JPH0118901B2 - - Google Patents
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- JPH0118901B2 JPH0118901B2 JP11568280A JP11568280A JPH0118901B2 JP H0118901 B2 JPH0118901 B2 JP H0118901B2 JP 11568280 A JP11568280 A JP 11568280A JP 11568280 A JP11568280 A JP 11568280A JP H0118901 B2 JPH0118901 B2 JP H0118901B2
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本発明は、一般式()で示される新規なビス
トリアゾリルケトン系化合物およびその製造法に
関するものである。 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 一般式()で示される本発明化合物は、一般
式()で示される特開昭53−130661号公報に記
載のトリアゾリルビニルケトン系化合物および一
般式()で示される特開昭54−41875号公報に
記載のトリアゾリルビニルアルコール系化合物の
製造中間体として重要な化合物である。 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 一般式()および()で示される化合物
は、農園芸用植物に寄生する種々の有害な菌類に
対して高い防除効果を有する殺菌剤として有用で
あり、かかる化合物の製造中間体を提供する本発
明の意義はきわめて大きい。 本発明者らは、一般式()および()で示
される殺菌剤として有用な化合物をいかに工業的
に有利に製造するかを鋭意研究の結果、下記反応
式で示されるごとく、本発明化合物()から容
易に前記トリアゾリルビニルケトン系化合物
()が、さらに該化合物を還元することにより
トリアゾリルビニルアルコール系化合物()が
得られることを見出した。 さらに本発明化合物()は、工業的に入手可
能なベンズアルデヒド類とビナコロンとの縮合に
よつて得られるベンザルピナコロン類()を出
発物質として、下記の反応径路で一般式()で
示されるスルホニルケトンブロマイド系化合物ま
たは一般式()で示されるスルホニルビニルケ
トン系化合物から容易に製造されることも併せ見
出した。 〔上記式中、Xは水素原子または塩素原子を表
わす。〕 すなわち、本発明化合物()を熱分解させる
ことにより高収率でトリアゾリルビニルケトン系
化合物()が得られ(参考例7参照)、本発明
化合物()が優れたトリアゾリルビニルケトン
系化合物()の前駆体であることが明らかにさ
れた。一方、前記反応式に示されるように、工業
的に容易に入手できるところのベンズアルデヒド
類と、ピナコロンとを縮合することによつて得ら
れるビニルケトン系化合物()を出発原料とし
て、たとえば()→()→()→あるいは
()→()→の径路で本発明化合物の原料と
なるスルホニルケトンブロマイド系化合物()
がきわめて高収率で製造されることが判明した
(参考例1,2,3,4,5参照)。 本発明化合物()を製造するには前記のごと
くして得られるスルホニルケトンブロマイド系化
合物()を用いることによつて、たとえば二つ
の径路で達成することができる。 すなわち、スルホニルケトンブロマイド系化合
物()を臭化水素酸捕集剤としての塩基の存在
下、適当な溶媒中トリアゾールを反応させること
により直接に一般式()で示されるビストリア
ゾリルケトン系化合物を得ることができる。使用
される塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウムなどの炭酸塩、酢酸カリウム、酢酸ナトリウ
ムなどの酢酸塩、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カルシウムなどの金属水酸化物また
トリエチルアミン、ピリジンなどの第3級アミン
類などがあげられるが、炭酸塩類が好ましい。使
用される溶媒類としては、アセトン、メチルエチ
ルケトンなどのケトン類、アセトニトリル、プロ
ピオニトリルなどのニトリル類、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの炭化水素類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエ
ーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキサイド、ヘキサメチルリン酸アミドなどがあ
げられる。また、水を用いることも可能であり、
前記溶媒類と混合もしくは二相で反応させること
も可能である。 反応の温度は0℃から使用する溶媒類の沸点の
範囲、好ましくは50℃から溶媒類の沸点の範囲で
ある。トリアゾールはスルホニルケトンブロマイ
ド系化合物()1モルに対して2〜5モル、好
ましくは2〜3モル用いる。 塩基類の量はスルホニルケトンブロマイド系化
合物()1モルに対して2モル以上必要であ
り、反応生成物は副生する塩基類と臭化水素酸お
よびフエニルスルフイン酸との塩を過もしくは
水に溶解させることによつて除去した後常法に従
つて達成される。 スルホニルケトンブロマイド系化合物()を
スルホニルビニルケトン系化合物()に変換
し、これにトリアゾールを反応させてビストリア
ゾリルケトン系化合物()を製造することもで
きる。スルホニルビニルケトン系化合物()を
単離したのち、これにトリアゾールを反応させる
こともできるが、スルホニルケトンブロマイド系
化合物()と塩基とを反応させたのち、生成し
たスルホニルビニルケトン系化合物()を単離
することなく、続いてトリアゾールと反応させる
こともできる。()→()→()の段階的
に反応させる方法は経時的に反応の進行をたとえ
ばガスクロマトグラフイーを用いてモニターする
場合には有利と考えられるが、操作上二段階にな
る。反応操作数の上では後者の方法が二段階であ
るのに対して、前者の方法は一段階であり、前者
の方法がより好ましいと言える。 塩基による脱臭化水素酸反応は前記の溶媒類お
よび塩基類を用いて同様の条件下に達成すること
ができ、スルホニルケトンブロマイド系化合物
()と等モルの塩基を用いてスルホニルビニル
ケトン系化合物()となすことができる。この
場合塩基としてトリアゾールを用いることも可能
である。 トリアゾリル化反応も同じく塩基の存在下に行
なうことが好ましく、塩基が存在しない条件での
反応ではきわめて低収率でしか反応を進行させる
ことができない(実施例3,4―参照)。すな
わち、()→()への反応を通じて使用する
塩基の量は()に対しておよそ2モル以上、通
常は2.05モルから5モルの範囲が好ましい。生成
物を単離する方法は(),()共に前記常法に
従つて行なうことができる。 なお、本発明化合物には2種のジアステレオマ
ーが存在し、かつその各々に光学異性体が存在す
る。本発明はこれら異性体のすべてにおよぶもの
である。 以下に実施例および参考例をあげて本発明をさ
らに詳しく説明する。 実施例 1 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1,2,ビス(1,2,4―トリアゾール
―1―イル)ペンタン―3―オンの合成 トリアゾール0.56g(0.008モル)、炭酸カリウ
ム1.1g(0.008モル)およびアセトニトリル30ml
の混合液を1時間還流したのち、アセトニトリル
30mlに溶解した2―ブロム―1―(4―クロロフ
エニル)―4,4―ジメチル―1―フエニルスル
ホニルペンタン―3―オン1.8g(0.004モル)を
加えた。2時間還流したのち、不溶物を去し、
母液を濃縮した。これに氷水を加えクロロホルム
で抽出した。 有機層を留去後1.5gの油状物を得た。四塩化
炭素に溶解後、n―ヘキサンを加えて結晶化さ
せ、別乾燥後1.38g(96%)の結晶として標題
化合物を得た。 融点 157〜161℃ 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 57.02 5.38 23.35 9.73 計算値 56.89 5.35 23.42 9.88 (C17H19N6OClとして) 実施例 2 1―(2,4―ジクロルフエニル)―4,4―
ジメチル―1,2―ビス(1,2,4―トリア
ゾール―1―イル)ペンタン―3―オンの合成 トリアゾール1.4g(0.02モル)、炭酸カリウム
2.8g(0.02モル)およびアセトニトリル60mlを
2時間加熱、還流した。反応液を氷冷したのち、
2―ブロム―1―(2,4―ジクロロフエニル)
―4,4―ジメチル―1―フエニルスルホニルペ
ンタン―3―オン4.8g(0.01モル)を加え、20
℃で1時間撹拌した。ついで加熱還流して2時間
保つた。実施例1と同様の後処理をして3.5gの
油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(n―ヘキサン/アセトン=20/1を
使用、以下特にことわらない限り同様)により精
製し、3.12g(79%)の1―(2,4―ジクロロ
フエニル)―4,4―ジメチル―1,2―ビス
(1,2,4―トリアゾール―1―イル)ペンタ
ン―3―オンを油状物として得た。 n27 D1.5440 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 51.87 4.71 21.36 17.89 計算値 51.91 4.62 21.37 18.03 (C17H18N6OCl2として) 得られた生成物は2種のジアステレオマーの混
合物であり、再度シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにより精製することにより各々を単離する
ことができた。 一方のジアステレオマーは融点115〜116℃の結
晶(収量1.5g)であり、その元素分析値は以下
のごとくであつた。 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 52.07 4.59 21.36 17.92 他方のジアステレオマーは融点88―89℃の結晶
であつて(収量1.0g)その元素分析値は以下の
ごとくであつた。 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 52.23 4.69 21.15 17.71 実施例 3 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルホニル―1―ペンテン―
3―オンの合成 2―ブロム―1―(4―クロロフエニル)―
4,4―ジメチル―1―フエニルスルホニルペン
タン―3―オン4.44g(0.01モル)およびトリア
ゾール2.76g(0.04モル)をジメチルホルムアミ
ド30mlに溶解し、2時間加熱還流した。冷却後、
100mlの水に注ぎ、クロロホルム100mlで抽出し
た。3回水洗後クロロホルム層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧下に濃縮し、残渣をn―ヘ
キサン中結晶化させたのち別乾燥し、2.65g
(73%)の標題化合物を得た。 融点135〜136℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 62.91 5.35 8.71 9.65 計算値 62.88 5.29 8.83 9.77 (C19H19O3SClとして) トリアゾールは臭化水素酸捕集剤として反応し
たものと考えられる。上記結晶化母液を薄層クロ
マトグラフイーで調べたところ、ビストリアゾー
ル体に相当するRf値のスポツトが微量認められ
たが単離同定はできなかつた。塩基の存在しない
場合にはスルホニルビニルケトンへのトリアゾー
ルの反応はトリアゾールが過剰に存在してもきわ
めて低収量でしか進行しないものと考えられる。 実施例 4 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルホニル―1―ペン
テン―3―オンの合成 2―ブロム―1―(2,4―ジクロロフエニ
ル)―4,4―ジメチル―1―フエニルスルホ
ニルペンタン―3―オン9.6g(0.02モル)お
よびトリエチルアミン2.23g(0.022モル)を
アセトン100mlに溶解し、3時間加熱還流した。
反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチル150mlで抽出
した。有機層を2回水洗後無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧下に濃縮後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーにより精製し、
4.8g(60%)の標題化合物を得た。 n25 D
1.5723 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 57.32 4.46 8.15 7.92 計算値 57.43 4.58 8.07 17.84 (C19H18O3SCl2として) 金属ナトリウム2.3gを99%エタノール100ml
に加えて加熱溶解し、ナトリウムエチラートを
つくつた。これにトリアゾール6.9gを加えて
30分間撹拌したのち、減圧下に濃縮乾固してト
リアゾールナトリウム塩を調製した。2―ブロ
ム―1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,
4―ジメチル―1―フエニルスルホニルペンタ
ン―3―オン4.78g(0.01モル)をアセトニト
リル50mlに溶解し、これに先のトリアゾールナ
トリウム塩0.91g(0.01モル)を加えたのち、
1時間加熱還流した。冷却後200mlの氷水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。と同様の処理
後、3.77g(95%)の標題化合物を得た。 実施例3と同様ビストリアゾール体は得られ
なかつた。 2―ブロム―1―(2,4―ジクロロフエニ
ル)―4,4―ジメチル―1―フエニルスルホ
ニルペンタン―3―オン4.44g(0.01モル)を
テトラヒドロフラン50mlに溶解した。これに氷
冷下水酸化カリウム0.56g(0.01モル)を溶解
した水30mlを適下し、3時間激しく撹拌した。
氷水100mlを加えたのちクロロホルム100mlを加
えて分液した。水洗2回後、有機層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。減圧下に濃縮して標題
化合物3.61g(91%)を得た。 実施例 5 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルホニル―1―ペンテン―
3―オンのトリアゾール化反応 トリアゾール1.04g(0.015モル)、無水炭酸カ
リウム2.07g(0.015モル)およびアセトニトリ
ル30mlの混合液を1時間撹拌下に加熱還流した。
冷却後、1―(4―クロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルホニル―1―ペンテ
ン―3―オン4.44g(0.01モル)を加えて25℃で
1時間、還流下に5時間保つた。不溶物を別後
実施例1と同様の後処理をして、2.52gの残渣を
得た。シリカゲルカラムクロマトグラフイーによ
り精製し、2.12g(79%対トリアゾール)のビス
トリアゾール化合物1―(4―クロロフエニル)
―4,4―ジメチル―1,2―ビス(1,2,4
―トリアゾール―1―イル)ペンタン―3―オン
を得た。 融点157〜161℃ 実施例 6 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルホニル―1―ペン
テン―3―オンのトリアゾール化反応 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルホニル―1―ペンテ
ン―3―オン3.97g(0.01モル)、トリアゾール
2.07g(0.03モル)、炭酸カリウム0.69g(0.005
モル)およびアセトニトリル50mlの混合液を12時
間加熱還流した。冷却後、実施例1と同様に処理
して4.2gの油状物を得た。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーにより精製して3.85g
(98%)の1―(2,4―ジクロロフエニル)―
4,4―ジメチル―1,2ビス―(1,2,4―
トリアゾール―1―イル)ペンタン―3―オンを
得た。 n28 D1.5445 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 51.85 4.63 21.43 7.92 計算値 51.91 4.62 21.37 18.03 (C17H18N6OCl2として) 参考例 1 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルフエニルペンタン―3―
オンの合成 4―クロロベンザルピナコロン22.3g、トリエ
チルアミン5滴およびエタノール250mlの混合液
にチオフエノール12gを加え、4時間70℃に保つ
た。氷冷後、生成した結晶を別し、冷エタノー
ルで洗浄、乾燥して29g(84%)の白色結晶を得
た。 融点127〜128℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 68.55 6.33 9.72 10.45 計算値 68.54 6.37 9.63 10.65 (C19H21OClとして) 参考例 2 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルフエニルペンタン
―3―オンの合成 2,4―ジクロロベンザルピナコロン25.7g、
トリトン―B(4滴)およびエタノール300mlを混
合し、50〜60℃に加温したのちチオフエノール
12.1gを滴下し、6時間還流した。反応液を濃縮
し、氷水を加えたのちエーテルで抽出した。エー
テルを留去後得られた油状物にn―ヘキサンを加
えて結晶化させた。別乾燥後、30g(86%)の
結晶を得た。融点79〜80℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 62.02 5.43 8.83 19.41 計算値 62.12 5.50 8.73 19.30 (C19H20OSCl2として) 参考例 3 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルホニルペンタン―3―オ
ンの合成 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルフエニルペンタン―3―オ
ン18gをクロロホルム500mlに溶解した。氷冷下
メタ―クロル過安息香酸24gを少量ずつ1時間で
加え、ついで20℃で3時間撹拌した。反応液を55
%亜硫酸水素ナトリウム水、重曹水で洗浄後、濃
縮し、生成した固形物をエタノール中で結晶化さ
せた。別乾燥後18.8g(95%)の結晶を得た。
融点145〜146℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 62.71 5.73 8.86 9.64 計算値 62.53 5.81 8.79 9.71 (C19H21O3SClとして) 参考例 4 2―ブロモ―1―(4―クロロフエニル)―
4,4―ジメチル―1―フエニルスルホニルペ
ンタン―3―オンの合成 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルホニルペンタン―3―オン
5.0gをクロロホルム100mlおよび酢酸100mlに溶
解した。50℃で臭素2.2gを滴下した。3時間同
温度に保つたのち氷水および重曹水で洗浄し、ク
ロロホルム層を濃縮して得られた固形物を四塩化
炭素/n―ヘキサン中で結晶化させた。過、乾
燥後5.8g(95%)の結晶を得た。 融点167〜168℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 51.55 4.43 7.20 8.05 計算値 51.42 4.55 7.22 7.99 (C19H20O3SClBrとして) 元素分析値 Br(%) 実測値 17.90 計算値 18.00 参考例 5 2―ブロモ―1―(2,4―ジクロロフエニ
ル)―4,4―ジメチル―1―フエニルスルホ
ニルペンタン―3―オンの合成 1―(2,4―クロロフエニル)―4,4―ジ
メチル―1―フエニルスルホニルペンタン―3―
オン39.9gをクロロホルム500mlに溶解した。60
℃で臭素16.8gを滴下し、4時間同温度に保つ
た。参考例4と同様に処理して44.5g(93%)の
結晶を得た。 融点135〜136℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 47.82 4.22 6.65 14.71 計算値 47.71 4.01 6.70 14.83 (C19H19O3SCl2Brとして) 元素分析値 Br(%) 実測値 16.72 計算値 16.71 参考例 6 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメ
チル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―
イル)―1―ペンテン―3―オンの同定用サン
プルの合成 掲題化合物は二重結合を有するため、幾何異性
体が存在する。 下記式で示すようにフエニル基とトリアゾリル
基がシス位にある方をZ―異性体、トランス位に
ある方をE―異性体を称する。
トリアゾリルケトン系化合物およびその製造法に
関するものである。 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 一般式()で示される本発明化合物は、一般
式()で示される特開昭53−130661号公報に記
載のトリアゾリルビニルケトン系化合物および一
般式()で示される特開昭54−41875号公報に
記載のトリアゾリルビニルアルコール系化合物の
製造中間体として重要な化合物である。 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 一般式()および()で示される化合物
は、農園芸用植物に寄生する種々の有害な菌類に
対して高い防除効果を有する殺菌剤として有用で
あり、かかる化合物の製造中間体を提供する本発
明の意義はきわめて大きい。 本発明者らは、一般式()および()で示
される殺菌剤として有用な化合物をいかに工業的
に有利に製造するかを鋭意研究の結果、下記反応
式で示されるごとく、本発明化合物()から容
易に前記トリアゾリルビニルケトン系化合物
()が、さらに該化合物を還元することにより
トリアゾリルビニルアルコール系化合物()が
得られることを見出した。 さらに本発明化合物()は、工業的に入手可
能なベンズアルデヒド類とビナコロンとの縮合に
よつて得られるベンザルピナコロン類()を出
発物質として、下記の反応径路で一般式()で
示されるスルホニルケトンブロマイド系化合物ま
たは一般式()で示されるスルホニルビニルケ
トン系化合物から容易に製造されることも併せ見
出した。 〔上記式中、Xは水素原子または塩素原子を表
わす。〕 すなわち、本発明化合物()を熱分解させる
ことにより高収率でトリアゾリルビニルケトン系
化合物()が得られ(参考例7参照)、本発明
化合物()が優れたトリアゾリルビニルケトン
系化合物()の前駆体であることが明らかにさ
れた。一方、前記反応式に示されるように、工業
的に容易に入手できるところのベンズアルデヒド
類と、ピナコロンとを縮合することによつて得ら
れるビニルケトン系化合物()を出発原料とし
て、たとえば()→()→()→あるいは
()→()→の径路で本発明化合物の原料と
なるスルホニルケトンブロマイド系化合物()
がきわめて高収率で製造されることが判明した
(参考例1,2,3,4,5参照)。 本発明化合物()を製造するには前記のごと
くして得られるスルホニルケトンブロマイド系化
合物()を用いることによつて、たとえば二つ
の径路で達成することができる。 すなわち、スルホニルケトンブロマイド系化合
物()を臭化水素酸捕集剤としての塩基の存在
下、適当な溶媒中トリアゾールを反応させること
により直接に一般式()で示されるビストリア
ゾリルケトン系化合物を得ることができる。使用
される塩基としては、炭酸カリウム、炭酸ナトリ
ウムなどの炭酸塩、酢酸カリウム、酢酸ナトリウ
ムなどの酢酸塩、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カルシウムなどの金属水酸化物また
トリエチルアミン、ピリジンなどの第3級アミン
類などがあげられるが、炭酸塩類が好ましい。使
用される溶媒類としては、アセトン、メチルエチ
ルケトンなどのケトン類、アセトニトリル、プロ
ピオニトリルなどのニトリル類、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの炭化水素類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、ジエチルエーテルなどのエ
ーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスル
ホキサイド、ヘキサメチルリン酸アミドなどがあ
げられる。また、水を用いることも可能であり、
前記溶媒類と混合もしくは二相で反応させること
も可能である。 反応の温度は0℃から使用する溶媒類の沸点の
範囲、好ましくは50℃から溶媒類の沸点の範囲で
ある。トリアゾールはスルホニルケトンブロマイ
ド系化合物()1モルに対して2〜5モル、好
ましくは2〜3モル用いる。 塩基類の量はスルホニルケトンブロマイド系化
合物()1モルに対して2モル以上必要であ
り、反応生成物は副生する塩基類と臭化水素酸お
よびフエニルスルフイン酸との塩を過もしくは
水に溶解させることによつて除去した後常法に従
つて達成される。 スルホニルケトンブロマイド系化合物()を
スルホニルビニルケトン系化合物()に変換
し、これにトリアゾールを反応させてビストリア
ゾリルケトン系化合物()を製造することもで
きる。スルホニルビニルケトン系化合物()を
単離したのち、これにトリアゾールを反応させる
こともできるが、スルホニルケトンブロマイド系
化合物()と塩基とを反応させたのち、生成し
たスルホニルビニルケトン系化合物()を単離
することなく、続いてトリアゾールと反応させる
こともできる。()→()→()の段階的
に反応させる方法は経時的に反応の進行をたとえ
ばガスクロマトグラフイーを用いてモニターする
場合には有利と考えられるが、操作上二段階にな
る。反応操作数の上では後者の方法が二段階であ
るのに対して、前者の方法は一段階であり、前者
の方法がより好ましいと言える。 塩基による脱臭化水素酸反応は前記の溶媒類お
よび塩基類を用いて同様の条件下に達成すること
ができ、スルホニルケトンブロマイド系化合物
()と等モルの塩基を用いてスルホニルビニル
ケトン系化合物()となすことができる。この
場合塩基としてトリアゾールを用いることも可能
である。 トリアゾリル化反応も同じく塩基の存在下に行
なうことが好ましく、塩基が存在しない条件での
反応ではきわめて低収率でしか反応を進行させる
ことができない(実施例3,4―参照)。すな
わち、()→()への反応を通じて使用する
塩基の量は()に対しておよそ2モル以上、通
常は2.05モルから5モルの範囲が好ましい。生成
物を単離する方法は(),()共に前記常法に
従つて行なうことができる。 なお、本発明化合物には2種のジアステレオマ
ーが存在し、かつその各々に光学異性体が存在す
る。本発明はこれら異性体のすべてにおよぶもの
である。 以下に実施例および参考例をあげて本発明をさ
らに詳しく説明する。 実施例 1 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1,2,ビス(1,2,4―トリアゾール
―1―イル)ペンタン―3―オンの合成 トリアゾール0.56g(0.008モル)、炭酸カリウ
ム1.1g(0.008モル)およびアセトニトリル30ml
の混合液を1時間還流したのち、アセトニトリル
30mlに溶解した2―ブロム―1―(4―クロロフ
エニル)―4,4―ジメチル―1―フエニルスル
ホニルペンタン―3―オン1.8g(0.004モル)を
加えた。2時間還流したのち、不溶物を去し、
母液を濃縮した。これに氷水を加えクロロホルム
で抽出した。 有機層を留去後1.5gの油状物を得た。四塩化
炭素に溶解後、n―ヘキサンを加えて結晶化さ
せ、別乾燥後1.38g(96%)の結晶として標題
化合物を得た。 融点 157〜161℃ 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 57.02 5.38 23.35 9.73 計算値 56.89 5.35 23.42 9.88 (C17H19N6OClとして) 実施例 2 1―(2,4―ジクロルフエニル)―4,4―
ジメチル―1,2―ビス(1,2,4―トリア
ゾール―1―イル)ペンタン―3―オンの合成 トリアゾール1.4g(0.02モル)、炭酸カリウム
2.8g(0.02モル)およびアセトニトリル60mlを
2時間加熱、還流した。反応液を氷冷したのち、
2―ブロム―1―(2,4―ジクロロフエニル)
―4,4―ジメチル―1―フエニルスルホニルペ
ンタン―3―オン4.8g(0.01モル)を加え、20
℃で1時間撹拌した。ついで加熱還流して2時間
保つた。実施例1と同様の後処理をして3.5gの
油状物を得た。これをシリカゲルカラムクロマト
グラフイー(n―ヘキサン/アセトン=20/1を
使用、以下特にことわらない限り同様)により精
製し、3.12g(79%)の1―(2,4―ジクロロ
フエニル)―4,4―ジメチル―1,2―ビス
(1,2,4―トリアゾール―1―イル)ペンタ
ン―3―オンを油状物として得た。 n27 D1.5440 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 51.87 4.71 21.36 17.89 計算値 51.91 4.62 21.37 18.03 (C17H18N6OCl2として) 得られた生成物は2種のジアステレオマーの混
合物であり、再度シリカゲルカラムクロマトグラ
フイーにより精製することにより各々を単離する
ことができた。 一方のジアステレオマーは融点115〜116℃の結
晶(収量1.5g)であり、その元素分析値は以下
のごとくであつた。 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 52.07 4.59 21.36 17.92 他方のジアステレオマーは融点88―89℃の結晶
であつて(収量1.0g)その元素分析値は以下の
ごとくであつた。 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 52.23 4.69 21.15 17.71 実施例 3 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルホニル―1―ペンテン―
3―オンの合成 2―ブロム―1―(4―クロロフエニル)―
4,4―ジメチル―1―フエニルスルホニルペン
タン―3―オン4.44g(0.01モル)およびトリア
ゾール2.76g(0.04モル)をジメチルホルムアミ
ド30mlに溶解し、2時間加熱還流した。冷却後、
100mlの水に注ぎ、クロロホルム100mlで抽出し
た。3回水洗後クロロホルム層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。減圧下に濃縮し、残渣をn―ヘ
キサン中結晶化させたのち別乾燥し、2.65g
(73%)の標題化合物を得た。 融点135〜136℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 62.91 5.35 8.71 9.65 計算値 62.88 5.29 8.83 9.77 (C19H19O3SClとして) トリアゾールは臭化水素酸捕集剤として反応し
たものと考えられる。上記結晶化母液を薄層クロ
マトグラフイーで調べたところ、ビストリアゾー
ル体に相当するRf値のスポツトが微量認められ
たが単離同定はできなかつた。塩基の存在しない
場合にはスルホニルビニルケトンへのトリアゾー
ルの反応はトリアゾールが過剰に存在してもきわ
めて低収量でしか進行しないものと考えられる。 実施例 4 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルホニル―1―ペン
テン―3―オンの合成 2―ブロム―1―(2,4―ジクロロフエニ
ル)―4,4―ジメチル―1―フエニルスルホ
ニルペンタン―3―オン9.6g(0.02モル)お
よびトリエチルアミン2.23g(0.022モル)を
アセトン100mlに溶解し、3時間加熱還流した。
反応液を氷水に注ぎ、酢酸エチル150mlで抽出
した。有機層を2回水洗後無水硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧下に濃縮後、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーにより精製し、
4.8g(60%)の標題化合物を得た。 n25 D
1.5723 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 57.32 4.46 8.15 7.92 計算値 57.43 4.58 8.07 17.84 (C19H18O3SCl2として) 金属ナトリウム2.3gを99%エタノール100ml
に加えて加熱溶解し、ナトリウムエチラートを
つくつた。これにトリアゾール6.9gを加えて
30分間撹拌したのち、減圧下に濃縮乾固してト
リアゾールナトリウム塩を調製した。2―ブロ
ム―1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,
4―ジメチル―1―フエニルスルホニルペンタ
ン―3―オン4.78g(0.01モル)をアセトニト
リル50mlに溶解し、これに先のトリアゾールナ
トリウム塩0.91g(0.01モル)を加えたのち、
1時間加熱還流した。冷却後200mlの氷水に注
ぎ、酢酸エチルで抽出した。と同様の処理
後、3.77g(95%)の標題化合物を得た。 実施例3と同様ビストリアゾール体は得られ
なかつた。 2―ブロム―1―(2,4―ジクロロフエニ
ル)―4,4―ジメチル―1―フエニルスルホ
ニルペンタン―3―オン4.44g(0.01モル)を
テトラヒドロフラン50mlに溶解した。これに氷
冷下水酸化カリウム0.56g(0.01モル)を溶解
した水30mlを適下し、3時間激しく撹拌した。
氷水100mlを加えたのちクロロホルム100mlを加
えて分液した。水洗2回後、有機層を無水硫酸
ナトリウムで乾燥した。減圧下に濃縮して標題
化合物3.61g(91%)を得た。 実施例 5 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルホニル―1―ペンテン―
3―オンのトリアゾール化反応 トリアゾール1.04g(0.015モル)、無水炭酸カ
リウム2.07g(0.015モル)およびアセトニトリ
ル30mlの混合液を1時間撹拌下に加熱還流した。
冷却後、1―(4―クロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルホニル―1―ペンテ
ン―3―オン4.44g(0.01モル)を加えて25℃で
1時間、還流下に5時間保つた。不溶物を別後
実施例1と同様の後処理をして、2.52gの残渣を
得た。シリカゲルカラムクロマトグラフイーによ
り精製し、2.12g(79%対トリアゾール)のビス
トリアゾール化合物1―(4―クロロフエニル)
―4,4―ジメチル―1,2―ビス(1,2,4
―トリアゾール―1―イル)ペンタン―3―オン
を得た。 融点157〜161℃ 実施例 6 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルホニル―1―ペン
テン―3―オンのトリアゾール化反応 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルホニル―1―ペンテ
ン―3―オン3.97g(0.01モル)、トリアゾール
2.07g(0.03モル)、炭酸カリウム0.69g(0.005
モル)およびアセトニトリル50mlの混合液を12時
間加熱還流した。冷却後、実施例1と同様に処理
して4.2gの油状物を得た。これをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーにより精製して3.85g
(98%)の1―(2,4―ジクロロフエニル)―
4,4―ジメチル―1,2ビス―(1,2,4―
トリアゾール―1―イル)ペンタン―3―オンを
得た。 n28 D1.5445 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 51.85 4.63 21.43 7.92 計算値 51.91 4.62 21.37 18.03 (C17H18N6OCl2として) 参考例 1 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルフエニルペンタン―3―
オンの合成 4―クロロベンザルピナコロン22.3g、トリエ
チルアミン5滴およびエタノール250mlの混合液
にチオフエノール12gを加え、4時間70℃に保つ
た。氷冷後、生成した結晶を別し、冷エタノー
ルで洗浄、乾燥して29g(84%)の白色結晶を得
た。 融点127〜128℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 68.55 6.33 9.72 10.45 計算値 68.54 6.37 9.63 10.65 (C19H21OClとして) 参考例 2 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―
ジメチル―1―フエニルスルフエニルペンタン
―3―オンの合成 2,4―ジクロロベンザルピナコロン25.7g、
トリトン―B(4滴)およびエタノール300mlを混
合し、50〜60℃に加温したのちチオフエノール
12.1gを滴下し、6時間還流した。反応液を濃縮
し、氷水を加えたのちエーテルで抽出した。エー
テルを留去後得られた油状物にn―ヘキサンを加
えて結晶化させた。別乾燥後、30g(86%)の
結晶を得た。融点79〜80℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 62.02 5.43 8.83 19.41 計算値 62.12 5.50 8.73 19.30 (C19H20OSCl2として) 参考例 3 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルホニルペンタン―3―オ
ンの合成 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルフエニルペンタン―3―オ
ン18gをクロロホルム500mlに溶解した。氷冷下
メタ―クロル過安息香酸24gを少量ずつ1時間で
加え、ついで20℃で3時間撹拌した。反応液を55
%亜硫酸水素ナトリウム水、重曹水で洗浄後、濃
縮し、生成した固形物をエタノール中で結晶化さ
せた。別乾燥後18.8g(95%)の結晶を得た。
融点145〜146℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 62.71 5.73 8.86 9.64 計算値 62.53 5.81 8.79 9.71 (C19H21O3SClとして) 参考例 4 2―ブロモ―1―(4―クロロフエニル)―
4,4―ジメチル―1―フエニルスルホニルペ
ンタン―3―オンの合成 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―1―フエニルスルホニルペンタン―3―オン
5.0gをクロロホルム100mlおよび酢酸100mlに溶
解した。50℃で臭素2.2gを滴下した。3時間同
温度に保つたのち氷水および重曹水で洗浄し、ク
ロロホルム層を濃縮して得られた固形物を四塩化
炭素/n―ヘキサン中で結晶化させた。過、乾
燥後5.8g(95%)の結晶を得た。 融点167〜168℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 51.55 4.43 7.20 8.05 計算値 51.42 4.55 7.22 7.99 (C19H20O3SClBrとして) 元素分析値 Br(%) 実測値 17.90 計算値 18.00 参考例 5 2―ブロモ―1―(2,4―ジクロロフエニ
ル)―4,4―ジメチル―1―フエニルスルホ
ニルペンタン―3―オンの合成 1―(2,4―クロロフエニル)―4,4―ジ
メチル―1―フエニルスルホニルペンタン―3―
オン39.9gをクロロホルム500mlに溶解した。60
℃で臭素16.8gを滴下し、4時間同温度に保つ
た。参考例4と同様に処理して44.5g(93%)の
結晶を得た。 融点135〜136℃ 元素分析値 C(%) H(%) S(%) Cl(%) 実測値 47.82 4.22 6.65 14.71 計算値 47.71 4.01 6.70 14.83 (C19H19O3SCl2Brとして) 元素分析値 Br(%) 実測値 16.72 計算値 16.71 参考例 6 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメ
チル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―
イル)―1―ペンテン―3―オンの同定用サン
プルの合成 掲題化合物は二重結合を有するため、幾何異性
体が存在する。 下記式で示すようにフエニル基とトリアゾリル
基がシス位にある方をZ―異性体、トランス位に
ある方をE―異性体を称する。
【式】
【式】
特開昭53−130661号公報に記載の方法に従つ
て、トリアゾリルピナコロン50g、炭酸カリウム
41gおよび4―クロロベンズアルデヒド46.3gを
用いて反応を行ない粗生物を得た。 これを100mlのベンゼンに溶解し、1.2Kgのシリ
カゲル(100〜200メツシユ)を含むカラムに通し
た後、n―ヘキサン/アセトン(10/1)を展開
溶媒としてカラムクロマトグラフイーを行なつ
た。薄層クロマトグラフイーにより同一成分を含
有する分画を合して濃縮し、残渣を四塩化炭素よ
り再結晶して純粋なZ―異性体36g(収率41.6
%、融点78〜79℃)およびE―異性体10g(収率
11.5%、融点108〜109℃)を得た。 各異性体の元素分析値およびNMRスペクトル
の結果を示す。NMRスペクトルは重クロロホル
ムを溶媒として、テトラメシルシランを内部標準
とする化学シフトをδ値で示した。 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―イ
ル)―1―ペンテン―3―オンのE―異性体 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 計算値 62.17 5.58 14.50 12.23 (C15H16N3OClとして) 分析値 62.32 5.60 14.41 12.20 NMRスペクトル 8.11(1H、シングレツト、トリアゾールプロ
トン)、7.90(1H、シングレツト、トリアゾ
ールプロトン)、7.15(4H、シングレツト、
フエニルプロトン)、6.99(1H、シングレツ
ト、オレフインプロトン)、0.99(9H、シン
グレツト、ブチルプロトン) 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―イ
ル)―1―ペンテン―3―オンのZ―異性体 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 分析値 62.35 5.59 14.38 12.18 NMRスペクトル 8.14(1H,シングレツト、トリアゾールプロ
トン)、7.98(1H、シングレツト、トリアゾ
ールプロトン)、7.22(2H、ダブレツト、フ
エニルプロトン,J=8Hz)、6.73(2H、ダ
ブレツト、フエニルプロトン、J=8Hz)、
7.49(1H、シングレツト、オレフインプロト
ン)、1.22(9H、シングレツト、ブチルプロ
トン) 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4
―ジメチル―2―(1,2,4―トリアゾール
―1―イル)―1―ペンテン―3―オンの同定
用サンプルの合成 と同様の方法で標題化合物のEおよびZ―異
性体を得た。その物性、NMRスペクトルデータ
は以下のごとくであつた。
て、トリアゾリルピナコロン50g、炭酸カリウム
41gおよび4―クロロベンズアルデヒド46.3gを
用いて反応を行ない粗生物を得た。 これを100mlのベンゼンに溶解し、1.2Kgのシリ
カゲル(100〜200メツシユ)を含むカラムに通し
た後、n―ヘキサン/アセトン(10/1)を展開
溶媒としてカラムクロマトグラフイーを行なつ
た。薄層クロマトグラフイーにより同一成分を含
有する分画を合して濃縮し、残渣を四塩化炭素よ
り再結晶して純粋なZ―異性体36g(収率41.6
%、融点78〜79℃)およびE―異性体10g(収率
11.5%、融点108〜109℃)を得た。 各異性体の元素分析値およびNMRスペクトル
の結果を示す。NMRスペクトルは重クロロホル
ムを溶媒として、テトラメシルシランを内部標準
とする化学シフトをδ値で示した。 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―イ
ル)―1―ペンテン―3―オンのE―異性体 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 計算値 62.17 5.58 14.50 12.23 (C15H16N3OClとして) 分析値 62.32 5.60 14.41 12.20 NMRスペクトル 8.11(1H、シングレツト、トリアゾールプロ
トン)、7.90(1H、シングレツト、トリアゾ
ールプロトン)、7.15(4H、シングレツト、
フエニルプロトン)、6.99(1H、シングレツ
ト、オレフインプロトン)、0.99(9H、シン
グレツト、ブチルプロトン) 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメチ
ル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―イ
ル)―1―ペンテン―3―オンのZ―異性体 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 分析値 62.35 5.59 14.38 12.18 NMRスペクトル 8.14(1H,シングレツト、トリアゾールプロ
トン)、7.98(1H、シングレツト、トリアゾ
ールプロトン)、7.22(2H、ダブレツト、フ
エニルプロトン,J=8Hz)、6.73(2H、ダ
ブレツト、フエニルプロトン、J=8Hz)、
7.49(1H、シングレツト、オレフインプロト
ン)、1.22(9H、シングレツト、ブチルプロ
トン) 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4
―ジメチル―2―(1,2,4―トリアゾール
―1―イル)―1―ペンテン―3―オンの同定
用サンプルの合成 と同様の方法で標題化合物のEおよびZ―異
性体を得た。その物性、NMRスペクトルデータ
は以下のごとくであつた。
【表】
参考例 7
ビストリアゾリルケトンの熱分解によるトリア
ゾリルビニルケトンの合成 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメ
チル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―
イル)―1―ペンテン―3―オンの合成 実施例1で得られた1―(4―クロロフエニ
ル)―4,4―ジメチル―1,2―ビス―(1,
2,4―トリアゾール―1―イル)ペンタン―3
―オン0.5gをオイルバス上180℃に1時間、200
℃に3時間加熱したのち冷却し、クロロホルム50
mlに溶解した。水50mlで洗浄後、有機層を濃縮し
て、黄色油状物0.37g(92%)を得た。また、水
層を同様に濃縮して0.095g(99%)のトリアゾ
ールを回収した。油状物を下記条件でガスクロマ
トグラフイーを行なつたところ、リテンシヨンタ
イム300secと360secに36/64の面積比で二つのピ
ークを示した。 ガスクロマトグラフイー条件 装 置 日本電子20K型 FID検出器 カラム 5%XE―60クロモソルムW担体、1
mガラスカラム カラム温度 200℃ 気化室温度 240℃ キヤリアーガス圧 1.0Kg/cm2 この油状物の元素分析値は C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 62.20 5.45 14.38 12.42 計算値 62.17 5.58 14.50 12.23 (C15H16N3OClとして) となり、1―(4―クロロフエニル)―4,4―
ジメチル―2―(1,2,4―トリアゾール―1
―イル)―1―ペンテン―3―オンのそれに一致
した。ガスクロマトグラフイー上前者のピークは
参考例6に示されるE―異性体の後者のピークは
Z―異性体のリテンシヨンタイムに一致した。ま
たNMRスペクトルは参考例6で得られたEおよ
びZ―異性体の混合されたシグナルを示した。 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4
―ジメチル―2―(1,2,4―トリアゾール
―1―イル)―1―ペンテン―3―オンの合成 実施例2で得られた1―(2,4―ジクロロフ
エニル)―4,4―ジメチル―1,2―ビス
(1,2,4―トリアゾール―1―イル)ペンタ
ン―3―オン1.0gをと同様の条件で加熱反応
し、後処理後0.73g(89%)の淡黄色油状物を得
ると共に、水層からはトリアゾール0.172g(98
%)を回収した。同様の条件下ガスクロマトグラ
フイーを行ない、37/63の面積比で標題化合物の
E/Zに相当する二つのピークを示した。この油
状物の 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 55.41 4.55 13.10 21.72 計算値 55.56 4.67 12.96 21.87 (C15H14N3OCl2として) となり、NMRスペクトルは参考例6に示される
1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―ジ
メチル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―
イル)―1―ペンテン―3―オンのEおよびZ―
異性体の混合したシグナルを示した。
ゾリルビニルケトンの合成 1―(4―クロロフエニル)―4,4―ジメ
チル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―
イル)―1―ペンテン―3―オンの合成 実施例1で得られた1―(4―クロロフエニ
ル)―4,4―ジメチル―1,2―ビス―(1,
2,4―トリアゾール―1―イル)ペンタン―3
―オン0.5gをオイルバス上180℃に1時間、200
℃に3時間加熱したのち冷却し、クロロホルム50
mlに溶解した。水50mlで洗浄後、有機層を濃縮し
て、黄色油状物0.37g(92%)を得た。また、水
層を同様に濃縮して0.095g(99%)のトリアゾ
ールを回収した。油状物を下記条件でガスクロマ
トグラフイーを行なつたところ、リテンシヨンタ
イム300secと360secに36/64の面積比で二つのピ
ークを示した。 ガスクロマトグラフイー条件 装 置 日本電子20K型 FID検出器 カラム 5%XE―60クロモソルムW担体、1
mガラスカラム カラム温度 200℃ 気化室温度 240℃ キヤリアーガス圧 1.0Kg/cm2 この油状物の元素分析値は C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 62.20 5.45 14.38 12.42 計算値 62.17 5.58 14.50 12.23 (C15H16N3OClとして) となり、1―(4―クロロフエニル)―4,4―
ジメチル―2―(1,2,4―トリアゾール―1
―イル)―1―ペンテン―3―オンのそれに一致
した。ガスクロマトグラフイー上前者のピークは
参考例6に示されるE―異性体の後者のピークは
Z―異性体のリテンシヨンタイムに一致した。ま
たNMRスペクトルは参考例6で得られたEおよ
びZ―異性体の混合されたシグナルを示した。 1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4
―ジメチル―2―(1,2,4―トリアゾール
―1―イル)―1―ペンテン―3―オンの合成 実施例2で得られた1―(2,4―ジクロロフ
エニル)―4,4―ジメチル―1,2―ビス
(1,2,4―トリアゾール―1―イル)ペンタ
ン―3―オン1.0gをと同様の条件で加熱反応
し、後処理後0.73g(89%)の淡黄色油状物を得
ると共に、水層からはトリアゾール0.172g(98
%)を回収した。同様の条件下ガスクロマトグラ
フイーを行ない、37/63の面積比で標題化合物の
E/Zに相当する二つのピークを示した。この油
状物の 元素分析値 C(%) H(%) N(%) Cl(%) 実測値 55.41 4.55 13.10 21.72 計算値 55.56 4.67 12.96 21.87 (C15H14N3OCl2として) となり、NMRスペクトルは参考例6に示される
1―(2,4―ジクロロフエニル)―4,4―ジ
メチル―2―(1,2,4―トリアゾール―1―
イル)―1―ペンテン―3―オンのEおよびZ―
異性体の混合したシグナルを示した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 で示されるビストリアゾリルケトン系化合物。 2 一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 で示されるスルホニルケトンブロマイド系化合物
と1,2,4―トリアゾールとを塩基の存在下反
応させることを特徴とする一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 で示されるビストリアゾリルケトン系化合物の製
造法。 3 一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 で示されるスルホニルビニルケトン系化合物と
1,2,4―トリアゾールとを塩基の存在下反応
させることを特徴とする一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 で示されるビストリアゾリルケトン系化合物の製
造法。 4 一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 で示されるスルホニルケトンブロマイド系化合物
と塩基とを反応させて、一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 で示されるスルホニルビニルケトン系化合物とな
し、ついでこれと1,2,4―トリアゾールとを
塩基の存在下反応させることを特徴とする一般式 〔式中、Xは水素原子または塩素原子を表わ
す。〕 で示されるビストリアゾリルケトン系化合物の製
造法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11568280A JPS5740475A (en) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | Bistriazolyl ketonic compound and its preparation |
| US06/292,631 US4379921A (en) | 1980-08-21 | 1981-08-13 | Production of triazolylvinyl ketones |
| DE8181303785T DE3166844D1 (en) | 1980-08-21 | 1981-08-19 | Production of triazolylvinyl ketones |
| CA000384187A CA1166641A (en) | 1980-08-21 | 1981-08-19 | Production of triazolylvinyl ketones |
| EP81303785A EP0046658B1 (en) | 1980-08-21 | 1981-08-19 | Production of triazolylvinyl ketones |
| DK369181A DK369181A (da) | 1980-08-21 | 1981-08-20 | Fremgangsmaade til fremstilling af triazolylvinylketonforbindelser |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11568280A JPS5740475A (en) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | Bistriazolyl ketonic compound and its preparation |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5740475A JPS5740475A (en) | 1982-03-06 |
| JPH0118901B2 true JPH0118901B2 (ja) | 1989-04-07 |
Family
ID=14668656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11568280A Granted JPS5740475A (en) | 1980-08-21 | 1980-08-21 | Bistriazolyl ketonic compound and its preparation |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5740475A (ja) |
-
1980
- 1980-08-21 JP JP11568280A patent/JPS5740475A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5740475A (en) | 1982-03-06 |
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