JPH0130855B2 - - Google Patents

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JPH0130855B2
JPH0130855B2 JP55015931A JP1593180A JPH0130855B2 JP H0130855 B2 JPH0130855 B2 JP H0130855B2 JP 55015931 A JP55015931 A JP 55015931A JP 1593180 A JP1593180 A JP 1593180A JP H0130855 B2 JPH0130855 B2 JP H0130855B2
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JP
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mold
particles
cooling
stearic acid
ester
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JP55015931A
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English (en)
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JPS56112944A (en
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Shinichi Inoe
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Mitsubishi Chemical BASF Co Ltd
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Mitsubishi Yuka Badische Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は発泡性スチレン系重合体粒子に関する
ものであり、更に詳しくは、予備発泡させる際に
発泡粒子の凝結を防止し、且つ発泡粒の帯電性を
改良し、特に発泡粒を加熱金型中で成形し、発泡
成形体を得るときの成形サイクルの短縮化を計る
ことのできる発泡性スチレン系重合体粒子に関す
るものであり、殊に、加熱用の金型と冷却用の金
型を用いて発泡成形体を製造するいわゆるトラン
スフア発泡成形法において、加熱型で得た凹凸形
状の半製品を取出して冷却型に移送する際に半製
品の変形が少なくてバリ等の発生が殆んどなく、
また、半製品を冷却型に移送後、半製品の内部
迄、さほど低温にまで冷却することを要せず換言
すれば短い冷却時間で冷却型から製品として取出
すことを可能にし、また、同一金型で加熱・冷却
を繰返えす発泡成形法において冷却型を同様にさ
ほど低温まで冷却することなく製品を取出すこと
を可能にする発泡スチレン系樹脂粒子に関し、同
時に具体的には、発泡剤を含有するスチレン系樹
脂粒子表面に脂肪酸とグリセリンのトリエステル
とジエステル及び/又はトリエステルとの混合物
であつて、その中でモノエステルに富む脂肪酸の
グリセリンエステルの混合物を存在させることに
よつて成形時のサイクル、特に冷却時間を大巾に
短縮でき、しかも、予備発泡時の発泡粒の凝結を
極めて微少にし、且つ帯電性も低くすることので
きる発泡性スチレン系樹脂粒子に関するものであ
る。 一般に、スチレン系樹脂発泡成形体を製造する
為に行なわれている方法は、先ず、発泡性スチレ
ン系樹脂粒子を予備発泡機中でスチームにより加
熱し、発泡膨張(予備発泡)させ、一定時間放置
熟成した後、所定の金型内に充填し、スチームに
より加熱し、予備発泡粒を融着させ、金型を30〜
50℃程度に冷却して発泡成形体を取出す成形方
法、即ち一つの金型で加熱、水冷を繰り返す成形
方法がとられるが、この方法に対する改良技術と
して金型の冷却温度を高く維持し、成形体を取出
すことによりスチームの消費を軽減することを可
能にする成形方法があり、更に、二つの金型を用
いて加熱及び第1次賦形と最終賦形(冷却)を別
個に行なわせ、水冷を行なわなくても成形体を取
り出すことによりスチーム消費量を大巾に低減す
ることのできる成形方法等がある。 上述のようないくつかの成形方法があるが、い
ずれの方法においても成形サイクル、特に金型中
での必要冷却時間、あるいは金型中での必要保持
時間の長短が生産性に重大な影響を与えることは
明らかである。 ところで、成形時の冷却時間を短縮する方法に
ついてはいつくか試みられている。 例えば、特開昭53−97060には発泡性スチレン
系樹脂粒子表面に脂肪族カルボン酸と脂肪族アル
コールのエステルであつて、構造中に水酸基を有
せず、常温で固体状の化合物、即ち脂肪酸のトリ
グリセリドの如きものをコーテイングすることに
より、冷却時間を短縮できることが記載されてい
る。しかしながら、本発明者等が研究したところ
によれば、この方法によると予備発泡時に凝結粒
の発生が著しく成形工程に於ける金型内への充填
が困難になるばかりでなく、金型内での融着が均
一に行なわれにくくなり、強固な成形品が製造で
きなくなり、又、予備発泡粒子中に集塊化された
凝結粒が含まれていると発泡粒の輸送中にパイプ
中で詰まり充分な移送が困難となること、及び予
備発泡粒の帯電が著しく、安全性に問題がある等
の欠点があることが判明した。 また、米国特許第3789028号にはグリセリン−
脂肪酸部分エステル混合物を被覆することが記載
されており、具体的にはグリセリンと飽和脂肪酸
のモノ−エステル、ジ−エステル、及びトリ−エ
ステルのそれぞれ30〜60%、30〜60%、5〜20%
の混合物を用いることによつて成形時の冷却時間
の短縮が計れると記載されているが、後述のよう
に本発明者らの研究によると、成形時の冷却所要
時間が短かくなるという効果は殆んど見い出せな
いことがわかつた。 本発明は上述の様な問題点を解決するものであ
り予備発泡粒の凝結及び帯電性が著しいこと等の
欠点が生ぜず、また、高温で金型から発泡体を取
出して機械的拘束から解放しても変形が起りにく
く、あるいは多少の変形も早く元に戻り易く、こ
の結果成形時における冷却時間等の短縮により、
成形サイクルを著しく短縮し得る発泡性スチレン
系樹脂粒子を提供することを目的とする。 すなわち、本発明の発泡性スチレン系樹脂粒子
は、スチレン系樹脂100重量部に揮発性の有機発
泡剤2〜10重量部及びスチレン系樹脂と親和性を
有する溶剤等の可塑剤0〜3重量部を含有する発
泡性スチレン系樹脂粒子本体の表面及び/又は表
面付近に、脂肪酸とグリセリンのモノ−エステル
とトリ−エステル又はモノ−エステルとジ−エス
テルとトリーエステルとの混合物であつて、トリ
−エステルの配合割合が40〜90重量%好ましくは
50〜80重量%である脂肪酸とグリセリンのエステ
ルを少なくとも0.05重量部存在させることによつ
て形成される。 ここで、上記脂肪酸とグリセリンのエステルに
おける脂肪酸はC8以上C30程度迄、更に好ましく
はC12からC22迄の具体的にはラウソン酸、トリデ
シル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミ
チン酸、マルガリン酸、ステアリン酸等のうちの
1種または2種以上の脂肪酸である。 脂肪酸とグリセリンのモノ−エステルとトリ−
エステル又はモノ−エステルとジ−エステルとト
リ−エステルの混合物中のトリ−エステルの最適
混合比を40〜90重量%と限定した理由は、混合比
がこの範囲外では発泡成形体を得るに至る工程の
いずれかにおいて悪影響が発生するからである。
すなわち、トリ−エステルが90重量%以上では、
予備発泡時の凝結粒の発生が著しく、又、発泡粒
の帯電量が多くなるため生産上の安全性が保てな
くなり、40重量%以下では成形サイクルの短縮効
果が乏しいからである。 ところで、脂肪酸のグリセリンエステルの混合
物の適切な混合比のものは、純粋なトリ−グリセ
リドとモノ−グリセリド又はモノ−グリセリド、
ジ−グリセリド及びトリ−グリセリドの混合物を
混合することによつて容易に得ることができる。
すなわち、トリ−グリセリドとして、天然の動物
油脂又は植物油脂の硬化油、例えば硬化牛脂、硬
化大豆油、硬化ヤシ油、硬化パーム油等があり、
これに対しグリセリンと脂肪酸との反応によつて
得られる脂肪酸のグリセリンエステル(通常組成
がモノ−エステル、ジ−エステル、トリ−エステ
ルの反応生成混合物が得られる)又は、この様な
脂肪酸のグリセリンエステルから適当な蒸留燥作
によつて得られる蒸留精製グリセリド等を適量づ
つ混合することによつて得ることができる脂肪酸
とグリセリンのエステルの発泡性スチレン系樹脂
粒子本体に対する配合割合は、スチレン系樹脂
100重量部に対し、0.05〜1.0重量部が好適であり
より好ましくは0.1重量部以上が適切である。そ
の理由は配合割合が0.05重量部以下では発泡体を
高温の加熱型あるいは冷却温度をさほど低下させ
ない冷却型から取出したときに変形が大きく、或
いはバリ等を生じ成形サイクルの短縮効果が乏し
く、1.0重量部以上では成形サイクル等の短縮効
果がほぼ飽和に達し、かつ発泡特性の低下を招く
等の弊害が発生するからである。また、発泡性ス
チレン系樹脂粒子本体には必要に応じ気泡調節
剤、ブロツキング防止剤等を含有させてもよい。
スチレン系樹脂とはスチレン単独重合体及びスチ
レンを50%以上含む、例えばメタクリル酸メチ
ル、アクリロニトリル、α−メチルスチレン、ブ
タジエン、ジビニルベンゼン等との共重合樹脂を
云う。発泡性スチレン系樹脂粒子本体中に含有す
る有機発泡剤は常温で液状又はガス状の揮発性低
級炭化水素化合物で、例えばプロパン、ブタン、
ペンタン、ヘキサン等を云い、又、予備発泡特性
の向上等の目的で少量の可塑剤を含有することが
できる。この可塑性としては、例えば、エチルベ
ンゼン、スチレンモノマー、キシレン、トルエ
ン、ベンゼン、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプ
タン、オクタン等がある。 ところで発泡剤は、その種類により発泡成形体
製造工程の加工性に影響があり、一般に常温でガ
ス状の発泡剤に比較して常温で液状の発泡剤、例
えばペンタン、ヘキサン等の場合は予備発泡時に
凝結ビースが発生し易い。しかし、本発明では、
常温で液状の発泡剤又は該液状発泡剤とガス状発
泡剤の混合物、特に50重量%以上の液状発泡剤を
使用すると効果的である。 ブロツキング防止効果をさらに良くする為に予
めスチレン系重合体粒子又は発泡性スチレン系重
合体粒子の表面を少量のステアリン酸亜鉛の如き
金属石ケン、タルク粉末、ワツクス類、シリコー
ンオイル等で被覆してもよい。 要するに、本発明において使用する発泡性スチ
レン系樹脂粒子本体の製造は、公知の製造方法の
いずれを利用してもよい。 さらに、脂肪酸とグリセリンのエステルを発泡
性スチレン系樹脂粒子本体の表面及び/又は表面
付近に存在させる方法には、通常工業的に用いら
れる連続又は回分式の混合機中で、前記樹脂粒子
と、脂肪酸とグリセリンのエステルを撹拌混合、
又は流動混合する方法、脂肪酸とグリセリンのエ
ステルをエマルジヨン化して樹脂粒子表面に付着
させる方法又は単に前記樹脂粒子と前記エステル
を撹拌混合する方法、あるいは又揮発性溶媒に前
記エステルを溶解してこれに前記樹脂粒子を入れ
撹拌混合した後、溶媒を揮発させて粒子表面を被
覆する方法等であるが、特にこれ等の方法に制限
されるものではない。 次に本発明の実施例及び比較例を示し、これに
よつて、本発明が発泡成形体の成形サイクルを短
縮し得ること、予備発泡時の凝結粒が殆んど発生
しないこと、予備発泡粒の帯電位が低いこと、発
泡成形体の融着度が高いことを明らかにする。 なお、実施例及び比較例中〔%〕は全て〔重量
%〕を意味する。 実施例 1 発泡剤としてペンタン/ブタン=50/50である
混合物を6%含有し、ビーズ径が1.0〜1.5mmであ
る発泡性ポリスチレンビーズを100Kg用意した。
回分式リボンミキサーにビーズ100Kgを投入し、
200μ以下に微粉末化されたステアリン酸トリグ
リセリド/ステアリン酸モノグリセリド=70/30
の混合物を100g投入し10分間撹拌混合した。得
られた発泡性スチレン樹脂粒子組成物を連続式発
泡機を用いて、見掛け密度20g/になるように
予備発泡した。この予備発泡粒の中の凝結物の量
を目開き10mmの金網を用いて測定し、発泡したビ
ーズに対する割合を算定した。その結果を表1に
示す。 予備発泡後、貯蔵サイロへ空送した直後のビー
ズの帯電量を集電式電位測定器を用いて測定し
た。その結果は表1に示す。 予備発泡粒は室温24時間貯蔵サイロ中で熟成し
た後、全自動成形機を用いて製品寸法400mm×400
mm×50mmの不完全密閉金型内に圧縮エアーで充填
した。その直後0.8Kg/cm2Gのスチームで加熱成
形し、加熱成形後の冷却時間を変え製品を取出
し、成形品寸法を測定し、金型寸法の±3%以内
の金型とほぼ同じになる冷却時間を求めた。又、
製品の中心部で破断し、発泡粒子の中心で破断し
ているものの比率を求め融着度を調べた。それ等
の結果を表1に示す。 実施例 2 ステアリン酸のグリセリンエステルをトリ−グ
リセリド/ジ−グリセリド/モノ−グリセリド=
55/20/25の混合割合のもの100gに変更した以
外実施例1と同様の操作を実施した。その結果を
表1に示す。 比較例 1 ステアリン酸のグリセリンエステルの添加をし
ないこと以外は実施例1と同様の操作を実施し
た。その結果を表1に示す。 比較例 2 ステアリン酸のグリセリンエステルをステアリ
ン酸トリグリセリドのみ100g添加したものに変
更した以外、実施例1と同様の操作を実施した。
その結果を表1に示す。この結果よりトリ−グリ
セリドのみでは予備発泡粒の凝結、及び帯電性の
悪化が著しいことは明らかである。 比較例 3 ステアリン酸のグリセリンエステルをトリ−グ
リセリド/ジ−グリセリド/モノ−グリセリド=
10/40/50の混合割合のもの100gに変更した以
外実施例1と同様の操作を実施した。その結果を
表1に示す。 この結果よりトリ−グリセリドの混合割合が少
いと冷却時間の短縮効果が殆んどないことが明ら
かである。 実施例 3 ステアリン酸のグリセリンエステルの添加量を
500gにした以外は実施例1と同様の操作を実施
した。その結果を表1に示す。 比較例 4 ステアリン酸のグリセリンエステルを10g添加
すること以外は実施例1と同様の操作を実施し
た。その結果を表1に示す。 この結果よりステアリン酸のグリセリンエステ
ルの添加量が少な過ぎると冷却時間の短縮効果が
殆んどないことが明らかである。 比較例 5 添加物をステアリン酸トリグリセリド100gと
従来公知の帯電防止剤アルキルアミンエチレンオ
キサイド付加物(花王石鹸製エレクトロストリツ
パーTS−2)50gとに変更した以外は実施例1
と同様な操作をした。その結果を表1に示す。 比較例 6 添加される帯電防止剤として多価アルコールの
エチレンオキサイド付加物(丸菱油化製デノン
733)50gに変更した以外は比較例5と同様の操
作を実施した。その結果を表1に示す。 これ等の結果より脂肪酸のトリ−グリセリドに
一般的な公知の帯電防止剤を添加するだけでは、
発泡成形体を得る迄の全ての工程にわたる課題を
充分に改良するに至らなかつた。 実施例 4 ステアリン酸のグリセリンエステルに加えステ
アリン酸亜鉛を50g添加する以外は実施例1と同
様の操作を実施した。その結果を表1に示す。
【表】
【表】 次に、実施例5、6では、実施例1における従
来の成形方法を一部変更し、更に本発明の効果を
確認した。即ち、実施例5、6では、実施例1の
同一金型で加熱、冷却する従来の成形方法におけ
る冷却方法を変更し、特願昭54−35428号に示す
ように、冷却水を気体の流体中に供給することに
よつて霧状即ちミストにして合成樹脂発泡体成形
用金型のチヤンバー内へ噴射し、金型の形状の如
何を問わず金型の全域に亘つてミストを接触させ
て該ミストを蒸発させることにより金型表面より
蒸発潜熱を奪つて金型全体を均一に冷却する冷却
方法を採用した。 すなわち、第1図の説明図に示す構造を備え
る。充填ガンaで充填される発泡ビーズのキヤビ
テイbを構成する雌雄の金型c,dを夫々中空構
造となし、それぞれのチヤンバーe,fの所望個
処に多数のベンチユリー管形状のノズルg,g…
(以下ノズルまたはベンチユリーノズルという)
を設けしかも、少くともその内の一個は他のノズ
ルの噴射方向と交叉できるように配置してチヤン
バーe,f内でのミストの乱流効果を図つてい
る。そしてこれらのベンチユリーノズルg,g…
はそれぞれ、ノズルg,g…に開口連結される空
気等の気体送気管hと前記それぞれのベンチユリ
ーノズルg,g…に開口連結される冷却水の送水
管iを有する。 また両チヤンバーe,fの上側には加熱スチー
ムを排出できる多数の蒸気用配管jを設けてあり
この加熱スチームをチヤンバーe,f内に送給し
ない場合に、外気を吸引できる吸気弁kが設けら
れている。lは両チヤンバーe,fの下側に連設
される複数の蒸気用配管で所望の吸引用空冷ブロ
ワーと連設されて気体吸引機構を構成している。 したがつて、充填ガンaにより発泡ビーズがキ
ヤビテイb内に充填されて加熱発泡成形された後
各チヤンバーe,fに開口したベンチユリーノズ
ルgに所望の圧力を以つて空気を供給する時は、
冷却水は圧力空気によるベンチユリー作用を受け
てベンチユリーノズルgにより霧状の水即ちミス
トとなつてチヤンバーe,f内に撤布され、チヤ
ンバー全域に亘つて均等に行きわたり、雌雄金型
c,dのチヤンバー内全表面が同時に冷却される
ものである。 殊に、多数のベンチユリーノズルgの取付方が
多方に向つて指向性を与えてある時は、ノズルg
より噴出される空気の働きによりチヤンバーe,
f内に於て前記ミストは乱流状態となつて雌雄金
型c,dに作用し極めて有効に冷却されるもので
ある。 そして、金型c,dの外表面に均一に付着した
ミストは、金型表面より蒸発潜熱をうばつて冷却
効果をより向上できるものである。 さらにこのようなミストの噴霧状態に於て、空
冷ブロワーを働かせてチヤンバーe,f内の気体
を吸引させれば、吸気弁kが開き、大気を吸引す
ると共にチヤンバーe,f内に充満したミスト及
び金型表面から生成した水蒸気は有効に吸引され
気体流が生れて冷却効果は著しく向上する。 このように空気ブロワーによるチヤンバーe,
f内の冷却気体の吸引手段は、単にミストだけを
送給して金型c,dを冷却する手段だけと異なり
一種の気体流をチヤンバーe,f内で有効に発生
させて金型c,dからの蒸発潜熱を奪う効果をよ
り有効に発揮させることができる。 以下に上述の金型を用いた成形法による実施例
5、6を述べる。 実施例 5 先ず、発泡剤としてペンタン/ブタン=50/50
である混合物を6%含有し、ビーズ径が1.0〜1.5
mmである発泡性ポリスチレンビーズを100Kg用意
した。回分式リボンミキサーにビーズ100Kgを投
入し、200μ以下に微粉末化されたステアリン酸
トリグリセリド150g、ステアリン酸モノグリセ
リド150gの混合物を投入し10分間撹拌混合した。
得られた発泡性スチレン樹脂粒子を連続発泡機を
用いて見かけ密度20g/になるように予備発泡
した。この予備発泡粒子を目開き10mmの金網を用
いて、金網の不通過物として凝結粒の量を測定
し、金網に掛けた発泡粒子に対する割合を算定し
た。 その結果を表2に示す。 予備発泡後、貯蔵サイロへ空送した直後の発泡
粒の帯電量を集電式電位測定器を用いて測定し
た。 その結果を表2に示す。 予備発泡粒は室温で24時間貯蔵サイロ中で熟成
した後、上述の成形法により、全自動成形機を用
いて、製品寸法400mm×400mm×50mmの不完全密閉
金型内に圧縮エアーで充填した。その直後0.8
Kg/cm2Gのスチームで加熱成形し、加熱成形後の
冷却時間を変え製品を取出し、成形品寸法を測定
し、金型寸法の±3%以内になる冷却時間を求め
た。 また、製品の中心部で破断し、発泡粒子の中心
で破断しているものの比率を求め融着度を調べ
た。それ等の結果を表2に示す。 実施例 6 実施例5において、回分式リボンミキサーに、
発泡剤としてペンタン/ブタン=50/50である混
合物を6%含有し、ビーズ径が1.0〜1.5mmである
発泡性ポリスチレンビーズ100Kgと200μ以下に微
粉末化されたステアリン酸65%、パルミチン酸28
%、ミリスチン酸4%、その他の脂肪酸3%とよ
りなる飽和脂肪酸のトリグリセリドで常温で固体
状のもの(理研ビタミン社製硬化牛脂)140gと、
ステアリン酸65%、パルミチン酸28%、ミリスチ
ン酸4%、その他の脂肪酸3%よりなる飽和脂肪
酸とモノグリセリド(理研ビタミン社リケマール
S)60gの混合物及びステアリン酸亜鉛50gを投
入し10分間撹拌混合して発泡性ポリスチレン樹脂
粒子を得ること以外は、実施例5と同様の操作を
実施した。その結果を表2に示す。 比較例 7 実施例5において、回分式リボンミキサーに発
泡性ポリスチレンビーズ100Kg、ステアリン酸亜
鉛50gのみ撹拌混合し発泡性ポリスチレン樹脂粒
子を得ること以外は実施例5と同様の操作を実施
した。 その結果を表2に示す。 比較例 8 実施例5において回分式リボンミキサーに発泡
性ポリスチレンビーズ100Kg及びステアリン酸ト
リグリセリド30g、ステアリン酸ジグリセリド
120g、ステアリン酸モノグリセリド150gの混合
物を投入し撹拌混合して発泡性ポリスチレン樹脂
粒子を得ること以外は実施例5と同様の操作を実
施した。 その結果を表2に示す。 比較例 9 実施例5において、回分式リボンミキサーに発
泡性ポリスチレン100Kgとステアリン酸トリグリ
セリド5g、ステアリン酸モノグリセリド5gの
混合物とを投入し10分間撹拌混合し、発泡性ポリ
スチレン樹脂粒子を得ること以外は実施例5と同
様の操作を実施した。その結果を表2に示す。
【表】 また、次の実施例7、8、9では、いわゆるト
ランスフアー成形法を採用した場合の本発明の効
果を確認した。ここにいうトランスフアー成形法
は特公昭47−14514号のように「加熱と第1次賦
形用の第1金型」と「最終賦形と冷却用の第2金
型」とを夫々別個の独立した2組の金型を用いて
実施する方法でありModern Plastics
International 1979年11月号にトランスフアー成
形法として詳細に記載されており、より具体的に
は本出願人の出願に係る特願昭53−121152にその
成形法が記載されている。 即ち、先ず、本願で述べたスチレン系発泡性樹
脂粒子を用い、予備発泡及び熟成工程を経た発泡
ポリスチレン樹脂の予備発泡粒子4を充填ガン1
により加熱及び第1次賦形用の第1金型のキヤ
ビテイ3内に充填する。なお、この第1金型
は、製造すべき発泡体製容器の形状に対応して凹
凸に入組んでいる。 次いで第1金型のキヤビテイ3内にスチーム
等の熱媒体を供給し(図示せず)充填された予備
発泡粒子4を軟化温度以上に加熱して再膨張さ
せ、その膨張力により該粒子を融着させ、且つ更
に一定時間金型内にこれを保持し、膨張力を低下
させ第1次賦形を行つて半製品4′を成形する。 次いでこの半製品4′を第1金型(第2図)
から同形状のキヤビテイを形成し得る冷却用の第
2金型(第4図)へ移動し急速にこれを冷却
し、最終賦形した後、最終製品4″を得る。 ここで、半製品4′を第1金型(第2図)か
ら第2金型(第4図)へ移送するときは、第1
金型からまず加熱用雄型2をスライドして除去
し(第2図)、その雄型2に代えて第2金型の
冷却用雄型6を対面させる(第3図)。しかる後、
第1金型の加熱用雌型2′の背面からピストン
5で押して半製品4′を第2金型の冷却用雄型
6へ移送する。 移送が終了したら、上記加熱用雌型2′に代え
て第2金型の冷却用型板6′にて半製品4′を保
持して冷却した後、最終製品4″を冷却用の型板
6′と雄型6′を開いて取出す。 以下に上述の成形法による実施例7、8、9を
述べる。 実施例 7 先ず、発泡剤としてペンタン/ブタン=50/50
である混合物を6%含有し、ビーズ径が0.5〜0.8
mmである発泡性ポリスチレンビーズを100Kg用意
した。回分式リボンミキサーにビーズ100Kgを投
入し、200μ以下に微粉末化されたステアリン酸
トリグリセリド280gとステアリン酸モノグリセ
リド120gの混合物を投入し10分間撹拌混合した。
得られた発泡性スチレン樹脂粒子組成物を連続式
発泡機を用いて見掛け密度20g/になる様に予
備発泡した。この予備発泡粒子を目開き10mmの金
網を通過させることによつて、金網上に残る凝結
物の量を測定し、金網に掛けたビーズに対する割
合を算定した。その結果を表3に示す。 また、予備発泡後貯蔵サイロへ空送ブロワーで
移送した直後のビーズの帯電量を集電式電位測定
器を用いて測定した結果を表3に示す。 予備発泡粒子は室温で24時間貯蔵サイロ中で熟
成した後、前述の方式による全自動成形機を用い
て製品寸法400mm×400mm×50mmの不完全密閉の第
1金型内に圧縮エアーで充填した。その直後1.0
Kg/cm2Gのスチームで加熱成形し、更に同金型で
保持し一次賦形した後半製品を得、高温下(100
〜105℃)にある半製品を直ちに不完全密閉の第
2金型内へ前記半製品を移動し冷却して最終製品
を得た。 保持時間を変えて製品を取出し、成形品の仕上
り状態及び成形品寸法を測定し、金型寸法の±3
%になる成形サイクルを求めた。又製品の中心部
で破断し発泡粒子の中心で破断しているものの比
率を求め融着度を調べた。それ等の結果を表3に
示す。 実施例 8 先ず、発泡剤としてペンタン/ブタン=50/50
である混合物を6%含有し、ビーズ径が0.5〜0.8
mmである発泡性ポリスチレンビーズを100Kg用意
した。回分式リボンミキサーにビーズ100Kg投入
し、200μ以下に微粉末化されたステアリン酸65
%、パルミチン酸28%、ミリスチン酸4%、その
他の脂肪酸3%よりなる飽和脂肪酸のトリグリセ
リドで常温で固体状のもの(理研ビタミン社製硬
化牛脂)320gとステアリン酸65%、パルミチン
酸28%、ミリスチン酸4%、その他の脂肪酸3%
よりなる飽和脂肪酸のモノグリセリド(理研ビタ
ミン社製リケマールS)80gの混合物及びステア
リン酸亜鉛100gを投入し10分間撹拌混合して、
発泡性ポリスチレン樹脂粒子を得ること以外は実
施例7と同様の操作を実施した。その結果を表3
に示す。 実施例 9 実施例7において、回分式リボンミキサーに発
泡性ポリスチレンビーズ100Kgとステアリン酸ト
リグリセリド275g、ステアリン酸ジグリセリド
100g、ステアリン酸モノグリセリド125gの混合
物を投入し10分間撹拌混合して発泡性ポリスチレ
ン樹脂粒子を得ること以外は、実施例7と同様の
操作を行つた。その結果を表3に示す。 比較例 10 実施例7において、回分式リボンミキサーに発
泡性ポリスチレンビーズ100Kgと、ステアリン酸
亜鉛100gを投入し10分間攪拌混合して発泡性ポ
リスチレン樹脂粒子を得ること以外は実施例7と
同様の操作を行つた。 その結果を表3に示す。 比較例 11 実施例7において回分式リボンミキサーに発泡
性ポチスチレンビーズ100Kgと200μ以下に微粉末
化されたステアリン酸モノグリセリド200g、ス
テアリン酸ジグリセリド160g、ステアリン酸モ
ノグリセリド40gの混合物を投入し10分間撹拌混
合して発泡性ポリスチレン樹脂粒子を得ること以
外は実施例7と同様の操作を行つた。 その結果を表3に示す。 以上の結果より本発明の方法により得られる発
泡性スチレン系樹脂粒子を用いると、トランスフ
アー成形法において、充分に良好な品質の発泡成
形体を得ることができるが本発明の発泡性スチレ
ン系樹脂粒子を用いないときは第1金型による賦
形された発泡体の第1金型中での保持時間を長く
とつても第1金型から第2金型への半製品の移動
が円滑に行われず外寸の膨張が著しく、良好な外
形を有する製品が得られない。従つて本発明によ
る発泡性スチレン系樹脂粒子は、特に上述したト
ランスフアー成形方法に適合し、得られる発泡成
形体の改良効果が著しいことが見出された。
【表】 以上の結果より、本発明による発泡性スチレン
系樹脂粒子を用いると、実施例1の成形方法に比
較した場合、実施例5、6の成形法更に実施例
7、9の成形法においては冷却時間短縮効果が各
成形法の中で相対的に顕著であることが認められ
る。 上述したところから明らかなように、本発明に
よる発泡性スチレン系樹脂粒子は、発泡性スチレ
ン系樹脂粒子本体の表面及び/又は表面付近に、
脂肪酸とグリセリンのトリエステルとジエステル
及び/又はモノエステルとの混合物であつて、ト
リエステルの配合割合が30〜90重量%である脂肪
酸とグリセリンのエステルを存在させて形成して
あるから、次のような効果を奏する。 (1) 予備発泡時に凝結粒の発生が少なく、成形工
程における金型への充填及びパイプ移送が容易
である。 (2) また、金型内での融着度が高く、強固な発泡
成形体が得られる。 (3) 予備発泡粒の帯電位が低く、安全性の上で問
題がない。 (4) 発泡成形体の成形サイクルの短縮、就中トラ
ンスフアー成形における冷却時間を大幅に短縮
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例において使用した特殊
な金型の断面説明図、第2〜5図は本発明の実施
例において使用したトランスフアー成形法を説明
するための金型の要部断面図である。 e,f……チヤンバー、g……ベンチユリーノ
ズル、h……送気管、i……送水管、……第1
金型、……第2金型、4……予備発泡粒子、
4′……半製品、4″……最終製品。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 スチレン系樹脂100重量部に、揮発性の有機
    発泡剤2〜10重量部及び可塑剤0〜3重量部を含
    有する発泡性スチレン系樹脂粒子本体の表面及
    び/又は表面付近に、モノグリセリドとトリグリ
    セリド又はモノグリセリドとジグリセリドとトリ
    グリセリドの混合物であつて、トリグリセリドの
    配合割合が40〜90重量%である脂肪酸とグリセリ
    ンのエステルを少なくとも0.05重量部存在させて
    成る発泡性スチレン系樹脂粒子。
JP1593180A 1980-02-14 1980-02-14 Expandable styrene resin particle Granted JPS56112944A (en)

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