JPH0127026B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0127026B2 JPH0127026B2 JP58237295A JP23729583A JPH0127026B2 JP H0127026 B2 JPH0127026 B2 JP H0127026B2 JP 58237295 A JP58237295 A JP 58237295A JP 23729583 A JP23729583 A JP 23729583A JP H0127026 B2 JPH0127026 B2 JP H0127026B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ceramic plate
- plate
- layer
- photographic
- photopolymer layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
- Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は、陶板や磁器板、ガラス板、セラミツ
ク板等のような陶磁器板の表面に写真を、絵付用
顔料の焼結(ガラス化)により表出形成した写真
陶磁器板の製造方法に関するものである。
ク板等のような陶磁器板の表面に写真を、絵付用
顔料の焼結(ガラス化)により表出形成した写真
陶磁器板の製造方法に関するものである。
[背景技術]
一般の印画紙焼付けによる写真は、予め印画紙
上に形成された一層(カラーの場合は三層)の感
光剤層を一般にネガフイルムを介して露光して潜
像を形成し、これを現像液中で現像し、しかる後
に現像を停止し定着液により脱銀するという方法
が採用されているが、このような一般の印画紙焼
付けによる写真の場合、発色成分が元来感光剤と
結合されていて感光性を有するため、及び印画紙
の製造工程上使用できる感光剤そのものに限界が
あり経年的に酸化していくため、時間が経過する
とともにどうしてもその発色状態が変化するとい
う問題、即ち「色あせ」が生じるという問題があ
り、何年もの長期に亘つて同一色調を保持するこ
とがほとんど不可能な問題があつた他、基材が紙
であるため、長期的な保存展示に耐え得ない問題
があつた。
上に形成された一層(カラーの場合は三層)の感
光剤層を一般にネガフイルムを介して露光して潜
像を形成し、これを現像液中で現像し、しかる後
に現像を停止し定着液により脱銀するという方法
が採用されているが、このような一般の印画紙焼
付けによる写真の場合、発色成分が元来感光剤と
結合されていて感光性を有するため、及び印画紙
の製造工程上使用できる感光剤そのものに限界が
あり経年的に酸化していくため、時間が経過する
とともにどうしてもその発色状態が変化するとい
う問題、即ち「色あせ」が生じるという問題があ
り、何年もの長期に亘つて同一色調を保持するこ
とがほとんど不可能な問題があつた他、基材が紙
であるため、長期的な保存展示に耐え得ない問題
があつた。
また陶板乃至磁器板のような陶磁器板に写真を
表出する方法として、陶磁器板等の表面に通常の
(又は印画紙そのものを極薄とした)印画紙焼付
けによる写真を貼着し、この表面を紫外線により
硬化するタイプの合成樹脂によりラミネートし、
写真の保護を施すという方法が採用されている
が、この場合上記の「印画紙焼付けによる写真」
の問題点をそのまま有しており、単に印画紙の基
材が陶磁器板等になつたという珍奇さを有するだ
けで、前記問題点の解決にはなつていなかつた。
表出する方法として、陶磁器板等の表面に通常の
(又は印画紙そのものを極薄とした)印画紙焼付
けによる写真を貼着し、この表面を紫外線により
硬化するタイプの合成樹脂によりラミネートし、
写真の保護を施すという方法が採用されている
が、この場合上記の「印画紙焼付けによる写真」
の問題点をそのまま有しており、単に印画紙の基
材が陶磁器板等になつたという珍奇さを有するだ
けで、前記問題点の解決にはなつていなかつた。
次にスクリーン印刷そのものにより、あるいは
このスクリーン印刷又はその他の印刷技術の手法
で印刷した転写紙を陶磁器板に転写する転写の技
術を使用し、このとき絵付用顔料を主体としたイ
ンクを使用することにより、陶磁器板等の表面に
写真又は絵柄を形成し、これを焼結(ガラス化)
するという方法が従来より各種提案されている。
これらの従来方法の場合、陶磁器板表面に絵付用
顔料を焼結(ガラス化)するから、その写真乃至
絵柄の発色は半永久的であり、また基材も陶磁器
板であるから、長期的な保存展示に耐得ることに
なり、この技術により写真を表出すると、前記の
「印画紙焼付けによる写真」の問題は解決されて
いるのであるが、たとえばスクリーン印刷の方法
を採用したものは、絵付用顔料を主体としたイン
クによりスクリーンの網目を通して印刷を行なう
から、絵付用顔料により網目の目詰りを生じるた
め写真又は絵柄について高度の網点分解を行なう
こと、即ちスクリーンの網目を充分小さくするこ
とができない問題があり、またグラビア印刷等の
方法を採用したような場合にも、細かな点や線に
上記の絵付用顔料を含むインクが乗つてこないこ
とから、やはり高度の網点分解を行なうことがで
きない問題があり、結局絵柄のような単純なもの
については充分実用化できるとしても、写真のよ
うな高度の分解能を要するようなものに、この方
法を適用することには無理があり、さらに、これ
ら印刷の手法を利用するものにおいては、絵付用
顔料を溶媒に分散した印刷用のインクを使用する
ことから、印刷層の厚さをある程度以下に薄くす
ることが不可能で、このため印刷層が盛り上つた
状態で形成され、写真として自然な外観を得るこ
とができないだけでなく、カラー写真の表出の場
合、網点分解の分解度が悪いために、目の錯覚を
利用した色の混合、即ち中間的な色調・明度の表
出が出来ず、結局各色調などについて別々の色版
を用意する必要がある問題があり、また、スクリ
ーン印刷あるいは印刷物の転写の方法を採用して
いるため、製造工程並びにそのための装置が大規
模で、同一の写真、絵柄を多数の陶磁器板に表出
する場合、即ち大量生産にはまだ適するとして
も、単品又は少量の生産には不向きで、この場合
さらにコスト上昇を生じる問題があつた。
このスクリーン印刷又はその他の印刷技術の手法
で印刷した転写紙を陶磁器板に転写する転写の技
術を使用し、このとき絵付用顔料を主体としたイ
ンクを使用することにより、陶磁器板等の表面に
写真又は絵柄を形成し、これを焼結(ガラス化)
するという方法が従来より各種提案されている。
これらの従来方法の場合、陶磁器板表面に絵付用
顔料を焼結(ガラス化)するから、その写真乃至
絵柄の発色は半永久的であり、また基材も陶磁器
板であるから、長期的な保存展示に耐得ることに
なり、この技術により写真を表出すると、前記の
「印画紙焼付けによる写真」の問題は解決されて
いるのであるが、たとえばスクリーン印刷の方法
を採用したものは、絵付用顔料を主体としたイン
クによりスクリーンの網目を通して印刷を行なう
から、絵付用顔料により網目の目詰りを生じるた
め写真又は絵柄について高度の網点分解を行なう
こと、即ちスクリーンの網目を充分小さくするこ
とができない問題があり、またグラビア印刷等の
方法を採用したような場合にも、細かな点や線に
上記の絵付用顔料を含むインクが乗つてこないこ
とから、やはり高度の網点分解を行なうことがで
きない問題があり、結局絵柄のような単純なもの
については充分実用化できるとしても、写真のよ
うな高度の分解能を要するようなものに、この方
法を適用することには無理があり、さらに、これ
ら印刷の手法を利用するものにおいては、絵付用
顔料を溶媒に分散した印刷用のインクを使用する
ことから、印刷層の厚さをある程度以下に薄くす
ることが不可能で、このため印刷層が盛り上つた
状態で形成され、写真として自然な外観を得るこ
とができないだけでなく、カラー写真の表出の場
合、網点分解の分解度が悪いために、目の錯覚を
利用した色の混合、即ち中間的な色調・明度の表
出が出来ず、結局各色調などについて別々の色版
を用意する必要がある問題があり、また、スクリ
ーン印刷あるいは印刷物の転写の方法を採用して
いるため、製造工程並びにそのための装置が大規
模で、同一の写真、絵柄を多数の陶磁器板に表出
する場合、即ち大量生産にはまだ適するとして
も、単品又は少量の生産には不向きで、この場合
さらにコスト上昇を生じる問題があつた。
さらに、陶磁器板への絵付け法として、特開昭
51−109915号公報に示された従来技術があるが、
かかる従来技術は「陶磁器表面に放射線によつて
粉体に対する付着性の変化する物質を塗布し、放
射線によつて付着性のパターンを形成して顔料な
どの粉体を付着し、これを焼成することにより粉
体画像を陶磁器に焼結する」ものであり、陶磁器
への絵付けに際しその一部に写真技術を利用する
ことが開示されているものの、一般の絵付けの技
術では全く考慮されることが無く、しかも写真技
術では最も重要である。中間的色調・明度の再現
に関する技術の開示が無く、この従来技術では陶
磁器板に写真を表出出来ないものである。しかし
て、かかる従来技術においては、放射線によつて
粉体に対する付着性の変化する物質(以下「変化
物質」という)を、陶磁器表面に塗布するもか
ら、本発明のフオトポリマー層に相当する「変化
物質」層が粉体の直径に比べて相当厚くなり、こ
のため、仮に網点分解した写真原板を用いること
を考えたとしても、実際上はそのような写真原板
を用いて付着性のパターンを形成することが出来
ず、「写真」のような精密な画像を描くことがほ
とんど不可能なものである。即ち、粉体に対する
付着性はその表面が半流動性を持つたとき生じる
から、ある物質が付着性を有するとは、その物質
が半流動性を有するようになることを意味する。
このため、この従来技術のように、「塗布」の技
術で陶磁器表面に厚い「変化物質」層を形成した
場合、この「変化物質」層内に粉体が沈み込み、
「変化物質」層内で粉体が分散し、あるいはこの
層内で何層にも粉体が重なり、しかもその表面で
も粉体が何層にも重なつて付着するようなことを
生じ、このため輪郭のにじみなども生じ、精密な
画像を描くことが殆ど不可能であり、網点分解を
施した写真原板を用いることそのものが考えられ
なくなるものであつて、しかも、このように所要
の網点精度が得られないことは、中間的色調や中
間的明度を得られないことをも意味し、白黒写真
やカラー写真が出来ないだけでなく、全ての色に
ついてそれぞれに何度も絵付けの工程を行なう必
要があり、簡単な絵柄の絵付けのほかは実際上実
用に耐え得ないものである。
51−109915号公報に示された従来技術があるが、
かかる従来技術は「陶磁器表面に放射線によつて
粉体に対する付着性の変化する物質を塗布し、放
射線によつて付着性のパターンを形成して顔料な
どの粉体を付着し、これを焼成することにより粉
体画像を陶磁器に焼結する」ものであり、陶磁器
への絵付けに際しその一部に写真技術を利用する
ことが開示されているものの、一般の絵付けの技
術では全く考慮されることが無く、しかも写真技
術では最も重要である。中間的色調・明度の再現
に関する技術の開示が無く、この従来技術では陶
磁器板に写真を表出出来ないものである。しかし
て、かかる従来技術においては、放射線によつて
粉体に対する付着性の変化する物質(以下「変化
物質」という)を、陶磁器表面に塗布するもか
ら、本発明のフオトポリマー層に相当する「変化
物質」層が粉体の直径に比べて相当厚くなり、こ
のため、仮に網点分解した写真原板を用いること
を考えたとしても、実際上はそのような写真原板
を用いて付着性のパターンを形成することが出来
ず、「写真」のような精密な画像を描くことがほ
とんど不可能なものである。即ち、粉体に対する
付着性はその表面が半流動性を持つたとき生じる
から、ある物質が付着性を有するとは、その物質
が半流動性を有するようになることを意味する。
このため、この従来技術のように、「塗布」の技
術で陶磁器表面に厚い「変化物質」層を形成した
場合、この「変化物質」層内に粉体が沈み込み、
「変化物質」層内で粉体が分散し、あるいはこの
層内で何層にも粉体が重なり、しかもその表面で
も粉体が何層にも重なつて付着するようなことを
生じ、このため輪郭のにじみなども生じ、精密な
画像を描くことが殆ど不可能であり、網点分解を
施した写真原板を用いることそのものが考えられ
なくなるものであつて、しかも、このように所要
の網点精度が得られないことは、中間的色調や中
間的明度を得られないことをも意味し、白黒写真
やカラー写真が出来ないだけでなく、全ての色に
ついてそれぞれに何度も絵付けの工程を行なう必
要があり、簡単な絵柄の絵付けのほかは実際上実
用に耐え得ないものである。
[発明の目的]
本発明は長期に亘る保存展示を可能にする基材
として陶磁器板を使用した「写真」であつて、こ
れに、網点分解を行なう点では各種の印刷手法と
同様の方式を採用しながら、写真原板のフイルム
が許す限りでこの網点分解に際する網点を小さく
できて鮮明度を向上させることができ、通常の印
画紙焼付けのものと同等程度の鮮明度及び色調を
有するようになり、しかも褪色のおそれがなくて
長期間同一の色調を保持する「写真」の表出を行
なうことができ、製造方法が容易で安価化が可能
な写真陶磁器板の製造方法を提供することを目的
とするものである。
として陶磁器板を使用した「写真」であつて、こ
れに、網点分解を行なう点では各種の印刷手法と
同様の方式を採用しながら、写真原板のフイルム
が許す限りでこの網点分解に際する網点を小さく
できて鮮明度を向上させることができ、通常の印
画紙焼付けのものと同等程度の鮮明度及び色調を
有するようになり、しかも褪色のおそれがなくて
長期間同一の色調を保持する「写真」の表出を行
なうことができ、製造方法が容易で安価化が可能
な写真陶磁器板の製造方法を提供することを目的
とするものである。
[発明の開示]
実施例 1
第1図乃至第4図は本発明の第1の実施例を示
すものであつて、本発明の写真陶磁器板の製造方
法は、クロマリンフイルム(デユポン社:商品
名)のような感光部又は非感光部が粘着性を有す
るようになる極薄フイルム状のフオトポリマー層
2を、陶板や磁器板、ガラス板、セラミツク板等
のような陶磁器板1の表面にラミネートする第1
の工程と、このフオトポリマー層2がラミネート
された陶磁器板1上に、予め網点分解を施したネ
ガ又はポジの写真原板3を密着してセツトして露
光する第2の工程と、この露光により所望の部分
が粘着化したフオトポリマー層2上に所要の色調
を有する粉状の絵付用顔料4を散粉付着する第3
の工程と、この陶磁器板1を焼窯により加熱して
焼成し上記フオトポリマー層2のフオトポリマー
を蒸発又は焼却により除去するとともに絵付用顔
料4を陶磁器板1表面に焼結する第4の工程とを
具備して構成されている。ここで陶磁器板1とし
ては、陶板又は磁器板あるいはセラミツク板やガ
ラス板等のようなものであつて、陶板又は磁器板
等の場合、素焼のものを使用しても、タイルのよ
うに表面に釉薬を施したものを使用しても良い
が、特にセラミツク板を使用した場合、この板材
そのものの厚みが薄いものを使用できる利点を有
する他、焼窯からを取り出す際にかなり高温の状
態であつてもひび割れ等を生じることなく取り出
しを行うことができ、とりわけ急速冷却を行うと
き発色の良い顔料を使用した場合に有用でかつ生
産性も向上する利点を有する。以下の実施例にお
いては、陶磁器板1としてセラミツク板を使用す
る場合の実施例について説明する。
すものであつて、本発明の写真陶磁器板の製造方
法は、クロマリンフイルム(デユポン社:商品
名)のような感光部又は非感光部が粘着性を有す
るようになる極薄フイルム状のフオトポリマー層
2を、陶板や磁器板、ガラス板、セラミツク板等
のような陶磁器板1の表面にラミネートする第1
の工程と、このフオトポリマー層2がラミネート
された陶磁器板1上に、予め網点分解を施したネ
ガ又はポジの写真原板3を密着してセツトして露
光する第2の工程と、この露光により所望の部分
が粘着化したフオトポリマー層2上に所要の色調
を有する粉状の絵付用顔料4を散粉付着する第3
の工程と、この陶磁器板1を焼窯により加熱して
焼成し上記フオトポリマー層2のフオトポリマー
を蒸発又は焼却により除去するとともに絵付用顔
料4を陶磁器板1表面に焼結する第4の工程とを
具備して構成されている。ここで陶磁器板1とし
ては、陶板又は磁器板あるいはセラミツク板やガ
ラス板等のようなものであつて、陶板又は磁器板
等の場合、素焼のものを使用しても、タイルのよ
うに表面に釉薬を施したものを使用しても良い
が、特にセラミツク板を使用した場合、この板材
そのものの厚みが薄いものを使用できる利点を有
する他、焼窯からを取り出す際にかなり高温の状
態であつてもひび割れ等を生じることなく取り出
しを行うことができ、とりわけ急速冷却を行うと
き発色の良い顔料を使用した場合に有用でかつ生
産性も向上する利点を有する。以下の実施例にお
いては、陶磁器板1としてセラミツク板を使用す
る場合の実施例について説明する。
まず第1の工程について説明する。陶磁器板
1、例えばセラミツク板のようなものに、感光部
又は非感光部が粘着性を有するようになるフオト
ポリマーによる極薄いフイルム状のフオトポリマ
ー層2をラミネートするが、このとき第1図aに
示すようなフイルム体6[例えば、デユポン社の
クロマリンフイルム=商品名]を用意し、同図b
に示すようなラミネート装置5により、陶磁器板
1表面にフイルム体6のフオトポリマー層2とポ
リエステルフイルム層7とよりなるフイルムが、
フオトポリマー層2を陶磁器板1表面側として貼
着され、陶磁器板1表面へのラミネートが行なわ
れる。このときフイルム体6下面の、剥離紙とし
て設けられていたポリプロピレン層8はラミネー
ト装置5内で巻き取りローラー11に巻き取ら
れ、このポリプロピレン層8が剥離されたフオト
ポリマー層2の下面が陶磁器板1表面に貼着さ
れ、陶磁器板1表面へフオトポリマー層2がラミ
ネートされる。ここでポリエステルフイルム層7
は保護用である。また上記フオトポリマー層2に
ついて、感光部が粘着性を有するようになるタイ
プのものを使用するか、あるいは非感光部が粘着
性を有するようになるタイプのものを使用するか
は、第2の工程における写真原板3がネガタイプ
のものかポジタイプのものかで決定される。ここ
で前記のラミネート装置5は、第1図bに示すよ
うな構成を有し、ロールフイルム17から供給さ
れるフイルム体6のうち、ポリプロピレン層8は
ガイドローラー12,13で案内されて巻き取り
ローラー11に巻き取られ、残つたフオトポリマ
ー層2及びポリエステルフイルム層7はガイドロ
ーラー14に案内されて陶磁器板1上に添設さ
れ、熱ローラー15及び圧ローラー16の間で熱
圧接され、陶磁器板1表面へのラミネートが行な
われる。ここで陶磁器板1としてセラミツク板を
使用すると、他の板材に比べて表面の平坦性が良
い利点をも有する。
1、例えばセラミツク板のようなものに、感光部
又は非感光部が粘着性を有するようになるフオト
ポリマーによる極薄いフイルム状のフオトポリマ
ー層2をラミネートするが、このとき第1図aに
示すようなフイルム体6[例えば、デユポン社の
クロマリンフイルム=商品名]を用意し、同図b
に示すようなラミネート装置5により、陶磁器板
1表面にフイルム体6のフオトポリマー層2とポ
リエステルフイルム層7とよりなるフイルムが、
フオトポリマー層2を陶磁器板1表面側として貼
着され、陶磁器板1表面へのラミネートが行なわ
れる。このときフイルム体6下面の、剥離紙とし
て設けられていたポリプロピレン層8はラミネー
ト装置5内で巻き取りローラー11に巻き取ら
れ、このポリプロピレン層8が剥離されたフオト
ポリマー層2の下面が陶磁器板1表面に貼着さ
れ、陶磁器板1表面へフオトポリマー層2がラミ
ネートされる。ここでポリエステルフイルム層7
は保護用である。また上記フオトポリマー層2に
ついて、感光部が粘着性を有するようになるタイ
プのものを使用するか、あるいは非感光部が粘着
性を有するようになるタイプのものを使用するか
は、第2の工程における写真原板3がネガタイプ
のものかポジタイプのものかで決定される。ここ
で前記のラミネート装置5は、第1図bに示すよ
うな構成を有し、ロールフイルム17から供給さ
れるフイルム体6のうち、ポリプロピレン層8は
ガイドローラー12,13で案内されて巻き取り
ローラー11に巻き取られ、残つたフオトポリマ
ー層2及びポリエステルフイルム層7はガイドロ
ーラー14に案内されて陶磁器板1上に添設さ
れ、熱ローラー15及び圧ローラー16の間で熱
圧接され、陶磁器板1表面へのラミネートが行な
われる。ここで陶磁器板1としてセラミツク板を
使用すると、他の板材に比べて表面の平坦性が良
い利点をも有する。
次に第2の工程においては、表面にフオトポリ
マー層2及びポリエステルフイルム層7がラミネ
ートされた陶磁器板1の表面に、したがつてポリ
エステルフイルム層7の上に、後述のように予め
網点分解を施して作成した写真原板3を位置合せ
して密着配置し、第2図aに示すような真空焼枠
装置9を用いて同図bのように紫外線の照射を行
なう。ここで真空焼枠装置9は、バキユーム台1
8と、押え枠19とにより構成され、バキユーム
台18は、内部に中空室20を有してこの中空室
20はバキユーム台18の略全面に亘つて形成さ
れており、中空室20とバキユーム台18上面の
作業面21とは、この作業面の略全面に亘つて散
在せしめた連通孔22によつて連通されている。
また上記バキユーム台18はバキユームポンプ2
3に連結されており、このバキユームポンプ23
を作動させることにより、このバキユーム台18
内の中空室20をバキユームできるようにしてあ
る。次に押え枠19は、バキユーム台18の作業
面21に対して開閉可能にバキユーム台18後部
で枢着され、四角枠として形成されたこの押え枠
19の枠内には、その全面にカバーフイルム24
が張設されている。このカバーフイルム24は弾
性および可撓性を有する紫外線透過性の材料で形
成される。かくて露光作業に際しては、バキユー
ム台18の作業面21に、表面にポリエステルフ
イルム層7及びフオトポリマー層2を形成した陶
磁器板1を載置し、この後、押え枠19を閉じて
カバーフイルム24で上記陶磁器板1を押え、押
え枠19はバキユーム台18にラツチ等により結
合固定される。この状態でバキユームポンプ23
を作動して中空室20内の空気をバキユームし、
押え枠19のカバーフイルム24の下面側を減圧
することにより、このカバーフイルム24を作業
面21及び写真原板3を介した陶磁器板1表面に
圧接する。これにより、陶磁器板1がその表面に
多少の凸凹を有している場合にも、写真原板3が
陶磁器板1の表面にうまく密着する。かくて上記
のような真空焼枠装置9を用いることにより、バ
キユームポンプ23の力でカバーフイルム24が
写真原板3を陶磁器板1上面(正確にはその上面
のフオトポリマー層2を介したポリエステルフイ
ルム層7の上面)に圧接し、これにより写真原板
3とフオトポリマー層2とが密着し、良好な紫外
線露光が行われる。なお、上記の真空焼枠装置9
において、押え枠19は必須の要素ではなく、カ
バーフイルム24を作業面21上の陶磁器板1上
に被設し、この状態でバキユームポンプ23を作
動させると、カバーフイルム24が作業面21側
に吸引され、上記と同様の効果が得られる。ま
た、写真原板3をネガタイプのものにするかポジ
タイプのものにするかは、前述のようにフオトポ
リマー層2がどのタイプか、即ち感光により粘着
性を有するようになるタイプかあるいは感光によ
り硬化するようになる(元来粘着性を有していて
感光により非感光部のみが粘着性を有するように
なる)タイプか、のどちらかを使用するかにより
選択されるものであり、第2図bはその後者を用
いた例を示し、写真原板3の暗部が同図中の太線
ハツチング部分3aであるとしたとき、同図中の
矢印方向に紫外線の照射を行なうことにより、フ
オトポリマー層2のクロスハツチング部分2aの
みが粘着性を有するようになるのである。また本
発明において写真原板3は、あらかじめ網かけを
行つて露光処理をし、網点分解が行われているも
のを使用するものであり、この網点分解に際する
メツシユは絵付け用顔料の粉体粒子径を充分小さ
くしているならば、写真原板の性能が許す限り高
度な網点分解を行なうことが可能である。
マー層2及びポリエステルフイルム層7がラミネ
ートされた陶磁器板1の表面に、したがつてポリ
エステルフイルム層7の上に、後述のように予め
網点分解を施して作成した写真原板3を位置合せ
して密着配置し、第2図aに示すような真空焼枠
装置9を用いて同図bのように紫外線の照射を行
なう。ここで真空焼枠装置9は、バキユーム台1
8と、押え枠19とにより構成され、バキユーム
台18は、内部に中空室20を有してこの中空室
20はバキユーム台18の略全面に亘つて形成さ
れており、中空室20とバキユーム台18上面の
作業面21とは、この作業面の略全面に亘つて散
在せしめた連通孔22によつて連通されている。
また上記バキユーム台18はバキユームポンプ2
3に連結されており、このバキユームポンプ23
を作動させることにより、このバキユーム台18
内の中空室20をバキユームできるようにしてあ
る。次に押え枠19は、バキユーム台18の作業
面21に対して開閉可能にバキユーム台18後部
で枢着され、四角枠として形成されたこの押え枠
19の枠内には、その全面にカバーフイルム24
が張設されている。このカバーフイルム24は弾
性および可撓性を有する紫外線透過性の材料で形
成される。かくて露光作業に際しては、バキユー
ム台18の作業面21に、表面にポリエステルフ
イルム層7及びフオトポリマー層2を形成した陶
磁器板1を載置し、この後、押え枠19を閉じて
カバーフイルム24で上記陶磁器板1を押え、押
え枠19はバキユーム台18にラツチ等により結
合固定される。この状態でバキユームポンプ23
を作動して中空室20内の空気をバキユームし、
押え枠19のカバーフイルム24の下面側を減圧
することにより、このカバーフイルム24を作業
面21及び写真原板3を介した陶磁器板1表面に
圧接する。これにより、陶磁器板1がその表面に
多少の凸凹を有している場合にも、写真原板3が
陶磁器板1の表面にうまく密着する。かくて上記
のような真空焼枠装置9を用いることにより、バ
キユームポンプ23の力でカバーフイルム24が
写真原板3を陶磁器板1上面(正確にはその上面
のフオトポリマー層2を介したポリエステルフイ
ルム層7の上面)に圧接し、これにより写真原板
3とフオトポリマー層2とが密着し、良好な紫外
線露光が行われる。なお、上記の真空焼枠装置9
において、押え枠19は必須の要素ではなく、カ
バーフイルム24を作業面21上の陶磁器板1上
に被設し、この状態でバキユームポンプ23を作
動させると、カバーフイルム24が作業面21側
に吸引され、上記と同様の効果が得られる。ま
た、写真原板3をネガタイプのものにするかポジ
タイプのものにするかは、前述のようにフオトポ
リマー層2がどのタイプか、即ち感光により粘着
性を有するようになるタイプかあるいは感光によ
り硬化するようになる(元来粘着性を有していて
感光により非感光部のみが粘着性を有するように
なる)タイプか、のどちらかを使用するかにより
選択されるものであり、第2図bはその後者を用
いた例を示し、写真原板3の暗部が同図中の太線
ハツチング部分3aであるとしたとき、同図中の
矢印方向に紫外線の照射を行なうことにより、フ
オトポリマー層2のクロスハツチング部分2aの
みが粘着性を有するようになるのである。また本
発明において写真原板3は、あらかじめ網かけを
行つて露光処理をし、網点分解が行われているも
のを使用するものであり、この網点分解に際する
メツシユは絵付け用顔料の粉体粒子径を充分小さ
くしているならば、写真原板の性能が許す限り高
度な網点分解を行なうことが可能である。
このようにして第2の工程において紫外線露光
が終了した後、第3の工程において所望の色調の
絵付用顔料4を散粉付着するのである。即ち、第
2の工程を終了した陶磁器板1の表面からポリエ
ステルフイルム層7を剥離し、フオトポリマー層
2を露出した後、適宜のアプリケータ25に絵付
用顔料4を付け、軽く散粉付着し、露光(又は非
露光)により粘着性をおびた部分に絵付用顔料4
を付着せしめ、余分の絵付用顔料4は軽く拭き取
りにより除去する。ここで、一般に絵付用顔料4
には下絵用と上絵用との2種があり、タイルのよ
うに既に表面に釉薬が焼結された陶磁器板1を使
用している場合、絵付用顔料4としては、上絵用
のものを使用するが、セラミツク板を使用したこ
の実施例の場合、通常は下絵用のものを使用する
ことになるものであつて、もちろん上絵用のもの
を使用しても良い。さらに、絵付用顔料4として
は可能な限り微細な粉末を使用することにより仕
上りをより良好なものとすることができ、本発明
においては、絵付用顔料4を散粉付着するに際し
てその付着層の厚さをほぼ絵付用顔料4の粉末粒
子の直径程度にまで薄くする、即ち粉末粒子が一
層に並ぶ程度にまで薄くすることができた点に特
徴の一つを有しているものである。
が終了した後、第3の工程において所望の色調の
絵付用顔料4を散粉付着するのである。即ち、第
2の工程を終了した陶磁器板1の表面からポリエ
ステルフイルム層7を剥離し、フオトポリマー層
2を露出した後、適宜のアプリケータ25に絵付
用顔料4を付け、軽く散粉付着し、露光(又は非
露光)により粘着性をおびた部分に絵付用顔料4
を付着せしめ、余分の絵付用顔料4は軽く拭き取
りにより除去する。ここで、一般に絵付用顔料4
には下絵用と上絵用との2種があり、タイルのよ
うに既に表面に釉薬が焼結された陶磁器板1を使
用している場合、絵付用顔料4としては、上絵用
のものを使用するが、セラミツク板を使用したこ
の実施例の場合、通常は下絵用のものを使用する
ことになるものであつて、もちろん上絵用のもの
を使用しても良い。さらに、絵付用顔料4として
は可能な限り微細な粉末を使用することにより仕
上りをより良好なものとすることができ、本発明
においては、絵付用顔料4を散粉付着するに際し
てその付着層の厚さをほぼ絵付用顔料4の粉末粒
子の直径程度にまで薄くする、即ち粉末粒子が一
層に並ぶ程度にまで薄くすることができた点に特
徴の一つを有しているものである。
かくて第3の工程が終了すると、これを第4の
工程において焼窯により焼成し、絵付用顔料4を
陶磁器板1表面に焼結するが、ここで第4の工程
における焼成は、従来より周知の陶芸用その他の
焼窯で行なわれ、このとき焼窯内の温度を徐々に
上昇させ、絵付用顔料4の付着面にひび割れや破
裂穴(フオトポリマー層2が蒸発する際の)を生
じることなく、フオトポリマー層2が燃焼や蒸発
により除去されるようにする。もちろん、特別の
効果を得る目的で上記絵付用顔料4の付着面にひ
び割れや破裂穴を生じさせるべく急速な加熱を行
つても良いことは言うまでもない。また焼窯内の
温度は絵付用顔料4が上絵用のものである場合、
摂氏700度乃至850度程度まで上昇され、絵付用顔
料4が下絵用のものである場合はこれよりさらに
高い摂氏1100度乃至1300度程度の温度を使用する
ことになる。かくて所要時間だけ焼窯内で焼成さ
れることにより、フオトポリマー層2は完全に除
去されて第4図のように絵付用顔料4のみが陶磁
器板1表面に焼結され、この後、例えば焼窯内で
この陶磁器板1を徐々に冷却し完成品26とする
が、この実施例の場合、陶磁器板1としてセラミ
ツク板を使用しているため、徐々に冷却を行わな
くてもひび割れを起こさず、まだ真赤に灼熱して
いる状態で焼窯から取り出すことも可能である。
工程において焼窯により焼成し、絵付用顔料4を
陶磁器板1表面に焼結するが、ここで第4の工程
における焼成は、従来より周知の陶芸用その他の
焼窯で行なわれ、このとき焼窯内の温度を徐々に
上昇させ、絵付用顔料4の付着面にひび割れや破
裂穴(フオトポリマー層2が蒸発する際の)を生
じることなく、フオトポリマー層2が燃焼や蒸発
により除去されるようにする。もちろん、特別の
効果を得る目的で上記絵付用顔料4の付着面にひ
び割れや破裂穴を生じさせるべく急速な加熱を行
つても良いことは言うまでもない。また焼窯内の
温度は絵付用顔料4が上絵用のものである場合、
摂氏700度乃至850度程度まで上昇され、絵付用顔
料4が下絵用のものである場合はこれよりさらに
高い摂氏1100度乃至1300度程度の温度を使用する
ことになる。かくて所要時間だけ焼窯内で焼成さ
れることにより、フオトポリマー層2は完全に除
去されて第4図のように絵付用顔料4のみが陶磁
器板1表面に焼結され、この後、例えば焼窯内で
この陶磁器板1を徐々に冷却し完成品26とする
が、この実施例の場合、陶磁器板1としてセラミ
ツク板を使用しているため、徐々に冷却を行わな
くてもひび割れを起こさず、まだ真赤に灼熱して
いる状態で焼窯から取り出すことも可能である。
実施例 2
次に表面に釉薬を施していない素焼の陶板を陶
磁器板1としてその表面に写真を表出する場合の
実施例について述べる。なお、この実施例ではフ
オトポリマー層2は前記実施例1の場合と同様に
して陶磁器板1表面にラミネートされる。かく
て、陶磁器板1の表面にフオトポリマー層2をラ
ミネートする第1の工程を行つた後、第6図に示
すような拡大・縮小操作が可能な露光装置28を
使用してこれに写真原板3をセツトし、紫外線光
源29から上記写真原板3を介した光をレンズ3
0により上記フオトポリマー層2の表面に結像さ
せ、このフオトポリマー層2の表面に結像させた
光画像によりフオトポリマー層2への露光を行
う。ここで、この実施例2において、実施例1と
同様に密着焼付の方法で露光を行つても良く、こ
のときポリエステルフイルム層7は、露光の後剥
離するが、この実施例2の方法の場合は、ポリエ
ステルフイルム層7を剥離して後露光を行なつて
も良い。この後、第3の工程は実施例1と略同様
に行なわれ、絵付用顔料4として下絵用のものを
使用する点においてのみ相違する。この後、第4
の工程において、この陶磁器板1を焼窯で焼成す
るものであり、このとき焼窯内の温度は、下絵用
の絵付用顔料4を使用していることから、1100度
C乃至1300度C程度に設定され、焼窯内の温度の
上昇を徐々に行なう点は実施例1と同様である
が、この実施例2の場合、素焼の陶板を使用して
いるため、冷却に際してはこれを徐々に行うこと
が板材の割れを生じさせないための必須の要件と
なる。この実施例2の場合このままの状態、即
ち、下絵用の絵付用顔料4を焼結した状態でこれ
を完成品26としても良いが、以下のような工程
により、下絵用の絵付用顔料4の焼結層の上にさ
らに第6図に示すような保護層27を形成しても
良い。この場合、上記のようにして第4の工程を
終了して後、第5の工程として、絵付用顔料4の
焼結層の上及び陶磁器板1の表面に釉薬を塗布し
て保護層を形成する工程を設け、第4の工程で一
旦下絵用の絵付用顔料4の焼結を行なつて状態
で、上記の第5の工程を施し、これを焼窯により
摂氏700度乃至800度程度で焼成する。
磁器板1としてその表面に写真を表出する場合の
実施例について述べる。なお、この実施例ではフ
オトポリマー層2は前記実施例1の場合と同様に
して陶磁器板1表面にラミネートされる。かく
て、陶磁器板1の表面にフオトポリマー層2をラ
ミネートする第1の工程を行つた後、第6図に示
すような拡大・縮小操作が可能な露光装置28を
使用してこれに写真原板3をセツトし、紫外線光
源29から上記写真原板3を介した光をレンズ3
0により上記フオトポリマー層2の表面に結像さ
せ、このフオトポリマー層2の表面に結像させた
光画像によりフオトポリマー層2への露光を行
う。ここで、この実施例2において、実施例1と
同様に密着焼付の方法で露光を行つても良く、こ
のときポリエステルフイルム層7は、露光の後剥
離するが、この実施例2の方法の場合は、ポリエ
ステルフイルム層7を剥離して後露光を行なつて
も良い。この後、第3の工程は実施例1と略同様
に行なわれ、絵付用顔料4として下絵用のものを
使用する点においてのみ相違する。この後、第4
の工程において、この陶磁器板1を焼窯で焼成す
るものであり、このとき焼窯内の温度は、下絵用
の絵付用顔料4を使用していることから、1100度
C乃至1300度C程度に設定され、焼窯内の温度の
上昇を徐々に行なう点は実施例1と同様である
が、この実施例2の場合、素焼の陶板を使用して
いるため、冷却に際してはこれを徐々に行うこと
が板材の割れを生じさせないための必須の要件と
なる。この実施例2の場合このままの状態、即
ち、下絵用の絵付用顔料4を焼結した状態でこれ
を完成品26としても良いが、以下のような工程
により、下絵用の絵付用顔料4の焼結層の上にさ
らに第6図に示すような保護層27を形成しても
良い。この場合、上記のようにして第4の工程を
終了して後、第5の工程として、絵付用顔料4の
焼結層の上及び陶磁器板1の表面に釉薬を塗布し
て保護層を形成する工程を設け、第4の工程で一
旦下絵用の絵付用顔料4の焼結を行なつて状態
で、上記の第5の工程を施し、これを焼窯により
摂氏700度乃至800度程度で焼成する。
[発明の効果]
本発明は、感光部又は非感光部が粘着性を有す
るようになるフオトポリマー層を陶板や磁器板、
ガラス板、セラミツク板等のような陶磁器板の表
面にラミネートする工程と、このフオトポリマー
層表面に、ネガ又はポジの網点分解を施した写真
原板による光画像を形成して露光する工程と、こ
の露光により粘着化したフオトポリマー層上に所
要の色調を有する粉状の絵付用顔料を散粉付着す
る工程と、この陶磁器板を焼窯により焼成し、上
記フオトポリマー層のフオトポリマーを焼却又は
蒸発により除去するとともに絵付用顔料を陶磁器
板表面に焼結する工程とを具備するようにしたも
のであるから、写真を表出する基材として陶磁器
板を使用しているため、基材そのものを壁面その
他の固定物に直接嵌め込むことにより展示に供す
ることができる等、長期に亘る保存展示を可能に
する効果を有するとともに、陶磁器板の表面への
写真の表出に際し、絵付用顔料を陶磁器板表面に
焼結することにより行なつているため、発色剤そ
のものが感光剤である場合のような問題がなくな
るだけでなく、絵付用顔料が焼結によりガラス化
されることによりその後の酸化のおそれがなくな
り、長期に亘る保存の間に褪色を生じるようなこ
とがなく、半永久的に初期の鮮明な色調を保つこ
とができる効果を有するものであり、また陶磁器
板を焼成する工程においてフオトポリマー層は蒸
発または焼却により陶磁器板の表面から除去され
るため、フオトポリマー層が陶磁器板表面に残存
して写真陶磁器板における表出写真の保存性を害
することがなく、この点からも保存性が良好であ
る効果を有し、さらに全ての工程そのものが非常
に単純で熟練を要することなく誰にでも作業でき
るため、生産性が良く単品あるいは少量の生産の
場合でも比較的安価に製造することができる効果
を有するものであつて、さらに写真原板によりフ
オトポリマー層の表面に光画像を形成して露光す
るだけでいわゆる印刷の方法を採用していないか
ら、写真原板の作成に際する網点分解をフイルム
が許す限り細かくでき、鮮明度がきわめて高い写
真の表出が可能になるとともに機械設備も簡単な
ものとなる効果を有する。しかも本発明において
は、極薄いフイルム状のフオトポリマー層を陶磁
器板の表面にラミネートし、このフオトポリマー
層に露光して絵付用顔料を散粉付着するようにし
たから、陶磁器板の表面にラミネートされるフオ
トポリマー層を非常に薄く出来、このため露光に
より粘着性を有するようになつた部分に絵付用顔
料を散粉付着する場合、この絵付用顔料の粉体が
フオトポリマー層内に沈み込むなどして分散した
り何層にも絵付用顔料の粉体が付着することが無
く、前記のように写真原板の作成に際して、網点
分解をフイルムが許す限り細かくしても正確にそ
れを再現でき、しかも、このように網点分解した
写真原板を用いて陶磁器板に直接写真の表出(絵
付け)を行なうから、従来からの絵付けの技術分
野では全く期待されていない、絵付け用顔料に対
し中間的な色調や明度の再現が容易に出来、それ
故に、元来不透明で重ね合わせによる混色が不可
能な絵付用顔料を用いながらも、中間調の再現も
容易でオリジナルと異なることの無い写真の表出
が可能になる効果を有するものである。
るようになるフオトポリマー層を陶板や磁器板、
ガラス板、セラミツク板等のような陶磁器板の表
面にラミネートする工程と、このフオトポリマー
層表面に、ネガ又はポジの網点分解を施した写真
原板による光画像を形成して露光する工程と、こ
の露光により粘着化したフオトポリマー層上に所
要の色調を有する粉状の絵付用顔料を散粉付着す
る工程と、この陶磁器板を焼窯により焼成し、上
記フオトポリマー層のフオトポリマーを焼却又は
蒸発により除去するとともに絵付用顔料を陶磁器
板表面に焼結する工程とを具備するようにしたも
のであるから、写真を表出する基材として陶磁器
板を使用しているため、基材そのものを壁面その
他の固定物に直接嵌め込むことにより展示に供す
ることができる等、長期に亘る保存展示を可能に
する効果を有するとともに、陶磁器板の表面への
写真の表出に際し、絵付用顔料を陶磁器板表面に
焼結することにより行なつているため、発色剤そ
のものが感光剤である場合のような問題がなくな
るだけでなく、絵付用顔料が焼結によりガラス化
されることによりその後の酸化のおそれがなくな
り、長期に亘る保存の間に褪色を生じるようなこ
とがなく、半永久的に初期の鮮明な色調を保つこ
とができる効果を有するものであり、また陶磁器
板を焼成する工程においてフオトポリマー層は蒸
発または焼却により陶磁器板の表面から除去され
るため、フオトポリマー層が陶磁器板表面に残存
して写真陶磁器板における表出写真の保存性を害
することがなく、この点からも保存性が良好であ
る効果を有し、さらに全ての工程そのものが非常
に単純で熟練を要することなく誰にでも作業でき
るため、生産性が良く単品あるいは少量の生産の
場合でも比較的安価に製造することができる効果
を有するものであつて、さらに写真原板によりフ
オトポリマー層の表面に光画像を形成して露光す
るだけでいわゆる印刷の方法を採用していないか
ら、写真原板の作成に際する網点分解をフイルム
が許す限り細かくでき、鮮明度がきわめて高い写
真の表出が可能になるとともに機械設備も簡単な
ものとなる効果を有する。しかも本発明において
は、極薄いフイルム状のフオトポリマー層を陶磁
器板の表面にラミネートし、このフオトポリマー
層に露光して絵付用顔料を散粉付着するようにし
たから、陶磁器板の表面にラミネートされるフオ
トポリマー層を非常に薄く出来、このため露光に
より粘着性を有するようになつた部分に絵付用顔
料を散粉付着する場合、この絵付用顔料の粉体が
フオトポリマー層内に沈み込むなどして分散した
り何層にも絵付用顔料の粉体が付着することが無
く、前記のように写真原板の作成に際して、網点
分解をフイルムが許す限り細かくしても正確にそ
れを再現でき、しかも、このように網点分解した
写真原板を用いて陶磁器板に直接写真の表出(絵
付け)を行なうから、従来からの絵付けの技術分
野では全く期待されていない、絵付け用顔料に対
し中間的な色調や明度の再現が容易に出来、それ
故に、元来不透明で重ね合わせによる混色が不可
能な絵付用顔料を用いながらも、中間調の再現も
容易でオリジナルと異なることの無い写真の表出
が可能になる効果を有するものである。
第1図a,bは夫々本発明一実施例で使用する
フイルム体の要部拡大斜視図及び第1の工程にお
けるラミネート装置による陶磁器板へのラミネー
ト工程の概略図、第2図a,bは夫々同上の第2
の工程における真空焼枠装置上の写真原板を位置
合せして密着配置した陶磁器板の状態を示す拡大
断面図及び紫外線露光の状態を示す要部拡大断面
図、第3図は同上の第3の工程におけるフオトポ
リマー層表面への絵付用顔料の散粉付着の状況を
示す要部拡大断面図、第4図は同上の実施例1に
よる完成品たる写真陶磁器板の要部拡大断面図、
第5図は同上の実施例2による完成品たる写真陶
磁器板の要部拡大断面図、第6図は同上の実施例
2に使用する露光装置の縮小正面図であり、1は
陶磁器板、2はフオトポリマー層、3は写真原
板、4は絵付用顔料である。
フイルム体の要部拡大斜視図及び第1の工程にお
けるラミネート装置による陶磁器板へのラミネー
ト工程の概略図、第2図a,bは夫々同上の第2
の工程における真空焼枠装置上の写真原板を位置
合せして密着配置した陶磁器板の状態を示す拡大
断面図及び紫外線露光の状態を示す要部拡大断面
図、第3図は同上の第3の工程におけるフオトポ
リマー層表面への絵付用顔料の散粉付着の状況を
示す要部拡大断面図、第4図は同上の実施例1に
よる完成品たる写真陶磁器板の要部拡大断面図、
第5図は同上の実施例2による完成品たる写真陶
磁器板の要部拡大断面図、第6図は同上の実施例
2に使用する露光装置の縮小正面図であり、1は
陶磁器板、2はフオトポリマー層、3は写真原
板、4は絵付用顔料である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 感光部又は非感光部が粘着性を有するように
なる極薄フイルム状のフオトポリマー層を、陶板
や磁器板、ガラス板、セラミツク板等のような陶
磁器板の表面にラミネートする工程と、このフオ
トポリマー層表面に、ネガ又はポジの網点分解を
施した写真原板による光画像を形成して露光する
工程と、この露光により粘着化したフオトポリマ
ー層上に所要の色調を有する粉状の絵付用顔料を
散粉付着する工程と、この陶磁器板を焼窯により
焼成し上記フオトポリマー層のフオトポリマーを
蒸発又は焼却により除去するとともに絵付用顔料
を陶磁器板表面に焼結する工程とを具備すること
を特徴とする写真陶磁器板の製造方法。 2 陶磁器板を焼窯により焼成するに際して加熱
を徐々に行うようにし、フオトポリマーの蒸発又
は焼却による除去が焼結されつつある絵付用顔料
の層に悪影響を与えることがないようにしたこと
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の写真陶
磁器板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23729583A JPS60131880A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 写真陶磁器板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23729583A JPS60131880A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 写真陶磁器板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60131880A JPS60131880A (ja) | 1985-07-13 |
| JPH0127026B2 true JPH0127026B2 (ja) | 1989-05-26 |
Family
ID=17013247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23729583A Granted JPS60131880A (ja) | 1983-12-16 | 1983-12-16 | 写真陶磁器板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60131880A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02263783A (ja) * | 1989-04-03 | 1990-10-26 | Inax Corp | 写真陶磁器 |
| JPH0699196B2 (ja) * | 1989-04-12 | 1994-12-07 | 株式会社イナックス | 写真陶磁器とその製造方法 |
| JPH0699195B2 (ja) * | 1989-04-12 | 1994-12-07 | 株式会社イナックス | 曲面型写真陶磁器の製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS51109915A (ja) * | 1975-03-25 | 1976-09-29 | Toppan Printing Co Ltd | Tojikinoetsukeho |
-
1983
- 1983-12-16 JP JP23729583A patent/JPS60131880A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60131880A (ja) | 1985-07-13 |
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