JPH01319998A - 透視性、通気性、通音性および電磁波シールド性にすぐれた粗目シート - Google Patents

透視性、通気性、通音性および電磁波シールド性にすぐれた粗目シート

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JPH01319998A
JPH01319998A JP15130488A JP15130488A JPH01319998A JP H01319998 A JPH01319998 A JP H01319998A JP 15130488 A JP15130488 A JP 15130488A JP 15130488 A JP15130488 A JP 15130488A JP H01319998 A JPH01319998 A JP H01319998A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電磁波シールド性粗目シートに関するもので
ある。更に詳しく述べるならば、本発明は、すぐれた、
かつ安定した電磁波シールド性を有し、かつ通気性およ
び屈曲強さにすぐれた粗口シートに関するものである。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕従来
、機器のカバー、間仕切り、その他のフレキシブルな被
覆用材料として、各種合成樹脂、或は、天然、または合
成ゴム材料から作られたフレキシブルシートが使用され
ており、これらの中には、繊維材料により補強されたも
のも多数含まれている。しかし、これら従来のフレキシ
ブルシートは、本質的に電気絶縁性であって一般に10
I0〜1017ΩcInの、固有抵抗値を有するもので
あり、これらの大部分は1012Ω印以上の固有抵抗値
を有するものである。従って、これら従来のフレキシブ
ルシートが摩擦されると静電気を発生し、そのためフレ
キシブルシートの取り扱いが困難になり、電気・電子機
器に悪影響を与えることがあった。
更に電気・電子機器の発展普及に伴い、これら機器に発
生する電気障害および電磁波障害の防止および帯電防止
などが解決すべき重要な課題となってきている。
従来の電磁波シールド用シート材料は一般に可撓性重合
体材料をマトリックスとする4電性非通気性フィルム又
はシートであって、これらは透視性、換気性、および通
風性がなく、また音響を遮断するものであった。
また別の電磁波シールド用シート材料として金網、金属
メソシュなども考えられるが、しかし、これら金属製材
料は硬く、形状変更性に乏しく、しかも繰り返し屈曲に
より容易に切損し、電磁波シール°ド性が不安定になる
などの問題点がある。
更に他の電磁波シールド用シート材料として、導電性金
属をメツキ又は蒸着した繊維材料も知られているが、こ
れらは極めて高価であって実用し得る用途が限定されて
いて、−C的よ業用遮蔽材、間仕切り材および被覆材と
しては実用困難であった。
本発明の課題は、すぐれた、かつ、安定した電磁波シー
ルド性および静電気帯電防止性を有し、通気・通風性に
すぐれ、屈曲容易で、かつ屈曲強さにすぐれ、しかも安
価な、電磁波シールド性粗目シートを提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段・作用〕
本発明の電磁波シールド性粗目シートは、少なくともそ
れぞれ互に糸間間隙をおいて平行に配置された経糸と、
および緯糸とを含む糸条によ2つ構成された粗目織物状
基布と、 可撓性重合体材料からなるマトリックスと、導電性材料
との混合物を主成分として含み、10’Ωcm以下の固
有抵抗値を有する導電性被覆層とを有し、 前記導電性被覆層が、前記基布を構成している糸条の少
なくとも露出表面を被覆している、ことを特徴とするも
のである。
本発明の電磁波シールド性粗目シートにおいて、前記導
電性被覆層は、基布中の糸条の露出表面のみを被覆し、
かつ糸条の交差点を包み込んで一体に結着しているもの
であってもよく、或は、基布を構成している糸条の全表
面を被覆しているものであってもよい。
また、本発明の電磁波シールド性粗目シートは、絶縁性
を有する可撓性重合体材料を主成分として含み、108
Ωcmより大きな固有抵抗値を有する絶縁性被覆層が、
前記導電性被覆層上に形成されているものであってもよ
い。
更に、本発明の電磁波シールド性粗目シートは、可撓性
重合体材料からなるマトリックスと、導電性材料および
半導電性材料から選ばれた少なくとも1種との混合物を
主成分として含み、かつ102〜10Q゛ΩGの範囲内
にあり、そして前記導電性被覆層の固有抵抗値よりも高
い固有抵抗値を有する半導電性被覆層が、前記導電性被
覆層上に形成されているものであってもよい。
本発明の電磁波シールド性粗目シートに用いられる粗目
織物状基布は、少なくとも、それぞれ互に糸間間隙をあ
けて平行に配置された経糸と緯糸とを含む糸条により構
成されたものである。すなわちPIl目基布は経糸およ
び緯糸からなる二軸布帛であってもよいし、その他の糸
条を含む三軸布帛、又は四軸布帛であってもよい。
上記のような粗目基布の組織について格別の限定はなく
、粗目織物、編物および織編物から選択することができ
る。このような粗目布帛としては、例えば、第1図に示
されているような経糸1と緯糸2とからなる平織、第2
図に示されているような緯糸3を2本の経糸4aおよび
4bでからみながら連結しているもじり織、或は、第3
図に示さゝれているように、互に平行な緯糸5からなる
層の上に互に平行な経糸6の層が、経糸の方向と緯糸の
方向とが直交するように重ね合わされておりこれら経糸
6と緯糸5・とがからみ糸7により結びつけられている
からみ織などが好ましい。
本発明に用いられる基布は粗目のものであって、経糸お
よび緯糸は、それぞれ平行に隣り合っている糸条との間
に、約0.1.〜約10mmの間隙を形成していること
が好ましく、この糸条間間隙は0.1〜5.fiである
ことが更に好ましい。
すなわち、経糸および緯糸の間に形成される間隙空間の
面積は約0.07〜700mm”であることが好ましく
 、0.0.1γ25mm2であることが更に好ましい
勿論系条間空間の形状は方形のものに限定されるもので
はなく、基布組織に応じて如何なる形状のものであって
もよい。  ゛ 一般に、本発明に用いられる基布は20〜500g/m
′の目付を有するものが好ましり、40〜300ε/f
f?の目付を有するものがより好ましい。
本発明の粗目基布を構成する糸条にも格別の限定はなく
、天然繊維、例えば、木綿、麻など、無機繊維、例えば
、ガラス繊維など、再生繊維、例えば、ビスコースレー
ヨン、キュプラなど、半合成繊維、例えば、ジーおよび
トリーアセテート繊維など、および合成繊維、例えば、
ナイロン6繊維、ナイロン66繊維、ポリエステル(ポ
リエチレンテレフタレート等)繊維、水不溶化ポリビニ
ルアルコール繊維(ビニロン)、芳香族ポリアミド繊維
、芳香族ポリエステル繊維、アクリル繊維、ポリ塩化ビ
ニル繊維およびポリオレフィン繊維など、tm物の形成
に使用し得るものから選ばれた少なくとも1種の繊維か
らなるものが用いられる。
また、繊維糸条は短繊維紡績糸、長繊維糸、スプリット
ヤーン、テープヤーンおよびモノフィラメントヤーンな
どのいづれであってもよいが、重合体材料被覆剤を有効
に、かつ、できるだけ多量に担持できるものであること
が好ましい。
粗目基布用糸条としてマルチフィラメントヤーンが用い
られるときは、100〜5000デニールのポリエチレ
ンテレフタレートマルチフィラメントヤーン(融点=約
260℃)およびビニロン、マルチフィラメントヤーン
(約220〜230℃で熱分解)がすぐれた強度を有し
ているので好ましい。
本発明の粗目シートにおいて、粗目基布が導電性被覆層
によって被覆されているものであってもよい。この場合
、粗目基布を構成する糸条は、その露出周面を、前記導
電性被覆層により被覆され、かつ糸条交差点が、導電性
被覆層により包み込まれ一体に結着されている。
第4図に示された粗目シートにおいて、互に交差する経
糸11と緯糸12とは互に直接接触している。経糸11
および緯糸12の露出周面ば導電性被覆層13により被
覆されており、また経糸11と緯糸12との交差部分は
導電性被覆層に包み込まれ、一体に結着固定されている
ので、導電性にすぐれ目ずれや糸抜けが防止される。
本発明の粗目シートは、導電性被覆層により全面を被覆
された糸条によって構成されるものであってもよい。こ
の場合、糸条の交差点において糸条は、それぞれを被覆
している導電性被覆層を介して接触することになる。
第5図に示された粗目シートにおいて、経糸11お゛よ
び緯糸12は、それぞれその全表面を導電性被覆層13
により被覆されており、経糸11と緯糸12との交差点
においてそれぞれは、それを被覆している導電性被覆層
13を介して接触している。
導電性被覆層は、可撓性(屈曲容易な)重合体材料から
なるマトリックスと、このマトリックス中に分散された
導電性材料との混合物を主成分として含むものである。
上記マトリックスとして使用される可撓性重合体材料は
、可撓性合成樹脂、合成ゴム、および天然ゴムから選ば
れた少なくとも1種を含むものであって、好ましい合成
樹脂の例としてはポリ塩化ビニル(PVC)、ポリウレ
タン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイソタクチッ
クポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアクリロニトリ
ル、ポリエステル、シリコーン、弗素含有重合体、及び
ポリアミドやその他公知の材料がある。また、好ましい
合成ゴムの例としては、スチレン−ブタジェンゴム(S
BR)、クロルスルホン化ポリエチレンゴム、ポリウレ
タンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、弗素含有重合
体ゴム、及びイソプレンゴムやその他公知の材料がある
。最も好ましい合成樹脂はpvcであり、これは可塑剤
、充填剤、着色剤、安定剤および/又はその他の変性剤
を含んでいてもよい。
一般にマトリックスを構成する重合体材料は、基布糸条
の融点または熱分解温度よりも少なくとも5℃、好まし
くは10℃〜20℃低い融点を有するものであることが
好ましい。
マトリックス中に混合される導電性材料は、液状、粉末
状、繊維状、箔状、線状のいづれの形状のものでもよく
、一般に、カーボンブラック、グラファイト、カーボン
繊維、金属、例えばA7!。
Au 、 Ag 、 Pt 、 Cu 、 Cr 、 
Ni 、 Zn 、 Ti 、 Pb + Sn 、 
Pdsおよび、これらの少なくとも1種を含む合金、お
よび化合物の粉末、繊維、導電性化合物、例えば酸化イ
ンジウム、の粉末、並びに各種導電性アモルファス金属
、および導電性金属によりメツキされたアモルファス金
属の粉末、繊維などから選ぶことができる。
導電性被覆層中の導電性材料の配合量は、得られる導電
性被覆層が所望の導電性を有する限り格別の限定はない
が、その材料に固有の導電性、性状、および所望導電性
値を勘案して定められ、−般に5重世%以上であること
が好ましく、10〜70重量%であることがより好まし
い。勿論導電性材料の配合量は、得られる導電性被覆層
の性能に支障がない限り70重重量より多くてもよい。
導電性被覆層の重量にも、それが所望の性能を示す限り
格別の限定はないが、一般に粗目基布重量の50%〜3
00%であることが好ましく、70〜200%であるこ
とがより好ましい。
導電性被覆層を形成するには、所定量のマトリックス重
合体材料と導電性材料とを含む被覆溶液、又はエマルジ
ョンに粗目基布を浸漬し、所定の程度に絞る浸漬法か、
或は、スプレー法、コーティング法、又はブラッシング
法その他の既知の方法を用いることができる。
被覆溶液、又はエマルジョンは、マトリックス重合体材
料および導電性材料に加えて慣用の添加剤、例えば難燃
化剤(例えば三酸化アンチモニー)、防汚剤着色顔料、
酸化防止剤、紫外線吸収剤、その他の添加剤を含んでい
てもよい。また本発明の粗目シートにインク、顔料、染
料などにより所望の文字や模様を付与してもよい。更に
本発明のシートに各種薬剤、例えば防汚剤などを塗布し
て、所望の性能を付加することも容易である。
本発明の粗目シートにおいて、導電性被覆層は105Ω
C以下の、好ましくは101Ω備以下の、より好ましく
は10’Ω備以下の固有抵抗値を有し、一般には10°
〜10−3Ωcmの固有抵抗値を有するものである。
導電性被覆層の固有抵抗値が10’Ωcmより高いとき
は、得られる粗目シートの電磁波シールド性が不十分と
なる。
本発明の粗目シートにおいて、例えば、第6図に示され
ているように導電性被覆層13は、更に絶縁性被覆層1
4により被覆されていてもよい。
この絶縁性被覆層は電気絶縁性可撓性重合体材料を主成
“分として形成されているものであって、この重合体材
料は、前記導電性被覆層のマトリックスを形成する重合
体材料から選択することができる。絶縁性被覆層は、導
電性被覆層被覆糸条の露出表面のみに形成されていても
よいし、或は、その全面上に形成されていてもよい。一
般には前者であることが好ましい。
絶縁性被覆層は108Ω備より高い、好ましくは10−
OΩG以上の、更に好ましくは1012Ω口以上の固有
抵抗値を存するものである。絶縁性被覆層は本発明の粗
目シートの漏電防止に有効なものである。絶縁性被覆層
の固有抵抗値が10日Ωω以下であると、得られる粗目
シートの漏電防止効果が不十分になる。
本発明の粗目シートは例えば第6図に示されているよう
に、その導電性被覆層13を被覆している半導電性被覆
層14を有していてもよい。勿論、半導電性被覆層は、
導電性被覆層の露出表面上のみに形成されていてもよい
し、或は糸条の全表面の上に形成されていてもよい。
この半導電性被覆層は可撓性重合体材料からなるマトリ
ックスと、このマトリックス中に分散された導電性材料
および半導電性材料から選ばれた少なくとも1種との混
合物を主成分として含むものである。この可撓性重合体
材料は、前記導電性被覆層のマトリックス形成用可撓性
重合体材料から選ぶことができ、また導電性材料は、前
記導電性被覆層用導電性材料から選択することができる
更に半導電性材料は、液状、粉末状、繊維状、および箔
状の臭化銀、シリコン、ゲルマニウム、および導電性有
機化合物からなどから選ぶことができる。
l性有機化合物は、例えばモノ−およびポリ−アルキレ
ングリコールモノアルキルエーテルのポリカルボン酸エ
ステル化合物などであって、例えば、下記一般式(r)
、 (II)および(■):Z’  (COO(^5o
)r Rs) nz    (III)(但し、上式中
Xは炭素数2〜8の置換基を有する、および有してない
脂肪族、脂環式および芳香族の多塩基酸残基から選ばれ
た一員を表わし、Yはエポキシ化された、置換基を有す
る、および有していないシクロヘキサン環から選ばれた
一員を表わし、Zは炭素数2〜22の脂肪族、脂環式お
よび芳香族の多塩基カルボン酸残基から選ばれた一員を
表わし、A+ 、Az 、A3 、AsおよびA。
はそれぞれ他から独立に炭素数2〜4のアルキレン基か
ら選ばれた一員を表わし、R,、R2。
R,、R,およびR3はそれぞれ他から独立に炭素数1
〜15の直鎖のおよび分岐鎖のアルキル基から選ばれた
一員を表わし、但しA1とR2,AXR2およびA3と
R3の炭素原子数Nの合計は5〜17であり、m、、R
2、R3およびR4はそれぞれ互いに独立に、1〜7の
整数を表わし、n。
は1〜5の整数を表わし、R2は1、若しくは3〜6の
整数を表わし、iは、1〜7の整数を表わし、R2が3
〜6の場合、nz個のC00(AsO)r Rs基内の
lおよびR2はそれぞれ互に異っていてもよく同一であ
ってもよい。) で表わされる一群の化合物を包含するものである。
上記導電性エステル化合物の製造に用いられるモノ−お
よびポリ−アルキレングリコールモノアルキルエーテル
としては、プロパツールとエチレンオキシド1〜7モル
、プロピレンオキシド1〜4又はブチレンオキシド1〜
3モルとの付加化合物:ブタノールと、エチレンオキシ
ド1〜6モル、プロピレンオキシド1〜4モル又はブチ
レンオキシド1〜3モルとの付加化合物:ヘキサノール
とエチレンオキシド1〜5モル、プロピレンオキシド1
〜3モル又はブチレンオキシド1〜2モルとの付加化合
物:ヘプタノールとエチレンオキシド1〜5モル、プロ
ピレンオキシド1〜3モル又はブチレンオキシド1〜2
モルとの付加化合物:オクタノールとエチレンオキシド
1〜4モル、プロピレンオキシド1〜3モル又はブチレ
ンオキシド1〜2モルとの付加化合物:ノナノールとエ
チレンオキシド1〜4モル、プロピレンオキシド1〜2
モル°又はブチレンオキシド1〜2モルとの付加化合物
二デカノールとエチレンオキシド1〜3モル、プロピレ
ンオキシド1〜2モル又はブチレンオキシド1モルとの
付加化合物ニドデカノールとエチレンオキシド1〜2モ
ル、プロピレンオキシド1モル又はブチレンオキシド1
モルとの付加化合物ニトリデカノールとエチレンオキシ
ド1〜2モル、プロピレンオキシド1モル又はブチレン
オキシド1モルとの付加化合物:テトラデカノールとエ
チレンオキシド1モル、プロピレンオキシド1モルとの
付加化合物:および、ペンタデカノ−ルとエチレンオキ
シド1モルとの付加化合物などを例示することができる
また、上記(I)式の導電性エステル化合物の製造に用
いられるジカルボン酸としては、アジピン酸、アゼライ
ン酸、セバシン酸、コハク酸、ブラシル酸、テトラヒド
ロフタル酸、フタル酸等が挙げられる。
また、上記(n)式および(I[[)式の導電性エステ
ル化合物の製造に用いられるカルボン酸としては、モノ
カルボン酸、三価以上の多価カルボン酸又はエポキシシ
クロヘキサン環を有する二価カルボン酸である。これら
のカルボン酸はメチル基、エチル基等の低級アルキル基
、水酸基、酸素、ケイ素、ハロゲン等のへテロ原子を含
む置換基を有していてもよい。
モノカルボン酸としては炭素数2〜22の脂肪族モノカ
ルボン酸を用いることができる。更に、多塩基酸は炭素
数3〜8のカルボン酸残基からなる脂肪族、脂環式若し
くは芳香族の多塩基酸であり、具体的には、クエン酸、
アコニット酸、ブタン1−ジカルボン酸、ブタンテトラ
カルボン酸等の脂肪族多価カルボン酸、エポキシへキサ
ヒドロフタル酸等の脂環式カルボン酸、トリメリット酸
、ピロメリット酸等の芳香族多価カルボン酸、並びにこ
れらのカルボン酸の酸無水物等を用いることができる。
これらのカルボン酸は単独で用いてもよいし、2種以上
の混合物として用いてもよい。
半導電性被覆層は、本発明の粗目シートの漏電防止およ
び静電気帯電防止の両方に有効なものであって、108
〜102Ω口、好ましくは108〜105Ωcm、より
好ましくは107〜106Ωcmの固有抵抗値を存する
ものである。半導電性被覆層の固有抵抗値が108より
高くなると電気絶縁性を示し、静電気帯電防止効果が不
十分となり、また102Ωc111より低くなると、全
体として導電性を示すようになり漏電防止効果が不十分
となる。
絶縁性被覆層および半導電性被覆層の重量およびJVさ
には、それが用途、目的に合致する限り格別の限定はな
い。一般に、その重量は基布重量に対し1〜50%の範
囲内にあることが好ましく、5〜30%の範囲内にある
ことがより一層好ましい。
本発明の粗目シートは、前述のように粗目基布と、少な
くとも導電性被覆層とを有するものであり一般的には、
粗目布帛よりなる基布に、導電性被覆材料を被覆して製
造させる。しかし、本発明の粗布シートは、糸条の全表
面上に少なくとも導電性被覆層を形成し、得られた導電
性被覆層被覆糸条から、所望の粗目構造を有する粗目シ
ートに製織・製編・又は製織編されてもよい。
一般に絶縁性被覆層または半導電性被覆層は、導電性被
覆層を有する基布の導電性被覆層露出表面上に形成され
ることが好ましい。
本発明の粗目シートにおいて、導電性被覆層、および必
要により、絶縁性被覆層および半導電性被覆層の少なく
とも1つが多孔性体であってもよい。多孔性被覆層は、
粗目シートの柔軟性、屈曲性および緩衝性などを所望水
準にコントロールするのに有効である。
本発明の粗目シートにおいて、可撓性重合体材料を含む
被覆層を仲する被覆条件はシート平面に対して偏平な断
面形状を有することが好ましい。
この偏平断面形状において、そのシート平面に平行な方
向における断面長さ(lI)と、シート平面上に直角な
方向における断面長さ(12)との比(6+)/(62
)が1.3:I〜7:Iの範囲内にあることが好ましい
。このような偏平断面を有するシートは、そのすぐれた
平坦性、低嵩高性、および設置面に対するすぐれたなじ
み性などにより、取扱性゛のすぐれたものである。この
ような偏平糸条シートは、前記粗目基布に、所定の被覆
層を被覆し得られた被覆シートに押圧偏平化処理を施せ
ばよい。また、押圧・偏平化処理を積極的に施さずに、
糸条の偏平化を達成するには、偏平化に適した糸条、例
えば、マルチフィラメントからなる無撚り糸、又は甘撚
り糸、或はこれらの引揃え双糸、又は甘撚り双糸などを
用いればよく、撚り数120t/m以下のマルチフィラ
メント糸、特に撚り数100t/m以下のもの、例えば
50〜100t/mのものを用いることが好ましい。し
かし、偏平化に適した糸条は、上記に限定されるもので
はなく、例えば、紡績糸であってもよく、或はもともと
偏平な断面形状を有するもの、すなわち、引揃え双糸、
又は甘撚り双糸などであってもよい上記のような偏平断
面形状を有する未被覆糸条を用いて粗目基布を製造し、
これに所定の被覆を施してもよい。
本発明の粗目シートは、その表面を形成している被覆層
内の重合体材料の特性に応じて加熱接着が可能である。
また、粗目シートの両耳部分、又は、縫合予定部分の経
糸、および/又は緯糸の密度を、他の部分の密度より高
く形成し、この部分の剪断接着強度を高めてもよい。
更に、本発明の粗目シートの緯糸を弧状に湾曲させ、そ
れによって加熱接着部分の剪断接着強度を高めてもよい
〔実施例〕
本発明の電磁波シールド性粗目シートを下記実施例によ
り更に説明する。
実画l九1 ポリエステルマルチフィラメントヤーンを経緯に使用し
て、第2図に示す如き組成のもじり織を作成した。その
組織は下記の通りであり、糸条間間隙の大きさは平均3
.5 w X 3.5 mmであった500デニール/
2X1000デニール/27×7 (本/25.4龍) この粗目基布を、下記組成: p v c               too重量
部1同  宅a                  
              50   〃1)QP 
(可塑剤)80〃 安定剤              1 〃酸化アンチ
モン(防炎剤)30〃 顔料(グリーン)          2 〃トリクレ
ン            50〃の重合体組成物処理
液に浸漬し、絞り、乾燥してゲル化させ、十分に組成物
を粗目基布に付着せしめた。その結果、基布に対し10
0重量%の導電性被覆層が付着したものが得られた。
この導電性被覆層の固有抵抗値は10−2Ωcmであっ
た。
得られた粗目シートは、良好な電磁波シールド性を示す
のみならず、良好な通気通風性、透視性および通音性を
有していた。
裏施皿1 実施例1と同一の操作を行った。但し、その導電性被覆
層の上に、下記組成の絶縁性被覆組成物:p v c 
             ioo重量部DOP、  
            80  〃安定剤     
         1 〃酸化アンチモン      
    30〃グリーン顔料            
 2 〃トリクレン            50〃の
被覆層を形成し、これを固化して、基布重量に対し15
%の絶縁性被覆層を形成した。
得られた絶縁性被覆層の固有抵抗値は10日Ωaであっ
た。
また得られた粗目シートは良好な電磁波シールド性を示
し、更に良好な通気・通風性、透視性および通音性を示
した。
実考■11 実施例1と同一の操作を行った。但し、その導電性被覆
層の上に下記組成の半導電性被覆液:P V C100
重量部 DOP              80 〃安定剤 
             1 ・酸化アンチモン  
        30〃グリーン顔料        
   2 〃カーボンブラック         8 
〃トリクレン            50〃の被覆層
を形成し、これを固化して基布重量に対し15%の半導
電性被覆層を形成した。この半導電性被覆液の固有抵抗
値は106Ω印であった。
得られた粗目シートは良好な電磁波シールド性と満足す
べき漏電防止性、静電気帯電防止性を有し、更に良好な
通気通風性、透視性および通音性を存していた。
災倉桝工 実施例1と同様の操作を行った。但し粗目基布として、
水不溶化ポリビニルアルコール繊維(ビニロン)紡績糸
からなる下記組織: 5 S/I X 5 S/1 7本/2.54個×7本/2.54cmの粗目平織物を
用いた。得られた粗目シートにおいて、導電性被覆層の
付着重量は、基布重量に対して120%という高い水準
であり、その固有抵抗値は10−2Ωcmであった。
またこの粗目シートは良好な電磁波シールド性、通気・
通風性、透視性および通音性を有し、耐久性の高いもの
であった。
尖止桝i    ′ ポリエステルマルチフィラメントヤーン(1000d/
192f)を下記組成を有する溶融液を通してダイスで
絞り導電性被覆層を有する糸条を得た。
P V C100重量部 銅粉    50・ 導電性被覆層の固形重量は、糸条重量に対して70%で
あり、その固有抵抗値は10−1Ω口であった・ この被覆糸条を用いて、密度7×7本/吋の手織物を作
成した。(糸間間隙3.5 am X 3.5 龍)こ
の平織物を約140℃に加温し常温の1対のプレスロー
ル間を通して軽くプレスし糸条を若干偏平化すると共に
糸条の接合点を押圧して仮固定した。得られた粗目シー
トの糸条間間隙は約3.0龍X 3.Q mmであり、
糸条の固定も良好であり、粗目シートの取扱い性および
電磁波シールド性も良好であった。
実斯111 実施例5で得た導電性被覆層を有する平織物について、
実施例2記載のものと同様の組成を有する絶縁性被覆層
を、10%の付着量で形成した。
得られた粗目シートの特性、特に電磁波シールド性は、
実施例2と同様に良好であった。
災施阻1 実施例5で得た導電性被覆層を有する平織物について、
実施例3記載のものと同様な組成の半導電性被覆層を、
10の付着量で形成した。得られた粗目シートの特性、
特に電磁波シールド性は実施例3と同様に良好であった
1iL 実施例5,6.7のそれぞれについて、プレス処理を施
さないこと以外は、それぞれと同一の処理を施こして粗
目シートを得た。得られた粗目シートは、や\嵩高性の
高いものであって、取扱い性においてや一難があったが
その他の性能は実施例5,6.7と同様に良好であった
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は、それぞれ本発明の粗目
シートの粗目基布の組織の一例を示す説明図であり、そ
して、 第4図、第5図および第6図は、それぞれ本発明の電磁
波シールド性粗目シートの一実施態様の糸条交差点にお
ける被覆層の被覆状況を示す断面説明図である。 1 、4a 、 4b 、 6.11=経糸、2.3,
5.12・・・緯糸、  7・・・からみ糸、13・・
・導電性被覆層、 14・・・絶縁性または半導電性被覆層。 第1図 第5図 第62

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくともそれぞれ互に糸間間隙をおいて平行に配
    置された経糸と、および緯糸とを含む糸条により構成さ
    れた粗目織物状基布と、 可撓性重合体材料からなるマトリックスと、導電性材料
    との混合物を主成分として含み、10^5Ωcm以下の
    固有抵抗値を有する導電性被覆層とを有し、 前記導電性被覆層が、前記基布を構成している糸条の少
    なくとも露出表面を被覆している、電磁波シールド性粗
    目シート。
  2. 2.前記導電性被覆層が前記基布中の糸条の露出表面の
    みを被覆し、かつ前記糸条の交差点を包み込んで一体に
    結着している、請求項1記載の電磁波シールド性粗目シ
    ート。
  3. 3.前記導電性被覆層が前記基布を構成している糸条の
    全表面を被覆している、請求項1記載の電磁波シールド
    性粗目シート。
  4. 4.絶縁性を有する可撓性重合体材料を主成分として含
    み、10^8Ωcmより大きな固有抵抗値を有する絶縁
    性被覆層が、前記導電性被覆層上に形成されている、請
    求項1記載の電磁波シールド性粗目シート。
  5. 5.可撓性重合体材料からなるマトリックスと、導電性
    材料および半導電性材料から選ばれた少なくとも1種と
    の混合物を主成分として含み、かつ10^2〜10^8
    Ωcmの範囲内にあり、そして前記導電性被覆層の固有
    抵抗値よりも高い固有抵抗値を有する半導電性被覆層が
    、前記導電性被覆層上に形成されている、請求項1記載
    の電磁波シールド性粗目シート。
JP15130488A 1988-06-21 1988-06-21 透視性、通気性、通音性および電磁波シールド性にすぐれた粗目シート Granted JPH01319998A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03120000U (ja) * 1990-03-22 1991-12-10

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60244535A (ja) * 1984-05-19 1985-12-04 内外特殊染工株式会社 布帛状物とその製造法

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