JPH0117451Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0117451Y2 JPH0117451Y2 JP1984067006U JP6700684U JPH0117451Y2 JP H0117451 Y2 JPH0117451 Y2 JP H0117451Y2 JP 1984067006 U JP1984067006 U JP 1984067006U JP 6700684 U JP6700684 U JP 6700684U JP H0117451 Y2 JPH0117451 Y2 JP H0117451Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- propeller shaft
- wheel drive
- hydraulic clutch
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
a 産業上の利用分野
本考案は四輪駆動自動車に係り、特に四輪駆動
と二輪駆動の切換えを油圧クラツチで行なう四輪
駆動自動車に関する。 b 従来技術 四輪駆動から前輪駆動(または後輪駆動)に切
換え可能な従来の四輪駆動自動車においては、ト
ランスミツシヨンの内部にドツグクラツチが配設
されており、このドツグクラツチに後輪(または
前輪)を駆動するプロペラシヤフトの一端が連結
されている。そして上記ドツグクラツチを接続す
ると四輪駆動(以下「4WD」という。)がなさ
れ、またドツグクラツチを切ると前輪駆動または
後輪駆動(以下「2WD」という。)がなされるよ
うになつている。 ところで、このような四輪駆動自動車を4WD
にてコーナリング走行させる場合、次のような問
題点が指摘されている。すなわち、コーナリング
走行をすると前後輪の内外輪差によつてステアリ
ングブレーキが生じ、このブレーキトルクがドツ
グクラツチに過剰な力として作用する。この結果
ドツグクラツチの可動フランジを固定フランジか
ら切離すことが困難になり、4WDから2WDへの
切換えができなくなるおそれが生ずる。 c 考案の目的 本考案は上述の如き問題点を有効に解決すべく
考案するに至つたものであつて、その目的とする
ところは、コーナリング走行時においてステアリ
ングブレーキが生じても、4WDから2WDへの切
換えをスムーズに行なうことのできる四輪駆動自
動車を提供することにある。 d 考案の構成 本考案の要旨は、車体の前部または後部に配設
されたエンジンの出力を、上記車体の下面に沿つ
て配設されたプロペラシヤフトを介して後輪また
は前輪に伝達するようにした四輪駆動自動車にお
いて、 (a) 上記プロペラシヤフトの中間部に配設された
油圧クラツチと、 (b) 上記プロペラシヤフトのエンジン側に設置さ
れ、上記油圧クラツチに作動油を圧送するオイ
ルポンプと、 (c) 上記作動油の圧送経路に配設され、2WDま
たは4WDの選択信号によつて、該圧送経路内
の最大圧力を設定する可変調圧バルブと、 (d) 上記圧送経路に接続させた畜圧器と、 (e) 上記圧送経路と上記畜圧器との間に介在さ
せ、上記選択信号が2WD信号のときそれらの
間を閉成し、4WD信号のときそれらの間を開
成する畜圧・放圧コントロールバルブとをそれ
ぞれ備えたことを特徴とする四輪駆動自動車に
ある。 e 実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図および第2図は四輪駆動自動車の動
力伝達系を概略的に示したものであつて、同図に
おいて1は横置き型のエンジン、2はトランスミ
ツシヨン、3は前輪、4は後輪、5は終減速機で
ある。トランスミツシヨン2の左右両側には一対
の前輪駆動軸6が突出しており、この駆動軸6に
よつて前輪3が駆動されるようになつている。ま
たトランスミツシヨン2の後端部には後輪駆動用
の軸7が突出しており、この軸7は車体の下面に
沿つて配設されたプロペラシヤフト8によつて終
減速機5と連結されている。このプロペラシヤフ
ト8は、前部プロペラシヤフト8aと後部プロペ
ラシヤフト8bとで構成され、これら両プロペラ
シヤフト8a,8bの間にデイスクタイプの油圧
クラツチ9が介装されている。そしてこの油圧ク
ラツチ9を接続すると軸7の駆動力がプロペラシ
ヤフト8a,8bを介して終減速機5に伝達さ
れ、終減速機5の一対の後輪駆動軸10によつて
後輪4が駆動されるようになつている。なお第1
図および第2図において20は自在継手を示す。 上記油圧クラツチ9は、第3図に示す如く車体
の底板11の下面に取付けられている。詳しく
は、底板11の下面にプロペラシヤフト8を挿通
するための溝部12が前後方向に沿つて形成さ
れ、この溝部12の縁部に水平方向に突出した左
右一対の支持板13が固設されている。一方、油
圧クラツチ9のハウジング14には上記支持板1
3の上方に延出した左右一対のフランジ部14a
が形成され、この一対のフランジ部14aと支持
板13との間に振動や衝撃等を吸収するための弾
性体15が配設されている。なお第3図において
16は油圧クラツチ9のハウジング14に形成さ
れた冷却フインである。 このように、油圧クラツチ9はプロペラシヤフ
ト8の中間部に介装されているので、トランスミ
ツシヨン2の周辺にフリースペースを形成するこ
とができ、設計の自由度を向上させることができ
る。また油圧クラツチ9とトランスミツシヨン2
との相互間距離を大きくとることができるので、
油圧クラツチ9に対する冷却空気の流れがトラン
スミツシヨン2等によつて邪魔されることがな
く、このため油圧クラツチ9の冷却効果を高める
ことができる。 油圧クラツチ9の内部構造は第4図に示すとお
りである。同図において21は入力側デイスク、
22は出力側デイスク、23はピストンであつ
て、入力側デイスク21は前部プロペラシヤフト
8aに連結され、出力側デイスク22は後部プロ
ペラシヤフト8bに連結されている。そしてピス
トン23に所定の油圧を作用させると、入力側デ
イスク21と出力側デイスク22とが互いに圧着
して前後両プロペラシヤフト8a,8b間の動力
伝達がなされるように構成されている。 油圧クラツチ9のハウジング14内にはまた、
上記ピストン23を駆動するためのオイルポンプ
24が配設されている。このポンプ24の羽根車
24aは前部プロペラシヤフト8aに固定されて
おり、車両の走行中にのみポンプ24が駆動され
るようになつている。一方、油圧クラツチ9のハ
ウジング14下部にはオイルタンク25が取付け
られており、このタンク25内に油圧クラツチ9
専用の作動油が貯溜されている。そしてこの作動
油は吸入管26を通じて上記オイルポンプ24に
吸入されるようになつている。このように、本考
案に係る四輪駆動自動車は油圧クラツチに専用の
オイルタンク25が付設されているので、配管が
短く簡単となり、装置のコストダウンを図ること
ができる。 オイルタンク25内にはバルブユニツト28が
収納されている。このバルブユニツト28は、第
5図に示す如く調圧バルブ29、可変調圧バルブ
30、蓄圧器31および蓄圧・放圧コントロール
バルブ32によつて構成されており、油圧クラツ
チ9のピストン23に作用する油圧がバルブユニ
ツト28によつて制御されるようになつている。
詳しくは、オイルポンプ24からピストンシリン
ダ36に至る吐出管37の途中にチエツクバルブ
38が設けられ、このチエツクバルブ38の上流
側に調圧バルブ29が接続されている。そしてオ
イルポンプ24の回転数が増大してその吐出圧力
が所定の圧力を越えると、調圧バルブ29の作用
にて作動油がオイルタンク25に戻され、吐出圧
力が一定に保たれるように構成されている。また
チエツクバルブ38の下流側には可変調圧バルブ
30と蓄圧・放圧コントロールバルブ32がそれ
ぞれ接続され、蓄圧・放圧コントロールバルブ3
2にはさらに蓄圧器31が接続されている。可変
調圧バルブ30と蓄圧・放圧コントロールバルブ
32は所定の外部信号にて制御されるようになつ
ている。この外部信号は例えばマニユアル操作に
よる常時2WD信号,常時4WD信号およびステア
リングセンサ等にて自動的に発せられるパートタ
イム4WD信号を含み、これら信号によつて可変
調圧バルブ30および蓄圧・放圧コントロールバ
ルブ32が下表に掲げる作動をするように構成さ
れている。
と二輪駆動の切換えを油圧クラツチで行なう四輪
駆動自動車に関する。 b 従来技術 四輪駆動から前輪駆動(または後輪駆動)に切
換え可能な従来の四輪駆動自動車においては、ト
ランスミツシヨンの内部にドツグクラツチが配設
されており、このドツグクラツチに後輪(または
前輪)を駆動するプロペラシヤフトの一端が連結
されている。そして上記ドツグクラツチを接続す
ると四輪駆動(以下「4WD」という。)がなさ
れ、またドツグクラツチを切ると前輪駆動または
後輪駆動(以下「2WD」という。)がなされるよ
うになつている。 ところで、このような四輪駆動自動車を4WD
にてコーナリング走行させる場合、次のような問
題点が指摘されている。すなわち、コーナリング
走行をすると前後輪の内外輪差によつてステアリ
ングブレーキが生じ、このブレーキトルクがドツ
グクラツチに過剰な力として作用する。この結果
ドツグクラツチの可動フランジを固定フランジか
ら切離すことが困難になり、4WDから2WDへの
切換えができなくなるおそれが生ずる。 c 考案の目的 本考案は上述の如き問題点を有効に解決すべく
考案するに至つたものであつて、その目的とする
ところは、コーナリング走行時においてステアリ
ングブレーキが生じても、4WDから2WDへの切
換えをスムーズに行なうことのできる四輪駆動自
動車を提供することにある。 d 考案の構成 本考案の要旨は、車体の前部または後部に配設
されたエンジンの出力を、上記車体の下面に沿つ
て配設されたプロペラシヤフトを介して後輪また
は前輪に伝達するようにした四輪駆動自動車にお
いて、 (a) 上記プロペラシヤフトの中間部に配設された
油圧クラツチと、 (b) 上記プロペラシヤフトのエンジン側に設置さ
れ、上記油圧クラツチに作動油を圧送するオイ
ルポンプと、 (c) 上記作動油の圧送経路に配設され、2WDま
たは4WDの選択信号によつて、該圧送経路内
の最大圧力を設定する可変調圧バルブと、 (d) 上記圧送経路に接続させた畜圧器と、 (e) 上記圧送経路と上記畜圧器との間に介在さ
せ、上記選択信号が2WD信号のときそれらの
間を閉成し、4WD信号のときそれらの間を開
成する畜圧・放圧コントロールバルブとをそれ
ぞれ備えたことを特徴とする四輪駆動自動車に
ある。 e 実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図および第2図は四輪駆動自動車の動
力伝達系を概略的に示したものであつて、同図に
おいて1は横置き型のエンジン、2はトランスミ
ツシヨン、3は前輪、4は後輪、5は終減速機で
ある。トランスミツシヨン2の左右両側には一対
の前輪駆動軸6が突出しており、この駆動軸6に
よつて前輪3が駆動されるようになつている。ま
たトランスミツシヨン2の後端部には後輪駆動用
の軸7が突出しており、この軸7は車体の下面に
沿つて配設されたプロペラシヤフト8によつて終
減速機5と連結されている。このプロペラシヤフ
ト8は、前部プロペラシヤフト8aと後部プロペ
ラシヤフト8bとで構成され、これら両プロペラ
シヤフト8a,8bの間にデイスクタイプの油圧
クラツチ9が介装されている。そしてこの油圧ク
ラツチ9を接続すると軸7の駆動力がプロペラシ
ヤフト8a,8bを介して終減速機5に伝達さ
れ、終減速機5の一対の後輪駆動軸10によつて
後輪4が駆動されるようになつている。なお第1
図および第2図において20は自在継手を示す。 上記油圧クラツチ9は、第3図に示す如く車体
の底板11の下面に取付けられている。詳しく
は、底板11の下面にプロペラシヤフト8を挿通
するための溝部12が前後方向に沿つて形成さ
れ、この溝部12の縁部に水平方向に突出した左
右一対の支持板13が固設されている。一方、油
圧クラツチ9のハウジング14には上記支持板1
3の上方に延出した左右一対のフランジ部14a
が形成され、この一対のフランジ部14aと支持
板13との間に振動や衝撃等を吸収するための弾
性体15が配設されている。なお第3図において
16は油圧クラツチ9のハウジング14に形成さ
れた冷却フインである。 このように、油圧クラツチ9はプロペラシヤフ
ト8の中間部に介装されているので、トランスミ
ツシヨン2の周辺にフリースペースを形成するこ
とができ、設計の自由度を向上させることができ
る。また油圧クラツチ9とトランスミツシヨン2
との相互間距離を大きくとることができるので、
油圧クラツチ9に対する冷却空気の流れがトラン
スミツシヨン2等によつて邪魔されることがな
く、このため油圧クラツチ9の冷却効果を高める
ことができる。 油圧クラツチ9の内部構造は第4図に示すとお
りである。同図において21は入力側デイスク、
22は出力側デイスク、23はピストンであつ
て、入力側デイスク21は前部プロペラシヤフト
8aに連結され、出力側デイスク22は後部プロ
ペラシヤフト8bに連結されている。そしてピス
トン23に所定の油圧を作用させると、入力側デ
イスク21と出力側デイスク22とが互いに圧着
して前後両プロペラシヤフト8a,8b間の動力
伝達がなされるように構成されている。 油圧クラツチ9のハウジング14内にはまた、
上記ピストン23を駆動するためのオイルポンプ
24が配設されている。このポンプ24の羽根車
24aは前部プロペラシヤフト8aに固定されて
おり、車両の走行中にのみポンプ24が駆動され
るようになつている。一方、油圧クラツチ9のハ
ウジング14下部にはオイルタンク25が取付け
られており、このタンク25内に油圧クラツチ9
専用の作動油が貯溜されている。そしてこの作動
油は吸入管26を通じて上記オイルポンプ24に
吸入されるようになつている。このように、本考
案に係る四輪駆動自動車は油圧クラツチに専用の
オイルタンク25が付設されているので、配管が
短く簡単となり、装置のコストダウンを図ること
ができる。 オイルタンク25内にはバルブユニツト28が
収納されている。このバルブユニツト28は、第
5図に示す如く調圧バルブ29、可変調圧バルブ
30、蓄圧器31および蓄圧・放圧コントロール
バルブ32によつて構成されており、油圧クラツ
チ9のピストン23に作用する油圧がバルブユニ
ツト28によつて制御されるようになつている。
詳しくは、オイルポンプ24からピストンシリン
ダ36に至る吐出管37の途中にチエツクバルブ
38が設けられ、このチエツクバルブ38の上流
側に調圧バルブ29が接続されている。そしてオ
イルポンプ24の回転数が増大してその吐出圧力
が所定の圧力を越えると、調圧バルブ29の作用
にて作動油がオイルタンク25に戻され、吐出圧
力が一定に保たれるように構成されている。また
チエツクバルブ38の下流側には可変調圧バルブ
30と蓄圧・放圧コントロールバルブ32がそれ
ぞれ接続され、蓄圧・放圧コントロールバルブ3
2にはさらに蓄圧器31が接続されている。可変
調圧バルブ30と蓄圧・放圧コントロールバルブ
32は所定の外部信号にて制御されるようになつ
ている。この外部信号は例えばマニユアル操作に
よる常時2WD信号,常時4WD信号およびステア
リングセンサ等にて自動的に発せられるパートタ
イム4WD信号を含み、これら信号によつて可変
調圧バルブ30および蓄圧・放圧コントロールバ
ルブ32が下表に掲げる作動をするように構成さ
れている。
この場合、マニユアル操作による常時2WD信
号が外部信号として可変調圧バルブ30および蓄
圧・放圧コントロールバルブ32に伝達され、こ
の信号によつて可変調圧バルブ30がセツト圧の
低下により開放し、その直後に蓄圧・放圧コント
ロールバルブ32が閉成される。可変調圧バルブ
30が開放するとピストンシリンダ36の圧力が
低下し、油圧クラツチ9のピストン23が第5図
で矢印a方向に移動して入力側デイスク21と出
力側デイスク22との圧着状態が解除される。こ
の結果、前部プロペラシヤフト8aから後部プロ
ペラシヤフト8bへの動力伝達が遮断され、前輪
3による常時2WD走行がなされる。 〔常時4WD走行モード〕 この場合、マニユアル操作による常時4WD信
号が外部信号として可変調圧バルブ30および蓄
圧・放圧コントロールバルブ32に伝達され、こ
の信号によつて可変調圧バルブ30がセツト圧の
上昇により閉塞し、その直後に蓄圧・放圧コント
ロールバルブ32が開成する。 可変調圧バルブ30が閉塞するとピストンシリ
ンダ36の圧力が上昇し、この圧力によつて油圧
クラツチ9のピストン23が第5図で矢印b方向
に移動して入力側デイスク21と出力側デイスク
22とが圧接する。この結果、前部プロペラシヤ
フト8aから後部プロペラシヤフト8bへ動力伝
達がなされ、前後輪3,4による常時4WD走行
がなされる。 〔バートタイム4WD走行モード〕 4WD走行モードにてコーナリングを行なうと、
前後輪3,4の回転差により前後両プロペラシヤ
フト8a,8b間でステアリングトルクが発生す
る。このステアリングブレーキ現象はステアリン
グセンサ等にて検出され、この検出信号(パート
タイム4WD信号)が外部信号として可変調圧バ
ルブ30および蓄圧・放圧コントロールバルブ3
2に伝達され、この信号によつて可変調圧バルブ
30がセツト圧の低下により一時的に開放し、そ
の直後に蓄圧・放圧コントロールバルブ32が閉
成される。 可変調圧バルブ30が一時的に開放すると、前
述の常時2WD走行モードと同様に前部プロペラ
シヤフト8aから後部プロペラシヤフト8bへの
動力伝達が遮断され、一時的に前輪3による
2WD走行がなされる。従つてステアリングトル
クを解消してスムーズなコーナリング走行を行な
うことができる。 〔コーナリング走行直後に一旦停車した場合の
4WD発進〕 この場合、油圧クラツチ9ののピストンシリン
ダ36の圧力はコーナリング走行時における可変
調圧バルブ30の開放により低下したままであ
り、またプロペラシヤフト8が停止しているため
オイルポンプ24も停止しており、このままでは
油圧クラツチ9を接続することができないので
4WD発進ができない。しかし本考案に係る四輪
駆動自動車は蓄圧器31と蓄圧・放圧コントロー
ルバルブ32を備えているので、このコントロー
ルバルブ32を作動することにより4WD発進が
可能である。すなわちコントロールバルブ32を
開成すると、蓄圧器31の作動油がピストンシリ
ンダ36に圧送され、この圧力によつてて油圧ク
ラツチ9のピストン23が第5図で矢印b方向に
移動して入力側デイスク21と出力側デイスク2
2とが圧着する。この結果、前部プロペラシヤフ
ト8aから後部プロペラシヤフト8bへの動力伝
達が可能となり、トランスミツシヨン2内の発進
クラツチを接続することにより4WD発進がなさ
れる。 以上、本考案の一実施例につき説明したが、本
考案は上記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能である。例えば上記実施例では可変調圧
バルブ30によつて油圧クラツチ19のトルク容
量を0%または100%に切換えるようにしたが、
可変調圧バルブ30のセツト圧をステアリングト
ルクの大きさ等に対応して連続的に変化するよう
にしておけば、油圧クラツチ9のトルク容量を0
%〜100%まで連続的に変化させることができ、
四輪駆動自動車をいわゆるパートタイム兼フルタ
イムの4WDとして使用することが可能となる。 f考案の効果 本考案は上述の如く、2WD,4WDの切換クラ
ツチをプロペラシヤフトの中間部に介在させてい
るので、トランスミツシヨンの周辺にフリースペ
ースが得られるので、設計の自由度が高くなり、
切換クラツチとして油圧クラツチを採用し、油圧
クラツチに対する作動油の圧送経路に配設した可
変調圧バルブのセツト圧力を所定の外部信号にて
増減させて上記油圧クラツチのトルク容量を増減
制御するようにしたものであるから、2WD走行
と4WD走行を必要に応じて使いわけることがで
き、また上記所定の外部信号としてステアリング
センサ等の検出信号を用いた場合にあつては、コ
ーナリング走行によつてステアリングブレーキ現
象が発生すると自動的に2WD走行に切換えられ、
スムーズなコーナリング走行を行なうことができ
る。また上記油圧クラツチのトルク容量を0%〜
100%まで連続的に変化させることもでき、これ
によつて四輪駆動自動車をいわゆるパートタイム
兼フルタイムの4WDとして使用することも可能
となる。 また、本考案は油圧クラツチ専用のオイルポン
プを備え、かつ該オイルポンプをプロペラシヤフ
トに設置しているので、長い配管をする必要がな
く、さらに蓄圧器を付設しているので、ポンプ停
止時にも2WD,4WDの切換えが可能であり、例
えば2WD状態でエンジンを停止し、4WDに切換
えて始動する場合にも何ら支障はない。
号が外部信号として可変調圧バルブ30および蓄
圧・放圧コントロールバルブ32に伝達され、こ
の信号によつて可変調圧バルブ30がセツト圧の
低下により開放し、その直後に蓄圧・放圧コント
ロールバルブ32が閉成される。可変調圧バルブ
30が開放するとピストンシリンダ36の圧力が
低下し、油圧クラツチ9のピストン23が第5図
で矢印a方向に移動して入力側デイスク21と出
力側デイスク22との圧着状態が解除される。こ
の結果、前部プロペラシヤフト8aから後部プロ
ペラシヤフト8bへの動力伝達が遮断され、前輪
3による常時2WD走行がなされる。 〔常時4WD走行モード〕 この場合、マニユアル操作による常時4WD信
号が外部信号として可変調圧バルブ30および蓄
圧・放圧コントロールバルブ32に伝達され、こ
の信号によつて可変調圧バルブ30がセツト圧の
上昇により閉塞し、その直後に蓄圧・放圧コント
ロールバルブ32が開成する。 可変調圧バルブ30が閉塞するとピストンシリ
ンダ36の圧力が上昇し、この圧力によつて油圧
クラツチ9のピストン23が第5図で矢印b方向
に移動して入力側デイスク21と出力側デイスク
22とが圧接する。この結果、前部プロペラシヤ
フト8aから後部プロペラシヤフト8bへ動力伝
達がなされ、前後輪3,4による常時4WD走行
がなされる。 〔バートタイム4WD走行モード〕 4WD走行モードにてコーナリングを行なうと、
前後輪3,4の回転差により前後両プロペラシヤ
フト8a,8b間でステアリングトルクが発生す
る。このステアリングブレーキ現象はステアリン
グセンサ等にて検出され、この検出信号(パート
タイム4WD信号)が外部信号として可変調圧バ
ルブ30および蓄圧・放圧コントロールバルブ3
2に伝達され、この信号によつて可変調圧バルブ
30がセツト圧の低下により一時的に開放し、そ
の直後に蓄圧・放圧コントロールバルブ32が閉
成される。 可変調圧バルブ30が一時的に開放すると、前
述の常時2WD走行モードと同様に前部プロペラ
シヤフト8aから後部プロペラシヤフト8bへの
動力伝達が遮断され、一時的に前輪3による
2WD走行がなされる。従つてステアリングトル
クを解消してスムーズなコーナリング走行を行な
うことができる。 〔コーナリング走行直後に一旦停車した場合の
4WD発進〕 この場合、油圧クラツチ9ののピストンシリン
ダ36の圧力はコーナリング走行時における可変
調圧バルブ30の開放により低下したままであ
り、またプロペラシヤフト8が停止しているため
オイルポンプ24も停止しており、このままでは
油圧クラツチ9を接続することができないので
4WD発進ができない。しかし本考案に係る四輪
駆動自動車は蓄圧器31と蓄圧・放圧コントロー
ルバルブ32を備えているので、このコントロー
ルバルブ32を作動することにより4WD発進が
可能である。すなわちコントロールバルブ32を
開成すると、蓄圧器31の作動油がピストンシリ
ンダ36に圧送され、この圧力によつてて油圧ク
ラツチ9のピストン23が第5図で矢印b方向に
移動して入力側デイスク21と出力側デイスク2
2とが圧着する。この結果、前部プロペラシヤフ
ト8aから後部プロペラシヤフト8bへの動力伝
達が可能となり、トランスミツシヨン2内の発進
クラツチを接続することにより4WD発進がなさ
れる。 以上、本考案の一実施例につき説明したが、本
考案は上記実施例に限定されることなく種々の変
形が可能である。例えば上記実施例では可変調圧
バルブ30によつて油圧クラツチ19のトルク容
量を0%または100%に切換えるようにしたが、
可変調圧バルブ30のセツト圧をステアリングト
ルクの大きさ等に対応して連続的に変化するよう
にしておけば、油圧クラツチ9のトルク容量を0
%〜100%まで連続的に変化させることができ、
四輪駆動自動車をいわゆるパートタイム兼フルタ
イムの4WDとして使用することが可能となる。 f考案の効果 本考案は上述の如く、2WD,4WDの切換クラ
ツチをプロペラシヤフトの中間部に介在させてい
るので、トランスミツシヨンの周辺にフリースペ
ースが得られるので、設計の自由度が高くなり、
切換クラツチとして油圧クラツチを採用し、油圧
クラツチに対する作動油の圧送経路に配設した可
変調圧バルブのセツト圧力を所定の外部信号にて
増減させて上記油圧クラツチのトルク容量を増減
制御するようにしたものであるから、2WD走行
と4WD走行を必要に応じて使いわけることがで
き、また上記所定の外部信号としてステアリング
センサ等の検出信号を用いた場合にあつては、コ
ーナリング走行によつてステアリングブレーキ現
象が発生すると自動的に2WD走行に切換えられ、
スムーズなコーナリング走行を行なうことができ
る。また上記油圧クラツチのトルク容量を0%〜
100%まで連続的に変化させることもでき、これ
によつて四輪駆動自動車をいわゆるパートタイム
兼フルタイムの4WDとして使用することも可能
となる。 また、本考案は油圧クラツチ専用のオイルポン
プを備え、かつ該オイルポンプをプロペラシヤフ
トに設置しているので、長い配管をする必要がな
く、さらに蓄圧器を付設しているので、ポンプ停
止時にも2WD,4WDの切換えが可能であり、例
えば2WD状態でエンジンを停止し、4WDに切換
えて始動する場合にも何ら支障はない。
図面は本考案の一実施例を示したものであつ
て、第1図は四輪駆動自動車の動力伝達系を示す
概略平面図、第2図は第1図の側面図、第3図は
油圧クラツチの取付状態を示す横断面図、第4図
は油圧クラツチの概略構成図、第5図は油圧クラ
ツチのトルク容量を制御する制御手段の油圧回路
図である。 1……エンジン、2……トランスミツシヨン、
3……前輪、4……後輪、5……終減速機、8…
…プロペラシヤフト、8a……前部プロペラシヤ
フト、8b……後部プロペラシヤフト、9……油
圧クラツチ、15……弾性体、16……冷却フイ
ン、21……入力側デイスク、22……出力側デ
イスク、23……ピストン、24……オイルポン
プ、25……オイルタンク、26……吸入管、2
8……バルブユニツト、29……調圧バルブ、3
0……可変調圧バルブ(制御手段)、31……蓄
圧器、32……蓄圧・放圧コントロールバルブ、
36……ピストンシリンダ、37……吐出管、3
8……チエツクバルブ。
て、第1図は四輪駆動自動車の動力伝達系を示す
概略平面図、第2図は第1図の側面図、第3図は
油圧クラツチの取付状態を示す横断面図、第4図
は油圧クラツチの概略構成図、第5図は油圧クラ
ツチのトルク容量を制御する制御手段の油圧回路
図である。 1……エンジン、2……トランスミツシヨン、
3……前輪、4……後輪、5……終減速機、8…
…プロペラシヤフト、8a……前部プロペラシヤ
フト、8b……後部プロペラシヤフト、9……油
圧クラツチ、15……弾性体、16……冷却フイ
ン、21……入力側デイスク、22……出力側デ
イスク、23……ピストン、24……オイルポン
プ、25……オイルタンク、26……吸入管、2
8……バルブユニツト、29……調圧バルブ、3
0……可変調圧バルブ(制御手段)、31……蓄
圧器、32……蓄圧・放圧コントロールバルブ、
36……ピストンシリンダ、37……吐出管、3
8……チエツクバルブ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体の前部または後部に配設されたエンジンの
出力を、上記車体の下面に沿つて配設されたプロ
ペラシヤフトを介して後輪または前輪に伝達する
ようにした四輪駆動自動車において、 (a) 上記プロペラシヤフトの中間部に配設された
油圧クラツチと、 (b) 上記プロペラシヤフトのエンジン側に設置さ
れ、上記油圧クラツチに作動油を圧送するオイ
ルポンプと、 (c) 上記作動油の圧送経路に配設され、2WDま
たは4WDの選択信号によつて、該圧送経路内
の最大圧力を設定する可変調圧バルブと、 (d) 上記圧送経路に接続させた畜圧器と、 (e) 上記圧送経路と上記畜圧器との間に介在さ
せ、上記選択信号が2WD信号のときそれらの
間を閉成し、4WD信号のときそれらの間を開
成する畜圧・放圧コントロールバルブと をそれぞれ備えたことを特徴とする四輪駆動自動
車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6700684U JPS60178232U (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 四輪駆動自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6700684U JPS60178232U (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 四輪駆動自動車 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60178232U JPS60178232U (ja) | 1985-11-27 |
| JPH0117451Y2 true JPH0117451Y2 (ja) | 1989-05-22 |
Family
ID=30600424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6700684U Granted JPS60178232U (ja) | 1984-05-08 | 1984-05-08 | 四輪駆動自動車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60178232U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4704062B2 (ja) * | 2005-02-16 | 2011-06-15 | 本田技研工業株式会社 | 油圧制御装置 |
| JP4668783B2 (ja) * | 2005-12-20 | 2011-04-13 | 本田技研工業株式会社 | 車両の液圧供給装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5643034A (en) * | 1979-09-13 | 1981-04-21 | Fuji Heavy Ind Ltd | Four wheel drive with automatic transmission |
-
1984
- 1984-05-08 JP JP6700684U patent/JPS60178232U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60178232U (ja) | 1985-11-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2137422B1 (en) | Idle-able power transfer unit | |
| US4609064A (en) | Part-time four-wheel drive system with steering angle responsive control | |
| US4757870A (en) | Four wheel drive system having driving force distribution control responsive to front and rear wheel speed difference | |
| US4781265A (en) | Intermittent change-over control from two-wheel drive to four-wheel drive | |
| JPS59184026A (ja) | 4輪駆動車 | |
| US5174408A (en) | Drive assembly for a four wheel drive vehicle, having a disconnectable viscous coupling | |
| KR100907166B1 (ko) | 차량용 차동 제한 장치 | |
| JPH0117451Y2 (ja) | ||
| JPS61155027A (ja) | 4輪駆動車 | |
| JPH0118417Y2 (ja) | ||
| JPH04372427A (ja) | 四輪駆動装置およびその制御方法 | |
| JPS61178232A (ja) | 4輪駆動車の駆動力伝達装置 | |
| JPS60236836A (ja) | 四輪駆動自動車 | |
| JPS60116529A (ja) | 四輪駆動用駆動連結装置 | |
| JPS5826636A (ja) | フルタイム式4輪駆動車 | |
| JP2879018B2 (ja) | 動力車用駆動装置 | |
| JPS63284027A (ja) | 自動車用駆動装置 | |
| JPH0320190Y2 (ja) | ||
| JP2599965B2 (ja) | 4輪駆動車 | |
| JPH078042U (ja) | 4輪駆動式走行車両のパワーロス低減装置 | |
| JPS63134349A (ja) | 4輪駆動車における駆動力伝達装置 | |
| JPH0330220Y2 (ja) | ||
| JPH037214Y2 (ja) | ||
| JP2722208B2 (ja) | 4輪駆動車の動力分配装置 | |
| JP2690099B2 (ja) | 4輪駆動車の伝達トルク制御装置 |