JPH0126115B2 - - Google Patents
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- JPH0126115B2 JPH0126115B2 JP57099748A JP9974882A JPH0126115B2 JP H0126115 B2 JPH0126115 B2 JP H0126115B2 JP 57099748 A JP57099748 A JP 57099748A JP 9974882 A JP9974882 A JP 9974882A JP H0126115 B2 JPH0126115 B2 JP H0126115B2
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Description
本発明は、文字や図形など、いわゆる2次元パ
ターンの認識方式およびその装置に関するもので
ある。本発明は、関連する三つの先願発明(特願
昭47−50720号「図形認識装置」、特願昭53−
100377号「図形認識方式」および特願昭54−
141336号「パターン認識方式」)の改良に係るも
のであり、2次元パターンの認識精度の向上に寄
与するものである。 本発明と関連する上記の3発明は、いずれも2
次元スカラパターンとして観測した文字や図形な
どの2次元図形に空間微分や、ストロークとその
局所的接続関係の抽出処理などの基本的な特徴抽
出処理を加えて2個以上の特徴量を2次元空間上
の各々の位置で求め、これらの特徴量を成分とす
る2次元ベクトルパターンを導き、この2次元ベ
クトルパターンに公知の相関法を適用して未知パ
ターンの認識を行なうものである。これらの発明
は、在来の文字や図形を観測して得られる2次元
スカラパターンにそのまゝ相関法を適用する場合
よりもパターン認識手法として強力であるが、こ
れらをさらに強力なものとするには、上記2次元
ベクトルパターンのベクトル成分数に相当する特
徴の種類を有効に増やす必要がある。 本発明は、上述の立場から、従来においては文
字や図形のストローク成分のみに着目して抽出し
ていた特徴を、ストローク成分とストローク成分
で囲まれた背景図形(以下、白図形成分と呼ぶ)
の両者から、おゝむね均質な特徴抽出処理により
相互に有効な特徴を抽出することによつて、有効
な特徴の種類、すなわち上記2次元ベクトルパタ
ーンのベクトル成分数を、従来方式のおゝむね2
倍にすることを可能にするものである。 なお、ストローク成分を用いず、白図形成分の
みから特徴を抽出する方法も従来から知られてい
る(文献:森、他「場の効果法による特徴抽出」、
電子通信学会論文誌、vol.57−D、pp.308−315、
1974、および岡;「図形を状態にもつセルオート
マトンについて」、電子通信学会論文誌、vol.59
−D、pp.553−560、1976)。ところが、これらの
方法は白図形にのみ着目し、ストローク成分を実
質的に利用していないのみならず、白図形成分の
抽出および表現が論理処理的であり、全体として
相関法とはなじみ難い内容になつている。 第1図は、一定の拡がりを有する表現領域で表
現された、ストローク成分1と白図形成分2とか
らなる2次元図形の例を示したものである。第1
図には、ストローク成分1と白図形成分2のほ
か、両者の境界3および表現領域の境界を表わす
仮想的な枠4も、併せて表示してある。 さきに挙げた先願に係る三つの発明のうち、前
二者(特願昭47−50720号および特願昭53−
100377号)は、ストローク成分1およびその境界
3に着目して細線化処理を行ない、第1図の2個
の境界3と実質的に等価な1個の中心線を求め、
この中心線上の各点とその隣接点との接続関係の
有無を方向別(4方向〜8方向)に求め、この方
向別の接続関係の有無を2〜4個の自由度を有す
るベクトルとして高次特徴量の抽出を行なつてい
る。なお、この場合には、4方向〜8方向の接続
関係のうち、方向が同じで向きが反対になつてい
る成分、すなわち、注目点から見て上下あるいは
左右の接続関係などは、これらをそれぞれ同一成
分とみなしている。 一方、第三の先願発明(特願昭54−141336号)
は、第1図のストローク成分1と白図形成分2と
の境界3を、空間微分によつて各点で2成分のベ
クトルとして求め、これをさらにベクトルとして
の向きに応じて8成分のベクトルに変換して高次
特徴量としている。この場合には、最初に抽出す
る特徴としての境界3は、ストローク成分1と白
図形成分2の両方に属すると見ることもできる
が、境界3の巨視的な形状は、先願発明の前二者
に例示されているストローク成分1から近似的に
求めた中心線と酷似した曲線が二重に画かれてい
るだけであり、実質的にはストローク成分に着目
して抽出した初期特徴量と同等の意味しか持たな
い。とくに、ベクトル成分ごとの相関値の和をベ
クトル間の相関値として用いる公知の相関法を用
いる場合には、次に示すように理論的にも、中心
線だけを用いることと、境界線だけを用いること
とはほとんど同等の効果しか有しないことを導く
ことができる。 公知の相関法においては、2個の2次元ベクト
ルパターンf(i、j、k)とg(i、j、k)の
相関値sf,gをつぎのように定義する。ただし、i
とjは位置を表わすパラメータ、kはベクトル成
分を表わすパラメータとする。 (1)式において、Sk f,gの値は、2次元ベクトルパ
ターンf(i、j、k)およびg(i、j、k)の
座標(i、j)について(λk、μk)だけ同時に
平行移動しても不変である。すなわち、 Sk f,g= 〓i 〓j f(i+λk、j+μk、k) ×g(i+λk、j+μk、k) ……(2) 相関値が有する(2)式の性質を利用して、仮に第
1図の境界3を表わすベクトルの向きをストロー
ク成分の内側に向かうように定め、ストローク成
分の太さの半分だけ、境界3で求めたベクトルを
平行移動させると、ほゞ第1図の境界3を表わす
ベクトルは、ストローク成分1の中央に移動し、
もしストローク成分の太さが一定であるなら、元
来ストローク成分の両側に存在したストローク成
分1と白図形成分2の境界3を表わすベクトル
は、ストローク成分1の両側からその中央に移動
し、ストローク成分1の屈曲部など、僅かな特殊
な部分を除外すると完全に一致する。しかも、ベ
クトルのこのよう移動を行なつても、(2)式に示し
たように相関値は不変であるので、従来方法では
境界3を用いることゝストローク成分1の中心線
を用いることの実質的な差異はないことが結論づ
けられる。 第2図と第3図は、公知のストローク成分の方
向と向きをベクトルの成分とする2次元ベクトル
パターンの相関を利用するパターン認識方式の処
理フローチヤートを示す。 第2図の処理フローチヤートと第3図の処理フ
ローチヤートの相違点は、2次元図形を観測して
得られる2次元スカラパターン(2次元スカラ関
数)から、高次特徴量として2次元パターン上の
各点で求める2個以上の成分を有するベクトル量
の求め方が、本質的ではないが、実行上で多少異
なつている点にある。 すなわち第2図の処理フローチヤートでは、ベ
クトルの各成分を線図形化処理によつて導いたス
トローク成分の中心線に相当する図形から、その
中心線上の注目点と、同じく中心線上の隣接点と
の接続方向(向きを捨象した方向。原理的には方
向の種類をいくら増やしても支障ないが、実用的
には直交する2方向、もしくは45度の角度で交又
する4方向が適している)によつて区別する2な
いし4成分のベクトルを抽出している。この場
合、ベクトルの方向は上記ストローク成分の接線
方向と定めると、直観的に考え易い。ただし、こ
こで言うベクトルの方向は、同じベクトルの他の
成分を互いに区別するためのものである。従つて
たとえば接線方向と定める代りに、これを直交す
る法線方向をベクトルの方向と定めても、実質的
処理内容および効果が同一であることは明らかで
ある。 一方、第3図の処理フローチヤートでは、観測
して得られた2次元スカラパターン上の各点で、
高次特徴量としての複数個の成分を有するベクト
ルを導くために、先に挙げた先願発明(特願昭54
−141336)に例示されている空間微分を用いてお
り、第2図の線図形化処理13と接続方向抽出処
理14の代りに、第3図では空間微分による法線
方向の抽出処理に相当する方向要素抽出処理33
を行なつている。なお、この場合にはストローク
成分1の境界3の法線方向でベクトルの成分、す
なわち高次特徴量の種類を区別するのが直観的で
あり、先に挙げた先願例の場合には45度づつ方向
および向きが異なる8成分を用いている。しか
し、既に述べたように、ストローク成分1と白図
形成分2の境界3を表わすベクトルは、それをス
トローク成分1の内側に向けて、ベクトルの各成
分ごとに定めた一定量だけ移動させることによ
り、実質的にストローク成分1の中心線と同等の
ベクトルになり、向きは捨象されて、その方向だ
けが意味を有することになる。したがつて、この
場合にも実質的に有効な高次特徴量の種類あるい
はベクトルの成分数は4個となる。 第4図は本発明に係る図形認識方式の一実施例
を処理フローチヤートを用いて示したもので、第
2図および第3図に示した公知の処理方式との主
要な相違は、一点鎖線48で囲まれた停止処理4
6と伝播処理47が新たに加えられている点であ
る。この停止処理46と伝播処理47は、先に例
示した、もつぱら白図形成分のみに着目して特徴
を抽出する公知の方法(文献:森、他「場の効果
法による特徴抽出」、電子通信学会論文誌、
vol.57−D、pp.308−315、1974年、など)にも、
類似の処理を行なつている例が示されているが、
本発明の特徴は第1図に例示したように、本来同
一の白図形成分2の境界3と、ストローク成分1
の境界3に、相互に独立ではあるが処理内容は原
則的に同一の局所的処理(すなわち、停止処理4
6と伝播処理47)を繰返えし施すことにより、
両者の図形としての形状を変化させ、相互に異な
つた形状として、相関法を適用し場合にそれぞれ
有効な特徴を抽出することができるようにするも
のである。 ここで注意すべきことは、前記(2)式などで示し
たように、伝播処理だけでは第4図のベクトル化
処理45で抽出したベクトル成分(特徴)f(i、
j、k)を座標(i、j)について(λk、μk)
だけ平行移動させることに過ぎず、ストローク成
分1の境界3と白図形成分2の境界3を有効に分
離・抽出したことにはならない点である。すなわ
ち、本発明で示すように伝播処理47によるベク
トル成分の移動量を、個々の被処理パターンであ
る2次元図形の局所的形状、および個々の2次元
図形内での複数の部位における高次特徴量(ベク
トル成分)の相互関係によつて決定するような処
理(本発明では、このような処理を停止処理46
と呼ぶ)によつて異ならしめるように制御するこ
とで、初めてストローク成分1の境界3と白図形
成分2の境界3を独立した特徴として有効に分
離・抽出できることになる。 第4図の実施例において、帳票41、光電変換
処理42、および位置・大きさ抽出処理43は、
光学的文字認識装置(OCR)などの分野で公知
の形態および技術である。大きさの正規化処理4
4は、原則的に帳票41上の図形を観測して得た
2次元図形を表わすデータの縦および横方向の拡
がりを位置・大きさ抽出処理43により検知し
て、予め設定した一定の拡がりを有する矩形領域
に、その縦および横の広がりが一致するように、
縦軸・横軸を独立に比例縮小(原理的には拡大し
ても良い)する公知の手法(特願昭53−100377
号、前出)を用いる。 なお、大きさの正規化処理44はベクトル化処
理45の後、またはぼけ処理50の前など、第4
図の処理フローチヤートにおいて出来るだけ後の
方に持つて行つた方が、原図形の特徴を歪みなく
抽出することができる。しかし一般に正規化処理
44前のデータ量は、正規化処理44後のそれよ
り大幅に大きいので、正規化処理44を後にすれ
ばするほど、全体として処理すべきデータ量が大
幅に増えてしまうことになる。 第4図の実施例ではこの点を考慮して、正規化
処理44をベクトル化処理45の前に行なつてい
るが、実際には全体としての目的および費用など
を考慮して、どの段階で正規化処理44を行なう
のが妥当であるかを決定すれば良い。 第4図におけるベクトル化処理45としては、
線図形化処理を利用する方法(特願昭47−50720
号、前出)および空間微分を用いる方法(特願昭
54−141336号、前出)などのほか、種々の方法が
公知となつており、原則的には観測して得られる
2次元スカラパターンの局所的な変化量、もしく
は大局的に見てこれと代替し得る量(上記の線図
形化処理を利用して求めたような)、またはこれ
らと一意的に関連づけられる量であればどのよう
なものでも良いが、ここでは一種の空間微分でも
つとも単純と考えられる方法を例として説明す
る。 ベクトル化処理45では、大きさ正規化処理4
4を施した2次元スカラパターンをf(i、j)、
ストローク成分1の境界3を表わすベクトルの第
k成分をUk(i、j)、同じく白図形成分2の境
界3を表わすベクトルの第k成分をVk(i、j)
として、次の(3)式によりUk(i、j)およびVk
(i、j)を求める。 Uk(i、j) Uk(i、j) =Max{O、f(i、j)−f(i+λk、j+μk)
} Vk(i、j) Vk(i、j) =Max{0、f(i+λk、j+μk)−f(i、j)
}……(3) 上記(3)式は、f(i、j)−f(i+λk、j+
μk)≧0のときは、その値をUk(i、j)の値と
して選択し、f(i、j)−f(i+λk、j+μk)
<0のときは、Uk(i、j)=0とするという意
味である。なお、f(i、j)−f(i+λk、j+
μk)>0のときは、f(i+λk、j+μk)−f
(i、j)は負となるので、Vk(i、j)=0とな
り、逆の場合には、Vk(i、j)の値としてはf
(i+λk、j+μk)−f(i、j)が選択される。 (3)式を用いることによつて、変化の向きの違い
を区別して検出されたベクトル成分が、正負の相
異により、後述のぼけ処理50で打ち消し合つて
消滅するのを防止している。 ただし、上記λkおよびμkには第1表の値を用
いる。また0≦f(i、j)≦M(正の有限値)と
仮定する。
ターンの認識方式およびその装置に関するもので
ある。本発明は、関連する三つの先願発明(特願
昭47−50720号「図形認識装置」、特願昭53−
100377号「図形認識方式」および特願昭54−
141336号「パターン認識方式」)の改良に係るも
のであり、2次元パターンの認識精度の向上に寄
与するものである。 本発明と関連する上記の3発明は、いずれも2
次元スカラパターンとして観測した文字や図形な
どの2次元図形に空間微分や、ストロークとその
局所的接続関係の抽出処理などの基本的な特徴抽
出処理を加えて2個以上の特徴量を2次元空間上
の各々の位置で求め、これらの特徴量を成分とす
る2次元ベクトルパターンを導き、この2次元ベ
クトルパターンに公知の相関法を適用して未知パ
ターンの認識を行なうものである。これらの発明
は、在来の文字や図形を観測して得られる2次元
スカラパターンにそのまゝ相関法を適用する場合
よりもパターン認識手法として強力であるが、こ
れらをさらに強力なものとするには、上記2次元
ベクトルパターンのベクトル成分数に相当する特
徴の種類を有効に増やす必要がある。 本発明は、上述の立場から、従来においては文
字や図形のストローク成分のみに着目して抽出し
ていた特徴を、ストローク成分とストローク成分
で囲まれた背景図形(以下、白図形成分と呼ぶ)
の両者から、おゝむね均質な特徴抽出処理により
相互に有効な特徴を抽出することによつて、有効
な特徴の種類、すなわち上記2次元ベクトルパタ
ーンのベクトル成分数を、従来方式のおゝむね2
倍にすることを可能にするものである。 なお、ストローク成分を用いず、白図形成分の
みから特徴を抽出する方法も従来から知られてい
る(文献:森、他「場の効果法による特徴抽出」、
電子通信学会論文誌、vol.57−D、pp.308−315、
1974、および岡;「図形を状態にもつセルオート
マトンについて」、電子通信学会論文誌、vol.59
−D、pp.553−560、1976)。ところが、これらの
方法は白図形にのみ着目し、ストローク成分を実
質的に利用していないのみならず、白図形成分の
抽出および表現が論理処理的であり、全体として
相関法とはなじみ難い内容になつている。 第1図は、一定の拡がりを有する表現領域で表
現された、ストローク成分1と白図形成分2とか
らなる2次元図形の例を示したものである。第1
図には、ストローク成分1と白図形成分2のほ
か、両者の境界3および表現領域の境界を表わす
仮想的な枠4も、併せて表示してある。 さきに挙げた先願に係る三つの発明のうち、前
二者(特願昭47−50720号および特願昭53−
100377号)は、ストローク成分1およびその境界
3に着目して細線化処理を行ない、第1図の2個
の境界3と実質的に等価な1個の中心線を求め、
この中心線上の各点とその隣接点との接続関係の
有無を方向別(4方向〜8方向)に求め、この方
向別の接続関係の有無を2〜4個の自由度を有す
るベクトルとして高次特徴量の抽出を行なつてい
る。なお、この場合には、4方向〜8方向の接続
関係のうち、方向が同じで向きが反対になつてい
る成分、すなわち、注目点から見て上下あるいは
左右の接続関係などは、これらをそれぞれ同一成
分とみなしている。 一方、第三の先願発明(特願昭54−141336号)
は、第1図のストローク成分1と白図形成分2と
の境界3を、空間微分によつて各点で2成分のベ
クトルとして求め、これをさらにベクトルとして
の向きに応じて8成分のベクトルに変換して高次
特徴量としている。この場合には、最初に抽出す
る特徴としての境界3は、ストローク成分1と白
図形成分2の両方に属すると見ることもできる
が、境界3の巨視的な形状は、先願発明の前二者
に例示されているストローク成分1から近似的に
求めた中心線と酷似した曲線が二重に画かれてい
るだけであり、実質的にはストローク成分に着目
して抽出した初期特徴量と同等の意味しか持たな
い。とくに、ベクトル成分ごとの相関値の和をベ
クトル間の相関値として用いる公知の相関法を用
いる場合には、次に示すように理論的にも、中心
線だけを用いることと、境界線だけを用いること
とはほとんど同等の効果しか有しないことを導く
ことができる。 公知の相関法においては、2個の2次元ベクト
ルパターンf(i、j、k)とg(i、j、k)の
相関値sf,gをつぎのように定義する。ただし、i
とjは位置を表わすパラメータ、kはベクトル成
分を表わすパラメータとする。 (1)式において、Sk f,gの値は、2次元ベクトルパ
ターンf(i、j、k)およびg(i、j、k)の
座標(i、j)について(λk、μk)だけ同時に
平行移動しても不変である。すなわち、 Sk f,g= 〓i 〓j f(i+λk、j+μk、k) ×g(i+λk、j+μk、k) ……(2) 相関値が有する(2)式の性質を利用して、仮に第
1図の境界3を表わすベクトルの向きをストロー
ク成分の内側に向かうように定め、ストローク成
分の太さの半分だけ、境界3で求めたベクトルを
平行移動させると、ほゞ第1図の境界3を表わす
ベクトルは、ストローク成分1の中央に移動し、
もしストローク成分の太さが一定であるなら、元
来ストローク成分の両側に存在したストローク成
分1と白図形成分2の境界3を表わすベクトル
は、ストローク成分1の両側からその中央に移動
し、ストローク成分1の屈曲部など、僅かな特殊
な部分を除外すると完全に一致する。しかも、ベ
クトルのこのよう移動を行なつても、(2)式に示し
たように相関値は不変であるので、従来方法では
境界3を用いることゝストローク成分1の中心線
を用いることの実質的な差異はないことが結論づ
けられる。 第2図と第3図は、公知のストローク成分の方
向と向きをベクトルの成分とする2次元ベクトル
パターンの相関を利用するパターン認識方式の処
理フローチヤートを示す。 第2図の処理フローチヤートと第3図の処理フ
ローチヤートの相違点は、2次元図形を観測して
得られる2次元スカラパターン(2次元スカラ関
数)から、高次特徴量として2次元パターン上の
各点で求める2個以上の成分を有するベクトル量
の求め方が、本質的ではないが、実行上で多少異
なつている点にある。 すなわち第2図の処理フローチヤートでは、ベ
クトルの各成分を線図形化処理によつて導いたス
トローク成分の中心線に相当する図形から、その
中心線上の注目点と、同じく中心線上の隣接点と
の接続方向(向きを捨象した方向。原理的には方
向の種類をいくら増やしても支障ないが、実用的
には直交する2方向、もしくは45度の角度で交又
する4方向が適している)によつて区別する2な
いし4成分のベクトルを抽出している。この場
合、ベクトルの方向は上記ストローク成分の接線
方向と定めると、直観的に考え易い。ただし、こ
こで言うベクトルの方向は、同じベクトルの他の
成分を互いに区別するためのものである。従つて
たとえば接線方向と定める代りに、これを直交す
る法線方向をベクトルの方向と定めても、実質的
処理内容および効果が同一であることは明らかで
ある。 一方、第3図の処理フローチヤートでは、観測
して得られた2次元スカラパターン上の各点で、
高次特徴量としての複数個の成分を有するベクト
ルを導くために、先に挙げた先願発明(特願昭54
−141336)に例示されている空間微分を用いてお
り、第2図の線図形化処理13と接続方向抽出処
理14の代りに、第3図では空間微分による法線
方向の抽出処理に相当する方向要素抽出処理33
を行なつている。なお、この場合にはストローク
成分1の境界3の法線方向でベクトルの成分、す
なわち高次特徴量の種類を区別するのが直観的で
あり、先に挙げた先願例の場合には45度づつ方向
および向きが異なる8成分を用いている。しか
し、既に述べたように、ストローク成分1と白図
形成分2の境界3を表わすベクトルは、それをス
トローク成分1の内側に向けて、ベクトルの各成
分ごとに定めた一定量だけ移動させることによ
り、実質的にストローク成分1の中心線と同等の
ベクトルになり、向きは捨象されて、その方向だ
けが意味を有することになる。したがつて、この
場合にも実質的に有効な高次特徴量の種類あるい
はベクトルの成分数は4個となる。 第4図は本発明に係る図形認識方式の一実施例
を処理フローチヤートを用いて示したもので、第
2図および第3図に示した公知の処理方式との主
要な相違は、一点鎖線48で囲まれた停止処理4
6と伝播処理47が新たに加えられている点であ
る。この停止処理46と伝播処理47は、先に例
示した、もつぱら白図形成分のみに着目して特徴
を抽出する公知の方法(文献:森、他「場の効果
法による特徴抽出」、電子通信学会論文誌、
vol.57−D、pp.308−315、1974年、など)にも、
類似の処理を行なつている例が示されているが、
本発明の特徴は第1図に例示したように、本来同
一の白図形成分2の境界3と、ストローク成分1
の境界3に、相互に独立ではあるが処理内容は原
則的に同一の局所的処理(すなわち、停止処理4
6と伝播処理47)を繰返えし施すことにより、
両者の図形としての形状を変化させ、相互に異な
つた形状として、相関法を適用し場合にそれぞれ
有効な特徴を抽出することができるようにするも
のである。 ここで注意すべきことは、前記(2)式などで示し
たように、伝播処理だけでは第4図のベクトル化
処理45で抽出したベクトル成分(特徴)f(i、
j、k)を座標(i、j)について(λk、μk)
だけ平行移動させることに過ぎず、ストローク成
分1の境界3と白図形成分2の境界3を有効に分
離・抽出したことにはならない点である。すなわ
ち、本発明で示すように伝播処理47によるベク
トル成分の移動量を、個々の被処理パターンであ
る2次元図形の局所的形状、および個々の2次元
図形内での複数の部位における高次特徴量(ベク
トル成分)の相互関係によつて決定するような処
理(本発明では、このような処理を停止処理46
と呼ぶ)によつて異ならしめるように制御するこ
とで、初めてストローク成分1の境界3と白図形
成分2の境界3を独立した特徴として有効に分
離・抽出できることになる。 第4図の実施例において、帳票41、光電変換
処理42、および位置・大きさ抽出処理43は、
光学的文字認識装置(OCR)などの分野で公知
の形態および技術である。大きさの正規化処理4
4は、原則的に帳票41上の図形を観測して得た
2次元図形を表わすデータの縦および横方向の拡
がりを位置・大きさ抽出処理43により検知し
て、予め設定した一定の拡がりを有する矩形領域
に、その縦および横の広がりが一致するように、
縦軸・横軸を独立に比例縮小(原理的には拡大し
ても良い)する公知の手法(特願昭53−100377
号、前出)を用いる。 なお、大きさの正規化処理44はベクトル化処
理45の後、またはぼけ処理50の前など、第4
図の処理フローチヤートにおいて出来るだけ後の
方に持つて行つた方が、原図形の特徴を歪みなく
抽出することができる。しかし一般に正規化処理
44前のデータ量は、正規化処理44後のそれよ
り大幅に大きいので、正規化処理44を後にすれ
ばするほど、全体として処理すべきデータ量が大
幅に増えてしまうことになる。 第4図の実施例ではこの点を考慮して、正規化
処理44をベクトル化処理45の前に行なつてい
るが、実際には全体としての目的および費用など
を考慮して、どの段階で正規化処理44を行なう
のが妥当であるかを決定すれば良い。 第4図におけるベクトル化処理45としては、
線図形化処理を利用する方法(特願昭47−50720
号、前出)および空間微分を用いる方法(特願昭
54−141336号、前出)などのほか、種々の方法が
公知となつており、原則的には観測して得られる
2次元スカラパターンの局所的な変化量、もしく
は大局的に見てこれと代替し得る量(上記の線図
形化処理を利用して求めたような)、またはこれ
らと一意的に関連づけられる量であればどのよう
なものでも良いが、ここでは一種の空間微分でも
つとも単純と考えられる方法を例として説明す
る。 ベクトル化処理45では、大きさ正規化処理4
4を施した2次元スカラパターンをf(i、j)、
ストローク成分1の境界3を表わすベクトルの第
k成分をUk(i、j)、同じく白図形成分2の境
界3を表わすベクトルの第k成分をVk(i、j)
として、次の(3)式によりUk(i、j)およびVk
(i、j)を求める。 Uk(i、j) Uk(i、j) =Max{O、f(i、j)−f(i+λk、j+μk)
} Vk(i、j) Vk(i、j) =Max{0、f(i+λk、j+μk)−f(i、j)
}……(3) 上記(3)式は、f(i、j)−f(i+λk、j+
μk)≧0のときは、その値をUk(i、j)の値と
して選択し、f(i、j)−f(i+λk、j+μk)
<0のときは、Uk(i、j)=0とするという意
味である。なお、f(i、j)−f(i+λk、j+
μk)>0のときは、f(i+λk、j+μk)−f
(i、j)は負となるので、Vk(i、j)=0とな
り、逆の場合には、Vk(i、j)の値としてはf
(i+λk、j+μk)−f(i、j)が選択される。 (3)式を用いることによつて、変化の向きの違い
を区別して検出されたベクトル成分が、正負の相
異により、後述のぼけ処理50で打ち消し合つて
消滅するのを防止している。 ただし、上記λkおよびμkには第1表の値を用
いる。また0≦f(i、j)≦M(正の有限値)と
仮定する。
【表】
【表】
なお、上記(3)式からUk(i、j)とVk(i、j)
は共に非負であり、次の(4)式の関係を成立させる
性質がある。 Uk(i、j)+Vk(i、j) =|f(i、j)−f(i+λk、j+μk)|
……(4) さらに、Uk(i、j)とVk(i、j)は、 fk(i、j)=f(i、j) −f(i+λk、j+μk) ……(6) と置いて、次のように表わすこともできる。 Uk(i、j)=fk(i、j):fk(i、j)≧0のと
き =0:fk(i、j)<0のとき =0:fk(i、j)<0のとき Vk(i、j)=−fk(i、j);fk(i、j)<0のと
き =0:fk(i、j)≧0のとき ……(7) ここで、以降の処理の直観的な理解を容易とす
るため、Uk(i、j)およびVk(i、j)のベク
トルとしての向きおよび伝播方向を、第2表のよ
うに定める。
は共に非負であり、次の(4)式の関係を成立させる
性質がある。 Uk(i、j)+Vk(i、j) =|f(i、j)−f(i+λk、j+μk)|
……(4) さらに、Uk(i、j)とVk(i、j)は、 fk(i、j)=f(i、j) −f(i+λk、j+μk) ……(6) と置いて、次のように表わすこともできる。 Uk(i、j)=fk(i、j):fk(i、j)≧0のと
き =0:fk(i、j)<0のとき =0:fk(i、j)<0のとき Vk(i、j)=−fk(i、j);fk(i、j)<0のと
き =0:fk(i、j)≧0のとき ……(7) ここで、以降の処理の直観的な理解を容易とす
るため、Uk(i、j)およびVk(i、j)のベク
トルとしての向きおよび伝播方向を、第2表のよ
うに定める。
【表】
なお、第1表において添字kはベクトルの成分
番号として表示してある。またベクトル化処理4
5の具体的な手法としては、第1表や第2表に例
示したように斜め方向(成分番号が偶数の場合)
を考えに入れる場合は、特願昭54−141336号(前
出)に例示されているような公知の空間微分の方
法を用いる方がより効果的であり、そのような方
法を用いてもよいが、その場合には2次元パター
ンの空間周波数成分のうち高周波成分の減衰が本
発明で例示した方法よりも著しいので、大きさ正
規化処理44後の2次元パターンf(i、j)の
位置のパラメータ(i、j)の分割点数を大きく
しておくなどの配慮が必要である。 次に、停止処理46と伝播処理47について説
明するが、説明の便宜上、伝播処理47から説明
する。 伝播処理47は複数回繰返して行なうので、第
n回目の伝播処理47の結果をUk (n)(i、j)、
Vk (n)(i、j)と書いて、その第1の方法はつ
ぎの(8)式で定義する。 Uk (n)(i、j)= Uk (n-1)(i+λk、j+μk) Vk (n)(i、j)= Vk (n-1)(i+λk、j+μk) ……(8) ただし、Uk (o)(i、j)=Uk(i、j)、Vk (o)
(i、j)=Vk(i、j)とし、(λk、μk)には第
1表の値を用いる。 この伝播処理47の第1の方法は、第2表のベ
クトル成分の向きの方向に、各ベクトル成分を単
位量だけ移動させることに相当する。 伝播処理47の第2の方法は、各ベクトル成分
のうち直交成分(第2表で成分番号が奇数の成
分)については第1の方法と同一であるが、斜向
成分(第2表で成分番号が偶数の成分)について
は、第2表の下段に示した伝播方向のように、2
方向に同じ量だけつまり2重に伝播させる方法で
ある。ただし、この場合に2重に伝播させるのは
第1回目の伝播処理47だけで、第2回目の伝播
処理47以降では、第1回目の伝播処理47で移
動した方向にそれぞれ、そのまま伝播させる。
(第1回目の伝播処理47で直交する二つの方向
へ同じ量だけ伝播させているので、以降の伝播処
理47での伝播をそれぞれ1方向に絞つても、量
的には全体として2重に伝播したことになる) 次に停止処理46について説明する。停止処理
46も伝播処理47と同様に、本発明の特許請求
の範囲内で多種の方法が可能であるが、そのうち
3種類の方法について具体的に説明する。 停止処理46の第一の方法は、方向が同じで向
きが反対の1対のベクトル成分(例えば第2表で
成分番号が1と5のベクトル成分の組)が同一座
標点上に存在するとき、あるいは上記1対のベク
トル成分が互いに第2表の伝播方向で示した方向
(この場合は向きも考慮に入れる)において隣接
する一対の座標点上にそれぞれ存在するとき(つ
まり、次に伝播を行なつたときに互いにすれ違つ
てしまつて同一座標点上に存在できない場合)
に、上記1対の該当するベクトル成分の以降の伝
播を停止する。 この停止処理46の第一の方法は、直観的には
互いに反対向きのベクトル成分の衝突による停止
とみなすことができる。なお、この場合に停止さ
せるベクトル成分の量を、衝突したベクトル成分
のうち量的に小さい方と等しくし、量的に大きい
方のベクトル成分から小さい方のベクトル成分の
量を差し引いたベクトル成分は停止処理46をせ
ず、それ以降も伝播処理47を続けることにすれ
ば、原図形もしくは大きさ正規化処理44を行な
つた図形が2値化されていなくても処理すること
ができる。停止処理46の第一の方法で、衝突に
よつて停止させるベクトル成分の組合せを第3表
に示す。
番号として表示してある。またベクトル化処理4
5の具体的な手法としては、第1表や第2表に例
示したように斜め方向(成分番号が偶数の場合)
を考えに入れる場合は、特願昭54−141336号(前
出)に例示されているような公知の空間微分の方
法を用いる方がより効果的であり、そのような方
法を用いてもよいが、その場合には2次元パター
ンの空間周波数成分のうち高周波成分の減衰が本
発明で例示した方法よりも著しいので、大きさ正
規化処理44後の2次元パターンf(i、j)の
位置のパラメータ(i、j)の分割点数を大きく
しておくなどの配慮が必要である。 次に、停止処理46と伝播処理47について説
明するが、説明の便宜上、伝播処理47から説明
する。 伝播処理47は複数回繰返して行なうので、第
n回目の伝播処理47の結果をUk (n)(i、j)、
Vk (n)(i、j)と書いて、その第1の方法はつ
ぎの(8)式で定義する。 Uk (n)(i、j)= Uk (n-1)(i+λk、j+μk) Vk (n)(i、j)= Vk (n-1)(i+λk、j+μk) ……(8) ただし、Uk (o)(i、j)=Uk(i、j)、Vk (o)
(i、j)=Vk(i、j)とし、(λk、μk)には第
1表の値を用いる。 この伝播処理47の第1の方法は、第2表のベ
クトル成分の向きの方向に、各ベクトル成分を単
位量だけ移動させることに相当する。 伝播処理47の第2の方法は、各ベクトル成分
のうち直交成分(第2表で成分番号が奇数の成
分)については第1の方法と同一であるが、斜向
成分(第2表で成分番号が偶数の成分)について
は、第2表の下段に示した伝播方向のように、2
方向に同じ量だけつまり2重に伝播させる方法で
ある。ただし、この場合に2重に伝播させるのは
第1回目の伝播処理47だけで、第2回目の伝播
処理47以降では、第1回目の伝播処理47で移
動した方向にそれぞれ、そのまま伝播させる。
(第1回目の伝播処理47で直交する二つの方向
へ同じ量だけ伝播させているので、以降の伝播処
理47での伝播をそれぞれ1方向に絞つても、量
的には全体として2重に伝播したことになる) 次に停止処理46について説明する。停止処理
46も伝播処理47と同様に、本発明の特許請求
の範囲内で多種の方法が可能であるが、そのうち
3種類の方法について具体的に説明する。 停止処理46の第一の方法は、方向が同じで向
きが反対の1対のベクトル成分(例えば第2表で
成分番号が1と5のベクトル成分の組)が同一座
標点上に存在するとき、あるいは上記1対のベク
トル成分が互いに第2表の伝播方向で示した方向
(この場合は向きも考慮に入れる)において隣接
する一対の座標点上にそれぞれ存在するとき(つ
まり、次に伝播を行なつたときに互いにすれ違つ
てしまつて同一座標点上に存在できない場合)
に、上記1対の該当するベクトル成分の以降の伝
播を停止する。 この停止処理46の第一の方法は、直観的には
互いに反対向きのベクトル成分の衝突による停止
とみなすことができる。なお、この場合に停止さ
せるベクトル成分の量を、衝突したベクトル成分
のうち量的に小さい方と等しくし、量的に大きい
方のベクトル成分から小さい方のベクトル成分の
量を差し引いたベクトル成分は停止処理46をせ
ず、それ以降も伝播処理47を続けることにすれ
ば、原図形もしくは大きさ正規化処理44を行な
つた図形が2値化されていなくても処理すること
ができる。停止処理46の第一の方法で、衝突に
よつて停止させるベクトル成分の組合せを第3表
に示す。
【表】
第3表で記号Aと記入してあるベクトル成分の
組合せの衝突でのみ停止させる。記号Aの意味
は、第5図に示したように、水平または垂直の対
向するベクトル成分が衝突する場合を意味する。
なお、この停止処理の第一の方法では、ベクトル
成分として斜向成分(第2表で偶数番の成分)を
考えに入れると、例えば原図形が直角2等辺3角
形の場合のように衝突すべき対向成分が存在しな
くなつて都合が悪い場合が生ずるので、ベクトル
成分として水平・垂直の成分(第2表で奇数番の
成分)だけを考慮する場合しか適用できない。し
たがつて、第5図で記号Bとして表示した斜向成
分の衝突は考えない。 停止処理46の第二の方法における停止条件を
第4表に示す。
組合せの衝突でのみ停止させる。記号Aの意味
は、第5図に示したように、水平または垂直の対
向するベクトル成分が衝突する場合を意味する。
なお、この停止処理の第一の方法では、ベクトル
成分として斜向成分(第2表で偶数番の成分)を
考えに入れると、例えば原図形が直角2等辺3角
形の場合のように衝突すべき対向成分が存在しな
くなつて都合が悪い場合が生ずるので、ベクトル
成分として水平・垂直の成分(第2表で奇数番の
成分)だけを考慮する場合しか適用できない。し
たがつて、第5図で記号Bとして表示した斜向成
分の衝突は考えない。 停止処理46の第二の方法における停止条件を
第4表に示す。
【表】
第4表においては、記号A,BまたはCが記入
してあるベクトル成分間においてだけ停止処理4
6を行なうことを意味する。第4表の3種の記号
A,BおよびCの意味は、第6図に示すように入
射ベクトル成分61と対向ベクトル成分の向きが
180度異なり、かつその向きが水平または垂直方
向の場合に記号Aを、入射ベクトル成分62と対
向ベクトル成分の向きが180度異なり、かつその
向きが斜め方向の場合に記号Bを、入射ベクトル
成分61または62と対向ベクトル成分の向きが
135度異なる場合に記号Cを用いて区別している。
このように停止処理46の停止条件を区別して用
いたのは、本質的ではないが具体的な手法の上
で、多少の相違が出て来るためである。 実際の停止処理46では、第4表の条件が成立
するベクトル成分の対が同一座標点上に存在する
か、互いの伝播方向上の隣接座標点上に存在する
場合に、両ベクトル成分のうち量的に小さい方に
相当する量を関連する両ベクトル成分とも該当す
る座標点上で停止させる。 また、この第二の停止処理方法においては、対
向ベクトルのうち斜向成分についてては、隣接座
標点間ですれ違うような場合にも、その隣接座標
点で停止させるようにしてもよい。 なお、この際に、第4表の停止条件で停止の対
象とするベクトル成分には、それ以前の停止処理
46によつて停止しているものも含めるものとす
る。 停止処理46の第三の方法の停止条件を第5表
に示す。
してあるベクトル成分間においてだけ停止処理4
6を行なうことを意味する。第4表の3種の記号
A,BおよびCの意味は、第6図に示すように入
射ベクトル成分61と対向ベクトル成分の向きが
180度異なり、かつその向きが水平または垂直方
向の場合に記号Aを、入射ベクトル成分62と対
向ベクトル成分の向きが180度異なり、かつその
向きが斜め方向の場合に記号Bを、入射ベクトル
成分61または62と対向ベクトル成分の向きが
135度異なる場合に記号Cを用いて区別している。
このように停止処理46の停止条件を区別して用
いたのは、本質的ではないが具体的な手法の上
で、多少の相違が出て来るためである。 実際の停止処理46では、第4表の条件が成立
するベクトル成分の対が同一座標点上に存在する
か、互いの伝播方向上の隣接座標点上に存在する
場合に、両ベクトル成分のうち量的に小さい方に
相当する量を関連する両ベクトル成分とも該当す
る座標点上で停止させる。 また、この第二の停止処理方法においては、対
向ベクトルのうち斜向成分についてては、隣接座
標点間ですれ違うような場合にも、その隣接座標
点で停止させるようにしてもよい。 なお、この際に、第4表の停止条件で停止の対
象とするベクトル成分には、それ以前の停止処理
46によつて停止しているものも含めるものとす
る。 停止処理46の第三の方法の停止条件を第5表
に示す。
【表】
表中に用いた記号は、上記第二の方法の場合と
同様に、第7図に示すような意味を持たせてあ
る。具体的な停止処理も上記第二の方法の場合と
同様で、互いに直交するベクトル成分間での停止
をも含んでいる点だけが異なつている。この直交
ベクトル成分間での停止を第5表では記号Eで示
してある。 以上に述べた停止処理46によつて、ストロー
ク成分Uk(i、j)と白図形成分Vk(i、j)の
間に成立つていた平行移動の関係、したがつて前
述の(2)式に示した相関値の同一性が乱されるよう
になり、認識のための特徴としての有効性が確保
され、全体として有効な特徴の種類が増加される
ことになる。 なお、以上に述べたベクトル化処理45、停止
処理46、および伝播処理47によつて導かれる
2次元ベクトルパターンの成分数(特徴の種類)
は、最初に行なうベクトル化処理45および停止
処理46の内容によつて異なるが、実用的にはベ
クトル化処理45を水平・垂直方向についてのみ
行ない、停止処理46として第一の方法を用いた
場合がもつとつ少なく、ストローク成分について
2個、白図形成分について2個の合計4個にな
る。この場合、形式的にはこの2倍のベクトル成
分数が得られるが、停止処理46の第一の方法を
用いた場合、互いに180度向きの異なるベクトル
成分がおゝむね同一の座標点上で、同量だけ停止
することになるので、相関法で利用する限り、向
きの相違は有効な特徴としては利用できず、結局
利用できる有効なベクトル成分数としては4個と
なる。 一方、本発明を適用して得られる実用上最大の
ベクトル成分数は16個である。これは、ベクトル
化処理45を水平・垂直・斜め方向の8方向で行
ない、停止処理46として第二または第三の方法
を適用した場合で、この場合にはストローク成分
および白図形成分についてそれぞれ8個のベクト
ル成分が得られる。ただし、白い背景に黒く書か
れた文字のようにストローク部分の太さが2次元
パターンとしての形状や意味に重要な意味をもつ
ていないような図形を対象とする場合には、スト
ローク成分についてはベクトルの向きを捨象し、
向きが互いに180度異なるベクトル成分を2次元
パターンとして加え合わせたものを新たなベクト
ル成分とすることにより、実用上の支障なくスト
ローク成分の成分数を4個とすることができる。
したがつて、この場合の実用的なベクトル成分数
はストローク部分について4個、白図形部分につ
いて8個で、合計12個となる。 次に第4図の実施例において、停止処理46と
伝播処理47を完了させるか否かの判断49は、
これらの処理の繰返し回数を予め設定しておく
か、あるいは停止処理46の際にそれ以上伝播処
理47すべきベクトル成分が残つているか否かを
適当な手段で検知することによつて行ない、伝播
処理47をすべきベクトル成分が残つていなかつ
たら、次の伝播処理47を行なわずにぼけ処理5
0に移行させるようにすればよい。 次に、第4図の実施例におけるぼけ処理50
は、前出の先願発明(特願昭53−100377号)など
で公知のガウス形のフイルタ関数B(r、s)と、
上記停止処理46および伝播処理47によつて導
いた2次元ベクトル関数の各成分を表わす2次元
関数fk(i、j)、(ただし、kは第k成分を表わ
すパラメータ、iとjは座標のパラメータとす
る)との畳み込みを用いて行なう。具体的には、
次の(9)式の計算を行なう。 Fk(i、j)= 〓r 〓B B(r、s)×fk(i、j) ……(9) なお、ぼけ処理50は2次元関数fk(i、j)
を空間周波数領域で見た場合に、その高周波成分
を減衰させるために行なうものであるので、類似
の効果が得られるものであればガウス形以外の他
のフイルタ関数、たとえば計算が単純で済む矩形
状(rとsが原点を含む有限の矩形領域内にある
場合だけ非負の一定値をとり、その他の場合は0
となる関数)のフイルタ関数を用いても良い。 次に、第4図の実施例において、類似度計算5
2は、予め適当な手段で用意した、認識すべき未
知図形にステツプ50のぼけ処理を施して得られる
データとおゝむね同一の表現形式の標準パターン
との類似度を求める処理であり、標準パターン5
1をF(l)(i、j、k)(以下、必要ないかぎりF(l)
=(F1 (l)、F2 (l)、………、Fk (l)、Fk (l)と書く)、未
知
図形にぼけ処理50までの処理を施して得られた
データG(i、j、k)=Gk(i、j)をG=(G1、
G2、………、Gk、………Gk)と書くとして、標
準パターンF(l)と未知図形Gとの類似度SG (l)を、次
の(10)式より求める。 GG (l)=(F(l)、G)/‖F(l)‖×‖G‖ ……(10) ただし、 (F(l)、G)= 〓K (Fk (l)、Gk) (Fk (l)、Gk)= 〓i 〓j F(l)(i、j、k) ×G(i、j、k) ‖F(l)‖=(F(l)、F(l))1/2 ‖G‖=(G、G)1/2 なお、上記(F(l)、G)は、適当な数の組Wk:
k=1、2、………、Kを用いて、次の(11)式より
求めても良い。 (F(l)、G)= 〓K Wk×(Fk (l)、Gk) ……(11) なお、上記の(10)式および(11)式において、パラメ
ータkは2次元ベクトル関数の第k成分を、パラ
メータiおよびjは2次元座標を表わすものとす
る。また、ここで述べたステツプ52における類似
度計算の方法は、2次元ベクトル関数間の類似度
の定義として、前出の先願発明(特願昭53−
100377号)と本質的には同一であり、公知の方法
である。 次に、第4図の実施例において、最大値検出5
3は原則的に前段の類似度計算52において、L
個の標準パターンF(l);l=1、2、………、L
の各々と、未知図形Gとの間で求めたL個の類似
度Sk (l);l=1、2、………、Lの中から最大で
ある類似度SG (M)を求め、該当する標準パターン
F(M)が代表するカテゴリをもつて、未知図形Gの
カテゴリと認識する処理である。この処理は前段
の類似度計算52と併せて、公知の距離計算およ
び最小値検出処理と置換えてもよい。 第4図の実施例において、最後の認識結果出力
54は該システムの利用目的に応じて、ステツプ
53で決定された認識結果を符号または映像の形
で、フロツピーデイスクのような記憶媒体、他の
情報処理システムあるいは出力装置などに出力す
る処理であり、公知の技術である。 第8図に、以上に述べた第4図の実施例によ
り、実際の2次元図形を処理した場合の主要な過
程を示す。 第8図において、スカラ図形71は、大きさ正
規化処理44が施された手書数字“0”の形状を
示す。次のストローク成分72と白図形成分73
は、ベクトル化処理45を施して導いたもので、
ここでは方向の種類は水平・垂直方向のみで斜め
方向は求めていない。したがつて、ベクトル成分
数はストローク成分72および白図形成分73と
も4個である。なお、図に示したU1〜U7、およ
びV1〜V7などの記号は、(3)式および第2表のそ
れと一致させてある。 第8図において上から3段目の図形は、一番左
側のグループ74が停止処理46と伝播処理47
によつて求めたストローク成分の停止成分、同じ
く左から2番目のグループ75が白図形成分の停
止成分である。なお左から3番目のグループ76
は、白図形成分73のうち、第1図の仮想枠4か
ら発生させた仮想的な白図形成分との衝突によつ
て停止した部分であり、この部分を考慮すること
により若干の認識性能の改善を期待できるが、実
用上はこの部分を無視してもよい。第8図の最下
段の図形は、左から1番目のグループ77がスト
ローク成分の停止成分74にぼけ処理50を施し
たもの、2番目のグループ78が同じく白図形成
分の停止成分75にぼけ処理50を施こしもの、
また3番目のグループ79が仮想枠成分の停止成
分76はぼけ処理を施こしたものである。 つまり、第8図はベクトル化として斜め方向を
考慮しないで、水平・垂直方向のみ行ない、これ
に伝播処理を施こし、第3表に示す停止条件によ
る第一の停止処理方法を適用した場合の過程と、
ぼけ処理までの結果を示す。 次に、第10図は手書き数字「0」に対して、
ベクトル化として斜め方向を考慮して第2表のよ
うに、水平および垂直方向の他に斜め方向のベク
トル成分を求め、伝播処理を第2表のように斜め
方向についても行なうとともに、第5表に示す停
止条件による第三の停止処理方法を適用して計算
機によるシユミレータによつて得られた結果を示
すものである。つまり、第10図において、70
が観測対象となつた元の手書き数字「0」を示
し、2段目の図形f1〜f16は、左側のグルー
プ72がストローク成分について空間微分を施し
ベクトル化したもの、また右側のグループ73が
白図形成分について空間微分を施しベクトル化し
たものを示す。第10図の上から3段目は、これ
にそれぞれ伝播処理と第5表に示す条件の停止処
理46とを施こした結果を示す。4段目は、スト
ローク成分については向きの違いを考慮すること
は実際上意味がないので、3段目の左側のグルー
プ74を整理しまとめたものを示す。 第11図は、手書き数字「0」〜「9」につい
て第2表のような斜め方向を考慮した伝播処理と
第5表に示す停止条件を適用して得られた第10
図の第4段目に相当するぼけ処理までの結果を示
したものである。ただし、一番左側の第1列目
は、手書き数字を示し、第3列目はストローク成
分に関する処理結果F1〜F4を仮想的に加えて
示したもの、また第4列目は白図形成分に関する
処理結果F5〜F12を仮想的に加えたもの、さ
らに第2列目は第3列と第4列を仮想的に加えた
ものすなわちF1〜F12を全て加えたものを示
す。この第2列目を見れば本発明を適用した場合
の情報抽出状態がいかに良好であるか一目瞭然で
ある。 上記第10図および第11図は大きさ正規化処
理44を行なわない生のデータを直接処理した結
果を示す。これに対し、第12図は大きさ正規化
処理44を行ないかつ100個のサンプルの平均を
とつたものを処理した場合の第10図4段目に相
当する結果すなわち標準パターン51に使われる
データを示す。 また、第13図は手書き漢字に本発明を適用し
た場合の第11図第1列目から第4列目までに対
応する結果を示すもので、一番左側がストローク
成分についての処理結果の総和、第4列目が白図
形成分についての処理結果の総和、そして第2列
目が第3列目と第4列目を加えたものを示す。 第9図は上記図形認識方式を実行する本発明に
係る図形認識装置の一実施例としての文字認識装
置のブロツク図を示す。 本実施例では全体としての制御を主制御部80
が行ない、主制御部80は主制御装置(MPU)
81、主記憶装置82および入出力制御部83か
らなり、内部バス84によつて相互に接続されて
いる。入出力制御部83には、第4図の処理フロ
ーチヤートの各処理ステツプ、もしくはこれらの
処理ステツプを必要に応じて分割あるいはまとめ
た処理を実行する処理回路100〜700が、外
部バス85を経由して複数個接続されている。主
記憶装置82には文字認識装置全体の制御プログ
ラムや認識処理の制御プログラムなどのほか、必
要に応じて認識結果の編集などに使用する各種の
データが格納される。 第9図の実施例において、帳票41は第4図の
処理フローチヤートにおける帳票41と同じもの
である。光電変換部110は帳票41を走査して
その局部的な光学的反射率、または吸収率を2値
あるいは多値の逐次的なデイジタル電気信号に変
換し、位置・大きさ検出回路100に送る。位
置・大きさ検出回路100は、位置・大きさ検出
処理として、検出すべき2次元図形(この場合は
文字)を囲む最小の矩形領域の位置と大きさを検
知して、外部バス85を通じて大きさ正規化処理
回路200に送る。 大きさ正規化処理回路200は、位置・大きさ
検出回路100で検知された上記位置と大きさの
データを受けて、該当する2次元図形を、原則的
に予め設定した一定の大きさの矩形状の作業領域
いつぱいの大きさとなるように縮小する。なお、
この際、光電変換部110より出力された帳票4
1上の2次元図形を表現するデイジタル電気信号
は、いつたん主記憶装置84に書き込まれている
ものとする。 ベクトル化処理回路300は、大きさ正規化処
理回路200で処理されたスカラ表現の2次元図
形のデータに、空間微分に相当する処理を施して
ストローク成分と白図形成分の2組の2次元ベク
トルパターンを表現するデータに変換する。この
ベクトル化処理回路300は、少くとも2個のデ
ータを一時的に貯えるレジスタと、このレジスタ
に貯えた数値の差を正負の符号を含めて計算する
機能を備えている。停止処理回路400は、ベク
トル化処理回路300で生成された2組の2次元
ベクトルパターンを表わすデータの各々に、停止
処理46を施すとともに、伝播処理47を行なう
べきデータが残つているか否かを検知し、それが
残つている場合には伝播処理回路450に送る。
伝播処理回路450は、ストローク成分と白図形
成分の2組の2次元ベクトルパターンの各ベクト
ル成分ごとに、予め定めた一定の座標軸方向に1
メツシユずつデータを移動させる機能を持つてい
る。なお、この伝播処理47はすでに述べたよう
に、第1回目に限り特定のベクトル成分(斜め方
向のベクトル成分)を、2つの座標軸方向に同じ
量だけそれぞれ移動させるようにするため、伝播
処理47の回数を記憶する機能も併せもつてい
る。上記各組の2次元ベクトルパターンごとに、
1回の伝播処理47が完了したら、対応するデー
タを停止処理回路400に送り返し、停止処理4
6と伝播処理47を繰り返す。停止処理46と伝
播処理47の完了は、上記各組の2次元ベクトル
パターンごとに、前記の停止処理回路400に備
えられた伝播処理47を行なうべきデータが残留
しているか否かを検知する機能で判断する。 ぼけ処理回路500は、停止・伝播処理48が
完了したデータを受けて、2組の2次元ベクトル
パターンのベクトル成分ごとに(9)式に示したぼけ
処理50を実行する。 類似度計算回路600は、ぼけ処理50を施し
た2組の2次元ベクトルパターンと、同一データ
形式で予め類似度計算回路600内または主記憶
装置84内に貯えられている各カテゴリ当り少く
とも1組の標準パターンデータ51の各々とか
ら、(10)式の計算を行なつて類似度SG (l)を求める。
類似度計算回路600の機能は、主として2組の
データ列の積和を計算する乗算器の機能と、この
乗算器に標準パターンデータ51を供給する記憶
装置の機能とによつて決定されるので、これらの
乗算器と記憶装置は必要に応じて並列化する等の
手段で高速化する必要がある。 さらに、入力図形の認識を行なうには、次に複
数個の類似度SG (l):l=1、2、………、Lの中
から最大類似度SG (M)を求める必要があるが(第4
図の最大値検出53)、この処理は主処理装置8
1上でソフトウエア的に行なつても良いし、必要
に応じて類似度計算回路600内に最大値検出回
路を設けて高速化を図るようにしても良い。 出力回路700は、認識結果を本実施例の利用
形態に応じて、予め設定した符号もしくは画像の
形で上位システム、外部記憶装置あるいは画像出
力装置に伝達するためのインタフエース回路であ
る。 以上に述べたように本実施例を構成する個別の
機能処理回路は、公知の技術により容易に設計・
製作することができる。そのため、すでに述べた
ように本発明は停止処理回路400と伝播処理回
路450を付け加えるだけで、従来手法(既出・
特願昭53−100377号)において抽出可能な有効特
徴種類(2次元ベクトルパターンのベクトル成分
数)をおゝむね2倍にすることができる。これに
よつて、本発明が手書文字の認識装置に適用され
たような場合には、未知文字を精度良く認識でき
るようになるという効果がある。
同様に、第7図に示すような意味を持たせてあ
る。具体的な停止処理も上記第二の方法の場合と
同様で、互いに直交するベクトル成分間での停止
をも含んでいる点だけが異なつている。この直交
ベクトル成分間での停止を第5表では記号Eで示
してある。 以上に述べた停止処理46によつて、ストロー
ク成分Uk(i、j)と白図形成分Vk(i、j)の
間に成立つていた平行移動の関係、したがつて前
述の(2)式に示した相関値の同一性が乱されるよう
になり、認識のための特徴としての有効性が確保
され、全体として有効な特徴の種類が増加される
ことになる。 なお、以上に述べたベクトル化処理45、停止
処理46、および伝播処理47によつて導かれる
2次元ベクトルパターンの成分数(特徴の種類)
は、最初に行なうベクトル化処理45および停止
処理46の内容によつて異なるが、実用的にはベ
クトル化処理45を水平・垂直方向についてのみ
行ない、停止処理46として第一の方法を用いた
場合がもつとつ少なく、ストローク成分について
2個、白図形成分について2個の合計4個にな
る。この場合、形式的にはこの2倍のベクトル成
分数が得られるが、停止処理46の第一の方法を
用いた場合、互いに180度向きの異なるベクトル
成分がおゝむね同一の座標点上で、同量だけ停止
することになるので、相関法で利用する限り、向
きの相違は有効な特徴としては利用できず、結局
利用できる有効なベクトル成分数としては4個と
なる。 一方、本発明を適用して得られる実用上最大の
ベクトル成分数は16個である。これは、ベクトル
化処理45を水平・垂直・斜め方向の8方向で行
ない、停止処理46として第二または第三の方法
を適用した場合で、この場合にはストローク成分
および白図形成分についてそれぞれ8個のベクト
ル成分が得られる。ただし、白い背景に黒く書か
れた文字のようにストローク部分の太さが2次元
パターンとしての形状や意味に重要な意味をもつ
ていないような図形を対象とする場合には、スト
ローク成分についてはベクトルの向きを捨象し、
向きが互いに180度異なるベクトル成分を2次元
パターンとして加え合わせたものを新たなベクト
ル成分とすることにより、実用上の支障なくスト
ローク成分の成分数を4個とすることができる。
したがつて、この場合の実用的なベクトル成分数
はストローク部分について4個、白図形部分につ
いて8個で、合計12個となる。 次に第4図の実施例において、停止処理46と
伝播処理47を完了させるか否かの判断49は、
これらの処理の繰返し回数を予め設定しておく
か、あるいは停止処理46の際にそれ以上伝播処
理47すべきベクトル成分が残つているか否かを
適当な手段で検知することによつて行ない、伝播
処理47をすべきベクトル成分が残つていなかつ
たら、次の伝播処理47を行なわずにぼけ処理5
0に移行させるようにすればよい。 次に、第4図の実施例におけるぼけ処理50
は、前出の先願発明(特願昭53−100377号)など
で公知のガウス形のフイルタ関数B(r、s)と、
上記停止処理46および伝播処理47によつて導
いた2次元ベクトル関数の各成分を表わす2次元
関数fk(i、j)、(ただし、kは第k成分を表わ
すパラメータ、iとjは座標のパラメータとす
る)との畳み込みを用いて行なう。具体的には、
次の(9)式の計算を行なう。 Fk(i、j)= 〓r 〓B B(r、s)×fk(i、j) ……(9) なお、ぼけ処理50は2次元関数fk(i、j)
を空間周波数領域で見た場合に、その高周波成分
を減衰させるために行なうものであるので、類似
の効果が得られるものであればガウス形以外の他
のフイルタ関数、たとえば計算が単純で済む矩形
状(rとsが原点を含む有限の矩形領域内にある
場合だけ非負の一定値をとり、その他の場合は0
となる関数)のフイルタ関数を用いても良い。 次に、第4図の実施例において、類似度計算5
2は、予め適当な手段で用意した、認識すべき未
知図形にステツプ50のぼけ処理を施して得られる
データとおゝむね同一の表現形式の標準パターン
との類似度を求める処理であり、標準パターン5
1をF(l)(i、j、k)(以下、必要ないかぎりF(l)
=(F1 (l)、F2 (l)、………、Fk (l)、Fk (l)と書く)、未
知
図形にぼけ処理50までの処理を施して得られた
データG(i、j、k)=Gk(i、j)をG=(G1、
G2、………、Gk、………Gk)と書くとして、標
準パターンF(l)と未知図形Gとの類似度SG (l)を、次
の(10)式より求める。 GG (l)=(F(l)、G)/‖F(l)‖×‖G‖ ……(10) ただし、 (F(l)、G)= 〓K (Fk (l)、Gk) (Fk (l)、Gk)= 〓i 〓j F(l)(i、j、k) ×G(i、j、k) ‖F(l)‖=(F(l)、F(l))1/2 ‖G‖=(G、G)1/2 なお、上記(F(l)、G)は、適当な数の組Wk:
k=1、2、………、Kを用いて、次の(11)式より
求めても良い。 (F(l)、G)= 〓K Wk×(Fk (l)、Gk) ……(11) なお、上記の(10)式および(11)式において、パラメ
ータkは2次元ベクトル関数の第k成分を、パラ
メータiおよびjは2次元座標を表わすものとす
る。また、ここで述べたステツプ52における類似
度計算の方法は、2次元ベクトル関数間の類似度
の定義として、前出の先願発明(特願昭53−
100377号)と本質的には同一であり、公知の方法
である。 次に、第4図の実施例において、最大値検出5
3は原則的に前段の類似度計算52において、L
個の標準パターンF(l);l=1、2、………、L
の各々と、未知図形Gとの間で求めたL個の類似
度Sk (l);l=1、2、………、Lの中から最大で
ある類似度SG (M)を求め、該当する標準パターン
F(M)が代表するカテゴリをもつて、未知図形Gの
カテゴリと認識する処理である。この処理は前段
の類似度計算52と併せて、公知の距離計算およ
び最小値検出処理と置換えてもよい。 第4図の実施例において、最後の認識結果出力
54は該システムの利用目的に応じて、ステツプ
53で決定された認識結果を符号または映像の形
で、フロツピーデイスクのような記憶媒体、他の
情報処理システムあるいは出力装置などに出力す
る処理であり、公知の技術である。 第8図に、以上に述べた第4図の実施例によ
り、実際の2次元図形を処理した場合の主要な過
程を示す。 第8図において、スカラ図形71は、大きさ正
規化処理44が施された手書数字“0”の形状を
示す。次のストローク成分72と白図形成分73
は、ベクトル化処理45を施して導いたもので、
ここでは方向の種類は水平・垂直方向のみで斜め
方向は求めていない。したがつて、ベクトル成分
数はストローク成分72および白図形成分73と
も4個である。なお、図に示したU1〜U7、およ
びV1〜V7などの記号は、(3)式および第2表のそ
れと一致させてある。 第8図において上から3段目の図形は、一番左
側のグループ74が停止処理46と伝播処理47
によつて求めたストローク成分の停止成分、同じ
く左から2番目のグループ75が白図形成分の停
止成分である。なお左から3番目のグループ76
は、白図形成分73のうち、第1図の仮想枠4か
ら発生させた仮想的な白図形成分との衝突によつ
て停止した部分であり、この部分を考慮すること
により若干の認識性能の改善を期待できるが、実
用上はこの部分を無視してもよい。第8図の最下
段の図形は、左から1番目のグループ77がスト
ローク成分の停止成分74にぼけ処理50を施し
たもの、2番目のグループ78が同じく白図形成
分の停止成分75にぼけ処理50を施こしもの、
また3番目のグループ79が仮想枠成分の停止成
分76はぼけ処理を施こしたものである。 つまり、第8図はベクトル化として斜め方向を
考慮しないで、水平・垂直方向のみ行ない、これ
に伝播処理を施こし、第3表に示す停止条件によ
る第一の停止処理方法を適用した場合の過程と、
ぼけ処理までの結果を示す。 次に、第10図は手書き数字「0」に対して、
ベクトル化として斜め方向を考慮して第2表のよ
うに、水平および垂直方向の他に斜め方向のベク
トル成分を求め、伝播処理を第2表のように斜め
方向についても行なうとともに、第5表に示す停
止条件による第三の停止処理方法を適用して計算
機によるシユミレータによつて得られた結果を示
すものである。つまり、第10図において、70
が観測対象となつた元の手書き数字「0」を示
し、2段目の図形f1〜f16は、左側のグルー
プ72がストローク成分について空間微分を施し
ベクトル化したもの、また右側のグループ73が
白図形成分について空間微分を施しベクトル化し
たものを示す。第10図の上から3段目は、これ
にそれぞれ伝播処理と第5表に示す条件の停止処
理46とを施こした結果を示す。4段目は、スト
ローク成分については向きの違いを考慮すること
は実際上意味がないので、3段目の左側のグルー
プ74を整理しまとめたものを示す。 第11図は、手書き数字「0」〜「9」につい
て第2表のような斜め方向を考慮した伝播処理と
第5表に示す停止条件を適用して得られた第10
図の第4段目に相当するぼけ処理までの結果を示
したものである。ただし、一番左側の第1列目
は、手書き数字を示し、第3列目はストローク成
分に関する処理結果F1〜F4を仮想的に加えて
示したもの、また第4列目は白図形成分に関する
処理結果F5〜F12を仮想的に加えたもの、さ
らに第2列目は第3列と第4列を仮想的に加えた
ものすなわちF1〜F12を全て加えたものを示
す。この第2列目を見れば本発明を適用した場合
の情報抽出状態がいかに良好であるか一目瞭然で
ある。 上記第10図および第11図は大きさ正規化処
理44を行なわない生のデータを直接処理した結
果を示す。これに対し、第12図は大きさ正規化
処理44を行ないかつ100個のサンプルの平均を
とつたものを処理した場合の第10図4段目に相
当する結果すなわち標準パターン51に使われる
データを示す。 また、第13図は手書き漢字に本発明を適用し
た場合の第11図第1列目から第4列目までに対
応する結果を示すもので、一番左側がストローク
成分についての処理結果の総和、第4列目が白図
形成分についての処理結果の総和、そして第2列
目が第3列目と第4列目を加えたものを示す。 第9図は上記図形認識方式を実行する本発明に
係る図形認識装置の一実施例としての文字認識装
置のブロツク図を示す。 本実施例では全体としての制御を主制御部80
が行ない、主制御部80は主制御装置(MPU)
81、主記憶装置82および入出力制御部83か
らなり、内部バス84によつて相互に接続されて
いる。入出力制御部83には、第4図の処理フロ
ーチヤートの各処理ステツプ、もしくはこれらの
処理ステツプを必要に応じて分割あるいはまとめ
た処理を実行する処理回路100〜700が、外
部バス85を経由して複数個接続されている。主
記憶装置82には文字認識装置全体の制御プログ
ラムや認識処理の制御プログラムなどのほか、必
要に応じて認識結果の編集などに使用する各種の
データが格納される。 第9図の実施例において、帳票41は第4図の
処理フローチヤートにおける帳票41と同じもの
である。光電変換部110は帳票41を走査して
その局部的な光学的反射率、または吸収率を2値
あるいは多値の逐次的なデイジタル電気信号に変
換し、位置・大きさ検出回路100に送る。位
置・大きさ検出回路100は、位置・大きさ検出
処理として、検出すべき2次元図形(この場合は
文字)を囲む最小の矩形領域の位置と大きさを検
知して、外部バス85を通じて大きさ正規化処理
回路200に送る。 大きさ正規化処理回路200は、位置・大きさ
検出回路100で検知された上記位置と大きさの
データを受けて、該当する2次元図形を、原則的
に予め設定した一定の大きさの矩形状の作業領域
いつぱいの大きさとなるように縮小する。なお、
この際、光電変換部110より出力された帳票4
1上の2次元図形を表現するデイジタル電気信号
は、いつたん主記憶装置84に書き込まれている
ものとする。 ベクトル化処理回路300は、大きさ正規化処
理回路200で処理されたスカラ表現の2次元図
形のデータに、空間微分に相当する処理を施して
ストローク成分と白図形成分の2組の2次元ベク
トルパターンを表現するデータに変換する。この
ベクトル化処理回路300は、少くとも2個のデ
ータを一時的に貯えるレジスタと、このレジスタ
に貯えた数値の差を正負の符号を含めて計算する
機能を備えている。停止処理回路400は、ベク
トル化処理回路300で生成された2組の2次元
ベクトルパターンを表わすデータの各々に、停止
処理46を施すとともに、伝播処理47を行なう
べきデータが残つているか否かを検知し、それが
残つている場合には伝播処理回路450に送る。
伝播処理回路450は、ストローク成分と白図形
成分の2組の2次元ベクトルパターンの各ベクト
ル成分ごとに、予め定めた一定の座標軸方向に1
メツシユずつデータを移動させる機能を持つてい
る。なお、この伝播処理47はすでに述べたよう
に、第1回目に限り特定のベクトル成分(斜め方
向のベクトル成分)を、2つの座標軸方向に同じ
量だけそれぞれ移動させるようにするため、伝播
処理47の回数を記憶する機能も併せもつてい
る。上記各組の2次元ベクトルパターンごとに、
1回の伝播処理47が完了したら、対応するデー
タを停止処理回路400に送り返し、停止処理4
6と伝播処理47を繰り返す。停止処理46と伝
播処理47の完了は、上記各組の2次元ベクトル
パターンごとに、前記の停止処理回路400に備
えられた伝播処理47を行なうべきデータが残留
しているか否かを検知する機能で判断する。 ぼけ処理回路500は、停止・伝播処理48が
完了したデータを受けて、2組の2次元ベクトル
パターンのベクトル成分ごとに(9)式に示したぼけ
処理50を実行する。 類似度計算回路600は、ぼけ処理50を施し
た2組の2次元ベクトルパターンと、同一データ
形式で予め類似度計算回路600内または主記憶
装置84内に貯えられている各カテゴリ当り少く
とも1組の標準パターンデータ51の各々とか
ら、(10)式の計算を行なつて類似度SG (l)を求める。
類似度計算回路600の機能は、主として2組の
データ列の積和を計算する乗算器の機能と、この
乗算器に標準パターンデータ51を供給する記憶
装置の機能とによつて決定されるので、これらの
乗算器と記憶装置は必要に応じて並列化する等の
手段で高速化する必要がある。 さらに、入力図形の認識を行なうには、次に複
数個の類似度SG (l):l=1、2、………、Lの中
から最大類似度SG (M)を求める必要があるが(第4
図の最大値検出53)、この処理は主処理装置8
1上でソフトウエア的に行なつても良いし、必要
に応じて類似度計算回路600内に最大値検出回
路を設けて高速化を図るようにしても良い。 出力回路700は、認識結果を本実施例の利用
形態に応じて、予め設定した符号もしくは画像の
形で上位システム、外部記憶装置あるいは画像出
力装置に伝達するためのインタフエース回路であ
る。 以上に述べたように本実施例を構成する個別の
機能処理回路は、公知の技術により容易に設計・
製作することができる。そのため、すでに述べた
ように本発明は停止処理回路400と伝播処理回
路450を付け加えるだけで、従来手法(既出・
特願昭53−100377号)において抽出可能な有効特
徴種類(2次元ベクトルパターンのベクトル成分
数)をおゝむね2倍にすることができる。これに
よつて、本発明が手書文字の認識装置に適用され
たような場合には、未知文字を精度良く認識でき
るようになるという効果がある。
第1図は本発明の説明で用いる図形概念の説明
図、第2図は本発明と関連する先願のパターン認
識方法の処理フローチヤート、第3図は同じく先
願の他のパターン認識方法の処理フローチヤー
ト、第4図は本発明に係る図形認識方式の一実施
例を示す処理フローチヤート、第5図は停止処理
46の第一の方法を示す概念説明図、第6図は停
止処理46の第二の方法を示す概念説明図、第7
図は同じく停止処理46の第三の方法を示す概念
説明図、第8図は第4図の本発明の実施例で実際
に2次元図形を処理した場合に生成・変換される
データの様子を示す説明図、第9図は本発明に係
る図形認識装置の一実施例を示す文字認識装置の
ブロツク図である。また、第10図は斜め方向を
考慮し第3の停止処理方法を用いた実施例を適用
して手書き数字「0」を処理した場合に生成・変
換されるデータの様子を示す説明図、第11図は
同じく手書き数字「0」〜「9」について処理を
行なつた結果得られたデータを示す説明図、第1
2図は標準パターンに使われるデータの一例を示
す説明図、第13図は本発明を適用して手書き漢
字を処理した結果の一例を示す説明図である。 1……ストローク成分、2……白図形成分、3
……境界、4……仮想枠。
図、第2図は本発明と関連する先願のパターン認
識方法の処理フローチヤート、第3図は同じく先
願の他のパターン認識方法の処理フローチヤー
ト、第4図は本発明に係る図形認識方式の一実施
例を示す処理フローチヤート、第5図は停止処理
46の第一の方法を示す概念説明図、第6図は停
止処理46の第二の方法を示す概念説明図、第7
図は同じく停止処理46の第三の方法を示す概念
説明図、第8図は第4図の本発明の実施例で実際
に2次元図形を処理した場合に生成・変換される
データの様子を示す説明図、第9図は本発明に係
る図形認識装置の一実施例を示す文字認識装置の
ブロツク図である。また、第10図は斜め方向を
考慮し第3の停止処理方法を用いた実施例を適用
して手書き数字「0」を処理した場合に生成・変
換されるデータの様子を示す説明図、第11図は
同じく手書き数字「0」〜「9」について処理を
行なつた結果得られたデータを示す説明図、第1
2図は標準パターンに使われるデータの一例を示
す説明図、第13図は本発明を適用して手書き漢
字を処理した結果の一例を示す説明図である。 1……ストローク成分、2……白図形成分、3
……境界、4……仮想枠。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2次元平面上に表現される原2次元図形を2
次元スカラ関数として観測し、観測された上記2
次元スカラ関数を表現する座標面、もしくはこれ
を拡大あるいは縮小した座標面の各点で、少くと
も2以上の方向について上記2次元スカラ関数値
の変化を、その変化の向きを区別して各々の方向
と向きに対応する高次状態量として検出し、上記
座標面の各点で検出した複数個の高次状態量を、
上記関数値の変化の向きと関連させて2組に分割
し、各々の組ごとの各高次状態量ごとに固有の単
位量の微小移動を行ない、該微小移動の前後に、
座標面上の各点および隣接点上の予め定めた2以
上の高次状態量の相対関係が一定の条件を満たす
とき、その相対関係に対応して一定の規則により
導いた新たな高次状態量を上記座標面と関連して
検出し、検出された新高次状態量をベクトル成分
とする2次元ベクトルパターンと、予め用意され
たこれと同一表現形式の複数個の標準パターンと
を比較して、原2次元図形のカテゴリを決定する
ことを特徴とする図形認識方式。 2 上記図形認識過程において、観測された2次
元スカラ関数あるいは2次元ベクトル関数の関数
値を2値化もしくは量子化する処理と、上記2次
元スカラ関数あるいは2次元ベクトル関数が表現
する図形の座標面における拡がりをおゝむね一定
に揃える大きさ正規化処理と、上記2次元スカラ
関数あるいは上記2次元ベクトル関数にフイルタ
関数との畳み込みを施すぼけ処理とを含むことを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の図形認識
方式。 3 2次元平面上に表現される原2次元図形を2
次元スカラ関数として観測する観測手段と、該観
測手段により観測された上記2次元スカラ関数を
表現する座標面、もしくはこれを拡大、あるいは
縮小した座標面の各点で、少くとも2以上の方向
について上記2次元スカラ関数値の変化を、その
変化の向きを区別して各々の方向と向きに対応す
る高次状態量として検出する手段と、上記座標面
の各点で検出した複数個の高次状態量を、上記関
数値の変化の向きと関連させて2組に分割し、
各々の組ごとの各高次状態量ごとに固有の単位量
の微小移動を行なう手段と、上記微小移動の前後
に、座標面上の各点および隣接点上の予め定めた
2以上の高次状態量の相対関係が一定の条件を満
たすとき、その相対関係に対応して一定の規則に
より導いた新たな高次状態量を上記座標面と関連
して検出する手段と、検出された新高次状態量を
ベクトル成分とする2次元ベクトルパターンと、
予め用意されたこれと同一表現形式の複数個の標
準パターンとを比較して原2次元図形のカテゴリ
を決定する手段とにより構成されたことを特徴と
する図形認識装置。 4 前記観測手段により観測された2次元スカラ
関数あるいは2次元ベクトル関数の関数値を2値
化もしくは量子化する手段と、上記2次元スカラ
関数あるいは2次元ベクトル関数が表現する図形
の座標面における拡がりをおゝむね一定に揃える
大きさ正規化手段と、上記2次元スカラ関数ある
いは上記2次元ベクトル関数にフイルタ関数との
畳み込みを施すぼけ処理手段とを含むことを特徴
とする特許請求の範囲第3項記載の図形認識装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57099748A JPS59792A (ja) | 1982-06-10 | 1982-06-10 | 図形認識方式およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57099748A JPS59792A (ja) | 1982-06-10 | 1982-06-10 | 図形認識方式およびその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59792A JPS59792A (ja) | 1984-01-05 |
| JPH0126115B2 true JPH0126115B2 (ja) | 1989-05-22 |
Family
ID=14255613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57099748A Granted JPS59792A (ja) | 1982-06-10 | 1982-06-10 | 図形認識方式およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59792A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63236183A (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-03 | Michio Yasuda | 文字認識方法 |
| JPS63236184A (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-03 | Michio Yasuda | 文字認識方法 |
| JPH02201690A (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-09 | Fujitsu Ltd | 画像認識装置 |
-
1982
- 1982-06-10 JP JP57099748A patent/JPS59792A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59792A (ja) | 1984-01-05 |
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