を高め、鉄塩化物錯イ
オンを抽出し、含有している有機溶媒■を混合工程Hに
おいて、■より沸点の低い別の含酸素有機溶媒■と混合
した後に逆抽出工程Eにて水■と接触させて、有機相の
FeイオンとClイオンを水相に逆抽出する。逆抽出終
了した有機溶媒は次の蒸発又は蒸溜工程Gに導き、逆抽
出前に混合した沸点の低い有機溶媒■を分離し、元の有
機溶媒■を再生する。
第3図のフロシートは、Fe含有硫酸を中和処理する事
については第1図及び第2図と同一であるが、鉄塩化物
錯イオンを抽出含有している含酸素有機溶媒■の逆抽出
方法が異っている。
即ち、鉄塩化物錯イオンを抽出含有する有機溶媒を次の
蒸発又は蒸溜工程G′に導き、物理的に含有している水
、抽出されているH、Oと共にHClを分離回収する(
J)。同時に、有機溶媒も一部分離される。有機溶媒■
中にはFeCl3が濃縮されており、逆抽出工程Eにお
いて、水■接触させると事により有機相のFeイオンと
Clイオンを水側に逆抽出する方法で、逆抽出前に1(
Clを分離することにより鉄塩化物錯イオンの形成を抑
制することによる逆抽出効果を向上する方法である。
第4図のフロシートは基本的には第3図のフロシートと
同一であるが有機溶媒に抽出された鉄の塩化物錯イオン
は最初の蒸発又は蒸溜工程G′において水及びHClを
分離しくJ)、更に減圧蒸溜を続けるか、あるいは次の
第2蒸溜又は蒸発工程G”にて、再度蒸溜又は蒸発する
ことにより有機溶媒を分離再生すると共に、その残渣よ
り無水の塩化鉄F°を得る。製造された無水の塩化鉄F
°は公知の方法によって酸化鉄及び金属鉄とする。
この場合得られる塩化鉄は無水状態であるからその処理
は容易である。また無水塩化鉄にはアルコールを加えた
後、NH3ガスを添加する方法によってアルコキシドを
製造して電子材料の製造に使用される。
第5図のフロシートは第1図と同様であるがFeがFe
”イオンとして存在する時、その酸化工程Kを加えたも
のである。この工程は酸化剤■を加えるか、またはFe
イオンの電気化学的酸化による。以後の処理は第1図と
同様である。
第6図のフロシートは第2図と同様であるが、廃硫酸に
含有するFeイオンの量が適切でない場合(H2SO4
2モルに対してFe1モル必要)廃硫酸をFe濃度調節
工程りに導き、Feイオン濃度が低い場合には、硫酸鉄
■、Fe含む産業廃棄物あるいはFe含有割合の高いイ
ルメナイトやアナターゼ■等を添加する。またFeイオ
ンが多い場合には、Feイオン含有割合の少ない廃硫酸
及び廃塩酸■を添加する。
次に酸化工程Kにおいて、酸化剤■を加えて該溶液中の
Fe”イオンをFe”″イオンに変換する。以後の処理
については、第2図と同様のものを記載しているが、鉄
塩化物錯イオン抽出工程C以降の処理については、第1
図、第2図、第3図及び第4図のように示す各種の逆抽
出方法が採用できる。
第7図のフロシートは主としてFeイオンを含有する塩
酸あるいは硝酸溶液A°の処理に関する。該溶液を硫酸
変換工程Mにおいて、H2SO4を添加した後、加熱蒸
発または加熱蒸溜工程Nにおいて、HCl またはHN
O3を蒸気圧差を利用して分離回収する。HCl及びH
NO,を分離して主としてFeイオンを含有する硫酸含
有液となった液を、塩化工程Bに導き、NaとClの化
合物、CaとClの化合物、KとClの化合物、Mgと
Clの化合物またはNH4とClの化合物■を添加し、
Feイオンを塩化物錯イオンとした後、抽出工程Cに導
く、以後の操作について第4図と同様のものが記載され
ているが、逆抽出工程Eについてはいろいろの方法が採
用でき、第1図、第2図、第3図及び第4図に示す処理
法と同様の方法が採用できる。
第8図のフロシートは、第6図と同様であるがFe濃度
調節工程しにて、Feイオンを調節した後、Fe”°イ
オンの酸化に使用する酸化剤■にHNO,を−使用する
場合の処理方法で抽出工程Cにおいて鉄の塩化物錯体と
HNO,を同時に抽出する。
次にHNO,と)IFeCl4を含有する有機溶媒■を
HNG3回収工回収工程台、Feelsを含む塩化剤、
吋(NaとClの化合物、NH4とClの化合物、Mg
とClの化合物)を含有する溶液と接触させることによ
り有機相のHNO,のみ水側に移行せしめ、有機溶媒■
中にはFeイオンとClイオンのみとし、次の逆抽出工
程EでFeイオンとClイオンは逆抽出される。水側に
穆ったHNO,は塩化剤■を含有する溶液でありFeイ
オン濃度調節終了後の液を酸化し、塩化する工程(B&
K)に導き塩化剤■及び酸化剤■をくり返し使用する。
その他の処理方法については、第3図、第4図、及び第
7図に示す方法を組み合わせて採用することがてきる。
[実 施 例] 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
実施例1 代表的Feイオン含有硫酸溶液とし〔、硫酸法による酸
化チタンの製造の際に排出さJ]る、次の第1表に示す
硫酸溶液を使用した。
上記廃硫酸に10%)INO,を添加し、添加後のHN
O3濃度を308/J2になるように添加した。
添加後、液温を60℃に保つことにより、含有するFe
”イオンを完全にFe”イオンに変換した。
次に、水にてあらかじめ溶解させたNaClを、全H2
SO4をNa25o、に変換するに必要な量を添加した
結果を第2表に示す。
調節された第2表に示す溶液に、SO%りん酸トリブチ
ル(TBP) + SO%イソパラフィン(a)及び2
0%トリオクチルアミン(TOA) +10%りん酸ト
リブチル(TBP)  + 70%イソパラフィン(b
)を接触させて抽出試験を行った結果を第3表・に示す
第3表の抽残液を減圧(600mml(g以下)状態で
加熱し、HClとHNOs除去試験を行った結果、HC
l量はI(NO3:lと共に10g/A以下の濃度とな
り、硫酸は全量Naイオンにより中和され、Na2SO
4の形で存在することが確認された。
実施例2 実施例1第1表に示す硫酸溶液1fLを使用し、これに
含有S04の等化学当量の岩塩(430g)を添加した
液温を70℃に保ち、第4表に示す 100メツシユ以
下に粉砕されたイルメナイトと2mol/fLHNO3
を交互に添加し、溶解液のHNO3濃度が約SOg/f
lになった時にHNO3の添加を中止した。
イルメナイトの添加量は溶解液中のFe含有量が硫酸2
molに対して0.95 molになる迄、続けられた
。 Fe濃度の調節と酸化とを行った後の液組成は第5
表に示す値となる。
上記の調節液を、30%トリオクチルホスフィンオキシ
ト(TOPO) +70%ケロシンの有機溶媒と3回接
触させ該溶液中のFeイオンを塩化物錯イオンとして抽
出させた。
抽出条件は、各回とも 0 / A −(Org/Aq) = 5.0 / 1
.0接触時間   5分間 温   度     32℃ である。
抽残液の組成を第6表に示す。
抽残液はすでに中和され、液温を低下するとNa25o
4・10H20が析出する状態であった。
実施例3 含酸素有機溶媒に抽出された鉄塩化物錯イオンの水によ
る逆抽出テストを行った。
テストには実施例2の第5表に示す液と35%トリオク
チルホスフィンオキシト(TOPO) +5%2工チル
ヘキシルアルコール+60%n−パラフィン有機溶媒と
6段向流接触テストを行った。
抽出条件は 0/A =2.071.0 接触時間   5分 温   度     32℃ である。
得られた抽残液を第7表に、有機溶媒を第8表に示す。
得られた第8表の有機溶媒を水と接触させる試験と水と
接触前に0.15容の2−エチルヘキサノールを、あら
かじめ混合した後に水と接触させた試験を行いその結果
を第9表に示す。
逆抽出条件は、 OA /A=1.071.4 0 B / A = 1.1571.4接触時間   
5分 温   度     40℃ 自流4段分液ロート である。
水による逆抽出前に0.15容の2工チルヘキサノール
混合した有機溶媒を減圧状態で(600mmHg以下)
蒸溜し、コンデンサー0.15容、及びボトムより取り
出したもの1.0容を分析したところ、元の40%TO
PO濃度となりていることが確認できた。
実施例4 第10表組成の合成液を造り、硫酸溶液とした。
第10表 (単位g:/1 実施例1と同一の有機溶媒を使用した。抽出条件は 0/A=3/1、時間20分間、常温 である。
抽出液の分析結果を第11表に示す。
第11表    (単位: g/u) [発明の効果] 従来、Feイオンを含有する硫酸を中和処理する経済性
ある処理方法は皆無であったが、本発明を利用すること
により、固形の廃棄物を副生ずることなく、中和処理で
きるだけでなく、含有するFeイオンを精製した水酸化
鉄、酸化鉄、及び金属鉄として回収するために、経済性
ある処理法を提供することができるようになった。
特に塩化工程已における添加剤として岩塩を用いる時は
、岩ゝ塩は地球上に広く分布し、人手が容易でありしか
も安価であるのみならず、有機溶媒による抽出工程Cの
抽出後渡りである水溶液はNa、SO2より成るもので
、これを蒸発・濃縮することなく精製した芒硝(Na2
SO4・10H20)が回収できる。従って廃液による
河川の汚染が十分に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明操作の基本型を示すフロシートであり
、第2図、第3図及び第4図は塩化鉄錯イオンを抽出し
ている有機溶媒の逆抽出方法の実施態様の基本操作を示
すフロシートである。 第5図は第1図の基本操作にFeイオンの酸化工程(K
)を組みこんだフロシートであり、第6図は廃硫酸中の
Feイオン濃度を調節する工程(L)を組みこんだもの
で、鉄の塩化物錯イオンを抽出する工程(C)以後の処
理として第1図、第2図、第3図及び第4図の処理を組
み合せることが出来るもので、第7図は第1図の基本操
作に主としてFeイオンを含有する塩酸溶液または硝酸
溶液に変換する工程(M)を組みこんだフロシートであ
る。 第8図は、第6図とほぼ同様であるが、Fe濃度調節工
程りにて、Feイオンを調節した後、Fe”イオンの酸
化に使用する酸化剤■にHNO3を使用する場合の処理
方法で抽出工程Cにおいて鉄の塩化物錯体とHNO3を
同時に抽出するフロシートである。 図中 A・・・・・・Feイオン含有硫酸溶液B・・・・・・
塩化工程 C・・・・・・抽出工程 D・・・・・・抽出残液 E・・・・・・逆抽出工程 F・・・・・・逆抽出復液(Fe′ELびCl含有液)
Fo・・・塩化鉄(固形) J・・・・・・有機溶媒より分離されたH2O及びHC
lK・・・・・・Feイオン酸化工程 L・・・・・・Feイオン濃度調節工程M・・・・・・
変換工程 N・・・・・・HCl 、 HNO3とH2SO4の蒸
発分離工程P・・・・・・HClまたは)INO3Q・
・・・・・HNO3回収工程 ■・・・・・・含酸素有機溶媒またはアルキルアミン■
・・・・・・水 ■・・・・・・含酸素有機溶媒 ■・・・・・・酸化剤 ■・・・・・・Fe含有物 第1図 第3図 第71¥′I

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主としてFeイオンを含む硫酸溶液に含有するSO
    _4イオンに対して少なくとも等化学当量のNaイオン
    、Mgイオン、Kイオン、CaイオンまたはNH_4イ
    オンを塩素を含む化合物の形で添加した後、該硫酸溶液
    に含酸素有機溶媒及びアルキルアミン有機溶媒の少なく
    とも一つを接触させることにより、該硫酸溶液中のFe
    イオンを塩化物錯体として有材相に抽出することを特徴
    とするFeイオンを含有する硫酸の中和処理法。 2 処理すべき硫酸溶液は、主としてFeイオンを含む
    塩酸溶液あるいは硝酸溶液に硫酸を添加し、該溶液を減
    圧または、常圧下に蒸溜又は蒸発してHClまたは、H
    NO_3を除去したものであることを特徴とする請求項
    1に記載のFeイオンを含有する硫酸の中和処理法。 3 硫酸溶液に添加すべき塩素を含む化合物が岩塩であ
    ることを特徴とする請求項1あるいは2に記載のFeイ
    オンを含有する硫酸の中和処理法。 4 硫酸溶液に含まれているFeイオンがFe^2^+
    の状態にあるとき、該Feイオンを有機相に抽出するに
    先立って、該硫酸溶液に酸化剤を添加あるいは電気化学
    的方法によりFe^2^+イオンをFe^3^+イオン
    に酸化することを特徴とする請求項1、2、又は3のい
    ずれか一つに記載のFeイオンを含有する硫酸の中和処
    理法。 5 硫酸溶液に含まれているFeイオンの量が、Feと
    結合しているSO_4量と遊離しているSO_4との総
    和に対して不足している場合に、該硫酸溶液に鉄を含有
    する液状及び固形状物質を添加することを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか一つに記載のFeイオンを含有
    する硫酸の中和処理方法。 6 鉄塩化物錯体とHNO_3を抽出、含有する有機溶
    媒にNaとCl、MgとCl、KとCl、NH_4とC
    l及びFeとClの化合物の中より1種又は2種以上を
    含有する水溶液を接触させる事により、有機相のHNO
    _3を選択的に水溶液に移すことを特徴とする請求項1
    乃至5のいずれか1つに記載のFeイオンを含有する硫
    酸の中和方法。 7 塩化鉄錯体を含有する有機溶媒(A)に、あらたに
    含酸素有機溶媒(B)を加えた後、水と接触させて、F
    eイオンとClイオンを、水溶液中に逆抽出した後、減
    圧又は常圧で蒸発あるいは蒸溜することにより逆抽出す
    る前に加えた含酸素有機溶媒(B)を分離すると共に、
    もとの状態に有機溶媒(A)を再生することを特徴とす
    る請求項1乃至6のいずれか1つに記載のFeイオンを
    含有する硫酸の中和処理法。 8 塩化鉄錯体を含有する有機溶媒(A)を減圧または
    常圧で蒸溜又は蒸発して、塩酸及び水を分離回収した後
    、有機溶媒を水と接触させてFeイオンとClイオンを
    水溶液中に逆抽出することにより塩化鉄を回収すると共
    に有機溶媒を再生することを特徴とする請求項1乃至7
    のいずれか1つに記載のFeイオンを含有する硫酸の中
    和処理法。 9 塩化鉄錯体を含有する有機溶媒(A)を減圧または
    常圧で蒸溜し又は蒸発して塩酸、水およびさらに有機溶
    媒を分離再生し、残渣より塩化鉄を回収することを特徴
    とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載のFeイオ
    ンを含有する硫酸の中和処理法。 10 有機溶媒による塩化鉄錯体抽出工程の抽出残液を
    減圧状態で蒸溜又は蒸発し、HCl又はHNO_3を回
    収することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1つ
    に記載のFeイオンを含有する硫酸の中和処理法。 11 塩化鉄錯体の抽出残液を減圧状態で加熱蒸発又は
    加熱蒸溜して、該溶液中のHCl及びHNO_3を回収
    することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つ
    に記載のFeイオンを含有する硫酸の中和処理法。
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