JPH0116247B2 - - Google Patents
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- JPH0116247B2 JPH0116247B2 JP9830781A JP9830781A JPH0116247B2 JP H0116247 B2 JPH0116247 B2 JP H0116247B2 JP 9830781 A JP9830781 A JP 9830781A JP 9830781 A JP9830781 A JP 9830781A JP H0116247 B2 JPH0116247 B2 JP H0116247B2
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- Japan
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- smc
- styrene
- unsaturated polyester
- parts
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Description
本発明は硬化にさいして収縮率が小さく、しか
も耐衝撃性および均一着色性にすぐれた不飽和ポ
リエステル樹脂組成物に関するものである。 一般に、不飽和ポリエステル樹脂はその硬化に
さいして5〜8%程度の体積収縮率を示す。その
ために、かかる不飽和ポリエステル樹脂をそのま
ま、あるいはこれに充填剤、補強剤または増粘剤
などを混合してシート・モールデイング・コンパ
ウンド(SMC)やバルク・モールデイング・コ
ンパウンド(BMC)の如き成形材料に使用した
さい、成形品に歪、クラツクあるいはヒケなどの
如き各種の欠陥が生ずるが、こうした欠陥の発生
を防止するための方策の一つとして、種々の熱可
塑性重合体を添加することが提案されており(特
公昭46−14541号や特公昭46−41709号明細書)、
たとえば不飽和ポリエステル樹脂にポリメチルメ
タクリレート、ポリスチレンまたはポリ酢酸ビニ
ルの如き熱可塑性重合体を添加する方法によると
きは硬化収縮の非常に小さい成形品の製造が可能
となることが報ぜられている。 ところが、こうした低収縮化用熱可塑性樹脂の
添加は、一般に10〜30%程度も成形品の強度を低
下させるという不都合があることであり、またポ
リエステルとの相溶性が不充分なポリスチレンな
どの用いるときはこれらの混合物を貯蔵するさい
に、あるいは成形時における金型中で、額料など
が分離し易く、均一な成形品が得難くなるという
欠点がある。 他方、当該ポリエステル樹脂の強度を改良する
目的で、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエン
ゴムまたはブタジエン・アクリロニトリルゴムな
どのエラストマーを添加する方法も提案されてい
るが(特公昭47−16657号明細書)、この場合も同
様に、ポリエステルとの相溶性や配合物における
分離の問題がある。 しかるに、本発明者らはかかる従来技術の欠点
の存在に鑑みて、不飽和ポリエステル樹脂の強度
低下を何んら伴なうことなく、収縮率を小さく
し、しかも耐衝撃性および均一着色性のすぐれた
成形材料を得ることを目的として鋭意研究した結
果、不飽和ポリエステルと共重合性単量体との混
合物、つまり不飽和ポリエステル樹脂に、ラクト
ン誘導体とブタジエンおよび/またはスチレンと
から得られる特定のブロツク共重合体を含めるこ
とにより、上記の目的が達成されることを見出し
て、本発明を完成させるに到つた。 すなわち、本発明は不飽和ポリエステル(a−
1)100重量部と共重合性単量体(a−2)0〜
100重量部とからなる混合物(A)の100重量部に対
し、一般式 〔但し、式中のR1、R2は水素原子またはアルキ
ル基、シクロアルキル基もしくはアルコキシ基を
表わすものとし、nは1〜5なる整数であるもの
とする。〕 で示されるラクトン誘導体(b−1)と、スチレ
ン(b−2)および/またはブタジエン(b−
3)とから得られるブロツク共重合体(B)を1〜
100重量部含み、そして該ブロツク共重合体(B)に
おける上記(b−1)、(b−2)、(b−3)なる
各モノマーのモル比(b−1)/{(b−2)+
(b−3)}が5/95〜95/5で、かつ、モル比
(b−2)/(b−3)が0/100〜100/0であ
るような不飽和ポリエステル樹脂組成物を提供す
るものである。 ここにおいて、上記ブロツク共重合体(B)ま、た
とえばアルカリ金属塩を触媒として常法によりス
チレンおよび/またはブタジエンにラクトン誘導
体(b−1)をアニオン・ブロツク重合せしめる
ことにより得られるものであつて、このうちラク
トン誘導体(b−1)として代表的なものを挙げ
なければβ−プロピオラクトン、α,α−ジメチ
ル−β−プロピオラクトン、α−メチル−β−プ
ロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレ
ロラクトン、メチル−δ−バレロラクトン、ジメ
チル−δ−バレロラクトン、エチル−δ−バレロ
ラクトン、メトキシ−δ−バレロラクトン、エト
キシ−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクト
ン、メチル−ε−カプロラクトン、ジメチル−ε
−カプロラクトン、シクロヘキシル−ε−カプロ
ラクトン、メトキシ−ε−カプロラクトン、エト
キシ−ε−カプロラクトン、ω−エナントラクト
ン、メチル−ω−エナントラクトン、ジメチル−
ω−エナントラクトン、エチル−ω−エナントラ
クトン、メトキシ−ω−エナントラクトンまたは
エトキシ−ω−エナントラクトンなどである。 このさい特に重要なことは、ラクトン誘導体
(b−1)とスチレン(b−2)および/または
ブタジエン(b−3)とから成るモノマーのモル
比(b−1)/{(b−2)+(b−3)}を5/95
〜95/5なる範囲とし、かつ、モル比(b−
2)/(b−3)を0/100〜100/0なる範囲と
すべきことである。 他方、前記不飽和ポリエステル(a−1)は常
法により飽和二塩基酸、多価アルコールおよび不
飽和二塩基酸から得られるものであるが、本発明
においてはこれのみに限られず、不飽和エポキシ
エステル樹脂や不飽和エポキシウレタン樹脂など
も同様の目的のために使用できる。 かかる不飽和ポリエステル(a−1)の代表的
な調製例を示せば、イソフタル酸、オルソフタル
酸、無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
チン酸、無水エンドメチレンテトラヒドロフタル
酸、無水メチルテトラヒドロフタル酸、無水テト
ラヒドロフタル酸、クロレンデイツク酸または無
水マレイン酸とピペリレンとの付加物などの如き
飽和二塩基酸と、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、水添
ビスフエノール−A、ビスフエノール−Aのエチ
レンオキサイドもしくはプロピレンオキサイド付
加物、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオールまたはグリ
セリンなどの如き多価アルコールと、無水マレイ
ン酸、フマル酸またはイタコン酸などの如き不飽
和二塩基酸とを、160〜240℃で反応させて不飽和
ポリエステルを合成したのち、必要によりスチレ
ン、α−スチレン、t−ブチルスチレン、クロロ
スチレン、ビニルトルエン、ジビニルスチレン、
(メタ)アクリル酸エステルまたはジアリルフタ
レートなどの如き共重合性単量体(a−2)に溶
解せしめて得られる。 本発明組成物は、かくして得られる不飽和ポリ
エステルないしは不飽和ポリエステル樹脂(A)の
100重量部に対し、前記したブロツク共重合体(B)
を1〜100重量部、好ましくは5〜70重量部を配
合せしめて得られるものであるが、このさいに、
本発明組成物にはさらに一般に常用されている増
粘剤、補強材、充填剤、顔料、離型剤または硬化
触媒などを添加することができる。 これらの添加剤のうち、増粘剤としては酸化マ
グネシウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ムもしくは水酸化カルシウムの如きアルカリ土類
金属の酸化物もしくは水酸化物、イソシアネート
化合物またはエポキシ化合物が代表的なものであ
り、補強材としてはガラス繊維、炭素繊維、アス
ベスト、マイカ、ウオルストナイトまたはアラミ
ド繊維が代表的なものであり、充填剤としては炭
酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニウム、タ
ルクまたは硫酸カルシウムが代表的なものであ
り、離型剤としてはステアリン酸亜鉛またはステ
アリン酸鉛が代表的なものであり、硬化触媒とし
てはt−ブチルパーベンゾエートまたはベンゾイ
ルパーオキサイドの如き有機過酸化物が代表的な
ものである。 かくして本発明組成物を主成分として得られた
配合物は半硬化状態のSMCやBMCとして使用さ
れ、プレス成形されるが、本発明組成物を用いた
成形品は、各実施例にも見られるように、歪みや
クラツクの発生もなく、寸法精度、表面平滑面、
耐衝撃性および均一着色剤にすぐれるものであ
る。 次に、本発明を実施例、比較例および応用例に
より具体的に説明するが、以下において部および
%は特に断わりのない限り、すべて重量基準であ
るものとする。 実施例 1 (1) 不飽和ポリエステルの調製 3.3モルのプロピレングリコールと1モルの
イソフタル酸と2モルの無水マレイン酸とから
常法により酸価15なる不飽和ポリエステルを
得、次いでスチレンモノマーに溶解せしめて60
%の溶液を得た。以下、これを「A−1」と略
記する。 (2) ブロツク共重合体の調製 270部のシクロヘキサンを2フラスコに仕
込んで窒素置換したのち、25部のスチレンモノ
マーを仕込み、さらにテトラハイドロフラン
0.05部とn−ブチルリチウム1.8部とを加え、
70℃に昇温して30分間撹拌下に反応させてスチ
レンの重合物を得た。 次いで、これに50部の1,3−ブタジエンを
仕込み、同温度で30分間反応させてスチレン・
ブタジエン・ブロツク共重合体を得た。 次に、これに5.4部のエチレンオキサイドを
加え、同温度で5分間反応させたのち、さらに
25部のε−カプロラクトンを仕込み、同温度で
6時間反応させ、次いでこの反応物をイソプロ
ピルアルコールに入れて沈澱分離させてスチレ
ン・ブタジエン・カプロラクトン、ブロツク共
重合体を得、しかるのちこれをスチレンモノマ
ーに溶解せしめて50%溶液となした。以下、こ
れを「B−1」と略記する。 (3) 樹脂組成物の調製 下記の配合により不飽和ポリエステル樹脂組
成物を得た。 A−1 1000部 B−1 500〃 炭酸カルシウム 2000〃 ステアリン酸 20〃 t−ブチルパーベンゾエート 20〃 顔料ペースト(シアニンブルー) 50〃 (4) SMCの調製 上記配合物に、さらに10部の酸化マグネシウ
ムを加えて混合し、次いでこれを1インチに切
断されたガラス繊維1200部に、常法により含浸
させてシート状となし、SMCを得た。以下、
これを「SMC−1」と略記する。 実施例 2 1,3−ブタジエン/ε−カプロラクトン=
40/60なるモル比のブロツク共重合体の50%スチ
レン溶液を実施例1と同様に調製して「B−2」
を得た。 以後も、「B−1」の代わりに「B−2」を使
用した以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し
てSMCを得た。以下、これを「SMC−2」と略
記する。 実施例 3 1,3−ブタジエン/ε−カプロラクトンのモ
ル比を70/30に変更した以外は、実施例2と同様
にしてブロツク共重合体「B−3」を得た。 以後も、「B−1」の代わりに「B−3」を使
用した以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し
てSMCを得た。以下、これを「SMC−3」と略
記する。 比較例 1 「B−1」の代わりに4.5g/min.なるメル
ト・インデツクス(ASTM D−1238に従つて測
定)を有するポリスチレンの50%スチレン溶液を
使用した以外は、実施例1と同様の配合により
「SMC−1′」を得たが、このSMCには分離現象が
観察された。 比較例 2 「B−1」の代わりに「NISSO PB−2000」
(日本曹達(株)製ポリブタジエン・ホモポリマー)
を用いた以外は、実施例1と同様の配合により
「SMC−2′」を得たが、このSMCには著しい分離
現象が観察された。 比較例 3 「B−1」の代わりに数平均分子量が約300な
るブタジエン・アクリロニトリル共重合体を用い
た以外は、実施例1と同様の配合により「SMC
−3′」を得たが、このSMCからも著しい分離現
象が観察された。 比較例 4 「B−1」に替えて重合度1000なるポリメチル
メタクリレートを使用した以外は、実施例1と同
様の配合により「SMC−4′」を得た。 応用例1〜3および比較応用例1〜4 実施例1〜3および比較例1〜4で得られた
種々のSMCを裁断して300mm×200mm×50mmなる
箱状金型にチヤージし、135〜140℃なる温度、70
Kg/mm2なる圧力の条件下に5分間プレス成形させ
て成形品を得た。 そのさいの成形材料(SMC)の状態および成
形品の特性を観察測定した結果を第1表にまとめ
て示す。
も耐衝撃性および均一着色性にすぐれた不飽和ポ
リエステル樹脂組成物に関するものである。 一般に、不飽和ポリエステル樹脂はその硬化に
さいして5〜8%程度の体積収縮率を示す。その
ために、かかる不飽和ポリエステル樹脂をそのま
ま、あるいはこれに充填剤、補強剤または増粘剤
などを混合してシート・モールデイング・コンパ
ウンド(SMC)やバルク・モールデイング・コ
ンパウンド(BMC)の如き成形材料に使用した
さい、成形品に歪、クラツクあるいはヒケなどの
如き各種の欠陥が生ずるが、こうした欠陥の発生
を防止するための方策の一つとして、種々の熱可
塑性重合体を添加することが提案されており(特
公昭46−14541号や特公昭46−41709号明細書)、
たとえば不飽和ポリエステル樹脂にポリメチルメ
タクリレート、ポリスチレンまたはポリ酢酸ビニ
ルの如き熱可塑性重合体を添加する方法によると
きは硬化収縮の非常に小さい成形品の製造が可能
となることが報ぜられている。 ところが、こうした低収縮化用熱可塑性樹脂の
添加は、一般に10〜30%程度も成形品の強度を低
下させるという不都合があることであり、またポ
リエステルとの相溶性が不充分なポリスチレンな
どの用いるときはこれらの混合物を貯蔵するさい
に、あるいは成形時における金型中で、額料など
が分離し易く、均一な成形品が得難くなるという
欠点がある。 他方、当該ポリエステル樹脂の強度を改良する
目的で、ブタジエンゴム、スチレン・ブタジエン
ゴムまたはブタジエン・アクリロニトリルゴムな
どのエラストマーを添加する方法も提案されてい
るが(特公昭47−16657号明細書)、この場合も同
様に、ポリエステルとの相溶性や配合物における
分離の問題がある。 しかるに、本発明者らはかかる従来技術の欠点
の存在に鑑みて、不飽和ポリエステル樹脂の強度
低下を何んら伴なうことなく、収縮率を小さく
し、しかも耐衝撃性および均一着色性のすぐれた
成形材料を得ることを目的として鋭意研究した結
果、不飽和ポリエステルと共重合性単量体との混
合物、つまり不飽和ポリエステル樹脂に、ラクト
ン誘導体とブタジエンおよび/またはスチレンと
から得られる特定のブロツク共重合体を含めるこ
とにより、上記の目的が達成されることを見出し
て、本発明を完成させるに到つた。 すなわち、本発明は不飽和ポリエステル(a−
1)100重量部と共重合性単量体(a−2)0〜
100重量部とからなる混合物(A)の100重量部に対
し、一般式 〔但し、式中のR1、R2は水素原子またはアルキ
ル基、シクロアルキル基もしくはアルコキシ基を
表わすものとし、nは1〜5なる整数であるもの
とする。〕 で示されるラクトン誘導体(b−1)と、スチレ
ン(b−2)および/またはブタジエン(b−
3)とから得られるブロツク共重合体(B)を1〜
100重量部含み、そして該ブロツク共重合体(B)に
おける上記(b−1)、(b−2)、(b−3)なる
各モノマーのモル比(b−1)/{(b−2)+
(b−3)}が5/95〜95/5で、かつ、モル比
(b−2)/(b−3)が0/100〜100/0であ
るような不飽和ポリエステル樹脂組成物を提供す
るものである。 ここにおいて、上記ブロツク共重合体(B)ま、た
とえばアルカリ金属塩を触媒として常法によりス
チレンおよび/またはブタジエンにラクトン誘導
体(b−1)をアニオン・ブロツク重合せしめる
ことにより得られるものであつて、このうちラク
トン誘導体(b−1)として代表的なものを挙げ
なければβ−プロピオラクトン、α,α−ジメチ
ル−β−プロピオラクトン、α−メチル−β−プ
ロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、δ−バレ
ロラクトン、メチル−δ−バレロラクトン、ジメ
チル−δ−バレロラクトン、エチル−δ−バレロ
ラクトン、メトキシ−δ−バレロラクトン、エト
キシ−δ−バレロラクトン、ε−カプロラクト
ン、メチル−ε−カプロラクトン、ジメチル−ε
−カプロラクトン、シクロヘキシル−ε−カプロ
ラクトン、メトキシ−ε−カプロラクトン、エト
キシ−ε−カプロラクトン、ω−エナントラクト
ン、メチル−ω−エナントラクトン、ジメチル−
ω−エナントラクトン、エチル−ω−エナントラ
クトン、メトキシ−ω−エナントラクトンまたは
エトキシ−ω−エナントラクトンなどである。 このさい特に重要なことは、ラクトン誘導体
(b−1)とスチレン(b−2)および/または
ブタジエン(b−3)とから成るモノマーのモル
比(b−1)/{(b−2)+(b−3)}を5/95
〜95/5なる範囲とし、かつ、モル比(b−
2)/(b−3)を0/100〜100/0なる範囲と
すべきことである。 他方、前記不飽和ポリエステル(a−1)は常
法により飽和二塩基酸、多価アルコールおよび不
飽和二塩基酸から得られるものであるが、本発明
においてはこれのみに限られず、不飽和エポキシ
エステル樹脂や不飽和エポキシウレタン樹脂など
も同様の目的のために使用できる。 かかる不飽和ポリエステル(a−1)の代表的
な調製例を示せば、イソフタル酸、オルソフタル
酸、無水フタル酸、コハク酸、アジピン酸、セバ
チン酸、無水エンドメチレンテトラヒドロフタル
酸、無水メチルテトラヒドロフタル酸、無水テト
ラヒドロフタル酸、クロレンデイツク酸または無
水マレイン酸とピペリレンとの付加物などの如き
飽和二塩基酸と、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ネオペンチルグリコール、水添
ビスフエノール−A、ビスフエノール−Aのエチ
レンオキサイドもしくはプロピレンオキサイド付
加物、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオールまたはグリ
セリンなどの如き多価アルコールと、無水マレイ
ン酸、フマル酸またはイタコン酸などの如き不飽
和二塩基酸とを、160〜240℃で反応させて不飽和
ポリエステルを合成したのち、必要によりスチレ
ン、α−スチレン、t−ブチルスチレン、クロロ
スチレン、ビニルトルエン、ジビニルスチレン、
(メタ)アクリル酸エステルまたはジアリルフタ
レートなどの如き共重合性単量体(a−2)に溶
解せしめて得られる。 本発明組成物は、かくして得られる不飽和ポリ
エステルないしは不飽和ポリエステル樹脂(A)の
100重量部に対し、前記したブロツク共重合体(B)
を1〜100重量部、好ましくは5〜70重量部を配
合せしめて得られるものであるが、このさいに、
本発明組成物にはさらに一般に常用されている増
粘剤、補強材、充填剤、顔料、離型剤または硬化
触媒などを添加することができる。 これらの添加剤のうち、増粘剤としては酸化マ
グネシウム、水酸化マグネシウム、酸化カルシウ
ムもしくは水酸化カルシウムの如きアルカリ土類
金属の酸化物もしくは水酸化物、イソシアネート
化合物またはエポキシ化合物が代表的なものであ
り、補強材としてはガラス繊維、炭素繊維、アス
ベスト、マイカ、ウオルストナイトまたはアラミ
ド繊維が代表的なものであり、充填剤としては炭
酸カルシウム、クレー、水酸化アルミニウム、タ
ルクまたは硫酸カルシウムが代表的なものであ
り、離型剤としてはステアリン酸亜鉛またはステ
アリン酸鉛が代表的なものであり、硬化触媒とし
てはt−ブチルパーベンゾエートまたはベンゾイ
ルパーオキサイドの如き有機過酸化物が代表的な
ものである。 かくして本発明組成物を主成分として得られた
配合物は半硬化状態のSMCやBMCとして使用さ
れ、プレス成形されるが、本発明組成物を用いた
成形品は、各実施例にも見られるように、歪みや
クラツクの発生もなく、寸法精度、表面平滑面、
耐衝撃性および均一着色剤にすぐれるものであ
る。 次に、本発明を実施例、比較例および応用例に
より具体的に説明するが、以下において部および
%は特に断わりのない限り、すべて重量基準であ
るものとする。 実施例 1 (1) 不飽和ポリエステルの調製 3.3モルのプロピレングリコールと1モルの
イソフタル酸と2モルの無水マレイン酸とから
常法により酸価15なる不飽和ポリエステルを
得、次いでスチレンモノマーに溶解せしめて60
%の溶液を得た。以下、これを「A−1」と略
記する。 (2) ブロツク共重合体の調製 270部のシクロヘキサンを2フラスコに仕
込んで窒素置換したのち、25部のスチレンモノ
マーを仕込み、さらにテトラハイドロフラン
0.05部とn−ブチルリチウム1.8部とを加え、
70℃に昇温して30分間撹拌下に反応させてスチ
レンの重合物を得た。 次いで、これに50部の1,3−ブタジエンを
仕込み、同温度で30分間反応させてスチレン・
ブタジエン・ブロツク共重合体を得た。 次に、これに5.4部のエチレンオキサイドを
加え、同温度で5分間反応させたのち、さらに
25部のε−カプロラクトンを仕込み、同温度で
6時間反応させ、次いでこの反応物をイソプロ
ピルアルコールに入れて沈澱分離させてスチレ
ン・ブタジエン・カプロラクトン、ブロツク共
重合体を得、しかるのちこれをスチレンモノマ
ーに溶解せしめて50%溶液となした。以下、こ
れを「B−1」と略記する。 (3) 樹脂組成物の調製 下記の配合により不飽和ポリエステル樹脂組
成物を得た。 A−1 1000部 B−1 500〃 炭酸カルシウム 2000〃 ステアリン酸 20〃 t−ブチルパーベンゾエート 20〃 顔料ペースト(シアニンブルー) 50〃 (4) SMCの調製 上記配合物に、さらに10部の酸化マグネシウ
ムを加えて混合し、次いでこれを1インチに切
断されたガラス繊維1200部に、常法により含浸
させてシート状となし、SMCを得た。以下、
これを「SMC−1」と略記する。 実施例 2 1,3−ブタジエン/ε−カプロラクトン=
40/60なるモル比のブロツク共重合体の50%スチ
レン溶液を実施例1と同様に調製して「B−2」
を得た。 以後も、「B−1」の代わりに「B−2」を使
用した以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し
てSMCを得た。以下、これを「SMC−2」と略
記する。 実施例 3 1,3−ブタジエン/ε−カプロラクトンのモ
ル比を70/30に変更した以外は、実施例2と同様
にしてブロツク共重合体「B−3」を得た。 以後も、「B−1」の代わりに「B−3」を使
用した以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し
てSMCを得た。以下、これを「SMC−3」と略
記する。 比較例 1 「B−1」の代わりに4.5g/min.なるメル
ト・インデツクス(ASTM D−1238に従つて測
定)を有するポリスチレンの50%スチレン溶液を
使用した以外は、実施例1と同様の配合により
「SMC−1′」を得たが、このSMCには分離現象が
観察された。 比較例 2 「B−1」の代わりに「NISSO PB−2000」
(日本曹達(株)製ポリブタジエン・ホモポリマー)
を用いた以外は、実施例1と同様の配合により
「SMC−2′」を得たが、このSMCには著しい分離
現象が観察された。 比較例 3 「B−1」の代わりに数平均分子量が約300な
るブタジエン・アクリロニトリル共重合体を用い
た以外は、実施例1と同様の配合により「SMC
−3′」を得たが、このSMCからも著しい分離現
象が観察された。 比較例 4 「B−1」に替えて重合度1000なるポリメチル
メタクリレートを使用した以外は、実施例1と同
様の配合により「SMC−4′」を得た。 応用例1〜3および比較応用例1〜4 実施例1〜3および比較例1〜4で得られた
種々のSMCを裁断して300mm×200mm×50mmなる
箱状金型にチヤージし、135〜140℃なる温度、70
Kg/mm2なる圧力の条件下に5分間プレス成形させ
て成形品を得た。 そのさいの成形材料(SMC)の状態および成
形品の特性を観察測定した結果を第1表にまとめ
て示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 不飽和ポリエステル(a−1)100重量部と
共重合性単量体(a−2)0〜100重量部とから
なる混合物(A)の100重量部に対し、一般式 〔但し、式中のR1、R2は水素原子またはアルキ
ル基、シクロアルキル基もしくはアルコキシ基を
表わすものとし、nは1〜5なる整数であるもの
とする。〕 で示されるラクトン誘導体(b−1)と、スチレ
ン(b−2)および/またはブタジエン(b−
3)とのブロツク共重合体(B)を1〜100重量部含
んで成り、しかも該ブロツク共重合体(B)における
各モノマーのモル比(b−1)/{(b−2)+
(b−3)}が5/95〜95/5で、かつ、モル比
(b−2)/(b−3)が0/100〜100/0であ
ることを特徴とする、低収縮性で耐衝撃性および
均一着色性にすぐれた不飽和ポリエステル樹脂組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9830781A JPS581713A (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9830781A JPS581713A (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS581713A JPS581713A (ja) | 1983-01-07 |
| JPH0116247B2 true JPH0116247B2 (ja) | 1989-03-23 |
Family
ID=14216263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9830781A Granted JPS581713A (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS581713A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61148265A (ja) * | 1984-12-21 | 1986-07-05 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 不飽和ポリエステル系樹脂組成物および積層板 |
| JPH0613962B2 (ja) * | 1985-08-14 | 1994-02-23 | 日立電子株式会社 | Icウエハの自動位置決め装置 |
| JPS636048A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-12 | Takemoto Oil & Fat Co Ltd | 不飽和ポリエステル硬化性樹脂組成物 |
-
1981
- 1981-06-26 JP JP9830781A patent/JPS581713A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS581713A (ja) | 1983-01-07 |
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