JPH01208420A - フェライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法 - Google Patents
フェライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法Info
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- JPH01208420A JPH01208420A JP3205188A JP3205188A JPH01208420A JP H01208420 A JPH01208420 A JP H01208420A JP 3205188 A JP3205188 A JP 3205188A JP 3205188 A JP3205188 A JP 3205188A JP H01208420 A JPH01208420 A JP H01208420A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、フェライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法
、特に耐リジング性にすぐれるとともに冷間圧延時の耳
割れ発生のない加工性に優れた成形用フェライト系ステ
ンレス冷延鋼板を製造する方法に関する。
、特に耐リジング性にすぐれるとともに冷間圧延時の耳
割れ発生のない加工性に優れた成形用フェライト系ステ
ンレス冷延鋼板を製造する方法に関する。
(従来の技術とその問題点)
JISの5US430に代表されるフェライト系ステン
レス鋼板は、耐食性に優れ長期間にわたって美しい表面
光沢を保持しつづける上、良好な加工性を有しており、
しかもオーステナイト系ステンレス鋼に較べて安価であ
るから厨房機器、家具什器、家電器具、自動車部品等の
広汎な分野で使用されている。しかしながら、上記のよ
うな用途では、装飾性も重視されることが多く、耐食性
や成形性とともに成形後の表面性状の良さも要求される
ようになってきた。
レス鋼板は、耐食性に優れ長期間にわたって美しい表面
光沢を保持しつづける上、良好な加工性を有しており、
しかもオーステナイト系ステンレス鋼に較べて安価であ
るから厨房機器、家具什器、家電器具、自動車部品等の
広汎な分野で使用されている。しかしながら、上記のよ
うな用途では、装飾性も重視されることが多く、耐食性
や成形性とともに成形後の表面性状の良さも要求される
ようになってきた。
フェライト系ステンレス冷延鋼板のプレス成形後の表面
性状を損なう現象として、リジング(「ロービング」と
呼ばれることもある)が知られている。これは、プレス
成形加工後の鋼板表面に現われる“しわ”で、表面の光
沢むらの原因となる。
性状を損なう現象として、リジング(「ロービング」と
呼ばれることもある)が知られている。これは、プレス
成形加工後の鋼板表面に現われる“しわ”で、表面の光
沢むらの原因となる。
リジングが発生すると、成形加工の後に更に表面研磨な
どの工数をかけてこれを除去しなければならない。
どの工数をかけてこれを除去しなければならない。
゛リジングの発生原因についての報告として、犬種[1
7%Crステンレス熱延鋼帯のりジング発生原因]日本
金属学会誌(1967)第31巻P、519−525が
ある。それによれば、上記のようなフェライト系ステン
レス冷延鋼板のりジング発生の防止策については、既に
下記のような提案がなされている。
7%Crステンレス熱延鋼帯のりジング発生原因]日本
金属学会誌(1967)第31巻P、519−525が
ある。それによれば、上記のようなフェライト系ステン
レス冷延鋼板のりジング発生の防止策については、既に
下記のような提案がなされている。
■凝固組織の微細化、等輪具化
■熱間圧延、冷間圧延時の再結晶による結晶粒の微細化
■二相組織とすることによる結晶粒の微細化である。
上記■の具体的手段としては、連続鋳造時の電磁攪拌、
鋳込み温度の低下、結晶微細化元素(Ti、Nb、 Z
r)の添加等があるが、連続鋳造の凝固組織を完全に微
細等輪具組織にすることは困難である。
鋳込み温度の低下、結晶微細化元素(Ti、Nb、 Z
r)の添加等があるが、連続鋳造の凝固組織を完全に微
細等輪具組織にすることは困難である。
■は熱延板のベル焼鈍、冷延板の中間焼鈍によって行わ
れるが、工程の増加を伴う割にはりジング防止の効果が
完全でない。
れるが、工程の増加を伴う割にはりジング防止の効果が
完全でない。
■の対策のうちには、
(イ)Tボテ7シャルを増すような成分調整(ロ)熱延
後のT域高温焼鈍(γ処理)がある。しかし、上記(イ
)はJISの成分規格上の制約があって有効な手段とは
なりえず、また、(ロ)は先に掲げた論文にも紹介され
ているが、熱延後、高温焼鈍と急冷(900〜b 冷却以上の急冷)の工程をとるため高温焼鈍設備、急冷
設備が必須である。設備費の高騰を招(。更には、リジ
ングの全くない、いわゆる「リジングレス鋼板」を得よ
うとすると、水冷(ガスジェット、どぶづけ)が必要に
なり、これにはコイルの形状不良などの問題が伴う。高
価な材料になってしまう。
後のT域高温焼鈍(γ処理)がある。しかし、上記(イ
)はJISの成分規格上の制約があって有効な手段とは
なりえず、また、(ロ)は先に掲げた論文にも紹介され
ているが、熱延後、高温焼鈍と急冷(900〜b 冷却以上の急冷)の工程をとるため高温焼鈍設備、急冷
設備が必須である。設備費の高騰を招(。更には、リジ
ングの全くない、いわゆる「リジングレス鋼板」を得よ
うとすると、水冷(ガスジェット、どぶづけ)が必要に
なり、これにはコイルの形状不良などの問題が伴う。高
価な材料になってしまう。
(発明が解決しようとする問題点)
本件特許出願人は、先にリジング発生のないフェライト
系ステンレス鋼板を安定して量産することを目的として
熱延板の高温焼鈍、および急冷を行う新しい製造方法を
提案した。
系ステンレス鋼板を安定して量産することを目的として
熱延板の高温焼鈍、および急冷を行う新しい製造方法を
提案した。
しかし、その後の研究の結果、そのような処理を行うと
、硬質なマルテンサイト相が析出するため、冷延時に
耳ワレ”が発生し、コイル破断と歩留りの低下を生じる
ことが判明した。
、硬質なマルテンサイト相が析出するため、冷延時に
耳ワレ”が発生し、コイル破断と歩留りの低下を生じる
ことが判明した。
ここに、本発明の目的は、耐リジング性ばかりでなく、
冷延時の耳割れ防止を図ったフェライト系ステンレス冷
延鋼板の製造方法を提供することである。
冷延時の耳割れ防止を図ったフェライト系ステンレス冷
延鋼板の製造方法を提供することである。
(課題を解決するための手段)
すなわち、本発明者らは、リジング対策として、フェラ
イト系ステンレス鋼板を仕上温度850℃以上で熱間圧
延し、圧延終了後直ちに10℃/秒以上の冷却速度で急
冷し、550℃以下の温度で巻き取ることおよび酸洗後
累計圧下率50%以上の冷間圧延を施してから焼鈍する
ことにより、追加設備を利用した高温焼鈍および急冷を
行う高価な熱処理を施さなくてもリジングが完全に防止
できることを知り、先に特願昭62−269866号と
して提案した。
イト系ステンレス鋼板を仕上温度850℃以上で熱間圧
延し、圧延終了後直ちに10℃/秒以上の冷却速度で急
冷し、550℃以下の温度で巻き取ることおよび酸洗後
累計圧下率50%以上の冷間圧延を施してから焼鈍する
ことにより、追加設備を利用した高温焼鈍および急冷を
行う高価な熱処理を施さなくてもリジングが完全に防止
できることを知り、先に特願昭62−269866号と
して提案した。
そして、その後の研究により、冷延耳側れ対策として、
熱延コイルを冷間圧延以前の工程でコイルエツジから1
111111以上、100mm以下の範囲を500℃以
上900℃以下に1秒以上加熱保持したのち冷間圧延す
ることにより、冷延耳側れが効果的に防止できることを
知り、本発明を完成した。
熱延コイルを冷間圧延以前の工程でコイルエツジから1
111111以上、100mm以下の範囲を500℃以
上900℃以下に1秒以上加熱保持したのち冷間圧延す
ることにより、冷延耳側れが効果的に防止できることを
知り、本発明を完成した。
ここに、本発明は、フェライト系ステンレス鋼を仕上温
度850℃以上で熱間圧延し、圧延終了後直ちに10℃
/秒以上の冷却速度で急冷し、550℃以下の温度で巻
き取り、コイルエツジからlam以上100mm以下の
範囲を巻取り温度を超えた温度域で、かつ500℃〜9
00℃の温度範囲内の温度に1秒間以上加熱保持した後
、累積圧下率50%以上の冷間圧延を施し、次いで焼鈍
することを特徴とする冷延性および耐リジング性に優れ
たフェライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法をその要
旨とする。
度850℃以上で熱間圧延し、圧延終了後直ちに10℃
/秒以上の冷却速度で急冷し、550℃以下の温度で巻
き取り、コイルエツジからlam以上100mm以下の
範囲を巻取り温度を超えた温度域で、かつ500℃〜9
00℃の温度範囲内の温度に1秒間以上加熱保持した後
、累積圧下率50%以上の冷間圧延を施し、次いで焼鈍
することを特徴とする冷延性および耐リジング性に優れ
たフェライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法をその要
旨とする。
(作用)
以下、本発明の各構成要件を、本発明者が多数の実験結
果を総合して得た新たな知見とともに順次説明する。
果を総合して得た新たな知見とともに順次説明する。
先ず、熱間圧延に際しては、その仕上圧延温度(Tf)
を850℃以上にすること、仕上圧延後巻取りまでの冷
却速度(V)を10℃/秒以上とすること、および巻取
り温度(Tc)を550℃以下とすること、の3条件が
必須である。このような条件を満たして製造された熱延
鋼板は、次いで冷間圧延に付されるが、このとき累積圧
下率を50%以上とすることも合わせて必要である。
を850℃以上にすること、仕上圧延後巻取りまでの冷
却速度(V)を10℃/秒以上とすること、および巻取
り温度(Tc)を550℃以下とすること、の3条件が
必須である。このような条件を満たして製造された熱延
鋼板は、次いで冷間圧延に付されるが、このとき累積圧
下率を50%以上とすることも合わせて必要である。
これらの要件の組合せによって、耐リジング性の極めて
優れた鋼板が得られる理由については、未だ十分に解明
されつくしていないが、現象的には次のように説明でき
る。
優れた鋼板が得られる理由については、未だ十分に解明
されつくしていないが、現象的には次のように説明でき
る。
S[IS 430に代表されるフェライト系ステンレス
鋼は熱間圧延に先立つ加熱時(1250〜1100℃)
にフェライト/オーステナイト二相1JImとなり、熱
間圧延後二相組織状態から急冷終了温度取り (555
0℃)を行うと、オーステナイト相がマルテンサイト変
態によりマルテンサイト相となり、フェライト/マルテ
ンサイト二相組織となる。なお、通常の巻取り条件(6
00℃以上)では、マルテンサイト相はフェライトとカ
ーバイドに分解し、パーライト組織となる。
鋼は熱間圧延に先立つ加熱時(1250〜1100℃)
にフェライト/オーステナイト二相1JImとなり、熱
間圧延後二相組織状態から急冷終了温度取り (555
0℃)を行うと、オーステナイト相がマルテンサイト変
態によりマルテンサイト相となり、フェライト/マルテ
ンサイト二相組織となる。なお、通常の巻取り条件(6
00℃以上)では、マルテンサイト相はフェライトとカ
ーバイドに分解し、パーライト組織となる。
即ち、本発明による前記の条件で圧延された熱延鋼板(
ホットコイル)の組織は、フェライト地に硬質のマルテ
ンサイトが均一に分散した組織になっている。このよう
な組織をもつ熱延鋼板を50%以上の累積圧下率で冷間
圧延すると、冷間圧延の過程でマルテンサイト相が加工
歪の局所的集中化に寄与し、再結晶を促進する。つまり
、耐リジング性の改善は、従来から考えられているα−
γ−Mの相変態によるのではなく、二相組織状態での冷
間圧延とそれによる再結晶促進によるものと推定される
。
ホットコイル)の組織は、フェライト地に硬質のマルテ
ンサイトが均一に分散した組織になっている。このよう
な組織をもつ熱延鋼板を50%以上の累積圧下率で冷間
圧延すると、冷間圧延の過程でマルテンサイト相が加工
歪の局所的集中化に寄与し、再結晶を促進する。つまり
、耐リジング性の改善は、従来から考えられているα−
γ−Mの相変態によるのではなく、二相組織状態での冷
間圧延とそれによる再結晶促進によるものと推定される
。
第1図は、SUS 430フエライト系ステンレス鋼板
について熱間圧延の条件を種々変え、得られた鋼板の耐
リジング性を実験した結果をまとめたものである。但し
、100 kgゼインットを鍛伸後熱間圧延では27m
m厚のスラブを圧延開始温度1200℃で圧延し、3
、2+n+nの熱延機とした。冷間圧延の条件は、累積
圧下率75%一定とし、焼鈍条件は、830’CX 1
0m1n −ACとした。
について熱間圧延の条件を種々変え、得られた鋼板の耐
リジング性を実験した結果をまとめたものである。但し
、100 kgゼインットを鍛伸後熱間圧延では27m
m厚のスラブを圧延開始温度1200℃で圧延し、3
、2+n+nの熱延機とした。冷間圧延の条件は、累積
圧下率75%一定とし、焼鈍条件は、830’CX 1
0m1n −ACとした。
第1図(a)は仕上圧延温度の影響、同(b)は冷却速
度の影響、同(c)は巻取り温度の影響をそれぞれ示し
ているグラフである。なお、耐リジング性の試験方法と
そのグレードを表すA、BおよびCの基準は下記のとお
りである。
度の影響、同(c)は巻取り温度の影響をそれぞれ示し
ているグラフである。なお、耐リジング性の試験方法と
そのグレードを表すA、BおよびCの基準は下記のとお
りである。
試験方法:JIS5号引張試験片に成形後、表面を鏡面
研磨し、20%引張変形後、目 視判定にてグレードを決めた。
研磨し、20%引張変形後、目 視判定にてグレードを決めた。
グレード:
A: リジング高さ5108m
B : 10〜30.crm
C: 530μm
第1図(a)によれば、仕上圧延温度が8εO℃以上の
ときに、耐リジング性が八となる。850℃より低い仕
上温度では、圧延終了後直ちに急冷しても耐リジング性
改善に有効なマルテンサイトが十分には得られないもの
と思われる。
ときに、耐リジング性が八となる。850℃より低い仕
上温度では、圧延終了後直ちに急冷しても耐リジング性
改善に有効なマルテンサイトが十分には得られないもの
と思われる。
第1図(b)から、耐リジング性をAとするのに10℃
/秒以上の冷却速度が必要であることがわかる。この冷
却速度も耐リジング性改善に寄与する硬質マルテンサイ
トの十分な生成に必要なものである。
/秒以上の冷却速度が必要であることがわかる。この冷
却速度も耐リジング性改善に寄与する硬質マルテンサイ
トの十分な生成に必要なものである。
第1図(c)は、巻取り温度を550℃以下にする必要
のあることを示している。巻取り温度は急冷終了温度を
意味するから、従来のようにこの温度が高いということ
は、マルテンサイトの生成量が足りないことになり、仮
に熱間圧延仕上温度とその後の冷却速度が前記の条件を
満たしても、耐リジング性の改善効果が不十分になって
しまう。
のあることを示している。巻取り温度は急冷終了温度を
意味するから、従来のようにこの温度が高いということ
は、マルテンサイトの生成量が足りないことになり、仮
に熱間圧延仕上温度とその後の冷却速度が前記の条件を
満たしても、耐リジング性の改善効果が不十分になって
しまう。
第2図および第3図は、冷間圧延前のエツジ加熱条件の
影響を示すグラフである。対象鋼種および熱間圧延の基
本条件は前述の第1図の場合と同しで、仕上温度は90
0℃、冷却速度は50”C/秒、巻取り温度は400℃
にそれぞれ一定とした。コイルエツジの加熱は慣用の誘
導加熱装置によって行った。
影響を示すグラフである。対象鋼種および熱間圧延の基
本条件は前述の第1図の場合と同しで、仕上温度は90
0℃、冷却速度は50”C/秒、巻取り温度は400℃
にそれぞれ一定とした。コイルエツジの加熱は慣用の誘
導加熱装置によって行った。
コイルエツジから1mm以上100mm以下の範囲を5
00℃以上900℃以下に1秒以上加熱保持することに
より、冷間圧延時の耳割れが防止できることが分かる。
00℃以上900℃以下に1秒以上加熱保持することに
より、冷間圧延時の耳割れが防止できることが分かる。
加熱範囲は、耳割れの発生する領域ということで、−g
にはエツジから1〜10mm程度で十分であり、100
mm超も加熱すると、加熱部は逆に耐リジング性が劣る
ため歩留り上好ましくない。
にはエツジから1〜10mm程度で十分であり、100
mm超も加熱すると、加熱部は逆に耐リジング性が劣る
ため歩留り上好ましくない。
誘導加熱によれば加熱深さは調節可能であるが、バーナ
等により直接加熱する場合には5秒以内というように短
時間の加熱が好ましい。加熱温度は500℃未満では効
果がない。また900℃を越えるとやはり冷間圧延時の
耳割れは防止できない。
等により直接加熱する場合には5秒以内というように短
時間の加熱が好ましい。加熱温度は500℃未満では効
果がない。また900℃を越えるとやはり冷間圧延時の
耳割れは防止できない。
コイルエツジの加熱は硬質マルテンサイトの局部的分解
を促進するために行うものであって、好ましくはコイル
巻取り温度より高い温度に加熱するのである。
を促進するために行うものであって、好ましくはコイル
巻取り温度より高い温度に加熱するのである。
第4図は、冷間圧延の圧下率の影響を調べた結果を示す
グラフである。対象鋼種および熱間圧延の基本条件は前
記の第1図の場合と同じで、仕上圧延温度は900℃、
冷却速度は、50℃/秒、巻取り温度は400℃とそれ
ぞれ一定とした。
グラフである。対象鋼種および熱間圧延の基本条件は前
記の第1図の場合と同じで、仕上圧延温度は900℃、
冷却速度は、50℃/秒、巻取り温度は400℃とそれ
ぞれ一定とした。
第4図によれば、熱間圧延において前述の3条件を満足
していても、冷間圧延の累積圧下率が50%未満であれ
ば、Aグレードの耐リジング性は得られない。その理由
は、硬質のマルテンサイト相による加工歪の局所的集中
化が行われないためである。
していても、冷間圧延の累積圧下率が50%未満であれ
ば、Aグレードの耐リジング性は得られない。その理由
は、硬質のマルテンサイト相による加工歪の局所的集中
化が行われないためである。
なお、本発明の冷間圧延における圧下率とは、全て累積
圧下率を意味する。
圧下率を意味する。
ところで、本発明にあっては、すでに述べたように、熱
延板に累積圧下率50%以上の冷間圧延を施した後、焼
鈍しく中間焼鈍)更に薄肉化をはかるため冷間圧延及び
焼鈍(仕上焼鈍)を行ってもよく、その場合も同様な効
果が得られる。この場合、各冷間圧延の累積圧下率が5
0%以上となれば良い。
延板に累積圧下率50%以上の冷間圧延を施した後、焼
鈍しく中間焼鈍)更に薄肉化をはかるため冷間圧延及び
焼鈍(仕上焼鈍)を行ってもよく、その場合も同様な効
果が得られる。この場合、各冷間圧延の累積圧下率が5
0%以上となれば良い。
焼鈍の条件については特に制約はない。フェライト系ス
テンレス鋼の冷延板に通常施される一般的な焼鈍条件(
800〜b えない。また必要によれば従来の高温焼鈍(900〜b 本発明の対象になるフェライト系ステンレス鋼は、JI
S 430 、434.410をはじめリジングが問題
になる全ての鋼種である。勿論、規格化されている鋼種
だけでなく、その改良鋼種、例えば、耐食性を改善する
ために、Ti、 Zrs Nbs Moを添加し、成形
性を改善するためにAQ、Nを添加し、耐熱性を改善す
るためにSiを添加した9〜25Cr系フエライトステ
ンレス鋼などにも本発明方法は有効に適用できる。
テンレス鋼の冷延板に通常施される一般的な焼鈍条件(
800〜b えない。また必要によれば従来の高温焼鈍(900〜b 本発明の対象になるフェライト系ステンレス鋼は、JI
S 430 、434.410をはじめリジングが問題
になる全ての鋼種である。勿論、規格化されている鋼種
だけでなく、その改良鋼種、例えば、耐食性を改善する
ために、Ti、 Zrs Nbs Moを添加し、成形
性を改善するためにAQ、Nを添加し、耐熱性を改善す
るためにSiを添加した9〜25Cr系フエライトステ
ンレス鋼などにも本発明方法は有効に適用できる。
要するに、本発明方法にかかる処理によりマルテンサイ
ト/フェライト組織となり所期の効果が発揮されるもの
であればその対象は特に制限されない。
ト/フェライト組織となり所期の効果が発揮されるもの
であればその対象は特に制限されない。
次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する
。
。
実施史上
第1表に示す4種のフェライト系ステンレス鋼を真空溶
解して、1200℃にて鍛伸後、27mm厚のスラブと
し、これを第2表に示す条件下で熱間圧延して3.2開
厚の熱延綱板を得た。熱間圧延の加熱温度は1200℃
、圧延開始温度は約1200℃であった。
解して、1200℃にて鍛伸後、27mm厚のスラブと
し、これを第2表に示す条件下で熱間圧延して3.2開
厚の熱延綱板を得た。熱間圧延の加熱温度は1200℃
、圧延開始温度は約1200℃であった。
得られた熱延鋼板を酸洗した後、誘導加熱装置を用いて
、熱延鋼板幅100mmに対して、エツジから約5ml
11の範囲を加熱し一定時間均熱後空冷した。
、熱延鋼板幅100mmに対して、エツジから約5ml
11の範囲を加熱し一定時間均熱後空冷した。
次いで、0.8 mm厚に冷間圧延しく累積圧下率75
%)、最後に830℃×1分−空冷の焼鈍を行った。上
記以外の製造条件は第2表に記載したとおりである。
%)、最後に830℃×1分−空冷の焼鈍を行った。上
記以外の製造条件は第2表に記載したとおりである。
得られた焼鈍後の鋼板について、前記の試験方法で冷間
圧延後の耳割れ発生深さ(両エツジの耳割れの最大値の
平均を求めたもの)および耐リジング性を評価した。そ
の結果を第2表に併記する。
圧延後の耳割れ発生深さ(両エツジの耳割れの最大値の
平均を求めたもの)および耐リジング性を評価した。そ
の結果を第2表に併記する。
第2表の冷延耳ワレ性および耐リジング性評価の欄に示
されるように、耳ワレがなく、耐リジング性がグレード
八になるのは熱間圧延の仕上温度、その後の冷却速度、
巻取り温度、エツジ加熱温度 。
されるように、耳ワレがなく、耐リジング性がグレード
八になるのは熱間圧延の仕上温度、その後の冷却速度、
巻取り温度、エツジ加熱温度 。
ならびに冷間圧延の圧下率の全てが本発明で定める条件
を満たす場合である。
を満たす場合である。
例えば、試験N11〜4によれば、仕上温度850℃以
上で耐リジング性はAグレードとなる。一方、同阻5〜
6によれば、仕上後の冷却速度が5℃/秒と遅い場合、
耐リジング性はBグレードと劣る。
上で耐リジング性はAグレードとなる。一方、同阻5〜
6によれば、仕上後の冷却速度が5℃/秒と遅い場合、
耐リジング性はBグレードと劣る。
また、同階7〜IOによれば、巻取り温度が550℃以
下の場合、耐リジング性はAグレードを示すが、600
℃以上ではB−Cグレードにまで劣化する。
下の場合、耐リジング性はAグレードを示すが、600
℃以上ではB−Cグレードにまで劣化する。
試験1k11〜17は冷間圧延前のエツジ部加熱条件の
影響を示すが、そのときの加熱条件、特に温度は冷間圧
延時の耳ワレに影響し、加熱温度が1000℃と高い場
合、あるいは400℃と低い場合、あるいは600℃で
も0.3秒と短い場合、冷間圧延時の耳ワレ発生が認め
られた。
影響を示すが、そのときの加熱条件、特に温度は冷間圧
延時の耳ワレに影響し、加熱温度が1000℃と高い場
合、あるいは400℃と低い場合、あるいは600℃で
も0.3秒と短い場合、冷間圧延時の耳ワレ発生が認め
られた。
試験光18〜19は、冷延率の影響を示すが、累積圧下
率が40%と低い場合、それ以外の条件は全て本発明の
範囲を満足しても耐リジング性はBグレードと劣ってい
る。
率が40%と低い場合、それ以外の条件は全て本発明の
範囲を満足しても耐リジング性はBグレードと劣ってい
る。
試験11h20〜21は、B鋼、C綱の例を示すが同様
な効果が確認された。
な効果が確認された。
実施班1
実施例1における試験光2と全く同じ熱延条件のものを
ガスバーナを用いてコイルエツジ部(5mm以内)を6
00℃×2秒加熱したのち75%の冷間圧延したが耳ワ
レ発生は全くなく同様な効果が確認できた。
ガスバーナを用いてコイルエツジ部(5mm以内)を6
00℃×2秒加熱したのち75%の冷間圧延したが耳ワ
レ発生は全くなく同様な効果が確認できた。
実施例3
実施例1における試験光2の熱間圧延条件により得られ
た熱延板を1000°C×1分−(任なる従来から知ら
れている高温熱処理を施したのち、誘導加熱装置を用い
てエツジから5+nmの範囲を600℃×2秒加熱処理
を行った。次いで75%の冷間圧延を行ったが、耳ワレ
発生は全くな←耐リジング性もAと良好であった。
た熱延板を1000°C×1分−(任なる従来から知ら
れている高温熱処理を施したのち、誘導加熱装置を用い
てエツジから5+nmの範囲を600℃×2秒加熱処理
を行った。次いで75%の冷間圧延を行ったが、耳ワレ
発生は全くな←耐リジング性もAと良好であった。
(発明の効果)
本発明方法によれば、実際上りジング発生のおそれがな
いばかりか、耳ワレ発生もみられないフェライト系ステ
ンレス鋼板を製造することができる。本発明方法によっ
て得られるフェライト系ステンレス鋼板は、その本来の
耐食性、加工性において従来のものと全く同等であり、
その上に上記の優れた耐リジング性ならびに両耳ワレ性
をもつから、製造コストの顕著な低下をもたらし、実用
上の意義は大きい。
いばかりか、耳ワレ発生もみられないフェライト系ステ
ンレス鋼板を製造することができる。本発明方法によっ
て得られるフェライト系ステンレス鋼板は、その本来の
耐食性、加工性において従来のものと全く同等であり、
その上に上記の優れた耐リジング性ならびに両耳ワレ性
をもつから、製造コストの顕著な低下をもたらし、実用
上の意義は大きい。
第1図ta)〜+C)は、それぞれ、熱間圧延の仕上圧
延温度、冷却速度、および巻取り温度の耐エツジング性
に及ぼす影響を示すグラフ: 第2圓および第3図は、それぞれfiI扱エツジ部加熱
温度および時間と冷間圧延後の耳ワレ発生との関連を示
すグラフ;および 第4図は、冷間圧延の圧下率の耐エツジング性に及ぼす
影響を示すグラフである。 兵l凹 (。) (b)
とCノ1し4閏 ・金、速圧下寺(〃)
延温度、冷却速度、および巻取り温度の耐エツジング性
に及ぼす影響を示すグラフ: 第2圓および第3図は、それぞれfiI扱エツジ部加熱
温度および時間と冷間圧延後の耳ワレ発生との関連を示
すグラフ;および 第4図は、冷間圧延の圧下率の耐エツジング性に及ぼす
影響を示すグラフである。 兵l凹 (。) (b)
とCノ1し4閏 ・金、速圧下寺(〃)
Claims (2)
- (1)フェライト系ステンレス鋼を仕上温度850℃以
上で熱間圧延し、圧延終了後直ちに10℃/秒以上の冷
却速度で急冷し、550℃以下の温度で巻き取り、コイ
ルエッジから1mm以上100mm以下の範囲を巻取り
温度を超えた温度域で、かつ500℃〜900℃の温度
範囲内の温度に1秒間以上加熱保持した後、累積圧下率
50%以上の冷間圧延を施し、次いで焼鈍することを特
徴とする冷延性および耐リジング性に優れたフェライト
系ステンレス冷延鋼板の製造方法。 - (2)上記の焼鈍を行ってからさらに冷間圧延および仕
上げ焼鈍を行う請求項(1)記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3205188A JPH01208420A (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | フェライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3205188A JPH01208420A (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | フェライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01208420A true JPH01208420A (ja) | 1989-08-22 |
Family
ID=12348064
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3205188A Pending JPH01208420A (ja) | 1988-02-15 | 1988-02-15 | フェライト系ステンレス冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01208420A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5147423A (ja) * | 1974-09-30 | 1976-04-23 | Gen Electric | |
| JPS6256529A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-12 | Nippon Steel Corp | リジング特性の良好なフエライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
-
1988
- 1988-02-15 JP JP3205188A patent/JPH01208420A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5147423A (ja) * | 1974-09-30 | 1976-04-23 | Gen Electric | |
| JPS6256529A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-12 | Nippon Steel Corp | リジング特性の良好なフエライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
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