JPH01229814A - 剥離型アクリル系繊維 - Google Patents

剥離型アクリル系繊維

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JPH01229814A
JPH01229814A JP5548088A JP5548088A JPH01229814A JP H01229814 A JPH01229814 A JP H01229814A JP 5548088 A JP5548088 A JP 5548088A JP 5548088 A JP5548088 A JP 5548088A JP H01229814 A JPH01229814 A JP H01229814A
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JP
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fiber
acrylic
mol
polymer
layers
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JP5548088A
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Masashi Orino
折野 昌司
Hiroyoshi Tanaka
宏佳 田中
Akiteru Kuroda
黒田 明輝
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は剥離型アクリル系繊維、特にアクリル系重合体
の多層複合構造に基づく剥離型アクリル系繊維に関する
[従来の技術j 従来、複数のセグメントからなる複合繊維の一部を剥離
分割して微細繊維化する、所謂フィブリル化繊維につい
ては種々提案されているが、−膜内には非相溶性重合体
からなる剥離型複合繊維においては、互いの相間の接着
性が充分でないため、製糸段階、特に紡糸延伸工程で剥
離が起り易く毛羽となって生産性や作業性が悪いなどの
問題がある。これらを解決するため、例えば特開昭59
−88975号公報には2人工皮革、特にスウエード調
必るいはカーフ調といわれる人工皮革の原料繊維及び風
合改良繊維として、ポリウレタン/アクリル系重合体く
以下、単にアクリル系ポリマという)=50〜1001
50−0(重信比)よりなるポリウレタンを主体とした
成分と、アクリル系ポリマを主体とした成分とが少なく
とも1セグメン1〜を形成する複合繊維をポリウレタン
の膨潤剤で化学的に処理し、繊維の一部を剥離分割する
ことが示されている。
しかし、前記フィブリル化繊維は複合繊維の各セグメン
トがポリウレタン/アクリル系ポリマという全く異種の
ポリマの混合物であるが故に、特にアクリル繊維の特徴
である染色性を活かす分野で用いるには、染色斑が発生
し易いという問題がある。また該繊維の微細繊維化には
、ポリウレタン成分の膨潤剤が用いられるため、その膨
潤剤により微細繊維が部分的に損傷され、従って1機械
的強度が低下するという問題が生じる等、アクリル系フ
ィブリル化繊維の発色性と風合は未解決の諸問題として
残されていた。
[発明が解決しようとする問題点] かかるアクリル系フィブリル化繊維の紡糸延伸時におけ
る剥離、染色面および機械的強度面の問題を、実質的に
同種のアクリル系ポリマよりなる繊維の剥離型繊維化に
ついて鋭意検討中のところ、本発明者らによる先の提案
に係るアクリル系繊維の多層化複合技術(特願昭62−
170742号)を応用すると前記の問題が一挙に解決
できることを見出し、本発明に至ったのである。
すなわち、本発明の目的は剥離型繊維段階(即ち、原料
綿)としての剥離性改善(剥離化抑制)、染色面の改善
、特に染色斑をなくし発色性を向上させると共に1機械
的強度の一層の向上を図ることにある。また他の目的は
ソフトでドレープ性に優れ、適度の腰とシャツ感を有す
る剥離化繊1を製品を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記本発明の目的は、共重合組成を異にする2種以上の
相溶性の乏しいアクリル系ポリマからなり、該アクリル
系ポリマが単繊維中に繊維軸の長手方向に沿って平均3
層以上接合された多層複合構造を有し、かつ該繊維の本
文中に規定した潜在剥離数が3以上であることを特徴と
する剥離型アクリル系繊維によって達成することができ
る。
すなわち、先ず、本発明繊維は共重合組成を異にする2
種以上、好ましくは2〜5種、より好ましくは2〜3種
の相溶性に乏しいアクリル系ポリマから構成される。こ
の相溶性に乏しいアクリル系ポリマで構成することで該
繊維が剥離化する能力を潜在的に保持できるのである。
ここでいう相溶性に乏しいとは、2種以上のアクリル系
ポリマがお互いに重合体の溶解を伴わず。
混合混和されてもゲル化や凝集などはしないが、一方の
成分が他方の成分中に分散混合されて不均一になること
をいう。この混和性は有するが不均一になるポリマ成分
(原液)を層状に接合して湿式凝固させフィルムを作製
すると、境界領域においてボイドの生成が認められたり
、フィルムが機械的刺激によって剥離したりする。
上記アクリル系ポリマについて例示すれば、2種以上の
アクリル系ポリマのうち、−成分ポリマ[以下、ポリマ
Aと略称]としては、アクリロニトリル(AN)80モ
ル%以上、およびスルホン酸基含有ビニル化合物0.2
〜0.8モル%、好ましくは0.25〜0.5モル%か
らなるポリマが好ましく用いられる。
また他方の成分ポリマ[以下、ポリマBと略称]として
は、AN80モル%以上と、メタクリル酸および/また
はアクリル酸の高級アルキルエステル3〜10モル%、
好ましくは4〜8モル%、およびスルホンM基含有ビニ
ル化合物0.2〜0゜8モル%、好ましくは0.4〜0
.7モル%からなるポリマ、あるいはAN80モル%以
上と、アクリルアミド5〜20モル%、好ましくは8〜
18モル%、ざらに好ましくは10〜16モル%。
およびスルホン酸基含有ビニル化合物0.2〜0゜8モ
ル%、好ましくは0.4〜0.7モル%からなるポリマ
を挙げることができる。
これらのポリマ八およびポリマBは、アクリロ二1〜リ
ルが80モル%未満であるとアクリル系繊維本来の特性
を発揮し難く、またスルホン酸基含有ビニル化合物が0
.2〜0.8モル%の範囲外になるとフィブリル化繊維
の実用的な染色性が維持し難く好ましくない。
さらにメタクリルr1:Lおよび/またはアクリル酸の
高級アルキルエステルが3〜10モル%、またはアクリ
ルアミドが5〜20モル%の範囲外では、接合ポリマ間
の収縮率や親和性の差が小さいなどの問題や、剥離化が
困難になるなどの問題があったり、一方、製糸段階、特
に紡糸延伸中に剥離化が起り易かったり、jqられる繊
維内のボイドヤ。
失透の増加傾向がみられたり、さらに繊維が硬着したり
2強伸度が低下し易い傾向がある。
ここで用いるスルホン酸基含有ビニル化合物には、例え
ば、ビニルスルホン酸、アリルスルホン酸、メタリルス
ルホン酸、叶スチレンスルホン酸等の不飽和スルホン酸
およびそれらの塩類などの1種以上が用いられる。また
メタクリル酸およびアクリル酸の高級アルキルエステル
には、例えば。
メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル。
アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリルなどの1種
以上が用いられる。
なお、これらのポリマ^およびポリマ8には、共重合成
分として上記スルホン酸基含有ビニル化合物、メタクリ
ル酸および/またはアクリル酸。
の高級アルキルエステル、あるいはアクリルアミド以外
に必要に応じてアクリル酸、メタクリル酸およびそれら
の低級アルキルエステル類、イタコン酸、メタクリルア
ミド、酢酸ビニル、塩化ビニル、スヂレン、塩化ビニリ
デン等の1種以上を用いることもできる。
本発明繊維における多層複合構造とは、複合繊維を構成
する2種以上の成分ポリマのうち、1成分ポリマが伯の
成分ポリマ中に1層以上に分配され、かつこの分配され
たポリマは繊維表面の一部を形成して、繊維軸の長手方
向に沿って非対称に連続した構造をとることを意味する
このような多層複合構造は、後述する剥離化工程で、微
細繊維化を容易に増大させるように働くばかりか、該複
合繊維を構成する混和性は有するが相溶性に乏しいポリ
マ組成においても、繊#i軸の長手方向において部分的
に層間が混合され、層境界が不完全(即ち、境界線が入
り乱れた状態)になるため、該複合繊維は紡糸延伸など
製糸工程での剥離分割が防止できるのでおる。
すなわち、本発明の多層複合繊維は、2種以上の成分ポ
リマのうち、1成分ポリマと他の成分ポリマを積層し、
層数が3層以上、好ましくは4〜50層、ざらに好まし
くは5〜2011となるように、かつ繊維軸の長手方向
に沿って連続化した構造と1部分的に層と層とが混合さ
れた状態の構造からなっている。理想的にはこのような
層状複合構造をとる単繊維のみで全繊維を構成させるべ
きであるが、実際的には必ずしも繊維を構成する単繊維
の全てが上述の複合構造をとらずどもよく、その繊維の
製造条件、例えば、多層化装置による複合ポリマ成分の
単糸中理論層数や、得られた繊維の後処理条件などを選
択特定することによって、十分優れた剥離型繊維とする
ことの方が望ましい。
本発明でいう“剥離化するパとは、アクリル系ポリマの
各積層成分の接合部分が分割され、単繊維中の積層層数
だけの剥離化繊維になることをいうので必る。すなわち
、本発明繊維は機械的衝撃および清水処理による収縮差
によって単繊維中に積層された層数だCノ剥離化し得る
能力を潜在的に保有するが、部分的には単繊維全長に亘
って単繊維中の層間で剥離化し得る能力を実質的に失っ
た領域を、規則的あるいは不規則的に有するものでおり
、最終的な繊維製品において単繊維の潜在剥離数が3以
上(即ち、単繊維が3本以上に分割されている)、好ま
しくは4〜50、ざらに好ましくは5〜20であること
によって、ソフトでドレープ性に優れ、適度の腰とシャ
リ感を有する繊維構造物となるのである。
この際、潜在剥離数が3未満では効率良く極細繊維が得
られず、また高密度でかつ独特のソフト風合をもつ繊維
構造物が1qられないなどの問題が生じる。
本発明繊維はざらに発色効率(K/s)が0.4以上2
好ましくは0.5以上、強度が1.59/d以上、好ま
しくは2.59/d以上であることが望ましい。発色効
率がこの範囲内に保持された際には、染め上りの色が鮮
明で、しかも染めムラなどの問題が生じない。一方、強
度が1.5g/d以上に保持された際には、従来の剥離
型繊維にみられた機械的強度不足の問題などから回避で
きるばかりか、該繊維の用途でおる起毛(パイル)製品
、高密度編織物などに好適な繊維となるのである。
本発明における潜在剥離数および発色効率(K/s)は
、次のように定義される。
潜在剥@数(本/単繊維): 単繊維を清水処理(98℃x20分)した後、60℃で
乾燥する。該沈水処理繊維の両端を滑沢黒色紙片(空間
距離20mm)に適度の粘度をもった貼イ」剤でゆるく
張り付ける。
滑沢黒色紙片に張り付けられた繊維試料20本につぎ、
東洋側蓋(株)製テンシロン装置を用い、上下のクリッ
プに繊維試料を挟み紙片を切り除いて単繊維のみとし、
引張速度10mm/minで引張って切断する。
この切断部の剥離(フィブリル化)数を数え、その平均
本数を潜在剥離数(本/単繊維)とじて表わす。
発色効率(に/S): 開繊した繊維を昇温染色機を用いて、次に示す染色条イ
1で染料を吸着ざぜる。
染色条件; 染料 Cathilon Blue NBLII  O
,5%owfカチオーゲン [1,5%ow4 酢酸ソーダ         0.5%owfDH=4
(酢酸で調整) 浴比           1:100染色温度2時間 98°Cまで60分で昇温、98℃で60分間染色、そ
の後徐冷 1nられた染色繊維は乾燥後、十分開繊し、日立自記分
光器で640 mμの波長での反射率(R)を測定し、
次式によって発色効率(K/s)を算出する。
次に、本発明繊維の製造例について説明する。
本発明の剥離型アクリル系繊維を製造するには、熱水中
で収縮性能を異にし、かつ混和性を有するが相溶性に乏
しいアクリル系ポリマを単糸中に多層に配置させるため
に、共重合組成を異にした2種以上のアクリル系ポリマ
、例えば前記(A)ポリマおよび(B)ポリマの紡糸原
液を多層化装置にて3層以上、好ましくは4〜50層、
より好ましくは5〜20層に充分層分割した後、湿式紡
糸あるいは屹湿式紡糸によって、ポリマ層が繊維軸の長
手方向に沿って連続化した構造を形成させ、剥離型の多
層化繊維とする。このとき、前記アクリル系ポリマは、
必要に応じて多層化装置で充分層分割した後、紡糸され
るまでの原液滞留時間を長くすることで2部分的に層間
が混合された区域を持った構造を形成させることもでき
る。
得られた剥離型繊維は、例えば紡績後の染色工程あるい
はそれ以降の熱水処理や、熱水処理後の機械的処理(牽
切、ウォータージエツlへ、ニードルパンチ、起毛など
)によって単糸中に積層した接合ポリマを部分的おるい
は全体的に剥離分割させ、高級な剥離型繊維構造物に製
造できるのである。
すなわち、例えば前記ポリマAおよびポリマBはジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド。
ジメチルスルホキシド(以下、DH3Oと略称)などや
、ロダンリチウム、ロダンカリウム、ロダンナトリウム
などのアルカリ金属のロダン塩、ロダンアンモン、塩化
亜鉛、過塩素酸塩などの有機溶剤や無機溶剤に適宜溶解
し、ポリマ′a度が約10〜25重d%の紡糸原液とす
る。
その多層化されるべきポリマ八およびポリマBの紡糸原
液は多層化装置に供給して層分割し、しかる後2通常の
紡糸口金、即ち2円形孔や扁平孔を有する紡糸口金から
凝固浴中に吐出する湿式、あるいは該紡糸口金孔から一
旦空気または不活性雰囲気中に吐出した後、凝固浴に導
入する乾湿式紡糸法などによって繊維化される。
第1図は本発明繊維の製糸段階での工程要件を説明する
だめのフローシートである。図中 A。
Bは多層化ポリマの紡糸原液、1は多層化ポリマの紡糸
原液を個別に流入ざVるための案内装置、2は多層化装
置、3はフィルター、4は紡糸口金、5はi疑固浴で必
る。
この本発明繊維の製糸段階で特に留意すべきことは、先
ず多層化ポリマの紡糸原液を該多層化装置によって十分
、かつ安定に層分割し、−度形成させた多層化状態を紡
糸口金孔に至るまで安定に維持することである。
すなわち、多層化装置内で充分に多層化するには、単糸
中理論層数で3以上、好ましくは4〜50、さらに好ま
しくは5〜20の範囲に層分割した後、単一紡糸口金へ
導入することである(むろん、単糸中理論層数の増大は
得られる剥離型繊維繊度の微細化をもたらす)。
この単糸中理論層数は、多層化装置内の構造、即ち、多
層化エレメントの積層段数と配列、ねじり羽根のねじり
角度2通路管数、並びに紡糸口金のホール数などで適宜
制御すればよい。
この単糸中理論層数は、それを設定値どおりに保持する
ことによって剥離型繊維の剥離化繊維の繊度が比較的に
均斉化し1qるのである。
ここでいう単糸中理論層数とは、紡糸口金の紡糸孔当り
の統計的平均流入原液層数を表わし、完全層流域では理
論的に単繊維中に八り1qると考えられる層数の理論値
で2次式により求めることができる。
上式中、Kは紡糸口金の外郭形態により定まる定数であ
り、方形状口金ではKの値は1でおり、円形状の口金で
はKの値は1.1になる。
次に、多層化ポリマの紡糸原液を多層化装置内で安定に
多層化するには、この紡糸原液間の粘度差を60’Cに
おいて50ボイス以下とするのが望ましい。この粘度差
を50ポイズ以下とすることで、多層化装置内で流線が
乱れ難く1層状に分割された多層状態がより安定化する
のである。
また該紡糸原液を多層化装置に供給するに際しては、多
層化させる紡糸原液を一旦合流した後に。
多層化装置へ供給するのではなく、多層化させる2種以
上の各紡糸原液が互いに混合されないよう。
第1図に示すように多層化装置の流入口に設けた原液案
内装置く流入口)にて個別に流入させることか望ましい
。このような紡糸原液の流入手段は、単に多層化エレメ
ントを1個減少させた効果とは全く異なり、多層化装置
内での多層化を確実かつ安定に行なわせるのである。
さらに該多層化装置は第2図に示すように多層化エレメ
ントのピッチ(L/D)を0.8〜2.5゜特に1.4
〜2.0の範囲内とするのが望ましい。
このピッチが0.8〜2.5から外れると該多層化装置
内で多層化された紡糸原液の流線が乱れて混合され易く
、多層化状態が不安定になり勝ちとなる。
ここに用いる多層化装置としては、例えば、東しく株)
製”′ハイミキ1す一パ、ノリタケ(株)製゛′スタテ
ィックミキサー″、桜製作所(株)製゛スケヤミキサー
″、特殊化工機械(株)製“ロスISOミキサー″など
を挙げることができる。
これらの多層化装置の中でも構成ニレメン1〜が複雑で
なく、紡糸原液の流動抵抗が比較的小さく、しかも紡糸
原液流路における有効断面積の変化が少ない、換言すれ
ば、装置内で紡糸原液の異常滞留が生じ難い″スタティ
ックミキサー″、“′スケヤミキ丈−′′が好ましく使
用される。
上記多層化装置で所定範囲に層分割された紡糸原液は、
紡糸口金に導くが、本発明においては多層化装置と該紡
糸口金との間に特定のフィルターを介在させる必要が必
る。すなわち、このフィルターには目開きが10μ以上
、好ましくは20〜50μのものが用いられる。このフ
ィルターは目開きが小さくなればなる程、紡糸原液のフ
ィルター効果ないし紡糸性は向上するが、その反面、紡
糸原液はフィルターでの混合あるいは撹乱効果により先
の多層化装置による層分割が保持できなくなる。従って
、フィルターの目開きを10μ以上とするのでおる。
このフ4ルターの濾材としては、ポリエステル。
ポリアミドなどの紗織物や、ステンレス性の金網などの
格子状物が好ましく採択されるのも主に上述した店分割
後の混合ないし潰乱防止のためである。
フィルターを通った上記紡糸原液は、円形孔や扁平孔を
有する通常の紡糸口金に供給されるが、該紡糸口金に供
給された紡糸原液は前記有機溶媒または無機溶媒の水溶
液を凝固剤とする凝固浴中に吐出される。
その際、紡糸口金から吐出されたポリマ溶液は直接凝固
浴中に導入(湿式紡糸法)してもよいし、また紡糸口金
を凝固浴液面上約2〜20mの位置に設(ブ、その口金
孔から吐出された該紡糸原液を紡糸口金孔と凝固液面と
の間の微小空間を走行させた後、凝固浴中に導入する。
所謂乾湿式紡糸法によってもよい。
このとき、紡糸ドラフトは口金形状などに応じて適宜制
御すべきであるが1通常0.3〜2.0、好ましくは0
.6〜1.2の範囲でおる。
また凝固浴温度は、通常15〜50℃、好ましくは20
〜40°Cの範囲が望ましい。凝固浴温度かがこの範囲
外では、紡糸性、および繊維の緻密性や失透などに影響
がある。
なお、本発明繊維は乾式紡糸法によっても得られること
は勿論である。
凝固浴より導出された凝固糸条は、水洗または水洗と同
時に延伸、延伸後水洗、または水洗後延伸などの処理を
施した後、乾燥緻密化させる。
ざらに以後の工程で剥離化を容易にするため、該乾燥緻
密化の後に屹然もしくは蒸熱で後延伸を施しておくこと
も有効でおる。
乾燥緻密化後に捲梱数約8〜13山/25mmの機械捲
縮を付与した繊維は、常法に従いフィラメント糸や紡績
糸とした後、剥離化処理が施される。
即ら、フィラメント糸や紡績糸は染色加工時、おるいは
それ以後の熱水処理において、接合ポリマ間の収縮性の
差により接合部分の一部または全体を剥離化させ、剥離
化繊維を形成させる。このとき熱水温度は通常90〜1
02℃、好ましくは95〜100℃であり、処理時間は
通常10〜90分、好ましくは30〜80分である。む
ろん、該剥離化繊維は接合ポリマ間の親和性の差を利用
して、該熱水処理と牽切、ウォータージェット、ニード
ルパンチ、起毛などのような機械的処理を併用して形成
させることもできる。なお、剥離化処理は該フィラメン
ト糸や紡績糸の段階に止どまらず、それらの編織物にも
施すことができる。
[実施例] 以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明する。
実施例1 ΔN94.2モル%、アクリル酸メチル5.5モル%お
よびメタリルスルホン酸ソーダ0.3モル%をDMSO
中で溶液重合し、溶゛液粘度130ポイズ/60℃、ポ
リマm度22.5重量%の紡糸原液(A)を作製した。
他方、AN93.5モル%、メタクリル酸ステアリル6
モル%およびメタリルスルホン酸ソーダ0.5モル%を
同様に溶液重合し、溶液粘度が122ボイズ/60℃、
ポリマ濃度22.3重量%の紡糸1京液(B)を作製し
た。
相溶性に乏しい上記(A)、(B) 2種の紡糸原液の
等量を第1図に示すような原液流入口案内装置1を備え
た゛スタティックミキサー″(中糸中理論層vi、: 
13.2)に導き、層分割したのら、紡糸口金直近に備
えたポリエステル紗織物製フィルター(目聞き:約30
μ)をとおして、孔径0.055Mφ、孔数1500ホ
ールの紡糸口金より、55重■%、30℃のDMSO水
溶液を凝固液とする凝固浴中に吐出・凝固糸条とした。
また紡糸ドラフトは0.6、凝固糸条の引取速度(紡糸
速度)は5m/分とした。
凝固糸条は、98℃の熱水中で6.5倍に延伸し、その
延伸糸条を温水で充分洗浄し、160℃で乾燥緻密化し
た後、捲縮数12山/25mmの@械捲縮を付与し、約
2デニールの剥離型アクリル系繊維を得た。この紡糸延
伸工程では繊維の剥離化など、工程トラブルは全く生じ
なかった。
(qられた剥離型アクリル系繊維の潜在剥離数。
強度、および発色効率について調べ、その結果を第1表
に示した。
次に、該剥離型アクリル系繊維を38#nの繊維長に切
断し、常法に従い1/60番手の紡績糸とした。
この紡績糸を100℃の熱水中で60分間煮沸し、収縮
性能とポリマの親和性の差を利用して剥離化処理した。
さらに剥離化を進めるためウォータージェット処理した
得られた剥離化繊維のデニールは0.05〜0゜7dで
おり、風合はソフ1〜さと共に、適度の腰とシャツ感を
イ1する好ましいものであった。
第1表 実施例2 AN95.4モル%、アクリル酸メチル4.3モル%お
よびメタリルスルホン酸ソーダ0.3モル%をDMSO
中で溶液重合し、溶液粘度125ボイズ/ 60 ’C
、ポリマ温度22.2重量%の紡糸原液(A)を作製し
た。
他方、AN87.6モル%、アクリルアミド12モル%
およびメタリルスルホン酸ソーダ0.4モル%を上記と
同様にDMSO中で溶液重合し、溶液粘度が113ポイ
ズ/ 60 ’C、ポリマ濃度21.8重量%の紡糸原
液(B)を作製した。
上記(八)、(B) 2秤の紡糸原液の等量を第1図に
示すような原液流入口案内装置1を僅えた゛′スタティ
ックミキサー″(単糸中理論層数:16.2)に導き、
層分割したのち、紡糸口金直近に備えたポリエステル紗
織物製フィルター(目開き:約30μ)をとおして、孔
径0.04mX0.25a++、孔数1000ホールの
扁平紡糸口金より、55重量%。
30’CのDMSO水溶液を凝固液とする凝固浴中に吐
出・凝固糸条とした。
また紡糸ドラフトは1.2)凝固糸条の引取速度(紡糸
速度)は5m/分とした。
凝固糸条は、98°Cの熱水中で6倍に延伸し、その延
伸糸条を温水で充分洗浄し、160’Cで屹燥緻密化し
た後、捲縮数10山/25mmの機械捲縮を付与し、約
3デニールの扁平剥離型アクリル系繊維を得た。この紡
糸延伸工程では繊維の剥離化など、■程トラブルは全く
生じなかった。
1qられだ剥離型アクリル系繊維の潜在剥離数。
強度、および発色効率について調べ、その結果を第2表
に示した。
次に、該剥離型アクリル系繊維を51mの繊維長に切断
し、常法に従い1/40番手の紡績糸として編成した。
この編地を100°Cで染色し、染色と同時に剥離化処
理した。さらに起毛機で起毛することにより剥離を促進
させ剥離化状態を観察した。
1qられだ剥離化繊維のデニールは0.03〜0゜5d
であり、風合はソフ1〜でシャツ感を有していた。
第2表 [発明の効果] 以上のとおり本発明の剥離型アクリル系繊維は、相溶性
の乏しいアクリル系ポリマを多層複合化したことにより
、 ■従来のフィブリル化繊維に見られた剥離型繊維段階(
即ち、原料綿)での剥離化が抑制されたこと、また繊維
強度が向上し、紡績工程での毛羽や糸切れなどに起因す
る作業性の低下が防止できたこと ■該繊維の染色面では、特に染色斑が減少すると同時に
2発色性が著しく向上したこと ■該繊維を原料とした起毛(パイル)製品、高密度編織
物などは、ソフトでドレープ性に優れ。
適度の腰とシャツ感を有すること など、顕箸な効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明繊維の製糸段階での工程要件を説明する
フローシート、第2図は多層化装置における多層化エレ
メントの概略図である。 A、B:多層化ポリマの紡糸原液 1:多層化ポリマの案内装置 2:多層化装置、2−:多層化ニレメン1〜3:フィル
ター 4:紡糸口金 5:凝固浴 D:多層化エレメントの直径 [:多層化ニレメンlへ1ケの長さ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共重合組成を異にする2種以上の相溶性の乏しい
    アクリル系重合体からなり、該アクリル系重合体が単繊
    維中に繊維軸の長手方向に沿つて平均3層以上接合され
    た多層複合構造を有し、かつ該繊維の本文中に規定した
    潜在剥離数が3以上であることを特徴とする剥離型アク
    リル系繊維。
  2. (2)特許請求の範囲第(1)項において、共重合組成
    を異にする2種以上のアクリル系重合体のうち、一つが
    アクリロニトリル80モル%以上およびスルホン酸基含
    有ビニル化合物0.2〜0.8モル%を必須成分とする
    アクリル系重合体であり、他方がアクリロニトリル80
    モル%以上、メタクリル酸およびまたはアクリル酸の高
    級アルキルエステル3〜10モル%あるいはアクリルア
    ミド5〜20モル%、およびスルホン酸基含有ビニル化
    合物0.2〜0.8モル%を必須成分とするアクリル系
    重合体である剥離型アクリル系繊維。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5458968A (en) * 1994-01-26 1995-10-17 Monsanto Company Fiber bundles including reversible crimp filaments having improved dyeability

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5458968A (en) * 1994-01-26 1995-10-17 Monsanto Company Fiber bundles including reversible crimp filaments having improved dyeability

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