JPH0699196B2 - 写真陶磁器とその製造方法 - Google Patents

写真陶磁器とその製造方法

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JPH0699196B2
JPH0699196B2 JP1090824A JP9082489A JPH0699196B2 JP H0699196 B2 JPH0699196 B2 JP H0699196B2 JP 1090824 A JP1090824 A JP 1090824A JP 9082489 A JP9082489 A JP 9082489A JP H0699196 B2 JPH0699196 B2 JP H0699196B2
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ceramic
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雅之 小野
治幸 水野
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株式会社イナックス
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B41/00After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
    • C04B41/45Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
    • C04B41/52Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラー写真における赤色を鮮やかに再現でき
るようにした写真陶磁器とその製造方法に関する。
[従来の技術] 近年、陶磁器の装飾あるいは特殊な写真として、陶磁器
の表面にカラー写真を付することが行なわれている。
このように陶磁器の表面に写真を付した写真陶磁器は、
陶磁器の有する不変色性,不燃性,耐水性、並びに写真
の有する画像の精密さが相俟って、美しい画像を半永久
的に保存できるという効果がある。特に、カラー写真を
付した写真陶磁器は利用価値が高く、各種分野での利用
が期待されている。
ところで、陶磁器にカラー画像を再現するためには、通
常、マゼンタ,イエロー,シアン(及びブラック)の顔
料が用いられている。
なお、色光の三原色は赤,緑,青紫であるが、白色光を
色材にあてたとき、赤色光を吸収したとすると、その色
材の色はシアン色という。同様に、白色光を色材にあて
たとき、緑色光を吸収したとすると、その色材はマゼン
タ色、また青紫色光を吸収したとすると、その色材はイ
エロー(黄色)という。すなわち、 シアン=白色光−赤色光 マゼンタ=白色光−緑色光 イエロー=白色光−青紫色光 となる。
このように、白色光から、それぞれの色光の三原色が吸
収された色材の色(シアン色,マゼンタ色,黄色)を、
色材の三原色という。
ここで、色材の三原色のうちシアン色のマゼンタ色を合
成すると、 シアン+マゼンタ=白色光−赤色光−緑色光=青色光と
なり青紫色を呈する。
また同様にして、 イエロー+シアン=緑色 イエロー+マゼンタ=赤色 となる。
このように、赤色を再現する場合にはマゼンタとイエロ
ーを合成するが、マゼンタとイエローの顔料を合成して
再現した赤色は、茶色がかった赤色となり、真赤(真
紅)にはならず鮮やかさに欠けるという問題がある。
そこで、鮮やかな真紅を再現すると、マゼンタの代わり
に特色赤の顔料を使用することが提案され、かつ一部に
おいて採用されている。
[解決すべき課題] しかしながら、特色赤の顔料は鮮やかな真紅を再現する
ものの、温度に敏感なため、長時間高温の状態で焼成す
ると揮発してしまい、しかも、他の色の顔料と容易に反
応する性質を有していることから、特色赤の顔料の使用
法が難しく、真紅を再現することが非常に困難であっ
た。さらに、この特色赤の顔料は隠蔽力が強いため、特
にシアン,ブラック等の上に載せると、これらの有する
色をぼやけさせてしまい、カラー画像の全体を美しく再
現することができなかった。
本発明はこれらの問題点にかんがみてなされたもので、
特色赤の鮮やかな真紅を損なうことなく、しかもカラー
画像全体を美しく再現できるようにした写真陶磁器とそ
の製造方法の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、陶磁器の表面に、顔料を載せ
て写真のカラー画像を再現する本発明の写真陶磁器は、
カラー画像の赤色を再現する部分に特色赤の顔料を載
せ、赤色以外の色を再現する部分には少なくともシア
ン,イエロー及びマゼンタのうちの任意の顔料を一種類
以上載せ、かつ前記特色赤の顔料とその他の顔料との間
に透明の保護層を形成してカラー画像を再現した構成と
してある。
また、本発明の写真陶磁器の製造方法は、陶磁器表面の
赤色以外の色を再現する部分に少なくともシアン,イエ
ロー及びマゼンタのうちの任意の顔料を一種類以上載せ
て焼成するとともに、陶磁器の表面の赤色を再現する部
分に特色赤の顔料を載せて短時間焼成し、かつ前記特色
赤とその他の顔料との間に透明な保護層形成し、この保
護層を、前記その他の顔料の焼成と特色赤の顔料の焼成
との間、又は前記その他の顔料の焼成と同時に、又は前
記特色赤の顔料の焼成と同時に焼成することにより、表
面にカラー画像を再現した写真陶磁器を製造する構成と
してある。
[作用] このように、本発明の写真陶磁器とその製造方法は、特
色赤の顔料を、赤色を再現する必要のある部分にのみ載
せ、かつ、特色赤の顔料と他の顔料の間に透明の保護層
を形成することにより、他の顔料、特にイエローの顔料
との反応を防ぎ、鮮やかな真紅を再現する。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明す
る。
第1図は、本発明写真陶磁器の実施例の写真部積層状態
を示す拡大断面図である。
同図において、1は製品を形成する陶磁器(基板)であ
り、ファインセラミックス,焼物,タイル等からなって
いる。したがって、本明細書において「陶磁器」とは、
ファインセラミックス,焼物,タイル等を含む意味であ
る。
2aは透明ガラス層であり、陶磁器1の上面に形成してあ
る。このガラス層2aは、陶磁器1と顔料との反応を防ぐ
とともに、陶磁器の表面を滑らかにするものである。し
たがって、陶磁器質が顔料と反応せず、滑らかなもので
ある場合には、省略することができる。
3は三原色中のイエローの顔料層、4は同じくマゼンタ
の顔料層、5は同じくシアンの顔料層であり、再現する
カラー画像に応じ(赤色を再現する部分を除き)、任意
の顔料層を順次所要部分に積層してある。すなわち、こ
れらの顔料層3,4,5のうちの一種類、あるいはこれらの
顔料層3,4,5を二種類もしくは三種類任意に重ね合せて
積層することにより、真紅の赤色以外の各色を減色混合
法によって再現する。
上記イエロー,マゼンタ及び/もしくはシアンの各顔料
層3,4,5の積層順は、必要に応じて変えることができ
る。また、各顔料層3,4,5の間に透明ガラス層を介在さ
せることも可能である。
なお、イエロー,マゼンタ及びシアンを重ね合せると黒
色を表現するが、この黒色では黒色度に欠けるような場
合には、最上部の顔料層(場合によっては透明ガラス
層)の上面所要部分にブラックの顔料層(図示せず)を
形成することもある。
上述した各顔料層3,4,5と透明ガラス層2aは、それぞれ
1〜4μmの厚さを有しており、全体としては4〜16μ
mの厚さとなっているが、後述する特色赤の顔料層10を
余り厚くしないようにするためには、なるべく薄く形成
することが好ましい。
特色赤の顔料層10は、カラー画像の赤色を再現する部
分、すなわち、イエロー,マゼンタ及び/もしくはシア
ンの顔料を積層してない白抜き部分に形成してある。こ
の特色赤の顔料層10の厚さは、通常、イエロー,マゼン
タ及び/もしくはシアンの顔料層3,4,5を積層した厚さ
とほぼ同じとするかあるいは薄くする。
2b,2cはガラス層で、このうちガラス層2bは、画像を再
現する各顔料層の上部全面にわたって形成してあり、顔
料の揮発を防止する。また、ガラス層2cは、主に特色赤
の顔料層と隣接するシアン,マゼンタ及び/もしくはイ
エローからなる他の顔料の周面に形成してある。これに
より、ガラス層2cは、特色赤の顔料と隣接する他の顔料
との反応を防止して、鮮やかな赤色(真紅)を再現させ
る。
本発明写真陶磁器の構成は、上記実施例のものには限定
されず、カラー画像の赤色部分を特色赤の顔料で再現
し、赤色以外の部分をイエロー,マゼンタ,シアン等の
顔料で再現するとともに、これらの顔料が反応しないよ
うにガラス層2cで保護し、かつ、ガラス層2bで特色赤の
顔料の揮発を防止するものであればどのような構成であ
ってよい。
なお、積層した顔料層3,4,5に対する特色赤の顔料層10
の厚さ、あるいはガラス層2b,2cの積層状態を工夫する
ことによって、赤色部分に凹凸をつけることもでき、こ
のようにすると、再現したカラー画像に立体感をもたせ
ることが可能となる。
次に、本発明の写真陶磁器製造方法について説明する。
この場合の製造方法は、陶磁器(基板)1の表面にフィ
ルムを付着させた後、このフィルムを現像し、現われた
画像に応じて顔料を載せて焼成する、いわゆる直接法を
採用している。
以下、写真陶磁器の製造方法を、第1図に示す第一実施
例の写真陶磁器を製造する場合を例にとって、〜で
具体的に説明する。
陶磁器(基板)1の表面に透明ガラス層2aを形成す
る。なお、陶磁器質が顔料と反応しない材質のもので、
しかも表面が滑らかなものであるときには、このガラス
層2aは省略することができる。
画像に応じ、陶磁器1上のイエローを必要とする部分
(赤色を再現する部分を除く)に、イエローの顔料を1
〜4μmの厚さで載せ、2〜20分間、800〜1000℃の温
度で焼成して、イエローの顔料層3を形成する。
画像に応じ、マゼンタを必要とする部分(赤色を再現
する部分を除く)に、マゼンタの顔料を1〜4μmの厚
さで載せ、2〜20分間、800〜1000℃の温度で焼成し、
マゼンタの顔料層4を形成する。
画像に応じ、シアンを必要とする部分に、シアンの顔
料を1〜4μmの厚さで載せ、2〜20分間、800〜1000
℃の温度で焼成してシアンの顔料層5を形成する。
また、鮮明な黒色を再現する場合には、シアン顔料層
5の上面必要部分に、ブラックの顔料を1〜4μmの厚
さで載せ、2〜20分間、800〜1000℃の温度で焼成す
る。
これにより、赤色を再現する部分を、いわゆる白抜きと
した状態で、陶磁器上面に赤色以外の色を再現したこと
になる(第2図参照)。
また、各顔料層3,4,5の間に、それぞれ透明ガラス層を
形成することもできる。
なお、上述した赤色部分を除くカラー画像の再現方法と
しては、上記以外の方法を採用することもでき、例え
ば、必要な顔料層と透明ガラス層の全部を積層した状態
でこれらをまとめて焼成する方法、あるいは、顔料層と
透明ガラス層を二〜三層づつ積層して焼成する方法など
を採用することもできる。
次に、シアン,マゼンタ及びイエローの各顔料層3,4,
5の周囲(少なくとも、特色赤の顔料と隣接する周面)
を1〜4μmの厚さの透明ガラスで覆い、2〜3分間、
800〜1000℃の温度で焼成して、保護層としての透明ガ
ラス層2cを形成する。
次いで、特色赤の顔料を、カラー画像の赤色を再現す
る部分、すなわち他の顔料と直接接触しないように透明
ガラス層2cで囲まれた白抜き部分に、2〜8μmの厚さ
で載せ、2〜3分間、800〜1000℃の温度で焼成して、
特色赤の顔料層10を形成する。
最後に、透明ガラス層2bを載せ焼締めを行なうため、
全体を約20分間800〜1000℃の温度で焼成する。
なお、透明ガラス層2cは、シアン,マゼンタ及びイエロ
ーの他の顔料と、あるいは特色赤の顔料層10と同時に焼
成してもよい。また、透明ガラス層2bを、特色赤の顔料
層10と同時に焼成することもでき、このようにすると特
色赤の顔料の揮発を効果的に防止できる。
このような本発明の写真陶磁器によれば、精密なカラー
画像を再現できるとともに、写真が変色せず、燃えず、
さらには水に濡れても損傷することがないので、次のよ
うに、いろいろな製品として利用することができる。
(イ)写真入り駅標,写真入り案内板,写真入り表札
等。
これらは、写真陶磁器を用いることにより、文字と写真
によって表現力を増すことができる。
(ロ)地図,設計図,重要文化財の保存,表彰状,ショ
ーウインドディスプレイ等。
これらは、写真陶磁器を用いることにより、長期間の保
存,使用が可能となる。
(ハ)選挙ポスタ,指名手配の犯人の写真,墓石,記念
像等。
これらは、写真陶磁器を用いることにより、風雨に対す
る耐久性を向上させることができる。
(ニ)浴室・浴槽内用名画,机・キッチン用天板,日本
酒・洋酒等のボトル,名刺,名札等。
これらは、写真陶磁器を用いることにより、高級感を持
たせることができる。
(ホ)ロッカーの名札,各種バック・ケース等の名札,
旅行用品等。
これらは、写真陶磁器を用いることにより、長期間の使
用が可能となる。
(ヘ)絵画の複製,絵葉書,トロフィー・楯,カフスボ
タン,ペンダント,時計,CDジャケット等。
これらは、写真陶磁器を用いることにより、質感,高級
感を持たせることが可能となる。
(ト)その他、陶磁器によって製品可能な製品。
本発明の写真陶磁器は、平板状の陶磁器のみならず曲面
を有する陶磁器にも応用することができる。この曲面写
真陶磁器の場合は、陶磁器の材質として、軟化温度が焼
成温度より多少低いものを用いる。このようにすると、
平板状の陶磁器に写真を付した後、写真に悪影響を与え
ない温度範囲内で陶磁器を軟化させ,任意の曲面に曲げ
ることができ、曲面写真陶磁器を得られる。
[発明の効果] 以上のように、本発明の写真陶磁器によれば、特色赤の
有する鮮やかな真紅を損なうことなく、しかもカラー画
像全体を美しく再現した写真陶磁器を得られる効果があ
る。
また、本発明の製造方法によれば、上記写真陶磁器を容
易かつ確実に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明写真陶磁器の実施例の写真部積層状態を
示す拡大断面図、第2図はカラー画像の赤色部分を白抜
き状態(赤色部分以外の部分に顔料を積層した状態)と
した写真部の拡大断面図である。 1:陶磁器(基板) 2a,2b,2c:透明ガラス層 3:イエローの顔料層、4:マゼンタの顔料層 5:シアンの顔料層、10:特色赤の顔料層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陶磁器の表面に、顔料を載せて写真のカラ
    ー画像を再現した写真陶磁器であって、 カラー画像の赤色を再現する部分に特色赤の顔料を載
    せ、 赤色以外の色を再現する部分には少なくともシアン,イ
    エロー及びマゼンタのうちの任意の顔料を一種類以上載
    せ、 かつ、前記特色赤の顔料とその他の顔料との間に透明の
    保護層を形成してカラー画像を再現したことを特徴とす
    る写真陶磁器。
  2. 【請求項2】陶磁器表面の赤色以外の色を再現する部分
    に少なくともシアン,イエロー及びマゼンタのうちの任
    意の顔料を一種類以上載せて焼成し、 その後、前記顔料の特色赤の顔料と隣接する周面に透明
    の保護層を形成して焼成し、 次いで、陶磁器の表面の赤色を再現する部分に特色赤の
    顔料を載せて短時間焼成することにより、 表面にカラー画像を再現した写真陶磁器を製造すること
    を特徴とした写真陶磁器の製造方法。
  3. 【請求項3】陶磁器表面の赤色以外の色を再現する部分
    に少なくともシアン,イエロー及びマゼンタのうちの任
    意の顔料を一種類以上載せるとともに、この顔料の特色
    赤の顔料と隣接する周囲に透明の保護層を形成してこれ
    らを同時に焼成し、 その後、陶磁器の表面の赤色を再現する部分に特色赤の
    顔料を載せて短時間焼成することにより、 表面にカラー画像を再現した写真陶磁器を製造すること
    を特徴とした写真陶磁器の製造方法。
  4. 【請求項4】陶磁器表面の赤色以外の色を再現する部分
    に少なくともシアン,イエロー及びマゼンタのうちの任
    意の顔料を一種類以上載せて焼成し、 その後、この顔料の特色赤の顔料と隣接する周面に透明
    の保護層を形成するとともに、特色赤の顔料を陶磁器の
    表面の赤色を再現する部分に載せて、これら保護層と特
    色赤の顔料を同時に短時間焼成することにより、 表面にカラー画像を再現した写真陶磁器を製造すること
    を特徴とした写真陶磁器の製造方法。
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