JPH0116969B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0116969B2 JPH0116969B2 JP57048296A JP4829682A JPH0116969B2 JP H0116969 B2 JPH0116969 B2 JP H0116969B2 JP 57048296 A JP57048296 A JP 57048296A JP 4829682 A JP4829682 A JP 4829682A JP H0116969 B2 JPH0116969 B2 JP H0116969B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sub
- piston
- hydraulic
- chamber
- hydraulic oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D15/00—Varying compression ratio
- F02D15/04—Varying compression ratio by alteration of volume of compression space without changing piston stroke
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、内燃機関の運転中において、その圧
縮比を、簡単な構造によつて応答性良く変更でき
るようにした圧縮比の可変装置に関するものであ
る。
縮比を、簡単な構造によつて応答性良く変更でき
るようにした圧縮比の可変装置に関するものであ
る。
内燃機関において、その出力を向上すると共
に、燃料消費量を低減するには、圧縮比を高めれ
ば良いが、圧縮比を高めると高負荷域、低回転域
においてノツキングが発生する。このため従来の
圧縮比一定の内燃機関では、圧縮比を高負荷域、
低回転域・高回転域においてノツキングが発生し
ない低い値に設定しなければならないから、低負
荷域において十分な出力と、十分な低燃費を出す
ことができないのである。
に、燃料消費量を低減するには、圧縮比を高めれ
ば良いが、圧縮比を高めると高負荷域、低回転域
においてノツキングが発生する。このため従来の
圧縮比一定の内燃機関では、圧縮比を高負荷域、
低回転域・高回転域においてノツキングが発生し
ない低い値に設定しなければならないから、低負
荷域において十分な出力と、十分な低燃費を出す
ことができないのである。
そこで、先行技術としての特開昭54−20220号
公報は、燃焼室に開口する副シリンダ内に、燃焼
室の容積を増減するための副ピストンを摺動自在
に嵌挿し、該副ピストンを、当該副ピストンの背
面に形成した油圧室に対する作動油の供給・排出
にて前後移動することにより、圧縮比を変更する
ことを提案している。
公報は、燃焼室に開口する副シリンダ内に、燃焼
室の容積を増減するための副ピストンを摺動自在
に嵌挿し、該副ピストンを、当該副ピストンの背
面に形成した油圧室に対する作動油の供給・排出
にて前後移動することにより、圧縮比を変更する
ことを提案している。
そして、この先行技術の圧縮比可変装置は、副
ピストンの背面から中空状のステムを一体的に連
結し、該中空状ステムには、前記油圧室内の部位
に油圧室内の作動油を、当該中空状ステム内に流
出するようにしたスピルポートを穿設する一方、
前記中空状ステム内には、大気に連通する油路を
備えた制御棒を摺動自在に挿入し、該制御棒の摺
動操作によつて、前記スピルポートの開閉位置
を、ステムの軸方向に変位することにより、副ピ
ストンを前後移動するように構成したものである
から、圧縮比を、無段階的に変更できる利点を有
する反面、以下に述べるような問題点を有する。
ピストンの背面から中空状のステムを一体的に連
結し、該中空状ステムには、前記油圧室内の部位
に油圧室内の作動油を、当該中空状ステム内に流
出するようにしたスピルポートを穿設する一方、
前記中空状ステム内には、大気に連通する油路を
備えた制御棒を摺動自在に挿入し、該制御棒の摺
動操作によつて、前記スピルポートの開閉位置
を、ステムの軸方向に変位することにより、副ピ
ストンを前後移動するように構成したものである
から、圧縮比を、無段階的に変更できる利点を有
する反面、以下に述べるような問題点を有する。
すなわち、先行技術は、前記制御棒によつて開
閉するスピルポートを、油圧室内の部分に設けた
構成にしており、換言すれば、中空状ステムと制
御棒との摺動部分は、中空状ステムにおける奥の
部分に位置しているから、前記中空状ステムと制
御棒との摺動部分を、当該摺動部分から作動油の
漏洩が無いように高精度に仕上げ加工する場合に
おける機械的加工が著しく困難で、この機械的加
工に要するコストが大幅の増大すると共に、中空
状ステムと制御棒との良好な摺動状態を維持する
ための保守・点検が困難であつた。
閉するスピルポートを、油圧室内の部分に設けた
構成にしており、換言すれば、中空状ステムと制
御棒との摺動部分は、中空状ステムにおける奥の
部分に位置しているから、前記中空状ステムと制
御棒との摺動部分を、当該摺動部分から作動油の
漏洩が無いように高精度に仕上げ加工する場合に
おける機械的加工が著しく困難で、この機械的加
工に要するコストが大幅の増大すると共に、中空
状ステムと制御棒との良好な摺動状態を維持する
ための保守・点検が困難であつた。
しかも、先行技術の圧縮比可変装置では、副ピ
ストンの背面に形成した油圧室の内径を、副シリ
ンダの内径と同じ寸法に構成していることによ
り、前記油圧室内における作動油の圧力は、燃焼
室における圧力と略等しく、従つて、燃焼室が燃
焼爆発圧力になると、油圧室内における作動油の
圧力が、前記燃焼爆発圧力と同じの著しい高圧に
なり、油圧室内における作動油が、副シリンダの
内面と副ピストンとの摺動部分から燃焼室側に漏
れる量が多くなるから、作動油の消費量が増大、
排気ガスの悪化を招来するのである。また、前記
油圧室への作動油の供給によつて、副ピストンを
燃焼室の圧力に抗して前進動するには、前記油圧
室への作動油の供給圧力を、高くしなければなら
ず、前記油圧室への作動油の供給圧力を高くする
ためには、当該作動油に対する油圧ポンプの吐出
圧を高くしなければならないから、作動油に対す
る油圧ポンプの大型化、及び当該油圧ポンプを内
燃機関によつて駆動する場合に、内燃機関の動力
損失が増大することになるし、また、場合によつ
ては、前記油圧室への作動油として、内燃機関に
おける潤滑油、又は自動車におけるパワーステア
リング機構における作動油、若しくはオートマチ
ツク変速機構における油圧ポンプを使用すること
ができないこともある。
ストンの背面に形成した油圧室の内径を、副シリ
ンダの内径と同じ寸法に構成していることによ
り、前記油圧室内における作動油の圧力は、燃焼
室における圧力と略等しく、従つて、燃焼室が燃
焼爆発圧力になると、油圧室内における作動油の
圧力が、前記燃焼爆発圧力と同じの著しい高圧に
なり、油圧室内における作動油が、副シリンダの
内面と副ピストンとの摺動部分から燃焼室側に漏
れる量が多くなるから、作動油の消費量が増大、
排気ガスの悪化を招来するのである。また、前記
油圧室への作動油の供給によつて、副ピストンを
燃焼室の圧力に抗して前進動するには、前記油圧
室への作動油の供給圧力を、高くしなければなら
ず、前記油圧室への作動油の供給圧力を高くする
ためには、当該作動油に対する油圧ポンプの吐出
圧を高くしなければならないから、作動油に対す
る油圧ポンプの大型化、及び当該油圧ポンプを内
燃機関によつて駆動する場合に、内燃機関の動力
損失が増大することになるし、また、場合によつ
ては、前記油圧室への作動油として、内燃機関に
おける潤滑油、又は自動車におけるパワーステア
リング機構における作動油、若しくはオートマチ
ツク変速機構における油圧ポンプを使用すること
ができないこともある。
その上、先行技術のものは、燃焼室の圧力が吸
気行程に際して負圧(大気圧以下)になつたと
き、油圧室内に常時供給されている作動油の油圧
と燃焼室との間に大きい圧力差が発生して、副ピ
ストンが燃焼室に向つて前進動し、次の圧縮行程
において燃焼室の圧力が高くなつたとき元の位置
まで後退動すると云うように、一サイクルごとに
1回の往復運動を繰り返すので、副ピストンと副
シリンダとの摺動部、及び中空状ステムと制御棒
との摺動部における摩耗が大きくて、耐久性が低
いのである。
気行程に際して負圧(大気圧以下)になつたと
き、油圧室内に常時供給されている作動油の油圧
と燃焼室との間に大きい圧力差が発生して、副ピ
ストンが燃焼室に向つて前進動し、次の圧縮行程
において燃焼室の圧力が高くなつたとき元の位置
まで後退動すると云うように、一サイクルごとに
1回の往復運動を繰り返すので、副ピストンと副
シリンダとの摺動部、及び中空状ステムと制御棒
との摺動部における摩耗が大きくて、耐久性が低
いのである。
更に、副ピストンの前進動は、当該副ピストン
の背面における油圧室からの作動油の流出を止め
て行うために、制御棒の前進操作によつて副ピス
トンを前進動するときの応答性は良い反面、副ピ
ストンは、吸気行程において前記のように燃焼室
に向つて前進動することにより、この前進動によ
り油圧室内に作動油が流入するから、制御棒の後
退操作によつて油圧室内における作動油の流出量
を増大して副ピストンを後退する場合において、
副ピストンの後退動が吸気行程のときに前進動す
る分だけ遅れることになり、換言すると、制御棒
の後退操作に対する副ピストンの後退動の応答性
が低くなると共に、燃焼室の圧縮比が、前記制御
棒による設定値よりも高くなる傾向を呈するので
あり、特に、これらの傾動、つまり、副ピストン
の後退動の応答性が低下する傾向及び圧縮比が高
くなる傾向は、内燃機関の回転数が早くなるにつ
れて顕著に現れるのであつた。
の背面における油圧室からの作動油の流出を止め
て行うために、制御棒の前進操作によつて副ピス
トンを前進動するときの応答性は良い反面、副ピ
ストンは、吸気行程において前記のように燃焼室
に向つて前進動することにより、この前進動によ
り油圧室内に作動油が流入するから、制御棒の後
退操作によつて油圧室内における作動油の流出量
を増大して副ピストンを後退する場合において、
副ピストンの後退動が吸気行程のときに前進動す
る分だけ遅れることになり、換言すると、制御棒
の後退操作に対する副ピストンの後退動の応答性
が低くなると共に、燃焼室の圧縮比が、前記制御
棒による設定値よりも高くなる傾向を呈するので
あり、特に、これらの傾動、つまり、副ピストン
の後退動の応答性が低下する傾向及び圧縮比が高
くなる傾向は、内燃機関の回転数が早くなるにつ
れて顕著に現れるのであつた。
本発明は、前記先行技術のものが有するこれら
の問題を、構造の複雑化及び大型化を招来するこ
となく解消した圧縮比可変装置を提供することを
目的とするものである。
の問題を、構造の複雑化及び大型化を招来するこ
となく解消した圧縮比可変装置を提供することを
目的とするものである。
この目的を達成するため本発明は、シリンダヘ
ツドに、燃焼室に開口する副シリンダを形成し
て、該副シリンダ内に副ピストンを摺動自在に嵌
挿し、該副ピストンの背面に油圧室を形成して、
該油圧室に作動油供給用のポートを接続し、前記
副ピストンに、当該副ピストンを後退方向に付勢
するばね手段を設ける一方、前記副ピストンの背
面に、前記副シリンダの軸方向に延びるステムを
連結して、該ステムの先端を、前記シリンダヘツ
ド上室に突出し、該ステムの突出端には、前記油
圧室内の作動油が流出するようにしたスピルポー
トを設け、且つ、前記ステムの突出端には、当該
ステムの後退動によつてスピルポートが閉じステ
ムの前進動によつてスピルポートが開くようにし
たスピル体を、当該スピル体による前記スピルポ
ートの開閉位置がステムの軸方向に変位できるよ
うに相対移動自在に設け、更に、前記副ピストン
のうち燃焼室に対する部分を小径に、油圧室に対
する部分を大径に形成する構成にした。
ツドに、燃焼室に開口する副シリンダを形成し
て、該副シリンダ内に副ピストンを摺動自在に嵌
挿し、該副ピストンの背面に油圧室を形成して、
該油圧室に作動油供給用のポートを接続し、前記
副ピストンに、当該副ピストンを後退方向に付勢
するばね手段を設ける一方、前記副ピストンの背
面に、前記副シリンダの軸方向に延びるステムを
連結して、該ステムの先端を、前記シリンダヘツ
ド上室に突出し、該ステムの突出端には、前記油
圧室内の作動油が流出するようにしたスピルポー
トを設け、且つ、前記ステムの突出端には、当該
ステムの後退動によつてスピルポートが閉じステ
ムの前進動によつてスピルポートが開くようにし
たスピル体を、当該スピル体による前記スピルポ
ートの開閉位置がステムの軸方向に変位できるよ
うに相対移動自在に設け、更に、前記副ピストン
のうち燃焼室に対する部分を小径に、油圧室に対
する部分を大径に形成する構成にした。
このような構成において、前記スピル体を、当
該スピル体によつてスピルポートを閉じるように
移動作動すると、スピルポートからの作動油の流
出が止まるか、減少することにより、副ピストン
は、油圧室内に供給される作動油によつて燃焼室
に向かつて前進動し、この前進動は、スピルポー
トからの作動油の流出量が油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが開
いた時点で停止することになり、また、前記スピ
ル体を、当該スピル体によつて前記スピルポート
を大きく開くように移動作動すると、スピルポー
トからの作動油の流出量が増大することにより、
副ピストンは、燃焼室内の圧力及びばね手段にて
燃焼室から後退動し、この後退動は、スピルポー
トからの作動油の流出量と油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが閉
じると停止することになるから、前記スピル体の
移動作動によつて、副ピストンを前進又は後退動
することができる。
該スピル体によつてスピルポートを閉じるように
移動作動すると、スピルポートからの作動油の流
出が止まるか、減少することにより、副ピストン
は、油圧室内に供給される作動油によつて燃焼室
に向かつて前進動し、この前進動は、スピルポー
トからの作動油の流出量が油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが開
いた時点で停止することになり、また、前記スピ
ル体を、当該スピル体によつて前記スピルポート
を大きく開くように移動作動すると、スピルポー
トからの作動油の流出量が増大することにより、
副ピストンは、燃焼室内の圧力及びばね手段にて
燃焼室から後退動し、この後退動は、スピルポー
トからの作動油の流出量と油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが閉
じると停止することになるから、前記スピル体の
移動作動によつて、副ピストンを前進又は後退動
することができる。
この場合において、本発明は、前記のように、
副ピストンのうち燃焼室に対する部分を小径に、
油圧室に対する部分を大径に形成する構成にした
ことにより、油圧室における作動油の圧力は、燃
焼室の圧力に、前記副ピストンにおける小径と大
径との直径比の二乗を掛算した値になり、燃焼室
の圧力よりも下がることになるから、油圧室の作
動油が、副シリンダの内面と副ピストンとの摺動
部分から燃焼室側に漏洩する量を少なくできて、
作動油の消費量を低減できると共に、排気ガスの
悪化を防止できるのであり、また、前記油圧室に
供給する作動油の油圧を低くすることができるか
ら、当該作動油に対する油圧ポンプの小型・軽量
化を達成できると共に、作動油に対する油圧ポン
プを内燃機関にて駆動する場合に、内燃機関の動
力損失を低減でき、また、場合によつては、内燃
機関における潤滑油、自動車のパワーステアリン
グ機構における作動油、又は自動車のアートマチ
ツク変速機構における作動油を、そのまま、前記
油圧室に対する作動油として使用することができ
るのである。
副ピストンのうち燃焼室に対する部分を小径に、
油圧室に対する部分を大径に形成する構成にした
ことにより、油圧室における作動油の圧力は、燃
焼室の圧力に、前記副ピストンにおける小径と大
径との直径比の二乗を掛算した値になり、燃焼室
の圧力よりも下がることになるから、油圧室の作
動油が、副シリンダの内面と副ピストンとの摺動
部分から燃焼室側に漏洩する量を少なくできて、
作動油の消費量を低減できると共に、排気ガスの
悪化を防止できるのであり、また、前記油圧室に
供給する作動油の油圧を低くすることができるか
ら、当該作動油に対する油圧ポンプの小型・軽量
化を達成できると共に、作動油に対する油圧ポン
プを内燃機関にて駆動する場合に、内燃機関の動
力損失を低減でき、また、場合によつては、内燃
機関における潤滑油、自動車のパワーステアリン
グ機構における作動油、又は自動車のアートマチ
ツク変速機構における作動油を、そのまま、前記
油圧室に対する作動油として使用することができ
るのである。
しかも、本発明は、ステムを、シリンダヘツド
上室に突出し、この突出端に、スピルポート及び
スピル体を設けたことにより、ステムとスピル体
との摺動部分を、スピルポートをスピル体にて完
全に閉じるようにするための高精度の機械的加工
が、前記先行技術の場合よりも遥かに容易にでき
るから、機械的加工に要するコストを低減できる
と共に、加工精度の向上を図ることができるので
あり、更に、ステムとスピル体との良好な摺動状
態を維持するための保守・点検が至極容易にでき
るのである。
上室に突出し、この突出端に、スピルポート及び
スピル体を設けたことにより、ステムとスピル体
との摺動部分を、スピルポートをスピル体にて完
全に閉じるようにするための高精度の機械的加工
が、前記先行技術の場合よりも遥かに容易にでき
るから、機械的加工に要するコストを低減できる
と共に、加工精度の向上を図ることができるので
あり、更に、ステムとスピル体との良好な摺動状
態を維持するための保守・点検が至極容易にでき
るのである。
その上、本発明は、前記副ピストンに対して、
当該副ピストンを後退方向に付勢するばね手段を
設けたことにより、吸気行程において燃焼室と油
圧室との間に大きい圧力差が発生した場合にこの
圧力差のために副ピストンが前進動するときの距
離を、前記ばね手段によつて小さくすることがで
きるから、副ピストンと副シリンダとの摺動部、
及びステムとスピル体との摺動部の摩耗、延いて
は、これらの耐久性を、構造の複雑化及び大型化
並びに重量の増大を招来することなく、向上でき
るのである。
当該副ピストンを後退方向に付勢するばね手段を
設けたことにより、吸気行程において燃焼室と油
圧室との間に大きい圧力差が発生した場合にこの
圧力差のために副ピストンが前進動するときの距
離を、前記ばね手段によつて小さくすることがで
きるから、副ピストンと副シリンダとの摺動部、
及びステムとスピル体との摺動部の摩耗、延いて
は、これらの耐久性を、構造の複雑化及び大型化
並びに重量の増大を招来することなく、向上でき
るのである。
更に、副ピストンに対して設けたばね手段は、
前記のように吸気行程において副ピストンが前進
動するときの距離を小さくして、この前進動に際
して油圧室内に流入する作動油の量を少なくする
と共に、副ピストンの後退動を加速するから、ス
ピル体の後退操作によつて油圧室内における作動
油のスピルポートからの流出量を増大して副ピス
トンを後退する場合において、副ピストンの後退
動が遅れることを低減でき、換言すると、スピル
体の後退操作に対する副ピストンの後退動の応答
性を向上できると共に、圧縮比が、前記スピル体
による設定値よりも高くなる傾向を確実に低減で
きるのである。
前記のように吸気行程において副ピストンが前進
動するときの距離を小さくして、この前進動に際
して油圧室内に流入する作動油の量を少なくする
と共に、副ピストンの後退動を加速するから、ス
ピル体の後退操作によつて油圧室内における作動
油のスピルポートからの流出量を増大して副ピス
トンを後退する場合において、副ピストンの後退
動が遅れることを低減でき、換言すると、スピル
体の後退操作に対する副ピストンの後退動の応答
性を向上できると共に、圧縮比が、前記スピル体
による設定値よりも高くなる傾向を確実に低減で
きるのである。
以下、本発明の実施例を図面(第1図)につい
て説明すると、図において符号1はシリンダブロ
ツク、符号2はシリンダヘツド、符号3は前記シ
リンダブロツク1におけるシリンダボア4内を往
復摺動するピストン、符号5は前記シリンダヘツ
ド2の下面を凹ませて形成した燃焼室を各々示
し、該燃焼室5には、その略中心位置にシリンダ
ヘツド2に螺着した点火栓6がのぞむと共に、図
示しない吸気ポート及び排気ポートが開口してい
る。
て説明すると、図において符号1はシリンダブロ
ツク、符号2はシリンダヘツド、符号3は前記シ
リンダブロツク1におけるシリンダボア4内を往
復摺動するピストン、符号5は前記シリンダヘツ
ド2の下面を凹ませて形成した燃焼室を各々示
し、該燃焼室5には、その略中心位置にシリンダ
ヘツド2に螺着した点火栓6がのぞむと共に、図
示しない吸気ポート及び排気ポートが開口してい
る。
符号7は、前記シリンダヘツド2に穿設した副
シリンダで、該副シリンダ7は下側が前記燃焼室
5に、上側がシリンダヘツド2の上面におけるシ
リンダヘツド上室に各々開口し、前記シリンダヘ
ツド2の上面には、前記副シリンダ7を塞ぐため
の蓋板8が設けられている。
シリンダで、該副シリンダ7は下側が前記燃焼室
5に、上側がシリンダヘツド2の上面におけるシ
リンダヘツド上室に各々開口し、前記シリンダヘ
ツド2の上面には、前記副シリンダ7を塞ぐため
の蓋板8が設けられている。
符号9は、前記副シリンダ7内に摺動自在に嵌
挿した副ピストンで、該副ピストン9が燃焼室5
の方向に前進すると燃焼室5の容積が減少して圧
縮比が高くなり、副ピストン9が燃焼室5から離
れる方向に後退すると燃焼室5の容積が増大して
圧縮比が低くなるようになつており、且つ、この
副ピストン9には、当該副ピストン9を後退方向
に付勢するためのばね10が設けられている。
挿した副ピストンで、該副ピストン9が燃焼室5
の方向に前進すると燃焼室5の容積が減少して圧
縮比が高くなり、副ピストン9が燃焼室5から離
れる方向に後退すると燃焼室5の容積が増大して
圧縮比が低くなるようになつており、且つ、この
副ピストン9には、当該副ピストン9を後退方向
に付勢するためのばね10が設けられている。
また、副ピストン9の背面(燃焼室5に対して
裏側の面)には、当該副ピストン9の中心から軸
方向に延びるステム11が連結され、該ステム1
1を、前記蓋板8を摺動自在に貫通してシリンダ
ヘツド上室に突出する一方、前記副ピストン9の
背面と前記蓋板8との間に油圧室12を形成し、
該油圧式12に、図示しない油圧源からの作動油
を逆止弁13付きポート14を介して連続的に供
給する。
裏側の面)には、当該副ピストン9の中心から軸
方向に延びるステム11が連結され、該ステム1
1を、前記蓋板8を摺動自在に貫通してシリンダ
ヘツド上室に突出する一方、前記副ピストン9の
背面と前記蓋板8との間に油圧室12を形成し、
該油圧式12に、図示しない油圧源からの作動油
を逆止弁13付きポート14を介して連続的に供
給する。
そして、前記副ピストン9のうち燃焼室5に対
する部分9aを、直径dの小径に、油圧室12に
対する部分9bを、直径Dの大径に構成する。
する部分9aを、直径dの小径に、油圧室12に
対する部分9bを、直径Dの大径に構成する。
一方、前記ステム11には、油圧室12に連通
する通路15を備え、且つ、ステム11がシリン
ダヘツド上室に突出する突出端部には、前記油圧
室12内の作動油を、シリンダヘツド上室に放出
するためのスピルポート16を穿設する。
する通路15を備え、且つ、ステム11がシリン
ダヘツド上室に突出する突出端部には、前記油圧
室12内の作動油を、シリンダヘツド上室に放出
するためのスピルポート16を穿設する。
そして、符号17は、スピル体の一つの実施例
であるスピルリングを示し、該スピルリング17
を、前記ステム11における突出端部の外周に摺
動自在に被嵌して、ステム11の後退動のときそ
のスピルポート16がスピルリング17によつて
閉じ、ステム11の前進動のときそのスピルポー
ト16が開くように構成する一方、前記スピルリ
ング17を、これに係合したレバー18の回動に
てステム11の軸方向に移動調節するように構成
して成るものである。
であるスピルリングを示し、該スピルリング17
を、前記ステム11における突出端部の外周に摺
動自在に被嵌して、ステム11の後退動のときそ
のスピルポート16がスピルリング17によつて
閉じ、ステム11の前進動のときそのスピルポー
ト16が開くように構成する一方、前記スピルリ
ング17を、これに係合したレバー18の回動に
てステム11の軸方向に移動調節するように構成
して成るものである。
この構成において、スピルリング17を、第1
図に二点鎖線で示すように、燃焼室5の方向、つ
まりスピルポート16を閉じる方向に前進移動操
作すれば、スピルポート16の閉によつて当該ス
ピルポート16からの作動油の流出が止り、逆止
弁13付きポート14から絶えず作動油が供給さ
れている油圧室12の圧力が上昇するから、副ピ
ストン9は燃焼室に向かつて前進し、この前進が
スピルポート16の開のところまで進行すると、
スピルポート16から作動油が流出を始め、この
流出量と油圧室12への供給量とがバランスした
時点で副ピストン9の前進が停止する。
図に二点鎖線で示すように、燃焼室5の方向、つ
まりスピルポート16を閉じる方向に前進移動操
作すれば、スピルポート16の閉によつて当該ス
ピルポート16からの作動油の流出が止り、逆止
弁13付きポート14から絶えず作動油が供給さ
れている油圧室12の圧力が上昇するから、副ピ
ストン9は燃焼室に向かつて前進し、この前進が
スピルポート16の開のところまで進行すると、
スピルポート16から作動油が流出を始め、この
流出量と油圧室12への供給量とがバランスした
時点で副ピストン9の前進が停止する。
また、スピルリング17を、二点鎖線の位置か
ら実線の位置へと後退方向に移動操作すると、ス
ピルポート16が全開になり流出量が増加し油圧
室12の圧力が低下するから、副ピストン9は、
燃焼室5内の圧力及び/又はばね10によつて燃
焼室5から離れるように後退し、この後退がスピ
ルポート16がスピルリング17にて閉じるとこ
ろまで進行すると、スピルポート16からの流出
量が減少し、その流出量が供給量とバランスした
時点で、副ピストン9の後退動が停止することに
なり、スピルリング17の移動操作によつて、副
ピストン9を、無段階的に前後移動することがで
きる。
ら実線の位置へと後退方向に移動操作すると、ス
ピルポート16が全開になり流出量が増加し油圧
室12の圧力が低下するから、副ピストン9は、
燃焼室5内の圧力及び/又はばね10によつて燃
焼室5から離れるように後退し、この後退がスピ
ルポート16がスピルリング17にて閉じるとこ
ろまで進行すると、スピルポート16からの流出
量が減少し、その流出量が供給量とバランスした
時点で、副ピストン9の後退動が停止することに
なり、スピルリング17の移動操作によつて、副
ピストン9を、無段階的に前後移動することがで
きる。
従つて、この前記スピルリング17に係合する
レバー18を、その他端に連結したアクチエータ
22等にて、回動することにより、圧縮比を自在
に変更することができるのである。
レバー18を、その他端に連結したアクチエータ
22等にて、回動することにより、圧縮比を自在
に変更することができるのである。
また、機関の爆発行程において、副ピストン9
に大きな爆発力を受けると、この爆発力にて当該
副ピストン9が若干後退してスピルポート16が
閉じる一方、油圧室12内の圧力が瞬間的に高く
なつて逆止弁13が閉じて、油圧室12の作動油
は当該油圧室12内に閉じ込められた状態になる
から、これにより副ピストンに対する大きな爆発
力を支受するのであり、この場合において、スピ
ルポート16が閉じるまでの間における作動油の
流出及びその後の作動油の圧力上昇が、燃焼室5
内での混合気の爆発燃焼による副ピストン9に対
する衝撃を吸収・緩和するのである。
に大きな爆発力を受けると、この爆発力にて当該
副ピストン9が若干後退してスピルポート16が
閉じる一方、油圧室12内の圧力が瞬間的に高く
なつて逆止弁13が閉じて、油圧室12の作動油
は当該油圧室12内に閉じ込められた状態になる
から、これにより副ピストンに対する大きな爆発
力を支受するのであり、この場合において、スピ
ルポート16が閉じるまでの間における作動油の
流出及びその後の作動油の圧力上昇が、燃焼室5
内での混合気の爆発燃焼による副ピストン9に対
する衝撃を吸収・緩和するのである。
この場合において、前記副ピストン9のうち燃
焼室5に対する部分9aを、直径dの小径に、油
圧室12に対する部分9bを、直径Dの大径に構
成したことにより、油圧室12内の作動油の圧力
Pは、燃焼室の圧力pに、前記副ピストン9にお
ける小径部9bと大径部9bとの直径比の二乗を
掛算した値、つまり、P=p(d/D)2になるのであ る。
焼室5に対する部分9aを、直径dの小径に、油
圧室12に対する部分9bを、直径Dの大径に構
成したことにより、油圧室12内の作動油の圧力
Pは、燃焼室の圧力pに、前記副ピストン9にお
ける小径部9bと大径部9bとの直径比の二乗を
掛算した値、つまり、P=p(d/D)2になるのであ る。
このように、油圧室12内における作動油の圧
力を下げることができるから、前記油圧室12に
供給する作動油としては、機関における潤滑油又
は自動車のパワーステアリング機構における作動
油、若しくは自動車のオートマチツク変速装置に
おける作動油をそのまま用いることができる。
力を下げることができるから、前記油圧室12に
供給する作動油としては、機関における潤滑油又
は自動車のパワーステアリング機構における作動
油、若しくは自動車のオートマチツク変速装置に
おける作動油をそのまま用いることができる。
機関における潤滑油を用いる場合には、潤滑油
ポンプからの潤滑油を、機関における各種回転又
は摺動部分に分配するメインギヤラリーから前記
油圧室12への逆止弁13付きポート14に導く
ようにする一方、ステム11におけるスピルポー
ト16からの流出油をシリンダヘツド上室に放出
し、一般的に言つて当該シリンダヘツド上室内に
設けられている動弁機構(図示せず)に対する潤
滑油と一緒にして、シリンダブロツク1の下部に
おけるオイルパン(図示せず)に戻すようにすれ
ば良いから、この構造は簡単になる。油圧室12
への作動油として自動車のパワーステアリング機
構における作動油、又は自動車のオートマチツク
変速装置における作動油を用いるときには、第4
図に示すように、パワーステアリング機構又はオ
ートマチツク変速装置における油圧ポンプから分
岐した通路23を、前記油圧室12へのポート1
4に接続する一方、蓋板8の外側にスピルリング
17及びステム11を覆うカバー24を設けて、
スピルポート16から流出する作動油を、カバー
24に接続した通路25を介して、パワーステア
リング機構又はオートマチツク変速装置における
オイル溜(図示せず)に戻せば良いのである。パ
ワーステアリング機構における作動油は、その油
圧ポンプの特性上から圧力が高いため、副ピスト
ンの作動応答性を向上できると共に、副ピストン
の直径を小さく小型化できる。また、オートマチ
ツク変速装置における作動油は、その油圧ポンプ
の特性として圧力が比較的高く、且つ、温度の変
化に対して粘性の変化が小さい特性を有するた
め、機関の温度が低い状態においても、副ピスト
ンを応答性良く作動することができる利点を有す
る。
ポンプからの潤滑油を、機関における各種回転又
は摺動部分に分配するメインギヤラリーから前記
油圧室12への逆止弁13付きポート14に導く
ようにする一方、ステム11におけるスピルポー
ト16からの流出油をシリンダヘツド上室に放出
し、一般的に言つて当該シリンダヘツド上室内に
設けられている動弁機構(図示せず)に対する潤
滑油と一緒にして、シリンダブロツク1の下部に
おけるオイルパン(図示せず)に戻すようにすれ
ば良いから、この構造は簡単になる。油圧室12
への作動油として自動車のパワーステアリング機
構における作動油、又は自動車のオートマチツク
変速装置における作動油を用いるときには、第4
図に示すように、パワーステアリング機構又はオ
ートマチツク変速装置における油圧ポンプから分
岐した通路23を、前記油圧室12へのポート1
4に接続する一方、蓋板8の外側にスピルリング
17及びステム11を覆うカバー24を設けて、
スピルポート16から流出する作動油を、カバー
24に接続した通路25を介して、パワーステア
リング機構又はオートマチツク変速装置における
オイル溜(図示せず)に戻せば良いのである。パ
ワーステアリング機構における作動油は、その油
圧ポンプの特性上から圧力が高いため、副ピスト
ンの作動応答性を向上できると共に、副ピストン
の直径を小さく小型化できる。また、オートマチ
ツク変速装置における作動油は、その油圧ポンプ
の特性として圧力が比較的高く、且つ、温度の変
化に対して粘性の変化が小さい特性を有するた
め、機関の温度が低い状態においても、副ピスト
ンを応答性良く作動することができる利点を有す
る。
更に、前記実施例は、スピル体の一つの実施例
としてスピルリング17にした場合を示したが、
第5図に示すように、ステム11aを中空軸に形
成し、該ステム11a内に、スピル棒17aを摺
動自在に挿入し、該スピル棒17aを、摺動操作
することによつて、スピルポート16aの開閉位
置を、ステム11aの軸方向に沿つて変位するよ
うに構成しても良いのであり、また、第6図及び
第7図に示すように、ステム11bにおけるスピ
ルポートを、ステム11bの軸線に対して傾斜す
る傾斜状のスピルポート16bに形成する一方、
ステム11bの外周には、歯車式のスピルリング
17bを回転自在に、且つ、摺動自在に被嵌し
て、該スピルリング17bを、図示しない軸受に
てシリンダヘツド2に対して軸支し、このスピル
リング17bには、ステム11bが前後摺動した
ときその傾斜状スピルポート16bに合致するよ
うにした一つの逃がしポート23を穿設すると共
に、このスピルリング17b外周の歯にステム1
1bと直角方向に配設したラツク杆26を噛合
し、該ラツク杆26を、アクチエータ22にて長
手方向に往復動することによつて、スピルリング
17bを回転操作して、ステム11bの傾斜状ス
ピルポート16bに対して逃がしポート23を、
位置又は位置へとずらせることによつて、ス
ピルポート16bの開閉位置をステム11bの軸
方向に沿つて変位するように構成しても良いので
ある(この場合、ステム11bは、シリンダヘツ
ド2に対して摺動自在に、且つ、回転不能に保持
され、また、ここにおけるスピルリング17bを
回転する機構としては、実施例図面のラツクとピ
ニオンに限らず他の手段を用いて良いことはいう
までもない)。更にまた、このステム11bに設
けた傾斜状スピルポート16bと、スピルリング
17bに設けた逃がしポート23とを設ける位置
をそれぞれ逆にし、すなわち、ステム11bに逃
がしポート23を設けて、この逃がしポート23
をスピルポートにする一方、スピルリング17b
に傾斜状スピルポート16bを設けることによ
り、前記スピルリング17bの回転にてスピルポ
ートの開閉位置を、ステムの軸方向に変位するよ
うに構成しても良いのである。(この場合、ステ
ム11b又はスピルリング17bに設ける傾斜状
スピルポートの形状は、必要に応じて、第6図に
二点鎖線で示すような形状にしても良い)。
としてスピルリング17にした場合を示したが、
第5図に示すように、ステム11aを中空軸に形
成し、該ステム11a内に、スピル棒17aを摺
動自在に挿入し、該スピル棒17aを、摺動操作
することによつて、スピルポート16aの開閉位
置を、ステム11aの軸方向に沿つて変位するよ
うに構成しても良いのであり、また、第6図及び
第7図に示すように、ステム11bにおけるスピ
ルポートを、ステム11bの軸線に対して傾斜す
る傾斜状のスピルポート16bに形成する一方、
ステム11bの外周には、歯車式のスピルリング
17bを回転自在に、且つ、摺動自在に被嵌し
て、該スピルリング17bを、図示しない軸受に
てシリンダヘツド2に対して軸支し、このスピル
リング17bには、ステム11bが前後摺動した
ときその傾斜状スピルポート16bに合致するよ
うにした一つの逃がしポート23を穿設すると共
に、このスピルリング17b外周の歯にステム1
1bと直角方向に配設したラツク杆26を噛合
し、該ラツク杆26を、アクチエータ22にて長
手方向に往復動することによつて、スピルリング
17bを回転操作して、ステム11bの傾斜状ス
ピルポート16bに対して逃がしポート23を、
位置又は位置へとずらせることによつて、ス
ピルポート16bの開閉位置をステム11bの軸
方向に沿つて変位するように構成しても良いので
ある(この場合、ステム11bは、シリンダヘツ
ド2に対して摺動自在に、且つ、回転不能に保持
され、また、ここにおけるスピルリング17bを
回転する機構としては、実施例図面のラツクとピ
ニオンに限らず他の手段を用いて良いことはいう
までもない)。更にまた、このステム11bに設
けた傾斜状スピルポート16bと、スピルリング
17bに設けた逃がしポート23とを設ける位置
をそれぞれ逆にし、すなわち、ステム11bに逃
がしポート23を設けて、この逃がしポート23
をスピルポートにする一方、スピルリング17b
に傾斜状スピルポート16bを設けることによ
り、前記スピルリング17bの回転にてスピルポ
ートの開閉位置を、ステムの軸方向に変位するよ
うに構成しても良いのである。(この場合、ステ
ム11b又はスピルリング17bに設ける傾斜状
スピルポートの形状は、必要に応じて、第6図に
二点鎖線で示すような形状にしても良い)。
更にまた、図示のように、前記副ピストン9に
おける大径部9bの外周面に、環状溝19を刻設
し、該環状溝19を、ステム11,11a,11
b内に穿設した通孔20を介して、シリンダヘツ
ド上室に開放する一方、副ピストン9の大径部9
bの外周面には、前記環状溝19より燃焼室5側
の部分にOリング21を設けた構成しておけば、
油圧室12から燃焼室5側に漏洩する作動油は、
前記環状溝19からシリンダヘツド上室に流出す
るから、油圧室12内の作動油が燃焼室5内に漏
洩する量を、より低減することができる。
おける大径部9bの外周面に、環状溝19を刻設
し、該環状溝19を、ステム11,11a,11
b内に穿設した通孔20を介して、シリンダヘツ
ド上室に開放する一方、副ピストン9の大径部9
bの外周面には、前記環状溝19より燃焼室5側
の部分にOリング21を設けた構成しておけば、
油圧室12から燃焼室5側に漏洩する作動油は、
前記環状溝19からシリンダヘツド上室に流出す
るから、油圧室12内の作動油が燃焼室5内に漏
洩する量を、より低減することができる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は第1の
実施例を示す機関要部の縦断正面図、第2図は第
1図の−視断面図、第3図は第1図の要部拡
大図、第4図は第2の実施例を示す機関要部の縦
断正面図、第5図及び第6図スピル体とスピルポ
ートとの別の実施例図、第7図は第6図の平面図
である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダヘツ
ド、5……燃焼室、7……副シリンダ、9……副
ピストン、9a……副ピストンの小径部、9b…
…副ピストンの大径部、12……油圧室、14…
…作動油供給ポート、11,11a,11b……
ステム、16,16a,16b……スピルポー
ト、17,17b……スピル体の実施例としての
スピルリング、17a……スピル体の実施例とし
てのスピル棒。
実施例を示す機関要部の縦断正面図、第2図は第
1図の−視断面図、第3図は第1図の要部拡
大図、第4図は第2の実施例を示す機関要部の縦
断正面図、第5図及び第6図スピル体とスピルポ
ートとの別の実施例図、第7図は第6図の平面図
である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダヘツ
ド、5……燃焼室、7……副シリンダ、9……副
ピストン、9a……副ピストンの小径部、9b…
…副ピストンの大径部、12……油圧室、14…
…作動油供給ポート、11,11a,11b……
ステム、16,16a,16b……スピルポー
ト、17,17b……スピル体の実施例としての
スピルリング、17a……スピル体の実施例とし
てのスピル棒。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリンダヘツドに、燃焼室に開口する副シリ
ンダを形成して、該副シリンダ内に副ピストンを
摺動自在に嵌挿し、該副ピストンの背面に油圧室
を形成して、該油圧室に作動油供給用のポートを
接続し、前記副ピストンに、当該副ピストンを後
退方向に付勢するばね手段を設ける一方、前記副
ピストンの背面に、前記副シリンダの軸方向に延
びるステムを連結して、該ステムの先端を、前記
シリンダヘツド上室に突出し、該ステムの突出端
には、前記油圧室内の作動油が流出するようにし
たスピルポートを設け、且つ、前記ステムの突出
端には、当該ステムの後退動によつてスピルポー
トが閉じステムの前進動によつてスピルポートが
開くようにしたスピル体を、当該スピル体による
前記スピルポートの開閉位置がステムの軸方向に
変位できるように相対移動自在に設け、更に、前
記副ピストンのうち燃焼室に対する部分を小径
に、油圧室に対する部分を大径に形成したことを
特徴とする内燃機関における圧縮比の可変装置。 2 前記油圧室に供給する作動油として、内燃機
関における潤滑油を使用することを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載した内燃機関における
圧縮比の可変装置。 3 前記油圧室に供給する作動油として、自動車
のパワーステアリング機構における作動油を使用
することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載した内燃機関における圧縮比の可変装置。 4 前記油圧室に供給する作動油として、自動車
のオートマチツク変速機構における作動油を使用
することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載した内燃機関における圧縮比の可変装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4829682A JPS58165542A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 内燃機関における圧縮比の可変装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4829682A JPS58165542A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 内燃機関における圧縮比の可変装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58165542A JPS58165542A (ja) | 1983-09-30 |
| JPH0116969B2 true JPH0116969B2 (ja) | 1989-03-28 |
Family
ID=12799471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4829682A Granted JPS58165542A (ja) | 1982-03-24 | 1982-03-24 | 内燃機関における圧縮比の可変装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58165542A (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS576831Y2 (ja) * | 1976-05-19 | 1982-02-09 | ||
| JPS5314308A (en) * | 1976-07-23 | 1978-02-08 | Aisin Seiki | Sewing machine motor control device for controlling home position stopping of sewing machine |
| JPS53131323A (en) * | 1977-04-21 | 1978-11-16 | Kubota Ltd | Compression-ratio variable device for internal combuston engine with supercharger |
| FR2397530A1 (fr) * | 1977-07-11 | 1979-02-09 | Peugeot | Moteur a explosion a rapport volumetrique variable |
| JPS6214370Y2 (ja) * | 1978-06-14 | 1987-04-13 |
-
1982
- 1982-03-24 JP JP4829682A patent/JPS58165542A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58165542A (ja) | 1983-09-30 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6354252B1 (en) | Device for varying a piston engine effective volumetric displacement and/or volumetric ratio of during its operation | |
| US4112884A (en) | Valve lifter for internal combustion engine | |
| JPH0116969B2 (ja) | ||
| US2912935A (en) | Fuel injection pump | |
| JPH0116330B2 (ja) | ||
| JPH0116968B2 (ja) | ||
| JPH0116973B2 (ja) | ||
| JPS6358252B2 (ja) | ||
| JPH0116972B2 (ja) | ||
| JPH0116971B2 (ja) | ||
| JPH0219292B2 (ja) | ||
| JPH0116978B2 (ja) | ||
| JPH0116977B2 (ja) | ||
| JPH0116975B2 (ja) | ||
| JPS6323551Y2 (ja) | ||
| JPH0116970B2 (ja) | ||
| JPS6331658B2 (ja) | ||
| JPH0116980B2 (ja) | ||
| JPH0116979B2 (ja) | ||
| JPS6331655B2 (ja) | ||
| JPS6339390Y2 (ja) | ||
| JPS6390632A (ja) | 圧縮比可変式内燃機関 | |
| JPS6331654B2 (ja) | ||
| JPS5838335A (ja) | 噴射時期調整装置 | |
| JPS6361498B2 (ja) |