JPH0133606Y2 - - Google Patents

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JPH0133606Y2
JPH0133606Y2 JP1980007899U JP789980U JPH0133606Y2 JP H0133606 Y2 JPH0133606 Y2 JP H0133606Y2 JP 1980007899 U JP1980007899 U JP 1980007899U JP 789980 U JP789980 U JP 789980U JP H0133606 Y2 JPH0133606 Y2 JP H0133606Y2
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seam
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stitch
fabric
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は背広上衣、ブレザー、コート等に見ら
れるベンツ(開き)を持つ縫製品に関するもので
あり、さらに詳しくは地縫いの折り代側に地縫い
とは別に該地縫いと間隔を持ち、かつ折り代側に
かけて屈曲する細かい線分からなる折り代押え縫
いを持ち、その折り代押え縫いの縫目線の屈曲部
が曲率を有する縫目線で構成されたベンツを有す
る縫製品に関するものである。 背広上衣、ブレザー、コート等に使用される背
開き、脇開き部(通称ベンツ)の構造は、本体
(衣服では身頃布)を縫合する地縫い目と折り代
や身返し布を押える縫目から構成されているのが
一般的である。 従来の織・編組織からなる生地を用いたベンツ
縫い構成方法は、現在使用されている縫目すなわ
ち、地縫いのベンツ止まり部の一点のみで地縫線
に対しておおよそ90゜〜150゜の範囲で縫い方向を
折り代側へ変更した後その延長線上を縫合して折
り代を押える方法が、地縫をベンツ止まりで止
め、返し縫いをして縫目を完成させた後、上記の
角度で改めて折り代押え縫いを行うのが普通であ
る。 この縫製品を着用(使用)した時、何らかの外
力で巾(廻り)あるいは長か(丈)方向にベンツ
が開き引裂き力が働いた時、織物や編物を使つた
生地では織・編糸の強力が大きいことや組織点の
移動等によりベンツ止まり(地縫い止まり)近辺
の生地が破れに至ることはほとんどない。 しかし、不織布構造からなる合成皮革や天然皮
革あるいはフイルムのように引裂強力が弱く組織
点の無いものは垂直に縫いおろした地縫い止まり
や、一点を中心に急角度で方向変更したものは角
の部分に応力が集中し、前述のような外力が加わ
つた場合に簡単に生地破れが縫目部分に発生す
る。また、地縫いと折り代押え縫いが分れている
縫目は両者の縫い終り及び縫い始めの返し縫いが
あたかも紙にミシン目を入れたものと同様とな
り、上記した縫目と同様応力が集中して生地破れ
に至る致命的な欠点を有する。 現在これらの生地破れ改善策としてベンツ開き
止まり、すなわち地縫い止まり及び折り代押え縫
いの縫目部に織・編物の芯地を接着して補強して
いるが芯地の強力、接着力、芯地と表地の伸縮挙
動の相違等から十分な補強効果を得ることが出来
ていない。また、部分接着であるため着用、クリ
ーニングにより接着部分が剥離してその効果がな
くなる。 本考案はかかる欠点を改善し、不織布構造をも
つ前述の生地におけるベンツ開き止まり部の生地
破れを生じにくい縫目をもつ縫製品を提供するこ
とを目的とする。 現状の縫製品のベンツ部の巾(衣服の廻り)、
及び長さ(衣服の丈)方向の引裂強力を見るとベ
ンツ上部(地縫止まり部)における縫目部分の生
地破れは地縫い止まり部、あるいは地縫いから折
り代押え縫いへ変更する一点に応力集中が起り生
地破れに至ることが実験の結果から判明した。 本考案はこの欠点を改善するために次の構成を
有する。すなわち、本考案はベンツを持つ縫製品
において、ベンツが背地縫いと折り代押え縫いと
から構成され、折り代押え縫いが背地縫いの折り
代側にあり、背地縫いと折り代押え縫い始めの間
隔が0.1cm以上1.0cm未満であり、折り代押え縫い
は折り代側にかけて少なくとも0.2cmの曲率半径
をもつ屈曲部を有し、該屈曲部中央が背地縫い止
まりよりも下にあり、縫い代切り込みを背地縫い
止まりよりも上に設けてベンツを構成したことを
特徴とするベンツを持つ縫製品に関するものであ
る。 次に神士服背広上衣を例にとり従来のベンツ縫
目との比較によつて本考案の具体的内容を図面で
詳細に説明する。 第1図は最も一般的な従来のベンツ縫いの平面
図でありそれぞれの部位は、背地縫い1、背地縫
い止まり2、折り代押え縫い3、折り代押え縫い
始め4、ベンツ折りテープ5、表身頃6、縫い代
切込み7、背縫い代8、ベンツ折り代9である。 第2図は背地縫い1のみで構成された従来のベ
ンツ縫いの平面図でありそれぞれの部位は背地縫
い1、背地縫い止まり2、ベンツ折りテープ5、
表身頃6、縫い代切込み7、背縫い代8、ベンツ
折り代9である。 第3図は本考案によるベンツ縫いの平面図であ
りそれぞれの部位は背地縫い1、背地縫い止まり
2、折り代押え縫い3、ベンツ折りテープ5、表
身頃6、縫い代切込み7、背縫い代8、ベンツ折
り代である。 第4図は本考案ベンツ縫いを持つ縫製品の縫目
構成の説明図であり、それぞれの部位は背地縫い
1、背地縫い止まり2、折り代押え縫い3、ベン
ツ折り代、後述する開き止まり生地破れ強力測定
法における力の作用線12、折り代押え縫い3屈
曲部の曲率半径R、折り代押え縫い3の曲線と力
の作用線12に対する直角線11との接点Aと
し、力の作用線12と背地縫い1直角線11との
交点を基点Oとする。基点Oから背地縫い止まり
2までの距離h〔基点Oより上(+)、下(−)〕、
背地縫い1と折り代押え縫い始め14との間隔
l、背地縫い止まり2と折り代押え縫い3の縫始
め14間の距離Bである。 第5図は開き止まり生地破れ強力測定法の説明
図である。 第6図は本考案によるベンツ縫いの各条件下に
おけるベンツ(背地縫い止まり2またはA)部の
生地破れ強力を第5図に示す測定法で測定した結
果の説明図である。 先ず従来のベンツ縫目構成について説明する。
第1図は最も一般的に使用されている方法で背地
縫い1は背地縫い止まり2で止まり3〜4針の返
し縫いがなされる。また、折り代押え縫い3は背
地縫い止まり2近辺からベンツ折り代9端に向つ
て3〜4針の返し縫いをして背地縫い1に対して
ベンツ折り代9側へおおよそ90゜〜150゜の範囲内
で直線的に縫い始められている。 第2図は最も簡略化された縫構成のもので背地
縫い1一本のみのもので背地縫い止まり2は上記
同様3〜4針の返し縫いがなされる。これら従来
法によつて構成された縫目を着用時の問題点であ
るベンツ上(背地縫い止まり)部の生地破れ強力
を第5図の測定法に基づいて評価するとそのひき
裂き応力は背地縫い止まり2及び折り代押え縫い
始め4に集中的に加わり5Kg程度の弱い力で破れ
る。 一方、本考案による縫目構成は第3図に示すよ
うに、背地縫い1とは別に背地縫い1のベンツ折
り代9側に該背地縫い1と間隔を持ち、かつベン
ツ折り代9側にかけて屈曲する細かい線分からな
る折り代押え縫い3を持ち、その折り代押え縫い
3の縫目線の屈曲部が曲率を有するものである。
なお、折り代押え縫い3の縫目線の屈曲部の曲率
半径はミシン針による生地の損傷を少なくするた
めと屈曲部で2縫目以上に応力分散せしめるため
0.2cm以上である必要がある。また、背地縫い1
と折り代押え縫い始め14の間隔l(第4図)は
0.1cm以上1.0cm未満でなければならない。これは
0.1cm未満の間隔では地縫目1と縫代押え縫目3
とのミシン針跡が接近して生地の部分的損傷が拡
大し逆に1.0cm以上では地縫目1と縫代押え縫い
3との間に縫い忘れのような穴が生じて衣服の品
位を悪くするためである。また、屈曲部中央が背
地縫い止まりよりも下になければならない。屈曲
部中央が背地縫い止まりよりも上もしくはヒツプ
ラインから同じ高さにある場合には、ベンツ部を
開こうとする外力を屈曲部に分散させることがで
きず、背地縫い止まりに外力が集中するために開
き止まり生地破れ強力の向上効果は得られない。
また、折り代押え縫い始め14の位置は背地縫い
止まり2より0.5cm〜1.0cm上つまり両縫目をオー
バーラツプさせることが好ましい(第4図B)。 そこで本考案に基づいて縫合したベンツを後述
の測定法によりベンツ上(背地縫い止まり)部の
生地破れ強力を測定すると従来法による各縫構成
の生地破れ強力より1.3〜2倍以上の効果が確認
された。これは従来法では背地縫い止まり2及び
折り代押え縫い始め4のそれぞれの点に応力が集
中して加わる縫目構成であるのに対して本考案に
よる縫目構成は着用中に何らかの原因で背地縫い
止まり2近辺に外力が加わると、この外力は背地
縫い止り2と前後して折り代押え縫い3のA点近
辺にも分散されて生じる応力とでバランスがとれ
る。すなわち、この外力を背地縫い止まり2と折
り代押え縫い3の曲線部分の網目でそれぞれ力を
受ける縫目数で応力を分担することになる。その
結果従来法に比較してベンツ上(背縫い代止ま
り)部の生地破れ強力は1.3〜2倍以上となりそ
の改善効果は大きい。なお、本考案の特徴は縫い
代切込み7を従来法のように背地縫い止まり2に
向つて切込む構造ではなく、背地縫い止まり2よ
りも上の方向に切込みを入れる構造を採用すると
ころにもあり、これによつて切込み部からの破れ
が防止される。 実施例 ポリエステル繊維とポリウレタンからなる不織
布構造をもつ合成皮革を用い、30番表示のポリエ
ステル・フイラメントミシン糸、14番表示の普通
タイプミシン針を用いて縫目の大きさ12針/3cm
で紳士背広上衣のベンツを縫製し、後述の測定法
に基づいてベンツ上(背地縫い止まり)部の生地
破れ強力を従来法及び本考案について測定した。 測定法(第5図)は衣服の着用中にベンツ部に
加わる力の方向を種々の条件を想定して調べて見
ると以下に示す条件が最も測定法として着用時の
状態に近くよいことがわかつた。すなわちベンツ
に力が加わるのはヒツプラインでベンツが開く方
向に引張られる、しかしここには縫目がないので
この方向の力が結局はベンツの開き止まりに向か
う。ジヤケツト、ブレザー、コート類のベンツ開
き止まりは通常ヒツプラインの約10cm上でありヒ
ツプラインでベンツを開く力の加わるのは脇近辺
すなわちベンツから約17cm離れた位置である。し
たがつて我々は第5図に示すようにヒツプライン
10上から背地縫い1に向う垂線13とヒツプラ
イン10との交点Qから垂線上で10cmの位置O
(基点)とヒツプライン10が脇線と交わる点P,
P′(.及び.′は17cm)をとり、直角三角形O.
Q.P及びO.Q.P′の斜線12,12′を力の作用線
とし、それぞれP,P′を把持して等速度引張試験
機によつて縫目強力を測定する。 測定は第4図に示す折り代押え縫い3の曲率半
径R0.75cmにおいて、背地縫い1と折り代押え縫
い始め14との間隔lを0.2cm〜1.0cm間で条件変
更し、それぞれの間隔lにおいて、屈曲部中央と
背地縫い止まりの上下関係をそれぞれ条件変更し
た背広上衣のベンツを縫製し前述の測定法により
ベンツ開き止まりの生地破れ強力を測定した。そ
の結果を第1表に示した。屈曲部中央が背地縫い
止まりよりも下にある場合には、生地破れ強力の
向上効果が認められた。 なお、本考案においては、生地破れ強力測定の
便宜上、前記のように、背地縫い線もしくはその
延長線においてヒツプラインから10cm上の位置を
基点Oとし、該基点Oから背地縫い止まり2まで
の距離をhとした。このhの値も合せて第1表に
示した。該hの値を横軸に、生地破れ強力を縦軸
にとつてグラフに表わしたのが第6図である。 ここで、本考案による開き止まり生地破れ強力
の下限を従来法によるベンツ縫いの生地破れ強力
よりも50%アツプとした。上限は生地破れ強力の
面からは問題なく設定しないが背地縫い1と折り
代押え縫い始め14との間隔lが1.0cm以上にな
るとベンツが開いた時背地縫い1と折り代押え縫
い3の縫目間が開きあたかも縫目がほころびたよ
うになり外観上問題である。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のベンツ縫い平面図、
第3図は本考案によるベンツ縫いの平面図、第4
図は本考案のベンツ縫いを持つ縫製品の縫目構成
の説明図、第5図は開き止まり生地破れ強力測定
法の説明図、第6図は第5図に示す測定法で測定
した生地破れ強力を示す。 1:背地縫い、2:背地縫い止まり、3:折り
代押え縫い、4:折り代押え縫い始め、5:ベン
ツ折りテープ、6:表身頃、7:縫い代切込み、
8:背地縫い代、10:ヒツプライン、11:力
の作用線に垂直な線、12,12′:力の作用線、
13:ヒツプラインに垂直で背地縫い止まりに向
う線、14:折り代押え縫い始め、O:基点、
A:曲率をもつ折り代押え縫いと線11との接
点、B:背地縫止まりと折り代押え縫い始め間の
距離、P,P′:ヒツプライン上で脇線との交点、
Q:ヒツプラインと線13との交点、R:曲率半
径、l:背地縫いと折り代押え縫との間隔、h:
基点Oを基準にした背地縫い止まり間の距離で
(+)は基点Oより上側、(−)は下側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベンツを持つ縫製品において、ベンツが背地縫
    いと折り代押え縫いとから構成され、折り代押え
    縫いが背地縫いの折り代側にあり、背地縫いと折
    り代押え縫い始めの間隔が0.1cm以上1.0cm未満で
    あり、折り代押え縫いは折り代側にかけて少なく
    とも0.2cmの曲率半径をもつ屈曲部を有し、該屈
    曲部中央が背地縫い止まりよりも下にあり、縫い
    代切り込みを背地縫い止まりよりも上に設けてベ
    ンツを構成したことを特徴とするベンツを持つ縫
    製品。
JP1980007899U 1980-01-28 1980-01-28 Expired JPH0133606Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980007899U JPH0133606Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

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JP1980007899U JPH0133606Y2 (ja) 1980-01-28 1980-01-28

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JPS56111119U JPS56111119U (ja) 1981-08-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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