JPH0118049B2 - - Google Patents
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- JPH0118049B2 JPH0118049B2 JP55045281A JP4528180A JPH0118049B2 JP H0118049 B2 JPH0118049 B2 JP H0118049B2 JP 55045281 A JP55045281 A JP 55045281A JP 4528180 A JP4528180 A JP 4528180A JP H0118049 B2 JPH0118049 B2 JP H0118049B2
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- hydroxy
- trimethoxyflavone
- dihydroxy
- lower alkoxy
- flavone
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pyrane Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Description
本発明は、新規な3―アルコキシフラボン誘導
体、それらの製造方法および抗ウイルス
(antiviral)活性を示す3―アルコキシフラボン
誘導体を含有する製薬学的組成物に関する。 更に特に、本発明は下記一般式 式中、R1はヒドロキシ、低級アルコキシ、低
級アルカノイルオキシ、低級アルコキシカルボニ
ルオキシまたはニコチノイルオキシであり;R2
はヒドロキシまたは低級アルコキシであり;R3
は水素または低級アルコキシであり;R4は水素、
ヒドロキシまたは低級アルコキシであり;R5は
ヒドロキシ、低級アルカノイルオキシ、アミノア
シルオキシ、グリコシルオキシ、ヒドロキシ置換
ジカルボン酸残基、ニコチノイルオキシまたは低
級アルコキシカルボニルオキシであり;そして
R6は低級アルコキシである、 で表わされる3―アルコキシフラボン誘導体を活
性成分として含有する抗ウイルス剤に関する。 本発明はまた一般式 式中、R10はヒドロキシ、低級アルカノイルオ
キシ、低級アルコキシカルボニルオキシまたはニ
コチノイルオキシであり;R20はヒドロキシまた
は低級アルコキシであり;R40は水素または低級
アルコキシであり;R50はヒドロキシ、低級アル
カノイルオキシ、アミノアシルオキシ、グリコシ
ルオキシ、ヒドロキシ置換ジカルボン酸残基、ニ
コチノイルオキシまたは低級アルキルカルボニル
オキシであり;そしてR60は低級アルコキシであ
る;但し、R10がアセトキシである場合、R50は
アセトキシではなく、そしてR50がヒドロキシで
ある場合、R60はメトキシではない、 の新規な化合物およびそれらの製造方法に関す
る。 低級アルコキシ基は、1〜4個の炭素原子を含
有する;好ましくはメトキシおよびエトキシであ
る。低級アルカノイルオキシ基は、アセトキシ、
プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチ
リルオキシまたはビバロイルオキシのように2〜
7個の炭素原子を含有する。低級アルコキシカル
ボニルオキシ基は、7個までの炭素原子を含有す
る;好ましくはエトキシカルボニルオキシであ
る。アミノアシルオキシ基は脂肪族アミノ酸から
誘導することができる。特に好ましいアミノアシ
ルオキシ基は、L―リジルオキシ、L―アラニル
オキシ、L―グルタミニルオキシおよびα―グル
タミルオキシである。グリコシルオキシ基は単糖
類から誘導することができる。特に好ましいグリ
コシルオキシ基はグリコシルオキシ、マンノシル
オキシおよびガラクトシルオキシである。ヒドロ
キシ置換ジカルボン酸残基の例は、1―ヒドロキ
シ―1,2―エタンジカルボン酸および1,2―
ジヒドロキシ―1,2―エタンジカルボン酸の残
基である。 式の範囲内の化合物の代表例は次のとおりで
ある。 (A) 新規化合物 4′―アセトキシ―5―ヒドロキシ―3,3′,7
―トリメトキシフラボン; 5―ヒドロキシ―4′―(L―リジルオキシ)―
3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(β―D―グルコピラノシルオキシ)―5
―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボ
ン; 4′―(L―アラニルオキシ)―5―ヒドロキシ
―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(L―グルタミニルオキシ)―5―ヒドロ
キシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(L―α―グルタミルオキシ)―5―ヒド
ロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(3―カルボキシ―2,3―ジヒドロキシ
プロピオニルオキシ)―5―ヒドロキシ―3,
3′,7―トリメトキシフラボン; 3,3′,7―トリメトキシ―4′,5―ビス―
(ニコチノイルオキシ)―フラボン; 4′,5―ビス―(エトキシカルボニルオキシ)
―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 5―ヒドロ―3,3′,7―トリメトキシ―4′―
(ピパロイルオキシ)―フラボン; 5―(イソブチリルオキシ)―3,3′,7―ト
リメトキシ―4′―(ピバロイルオキシ)―フラボ
ン; 3,3′,7―トリメトキシ―4′,5―ビス―
(プロピオニルオキシ)―フラボン; 3―エトキシ―4′,5―ジヒドロキシ―3′,7
―ジメトキシフラボン; 4′,5―ジヒドロキシ―3―イソプロポキシ―
3′,7―ジメトキシフラボン; (B) 既知化合物 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′7―トリメトキ
シフラボン; 4′―ヒドロキシ―3,3′,5,7―トリメトキ
シフラボン; 4′,5―ジヒドロキシ―3,7―ジメトキシフ
ラボン; 4′,5―ジヒドロキシ―2′,3,7―トリメト
キシフラボン; 4′,5―ジアセトキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン。 本発明により提供される製造方法によれば、前
記式で表わされる新規な3―アルコキシフラボ
ン誘導体は、 a 一般式 式中、R21は低級アルコキシであり;R41は
水素または低級アルコキシであり;そしてR61
は低級アルコキシである、 で表わされる化合物の4′位のヒドロキシ基また
は5位および4′位のヒドロキシ基を低級飽和脂
肪酸、脂肪族アミノ酸、ヒドロキシ置換ジカル
ボン酸またはニコチン酸の反応性誘導体で処理
してアシル化するか、 b 前記一般式で表わされる化合物の4′位のヒ
ドロキシ基を単糖類の反応性誘導体で処理して
グリコシル化する ことにより製造することができる。 本発明の製造方法の態様a)によるアシル化お
よび態様b)によるグリコシル化は、それ自体公
知の方法で行なうことができ、後記実施例によつ
て説明する。 本発明によつて提供される式および式の3
―アルコキシフラボンは、抗ウイルス活性を示
し、特にこれらは、人胎児肺細胞あるいは人子宮
癌細胞(HeLa細胞)の培養物中で、0.05ないし
10μg/mlの投与量において、ヒト鼻腔ウイルス
群および腸内ウイルス群例えばエコー(ECHO)
ウイルス、コクサツキー(Coxsackie)ウイル
ス、ポリオウイルス等の増殖を阻害する。 抗ウイルス活性に関する実験結果を以下に示
す; 1 ウイルス性細胞変性効果の抑制 1 試験管内抗ウイルス活性 HeLa細胞(6×104個)懸濁液に鼻腔ウイルス
HGP(3×103個プラーク形成単位、PFU)また
はコクサツキーウイルスB1型(3×103個PFU)
を混合し、これを系列希釈した試験化合物を含有
するマイクロテストプレートに加えた。次に、該
細胞を、仔牛血清2%、トリプトーズ燐酸培地1
%、ストレプトマイシン100μg/mlおよびペニ
シリンG20単位/mlを含有するイーグル(Eagle)
のミニマルエツセンシヤル培地(minimum
essential medium)で培養した。ウイルスによ
つて起こるc.p.e.(細胞変性効果)を、コクサツキ
ーウイルス感染の場合は、37℃で1日培養後、そ
して鼻腔ウイルス感染の場合は、33℃で2日間培
養後、顕微鏡下で観察した。 その結果を第1表に示す。試験化合物の抗ウイ
ルス活性は、対照培養物(IC50)に対して、ウイ
ルスによるc.p.e.を50%抑制するのに必要な最少
有効濃度(IC50)で表わす。
体、それらの製造方法および抗ウイルス
(antiviral)活性を示す3―アルコキシフラボン
誘導体を含有する製薬学的組成物に関する。 更に特に、本発明は下記一般式 式中、R1はヒドロキシ、低級アルコキシ、低
級アルカノイルオキシ、低級アルコキシカルボニ
ルオキシまたはニコチノイルオキシであり;R2
はヒドロキシまたは低級アルコキシであり;R3
は水素または低級アルコキシであり;R4は水素、
ヒドロキシまたは低級アルコキシであり;R5は
ヒドロキシ、低級アルカノイルオキシ、アミノア
シルオキシ、グリコシルオキシ、ヒドロキシ置換
ジカルボン酸残基、ニコチノイルオキシまたは低
級アルコキシカルボニルオキシであり;そして
R6は低級アルコキシである、 で表わされる3―アルコキシフラボン誘導体を活
性成分として含有する抗ウイルス剤に関する。 本発明はまた一般式 式中、R10はヒドロキシ、低級アルカノイルオ
キシ、低級アルコキシカルボニルオキシまたはニ
コチノイルオキシであり;R20はヒドロキシまた
は低級アルコキシであり;R40は水素または低級
アルコキシであり;R50はヒドロキシ、低級アル
カノイルオキシ、アミノアシルオキシ、グリコシ
ルオキシ、ヒドロキシ置換ジカルボン酸残基、ニ
コチノイルオキシまたは低級アルキルカルボニル
オキシであり;そしてR60は低級アルコキシであ
る;但し、R10がアセトキシである場合、R50は
アセトキシではなく、そしてR50がヒドロキシで
ある場合、R60はメトキシではない、 の新規な化合物およびそれらの製造方法に関す
る。 低級アルコキシ基は、1〜4個の炭素原子を含
有する;好ましくはメトキシおよびエトキシであ
る。低級アルカノイルオキシ基は、アセトキシ、
プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソブチ
リルオキシまたはビバロイルオキシのように2〜
7個の炭素原子を含有する。低級アルコキシカル
ボニルオキシ基は、7個までの炭素原子を含有す
る;好ましくはエトキシカルボニルオキシであ
る。アミノアシルオキシ基は脂肪族アミノ酸から
誘導することができる。特に好ましいアミノアシ
ルオキシ基は、L―リジルオキシ、L―アラニル
オキシ、L―グルタミニルオキシおよびα―グル
タミルオキシである。グリコシルオキシ基は単糖
類から誘導することができる。特に好ましいグリ
コシルオキシ基はグリコシルオキシ、マンノシル
オキシおよびガラクトシルオキシである。ヒドロ
キシ置換ジカルボン酸残基の例は、1―ヒドロキ
シ―1,2―エタンジカルボン酸および1,2―
ジヒドロキシ―1,2―エタンジカルボン酸の残
基である。 式の範囲内の化合物の代表例は次のとおりで
ある。 (A) 新規化合物 4′―アセトキシ―5―ヒドロキシ―3,3′,7
―トリメトキシフラボン; 5―ヒドロキシ―4′―(L―リジルオキシ)―
3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(β―D―グルコピラノシルオキシ)―5
―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボ
ン; 4′―(L―アラニルオキシ)―5―ヒドロキシ
―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(L―グルタミニルオキシ)―5―ヒドロ
キシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(L―α―グルタミルオキシ)―5―ヒド
ロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(3―カルボキシ―2,3―ジヒドロキシ
プロピオニルオキシ)―5―ヒドロキシ―3,
3′,7―トリメトキシフラボン; 3,3′,7―トリメトキシ―4′,5―ビス―
(ニコチノイルオキシ)―フラボン; 4′,5―ビス―(エトキシカルボニルオキシ)
―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 5―ヒドロ―3,3′,7―トリメトキシ―4′―
(ピパロイルオキシ)―フラボン; 5―(イソブチリルオキシ)―3,3′,7―ト
リメトキシ―4′―(ピバロイルオキシ)―フラボ
ン; 3,3′,7―トリメトキシ―4′,5―ビス―
(プロピオニルオキシ)―フラボン; 3―エトキシ―4′,5―ジヒドロキシ―3′,7
―ジメトキシフラボン; 4′,5―ジヒドロキシ―3―イソプロポキシ―
3′,7―ジメトキシフラボン; (B) 既知化合物 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′7―トリメトキ
シフラボン; 4′―ヒドロキシ―3,3′,5,7―トリメトキ
シフラボン; 4′,5―ジヒドロキシ―3,7―ジメトキシフ
ラボン; 4′,5―ジヒドロキシ―2′,3,7―トリメト
キシフラボン; 4′,5―ジアセトキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン。 本発明により提供される製造方法によれば、前
記式で表わされる新規な3―アルコキシフラボ
ン誘導体は、 a 一般式 式中、R21は低級アルコキシであり;R41は
水素または低級アルコキシであり;そしてR61
は低級アルコキシである、 で表わされる化合物の4′位のヒドロキシ基また
は5位および4′位のヒドロキシ基を低級飽和脂
肪酸、脂肪族アミノ酸、ヒドロキシ置換ジカル
ボン酸またはニコチン酸の反応性誘導体で処理
してアシル化するか、 b 前記一般式で表わされる化合物の4′位のヒ
ドロキシ基を単糖類の反応性誘導体で処理して
グリコシル化する ことにより製造することができる。 本発明の製造方法の態様a)によるアシル化お
よび態様b)によるグリコシル化は、それ自体公
知の方法で行なうことができ、後記実施例によつ
て説明する。 本発明によつて提供される式および式の3
―アルコキシフラボンは、抗ウイルス活性を示
し、特にこれらは、人胎児肺細胞あるいは人子宮
癌細胞(HeLa細胞)の培養物中で、0.05ないし
10μg/mlの投与量において、ヒト鼻腔ウイルス
群および腸内ウイルス群例えばエコー(ECHO)
ウイルス、コクサツキー(Coxsackie)ウイル
ス、ポリオウイルス等の増殖を阻害する。 抗ウイルス活性に関する実験結果を以下に示
す; 1 ウイルス性細胞変性効果の抑制 1 試験管内抗ウイルス活性 HeLa細胞(6×104個)懸濁液に鼻腔ウイルス
HGP(3×103個プラーク形成単位、PFU)また
はコクサツキーウイルスB1型(3×103個PFU)
を混合し、これを系列希釈した試験化合物を含有
するマイクロテストプレートに加えた。次に、該
細胞を、仔牛血清2%、トリプトーズ燐酸培地1
%、ストレプトマイシン100μg/mlおよびペニ
シリンG20単位/mlを含有するイーグル(Eagle)
のミニマルエツセンシヤル培地(minimum
essential medium)で培養した。ウイルスによ
つて起こるc.p.e.(細胞変性効果)を、コクサツキ
ーウイルス感染の場合は、37℃で1日培養後、そ
して鼻腔ウイルス感染の場合は、33℃で2日間培
養後、顕微鏡下で観察した。 その結果を第1表に示す。試験化合物の抗ウイ
ルス活性は、対照培養物(IC50)に対して、ウイ
ルスによるc.p.e.を50%抑制するのに必要な最少
有効濃度(IC50)で表わす。
【表】
【表】
更に、4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―ト
リメトキシフラボン(A)および4′,5―ジヒドロキ
シ―3,7―ジメトキシフラボン(B)の試験管内抗
ウイルススペクトルを第2表に示す。
リメトキシフラボン(A)および4′,5―ジヒドロキ
シ―3,7―ジメトキシフラボン(B)の試験管内抗
ウイルススペクトルを第2表に示す。
【表】
【表】
2 ウイルス増殖の阻害
HeLa細胞中での鼻腔ウイルスHGP、1Aおよ
びコクサツキーウイルスB1の増殖に対する4′,
5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフ
ラボンの効果を検討した。単層に培養した該細胞
(4×105個)をそれぞれのウイルス(4×
104PFU)で感染させた。その後、該細胞を、イ
ーグルのミニマルエツセンシヤル培地で洗浄し、
更に、仔牛血清2%、トリプトーズ燐酸培地1
%、ストレプトマイシン硫酸塩100μg/ml、ペ
ニシリンG20単位/mlおよび種々の濃度の4′,5
―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボンを含有するイーグルのミニマルエツセンシヤ
ル培地で培養した。培養中に増殖した鼻腔ウイル
スの全収量は感染後2日目に、そして培地に増殖
したコクサツキ―ウイルスの全収量は感染後1日
目に定量した。 その結果を第1図に示す。第1図に示されてい
るように、4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―
トリメトキシフラボンは、0.5〜2μg/mlの濃度
においてウイルスの増殖をかなり減少させた。一
方、この濃度ではHeLa細胞の増殖には影響を及
ぼさない。 2 生体内抗ウイルス活性 1 抗コクサツキ―ウイルス活性 第3表に示す本発明の化合物を、マウスにおけ
るコクサツキ―ウイルスB1の致死感染に対する
抗ウイルス活性について試験した。ddYマウス体
重約15gに、コクサツキ―ウイルスB1のLD50(50
%致死量)の約10倍量を腹腔内投与した。次いで
該感染マウスに、感染後4回、2時間目、6時間
目、18時間目および30時間目または感染後9回、
0時間目、2時間目、5時間目、18時間目、24時
間目、42時間目、48時間目、66時間目および72時
間目に本発明の化合物を腹腔内投与、静脈内投与
または経口投与し、感染21日後の生存数を記録し
た。 これらの結果を第3表に示す。燐酸緩衝生理食
塩水または水で処置した対照マウスは、感染後3
日目ないし5日目に死亡した。
びコクサツキーウイルスB1の増殖に対する4′,
5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフ
ラボンの効果を検討した。単層に培養した該細胞
(4×105個)をそれぞれのウイルス(4×
104PFU)で感染させた。その後、該細胞を、イ
ーグルのミニマルエツセンシヤル培地で洗浄し、
更に、仔牛血清2%、トリプトーズ燐酸培地1
%、ストレプトマイシン硫酸塩100μg/ml、ペ
ニシリンG20単位/mlおよび種々の濃度の4′,5
―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボンを含有するイーグルのミニマルエツセンシヤ
ル培地で培養した。培養中に増殖した鼻腔ウイル
スの全収量は感染後2日目に、そして培地に増殖
したコクサツキ―ウイルスの全収量は感染後1日
目に定量した。 その結果を第1図に示す。第1図に示されてい
るように、4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―
トリメトキシフラボンは、0.5〜2μg/mlの濃度
においてウイルスの増殖をかなり減少させた。一
方、この濃度ではHeLa細胞の増殖には影響を及
ぼさない。 2 生体内抗ウイルス活性 1 抗コクサツキ―ウイルス活性 第3表に示す本発明の化合物を、マウスにおけ
るコクサツキ―ウイルスB1の致死感染に対する
抗ウイルス活性について試験した。ddYマウス体
重約15gに、コクサツキ―ウイルスB1のLD50(50
%致死量)の約10倍量を腹腔内投与した。次いで
該感染マウスに、感染後4回、2時間目、6時間
目、18時間目および30時間目または感染後9回、
0時間目、2時間目、5時間目、18時間目、24時
間目、42時間目、48時間目、66時間目および72時
間目に本発明の化合物を腹腔内投与、静脈内投与
または経口投与し、感染21日後の生存数を記録し
た。 これらの結果を第3表に示す。燐酸緩衝生理食
塩水または水で処置した対照マウスは、感染後3
日目ないし5日目に死亡した。
【表】
下記第4表は、マウスにおける種々の感染量の
コクサツキ―ウイルスB1による感染に対する4′,
5―ジアセトキシ―3,3′,7―トリメトキシフ
ラボンの抗ウイルス活性を示す。コクサツキ―ウ
イルスB1で致死量感染(i.p.)させた後、0.5%カ
ルボキシメチルセルロース溶液に懸濁した前記化
合物を、0時間目、2時間目、5時間目、18時間
目、24時間目、42時間目、48時間目、66時間目お
よび72時間目に経口投与した。21日目の生存数を
記録した。
コクサツキ―ウイルスB1による感染に対する4′,
5―ジアセトキシ―3,3′,7―トリメトキシフ
ラボンの抗ウイルス活性を示す。コクサツキ―ウ
イルスB1で致死量感染(i.p.)させた後、0.5%カ
ルボキシメチルセルロース溶液に懸濁した前記化
合物を、0時間目、2時間目、5時間目、18時間
目、24時間目、42時間目、48時間目、66時間目お
よび72時間目に経口投与した。21日目の生存数を
記録した。
【表】
2 抗インフルエンザウイルス活性
マウスにおけるインフルエンザウイルスA2/
足立に対する4′,5―ジアセトキシ―3,3′,7
―トリメトキシフラボンの活性を試験した。ddY
マウス体重12gを、インフルエンザウイルスを
LD50量の約5倍量により鼻腔内感染させた。該
化合物を9回腹腔内投与し、21日目の生存数を記
録した。
足立に対する4′,5―ジアセトキシ―3,3′,7
―トリメトキシフラボンの活性を試験した。ddY
マウス体重12gを、インフルエンザウイルスを
LD50量の約5倍量により鼻腔内感染させた。該
化合物を9回腹腔内投与し、21日目の生存数を記
録した。
【表】
第5表に示すように、本化合物の抗ウイルス活
性は、少なくとも従来の抗インフルエンザ剤であ
るアマンタジンと同程度に高い。 上記結果に加えて、本発明の化合物に、毒性が
低く、そしてウイルス感染に有効な用量の10倍な
いし100倍の濃度でも何ら細胞毒性を示さない。
マウスに5g/Kgの投与量で経口投与した場合、
何らの毒性症状をも示さない。 下記第6表にマウスにおける急性毒性に関する
データを示す。
性は、少なくとも従来の抗インフルエンザ剤であ
るアマンタジンと同程度に高い。 上記結果に加えて、本発明の化合物に、毒性が
低く、そしてウイルス感染に有効な用量の10倍な
いし100倍の濃度でも何ら細胞毒性を示さない。
マウスに5g/Kgの投与量で経口投与した場合、
何らの毒性症状をも示さない。 下記第6表にマウスにおける急性毒性に関する
データを示す。
【表】
前記のように、式および式の化合物は、製
薬学的調製物の形態で、鼻腔ウイルス群、腸内ウ
イルス群、インフルエンザウイルス群等に起因す
るウイルス疾患に使用することができる。 製薬学的調製物は、適合する製薬学的担体と共
に少なくとも1種の前記抗ウイルス化合物を含有
する。この担体としては、例えば水、ゼラチン、
アラビアゴム、ラクトース、スターチ、ステアリ
ン酸マグネシウム、タルク、植物油、ポリアルキ
レングリコール、石油ジエリー等の腸内投与、経
皮投与または非経口投与に好適な有機または無機
の不活性担体であることができる。更に、該製薬
学的調製物は、他の製薬学的に活性な物質、例え
ば解熱剤、鎮痛剤、抗炎症剤、抗ヒスタミン剤、
インターフエロン誘起剤等を含有していてもよ
い。該製薬学的調製物は、投与経路に応じていか
なる剤型をもとりうる。例えば錠剤、カプセル
剤、丸剤、散剤、顆粒剤等の経口投与用の固形
剤;滅菌した溶液剤、シロツプ剤、懸濁剤、エレ
キシル剤等の経口投与用の液剤;および溶液剤、
懸濁剤、軟膏剤、細粒剤、噴霧剤等の局所投与用
の製剤にすることができる。該製薬学的調製物は
滅菌してもよく及びまたはこれに防腐剤、安定化
剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧を変更するための塩
または緩衝液等を含有させてもよい。 該製薬学的調製物は、本発明の活性成分が処置
される特定のウイルスの増殖に対する最少阻止濃
度よりも高い濃度になるように投与することがで
きる。 処置するための投与量は、投与経路、患者の年
令、体重および容態ならびに処置される個々の疾
病に応じて決めることができる。一般には、成人
への投与量は例えば、経口投与または非経口投与
については1日100〜1000mgを、3〜6回、そし
て局所投与については1日0.1〜100μg/cm2を3
〜6回である。 本発明の方法を以下の実施例によつてさらに説
明する。 実施例 1 2′,6―ジヒドロキシ―2,4′―ジメトキシア
セトフエノン0.67g、ビス―〔4―(ベンジルオ
キシ)―3―メトキシ安息香酸〕無水物3.5gお
よび4―〔ベンジルオキシ)―3―メトキシ安息
香酸ナトリウム塩1gの混合物を、減圧下に180
〜185℃で3時間加熱した。冷却後、水酸化カリ
ウムの10%エタノール溶液12mlを加え、その混合
物を窒素雰囲気下に30分間還流した。放冷後、
1N塩酸20mlおよびクロロホルム100mlを加え、振
盪した。有機相を分取し、減圧下に濃縮した。残
渣をクロロホルムを用いるシリカゲルクロマトグ
ラフに付した。酢酸エチル/ヘキサンで再結晶す
ることにより、4′―(ベンジルオキシ)―5―ヒ
ドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボンの
黄色結晶0.86g(収率:60%):融点156―157℃
を得た。 エタノール30ml中の4′―(ベンジルオキシ)―
5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボン0.86gを、5%パラジウム担持活性炭50mgの
存在下に常圧にて室温で水素添加した。1時間
後、結晶を別し、液を減圧下で蒸発した。残
渣を酢酸エチル/ヘキサンで再結晶し、4′,5―
ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボ
ンの黄色結晶0.58g(収率90%):融点171―173
℃を得た。 実施例 2 実施例1と同様にして、2′―ヒドロキシ―2,
4′,6′―トリメトキシアセトフエノンから出発し
て4′―ヒドロキシ―3,3′,5,7―テトラメト
キシフラボン:融点221―223℃(収率:24%)を
得た。 実施例 3 ビス―(4―ベンジルオキシ安息香酸)無水物
および4―ベンジルオキシ安息香酸ナトリウム塩
を使用した外は、実施例1と同様にして、4′,5
―ジヒドロキシ―3,7―ジメトキシフラボン:
融点252―253℃(収率:23%)を得た。 実施例 4 ビス―〔4―(ベンジルオキシ)―2―メトキ
シ安息香酸〕無水物および4―(ベンジルオキ
シ)―2―メトキシ安息香酸ナトリウム塩を使用
した外は、実施例1と同様にして、4′,5―ジヒ
ドロキシ―2′,3,7―トリメトキシフラボン:
融点191―192℃(収率:50%)を得た。 実施例 5 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン250mg、酢酸ナトリウム60mgおよび
無水酢酸70mgの混合物を100℃で2時間加熱した。
該反応混合物を、減圧下で蒸発し、残渣をクロロ
ホルム30mlで抽出した。抽出液から溶媒を除去
し、続いてメタノールで残渣を再結晶して4′―ア
セトキシ―5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメ
トキシフラボンの黄色結晶250mg(収率:90%):
融点168―169℃を得た。 実施例 6 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン460mgおよびN,N′―ジ―(ベンジ
ルオキシカルボニル)―L―リジン600mgを含有
する5mlのピリジン溶液を−10〜−5℃に冷却し
た。該溶液に撹拌下チオニルクロライド0.21mlを
5分間で加えた後、−5℃で3時間放置した。こ
れに水30mlを加えた混合液をクロロホルム50mlで
抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た後、減圧下で濃縮した。濃縮物をシリカゲルの
カラムにかけ、カラムをクロロホルムで溶出し、
4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキ
シフラボンのN,N′―ジ―(ベンジルオキシカ
ルボニル)―L―リジルエステル920mgを得た。 該エステル920mgを、臭化水素を25%含有する
酢酸3mlに溶解した。室温で45分間放置した後、
反応混合物を凍結乾燥して5―ヒドロキシ―4′―
(L―リジルオキシ)―3,3′,7―トリメトキ
シフラボン・2HBrの淡黄色結晶780mg:融点164
℃(分解)を得た。 実施例 7 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン250mgを含有する10mlのアセトン溶
液を氷冷し、これに撹拌下2,3,4,6―テト
ラ―O―アセチル―α―D―グリコピラノシルブ
ロマイド400mgを含有する10mlのアセトン溶液お
よび0.8%水酸化ナトリウム5mlを交互に、30分
間で加えた。反応混合液を室温で3時間放置した
後、これに0.2%水酸化ナトリウム水溶液20mlを
加えた。室温で3時間撹拌する間に結晶が析出し
た。該結晶を過取し、エタノールで再結晶して、
4′―(β―D―グルコピラノシルオキシ)―5―
ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン
の淡黄色針状晶390mg(収率:80%):融点203―
204℃を得た。 実施例 8 4′,5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキ
シフラボン500mgおよびN―(ベンジルオキシカ
ルボニル)―L―アラニン360mgを含有する5ml
のピリジン溶液を、−10〜−5℃に冷却した。こ
れに撹拌下塩化チオニル0.38gを15分間加え、−
5℃で3時間放置した。これに水30mlを加えた混
合物をクロロホルム50mlで抽出した。抽出液を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮し
た。濃縮液を、シリカゲルのカラムにかけ、カラ
ムをクロロホルムで溶出することにより、4′,5
―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボンのN―(ベンジルオキシカルボニル)―L―
アラニルエステル640mgを得た。 次に、該エステルを、臭化水素を25%含有する
酢酸3mlに溶解した。該溶液を室温で45分間放置
した後、凍結乾燥し黄色粉末を得た。これをジク
ロロメタン10mlで3回洗浄した。不溶物を、減圧
下、五酸化燐で乾燥することにより4′―(L―ア
ラニルオキシ)―5―ヒドロキシ―3,3′,7―
トリメトキシフラボン臭化水素酸塩370mg(収
率:64%):融点201―203℃を得た。 実施例 9 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン500mgおよびN―(ベンジルオキシ
カルボニル)―L―グルタミン450mgを含有する
5mlのピリジン溶液を、−10〜−5℃に冷却した。
該溶液に撹拌下塩化チオニル200mgを15分間で加
えた後、−5℃で3時間放置した。これに水30ml
を加えた混合物をクロロホルム50mlで抽出した。
抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧
下で濃縮した。濃縮液をシリカゲルカラムにか
け、カラムをクロロホルムとメタノールとの混液
(9:1、v/vで溶出することにより4′,5―
ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボ
ンのN―(ベンジルオキシカルボニル)―L―グ
ルタミニルエステル830mgを得た。 該エステル830mgを、臭化水素を25%含有する
酢酸3mlに溶解した。該溶液を、室温で45分間放
置し、凍結乾燥した後、ジクロロメタンで洗浄す
ることにより4′―(L―グルタミニルオキシ)―
5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボン臭化水素酸塩750mg(収率:98%);融点185
―188℃を得た。 実施例 10 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン500mgおよび5―p―ニトロベンジ
ル―N―(ベンゾイルオキシカルボニル)―L―
グルタミン酸600mgを含有する5mlのピリジン溶
液を−10〜−5℃に冷却した。該溶液に撹拌下塩
化チオニル0.17gを15分間で加えた後−5℃で3
時間放置した。これに水30mlを加えた混合液をク
ロロホルム50mlで抽出した。抽出液を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。濃縮液を
シリカゲルカラムにかけ、カラムを酢酸エチルと
ヘキサンとの混液(1:1、v/v)で溶出する
ことにより淡黄色結晶670mgを得た。 かくして得られた結晶670mgを、クロロホルム
50mlに溶解し、該溶液を、パラジウム黒50mgの存
在下、常圧で3時間水素添加した。触媒を別
し、液を蒸発乾固した。残渣をジクロロメタン
10mlで洗浄し、臭化水素を25%含有する酢酸3ml
に溶解した。該溶液を、室温で45分間放置し、凍
結乾燥した後、ジクロロメタン10mlでそれぞれ3
回洗浄することにより4′―(L―α―グルタミル
オキシ)―5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメ
トキシフラボン臭化水素酸塩370mg(収率:84
%):融点243―246℃を得た。 実施例 11 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン500mg、2,3―o―イソプロピリ
デン酒石酸のモノ―p―メトキシベンジルエステ
ル470mgおよびジメチルホルムアミド一滴を含有
する5mlのピリジン溶液を、−10〜−5℃に冷却
した。該溶液に撹拌下塩化チオニル170mgを15分
間で加えた後、−5℃で3時間保持した。これに
水30mlを加えた混合物をクロロホルム50mlで抽出
した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
過して、液を濃縮した。濃縮液をシリカゲルカ
ラムにかけ、カラムをクロロホルムで溶出するこ
とにより淡黄色固体520mgを得た。 かくして得られた固体520mgを、クロロホルム
50mlに溶解し、該溶液を、パラジウム黒50mgの存
在下、常圧、室温で水素添加した。触媒を、別
し、液を蒸発乾固した。残渣をジクロロメタン
で洗浄し、臭化水素を25%含有する酢酸3mlに溶
解した。該溶液を、室温で45分間放置した後、凍
結乾燥し、ジクロロメタン10mlでそれぞれ3回洗
浄することにより4′―(3―カルボキシ―2,3
―ジヒドロキシプロピオニルオキシ)―5―ヒド
ロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン280
mg(収率:74%):融点179―180℃を得た。 実施例 12 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン200mg(0.58ミリモル)を含有する
10mlのピリジン溶液を氷冷し、これに撹拌下塩化
ニコチニル塩酸塩220mg(1.2ミリモル)を加え
た。これを室温で3時間撹拌した後、減圧下で溶
媒留去することにより油状残渣を得た。 該残渣を、クロロホルム30mlに溶解し、二酸化
炭素飽和水溶液20mlでそれぞれ2回および水20ml
でそれぞれ2回、順次洗浄した。該溶液を、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後、過した。液を
溶媒留去することにより固体200mgを得た。該固
体をベンゼンで再結晶することにより3,3′,7
―トリメトキシ―4′,5―ビス―(ニコチノイル
オキシ)―フラボンの無色針状晶170mg(収率:
53%):融点212―214℃を得た。 実施例 13 塩化ニコチニル塩酸塩の代わりに塩化プロピオ
ニルを使用した外は、実施例12と同様にして、
3,3′,7―トリメトキシ―4′,5―ビス―(プ
ロピオニルオキシ)―フラボン:融点106―107℃
(収率:47%)を得た。 実施例 14 塩化ニコチニル塩酸塩の代わりに塩化アセチル
を使用した外は、実施例12と同様にして、4′,5
―ジアセトキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボンの粗結晶を得、酢酸エチル/ヘキサンで再結
晶することにより、融点165―166℃を示す純品を
得た(収率:90%)。 実施例 15 塩化ニコチニル塩酸塩の代わりにクロル蟻酸エ
チルを使用した外は、実施例12と同様にして、
4′,5―ビス―(エトキシカルボニルオキシ)―
3,3′,7―トリメトキシフラボンの粗結晶を
得、酢酸エチル/ヘキサンで再結晶することによ
り、融点106―107℃を示す純品を得た(収率:95
%)。 実施例 16 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボンを含有する3mlのピリジン溶液に、
撹拌下塩化ピバリル酸0.15mlを加えた。これを、
室温で3時間撹拌した後、75℃で1時間加熱し
た。冷却後、該混合液を溶媒留去することにより
油状残渣を得た。 該残渣を、メタノールとヘキサンとの混液
(1:1、v/v)に溶解し、冷蔵庫中で一夜放
置したところ結晶が析出した。該結晶をろ取し、
ヘキサンで洗浄後、乾燥することにより5―ヒド
ロキシ―3,3′,7―トリメトキシ―4′―(ピバ
ロイルオキシ)―フラボンの黄色針状晶200mg:
融点163―164℃を得た。 実施例 17 5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシ―
4′―(ピバロイルオキシ)―フラボン0.2gを含
有する3mlのピリジン溶液に、塩化イソ酪酸0.05
mlを加え、室温で3時間撹拌した。減圧下で溶媒
留去して得られる油状生成物を、エタノールとヘ
キサンとの混液(1:1、v/v)5mlに溶解し
た。溶液を、冷蔵庫中で一夜放置したところ結晶
が析出した。該結晶をろ取し、ヘキサンで洗浄
後、乾燥することにより5―(イソブチリルオキ
シ)―3,3′,7―トリメトキシ―4′―(ピバロ
イルオキシ)―フラボンの無色針状晶200mg:融
点151―152℃を得た。 実施例 18 2′,6′―ジヒドロキシ―2,4′―ジメトキシア
セトフエノンの代わりに2―エトキシ―2′,6′―
ジヒドロキシ―4′―メトキシアセナフエノンを使
用した外は、実施例1と同様にして、3―エトキ
シ―4′,5―ジヒドロキシ―3′,7―ジメトキシ
フラボンの淡黄色粉末を得た。エタノールで結晶
化することにより純粋な黄色針状晶:融点168―
169℃を得た。 実施例 19 2′,6′―ジヒドロキシ―2,4′―ジメトキシア
セトフエノンの代わりに2′,6′―ジヒドロキシ―
2―イソプロポキシ―4′―メトキシアセトフエノ
ンを使用した外は、実施例1と同様にして、4′,
5―ジヒドロキシ―3―イソプロポキシ―3′,7
―トリメトキシフラボンの淡黄色粉末を得た。エ
タノールで結晶化することにより純粋な黄色針状
晶:融点169―171℃を得た。
薬学的調製物の形態で、鼻腔ウイルス群、腸内ウ
イルス群、インフルエンザウイルス群等に起因す
るウイルス疾患に使用することができる。 製薬学的調製物は、適合する製薬学的担体と共
に少なくとも1種の前記抗ウイルス化合物を含有
する。この担体としては、例えば水、ゼラチン、
アラビアゴム、ラクトース、スターチ、ステアリ
ン酸マグネシウム、タルク、植物油、ポリアルキ
レングリコール、石油ジエリー等の腸内投与、経
皮投与または非経口投与に好適な有機または無機
の不活性担体であることができる。更に、該製薬
学的調製物は、他の製薬学的に活性な物質、例え
ば解熱剤、鎮痛剤、抗炎症剤、抗ヒスタミン剤、
インターフエロン誘起剤等を含有していてもよ
い。該製薬学的調製物は、投与経路に応じていか
なる剤型をもとりうる。例えば錠剤、カプセル
剤、丸剤、散剤、顆粒剤等の経口投与用の固形
剤;滅菌した溶液剤、シロツプ剤、懸濁剤、エレ
キシル剤等の経口投与用の液剤;および溶液剤、
懸濁剤、軟膏剤、細粒剤、噴霧剤等の局所投与用
の製剤にすることができる。該製薬学的調製物は
滅菌してもよく及びまたはこれに防腐剤、安定化
剤、湿潤剤、乳化剤、浸透圧を変更するための塩
または緩衝液等を含有させてもよい。 該製薬学的調製物は、本発明の活性成分が処置
される特定のウイルスの増殖に対する最少阻止濃
度よりも高い濃度になるように投与することがで
きる。 処置するための投与量は、投与経路、患者の年
令、体重および容態ならびに処置される個々の疾
病に応じて決めることができる。一般には、成人
への投与量は例えば、経口投与または非経口投与
については1日100〜1000mgを、3〜6回、そし
て局所投与については1日0.1〜100μg/cm2を3
〜6回である。 本発明の方法を以下の実施例によつてさらに説
明する。 実施例 1 2′,6―ジヒドロキシ―2,4′―ジメトキシア
セトフエノン0.67g、ビス―〔4―(ベンジルオ
キシ)―3―メトキシ安息香酸〕無水物3.5gお
よび4―〔ベンジルオキシ)―3―メトキシ安息
香酸ナトリウム塩1gの混合物を、減圧下に180
〜185℃で3時間加熱した。冷却後、水酸化カリ
ウムの10%エタノール溶液12mlを加え、その混合
物を窒素雰囲気下に30分間還流した。放冷後、
1N塩酸20mlおよびクロロホルム100mlを加え、振
盪した。有機相を分取し、減圧下に濃縮した。残
渣をクロロホルムを用いるシリカゲルクロマトグ
ラフに付した。酢酸エチル/ヘキサンで再結晶す
ることにより、4′―(ベンジルオキシ)―5―ヒ
ドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボンの
黄色結晶0.86g(収率:60%):融点156―157℃
を得た。 エタノール30ml中の4′―(ベンジルオキシ)―
5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボン0.86gを、5%パラジウム担持活性炭50mgの
存在下に常圧にて室温で水素添加した。1時間
後、結晶を別し、液を減圧下で蒸発した。残
渣を酢酸エチル/ヘキサンで再結晶し、4′,5―
ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボ
ンの黄色結晶0.58g(収率90%):融点171―173
℃を得た。 実施例 2 実施例1と同様にして、2′―ヒドロキシ―2,
4′,6′―トリメトキシアセトフエノンから出発し
て4′―ヒドロキシ―3,3′,5,7―テトラメト
キシフラボン:融点221―223℃(収率:24%)を
得た。 実施例 3 ビス―(4―ベンジルオキシ安息香酸)無水物
および4―ベンジルオキシ安息香酸ナトリウム塩
を使用した外は、実施例1と同様にして、4′,5
―ジヒドロキシ―3,7―ジメトキシフラボン:
融点252―253℃(収率:23%)を得た。 実施例 4 ビス―〔4―(ベンジルオキシ)―2―メトキ
シ安息香酸〕無水物および4―(ベンジルオキ
シ)―2―メトキシ安息香酸ナトリウム塩を使用
した外は、実施例1と同様にして、4′,5―ジヒ
ドロキシ―2′,3,7―トリメトキシフラボン:
融点191―192℃(収率:50%)を得た。 実施例 5 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン250mg、酢酸ナトリウム60mgおよび
無水酢酸70mgの混合物を100℃で2時間加熱した。
該反応混合物を、減圧下で蒸発し、残渣をクロロ
ホルム30mlで抽出した。抽出液から溶媒を除去
し、続いてメタノールで残渣を再結晶して4′―ア
セトキシ―5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメ
トキシフラボンの黄色結晶250mg(収率:90%):
融点168―169℃を得た。 実施例 6 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン460mgおよびN,N′―ジ―(ベンジ
ルオキシカルボニル)―L―リジン600mgを含有
する5mlのピリジン溶液を−10〜−5℃に冷却し
た。該溶液に撹拌下チオニルクロライド0.21mlを
5分間で加えた後、−5℃で3時間放置した。こ
れに水30mlを加えた混合液をクロロホルム50mlで
抽出した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た後、減圧下で濃縮した。濃縮物をシリカゲルの
カラムにかけ、カラムをクロロホルムで溶出し、
4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキ
シフラボンのN,N′―ジ―(ベンジルオキシカ
ルボニル)―L―リジルエステル920mgを得た。 該エステル920mgを、臭化水素を25%含有する
酢酸3mlに溶解した。室温で45分間放置した後、
反応混合物を凍結乾燥して5―ヒドロキシ―4′―
(L―リジルオキシ)―3,3′,7―トリメトキ
シフラボン・2HBrの淡黄色結晶780mg:融点164
℃(分解)を得た。 実施例 7 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン250mgを含有する10mlのアセトン溶
液を氷冷し、これに撹拌下2,3,4,6―テト
ラ―O―アセチル―α―D―グリコピラノシルブ
ロマイド400mgを含有する10mlのアセトン溶液お
よび0.8%水酸化ナトリウム5mlを交互に、30分
間で加えた。反応混合液を室温で3時間放置した
後、これに0.2%水酸化ナトリウム水溶液20mlを
加えた。室温で3時間撹拌する間に結晶が析出し
た。該結晶を過取し、エタノールで再結晶して、
4′―(β―D―グルコピラノシルオキシ)―5―
ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン
の淡黄色針状晶390mg(収率:80%):融点203―
204℃を得た。 実施例 8 4′,5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキ
シフラボン500mgおよびN―(ベンジルオキシカ
ルボニル)―L―アラニン360mgを含有する5ml
のピリジン溶液を、−10〜−5℃に冷却した。こ
れに撹拌下塩化チオニル0.38gを15分間加え、−
5℃で3時間放置した。これに水30mlを加えた混
合物をクロロホルム50mlで抽出した。抽出液を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で濃縮し
た。濃縮液を、シリカゲルのカラムにかけ、カラ
ムをクロロホルムで溶出することにより、4′,5
―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボンのN―(ベンジルオキシカルボニル)―L―
アラニルエステル640mgを得た。 次に、該エステルを、臭化水素を25%含有する
酢酸3mlに溶解した。該溶液を室温で45分間放置
した後、凍結乾燥し黄色粉末を得た。これをジク
ロロメタン10mlで3回洗浄した。不溶物を、減圧
下、五酸化燐で乾燥することにより4′―(L―ア
ラニルオキシ)―5―ヒドロキシ―3,3′,7―
トリメトキシフラボン臭化水素酸塩370mg(収
率:64%):融点201―203℃を得た。 実施例 9 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン500mgおよびN―(ベンジルオキシ
カルボニル)―L―グルタミン450mgを含有する
5mlのピリジン溶液を、−10〜−5℃に冷却した。
該溶液に撹拌下塩化チオニル200mgを15分間で加
えた後、−5℃で3時間放置した。これに水30ml
を加えた混合物をクロロホルム50mlで抽出した。
抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧
下で濃縮した。濃縮液をシリカゲルカラムにか
け、カラムをクロロホルムとメタノールとの混液
(9:1、v/vで溶出することにより4′,5―
ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボ
ンのN―(ベンジルオキシカルボニル)―L―グ
ルタミニルエステル830mgを得た。 該エステル830mgを、臭化水素を25%含有する
酢酸3mlに溶解した。該溶液を、室温で45分間放
置し、凍結乾燥した後、ジクロロメタンで洗浄す
ることにより4′―(L―グルタミニルオキシ)―
5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボン臭化水素酸塩750mg(収率:98%);融点185
―188℃を得た。 実施例 10 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン500mgおよび5―p―ニトロベンジ
ル―N―(ベンゾイルオキシカルボニル)―L―
グルタミン酸600mgを含有する5mlのピリジン溶
液を−10〜−5℃に冷却した。該溶液に撹拌下塩
化チオニル0.17gを15分間で加えた後−5℃で3
時間放置した。これに水30mlを加えた混合液をク
ロロホルム50mlで抽出した。抽出液を無水硫酸ナ
トリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。濃縮液を
シリカゲルカラムにかけ、カラムを酢酸エチルと
ヘキサンとの混液(1:1、v/v)で溶出する
ことにより淡黄色結晶670mgを得た。 かくして得られた結晶670mgを、クロロホルム
50mlに溶解し、該溶液を、パラジウム黒50mgの存
在下、常圧で3時間水素添加した。触媒を別
し、液を蒸発乾固した。残渣をジクロロメタン
10mlで洗浄し、臭化水素を25%含有する酢酸3ml
に溶解した。該溶液を、室温で45分間放置し、凍
結乾燥した後、ジクロロメタン10mlでそれぞれ3
回洗浄することにより4′―(L―α―グルタミル
オキシ)―5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメ
トキシフラボン臭化水素酸塩370mg(収率:84
%):融点243―246℃を得た。 実施例 11 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン500mg、2,3―o―イソプロピリ
デン酒石酸のモノ―p―メトキシベンジルエステ
ル470mgおよびジメチルホルムアミド一滴を含有
する5mlのピリジン溶液を、−10〜−5℃に冷却
した。該溶液に撹拌下塩化チオニル170mgを15分
間で加えた後、−5℃で3時間保持した。これに
水30mlを加えた混合物をクロロホルム50mlで抽出
した。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、
過して、液を濃縮した。濃縮液をシリカゲルカ
ラムにかけ、カラムをクロロホルムで溶出するこ
とにより淡黄色固体520mgを得た。 かくして得られた固体520mgを、クロロホルム
50mlに溶解し、該溶液を、パラジウム黒50mgの存
在下、常圧、室温で水素添加した。触媒を、別
し、液を蒸発乾固した。残渣をジクロロメタン
で洗浄し、臭化水素を25%含有する酢酸3mlに溶
解した。該溶液を、室温で45分間放置した後、凍
結乾燥し、ジクロロメタン10mlでそれぞれ3回洗
浄することにより4′―(3―カルボキシ―2,3
―ジヒドロキシプロピオニルオキシ)―5―ヒド
ロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン280
mg(収率:74%):融点179―180℃を得た。 実施例 12 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン200mg(0.58ミリモル)を含有する
10mlのピリジン溶液を氷冷し、これに撹拌下塩化
ニコチニル塩酸塩220mg(1.2ミリモル)を加え
た。これを室温で3時間撹拌した後、減圧下で溶
媒留去することにより油状残渣を得た。 該残渣を、クロロホルム30mlに溶解し、二酸化
炭素飽和水溶液20mlでそれぞれ2回および水20ml
でそれぞれ2回、順次洗浄した。該溶液を、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後、過した。液を
溶媒留去することにより固体200mgを得た。該固
体をベンゼンで再結晶することにより3,3′,7
―トリメトキシ―4′,5―ビス―(ニコチノイル
オキシ)―フラボンの無色針状晶170mg(収率:
53%):融点212―214℃を得た。 実施例 13 塩化ニコチニル塩酸塩の代わりに塩化プロピオ
ニルを使用した外は、実施例12と同様にして、
3,3′,7―トリメトキシ―4′,5―ビス―(プ
ロピオニルオキシ)―フラボン:融点106―107℃
(収率:47%)を得た。 実施例 14 塩化ニコチニル塩酸塩の代わりに塩化アセチル
を使用した外は、実施例12と同様にして、4′,5
―ジアセトキシ―3,3′,7―トリメトキシフラ
ボンの粗結晶を得、酢酸エチル/ヘキサンで再結
晶することにより、融点165―166℃を示す純品を
得た(収率:90%)。 実施例 15 塩化ニコチニル塩酸塩の代わりにクロル蟻酸エ
チルを使用した外は、実施例12と同様にして、
4′,5―ビス―(エトキシカルボニルオキシ)―
3,3′,7―トリメトキシフラボンの粗結晶を
得、酢酸エチル/ヘキサンで再結晶することによ
り、融点106―107℃を示す純品を得た(収率:95
%)。 実施例 16 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボンを含有する3mlのピリジン溶液に、
撹拌下塩化ピバリル酸0.15mlを加えた。これを、
室温で3時間撹拌した後、75℃で1時間加熱し
た。冷却後、該混合液を溶媒留去することにより
油状残渣を得た。 該残渣を、メタノールとヘキサンとの混液
(1:1、v/v)に溶解し、冷蔵庫中で一夜放
置したところ結晶が析出した。該結晶をろ取し、
ヘキサンで洗浄後、乾燥することにより5―ヒド
ロキシ―3,3′,7―トリメトキシ―4′―(ピバ
ロイルオキシ)―フラボンの黄色針状晶200mg:
融点163―164℃を得た。 実施例 17 5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシ―
4′―(ピバロイルオキシ)―フラボン0.2gを含
有する3mlのピリジン溶液に、塩化イソ酪酸0.05
mlを加え、室温で3時間撹拌した。減圧下で溶媒
留去して得られる油状生成物を、エタノールとヘ
キサンとの混液(1:1、v/v)5mlに溶解し
た。溶液を、冷蔵庫中で一夜放置したところ結晶
が析出した。該結晶をろ取し、ヘキサンで洗浄
後、乾燥することにより5―(イソブチリルオキ
シ)―3,3′,7―トリメトキシ―4′―(ピバロ
イルオキシ)―フラボンの無色針状晶200mg:融
点151―152℃を得た。 実施例 18 2′,6′―ジヒドロキシ―2,4′―ジメトキシア
セトフエノンの代わりに2―エトキシ―2′,6′―
ジヒドロキシ―4′―メトキシアセナフエノンを使
用した外は、実施例1と同様にして、3―エトキ
シ―4′,5―ジヒドロキシ―3′,7―ジメトキシ
フラボンの淡黄色粉末を得た。エタノールで結晶
化することにより純粋な黄色針状晶:融点168―
169℃を得た。 実施例 19 2′,6′―ジヒドロキシ―2,4′―ジメトキシア
セトフエノンの代わりに2′,6′―ジヒドロキシ―
2―イソプロポキシ―4′―メトキシアセトフエノ
ンを使用した外は、実施例1と同様にして、4′,
5―ジヒドロキシ―3―イソプロポキシ―3′,7
―トリメトキシフラボンの淡黄色粉末を得た。エ
タノールで結晶化することにより純粋な黄色針状
晶:融点169―171℃を得た。
第1図は4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―
トリメトキシフラボンによるウイルス増殖の阻害
活性を示すグラフである。
トリメトキシフラボンによるウイルス増殖の阻害
活性を示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 式中、R1はヒドロキシ、低級アルコキシ、低
級アルカノイルオキシ、低級アルコキシカルボニ
ルまたはニコチノイルオキシであり;R2はヒド
ロキシまたは低級アルコキシであり;R3は水素
または低級アルコキシであり;R4は水素、ヒド
ロキシまたは低級アルコキシであり;R5はヒド
ロキシ、低級アルカノイルオキシ、アミノアシル
オキシ、グリコシルオキシ、ヒドロキシ置換ジカ
ルボン酸残基、ニコチノイルオキシまたは低級ア
ルコキシカルボニルオキシであり;またR6は低
級アルコキシである、 で表わされる3―アルコキシフラボン誘導体を活
性成分として含有することを特徴とする抗ウイル
ス剤。 2 4′―アセトキシ―5―ヒドロキシ―3,3′,
7―トリメトキシフラボン; 5―ヒドロキシ―4′―(L―リジルオキシ)―
3,3′7―トリメトキシフラボン; 4′―(β―D―グルコピラニシルオキシ)―5
―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボ
ン; 4′―(L―アラニルオキシ)―5―ヒドロキシ
―3,3′,7―トリメトイイフラボン; 4′―(L―グルタミニルオキシ)―5―ヒドロ
キシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(L―α―グルタミルオキシ)―5―ヒド
ロキシ―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 4′―(3―カルボキシ―2,3―ジヒドロキシ
プロピオニルオキシ)―5―ヒドロキシ―3,
3′,7―トリメトキシフラボン; 3,3′,7―トリメトキシ―4′,5―ビス―
(ニコチノイルオキシ)―フラボン; 4′,5―ビス―(エトキシカルボニルオキシ)
―3,3′,7―トリメトキシフラボン; 5―ヒドロキシ―3,3′,7―トリメトキシ―
4′―(ピパロイルオキシ)―フラボン; 5―(イソブチリルオキシ)―3,3′,7―ト
リメトキシ―4′―(ピバロイルオキシ)―フラボ
ン; 3,3′,7―トリメトキシ―4′,5―ビス―
(プロピオニルオキシ)―フラボン; 3―エトキシ―4′,5―ジヒドロキシ―3′,7
―ジメトキシフラボノよび 4′,5―ジヒドロキシ―3―イソプロポキシ―
3′,7―ジメトキシフラボン より成る群から選ばれる化合物を活性成分として
含有する特許請求の範囲第1項記載の抗ウイルス
剤。 3 4′,5―ジヒドロキシ―3,3′,7―トリメ
トキシフラボン; 4′―ヒドロキシ―3,3′,5,7―テトラメト
キシフラボン; 4′,5―ジヒドロキシ―3,7―ジメトキシフ
ラボン; 4′,5―ジヒドロキシ―2′,3,7―トリメト
キシフラボンおよび 4′,5―ジアセトキシ―3,3′,7―トリメト
キシフラボン より成る群から選ばれる化合物を活性成分として
含有する特許請求の範囲第1項記載の抗ウイルス
剤。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB7912610 | 1979-04-10 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63236640A Division JPH01117879A (ja) | 1979-04-10 | 1988-09-22 | 新規なフラボン誘導体及びその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55147272A JPS55147272A (en) | 1980-11-17 |
| JPH0118049B2 true JPH0118049B2 (ja) | 1989-04-03 |
Family
ID=10504463
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4528180A Granted JPS55147272A (en) | 1979-04-10 | 1980-04-08 | Novel flavone derivative |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55147272A (ja) |
| BR (1) | BR8002191A (ja) |
| GR (1) | GR67731B (ja) |
| ZA (1) | ZA802139B (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1461777A (en) * | 1973-06-08 | 1977-01-19 | Fisons Ltd | 2-phenyl-4-oxo-4h-1-benzopyran derivatives |
-
1980
- 1980-04-08 JP JP4528180A patent/JPS55147272A/ja active Granted
- 1980-04-09 BR BR8002191A patent/BR8002191A/pt unknown
- 1980-04-09 GR GR61639A patent/GR67731B/el unknown
- 1980-04-10 ZA ZA00802139A patent/ZA802139B/xx unknown
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55147272A (en) | 1980-11-17 |
| GR67731B (ja) | 1981-09-16 |
| ZA802139B (en) | 1981-04-29 |
| BR8002191A (pt) | 1980-11-25 |
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