JPH0125379B2 - - Google Patents
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- JPH0125379B2 JPH0125379B2 JP58150248A JP15024883A JPH0125379B2 JP H0125379 B2 JPH0125379 B2 JP H0125379B2 JP 58150248 A JP58150248 A JP 58150248A JP 15024883 A JP15024883 A JP 15024883A JP H0125379 B2 JPH0125379 B2 JP H0125379B2
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- JP
- Japan
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- rolling
- temperature
- aln
- cold
- mns
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D8/00—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment
- C21D8/02—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips
- C21D8/04—Modifying the physical properties of ferrous metals or ferrous alloys by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of plates or strips to produce plates or strips for drawing, e.g. for deep-drawing
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
本発明は、アルミキルド冷延鋼板の製造法、特
に連続鋳造鋳片を熱間圧延することから成る、深
絞り用アルミキルド冷延鋼板の製造法に関する。 近年、省エネルギーの利点がみられるというこ
とから、連続鋳造鋳片(以下CCスラブと略す)
を鋳造後、高温のまま直接に、あるいはエツジ部
の温度を補償する程度の短時間加熱を行つてから
連続して熱間圧延する方法(いわゆる直接圧延
法)が開発されつつある。このような圧延法によ
れば圧延に先立つて行うことが従来不可欠と考え
られていた、例えば1200〜1300℃で数時間という
高温長時間加熱を省略して加熱に必要な熱エネル
ギーを節約することができると同時に連続鋳造後
の冷却過程における析出物の析出をきわめて遅滞
させ、その結果としてアルミキルド冷延鋼板にす
ぐれた深絞り性を付与させることが原理的に可能
であるといわれている。 しかし、従来にあつてはこのような直接圧延法
を経て得られたアルミキルド冷延鋼板であつても
その深絞り性は必ずしも満足のゆくものではな
く、更に一層の改善が望まれている。 ここに、本発明の目的は、消費エネルギーが少
ない経済的な製造法である直接圧延法の利点を備
えるとともに、得られた冷延鋼板に優れた深絞り
性を付与することのできる方法を提供することに
ある。 ところで、上述のような従来の直接圧延法にあ
つては、原理的には、熱間圧延前および圧延後に
おいてAlとNを完全に固溶させておき、そして
冷間圧延後の焼鈍時にAlNを析出させることに
よりすぐれた深絞り性を付与させることができる
のである。したがつて、アルミキルド冷延鋼板の
深絞り性にはその製造時のAlNの固溶および析
出挙動が極めて大きく影響し、この析出挙動の良
否が材質を支配するものと考えられる。 そこで、本発明者らは前記の直接圧延における
連続鋳造とそれに続く熱間圧延との連結条件なら
びに熱間圧延条件が材質に及ぼす影響について鋭
意研究したところ;(1)連続鋳造後の冷却過程にお
いてはAlNのみならず硫化物の析出も遅滞する
こと;(2)特別に保温することなく直接に圧延した
りあるいは短時間の加熱後熱間圧延した場合に
は、圧延前に析出しなかつたMnSが圧延中に歪
誘起された微細なMnSとして析出すること;そ
して(3)このようにして析出した微細なMnSが焼
鈍中の結晶粒成長を著しく阻害し冷延鋼板を硬化
させることを見い出して、本発明に至つたもので
ある。 よつて、本発明の要旨とするところは、連続鋳
造に続く熱間圧延に先立つてMnSを速やかに析
出させることのできる処理条件および鋼組成を組
合せたことにあり、より具体的には、重量%で C:0.10%以下、Mn:0.10〜0.50%、 Al:0.01〜0.08%、N:0.0020〜0.0100%、 S:0.015%以下、 残部が鉄および不可避的不純物 からなる連続鋳造鋳片を、連続鋳造後Ar3点以下
の温度に降温することなく、1050〜1150℃で60〜
100分間保持し、次いでAr3点+40℃以上の温度
で熱間圧延を終了し、かつ450〜200℃で巻取り、
さらに冷間圧延を行うことを特徴とする、アルミ
キルド冷延鋼板の製造法である。 本発明にしたがつて、上述のように連続鋳造鋳
片を1050〜1150℃で60〜100分間保持するには、
連続鋳造後、適宜加熱炉に装入することの他にス
ラブをカバー等で覆い徐冷することによつて行え
ばよい。 次に、本発明において、鋼組成および熱間圧延
の熱処理条件さらにはそれに先立つ熱処理条件を
上記のように限定した理由を説明する。なお、本
発明において「%」は特にことわりがない限り
「重量%」である。 C:アルミキルド冷延鋼板の深絞り性を向上させ
るにはC含有量はできるだけ低い方が好まし
く、0.10%より多くなると冷延鋼板は硬くな
り加工性が劣化するので、本発明にあつては
C含有量は0.10%以下とする。 Mn:Mn含有量が0.5%より多くなると加工性が
劣化するため、本発明においてMn含有量は
0.5%以下とする。また下限はSによる熱間
脆性を防止するため0.1%とした。 S:Sは不可避的不純物として鋼に通常含まれる
元素であるが、0.015%を越えると加工性が
劣化するので0.015%以下とする。 Al:Alは脱酸作用によつて鋼の組織の健全性を
確保すること以外に、冷間圧延後の焼鈍中に
AlNを析出させて鋼板の深絞り性を高める
ために必要な元素である。本発明において
Al含有量は0.01〜0.08%とする。 N:AlNを析出させるのに必要な元素で、N含
有量は0.0020〜0.0100%とする。 連続鋳造後の加熱保持条件: これは本発明の重要な構成因子であつて、本発
明によれば、連続鋳造鋳片は、連続鋳造後Ar3点
以下の温度に降温することなく、1050〜1150℃で
60〜100分間保持するのである。すなわち、冷延
鋼板の所要の深絞り性を確保するためには、熱間
圧延以前にAlとNとを完全に固溶させておく必
要がある。CCスラブが冷却過程でAr3点以下に一
旦降温すると、AlとNは急激にAlNとして析出
し、これを再固溶させるためには1200〜1300℃の
高温域まで加熱することが必要で莫大な熱エネル
ギーを要するため、本発明にあつてはCCスラブ
をAr3点以下に降温せしめず加熱炉に装入する必
要がある。 このように、AlNの固溶−析出の面だけから
見れば、CCスラブをそのままあるいは圧延上さ
しつかえない程度の温度域に軽加熱して圧延する
方が好ましいことになる。すでに述べたように連
続鋳造後の冷却過程においてはAlNのみならず
硫化物の析出も遅滞する。しかし、連続鋳造後、
特別に保温することなく直接に圧延するかあるい
は短時間の加熱後熱間圧延した場合には、圧延中
に歪誘起された微細なMnSが析出し、この微細
なMnSが冷間圧延に続く焼鈍中に結晶粒成長を
著しく阻害し冷延鋼板を硬化させる。したがつ
て、直接圧延法を採用する場合には、圧延前の加
熱条件を制御して、AlとNは固溶状態にしてお
き、一方、MnSは圧延前に十分析出させること
が重要である。すなわち圧延前に比較的粗大な
MnSとして析出させておくことによつて焼鈍中
の粒成長に影響を与えず十分粒成長して深絞り性
の良好な鋼板が得られることになる。 ここに、添付図面は、0.03〜0.06%C、0.15〜
0.28%Mn、0.006〜0.015%P、0.006〜0.013%S、
0.035〜0.058%Alおよび0.0028〜0.067%Nのアル
ミキルド鋼のCCスラブを1000℃で加熱炉に装入
して所定時間、所定温度に保持したときその加熱
温度と保持時間とに対してAlNとMnSの析出挙
動を示すグラフである。実線で示すのは全N量の
10%がAlNとして析出するときの温度・保持時
間の関係であつて、これより低温度、長時間側で
はAlNの析出が顕著となる。一方、点線で示す
のは全S量の50%がMnSとして析出するときの
温度・保持時間の関係であつて、この点線で囲ま
れた領域内ではSの実質的部分がMnSとして析
出する。図示グラフより明らかなように、AlN
の固溶とMnSの析出を両立させるためには第1
図中に斜線部で示すように1050〜1150℃で60〜
100分間保持することが必要である。なお、1050
℃未満でもAlNの固溶とMnSの析出する領域は
存在するが、後述する仕上温度を確保するために
は1050℃以上で加熱することが必要である。1050
℃未満ではことにAlNの析出が早くなりMnSだ
け析出させるための制御が難しくなる。 熱間圧延条件: 熱間圧延条件も本発明の構成上の重要な要因で
あり、直接圧延法では圧延開始温度は従来法より
かなり低く、また凝固から冷却過程でAlNの析
出を遅滞させAlNが過飽和の状態から圧延する
ため通常の熱間圧延条件を用いたのでは圧延中あ
るいは巻取中に一部AlNが析出してしまう。つ
まり、冷延材の深絞り性を確保するためには熱間
圧延条件を厳しく制御することが必要である。し
たがつて、通常の圧延条件でも(α+γ)域の圧
延を避けるため仕上温度はAr3点以上とするが、
しかし、本発明に係る直接圧延法ではAlNが圧
延中に析出しやすいため、それらの歪誘起析出を
さけるには従来法より更に高くしてAr3+40℃に
する必要がある。他方、巻取温度は、通常では巻
取中のAlNの析出を防止するため550℃以下にす
るが、本発明にあつてはさらに低い450℃以下に
する必要がある。しかし、巻取温度が200℃より
低いと熱延鋼板中の固溶Cが増加し、冷延焼鈍後
の絞り性を劣化させる。なお、巻取温度を450℃
以下に下げることは酸洗性の改善に有効であるこ
とから、巻取温度は好ましくは400℃以下である。 次に、本発明を実施例に関連させてさらに説明
する。 実施例 第1表に示す化学組成のAlキルド鋼を溶製後、
連続鋳造法により、200mm厚の寸法のCCスラブを
得、次いで、これに同じく第1表に示す加熱条
件、圧延条件で熱間圧延を行つた。得られた熱延
鋼板を冷延率76%で冷間圧延し、さらに690℃で
4時間焼鈍後、1.2%調質圧延を施した。このよ
うにして製造されたアルミキルド冷延鋼板の各供
試材の機械的特性を第1表に併せて示す。 第1表に示す結果からも明らかなように、本発
明に係る鋼板は伸び率48%以上、=1.82〜2.01
とすぐれた深絞り性を示すことが分かる。 しかし、比較例にあつてはは高々1.68、伸び
率も47%程度と本発明例の場合と比較してかなり
深絞り性は劣つている。なお、試験No.7はCCス
ラブ加熱保持に先立つてAr3点以下にその温度が
降温してしまつた場合を、試験No.8は低温短時間
加熱(および低温仕上げ)の場合をそれぞれ示し
ており、また、試験No.10〜12は加熱温度および保
持時間の影響を、さらに試験No.13〜15は、仕上げ
温度および巻取り温度の影響をそれぞれ示す。
に連続鋳造鋳片を熱間圧延することから成る、深
絞り用アルミキルド冷延鋼板の製造法に関する。 近年、省エネルギーの利点がみられるというこ
とから、連続鋳造鋳片(以下CCスラブと略す)
を鋳造後、高温のまま直接に、あるいはエツジ部
の温度を補償する程度の短時間加熱を行つてから
連続して熱間圧延する方法(いわゆる直接圧延
法)が開発されつつある。このような圧延法によ
れば圧延に先立つて行うことが従来不可欠と考え
られていた、例えば1200〜1300℃で数時間という
高温長時間加熱を省略して加熱に必要な熱エネル
ギーを節約することができると同時に連続鋳造後
の冷却過程における析出物の析出をきわめて遅滞
させ、その結果としてアルミキルド冷延鋼板にす
ぐれた深絞り性を付与させることが原理的に可能
であるといわれている。 しかし、従来にあつてはこのような直接圧延法
を経て得られたアルミキルド冷延鋼板であつても
その深絞り性は必ずしも満足のゆくものではな
く、更に一層の改善が望まれている。 ここに、本発明の目的は、消費エネルギーが少
ない経済的な製造法である直接圧延法の利点を備
えるとともに、得られた冷延鋼板に優れた深絞り
性を付与することのできる方法を提供することに
ある。 ところで、上述のような従来の直接圧延法にあ
つては、原理的には、熱間圧延前および圧延後に
おいてAlとNを完全に固溶させておき、そして
冷間圧延後の焼鈍時にAlNを析出させることに
よりすぐれた深絞り性を付与させることができる
のである。したがつて、アルミキルド冷延鋼板の
深絞り性にはその製造時のAlNの固溶および析
出挙動が極めて大きく影響し、この析出挙動の良
否が材質を支配するものと考えられる。 そこで、本発明者らは前記の直接圧延における
連続鋳造とそれに続く熱間圧延との連結条件なら
びに熱間圧延条件が材質に及ぼす影響について鋭
意研究したところ;(1)連続鋳造後の冷却過程にお
いてはAlNのみならず硫化物の析出も遅滞する
こと;(2)特別に保温することなく直接に圧延した
りあるいは短時間の加熱後熱間圧延した場合に
は、圧延前に析出しなかつたMnSが圧延中に歪
誘起された微細なMnSとして析出すること;そ
して(3)このようにして析出した微細なMnSが焼
鈍中の結晶粒成長を著しく阻害し冷延鋼板を硬化
させることを見い出して、本発明に至つたもので
ある。 よつて、本発明の要旨とするところは、連続鋳
造に続く熱間圧延に先立つてMnSを速やかに析
出させることのできる処理条件および鋼組成を組
合せたことにあり、より具体的には、重量%で C:0.10%以下、Mn:0.10〜0.50%、 Al:0.01〜0.08%、N:0.0020〜0.0100%、 S:0.015%以下、 残部が鉄および不可避的不純物 からなる連続鋳造鋳片を、連続鋳造後Ar3点以下
の温度に降温することなく、1050〜1150℃で60〜
100分間保持し、次いでAr3点+40℃以上の温度
で熱間圧延を終了し、かつ450〜200℃で巻取り、
さらに冷間圧延を行うことを特徴とする、アルミ
キルド冷延鋼板の製造法である。 本発明にしたがつて、上述のように連続鋳造鋳
片を1050〜1150℃で60〜100分間保持するには、
連続鋳造後、適宜加熱炉に装入することの他にス
ラブをカバー等で覆い徐冷することによつて行え
ばよい。 次に、本発明において、鋼組成および熱間圧延
の熱処理条件さらにはそれに先立つ熱処理条件を
上記のように限定した理由を説明する。なお、本
発明において「%」は特にことわりがない限り
「重量%」である。 C:アルミキルド冷延鋼板の深絞り性を向上させ
るにはC含有量はできるだけ低い方が好まし
く、0.10%より多くなると冷延鋼板は硬くな
り加工性が劣化するので、本発明にあつては
C含有量は0.10%以下とする。 Mn:Mn含有量が0.5%より多くなると加工性が
劣化するため、本発明においてMn含有量は
0.5%以下とする。また下限はSによる熱間
脆性を防止するため0.1%とした。 S:Sは不可避的不純物として鋼に通常含まれる
元素であるが、0.015%を越えると加工性が
劣化するので0.015%以下とする。 Al:Alは脱酸作用によつて鋼の組織の健全性を
確保すること以外に、冷間圧延後の焼鈍中に
AlNを析出させて鋼板の深絞り性を高める
ために必要な元素である。本発明において
Al含有量は0.01〜0.08%とする。 N:AlNを析出させるのに必要な元素で、N含
有量は0.0020〜0.0100%とする。 連続鋳造後の加熱保持条件: これは本発明の重要な構成因子であつて、本発
明によれば、連続鋳造鋳片は、連続鋳造後Ar3点
以下の温度に降温することなく、1050〜1150℃で
60〜100分間保持するのである。すなわち、冷延
鋼板の所要の深絞り性を確保するためには、熱間
圧延以前にAlとNとを完全に固溶させておく必
要がある。CCスラブが冷却過程でAr3点以下に一
旦降温すると、AlとNは急激にAlNとして析出
し、これを再固溶させるためには1200〜1300℃の
高温域まで加熱することが必要で莫大な熱エネル
ギーを要するため、本発明にあつてはCCスラブ
をAr3点以下に降温せしめず加熱炉に装入する必
要がある。 このように、AlNの固溶−析出の面だけから
見れば、CCスラブをそのままあるいは圧延上さ
しつかえない程度の温度域に軽加熱して圧延する
方が好ましいことになる。すでに述べたように連
続鋳造後の冷却過程においてはAlNのみならず
硫化物の析出も遅滞する。しかし、連続鋳造後、
特別に保温することなく直接に圧延するかあるい
は短時間の加熱後熱間圧延した場合には、圧延中
に歪誘起された微細なMnSが析出し、この微細
なMnSが冷間圧延に続く焼鈍中に結晶粒成長を
著しく阻害し冷延鋼板を硬化させる。したがつ
て、直接圧延法を採用する場合には、圧延前の加
熱条件を制御して、AlとNは固溶状態にしてお
き、一方、MnSは圧延前に十分析出させること
が重要である。すなわち圧延前に比較的粗大な
MnSとして析出させておくことによつて焼鈍中
の粒成長に影響を与えず十分粒成長して深絞り性
の良好な鋼板が得られることになる。 ここに、添付図面は、0.03〜0.06%C、0.15〜
0.28%Mn、0.006〜0.015%P、0.006〜0.013%S、
0.035〜0.058%Alおよび0.0028〜0.067%Nのアル
ミキルド鋼のCCスラブを1000℃で加熱炉に装入
して所定時間、所定温度に保持したときその加熱
温度と保持時間とに対してAlNとMnSの析出挙
動を示すグラフである。実線で示すのは全N量の
10%がAlNとして析出するときの温度・保持時
間の関係であつて、これより低温度、長時間側で
はAlNの析出が顕著となる。一方、点線で示す
のは全S量の50%がMnSとして析出するときの
温度・保持時間の関係であつて、この点線で囲ま
れた領域内ではSの実質的部分がMnSとして析
出する。図示グラフより明らかなように、AlN
の固溶とMnSの析出を両立させるためには第1
図中に斜線部で示すように1050〜1150℃で60〜
100分間保持することが必要である。なお、1050
℃未満でもAlNの固溶とMnSの析出する領域は
存在するが、後述する仕上温度を確保するために
は1050℃以上で加熱することが必要である。1050
℃未満ではことにAlNの析出が早くなりMnSだ
け析出させるための制御が難しくなる。 熱間圧延条件: 熱間圧延条件も本発明の構成上の重要な要因で
あり、直接圧延法では圧延開始温度は従来法より
かなり低く、また凝固から冷却過程でAlNの析
出を遅滞させAlNが過飽和の状態から圧延する
ため通常の熱間圧延条件を用いたのでは圧延中あ
るいは巻取中に一部AlNが析出してしまう。つ
まり、冷延材の深絞り性を確保するためには熱間
圧延条件を厳しく制御することが必要である。し
たがつて、通常の圧延条件でも(α+γ)域の圧
延を避けるため仕上温度はAr3点以上とするが、
しかし、本発明に係る直接圧延法ではAlNが圧
延中に析出しやすいため、それらの歪誘起析出を
さけるには従来法より更に高くしてAr3+40℃に
する必要がある。他方、巻取温度は、通常では巻
取中のAlNの析出を防止するため550℃以下にす
るが、本発明にあつてはさらに低い450℃以下に
する必要がある。しかし、巻取温度が200℃より
低いと熱延鋼板中の固溶Cが増加し、冷延焼鈍後
の絞り性を劣化させる。なお、巻取温度を450℃
以下に下げることは酸洗性の改善に有効であるこ
とから、巻取温度は好ましくは400℃以下である。 次に、本発明を実施例に関連させてさらに説明
する。 実施例 第1表に示す化学組成のAlキルド鋼を溶製後、
連続鋳造法により、200mm厚の寸法のCCスラブを
得、次いで、これに同じく第1表に示す加熱条
件、圧延条件で熱間圧延を行つた。得られた熱延
鋼板を冷延率76%で冷間圧延し、さらに690℃で
4時間焼鈍後、1.2%調質圧延を施した。このよ
うにして製造されたアルミキルド冷延鋼板の各供
試材の機械的特性を第1表に併せて示す。 第1表に示す結果からも明らかなように、本発
明に係る鋼板は伸び率48%以上、=1.82〜2.01
とすぐれた深絞り性を示すことが分かる。 しかし、比較例にあつてはは高々1.68、伸び
率も47%程度と本発明例の場合と比較してかなり
深絞り性は劣つている。なお、試験No.7はCCス
ラブ加熱保持に先立つてAr3点以下にその温度が
降温してしまつた場合を、試験No.8は低温短時間
加熱(および低温仕上げ)の場合をそれぞれ示し
ており、また、試験No.10〜12は加熱温度および保
持時間の影響を、さらに試験No.13〜15は、仕上げ
温度および巻取り温度の影響をそれぞれ示す。
【表】
【表】
(注) *:本発明の範囲外。
添付図面は、AlNとMnSとの析出挙動を加熱
温度および保持時間に対して示すグラフである。
温度および保持時間に対して示すグラフである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%で、 C:0.10%以下、Mn:0.10〜0.50%、 Al:0.01〜0.08%、N:0.0020〜0.0100%、 S:0.015%以下、 残部が鉄および不可避的不純物 からなる連続鋳造鋳片を、連続鋳造後Ar3点以下
の温度に降温することなく、1050〜1150℃で60〜
100分間保持し、次いでAr3点+40℃以上の温度
で熱間圧延を終了し、かつ450〜200℃で巻取り、
さらに冷間圧延を行うことを特徴とする、アルミ
キルド鋼板の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15024883A JPS6043432A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | アルミキルド冷延鋼板の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15024883A JPS6043432A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | アルミキルド冷延鋼板の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6043432A JPS6043432A (ja) | 1985-03-08 |
| JPH0125379B2 true JPH0125379B2 (ja) | 1989-05-17 |
Family
ID=15492792
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15024883A Granted JPS6043432A (ja) | 1983-08-19 | 1983-08-19 | アルミキルド冷延鋼板の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6043432A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62287017A (ja) * | 1986-06-04 | 1987-12-12 | Nippon Steel Corp | 深絞り性の優れた冷延鋼板の製造法 |
| JPS63277724A (ja) * | 1987-05-08 | 1988-11-15 | Nippon Steel Corp | 深絞り性の優れた冷延鋼板の製造方法 |
| JP4324037B2 (ja) | 2004-07-02 | 2009-09-02 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用内装材構造 |
| JP5353180B2 (ja) | 2008-10-24 | 2013-11-27 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用シート |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5333919A (en) * | 1976-09-10 | 1978-03-30 | Nippon Steel Corp | Production of cold rolled aluminum killed steel sheet with excellent deep drawability |
| JPS57192224A (en) * | 1981-05-20 | 1982-11-26 | Kawasaki Steel Corp | Production of al-killed cold-rolled steel sheet excellent in press-formability |
-
1983
- 1983-08-19 JP JP15024883A patent/JPS6043432A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6043432A (ja) | 1985-03-08 |
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