JPH0129376B2 - - Google Patents

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JPH0129376B2
JPH0129376B2 JP59118129A JP11812984A JPH0129376B2 JP H0129376 B2 JPH0129376 B2 JP H0129376B2 JP 59118129 A JP59118129 A JP 59118129A JP 11812984 A JP11812984 A JP 11812984A JP H0129376 B2 JPH0129376 B2 JP H0129376B2
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JP
Japan
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synthetic resin
coating
film
organosilicon
adhesion
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JP59118129A
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Kanji Sakata
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Tokuyama Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は表面硬度、耐擦傷性、耐熱性などに優
れた被膜を有する合成樹脂材に関するもので、そ
の被膜が特定の有機ケイ素と無機硬質物から成
り、特に光学材として有用な合成樹脂材を提供す
るものである。 一般に、合成樹脂は耐溶剤性及び表面硬度が低
いために摩耗し易い、傷つき易になどの欠点を有
する。特に合成樹脂製光学材においては摩耗、擦
傷によつて透明性を損う問題がある。そのため、
これらの問題を解決する目的で、合成樹脂基材の
表面に硬質被膜を形成する方法が行われている。
かかる硬質被膜はその構成成分や被膜の形成方法
によつて有機系と無機系に大別される。前者は例
えば熱、光、放射線などによつて架橋する硬化性
物質を主成分とし、合成樹脂基材に塗布した後、
硬化処理が施されて硬質被膜を形成する。後者は
真空蒸着などで形成される金属酸化物、フツ化物
など無機硬質物の被膜である。特に後者は反射防
止を目的に屈折率の異なる無機化合物を光学的厚
みに単層あるいは多層に被膜を形成するのが一般
的である。しかしながら、無機系の被膜は有機系
に比較して表面硬度が劣るばかりでなく無機硬質
物と合成樹脂基材との密着性が不十分で、熱ある
いは熱水によつて被膜の剥れを発生する欠陥があ
つた。 本発明者らは上記に鑑み、合成樹脂材の表面に
表面硬度が高くかつ密着性に優れた無機系の硬質
被膜を形成する目的で開発を進めた結果、特定し
たジシラン化合物を構成成分とする有機ケイ素の
被膜を先ず該合成樹脂基材の表面に形成し、次い
で真空蒸着などによつて無機系の被膜を形成する
ことによつて、所期の目的が達成されることを知
見し、本発明を完成するに至つたものである。す
なわち本発明は合成樹脂基材の表面に、一般式 で示されるジシラン化合物(ただし、Aは主鎖が
直鎖状に少なくとも4個以上の原子から成る2価
の炭化水素基、R1及びR2は同一または異種のア
ルキル基またはアルコキシアルキル基、R3及び
R4は同一または異種のアルキル基、l及びmは
0または1である)を加水分解して得られる成分
を含む有機ケイ素が被覆され、さらに該被覆膜上
に無機硬質物が被覆されて成る被覆合成樹脂材で
ある。 本発明によれば、合成樹脂基材の表面と無機硬
質物の被覆膜との間に特定した有機ケイ素の被覆
膜を形成することによつて、該無機硬質物の被覆
膜による反射防止効果などを損うことなく、密着
性、表面硬度、耐久性などに優れた被覆膜を有す
る合成樹脂材が得られる。従つて、本発明におい
ては有機ケイ素の被覆膜における特定したジシラ
ン化合物を加水分解して得られる成分が、合成樹
脂基材及び無機硬質物との相互に有効に作用して
高い表面硬度と密着性が与えられると考えられ
る。 本発明に用いる合成樹脂基材の種類は、目的に
応じて異なり特に制限されない。一般には透明性
は高いが、表面硬度が低く、耐擦傷性及び耐擦耗
性に乏しい合成樹脂製のレンズ、プリズム、フラ
ツト、シートなどの光学材が主として対象とされ
る。このような光学材を対象とする合成樹脂基材
として、例えば、ポリメチルメタクリレート、ポ
リメタクリレート、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリアクリレート、ポリメチルアクリレート
等のポリ不飽和エステル類;ポリスチレン類;ポ
リ塩化ビニル;エポキシ樹脂;ポリアミド類;ポ
リカーボネート;ポリジエチレングリコールビス
アリルカーボネート等のポリアリルカーボネート
類;酢酸繊維素プラスチツク等の重合体、あるい
はこれらの重合体を形成するモノマー相互または
該モノマーと他のモノマーとの共重合体よりなる
成形品が挙げられる。就中、ポリメタクリル酸エ
ステル類、ポリアクリル酸エステル類、ポリカー
ボネート類、ポリアリルカーボネート類等の重合
体よりなる透明性に優れた成形品を用いることに
より本発明は透明性が高く外観も良好な光学的特
性を失うことなく、表面硬度、耐擦傷性及び耐摩
耗性に優れた被覆合成樹脂材が得られるため、光
学材として極めて好適である。 本発明においては、上記した如き合成樹脂基材
の表面に先ず式(1)で示したジシラン化合物を加水
分解して得られる有機ケイ素の被膜を形成させる
ことが重要である。本発明の一般式(1)で示される
ジシラン化合物において、式中Aで表現される2
価の炭化水素基の代表的な具体例は、 (a) CH2CH2CH2CH2
【式】な ど のアルキレン基 (b) CH2CH2OCH2CH2
CH2CH2CH2OCH2CH2CH2などの一般式
(CH2pO〔(CH2qO〕r(CH2p(ただし、p、
qは2あるいは3、rは0あるいは1以上の整
数)で表わされるエーテル基 (c) (ただし、pは2あるいは3)で示されるスピ
ロ基 (d) などで示されるエポキシ基を含有する基 (e) など 一般式 (ただし、RはCH2CH2Oまたは
CH2CH2CH2Oで、sは0〜4の整数である。
tはs=0のときは0で、s=1〜4のときは
1である。)で示されるカーボネート基などで
ある。また式(1)中、R1、R2は同一または異種
のアルキル基またはアルコキシアルキル基であ
り、炭素数が1〜6、特に1〜3のアルキル
基、または炭素数が1〜6、特に1〜3のアル
キル基よりなるアルコキシアルキル基が好適
で、具体的にはメチル基、エチル基、プロピル
基、メトキシエチル基が例示される。R3、R4
は同一または異種のアルキル基であり、炭素数
が1〜4のものが好適で、具体的にはメチル
基、エチル基、プロピル基などが例示される。 上記したジシラン化合物の内でも、一般式(1)に
おいて、Aが特にエポキシ基やカーボネート基の
親水性基を含有する2価の炭化水素基である(d)、
(e)から選ばれた基を構成成分とする有機ケイ素の
被覆膜が、その上に形成される無機硬質物の被覆
膜と優れた密着性や耐久性を発揮するために特に
効果的である。 これら一般式(1)で示されるジシラン化合物は、
従来公知の種々の方法で合成することができる。
すなわち、その両末端に付加可能な二重結合を置
換基を有する化合物に、白金触媒下で
【式】及び/または
【式】 で示されるアルコキシシランを付加反応させるこ
とによつて合成できる。または、アルコキシシラ
ンの代わりに、
【式】及び/または
【式】 で示されるクロロシランを付加反応させ、次いで
R1OHあるいはR2OHで示されるアルコールでア
ルコキシ化すればよい。上記の反応条件は特に制
限されないが、一般に常圧または加圧下で−20〜
160℃の温度下に、必要によりベンゼン、トルエ
ン、ジメチルエーテル等の極性非水溶媒中で上記
反応を行えばよい。また、白金触媒として白金黒
を用いることが無色透明な生成物を得ることがで
き好ましい。例えば、ジエチレンググリコールビ
スアリルカーボネートに白金触媒下でトリエトキ
シシランを反応させることによつて が得られる。 本発明において、有機ケイ素の良好な被膜を形
成するためには、上記したジシラン化合物を合成
樹脂基材の表面にコーテイングするに先立つて、
該ジシラン化合物を加水分解さらには部分的に縮
重合した形態で使用することが好ましい。一般に
ジシラン化合物を適当な溶媒に溶解し、塩酸、硫
酸などの無機酸あるいは蟻酸、酢酸などの有機酸
を含む弱酸性水溶液を添加、撹拌して加水分解す
ることにより調製すればよい。このようにして、
コート液は上記の加水分解より副生するアルコー
ル、アルコキシアルコール、末反応の水あるいは
溶媒を含んでいてもよいが、加水分解した後に加
熱及び/または減圧下で上記成分を留出させるこ
とによつて除去し、その後に適当な溶媒を加える
こともできる。そして、最終的にジシラン化合物
を構成成分とするコート液は、該ジシラン化合物
が完全に加水分解して縮重合した状態を換算した
ときの濃度(以下、換算濃度という)で20〜40重
量%に調整することにより、合成樹脂基材の表面
に有機ケイ素の均一な被膜を良好に形成すること
ができる。上記の濃度が20重量%以下では形成さ
れるコート膜について充分な耐擦傷性、耐摩耗性
が得にくく、40重量%以上では粘性が大きくな
り、被コート面に均一に塗布することが困難とな
る。なお、上記の好適な溶媒としては、炭素数1
〜4のメタノール、エタノール、プロパノール、
ブタノール等の低級アルコール類;酢酸、酢酸メ
チル等の低級カルボン酸類あるいはそのアルキル
エステル;セルソルブ等やジオキサン等のエーテ
ル類;アセトン等のケトン類;メチレンクロライ
ド等のハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン等の芳香族炭化水素類等の1種あるいは2種以
上である。 本発明の上記した式(1)で示されるジシラン化合
物には、得られる被膜の表面硬度を向上させるた
めに、さらに他の特定した化合物を添加すること
も有効である。かかる添加剤としては、例えば で示されるオルガノアルコキシシラン化合物(た
だし、R5はビニル基、メタクリロキシ基、メル
カプト基、エポキシ基及びアミノ基のうちひとつ
を官能基として有する炭化水素基あるいはアルキ
ル基またはアリール基、R6はアルキル基で、n
は0または1、R7はアルキル基またはアルコキ
シアルキル基である)を加水分解して得られる成
分、 Si(OR84 ………(3) で示されるテトラアルコキシシラン化合物(ただ
し、R8はアルキル基またはアルコキシアルキル
基である)を加水分解して得られる成分、コロイ
ドシリカ、エポキシ化合物及びメラミン誘導体よ
り選ばれた少なくとも一種が推奨される。 上記の一般式(2)で示されるオルガノアルコキシ
シラン化合物は、特にR6の炭素数が1〜4、R7
の炭素数が1〜4のものが一般に使用される。具
体的には、メチルトリメトキシシラン、ジメチル
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エ
チルトリメトキシシラン、フエニルトリメトキシ
シラン、エチルトリエトキシシラン、ビニルトリ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリアセトキシシラン、ビニルトリスメトキ
シエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピ
ルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシ
シクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ
−アミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げら
れる。また、一般式(3)で示されるテトラアルコキ
シシラン化合物はR8の炭素数が1〜4のものが
一般に使用される。具体的には、テトラメトキシ
シラン、テトラエトキシシラン、テトラプロポキ
シシラン、テトラブトキシシラン等が挙げられ
る。また、コロイドシリカとしては、従来公知の
種々の方法で製造されている粒径1〜100mμの
シリカ微粉体をそのままあるいはこれを極性溶媒
に分散させたコロイド溶液の状態で使用可能であ
る。本発明の組成物としては、該コロイドシリカ
を極性溶媒、例えば水やメタノール、イソプロパ
ノール等のアルコール系溶媒に分散させたコロイ
ド溶液は、弱酸性に調整したものが好ましい。エ
ポキシ化合物としては、従来公知の種々の方法で
製造されているポリオレフイン系エポキシ樹脂、
脂環式エポキシ樹脂、エポキシノポラツク樹脂、
多価アルコールのポリグリシジルエーテルなどが
挙げられる。メラミン誘導体としては、市販され
ているヘキサメトキシメチルメラミンなどのアル
キルエーテル化メチロールメラミンの硝化綿との
混合物、あるいは1,4−ブタンジオールなどの
多価アルコールとの予備縮合物が従来公知の方法
により調製され使用できる。 上記した如き添加剤は、その総量が(ジシラン
化合物、オルガノアルコキシシラン化合物及びテ
トラアルコキシシラン化合物においては完全に加
水分解して縮重合した状態に換算したときの重量
で)ジシラン化合物に対して10〜1000重量部、特
に50〜200重量部を用いることが好ましい。 さらに、本発明におけるジシラン化合物を構成
成分とするコート液には、得られる被膜の平滑性
を向上させ、次の無機硬質物の均一な被膜を形成
させるためにシリコン系やフツ素系の界面活性剤
を加えることが可能である。また、その他の各種
添加剤、例えば紫外線吸収剤、酸化防止剤、染料
や顔料あるいはゲル化防止剤として蟻酸、酢酸等
の有機カルボン酸類も使用可能である。さらにま
た、コート液には、必要により被膜の硬化温度の
低下や硬化時間の短縮を図るため、硬化触媒とし
て公知の化合物、例えば塩酸、硫酸、酢酸/酢酸
ナトリウム混合物、塩化錫、過塩素酸、過塩素酸
アンモニウム、過塩素酸亜鉛、過塩素酸マグネシ
ウムなどの過塩素酸塩、アルミニウムアセチルア
セトナート等のアセチルアセトナート金属塩、ナ
フテン酸金属塩、p−トルエンスルホン酸、安息
香酸、リン酸アルカリ金属塩、チオシアン酸ナト
リウム等を使用することが好ましい。その使用量
は、被膜形成の成分量に対して0.01〜5重量%で
充分である。 本発明において、合成樹脂基材の表面に有機ケ
イ素の被膜を形成する方法は特に制限されず、一
般に公知の方法に準じてジシラン化合物を構成成
分とするコート液を該合成樹脂基材の表面に塗布
する方法が採用される。例えば合成樹脂基材をコ
ート液中に浸漬して塗布する方法、コート液を合
成樹脂基材の表面にスプレー、ハケ、ローラー等
で塗布する方法等が一般に採用され、塗布を行つ
た後、乾燥空気あるいは空気中で風乾して通常加
熱処理することによつて硬化し被膜が形成され
る。加熱温度は合成樹脂の種類によつて異なるが
50℃以上好ましくは70℃以上ないしは該合成樹脂
基材が熱変化を生じない温度、一般には150℃以
下が好適である。硬化時間は加熱温度が130℃で
約1時間、70〜80℃で約2〜4時間が一応の目安
となる。硬化して形成される有機ケイ素被膜は
0.1μ〜50μ程度の厚みとすることが可能であるが、
1μ−20μの厚みが所望の効果を得るために特に好
適である。なお、合成樹脂基材はその表面の状態
が得られるコート膜の性状に大いに影響するの
で、溶剤などによつて脱脂洗浄することによつて
その表面を清浄にすることが好ましい。また、合
成樹脂生地によつて、本発明の有機ケイ素被膜で
も密着性が不十分な場合、例えばポリカーボネー
ト類、スチレン系ポリマー等のプラスチツク成形
品においては、水酸化ナトリウム水溶液、重クロ
ム酸カリウム/硫酸溶液等による試薬処理、プラ
ズマ等による放電処理、あるいはプライマー塗装
等の公知の方法が合成樹脂生地と有機ケイ素被膜
との密着性を向上させるので効果的である。ま
た、上記放電処理された面は、合成樹脂生地を実
質的に溶解しない溶剤で該処理によつて変性され
た層を溶解することが更に好ましい。また、合成
樹脂基材は、有機ケイ素の賦膜用コート液を途布
する前に分散染料等で染色してもよいし、またジ
シリル化合物を含む有機ケイ素の被膜は分散染料
等によつて染色できるので、該有機ケイ素被膜を
形成し、無機化合物層を形成する前に染色しても
よい。 次いで、本発明は合成樹脂基材の表面に形成し
た有機ケイ素の被膜上に、無機硬質物の被膜を形
成させることが重要である。無機硬質物の被膜を
形成する方法は公知の方法が特に制限なく使用さ
れる。例えば、真空蒸着法、イオンプレーテイン
グ法、スパツタリング法等のドライプレーテイン
グ法が一般的である。無機硬質物の被膜の厚み
は、目的に応じて異なるため特に限定されない
が、一般に0.1μ〜10μがある。本発明の被膜を形
成する無機硬質物としては、一般に上記した如き
ドライプレーテイング法で合成樹脂基材の表面に
析出させることができる無機物質が制限がなく使
用でき、その目的に応じて適宜選択すればよい。
例えば耐擦傷性を付与するためには酸化ケイ素
(SiOx,x=1〜2)、酸化アルミニウム等が一
般に使用される。また反射防止性を付与するため
には、低屈折率物を単層にあるいは低屈折率物と
高屈折率物とを交互に光学的厚みに積層すればよ
い。このような反射防止膜の構成する無機硬質の
物質としては例えば酸化ケイ素、酸化アルミニウ
ム、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化マグネ
シウム、、酸化セリウム、酸化イレジウム、酸化
タンタル、酸化ハフニウム等の金属酸化物;フツ
化マグネシウム、フツ化セリウム、フツ化リチウ
ム、フツ化ランタン、フツ化ナトリウム、フツ化
ネオジウム等の金属フツ化物が挙げられる。その
他に、アルミニウム、金、銀、クロム等の金属、
そして硫化亜鉛等の上記以外の無機化合物も本発
明の有機ケイ素被膜上に密着性の良好な被膜が形
成できる。なお、無機硬質物の被膜と有機ケイ素
の被膜との密着性が不充分の場合は、有機ケイ素
の被膜を形成した後に、予め該被膜をプラズマ等
の放電処理をして無機化合物層を形成する方法が
無機硬質物の被膜と有機ケイ素の被膜との密着性
を向上させるのに効果的である。 このようにして得られる本発明の被覆合成樹脂
材は、合成樹脂基材と無機硬質物の被膜との間
に、中間層としてジシラン化合物を加水分解して
得られる成分の有機ケイ素の被膜を形成すること
によつて、該有機ケイ素の被膜が存在しない場合
に比べ、表面硬度や耐擦傷性、耐熱性、耐熱水性
に優れている。以下本発明を具体的に説明するた
めに、実施例及び比較例を示すが、本発明はこれ
ら実施例に限定されるものではない。 なお、合成樹脂基材の表面に形成される被膜の
性能評価は下記の方法によつて実施した。 (1) 密着性試験 先端が鋭利なカツターナイフで試料の表面に
1mm×1mmのマス目を100個つけた後、市販の
セロテープを貼り付けて、次いで素早く剥した
時の被膜の剥れ状態により剥れの全くないもの
を○、一部が剥れたものを△、金部が剥れたも
のを×と表示した。 (2) 耐擦傷性試験 福田機械工業株式会社製の耐擦傷性試験器に
#0000のスチールウールを取り付け、1Kgの荷
重下で試料表面を10回往復させた後の表面の傷
つき度合を目視により観察し、全く傷つかなか
つた状態をA、そしてポリメチルメタクリレー
ト生地の非常に傷つき易い状態をEとして、A
〜Eの5段階で評価した。 (3) 耐熱水性試験 沸謄水中(ただし、ポリメチルメタクリレー
トについては80℃の温水を使用した)に2時間
放置し、被膜の外観を目視により観察した。被
膜にひび、剥れ、ふくれ、白化などがなくて外
観の良好な場合は○、不良な場合は×とした。
また、上記の密着性試験を行い、同じ規準で評
価した。 実施例 1 合成樹脂光学材として、注型重合により製造し
たポリアリルジエチレングリコールカーボネート
板状体を用いた。まず、前処理として該板状体を
アセトンで洗浄して充分に風乾し清澄な状態とし
た後、5%NaOH水溶液に5分間浸漬し、充分
に水洗して再び風乾した。上記処理した板状体を
第1表に示す組成から成るコート液に浸漬し、室
温で充分に風乾後120℃で3時間加熱硬化して2
〜3μの有機ケイ素被膜を得た。次に、上記の有
機ケイ素を被膜したポリアリルジエチレングリコ
ールカーボネートの板状体を真空蒸着装置を使用
して、10-6Torrの条件下に真空蒸着を行い0.2〜
0.3μの酸化ケイ素の被膜を形成させた。被膜の評
価結果を第1表に併せて示す。 有機ケイ素の被膜用コート液は第1表に示す組
成物が換算量にして30重量%になるように溶媒の
イソプロピルアルコールに各相当量を混合溶解
し、次いで上記組成のアルコキシ基の加水分解に
必要な当量の0.05規定塩酸を室温で添加しして1
日放置熟成した後、硬化触媒として酢酸ナトリウ
ム/酢酸(1/10重量比)を換算量に対して2重
量%を加えて調製した。なお、コロイドシリカは
触媒化成製OSCAL(商品名:SiO2 30重量%、粒
径10〜20mμ、溶媒イソプロピルアルコール)を
使用した。
【表】
【表】 実施例 2 実施例1のNo.5において、ジシラン化合物とし
て第2表の化合物を用いた以外は同様にして被膜
を形成させた。該被膜の評価結果を第2表に併せ
て示す。
【表】 実施例 3 実施例1、No.5において酸化ケイ素を酸化アル
ミニウムに代えた以外は同様にして被膜を形成さ
せた。該被膜の性能は、初期密着性○、耐擦傷性
A、耐熱水性(外観、密着性ともに)○であつ
た。 実施例 4 実施例1において、合成樹脂光学材として市販
のポリメチルメタクリレート板状体を使用し、ま
ずメタノールで洗浄して充分に風乾し清澄な状態
とした後、第1表No.5に示す組成のコート液に浸
漬し、加熱硬化を80℃で4時間行つた以外は同様
にして被膜を形成させた。該被膜の性能は、初期
密着性○、耐擦傷性B、耐熱水性(外観、密着性
ともに)○であつた。 実施例 5 合成樹脂光学材として注型重合により製造され
る2,2′−ビス〔4−(2−メタクリロキシ)−エ
トキシ−3,5−ジブロモフエニル〕プロパン
(以下、TBと略す)とスチレンとの共重合板状
体(TB/スチレンの重量比が2/3であるを用
い、前処理として該板状体をアセトンで洗浄して
充分に風乾し清澄な状態とした後、プラズマ処理
装置中でアルゴン/酸素の混合ガス(流量30ml/
min/10/ml/min)圧力0.7tom、出力200W、
処理時間1分の条件で処理し、次いでアセトンを
溶剤として超音波洗浄機を用いて5分間洗浄し再
び風乾した。実施例1において、第1表No.5の組
成で示されるコート液を使用して、上記処理した
板状体を用いた以外は同様にして被膜を形成し
た。該被膜の性能は、初期密着性○、耐擦傷性
A、耐熱水性(外観、密着性ともに)○であつ
た。 実施例 6 実施例1の第1表−No.5において の代わりに、ポリエチレングリコールジグリシジ
ルエーテル(共栄社油脂製エポライト200E)あ
るいはヘキサメトキシメチルメラミン50重量部
と、1,4−ブタンジオール50重量部とからなる
予備縮合物を同量添加したコート液を調製し、そ
れ以外は同様にして被膜を形成した。被膜の性能
は、初期密着性○、耐擦傷性A、耐熱水性(外
観、密着性)○であつた。 比較例 1 合成樹脂光学材として注型重合により製造した
ポリジエチレングリコールビスアリルカーボネー
ト板状体とTB/スチレンの共重合板状体とにつ
いて、それぞれアセトンで洗浄して充分に風乾し
清澄な状態とした後、実施例1と同じ真空蒸着装
置を使用し同様の条件下で0.2〜0.3μの酸化ケイ
素の被膜を得た。該被膜の性能はいずれの場合
も、初期密着性○、耐擦傷性D、耐熱水性(外
観、密着性ともに)×であつた。 比較例 2 比較例1において酸化ケイ素の代わりに酸化ア
ルミニウムを用いた以外は同様にして酸化アルミ
ニウム被膜を得た。該被膜の性能はいずれの板状
体の場合も、初期密着性○、耐擦傷性D、耐熱水
性(外観、密着性ともに)×であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂基材の表面に、一般式 (ただし、Aは主鎖が直鎖状に少なくとも4個以
    上の原子から成る2価の炭化水素基、R1及びR2
    は同一または異種のアルキル基またはアルコキシ
    アルキル基、R3及びR4は同一または異種のアル
    キル基、l及びmは0または1である)で表わさ
    れるジシラン化合物を加水分解して得られる有機
    ケイ素化合物が被覆され、さらに該被覆膜上に無
    機硬質物が被覆されて成ることを特徴とする被膜
    を有する合成樹脂材。 2 一般式において、Aがエポキシ基を含有する
    炭化水素基である特許請求の範囲第1項記載の被
    膜を有する合成樹脂材。 3 一般式において、Aがカーボネート基を含有
    する炭化水素基である特許請求の範囲第1項記載
    の被膜を有する合成樹脂材。 4 光学材として用いる特許請求の範囲第1項記
    載の被膜を有する合成樹脂材。
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