JPH01308408A - アクリロニトリル系の溶液重合に於る着色防止法 - Google Patents

アクリロニトリル系の溶液重合に於る着色防止法

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JPH01308408A
JPH01308408A JP13901288A JP13901288A JPH01308408A JP H01308408 A JPH01308408 A JP H01308408A JP 13901288 A JP13901288 A JP 13901288A JP 13901288 A JP13901288 A JP 13901288A JP H01308408 A JPH01308408 A JP H01308408A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアクリロニトリル系の溶液重合に於る着色防止
法に関するものである。
(従来の技術) 従来、アクリロニトリル系重合体の製造方法としては、
アクリロニトリル(以下ANと略称)単独又はANを8
0重量%以上を含存するANと他の重合性ビニル化合物
の少なくとも1種との混合物を、アゾビスイソブチロニ
トリル、ベンゾイルパーオキシドなどのラジカル重合触
媒を用い、ジメチルスルホキシド又はジメチルホルムア
ミド(以下DMFと略称)のような有a溶媒中で溶液重
合させる方法が提案されている。かかる方法は水媒体中
で重合を実施する方法に比べて濾過、洗浄、造粒、乾燥
、粉砕などの傾雑な工程が省略され経済的であり工業的
に極めてを用な方法である。
しかしながら、反面溶液重合法でも欠点がある。
溶液重合における欠点の1つは、重合中ないしは重合終
了後、未反応単量体を回収する工程で、重合体溶液に残
存している触媒及び重合中の副生物などにより重合溶液
が著しく着色しやすく、またかかる重合体溶液を用いて
紡糸する際、紡糸液を汚濁する等の支障を生ずることで
ある。とくにDMFを溶媒とした溶液重合の場合には着
色が著しい。
これらの欠点を改良するために着色防止の方法として重
合前に予め着色防止剤を添加して重合する方法が提案さ
れている。例えば特公昭36−16447号公報及び同
37−13890号公報には、ジメチルスルホキシドを
媒体とするANの溶液重合に於てナフタリン、酒石鹸、
シュウ酸、パラトルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン
酸。
シトラコン酸、クエン酸、亜すン酸、硫酸、塩酸5硝酸
などが着色防止剤として効果的であることが記載されて
いる。一方、特公昭49−11272号公報及び特公昭
50−21508号公報には、DMFを媒体とするAN
の溶液重合に於てベンゼンスルホン酸、シュウ酸、クエ
ン酸、リンゴ酸。
酒石鹸、マロン酸などが着色防止剤として効果的である
ことが記載されている。
しかしながらDMFを溶媒としAN、重合性ビニル化合
物、アニオン性モノマーよりなる溶液重合では、重合性
ビニル化合物がDMFにより悪影響を受け、着色が非常
に大きくまた容易に起りやすいために、未だに実用上充
分満足すべき着色防止剤が見出されていない0例えばフ
ァイバーグレードとして適用できるAN系重合体を得る
ためには、一般に紡糸直前の重合体溶液の透過率(42
0nm単光色の20mmガラスセル中の透過率)が80
%以上であることが必要であるが、溶媒としてDMFを
使用する通常の溶液重合法においては、重合率40%以
上に重合させた場合、着色の少い重合体を得ることは極
めて困難である。一方、着色を可及的に少くしようとす
れば、重合率を著しく低下せしめねばならず、これでは
工業的に有利にAN系重合体を得ることはできない。
他方、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホ
ン酸のアルカリ金属塩等の高反応性アニオン性モノマー
を用いた溶液重合も試みられている。このようなアニオ
ン性モノマーは、その反応性が大きいために分子量が・
過大になりすぎ、最適ポリマー分子量をコントロールす
る事が困難である。従ってこの共重合体を用いてアクリ
ル系繊維を製造する場合、分子量が高すぎるため紡糸ド
ープの粘度も高くなり可紡性の低下をまねくなど問題点
を有していた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は繊維、フィルム等の成型物、特に繊維の
製造に有利で白色度良好なAN系重合体を有利に提供す
るにある0本発明は、アクリロニトリル系の溶液重合に
おいて従来技術のもつ問題点、すなわちDMF溶媒で重
合性ビニル化合物、アニオン性モノマーよりなる重合溶
液が著しく着色する問題点を解決しようとするものであ
る。
(問題点を解決するための手段及び作用)本発明の着色
防止方法は、アクリロニトリルを80重景%以上含み、
これと他の重合性ビニル化合物の少なくとも1種とアニ
オン性モノマーからなる混合物をジメチルホルムアミド
を媒体としてアゾビスイソブチロニトリル触媒を用いて
溶液重合するにあたり、重合開始前に反応系全量に対し
スルファニル酸、オルトフタル酸、パラトルエンスルホ
ン酸、又は無水トリメリット酸を0.005〜0.1 
ffi合%添加して重合を行ったのち、未反応モノマー
を分離除去することを特徴とする。
重合性ビニル化合物としては酢酸ビニル、塩素化酢酸ビ
ニル、ビニルベンゾエート、アクリル酸メチルなどであ
り、特に好ましいものとしては酢酸ビニルが挙げられる
アニオン性モノマーとしてはアリルスルホン酸。
メタリルスルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸、スチレンスルホン酸。
ビニルベンジルスルホン酸などのアルカリ金属塩があり
、特に好ましいものとしては2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸のアルカリ金属がある。
本発明の着色防止剤としてはスルファニル酸。
オルトフタル酸、パラトルエンスルホン酸、又は無水ト
リメリット酸が最適であり、従来技術の数多くの着色防
止剤より選択された0着色防止剤は通常重合開始前また
は重合開始時に系内に添加され、 重合溶媒3重合温度、触媒などとの組合せによって顕著
な効果を発揮するものである6着色防止剤の通常反応系
中の存在量は、o、、o o s〜0.1(対溶液全量
)重量%が実用的であり、0.1重量%を超えると重合
率が低下し、一方o、 o o s未満では着色防止効
果が低減する。
重合溶媒として用いられるDMFは特殊な品位のもので
ある必要はなく、通常3%程度までの水を含んでいてよ
い、また反応混合物中の原料モノマー濃度は溶液全量に
対して通常25〜40%程度が適当である。
重合反応温度は触媒の種類、重合性ビニル化合物などか
ら55〜75℃が好ましい、生産性向上、重合性向上の
ためには高温度が好ましいが、重合性ビニル化合物の分
解、それによる生成物によるANの酸化、着色現象があ
り、スルファニル酸。
オルトフタル酸、パラトルエンスルホン酸、又は無水ト
リメリット酸のような着色防止剤が不可欠となる。
本発明においては、通常モノマーの重合率が40〜70
%に達した段階で重合反応をとめ、しかる後に未反応モ
ノマーを分離することが好ましい、つまり、七ツマ−の
重合率が70%を超えた段階においては反応速度が低下
して経済性に乏しいばかりか、DMFを溶媒として使用
する本発明方法では重合系の粘度が増大し操業が困難と
なる。
更にAN系重合体のDMF溶液の着色は、重合が進行す
ると共に加速的に増大するので、モノマーの重合率は7
0%以下に押さえる方が好ましい。
一方、モノマーの重合率が40%より以下であると、次
のモノマー回収工程での負荷が増大し、工業的に有利で
なくなる。従って着色と回収負荷の両者を満足せしめる
ためには、重合率を40〜70%の段階で重合反応をと
めることが好ましい。
重合反応終了後のモノマーの分離2回収は常圧でもよい
が、減圧下で実施するのが有利であり、通常60〜14
0℃好ましくは65〜100℃の範囲で実施される0元
来、重合反応混合物からモノマーを回収する場合、高温
度はど重合反応混合物の粘度が低下し、その結果モノマ
ーの回収を極めて円滑かつ容易に実施しうるのである。
しかしながら、溶媒としてDMFと重合性ビニル化合物
を使用した重合反応混合液からモノマーを比較的高温で
回収する場合には、通常混在する触媒及び溶媒に起因し
て重合体溶液の着色が著しく、重合体の品位が低下する
。しかるに本発明の方法によれば円滑に重合し、その後
モノマー回収することができる。
(実施例) 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
なお実施例中の部および%は特に断のない限り重量規準
によるものである。
実施例1 AN28部、酢酸ビニル6部、2−、アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸ソーダ(以下SAMPS
と略称する)0.2部及び着色防止剤としてスルファニ
ル酸を0.03部、アゾビスイソブチロニトリル(以下
AIBNと略称する)0、025部をD M F 65
.8部に溶解し、68℃で17時間重合を行った。得ら
れた重合体溶液の重合率、i3過率、及びこのようにし
て得られた重合体溶液を40rnmHg窒素圧下70℃
で30分及び60分加熱して未反応モノマーを除去して
得られた重合体溶液の透過率を第1表に示す。
次に、上記スルファニル酸に代えてオルトフタル酸、パ
ラトルエンスルホン酸、無水トリメリット酸をそれぞれ
使用して重合を行った。その結果は第1表に示す。
比較例1 実施例1と同じ仕込みで着色防止剤を変更し、同様な操
作を実施して第1表の結果を得た。
第1表かられかるように、本発明方法による着色防止剤
はモノマー回収工程での着色度の低下も実施例2 実施例1と同様な仕込みでAIBNを変更し、同様な操
作を実施し、第2表の結果を得た。
第2表に示すように、着色防止剤としてスルファニル酸
を使用した際の触媒はいずれもAIBNが良好であった
実施例3 AN29部、酢酸ビニル7部、S A M P S 0
.2部、A I B N O,025部及び所定のスル
ファニル酸をDMF63部に溶解し、68℃で17時間
重合を行いスルファニル酸の添加量の影響を検討した。
得られたドープの重合率、重合直後の透過率。
及び未反応モノマー、を除去して得られたドープの第3
表より、スルファニル酸の添加量は0.005%未満で
は効果が小さく、0.10%を超えると逐次重合率が低
下し、又効果も減少することが判る。
実施例4 AN28部、酢酸ビニル6部、S A M P S 0
.2部、スルファニル酸0.03部、A I B N 
0.04部をDMF 65部に溶解し、68℃で重合さ
せた。
各重合時間における重合率1重合直後のi3過率。
及び未反応モノマーを除去して得られたドープの第4表
より、重合率が70%を超えると七ツマー回収後の着色
度が低下することが判る。
実施例5 AN28部、酢酸ビニル6部、スルファニル酸0.03
部、A I B N 0.025部をDMF65部に溶
解し、各種のアニオン性モノマーについて重合温度68
℃で17時間重合を行った。得られた重合直後のドープ
の重合率と透過率、及び未反応モノマーを除去して得ら
れたドープの透過率は第5第5表に示すように、SAM
PS、アリルスルホン酸、メタリルスルホン酸のアルカ
リ金属塩が好ましく、殊にSAMPSは重合率も高く、
また着色度も低く最も好ましいことが判る。
実施例6 AN28部、S A M P 30.2部、スルファニ
ル酸0.03部、AIBNo、025部をDMF65部
に溶解し、各種の重合性ビニル化合物モノマーについて
重合温度68℃で17時間重合を実施例1と同様に行っ
た。得られた重合直後のドープの重合率と透過率、及び
未反応モノマーを除去して得実施例7〜1】 実施例2〜6におけるスルファニル酸に代えて、オルト
フタル酸を使用する以外同様にして重合を行った(実施
例7〜11)。これらの結果を第7〜11表に示す。
実施例12〜!6 実施例2〜6におけるスルファニル酸に代えて、パラト
ルエンスルホン酸を使用する以外同様にして重合を行っ
た(実施例12〜16)、これらの実施例17〜2I (発明の効果) 本発明の方法によれば、従来技術のもつ欠点、すなわち
ジメチルホルムアミド溶媒系で重合性ビニル化合物を使
用したアクリル繊維などを製造す、るに際して、着色度
の悪化という宿命的欠点を解決するのに効果があり、産
業上極めて有用な方法である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アクリロニトリルを80重量%以上含み、これと
    他の重合性ビニル化合物の少なくとも1種とアニオン性
    モノマーからなる混合物をジメチルホルムアミドを媒体
    としてアゾビスイソブチロニトリル触媒を用いて溶液重
    合するにあたり、重合開始前に反応系全量に対しスルフ
    ァニル酸を0.005〜0.1重合%添加して重合を行
    ったのち、未反応モノマーを分離除去することを特徴と
    するアクリロニトリル系の溶液重合における着色防止法
  2. (2)アクリロニトリルを80重量%以上含み、これと
    他の重合性ビニル化合物の少なくとも1種とアニオン性
    モノマーからなる混合物をジメチルホルムアミドを媒体
    としてアゾビスイソブチロニトリル触媒を用いて溶液重
    合するにあたり、重合開始前に反応系全量に対しオルト
    フタル酸を0.005〜0.1重合%添加して重合を行
    ったのち、未反応モノマーを分離除去することを特徴と
    するアクリロニトリル系の溶液重合における着色防止法
  3. (3)アクリロニトリルを80重量%以上含み、これと
    他の重合性ビニル化合物の少なくとも1種とアニオン性
    モノマーからなる混合物をジメチルホルムアミドを媒体
    としてアゾビスイソブチロニトリル触媒を用いて溶液重
    合するにあたり、重合開始前に反応系全量に対しパラト
    ルエンスルホン酸を0.005〜0.1重合%添加して
    重合を行ったのち、未反応モノマーを分離除去すること
    を特徴とするアクリロニトリル系の溶液重合における着
    色防止法。
  4. (4)アクリロニトリルを80重量%以上含み、これと
    他の重合性ビニル化合物の少なくとも1種とアニオン性
    モノマーからなる混合物をジメチルホルムアミドを媒体
    としてアゾビスイソブチロニトリル触媒を用いて溶液重
    合するにあたり、重合開始前に反応系全量に対し無水ト
    リメリット酸を0.005〜0.1重合%添加して重合
    を行ったのち、未反応モノマーを分離除去することを特
    徴とするアクリロニトリル系の溶液重合における着色防
    止法。
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