JPH01230484A - 短繊維強化セラミックス焼結体及びその製造方法 - Google Patents

短繊維強化セラミックス焼結体及びその製造方法

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JPH01230484A
JPH01230484A JP63277333A JP27733388A JPH01230484A JP H01230484 A JPH01230484 A JP H01230484A JP 63277333 A JP63277333 A JP 63277333A JP 27733388 A JP27733388 A JP 27733388A JP H01230484 A JPH01230484 A JP H01230484A
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JP
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ceramic
short
sintered body
slurry
short fibers
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JP63277333A
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Toshiya Kinoshita
俊哉 木下
Masanori Ueki
正憲 植木
Hiroshi Kubo
紘 久保
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Original Assignee
Nippon Steel Corp
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/515Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
    • C04B35/58Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
    • C04B35/584Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon nitride

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、相対密度95%以上の緻密な短繊維強化セ
ラミックス焼結体及びその製造方法に関するものである
従来の技術 Si3N4 、 SiC、M2O3およびZrO2など
のセラミックス焼結体は、金属を始めとする他の材料に
比べ、高温まで広い温度範囲にわたって強度が大きく、
かつ硬度が高く、耐摩耗性に優れるとともに、化学的に
安定であり、耐酸化性が良好なために、高温構造材とし
て期待されている素材である。しかし、上記のような多
くの長所をもつ素材であるにもかかわらず、セラミック
ス焼結体が広く実用化されるに至っていないのは、靭性
の低さに最大の要因がある。このため、1880年代に
入ってから、モノリシックなセラミックス焼結体の強靭
化を日桁して、短繊維強化セラミックス焼結体の研究開
発が続けられてきた。
しかしながら、先行技術(時開81−274803、時
開Bl−291483など)においてもその焼結法のほ
とんどは、単純形状品しか作れず、大量生産ができない
コストの高いホットプレス法によってなされており、複
雑形状品が容易に製作できコストも安い常圧焼結法によ
る相対密度95%以上の緻密な短繊維強化セラミックス
焼結体の開発が望まれていた。
発明が解決しようとする課題 短繊維強化セラミックス焼結体の実用化への最大の障壁
の1つは、常圧焼結法により、緻密な焼結体が得られな
いことである。つまり、短繊維強化セラミックスに於い
ては、短繊維の不均一分散による大きなからまり(30
〜200 pm)が、からまりの中にマトリックス粉末
が入り込めないので大きな粒子と同様の振舞をするため
、短繊維強化セラミックスの難焼結性の原因となってい
るのである。そこで、本発明では短繊維を均一分散し短
繊維のからまりを防いでやり、短繊維強化セラミックス
の焼結性を向上させ、常圧焼結により緻密な(相対密度
〉95%)焼結体を得ることを意図したものである。
課題を解決するための手段 すなわち、本発明は、珪素、アルミニウムまたはジルコ
ニウムの炭化物、窒化物または酸化物の1種または2種
以上と、SIC、513N4 、A120g、TiB2
およびZrO2の1種または2種以上のセラミックス短
繊維を5〜65vol%複合化し、セラミックス繊維が
マトリックス(基材の粉粒と、焼結助剤の両者を云う。
以下同じ。)中で均一に分散し、常圧焼結により相対密
度95%以上の短繊維強化セラミックス焼結体を提供す
るものである。
発明者らは、短繊維強化セラミックス焼結体のモノリシ
ックな焼結体に比較したときの難焼結性は、主として短
繊維のマトリックス中での不均一な分散に起因すると考
えた。
次に短繊維の成形体中での均一分散を可能とした製造方
法を説明する。本発明者らは、短繊維の均一分散の実現
方法を鋭意検討した結果、スラリー中における粉体のゼ
ータ電位による静電的反発力を利用することが有効であ
ることを確認した。また、ゼータ電位とスラリーのpH
値との間には密接な相関があることが知られている。つ
まり、マトリックス中に短繊維を均一に分散させる時に
は、まずマトリックス粉末及び短繊維の混合スラリーに
おいて、マトリックス粉末及び短繊維が、同符号で絶対
値の大きなゼータ電位を持つようにスラリーpH値を調
整し、マトリックス粉末相互間、短繊維相互間及びマト
リックス粉末−短繊維相互間に静電的反発力を作用させ
、スラリー中でマトリックス粉末と短繊維とを均一に分
散させる。特に、短繊維が大きなゼータ電位を持つよう
にし、短繊維相互間に静電的反発力を作用させることが
重要である。
次に均一な分散を実現したスラリーに、超音波振動を加
えなから噴霧乾燥し、マトリックス粉末相互間、短繊維
相互間及びマトリックス粉末−短繊維相互間の凝集を防
いで短繊維が均一に分散した造粒粉体が得られる。この
造粒粉体を原料として乾式プレス法、泥漿鋳込み法およ
び射出成形法を初めとする種々の成形法を用いることに
よって、マトリックス粉末及び短繊維が均一に分散した
成形体が得られる。
この成形体を焼結することによって、マトリックス粉末
及び短繊維が均一に分散した焼結体が得られる。
すなわち、スラリーのpH値調整を行なえば、短繊維の
マトリックス中での不均一分散が改善されることを見出
した。
ここで、スラリーp)l値−ゼータ電位関係をミクロ電
気泳動法を用いて測定した結果を、SiCウィスカー、
5i3No 、 M2O3、ZrO2,5i02につい
て第1図に示した。
短繊維強化セラミックスは、多くの物質のくみ合わせが
考えられるが、第1図よりSiCウィスカー強化Si3
N4 、SiCウィスカー強化A9203およびSiC
ウィスカー強化ZrO2について考えると、それぞれ、
pH>8、pH>11、pH>8のpH領域で、分散さ
れるm維とマトリックス粉末が同符号で絶対値の大きい
ゼータ電位を持ち、ウィスカーがスラリー中で均一に分
散する。なお、他の物質の組み合わせの場合も、pH調
整によるスラリー中での短繊維の分散は本発明の方法に
より行なえ、上記、3つの例に本発明が限られるもので
はない。
しかしながら、ウィスカーとマトリックス粉末の組み合
わせによっては、上述のゼータ電位の条件を満たすよう
なp)!領域が存在しない場合もある。つまり、粒径な
どの粒子の形状にかかわらず、物質ごとにpH値−ゼー
タ電位の関係はほぼ一定であるため、現在の短繊維強化
セラミックスにおいては、短繊維とマトリックス粉体の
組み合わせによってはゼータ電位が適切となるpH値が
取り得ないことも多い。そこで、このような場合、適切
なゼータ電位が取り得るように、短繊維のpH値−ゼー
タ電位の関係をコントロールした。
つまり、ゼータ電位は粒子またはウィスカーの表面状態
に支配されている。従って、表面に何らかの物質をコー
ティングすることによって、元の粒子またはウィスカー
のゼータ電位をコーティングした物質のゼータ電位への
移動させることができる。そこで適当なpH領域の選択
を可能とするため、短繊維へのコーティングを行なった
コーティングには2つの方法があり、1つは酸化・皮膜
を生成する方法、もう1つはある酸化物をコーティング
する方法である。まず、前者は次の問題を解決するため
になされる。つまり、一般に、非酸化物ウィスカーは、
表面が多少酸化されていて、製造法の違い、メーカー間
の違い、ロフトの違いなどで、表面の酸化状態が異なる
ため、ゼータ電位−pH値量関係異なるという問題があ
る。この時、最も簡便に、安定したゼータ電位−pH値
量関係得る方法は、非酸化物ウィスカーに、酸化により
、酸化物皮膜を生成させることである。このことによっ
て、非酸化物ウィスカーのゼータ−電位−pH値量関係
製造メーカーの違い、種々の製造条件の違いに関わりな
く、表面酸化物のそれにすることができ、安定したゼー
タ電位−pH値量関係得られ、ひいては安定した製造プ
ロセスの確立が可能となる。
また後者のコーティングは、非酸化物ウィスカー、酸化
物ウィスカー共に当てはまるものであり、前述したよう
な、適当なpH領域の選択を可能とすることを目的とす
る。つまり、ウィスカーのゼータ電位−pH値量関係コ
ーティングされた物質のゼータ電位−pH値量関係ずら
すのである。コーティングの方法としては、アルコキシ
ド法に代表される液相のゾルによるセラミックス前駆体
を利用した方法、もしくはCVD法を初めとする気相蒸
着法が有効である。
上述のように、発明者らは、ウィスカーに酸化物の皮膜
を付着させることにより、ウィスカーのp)l値−セー
タ電位関係を酸化物のp)l値−ゼータ電位の関係にず
らしていくことができる事を確認した。特に、酸化物の
種類や付着させる量を変えることにより、広範囲に短繊
維のp”H値−ゼータ電位の関係をコントロールできる
ことを確認した。
このように、短tIh維とマトリックス粉体の最適なゼ
ータ電位を得ることが、pH値を変えることにより、容
易にできるようになり、短繊維のマトリックス中での均
一分散が実現でき、常圧焼結法により、相対密度95%
以上の短繊維強化セラミ・ンクス焼結体が容易に得られ
るようになった。なお、短m維に付着させた酸化物がマ
トリックスの焼結助剤である場合も多い。この場合、焼
結助剤の均一分散も焼結の促進をもたらしている。
強化繊維の量は、焼結体の体積分率で表わすのが適当で
ある。重量分率では繊維とマトリックスとの密度の関係
で変わるからである。なお、重量%も併記した場合は、
粉体、ウィスカーともに理論密度を用いて計算した。
従来技術では、緻密な焼結体の1作製は、専らホットプ
レス法で行なわれてきたので、形状的制約を受ける上に
、生産性が悪くコストが高いなどの欠点があったが、常
圧焼結可能となったことにより、複雑形状を持つ製品を
安価に作成することができるようになった。また、破壊
源となる短繊維のからまりも生成しないので、強度も向
上する。
本発明法では、常圧焼結が可能であるが、HP法で焼結
すれば更に緻密化が達成できる。セラミック短繊維の添
加量が5v01%未満では、短繊維強化が充分に働かず
、65 vol%超になると、本発明においても、短繊
維の均一分散が難しくなり、緻密な焼結体が得られなく
なるため、5〜65vol%がよい。また、常圧焼結に
限れば35 vol%になると緻密化が難しくなるため
、常圧焼結では5〜35 vol%が好ましい。
靭性向上の主なメカニズムとしては、短繊維によるクラ
ンク偏向による効果、および短繊維の引き抜きによるエ
ネルギー散逸による効果がある。
他にもクラックの短繊維によるピン止め効果、そして短
繊維によるクラックポウイノグの効果などがある。以上
のメカニズムにより強靭化がなされる。
助剤としては、一般に知られているものを用いる。代表
的なものとしては、SiCにはB化合物とCまたはA9
化合物を0.1〜5 v−o1%、Si3N4にはAi
zO3,AiN 、 Y2O3、CeO2、MgO及び
ZrO2から選択した一種又は二種以上を2〜15 v
ol%、AQ 203にはY2O3またはMgOを併せ
て0.1〜3 vol%添加する。
焼結法については、雰囲気加圧焼結、ホットプレス焼結
およびHIP焼結も用いることができ。
常圧焼結によるよりも緻密な焼結体が得られる。
短繊維として平均直径が30μm以下で平均長さ500
 p−m以下のものを用い、特に望ましくは平均直径2
pm以下で、平均長さ5(17zm以下の単結晶(ウィ
スカー)を用いると良い。
また、アスペクト比が3未満では、強靭化が充分には起
らず、アスペクト比が20超では、それよリアスペクト
比を大きくしても、強靭化の効果は飽和してしまい、か
えって、均一分散が難しくなるため、アスペクト比は3
〜20とした。
そして、市販のウィスカー等には、3〜20のアスペク
ト比よりずっと大きなアスペクト比を持つものも多い。
このような場合は分級するか、ボールミル等による粉砕
でアスペクト比を調整した後、使用した、方がよい。
実施例1 平均粒径0.23mの窒化珪素粉末に、平均粒径1.5
ルmの窒化アルミニウム、平均粒径0.3pの酸化アル
ミニウムおよび平均粒径0.4 g mの酸化イツトリ
ウムを、それぞれ62g、5g、5g、8g秤量し、ア
セトンを溶媒として、ボールミルで24時間混練し、混
合粉を得た。
平均粒径0.5 p、 m、アスペクト比lO〜40の
炭化珪素ウィスカーを、48時間ボールミルで湿式粉砕
し、溶媒を除去した後、80メツシユのふるいを通し、
アスペクト比3〜20のウィスカーを得た。
この炭化珪素ウィスカーを大気中で800℃×2h熱処
理し、20g0g秤量た。
」−記の混合粉末と炭化珪素ウィスカーの入ったスラリ
ーのpH値をpH=11に調整した後、超音波分散機に
かけながら、噴霧乾燥機にかけ乾燥を行なった。
得られたウィスカーを含む粉末を金型で一次成形後、冷
間等方圧成形を行ない、1770°Cで5時間、窒素雰
囲気中で常圧焼結した。密度と破壊靭性値Krc値をそ
れぞれアルキメデス法と5EPB法により測定した。結
果を表1に示す。また、結果には以下の比較例もあわせ
て示す。
比較例 実施例と同様に行なうが、噴霧乾燥時に、供給するスラ
リーに超音波分散を行なわなかった結果(比較例A)、
実施例と同様に行なうが、使用する炭化珪素ウィスカー
が粉砕されていす、アスペクト比が10〜40である場
合の結果(比較例B)および、実施例と同じ成分分率で
窒化珪素、炭化珪素ウィスカー、窒化アルミニウム、酸
化アルミニウム、酸化イツトリウムを秤量し、アセトン
を溶媒として、ボールミルで24時間混合後、実施例と
同様に焼成した結果(比較例C)及び特に、炭化珪素ウ
ィスカー成分を窒化珪素粉末に変え、実施例と同様に焼
成したモノリシックな焼結体を比較例りとして示した。
本発明の実施例においては、比較例りのモノリシンクな
焼結体の密度(p = 3.27)とほぼ比肩しうる値
(p = 3.24)が得られている。一方、比較例A
−Cまでの繊維強化セラミックス焼結体においては充分
な緻密化がなされていない。
比較例Aは、実施例と違い、噴霧乾燥機へのスラリー供
給時にスラリーへの超音波分散を加えていない。超音波
分散を加えないと、ウィスカーの分散が極めて悪く、密
度は(ρ−2,98)と非常に低い値となった。これよ
り、ウィスカーの均一分散への超音波分散の重要性が理
解できる。
比較例Bは実施例と違い、ウィスカーの粉砕がなされて
いすアスペクト比は10〜40である。ウィスカーのア
スペクト比が大きいため、ウィスカーの分散性が悪く、
密度(p= 3.04)も低くなっている。これより、
ウィスカーのアスペクト比を3〜20に制御することの
重要性が理解できる。
比較例Cは、特に、pHのコントロールをせず、一般の
原料混合法と同じ方法、つまり、ボールミルで24時間
、アセI・ンを溶媒マトリックス粉末とウィスカーを混
合したものである。実施例に比べ(ρ= 3.24)ウ
ィスカーの分散性が悪く、密度(ρ= 2.71)も低
い。このことより 、ゼータ電位のコントロールと超音
波分散をかけながらの噴霧乾燥がウィスカーの均一分散
、ひいては、焼結体の緻密化に極めて有効であることが
わかる。
実施例2 実施例1と製造プロセスは同じであるが、炭化珪素ウィ
スカーの含有量を変えた実験を行なった。ただし、40
 vol%以上炭化珪素ウィスカーを含有する場合、焼
結はホットプレス法(1770’CX5 h X 40
MPa)で行なった。結果を表2に示す。
組成ハ(82−X) SSi3N4−X5iC−5uN
 −5AQ2038 Y2O3テある。Xは炭化珪素ウ
ィスカーが10.20.30.40.50.60、?0
vol%(重量%でそれぞれ8.6.19.3.29.
0.38.9.48.9.58.8、B9.0wt%)
となるようにした。表2より炭化珪素ウィスカーが7Q
 vol%以上では充分な緻密化が進まないことがわか
る。
実施例3 実施例1と製造プロセスは同じであるが、炭化珪素ウィ
スカーとして、A社、B社、0社およびD社という4社
の製品を用い、それぞれのウィスカーをボールミルで粉
砕し、アスペクト比を3〜20とした後、熱処理のない
まま用いた時と、 900°CX2hの熱処理をした後
月いた場合の実験を行なった。実施例1と同様に密度と
破壊靭性Krc値および、顕微鏡電気泳動法によって炭
化珪素ウィスカーのゼータ電位を測定し、結果を表3に
示した。
表3より、市販のウィスカーそのままでは、相対密度が
95%まで上昇しないものもあることがわかる。しかし
、熱処理を行なうことによって、4種のすべてのウィス
カーで98%程度の撒布な焼結体が得られ、安定して緻
密な焼結体を得ることへの、熱処理の効果は明白である
実施例4 マトリックスとしては、酸化アルミニウムを用い、添加
するウィスカーとしては炭化珪素、TiB2もしくは窒
化珪素を用いた。炭化珪素ウィスカーは大気中、800
℃で2時間熱処理し、また窒化珪素ウィスカーは、大気
中、1000°Cで2時間熱処理し、ウィスカー表面に
二酸化シリコンの皮膜をつけた。これらのマトリックス
粉末とウィスカーの混合をウィスカーの成分分率が20
vol%となるように、またスラリーのpH値がpH=
11となるように実施例1と同様に行ない、1900℃
で2時間、常圧焼結し、焼結体を得た。実施例1と同様
に密度とKrc値を測定した。結果を表4に示す。緻密
な焼結体が得られ、破壊靭性値Kzcもマトリックス単
体の値(K rc = 3.91MPa、i)に比べ、
40%以上向上している。
実施例5 実施例1と製造プロセスは同じであるが、ウィスカーに
は5i02皮膜の作成をせず、スラリーのpH値をpH
=7.9.11と変化させて実験を行なった。得られた
焼結体に対して、実施例1と同様に、密度と破壊靭性値
の測定を行ない、結果を表5に示した。
結果より、酸化物のウィスカーへの付着のない時も、絶
対値の大きいゼータ電位を与えるpH値にスラリーを調
整できる場合は、相対密度95%以上の焼結体が得られ
ることがわかる。
つまり、pH=7では、SiCウィスカーのゼータ電位
およびSi3N4のゼータ電位はpH=9やpH=11
の場合に比べて小さいため、ウィスカーの十分な均一分
散が実現されず、緻密化は十分には進まないのに比べ、
pl= 9やpH=llでは、SiCウィスカーやSi
3N4が大きなゼータ電位をもつため、SiCウィスカ
ーが十分、均一に分散し、97%以」−という緻密な焼
結体が得られる。
しかし、酸化物の付着のない時は、絶対値の大きいゼー
タ電位を与えるpH値にスラリーを調整することができ
ない場合には、醇化物の付着にょるゼータ電位のコント
ロールは重要である。
実施例6 実施例1と同様に、62Si3N4−20SiCw −
5AQN−5 A12038 Y2O3(7)?トリッ
クス粉末ト5i02皮膜付着SiCウィスカーの混合粉
末を得た。混合粉末をホットプレス法(1750℃X 
2 hr、 X 40MPa)もしくは、実施例1と同
様の常圧焼結後、雰囲気加圧焼結(2000℃X 2h
r、 X 4MPa)そして、常圧焼結後、HIP焼結
(2000@CX 2 hr、 X 200にPa)c
y)3つの焼結法を行なった。実施例1と同様に密度と
靭性を測定し、結果を表6に示した。表よりホットプレ
ス法、雰囲気加圧焼結法、I(IP法等の方が常圧焼結
法より、緻密化しゃすいことがわかる。KXc値はすべ
ての方法でマトリックス単体の焼結体の値(K re 
= 3.11NPa、/T)よりは高くなり、2倍以上
になっているものもある。
実施例7 実施例工と製造プロセスは同じであるが、20gの炭化
珪素ウィスカーのかわりに炭化珪素ウィスカーと窒化珪
素ウィスカーを混合したものを用いた。試料は3種類で
あり、各々、炭化珪素ウィスカーと窒化珪素ウィスカー
が15gと5g、IOgと10g、5gと15gのもの
である。結果は表7に示した。表6より、実施例1と同
じく、ウィスカーを混合した場合も充分緻密な焼結体が
得られることがわかる。これは、ウィスカー表面に酸化
ケイ素皮膜を付着しているので、ウィスカーのゼータ電
位が酸化ケイ素のゼータ電位に支配されるため、たとえ
、二種以上のウィスカーを用いた時でも、ウィスカーの
均一な分散を得るためには、酸化ケイ素のゼータ電位を
考慮した分散条件さえ満たされれば、ウィスカーの均一
分散は実現されることを示している。
(以下余白) 表2 HP:ホットプレス法 表3 表6 表7 発明の効果 従来の繊維強化セラミックス焼結体は、はとんどの場合
ホットプレス法で作成され、常圧焼結法では緻密(相対
密度〉95%)な焼結体ができなかった。ホットプレス
法は、コストが高く、複雑形状品ができない等の欠点が
あるため、繊維強化セラミックス焼結体を高温構造材料
として実用化するためには、コストが安く、複雑形状品
ができる常圧焼結法により緻密(相対密度〉95%)な
焼結体を得ることが不可欠であった。本発明によれば、
常圧焼結法により、はぼモノリシックな焼結体に匹敵す
る密度をもち、靭性値の高い繊維強化セラミックス焼結
体が得られる。本発明により、繊維強化セラミックス焼
結体の実用化に対し、極めて有用な製造法が得られたの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図はSi3N4 、SiCウィスカー、M2O3、
Z r O2および5102のゼータ電位を示す図であ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)5〜65vol%のセラミックス短繊維を含む相
    対密度が95%以上である緻密な短繊維強化セラミック
    ス焼結体。
  2. (2)マトリックスのセラミックスが珪素、アルミニウ
    ムまたはジルコニウムの炭化物、窒化物または酸化物の
    一種または2種以上と焼結助剤であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の短繊維強化セラミックス焼
    結体。
  3. (3)セラミックス短繊維がSiC、Si_3N_4、
    Al_2O_3、TiB_2およびZrO_2の1種ま
    たは2種以上のセラミックス短繊維であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の短繊維強化セラミック
    ス焼結体。
  4. (4)セラミックス短繊維が直径30μm以下でアスペ
    クト比が3〜20のものよりなることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項または第3項記載の短繊維強化セラミ
    ックス焼結体。
  5. (5)5〜65vol%のセラミックス短繊維を含むセ
    ラミックス粉末および焼結助剤を混合してスラリーとし
    、該スラリー中pHの調整を行いマトリックス粉体とセ
    ラミックス短繊維のゼータ電位の適性化を行なって、セ
    ラミックス短繊維が均一に分散したスラリーを得、さら
    にスラリーに超音波分散をかけながら、噴霧乾燥し、次
    いで焼結して、相対密度が95%以上の焼結体を得るこ
    とを特徴とする短繊維強化セラミックス焼結体の製造方
    法。
  6. (6)ゼータ電位の適性化を、スラリーのpH調整と共
    に、短繊維への各種酸化物のコーティング、または酸化
    物微粒子の付着によって行なう特許請求の範囲第5項記
    載の短繊維強化セラミックス焼結体の製造方法。
  7. (7)ゼータ電位の適性化を、スラリーのpH調整とと
    もに、短繊維への大気中での熱処理による酸化皮膜の生
    成によって行なう特許請求の範囲第5項記載の短繊維強
    化セラミックス焼結体の製造方法。
  8. (8)短繊維が非酸化物の短繊維である特許請求の範囲
    第7項記載の短繊維強化セラミックス焼結体の製造方法
    。 (e)短繊維添加量が5〜35vol%であり、焼結法
    が常圧焼結法である特許請求の範囲第5項記載の短繊維
    強化セラミックス焼結体の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0704414A1 (en) * 1994-09-23 1996-04-03 Mitsubishi Kasei Corporation Alumina fiber granules, process for producing the granules and a process for producing a porous article using the granules
JP2012066963A (ja) * 2010-09-22 2012-04-05 Noritake Co Ltd 多孔質セラミックス基材の製造方法および多段フィルタ
JP2013506760A (ja) * 2009-09-30 2013-02-28 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 歪み耐性の腐食保護コーティング組成物およびコーティングされた物品を構成する方法
CN107663098A (zh) * 2017-09-30 2018-02-06 徐州金盟新型建材有限公司 一种耐磨陶瓷材料

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