JPH0118902Y2 - - Google Patents
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- JPH0118902Y2 JPH0118902Y2 JP13824483U JP13824483U JPH0118902Y2 JP H0118902 Y2 JPH0118902 Y2 JP H0118902Y2 JP 13824483 U JP13824483 U JP 13824483U JP 13824483 U JP13824483 U JP 13824483U JP H0118902 Y2 JPH0118902 Y2 JP H0118902Y2
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- Japan
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- annular wall
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Landscapes
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は磁粉式電磁クラツチに関するものであ
り、特に駆動部材と被駆動部材との間に形成され
たギヤツプ内に異物が侵入することを有効に防止
し得る電磁クラツチに関するものである。
り、特に駆動部材と被駆動部材との間に形成され
たギヤツプ内に異物が侵入することを有効に防止
し得る電磁クラツチに関するものである。
従来技術
例えば、自動車のエンジンの回転をトランスミ
ツシヨン側に伝達するために、磁粉式電磁クラツ
チを設けることが知られている。そのような電磁
クラツチの一種に、中心線まわりに回転させられ
る円筒状の駆動部材と、中央部において被駆動軸
と連結するための円管状のハブ部を有し、駆動部
材の内側にそれと同心に且つ相対回転可能に設け
られた被駆動部材と、上記駆動部材の両端部にそ
れぞれ取り付けられ、駆動部材の内周面および被
駆動部材の外周面とともに磁粉を収容するための
環状空間を形成する環状のラビリンス部材とを備
えたものがある。駆動部材の内周面と被駆動部材
の外周面との間のギヤツプ内において、励磁コイ
ルの励磁により磁粉を磁気的に結合させることに
よつて、駆動部材の回転力を被駆動部材に伝達す
るのである。また、ラビリンス部材によつて上記
環状空間に収容された磁粉の漏れ出しが防止され
ることとなる。
ツシヨン側に伝達するために、磁粉式電磁クラツ
チを設けることが知られている。そのような電磁
クラツチの一種に、中心線まわりに回転させられ
る円筒状の駆動部材と、中央部において被駆動軸
と連結するための円管状のハブ部を有し、駆動部
材の内側にそれと同心に且つ相対回転可能に設け
られた被駆動部材と、上記駆動部材の両端部にそ
れぞれ取り付けられ、駆動部材の内周面および被
駆動部材の外周面とともに磁粉を収容するための
環状空間を形成する環状のラビリンス部材とを備
えたものがある。駆動部材の内周面と被駆動部材
の外周面との間のギヤツプ内において、励磁コイ
ルの励磁により磁粉を磁気的に結合させることに
よつて、駆動部材の回転力を被駆動部材に伝達す
るのである。また、ラビリンス部材によつて上記
環状空間に収容された磁粉の漏れ出しが防止され
ることとなる。
しかしながら、従来のラビリンス部材は、上記
環状空間から磁粉が内周側に漏れ出すことを防止
するのには有効であるが、クラツチの内周側から
外周側へ移動する物体がその環状空間に侵入する
のを阻止するについては、その阻止能力が低く、
クラツチ内部に発生し、かつ遠心力にしたがつて
外周側へ移動する異物が磁粉の収容される環状空
間内に侵入するおそれがあつた。そのような異物
は被駆動部材のハブ部内における被駆動軸との摩
耗粉やハブ内に充填された潤滑油、油脂等であ
り、かかる異物の環状空間内への侵入によつて磁
粉式電磁クラツチの動力伝達性能が低下するおそ
れがあつたのである。
環状空間から磁粉が内周側に漏れ出すことを防止
するのには有効であるが、クラツチの内周側から
外周側へ移動する物体がその環状空間に侵入する
のを阻止するについては、その阻止能力が低く、
クラツチ内部に発生し、かつ遠心力にしたがつて
外周側へ移動する異物が磁粉の収容される環状空
間内に侵入するおそれがあつた。そのような異物
は被駆動部材のハブ部内における被駆動軸との摩
耗粉やハブ内に充填された潤滑油、油脂等であ
り、かかる異物の環状空間内への侵入によつて磁
粉式電磁クラツチの動力伝達性能が低下するおそ
れがあつたのである。
考案の目的
本考案は以上の事情を背景としてなされたもの
であり、その目的とするところは、クラツチ内部
に異物が発生しても、その異物が磁粉の収容され
る環状空間内に侵入することを有効に防止し得る
磁粉式電磁クラツチを提供することにある。
であり、その目的とするところは、クラツチ内部
に異物が発生しても、その異物が磁粉の収容され
る環状空間内に侵入することを有効に防止し得る
磁粉式電磁クラツチを提供することにある。
考案の構成
この目的を達成するために、本考案において
は、上記駆動部材の両端部にそれぞれ取り付けら
れたラビリンス部材の少なくとも一方の内周部
に、内周縁部が被駆動部材ハブ部の一端部外周面
に近接させられた第1の環状壁と、被駆動部材の
中心線方向においてそのハブ部の他端部側へ所定
の間隙を隔てて位置し、外周縁部において上記第
1の環状壁の外周縁部と密着させられることによ
つて第1の環状壁との間に内向きの環状溝を形成
する第2の環状壁とを設けると共に、第1の環状
壁にその環状溝内に連通する排出孔を形成したの
である。
は、上記駆動部材の両端部にそれぞれ取り付けら
れたラビリンス部材の少なくとも一方の内周部
に、内周縁部が被駆動部材ハブ部の一端部外周面
に近接させられた第1の環状壁と、被駆動部材の
中心線方向においてそのハブ部の他端部側へ所定
の間隙を隔てて位置し、外周縁部において上記第
1の環状壁の外周縁部と密着させられることによ
つて第1の環状壁との間に内向きの環状溝を形成
する第2の環状壁とを設けると共に、第1の環状
壁にその環状溝内に連通する排出孔を形成したの
である。
考案の効果
このように、ラビリンス部材の内周部に被駆動
部材のハブ部外周面に近接して開口する環状溝
を、第1の環状壁と第2の環状壁とによつて形成
すれば、ハブ部内から摩耗粉やオイル等の異物が
遠心力によつて外周側に移動しても、第1の環状
壁によつてそのような異物の上記環状空間への侵
入が防止され、しかも異物はハブ部に近接して開
口する環状溝によつても受けられ、さらに第1の
環状壁に形成された排出孔を経て外部へ排出され
るため、磁粉の収容される環状空間へ異物が侵入
しなくなる。そのため、磁粉式電磁クラツチのト
ルク伝達性能が異物の侵入によつて低下するよう
なことが有効に回避されるのである。
部材のハブ部外周面に近接して開口する環状溝
を、第1の環状壁と第2の環状壁とによつて形成
すれば、ハブ部内から摩耗粉やオイル等の異物が
遠心力によつて外周側に移動しても、第1の環状
壁によつてそのような異物の上記環状空間への侵
入が防止され、しかも異物はハブ部に近接して開
口する環状溝によつても受けられ、さらに第1の
環状壁に形成された排出孔を経て外部へ排出され
るため、磁粉の収容される環状空間へ異物が侵入
しなくなる。そのため、磁粉式電磁クラツチのト
ルク伝達性能が異物の侵入によつて低下するよう
なことが有効に回避されるのである。
実施例
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
説明する。
第1図に示すものは自動車用のクラツチであつ
て、図示しないエンジンに固定されたクラツチハ
ウジング内に組み込まれており、駆動軸(入力
軸)としてのエンジンのクランクシヤフト10の
回転を被駆動軸たる出力軸12に伝達したり遮断
したりするものである。
て、図示しないエンジンに固定されたクラツチハ
ウジング内に組み込まれており、駆動軸(入力
軸)としてのエンジンのクランクシヤフト10の
回転を被駆動軸たる出力軸12に伝達したり遮断
したりするものである。
クランクシヤフト10の端部には有底円筒状の
フライホイール14が固定されており、このフラ
イホイール14の外周部内面に第1ヨーク部材1
6および第2ヨーク部材18からなる駆動部材と
してのヨーク20が固定されている。ヨーク20
は厚肉円筒状を成し、内部に励磁コイル22を備
えると共に、内周面に内周摩擦面24を備えてい
る。また、ヨーク20にはフロントラビリンス部
材26とリヤラビリンス部材28とが固定されて
おり、リヤラビリンス部材28には一体的に円筒
状のベアリングケース30が設けられている。
フライホイール14が固定されており、このフラ
イホイール14の外周部内面に第1ヨーク部材1
6および第2ヨーク部材18からなる駆動部材と
してのヨーク20が固定されている。ヨーク20
は厚肉円筒状を成し、内部に励磁コイル22を備
えると共に、内周面に内周摩擦面24を備えてい
る。また、ヨーク20にはフロントラビリンス部
材26とリヤラビリンス部材28とが固定されて
おり、リヤラビリンス部材28には一体的に円筒
状のベアリングケース30が設けられている。
上記ベアリングケース30内にはボールベアリ
ング32が配設されており、このボールベアリン
グ32によつてロータ34のボス部36が回転可
能に支持されている。ロータ34は前記ヨーク2
0の内側にヨーク20と同心にかつ相対回転可能
に設けられており、ロータ34の外周摩擦面38
が前記内周摩擦面24に微小なギヤツプ40を隔
てて対面している。そして上記ヨーク20、両ラ
ビリンス部材26,28およびロータ34によつ
て、ほぼ閉じられた環状空間42が形成されてお
り、この環状空間42に所定量の磁粉44が封入
されている。フロントラビリンス部材26および
リヤラビリンス部材28は、ロータ34に極く接
近する環状の突起46および48を有し、その近
接によつて磁粉44が環状空間42の外部へ漏出
することを防止している。
ング32が配設されており、このボールベアリン
グ32によつてロータ34のボス部36が回転可
能に支持されている。ロータ34は前記ヨーク2
0の内側にヨーク20と同心にかつ相対回転可能
に設けられており、ロータ34の外周摩擦面38
が前記内周摩擦面24に微小なギヤツプ40を隔
てて対面している。そして上記ヨーク20、両ラ
ビリンス部材26,28およびロータ34によつ
て、ほぼ閉じられた環状空間42が形成されてお
り、この環状空間42に所定量の磁粉44が封入
されている。フロントラビリンス部材26および
リヤラビリンス部材28は、ロータ34に極く接
近する環状の突起46および48を有し、その近
接によつて磁粉44が環状空間42の外部へ漏出
することを防止している。
ロータ34は環状の部材であつて、その内側に
2枚のプレート50,52がボルト結合により固
定されており、このプレート50,52は等角度
間隔に配設された複数のゴム製円柱状の弾性部材
54を保持している。一方、前記出力軸12の端
部には、クラツチハブ56がスプライン結合によ
り軸方向に摺動可能かつ軸まわりに相対回転不能
に取り付けられている。
2枚のプレート50,52がボルト結合により固
定されており、このプレート50,52は等角度
間隔に配設された複数のゴム製円柱状の弾性部材
54を保持している。一方、前記出力軸12の端
部には、クラツチハブ56がスプライン結合によ
り軸方向に摺動可能かつ軸まわりに相対回転不能
に取り付けられている。
このクラツチハブ56は出力軸12の端部が嵌
め入れられた円管状のハブ部58とハブ部58の
外周面中間部から半径方向にフランジ形態で突出
する円板部60とを備え、その円板部60が2枚
のプレート50と52との間に配置され、弾性部
材54を介してロータ34に連結されている。ロ
ータ34の回転はプレート50および52と弾性
部材54とを介してクラツチハブ56に伝達され
るのであり、それらクラツチハブ56、プレート
50,52および前記ロータ34を含んで被駆動
部材が構成されているのである。
め入れられた円管状のハブ部58とハブ部58の
外周面中間部から半径方向にフランジ形態で突出
する円板部60とを備え、その円板部60が2枚
のプレート50と52との間に配置され、弾性部
材54を介してロータ34に連結されている。ロ
ータ34の回転はプレート50および52と弾性
部材54とを介してクラツチハブ56に伝達され
るのであり、それらクラツチハブ56、プレート
50,52および前記ロータ34を含んで被駆動
部材が構成されているのである。
出力軸12の内部には、一端がクランクシヤフ
ト10に連結されたポンプ駆動用ロツド62が相
対回転可能に挿通されている。そして出力軸12
のロツド64が突出する開口端部にはオイルシー
ル66が嵌め付けられており、出力軸12とロツ
ド54との相対回転を許容しつつ両者間からの潤
滑油の漏出を防止するようになつている。
ト10に連結されたポンプ駆動用ロツド62が相
対回転可能に挿通されている。そして出力軸12
のロツド64が突出する開口端部にはオイルシー
ル66が嵌め付けられており、出力軸12とロツ
ド54との相対回転を許容しつつ両者間からの潤
滑油の漏出を防止するようになつている。
なお、前記ベアリングケース30の外周面には
スリツプリング68が固定されており、このスリ
ツプリング68が図示しないブラシに摺接するこ
とによつて、導電部材70および導線72を経て
前記励磁コイル22に電力が供給されるようにな
つている。
スリツプリング68が固定されており、このスリ
ツプリング68が図示しないブラシに摺接するこ
とによつて、導電部材70および導線72を経て
前記励磁コイル22に電力が供給されるようにな
つている。
前記フロントラビリンス部材26の近傍を拡大
して第2図に示す。フロントラビリンス部材26
の内周部には、そのラビリンス部材26に連続し
てハブ部58の側に延びる第1の環状壁74が設
けられている。この第1の環状壁74は、それの
内周縁部が前記ハブ部58の開口縁より僅かに他
端部側に入り込んだところに位置して、ハブ部5
8の一端部外周面に近接させられている。さらに
第1の環状壁74に近接して第2の環状壁76が
フロントラビリンス部材26の内周部に設けられ
ている。この第2の環状壁76は、ハブ部58の
中心線方向において第1の環状壁74からハブ部
58の他端部側へ所定の間隔を隔てて位置し、そ
れの内周縁部がハブ部58の外周面に近接させら
れている。これら第1の環状壁74と第2の環状
壁76とは、ハブ部58から遠い側の外周縁部に
おいてリベツト78によつて互いに密着させら
れ、その結果、第1の環状壁74と第2の環状壁
76との間に内向き、言い換えればハブ部58の
側に開口する環状溝80が形成されている。
して第2図に示す。フロントラビリンス部材26
の内周部には、そのラビリンス部材26に連続し
てハブ部58の側に延びる第1の環状壁74が設
けられている。この第1の環状壁74は、それの
内周縁部が前記ハブ部58の開口縁より僅かに他
端部側に入り込んだところに位置して、ハブ部5
8の一端部外周面に近接させられている。さらに
第1の環状壁74に近接して第2の環状壁76が
フロントラビリンス部材26の内周部に設けられ
ている。この第2の環状壁76は、ハブ部58の
中心線方向において第1の環状壁74からハブ部
58の他端部側へ所定の間隔を隔てて位置し、そ
れの内周縁部がハブ部58の外周面に近接させら
れている。これら第1の環状壁74と第2の環状
壁76とは、ハブ部58から遠い側の外周縁部に
おいてリベツト78によつて互いに密着させら
れ、その結果、第1の環状壁74と第2の環状壁
76との間に内向き、言い換えればハブ部58の
側に開口する環状溝80が形成されている。
この環状溝80はハブ部58のまわりに近接し
てそれを取り巻く円環状の空間を形成する一方、
その環状溝80の底部側すなわち外周側位置にお
ける第1の環状壁74には排出孔82が形成され
ており、この排出孔82が環状溝80を、第1図
に示すようにフロントラビリンス部材26および
第1の環状壁74と前記フライホイール14の内
側面との間に形成された空間83に連通させてい
る。また、この空間83はフライホイール14に
形成された逃がし孔84によつてクラツチ外部に
連通させられている。
てそれを取り巻く円環状の空間を形成する一方、
その環状溝80の底部側すなわち外周側位置にお
ける第1の環状壁74には排出孔82が形成され
ており、この排出孔82が環状溝80を、第1図
に示すようにフロントラビリンス部材26および
第1の環状壁74と前記フライホイール14の内
側面との間に形成された空間83に連通させてい
る。また、この空間83はフライホイール14に
形成された逃がし孔84によつてクラツチ外部に
連通させられている。
なお、前記リヤラビリンス部材28側には前記
ロータ34のボス部36内に、截頭円錐形の遮蔽
部材86が固定され、この先すぼまりの先端縁
(内周縁部)がハブ部58の他端部外周面に近接
させられている。
ロータ34のボス部36内に、截頭円錐形の遮蔽
部材86が固定され、この先すぼまりの先端縁
(内周縁部)がハブ部58の他端部外周面に近接
させられている。
以上のように構成された磁粉式電磁クラツチに
おいて、励磁コイル22に励磁電力が供給される
とヨーク20の内周摩擦面24とロータ34の外
周摩擦面38との間のギヤツプ40に磁粉44が
充填され、その磁気的結合力および摩擦力により
ヨーク20の回転がロータ34に伝達され、さら
にクラツチハブ56を介して出力軸12が回転さ
せられる。
おいて、励磁コイル22に励磁電力が供給される
とヨーク20の内周摩擦面24とロータ34の外
周摩擦面38との間のギヤツプ40に磁粉44が
充填され、その磁気的結合力および摩擦力により
ヨーク20の回転がロータ34に伝達され、さら
にクラツチハブ56を介して出力軸12が回転さ
せられる。
ロツド62と出力軸12との間はオイルシール
66によつて封止されることにより潤滑油の漏出
が防止されているが、オイルシール66が古くな
つたりすると、潤滑油がハブ部58の開口部から
外部に若干しみ出ることがある。そのような漏出
オイルは遠心力によつて外側に移動するが、その
オイルが磁粉を収容する環状空間42やギヤツプ
40内に侵入すると、磁粉の摩擦係数を著しく低
下させ、トルク伝達性能の低下を招来し易く、ま
た励磁コイル22が消磁された状態になつても、
ギヤツプ40内に充填された磁粉がオイルの粘性
のためにギヤツプ40から環状空間42に出にく
くなり、クラツチの切れが悪くなるおそれがあ
る。
66によつて封止されることにより潤滑油の漏出
が防止されているが、オイルシール66が古くな
つたりすると、潤滑油がハブ部58の開口部から
外部に若干しみ出ることがある。そのような漏出
オイルは遠心力によつて外側に移動するが、その
オイルが磁粉を収容する環状空間42やギヤツプ
40内に侵入すると、磁粉の摩擦係数を著しく低
下させ、トルク伝達性能の低下を招来し易く、ま
た励磁コイル22が消磁された状態になつても、
ギヤツプ40内に充填された磁粉がオイルの粘性
のためにギヤツプ40から環状空間42に出にく
くなり、クラツチの切れが悪くなるおそれがあ
る。
しかし本実施例の磁粉式電磁クラツチでは、オ
イルシール66からオイルがしみ出て、第3図の
矢印に示すように遠心力によつて外周側に飛散す
ることがあつても、それの多くは第1の環状壁7
4の外壁面によつて第2の環状壁76の側に入り
込むことを遮られ、その第1の環状壁74に沿つ
て空間83の外周部に集められ、逃がし孔84を
経てクラツチ外部に逃がされる。
イルシール66からオイルがしみ出て、第3図の
矢印に示すように遠心力によつて外周側に飛散す
ることがあつても、それの多くは第1の環状壁7
4の外壁面によつて第2の環状壁76の側に入り
込むことを遮られ、その第1の環状壁74に沿つ
て空間83の外周部に集められ、逃がし孔84を
経てクラツチ外部に逃がされる。
また、第1の環状壁74の外壁面に付着したオ
イルがエンジンの停止時に垂れ落ちてきて、環状
壁74の先端縁とハブ部58の外周面との間から
毛管現象により環状溝80内に入り込むこともあ
る。しかし、たとえ環状溝80に少量のオイルが
入り込んだとしても、エンジンの回転時に遠心力
によつてそのようなオイルが第1および第2の環
状壁74,76をつたつて環状溝80の底部の側
に集められ、そこに集められたオイルが排出孔8
2から上記空間83の側に排出され、更に逃がし
孔84を経て外部に出されるのである。
イルがエンジンの停止時に垂れ落ちてきて、環状
壁74の先端縁とハブ部58の外周面との間から
毛管現象により環状溝80内に入り込むこともあ
る。しかし、たとえ環状溝80に少量のオイルが
入り込んだとしても、エンジンの回転時に遠心力
によつてそのようなオイルが第1および第2の環
状壁74,76をつたつて環状溝80の底部の側
に集められ、そこに集められたオイルが排出孔8
2から上記空間83の側に排出され、更に逃がし
孔84を経て外部に出されるのである。
その結果、磁粉44が収容される環状空間42
やギヤツプ40内へのオイルの侵入が殆ど防止さ
れ、それ故オイル侵入に起因する上述のようなト
ルク伝達性能の低下、クラツチ切れ不良等を信頼
性高く回避し得るのである。
やギヤツプ40内へのオイルの侵入が殆ど防止さ
れ、それ故オイル侵入に起因する上述のようなト
ルク伝達性能の低下、クラツチ切れ不良等を信頼
性高く回避し得るのである。
なお、ハブ部58の近傍から生じる異物として
はオイルだけに限らず、ハブ部58と出力軸12
との摺動に伴う摩擦粉もあり、そのような摩擦粉
が遠心力により外側に移動しても、上記オイルと
同様にクラツチ中枢部への侵入が防止される。ま
た、摩擦粉の場合、ハブ部58において第1およ
び第2の環状壁74,76とは反対側の端部から
飛散することもあるが、そのような摩擦粉は前記
遮蔽部材86によつて外側への移動が妨げられ、
テーパ状の内面に沿つてクラツチの外部に排出さ
れることとなる。
はオイルだけに限らず、ハブ部58と出力軸12
との摺動に伴う摩擦粉もあり、そのような摩擦粉
が遠心力により外側に移動しても、上記オイルと
同様にクラツチ中枢部への侵入が防止される。ま
た、摩擦粉の場合、ハブ部58において第1およ
び第2の環状壁74,76とは反対側の端部から
飛散することもあるが、そのような摩擦粉は前記
遮蔽部材86によつて外側への移動が妨げられ、
テーパ状の内面に沿つてクラツチの外部に排出さ
れることとなる。
なお、環状溝80を外部に連通させる排出孔8
2は、第1の環状壁74に単に孔を開けただけで
もよいが、第3図に拡大して示すように第1の環
状壁74の外周縁部側に上記空間83に向かつて
突出する突部88を設け、それの先端壁部に排出
孔82を形成することが望ましい。というのは、
突部88の先端に排出孔82が形成されている
と、第4図に示すように、第1の環状壁74の外
壁面に沿つて移動するオイルあるいは摩擦粉等の
異物が排出孔82を通じて環状溝80内に侵入す
ることが防止できるとともに、環状溝80で受け
られた異物を排出孔82に集めやすくなるからで
ある。
2は、第1の環状壁74に単に孔を開けただけで
もよいが、第3図に拡大して示すように第1の環
状壁74の外周縁部側に上記空間83に向かつて
突出する突部88を設け、それの先端壁部に排出
孔82を形成することが望ましい。というのは、
突部88の先端に排出孔82が形成されている
と、第4図に示すように、第1の環状壁74の外
壁面に沿つて移動するオイルあるいは摩擦粉等の
異物が排出孔82を通じて環状溝80内に侵入す
ることが防止できるとともに、環状溝80で受け
られた異物を排出孔82に集めやすくなるからで
ある。
また、第1図に示す前記環状突起46を構成す
る板部材と第2の環状壁76を形成する板部材と
を一体的なものとし、その一体的な板部材をフロ
ントラビリンス部材26の内周部に固定するよう
にしてもよい。また、フロントラビリンス部材2
6の内周部に連続して第5図に示すように第2の
環状壁76を形成し、その環状壁76に環状の板
部材を固定して第1の環状壁74を形成すること
もできる。
る板部材と第2の環状壁76を形成する板部材と
を一体的なものとし、その一体的な板部材をフロ
ントラビリンス部材26の内周部に固定するよう
にしてもよい。また、フロントラビリンス部材2
6の内周部に連続して第5図に示すように第2の
環状壁76を形成し、その環状壁76に環状の板
部材を固定して第1の環状壁74を形成すること
もできる。
一方、第6図に示すように、第1および第2の
環状壁74,76に加えて、第3の環状壁90を
フロントラビリンス部材26の内周部に形成する
ことも可能である。この第3の環状壁90は第2
の環状壁76よりハブ部58の他端部側へ所定の
間隙を隔てて位置し、かつ、外周部において第2
の環状壁76と密着させられることによつて、第
2の環状壁76との間に上記環状溝80に並列す
る第2の環状溝92を形成しており、その第2の
環状溝92の底部側に位置して第2の環状壁76
には、双方の環状溝92および80を連通させる
排出孔94が設けられている。このように第3の
環状壁90を付加すれば、環状溝80で受け得な
かつたオイル等が存在したとしても、それが環状
溝92で受けられ、排出孔94および82を経て
外部に排出されるため、異物のクラツチ中枢部へ
の侵入が一層確実に防止されることとなる。
環状壁74,76に加えて、第3の環状壁90を
フロントラビリンス部材26の内周部に形成する
ことも可能である。この第3の環状壁90は第2
の環状壁76よりハブ部58の他端部側へ所定の
間隙を隔てて位置し、かつ、外周部において第2
の環状壁76と密着させられることによつて、第
2の環状壁76との間に上記環状溝80に並列す
る第2の環状溝92を形成しており、その第2の
環状溝92の底部側に位置して第2の環状壁76
には、双方の環状溝92および80を連通させる
排出孔94が設けられている。このように第3の
環状壁90を付加すれば、環状溝80で受け得な
かつたオイル等が存在したとしても、それが環状
溝92で受けられ、排出孔94および82を経て
外部に排出されるため、異物のクラツチ中枢部へ
の侵入が一層確実に防止されることとなる。
また、これまで説明したような環状溝80等の
袋状の構造は、フロントラビリンス部材26側に
のみ採用され得るものではなく、上記と同様な環
状壁によつて構成される環状溝をリヤラビリンス
部材の側にも設けて、オイル等の外部への排出を
図るようにすることも可能である。
袋状の構造は、フロントラビリンス部材26側に
のみ採用され得るものではなく、上記と同様な環
状壁によつて構成される環状溝をリヤラビリンス
部材の側にも設けて、オイル等の外部への排出を
図るようにすることも可能である。
その他、本考案の趣旨を逸脱しない限りにおい
て、当業者の知識に基づき種々なる変更、改良等
を施した態様で本考案を実施し得ることはもちろ
んである。
て、当業者の知識に基づき種々なる変更、改良等
を施した態様で本考案を実施し得ることはもちろ
んである。
第1図は本考案の一実施例が自動車に適用され
た磁粉式電磁クラツチを示す断面図であり、第2
図はそれの要部を拡大して示す部分断面図であ
る。また第3図は第2図のA部を取り出して示す
部分拡大断面図であり、第4図は第3図における
矢視図である。第5図は本考案の別の実施例の
要部を示す部分断面図であり、第6図は本考案の
更に別の実施例の要部を示す部分断面図である。 12:出力軸(被駆動軸)、20:ヨーク(駆
動部材)、24:内周摩擦面(内周面)、34:ロ
ータ、38:外周摩擦面(外周面)、40:ギヤ
ツプ、42:環状空間、44:磁粉、58:ハブ
部、74:第1の環状壁、76:第2の環状壁、
80:環状溝、82:排出孔。
た磁粉式電磁クラツチを示す断面図であり、第2
図はそれの要部を拡大して示す部分断面図であ
る。また第3図は第2図のA部を取り出して示す
部分拡大断面図であり、第4図は第3図における
矢視図である。第5図は本考案の別の実施例の
要部を示す部分断面図であり、第6図は本考案の
更に別の実施例の要部を示す部分断面図である。 12:出力軸(被駆動軸)、20:ヨーク(駆
動部材)、24:内周摩擦面(内周面)、34:ロ
ータ、38:外周摩擦面(外周面)、40:ギヤ
ツプ、42:環状空間、44:磁粉、58:ハブ
部、74:第1の環状壁、76:第2の環状壁、
80:環状溝、82:排出孔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 中心線まわりに回転させられる円筒状の駆動部
材と、中央部において被駆動軸と連結するための
円管状のハブ部を有し、該駆動部材の内側にそれ
と同心に且つ相対回転可能に設けられた被駆動部
材と、前記駆動部材の両端部にそれぞれ取り付け
られ、該駆動部材の内周面および前記被駆動部材
の外周面とともに磁粉を収容するための環状空間
を形成する環状のラビリンス部材とを備え、前記
駆動部材の内周面と前記被駆動部材の外周面との
間のギヤツプ内において前記磁粉を磁気的に結合
させることにより、該駆動部材の回転力を該被駆
動部材に伝達する形式の磁粉式電磁クラツチにお
いて、 前記ラビリンス部材の一方の内周部に、内周縁
部が前記ハブ部の一端部外周面に近接させられた
第1の環状壁と、前記中心線方向において該ハブ
部の他端部側へ所定の間隙を隔てて位置し、外周
縁部において前記第1の環状壁の外周縁部と密着
させられることによつて該第1の環状壁との間に
内向きの環状溝を形成する第2の環状壁とを設け
るとともに、該第1の環状壁に該環状溝内に連通
する排出孔を形成したことを特徴とする磁粉式電
磁クラツチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13824483U JPS6045936U (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 磁粉式電磁クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13824483U JPS6045936U (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 磁粉式電磁クラッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6045936U JPS6045936U (ja) | 1985-04-01 |
| JPH0118902Y2 true JPH0118902Y2 (ja) | 1989-06-01 |
Family
ID=30310249
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13824483U Granted JPS6045936U (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 磁粉式電磁クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6045936U (ja) |
-
1983
- 1983-09-06 JP JP13824483U patent/JPS6045936U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6045936U (ja) | 1985-04-01 |
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