JPH01192882A - 高透湿性皮革様シート状物 - Google Patents

高透湿性皮革様シート状物

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JPH01192882A
JPH01192882A JP1530388A JP1530388A JPH01192882A JP H01192882 A JPH01192882 A JP H01192882A JP 1530388 A JP1530388 A JP 1530388A JP 1530388 A JP1530388 A JP 1530388A JP H01192882 A JPH01192882 A JP H01192882A
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JP
Japan
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polyurethane elastomer
elastomer
sheet
layer
weight
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Pending
Application number
JP1530388A
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English (en)
Inventor
Koji Nakagawa
浩司 中川
Kenichi Tagawa
憲一 田川
Kimimasa Asano
浅野 公允
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Publication date
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規な皮革様シート状物に係り、より詳しくは
、極めて高い透湿性を有すると共に表面触感、風合にも
すぐれ、かつ低コストであって、特に靴用、衣料用等の
・人工皮革として用いて好適な皮革様シート状物に関す
る。
(従来の技術) 高透湿性の人工皮革として、近年樹脂含浸不織布等の基
材上にポリウレタンエラストマーを用いた湿式銀面加工
、次いで各種の仕上げ化粧を施した所謂湿式性人工皮革
が一般に用いられている。
しかし、この湿式性人工皮革は、それ以前の乾式加工法
の銀面(乾式皮膜)を有する人工皮革に比べると画期的
とも云える高い透湿性を具えているが、その値は天然皮
革のそれには遥かに及ばないものである。また湿式性人
工皮革の場合・機械的強度さらには加工面の制約から銀
面の厚み(重量)をある一定収上とせざるを得ないため
、ファツション性、機能性の点ではむしろ乾式法による
ものより劣る場合が多く、またコスト面でも不利である
これに対して、銀面用ポリウレタンエラストマーとして
、それ自身高い透湿性を具えたエラストマーを用いるこ
とにより、乾式法でしかも高透湿性の人工皮革を製造す
ることが提案されているが、かかるエラストマーには一
般に耐水圧、表面触感に劣るとの難点があるため、該方
法は未だ実用化されるに至っていない。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、以上の如き技術的状況下になされたものであ
り、その目的とするところは、従来の湿式性人工皮革に
遥かに勝る高い透湿性を具え、しかも軽量でファツショ
ン性、機能性に富んだ新規な皮革様シート状物を提供す
ることにある。本発明はまた、湿式性人工皮革よりもコ
スト的により有利な皮革様シート状物を提供することを
目的とするものでもある。
(問題点を解決するための手段) 即ち本発明は、基材にポリウレタンエラストマーの乾式
皮膜を積層せしめてなる皮革様シート状物であって、上
記乾式皮膜が、下記(A)のポリウレタンエラストマー
からなるアンダーコート層と、(A)のポリウレタンエ
ラストマーからなるトップコート層から構成されている
ことを特徴とする高透湿性皮革様シート状物である。
(A)そのポリオール成分の20〜50重量%がポリエ
チレングリコールであるポリウレタンエラストマー (B)そのポリオール成分の5〜18重量%がポリエチ
レングリコールであるポリウレタンエラストマー 本発明の皮革様シート状物に於いて、基材としては天然
繊維、合成繊維等からなる織物、編物、それらの起毛布
および不織布等、さらにはそれら繊維集合体にバインダ
ーを充填したものなど通常人工皮革用の基材として用い
られるもののいずれもが使用できるが、それらのうちで
も特にバインダー使いのものが好ましい。
繊維集合体を構成する繊維としては、得られる皮革様シ
ート状物の風合の点からは、繊度6d以下の繊維の使用
が好適である。
これらの繊維集合体に施与されるバインダーとしては各
種のエラストマーが良好であり、例えばポリウレタン、
SBR,NBR1ポリアクリル酸エステル等があり、中
でもポリウレタンエラストマーはバインダー加工のしや
すさ、ソフト性、耐久性の点で最も好ましい。
繊維集合体(A)のバインダーの充填方法、充填量等も
通常の場合と同様であって何ら差し支えないが、この場
合にも、バインダーの充填に先立って子め繊維集合体に
ポリビニルアルコール処理を施すなど繊維とバインダー
との間を可及的に非接着状態とするようにすることが、
得られる基材、ひいてはシート状物の柔軟性、ソフト性
の点から望ましい。
本発明の皮革様シート状物は、上記の如き基材にポリウ
レタンエラストマーの乾式皮膜を積層せしめてなる皮革
様シート状物に於いて、該乾式皮膜を、前記した如き特
定のアンダーコート層とトップコート層とから構成せし
めたことを特徴とするものである。
ここで、アンダーコート層は、ポリオール成分としてポ
リエチレングリコールを20〜50重量%だけ含むポリ
オールを用いて得られるポリウレタンエラストマーから
構成され、主としてシート状物の透湿性の向上に寄与し
ており、一方トツブコート層は、同じくポリオール成分
としてポリエチレングリコールを5〜18重量%だけ含
むポリオールを用いて得られるポリウレタンエラストマ
−から構成されて主としてシート状物表面にドライタッ
チの好ましい触感と耐水性、耐熱性を付与することに与
っている。
かかる特定のポリウレタンエラストマーを組合せ用いた
場合、従来の乾式性人工皮革は勿論のこと、湿式性人工
皮革によっても一般的に達成困難なa W /eA ;
 h rあるいはそれ以上の高い透湿度(JIS−に−
6549の方法による)を具え、しかも表面物性は好ま
しい状態に保持されたシート状物を得ることが容易であ
り、本発明はかかる高透湿性で表面物性にすぐれたシー
ト状物を提供するものである。
上記のポリウレタンエラストマーの組合せ中、例えばト
ップコート層のエラストマーをポリウレタンエラストマ
ー■から他の一般的な表面仕上用ポリウレタンエラスト
マーに代替した場合には、表面物性は一応満足できるも
のの透湿性の著しく低いシート状物しか得られず本発明
の目的を達し得ない。
本発明の皮革様シート状物に於いて乾式皮膜のアンダー
コート層を構成するポリウレタンエラストマーは、その
ポリオール成分中のポリエチレングリコールの重量分率
が20〜50%の範凹内にあることが肝要である。該重
量分率が20%を不倒わると透湿性が低下し、一方50
%を土建わると水分吸着量が多くなり過ぎて寸法安定性
が不充分となり、また基材との密着性も不良となる。
ポリウレタンエラストマー(A)のポリエチレングリコ
ール以外のポリオール成分としては任意のものが使用で
きる。例えば、ポリエステルタイプであるポリエチレン
アジペート、ポリブチレンアジペート、ポリへキサメチ
レンアジペート、およびそれらの共重合物、またポリラ
クトンとしてのポリカプロラクトン、ポリエーテルタイ
プとしてのポリプロピレングリコールエーテル、ポリテ
トラメチレンエーテルグリコール、特殊エステル系であ
るポリブチレンカーボネート、ポリへキサメチレンカー
ボネートなどが単独または共重合体としで用いられる。
唯これらのうちでも、エラストマー皮膜の耐候性、耐加
水分解性、柔軟性等の観点から、ポリエーテルタイプま
たはポリカーボネートタイプの使用が望ましく、特にポ
リカーボネートタイプが好適である。
以上述べたポリエチレングリコールを20〜50重量%
含むポリオールの平均分子量は500〜3゜000が適
当であり、より好ましくはL D 00〜2、 OOO
である。またそれらの混合ポリオール6各の分子量は同
一でも、また差違があってもよく、平均として前述の分
子量を示すときは良好な弾性に富んだ高透湿性のポリウ
レタンコーティング皮膜を得る事が出来る。
ここに使用される有機ジイソシャネートとしては、トリ
レンジイソシャネー)’N’  a’ジフェニールメタ
ンジイソシャネート等の芳香族ジイソシャネート、1,
6へキサメチレンジイソシャネート、イソホロンジイソ
シャネート等の脂肪族、脂環族ジイソシャネート等が代
表的なものであるが、勿論従来ポリウレタンエラストマ
ーに一般的に使用されている有機ジイソシャネートはい
ずれも利用可能である。
又鎖伸長剤にも特に制限はなく、例えばエチレングリコ
ール、ブチレングリコール、ヘキサングリコール等のグ
リコール類、ヒドラジン、エチレンジアミン1.2プロ
ピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリレンジ
アミン、4,4’ジアミノジフエニールメタン等のジア
ミン類、またアミノアルコール化合物等が使用される。
ポリウレタンエラストマー■の重合に関しては、従来用
いられている方法がそのまま適用出来る。
即ち、塊状重合、または溶液重合のいずれでもよいが、
ポリウレタンエラストマーの乾式法による成膜化のため
には溶液重合法による方がより好ましい。またジイソシ
ャネートとの反応形式はプレポリマー法、ワンシdット
法のいづれでも良いが、溶液重合法、特に乾式成膜に有
利な比較的低洲点の溶媒を主体とする溶液重合法の採用
のためにはプレポリマー法が適当である。
溶液重合を行う場合、その溶媒としては乾燥性のよい低
、中沸点のメチルエチルケトン、ジオキサン、テトラヒ
ドロフラン、イソプロピルアルコール、トルエン、アノ
ン等が好適である。勿論、N、Nジメチルホ子ルムアミ
ド、ジメチルスルフめる上から望ましい。
トップコート層に用いるポリウレタンエラストマー■は
、そのポリオール成分中のポリエチレングリコールの重
量分率が5〜18%である事を除けば、上記のアンダー
コート層のポリウレタンエラストマーへと、ポリオール
組成、有機ジイソシャネート、鎖伸長剤、重合様式、重
合溶媒等に於いて同様であって何ら差し支えない。
ポリウレタンエラストマー(B)のポリオール成分中の
ポリエチレングリコール重量分率が5%を不倒わると高
透湿性が発現できず、一方18%より多くなった場合に
は、表面のタックが強くなりドライタッチ性に難点が出
る。
本発明の皮革様シート状物に於いて二層構造の乾式皮膜
層を構成する上記のポリウレタンエラストマーへブンダ
ーコート層用。以下単に■と表示することがある〕とポ
リウレタンエラストマー■〔トップコート暦月。以下単
に0と表示することがある〕の塗布量としては、■、(
B)の合計塗布量が20〜709/fl?、より良くは
50〜507/vlの範囲で、かつ■と(A)の相対塗
布重量比が2.0:1〜35:1の範囲を満足するよう
にすることが特に望ましく、かかる塗布量とした時とり
わけ高透湿性で(4q / cd 4 hr以上とする
ことが容易である)、シかも表面触感、風合、耐久性等
にもすぐれたシート状物を得ることができる。■、(B
)の合計塗布量が20り/dに満たない場合には、シー
ト状物の耐水圧が不充分となる傾向が認められ、一方7
01/dより多くなると風合が著しく粗硬となる。また
、合計塗布量が20〜70り/dの範囲内にあっても、
アンダーコート層の■塗布量がトップコート層の00そ
れの2.0倍より少ないと、高透湿性が保てない上に、
柔軟性も不充分となって骨たちが発生し、しかも理由は
不明であるが、耐水圧も低下する傾向にあって好ましく
なく、また逆に■/@比が3.5を越えると好ましいド
ライタッチの表面触感が得難(なるばかりでなく、トッ
プコート層の皮膜物性、例えば耐傷性等がネ充分となる
ことが認められる。
基材表面へ上記の乾式皮膜層を形成せしめる方法として
は、ナイフコート法、ロールコート法、グラビアコート
法など直接エラストマー溶液を塗布乾燥する方法、ある
いは離型紙上で別途乾式皮膜を形成せしめた後これを基
材に積層する方法などがあるが、それらのうちでもグラ
ビヤコート法は、均一で薄い乾式皮膜を形成せしめ得る
という点で最も秀れており、トップコート層およびアン
ダーコート層のいずれに対しても好適に用いられる。
グラビアコート法による場合、通常60〜200メツシ
ニ、より好ましくは100〜150メツシユのグラビア
ロールを用い、まず基材表面に、ポリウレタンエラスト
マー■を含む塗布液を、該エラストマーの塗布量が前記
の所望の値となるまで繰返し塗布、乾燥してアンダーコ
ート層を形成せしめた後、その上からポリウレタンエラ
ストマー■を含む塗布液を、上記と同様のグラビアロー
ルを用いて同じく所望の塗布量となるように塗布すれ9
ばよい。この場合、塗布液中のエラストマー固形分濃度
は、アンダーコート用、トップコート用のいずれにあっ
ても、一般に10〜60重量%、より好ましくは15〜
25重量%の範囲に調整される。またその粘度は500
〜2,0OOCps (60℃)が好ましい。
なお、ナイフコート法など比較的多量の塗布液を一度に
基材表面に塗布する方法を用いる場合にあっては、塗布
液の基材中(A)の浸み込みによる風合の低下を防ぐた
め、塗布液の固形分濃度を高め、溶液粘度として5.0
00〜20.000 c p s  (30℃)程度と
なるようにすることが望ましい。
本発明の皮革様シート状物には、必要により、熱ロール
によるシボ付は加工(エンボス加工)あるいは着色を施
すことができる。エンボス加工は、アンダーコート層表
面と熱ロールとの直接的な接触が起らない状態、例えば
アンダーコート層の上にトップコート層成分〔ポリウレ
タンエラストマー0〕を少くとも1回グラビアコートし
た後に行われる。アンダーコート層に直接熱ロールでシ
ボ付けを行うと焼き付き現象を起してしまい、良好な外
観を有するシート状物は得られない。
シート状物の着色は、所望の着色材をアンダーコート層
およびトップコート層のいずれか一方もしくは双方に添
加することによって行うことが出来る。好ましい態様は
、アンダーコート層のみを着色し、トップコート層は無
着色として所謂クリヤーの役目を発揮せしめるようにす
ることである。
このようにすれば深みのある色調を具えた好ましい外観
のシート状物を得ることができる。
本発明の皮革様シート状物は、その乾式皮膜層(銀面層
)が特定のポリオール組成からなる柔軟で高透湿性のポ
リウレタンエラストマー(B)の層(アンダーコート層
)と、同じく特定のポリオール組成からなりドライタッ
チの好ましい表面触感を呈するポリウレタンエラストマ
ー(A)の層(トップコート層)とから構成され、しか
も該特定のポリウレタンエラストマー同士を組み合わせ
たことにより、トップコート層の存在によってもアンダ
ーコート層の高透湿性が大きく損われるようなことがな
く、かつまたアンダーコート層とトップコート層との密
着性も良好であって、全体として高透湿性でありながら
しかも外観、表面触感にすぐれたものとなっており、風
合(ソフト性)、さらには耐久性も良好である。また、
トップコート層が耐水性にすぐれるところから耐水圧も
実用上充分なレベルを保持しており、その高い透湿性と
も相俟って中華用等として用いて好適である。
さらに、銀面層が薄いことから、湿式銀面を具えた人工
皮革に比して軽量であって1機能性、ファツジWン性の
点で勝っており、またコスト面からみても有利である。
なお、人工皮革の銀面に関して、一般にアンダーコート
層はこれをややソフトで軟化点の比較的低いものとして
おき、一方トツブコート層は固めで軟化点の高いものと
なるように設計する方が得られる人工皮革の特性として
はバランスのとれたものとなるとされているが、本発明
のシート状物の場合、銀面用のポリウレタンエラストマ
ーのポリオール組成を前記の如く規定したことにより、
他のエラストマー成分の如何に拘らず上記の条件は自ず
と満足される結果となっており、この点も本発明の特長
の一つである。
次に、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
なお、実施例中の部および濃度に関する%はそれぞれ重
量部および重量%を表わす。また箋各実施例に示したシ
ート状物の物性は以下の方法により評価したものである
1、透湿性 JIS−に−6549に規定する方法に従って測定した 2、耐水圧 JIS−L−1079に規定する方法に従って測定し、
1,000mH2O以上をO(合格)、500〜+、o
oo絽H20を△(はぼ良好)、500111H20以
下を×(不合格)とした。
3、ドライタッチ性(表面触感) 試料の銀面側の触感を専門検査員5人が評価し、4Å以
上がカーフ天然皮革に近い表面触感であると評価したも
のを○(合格)、2〜6人の場合を△(はぼ良好)、そ
れ以外を×(不合格)とした。
4、煮沸テスト 試験片(a X s 3)を95〜100℃の排水中に
て10分間煮沸処理し風乾した後、風乾後の試験片の表
面状態を観察し、表面状態に変化のないものを○(合格
)、極(僅かに変化の認められるものを△(はぼ良好)
トップコート層が脱落もしくは一部剥離しているものを
×(不合格)とした。
実施例1 (1)アンダーコート用ポリウレタンエラストマーへ溶
液の製造 ポリテトラメチレングリコール(分子i1,5oo)6
5部、ポリエチレングリコール(分子量1. o o 
o)35部の混合物を、80℃に加熱しつつ、窒素気流
中で減圧にて1時間脱水処理した。このものを40℃に
冷却しながら、攪拌下4,4′ジフェニールメタンジイ
ソシャネート59部を加え、70℃で120分反応せし
めプレポリマーを調整した。
次いで、テトラヒドロフラン:ジオキサン=1:1の混
合溶媒680部を加えて先きのプレポリマーを均一に溶
解し、これに1,4ブチレングリコ一ル14部を加えて
80℃にて180分間鎖伸長反応を続けた後、エタノー
ル12部を加えて反応を停止した。(ポリオール:ジイ
ソシャネート:鎖伸長剤のモル比は1:3:2である。
)ここに得たアンダーコート用ポリウレタンエラストマ
ー(A)溶液の固形分濃度は25.0%であり、粘度は
1.800 c p s / 30℃であった。また、
ポリオール中に占めるポリエチレングリコールの重量分
率は35%であった。
(2)トップコート用ポリウレタンエラストマー■溶液
の製造 ポリオール成分中に占めるポリエチレングリコール(以
下PEGと略記する)の重量分率を1゜%とするほかは
、ポリオール:ジイソシャネート:鎖伸長剤のモル比、
反応溶媒の種類、固形分濃度、反応温度、時間等が前記
(1)と同様となるように調整して重合を行いトップコ
ート用のポリウレタンエラストマー(A)溶液を得た。
その固形分濃度は24.8%であり、粘度は1.500
 c p s / 30℃であった。
(3)シート状物の製造 1.0デニールのナイロン短繊維の不織布(厚み2、2
 M 、重量250り/コ)にエステル型ポリウレタン
エラストマー溶液を含浸し湿式凝固せしめた後これをス
ライスして得られた基材(厚み1.2゜鵡、目付400
り/扉、見掛密度0.33 )の該スライス面に、前記
(1)で得たポリウレタンエラストマー■溶液に対して
エラストマー固形分の05%相当量のカーボンブラック
を混合した溶液を、100メツシエグラビヤロールを用
いたグラビヤコート法により8回塗工しアンダーコート
層を形成せしめた。次に、その上に、前記(2)で得た
トップコート用のポリウレタンエラストマー■溶液を、
同じく100メツシエグラビヤロールを用いて6回塗工
し目的のシート状物を得た。
このグラビヤ塗工工程における途中段階でサンプルを採
取してアンダー、トップの各コート量を精密重量法で測
定したところアンダーコート成分へは”、0Flrd塗
工されており、基材全表面にわたって非常に均一に美し
くコーティングされていた。またトップコート成分■は
11 F/F7/塗工されており〔■/@比= 2.7
1この最終仕上げ品は風合がソフトで外観、触感は小シ
ワ感のある天然皮革のそれに酷似していた。
ここに得られた本発明の皮革様シート状物の諸物性を第
1表に示した。
なお、第1表には比較のため以下の如(して製造した各
比較例のシート状物の物性値も併せ記載した。
比較例1:上記と同様の基材に、(1)のアンダーコー
ト用のポリウレタンエラストマー ■溶液(エラストマー固形分の0.5重量%相当量のカ
ーボンブラック混ωを、100メツシエグラビヤロール
を用い ゛C10回塗工して得られたシート状物(塗布量35y
/ゴ)。
比較例2:上記と同様の基材に、(2)のトップコート
用のポリウレタンエラストマー■ 溶液を、100メツシエグラビヤロー ルを用いて5回塗工して得られたシー ト状物(塗布量+ay/m’)。
比較例3:塗工を10回繰返すほかは比較例2と同様に
して得られたシート状物(塗 布量55y/ゴ)。
比較例4:(2)のトップコート用ポリウレタンエラス
トマー■溶液に代えて、1,4ブチレンゲリコールアジ
ペート(分子量 600)、4,4’ジフエニールメタンジイソシヤネー
トおよびエチレンゲル コールをモル比+:4:3で反応せし めた従来型のドライタッチ性のトップ コート剤を用いるほかは前記本発明例 と同様にして得られたシート状物(ト ップコート剤の固形分塗布量11y/ ゴ) 第1表に示す如く、本発明の皮革様シート状物は透湿性
が極めて高く (湿式性人工皮革にあっても一般に透湿
度は高々6■/d。・hr程度である)、しかもその他
人工皮革が具うべき諸物性の点でも非常に秀れたものと
なっている。
これに対して、アンダーコート用ポリウレタンエラスト
マー(B)のみ(比較例1)またはトップコート用ポリ
ウレタンエラストマー(B)のみ(比較例2.3)をグ
ラビヤ塗工したものは、透湿性とその他の物性とを同時
に満足することができず、バランスのとれた人工皮革と
はなり得ない。また、トップコート剤としてポリウレタ
ンエラストマー■に代えて従来型のウレタン系トップコ
ート剤(比較例4)を用いた場合には、アンダーコート
用ポリウレタンエラストマー(A)の高透湿性が損われ
てしまい、通常の乾式性人工皮革と同程度の低い透湿度
しか得られない。
なお、本発明のシート状物と比較例1のシート状物に、
さらにキッド調のエンボス加工(150℃X 3 se
c、 30vf/m)を施したところ、本発明のシート
状物は立体感にすぐれた天然皮革様の外観を示したが、
一方比較例1のシート状物は焼き付き現象を起し、エン
ボス加工の実施が困難であった。
実施例2 ポリオール成分中のPEGの重量分率を第2表に示す如
くとするほかは、ポリオール、ジイソシャネート、鎖伸
長剤の種類、それらのモル比、反応溶媒、反応温度、エ
ラストマー固形分濃度等を実施例1−(1)の場合と同
様に設定して重合反応を行い、PEG重量分率を異にす
る7種のポリウレタンエラストマーの溶液を得た。
それらエラストマー溶液はいずれも固形分濃度が24.
5〜25.4%、また粘度が1.700〜1.880 
cps/30℃の範囲にあった。
ここに得られたポリウレタンエラストマー溶液をそれぞ
れアンダーコート剤として使用するほかは実施例1−(
3)と全く同様にしてシート状物を得、それらシート状
物の物性を第2表に示した。
第2表の結果から明らかな通り、アンダーコート用ポリ
ウレタンエラストマーとしてはそのポリオール成分中の
PEG1量分率が20〜50%の範囲にあることが重要
であり、さらに25〜50%が好ましい。
PEGの重量分率が20%より低いと透湿性が不充分と
なり、一方50%より高いと吸湿性が大きすぎて煮沸試
験で銀面が膨潤溶解する傾向が認められ銀面として実用
性に欠けたものとなる。
実施例6 ポリオール成分中のPEG重量分率を3.5.8゜12
、 + 6または18%とするほかは実施例+ −(2
)と同様にして、PEG重量分率の異なる6種のポリウ
レタンエラストマーの溶液を調製した。それらの固形分
濃度および粘度はそれぞれ 24.6〜25.6%およ
び1.400〜1.580 cp8/ 30℃の範囲に
あった。
ここに得られたポリウレタンエラストマー溶液および実
施例2で調製したPEG重量分率20%のポリウレタン
エラストマーの溶液をトップコート剤として用い、それ
以外は実施例1−(3)と全く同様にしてそれぞれシー
ト状物を製造した。
それらシート状物の物性を第6表に示したが、この結果
から明らかな通り、トップコート用ポリウレタンエラス
トマーのポリオール成分中のPEG重量分率は5〜18
%の範囲にあることが肝要であり、5〜16%がより好
ましい。
PEG重量分率が5%より低いと、透湿性が従来汎用さ
れているトップコート剤の場合と何ら変らず不充分であ
り、一方18%より高いとドライタッチ性に欠け、また
煮沸試験でも不合格となる。
実施例4 ジイソシャネートとしてヘキサメチレンジイソシャネー
トを使用し、かつ重合溶媒としてトルエンとイソプロパ
ツールの1:1の混合物を使用する他は実施例1−(+
)および(2)と全く同様にしてアンダーコート用ポリ
ウレタンエラストマーへ溶液およびトップコート用ポリ
ウレタンエラストマー0溶液を得た。
それぞれのポリウレタンエラストマー溶液の固形分濃度
および粘度は(A)溶液として24.5%、1.600
 cps/ 30℃、0溶液として25.8%、1.7
00 cps/ 30℃であり、グラビヤコート用のポ
リウレタンエラストマー溶液として好適なものであった
このエラストマー溶液を実施例1−(3)に準じて基材
表面にグラビヤコートしてシート状物を得たが、このも
のは柔軟にしてかつ小シワ感のある良好な風合、外観を
呈し、その評価物性は次のようであった。
銀面厚み65ミクロン、へ/@比2.5、透湿度&3 
mg/cJ、・hr1耐水圧、ドライタッチ性、煮沸テ
ストはすべて合格。
実施例5 1.5デニールのポリエチレンテレフタレート繊維から
なる不織布(厚み2.0鶴、日刊300y/27/、見
掛密g o、 15)にエステル型ポリウレタンエラス
トマー溶液を含浸し湿式凝固せしめた後これをスライス
して得られた基材(厚み1.5語、目付520 f/W
l、見掛密度α35)を用い、かつアンダーコート用ポ
リウレタンエラストマー(A)溶液とトップコート用ポ
リウレタンエラストマー(A)溶液のグラビヤコート回
数を第4表の如くに変化せしめるほかは実施例+ −(
3)と全く同様にして、銀面層の厚みが約35ミクロン
(固形分塗布量約4oy/m)で、(Al/(A)比の
異なる5種のシート状物を得た。それらについて評価し
た結果を第4表に示す。
一′51− 第4表に示す如(、■/@比が2.0以上の時透湿性は
特に良好となる。但し、該比率があまりに高くなり過ぎ
るとドライタッチ性が低下し、また煮沸テストの結果も
不良となる傾向が認められるので、一般には65を土建
わらないようにすることが望ましい。
実施例6 ポリオール成分として、ポリ1,6ヘキサングリコール
カーボネートグリコール(分子i+、000)とPEG
 (分子量tooo)とからなりPEGの重量分率が3
0%または12%であるポリオール混合物を用い、ポリ
オール:ジイソシャネート:鎖伸長剤のモル比をj :
 3.5 : 2.5とし、かつ重合溶媒としてトルエ
ン:イソプロパノールの1:1の混a物を使用するほか
は実施例1−(+)と同様にしてポリウレタンエラスト
マー溶液を調製した。
次に、ここに得られたPEG重量分率60%のもの(固
形分濃度24.8%、粘度1.900 cps/30℃
)をアンダーコート成分として、また同じく12%のも
の(固形分濃度25.6%、粘度1,600 cps/
 50℃)をトップコート成分としてそれぞれ使用し、
それ以外は実施例1−(3)と全(同様にしてシート状
物を製造した。
このシート状物の透湿性は68η/ cd、、 h r
と良好であり、その他の評価性能もすべて合格であった
。また、表面の小シワ感は天然皮革のそれに近く外観的
にも好ましいものであった。
実施例7 ポリプロピレン処理されたカーフ調のシボ付き離型紙上
に、実施例1−(2)で得たトップコート用ポリウレタ
ンエラストマー^溶液をコーティングし乾燥して厚さ1
2ミクロンの皮膜を形成せしめ、さらにその上に同じ〈
実施例1−(1)で得たアンダーコート用ポリウレタン
エラストマー0溶液を、乾燥上りの平均厚みが25ミク
ロンとなるようにコーティングし、乾燥した〔(A)/
■比−2,3〕。
別に、実施例1−G)で得た基材上にイソシャネート系
架橋剤を5y/Pdだけ付与しておき、その上から上記
の乾式皮膜をラミネーション加工し、乾燥キエアリング
した後、離型紙を剥離してシート状物を得た。
ここに得られたシート状物は、シワ感も天然皮革のそれ
に近く、透湿度は6.57Iv/cJ、・hrであり、
耐水圧、ドライタッチ性、煮緋試験ともに合格するもの
であった。
実施例8 日付’55097tdのポリエステル/綿ツイル織物片
面起毛布に、エステル型ポリウレタンエラストマー溶液
を、繊維対顔エラストマーの重量比が65対65となる
ように含浸し、湿式凝固、乾燥して得られた含浸織布を
基材として用い、かつ該基材の起毛していない面に乾式
皮膜を形成せしめるようにするほかは実施例1−G)と
全く同様にしてシート状物を得た。
その透湿性はZ2q/hr、、cdと大変すぐれており
、その他の評価性能もすべて合格であった。
= 35− また、表面は天然皮革様のシワ感を有していた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材にポリウレタンエラストマーの乾式皮膜を積
    層せしめてなる皮革様シート状物であって、上記乾式皮
    膜が、下記(A)のポリウレタンエラストマーからなる
    アンダーコート層と、(B)のポリウレタンエラストマ
    ーからなるトップコート層から構成されていることを特
    徴とする高透湿性皮革様シート状物。 (A)そのポリオール成分の20〜50重量%がポリエ
    チレングリコールであるポリウレタンエラストマー (B)そのポリオール成分の5〜18重量%がポリエチ
    レングリコールであるポリウレタンエラストマー
  2. (2)少くとも4mg/cm^2の透湿度を有する請求
    項1に記載の高透湿性皮革様シート状物。
  3. (3)アンダーコート層とトップコート層の合計重量が
    、エラストマー重量で20〜70g/m^2の範囲であ
    り、かつそれら両層の量比が同じくエラストマー重量比
    で2:1〜3.5:1の範囲である請求項1または2に
    記載の高透湿性皮革様シート状物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3718727A1 (fr) * 2019-04-05 2020-10-07 Biwi S.A. Réalisation de pièces en élastomère élaborées par duplication, à partir d'un modèle étalon de référence
CN111791399A (zh) * 2019-04-05 2020-10-20 比维有限公司 基于参考标准模具对重复制造的弹性体部件的生产

Cited By (3)

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EP3718727A1 (fr) * 2019-04-05 2020-10-07 Biwi S.A. Réalisation de pièces en élastomère élaborées par duplication, à partir d'un modèle étalon de référence
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JP2020172101A (ja) * 2019-04-05 2020-10-22 ビウイ ソシエテ アノニム 参照標準モデルに基づき複製によって作られるエラストマ部品の製造

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