JPH0130986B2 - - Google Patents
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- JPH0130986B2 JPH0130986B2 JP57058512A JP5851282A JPH0130986B2 JP H0130986 B2 JPH0130986 B2 JP H0130986B2 JP 57058512 A JP57058512 A JP 57058512A JP 5851282 A JP5851282 A JP 5851282A JP H0130986 B2 JPH0130986 B2 JP H0130986B2
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- concrete
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、コンクリート構造物の表層に合理的
且つ経済的に石膏ボード仕上げを行うために用い
る石膏ボード打込型枠およびこれを用いるコンク
リート施工法に関する。
且つ経済的に石膏ボード仕上げを行うために用い
る石膏ボード打込型枠およびこれを用いるコンク
リート施工法に関する。
従来、コンクリートの型枠材としては、主とし
て合板、アルミニウム、鉄などが用いられてき
た。しかしながら、アルミニウムや鉄材は、仕上
り精度および型枠寿命が長いという利点はある
が、現場加工性が悪く、柱や梁、空調用ダクト
類、水道、ガス、電線類の貫通部等の複雑構造物
の加工には不適で価格も高くなるという不都合が
ある。これに対し、合板等の木質系の型枠材は、
木材の持つ引張強度および比較度の高さを生か
し、軽量で加工性が良く、釘打ち、ノコ引きも容
易なことから、現在、最も多く使用されている。
しかし、これら木質系型枠を用いることは、剥離
用のオイル処理およびケレン作業が大変であるこ
と、コンクリートからの吸水ならびに強アルカリ
性による反りの進行あるいは釘打ち、脱型時の変
形等により繰返し使用が2〜4回程度に制限され
ることなどの欠点を有している。
て合板、アルミニウム、鉄などが用いられてき
た。しかしながら、アルミニウムや鉄材は、仕上
り精度および型枠寿命が長いという利点はある
が、現場加工性が悪く、柱や梁、空調用ダクト
類、水道、ガス、電線類の貫通部等の複雑構造物
の加工には不適で価格も高くなるという不都合が
ある。これに対し、合板等の木質系の型枠材は、
木材の持つ引張強度および比較度の高さを生か
し、軽量で加工性が良く、釘打ち、ノコ引きも容
易なことから、現在、最も多く使用されている。
しかし、これら木質系型枠を用いることは、剥離
用のオイル処理およびケレン作業が大変であるこ
と、コンクリートからの吸水ならびに強アルカリ
性による反りの進行あるいは釘打ち、脱型時の変
形等により繰返し使用が2〜4回程度に制限され
ることなどの欠点を有している。
上述した従来のコンクリート用型枠材に代わる
ものとして、近時、石油化学工業の副産物として
大量に生産され且つ品質的にも安定している石膏
ボード(すなわち、おがくず等の繊維質を配合し
た石膏プラスターをボール紙状の強化紙の間に挾
んで硬化してなる板材)を型枠材として用いるこ
とも提案されている(たとえば「建築技術」
1980.4、No.344、第131−136頁)。このような石膏
ボードの型枠材としての使用には、経済性に加え
て、カツターナイフでの加工が容易であるなどの
加工性に優れ、また木質型枠と比べて実質的に無
伸縮性で寸法安定性がよいという利点を有する。
しかしながら、本発明者らの研究によれば、この
ような石膏ボードを成形型枠として用いることに
は、以下のような問題点が見出された。
ものとして、近時、石油化学工業の副産物として
大量に生産され且つ品質的にも安定している石膏
ボード(すなわち、おがくず等の繊維質を配合し
た石膏プラスターをボール紙状の強化紙の間に挾
んで硬化してなる板材)を型枠材として用いるこ
とも提案されている(たとえば「建築技術」
1980.4、No.344、第131−136頁)。このような石膏
ボードの型枠材としての使用には、経済性に加え
て、カツターナイフでの加工が容易であるなどの
加工性に優れ、また木質型枠と比べて実質的に無
伸縮性で寸法安定性がよいという利点を有する。
しかしながら、本発明者らの研究によれば、この
ような石膏ボードを成形型枠として用いることに
は、以下のような問題点が見出された。
(イ) 石膏ボードに用いられる強化紙は、吸水性が
大であり、パラフインを塗布した程度ではその
吸水性が抑えられず、また強アルカリ性のコン
クリートと接触して劣化する。
大であり、パラフインを塗布した程度ではその
吸水性が抑えられず、また強アルカリ性のコン
クリートと接触して劣化する。
(ロ) コンクリート打設時の側圧により、初期変形
ならびにクリープ変形を起す。
ならびにクリープ変形を起す。
(ハ) 脱型時には、コンクリートと石膏ボードとの
界面だけでなく、石膏基板と強化紙との界面で
剥離を起す場合もある。
界面だけでなく、石膏基板と強化紙との界面で
剥離を起す場合もある。
本発明者らは、上述した石膏ボード型枠の使用
について更に研究を進める過程で、コンクリート
構造体には表層仕上層(通常は下地)として石膏
ボードを貼着することが多いことに着目した。従
来このような石膏ボード仕上層は、一旦、コンク
リート構造体を型枠を用いて形成したのち、接着
剤等によりその上に貼着する形態で設けられ、更
にその上に、各種化粧紙等の貼着あるいは塗装等
により表面化粧仕上げすることにより内壁その他
を与えるために使用されている。しかしながら、
石膏ボード型枠を、通常の型枠のようにコンクリ
ート打設後に取除くのではなく、そのままコンク
リート中に残す打込型枠として使用することによ
り、上述した石膏ボード型枠の使用に伴なう(ハ)の
問題点が解決され、型枠としての耐久性に関する
要求も緩和され、更に、上述した石膏ボード表層
仕上コンクリート構造体も一挙に製造可能である
ことが見出された。そして、上記(ロ)の問題点は、
石膏ボード自体によりコンクリートの側圧を支承
するのではなく、石膏ボードはむしろ薄くして多
少の可撓性を持たせるとともにコンクリートの側
圧は石膏ボードに裏面補強板を沿わせてこれに支
承させることが経済的にも、また石膏ボード自体
の反りをコンクリート打設時の側圧で矯正できる
点でも有利である。このように石膏ボードを打込
型枠として用いるためには、むしろ石膏ボードに
コンクリートに対する剥離性でなく密着性を付与
し且つ別途止水性の層を形成して、上記(イ)の問題
点を解消することが好ましい。
について更に研究を進める過程で、コンクリート
構造体には表層仕上層(通常は下地)として石膏
ボードを貼着することが多いことに着目した。従
来このような石膏ボード仕上層は、一旦、コンク
リート構造体を型枠を用いて形成したのち、接着
剤等によりその上に貼着する形態で設けられ、更
にその上に、各種化粧紙等の貼着あるいは塗装等
により表面化粧仕上げすることにより内壁その他
を与えるために使用されている。しかしながら、
石膏ボード型枠を、通常の型枠のようにコンクリ
ート打設後に取除くのではなく、そのままコンク
リート中に残す打込型枠として使用することによ
り、上述した石膏ボード型枠の使用に伴なう(ハ)の
問題点が解決され、型枠としての耐久性に関する
要求も緩和され、更に、上述した石膏ボード表層
仕上コンクリート構造体も一挙に製造可能である
ことが見出された。そして、上記(ロ)の問題点は、
石膏ボード自体によりコンクリートの側圧を支承
するのではなく、石膏ボードはむしろ薄くして多
少の可撓性を持たせるとともにコンクリートの側
圧は石膏ボードに裏面補強板を沿わせてこれに支
承させることが経済的にも、また石膏ボード自体
の反りをコンクリート打設時の側圧で矯正できる
点でも有利である。このように石膏ボードを打込
型枠として用いるためには、むしろ石膏ボードに
コンクリートに対する剥離性でなく密着性を付与
し且つ別途止水性の層を形成して、上記(イ)の問題
点を解消することが好ましい。
本発明のコンクリート打設用石膏ボード打込型
枠は、上述の知見に基づくものであり、より詳し
くは、石膏ボードの一面に、止水性およびコンク
リートとの密着性を有する粗面シートを貼着して
なることを特徴とするものである。また本発明の
コンクリート施工法は、上記石膏ボード型枠の粗
面シートを貼着した面と逆の面に裏面支持体を沿
在させ、粗面シート側にコンクリートを打設し、
コンクリートの硬化後裏面支持体を除去すること
を特徴とするものである。
枠は、上述の知見に基づくものであり、より詳し
くは、石膏ボードの一面に、止水性およびコンク
リートとの密着性を有する粗面シートを貼着して
なることを特徴とするものである。また本発明の
コンクリート施工法は、上記石膏ボード型枠の粗
面シートを貼着した面と逆の面に裏面支持体を沿
在させ、粗面シート側にコンクリートを打設し、
コンクリートの硬化後裏面支持体を除去すること
を特徴とするものである。
以下、図面を参照しつつ本発明を更に詳細に説
明する。以下の記載において、「%」および「部」
は重量基準とする。
明する。以下の記載において、「%」および「部」
は重量基準とする。
第1図は、本発明の石膏ボード打込型枠の一実
施例の概念的積層構造を示すものであり、打込型
枠Aは、石膏ボード1の一面に止水性およびコン
クリートの密着性を有する粗面シート2を貼着し
てなる。石膏ボード1は、焼石膏又は半水石膏に
オガクズ等の木系繊維質あるいはガラス繊維等の
強化繊維を配合し、水とともに混練し、たとえば
厚さ0.4〜0.6mm程度のボール紙等からなる一対の
強化紙1aの間に挾んで硬化乾燥させてなるもの
である(石膏配合物の硬化基板を1bとする)。
このような石膏ボード(上記、定義より明らかな
ように、一般にガラス繊維強化石膏ボード
(GRG)と称するものを包含する)としては、市
販のものをそのまま用いることもできるが、本発
明の目的のためには、強化紙1aを含めて平均厚
さが3〜30mm(誤差±3mm以内)のものを用いる
ことが好ましい。厚さが3mm未満であると、衝撃
に弱く取扱い上支障があり、また30mmを超えると
重量が過大となつて取扱い上支障があり、経済的
にも不適当であり、通常は平均厚さが3〜9mm
(誤差±3mm以内)の石膏ボードが特に好ましく
用いられる。
施例の概念的積層構造を示すものであり、打込型
枠Aは、石膏ボード1の一面に止水性およびコン
クリートの密着性を有する粗面シート2を貼着し
てなる。石膏ボード1は、焼石膏又は半水石膏に
オガクズ等の木系繊維質あるいはガラス繊維等の
強化繊維を配合し、水とともに混練し、たとえば
厚さ0.4〜0.6mm程度のボール紙等からなる一対の
強化紙1aの間に挾んで硬化乾燥させてなるもの
である(石膏配合物の硬化基板を1bとする)。
このような石膏ボード(上記、定義より明らかな
ように、一般にガラス繊維強化石膏ボード
(GRG)と称するものを包含する)としては、市
販のものをそのまま用いることもできるが、本発
明の目的のためには、強化紙1aを含めて平均厚
さが3〜30mm(誤差±3mm以内)のものを用いる
ことが好ましい。厚さが3mm未満であると、衝撃
に弱く取扱い上支障があり、また30mmを超えると
重量が過大となつて取扱い上支障があり、経済的
にも不適当であり、通常は平均厚さが3〜9mm
(誤差±3mm以内)の石膏ボードが特に好ましく
用いられる。
粗面シート2としては、第1図に図示するよう
にそれ自体で止水性を有するものと、第2図に示
すように粗面シート2aを止水性層2bを介して
石膏ボード1(その内部積層構造の図示は省略す
る)に接着し、この止水性層との組合せにより止
水性を有するものがある。
にそれ自体で止水性を有するものと、第2図に示
すように粗面シート2aを止水性層2bを介して
石膏ボード1(その内部積層構造の図示は省略す
る)に接着し、この止水性層との組合せにより止
水性を有するものがある。
それ自体で止水性を有する粗面シート2の例と
しては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、塩化ビニル樹脂、セルロースアセテー
ト、ポリウレタン、エリア樹脂、アクリル樹脂、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の各種プラスチ
ツクあるいはゴムの発泡体(プラスチツクフオー
ムと総称する)が挙げられる。これらプラスチツ
クフオームが打込みコンクリートとの密着層をな
す理由は、多孔性材料である発泡体の露出気泡の
空間内にセメント類が充填され機械的な投錨効果
が得られるからであり、これにより一般に3〜4
Kg/cm2の接着強度が得られる。コンクリートとの
親和性を有するために、各樹脂には、その100部
あたり、2〜70部程度の無機質粉末を配合するこ
ともできる。無機質粉末としては硫酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化カ
ルシウム、酸化アルミニウム、二酸化チタン、硫
酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、水酸化カル
シウム、水酸化アルミニウム等が使用可能であ
り、なかでも酸化マグネシウム、硫酸マグネシウ
ムが好ましい。上記の無機質粉末を上記各樹脂に
配合する際にはマレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、アクリル酸等の不飽和脂肪族
カルボン酸若しくはその無水物を配合助剤として
添加すると配合が安定に行なえる。
しては、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、塩化ビニル樹脂、セルロースアセテー
ト、ポリウレタン、エリア樹脂、アクリル樹脂、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂等の各種プラスチ
ツクあるいはゴムの発泡体(プラスチツクフオー
ムと総称する)が挙げられる。これらプラスチツ
クフオームが打込みコンクリートとの密着層をな
す理由は、多孔性材料である発泡体の露出気泡の
空間内にセメント類が充填され機械的な投錨効果
が得られるからであり、これにより一般に3〜4
Kg/cm2の接着強度が得られる。コンクリートとの
親和性を有するために、各樹脂には、その100部
あたり、2〜70部程度の無機質粉末を配合するこ
ともできる。無機質粉末としては硫酸カルシウ
ム、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、酸化カ
ルシウム、酸化アルミニウム、二酸化チタン、硫
酸マグネシウム、硫酸アルミニウム、水酸化カル
シウム、水酸化アルミニウム等が使用可能であ
り、なかでも酸化マグネシウム、硫酸マグネシウ
ムが好ましい。上記の無機質粉末を上記各樹脂に
配合する際にはマレイン酸、フマル酸、イタコン
酸、シトラコン酸、アクリル酸等の不飽和脂肪族
カルボン酸若しくはその無水物を配合助剤として
添加すると配合が安定に行なえる。
又、上記樹脂とコンクリートとの親和性向上の
ためには火炎処理やコロナ放電処理等の表面処理
を行なつてもよく、これらの表面処理と上記の無
機質粉末の配合を併用してもよい。
ためには火炎処理やコロナ放電処理等の表面処理
を行なつてもよく、これらの表面処理と上記の無
機質粉末の配合を併用してもよい。
上記プラスチツクフオームは、それ自体で吸湿
性が少なく、且つコンクリートとの密着性を兼ね
備えるシートを与えるために独立気泡からなり発
泡倍率が5〜40倍程度のものであることが好まし
い。上記プラスチツクフオームの中でも薄肉シー
ト化が容易でしかも非吸水性、耐候性、耐薬品
性、特に耐アルカリ性に優れたポリエチレンフオ
ームが最も好ましい。
性が少なく、且つコンクリートとの密着性を兼ね
備えるシートを与えるために独立気泡からなり発
泡倍率が5〜40倍程度のものであることが好まし
い。上記プラスチツクフオームの中でも薄肉シー
ト化が容易でしかも非吸水性、耐候性、耐薬品
性、特に耐アルカリ性に優れたポリエチレンフオ
ームが最も好ましい。
これらプラスチツクフオームシート2は、石膏
ボード1上に発泡押出ラミネート成形すること、
あるいは一旦プラスチツクフオームシートを形成
後その一面を溶融して石膏ボードに貼着すること
によつて形成することができるが、第2図に示す
ように一旦形成したプラスチツクフオームシート
を、たとえばクロロプレンゴム系、ニトリルゴム
系、スチレンブタジエンゴム系、天然ゴム系等の
ゴム系接着剤;ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル系
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリビ
ニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等の熱
可塑性合成樹脂接着剤;フエノール樹脂、レゾル
シノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化
性合成樹脂接着剤;若しくはアスフアルトなどの
接着剤により接着してもよい。
ボード1上に発泡押出ラミネート成形すること、
あるいは一旦プラスチツクフオームシートを形成
後その一面を溶融して石膏ボードに貼着すること
によつて形成することができるが、第2図に示す
ように一旦形成したプラスチツクフオームシート
を、たとえばクロロプレンゴム系、ニトリルゴム
系、スチレンブタジエンゴム系、天然ゴム系等の
ゴム系接着剤;ポリ酢酸ビニル樹脂、アクリル系
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリビ
ニルアルコール樹脂、ポリビニルアセタール樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアミド樹脂等の熱
可塑性合成樹脂接着剤;フエノール樹脂、レゾル
シノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の熱硬化
性合成樹脂接着剤;若しくはアスフアルトなどの
接着剤により接着してもよい。
一方、それ自体では止水性を有さない粗面シー
ト2aの例としては、綿等の天然繊維、レーヨ
ン、アセテート等の化学繊維;ナイロン、アクリ
ル、ポリエステル、ビニロン、ポリプロピレン等
の合成繊維;ロツクウール、耐アルカリ性グラス
ウール、石綿等の鉱物繊維等の不織布、スパンボ
ンド、織布、編布、植毛布あるいは合成紙、更に
はクラフト紙、ダーポリン紙、フエルトなど、各
種の耐アルカリ性繊維の絡み合いからなるシート
化物が用いられる。これら繊維シート化物も、上
記したプラスチツクフオームの場合と同様に、繊
維の絡み合いの間隙部にコンクリート組成物が充
填され、その投錨効果によりコンクリートとの良
好な密着性を有する。或いはプラスチツクフオー
ムのうち連続気泡を有するものも使用できる。
ト2aの例としては、綿等の天然繊維、レーヨ
ン、アセテート等の化学繊維;ナイロン、アクリ
ル、ポリエステル、ビニロン、ポリプロピレン等
の合成繊維;ロツクウール、耐アルカリ性グラス
ウール、石綿等の鉱物繊維等の不織布、スパンボ
ンド、織布、編布、植毛布あるいは合成紙、更に
はクラフト紙、ダーポリン紙、フエルトなど、各
種の耐アルカリ性繊維の絡み合いからなるシート
化物が用いられる。これら繊維シート化物も、上
記したプラスチツクフオームの場合と同様に、繊
維の絡み合いの間隙部にコンクリート組成物が充
填され、その投錨効果によりコンクリートとの良
好な密着性を有する。或いはプラスチツクフオー
ムのうち連続気泡を有するものも使用できる。
これら繊維質粗面シート2aは、それ自体では
止水性が乏しい。したがつて、第2図に示すよう
に別途、止水層2bを介して、石膏ボード1を接
着することにより止水性を付与する必要がある。
このような止水層2bは、予めシート2aを形成
するときに、プラスチツクフイルム、アルミ箔等
の非透水性シートを貼り合わせておいて、これを
石膏ボードと接着する方法、あるいは、ポリエチ
レン等の疎水性熱可塑性樹脂の溶融押出フイルム
を介して繊維シート2aと石膏ボード1をラミネ
ートすることによつても得られ、この際は、接着
層としての熱可塑性樹脂フイルムが同時に止水層
として作用する。また、繊維シートを石膏ボード
に接着するのに適当であり、且つ止水層を形成で
きる接着剤として、他にアスフアルトも用いられ
る。更に左官用防水紙のように、それ自体既に防
水加工を施されているものは、その防水処理面を
適当な接着剤により石膏ボードに接着することに
より本発明の型枠材が得られる。なお、上述した
ような止水層は予め補強紙1aを形成しておい
て、これを石膏ペーストを挾んで硬化させること
により止水層を有する石膏ボードを製造すること
も考えられないではないが、こうすると均質な厚
みの石膏ボードが得られず、またその後の反りも
大となる。
止水性が乏しい。したがつて、第2図に示すよう
に別途、止水層2bを介して、石膏ボード1を接
着することにより止水性を付与する必要がある。
このような止水層2bは、予めシート2aを形成
するときに、プラスチツクフイルム、アルミ箔等
の非透水性シートを貼り合わせておいて、これを
石膏ボードと接着する方法、あるいは、ポリエチ
レン等の疎水性熱可塑性樹脂の溶融押出フイルム
を介して繊維シート2aと石膏ボード1をラミネ
ートすることによつても得られ、この際は、接着
層としての熱可塑性樹脂フイルムが同時に止水層
として作用する。また、繊維シートを石膏ボード
に接着するのに適当であり、且つ止水層を形成で
きる接着剤として、他にアスフアルトも用いられ
る。更に左官用防水紙のように、それ自体既に防
水加工を施されているものは、その防水処理面を
適当な接着剤により石膏ボードに接着することに
より本発明の型枠材が得られる。なお、上述した
ような止水層は予め補強紙1aを形成しておい
て、これを石膏ペーストを挾んで硬化させること
により止水層を有する石膏ボードを製造すること
も考えられないではないが、こうすると均質な厚
みの石膏ボードが得られず、またその後の反りも
大となる。
本発明の目的のためには、粗面シート2(また
は2a+2b)の厚さは0.005〜100mm、特に0.02
〜20mmの範囲が好ましい。0.005mm未満では、セ
メント類の充填による投錨効果が充分でなくまた
100mmを超えると経済的に不利となる。
は2a+2b)の厚さは0.005〜100mm、特に0.02
〜20mmの範囲が好ましい。0.005mm未満では、セ
メント類の充填による投錨効果が充分でなくまた
100mmを超えると経済的に不利となる。
上記した型枠材のコンクリートとの接触面に
は、第3図に示すように、更にプライマー層3を
設けて、コンクリートとの密着強度を更に改善す
るようにしてもよい。このような目的で用いるプ
ライマーとしては、エチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂系のものか若しくは一般にモルタル接着増強
剤として市販されているものが好適に用いられ
る。より具体的には、フエノール樹脂系、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体系、アクリル系、アクリ
ル−スチレン共重合体等の樹脂エマルジヨン、あ
るいはカチオン性SBRラテツクス、その他メチ
ルセルロース、ポリビニルアルコールあるいは加
硫ゴムの溶液等の液状樹脂、またはこれにセメン
ト類、タルク、石灰石、硅石、砂、砕石等の無機
質粒子又は粉末の一種又は数種を樹脂100部あた
り0.3〜500部混合したものが用いられる。これら
プライマーは、必要に応じて樹脂固形分として3
〜500g/m2程度の割合で塗布される。
は、第3図に示すように、更にプライマー層3を
設けて、コンクリートとの密着強度を更に改善す
るようにしてもよい。このような目的で用いるプ
ライマーとしては、エチレン−酢酸ビニル共重合
樹脂系のものか若しくは一般にモルタル接着増強
剤として市販されているものが好適に用いられ
る。より具体的には、フエノール樹脂系、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体系、アクリル系、アクリ
ル−スチレン共重合体等の樹脂エマルジヨン、あ
るいはカチオン性SBRラテツクス、その他メチ
ルセルロース、ポリビニルアルコールあるいは加
硫ゴムの溶液等の液状樹脂、またはこれにセメン
ト類、タルク、石灰石、硅石、砂、砕石等の無機
質粒子又は粉末の一種又は数種を樹脂100部あた
り0.3〜500部混合したものが用いられる。これら
プライマーは、必要に応じて樹脂固形分として3
〜500g/m2程度の割合で塗布される。
本発明の打込型枠は、上述した積層型枠材その
まま、あるいはこれをカツターナイフ等により適
当な形状に加工した後に組合せることにより製造
することができる。
まま、あるいはこれをカツターナイフ等により適
当な形状に加工した後に組合せることにより製造
することができる。
次に上述したような、本発明の石膏ボード打込
型枠を用いて行うコンクリート施工法について説
明する。
型枠を用いて行うコンクリート施工法について説
明する。
たとえば、代表的なビルの内壁の製造について
第4図を用いて説明すると、まず上述したような
本発明の打込型枠Aを基礎5に対して適当な治具
(図示せず)を用いて固定し、石膏ボード1の露
出した裏面に、裏面補強板6を沿わせて同様に固
定する。一方打込型枠Aの粗面シート2を設けた
面と対向して、型枠B(本発明の打込型枠Aであ
ることもできる)を設け、両型枠の間隙にコンク
リート組成物8を打設する。コンクリートの硬化
後、対向型枠Bおよび裏面補強板6を取除くこと
により、硬化したコンクリート基材層8a上に石
膏ボード仕上層Aが形成された第5図に示すよう
な内壁構造物が得られる。
第4図を用いて説明すると、まず上述したような
本発明の打込型枠Aを基礎5に対して適当な治具
(図示せず)を用いて固定し、石膏ボード1の露
出した裏面に、裏面補強板6を沿わせて同様に固
定する。一方打込型枠Aの粗面シート2を設けた
面と対向して、型枠B(本発明の打込型枠Aであ
ることもできる)を設け、両型枠の間隙にコンク
リート組成物8を打設する。コンクリートの硬化
後、対向型枠Bおよび裏面補強板6を取除くこと
により、硬化したコンクリート基材層8a上に石
膏ボード仕上層Aが形成された第5図に示すよう
な内壁構造物が得られる。
前述したように本発明の石膏ボード型枠は比較
的薄く、それ自体ではコンクリートの側圧を支承
できず、却つてその薄さにより多少の可撓性を備
えているものである。したがつて、裏面補強板6
は、この型枠Aを通じて伝達されるコンクリート
の側圧を支承する作用を有するものである。この
ように、本発明のコンクリート施工法では、石膏
型枠自体にそれ程の強度が要求されないため、石
膏型枠の強度的制限からコンクリート構造物の高
さが制約される(なぜなら、コンクリートの側圧
は高さに比例し、底部近傍において最も大きな圧
力として型枠に作用する)こともなく、任意の高
さならびに広さの壁構造物が得られる。これは、
従来、石膏型枠を用いる場合、その強度的制約か
ら、得られるコンクリート構造物の高さが45〜60
cmと住宅の基礎程度のものしか得られなかつたの
と比べて飛躍的な改善と云えよう。
的薄く、それ自体ではコンクリートの側圧を支承
できず、却つてその薄さにより多少の可撓性を備
えているものである。したがつて、裏面補強板6
は、この型枠Aを通じて伝達されるコンクリート
の側圧を支承する作用を有するものである。この
ように、本発明のコンクリート施工法では、石膏
型枠自体にそれ程の強度が要求されないため、石
膏型枠の強度的制限からコンクリート構造物の高
さが制約される(なぜなら、コンクリートの側圧
は高さに比例し、底部近傍において最も大きな圧
力として型枠に作用する)こともなく、任意の高
さならびに広さの壁構造物が得られる。これは、
従来、石膏型枠を用いる場合、その強度的制約か
ら、得られるコンクリート構造物の高さが45〜60
cmと住宅の基礎程度のものしか得られなかつたの
と比べて飛躍的な改善と云えよう。
裏面補強板ないし材6は、要はコンクリートの
側圧を支承できる強度を有する実質的剛体であれ
ば任意のものを用いることができ、たとえば型枠
Bと同様に、従来の合板、アルミニウム材、鋼材
等の型枠材あるいはハニカム材等も用いられる。
側圧を支承できる強度を有する実質的剛体であれ
ば任意のものを用いることができ、たとえば型枠
Bと同様に、従来の合板、アルミニウム材、鋼材
等の型枠材あるいはハニカム材等も用いられる。
打込型枠Aの基礎5への固定に際しては、その
ための治具と、型枠Aと基礎5の接合部における
止水処理が必要になる。そのための接合部構造
は、各種考えられるが、たとえば一例として第6
図に示すように石膏ボード1の底端面まで止水性
粗面シート2を延長して設けた型枠を用意し、こ
れをL形固定具9で床5に固定することが考えら
れる。また、このような場合、発泡プラスチツク
シート等からなる止水性層10を別途用意し、こ
れに型枠Aの底面を接合するとともに、L形固定
具9等で固定することもできる(第7図)。より
好ましい態様としては、第8図に示すように、型
枠の位置ぎめ、固定および接合部での止水の効果
を兼ね備えた、プラスチツク成形体あるいは耐ア
ルカリ性金属成形体等からなるガイドレール11
を設け、このガイドレール11の溝中に好ましく
は発泡プラスチツクシート等からなる止水性シー
ト層12を介して型枠Aの底部を収容する。この
ガイドレール11は、好ましくは基礎面5にほぼ
垂直な3つの境壁11a,11b,11cを有
し、境壁11aと11b間の溝に型枠Aの底部を
収容するとともに境壁11bと11c間の溝には
裏面補強支持体6の底部を収容する。コンクリー
ト8打設後、裏面補強支持体6を取り除くと境壁
11cは基礎より突出するがこのような小凸部
は、モルタルあるいは石膏の流し込み材、カーペ
ツトあるいはタイル等の床張り材等により充分隠
蔽できるので何ら問題はない。一方、打込型枠A
に接する境壁11bは比較的高くしておけば、そ
のまま巾木として利用できるので極めて好都合で
ある。
ための治具と、型枠Aと基礎5の接合部における
止水処理が必要になる。そのための接合部構造
は、各種考えられるが、たとえば一例として第6
図に示すように石膏ボード1の底端面まで止水性
粗面シート2を延長して設けた型枠を用意し、こ
れをL形固定具9で床5に固定することが考えら
れる。また、このような場合、発泡プラスチツク
シート等からなる止水性層10を別途用意し、こ
れに型枠Aの底面を接合するとともに、L形固定
具9等で固定することもできる(第7図)。より
好ましい態様としては、第8図に示すように、型
枠の位置ぎめ、固定および接合部での止水の効果
を兼ね備えた、プラスチツク成形体あるいは耐ア
ルカリ性金属成形体等からなるガイドレール11
を設け、このガイドレール11の溝中に好ましく
は発泡プラスチツクシート等からなる止水性シー
ト層12を介して型枠Aの底部を収容する。この
ガイドレール11は、好ましくは基礎面5にほぼ
垂直な3つの境壁11a,11b,11cを有
し、境壁11aと11b間の溝に型枠Aの底部を
収容するとともに境壁11bと11c間の溝には
裏面補強支持体6の底部を収容する。コンクリー
ト8打設後、裏面補強支持体6を取り除くと境壁
11cは基礎より突出するがこのような小凸部
は、モルタルあるいは石膏の流し込み材、カーペ
ツトあるいはタイル等の床張り材等により充分隠
蔽できるので何ら問題はない。一方、打込型枠A
に接する境壁11bは比較的高くしておけば、そ
のまま巾木として利用できるので極めて好都合で
ある。
型枠Aは、たとえば1200×2400mmというように
かなりの広さのものが容易に得られる。しかしな
がら、よい広い壁を仕上げる場合、あるいは装飾
効果その他の理由によりよい狭い面積の単位型枠
を用いる場合には、第9図に示すようにこれら単
位型枠Aを平面的に連接して広い型枠を構成する
必要がある。このような場合には連接部13a,
13b,13cなどでは、たわみによる強度なら
びに仕上り精度の低下、洩水などの問題が起り易
い。このため、これら連接部に置いては、裏面補
強板6を必要に応じて底部において用いるものに
加えて使用して補強を行うとよい。全ての連接部
13a〜13cについて補強する必要は必ずしも
ないが、その場合、三枚以上の型枠の連接部13
c、縦連接部13c、横連接部13aの優先順序
で補強を行うとよい。
かなりの広さのものが容易に得られる。しかしな
がら、よい広い壁を仕上げる場合、あるいは装飾
効果その他の理由によりよい狭い面積の単位型枠
を用いる場合には、第9図に示すようにこれら単
位型枠Aを平面的に連接して広い型枠を構成する
必要がある。このような場合には連接部13a,
13b,13cなどでは、たわみによる強度なら
びに仕上り精度の低下、洩水などの問題が起り易
い。このため、これら連接部に置いては、裏面補
強板6を必要に応じて底部において用いるものに
加えて使用して補強を行うとよい。全ての連接部
13a〜13cについて補強する必要は必ずしも
ないが、その場合、三枚以上の型枠の連接部13
c、縦連接部13c、横連接部13aの優先順序
で補強を行うとよい。
また連接部での止水効果の増強ならびに型枠A
と硬化コンクリート8a間の剥離防止の目的のた
めに、第10図に示すように型枠Aの少くとも1
方向(第10図では2方向であり、4方向まであ
り得る)の端部において、石膏ボード1よりも粗
面シート2を長尺として側片2c,2dが生ずる
ような型枠板AAを用いることが好ましい。この
ような型枠板Aの一対を第11図に示すように連
接し、一側片2cを石膏ボード15の端面に折込
んで必要に応じて接着(予め接着しておくことが
好ましい)し、これに他方の石膏ボード16の端
面を当接し、更に石膏ボード16の側片2dを石
膏ボード15上の粗面シート21に重ならせる。
こうすれば打設されるコンクリート8により与え
られる側圧により側片2dが粗面シート21に押
付けられて、端面間に存在する側片2cの存在と
ともに著しく連接部での止水性が向上される。ま
た側片2dにパンチング等により孔2eをいくつ
か設けることにより、この孔を通じてコンクリー
トが硬化し投錨効果を有するため、型枠Aと硬化
コンクリート間での剥離が起りにくくなる。同様
の効果は、側片2dに多少の切裂きを入れること
によつても得られる。必要に応じコンクリート打
設前に側片2dをステープル等により粗面シート
21へと仮止めしておいてもよい。なお第8図に
より説明したガイドレール11の使用は、型枠底
部においてこのような側片を押えて固定するため
にも有効である。更に、止水防止効果はかなり減
殺される(但し、多少は存在する)が、コンクリ
ート硬化物との密着強度を改善する意味では、第
10図に示す型枠材の側片2c,2dを切り裂い
て、あるいは繊維状の粗面シート2を用いる場合
は、その端部を解繊して、ヒゲあるいは細丹冊状
の端部2f,2gを形成し、これを第12図に示
すように打設コンクリート層8中に埋設すること
もできる。
と硬化コンクリート8a間の剥離防止の目的のた
めに、第10図に示すように型枠Aの少くとも1
方向(第10図では2方向であり、4方向まであ
り得る)の端部において、石膏ボード1よりも粗
面シート2を長尺として側片2c,2dが生ずる
ような型枠板AAを用いることが好ましい。この
ような型枠板Aの一対を第11図に示すように連
接し、一側片2cを石膏ボード15の端面に折込
んで必要に応じて接着(予め接着しておくことが
好ましい)し、これに他方の石膏ボード16の端
面を当接し、更に石膏ボード16の側片2dを石
膏ボード15上の粗面シート21に重ならせる。
こうすれば打設されるコンクリート8により与え
られる側圧により側片2dが粗面シート21に押
付けられて、端面間に存在する側片2cの存在と
ともに著しく連接部での止水性が向上される。ま
た側片2dにパンチング等により孔2eをいくつ
か設けることにより、この孔を通じてコンクリー
トが硬化し投錨効果を有するため、型枠Aと硬化
コンクリート間での剥離が起りにくくなる。同様
の効果は、側片2dに多少の切裂きを入れること
によつても得られる。必要に応じコンクリート打
設前に側片2dをステープル等により粗面シート
21へと仮止めしておいてもよい。なお第8図に
より説明したガイドレール11の使用は、型枠底
部においてこのような側片を押えて固定するため
にも有効である。更に、止水防止効果はかなり減
殺される(但し、多少は存在する)が、コンクリ
ート硬化物との密着強度を改善する意味では、第
10図に示す型枠材の側片2c,2dを切り裂い
て、あるいは繊維状の粗面シート2を用いる場合
は、その端部を解繊して、ヒゲあるいは細丹冊状
の端部2f,2gを形成し、これを第12図に示
すように打設コンクリート層8中に埋設すること
もできる。
得られた第5図の内壁構造の石膏ボード面に
は、更に布クロス若しくはビニールクロス、化粧
クロス、化粧紙の貼付あるいはペンキ塗り等によ
り化粧壁が形成される。このようにコンクリート
打設硬化後、直ちに化粧仕上げが行えることが本
発明のコンクリート施工法の重要な利点の一つで
ある。これに対し、従来は、コンクリート躯体を
得たのち、石膏ボードをいわゆる「直貼り用ボン
ド」を用いて接着して下地調整をしたのち、更に
化粧仕上げを行う必要があつたものである。
は、更に布クロス若しくはビニールクロス、化粧
クロス、化粧紙の貼付あるいはペンキ塗り等によ
り化粧壁が形成される。このようにコンクリート
打設硬化後、直ちに化粧仕上げが行えることが本
発明のコンクリート施工法の重要な利点の一つで
ある。これに対し、従来は、コンクリート躯体を
得たのち、石膏ボードをいわゆる「直貼り用ボン
ド」を用いて接着して下地調整をしたのち、更に
化粧仕上げを行う必要があつたものである。
上記において粗面シートとしてプラスチツクフ
オームを使用するとプラスチツクフオームが断熱
性を有するため、従来の断熱材打込み壁に比して
次のような利点を有する壁面を構成することがで
きる。従来、例えば型枠合板の内側に厚み30mm程
度のポリスチレンフオームやポリウレタンフオー
ムのフオーム材を置いてコンクリートを打設し、
「直貼り用ボンド」と呼ばれる石膏系の接着材を
フオーム材の表面に150〜350mmピツチにスポツト
状に厚盛りし、その表面に石膏ボードを貼り付け
るか、或いはコンクリート躯体の表面に「直貼り
用ボンド」を同様に厚盛りし、フオーム材を裏面
に設けた石膏ボードを貼り付ける事が行なわれて
いるが、いずれの方法によつても「直貼り用ボン
ド」の適用されない部分に通常20〜25mm程度の空
気層を有するため結露によるカビやしみ等が化粧
表面に及ぶ欠点がある。しかるに本発明において
はこのような「直貼り用ボンド」を使用せず、従
つて空気層を有しないため結露を生じることがな
く、更に止水性を有しているためカビやしみ等の
欠点が表面に及ぶことがない。本発明におけるこ
のような効果は厚みの厚いプラスチツクフオーム
を用い、しかも第6図〜第8図ならびに第10図
および第11図を用いて説明したように、その端
を延長して木口、木端に巻き込む等の端部止水処
理をした時に特に顕著に現われる。
オームを使用するとプラスチツクフオームが断熱
性を有するため、従来の断熱材打込み壁に比して
次のような利点を有する壁面を構成することがで
きる。従来、例えば型枠合板の内側に厚み30mm程
度のポリスチレンフオームやポリウレタンフオー
ムのフオーム材を置いてコンクリートを打設し、
「直貼り用ボンド」と呼ばれる石膏系の接着材を
フオーム材の表面に150〜350mmピツチにスポツト
状に厚盛りし、その表面に石膏ボードを貼り付け
るか、或いはコンクリート躯体の表面に「直貼り
用ボンド」を同様に厚盛りし、フオーム材を裏面
に設けた石膏ボードを貼り付ける事が行なわれて
いるが、いずれの方法によつても「直貼り用ボン
ド」の適用されない部分に通常20〜25mm程度の空
気層を有するため結露によるカビやしみ等が化粧
表面に及ぶ欠点がある。しかるに本発明において
はこのような「直貼り用ボンド」を使用せず、従
つて空気層を有しないため結露を生じることがな
く、更に止水性を有しているためカビやしみ等の
欠点が表面に及ぶことがない。本発明におけるこ
のような効果は厚みの厚いプラスチツクフオーム
を用い、しかも第6図〜第8図ならびに第10図
および第11図を用いて説明したように、その端
を延長して木口、木端に巻き込む等の端部止水処
理をした時に特に顕著に現われる。
上記においては、本発明の施工法を側鎖への適
用について説明した。しかしながら、本発明法に
おいては、型枠自体に強度が殆んど要求されない
ため、天井あるいは床などの施工も同様に容易に
できる。またコンクリート構造物は、前述したよ
うに現地において、直接形成するのでなく、工場
において表層に石膏ボードを貼付したコンクリー
ト構造材を実質的に上記と同様にして得て、これ
を現地に搬送して組立てる工法も可能であること
は云うまでもない。
用について説明した。しかしながら、本発明法に
おいては、型枠自体に強度が殆んど要求されない
ため、天井あるいは床などの施工も同様に容易に
できる。またコンクリート構造物は、前述したよ
うに現地において、直接形成するのでなく、工場
において表層に石膏ボードを貼付したコンクリー
ト構造材を実質的に上記と同様にして得て、これ
を現地に搬送して組立てる工法も可能であること
は云うまでもない。
上述したように、本発明によれば、止水性およ
びコンクリートとの密着性の優れたコンクリート
打設用石膏ボード打込型枠ならびにこれを用いた
簡便な石膏ボード仕上層を有するコンクリート構
造物の製造法(すなわち、コンクリート施工法)
が提供される。本発明の打込型枠およびこれを用
いる施工法の利点は、前述したところからも明ら
かなように多々あるが、まとめて列記すれば以下
の通りである。
びコンクリートとの密着性の優れたコンクリート
打設用石膏ボード打込型枠ならびにこれを用いた
簡便な石膏ボード仕上層を有するコンクリート構
造物の製造法(すなわち、コンクリート施工法)
が提供される。本発明の打込型枠およびこれを用
いる施工法の利点は、前述したところからも明ら
かなように多々あるが、まとめて列記すれば以下
の通りである。
(イ) 型枠として品質が安定であり、加工性および
寸法安定性が良い。
寸法安定性が良い。
(ロ) 打込型枠のため、打設後ハツリ作業が不要で
ある。
ある。
(ハ) 強度面の負担が少ないため、たとえば4×8
尺等の大寸法の型枠も容易に製断可能である。
尺等の大寸法の型枠も容易に製断可能である。
(ニ) 薄いため単位面積当りの重量が軽く、経済的
にも優利である。
にも優利である。
(ホ) コンクリート打設硬化後、石膏ボード下地が
同時に形成されているため、クロス貼り、ペン
キ塗り、タイル貼り等の化粧仕上げが容易に行
える。
同時に形成されているため、クロス貼り、ペン
キ塗り、タイル貼り等の化粧仕上げが容易に行
える。
(ヘ) 木型枠を用いる場合のような、木アク、シ
ミ、樹液、オイル等による汚れ、また金属型枠
を用いる場合のサビ、アク、アブラ等による汚
れがない。
ミ、樹液、オイル等による汚れ、また金属型枠
を用いる場合のサビ、アク、アブラ等による汚
れがない。
(ト) 大板化によりつなぎ目が減少し、石膏の弱点
であるホロ面積が小さくできる。
であるホロ面積が小さくできる。
(チ) 止水処理の結果、石膏とコンクリートとの相
互反応が抑制され、コンクリートの中性化によ
る脆化を防止できる。
互反応が抑制され、コンクリートの中性化によ
る脆化を防止できる。
第1図〜第3図はそれぞれ本発明の打込型枠の
実施例の概念的積層構造を示す部分断面図、第4
図および第5図は、同型枠を用いて行う本発明の
コンクリート施工法の工程を説明するための型枠
の厚み方向断面図、第6図ないし第10図はそれ
ぞれ型枠底部の固定構造を示す同様な断面図、第
9図は裏面支持体の付加的使用態様を示す側面
図、第10図は本発明の型枠の他の例の部分断面
図、第11図および第12図は、このような型枠
を用いて行う一対の型枠間での連接状態を示す部
分断面図である。 1,15,16……石膏ボード(1a……強化
紙、1b……石膏基材)、2……粗面シート、3
……プライマー層、5……基礎、6……裏面支持
体、8……コンクリート組成物(8a……硬化
後)、11……ガイドレール(11a,11b,
11c……境壁)、13a,13b,13c……
型枠連接部、2c,2d……側片、2e……透
孔、2f,2g……ヒゲ状または細丹冊状端部、
A……石膏ボード打込型枠、B……型枠。
実施例の概念的積層構造を示す部分断面図、第4
図および第5図は、同型枠を用いて行う本発明の
コンクリート施工法の工程を説明するための型枠
の厚み方向断面図、第6図ないし第10図はそれ
ぞれ型枠底部の固定構造を示す同様な断面図、第
9図は裏面支持体の付加的使用態様を示す側面
図、第10図は本発明の型枠の他の例の部分断面
図、第11図および第12図は、このような型枠
を用いて行う一対の型枠間での連接状態を示す部
分断面図である。 1,15,16……石膏ボード(1a……強化
紙、1b……石膏基材)、2……粗面シート、3
……プライマー層、5……基礎、6……裏面支持
体、8……コンクリート組成物(8a……硬化
後)、11……ガイドレール(11a,11b,
11c……境壁)、13a,13b,13c……
型枠連接部、2c,2d……側片、2e……透
孔、2f,2g……ヒゲ状または細丹冊状端部、
A……石膏ボード打込型枠、B……型枠。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 石膏ボードの一面に、止水性およびコンクリ
ートとの密着性の双方を有する粗面シートが貼着
されてなる型枠であつて、該型枠が、下記の構成
を具備していることを特徴とする、コンクリート
打設用石膏ボード打込型枠。 (イ) 前記粗面シートは、耐アルカリ性繊維の絡み
合いからなる繊維シートであつてしかも止水性
接着層を介して石膏ボードに接着されることに
より止水性を有するものであること。 (ロ) 型枠の少なくとも一方向の端部において、粗
面シートが石膏ボードより長尺であり、拘束さ
れない側片を形成していること。 (ハ) 粗面シートの拘束されない側片がパンチング
による複数の透孔を有していること。 2 石膏ボードが3〜30mmの平均厚さを有する、
特許請求の範囲第1項の型枠。 3 石膏ボードが3〜9mmの平均厚さを有する、
特許請求の範囲第1項の型枠。 4 型枠の少なくとも二方向の端部で側片が形成
され且つその一つの側片が、石膏ボードの端面に
貼着固定され残りの側片が拘束されない側片を形
成している、特許請求の範囲第1項の型枠。 5 型枠の少なくとも一方向の端部において粗面
シートが石膏ボードより長尺であり、ヒゲ状ある
いは細丹冊状の端部をなしている、特許請求の範
囲第1項の型枠。 6 石膏ボードの一面に止水性およびコンクリー
トとの密着性を有する粗面シートを貼着してなる
石膏ボード打込型枠の、前記粗面シートを貼着し
た面と逆の面に裏面支持体を沿在させ、基礎と前
記打込型枠の接合部に、型枠の底部を収容する溝
を有するガイドレールを固定し、その溝に止水性
シート層を介して型枠底部を収容して固定した
後、コンクリートの打設を行い、コンクリートの
硬化後に裏面支持体を除去し、型枠底部を収容す
るガイドレールの溝を形成する一対の境壁のう
ち、打設コンクリートと逆の側の境壁が、施行
後、巾木を形成するようにしたことを特徴とす
る、コンクリート施行法。 7 ガイドレールがプラスチツクまたは耐アルカ
リ性金属成形体からなる、特許請求の範囲第6項
の施行法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5851282A JPS58176349A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 石膏ボ−ド打込型枠およびこれを用いるコンクリ−ト施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5851282A JPS58176349A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 石膏ボ−ド打込型枠およびこれを用いるコンクリ−ト施工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58176349A JPS58176349A (ja) | 1983-10-15 |
| JPH0130986B2 true JPH0130986B2 (ja) | 1989-06-22 |
Family
ID=13086472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5851282A Granted JPS58176349A (ja) | 1982-04-08 | 1982-04-08 | 石膏ボ−ド打込型枠およびこれを用いるコンクリ−ト施工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58176349A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60138150A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-22 | 大成建設株式会社 | 内装構成用複合材 |
| JPS63255433A (ja) * | 1987-04-14 | 1988-10-21 | 前田 由美子 | 基礎用型枠 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5648809Y2 (ja) * | 1977-05-11 | 1981-11-14 | ||
| JPS56153047A (en) * | 1980-04-30 | 1981-11-26 | Masayuki Yamamoto | Installing of construction using decorative panel used as mold frame |
| JPS56168333U (ja) * | 1980-05-15 | 1981-12-12 |
-
1982
- 1982-04-08 JP JP5851282A patent/JPS58176349A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58176349A (ja) | 1983-10-15 |
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