JPH01249343A - 表面被覆されたポリビニルアルコール系フイルム及びその製造方法 - Google Patents

表面被覆されたポリビニルアルコール系フイルム及びその製造方法

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JPH01249343A
JPH01249343A JP7919288A JP7919288A JPH01249343A JP H01249343 A JPH01249343 A JP H01249343A JP 7919288 A JP7919288 A JP 7919288A JP 7919288 A JP7919288 A JP 7919288A JP H01249343 A JPH01249343 A JP H01249343A
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JP
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film
polyvinyl alcohol
plasticizer
water
polyhydric alcohol
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JP7919288A
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Kazutoshi Terada
和俊 寺田
Hirotoshi Miyazaki
宮崎 弘年
Junnosuke Yamauchi
山内 淳之介
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明はポリビニルアルコール系フィルム及びその製造
方法に関する。ざらに詳しくは、柔軟性に優れ、かつ透
明性も良好であり、耐水性にも優れたポリビニルアルコ
ール系フィルム及びその製造方法に関する。(但し本発
明でいうところのフィルムとは、厚ざ5謳以下のシート
状物をも含むものである。9 B、従来の技術 ビニルエステル、特に酢酸ビニルを重合ケン化したポリ
ビニルアルコール(以下、PVAと略記する。)系フィ
ルムは、そのすぐれた機械的性質に加え、印刷性が良い
、透明性が良い等の漬れた特性の為、包装用、離型用、
農業用、産業資材用。
水溶性フィルム用等に広く用いられており、とりわけ包
装用フィルムとして賞月されている。特に、適当な可塑
剤(通常多価アルコール系可塑剤が用イラれる。〕で柔
軟化されたPVA系フィルムはきわめてしなやかで触感
が良く、かつ透明に優れ美麗であるので、包装用フィル
ムとして包装体に高級なイメージを与えることに成功し
ている。
PVA系フィルムは、空気中の水分を吸い、この水が可
塑剤として働くという性質を持っているのであるが、吸
湿量が空気中の湿度に応じて変化するために、PVa系
フィルム単独では湿度によってフィルムの柔軟性が変化
するという性質を有している。特に低湿度下では吸湿量
が減少して硬くもろくなるという欠点がある。また、温
度低下によってもフィルムが硬くなる傾向があるので。
冬期の低湿度時には相乗効果によって、フィルムが硬く
もろくなり、包装用フィルムとして用いた場合、フィル
ムの割れ等の問題が発生しやすくなる。したがってPV
A系フィルムはそれ単独では包装用フィルムとしては使
用に耐えない。
この点を改善するために、従来はグリセリン等の多価ア
ルコールを可塑剤として添加する方法が取られてきた。
適量の可塑剤の添加により、冬期の低湿度時でも充分に
柔軟で使用にたえるPVA系フィルムが得られ、広範に
実用化されている。
しかしながら、このように可塑剤の添加により初期の柔
軟化は達成されうるのであるが、経時的に可塑剤の含量
が減少するという問題のために、長期間使用した場合、
可塑剤含量が低下してしまい、冬期の低湿度下での柔軟
性の不足によるフィルムの割れ、ひび等のトラブルが発
生することが多かった。経時的に可塑剤の含量が低下す
る原因は明確ではないが、可塑剤のフィルム表面へのブ
リード、揮発、フィルムと内容物あるいは他の物品との
接触による可塑剤の移行などが考えられる。
近年、このPVA系フィルムの可塑剤含量低下の問題に
ついての改良が強く望まれており、可塑剤含量の経時的
低下のないPVA系フィルムを開発することが急務であ
った。
この問題点を解決するために従来より種々の工夫が試み
られているが、いまだ満足の行く解決策が見いだされて
いないのが現状である。
C1発明が解決しようとする課題 この様な状況下、本発明は実質的に多価アルコール系可
塑剤の経時的な含量低下のないPVA系フィルム及びそ
の製造方法を提供せんとするものである。
09課題を解決するための手段 本発明者は、上記問題点を解決すべ(鋭意検討した結果
、多価アルコール系可塑剤を含むポリビニルアルコール
系フィルムの表面を、被膜形成可能な水溶性ないし水分
散性の高分子化合物であって、かつその被膜の多価アル
コール系可塑剤に対する重量g潤度が400%以下であ
る高分子化合物の水溶液または水分散液を用いて被覆す
ることを特徴とするポリビニルアルコール系フィルムを
用いることにより、上記問題点が解決されることを見い
出し1本発明を完成させるに至った。
以下1本発明の詳細な説明する。
まず、本発明に用いられる多価アルフール系可塑剤を含
むポリビニルアルコール系フィルムのポリビニルアルコ
ールとは、ポリビニルアルコール系高分子化合物であれ
ば特に限定されるものではないが、好ましくは重合度1
00以上10000以下、より好ましくは重合度100
0以上3000以下であり、ケン化度は好ましくは50
モル%以上、より好ましくは95モル%以上が良い。重
合度が低過ぎる場合には多価アルコール系可塑剤を含む
ポリビニルアルコール系フィルムの強度が不足気味とな
り、また逆に高過ぎる場合には製膜時に高粘度となり作
業性が低下するため好ましくない。
よだ、ケン化度は低過ぎるとフィルムの強度が不足しが
ちとなる。特に耐水性が要求される用途では、ケン化度
は高い方が高結晶性となって耐水性が付与されるので、
95モル%以上のケン化度が望ましい。
本発明に用いられるポリビニルアルコールの製造法とし
ては、特に限定されるものではないが、従来公知の脂肪
酸ビニル(とりわけ酢酸ビニル)を重合伎、ケン化する
方法が好適に用いられる。
本発明において用いられるポリビニルアルコールは少量
の他の成分を含むことは何らざしつかえない。このよう
な成分としては例えば、エチレン、プロピレン、ブチレ
ン、1−ヘキセン等のオレフィン、(メタ)アクリル酸
、クロトン酸、(無水)マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸等の不飽和酸およびそのアルキルエステルやアルカ
リ塩、(メタ)アクリルアミド、 N、N−ジメチルア
クリルアミド、N−ビニルピロリドン、アル牛ルビニル
エーテル、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸およびアリルスルホン酸等の不飽和スルホン酸
及びそのアルカリ塩、トリメチル−3−(i−(メタ)
アクリルアミド−プロピル)アンモニウムクロリド等の
カチオン性単量体、ビニルトリメトキシシラン等のシリ
ル基a有単i体。
酢酸アリル、インプロペニルアルコール、ジメチルアリ
ルアルコール等の単量体を脂肪酸ビニルと共重合後ケン
化する方法が考えられる。
次に、本発明に用いられる多価アルコール系可塑剤とは
、2個以上の水酸基を有し、かつ前記ポリビニルアルコ
ール系高分子化合物に添加した時に可塑効果を示す化合
物を言う。このような化合物の具体例としては、エチレ
ングリコール、トリ)チL/ンクリコール、テトラメチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリエチレ
ングリコールーボリプロビレングリコール共重合体、グ
リセリン、ジグリセリン、ブタンジオール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコール、トリメチロール
プロパン等があげられる。このうちグリセリン、ジグリ
セリンが可塑化効果、ポリビニルアルコール系高分子化
合物との相溶性、沸点の高さなどから最も好ましい。
多価アルコール系可塑剤の添加量としては、特に制限は
ないが、好ましくはPV人100重量部に対して1〜5
0重量部、より好ましくは5〜20重量部が良い。多価
アルコール系可塑剤の添加量が少な過ぎる場合には、フ
ィルムが硬くもろくなり、逆に多過ぎる場合には、柔軟
になり過ぎてこしがなくなる傾向がある。
本発明で用いられる多価アルコール系可塑剤を含むPV
A系フィルムは厚み5−以下のシートを含むものである
が、5〜200μの厚みのものが通常好んで用いられる
。
本発明で用いられる多価アルコール系可塑剤を含むPV
A系フィルムの製造法としては、従来よりPVa系フィ
ルムの製造法として用いられている方法が好適に用いら
れる。即ち、水を溶剤として用い、ドラムまたはベルト
上にキャスティングし、乾燥するキャスティング方式、
水を含浸させたベレットを溶融押出しする溶融押出方式
等が適用できる。製膜後のフィルムは目的により熱処理
を行なっても良く、また熱処理しなくても良い。
また延伸を行なうこともなんらざしつかえない。
本発明において用いられる被膜形成可能な水溶性ないし
水分散性の高分子化合物であって、かつその被膜の多価
アルコール系可塑剤に対する重量膨潤度が400%以下
である高分子化合物(以下被覆用高分子化合物と略記す
る。]に関しては、上記の要件を満たせば、何ら限定さ
れるもので線ない。本発明の被覆用高分子化合物は被膜
形成可能であることが必須である。被膜形成能のない高
分子化合物はポリビニル系フィルムの表面をhbうこと
かできず、多価アルコール系可塑剤のブリードや他の物
質への移行を防ぐ効果が発現しえない。また本発明の被
覆用高分子化合物は、水溶性ないし水分散性であって、
溶剤を使用する必要がなく、ポリビニルアルコール系フ
ィルムに被覆する際、安全で、かつ簡易な設備で良い等
の特徴を有する。
ざらに本発明の被覆用高分子化合物は多価アルコール系
可塑剤に対する重量膨潤度が400%以下であり、ポリ
ビニルアルコール系フィルムの表面を被覆した場合、多
価アルコール系可塑剤が被覆層に浸透しにくいため、そ
の結果被覆したポリビニルアルコール系フィルムは多価
アルコール系可塑剤がブリードしたり他の物質へ移行す
ることが実質的にないという特徴を有する。
〔ただし、ここで宮う重量膨潤度とは下式で定義するも
のとする。
重量膨潤度=(−−1)X100  (%)A:多価ア
ルコール系可塑剤に20℃で浸漬し。
平衡に達せしめた夜の膨潤した被覆用高分子化合物の全
重量。
B:多価アルコール系可塑剤に20℃で浸漬し。
平衡に達せしめた後の膨潤した被覆用高分子化合物のう
ち、被覆用高分子化合物のみの重量。
即ち、まったく膨潤しない場合はA=Bであって重量膨
潤度は0%である。〕 被覆用高分子化合物の多価アルコール系化合物に対する
重量膨潤度は400%以下であれは可塑剤のブリードや
移行防止効果が発現するのであるが、小さい方がより好
ましく、100%以下が望ましい。
本発明に用いられる被覆用高分子化合物は前記要件を満
たせば何ら限定されるものではないが、好適には疎水性
上ツマ−を乳化剤を用いて水系媒体中で乳化重合して得
られる疎水性ポリマーのエマルジョンや、分子内に疎水
性骨格と親水性基を有し、高分子化合物自身が水溶性ま
たは水分散性となっているものが用いられる。前者の例
としては、ポリ(メタフアクリル酸エステルエマルジョ
ン、ポリ脂肪酸エステルエマルジョン、ポリ塩化ビニリ
デン系エマルジョン、ポリ(エチレン−脂肪酸ビニル)
エマルジョン、ポリ(スチレン−(メタ)アクリル酸エ
ステル)エマルジョン、8BBラテツクス、NBHラテ
ックス、8I8ラテツクス、8BSラテツクス、AB8
ラテックス、クロロブレンゴムラテックス、ポリイソプ
レンラテックス、トランス−ポリイソプレンラテックス
等があげられる。よた、後者としては、疎水性骨格とし
て従来公知の疎水性高分子化合物に用いられている構造
単位が使用可能であり、この具体例としては、(メタ)
アクリル酸エステル類、ポリエステル、ポリウレタン、
ナイロン、スチレン。
脂肪酸ビニル等があげられる。また後者に含まれる親水
性の基としては、スルホン酸ないしその塩。
カルボン酸ないしその塩、水酸基、アミノ基、四級アン
モニウム塩等の基があげられる。このうちスルホン酸な
いしその塩及びカルボン酸ないしその塩が好適に用いら
れる基である。
このような後者の具体例としてはいわゆるアイオノマー
タイプの水性ポリウレタン、水性ポリエステル、水性ナ
イロン、水性ポリ(メタ)アクリル酸エステル、ポリ(
エチレン−アクリル酸塩)共重合体等があげられる。ま
た本発明に用いられる被覆用高分子化合物はそれ自身が
エポキシ基やブロックイソシアネート基(例えばインシ
アネートと重亜硫酸ソーダ反応物)を含んでいても良い
。
本発明に用いられる被覆用高分子化合物はそれ自身が被
膜形成可能であれば良いのであるが、好適にはその最低
造膜温度が一20℃〜150℃の範囲内であることが望
ましい。最低造膜温度がこれより低い場合には、造膜後
の被膜が柔らか過ぎて。
得られるポリビニルアルコール系フィルムの相互の密着
性が強くなり、使用しえなくなる。また。
最低造膜温度がこれより高い場合には、造膜に高温を要
し、製造上困難となるとともに得られるポリビニルアル
コール系フィルムが固くなって、しなやかさが低下する
ため好ましくない。
本発明に用いられる被覆用高分子化合物は、それ自身の
被膜が透明であっても不透明であっても良いが、包装用
フィルム用途のように透明性が要求される場合には、透
明な被膜を与える被覆用高分子化合物を用いるか、不透
明な被膜を与える被覆用高分子化合物の層を薄くして用
いるのが良い。
本発明に用いられる被覆用高分子化合物は単独で用いて
も効果を充分に発揮するのであるが、基材である多価ア
ルコール系可塑剤を含むPVA系フィルムへの密着性を
改善したり、被覆層の耐水性を上げる目的で、反応性の
多価インシアネート化合物(好ましくはブロックイソシ
アネート類)や多価エポキシ化合物等を併用しても良い
。また、基材である多価アルコール系可塑剤を含むPV
A系フィルムにいったん接着剤となる他の成分を塗工し
たのち、本発明に用いられる被覆用^分子化合物を塗工
しても良い。そのような接着剤となる他の成分の具体例
としては、ポリエステルポリオールと多価イソシアネー
トの混合物、ポリエーテルポリオールと多価インシアネ
ートの混合物、ポリエステルポリオールまたはポリエー
テルポリオールと多価インシアネートを反応させ残存す
るイソシアネート基をブロック化したブロックイソシア
ネート類等があげられる。
また、本発明に用いられる被覆用高分子化合物に他の成
分、例えば可塑剤、スリップ性付与剤。
界面活性剤、密着防止剤、帯電防止剤等を添加すること
ももちろん可能である。
本発明のPVA系フィルムに関し、被覆用高分子化合物
の層の厚みの合計[A)と多価アルコール系可塑剤を含
むPVA系フィルムの厚みCB)の関係は、好ましくは
[Δ)/ CB] = 0.0001〜0.5.より好
ましくは〔八) / [B]= 0.01〜0.2が良
い。被t%lの厚みが薄過ぎる場合には、多価アルコー
ル系可塑剤のブリード・揮発や他の物品への接触移行を
防止する効果が発現しえず、また厚過ぎる場合には、P
VA系フィルムが本来具備しているしなやかざが損われ
てしまうため好ましくない。
本発明に関し、被覆用高分子化合物の層を多価アルコー
ル系可塑を含むl’VA系フィルム上にもうける方法と
しては、被覆用高分子化合物の水性媒体溶液または分散
液を従来公知の塗工法で塗工する方法が好適に用いられ
る。なお、ここでいう水性媒体とは水を主成分とするも
のであるが、少量であれは水と混合可能な有機溶剤(例
えばアルコール類、アセトン、エーテル、ジオキサン等
)を言んでいても良い。塗工法の具体例としては。
ハケ塗り、浸漬塗り、スピンコーティング、流し塗す、
スプレー塗装、ロールコーチインク、エヤーナイフコー
ティング、ブレードコーティング等の方法があげられる
。塗工後乾燥して本発明のフィルムが得られるが、必要
に応じて熱処理、延伸等を龜こしても良い。王だ塗工は
片面だけ行なっても良く、また両面に塗工することも差
しつかえない。
本発明のPVA系フィルムは、包装用、離型用、農業用
、産業資材用、水溶性フィルム用等に好適に用いられる
ものである。
81作用及び発明の効果 本発明のl’VA糸フィルムは経時的な多価アルコール
系可塑剤の含量の低下が少なく、冬期の割れ等が生じに
くい。その詳細な理由については明らかではないが、本
発明において用いられている被覆用高分子化合物の層に
多価アルコール系可塑剤が実質的に浸透しに<<、本発
明のPVa系フィルムの表面に多価アルコール系可塑剤
がブリードしにくいことが理由として考えられる。
F、実施例 以下に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらに何ら限定されるものではない。なi以下で
「部」、「%」は特にことわりのない限り「重量部」、
「重量%」を慈味する。
実施例1 重合度1750.ケン化度99.9モル%のポリビニル
アルコール100部とグリセリン12部を水1000部
に溶解し、回転ドラム上に、ドラム温度70℃でキャス
ティングし、乾燥厚み40μの1’VAフイルムをイ’
4た。このフィルムにアイオノマー型水溶性ポリウレタ
ン(大日本インキ図、ハイトランA)’−20)の10
%水溶液をアプリケーター法によるコーターを用いて片
面だけに乾燥温度80℃で塗工した。得られたフィルム
の水溶性ポリウレタン層の乾燥厚みは1μであった。
このフィルムを10(m角に切断後、20℃、65%1
1L下に一週間静置して調湿した。このものをコート面
を上にして151角のガラス板上に置き、上部より12
CII角の綿の布(キン布19号A)をあて、ざらに上
部に15C11角のガラス板をあて。
その上に2 kQのおもしをおいた。このものを20℃
、65%Bn下で20日間静濾した。この試験前後のフ
ィルム中のグリセリンの含量をガスクーマドグラフィー
を用いて定量した。(この試験を可塑剤移行テストと呼
ぶこととする。) 結果を表1に示す。
別途ハイトランΔP−20の10%水溶液を配向ポリプ
ロピレンフィルム上に流延し、室温で静直し乾燥させた
後、ハクリし、ざらに120℃で10分間乾燥してハイ
トランAP−20単独フィルムを得た。このものの厚み
は45μであった。このフィルムを5X10Ql+に切
断し、重量を測定(W+とする)した後、20℃でグリ
セリン中に72時間浸漬し、引き上げて付着しているグ
リセリンをp紙でよくふきとった後、重量を測定した(
W2とするン。さらにこのフィルムを熱水に溶解後、ガ
スクロマトグラフィーでグリセリンを定量した。この時
のこのフィルム中のグリセリンatをx5+5とする。
次に以下の式を用いて、ハイトランAP−20単独被膜
の対グリセリン重量m潤度と対グリセリン溶解分を算出
した。
結果を合わせて表1に示す。
実施例2〜7 被覆用高分子化合物とその厚みをかえた以外は実施例1
と同様にして試験を行なった。その結果を表1に合わせ
て示す。
比較例1 実施例1で得られた水溶性ポリウレタンを塗工する前の
PVAフィルムを用いて、実施例1と同様の可塑剤移行
テストを実施した。結果を合わせて表1に示す。
比較例2 実施例1で用いた水溶性ポリウレタンにかえて、ポリア
クリルアミド(分子量50万)を用いた以外は、実施例
1と同様にして試験を行なった。結果を合わせて表1に
示す。
実施例8 重合度1750、ケン化度98.5モル%のポリビニル
アルコール100部とグリセリン15部を水800部に
溶解し、回転ドラム上に、ドラム温度70℃でキャステ
ィングし、乾燥厚み70μのPVAフィルムを得た。こ
のフィルムにポリエステルポリオール(東岸モートン抹
製、アトコートAt)−335Δンと多価インシアネー
ト(東洋モートン■製、CAT−10)を固型分の重量
比で100対6とし、メチルエチルケトンとトルエンで
希釈した液をバーコーターで乾燥後の厚みが0.3μと
なるよう両面にコートした。80℃で1分乾燥後、この
表面にアクリルエマルジョン(日本アクリル■製、プラ
イマルC−72)を乾燥後の厚みが3μとなるようバー
コーターでコートし、120℃で10分乾燥した。ざら
に裏面にも同様にアクリルエマルジョンをコートシタ。
このフィルム及びコートする前の前記70μのPVAフ
ィルムを20℃、95%illに保ったデシケータ−中
で吊り下げて保存し、3日後にコートしたフィルムとコ
ートしていないフィルムの状態を観察した。コートした
フィルムは全く変化していないのに対し、コートしてい
ないフィルムはブリードしたグリセリンで全面ベトベト
シテいた実施例9 重合度550、ケン化度95モル%のポリビニルアルコ
ール100部とグリセリン10部を水1000部に溶解
し、回転ドラム上にドラム温度70℃でキャスティング
し、乾燥厚み40μのPVAフィルムを得た。このフィ
ルムにアイオノマー型水性ポリエステル(Eastma
n Chemical Products。
Inc製、Eastman WNT )の5%水溶液を
、デイツプニップ型コーターで乾燥温度100℃で両面
にコートした。乾燥後のコート層の厚みは片面あたり1
μ、合計2μであった。このフィルムの透明性を目視で
判定し、またしなやかさをM感で判定した。結果を表2
に示す。
ざらにこのフィルムでウールの毛糸玉(市販手芸用、5
0gハマナカ抹製)を包み、紙袋にいれて3力月間20
℃、65%BH下で静置した。3力月後取り出して、フ
ィルムだけを5℃、40%liH下の環境に18置いた
後、5℃で折りまげて割れるかどうかを観察した。結果
を表2に合わせて示す。
実施例10〜13 被覆用高分子化合物とその厚みをかえた以外は実施例9
と同様にして試験を行なった。結果を合わせて表2に示
す。
比較例3 実施例9で作製した水溶性ポリエステルをコートする前
のPVaフィルムを用いて、実施例9と同様の試験を行
なった。結果を合わせて表2に示す。
比較例4 被覆用高分子化合物をポリアクリルアミド(分子fit
50万)にかえた以外は実施例9と同様にして試験を行
なった。結果を合わせて表2に示す。
1ス下余: 以上の結果より、本発明のPVA系フィルムは、透明性
、しなやかさに優れ、かつ多価アルコール系可塑剤の経
時的な含量低下も少ない優れたフィルムであることが明
らかである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)多価アルコール系可塑剤を含み、かつ少くとも片
    面に、被膜形成可能な水溶性ないし水分散性の高分子化
    合物であつて、かつその被膜の多価アルコール系可塑剤
    に対する重量膨潤度が400%以下である高分子化合物
    からなる被覆層を有することを特徴とする表面被覆され
    たポリビニルアルコール系フィルム。
  2. (2)多価アルコール系可塑剤を含むポリビニルアルコ
    ール糸フィルムの表面を、被膜形成可能な水溶性ないし
    水分散性の高分子化合物であつて、かつその被膜の多価
    アルコール系可塑剤に対する重量膨潤度が400%以下
    である高分子化合物の水溶液または水分散液を用いて被
    覆することを特徴とするポリビニルアルコール糸フィル
    ムの製造方法。
  3. (3)高分子化合物が、ポリ(メタ)アクリル酸エステ
    ルエマルジョン、ポリ脂肪酸ビニルエマルジョン、ポリ
    塩化ビニリデンエマルジョン、ポリエチレン−脂肪酸ビ
    ニルエマルジョン及びポリスチレン−(メタ)アクリル
    酸エステルエマルジョンから選ばれた少くとも1種であ
    る請求項(2)に記載のポリビニルアルコール糸フィル
    ムの製造方法。
  4. (4)高分子化合物がアイオノマー型であつて、水性ポ
    リウレタン、水性ポリエステル、水性ナイロン、水性ポ
    リ(メタ)アクリル酸エステルの少くとも1種である請
    求項(2)に記載のポリビニルアルコール系フィルムの
    製造方法。
  5. (5)被覆層の厚みの合計が多価アルコール系可塑剤を
    含むポリビニルアルコール系フィルムの厚み;1に対し
    て0.0001〜0.5である請求項(2)に記載のポ
    リビニルアルコール系フィルムの製造方法。
  6. (6)多価アルコール系可塑剤がグリセリンまたはジグ
    リセリンである請求項(2)に記載のポリビニルアルコ
    ール系フィルムの製造方法。
JP7919288A 1988-03-30 1988-03-30 表面被覆されたポリビニルアルコール系フイルム及びその製造方法 Pending JPH01249343A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06234195A (ja) * 1991-12-17 1994-08-23 Gijutsu Kenkyu Kumiai Iryo Fukushi Kiki Kenkyusho ポリビニルアルコールフィルム
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JP2005324187A (ja) * 2004-04-15 2005-11-24 Sk Kaken Co Ltd 塗装方法
JP2006282834A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kuraray Co Ltd 抗菌性樹脂組成物を有する積層フィルムおよび積層体
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JP2022505858A (ja) * 2018-10-26 2022-01-14 モノソル リミテッド ライアビリティ カンパニー 多層水分散性物品

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