JPH01241380A - 角継手部の潜弧溶接方法 - Google Patents
角継手部の潜弧溶接方法Info
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- JPH01241380A JPH01241380A JP6916188A JP6916188A JPH01241380A JP H01241380 A JPH01241380 A JP H01241380A JP 6916188 A JP6916188 A JP 6916188A JP 6916188 A JP6916188 A JP 6916188A JP H01241380 A JPH01241380 A JP H01241380A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はボックス柱の角部を溶接するのに好適の角継手
部の潜弧溶接方法に関し、特に、板厚が40mm以上の
厚肉ボックス柱の溶接を可能とした角継手部の潜弧溶接
方法に関する。
部の潜弧溶接方法に関し、特に、板厚が40mm以上の
厚肉ボックス柱の溶接を可能とした角継手部の潜弧溶接
方法に関する。
[従来の技術]
第4図(a)、(b)は夫々ボックス柱を示す側面図及
び正面図である。通常的12mの長さを有する4枚のス
キンプレート1.2を角筒状に組付けし、建物の梁が出
る床又、は天井に相当する位置に補強用としてダイヤフ
ラム3を配置しである。
び正面図である。通常的12mの長さを有する4枚のス
キンプレート1.2を角筒状に組付けし、建物の梁が出
る床又、は天井に相当する位置に補強用としてダイヤフ
ラム3を配置しである。
つまり、通常、等間隔(約4m)の3位置に、夫72枚
づつダイヤフラム3を固定する。このホックス柱はその
長手方向を水平にした状態で、スキンプレート1.2の
つき合わせ部、つまり、ボックス柱の角部をその長手方
向に溶接して中空柱状に組立てた後、その長手方向を垂
直にして建物の構造物として使用される。
づつダイヤフラム3を固定する。このホックス柱はその
長手方向を水平にした状態で、スキンプレート1.2の
つき合わせ部、つまり、ボックス柱の角部をその長手方
向に溶接して中空柱状に組立てた後、その長手方向を垂
直にして建物の構造物として使用される。
ところで、本願発明者等はこのボックス柱の角部の溶接
に好適の溶接方法を既に提案している(特開昭56−1
44864号)、この従来方法においては、第5図乃至
第8図に示すように、母材であるスキンプレート1と2
との間に、所謂し型又はY型の開先4を形成し、先行電
極及び後行電極の少なくとも2個の電極を使用して大電
流大入熱溶接する。これにより、ボックス柱の角部を高
溶接能率で溶接することができる。
に好適の溶接方法を既に提案している(特開昭56−1
44864号)、この従来方法においては、第5図乃至
第8図に示すように、母材であるスキンプレート1と2
との間に、所謂し型又はY型の開先4を形成し、先行電
極及び後行電極の少なくとも2個の電極を使用して大電
流大入熱溶接する。これにより、ボックス柱の角部を高
溶接能率で溶接することができる。
[発明が解決しようとする課題]
而して、ボックス柱はその角継手部の溶接線方向につい
ての拘束度が比較的弱いために、溶接作業中に第9図に
示すようにタイコ状に変形しやすいという難点がある。
ての拘束度が比較的弱いために、溶接作業中に第9図に
示すようにタイコ状に変形しやすいという難点がある。
このボックス柱の中央における歪量は溶接長、板厚及び
柱幅等によっても異なるが、板厚が約40乃至60 +
anの場合には、約150乃至250龍にもなる。従っ
て、溶接線前半は昇り傾斜溶接となり、後半は下り傾斜
溶接となる。しかも、傾斜角度が一定でないため溶込み
形状は逐次変化すると共に、溶接作業中にも変形が進行
するため、高品質の溶接部を得ることが困難である。
柱幅等によっても異なるが、板厚が約40乃至60 +
anの場合には、約150乃至250龍にもなる。従っ
て、溶接線前半は昇り傾斜溶接となり、後半は下り傾斜
溶接となる。しかも、傾斜角度が一定でないため溶込み
形状は逐次変化すると共に、溶接作業中にも変形が進行
するため、高品質の溶接部を得ることが困難である。
板厚が4011I11未満の薄いスキンプレートの場合
には、溶接入熱が比較的小さく溶接速度が速いので、溶
接中の歪量は比較的少ないため、欠陥の発生には至らな
い、従って、板厚が40mm未満の比較的薄い母材の場
合には、従来方法により問題なく施工されている。
には、溶接入熱が比較的小さく溶接速度が速いので、溶
接中の歪量は比較的少ないため、欠陥の発生には至らな
い、従って、板厚が40mm未満の比較的薄い母材の場
合には、従来方法により問題なく施工されている。
しかしながら、板厚が40mm以上の場合には、大入熱
溶接にせざるを得ないため、歪量が増大して傾斜角度が
大きくなる。また、板厚が厚い分だけ高電流・低速度溶
接にならざるを得ないなめ、昇り傾斜溶接と下り傾斜溶
接とを比較すると、溶込み形状の変化幅が極めて大きく
なる。このため、第5図乃至第8図に示すような種々の
欠陥が発生してしまう。
溶接にせざるを得ないため、歪量が増大して傾斜角度が
大きくなる。また、板厚が厚い分だけ高電流・低速度溶
接にならざるを得ないなめ、昇り傾斜溶接と下り傾斜溶
接とを比較すると、溶込み形状の変化幅が極めて大きく
なる。このため、第5図乃至第8図に示すような種々の
欠陥が発生してしまう。
例えば、昇り傾斜溶接で、特に、ルートフェイスが比較
的短い場合には、第5図に示すように、ビードが細く深
く入って高温割れ5が発生したり、第6図に示すように
、融合不良6が発生して開先4の一部が残存したり、第
7図に示すように、スラグの巻き込み7が発生したりす
る。また、下り傾斜溶接で、特に、ルートフェイスが比
較的長い場合には第8図に示すように、ビードが浅くな
って溶込み不足8が発生し、開先面が残存する。
的短い場合には、第5図に示すように、ビードが細く深
く入って高温割れ5が発生したり、第6図に示すように
、融合不良6が発生して開先4の一部が残存したり、第
7図に示すように、スラグの巻き込み7が発生したりす
る。また、下り傾斜溶接で、特に、ルートフェイスが比
較的長い場合には第8図に示すように、ビードが浅くな
って溶込み不足8が発生し、開先面が残存する。
従って、従来方法をそのまま板厚40mm以上の厚い母
材にも適用しようとすると、上述の如く種々の欠陥が多
発するので、実際上適用することは困難であった。
材にも適用しようとすると、上述の如く種々の欠陥が多
発するので、実際上適用することは困難であった。
なお、この溶接欠陥の防止対策として、傾斜角度に応じ
て溶接条件を調整したり、ボックス柱の両端に油圧ジヤ
ツキ等を設置し、溶接中にボックス柱を昇降させて溶接
位置を常に水平の状態に調整する方法等が検討されてい
る。
て溶接条件を調整したり、ボックス柱の両端に油圧ジヤ
ツキ等を設置し、溶接中にボックス柱を昇降させて溶接
位置を常に水平の状態に調整する方法等が検討されてい
る。
しかしながら、前者のように傾斜角度に応じて溶接条件
を調整するのは、傾斜角度が連続的に変化するため、溶
接条件を逐次又は連続的に変化させる必要がある。この
ため、前者の方法は実用性が劣り、その効果も不十分な
ものであると共に、条件設定を誤まると、スラグの巻き
込み等の欠陥が発生するという難点がある。
を調整するのは、傾斜角度が連続的に変化するため、溶
接条件を逐次又は連続的に変化させる必要がある。この
ため、前者の方法は実用性が劣り、その効果も不十分な
ものであると共に、条件設定を誤まると、スラグの巻き
込み等の欠陥が発生するという難点がある。
また、後者は傾斜角度の変化に対して円滑に対応するこ
とが困難であるため、かえって欠陥が増加する場合もあ
り、更に、昇降移動時に振動を防止するためには多大の
設備費がかかるという欠点がある。
とが困難であるため、かえって欠陥が増加する場合もあ
り、更に、昇降移動時に振動を防止するためには多大の
設備費がかかるという欠点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、
被溶接物に溶接熱歪による程度の傾斜が存在しても、欠
陥がない高品質の溶接部を安定して且つ低コストで得る
ことができる角継手部の潜弧溶接方法を提供することを
目的とする。
被溶接物に溶接熱歪による程度の傾斜が存在しても、欠
陥がない高品質の溶接部を安定して且つ低コストで得る
ことができる角継手部の潜弧溶接方法を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明に係る角継手部の潜弧溶接方法は、ルートフェイ
スが1乃至6市、開先角度が30乃至45°のし型又は
Y型開先継手を、直径が5.3乃至8.0m+aのワイ
ヤ状の先行電極及び後行電極を使用して潜弧溶接する角
継手部の潜弧溶接方法であって、前記先行電極と後行電
極との間の間隔は40乃至80IIIilであり、先行
電極の電流(A1)と後行電極の電流(A2)との比(
A2/A1)が0.65乃至0290であり、先行電極
の電圧(■1)と後行電極の電圧(V2)との比(V
2/■1)が1.20乃至1.50であり、先行電極及
び後行電極の通電部から開先底部までの距離が夫々75
乃至220 mm及び100乃至270市であり、溶接
進行方向についての第1電極及び第2電極の傾斜角度が
その基端側か前方に傾いている場合を−とじて夫々−1
0°乃至+5°及び0°乃至+15°であることを特徴
とする。
スが1乃至6市、開先角度が30乃至45°のし型又は
Y型開先継手を、直径が5.3乃至8.0m+aのワイ
ヤ状の先行電極及び後行電極を使用して潜弧溶接する角
継手部の潜弧溶接方法であって、前記先行電極と後行電
極との間の間隔は40乃至80IIIilであり、先行
電極の電流(A1)と後行電極の電流(A2)との比(
A2/A1)が0.65乃至0290であり、先行電極
の電圧(■1)と後行電極の電圧(V2)との比(V
2/■1)が1.20乃至1.50であり、先行電極及
び後行電極の通電部から開先底部までの距離が夫々75
乃至220 mm及び100乃至270市であり、溶接
進行方向についての第1電極及び第2電極の傾斜角度が
その基端側か前方に傾いている場合を−とじて夫々−1
0°乃至+5°及び0°乃至+15°であることを特徴
とする。
また、この潜弧溶接時に、SiO2;10乃至25重量
%、A(203;4乃至20重量%、MgO;10乃至
25重量%、CaCO3;4乃至12重量%、Mg○/
SiO2重量%比;0.9乃至1.5の組成を有するフ
ラックスを使用することが好ましい。
%、A(203;4乃至20重量%、MgO;10乃至
25重量%、CaCO3;4乃至12重量%、Mg○/
SiO2重量%比;0.9乃至1.5の組成を有するフ
ラックスを使用することが好ましい。
[作用コ
本発明においては、ワイヤ状の先行電極と後行電極とを
使用してし型又はY型の開先継手を潜弧溶接する。
使用してし型又はY型の開先継手を潜弧溶接する。
第1図及び第2図は夫々し型及びY型の開先形状の一例
を示す。この第1及び第2図は被溶接物の一例としてス
キンプレート1,2の端面の一部を示すものであり、第
1図においては、スキンプレート1のつき合わせ面を面
とりすることにより、し型の開先4aを形成し、第2図
においてはスキンプレート1.2の双方のつき合わせ面
を面とりすることにより、Y型の開先4bを形成しであ
る。
を示す。この第1及び第2図は被溶接物の一例としてス
キンプレート1,2の端面の一部を示すものであり、第
1図においては、スキンプレート1のつき合わせ面を面
とりすることにより、し型の開先4aを形成し、第2図
においてはスキンプレート1.2の双方のつき合わせ面
を面とりすることにより、Y型の開先4bを形成しであ
る。
そして、この開先4a、4bの下方に、裏当金9を配置
し、第3図に示すように開先4a、4bに対して1対の
電極10.11を配設してこの開先継手を潜弧溶接する
。
し、第3図に示すように開先4a、4bに対して1対の
電極10.11を配設してこの開先継手を潜弧溶接する
。
第3図においては、開先4a、4bの延長方向(ボック
ス柱の長手方向)に離隔して1対の電極10.11が配
設されており、先行電極10は後行電極11よりも溶接
の進行方向12の前方に配置されている。なお、図示例
は先行電極10の基端部側が垂直方向に対し溶接進行方
向12の前方側に傾斜しており、後行電極11の基端部
側は垂直方向に対し溶接進行方向12の後方側に傾斜し
ている。
ス柱の長手方向)に離隔して1対の電極10.11が配
設されており、先行電極10は後行電極11よりも溶接
の進行方向12の前方に配置されている。なお、図示例
は先行電極10の基端部側が垂直方向に対し溶接進行方
向12の前方側に傾斜しており、後行電極11の基端部
側は垂直方向に対し溶接進行方向12の後方側に傾斜し
ている。
そして、この1対の先行電極10及び後行電極11を使
用してこれらの電極を矢印12方向に移動させつつ開先
継手部を潜弧溶接すると、先行電極10により形成され
た溶融金属が完全に凝固しないうちに後行電極による入
熱が加えられるように各種の条件を設定することにより
、高温割れの発生を効果的に防止することができる。
用してこれらの電極を矢印12方向に移動させつつ開先
継手部を潜弧溶接すると、先行電極10により形成され
た溶融金属が完全に凝固しないうちに後行電極による入
熱が加えられるように各種の条件を設定することにより
、高温割れの発生を効果的に防止することができる。
以下、この高温割れ及びその他の溶接欠陥を防止すると
いう本願発明の目的を達成すべく、本願特許請求の範囲
の請求項1にて規定した各溶接条件について説明する。
いう本願発明の目的を達成すべく、本願特許請求の範囲
の請求項1にて規定した各溶接条件について説明する。
ルートフェイス
ルートフェイスRは、第1図及び第2図に示すように開
先4a、4bにおいて、スキンプレート1.2が接触す
る領域の長さであるが、このルートフェイスRは1乃至
6 ++uaにすることが必要である。ルートフェイス
Rがllll11未満であると、特に昇り傾斜溶接にお
いて、溶込みが深くなり、裏当金9に直接アークが当た
るため溶落が発生する。
先4a、4bにおいて、スキンプレート1.2が接触す
る領域の長さであるが、このルートフェイスRは1乃至
6 ++uaにすることが必要である。ルートフェイス
Rがllll11未満であると、特に昇り傾斜溶接にお
いて、溶込みが深くなり、裏当金9に直接アークが当た
るため溶落が発生する。
一方、ルートフェイスRが6開を超えると、特に下り傾
斜溶接において、溶込みが浅くなり、溶込み不足(第8
図参照)が生じて開先面が残存する。このため、ルート
フェイスRを1乃至6 smに設定する。
斜溶接において、溶込みが浅くなり、溶込み不足(第8
図参照)が生じて開先面が残存する。このため、ルート
フェイスRを1乃至6 smに設定する。
ILλ1
開先角度αが30’未満であると、開先が狭すぎるため
、ビードが細長いものとなり、高温割れ(第5図参照)
が発生し易い。特に、上り傾斜溶接の場合に高温割れが
発生する。
、ビードが細長いものとなり、高温割れ(第5図参照)
が発生し易い。特に、上り傾斜溶接の場合に高温割れが
発生する。
一方、開先角度αが45°を超えると、開先断面積が広
過ぎるため、溶接能率が悪く不経済である。
過ぎるため、溶接能率が悪く不経済である。
電極ワイヤ径
本発明においては、比較的太い電極ワイヤを使用するこ
とによって、過度の溶込みを防止すると共に、ビード底
部においてビートを十分に広がらせて種々の欠陥を防止
する。電極ワイヤ径が5゜3 n+m未満であると、溶
込みが過剰になり、ビード底部のヒート幅が狭いため、
高温割れ、融合不良(第6図参照〉及びスラグ巻き込み
(第7図参照)等の欠陥が発生する。
とによって、過度の溶込みを防止すると共に、ビード底
部においてビートを十分に広がらせて種々の欠陥を防止
する。電極ワイヤ径が5゜3 n+m未満であると、溶
込みが過剰になり、ビード底部のヒート幅が狭いため、
高温割れ、融合不良(第6図参照〉及びスラグ巻き込み
(第7図参照)等の欠陥が発生する。
一方、電極ワイヤ径が8.0+emを超えると、電極ワ
イヤが硬くなり、取扱いが不便であると共に、ワイヤの
矯正も困難であり、所定位置に電極ワイヤを位置させ難
くなり、そのズレが生じる。このため電極ワイヤ径は5
,3乃至8.01にする。
イヤが硬くなり、取扱いが不便であると共に、ワイヤの
矯正も困難であり、所定位置に電極ワイヤを位置させ難
くなり、そのズレが生じる。このため電極ワイヤ径は5
,3乃至8.01にする。
友近電極と後行電極との間の距離
先行電極の先端と後行電極と先端との間の距離β(第3
図参照)は40乃至80mmにする。これにより先行電
極により形成された溶融金属のプールが半凝固状態のと
きに後行電極により溶融金属のプールが形成されるので
、所謂セミワンブール状態で溶融金属が形成されて高温
割れが防止される。
図参照)は40乃至80mmにする。これにより先行電
極により形成された溶融金属のプールが半凝固状態のと
きに後行電極により溶融金属のプールが形成されるので
、所謂セミワンブール状態で溶融金属が形成されて高温
割れが防止される。
これに対し、極間距離gが40北未満の場合には、ワン
ブール溶接の状態となり、1電極により溶接する場合と
同様の状態となって高温割れが発生する。また、1電極
溶接の場合は溶接速度が極端に遅くなるため、ビード外
観が劣化する。
ブール溶接の状態となり、1電極により溶接する場合と
同様の状態となって高温割れが発生する。また、1電極
溶接の場合は溶接速度が極端に遅くなるため、ビード外
観が劣化する。
一方、極間距M!;lが801を超えると、所謂ツーブ
ールで溶接が進行する状態、つまり先行電極によるプー
ルが完全に凝固した後に後行電極が通過することになり
、先行電極の溶接金属に発生した高温割れが後行電極の
通過後にも消失せずに残存する。
ールで溶接が進行する状態、つまり先行電極によるプー
ルが完全に凝固した後に後行電極が通過することになり
、先行電極の溶接金属に発生した高温割れが後行電極の
通過後にも消失せずに残存する。
このように、極間距離ρが長過ぎてもまた短か過ぎても
高温割れが発生するので、極間距離pは40乃至80m
mにする。
高温割れが発生するので、極間距離pは40乃至80m
mにする。
高温割れを防止すると共に、ビード形状を適切なものに
するために、先行型′If!(At)と後行電極(A2
)との電流比A2/AIを0.65乃至0.90に設定
する。
するために、先行型′If!(At)と後行電極(A2
)との電流比A2/AIを0.65乃至0.90に設定
する。
電流比A2/AIが0.65未満であると、後行電極の
溶込みが不十分となり、特に、昇り傾斜溶接において先
行電極の溶接金属に高温割れが発生する。
溶込みが不十分となり、特に、昇り傾斜溶接において先
行電極の溶接金属に高温割れが発生する。
電流比A2/AIが0.90を超えると、後行電極の溶
込みが過剰になり、後行電極の溶接金属に高温割れが発
生する。また、下り傾斜溶接においては、後行電極の溶
接入熱が過剰のため、ビード形状がその中心部にて鋭角
に突出するものとなり、ビード外観が劣化する。
込みが過剰になり、後行電極の溶接金属に高温割れが発
生する。また、下り傾斜溶接においては、後行電極の溶
接入熱が過剰のため、ビード形状がその中心部にて鋭角
に突出するものとなり、ビード外観が劣化する。
このような理由で、電流比A 2 / A 1を0.6
5乃至0.90に設定する。
5乃至0.90に設定する。
高温割れ、融合不良及びスラグ巻き込み等の欠陥を防止
するため、電圧比V 2 / V 1を1.20乃至1
.50に設定する。一般的に電圧が低い方がビードが深
く形成され易く、電圧が高い方が溶接ビードの広がりが
良くなる。而して、電圧比V 2 / V 1が1.2
0未満であると、後行電極の溶込みが過剰になり、1ブ
ールと同様の状態になって、特に昇り傾斜溶接において
後行電極の溶接金属に高温割れが発生する。
するため、電圧比V 2 / V 1を1.20乃至1
.50に設定する。一般的に電圧が低い方がビードが深
く形成され易く、電圧が高い方が溶接ビードの広がりが
良くなる。而して、電圧比V 2 / V 1が1.2
0未満であると、後行電極の溶込みが過剰になり、1ブ
ールと同様の状態になって、特に昇り傾斜溶接において
後行電極の溶接金属に高温割れが発生する。
逆に、電圧比V2/Vlが1.50を超えると、後行電
極の溶込みが不足するため、特に、昇り溶接で先行電極
の溶接金属に高温割れが発生する。
極の溶込みが不足するため、特に、昇り溶接で先行電極
の溶接金属に高温割れが発生する。
また、先行電極と後行電極とにより形成される溶接金属
の境界部において、融合不良及びスラグ巻き込み等の欠
陥が発生する。
の境界部において、融合不良及びスラグ巻き込み等の欠
陥が発生する。
このため、電圧比V2/Vlを1.20乃至1.50に
する。
する。
2ゴヨ胃犬讃巳、展濠−
先行電極の通電部から開先底部までの距Mh+(第3図
参照、以下ワイヤ突出し長さという)を75乃至220
mmに設定し、同様に後行電極のワイヤ突出し長さh
2を100乃至270 mm、好ましくは150乃至2
701にする。
参照、以下ワイヤ突出し長さという)を75乃至220
mmに設定し、同様に後行電極のワイヤ突出し長さh
2を100乃至270 mm、好ましくは150乃至2
701にする。
本発明においては、ワイヤ突出し長さを比較的長くする
ことによって、ビード底部のビートの広がりを良好なも
のにして欠陥を防止する。突出し長さが長い方がジュー
ル熱が多く発生し、ワイヤ溶融速度が速いため、溶接能
率が向上し、ボックス柱等の被溶接物の歪量も若干少な
くなる。
ことによって、ビード底部のビートの広がりを良好なも
のにして欠陥を防止する。突出し長さが長い方がジュー
ル熱が多く発生し、ワイヤ溶融速度が速いため、溶接能
率が向上し、ボックス柱等の被溶接物の歪量も若干少な
くなる。
先行電極のワイヤ突出し長さhlが75mm未満である
と、ビード底部のビード幅が狭くなり、高温割れ、融合
不良及びスラグの巻き込みが発生する。また、ワイヤの
溶融速度が遅くなり、非能率−的である。更に、生成し
た溶融スラグを引きづり易く、ビード外観が劣化する。
と、ビード底部のビード幅が狭くなり、高温割れ、融合
不良及びスラグの巻き込みが発生する。また、ワイヤの
溶融速度が遅くなり、非能率−的である。更に、生成し
た溶融スラグを引きづり易く、ビード外観が劣化する。
一方、ワイヤ突出し長さhlが220 inを超えると
、溶込みが不安定となり、特に、下り傾斜溶接において
、溶込み不足が発生し易い。
、溶込みが不安定となり、特に、下り傾斜溶接において
、溶込み不足が発生し易い。
後行電極のワイヤ突出し長さh2が100市未満である
と、後行電極のビード底部のビード幅が狭くなり、先行
電極のビードと後行電極のビードとの境界で融合不良及
びスラグ巻き込み等の欠陥が発生する。このため、ワイ
ヤ突出し長さh2は100 mm以下にする。なお、ワ
イヤ突出し長さh2が150mm未満であると、ワイヤ
溶融速度が遅くなるため非能率的である。このため、後
行電極のワイヤ突出し長さh2は150mm以上にする
ことが好ましい。
と、後行電極のビード底部のビード幅が狭くなり、先行
電極のビードと後行電極のビードとの境界で融合不良及
びスラグ巻き込み等の欠陥が発生する。このため、ワイ
ヤ突出し長さh2は100 mm以下にする。なお、ワ
イヤ突出し長さh2が150mm未満であると、ワイヤ
溶融速度が遅くなるため非能率的である。このため、後
行電極のワイヤ突出し長さh2は150mm以上にする
ことが好ましい。
逆に、ワイヤ突出し長さh2が270m口を超えると、
溶込み及びビート幅の安定性が劣化し、耐高温割れ性及
びビード外観が劣化する。このため、ワイヤ突出し長さ
h2は270 mm以下にする。
溶込み及びビート幅の安定性が劣化し、耐高温割れ性及
びビード外観が劣化する。このため、ワイヤ突出し長さ
h2は270 mm以下にする。
込イコ11土魚兼−
先行電極及び後行電極のワイヤ傾斜角度θ1゜θ2は夫
々−10乃至+5°及びO乃至15°に設定する。この
場合に、第3図に示す後行電極11の如く、溶接進行方
向12について電極ワイヤ基端が後方に傾斜している場
合の傾斜角度を士、先行電極10の如く、電極ワイヤ基
端が前方に傾斜している場合の傾斜角度を−とする。
々−10乃至+5°及びO乃至15°に設定する。この
場合に、第3図に示す後行電極11の如く、溶接進行方
向12について電極ワイヤ基端が後方に傾斜している場
合の傾斜角度を士、先行電極10の如く、電極ワイヤ基
端が前方に傾斜している場合の傾斜角度を−とする。
先行電極10のワイヤ傾斜角度θlは一10’乃至+5
°にする。この傾斜角度θ1を一側に強くする程溶込み
が深くなり、ビート幅が狭くなる。
°にする。この傾斜角度θ1を一側に強くする程溶込み
が深くなり、ビート幅が狭くなる。
この場合に、θ1が一10’より小さいと、つまり−1
0°より前方に強く傾斜すると、溶込みが過剰になると
共に、ビード底部のビード幅が狭くなり、特に昇り溶接
において、高温割れ、融合不良及びスラグ巻き込みが発
生し易くなる。また、ビード外観も劣化する。
0°より前方に強く傾斜すると、溶込みが過剰になると
共に、ビード底部のビード幅が狭くなり、特に昇り溶接
において、高温割れ、融合不良及びスラグ巻き込みが発
生し易くなる。また、ビード外観も劣化する。
ワイヤ傾斜角度θlが+5°より大きい場合は、溶融金
属が前方に流れて先行し易くなり、溶込みが不安定にな
る。また、下り傾斜溶接において、溶込み不足が発生す
る。このため、先行電極のワイヤ傾斜角度θ1は一10
°乃至+5°に設定する。
属が前方に流れて先行し易くなり、溶込みが不安定にな
る。また、下り傾斜溶接において、溶込み不足が発生す
る。このため、先行電極のワイヤ傾斜角度θ1は一10
°乃至+5°に設定する。
後行電極11のワイヤ傾斜角度θ2は0°乃至+15°
にする。θ2が0°より小さいと、ビード幅が狭くなり
、融合不良が発生して極端な場合には開先表面の一部が
残存する。また、ビード外観も劣化する。
にする。θ2が0°より小さいと、ビード幅が狭くなり
、融合不良が発生して極端な場合には開先表面の一部が
残存する。また、ビード外観も劣化する。
一方、後行電極11のワイヤ傾斜角度θ2が+15°を
超えると、後行電極11の溶込みが浅くなり、先行電極
10の溶接金属に高温割れが発生し易い。また、アーク
が先行して溶融金属が前方に吹かれてしまうため、ビー
ド外観が急激に劣化する。
超えると、後行電極11の溶込みが浅くなり、先行電極
10の溶接金属に高温割れが発生し易い。また、アーク
が先行して溶融金属が前方に吹かれてしまうため、ビー
ド外観が急激に劣化する。
このため、後行電極11のワイヤ傾斜角度θ2は0乃至
+15°に設定する。
+15°に設定する。
Lへ(
なお、先行電極には直流電圧を印加することが好ましい
。溶込みを安定化させるためである。
。溶込みを安定化させるためである。
また、先行電極及び後行電極の双方に3相交流電源を接
続する場合には、先行電極と後行電極の結線方法を逆V
結線にすることが好ましい。ビード外観及びビード幅を
良好にすると共に、溶込みを安定化させるためである。
続する場合には、先行電極と後行電極の結線方法を逆V
結線にすることが好ましい。ビード外観及びビード幅を
良好にすると共に、溶込みを安定化させるためである。
更に、アース位置はクレータ−側アースとするのが好ま
しい。同様に、ビード外観及び溶込み等の安定化のため
である。
しい。同様に、ビード外観及び溶込み等の安定化のため
である。
次に、フラックスの組成について説明する。本発明にお
いては以下に示す組成のフラックスを使用するのが好ま
しい。
いては以下に示す組成のフラックスを使用するのが好ま
しい。
旦±pユ
SiO2は酸性成分であり、スラグの粘性を調整するの
に必須の成分である。5i02が10重量%未満である
と、スラグの粘性が不十分となり、ビート幅が不安定又
は不均一となって特に下り傾斜溶接においてアンダーカ
ットが発生し易く、ビード表面がその中心線に沿って鋭
角に突出するようなビードが形成され易い。
に必須の成分である。5i02が10重量%未満である
と、スラグの粘性が不十分となり、ビート幅が不安定又
は不均一となって特に下り傾斜溶接においてアンダーカ
ットが発生し易く、ビード表面がその中心線に沿って鋭
角に突出するようなビードが形成され易い。
5i02が25重量%を超えると、スラグの粘性が過剰
になり、ビードの広がりが不十分になり易い。また、塩
基度が低くなり、大入熱溶接での靭性が劣化し易い。
になり、ビードの広がりが不十分になり易い。また、塩
基度が低くなり、大入熱溶接での靭性が劣化し易い。
このため、5i02は10乃至25重量%にすることが
好ましい。
好ましい。
へ13−」ユ
八Q203は中性成分であり、溶接金属の靭性を損なう
ことなくスラグの粘性及び凝固温度を調整するのに有効
な成分である。A、R203が4重量%未満であると、
スラグの粘性及び凝固温度が低くなり、ビード幅が不均
一になると共に、特に下り傾斜でアンダーカット等の欠
陥が発生し易い。
ことなくスラグの粘性及び凝固温度を調整するのに有効
な成分である。A、R203が4重量%未満であると、
スラグの粘性及び凝固温度が低くなり、ビード幅が不均
一になると共に、特に下り傾斜でアンダーカット等の欠
陥が発生し易い。
一方、Aρ203の20重量%を超えると、スラグの凝
固温度が高温になり過ぎるため、ビードの広がりが不十
分になり易い。
固温度が高温になり過ぎるため、ビードの広がりが不十
分になり易い。
このため、Al2O3は・1乃至20重量?6とするこ
とが好ましい。
とが好ましい。
M」Lp−
M g Oは塩基性成分であり、溶接金属の靭性を確保
しつつスラグの粘性を調整するのに有効な成分て゛ある
。
しつつスラグの粘性を調整するのに有効な成分て゛ある
。
M g Oが10重量%であると、スラグの粘性が不十
分であり、と−ド幅が不均一になり易い。また、塩基度
が低くなるため、大入熱溶接での靭性が劣化し易い。
分であり、と−ド幅が不均一になり易い。また、塩基度
が低くなるため、大入熱溶接での靭性が劣化し易い。
MgOが25重量%を超えると、スラグの粘性が高くな
り過ぎ、ポックマーク等のガス欠陥が発生し易い。また
、スラグの剥離性が劣化し、ビード表面にスラグが焼付
き易くなる。
り過ぎ、ポックマーク等のガス欠陥が発生し易い。また
、スラグの剥離性が劣化し、ビード表面にスラグが焼付
き易くなる。
このため、MgOの含有量は10乃至25重量%とする
のが好ましい。
のが好ましい。
CaC五
CaCO3は溶接中にCaOとC02とに分解し、Co
2ガスによって溶接部を外気からシールドすると共に、
不純物ガス(N2又はN2等)の分圧を低下させ、溶接
金属中への侵入を防止するのに有効な成分である。
2ガスによって溶接部を外気からシールドすると共に、
不純物ガス(N2又はN2等)の分圧を低下させ、溶接
金属中への侵入を防止するのに有効な成分である。
Ca CO3が4重量%未満である場合は、CO□ガス
によるシールド効果が不十分であり、溶接金属中の水素
及び窒素量が増大し、低温割れ及び靭性の低下が生じ易
い。
によるシールド効果が不十分であり、溶接金属中の水素
及び窒素量が増大し、低温割れ及び靭性の低下が生じ易
い。
一方、CaCO3が12重量%を超えると、CO2ガス
の発生量が過剰になり、ガスが均一に抜けずに溶接中の
吹上げ現象が極めて多くなり、ビート外観が劣化し易い
。
の発生量が過剰になり、ガスが均一に抜けずに溶接中の
吹上げ現象が極めて多くなり、ビート外観が劣化し易い
。
このため、CacO3は4乃至12重量%にする9二と
が好ましい。
が好ましい。
姓盈p/王」」ユ
MgO/5iOzの重量%比は、塩基度を適切にすると
共に、溶接作業性を確保するために、0゜9乃至1.5
にする。
共に、溶接作業性を確保するために、0゜9乃至1.5
にする。
M g○/SiO2が0.9未満であると、塩基度が低
過ぎるため大入熱溶接における靭性が低下する。また、
ビード表面にアンダーカットが発生し易い。
過ぎるため大入熱溶接における靭性が低下する。また、
ビード表面にアンダーカットが発生し易い。
逆に、MgO,/SiO2が1.5を超えると、ポック
マーク及びスラグの焼付きが増加するため好ましくない
。
マーク及びスラグの焼付きが増加するため好ましくない
。
七へ東
約20乃至40重量%の鉄粉をフラックス中に添加する
ことが好ましい。これにより、溶着速度を増加させ、溶
接入熱を低下させることができる。
ことが好ましい。これにより、溶着速度を増加させ、溶
接入熱を低下させることができる。
鉄粉添加量が20重量%未満であると、この効果が少な
く、40重量%を超えるとスラグの巻込みが発生し易く
なる。
く、40重量%を超えるとスラグの巻込みが発生し易く
なる。
溶接金属中の[Ti]含有量が0.005乃至0.03
0重量%になるように、フラックス中にF e −T
i合金及び/又はTiO2等のTi源を添加するか、或
は電極ワイヤ中に適量のTiを添加することが好ましい
。また、フラックス及び電極ワイヤの双方にTi源を添
加してもよい。
0重量%になるように、フラックス中にF e −T
i合金及び/又はTiO2等のTi源を添加するか、或
は電極ワイヤ中に適量のTiを添加することが好ましい
。また、フラックス及び電極ワイヤの双方にTi源を添
加してもよい。
また、溶接金属中のCB]含有量が0.0015乃至0
.0050重量%になるように、フラックス中にFe−
B合金及び/又はB2O3を添加することが好ましい。
.0050重量%になるように、フラックス中にFe−
B合金及び/又はB2O3を添加することが好ましい。
又は、このB源を電極ワイヤから添加してもよいし、フ
ラックス及びワイヤの双方から添加してもよい。
ラックス及びワイヤの双方から添加してもよい。
このように、溶接金属中にTi及びBを添加するのは、
大入熱溶接における靭性を確保するためである。Ti及
びBの含有量が夫々0.005重量%未満及び0.00
15重量%未満の場合には、靭性向上の効果が少ない。
大入熱溶接における靭性を確保するためである。Ti及
びBの含有量が夫々0.005重量%未満及び0.00
15重量%未満の場合には、靭性向上の効果が少ない。
一方、Ti含有量が0.030重量%を超えると、逆に
靭性が低下してしまう。また、B含有量が0.0050
重量%を超えると、高温割れが発生し易い。
靭性が低下してしまう。また、B含有量が0.0050
重量%を超えると、高温割れが発生し易い。
このため、溶接金属中の[Ti]含有量及び[B]含有
量が夫々0.005乃至0.030重量%及び0.00
15乃至0.0050重量%になるように、フラックス
及び/又は電極ワイヤの添加成分を調整することが好ま
しい。
量が夫々0.005乃至0.030重量%及び0.00
15乃至0.0050重量%になるように、フラックス
及び/又は電極ワイヤの添加成分を調整することが好ま
しい。
[実施例]
次に、本発明方法により実際に溶接試験した実施例につ
いて、本願特許請求の範囲の請求項1から外れる比較例
と共に説明する。
いて、本願特許請求の範囲の請求項1から外れる比較例
と共に説明する。
下記第1表は実施例1乃至4及び比較例1乃至6の溶接
条件を示す。但し、この溶接試験は、ボックス柱が第9
図に示すように、タイコ状に変形した場合の歪量を25
0 mmと想定して湾曲させた試験体を用意し、250
+nw+の歪量に相当する2゜5°の昇り傾斜溶接及
び2,5°の下り傾斜溶接の双方を設定して溶接したも
のであり、その溶接後の内部欠陥及びビード外観を調査
した。この試験体の長さは1.5mである。
条件を示す。但し、この溶接試験は、ボックス柱が第9
図に示すように、タイコ状に変形した場合の歪量を25
0 mmと想定して湾曲させた試験体を用意し、250
+nw+の歪量に相当する2゜5°の昇り傾斜溶接及
び2,5°の下り傾斜溶接の双方を設定して溶接したも
のであり、その溶接後の内部欠陥及びビード外観を調査
した。この試験体の長さは1.5mである。
但し、使用したフラックスは下記第2表に示すN[Lハ
の組成を有するものである。また、使用した電極ワイヤ
は各電極ワイヤ径について異なり、下記第3表に示すと
おりである。
の組成を有するものである。また、使用した電極ワイヤ
は各電極ワイヤ径について異なり、下記第3表に示すと
おりである。
また、第1表中(L)は先行電極、(T)は後行電極を
示す。
示す。
但し、第2表において、T i 02含有量は、T i
02の外にF e −T i等のTi源をTiO2に
換算したものも含む総量である。また、B2O3含有量
もFe−B等のB源をB20.に換算したものも含む。
02の外にF e −T i等のTi源をTiO2に
換算したものも含む総量である。また、B2O3含有量
もFe−B等のB源をB20.に換算したものも含む。
更に、その他欄はCaF2、CaO、BaO、Na2O
及びに20等の総量である。
及びに20等の総量である。
更にまた、フラックスの粒度は、全て10×48メツシ
ユである。
ユである。
この実施例1乃至4及び比較例1乃至6の各条件で溶接
した後、超音波検査により昇り傾斜溶接時及び下り傾斜
溶接時の双方について内部欠陥を調査すると共に、ビー
ド外観を目視観察した。その結果を下記第4表に示す。
した後、超音波検査により昇り傾斜溶接時及び下り傾斜
溶接時の双方について内部欠陥を調査すると共に、ビー
ド外観を目視観察した。その結果を下記第4表に示す。
この第4表から明らかな如く、本実施例の場合には、昇
り溶接及び下り溶接のいずれについても欠陥が発生せず
、ビード外観も良好であった。これに対し、比較例1乃
至6の場合は、昇り傾斜溶接時又は下り傾斜溶接時の少
なくともいずれかにおいて欠陥が発生し、ビート外観が
劣るものであった。
り溶接及び下り溶接のいずれについても欠陥が発生せず
、ビード外観も良好であった。これに対し、比較例1乃
至6の場合は、昇り傾斜溶接時又は下り傾斜溶接時の少
なくともいずれかにおいて欠陥が発生し、ビート外観が
劣るものであった。
次に、前記第2表に組成を示す種々のフラックスを使用
し、前記第1表の実施例2の条件で溶接して溶接品質に
対するフラックスの影響を調べた結果について説明する
。下記第5表は、フラックスが阻イ1口、ハと本願請求
項2にて規定した範囲に入るものを使用した場合と、フ
ラックスがN[1゜二、ホ、へと前記範囲から外れるも
のを使用した場合とについてその溶接結果を示したもの
である。
し、前記第1表の実施例2の条件で溶接して溶接品質に
対するフラックスの影響を調べた結果について説明する
。下記第5表は、フラックスが阻イ1口、ハと本願請求
項2にて規定した範囲に入るものを使用した場合と、フ
ラックスがN[1゜二、ホ、へと前記範囲から外れるも
のを使用した場合とについてその溶接結果を示したもの
である。
この第5表から明らかなように、使用フラックスがNI
Lイ1口、ハの場合は、内部欠陥が存在せず、と−ド外
観も極めて良好であった。これに対し、使用フラックス
がN[L二、ホ、への場合は、内部欠陥は発生しないも
のの、アンダーカット等のビード外観が劣る。しかしな
がら、このフラックスNn。
Lイ1口、ハの場合は、内部欠陥が存在せず、と−ド外
観も極めて良好であった。これに対し、使用フラックス
がN[L二、ホ、への場合は、内部欠陥は発生しないも
のの、アンダーカット等のビード外観が劣る。しかしな
がら、このフラックスNn。
二、ホ、へを使用した実施例8,9.10の場合も、内
部欠陥は存在せず、外観上の欠陥のみであるから、表面
の補修溶接等の手直しをすれば十分に使用可能である。
部欠陥は存在せず、外観上の欠陥のみであるから、表面
の補修溶接等の手直しをすれば十分に使用可能である。
[発明の効果コ
本発明によれば、板厚が40mm以上と被溶接物が厚い
大電流大入熱溶接の場合にも、高温割れ等の内部欠陥が
発生せず、高品質の溶接部を安定して且つ低コストで製
造することができる。
大電流大入熱溶接の場合にも、高温割れ等の内部欠陥が
発生せず、高品質の溶接部を安定して且つ低コストで製
造することができる。
また、請求項2に規定した組成を有するフラックスを使
用すればビード外観も極めて優れたものが得られる。
用すればビード外観も極めて優れたものが得られる。
第1図及び第2図は開先形状を示す模式図、第3図は電
極ワイヤの傾斜角度を示す模式図、第4図(a>、(b
)は夫々ボックス柱を示す側面図及び正面図、第5図乃
至第8図は夫々高温割れ、融合不良、スラグ巻込み及び
溶込み不足の各欠陥を示す模式図、第9図は変形が発生
したボックス柱の歪を示す正面図である。
極ワイヤの傾斜角度を示す模式図、第4図(a>、(b
)は夫々ボックス柱を示す側面図及び正面図、第5図乃
至第8図は夫々高温割れ、融合不良、スラグ巻込み及び
溶込み不足の各欠陥を示す模式図、第9図は変形が発生
したボックス柱の歪を示す正面図である。
Claims (2)
- (1)ルートフェイスが1乃至6mm、開先角度が30
乃至45゜のレ型又はY型開先継手を、直径が5.3乃
至8.0mmのワイヤ状の先行電極及び後行電極を使用
して潜弧溶接する角継手部の潜弧溶接方法であって、前
記先行電極と後行電極との間の間隔は40乃至80mm
であり、先行電極の電流(A_1)と後行電極の電流(
A_2)との比(A_2/A_1)が0.65乃至0.
90であり、先行電極の電圧(V_1)と後行電極の電
圧(V_2)との比(V_2/V_1)が1.20乃至
1.50であり、先行電極及び後行電極の通電部から開
先底部までの距離が夫々75乃至220mm及び100
乃至270mmであり、溶接進行方向についての第1電
極及び第2電極の傾斜角度がその基端側が前方に傾いて
いる場合を−として夫々−10゜乃至+5゜及び0゜乃
至+15゜であることを特徴とする角継手部の潜弧溶接
方法。 - (2)SiO_2;10乃至25重量%、Al_2O_
3;4乃至20重量%、MgO;10乃至25重量%、
CaCO_3;4乃至12重量%、MgO/SiO_2
重量%比;0.9乃至1.5の組成を有するフラックス
を使用することを特徴とする請求項1に記載の角継手部
の潜弧溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63069161A JPH0630818B2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | 角継手部の潜弧溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63069161A JPH0630818B2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | 角継手部の潜弧溶接方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01241380A true JPH01241380A (ja) | 1989-09-26 |
| JPH0630818B2 JPH0630818B2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=13394697
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63069161A Expired - Lifetime JPH0630818B2 (ja) | 1988-03-23 | 1988-03-23 | 角継手部の潜弧溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630818B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04167998A (ja) * | 1990-10-30 | 1992-06-16 | Kobe Steel Ltd | 潜弧溶接用ボンドフラックス |
| EP3170614A1 (en) * | 2015-11-20 | 2017-05-24 | ALSTOM Renewables Technologies Wind B.V. | Joining plates at an angle |
| JP2023146182A (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-12 | Jfeスチール株式会社 | 溶接組立箱形断面部材およびその設計方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50159442A (ja) * | 1974-06-14 | 1975-12-24 |
-
1988
- 1988-03-23 JP JP63069161A patent/JPH0630818B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50159442A (ja) * | 1974-06-14 | 1975-12-24 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04167998A (ja) * | 1990-10-30 | 1992-06-16 | Kobe Steel Ltd | 潜弧溶接用ボンドフラックス |
| EP3170614A1 (en) * | 2015-11-20 | 2017-05-24 | ALSTOM Renewables Technologies Wind B.V. | Joining plates at an angle |
| JP2023146182A (ja) * | 2022-03-29 | 2023-10-12 | Jfeスチール株式会社 | 溶接組立箱形断面部材およびその設計方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0630818B2 (ja) | 1994-04-27 |
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