JPH0116970B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0116970B2 JPH0116970B2 JP57060131A JP6013182A JPH0116970B2 JP H0116970 B2 JPH0116970 B2 JP H0116970B2 JP 57060131 A JP57060131 A JP 57060131A JP 6013182 A JP6013182 A JP 6013182A JP H0116970 B2 JPH0116970 B2 JP H0116970B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- chamber
- sub
- spill
- cooling chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D15/00—Varying compression ratio
- F02D15/04—Varying compression ratio by alteration of volume of compression space without changing piston stroke
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、内燃機関における圧縮比を、内燃機
関の運転中において応答性良く変更できるように
した圧縮比の可変装置に関するものである。
関の運転中において応答性良く変更できるように
した圧縮比の可変装置に関するものである。
内燃機関において、その出力を向上すると共
に、燃料消費量を低減するには、圧縮比を高めれ
ば良いが、圧縮比を高めると高負荷域、低回転域
においてノツキングが発生する。このため従来の
圧縮比一定の内燃機関では、圧縮比を高負荷域、
低回転域においてノツキングが発生しない値に設
定しなければならないから、低負荷域、高回転域
において十分な出力と、十分な低燃費を出すこと
ができないのである。
に、燃料消費量を低減するには、圧縮比を高めれ
ば良いが、圧縮比を高めると高負荷域、低回転域
においてノツキングが発生する。このため従来の
圧縮比一定の内燃機関では、圧縮比を高負荷域、
低回転域においてノツキングが発生しない値に設
定しなければならないから、低負荷域、高回転域
において十分な出力と、十分な低燃費を出すこと
ができないのである。
そこで、先行技術としての特開昭54−20220号
公報は、燃焼室に開口する副シリンダ内に、燃焼
室の容積を増減するための副ピストンを摺動自在
に嵌挿し、該副ピストンを、当該副ピストンの背
面に形成した油圧室に対する作動油の供給・排出
にて前後移動することにより、圧縮比を変更する
ことを提案している。
公報は、燃焼室に開口する副シリンダ内に、燃焼
室の容積を増減するための副ピストンを摺動自在
に嵌挿し、該副ピストンを、当該副ピストンの背
面に形成した油圧室に対する作動油の供給・排出
にて前後移動することにより、圧縮比を変更する
ことを提案している。
そして、この先行技術の圧縮比可変装置は、副
ピストンの背面から中空状のステムを一体的に連
結し、該中空状ステムには、前記油圧室内の部位
に油圧室内の作動油を、当該中空状ステム内に流
出するようにしたスピルポートを穿設する一方、
前記中空状ステム内には、大気に連通する油路を
備えた制御棒を摺動自在に挿入し、該制御棒の摺
動操作によつて、前記スピルポートの開閉位置
を、ステムの軸方向に変位することにより、副ピ
ストンを前後移動するように構成したものである
から、圧縮比を、無段階的に変更できる利点を有
する反面、以下に述べるような問題点を有する。
ピストンの背面から中空状のステムを一体的に連
結し、該中空状ステムには、前記油圧室内の部位
に油圧室内の作動油を、当該中空状ステム内に流
出するようにしたスピルポートを穿設する一方、
前記中空状ステム内には、大気に連通する油路を
備えた制御棒を摺動自在に挿入し、該制御棒の摺
動操作によつて、前記スピルポートの開閉位置
を、ステムの軸方向に変位することにより、副ピ
ストンを前後移動するように構成したものである
から、圧縮比を、無段階的に変更できる利点を有
する反面、以下に述べるような問題点を有する。
すなわち、先行技術のものは、前記制御棒によ
つて開閉するスピルポートを、油圧室内の部分に
設けた構成にしており、換言すれば、中空状ステ
ムと制御棒との摺動部分は、中空状ステムにおけ
る奥の部分に位置しているから、前記中空状ステ
ムと制御棒との摺動部分を、当該摺動部分から作
動油の漏洩が無いように高精度に仕上げ加工する
場合における機械的加工が著しく困難で、この機
械的加工に要するコストが大幅の増大すると共
に、中空状ステムと制御棒との良好な摺動状態を
維持するための保守・点検が困難であつた。
つて開閉するスピルポートを、油圧室内の部分に
設けた構成にしており、換言すれば、中空状ステ
ムと制御棒との摺動部分は、中空状ステムにおけ
る奥の部分に位置しているから、前記中空状ステ
ムと制御棒との摺動部分を、当該摺動部分から作
動油の漏洩が無いように高精度に仕上げ加工する
場合における機械的加工が著しく困難で、この機
械的加工に要するコストが大幅の増大すると共
に、中空状ステムと制御棒との良好な摺動状態を
維持するための保守・点検が困難であつた。
また、先行技術のものは、圧縮比可変用の副ピ
ストンに対する冷却の点を考慮したものでなく、
この副ピストンの温度は可成り上昇するから、焼
付き等が発生して耐久性が低いばかりか、副ピス
トンの過熱により、当該副ピストンがヒートポイ
ントになつて、過早着火が発生する原因になる場
合があつた。
ストンに対する冷却の点を考慮したものでなく、
この副ピストンの温度は可成り上昇するから、焼
付き等が発生して耐久性が低いばかりか、副ピス
トンの過熱により、当該副ピストンがヒートポイ
ントになつて、過早着火が発生する原因になる場
合があつた。
しかも、先行技術のものは、燃焼室の圧力が吸
気行程に際して負圧(大気圧以下)になつたと
き、油圧室内に常時供給されている作動油の油圧
と燃焼室との間に大きい圧力差が発生して、副ピ
ストンが燃焼室に向つて前進動し、次の圧縮行程
において燃焼室の圧力が高くなつたとき元の位置
まで後退動すると云うように、一サイクルごとに
1回往復運動を繰り返すので、副ピストンと副シ
リンダとの摺動部、及び中空状ステムと制御棒と
の摺動部における摩耗が大きくて、耐久性が低い
のである。
気行程に際して負圧(大気圧以下)になつたと
き、油圧室内に常時供給されている作動油の油圧
と燃焼室との間に大きい圧力差が発生して、副ピ
ストンが燃焼室に向つて前進動し、次の圧縮行程
において燃焼室の圧力が高くなつたとき元の位置
まで後退動すると云うように、一サイクルごとに
1回往復運動を繰り返すので、副ピストンと副シ
リンダとの摺動部、及び中空状ステムと制御棒と
の摺動部における摩耗が大きくて、耐久性が低い
のである。
その上、副ピストンの前進動は、当該副ピスト
ンの背面における油圧室からの作動油の流出を止
めて行うために、制御棒の前進操作によつて副ピ
ストンを前進動するときの応答性は良い反面、副
ピストンは、吸気行程において前記のように燃焼
室に向つて前進動することにより、この前進動に
より油圧室内に作動油が流入するから、制御棒の
後退操作によつて油圧室内における作動油の流出
量を増大して副ピストンを後退する場合におい
て、副ピストンの後退動が、吸気行程のときに前
進動する分だけ遅れることになり、換言すると、
制御棒の後退操作に対する副ピストンの後退動の
応答性が、副ピストンの前進動に比べて著しく低
いと共に、圧縮比を高くする場合における圧縮比
が、前記制御棒の位置に対応する値よりも高くな
る傾向を呈するのであり、特に、これらの傾向、
つまり、副ピストンの後退動の応答性が低下する
傾向及び圧縮比が高くなる傾向は、内燃機関の回
転数が早くなるにつれて増大するのであつた。
ンの背面における油圧室からの作動油の流出を止
めて行うために、制御棒の前進操作によつて副ピ
ストンを前進動するときの応答性は良い反面、副
ピストンは、吸気行程において前記のように燃焼
室に向つて前進動することにより、この前進動に
より油圧室内に作動油が流入するから、制御棒の
後退操作によつて油圧室内における作動油の流出
量を増大して副ピストンを後退する場合におい
て、副ピストンの後退動が、吸気行程のときに前
進動する分だけ遅れることになり、換言すると、
制御棒の後退操作に対する副ピストンの後退動の
応答性が、副ピストンの前進動に比べて著しく低
いと共に、圧縮比を高くする場合における圧縮比
が、前記制御棒の位置に対応する値よりも高くな
る傾向を呈するのであり、特に、これらの傾向、
つまり、副ピストンの後退動の応答性が低下する
傾向及び圧縮比が高くなる傾向は、内燃機関の回
転数が早くなるにつれて増大するのであつた。
本発明は、前記先行技術のものが有するこれら
の問題を、構造の複雑化及び大型化を招来するこ
となく解消した圧縮比可変装置を提供することを
目的とするものである。
の問題を、構造の複雑化及び大型化を招来するこ
となく解消した圧縮比可変装置を提供することを
目的とするものである。
この目的を達成するため本発明は、シリンダヘ
ツドに、燃焼室に開口する副シリンダを設け、該
副シリンダ内に副ピストンを摺動自在に嵌挿し、
該副ピストンの背面に油圧室を形成して、該油圧
室に作動油供給用のポートを接続し、前記副ピス
トンに、当該副ピストンを後退方向に付勢するば
ね手段を設け、且つ、前記副ピストン内に、前記
油圧室に通孔を介して連通する中空状の冷却室を
形成する一方、前記副ピストンの背面に、前記副
シリンダの軸方向に延びるステムを連結し、該ス
テムの先端を、前記シリンダヘツド上室に突出
し、該ステムの突出端には、前記油圧室内の作動
油が前記冷却室を経て流出するようにしたスピル
ポートを設け、且つ、前記ステムの突出端には、
当該ステムの後退動によつてスピルポートが閉じ
ステムの前進動によつてスピルポートが開くよう
にしたスピル体を、当該スピル体による前記スピ
ルポートの開閉位置がステムの軸方向に変位でき
るように相対移動自在に設け、更に、前記油圧室
と冷却室とを連通する通孔を、当該通孔から冷却
室内への作動油が冷却室の内壁面に沿つて流入す
る部位に設ける構成にした。
ツドに、燃焼室に開口する副シリンダを設け、該
副シリンダ内に副ピストンを摺動自在に嵌挿し、
該副ピストンの背面に油圧室を形成して、該油圧
室に作動油供給用のポートを接続し、前記副ピス
トンに、当該副ピストンを後退方向に付勢するば
ね手段を設け、且つ、前記副ピストン内に、前記
油圧室に通孔を介して連通する中空状の冷却室を
形成する一方、前記副ピストンの背面に、前記副
シリンダの軸方向に延びるステムを連結し、該ス
テムの先端を、前記シリンダヘツド上室に突出
し、該ステムの突出端には、前記油圧室内の作動
油が前記冷却室を経て流出するようにしたスピル
ポートを設け、且つ、前記ステムの突出端には、
当該ステムの後退動によつてスピルポートが閉じ
ステムの前進動によつてスピルポートが開くよう
にしたスピル体を、当該スピル体による前記スピ
ルポートの開閉位置がステムの軸方向に変位でき
るように相対移動自在に設け、更に、前記油圧室
と冷却室とを連通する通孔を、当該通孔から冷却
室内への作動油が冷却室の内壁面に沿つて流入す
る部位に設ける構成にした。
このような構成において、前記スピル体を、当
該スピル体によつてスピルポートを閉じるように
移動作動すると、スピルポートからの作動油の流
出が止まるか、減少することにより、副ピストン
は、油圧室内に供給される作動油によつて燃焼室
に向かつて前進動し、この前進動は、スピルポー
トからの作動油の流出量が油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが開
いた時点で停止することになり、また、前記スピ
ル体を、当該スピル体によつて前記スピルポート
を大きく開くように移動作動すると、スピルポー
トからの作動油の流出量が増大することにより、
副ピストンは、燃焼室内の圧力及びばね手段にて
燃焼室から後退動し、この後退動は、スピルポー
トからの作動油の流出量と油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが閉
じると停止することになるから、前記スピル体の
移動作動によつて、副ピストンを前進又は後退動
することができる。
該スピル体によつてスピルポートを閉じるように
移動作動すると、スピルポートからの作動油の流
出が止まるか、減少することにより、副ピストン
は、油圧室内に供給される作動油によつて燃焼室
に向かつて前進動し、この前進動は、スピルポー
トからの作動油の流出量が油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが開
いた時点で停止することになり、また、前記スピ
ル体を、当該スピル体によつて前記スピルポート
を大きく開くように移動作動すると、スピルポー
トからの作動油の流出量が増大することにより、
副ピストンは、燃焼室内の圧力及びばね手段にて
燃焼室から後退動し、この後退動は、スピルポー
トからの作動油の流出量と油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが閉
じると停止することになるから、前記スピル体の
移動作動によつて、副ピストンを前進又は後退動
することができる。
この場合、本発明は、ステムを、シリンダヘツ
ド上室に突出し、この突出端に、スピルポート及
びスピル体を設けたことにより、ステムとスピル
体との摺動部分を、スピルポートをスピル体にて
完全に閉じるようにするための高精度の機械的加
工が、前記先行技術の場合よりも遥かに容易にで
きるから、機械的加工に要するコストを低減でき
ると共に、加工精度の向上を図ることができるの
であり、更に、ステムとスピル体との良好な摺動
状態を維持するための保守・点検が至極容易にで
きるのである。
ド上室に突出し、この突出端に、スピルポート及
びスピル体を設けたことにより、ステムとスピル
体との摺動部分を、スピルポートをスピル体にて
完全に閉じるようにするための高精度の機械的加
工が、前記先行技術の場合よりも遥かに容易にで
きるから、機械的加工に要するコストを低減でき
ると共に、加工精度の向上を図ることができるの
であり、更に、ステムとスピル体との良好な摺動
状態を維持するための保守・点検が至極容易にで
きるのである。
一方、油圧室に供給した作動油は、副ピストン
内における冷却室内を流れたのち、前記スピルポ
ートから流出することにより、この作動油にて、
副ピストンを強制的に冷却できる。この場合にお
いて、油圧室から冷却室への作動油の通孔を、当
該通孔から冷却室内への作動油が冷却室の内壁面
に沿つて流入する部位に設けたことにより、油圧
室からの温度の低い作動油は、副ピストン内の冷
却室のうち温度が高い内壁面に沿つて、比較的早
い流速で流れるから、副ピストンに対する冷却性
能を高い値にできるのである。
内における冷却室内を流れたのち、前記スピルポ
ートから流出することにより、この作動油にて、
副ピストンを強制的に冷却できる。この場合にお
いて、油圧室から冷却室への作動油の通孔を、当
該通孔から冷却室内への作動油が冷却室の内壁面
に沿つて流入する部位に設けたことにより、油圧
室からの温度の低い作動油は、副ピストン内の冷
却室のうち温度が高い内壁面に沿つて、比較的早
い流速で流れるから、副ピストンに対する冷却性
能を高い値にできるのである。
しかも、作動油が、油圧室から冷却室を経てス
ピルポートから流出するときにおける作動油の流
量は、副ピストンを前進動した場合と、副ピスト
ンを後退動した場合とで同じであり、換言する
と、副ピストンにおける冷却室内を流れる作動油
の流量は、圧縮比を高低いずれにした場合におい
ても同じであるから、作動油による副ピストンに
対する前記した高い冷却性能を、圧縮比の変更と
は無関係に、換言すると、いかなる圧縮比の状態
においても常に確保することができるから、副ピ
ストンの焼付き等による耐久性の低下を確実に防
止できると共に、副ピストンによる過早着火の発
生のおそれを確実に低減できるのである。
ピルポートから流出するときにおける作動油の流
量は、副ピストンを前進動した場合と、副ピスト
ンを後退動した場合とで同じであり、換言する
と、副ピストンにおける冷却室内を流れる作動油
の流量は、圧縮比を高低いずれにした場合におい
ても同じであるから、作動油による副ピストンに
対する前記した高い冷却性能を、圧縮比の変更と
は無関係に、換言すると、いかなる圧縮比の状態
においても常に確保することができるから、副ピ
ストンの焼付き等による耐久性の低下を確実に防
止できると共に、副ピストンによる過早着火の発
生のおそれを確実に低減できるのである。
その上、本発明は、前記副ピストンに対して、
当該副ピストンを後退方向に付勢するばね手段を
設けたことにより、吸気行程において燃焼室と油
圧室との間に大きい圧力差が発生した場合に、こ
の圧力差のために副ピストンが前進動するときの
距離を、前記ばね手段によつて小さくすることが
できるから、副ピストンと副シリンダとの摺動
部、及びステムとスピル体との摺動部の摩耗、延
いては、これらの耐久性を、構造の複雑化及び大
型化並びに重量の増大を招来することなく、向上
できるのである。
当該副ピストンを後退方向に付勢するばね手段を
設けたことにより、吸気行程において燃焼室と油
圧室との間に大きい圧力差が発生した場合に、こ
の圧力差のために副ピストンが前進動するときの
距離を、前記ばね手段によつて小さくすることが
できるから、副ピストンと副シリンダとの摺動
部、及びステムとスピル体との摺動部の摩耗、延
いては、これらの耐久性を、構造の複雑化及び大
型化並びに重量の増大を招来することなく、向上
できるのである。
更に、副ピストンに対して設けたばね手段は、
前記のように吸気行程において副ピストンが前進
動するときの距離を小さくして、この前進動に際
して油圧室内に流入する作動油の量を少なくする
と共に、副ピストンの後退動を加速するから、ス
ピル体の後退操作によつて油圧室内における作動
油のスピルポートからの流出量を増大して副ピス
トンを後退する場合において、副ピストンの後退
動が遅れることを低減でき、換言すると、スピル
体の後退操作に対する副ピストンの後退動の応答
性を、大幅に向上できると共に、圧縮比を高くす
る場合における圧縮比が、前記スピル体の位置に
対応する値よりも高くなる傾向を確実に低減でき
るのである。
前記のように吸気行程において副ピストンが前進
動するときの距離を小さくして、この前進動に際
して油圧室内に流入する作動油の量を少なくする
と共に、副ピストンの後退動を加速するから、ス
ピル体の後退操作によつて油圧室内における作動
油のスピルポートからの流出量を増大して副ピス
トンを後退する場合において、副ピストンの後退
動が遅れることを低減でき、換言すると、スピル
体の後退操作に対する副ピストンの後退動の応答
性を、大幅に向上できると共に、圧縮比を高くす
る場合における圧縮比が、前記スピル体の位置に
対応する値よりも高くなる傾向を確実に低減でき
るのである。
以下、本発明の実施例を図面(第1図及び第2
図)について説明すると、図において符号1はシ
リンダブロツク、符号2はシリンダヘツド、3は
前記シリンダブロツク1のシリンダボア4内を往
復摺動する主ピストン、符号5は前記シリンダヘ
ツド2の下面を凹ませて形成した燃焼室を各々示
し、該燃焼室5には、その略中心位置にシリンダ
ヘツド2に螺着した点火栓6がのぞむと共に、図
示しない吸気ポート及び排気ポートが開口してい
る。
図)について説明すると、図において符号1はシ
リンダブロツク、符号2はシリンダヘツド、3は
前記シリンダブロツク1のシリンダボア4内を往
復摺動する主ピストン、符号5は前記シリンダヘ
ツド2の下面を凹ませて形成した燃焼室を各々示
し、該燃焼室5には、その略中心位置にシリンダ
ヘツド2に螺着した点火栓6がのぞむと共に、図
示しない吸気ポート及び排気ポートが開口してい
る。
符号7は、前記シリンダヘツド2に穿設した副
シリンダを示し、該副シリンダ7は、下側が燃焼
室5に上側がシリンダヘツド2の上面におけるシ
リンダヘツド上室に各々開口し、該副シリンダ7
のシリンダヘツド上室への開口部には、これを塞
ぐ蓋板8が設けられている。
シリンダを示し、該副シリンダ7は、下側が燃焼
室5に上側がシリンダヘツド2の上面におけるシ
リンダヘツド上室に各々開口し、該副シリンダ7
のシリンダヘツド上室への開口部には、これを塞
ぐ蓋板8が設けられている。
符号9は、前記副シリンダ7内に摺動自在に嵌
挿した副ピストンを示し、該副シリンダ9の外周
には、燃焼室5に近い部分に複数本のピストンリ
ング10を設け、この副ピストン9が燃焼室5の
方向に前進すると燃焼室5の容積が減少して圧縮
比が高くなり、副ピストン9が燃焼室5から離れ
る方向に後退すると燃焼室5の容積が増大して圧
縮比が低くなるようになつており、且つ、この副
ピストン9には、当該副ピストン9を後退方向に
付勢するばね10が設けられ、また、副ピストン
9の内部には、中空状の冷却室12が凹み形成さ
れ、該冷却室12を塞ぐようにして副ピストン9
に固着したデイスク13には、副ピストン9の中
心から副シリンダ7の軸方向に延びるステム14
が連結され、該ステム14を、前記蓋板8を摺動
自在に貫通して前記シリンダヘツド上室に突出す
る一方、副ピストン9の背面のデイスク13と蓋
板8との間には、油圧室15を形成して、該油圧
室15と前記冷却室12とを、デイスク13のう
ち前記冷却室12の内壁面に近い部位に、副ピス
トン9の軸方向に穿設した通孔16を介して連通
し、更に、前記油圧室15に、図示しない油圧源
からの作動油を逆止弁17付きポート18を介し
て供給する。
挿した副ピストンを示し、該副シリンダ9の外周
には、燃焼室5に近い部分に複数本のピストンリ
ング10を設け、この副ピストン9が燃焼室5の
方向に前進すると燃焼室5の容積が減少して圧縮
比が高くなり、副ピストン9が燃焼室5から離れ
る方向に後退すると燃焼室5の容積が増大して圧
縮比が低くなるようになつており、且つ、この副
ピストン9には、当該副ピストン9を後退方向に
付勢するばね10が設けられ、また、副ピストン
9の内部には、中空状の冷却室12が凹み形成さ
れ、該冷却室12を塞ぐようにして副ピストン9
に固着したデイスク13には、副ピストン9の中
心から副シリンダ7の軸方向に延びるステム14
が連結され、該ステム14を、前記蓋板8を摺動
自在に貫通して前記シリンダヘツド上室に突出す
る一方、副ピストン9の背面のデイスク13と蓋
板8との間には、油圧室15を形成して、該油圧
室15と前記冷却室12とを、デイスク13のう
ち前記冷却室12の内壁面に近い部位に、副ピス
トン9の軸方向に穿設した通孔16を介して連通
し、更に、前記油圧室15に、図示しない油圧源
からの作動油を逆止弁17付きポート18を介し
て供給する。
前記ステム14には、前記冷却室12内に開口
する通路15を備え、且つ、ステム14が蓋板8
よりシリンダヘツド上室に突出する突出端部に
は、前記油圧室15内の作動油を冷却室12を経
たのちシリンダヘツド上室に流出させるようにし
たスピルポート20を穿設する。
する通路15を備え、且つ、ステム14が蓋板8
よりシリンダヘツド上室に突出する突出端部に
は、前記油圧室15内の作動油を冷却室12を経
たのちシリンダヘツド上室に流出させるようにし
たスピルポート20を穿設する。
そして、符号21は、スピル体の一つの実施例
であるスピルリングを示し、該スピルリング21
を、前記ステム14のシリンダヘツド上室への突
出端部に摺動自在に被嵌して、ステム14の後退
動のときそのスピルポート20が、スピルリング
21によつて閉じ、ステム14の前進動のときそ
のスピルポート20が開くように構成する一方、
前記スピルリング21を、これに先端を係合した
レバー22の回動にてステム14の軸方向に移動
調節するように構成する。
であるスピルリングを示し、該スピルリング21
を、前記ステム14のシリンダヘツド上室への突
出端部に摺動自在に被嵌して、ステム14の後退
動のときそのスピルポート20が、スピルリング
21によつて閉じ、ステム14の前進動のときそ
のスピルポート20が開くように構成する一方、
前記スピルリング21を、これに先端を係合した
レバー22の回動にてステム14の軸方向に移動
調節するように構成する。
この構成において、スピルリング21を、第1
図に二点鎖線で示すように燃焼室5の方向、つま
りスピルポート20を閉じる方向に移動操作すれ
ば、スピルポート20の閉によつて当該スピルポ
ート20からの作動油の流出が止り、逆止弁17
付きポート18から作動油が供給されている油圧
室15及びこれに連通する冷却室12内の圧力が
上昇するから、副ピストン9は燃焼室に向かつて
前進し、この前進がスピルポート20の開のとこ
ろまで進行すると、スピルポート20から作動油
が流出を始め、この流出量と油圧室15への供給
量とがバランスした時点で副ピストン9の前進が
停止する。
図に二点鎖線で示すように燃焼室5の方向、つま
りスピルポート20を閉じる方向に移動操作すれ
ば、スピルポート20の閉によつて当該スピルポ
ート20からの作動油の流出が止り、逆止弁17
付きポート18から作動油が供給されている油圧
室15及びこれに連通する冷却室12内の圧力が
上昇するから、副ピストン9は燃焼室に向かつて
前進し、この前進がスピルポート20の開のとこ
ろまで進行すると、スピルポート20から作動油
が流出を始め、この流出量と油圧室15への供給
量とがバランスした時点で副ピストン9の前進が
停止する。
また、スピルリング21を、二点鎖線の位置か
ら実線の位置へと後退方向に移動操作すると、ス
ピルポート20が全開になり、スピルポート20
からの流出量が増加して油圧室15の圧力が低下
するから、副ピストン9は燃焼室5の圧力及びば
ね11によつて燃焼室5から離れるように後退
し、この後退が、スピルポート20がスピルリン
グ21にて閉じるところまで進行すると、スピル
ポート20からの流出量が減少し、その流出量が
供給量とバランスした時点で、副ピストン9の後
退動が停止することになり、スピルリング21の
移動操作によつて、副ピストン9を、無段階的に
前後移動することができる。
ら実線の位置へと後退方向に移動操作すると、ス
ピルポート20が全開になり、スピルポート20
からの流出量が増加して油圧室15の圧力が低下
するから、副ピストン9は燃焼室5の圧力及びば
ね11によつて燃焼室5から離れるように後退
し、この後退が、スピルポート20がスピルリン
グ21にて閉じるところまで進行すると、スピル
ポート20からの流出量が減少し、その流出量が
供給量とバランスした時点で、副ピストン9の後
退動が停止することになり、スピルリング21の
移動操作によつて、副ピストン9を、無段階的に
前後移動することができる。
従つて、前記スピルリング21に係合するレバ
ー22の他端に、機関の負荷の関連するアクチエ
ータ23を連結し、該アクチエータ23によりス
ピルリング21を機関の負荷の増加に比例して二
点鎖線の位置から後退動するようにすれば、圧縮
比を機関の負荷の増加につれて次第に低く、負荷
の減少につれて次第に高くなるように自動制御す
ることができ、また、この負荷への関連に加え
て、圧縮比を機関の回転数の増加につれて次第に
高くなるように自動制御することもできるのであ
り、更にまた、前記アクチエータ23を、機関に
設けたノツキングセンサーに関連し圧縮比をノツ
キングがないとき高く、ノツキングが発生すると
これに応じて低くするように自動制御することも
できる。
ー22の他端に、機関の負荷の関連するアクチエ
ータ23を連結し、該アクチエータ23によりス
ピルリング21を機関の負荷の増加に比例して二
点鎖線の位置から後退動するようにすれば、圧縮
比を機関の負荷の増加につれて次第に低く、負荷
の減少につれて次第に高くなるように自動制御す
ることができ、また、この負荷への関連に加え
て、圧縮比を機関の回転数の増加につれて次第に
高くなるように自動制御することもできるのであ
り、更にまた、前記アクチエータ23を、機関に
設けたノツキングセンサーに関連し圧縮比をノツ
キングがないとき高く、ノツキングが発生すると
これに応じて低くするように自動制御することも
できる。
機関の爆発行程において、副ピストン9に大き
な爆発力を受けると、この爆発力にて当該副ピス
トン9が若干後退してスピルポート20が閉じる
一方、油圧室15内の圧力が瞬間的に高くなつて
逆止弁17が閉じて、油圧室15及び冷却室12
内の作動油は当該油圧室15及び冷却室12内に
閉じ込められた状態になるから、副ピストン9
は、以後後退することなく副ピストンに対する大
きな爆発力を支受するのであり、この場合におい
てスピルポート20が閉じるまでの間における作
動油の流出及びその後の作動油の圧力上昇が、燃
焼室5内での混合気の爆発燃焼による副ピストン
9に対する衝撃を吸収・緩和するのである。
な爆発力を受けると、この爆発力にて当該副ピス
トン9が若干後退してスピルポート20が閉じる
一方、油圧室15内の圧力が瞬間的に高くなつて
逆止弁17が閉じて、油圧室15及び冷却室12
内の作動油は当該油圧室15及び冷却室12内に
閉じ込められた状態になるから、副ピストン9
は、以後後退することなく副ピストンに対する大
きな爆発力を支受するのであり、この場合におい
てスピルポート20が閉じるまでの間における作
動油の流出及びその後の作動油の圧力上昇が、燃
焼室5内での混合気の爆発燃焼による副ピストン
9に対する衝撃を吸収・緩和するのである。
そして、逆止弁17付きポート18から油圧室
15に供給された作動油は、油圧室15から通孔
16を介して冷却室12に入つて、副ピストン9
を冷却したのち、スピルポート20から流出する
のであつて、このように作動油が、油圧室15か
ら冷却室15を経てスピルポート20から流出す
る場合における作動油の流量は、副ピストン9を
前進動した場合と、副ピストン9を後退動した場
合とで同じであり、換言すると、副ピストン9に
おける冷却室12内を流れる作動油の流量は、圧
縮比を高低いずれにした場合においても同じであ
るから、作動油による副ピストン9の冷却を、圧
縮比の変更とは無関係に、換言すると、いかなる
圧縮比の状態においても常に確保することができ
るのである。
15に供給された作動油は、油圧室15から通孔
16を介して冷却室12に入つて、副ピストン9
を冷却したのち、スピルポート20から流出する
のであつて、このように作動油が、油圧室15か
ら冷却室15を経てスピルポート20から流出す
る場合における作動油の流量は、副ピストン9を
前進動した場合と、副ピストン9を後退動した場
合とで同じであり、換言すると、副ピストン9に
おける冷却室12内を流れる作動油の流量は、圧
縮比を高低いずれにした場合においても同じであ
るから、作動油による副ピストン9の冷却を、圧
縮比の変更とは無関係に、換言すると、いかなる
圧縮比の状態においても常に確保することができ
るのである。
しかも、油圧室15から冷却室12への作動油
の入口である通孔16を、冷却室12の内壁面に
近い部位において副ピストン9の軸方向に穿設す
るように構成したことにより、該通孔16より冷
却室12内に流入する作動油は、冷却室12の内
壁面に沿つて流れるから、冷却室12の内壁面に
沿う作動油の流速が早くなり、副ピストン9に対
する冷却性能を向上できるのである。
の入口である通孔16を、冷却室12の内壁面に
近い部位において副ピストン9の軸方向に穿設す
るように構成したことにより、該通孔16より冷
却室12内に流入する作動油は、冷却室12の内
壁面に沿つて流れるから、冷却室12の内壁面に
沿う作動油の流速が早くなり、副ピストン9に対
する冷却性能を向上できるのである。
このように副ピストン9に対する冷却は、当該
副ピストン9の焼付きを防止できると共に、副ピ
ストンの燃焼室側表面が高温になることによつて
生ずる過早着火の防止に寄与できる。
副ピストン9の焼付きを防止できると共に、副ピ
ストンの燃焼室側表面が高温になることによつて
生ずる過早着火の防止に寄与できる。
この場合、副ピストン9の冷却性を更に向上す
るには、第3図及び第5図に示すように副ピスト
ン9における冷却室12の内面に、通孔16から
の作動油の流入方向と平行に延びる複数枚のフイ
ン24を設けて、冷却室12の内表面積を増大す
るか、或いは、第4図に示すように通孔19付き
ステム14に冷却室12の内底面に向つて突出す
る管状延長部25を設けて、冷却室12内の作動
油を該延長部25の先端から流出するように、換
言すれば冷却室12の内底面から流出するように
して、副ピストン9において最も温度が高くなる
頭部中心付近における作動油の流速を早めるよう
にすれば良く、また、デイスク13における通孔
16を副ピストン9の軸線に対して傾斜すること
により、冷却室12内の作動油に副ピストンの軸
線回りの旋回流(スワル)を生ずるようにしても
良いのである。
るには、第3図及び第5図に示すように副ピスト
ン9における冷却室12の内面に、通孔16から
の作動油の流入方向と平行に延びる複数枚のフイ
ン24を設けて、冷却室12の内表面積を増大す
るか、或いは、第4図に示すように通孔19付き
ステム14に冷却室12の内底面に向つて突出す
る管状延長部25を設けて、冷却室12内の作動
油を該延長部25の先端から流出するように、換
言すれば冷却室12の内底面から流出するように
して、副ピストン9において最も温度が高くなる
頭部中心付近における作動油の流速を早めるよう
にすれば良く、また、デイスク13における通孔
16を副ピストン9の軸線に対して傾斜すること
により、冷却室12内の作動油に副ピストンの軸
線回りの旋回流(スワル)を生ずるようにしても
良いのである。
なお、前記油圧室15に供給する作動油として
は、機関における潤滑油又は自動車のパワーステ
アリング機構における作動油、若しくは自動車の
オートマチツク変速装置における作動油を用いる
ことができるが、機関における潤滑油を用いる場
合には、潤滑油ポンプからの潤滑油を各種回転又
は摺動部分に分配するメインギヤラリーから前記
油圧室15への逆止弁17付きポート18に導く
一方、スピルポート20からの流出油をシリンダ
ヘツド上室に放出し、一般的に言つて当該上室内
に設けられている動弁機構(図示せず)に対する
潤滑油と一緒に、シリンダブロツク1下部のオイ
ルパン(図示せず)に戻すようにすれば良いか
ら、その構造は簡単となる。
は、機関における潤滑油又は自動車のパワーステ
アリング機構における作動油、若しくは自動車の
オートマチツク変速装置における作動油を用いる
ことができるが、機関における潤滑油を用いる場
合には、潤滑油ポンプからの潤滑油を各種回転又
は摺動部分に分配するメインギヤラリーから前記
油圧室15への逆止弁17付きポート18に導く
一方、スピルポート20からの流出油をシリンダ
ヘツド上室に放出し、一般的に言つて当該上室内
に設けられている動弁機構(図示せず)に対する
潤滑油と一緒に、シリンダブロツク1下部のオイ
ルパン(図示せず)に戻すようにすれば良いか
ら、その構造は簡単となる。
油圧室15への作動油として自動車のパワース
テアリング機構又はオートマチツク変速装置にお
ける作動油を用いるときには、第6図に示すよう
にこれらの作動油ポンプ26から分岐した通路2
7を前記油圧室15への逆止弁17付きポート1
8に接続する一方、蓋板8の外側にスピルリング
21及びステム14を覆うカバー28を設けて、
スピルポート20からの流出油をカバー28に接
続の通路29よりその通路29中に設けたオイル
クーラ30を経て、パワーステアリング機構又は
オートマチツク変速装置におけるオイル溜31に
戻せば良いのである。
テアリング機構又はオートマチツク変速装置にお
ける作動油を用いるときには、第6図に示すよう
にこれらの作動油ポンプ26から分岐した通路2
7を前記油圧室15への逆止弁17付きポート1
8に接続する一方、蓋板8の外側にスピルリング
21及びステム14を覆うカバー28を設けて、
スピルポート20からの流出油をカバー28に接
続の通路29よりその通路29中に設けたオイル
クーラ30を経て、パワーステアリング機構又は
オートマチツク変速装置におけるオイル溜31に
戻せば良いのである。
また、前記実施例は、スピル体の一つの実施例
としてスピルリング21にした場合を示したが、
第7図に示すようにステム14aを中空軸に形成
し、該ステム14a内にスピル棒21aを摺動自
在に嵌挿し、該スピル棒21aを摺動操作するこ
とによつてスピルポート20aの開閉位置をステ
ム14aの軸方向に沿つて変位するように構成し
ても良いのであり、また、第8図及び第9図に示
すようにステム11bにおけるスピルポートをス
テム14の軸線に対して傾斜する傾斜状スピルポ
ート20bに形成する一方、ステム14の外周に
は歯車式のスピルリング21bを回転及び摺動自
在に被嵌して、該スピルリング21bを図示しな
い軸受にてシリンダヘツド2に対して軸支し、こ
のスピルリング21bには、ステム14が前後摺
動したときその傾斜状スピルポート20bに合致
するようにした一つの逃がしポート32を穿設す
ると共に、このスピルリング21b外周の歯にス
テム14と直角方向に配設したラツク杆22を噛
合し、該ラツク杆33の長手方向の摺動によつて
スピルリング21bを回転操作してステム14b
の傾斜状スピルポート20bに対して逃がしポー
ト32を、位置又は位置へとずらせることに
よつて、スピルポート20bの開閉位置をステム
14bの軸方向に沿つて変位するように構成する
こともできるのであり、(このとき、ステム14
bは摺動自在回転不能に保持され、またここにお
けるスピルリング21bを回転する機構として
は、実施例のラツクとピニオンに限らず他の手段
を用いても良い)、この場合前記傾斜状スピルポ
ートをスピルリング側に逃がしポートをステム側
に設けてもよく、また、ステム又はスピルリング
に設けられるポート形状は、必要に応じて第8図
に二点鎖線に示すように任意形状の組み合せが考
えられる。
としてスピルリング21にした場合を示したが、
第7図に示すようにステム14aを中空軸に形成
し、該ステム14a内にスピル棒21aを摺動自
在に嵌挿し、該スピル棒21aを摺動操作するこ
とによつてスピルポート20aの開閉位置をステ
ム14aの軸方向に沿つて変位するように構成し
ても良いのであり、また、第8図及び第9図に示
すようにステム11bにおけるスピルポートをス
テム14の軸線に対して傾斜する傾斜状スピルポ
ート20bに形成する一方、ステム14の外周に
は歯車式のスピルリング21bを回転及び摺動自
在に被嵌して、該スピルリング21bを図示しな
い軸受にてシリンダヘツド2に対して軸支し、こ
のスピルリング21bには、ステム14が前後摺
動したときその傾斜状スピルポート20bに合致
するようにした一つの逃がしポート32を穿設す
ると共に、このスピルリング21b外周の歯にス
テム14と直角方向に配設したラツク杆22を噛
合し、該ラツク杆33の長手方向の摺動によつて
スピルリング21bを回転操作してステム14b
の傾斜状スピルポート20bに対して逃がしポー
ト32を、位置又は位置へとずらせることに
よつて、スピルポート20bの開閉位置をステム
14bの軸方向に沿つて変位するように構成する
こともできるのであり、(このとき、ステム14
bは摺動自在回転不能に保持され、またここにお
けるスピルリング21bを回転する機構として
は、実施例のラツクとピニオンに限らず他の手段
を用いても良い)、この場合前記傾斜状スピルポ
ートをスピルリング側に逃がしポートをステム側
に設けてもよく、また、ステム又はスピルリング
に設けられるポート形状は、必要に応じて第8図
に二点鎖線に示すように任意形状の組み合せが考
えられる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は第1の
実施例を示す機関要部の縦断正面図、第2図は第
1図の−視断面図、第3図及び第4図は副ピ
ストンの別例を示す断面図、第5図は第3図の
−視断面図、第6図は第2の実施例を示す機関
要部の縦断正面図、第7図及び第8図はスピル体
とスピルポートとの別実施例図、第9図は第8図
の平面図である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダヘツ
ド、5……燃焼室、7……副シリンダ、9……副
ピストン、15……油圧室、12……冷却室、1
4……ステム、16……通孔、20,20a,2
0b……スピルポート、17……逆止弁、21,
21a,21b……スピル体。
実施例を示す機関要部の縦断正面図、第2図は第
1図の−視断面図、第3図及び第4図は副ピ
ストンの別例を示す断面図、第5図は第3図の
−視断面図、第6図は第2の実施例を示す機関
要部の縦断正面図、第7図及び第8図はスピル体
とスピルポートとの別実施例図、第9図は第8図
の平面図である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダヘツ
ド、5……燃焼室、7……副シリンダ、9……副
ピストン、15……油圧室、12……冷却室、1
4……ステム、16……通孔、20,20a,2
0b……スピルポート、17……逆止弁、21,
21a,21b……スピル体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリンダヘツドに、燃焼室に開口する副シリ
ンダを設け、該副シリンダ内に副ピストンを摺動
自在に嵌挿し、該副ピストンの背面に油圧室を形
成して、該油圧室に作動油供給用のポートを接続
し、前記副ピストンに、当該副ピストンを後退方
向に付勢するばね手段を設け、且つ、前記副ピス
トン内に、前記油圧室に通孔を介して連通する中
空状の冷却室を形成する一方、前記副ピストンの
背面に、前記副シリンダの軸方向に延びるステム
を連結し、該ステムの先端を、前記シリンダヘツ
ド上室に突出し、該ステムの突出端には、前記油
圧室内の作動油が前記冷却室を経て流出するよう
にしたスピルポートを設け、且つ、前記ステムの
突出端には、当該ステムの後退動によつてスピル
ポートが閉じステムの前進動によつてスピルポー
トが開くようにしたスピル体を、当該スピル体に
よる前記スピルポートの開閉位置がステムの軸方
向に変位できるように相対移動自在に設け、更
に、前記油圧室と冷却室とを連通する通孔を、当
該通孔から冷却室内への作動油が冷却室の内壁面
に沿つて流入する部位に設けたことを特徴とする
内燃機関における圧縮比の可変装置。 2 前記副ピストンにおける冷却室の内面に、通
孔からの作動油の流れ方向に延びるフインを設け
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
した内燃機関における圧縮比の可変装置。 3 前記副ピストンにおける冷却室からスピルポ
ートへの作動油の流出口を、冷却室の内底面に位
置したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に
記載した内燃機関における圧縮比の可変装置。 4 前記通孔を、当該通孔から冷却室内に流入す
る作動油に、冷却室の内壁面に沿う旋回を付与す
るように構成したことを特徴とする特許請求の範
囲第1項に記載した内燃機関における圧縮比の可
変装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6013182A JPS58176429A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 内燃機関における圧縮比の可変装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6013182A JPS58176429A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 内燃機関における圧縮比の可変装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58176429A JPS58176429A (ja) | 1983-10-15 |
| JPH0116970B2 true JPH0116970B2 (ja) | 1989-03-28 |
Family
ID=13133268
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6013182A Granted JPS58176429A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 内燃機関における圧縮比の可変装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58176429A (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5314308A (en) * | 1976-07-23 | 1978-02-08 | Aisin Seiki | Sewing machine motor control device for controlling home position stopping of sewing machine |
| JPS53131323A (en) * | 1977-04-21 | 1978-11-16 | Kubota Ltd | Compression-ratio variable device for internal combuston engine with supercharger |
| FR2397530A1 (fr) * | 1977-07-11 | 1979-02-09 | Peugeot | Moteur a explosion a rapport volumetrique variable |
-
1982
- 1982-04-08 JP JP6013182A patent/JPS58176429A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58176429A (ja) | 1983-10-15 |
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