JPH0133385B2 - - Google Patents

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JPH0133385B2
JPH0133385B2 JP9557278A JP9557278A JPH0133385B2 JP H0133385 B2 JPH0133385 B2 JP H0133385B2 JP 9557278 A JP9557278 A JP 9557278A JP 9557278 A JP9557278 A JP 9557278A JP H0133385 B2 JPH0133385 B2 JP H0133385B2
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pressure
valve
control valve
reaction force
steering
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JP9557278A
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Masao Nishikawa
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、操舵速度を検出し、操舵速度に応じ
た操舵力を運転者に伝達するようにした動力舵取
装置に関する。
(従来技術、及び発明が解決しようとする課題) 動力舵取装置は、操舵力の大半を油圧等を介し
てエンジンの動力で得るため、運転者は路面抵抗
の大小を力として感じとる度合が少なくなり、こ
のため運転がしにくいという問題があつた。
そこで従来から諸種の反力伝達機構(油圧反動
室機構)が提案され、実用化されている。しかし
ながら一般的にはこれらのものは、路面抵抗と操
舵力との関係を一義的に決定してしまうため、本
来路面抵抗が感知不要である停車中の操舵(据切
り操舵)時にも路面抵抗を運転者に伝え、操作の
快適性を損う。
そこで、本出願人の出願にかかる特開昭51−
43529号公報あるいは米国特許第3994361号等で提
案される如く、路面抵抗と操舵力との関係を一義
的に決定することなく、車速によつても操舵反力
を制御しようとする装置が提案され、実用化され
ている。例えば、特開昭51−43529号公報の動力
舵取装置は、操向軸の廻動に伴い、パワーシリン
ダの左右の室を選択的に油圧源と接続する切換弁
に該切換弁の動作に抵抗力を付与する油圧反動室
を設け、該反動室を常開型の制御弁を介して油圧
源に接続するとともに、反動室と制御弁とを結ぶ
油通路に絞りを介し連通して該絞りの下流に車速
に応じて流量を加減する制御部材を有する排油路
を分岐させ、この排油路の油圧で制御弁を閉じ側
に付勢し、車速感応特性を得ている。この種の車
速によつて操舵力の制御を企図する動力舵取装置
は、高速走行中におけるハンドルの切り過ぎを有
効に防止することができ、且つ停車又は低速走行
中の快適さを充分に保障することができるという
点では好ましいが、それでも次の如き問題があ
る。
即ち、上記の設定の運転者の如何にかかわらず
猶一義的で、老人、婦人に適する特性では若者や
屈強な者では満足できない反力特性となり、又若
者や屈強な者に適する特性に設定した場合には老
人や婦人には重すぎる反力となり、運転対象者の
各層のニーズに応じた反力特性は得られ難く、そ
の特性は必然的に中庸なものにならざるを得な
い。
本発明者は動力舵取装置の上記した問題点に鑑
み、これを有効に解決すべく本発明をなしたもの
である。
本発明の目的とする処は、動力舵取装置の反力
発生機構に操舵輪の回動速度、即ちハンドルの取
り廻し速度を介在せしめ、これを反力制御弁の開
き側に付勢させ、操舵速度の速いときには操舵反
力、即ちハンドル取り廻しの手応えも亦これに応
じて大きくなる如くした動力舵取装置を提供す
る。
特に本発明の目的とする処は、操舵反力の制御
に操舵輪の取り廻わし速さをパラメータとして関
与せしめ、高速走行中にはこれの関与の度合を大
きくして路面抵抗の大小を良く運転者に伝えてよ
り精確な操舵を行わしめ、又停車中や低速走行中
はこのパラメータの関与度合を減少せしめ、操舵
速度による操舵反力の変化を全く、或は実質上殆
ど無くする如くし、俊敏、且つ軽快な操舵取り廻
わし速度性能を保障せんとする動力舵取装置を提
供する。
又本発明の目的とする処は、反動室と反力制御
弁を備える動力舵取装置において、反力制御弁の
作動開始圧力を操舵速度の大小に応じて自動的に
無段階に変更し得る動力舵取装置の反力制御機構
を提供する。
更に本発明の目的とする処は、システムの感度
を低下させることなく上記の目的を達成し、タイ
ムラグを伴うことなく上記を図る如くした動力舵
取装置を提供する。
(課題を解決するための手段) この発明は、操舵入力軸の回動に伴い操舵輪を
変化せしめるべくこれと連動するピストンを受容
するシリンダの一方の室を油圧源に、他方の室を
タンクへ選択的に接続する四方向切換弁と、 この切換弁の切換動作を制御する油圧反動室
と、 該反動室を油圧源に結ぶ油路中に開き側に付勢
され、反動室内圧で閉じ側に付勢される反力制御
弁と、を備える動力舵取装置において、 操舵速度の大きさに応じて前記反力制御弁を開
き位置に保持するように付勢したことが要旨であ
る。
(作用) この発明にかかる動力舵取装置によれば、反力
制御弁は操舵速度を表す圧力と反力室内圧とに応
動して該操舵速度が大きい場合に開弁し、反動室
に油圧源からの油圧を導く、このため、反動室内
圧は操舵速度に応じ変化して操舵速度が大きい場
合に四方向切換弁の動作が抑制され、操舵輪の操
舵に適正な反力を付与することができる。
(実施例) 次に本発明の好適一実施例を添付図面に従つて
詳述する。これにより本発明の更なる目的及び利
点を明らかにする。
第1図は本発明の具体的実施例を示すピニオン
軸、切換弁の部分の縦断面図、第2図は油圧回路
図、第3図は第2図の回路図の作動中の状態を示
す一部の図、第4図は動力舵取装置の本実施例に
基づく入・出力特性を示すグラフ、第5図は操舵
速度検出手段の変更実施例を示す図である。
第1図において1はギヤボツクスで、これ1内
にはピニオン軸2が1組のベアリング5,5で回
転自在、且つ軸方向へ摺動自在に嵌装支持され、
ピニオン軸2の基端はハンドル4に繋げられてい
る。
ピニオン軸2の先端(図示左端)にはスプール
形式の四方向切換弁10が同芯に組着され、弁1
0は外周に軸方向へ離間して三本の環状溝11,
12及び13が形成され、中央の溝12は油圧源
20の吐出側ライン27と、又これが前後の溝1
1,13は常時タンク30のライン31と連通接
続されている。又弁10はギヤボツクスのバルブ
ボデイに設けられた弁孔6内に摺動自在に嵌装さ
れ、弁孔6内壁には二個の環状溝14,15が形
成され、これらの溝14,15は油圧シリンダ8
のピストン9で区画される左右の室にライン1
6,17で夫々連通されている。そしてシリンダ
8に収容したピストン9はラツク7に連結され、
ラツクの両端はシリンダ8の軸方向両端から延出
され、操舵車輪と関係し、ラツク7の歯は上記ピ
ニオン軸2に形成したヘリカルギヤ3と噛合して
いる。
以上の切換弁10、内壁6に設けた溝11,1
2,13及び14,15は、図示の如き車輪の直
進状態の場合には互いにオーバーラツプし、油圧
源20から中央の溝12に圧送される作動油は何
等実質的に絞られることなく自由に溝11,1
3、ライン31を経てタンク30に戻される。従
つてシリンダ8の左右の室間には圧力差が生じな
いので動力補助の効果は発生しない。
ギヤボツクス1の上記切換弁10のボデイに
は、切換弁10を囲繞する如く図示例では4個の
油圧反動室32が設けられ、これら反動室32群
は相互にライン33をもつて連通され、同圧に維
持されている。油圧反動室32は既知の如くプラ
ンジヤ34,34、この間に介在された中立復帰
スプリング35を備え、中立復帰スプリング35
の力で膨張側に、又切換弁10の中立位置からの
切換動作で収縮側に作動する。
以上においては、ピニオン軸にハンドル4を介
して操舵力が作用し、ピニオン軸2はヘリカルギ
ヤ3を介してラツク7と噛合し、ピニオン軸2に
加えられる操舵トルクの大きさと方向に応じて軸
力が発生する。この軸力の大きさが油圧反動室3
2の中立復帰スプリング35の予圧力を越えると
切換弁10にはピニオン軸2と一体に図示の位置
から右或は左に移動し、既知の如くシリンダ8の
右或は左の室を油圧源20或はタンク30に夫々
選択的に接続し、所望の動力補助を得る。
上記切換弁10を収容する弁孔6の溝14,1
5とシリンダ8を結ぶライン16,17には絞り
41を備えるゲートバルブ40が夫々に介設され
ている。ゲートバルブ40はライン16,17の
夫々から延出される分岐ライン43を塞ぐ方向に
スプリング42で付勢され、シリンダ8から切換
弁10のスプールへの流量が絞り41を通過する
ときに発生する圧力落差がスプリング42の弾発
力に打ち勝つた場合のみその落差圧力を分岐ライ
ン43に導く如く作用する。逆に切換弁10のス
プールからシリンダ8への供給流量により絞り4
1で生成される圧力落差がいくら大きくてもこの
圧力ライン43は導入されない。このゲートバル
ブ40とシリンダとの間には、シリンダが負圧の
場合だけ開いてタンクとシリンダを結ぶワンウエ
イバルブ44が必要に応じて設けられる。
第1図では一方のライン17のみが示されてい
るが第2図の如くラインはシリンダ8の左右の室
に繋がる二系統16,17を備え、夫々にゲート
バルブ40が、又分岐ライン43が、更にワンウ
エイバルブ44が付設されている。
第2図において、四方向切換弁10と油圧源2
0とを結ぶライン27内には固定絞り28が介設
され、この絞りの上流の分岐ライン29で反動室
32群は反力制御弁50を介して油圧源20の吐
出側と結ばれている。
反力制御弁50は既知の如くスプリング51の
力で開き側に付勢され、又反動室32内の圧力を
タンク30に戻す上記ライン31とは別のライン
36内の絞り53の下流の圧力が室36aに導入
されて該室36aの圧力で閉じ側に付勢されるよ
う構成されている。反力制御弁50のスプリング
51は予圧力を付与し、このスプリング51を収
納した室52は操舵速度応動弁60、前記油路4
3,44の圧力が合流部43aを経て導入され
る。操舵速度応動弁60はスプリング61の力で
開き側に付勢され、又反力制御弁のスプリング収
納室52の圧力で閉じ側に付勢されるように構成
される。更にこの応動弁60は反動室32内の圧
力(絞り53の上流の圧力)で開き側に付勢さ
れ、絞り53の下流の圧力が圧力室63に導入さ
れて閉じ側に付勢され、さらに、前述の反力制御
弁50の室52に出力する圧力が室52aに導入
されて該室52aの圧力でプランジヤ62により
閉じ側に付勢されるように構成される。なお、絞
り53は図示例では応動弁60内に設けたが、絞
りの設置位置は反動室32とライン36の任意の
個所で良く、反力制御弁50を上記作動せしめる
位置に設ければ良い。又反力制御弁50と反動室
32とをライン中応動弁6を介在させる如く図示
では表しているが、これは介在しているのではな
く、両者が常に油圧的に連通し合つていることを
示すためである。
既述の油圧源20は車輌のエンジン等で駆動さ
れるポンプ21と、ポンプ21の吐出量を一定に
調整する流量制御弁22と、この吐出量を計量す
るメータリングオリフイス24と、過度の圧力上
昇を防止するためのリリーフバルブ26とからな
り、これらの弁の作用は既知である。流量制御弁
22はスプリング23の力で閉じ側に、又絞り2
4の前・後落差で開き側に構成され、リリーフバ
ルブ26はスプリング23の側の圧力で開き、絞
り24の下流に設けた絞り25の絞り効果により
流量制御弁22を開き側に作動させる所謂パイロ
ツト弁として作動する。
上記タンク30と絞り52とを結ぶライン36
には車速センサ70が介設される。センサ70は
ライン36内の圧力で油圧的に駆動されるが、そ
の回転速度は車輌の走行速度に比例する如く規制
された排出ポンプ71と、この排出ポンプ71が
車速によつてライン36内の油圧以上に回転され
る場合にはこのライン36内が負圧となるため、
これを防止するためのワンウエイバルブ72と、
車輌が後退中に上記ポンプ71がライン36内の
圧力、換言すれば反動室32内の圧力を過度に高
めないためのリリーフバルブ73とを備える。こ
のリリーフバルブ73は後述する如く応動弁60
の開の位置で反力制御弁50を開の位置に保持す
る働きもする。
次に、その作動を説明する。
この動力舵取装置にあつては、ゲートバルブ4
0の絞り41の落差圧で操舵速度を検出した該落
差圧を応動弁60で調圧して反力制御弁50に導
き、また、排出ポンプ71を車速に応じた回転数
で駆動してライン36の油圧を車速に応じた圧力
に制御し、反力制御弁50によつてライン36の
油圧または絞り28の上流側油圧を反動室32に
導く。そして、反力制御弁50は、絞り28の上
流側油圧である室52の圧力P52、すなわちライ
ン36の油圧P36およびスプリング51のばね力
F51が次式1を充足するように開閉作動し、ま
た、応動弁60も前述の反力制御弁50の室52
の油圧に等しい出力側の室52aの圧力P52、ラ
イン36の油圧P36、反動室32の油圧P32およ
びスプリング61のばね力F61が次式2を充足す
るように開閉作動する。
P36・A50=F51+P52・A50 ………(1) (P52−P36)・A63+P36・A60 =P32・A62+F61 ………(2) ただし、A50、A63、A60、A62はそれぞれ反
力制御弁50および応動弁60の添字に該等する
構成部分の受圧面積を表し、また、応動弁60の
スプリング61が収容された室の油圧はタンク3
0の圧力(大気圧)と等しく無視している。
今、操舵速度が小さくゲートバルブ40が第2
図に示すように閉じ位置にあれば、反力制御弁5
0は上式1から明らかなように室52の油圧P52
が零とみなせてライン36の油圧P36とスプリン
グ51のばね力F51とに応動し、ライン36の油
圧P36が小さい低車速時においては、反力制御弁
50はスプリング51により左方に付勢されてラ
イン29を閉じている。このため、反動室32は
応動弁60の絞り53を介しライン36と連絡さ
れて油圧P32が次式3に示すようにライン36の
油圧P36と絞り53の落差圧△P53とにより規定
され、この反動室32の油圧とスプリング35の
ばね力とによつて四方向切換弁10は抵抗を受け
る。
P36=P32−△P53 ………(3) そして、車速が増大してライン36の油がタン
クへくみ出されると絞り53の落差圧△P53が大
きくなるのでスプリング51に対抗して反力制御
弁50を閉じる為に必要なライン36の油圧P36
を得る為の反動室32の圧力P32が増大し、この
反動室32内の圧力P32によつて四方向切換弁1
0は上述の低車速時より大きな抵抗を受ける。し
たがつて、このような操舵速度が小さい場合に
は、操舵力は第4図に実線で示すように、車速感
応特性が得られる。また、油圧源20から供給さ
れる作動油の流量をエンジンの回転数に対し完全
に一定とせずに幾分エンジンの回転数に対し増大
するように緩い勾配をつけておけば、絞り28の
部分で発生する落差圧もエンジンの回転数にした
がつて増大し、同様に第4図の折れ曲がり点Aを
上方例えばA′へずらせ、高車速走行中即ちエン
ジンの回転数が大きいとの特性を実線から点線へ
移行することができる。
なお、上述のゲートバルブ40の閉弁時におい
ては、応動弁60は反力制御弁50と同様に室5
2aの油圧P52が零とみなせるため、上式2から
明らかなように図中左に位置して合流部43aと
反力制御弁50の室52とを連通している(第3
図参照)。
一方、操舵速度が大きく絞り28の落差圧が大
きい場合には、ゲートバルブ40が開弁して絞り
41の落差圧が応動弁60を経て反力制御弁50
の室52に導入され、また、この絞り28の落差
圧が応動弁60の室にも導入される。そして、応
動弁60は前述の式2に従い開閉作動するが、式
2は下式4のように変換でき、この式4に前式3
を代入すると下式5が得られ、この式5により定
まる油圧P52で反力制御弁50が作動する。
すなわち5式は車速応動弁60が図中右動して
分岐ライン43と室52を遮へいする時の室52
の圧力P52を規定しており換言すれば圧力P52の
最大値を規定する式である。
P52=P32・A62+F61/A63−(A60/A63−1)・P36 ………(4) P52=A62+A63−A60/A63・P32 +(A60/A63−1)△P53+F61/A63………(5) 室52の油圧P52は操舵速度に応じて高くなる
が、また、上式から明らかなように、車速が高く
なつた場合すなわち絞り53の落差圧△P53が増
大した場合に室52の油圧P52の最大値も増大し
て該油圧P52が車速に応じた圧力に線形に制御さ
れ、操舵速度が同一であつても車速が大きければ
油圧P52の最大値はより大きな圧力に制御され
る。そして、この油圧P52に応じ前式1に従い反
力制御弁50が開き側に付勢され、絞り28の上
流側油圧を反動室32に導くため、反動室32の
油圧P32の最大値は車速に応じて前述した操舵速
度が小さい場合より大きくなる。したがつて、第
4図に示すように例えば車速VがV1の時であれ
ば折れ曲がり点Bを点B′にずらすことができる。
ただし、応動弁60は出力側の圧力P52によつて
作動が規定されるため、車速すなわち絞り53の
落差圧△P53が異なる場合においても、操舵速度
すなわち絞り41の落差圧が小さく、これら油圧
△P53および絞り41の落差圧が前述の式5によ
つて規定される応動弁60を閉示させる値でなけ
れば操舵反力への関与は全く同じである。すなわ
ち、応動弁60は操舵速度を表す絞り41の落差
圧を車速を表す絞り53の落差圧に応じ調圧して
反力制御弁50の室52に導き、この室52の油
圧P52に応じて反力制御弁50は作動するため、
反力制御弁50は第4図中の点B′に示す閉弁す
る時の作動開始圧力が操舵速度に応じ無段階に変
化する。
以下、車速に応じた場合別に作動を説明する。
(停車中の操舵について) 停車中は車速センサ70が静止しているため、
反力制御弁50及び応動弁60はともにオリフイ
ス53下流のライン36の圧力で閉じており、従
つて操舵速度に関係なく反動室32群内の圧力ラ
イン36と同圧の低い圧力、例えば1.5Kg/cm2
保持される。これがため操舵は極めて軽く、快適
に行われる。極く低速での走行でも絞り53を流
れる流量は微量であり、圧力落差は実質上無いか
ら上記と同様である。
(中速走行の操舵について) 中速走行時はセンサ70がライン36内の作動
油をタンク30へ汲み出しているため、落差圧△
P53が増大し、図示左方への付勢が強くなる。こ
れがため絞り28での落差圧、例えば約3〜5
Kg/cm2が反動室32へ導かれ、この圧力と中立復
帰スプリング35との合算した力で切換弁10は
中立位置に保持される。ここで急激な操舵を行う
と、ラツク7はピニオン2で駆動され、例えば第
3図でラツク7が左へ移動したとしよう。このと
きゲートバルブの内一方40−1はそのままで、
他方40−2が上方へリフトし、これの絞り41
−2での比較的大きな落差圧はライン43−2お
よび応動弁60を介し前述のように調圧されて反
力制御弁50のスプリング収納室52に至り、ス
プリング51とともに圧力制御弁50を図中左方
に付勢して開に保持する。この結果、油圧反動室
32には絞り28の落差圧が導入され、その特性
が操舵速度の大小に従いO−A−C−DからO−
A′−B′−D′へ移行して操舵力等が大きくなる。
なお、このときの絞り41−2で発生する落差圧
が大きすぎると、応動弁60の左端のプランジヤ
63にはこれを閉じる圧力が働き、反力制御弁5
0の右端には一定以上の圧力はかからない。換言
すれば、反力制御弁50を開に保持する力は操舵
速度のある値迄は操舵速度に比例して強められる
けれども、それから先は一定となる。この点につ
いては、応動弁60が出力側の室52aの圧力に
応動することから明らかである。
したがつて、反動室32には絞り28の落差圧
が導かれ、前述のようにハンドル4の操舵に適正
な操舵力が付与される。
(高速走行の操舵について) 高速走行中は反力制御弁50および応動弁60
は常に開の状態にあり、従つて上記の作用は行わ
れず、反動室32に絞り28の落差圧が導かれて
特性O−A−FはO−A′−F′へαだけ重くなる。
上記の図示例ではシリンダ8への作動油の往復
は常時絞り41を通過することとなるが、この絞
りの有効径を作動油の往きと帰りで変化させたい
場合には、第5図に示される如くゲートバルブ1
40の絞り141をシート143の孔144に対
し多少オフセツトさせることで容易に解決するこ
とができる。
即ち、第5図の変更実施例では、作動油が切換
弁10からシリンダ8へ流れるときの絞り141
の有効径はゲートバルブ140がシート143に
当接するためシート143で多少塞がれて実質的
に狭くなり、シリンダ8から逆にされるときの絞
り141はゲートバルブ140がシート143か
ら離間してその径全体が有効面積として働くた
め、シリンダ9の排出側の室に接続する管路の抵
抗を小さくして全体としての管路抵抗も小さくで
き、広くシリンダ部での押出抵抗を軽減し、据切
時操舵反力を小さくして軽快な操舵いわゆる軽い
操舵を可能にすることもできる。
以上要するに本発明に従えば、反力制御弁の機
能についても操舵速度をパラメータとして関与さ
せることができ、操舵速度に応じた操舵反力を一
層効果的に得ることができ、特に、車速感応型に
構成した実施例では高速走行中にはこれが関与の
度合を大きくして路面抵抗の大小を良く運転者に
伝えて一層精確な操舵を行わせ、又停車中や低速
走行中はこれが度合を少なくして操舵速度による
操舵反力の変化を全く、或は実質上殆ど無くし、
俊敏且つ軽快な操舵性能を保障することができ
る。
尚本発明の実施にさいし、上記実施例に限定さ
れることではなく、諸種の四方向切換弁、反動室
の組み合せに実施し得ることは勿論で、又車速セ
ンサは付随的なものであり、更に電気的に操舵速
度を検出し、ソレノイド装置等で反力制御弁を作
動せしめることもでき、本発明はかかる変更を含
むものであることを付言する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
はピニオン軸、切換弁の部分の縦断面図、第2図
は油圧回路図、第3図は同回路の作動中の状態を
示す一部の図、第4図は動力舵取装置の本実施例
に基づく入・出力特性を示すグラフ、第5図は操
舵速度検出手段の変更実施例を示す図である。 尚図面中、2は操舵入力軸、8はシリンダ、9
はピストン、10は四方向切換弁、20は油圧
源、30はタンク、32は油圧反動室、40は操
舵速度検出手段、41は絞り、50は反力制御
弁、51は予圧スプリング、52は予圧室、53
は絞り、60は応動弁、61は予圧スプリング、
70は車速センサである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 操舵入力軸の回動に伴い操舵輪を変化せしめ
    るべくこれと連動するピストンを受容するシリン
    ダの一方の室を油圧源に、他方の室をタンクへ選
    択的に接続する四方向切換弁と、 この切換弁の切換動作を制御する油圧反動室
    と、 該反動室を油圧源に結ぶ油路中に開き側に付勢
    され、反動室内圧で閉じ側に付勢される反力制御
    弁と、を備える動力舵取装置において、 操舵速度の大きさに応じて前記反力制御弁を開
    き位置に保持するように付勢したことを特徴とす
    る動力舵取装置。 2 前記特許請求の範囲第1項において、前記操
    舵速度の検出量は前記四方向切換弁とシリンダを
    結ぶ油路中に介設した検出用絞りの落差圧であつ
    て、これが落差圧が前記反力制御弁に導かれて該
    反力制御弁を開き位置に保持するように付勢する
    ことを特徴とする動力舵取装置。 3 前記特許請求の範囲第2項において、前記検
    出用絞りは該検出用絞りを流れる油の流れ方向に
    よつて前後の差圧が異なる如く構成したことを特
    徴とする動力舵取装置。 4 前記特許請求の範囲第3項において、前記検
    出用絞りは前記四方向切換弁と前記シリンダとを
    結ぶ油路中に介在せしめたゲートバルブに形成し
    て該ゲートバルブを前記検出用絞りの落差圧によ
    つて変位する如く配置すると共に、前記油路に前
    記ゲートバルブのシリンダ側でシートを前記ゲー
    トバルブと当接して前記検出用絞りの一部を閉塞
    する如く配置したことを特徴とする動力舵取装
    置。 5 前記特許請求の範囲第1項において、前記反
    動室と該反動室の反力を前記圧力制御弁の閉じ側
    に作用させる受圧側とを結ぶ油路中に絞りを介設
    し、該絞りの下流の流体を車速に比例した流量に
    制御してタンクへ戻す車速センサを該絞りとタン
    クとを結ぶ油路中に介設したことを特徴とする動
    力舵取装置。 6 前記特許請求の範囲第5項において、前記反
    力制御弁へ前記検出用絞りの落差圧を導く油路中
    に、前記反力制御弁の内圧および予圧力で開き側
    に、前記絞りの下流の圧および前記検出用の落差
    圧で閉じ側に付勢される応動弁を設けたことを特
    徴をする動力舵取装置。
JP9557278A 1978-08-05 1978-08-05 Power-assisted steering device Granted JPS5522560A (en)

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