JPH0127089B2 - - Google Patents
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- JPH0127089B2 JPH0127089B2 JP55176066A JP17606680A JPH0127089B2 JP H0127089 B2 JPH0127089 B2 JP H0127089B2 JP 55176066 A JP55176066 A JP 55176066A JP 17606680 A JP17606680 A JP 17606680A JP H0127089 B2 JPH0127089 B2 JP H0127089B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester diol
- vibration
- elastomer composition
- ratio
- urethane elastomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
Description
この発明は、初期状態から50〜80%と非常に大
きな荷重を繰り返し受けたときにおいて特に動的
特性(破壊やヘタリ)における耐久性にすぐれた
ウレタンスポンジ製品等の製造に用いられる防振
緩衝材用ウレタンエラストマー組成物に関するも
のである。 ウレタンスポンジ製品は軽量であり、その優れ
たゴム弾性、耐摩耗性、耐候性等の特性のため乗
用車のシヨツクアブソーバー用防振材および車輌
の軸バネ用防振材への応用が考えられている。こ
のようなウレタンスポンジ製品製造用の防振緩衝
材用ウレタンエラストマー組成物としては、1,
5―ナフタレンジイソシアネート(以下「NDI」
と略す)とポリエステルポリオールとを反応させ
て得られるプレポリマーに対して架橋剤を均一混
合してなるものが広く知られている。しかしなが
ら、この組成物は、上記のNDIが極めて高価で
あり、かつその製造作業性が悪いこと等からその
使用には問題がある。そこで、NDIに代えてメ
チレンジイソシアネート(以下「MDI」と略す)
を用いることが考えられている。 ところが、NDIに代えてMDIを用いた組成物
により製造されるウレタンスポンジ製品は、
NDIを用いた組成物製のウレタンスポンジ製品
と比べて、比重、抗張力、伸び、引き裂き等の静
的特性、あるいは初期状態から0〜50%と比較的
小さな荷重を繰り返し受けた時の動的特性等にお
ける耐久性においてはほぼ同等であるが、初期状
態から50〜80%と大きな荷重を繰り返し受けたと
きの動的特性、特に破壊やヘタリ等における耐久
性において著しく悪いため、乗用車のシヨツクア
ブソーバー用防振材および車輛の軸バネ用防振材
等への応力はできないものと考えられていた。 この発明者らは、この点に鑑み、安価なうえ製
造作業性のよいMDIを用い、何んとか大きな荷
重を繰り返し受けた時の動的特性における耐久性
のよい防振緩衝材用ウレタンエラストマー組成物
を製造できないものかと一連の研究を進めるう
ち、ポリエステルポリオールとして特定のポリエ
ステルジオールを選択し、このポリエステルジオ
ールと、「MDI」として4,4′―ジフエニルメタ
ンジイソシアネートと、を反応させた反応生成物
(プレポリマー)を用いることにより、所期の目
的が達成されることを見い出しこの発明を完成す
るに到つた。 すなわち、この発明は、下記の(A)項に示される
ポリエステルジオールルと4,4′―ジフエニルメ
タンジイソシアネートとを反応させて得られるプ
レポリマーに対して水を主体とする発泡・架橋剤
を均一に混合してなることを特徴とする防振緩衝
材用ウレタンエラストマー組成物をその要旨とす
るものである。 (A)エチレングリコール(EG)とブチレングリ
コール(BG)の両者の混合モル比(EG/BG)
が70/30〜30/70になるように調整した混合物とア
アジピン酸とを縮合反応させることにより得られ
るポリエステルジオール。 この発明において使用される特定のポリエステ
ルジオールは、上記のようにエチレレングリコー
ル(EG)とブチレングリコール(BG)を両者の
混合モル比(EG/BG)が70/30〜30/70好ましく
は50/50になるように調整した混合物とアジピン
酸とを縮合反応させることにより得られるもの
で、エチレングリコール(EG)とアジピン酸と
を縮合反応させたポリエステルジオールとブチレ
ングリコール(BG)とアジピン酸とを縮合反応
させたポリエステルジオールとを前記比率におい
て混合調整したものでは本発明の目的は達するこ
とができない。すなわち、エチレングリコール
(EG)とブチレングリコール(BG)を70/30〜3
0/70の割合で調整した混合物とアジピン酸とを縮
合反応させて得られるポリエステルジオールを用
いることによつてのみ、初めて初期状態から50〜
80%と非常に大きな荷重を繰り返し受けても早期
に破壊したり、へたつたりすることなく元の状態
に速やかに戻るような回復率のよい防振緩衝材用
ウレタンエラストマー組成物が得られるもので、
上記の値を外れた混合物とアジピン酸とを反応さ
せて得られるポリエステルジオールでは前記特性
を満足させる製品が得られないからである。 なお、エチレングリコールとブチレングリコー
ルとの混合物と縮合反応させるアジピン酸として
は、通常使用されるものが用いられ、その縮合反
応も通常のようにして行なわれるものである。 また、上記の特定のポリエステルジオールと反
応させるMDIとしては、4,4′―ジフエニルメタ
ンジイソシアネート(純MDI)のみが効果があ
り、この理由は、4,4′―ジフエニルメタンジイ
ソシアネートは官能基数が2で、上記特定のポリ
エステルジオールとの反応生成物(プレポリマ
ー)が鎖状構造となり、得られる防振緩衝材用ウ
レタンエラストマー組成物がすぐれた破壊強度を
もつ製品となりうるからである。 これに対して、4,4′―ジフエニルメタンジイ
ソシアネート以外のMDI例えば粗MDI,カルボ
ジイミド変性MDIは、平均官能基数が2〜3で
あり、反応生成物(プレポリマー)が網状構造と
なるため、得られる防振緩衝材用ウレタンエラス
トマー組成物からは伸び性が悪く破壊強度の低い
製品しか得られないからである。 このように、この発明においては、前記特定の
ポリエステルジオールと4,4′―ジフエニルメタ
ンジイソシアネートとを反応させて得られる特殊
なプレポリマーを用いるのである。そして、この
プレポリマーに対して水を主体とする発泡・架橋
剤を均一に混合し発泡させてウレタンスポンジ製
品が得られるようになるのである。この場合、得
られる製品の密度が、0.3〜0.7g/cm3より好まし
くは0.5g/cm3になるように公知の手法によつて調
整(例えば成形型への充填密度の調整,発泡・架
橋剤の使用量等の調整)することが好ましい。す
なわち、ウレタンスポンジ製品の密度を上記のよ
うに調整することにより、初期状態から50〜80%
と大きな荷重を繰り返しを受けたときの動的特
性、特に破壊やヘタリ等における耐久性が最も良
好になるからである。 また、4,4′―ジフエニルメタンジイソシアネ
ートと上記特定のポリエステルジオールとの相互
の使用割合において、4,4′―ジフエニルメタン
ジイソシアネートのNCO基とポリエステルジオ
ールのOH基とのNCO/OHモル比が1.5〜4.0に
なるように選ぶことも、より効果的な要因の一つ
である。すなわち、NCO/OHモル比が1.5未満
になるとプレポリマーの粘度が高くなつて混合不
十分の状態を招き、得られる防振緩衝材用ウレタ
ンエラストマー組成物が大きな荷重を繰り返し受
けた時破壊しやすい製品となり、逆に4.0を超え
ると十分プレポリマー化せず過剰のイソシアネー
トが残ることとなつて、得られる組成物の伸びが
悪く大荷重で繰り返し圧縮されたときに破壊され
やすいウレタンスポンジ製品となるからである。 上記の特定のポリエステルジオールと4,4′―
ジフエニルメタンジイソシアネートとの反応生成
物(プレポリマー)に混合する発泡・架橋剤とし
ては、特に限定するものではないが、水を主体と
したものを用いるとより効果的である。ここで水
を主体とするとは、水が発泡・架橋剤の0.5当量
以上を占めることをいい、発泡・架橋剤全体が水
のみからなる場合も含めるものである。水以外の
発泡・架橋剤成分としては、エチレングリコー
ル、ブチレングリコール等のポリオールがあげら
れる。水を主体とした発泡・架橋剤以外の架橋
剤、例えば、ポリオールを主体としたものを用い
ると、生成ポリウレタンエラストマーの分子配列
が整つた網状にならず、ところどころが乱れた網
状になるため、大荷重(圧縮率50〜80%)で繰り
返し圧縮するときに、回復率が悪く、また破壊さ
れやすくなるからである。これに対して水を主体
とした発泡・架橋剤を用いると(水は硬化剤とし
て作用するとともに、発泡剤としても作用する)、
分子配列が整つた網状になり、上記のような欠点
をもたず、かつ軽量なポリウレタンエラストマー
スポンジ体が得られるようになるのである。した
がつて、プレポリマーに混合する発泡・架橋剤と
しては、水を主体としたものを用いることがより
効果的である。 なお、プレポリマーと水を主体とする発泡・架
橋剤の混合方法については何ら制限するものでは
なく、各種の方法によつて行いうるのである。ま
た、この発明に係る組成物には、さらに必要によ
り他の成分を含有させて目的に適つた組成物とす
ることができるのである。 この発明に係る防振緩衝材用ウレタンエラスト
マー組成物は、ポリエステルジオールとイソシア
ネートとを反応させて得られるプレポリマーにお
いて、イソシアネートとして従来のNDIに代え
て4,4′―ジフエニルメタンジイソシアネートを
用いるため製造作業性がよく、しかもウレタンエ
ラストマースポンジ製品のコストが安くなるとい
う効果を奏する。また、前記効果に加わえて、特
定のポリエステルジオールと4,4′―ジフエルメ
タンジイソシアネートとを組み合わせて用いるこ
とにより、従来ポリエステルジオールとMDIの
組み合わせでは初期状態から50〜80%と大きな荷
重を繰り返し受ける動的特性が要求される製品に
は適用できないという慣例を打ち破り、初期状態
より0〜50%はもちろんのこと50〜80%と高い圧
縮荷重を繰り返し受けても早期に破壊したりへた
つたりすることなく元の状態に速やかに戻る回復
率のよい製品を製造しうるようになり、乗用車の
シヨツクアブソーバー用防振材および車輌の軸バ
ネ用防振材等の大きな荷重を繰り返しうける製品
に広く応用できるという効果を奏するのである。 つぎに、実施例について比較例と併せて説明す
る。 〔実施例〕 まず、EG/BG=50/50の混合物とアジピン酸
とを反応させて得られたポリエステルジオール
(以下「P(E/B)A」と略す)と、4,4′―ジ
フエニルメタンジイソソシアネートと、水を主体
とする発泡・架橋剤とを下記の量だけ準備した。 P(E/B)A(分子量:2000)
:100重量部(以下「部」と略す) 純MDI :30部 水 :1.1部 ウレタン化触媒 :0.1部 つぎに、P(E/B)Aを脱水装置に仕込んで
脱水し、反応装置に移して純MDIを加え80℃で
2時間反応させてプレポリマーを製造した。つい
で、生成したプレポリマーに、水およびウレタン
化触媒を加えて80℃で充分撹拌混合したのち、金
型に注型して成形した。つぎに、この成形品を
110℃で24時間キユアさせたのち、室温で7日間
熟成して目的とするウレタンスポンジ製品を得
た。 このようにして得られたウレタンスポンジ製品
の静的特性と動的特性を、次表に示す原料を用い
実施例と同様にして得られたウレタンスポンジ製
品の特性と対比して次表に示した。
きな荷重を繰り返し受けたときにおいて特に動的
特性(破壊やヘタリ)における耐久性にすぐれた
ウレタンスポンジ製品等の製造に用いられる防振
緩衝材用ウレタンエラストマー組成物に関するも
のである。 ウレタンスポンジ製品は軽量であり、その優れ
たゴム弾性、耐摩耗性、耐候性等の特性のため乗
用車のシヨツクアブソーバー用防振材および車輌
の軸バネ用防振材への応用が考えられている。こ
のようなウレタンスポンジ製品製造用の防振緩衝
材用ウレタンエラストマー組成物としては、1,
5―ナフタレンジイソシアネート(以下「NDI」
と略す)とポリエステルポリオールとを反応させ
て得られるプレポリマーに対して架橋剤を均一混
合してなるものが広く知られている。しかしなが
ら、この組成物は、上記のNDIが極めて高価で
あり、かつその製造作業性が悪いこと等からその
使用には問題がある。そこで、NDIに代えてメ
チレンジイソシアネート(以下「MDI」と略す)
を用いることが考えられている。 ところが、NDIに代えてMDIを用いた組成物
により製造されるウレタンスポンジ製品は、
NDIを用いた組成物製のウレタンスポンジ製品
と比べて、比重、抗張力、伸び、引き裂き等の静
的特性、あるいは初期状態から0〜50%と比較的
小さな荷重を繰り返し受けた時の動的特性等にお
ける耐久性においてはほぼ同等であるが、初期状
態から50〜80%と大きな荷重を繰り返し受けたと
きの動的特性、特に破壊やヘタリ等における耐久
性において著しく悪いため、乗用車のシヨツクア
ブソーバー用防振材および車輛の軸バネ用防振材
等への応力はできないものと考えられていた。 この発明者らは、この点に鑑み、安価なうえ製
造作業性のよいMDIを用い、何んとか大きな荷
重を繰り返し受けた時の動的特性における耐久性
のよい防振緩衝材用ウレタンエラストマー組成物
を製造できないものかと一連の研究を進めるう
ち、ポリエステルポリオールとして特定のポリエ
ステルジオールを選択し、このポリエステルジオ
ールと、「MDI」として4,4′―ジフエニルメタ
ンジイソシアネートと、を反応させた反応生成物
(プレポリマー)を用いることにより、所期の目
的が達成されることを見い出しこの発明を完成す
るに到つた。 すなわち、この発明は、下記の(A)項に示される
ポリエステルジオールルと4,4′―ジフエニルメ
タンジイソシアネートとを反応させて得られるプ
レポリマーに対して水を主体とする発泡・架橋剤
を均一に混合してなることを特徴とする防振緩衝
材用ウレタンエラストマー組成物をその要旨とす
るものである。 (A)エチレングリコール(EG)とブチレングリ
コール(BG)の両者の混合モル比(EG/BG)
が70/30〜30/70になるように調整した混合物とア
アジピン酸とを縮合反応させることにより得られ
るポリエステルジオール。 この発明において使用される特定のポリエステ
ルジオールは、上記のようにエチレレングリコー
ル(EG)とブチレングリコール(BG)を両者の
混合モル比(EG/BG)が70/30〜30/70好ましく
は50/50になるように調整した混合物とアジピン
酸とを縮合反応させることにより得られるもの
で、エチレングリコール(EG)とアジピン酸と
を縮合反応させたポリエステルジオールとブチレ
ングリコール(BG)とアジピン酸とを縮合反応
させたポリエステルジオールとを前記比率におい
て混合調整したものでは本発明の目的は達するこ
とができない。すなわち、エチレングリコール
(EG)とブチレングリコール(BG)を70/30〜3
0/70の割合で調整した混合物とアジピン酸とを縮
合反応させて得られるポリエステルジオールを用
いることによつてのみ、初めて初期状態から50〜
80%と非常に大きな荷重を繰り返し受けても早期
に破壊したり、へたつたりすることなく元の状態
に速やかに戻るような回復率のよい防振緩衝材用
ウレタンエラストマー組成物が得られるもので、
上記の値を外れた混合物とアジピン酸とを反応さ
せて得られるポリエステルジオールでは前記特性
を満足させる製品が得られないからである。 なお、エチレングリコールとブチレングリコー
ルとの混合物と縮合反応させるアジピン酸として
は、通常使用されるものが用いられ、その縮合反
応も通常のようにして行なわれるものである。 また、上記の特定のポリエステルジオールと反
応させるMDIとしては、4,4′―ジフエニルメタ
ンジイソシアネート(純MDI)のみが効果があ
り、この理由は、4,4′―ジフエニルメタンジイ
ソシアネートは官能基数が2で、上記特定のポリ
エステルジオールとの反応生成物(プレポリマ
ー)が鎖状構造となり、得られる防振緩衝材用ウ
レタンエラストマー組成物がすぐれた破壊強度を
もつ製品となりうるからである。 これに対して、4,4′―ジフエニルメタンジイ
ソシアネート以外のMDI例えば粗MDI,カルボ
ジイミド変性MDIは、平均官能基数が2〜3で
あり、反応生成物(プレポリマー)が網状構造と
なるため、得られる防振緩衝材用ウレタンエラス
トマー組成物からは伸び性が悪く破壊強度の低い
製品しか得られないからである。 このように、この発明においては、前記特定の
ポリエステルジオールと4,4′―ジフエニルメタ
ンジイソシアネートとを反応させて得られる特殊
なプレポリマーを用いるのである。そして、この
プレポリマーに対して水を主体とする発泡・架橋
剤を均一に混合し発泡させてウレタンスポンジ製
品が得られるようになるのである。この場合、得
られる製品の密度が、0.3〜0.7g/cm3より好まし
くは0.5g/cm3になるように公知の手法によつて調
整(例えば成形型への充填密度の調整,発泡・架
橋剤の使用量等の調整)することが好ましい。す
なわち、ウレタンスポンジ製品の密度を上記のよ
うに調整することにより、初期状態から50〜80%
と大きな荷重を繰り返しを受けたときの動的特
性、特に破壊やヘタリ等における耐久性が最も良
好になるからである。 また、4,4′―ジフエニルメタンジイソシアネ
ートと上記特定のポリエステルジオールとの相互
の使用割合において、4,4′―ジフエニルメタン
ジイソシアネートのNCO基とポリエステルジオ
ールのOH基とのNCO/OHモル比が1.5〜4.0に
なるように選ぶことも、より効果的な要因の一つ
である。すなわち、NCO/OHモル比が1.5未満
になるとプレポリマーの粘度が高くなつて混合不
十分の状態を招き、得られる防振緩衝材用ウレタ
ンエラストマー組成物が大きな荷重を繰り返し受
けた時破壊しやすい製品となり、逆に4.0を超え
ると十分プレポリマー化せず過剰のイソシアネー
トが残ることとなつて、得られる組成物の伸びが
悪く大荷重で繰り返し圧縮されたときに破壊され
やすいウレタンスポンジ製品となるからである。 上記の特定のポリエステルジオールと4,4′―
ジフエニルメタンジイソシアネートとの反応生成
物(プレポリマー)に混合する発泡・架橋剤とし
ては、特に限定するものではないが、水を主体と
したものを用いるとより効果的である。ここで水
を主体とするとは、水が発泡・架橋剤の0.5当量
以上を占めることをいい、発泡・架橋剤全体が水
のみからなる場合も含めるものである。水以外の
発泡・架橋剤成分としては、エチレングリコー
ル、ブチレングリコール等のポリオールがあげら
れる。水を主体とした発泡・架橋剤以外の架橋
剤、例えば、ポリオールを主体としたものを用い
ると、生成ポリウレタンエラストマーの分子配列
が整つた網状にならず、ところどころが乱れた網
状になるため、大荷重(圧縮率50〜80%)で繰り
返し圧縮するときに、回復率が悪く、また破壊さ
れやすくなるからである。これに対して水を主体
とした発泡・架橋剤を用いると(水は硬化剤とし
て作用するとともに、発泡剤としても作用する)、
分子配列が整つた網状になり、上記のような欠点
をもたず、かつ軽量なポリウレタンエラストマー
スポンジ体が得られるようになるのである。した
がつて、プレポリマーに混合する発泡・架橋剤と
しては、水を主体としたものを用いることがより
効果的である。 なお、プレポリマーと水を主体とする発泡・架
橋剤の混合方法については何ら制限するものでは
なく、各種の方法によつて行いうるのである。ま
た、この発明に係る組成物には、さらに必要によ
り他の成分を含有させて目的に適つた組成物とす
ることができるのである。 この発明に係る防振緩衝材用ウレタンエラスト
マー組成物は、ポリエステルジオールとイソシア
ネートとを反応させて得られるプレポリマーにお
いて、イソシアネートとして従来のNDIに代え
て4,4′―ジフエニルメタンジイソシアネートを
用いるため製造作業性がよく、しかもウレタンエ
ラストマースポンジ製品のコストが安くなるとい
う効果を奏する。また、前記効果に加わえて、特
定のポリエステルジオールと4,4′―ジフエルメ
タンジイソシアネートとを組み合わせて用いるこ
とにより、従来ポリエステルジオールとMDIの
組み合わせでは初期状態から50〜80%と大きな荷
重を繰り返し受ける動的特性が要求される製品に
は適用できないという慣例を打ち破り、初期状態
より0〜50%はもちろんのこと50〜80%と高い圧
縮荷重を繰り返し受けても早期に破壊したりへた
つたりすることなく元の状態に速やかに戻る回復
率のよい製品を製造しうるようになり、乗用車の
シヨツクアブソーバー用防振材および車輌の軸バ
ネ用防振材等の大きな荷重を繰り返しうける製品
に広く応用できるという効果を奏するのである。 つぎに、実施例について比較例と併せて説明す
る。 〔実施例〕 まず、EG/BG=50/50の混合物とアジピン酸
とを反応させて得られたポリエステルジオール
(以下「P(E/B)A」と略す)と、4,4′―ジ
フエニルメタンジイソソシアネートと、水を主体
とする発泡・架橋剤とを下記の量だけ準備した。 P(E/B)A(分子量:2000)
:100重量部(以下「部」と略す) 純MDI :30部 水 :1.1部 ウレタン化触媒 :0.1部 つぎに、P(E/B)Aを脱水装置に仕込んで
脱水し、反応装置に移して純MDIを加え80℃で
2時間反応させてプレポリマーを製造した。つい
で、生成したプレポリマーに、水およびウレタン
化触媒を加えて80℃で充分撹拌混合したのち、金
型に注型して成形した。つぎに、この成形品を
110℃で24時間キユアさせたのち、室温で7日間
熟成して目的とするウレタンスポンジ製品を得
た。 このようにして得られたウレタンスポンジ製品
の静的特性と動的特性を、次表に示す原料を用い
実施例と同様にして得られたウレタンスポンジ製
品の特性と対比して次表に示した。
【表】
なお、静的特性および動的特性はつぎのように
して測定した。 (1) 静的特性 Γ 比重、抗張力、伸び、引き裂きは、JIS
K6301に準じて測定した。 (2) 動的特性 Γ 疲労へたり:寸法30×30×25(厚み)mmの試
料を1対の型版で挾んで圧縮率が55%になるよ
うに圧縮した。そして、そこからさらに圧縮率
が70%になるように圧縮したのち、再び55%の
圧縮率まで圧縮力を緩め、これを1回とし、5
Hz×20万回行つた。このようにして試験を行つ
たのちの試料のへたり状態を初期状態と比較し
た。 Γ 耐久性:テスト試料の表面に700Kgの荷重を
加えて圧縮し(圧縮率70%)ついで荷重を除
く。これを1回とし、2Hzの間隔で試料が破壊
するまで行い、その回数を測定した。
して測定した。 (1) 静的特性 Γ 比重、抗張力、伸び、引き裂きは、JIS
K6301に準じて測定した。 (2) 動的特性 Γ 疲労へたり:寸法30×30×25(厚み)mmの試
料を1対の型版で挾んで圧縮率が55%になるよ
うに圧縮した。そして、そこからさらに圧縮率
が70%になるように圧縮したのち、再び55%の
圧縮率まで圧縮力を緩め、これを1回とし、5
Hz×20万回行つた。このようにして試験を行つ
たのちの試料のへたり状態を初期状態と比較し
た。 Γ 耐久性:テスト試料の表面に700Kgの荷重を
加えて圧縮し(圧縮率70%)ついで荷重を除
く。これを1回とし、2Hzの間隔で試料が破壊
するまで行い、その回数を測定した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の(A)項に示されるポリエステルジオール
と4,4′―ジフエニルメタンジイソシアネートと
を反応させて得られるプレポリマーに対して水を
主体とする発泡・架橋剤を均一に混合し、発泡製
品としたときに密度が0.3〜0.7g/cm3となるよう
にすることを特徴とする防振緩衝材用ウレタンエ
ラストマー組成物。 (A) エチレングリコール(EG)とブチレング
リコール(BG)を両者の混合比(EG/BG)が7
0/30〜30/70になるように調整した混合物とアジ
ピン酸とを縮合反応させることにより得られるポ
リエステルジオール。 2 ポリエステルジオールと4,4′―ジフエニル
メタンジイソシアネートとの比率が、前者の
NCO基と後者のOH基のNCO/OHモル比が1.5
〜4.0になるように選ばれている特許請求の範囲
第1項記載の防振緩衝材用ウレタンエラストマー
組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55176066A JPS57100121A (en) | 1980-12-12 | 1980-12-12 | Urethane elastomer sponge composition |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55176066A JPS57100121A (en) | 1980-12-12 | 1980-12-12 | Urethane elastomer sponge composition |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57100121A JPS57100121A (en) | 1982-06-22 |
| JPH0127089B2 true JPH0127089B2 (ja) | 1989-05-26 |
Family
ID=16007112
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55176066A Granted JPS57100121A (en) | 1980-12-12 | 1980-12-12 | Urethane elastomer sponge composition |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57100121A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA2143389C (en) * | 1994-03-17 | 1999-05-18 | Tohoru Nagashima | Microcellular polyurethane elastomer and process for producing the same |
| JP4614567B2 (ja) * | 2001-04-05 | 2011-01-19 | 株式会社トーヨーアサノ | 杭の急速載荷試験装置及び杭の急速載荷試験の方法 |
| JP5798656B1 (ja) | 2014-03-26 | 2015-10-21 | 住友理工株式会社 | ウレタン製バンパスプリングおよびその製法 |
-
1980
- 1980-12-12 JP JP55176066A patent/JPS57100121A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57100121A (en) | 1982-06-22 |
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