JPH0116942Y2 - - Google Patents
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- JPH0116942Y2 JPH0116942Y2 JP690588U JP690588U JPH0116942Y2 JP H0116942 Y2 JPH0116942 Y2 JP H0116942Y2 JP 690588 U JP690588 U JP 690588U JP 690588 U JP690588 U JP 690588U JP H0116942 Y2 JPH0116942 Y2 JP H0116942Y2
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- heating element
- spiral
- heating elements
- glow plug
- heating
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Landscapes
- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、デイーゼルエンジンの副燃焼室また
は燃焼室内を予熱するために用いられるグロープ
ラグに関し、特に自己温度制御型として機能し得
る二種類の発熱体を備えてなるグロープラグの改
良に関する。
は燃焼室内を予熱するために用いられるグロープ
ラグに関し、特に自己温度制御型として機能し得
る二種類の発熱体を備えてなるグロープラグの改
良に関する。
〔従来の技術〕
一般に、デイーゼルエンジンは低温時の始動性
が悪いため、副燃焼室または燃焼室内にグロープ
ラグを設けこれに電流を流して発熱させることに
より、吸気温度を上昇させあるいは着火源として
エンジンの始動性を向上させる方法が採用されて
いる。ところで、この種のグロープラグにおいて
要求されることは、通電初期において内部に組込
まれた発熱体に大電力を供給することによりその
温度立上り特性を向上させ速熱型として機能し得
るとともに、発熱体の溶断等を防ぐためにその飽
和温度を適正なものとしてその過加熱を防止し、
安定した発熱特性を得ることができ、また副燃焼
室または燃焼室内での高温ガス中にさらされるこ
とによる耐久性を保証し得る等といつた性能を満
足することである。
が悪いため、副燃焼室または燃焼室内にグロープ
ラグを設けこれに電流を流して発熱させることに
より、吸気温度を上昇させあるいは着火源として
エンジンの始動性を向上させる方法が採用されて
いる。ところで、この種のグロープラグにおいて
要求されることは、通電初期において内部に組込
まれた発熱体に大電力を供給することによりその
温度立上り特性を向上させ速熱型として機能し得
るとともに、発熱体の溶断等を防ぐためにその飽
和温度を適正なものとしてその過加熱を防止し、
安定した発熱特性を得ることができ、また副燃焼
室または燃焼室内での高温ガス中にさらされるこ
とによる耐久性を保証し得る等といつた性能を満
足することである。
そして、従来からよく知られている、耐熱金属
製のシース内に耐熱絶縁粉末を充填してたとえば
ニツケルなどの一種材料によるコイル状発熱体を
埋設した一般的なシース型グロープラグでは、そ
の供給電力が発熱体を始めとする各部への悪影響
を防ぐために制限され、温度立上り特性の面で問
題であり、しかも速熱型として機能させるには、
発熱体の過加熱を防ぐために温度制御手段を別個
に設けることが必要で、装置全体のコスト高を招
くといつた欠点があつた。
製のシース内に耐熱絶縁粉末を充填してたとえば
ニツケルなどの一種材料によるコイル状発熱体を
埋設した一般的なシース型グロープラグでは、そ
の供給電力が発熱体を始めとする各部への悪影響
を防ぐために制限され、温度立上り特性の面で問
題であり、しかも速熱型として機能させるには、
発熱体の過加熱を防ぐために温度制御手段を別個
に設けることが必要で、装置全体のコスト高を招
くといつた欠点があつた。
また、上述した温度立上り特性を向上させかつ
自己温度制御手段を有するものとして、抵抗温度
係数の異なる二種類の材料によりそれぞれ形成さ
れた発熱体を用いてなるグロープラグも提案され
ているが、このような構造のものはある程度速熱
型として機能する反面、製造が面倒でコスト高と
なる割には発熱特性が良くないもので、上述した
性能をすべて満足し得るとは言い難いものであつ
た。これは、この種の従来のグロープラグでは、
抵抗温度係数の小さい発熱体を先端側に、かつ抵
抗温度係数の大きい発熱体を後端側に設け、この
後端側発熱体の温度変化による抵抗変動を利用し
て通電直後において先端側発熱体に大電力を供給
してその迅速な赤熱化を図つているが、両発熱体
があまりにも近接して配置されるため後端側発熱
体が先端側からの熱影響によりあまりにも早く温
度上昇し、これにより先端側への供給電力が制御
されることによる。そして、このような問題から
発熱特性に欠け、速熱型としての効果を発揮し得
ないものであつた。
自己温度制御手段を有するものとして、抵抗温度
係数の異なる二種類の材料によりそれぞれ形成さ
れた発熱体を用いてなるグロープラグも提案され
ているが、このような構造のものはある程度速熱
型として機能する反面、製造が面倒でコスト高と
なる割には発熱特性が良くないもので、上述した
性能をすべて満足し得るとは言い難いものであつ
た。これは、この種の従来のグロープラグでは、
抵抗温度係数の小さい発熱体を先端側に、かつ抵
抗温度係数の大きい発熱体を後端側に設け、この
後端側発熱体の温度変化による抵抗変動を利用し
て通電直後において先端側発熱体に大電力を供給
してその迅速な赤熱化を図つているが、両発熱体
があまりにも近接して配置されるため後端側発熱
体が先端側からの熱影響によりあまりにも早く温
度上昇し、これにより先端側への供給電力が制御
されることによる。そして、このような問題から
発熱特性に欠け、速熱型としての効果を発揮し得
ないものであつた。
このため、本出願人は、上述した二種材料によ
る発熱体を用いることによる利点を有効に活用す
べく種々研究、開発を行なつた結果、従来のもの
は、二種類の発熱体が互いにあまりにも近接して
配設されているため熱影響を受けて通電初期にお
ける大電流の通電時間が短くなる点に注目し、こ
の問題を解決し得るものとして、特開昭57−
182026号公報により安定かつ速熱性に優れた発熱
特性を得ることができる安価な自己温度制御型デ
イーゼルエンジン用グロープラグを先に提案して
いる。
る発熱体を用いることによる利点を有効に活用す
べく種々研究、開発を行なつた結果、従来のもの
は、二種類の発熱体が互いにあまりにも近接して
配設されているため熱影響を受けて通電初期にお
ける大電流の通電時間が短くなる点に注目し、こ
の問題を解決し得るものとして、特開昭57−
182026号公報により安定かつ速熱性に優れた発熱
特性を得ることができる安価な自己温度制御型デ
イーゼルエンジン用グロープラグを先に提案して
いる。
これを第2図および第3図を用いて簡単に説明
すると、図中符号1はステンレススチール等の耐
熱金属材料からなるシース、2はこのシース1を
先端部において保持するハウジングで、このハウ
ジング2の後端部には絶縁ブツシユ3を介して電
極棒4が同心状に取付けられ、この電極棒4の先
端は前記シース1内に挿入されている。
すると、図中符号1はステンレススチール等の耐
熱金属材料からなるシース、2はこのシース1を
先端部において保持するハウジングで、このハウ
ジング2の後端部には絶縁ブツシユ3を介して電
極棒4が同心状に取付けられ、この電極棒4の先
端は前記シース1内に挿入されている。
そして、前記シース1の先端側内部空間には、
たとえば鉄クロムあるいはニツケルクロム合金な
どのように正の抵抗温度係数の小さな導電材料に
より形成された第1の螺旋状発熱体5(以下第1
の発熱体という)が軸線方向に沿つて配設され、
その一端は前記シース1と電気的に接続されてい
る。また、前記シース1の後端側内部空間には、
この第1の発熱体5と連続して前記シース1の後
端側の電極棒4との間に、たとえばニツケルまた
はカーボン含有量が0.25%以下の低炭素鋼(以下
低炭素鋼という)等の正の抵抗温度係数の大きな
導電材料により形成された第2の螺旋状発熱体6
(以下第2の発熱体という)が配設され、さらに
これら発熱体5,6はシース1内に充填されたマ
グネシア(MgO)等の耐熱絶縁粉末7により埋
設されている。
たとえば鉄クロムあるいはニツケルクロム合金な
どのように正の抵抗温度係数の小さな導電材料に
より形成された第1の螺旋状発熱体5(以下第1
の発熱体という)が軸線方向に沿つて配設され、
その一端は前記シース1と電気的に接続されてい
る。また、前記シース1の後端側内部空間には、
この第1の発熱体5と連続して前記シース1の後
端側の電極棒4との間に、たとえばニツケルまた
はカーボン含有量が0.25%以下の低炭素鋼(以下
低炭素鋼という)等の正の抵抗温度係数の大きな
導電材料により形成された第2の螺旋状発熱体6
(以下第2の発熱体という)が配設され、さらに
これら発熱体5,6はシース1内に充填されたマ
グネシア(MgO)等の耐熱絶縁粉末7により埋
設されている。
ここで、この第2の発熱体6は、それ自身が発
熱源として作用するばかりでなく、前記第1の発
熱体5に対し、通電開始直後においてはその抵抗
値が小さいため大電力を供給することができ、か
つ通電時間の経過と共に抵抗値が増大してその供
給電力を減少させ、グロープラグ自身の飽和温度
を低くおさえ、過加熱を防止する温度制御手段と
しても作用する。これは、この第2の発熱体6の
抵抗値が通電による発熱と共に順次増大すること
から明らかであろう。
熱源として作用するばかりでなく、前記第1の発
熱体5に対し、通電開始直後においてはその抵抗
値が小さいため大電力を供給することができ、か
つ通電時間の経過と共に抵抗値が増大してその供
給電力を減少させ、グロープラグ自身の飽和温度
を低くおさえ、過加熱を防止する温度制御手段と
しても作用する。これは、この第2の発熱体6の
抵抗値が通電による発熱と共に順次増大すること
から明らかであろう。
そして、この第2の発熱体6による電流制御を
適切なものとするために、第1の発熱体5と第2
の発熱体6とは、それぞれの螺旋部が所定の間隙
(GAP)をおいて対向するようにして接続されて
いる。すなわち、これら両発熱体5,6の螺旋部
間に一定間隙を設けることにより、従来問題とさ
れていた第1の発熱体から第2の発熱体6に対す
る熱影響に時間的間隔を保ち、これにより第2の
発熱体6による電流制御を時間的に遅らせて第1
の発熱体5への大電力の供給時間を延ばし、この
第1の発熱体5を急速に赤熱させて温度立上り特
性を大幅に向上させることが可能となるものであ
る。
適切なものとするために、第1の発熱体5と第2
の発熱体6とは、それぞれの螺旋部が所定の間隙
(GAP)をおいて対向するようにして接続されて
いる。すなわち、これら両発熱体5,6の螺旋部
間に一定間隙を設けることにより、従来問題とさ
れていた第1の発熱体から第2の発熱体6に対す
る熱影響に時間的間隔を保ち、これにより第2の
発熱体6による電流制御を時間的に遅らせて第1
の発熱体5への大電力の供給時間を延ばし、この
第1の発熱体5を急速に赤熱させて温度立上り特
性を大幅に向上させることが可能となるものであ
る。
なお、これら両発熱体5,6は間隙内において
熱伝達が必要最小限となるように、たとえば各発
熱体の最終螺旋部端5a,6aからそれぞれ軸線
方向に向つて延長された直線状端5b,6bの端
面を当接させてプラズマアーク溶接などにより接
続されている。また、図中8は上述した両発熱体
5,6内に貫通して配設されこれらを所定個所に
保持するセラミツク等の耐熱絶縁材料からなるガ
イド棒で、両発熱体5,6間の間隙を適正に維持
し発熱特性の安定化を図るうえで有用なものであ
る。
熱伝達が必要最小限となるように、たとえば各発
熱体の最終螺旋部端5a,6aからそれぞれ軸線
方向に向つて延長された直線状端5b,6bの端
面を当接させてプラズマアーク溶接などにより接
続されている。また、図中8は上述した両発熱体
5,6内に貫通して配設されこれらを所定個所に
保持するセラミツク等の耐熱絶縁材料からなるガ
イド棒で、両発熱体5,6間の間隙を適正に維持
し発熱特性の安定化を図るうえで有用なものであ
る。
そして、このような構成によれば、通電開始直
後では、第2の発熱体6の抵抗が小さいため大電
力が第1の発熱体5に集中し、第4図中aで示す
特性曲線から明らかなように230Wにも及び、迅
速に発熱される。また、この第1の発熱体5から
の熱影響が第2の発熱体6に伝達されその抵抗値
が増大するまでに、前述した間隙の存在により時
間遅れがあることから、この第1の発熱体5に大
電力が集中する時間が長くとれるためこの部分の
速熱性が良好となる。
後では、第2の発熱体6の抵抗が小さいため大電
力が第1の発熱体5に集中し、第4図中aで示す
特性曲線から明らかなように230Wにも及び、迅
速に発熱される。また、この第1の発熱体5から
の熱影響が第2の発熱体6に伝達されその抵抗値
が増大するまでに、前述した間隙の存在により時
間遅れがあることから、この第1の発熱体5に大
電力が集中する時間が長くとれるためこの部分の
速熱性が良好となる。
一方、第2の発熱体6においても、同図中bで
示される特性曲線から明らかなように、100W近
い供給電力が加わり、これにより徐々に発熱しそ
の発熱温度と第1の発熱体5からの熱影響に伴な
つて抵抗値が増加する。そして、この抵抗値の変
化により供給電流が減少し、第1の発熱体5への
印加電圧が減少すると、第1の発熱体5における
供給電力は急速に減少し、その発熱量が制限され
て過加熱が防止される。勿論、このときには、こ
の第2の発熱体6もそれ自身が発熱体として働
き、これによりシース1は順次加熱されてエンジ
ン始動に必要な温度(通常800℃)まで温度上昇
する。
示される特性曲線から明らかなように、100W近
い供給電力が加わり、これにより徐々に発熱しそ
の発熱温度と第1の発熱体5からの熱影響に伴な
つて抵抗値が増加する。そして、この抵抗値の変
化により供給電流が減少し、第1の発熱体5への
印加電圧が減少すると、第1の発熱体5における
供給電力は急速に減少し、その発熱量が制限され
て過加熱が防止される。勿論、このときには、こ
の第2の発熱体6もそれ自身が発熱体として働
き、これによりシース1は順次加熱されてエンジ
ン始動に必要な温度(通常800℃)まで温度上昇
する。
そして、このようなグロープラグの発熱特性を
第5図中cで示しており、同図中dで示す従来の
間隙のないタイプに比べて温度立上り特性が大幅
に向上するものであつた。
第5図中cで示しており、同図中dで示す従来の
間隙のないタイプに比べて温度立上り特性が大幅
に向上するものであつた。
ところで、上述したデイーゼルエンジン用グロ
ープラグにおいて、第1、第2の発熱体5,6を
埋設した耐熱絶縁粉末7が充填されてなるシース
1には、一般に、第6図a,bに示すように、そ
の組立時にスエージ加工が施されるものであり、
この場合に上述した二種類の発熱体5,6間の間
隙内での接続部分に若干の問題を生じている。
ープラグにおいて、第1、第2の発熱体5,6を
埋設した耐熱絶縁粉末7が充填されてなるシース
1には、一般に、第6図a,bに示すように、そ
の組立時にスエージ加工が施されるものであり、
この場合に上述した二種類の発熱体5,6間の間
隙内での接続部分に若干の問題を生じている。
これを詳述すると、上述したスエージ加工は、
シース1内に充填された耐熱絶縁粉末7を緻密に
詰めてその熱伝導性を良好なものとすると共に、
線材である両発熱体5,6を完全に埋設してその
酸化を防止し、耐久性を向上させるうえで必要と
されるものである。そして、このスエージ加工
は、シース1内に発熱体5,6や耐熱絶縁粉末
7、さらに電極棒4等を組込んだ状態で、第6図
aに示すように、シース1の外周部を周方向から
全周にわたつて押圧することにより全体を径方向
に縮小するもので、これによりシース1は同図b
から明らかなように、径方向には縮小され、また
軸線方向には若干伸長されて細長くなる。
シース1内に充填された耐熱絶縁粉末7を緻密に
詰めてその熱伝導性を良好なものとすると共に、
線材である両発熱体5,6を完全に埋設してその
酸化を防止し、耐久性を向上させるうえで必要と
されるものである。そして、このスエージ加工
は、シース1内に発熱体5,6や耐熱絶縁粉末
7、さらに電極棒4等を組込んだ状態で、第6図
aに示すように、シース1の外周部を周方向から
全周にわたつて押圧することにより全体を径方向
に縮小するもので、これによりシース1は同図b
から明らかなように、径方向には縮小され、また
軸線方向には若干伸長されて細長くなる。
一方、このようにして径方向に縮小されるシー
ス1内では、耐熱絶縁粉末7は全体にわたつて締
付けられて所望の密度にて凝結されるとともに、
この粉末7により両発熱体5,6の螺旋部(図中
5c,6cで示す)は、第7図aに示すように、
そのコイル径が縮小される。しかし、これら両発
熱体5,6の螺旋部5c,6cにおいてその線径
は、同図a,bに示すように、線軸方向からの圧
縮力によつてD1からD2へと太くなることが確認
されている。これは、コイル径が縮小される各螺
旋部5c,6cでその周方向からの力はバランス
されるが、その線軸方向からは大きな圧縮力が加
わり、しかも各発熱体5,6の体積は不変である
ためその逃げとして線径が太くなるものであつ
た。
ス1内では、耐熱絶縁粉末7は全体にわたつて締
付けられて所望の密度にて凝結されるとともに、
この粉末7により両発熱体5,6の螺旋部(図中
5c,6cで示す)は、第7図aに示すように、
そのコイル径が縮小される。しかし、これら両発
熱体5,6の螺旋部5c,6cにおいてその線径
は、同図a,bに示すように、線軸方向からの圧
縮力によつてD1からD2へと太くなることが確認
されている。これは、コイル径が縮小される各螺
旋部5c,6cでその周方向からの力はバランス
されるが、その線軸方向からは大きな圧縮力が加
わり、しかも各発熱体5,6の体積は不変である
ためその逃げとして線径が太くなるものであつ
た。
そして、その他方において、これら両発熱体
5,6間を所定の間隙をおいて接続する直線状端
部5b,6b部分では、同図cに示すように、各
方向からの力がバランスしてほとんど変化せず、
かえつて軸線方向両端側に働く引張力によつて線
径が若干縮小することもあり、その結果、太径と
なる発熱体5,6の螺旋部5c,6cの線径との
間に差が生じてしまうものであつた。
5,6間を所定の間隙をおいて接続する直線状端
部5b,6b部分では、同図cに示すように、各
方向からの力がバランスしてほとんど変化せず、
かえつて軸線方向両端側に働く引張力によつて線
径が若干縮小することもあり、その結果、太径と
なる発熱体5,6の螺旋部5c,6cの線径との
間に差が生じてしまうものであつた。
したがつて、このようなグロープラグによれ
ば、両発熱体5,6においてその螺旋部5c,6
cとこれらの接続部である直線状端部5b,6b
との間で線径に差があることから両者間で電流密
度が異なることになり、特に細径である直線状端
部5b,6bによる接続部では電流密度が高くな
り、温度上昇を招き、耐久性の面で問題となるも
のであつた。すなわち、上述したたように発熱体
5,6において線径に細い部分があると、通常の
予熱時にあまり問題とはならないが、たとえばエ
ンジン始動直後のアフターグロー時などのように
バツテリ電圧が急に上つたときには細径部分での
放熱が間に合わず、この部分の温度が急上昇し、
劣化が早く断線するといつた耐久性に悪影響を及
ぼす問題を生じてしまうものであつた。
ば、両発熱体5,6においてその螺旋部5c,6
cとこれらの接続部である直線状端部5b,6b
との間で線径に差があることから両者間で電流密
度が異なることになり、特に細径である直線状端
部5b,6bによる接続部では電流密度が高くな
り、温度上昇を招き、耐久性の面で問題となるも
のであつた。すなわち、上述したたように発熱体
5,6において線径に細い部分があると、通常の
予熱時にあまり問題とはならないが、たとえばエ
ンジン始動直後のアフターグロー時などのように
バツテリ電圧が急に上つたときには細径部分での
放熱が間に合わず、この部分の温度が急上昇し、
劣化が早く断線するといつた耐久性に悪影響を及
ぼす問題を生じてしまうものであつた。
このことは、スエージ加工によりたとえばシー
ス径が6φから5φに、発熱体5,6のコイル径が
2.8φから2.2φに縮小し、一方発熱体螺旋部5c,
6cの線径が0.3φから0.37φに太くなり、その接
続部である直線状端部5b,6bの線径が0.3φで
あるとき、螺旋部5c,6cの電流密度I
COILと直線状端部5b,6bの電流密度I
STRATとは、 I COIL:I STRAT =1/S COIL:1/S STRAT =1/(0.37)2:1/(0.3)2 =1:1.5 の関係となり、接続部分での温度が上昇し易いも
のであることから容易に理解されよう。なお、S
COILは螺旋部断面積、S STRATは直線状
端部断面積である。
ス径が6φから5φに、発熱体5,6のコイル径が
2.8φから2.2φに縮小し、一方発熱体螺旋部5c,
6cの線径が0.3φから0.37φに太くなり、その接
続部である直線状端部5b,6bの線径が0.3φで
あるとき、螺旋部5c,6cの電流密度I
COILと直線状端部5b,6bの電流密度I
STRATとは、 I COIL:I STRAT =1/S COIL:1/S STRAT =1/(0.37)2:1/(0.3)2 =1:1.5 の関係となり、接続部分での温度が上昇し易いも
のであることから容易に理解されよう。なお、S
COILは螺旋部断面積、S STRATは直線状
端部断面積である。
上述したような問題を解決するために本考案に
係るデイーゼルエンジン用グロープラグは、正の
抵抗温度係数が異なる材料にて形成された二種類
の発熱体を有し、かつこれら両発熱体を所定の間
隙内において接続するとともに、この両発熱体の
所定間隙内での接続部を、それぞれの発熱体接続
端に導電性コーテイング層を形成することで各発
熱体螺旋部の線径よりも太径として形成するよう
にしたものである。
係るデイーゼルエンジン用グロープラグは、正の
抵抗温度係数が異なる材料にて形成された二種類
の発熱体を有し、かつこれら両発熱体を所定の間
隙内において接続するとともに、この両発熱体の
所定間隙内での接続部を、それぞれの発熱体接続
端に導電性コーテイング層を形成することで各発
熱体螺旋部の線径よりも太径として形成するよう
にしたものである。
本考案によれば、両発熱体を所定の間隙内で接
続する接続部の径が、導電性コーテイング層の存
在によつて発熱体螺旋部の線径よりも太くなるた
め、スエージ加工により発熱体螺旋部の線径が太
くなつたとしても、その接続部の径を同等または
それ以上に維持し、これにより接続部での電流密
度を低くおさえ、その温度上昇を防いで耐久性を
向上させ得るものである。
続する接続部の径が、導電性コーテイング層の存
在によつて発熱体螺旋部の線径よりも太くなるた
め、スエージ加工により発熱体螺旋部の線径が太
くなつたとしても、その接続部の径を同等または
それ以上に維持し、これにより接続部での電流密
度を低くおさえ、その温度上昇を防いで耐久性を
向上させ得るものである。
以下、本考案を図面に示した実施例を用いて詳
細に説明する。
細に説明する。
第1図a,bは本考案に係るデイーゼルエンジ
ン用グロープラグの一実施例を示すものであり、
これらの図において前述した第3図等と同一また
は相当する部分には同一番号を付してその説明は
省略する。
ン用グロープラグの一実施例を示すものであり、
これらの図において前述した第3図等と同一また
は相当する部分には同一番号を付してその説明は
省略する。
さて、本考案によれば、抵抗温度係数の異なる
第1および第2の発熱体5,6を所定の間隙
(GAP)内で接続する接続部(図中符号10で示
す)の径を、各発熱体5,6接続端の外周部分に
導電性セラミツク材や金属材などによる導電性コ
ーテイング層11を形成することで、発熱体螺旋
部5c,6cの線径よりも実質的に太径となるよ
うに構成したところに特徴を有している。
第1および第2の発熱体5,6を所定の間隙
(GAP)内で接続する接続部(図中符号10で示
す)の径を、各発熱体5,6接続端の外周部分に
導電性セラミツク材や金属材などによる導電性コ
ーテイング層11を形成することで、発熱体螺旋
部5c,6cの線径よりも実質的に太径となるよ
うに構成したところに特徴を有している。
これを詳述すると、前述した第3図等に示すよ
うに耐熱絶縁粉末7を充填したシース1をスエー
ジ加工する際に生じる発熱体螺旋部5c,6cの
線径とその接続部10の径との間での断面積差に
よる不具合、すなわち相対的に細径となる接続部
10での電流密度が高くなり、その部分の温度上
昇を招くことから耐久性が害されるといつた問題
を解消するために、両発熱体5,6の接続部10
を、導電性コーテイング層11により予め太径と
して形成し、スエージ加工後においてもこの接続
部10の径が発熱体螺旋部5c,6cの線径より
も小さくならないように構成したものである。そ
して、このような構成によれば、両発熱体5,6
の接続部10での径が、導電性コーテイング層1
1の分だけ太径となるもので、これによりスエー
ジ加工で発熱体螺旋部5c,6cの線径が太くな
つたとしても、これよりも接続部10での断面積
が大きくなるように構成することができ、これに
よりこの部分での電流密度を低くし、その温度上
昇などを防いで耐久性を向上させ得る等の利点を
奏する。
うに耐熱絶縁粉末7を充填したシース1をスエー
ジ加工する際に生じる発熱体螺旋部5c,6cの
線径とその接続部10の径との間での断面積差に
よる不具合、すなわち相対的に細径となる接続部
10での電流密度が高くなり、その部分の温度上
昇を招くことから耐久性が害されるといつた問題
を解消するために、両発熱体5,6の接続部10
を、導電性コーテイング層11により予め太径と
して形成し、スエージ加工後においてもこの接続
部10の径が発熱体螺旋部5c,6cの線径より
も小さくならないように構成したものである。そ
して、このような構成によれば、両発熱体5,6
の接続部10での径が、導電性コーテイング層1
1の分だけ太径となるもので、これによりスエー
ジ加工で発熱体螺旋部5c,6cの線径が太くな
つたとしても、これよりも接続部10での断面積
が大きくなるように構成することができ、これに
よりこの部分での電流密度を低くし、その温度上
昇などを防いで耐久性を向上させ得る等の利点を
奏する。
特に、このような導電性コーテイング層11で
接続部10を太径に形成する構成では、その径寸
法や長さを、スエージ加工による螺旋部5c,6
cの太径状態に応じて対処することができるもの
で、その利点は大きい。
接続部10を太径に形成する構成では、その径寸
法や長さを、スエージ加工による螺旋部5c,6
cの太径状態に応じて対処することができるもの
で、その利点は大きい。
また、本実施例では、両発熱体5,6を間隙内
で接続するにあたつて、一方の直線状端部5bを
他方の螺旋部端6aに交差状態で接合させて固着
した場合を示している。このような接続構造によ
れば、一方の発熱体5のみに直線状端部5bを形
成するだけでよく、これら両発熱体5,6の成形
加工性等が簡単に行えるばかりでなく、両発熱体
5,6を溶接接続する際の作業性の面からも優れ
ている。すなわち、一方の直線状端部5bを他方
側の螺旋状端6aに外側から交差状態で沿わせ、
その状態で溶接するとよいもので、従来のような
両方の端部を突合わせで溶接する場合等に比べて
その利点は明らかであろう。また、このような接
続構造では、両発熱体5,6の相対的な位置ずれ
等はある程度許容できるもので、これら両者の同
心性を確保するうえで有利である等の利点もあ
る。しかし、このような接続構造に限定されない
ことは勿論である。
で接続するにあたつて、一方の直線状端部5bを
他方の螺旋部端6aに交差状態で接合させて固着
した場合を示している。このような接続構造によ
れば、一方の発熱体5のみに直線状端部5bを形
成するだけでよく、これら両発熱体5,6の成形
加工性等が簡単に行えるばかりでなく、両発熱体
5,6を溶接接続する際の作業性の面からも優れ
ている。すなわち、一方の直線状端部5bを他方
側の螺旋状端6aに外側から交差状態で沿わせ、
その状態で溶接するとよいもので、従来のような
両方の端部を突合わせで溶接する場合等に比べて
その利点は明らかであろう。また、このような接
続構造では、両発熱体5,6の相対的な位置ずれ
等はある程度許容できるもので、これら両者の同
心性を確保するうえで有利である等の利点もあ
る。しかし、このような接続構造に限定されない
ことは勿論である。
なお、本考案は上述した実施例構造に限定され
ず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更する
ことは自由であり、たとえば接続部10における
導電性コーテイング層11の形成状態や厚み等に
ついて種々の変形例が考えられるよう。特に、こ
のような接続部10においては、この部分の抵抗
が小さい方が望ましい。さらに、この接続部10
での両発熱体5,6の接続方法としても、たとえ
ばレーザスポツト溶接等を始めとして種々の接合
方法が考えられる。
ず、各部の形状、構造等を、適宜変形、変更する
ことは自由であり、たとえば接続部10における
導電性コーテイング層11の形成状態や厚み等に
ついて種々の変形例が考えられるよう。特に、こ
のような接続部10においては、この部分の抵抗
が小さい方が望ましい。さらに、この接続部10
での両発熱体5,6の接続方法としても、たとえ
ばレーザスポツト溶接等を始めとして種々の接合
方法が考えられる。
また、本発明によれば、その適用するグロープ
ラグ構造も第2図および第3図に例示したものに
限定されるものではなく、要は二種材料による発
熱体を有しかつこれらをシース内で耐熱絶縁粉末
中に埋設してなる構成をもつものであればよい。
ラグ構造も第2図および第3図に例示したものに
限定されるものではなく、要は二種材料による発
熱体を有しかつこれらをシース内で耐熱絶縁粉末
中に埋設してなる構成をもつものであればよい。
以上説明したように、本考案に係るデイーゼル
エンジン用グロープラグによれば、正の抵抗温度
係数の異なる二種類の発熱体を所定の間隙内で接
続する接続部の径を、導電性コーテイング層を利
用して発熱体螺旋部の線径よりも太径となるよう
にしたので、簡単な構成にもかかかわらず、その
組立時のスエージ加工にて螺旋部線径が太くなつ
たとしても接続部をこれと同等あるいはそれ以上
に保つつことができ、これによりこの接続部での
電流密度を低くおさえ、その温度上昇等の問題を
防ぎ、耐久性を大幅に向上させることができ、ま
た両発熱体の安定した接続によりその同心性を維
持することも可能能である等、その実用上での効
果は大きい。
エンジン用グロープラグによれば、正の抵抗温度
係数の異なる二種類の発熱体を所定の間隙内で接
続する接続部の径を、導電性コーテイング層を利
用して発熱体螺旋部の線径よりも太径となるよう
にしたので、簡単な構成にもかかかわらず、その
組立時のスエージ加工にて螺旋部線径が太くなつ
たとしても接続部をこれと同等あるいはそれ以上
に保つつことができ、これによりこの接続部での
電流密度を低くおさえ、その温度上昇等の問題を
防ぎ、耐久性を大幅に向上させることができ、ま
た両発熱体の安定した接続によりその同心性を維
持することも可能能である等、その実用上での効
果は大きい。
第1図a,bは本考案に係るデイーゼルエンジ
ン用グロープラグの一実施例を示す要部拡大側面
図およびその断面図、第2図は本考案を適用する
デイーゼルエンジン用グロープラグを示す全体の
概略縦断面図、第3図はその要部拡大断面図、第
4図および第5図はその特性図、第6図a,bお
よび第7図a,b,cはスエージ加工時における
シース、発熱体等の変形状態を説明するための図
である。 1……シース、2……ハウジング、4……電極
棒、5,6……第1、第2の螺旋状発熱体、5
b,6b……接続用直線状部分、5c,6c……
螺旋部、7……耐熱絶縁粉末、8……ガイ棒、1
0……接続部、11……導電性コーテイング層。
ン用グロープラグの一実施例を示す要部拡大側面
図およびその断面図、第2図は本考案を適用する
デイーゼルエンジン用グロープラグを示す全体の
概略縦断面図、第3図はその要部拡大断面図、第
4図および第5図はその特性図、第6図a,bお
よび第7図a,b,cはスエージ加工時における
シース、発熱体等の変形状態を説明するための図
である。 1……シース、2……ハウジング、4……電極
棒、5,6……第1、第2の螺旋状発熱体、5
b,6b……接続用直線状部分、5c,6c……
螺旋部、7……耐熱絶縁粉末、8……ガイ棒、1
0……接続部、11……導電性コーテイング層。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 第1の螺旋状発熱体と、この第1の螺旋状発
熱体に対し直列に接続されかつ第1の螺旋状発
熱体よりも正の抵抗温度係数の大きな材料で形
成された第2の螺旋状発熱体と、これら両発熱
体を耐熱絶縁粉末中に埋設して被覆するシース
とを備え、前記第1の螺旋状発熱体と第2の螺
旋状発熱体の螺旋部端間に間隙を設け、この間
隙内において両発熱体を接続するとともに、こ
の両発熱体の間隙内での接続部を、それぞれの
発熱体接続端に導電性コーテイング層を形成す
ることにより各発熱体螺旋部の線径よりも太径
としたことを特徴とするデイーゼルエンジン用
グロープラグ。 (2) 第1の螺旋状発熱体と第2の螺旋状発熱体と
は、一方の螺旋部端から延設された直線状端部
を他方の螺旋部端側に交差させることにより接
合して接続されていることを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第1項記載デイーゼルエンジ
ン用グロープラグ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP690588U JPH0116942Y2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP690588U JPH0116942Y2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63197961U JPS63197961U (ja) | 1988-12-20 |
| JPH0116942Y2 true JPH0116942Y2 (ja) | 1989-05-17 |
Family
ID=30789858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP690588U Expired JPH0116942Y2 (ja) | 1988-01-22 | 1988-01-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0116942Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-22 JP JP690588U patent/JPH0116942Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63197961U (ja) | 1988-12-20 |
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