JPS6358252B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6358252B2 JPS6358252B2 JP57080526A JP8052682A JPS6358252B2 JP S6358252 B2 JPS6358252 B2 JP S6358252B2 JP 57080526 A JP57080526 A JP 57080526A JP 8052682 A JP8052682 A JP 8052682A JP S6358252 B2 JPS6358252 B2 JP S6358252B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sub
- piston
- stem
- chamber
- spill
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D15/00—Varying compression ratio
- F02D15/04—Varying compression ratio by alteration of volume of compression space without changing piston stroke
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B1/00—Engines characterised by fuel-air mixture compression
- F02B1/02—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition
- F02B1/04—Engines characterised by fuel-air mixture compression with positive ignition with fuel-air mixture admission into cylinder
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、内燃機関における圧縮比を、内燃機
関の運転中において変更できるようにした圧縮比
の可変装置に関するものである。
関の運転中において変更できるようにした圧縮比
の可変装置に関するものである。
内燃機関において、その出力を向上すると共
に、燃料消費量を低減するには、圧縮比を高めれ
ば良いが、圧縮比を高めると高負荷域、低回転域
においてノツキングが発生する。このため従来の
圧縮比一定の内燃機関では、圧縮比を高負荷域、
低回転域においてノツキングが発生しない値に設
定しなければならないから、低負荷域、高回転域
において十分な出力と、十分な低燃費を出すこと
ができないのである。
に、燃料消費量を低減するには、圧縮比を高めれ
ば良いが、圧縮比を高めると高負荷域、低回転域
においてノツキングが発生する。このため従来の
圧縮比一定の内燃機関では、圧縮比を高負荷域、
低回転域においてノツキングが発生しない値に設
定しなければならないから、低負荷域、高回転域
において十分な出力と、十分な低燃費を出すこと
ができないのである。
そこで、先行技術としての特開昭54−20220号
公報は、燃焼室に開口する副シリンダ内に、燃焼
室の容積を増減するための副ピストンを摺動自在
に嵌挿し、該副ピストンを、当該副ピストンの背
面に形成した油圧室に対する作動油の供給・排出
にて前後移動することにより、圧縮比を変更する
ことを提案している。
公報は、燃焼室に開口する副シリンダ内に、燃焼
室の容積を増減するための副ピストンを摺動自在
に嵌挿し、該副ピストンを、当該副ピストンの背
面に形成した油圧室に対する作動油の供給・排出
にて前後移動することにより、圧縮比を変更する
ことを提案している。
そして、この先行技術の圧縮比可変装置は、副
ピストンの背面から中空状のステムを一体的に連
結し、該中空状ステムには、前記油圧室内の部位
に油圧室内の作動油を、当該中空状ステム内に流
出するようにしたスピルポートを穿設する一方、
前記中空状ステム内には、大気に連通する油路を
備えた制御棒を摺動自在に挿入し、該制御棒の摺
動操作によつて、前記スピルポートの開閉位置
を、ステムの軸方向に変位することにより、副ピ
ストンを前後移動するように構成したものである
から、圧縮比を、無段階的に変更できる利点を有
する反面に、以下に述べるような問題点を有す
る。
ピストンの背面から中空状のステムを一体的に連
結し、該中空状ステムには、前記油圧室内の部位
に油圧室内の作動油を、当該中空状ステム内に流
出するようにしたスピルポートを穿設する一方、
前記中空状ステム内には、大気に連通する油路を
備えた制御棒を摺動自在に挿入し、該制御棒の摺
動操作によつて、前記スピルポートの開閉位置
を、ステムの軸方向に変位することにより、副ピ
ストンを前後移動するように構成したものである
から、圧縮比を、無段階的に変更できる利点を有
する反面に、以下に述べるような問題点を有す
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
先行技術は、前記制御棒によつて開閉するス
ピルポートを、油圧室内の部分に設けた構成に
しており、換言すれば、中空状ステムと制御棒
との摺動部分は、中空状ステムにおける奥の部
分に位置しているから、前記中空状ステムと制
御棒との摺動部分を、当該摺動部分から作動油
の漏洩が無いように高精度に仕上げ加工する場
合における機械的加工が著しく困難で、この機
械的加工に要するコストが大幅に増大すると共
に、中空状ステムと制御棒との良好な摺動状態
を維持するための保守・点検が困難である。
ピルポートを、油圧室内の部分に設けた構成に
しており、換言すれば、中空状ステムと制御棒
との摺動部分は、中空状ステムにおける奥の部
分に位置しているから、前記中空状ステムと制
御棒との摺動部分を、当該摺動部分から作動油
の漏洩が無いように高精度に仕上げ加工する場
合における機械的加工が著しく困難で、この機
械的加工に要するコストが大幅に増大すると共
に、中空状ステムと制御棒との良好な摺動状態
を維持するための保守・点検が困難である。
先行技術は、副ピストンの前進動を、油圧室
内における作動油の圧力により、副ピストンの
後退動を、燃焼室内における圧力により行うも
のであるが、燃焼室の圧力が、吸気行程に際し
て負圧(大気圧以下)になると、油圧室の圧力
にて前進し、圧縮行程に際して燃焼室の圧力が
高くなると、元の位置に後退すると云うよう
に、副ピストンは、内燃機関の一サイクル毎に
一回往復動を繰り返すことになるから、副シリ
ンダと副ピストンとの摺動面、及び前記ステム
と制御棒との摺動面における摩耗が増大して耐
久性が低いのである。
内における作動油の圧力により、副ピストンの
後退動を、燃焼室内における圧力により行うも
のであるが、燃焼室の圧力が、吸気行程に際し
て負圧(大気圧以下)になると、油圧室の圧力
にて前進し、圧縮行程に際して燃焼室の圧力が
高くなると、元の位置に後退すると云うよう
に、副ピストンは、内燃機関の一サイクル毎に
一回往復動を繰り返すことになるから、副シリ
ンダと副ピストンとの摺動面、及び前記ステム
と制御棒との摺動面における摩耗が増大して耐
久性が低いのである。
しかも、圧縮行程において、副ピストンが油
圧室内の作動油をスピルポートから押し出しな
がら後退する場合に、スピルポートからの作動
油の流出量が多くなる。このように副ピストン
が元の位置まで後退するときの作動油の流出量
が多くなることは、その流出量が多くなる分だ
け、制御棒の後退移動に追従しての副ピストン
の後退移動が遅れることになるから、燃焼室の
圧縮比は、前記制御棒による制御値に一致せ
ず、制御棒による制御値よりも高い値になる。
圧室内の作動油をスピルポートから押し出しな
がら後退する場合に、スピルポートからの作動
油の流出量が多くなる。このように副ピストン
が元の位置まで後退するときの作動油の流出量
が多くなることは、その流出量が多くなる分だ
け、制御棒の後退移動に追従しての副ピストン
の後退移動が遅れることになるから、燃焼室の
圧縮比は、前記制御棒による制御値に一致せ
ず、制御棒による制御値よりも高い値になる。
先行技術は、油圧室の内径を、副シリンダの
内径と同じ内径に構成していることにより、油
圧室の圧力は燃焼室の圧力と等しく、従つて、
燃焼室の圧力が燃焼爆発圧力になると油圧室の
圧力も、燃焼爆発圧力になり、副シリンダと副
ピストンとの摺動面から燃焼室側に漏れる作動
油の量が多くなるから、作動油の消費量の増
大、排気ガスの悪化を招来するのであり、しか
も、油圧室に対する作動油の供給圧力も高くし
なければならない。
内径と同じ内径に構成していることにより、油
圧室の圧力は燃焼室の圧力と等しく、従つて、
燃焼室の圧力が燃焼爆発圧力になると油圧室の
圧力も、燃焼爆発圧力になり、副シリンダと副
ピストンとの摺動面から燃焼室側に漏れる作動
油の量が多くなるから、作動油の消費量の増
大、排気ガスの悪化を招来するのであり、しか
も、油圧室に対する作動油の供給圧力も高くし
なければならない。
本発明は、これらの問題を、装置の大型化、及
び他の不具合を生じることなく解消した圧縮比の
可変装置を提供するものである。
び他の不具合を生じることなく解消した圧縮比の
可変装置を提供するものである。
この目的を達成するため本発明は、シリンダヘ
ツドに、燃焼室に開口する副シリンダを設け、該
副シリンダ内に副ピストンを摺動自在に嵌挿し、
該副ピストンの背面に油圧室を形成して、該油圧
室に作動油供給用のポートを接続する一方、前記
副ピストンの背面に、前記副シリンダの軸方向に
延びるステムを連結し、該ステムの先端を、前記
シリンダヘツド上室に突出し、該ステムの突出端
には、前記油圧室内の作動油が流出するようにし
たスピルポートを設け、且つ、前記ステムの突出
端には、当該ステムの後退動によつてスピルポー
トが閉じステムの前進動によつてスピルポートが
開くようにしたスピル体を、当該スピル体による
前記スピルポートの開閉位置がステムの軸方向に
変位できるように相対移動自在に設け、前記副ピ
ストンのうち燃焼室に対する部分を小径に、油圧
室に対する部分を大径に形成する一方、前記副シ
リンダの内面には、前記副ピストンにおける大径
部が摺動自在に嵌まるハウジングを形成し、該ハ
ウジング内に、副ピストンにおける大径部の下側
に接当して副ピストンを後退方向に付勢するよう
にしたコイルばねを設け、更に、前記ハウジング
を、内燃機関におけるエアクリーナ等のブローバ
イガス処理部に接続する構成にした。
ツドに、燃焼室に開口する副シリンダを設け、該
副シリンダ内に副ピストンを摺動自在に嵌挿し、
該副ピストンの背面に油圧室を形成して、該油圧
室に作動油供給用のポートを接続する一方、前記
副ピストンの背面に、前記副シリンダの軸方向に
延びるステムを連結し、該ステムの先端を、前記
シリンダヘツド上室に突出し、該ステムの突出端
には、前記油圧室内の作動油が流出するようにし
たスピルポートを設け、且つ、前記ステムの突出
端には、当該ステムの後退動によつてスピルポー
トが閉じステムの前進動によつてスピルポートが
開くようにしたスピル体を、当該スピル体による
前記スピルポートの開閉位置がステムの軸方向に
変位できるように相対移動自在に設け、前記副ピ
ストンのうち燃焼室に対する部分を小径に、油圧
室に対する部分を大径に形成する一方、前記副シ
リンダの内面には、前記副ピストンにおける大径
部が摺動自在に嵌まるハウジングを形成し、該ハ
ウジング内に、副ピストンにおける大径部の下側
に接当して副ピストンを後退方向に付勢するよう
にしたコイルばねを設け、更に、前記ハウジング
を、内燃機関におけるエアクリーナ等のブローバ
イガス処理部に接続する構成にした。
このような構成において、前記スピル体を、当
該スピル体によつてスピルポートを閉じるように
移動作動すると、スピルポートからの作動油の流
出が止まるか、減少することにより、副ピストン
は、油圧室内に供給される作動油によつて燃焼室
に向かつて前進動し、この前進動は、スピルポー
トからの作動油の流出量と油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが開
いた時点で停止することになり、また、前記スピ
ル体を、当該スピル体によつて前記スピルポート
を大きく開くように移動作動すると、スピルポー
トからの作動油の流出量が増大することにより、
副ピストンは、燃焼室内の圧力にて燃焼室から後
退動し、この後退動は、スピルポートからの作動
油の流出量と油圧室への作動油の供給量とが略等
しくなる位置までスピルポートが閉じると停止す
ることになるから、前記スピル体の移動作動によ
つて、副ピストンを前進又は後退動することがで
きる。
該スピル体によつてスピルポートを閉じるように
移動作動すると、スピルポートからの作動油の流
出が止まるか、減少することにより、副ピストン
は、油圧室内に供給される作動油によつて燃焼室
に向かつて前進動し、この前進動は、スピルポー
トからの作動油の流出量と油圧室への作動油の供
給量とが略等しくなる位置までスピルポートが開
いた時点で停止することになり、また、前記スピ
ル体を、当該スピル体によつて前記スピルポート
を大きく開くように移動作動すると、スピルポー
トからの作動油の流出量が増大することにより、
副ピストンは、燃焼室内の圧力にて燃焼室から後
退動し、この後退動は、スピルポートからの作動
油の流出量と油圧室への作動油の供給量とが略等
しくなる位置までスピルポートが閉じると停止す
ることになるから、前記スピル体の移動作動によ
つて、副ピストンを前進又は後退動することがで
きる。
この場合、本発明は、ステムを、シリンダヘツ
ド上室に突出し、この突出端に、スピルポート及
びスピル体を設けたことにより、ステムとスピル
体との摺動部分を、スピルポートをスピル体にて
完全に閉じるようにするための高精度の機械的加
工が、前記先行技術の場合よりも遥かに容易にで
きるから、機械的加工に要するコストを低減でき
ると共に、加工精度の向上を図ることができるの
であり、その上、ステムとスピル体との良好な摺
動状態を維持するための保守・点検が至極容易に
できるのである。
ド上室に突出し、この突出端に、スピルポート及
びスピル体を設けたことにより、ステムとスピル
体との摺動部分を、スピルポートをスピル体にて
完全に閉じるようにするための高精度の機械的加
工が、前記先行技術の場合よりも遥かに容易にで
きるから、機械的加工に要するコストを低減でき
ると共に、加工精度の向上を図ることができるの
であり、その上、ステムとスピル体との良好な摺
動状態を維持するための保守・点検が至極容易に
できるのである。
しかも、本発明は、副ピストンに対して、当該
副ピストンを後退方向に付勢するためのコイルば
ねを設けたことにより、内燃機関の吸気行程中に
おいて、副ピストンが燃焼室の負圧によつて前進
動するときのストロークを短縮できるから、副シ
リンダと副ピストンとの摺動面、及びステムとス
ピル体との摺動面の摩耗が低減し、耐久性を低下
を防止できる。また、このように吸気行程中に副
ピストンが前進するときのストロークを短縮でき
ることは、圧縮行程に際して副ピストンが元の位
置に後退するときのストローク、延いては、作動
油の流出量が少なくなると共に、副ピストンの後
退動を、前記板ばねが加速するから、スピル体の
後退移動に追従しての副ピストンの後退動の遅れ
が少なくなり、圧縮比が、スピル体の制御値より
も高くなることを低減できる。
副ピストンを後退方向に付勢するためのコイルば
ねを設けたことにより、内燃機関の吸気行程中に
おいて、副ピストンが燃焼室の負圧によつて前進
動するときのストロークを短縮できるから、副シ
リンダと副ピストンとの摺動面、及びステムとス
ピル体との摺動面の摩耗が低減し、耐久性を低下
を防止できる。また、このように吸気行程中に副
ピストンが前進するときのストロークを短縮でき
ることは、圧縮行程に際して副ピストンが元の位
置に後退するときのストローク、延いては、作動
油の流出量が少なくなると共に、副ピストンの後
退動を、前記板ばねが加速するから、スピル体の
後退移動に追従しての副ピストンの後退動の遅れ
が少なくなり、圧縮比が、スピル体の制御値より
も高くなることを低減できる。
その上、本発明は、副ピストンのうち燃焼室に
対する部分を小径に、油圧室に対する部分を大径
に形成する構成にしたことにより、油圧室の圧力
は、燃焼室の圧力よりも下がるから、油圧室の作
動油が、副シリンダと副ピストンとの摺動部から
燃焼室側に漏れる量を少なくでき、作動油の消費
量を低減できると共に、排気ガスの悪化を防止で
き、加えて、油圧室に対する作動油の供給圧力を
下げることができるのである。
対する部分を小径に、油圧室に対する部分を大径
に形成する構成にしたことにより、油圧室の圧力
は、燃焼室の圧力よりも下がるから、油圧室の作
動油が、副シリンダと副ピストンとの摺動部から
燃焼室側に漏れる量を少なくでき、作動油の消費
量を低減できると共に、排気ガスの悪化を防止で
き、加えて、油圧室に対する作動油の供給圧力を
下げることができるのである。
しかし、この反面、油圧室の圧力が、燃焼室の
圧力より低くなることにより、燃焼室内における
燃焼ガスが、副シリンダと副ピストンとの摺動部
分から、油圧室内に流入して、油圧室内における
作動油の劣化を促進するばかりか、油圧室内に燃
焼ガスが気泡となつて溜ることにより、副ピスト
ンの前後移動が阻害される不具合が発生する。
圧力より低くなることにより、燃焼室内における
燃焼ガスが、副シリンダと副ピストンとの摺動部
分から、油圧室内に流入して、油圧室内における
作動油の劣化を促進するばかりか、油圧室内に燃
焼ガスが気泡となつて溜ることにより、副ピスト
ンの前後移動が阻害される不具合が発生する。
これに対して、本発明は、副シリンダの内面
に、内燃機関におけるエアクリーナ等のブローバ
イガス処理部に連通するハウジングを、副ピスト
ンの円周を囲うように設けたもので、副シリンダ
と副ピストンの摺動部分から油圧室への燃焼ガス
は、前記ハウジングを経て、ブローバイガス処理
部に抽出され、燃焼ガスが、油圧室に流入するこ
とを防止できるから、燃焼ガスの混入による作動
油の劣化、及び副ピストンの前後動の阻害を、確
実に低減することができるのである。
に、内燃機関におけるエアクリーナ等のブローバ
イガス処理部に連通するハウジングを、副ピスト
ンの円周を囲うように設けたもので、副シリンダ
と副ピストンの摺動部分から油圧室への燃焼ガス
は、前記ハウジングを経て、ブローバイガス処理
部に抽出され、燃焼ガスが、油圧室に流入するこ
とを防止できるから、燃焼ガスの混入による作動
油の劣化、及び副ピストンの前後動の阻害を、確
実に低減することができるのである。
更に、本発明は、前記ハウジングを、副ピスト
ンのうち燃焼室に対する部分を小径に油圧室に対
する部分を大径に構成することに応じて形成する
一方、このハウジング内に、副ピストンを後退方
向に付勢するコイルばねを設けたもので、燃焼ガ
スに対するハウジングと、ばねに対するハウジン
グとを別々に設けることの構造の複雑化、及び大
型化を防止できるのである。
ンのうち燃焼室に対する部分を小径に油圧室に対
する部分を大径に構成することに応じて形成する
一方、このハウジング内に、副ピストンを後退方
向に付勢するコイルばねを設けたもので、燃焼ガ
スに対するハウジングと、ばねに対するハウジン
グとを別々に設けることの構造の複雑化、及び大
型化を防止できるのである。
以下、本発明の実施例を図面について説明する
と、図において符号1はシリンダブロツク、符号
2はシリンダヘツド、符号3は前記シリンダブロ
ツク1のシリンダボア4内を往復摺動するピスト
ン、符号5は前記シリンダヘツド2の下面を凹ま
せて形成した燃焼室を各々示し、該燃焼室5に
は、その略中心位置に点火栓6がのぞむと共に、
図示しない吸気ポート及び排気ポートが開口して
いる。
と、図において符号1はシリンダブロツク、符号
2はシリンダヘツド、符号3は前記シリンダブロ
ツク1のシリンダボア4内を往復摺動するピスト
ン、符号5は前記シリンダヘツド2の下面を凹ま
せて形成した燃焼室を各々示し、該燃焼室5に
は、その略中心位置に点火栓6がのぞむと共に、
図示しない吸気ポート及び排気ポートが開口して
いる。
符号7は、前記シリンダヘツド2に穿設した副
シリンダで、該副シリンダ7は、下側が燃焼室5
に上側がシリンダヘツド2の上面におけるシリン
ダヘツド上室に各々開口し、該副シリンダヘツド
上室への開口部には、これを塞ぐ蓋板8が設けら
れている。
シリンダで、該副シリンダ7は、下側が燃焼室5
に上側がシリンダヘツド2の上面におけるシリン
ダヘツド上室に各々開口し、該副シリンダヘツド
上室への開口部には、これを塞ぐ蓋板8が設けら
れている。
符号9は、前記副シリンダ7内に摺動自在に嵌
挿した副ピストンで、該副ピストン9の外周に
は、燃焼室5に近い部分に複数本のピストンリン
グ10を設け、この副ピストンが燃焼室5の方向
に前進すると燃焼室5の容積が減少して圧縮比が
高くなり、副ピストン9が燃焼室5から離れる方
向に後退すると燃焼室5の容積が増大して圧縮比
が低くなるようになつており、且つ、この副ピス
トン9の背面には、副ピストン9の中心から軸方
向に延びるステム11が連結され、該ステム11
は、前記蓋板8を摺動自在に貫通してシリンダヘ
ツド上室に突出する一方、副ピストン9の背面と
蓋板8との間に油圧室12を形成して、該油圧室
12に図示しない油圧源からの作動油を逆止弁1
3付きポート14を介して供給する。
挿した副ピストンで、該副ピストン9の外周に
は、燃焼室5に近い部分に複数本のピストンリン
グ10を設け、この副ピストンが燃焼室5の方向
に前進すると燃焼室5の容積が減少して圧縮比が
高くなり、副ピストン9が燃焼室5から離れる方
向に後退すると燃焼室5の容積が増大して圧縮比
が低くなるようになつており、且つ、この副ピス
トン9の背面には、副ピストン9の中心から軸方
向に延びるステム11が連結され、該ステム11
は、前記蓋板8を摺動自在に貫通してシリンダヘ
ツド上室に突出する一方、副ピストン9の背面と
蓋板8との間に油圧室12を形成して、該油圧室
12に図示しない油圧源からの作動油を逆止弁1
3付きポート14を介して供給する。
前記副ピストン9のうち燃焼室5に対する部分
9aを小径に、油圧室12に対する部分9bを大
径に形成する一方、前記副シリンダ7内には、前
記副ピストン9における大径部9bが摺動自在に
嵌まるハウジング19を形成し、該ハウジング1
9内に、副ピストン9を後退方向に付勢するよう
にしたコイルばね23を、前記副ピストン9にお
ける大径部9aの下側に接当するように設ける。
また、前記ハウジング19を、通孔20及びこれ
に接続した通路21を介して、内燃機関における
エアクリーナ(図示せず)又は内燃機関の吸気通
路(図示せず)等のブローバイガス処理部22に
連通する。なお、前記ハウジング19と副シリン
ダ7との角部には、副ピストン9の挿入を容易に
するための面取り24が設けられている。
9aを小径に、油圧室12に対する部分9bを大
径に形成する一方、前記副シリンダ7内には、前
記副ピストン9における大径部9bが摺動自在に
嵌まるハウジング19を形成し、該ハウジング1
9内に、副ピストン9を後退方向に付勢するよう
にしたコイルばね23を、前記副ピストン9にお
ける大径部9aの下側に接当するように設ける。
また、前記ハウジング19を、通孔20及びこれ
に接続した通路21を介して、内燃機関における
エアクリーナ(図示せず)又は内燃機関の吸気通
路(図示せず)等のブローバイガス処理部22に
連通する。なお、前記ハウジング19と副シリン
ダ7との角部には、副ピストン9の挿入を容易に
するための面取り24が設けられている。
一方、前記ステム11には、前記油圧室12に
連通する通路15を備え、且つ、ステム11が蓋
板8より外方に突出する部分には、前記油圧室1
2内の作動油をシリンダヘツド上室に流出させる
ためのスピルポート16を穿設する。
連通する通路15を備え、且つ、ステム11が蓋
板8より外方に突出する部分には、前記油圧室1
2内の作動油をシリンダヘツド上室に流出させる
ためのスピルポート16を穿設する。
符号17は、スピル体の一つの実施例であるス
ピルリングを示し、該スピルリング17を前記ス
テム11のシリンダヘツド上室への突出端に摺動
自在に被嵌して、ステム11の後退動のときその
スピルポート16がスピルリング17によつて閉
じ、ステム11の前進動のときそのスピルポート
16が開くように構成する一方、前記スピルリン
グ17を、これに先端を係合したレバー18の回
動にてステム11の軸方向に移動調節するように
構成する。
ピルリングを示し、該スピルリング17を前記ス
テム11のシリンダヘツド上室への突出端に摺動
自在に被嵌して、ステム11の後退動のときその
スピルポート16がスピルリング17によつて閉
じ、ステム11の前進動のときそのスピルポート
16が開くように構成する一方、前記スピルリン
グ17を、これに先端を係合したレバー18の回
動にてステム11の軸方向に移動調節するように
構成する。
この構成において、スピルリング17を、第1
図に二点鎖線で示すように燃焼室5の方向、つま
りスピルポート16を閉じる方向に移動操作すれ
ば、スピルポート16の閉によつて当該スピルポ
ート16からの作動油の流出が止り、逆止弁13
付きポート16から作動油が供給されている油圧
室12の圧力が上昇するから、副ピストン9は、
コイルばね20に抗して燃焼室5に向つて前進
し、この前進がスピルポート16の開のところま
で進行すると、スピルポート16から作動油が流
出を始め、この流出量と油圧室12への供給量と
がバランスした時点で副ピストン9の前進が停止
する。また、スピルリング17を、二点鎖線の位
置から実線の位置へと後退方向に移動操作する
と、スピルポート16が全開になりスピルポート
16からの流出量が増加し、油圧室12の圧力が
低下するから、副ピストン9は、燃焼室5の圧力
及びコイルばね20によつて燃焼室5から離れる
ように後退し、この後退がスピルポート16がス
ピルリング17にて閉じるところまで進行する
と、スピルポート16からの流出量が減少し、そ
の流出量が供給量とバランスした時点で、副ピス
トン9の後退動が停止することになり、スピルリ
ング17の移動操作によつて、副ピストン9を、
無段階的に前後移動できるのである。
図に二点鎖線で示すように燃焼室5の方向、つま
りスピルポート16を閉じる方向に移動操作すれ
ば、スピルポート16の閉によつて当該スピルポ
ート16からの作動油の流出が止り、逆止弁13
付きポート16から作動油が供給されている油圧
室12の圧力が上昇するから、副ピストン9は、
コイルばね20に抗して燃焼室5に向つて前進
し、この前進がスピルポート16の開のところま
で進行すると、スピルポート16から作動油が流
出を始め、この流出量と油圧室12への供給量と
がバランスした時点で副ピストン9の前進が停止
する。また、スピルリング17を、二点鎖線の位
置から実線の位置へと後退方向に移動操作する
と、スピルポート16が全開になりスピルポート
16からの流出量が増加し、油圧室12の圧力が
低下するから、副ピストン9は、燃焼室5の圧力
及びコイルばね20によつて燃焼室5から離れる
ように後退し、この後退がスピルポート16がス
ピルリング17にて閉じるところまで進行する
と、スピルポート16からの流出量が減少し、そ
の流出量が供給量とバランスした時点で、副ピス
トン9の後退動が停止することになり、スピルリ
ング17の移動操作によつて、副ピストン9を、
無段階的に前後移動できるのである。
従つて、前記スピルリング17に係合するレバ
ー18の他端に、機関の負荷に関連するアクチエ
ータ25を連結し、該アクチエータ25によりス
ピルリング17を機関の負荷の増加に比例して二
点鎖線の位置から後退動するようにすれば、圧縮
比を機関の負荷の増加につれて次第に低く、負荷
の減少につれて次第に高くなるように自動制御す
ることができ、この負荷への関連に加えて圧縮比
を機関の回転数の増加につれて次第に高くなるよ
うに自動制御することもできるのであり、また、
前記アクチエータ25を、機関に設けたノツキン
グセンサーに関連し圧縮比をノツキングがないと
き高く、ノツキングが発生するとこれに応じて低
くするように自動制御することもできる。
ー18の他端に、機関の負荷に関連するアクチエ
ータ25を連結し、該アクチエータ25によりス
ピルリング17を機関の負荷の増加に比例して二
点鎖線の位置から後退動するようにすれば、圧縮
比を機関の負荷の増加につれて次第に低く、負荷
の減少につれて次第に高くなるように自動制御す
ることができ、この負荷への関連に加えて圧縮比
を機関の回転数の増加につれて次第に高くなるよ
うに自動制御することもできるのであり、また、
前記アクチエータ25を、機関に設けたノツキン
グセンサーに関連し圧縮比をノツキングがないと
き高く、ノツキングが発生するとこれに応じて低
くするように自動制御することもできる。
機関の爆発行程において、副ピストン9が大き
な爆発力を受けると、この爆発力にて当該副ピス
トン9が若干後退してスピルポート16が閉じる
一方、油圧室12内の圧力が瞬間的に高くなつて
逆止弁13が閉じて、油圧室12の作動油は当該
油圧室12内に閉じ込められた状態になるから、
これにより副ピストン9に対する大きな爆発力を
支受するのであり、この場合においてスピルポー
ト16が閉じるまでの間における作動油の流出及
びその圧力上昇が、燃焼室5内での混合気の爆発
燃焼による副ピストン9に対する衝撃を吸収・緩
和するのである。
な爆発力を受けると、この爆発力にて当該副ピス
トン9が若干後退してスピルポート16が閉じる
一方、油圧室12内の圧力が瞬間的に高くなつて
逆止弁13が閉じて、油圧室12の作動油は当該
油圧室12内に閉じ込められた状態になるから、
これにより副ピストン9に対する大きな爆発力を
支受するのであり、この場合においてスピルポー
ト16が閉じるまでの間における作動油の流出及
びその圧力上昇が、燃焼室5内での混合気の爆発
燃焼による副ピストン9に対する衝撃を吸収・緩
和するのである。
そして、前記の実施例において副ピストン9に
対してこれを後退方向に付勢するコイルばね23
が設けられていないときには、機関の吸気行程に
おいて燃焼室5内に負圧(大気圧以下)が発生し
たときに、副ピストン9はこの負圧及び圧力室1
2内の圧力により燃焼室5に向つて前進し、次の
圧縮・爆発行程時に元の位置に後退するというよ
うに、燃焼室5内の圧力変化に応じて一サイクル
ごとに一回往復動することになる。
対してこれを後退方向に付勢するコイルばね23
が設けられていないときには、機関の吸気行程に
おいて燃焼室5内に負圧(大気圧以下)が発生し
たときに、副ピストン9はこの負圧及び圧力室1
2内の圧力により燃焼室5に向つて前進し、次の
圧縮・爆発行程時に元の位置に後退するというよ
うに、燃焼室5内の圧力変化に応じて一サイクル
ごとに一回往復動することになる。
これに対し本発明は、副ピストン9にこれを後
退方向に付勢するコイルばね23を設けたので、
機関の吸気行程において燃焼室5内に負圧が発生
しても、副ピストン9は当該副ピストン9に対し
て設けたコイルばね23にて、燃焼室5方向への
前進動が阻止されて、副ピストン9がサイクルご
とに往復動するときのストロークを縮小できるの
である。
退方向に付勢するコイルばね23を設けたので、
機関の吸気行程において燃焼室5内に負圧が発生
しても、副ピストン9は当該副ピストン9に対し
て設けたコイルばね23にて、燃焼室5方向への
前進動が阻止されて、副ピストン9がサイクルご
とに往復動するときのストロークを縮小できるの
である。
また、副ピストン9のうち燃焼室5に対する部
分9aを小径に、油圧室12に対する部分9bを
大径に形成したことにより、油圧室12の圧力
は、燃焼室5の圧力よりも下がるのである。
分9aを小径に、油圧室12に対する部分9bを
大径に形成したことにより、油圧室12の圧力
は、燃焼室5の圧力よりも下がるのである。
しかし、この反面、油圧室12の圧力が、燃焼
室5の圧力より低くなることにより、燃焼室5内
における燃焼ガスが、副シリンダ7と副ピストン
9との摺動部分から、油圧室12内に向つて流れ
出ることになるが、副シリンダ7と副ピストン9
との摺動部分を、油圧室12に向つて流れる燃焼
ガスは、ハウジング19から逐次ブローバイガス
処理部22に抽出されるので、燃焼ガスが油圧室
12内に流入することを低減できる。
室5の圧力より低くなることにより、燃焼室5内
における燃焼ガスが、副シリンダ7と副ピストン
9との摺動部分から、油圧室12内に向つて流れ
出ることになるが、副シリンダ7と副ピストン9
との摺動部分を、油圧室12に向つて流れる燃焼
ガスは、ハウジング19から逐次ブローバイガス
処理部22に抽出されるので、燃焼ガスが油圧室
12内に流入することを低減できる。
なお、前記油圧室12に供給する作動油とし
て、機関における潤滑油、又は自動車のパワース
テアリング機構における作動油、若しくは自動車
のオートマチツク変速装置における作動油を用い
ることができるが、油圧室12に供給した作動油
は、燃焼室5の圧力が低くなる吸気行程時におい
て副ピストン9の大径部9bと副シリンダ7との
摺動部を介して燃焼室5に向つて漏洩する傾向に
あるから、前記ハウジング19から抽出される燃
焼ガスには作動油が混入することがある。しか
し、極く一般的な機関ではシリンダヘツド上室に
吸排気弁に対する動弁機構を設け、この動弁機構
に対する潤滑油をシリンダヘツド上室からクラン
クケース底部のオイルパンに落下させる一方、
吸、排気弁及び主ピストン3の摺動部から漏れた
ブローバイガスをシリンダヘツド上室に集め、こ
こで油分を分離したのちのブローバイガスを吸気
エアクリーナ又は吸気通路に導入するようにして
いるから、油圧室12への作動油として機関の潤
滑油を使用するときは、前記副ピストン9に対す
るハウジング19を前記シリンダヘツド上室に連
通すれば良いのであり、また、油圧室12への作
動油として、自動車のパワーステアリング機構又
はオートマチツク変速装置における作動油を用い
るときには、第3図及び第4図に示すようにこれ
らの作動油ポンプから分岐した通路26を前記油
圧室12への逆止弁13付きポート14に接続
し、蓋板8の外側にスピルリング17及びステム
11を覆うカバー27を設けて、スピルポート1
6からの流出油をカバー27に接続の通路28よ
り、パワーステアリング機構又はオートマチツク
変速装置におけるオイルパンに戻す一方、副ピス
トン9における大径部9bの外周面又は副シリン
ダ7の内面には、前記油圧室12に近い箇所に、
副ピストン9の円周を囲う環状溝29を設け、該
環状溝29をステム11に穿設した通孔30を介
して前記カバー27内に連通させるように構成す
れば、油圧室12から副ピストン9における大径
部9bと副シリンダ7との摺動部を介して燃焼室
5に向つて漏洩する作動油は、前記環状溝29に
入つた時点で圧力が低下して、ここから通孔30
を介してカバー27内に導かれることになるか
ら、前記ハウジング19内への作動油の漏洩を確
実に防止することができるのであり、この場合、
環状溝29の下側にOリング31を設けておけば
より効果的である。また、このように副ピストン
9と副シリンダ7の接触摺動部に、油圧室の作動
油がハウジング19に漏洩するのを阻止するため
環状溝29を設ける構成は、油圧室への作動油と
して機関の潤滑油を使用する場合にも適用できる
ことはいうまでもない。
て、機関における潤滑油、又は自動車のパワース
テアリング機構における作動油、若しくは自動車
のオートマチツク変速装置における作動油を用い
ることができるが、油圧室12に供給した作動油
は、燃焼室5の圧力が低くなる吸気行程時におい
て副ピストン9の大径部9bと副シリンダ7との
摺動部を介して燃焼室5に向つて漏洩する傾向に
あるから、前記ハウジング19から抽出される燃
焼ガスには作動油が混入することがある。しか
し、極く一般的な機関ではシリンダヘツド上室に
吸排気弁に対する動弁機構を設け、この動弁機構
に対する潤滑油をシリンダヘツド上室からクラン
クケース底部のオイルパンに落下させる一方、
吸、排気弁及び主ピストン3の摺動部から漏れた
ブローバイガスをシリンダヘツド上室に集め、こ
こで油分を分離したのちのブローバイガスを吸気
エアクリーナ又は吸気通路に導入するようにして
いるから、油圧室12への作動油として機関の潤
滑油を使用するときは、前記副ピストン9に対す
るハウジング19を前記シリンダヘツド上室に連
通すれば良いのであり、また、油圧室12への作
動油として、自動車のパワーステアリング機構又
はオートマチツク変速装置における作動油を用い
るときには、第3図及び第4図に示すようにこれ
らの作動油ポンプから分岐した通路26を前記油
圧室12への逆止弁13付きポート14に接続
し、蓋板8の外側にスピルリング17及びステム
11を覆うカバー27を設けて、スピルポート1
6からの流出油をカバー27に接続の通路28よ
り、パワーステアリング機構又はオートマチツク
変速装置におけるオイルパンに戻す一方、副ピス
トン9における大径部9bの外周面又は副シリン
ダ7の内面には、前記油圧室12に近い箇所に、
副ピストン9の円周を囲う環状溝29を設け、該
環状溝29をステム11に穿設した通孔30を介
して前記カバー27内に連通させるように構成す
れば、油圧室12から副ピストン9における大径
部9bと副シリンダ7との摺動部を介して燃焼室
5に向つて漏洩する作動油は、前記環状溝29に
入つた時点で圧力が低下して、ここから通孔30
を介してカバー27内に導かれることになるか
ら、前記ハウジング19内への作動油の漏洩を確
実に防止することができるのであり、この場合、
環状溝29の下側にOリング31を設けておけば
より効果的である。また、このように副ピストン
9と副シリンダ7の接触摺動部に、油圧室の作動
油がハウジング19に漏洩するのを阻止するため
環状溝29を設ける構成は、油圧室への作動油と
して機関の潤滑油を使用する場合にも適用できる
ことはいうまでもない。
また、前記実施例は、スピル体の一つの実施例
としてスピルリング17にした場合を示したが、
第5図に示すように、ステム11aを中空軸に形
成し、該ステム11a内にスピル棒17aを摺動
自在に嵌挿し、該スピル棒17aを摺動操作する
ことによつてスピルポート16aの開閉位置をス
テム11aの軸方向に沿つて変位するように構成
しても良いのであり、また、第6図及び第7図に
示すように、ステム11bにおけるスピルポート
をステム11bの軸線に対して傾斜する傾斜状ス
ピルポート16bに形成する一方、ステム11b
の外周には、歯車式のスピルリング17bを回転
自在、摺動自在に被嵌して、該スピルリング17
bを図示しない軸受にてシリンダヘツド2に対し
て軸支し、このスピルリング17bにはステム1
1bが前後摺動したときその傾斜状スピルポート
16bに合致するようにした一つの逃がしポート
32を穿設すると共に、このスピルリング17b
外周の歯にステム11bと直角方向に配設したラ
ツク杆33を噛合し、該ラツク杆33をアクチエ
ータ25にその長手方向の摺動によつてスピルリ
ング17bを回転操作して、ステム11bの傾斜
状スピルポート16bに対して逃がしポート32
を、位置又は位置へとずらせることによつ
て、スピルポート16bの開閉位置をステム11
bの軸方向に沿つて変位するように構成しても良
いのである。(この場合、ステム11bは摺動自
在、回転不能に保持され、また、ここにおけるス
ピルリング17bを回転する機構としては、実施
例図のラツクとピニオンに限らず他の手段を用い
ても良いことはいうまでもない)。また、このス
テムに設けた傾斜状スピルポートと、スピルリン
グに設けた逃がしポートを設ける位置を、それぞ
れ逆にしても良いことはいうまでもなく、また、
副ピストン9の材質としては、主ピストン3と同
様アルミ合金を用いても良いが、その一部若しく
は全部をセラミツクで構成しても良い。
としてスピルリング17にした場合を示したが、
第5図に示すように、ステム11aを中空軸に形
成し、該ステム11a内にスピル棒17aを摺動
自在に嵌挿し、該スピル棒17aを摺動操作する
ことによつてスピルポート16aの開閉位置をス
テム11aの軸方向に沿つて変位するように構成
しても良いのであり、また、第6図及び第7図に
示すように、ステム11bにおけるスピルポート
をステム11bの軸線に対して傾斜する傾斜状ス
ピルポート16bに形成する一方、ステム11b
の外周には、歯車式のスピルリング17bを回転
自在、摺動自在に被嵌して、該スピルリング17
bを図示しない軸受にてシリンダヘツド2に対し
て軸支し、このスピルリング17bにはステム1
1bが前後摺動したときその傾斜状スピルポート
16bに合致するようにした一つの逃がしポート
32を穿設すると共に、このスピルリング17b
外周の歯にステム11bと直角方向に配設したラ
ツク杆33を噛合し、該ラツク杆33をアクチエ
ータ25にその長手方向の摺動によつてスピルリ
ング17bを回転操作して、ステム11bの傾斜
状スピルポート16bに対して逃がしポート32
を、位置又は位置へとずらせることによつ
て、スピルポート16bの開閉位置をステム11
bの軸方向に沿つて変位するように構成しても良
いのである。(この場合、ステム11bは摺動自
在、回転不能に保持され、また、ここにおけるス
ピルリング17bを回転する機構としては、実施
例図のラツクとピニオンに限らず他の手段を用い
ても良いことはいうまでもない)。また、このス
テムに設けた傾斜状スピルポートと、スピルリン
グに設けた逃がしポートを設ける位置を、それぞ
れ逆にしても良いことはいうまでもなく、また、
副ピストン9の材質としては、主ピストン3と同
様アルミ合金を用いても良いが、その一部若しく
は全部をセラミツクで構成しても良い。
この場合、副ピストン9のうち燃焼室側の部分
の材質をセラミツクにすると、セラミツクは熱伝
導性が低いため、燃焼室からの放熱量が減少し、
断熱効果が増すため熱損失が減少し燃費が向上す
る。又、燃焼室から副ピストン裏面に伝達する熱
量が減少するので圧縮比変更用副ピストンを摺動
させる液体の温度上昇が少なくなるから、作動油
の劣化が少なくなる。
の材質をセラミツクにすると、セラミツクは熱伝
導性が低いため、燃焼室からの放熱量が減少し、
断熱効果が増すため熱損失が減少し燃費が向上す
る。又、燃焼室から副ピストン裏面に伝達する熱
量が減少するので圧縮比変更用副ピストンを摺動
させる液体の温度上昇が少なくなるから、作動油
の劣化が少なくなる。
又、副ピストンの副シリンダに対する摺動面に
セラミツクを使用すれば、耐摩耗性が高く、摩擦
係数が低いので摺動面の潤滑に必要な液体(潤滑
油)が少なくてもよいので、オイル下がりの量も
少なくなり、排気ガスの悪化、オイル消費の増大
が防止できる。
セラミツクを使用すれば、耐摩耗性が高く、摩擦
係数が低いので摺動面の潤滑に必要な液体(潤滑
油)が少なくてもよいので、オイル下がりの量も
少なくなり、排気ガスの悪化、オイル消費の増大
が防止できる。
さらに、ステム及びにスピルリングに設けるポ
ート形状は、必要に応じて第6図に二点鎖線で示
すように任意形状の組合せが考えられる。
ート形状は、必要に応じて第6図に二点鎖線で示
すように任意形状の組合せが考えられる。
図面は本発明の実施例を示し、第1図は第1の
実施例を示す機関要部の縦断正面図、第2図は第
1図の−視断面図、第3図は第2の実施例を
示す機関要部の縦断正面図、第4図は第3図の要
部拡大図、第5図及び第6図はスピルポートとス
ピル体との別の実施例図、第7図は第6図の平面
図である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダヘツ
ド、5……燃焼室、7……副シリンダ、9……副
ピストン、9a……副ピストンの小径部、9b…
…副ピストンの大径部、12……油圧室、11…
…ステム、16,16a,16b……スピルポー
ト、13……逆止弁、17,17a,17b……
スピル体、19……ハウジング、20……通孔、
22……ブローバイガス処理部。
実施例を示す機関要部の縦断正面図、第2図は第
1図の−視断面図、第3図は第2の実施例を
示す機関要部の縦断正面図、第4図は第3図の要
部拡大図、第5図及び第6図はスピルポートとス
ピル体との別の実施例図、第7図は第6図の平面
図である。 1……シリンダブロツク、2……シリンダヘツ
ド、5……燃焼室、7……副シリンダ、9……副
ピストン、9a……副ピストンの小径部、9b…
…副ピストンの大径部、12……油圧室、11…
…ステム、16,16a,16b……スピルポー
ト、13……逆止弁、17,17a,17b……
スピル体、19……ハウジング、20……通孔、
22……ブローバイガス処理部。
Claims (1)
- 1 シリンダヘツドに、燃焼室に開口する副シリ
ンダを設け、該副シリンダ内に副ピストンを摺動
自在に嵌挿し、該副ピストンの背面に油圧室を形
成して、該油圧室に作動油供給用のポートを接続
する一方、前記副ピストンの背面に、前記副シリ
ンダの軸方向に延びるステムを連結し、該ステム
の先端を、前記シリンダヘツド上室に突出し、該
ステムの突出端には、前記油圧室内の作動油が流
出するようにしたスピルポートを設け、且つ、前
記ステムの突出端には、当該ステムの後退動によ
つてスピルポートが閉じステムの前進動によつて
スピルポートが開くようにしたスピル体を、当該
スピル体による前記スピルポートの開閉位置がス
テムの軸方向に変位できるように相対移動自在に
設け、前記副ピストンのうち燃焼室に対する部分
を小径に、油圧室に対する部分を大径に形成する
一方、前記副シリンダの内面には、前記副ピスト
ンにおける大径部が摺動自在に嵌まるハウジング
を形成し、該ハウジング内に、副ピストンにおけ
る大径部の下側に接当して副ピストンを後退方向
に付勢するようにしたコイルばねを設け、更に、
前記ハウジングを、内燃機関におけるエアクリー
ナ等のブローバイガス処理部に接続したことを特
徴とする内燃機関における圧縮比の可変装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8052682A JPS58197438A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 内燃機関における圧縮比の可変装置 |
| US06/476,548 US4516537A (en) | 1982-03-24 | 1983-03-18 | Variable compression system for internal combustion engines |
| DE19833310548 DE3310548A1 (de) | 1982-03-24 | 1983-03-23 | Variables kompressionssystem fuer brennkraftmaschinen |
| FR8304853A FR2524070B1 (fr) | 1982-03-24 | 1983-03-24 | Systeme variateur de compression pour moteurs a combustion interne |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8052682A JPS58197438A (ja) | 1982-05-12 | 1982-05-12 | 内燃機関における圧縮比の可変装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58197438A JPS58197438A (ja) | 1983-11-17 |
| JPS6358252B2 true JPS6358252B2 (ja) | 1988-11-15 |
Family
ID=13720761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8052682A Granted JPS58197438A (ja) | 1982-03-24 | 1982-05-12 | 内燃機関における圧縮比の可変装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58197438A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4827882A (en) * | 1985-07-16 | 1989-05-09 | Paul Marius A | Internal regenerative combustion engines with thermal integrated optimized system |
| PL216976B1 (pl) * | 2009-08-25 | 2014-06-30 | Michał Głogowski | Wielostopniowy pneumatyczny tłok kompensacyjny |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5314308A (en) * | 1976-07-23 | 1978-02-08 | Aisin Seiki | Sewing machine motor control device for controlling home position stopping of sewing machine |
| JPS5392509U (ja) * | 1976-12-28 | 1978-07-28 | ||
| JPS53131323A (en) * | 1977-04-21 | 1978-11-16 | Kubota Ltd | Compression-ratio variable device for internal combuston engine with supercharger |
| FR2397530A1 (fr) * | 1977-07-11 | 1979-02-09 | Peugeot | Moteur a explosion a rapport volumetrique variable |
-
1982
- 1982-05-12 JP JP8052682A patent/JPS58197438A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58197438A (ja) | 1983-11-17 |
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