JPH0133697B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0133697B2 JPH0133697B2 JP55050684A JP5068480A JPH0133697B2 JP H0133697 B2 JPH0133697 B2 JP H0133697B2 JP 55050684 A JP55050684 A JP 55050684A JP 5068480 A JP5068480 A JP 5068480A JP H0133697 B2 JPH0133697 B2 JP H0133697B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- friction material
- rubber
- powder
- asbestos
- Prior art date
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- Expired
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Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は無石綿系(ノンアスベスト系)で軽負
荷用の摩擦材に関するものである。 本発明者らは先に無石綿系で軽負荷用の摩擦材
として動物性皮革繊維及び動物性皮革紛末のいず
れかと熱硬化性樹脂を含有する摩擦材を開発した
が(特願昭54−11305号〔特開昭55−104378号公
報〕及び特願昭54−133946号〔特開昭56−57869
号公報〕)、本発明はこの摩擦材を更に改良したも
ので、特に耐吸湿性を向上せしめたものである。 〔従来の技術〕 一般に石綿を使用する(アスベスト系)摩擦材
はその製造時に石綿粉塵による作業公害を伴い、
しかも低面圧用のクラツチフエーシングの目的に
は十分沿い得ないという欠点がある。 又ノンアスベスト系の摩擦材として従来品にコ
ルク系摩擦材があるが、これは摩耗が多くしかも
摩擦鳴音の発生が多いという欠点をもつている。
そこで本発明者は動物性皮革繊維又は動物性皮革
粉末、植物性繊維、ポリアミド繊維又は全芳香族
ポリアミド系繊維と熱硬化性樹脂からなる摩擦材
配合を混合して加熱加圧成型したことを特徴とす
る摩擦材(特願昭54−11305号〔特開昭55−
104378号公報〕)を提案し、更に摩擦係数が0.5以
上と高く、耐摩耗性がよく又摩擦鳴音がなく、し
かも相手摩擦材への影響がほとんどない摩擦材と
して動物性皮革繊維及び/又は動物性皮革粉末と
植物繊維及び/又は全ポリアミド繊維とを混在さ
せ、かつこれに無機塩類、摩擦調整剤、金属粉末
を混入させ、かつ熱硬化性樹脂を使用して摩擦材
とすることにより2Kg/cm2以下の低面圧で使用す
る場合に摩擦係数が高く(0.5以上)、耐摩耗性が
優れている等の摩擦適性を示す摩擦材(特願昭54
−133946号〔特開昭56−57869号公報〕)を提案し
た。 この摩擦材は、通常の状態での使用には全く問
題ないが、湿度が異常に高い地域又は季節におけ
る使用では、動物性皮革繊維・動物性皮革粉が大
気中の水分を吸湿し、異常に高いμレベルになつ
たり、更に吸湿した状態で長期間保管された状態
が続くと、摩擦材と相手材との間に錆が生じて固
着状態となり、始動不能となるおそれがある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は上記の摩擦材において動物性皮革繊
維、動物性皮革粉末に代えてゴム質にて被覆した
コルク粉末を使用することによりその摩擦性能を
低下せしめることなく、耐吸湿性を大幅に改善し
たものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の要旨とする所はゴム質にて被覆したコ
ルク粉末と熱硬化性樹脂を含有する無石綿系であ
ることを特徴とする摩擦材に存するものである。 〔作 用〕 本発明の代表的な基本配合を示すと次の通りで
ある。 ゴム質にて被覆したコルク粉末 1〜40wt% 植物繊維及び/又は有機繊維 5〜30 〃 摩擦性能調整剤 5〜50 〃 無機塩類 5〜30 〃 熱硬化性樹脂 5〜30 〃 その他必要に応じ金属粉末 1〜20 〃 上記の配合をよく攪拌して混合し、所定の金型
に入れて加熱加圧成型して製品とする。 なお上記配合中、ゴム質にて被覆したコルク粉
末としては、コルク粉末をN.B.R.系又はS.B.R.
系等の合成ゴム粘稠液により被覆したものを用い
てもよいが、これらのゴム質のラテツクス液によ
り被覆したものも用いることができる。又植物繊
維としては精製した木材パルプのKC―フロツク
(商品名、山陽国策パルプ社)が使用されうる。 有機繊維としては芳香族ポリアミド繊維、具体
的にはケブラ(商品名、デユポン社)、ノーメツ
クス(商品名、デユポン社)、コーネツクス(商
品名、帝人)等のメタ型又はパラ型アラミツド繊
維を1〜6mmに切断したものが使用されうる。 摩擦性能調整剤としてはカシユーダスト、ゴム
粉末等が使用されうる。 又無機塩類としては炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、硫酸バリウム、チタン酸カリウム等が
使用されうる。 熱硬化性樹脂はフエノール系の樹脂が一般的に
用いられるが、エポキシ系、メラミン系等の樹脂
でもよく又これらの変性樹脂も用いることができ
る。 金属粉末としてはアルミニウム粉末、銅粉末、
真鍮粉末等が用いられる。 〔実施例〕 以下に本発明の効果を一層明らかにするために
実施例を示す。 実施例 ゴム練りロール等を用いてN.B.R.系合成ゴム
の粘稠液をコルク粉末に練り込み、次いで粉末工
程を経てゴム質にて被覆したコルク粉末を調製す
る。 このゴム質にて被覆したコルク粉末及びフエノ
ール樹脂を含む下記配合を調製し、常法によつて
摩擦材を成型した。 配 合 ゴム質にて被覆したコルク粉末 25wt% コーネツクス(3mmカツト) 10 〃 木材パルプ(KC―フロツク) 15 〃 カシユーダスト 15 〃 炭酸カルシウム 10 〃 アルミニウム粉末 5 〃 フエノール樹脂 20 〃 この摩擦材の摩擦性能(摩擦係数及び摩耗量)
を示すと添付図面の通りである。 尚比較のため従来のコルクフエーシングの摩耗
性能を併せて示した。 これら摩擦性能は定速式摩擦試験機によりJIS
D4311の方法によつてp=3Kg/cm2、v=7.5m/
sの条件で行なつた。 摩擦係数は実線で示し、又摩耗量(×10-7cm3/
Kg−m)は点線で示したが、これより本発明品
(〇印)は従来品(×印)よりもいずれも優れて
いた。 又本発明品の吸湿性試験を行なつた結果を下表
に示したが、比較のため本発明の配合においてゴ
ム質で被覆したコルク粉末に代えて牛皮粉砕粉を
用いた摩擦材を比較品として同様に試験した結果
を併記した。
荷用の摩擦材に関するものである。 本発明者らは先に無石綿系で軽負荷用の摩擦材
として動物性皮革繊維及び動物性皮革紛末のいず
れかと熱硬化性樹脂を含有する摩擦材を開発した
が(特願昭54−11305号〔特開昭55−104378号公
報〕及び特願昭54−133946号〔特開昭56−57869
号公報〕)、本発明はこの摩擦材を更に改良したも
ので、特に耐吸湿性を向上せしめたものである。 〔従来の技術〕 一般に石綿を使用する(アスベスト系)摩擦材
はその製造時に石綿粉塵による作業公害を伴い、
しかも低面圧用のクラツチフエーシングの目的に
は十分沿い得ないという欠点がある。 又ノンアスベスト系の摩擦材として従来品にコ
ルク系摩擦材があるが、これは摩耗が多くしかも
摩擦鳴音の発生が多いという欠点をもつている。
そこで本発明者は動物性皮革繊維又は動物性皮革
粉末、植物性繊維、ポリアミド繊維又は全芳香族
ポリアミド系繊維と熱硬化性樹脂からなる摩擦材
配合を混合して加熱加圧成型したことを特徴とす
る摩擦材(特願昭54−11305号〔特開昭55−
104378号公報〕)を提案し、更に摩擦係数が0.5以
上と高く、耐摩耗性がよく又摩擦鳴音がなく、し
かも相手摩擦材への影響がほとんどない摩擦材と
して動物性皮革繊維及び/又は動物性皮革粉末と
植物繊維及び/又は全ポリアミド繊維とを混在さ
せ、かつこれに無機塩類、摩擦調整剤、金属粉末
を混入させ、かつ熱硬化性樹脂を使用して摩擦材
とすることにより2Kg/cm2以下の低面圧で使用す
る場合に摩擦係数が高く(0.5以上)、耐摩耗性が
優れている等の摩擦適性を示す摩擦材(特願昭54
−133946号〔特開昭56−57869号公報〕)を提案し
た。 この摩擦材は、通常の状態での使用には全く問
題ないが、湿度が異常に高い地域又は季節におけ
る使用では、動物性皮革繊維・動物性皮革粉が大
気中の水分を吸湿し、異常に高いμレベルになつ
たり、更に吸湿した状態で長期間保管された状態
が続くと、摩擦材と相手材との間に錆が生じて固
着状態となり、始動不能となるおそれがある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明は上記の摩擦材において動物性皮革繊
維、動物性皮革粉末に代えてゴム質にて被覆した
コルク粉末を使用することによりその摩擦性能を
低下せしめることなく、耐吸湿性を大幅に改善し
たものである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の要旨とする所はゴム質にて被覆したコ
ルク粉末と熱硬化性樹脂を含有する無石綿系であ
ることを特徴とする摩擦材に存するものである。 〔作 用〕 本発明の代表的な基本配合を示すと次の通りで
ある。 ゴム質にて被覆したコルク粉末 1〜40wt% 植物繊維及び/又は有機繊維 5〜30 〃 摩擦性能調整剤 5〜50 〃 無機塩類 5〜30 〃 熱硬化性樹脂 5〜30 〃 その他必要に応じ金属粉末 1〜20 〃 上記の配合をよく攪拌して混合し、所定の金型
に入れて加熱加圧成型して製品とする。 なお上記配合中、ゴム質にて被覆したコルク粉
末としては、コルク粉末をN.B.R.系又はS.B.R.
系等の合成ゴム粘稠液により被覆したものを用い
てもよいが、これらのゴム質のラテツクス液によ
り被覆したものも用いることができる。又植物繊
維としては精製した木材パルプのKC―フロツク
(商品名、山陽国策パルプ社)が使用されうる。 有機繊維としては芳香族ポリアミド繊維、具体
的にはケブラ(商品名、デユポン社)、ノーメツ
クス(商品名、デユポン社)、コーネツクス(商
品名、帝人)等のメタ型又はパラ型アラミツド繊
維を1〜6mmに切断したものが使用されうる。 摩擦性能調整剤としてはカシユーダスト、ゴム
粉末等が使用されうる。 又無機塩類としては炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、硫酸バリウム、チタン酸カリウム等が
使用されうる。 熱硬化性樹脂はフエノール系の樹脂が一般的に
用いられるが、エポキシ系、メラミン系等の樹脂
でもよく又これらの変性樹脂も用いることができ
る。 金属粉末としてはアルミニウム粉末、銅粉末、
真鍮粉末等が用いられる。 〔実施例〕 以下に本発明の効果を一層明らかにするために
実施例を示す。 実施例 ゴム練りロール等を用いてN.B.R.系合成ゴム
の粘稠液をコルク粉末に練り込み、次いで粉末工
程を経てゴム質にて被覆したコルク粉末を調製す
る。 このゴム質にて被覆したコルク粉末及びフエノ
ール樹脂を含む下記配合を調製し、常法によつて
摩擦材を成型した。 配 合 ゴム質にて被覆したコルク粉末 25wt% コーネツクス(3mmカツト) 10 〃 木材パルプ(KC―フロツク) 15 〃 カシユーダスト 15 〃 炭酸カルシウム 10 〃 アルミニウム粉末 5 〃 フエノール樹脂 20 〃 この摩擦材の摩擦性能(摩擦係数及び摩耗量)
を示すと添付図面の通りである。 尚比較のため従来のコルクフエーシングの摩耗
性能を併せて示した。 これら摩擦性能は定速式摩擦試験機によりJIS
D4311の方法によつてp=3Kg/cm2、v=7.5m/
sの条件で行なつた。 摩擦係数は実線で示し、又摩耗量(×10-7cm3/
Kg−m)は点線で示したが、これより本発明品
(〇印)は従来品(×印)よりもいずれも優れて
いた。 又本発明品の吸湿性試験を行なつた結果を下表
に示したが、比較のため本発明の配合においてゴ
ム質で被覆したコルク粉末に代えて牛皮粉砕粉を
用いた摩擦材を比較品として同様に試験した結果
を併記した。
本発明の摩擦材は石綿に代えてコルク粉末を使
用した無石綿系であるので、石綿粉塵による公害
問題がなくしかも上記のコルク粉末はゴム質にて
その全面が被覆含浸されているので、コルク摩擦
材の欠点である摩耗が多く摩擦鳴音の発生が多い
という問題が有効に解消される。
用した無石綿系であるので、石綿粉塵による公害
問題がなくしかも上記のコルク粉末はゴム質にて
その全面が被覆含浸されているので、コルク摩擦
材の欠点である摩耗が多く摩擦鳴音の発生が多い
という問題が有効に解消される。
第1図は本発明品と従来品の摩擦係数及び摩耗
量と温度との関係を夫々示す図表である。 〇……本発明品、×……従来品、―……摩擦係
数、‐‐‐‐……摩耗量。
量と温度との関係を夫々示す図表である。 〇……本発明品、×……従来品、―……摩擦係
数、‐‐‐‐……摩耗量。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ゴム質にて被覆したコルク粉末と熱硬化性樹
脂を含有する無石綿系であることを特徴とする摩
擦材。 2 ゴム質にて被覆したコルク粉末1〜40wt%、
植物繊維及び/又は有機繊維5〜30wt%、摩擦
性能調整剤5〜50wt%、無機塩類5〜30wt%、
金属粉0〜20wt%、熱硬化性樹脂5〜30wt%か
らなる特許請求の範囲第1項記載の摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5068480A JPS56147879A (en) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | Friction material |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5068480A JPS56147879A (en) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | Friction material |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56147879A JPS56147879A (en) | 1981-11-17 |
| JPH0133697B2 true JPH0133697B2 (ja) | 1989-07-14 |
Family
ID=12865744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5068480A Granted JPS56147879A (en) | 1980-04-17 | 1980-04-17 | Friction material |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS56147879A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0694554B2 (ja) * | 1986-03-07 | 1994-11-24 | 住友電気工業株式会社 | デイスクブレ−キ用摩擦材 |
| JPS62261725A (ja) * | 1986-05-09 | 1987-11-13 | Aisin Chem Co Ltd | クラッチフェ−シング |
| CN103387814B (zh) * | 2013-07-30 | 2015-07-29 | 王光明 | 一种新型耐磨材料及其制备方法 |
| CN106321696A (zh) * | 2016-08-30 | 2017-01-11 | 苏州西艾杰电机有限公司 | 一种制动器用低噪音摩擦片 |
-
1980
- 1980-04-17 JP JP5068480A patent/JPS56147879A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56147879A (en) | 1981-11-17 |
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