JPH0134581B2 - - Google Patents
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- JPH0134581B2 JPH0134581B2 JP54035436A JP3543679A JPH0134581B2 JP H0134581 B2 JPH0134581 B2 JP H0134581B2 JP 54035436 A JP54035436 A JP 54035436A JP 3543679 A JP3543679 A JP 3543679A JP H0134581 B2 JPH0134581 B2 JP H0134581B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Description
本発明は鮮色魚類の養殖に関し、さらに詳しく
は天然の鮮色魚類の有する体色と同じ体色を有す
る養殖鮮色魚類の養殖方法に関する。 近年、世界的な人口増加に伴い魚類の不足がク
ローズアツプされているが、天然の魚類にも限度
があり、魚類不足を解決する1つの手段として有
用魚類の人工的量産化を目的として、有用魚類の
養殖が一部では実用化されている。 また観賞用魚類の養殖も既に実用化されてお
り、これら食肉用、飼料用又は観賞用等を目的と
して魚類の養殖が実用化されているもので、海水
魚としてはマダイ、チダイ、キダイ、クロダイ等
のタイ科、カンパチブリ等のアジ科、チヨウハ
ン、フエヤツコダイ等のチヨウチヨウオ科、淡水
魚としてはキンギヨ、コイ等である。 しかし、これら人工養殖により生育される魚類
は、その体色が天然魚類と比較して鮮色度が不足
する等の欠点を有している。 例えばマダイの場合、養殖マダイは天然マダイ
と比較し体色が天然マダイの体色のように鮮紅色
の魚が得られず、体色が黒色化したクロダイ様の
マダイしか得られず、市場性の低下が問題となり
養殖関係者の大きな悩みとなつている。 またマダイ等の黒色化を防止するために過去十
余年前より公立及び民間の各種試験研究機関で
種々の研究が行われたが、効果的な養殖方法は得
られないまま、現在では一部魚の餌に赤色系色素
を添加したり、黒色色素を制限したりしている
が、未だ充分に天然マダイの体色発現及び黒色防
止効果は達成されていない。 本発明者らはかかる欠点を改良すべく、主とし
て光質条件との関係で研究を行なつた結果、少な
くとも360nm及びそれ以下の波長域の光が実質
的に存在しない光質雰囲気下に鮮色魚類を養殖す
ると、全く意外にも天然の鮮色魚類の有する体色
と同じ体色を有する養殖の鮮色魚類が得られるこ
とが見い出された。 しかして本発明によれば、少なくとも360nm
及びそれ以下の波長域の光が実質的に存在しない
光質雰囲気下に鮮色魚類を養殖することからなる
鮮色魚類の養殖方法が提供される。 本発明の方法が適用される鮮色魚類とは、魚の
体色が有色の魚類を指すが、一般には鮮かな色調
を有した魚類を指し、魚の体色が赤色系、黄色
系、青色系、緑色系を有する鮮かな色合をした魚
類が本発明の効果を著しく受けやすい。特に好ま
しくは赤色系魚類である。 また好ましく適用される魚類としては、例えば
脊椎動物門、硬骨魚網、硬骨魚亜網に属する下記
の種類を挙げることができる。 1 スズキ目、 スズキ亜目、 タイ科 マダイ、チダイ、キダイ、ヒレコダイ、キ
チヌ、ヘダイ等 ハタ科 サクラダイ、アズマハナダイ、アカムツ、
ミナミハナダイ、シキシマハナダイ、アカ
イサキ等 チヨウチヨウウオ亜目 チヨウチヨウウオ科 ハタダテダイ、チヨウハン、トゲチヨウチ
ヨウウオ、フエヤツコダイ等 ツノダシ科 ツノダシ等 サバ亜目 アジ科 カンパチ、ブリ、ツムブリ、イケガツオ、
マアジ、メアジ等 2 コイ目 コイ亜目 コイ科 ●コイ(ニシキゴイ→コウハク、サンケ、タ
イシヨウサンケ、シヨウワサンケ、ベツコ
ウ等) ●フナ(キンギヨ→リユウキン、ワキン、オ
ランダシシガシラ、ハナフサ等) 好ましくはタイ科、ハタ科、コイ科等であり、
更に好ましくはマダイ、チダイ、コイ、フナ等で
あり、最も好ましくはマダイ等である。 本発明の方法による上記鮮色魚類の養殖は、少
なくとも360nm及びそれ以下、更に好ましくは
380nm及びそれ以下の波長域の光が実質的に存
在しない光質雰囲気下に行なわれる。 本明細書において、「Xnm及びそれ以下の波長
域の光が実質的に存在しない光質雰囲気」なる語
は、好ましくはXnm及びそれ以下の波長域の光
が100%完全に存在しない光質雰囲気を意味する
が、しかし該波長域の光が本発明の養殖に悪影響
を及ぼさない程度の少量で存在しても支障はない
ことを意味する。 従つて、太陽光線照射下での養殖においては、
太陽光線中の該波長域の光の透過が少なくとも60
%、好ましくは70%、特に好ましくは80%、更に
好ましくは90%、最も好ましくは95%〜100%阻
止された光質条件下に養殖することが望ましく、
他方、人工光線を用いる場合には、必要に応じ光
フイルターを用い、該波長域の光の光量が
1000μw/cm2以下、好ましくは500μw/cm2以下、
更に好ましくは500〜100μw/cm2、最も好ましく
は50〜0μw/cm2となる人工光線の照射下に養殖す
ることが望ましい。 また太陽光線照射下の光質条件において、光線
波長(横軸X、単位nm)対光線透過率(縦軸f
(x)、単位%)曲線を描いた場合に、光線波長X
が340nm≦X≦420nm光線透過率f(x)が2≦
f(x)≦100の領域においてXが増加するに従い
f(x)も増加するのが特に好ましい。 すなわち、Xoなる光線波長に対応する光線透
過率をf(Xo)とし、波長域X2に対応する透過率
をf(X2)、波長X2より長波長であるX3に対応す
る透過率f(X3)、波長X3より長波長であるX4に
対応する透過率f(X4)…、において340nm≦
X、≦430nmf(x)≧Zの領域で、 X2<X3<X4……<Xo……に従い、 f(X2)<f(X3)<f(X4) ……<f(Xo)……≦100 なる関係があることが特に好ましい。 また前記に加えて、光線透過率が2%である波
長をXaで表示した場合、Xaより40nm長波長
(Xa+40)における光線透過率(f(Xa+40))
は、好ましくはf(Xa+40)≧10、更に好ましく
はf(Xa+40)≧20なる関係にあることが特に望
ましい。 一方、鮮色魚類の養殖のためにはある程度の可
視光域の光の照射が必要であり、一般的には少な
くとも550nm及びそれ以上、より好ましくは少
なくとも450nm及びそれ以上の波長域の光が存
在しうる光質雰囲気下に養殖を行なうこが望まし
いが、場合によつては可視光域の70%以上、更に
は90%以上、場合によつては95%以上遮蔽する光
質雰囲気下でも養殖することもできる。 これらは養殖すべき鮮色魚類の種類、水深等に
より大きく差異し、一概に言うことができない
が、550nm及びそれ以上の波長域の光の適当な
光量及び強度は小規模な実験を行なうことによ
り、当業者であれば容易に決定することができ
る。 しかして、本発明に従う鮮色魚類の養殖は、前
記特定の光質雰囲気を使用するという制限を除け
ば何ら特別の養殖条件を必要とせず、従来鮮色魚
類、例えばマダイ等について行なわれてきた養殖
方法及び条件等に準じて行なうことができる。 上記特定の光質雰囲気を形成する方法として
は、例えば実質的に外光線から密閉された室内
(プールまたはタンク内)において、少なくとも
360nm及びそれ以下、更に好ましくは380nm及
びそれ以下の波長域の光を含まず、且つ好ましく
は550nm及びそれ以上の波長域の光を含む人工
光線〔この場合、人工光線源それ自体がかかる光
質特性の光を発するものであつてもよく、或いは
人工光線源を適当なフイルターで覆うことにより
照射される光が上記のような光質特性をもつよう
にしてもよい〕を照射する方法;太陽光線の照射
下に、後述する少なくとも360nm及びそれ以下、
更に好ましくは380nm及びそれ以下の波長域の
光の透過を実質的に阻止する被覆材により被覆す
る方法、並びに上記両方法の組合せ等が考えられ
る。 例えば、本発明に従い鮮色魚類であるマダイを
養殖する場合を例にとつて説明する。 一般にマダイの養殖は天然マダイを近海で採捕
した魚(これを天然種苗とも言う)を魚年齢によ
り0才魚(孵化してから0〜約5ケ月位経過した
マダイ約6〜9g/尾)、1才魚(孵化してから
約1年間経過したマダイ約40〜100g/尾)、2才
魚(孵化してから約2年間経過したマダイ約100
〜250g/尾)、3才魚や4才魚(孵化してから3
年以上を経過したマダイ約250g以上)と魚の大
きさによつて区別し、それぞれの魚年齢によりそ
れぞれの魚に適した大きさの生簀に入れて1年間
もしくは2年間養殖し、市場に出荷する。 養殖を行う適地として、海水から5〜15cm/秒
位で流動し、常に溶存酸素が5c.c./位あり、水
温が20〜28℃で、塩分の低下、廃水の流入が無
く、赤潮の発生等環境の悪化が無い海域を選定
し、そしして、一辺が4〜20mの約5cm径の亜鉛
びき銅管で正方形を作り、フロートを各辺に2〜
4個つけ、海上に浮べ、そこへ約5〜7mの深さ
で網を設置する。 例年8〜9月に天然マダイを採捕し、これを上
記養殖網内で養殖を行う。この時採捕したマダイ
の大きさによりマダイの養殖密度が異るが、一般
的に魚体重が10g以下の「0才魚」では100尾/
m3、1〜2才魚(150g/尾位)では50〜70尾/
m3(7〜11Kg/m3)で適当である。 養殖用の餌飼料は生餌とし、配合飼料及び養魚
飼料用オイルが使われ、生餌は主にカタクチイワ
シ、サバ、マアジ、イカナゴなどの鮮魚や冷凍魚
が用いられ、これをミンチ肉にして給餌する。配
合飼料はタンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン
及びミネラルを栄養素として配合したもので、各
種市販されている。養魚飼料オイルは主に魚油が
使われている。 投餌量は、魚の大きさ、水温等により大きく異
るが、「0才魚(6〜9g/尾)」に魚肉を投飼す
る場合、一般的には約20Kg/1000尾×10日、1〜
2才魚(100g/尾)では約3500Kg/1000尾×30
日である。 天然マダイは鮮紅色で美しい体色を示している
が、養殖する場合、養殖日数2週間もしないうち
に黒色が目立ち、40日後には黒だい状になる。 このため、一部では赤色系色素、特にカロチノ
イドを配合した飼料もしくはカロチノイドを多量
に含有したオキアミ、アカエビ、北洋エビ等を配
合して投餌しているが、体色は天然マダイの様な
鮮紅色にはならず、暗茶もしくは赤褐色になり、
市場性は低い。 上記マダイの養殖において、本発明の方法を実
際に適用する場合には、波の比較的静かな入江や
湾内に設置された海面小割式の養殖施設上に、後
述する本発明の被覆材を展張し、マダイの養殖を
行なう。 本発明資材の設置場所は、海中でも海面上で
も、又は両者を併用した場合でも良く、養殖魚と
太陽もしくは人工光源との間に設置される場所が
良い。 本発明の方法を実施する好適な方法は、前記し
た如き鮮色魚類の養殖を、前記特定の光質雰囲気
を形成する能力がある被覆材、すなわち、少なく
とも360nm及びそれ以下、特に好ましくは少な
くとも380nm及びそれ以下の波長域の光の透過
を実質的に阻止し、そして、望ましくは、少なく
とも550nm及びそれ以上、一層好ましくは450n
m及びそれ以上の波長域光を実質的に透過する透
明な被覆材による被覆下に行なうことである。 ここで、上記波長域の光の透過を「実質的に阻
止」するとは、該波長域の光の透過を100%完全
に阻止する場合のみならず、該波長域の光の透過
を40%まで許容する意味であり、また、550nm
及びそれ以上の波長域の光を「実質的に透過」す
るとは、該波長域の光を100%完全に透過する場
合はもちろん、該波長域の光の透過が若干阻止さ
れ、該光の透過率が5%まで、好ましくは10%ま
で、より好ましくは70%まで低下しても支障ない
ことをいう。 上記被覆材において360nmから550nmまでの
波長域の光は、実質的に透過しても、或いは透過
が実質的に阻止されてもかまわないが、一般には
該波長域の光の平均透過率が10〜95%、好ましく
は30〜90%の範囲内におさまるようにするのが好
適である。 しかして、本発明によれば、上記光の透過特性
を有する鮮色魚類の養殖用の被覆材が提供され
る。 本発明の被覆材としては、上記の光線透過特性
を有するものであれば、その材質等は特に制限さ
れるものではなく、どのようなタイプの被覆材で
も使用することができる。そしてかかる被覆材は
通常無機質又は有機質のフイルム、板、その他の
成形体から成ることができる。しかして、例えば
無機質フイルム又は板としては、典型的には染料
又は顔料(例:エメラルドグリーン)を配合した
ガラス板、下記に示す紫外線吸収剤を含有する合
成樹脂膜を塗布又は積層したガラス板等が挙げら
れ、また、有機質フイルム又は板としては、特に
紫外線吸収剤を塗布又は含有せしめた合成樹脂フ
イルム又は板が好適である。 また、水面に浮かせて被覆するための被覆材と
して、後述する如き紫外線吸収剤を含ませた合成
樹脂を水面上に浮くよう、箱状、中空状又は発泡
体状等の形状に、成形したものもまた使用するこ
とができる。この成形に使用しうる樹脂として
は、後述する熱可塑性樹脂の他、例えば、メラミ
ン樹脂、フエノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコ
ーン樹脂、尿素樹脂、アルキツド樹脂、アリルフ
タレート樹脂等の熱硬化性樹脂もまた用いること
ができる。 しかしながら、本発明においては、被覆材とし
て、特に紫外線吸収剤含有合成樹脂フイルム又は
板が適しており、以下この合成樹脂フイルム又は
板についてさらに詳細に説明する。 本発明に使用し得る透明フイルム又は板は、例
えば通常のフイルム形成性熱可塑性樹脂に適当な
紫外線吸収剤を配合し、フイルム又は板に成形す
ることにより製造することができる。 使用し得るフイルム成形性熱可塑性合成樹脂と
しては、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレ
ート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、
含フツ素樹脂、セルロース系樹脂、ABS樹脂等、
又はこれら重合体を主体(好ましくは50重量%以
上)とする共重合体もしくはブレンド物が包含さ
れ、特に耐光性、強度、光線透過性の理由からポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、含フツソ系樹脂、セルロース系樹
脂及びポリスチレンが好適である。 また、上記の如き合成樹脂に配合して、少なく
とも360nm以下の波長の光の透過を実質的に阻
止する能力のある紫外線吸収剤は、該紫外線吸収
剤の紫外線吸収能や使用する合成樹脂との相容性
等を考慮して広範囲の種類の中から適宜選択使用
することができる。使用可能な紫外線吸収剤とし
ては例えば下記の如きものが挙げられる。 ハイドロキノン系:ハイドロキノン、ハイドロキ
ノンジサリチレート サリチル酸系:フエニルサリチレート、パラオク
チルフエニルサリチレート ベンゾフエノン系:2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−n−
オクトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−
4−メトキシ−2−カルボキシベンゾフエノ
ン、2,4−ジヒドロキシベンゾフエノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベ
ンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−ベンゾイ
ルオキシベンゾフエノン、2,2′−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシ−5−スルホンベンゾフエノ
ン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾ
フエノン、2,2′−ヒドロキシ−4,4′−ジメ
トキシ−5−ナトリウムスルホンベンゾフエノ
ン、4−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシベン
ゾフエノン、2−ハイドロキシ−5−クロルベ
ンゾフエノン ベンゾトリアゾール系:2−(2′−ヒドロキシ−
5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−5
−ブトキシカルボニルベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−
5,6−ジクロルベンゾトリアゾール、2−
2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−5−
エチルスルホンベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチルフエニル)
−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−tert−ブチルフエニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
アミノフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジメチルフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジメチルフエニル)−5−メトキシベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−メチル−4′−ヒ
ドロキシフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ステアリルオキシ−3′,5′−ジメチルフエ
ニル)−5−メチルベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−エトキシカルボニルフ
エニル)ベンゾトリアゾールエチルエステル、
2−(2′−ヒドロキシ−3′−メチル−5′−tert−
ブチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフ
エニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−5′−メトキシフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−フエニルフエニル)−5−クロルベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−シク
ロヘキシルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−4′,5′−ジメチルフエニ
ル)−5−ブトキシカルボニル−ベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジクロ
ルフエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−4′,5′ジクロル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジメチル
フエニル)−5−エチルスルホンベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−フエニル
フエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−4′−オクトキシフエニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メト
キシフエニル)−5−メチルベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニ
ル)−5−エトキシカルボニルベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−アセトキシ−5′−メチルフエ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−3′,5′−ジタ−シヤリブチルフエニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフ
エニル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メ
チルフエニル)5,6−ジクロルベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
tert−ブチルフエニル)−4,5−ジクロルベ
ンゾトリアゾール。 これらの紫外線吸収剤のうち、ベンゾフエノン
系及びベンゾトリアゾール系のものが好適であ
り、就中、ベンゾフエノン系では、2,3′−ジヒ
ドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフエノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエ
ノン及び2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベン
ゾフエノン;ベンゾトリアゾール系では、2−
(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフエニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メ
チルフエニル)−5,6−ジクロルベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチル
フエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−3′−メチル−5′−tert−ブチルフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ−tert−ブチルフエニル)−5−クロル−ベ
ンゾトリアゾール及び2−(2′−ヒドロキシ−
5′−フエニルフエニル)−5−クロルベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジタ−
シヤリブチルフエニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−オクトキ
シフエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフエニ
ル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフエ
ニル)−5,6−ジクロルベンゾトリアゾール等
が有効である。 特に好適な紫外線吸収剤は、式
は天然の鮮色魚類の有する体色と同じ体色を有す
る養殖鮮色魚類の養殖方法に関する。 近年、世界的な人口増加に伴い魚類の不足がク
ローズアツプされているが、天然の魚類にも限度
があり、魚類不足を解決する1つの手段として有
用魚類の人工的量産化を目的として、有用魚類の
養殖が一部では実用化されている。 また観賞用魚類の養殖も既に実用化されてお
り、これら食肉用、飼料用又は観賞用等を目的と
して魚類の養殖が実用化されているもので、海水
魚としてはマダイ、チダイ、キダイ、クロダイ等
のタイ科、カンパチブリ等のアジ科、チヨウハ
ン、フエヤツコダイ等のチヨウチヨウオ科、淡水
魚としてはキンギヨ、コイ等である。 しかし、これら人工養殖により生育される魚類
は、その体色が天然魚類と比較して鮮色度が不足
する等の欠点を有している。 例えばマダイの場合、養殖マダイは天然マダイ
と比較し体色が天然マダイの体色のように鮮紅色
の魚が得られず、体色が黒色化したクロダイ様の
マダイしか得られず、市場性の低下が問題となり
養殖関係者の大きな悩みとなつている。 またマダイ等の黒色化を防止するために過去十
余年前より公立及び民間の各種試験研究機関で
種々の研究が行われたが、効果的な養殖方法は得
られないまま、現在では一部魚の餌に赤色系色素
を添加したり、黒色色素を制限したりしている
が、未だ充分に天然マダイの体色発現及び黒色防
止効果は達成されていない。 本発明者らはかかる欠点を改良すべく、主とし
て光質条件との関係で研究を行なつた結果、少な
くとも360nm及びそれ以下の波長域の光が実質
的に存在しない光質雰囲気下に鮮色魚類を養殖す
ると、全く意外にも天然の鮮色魚類の有する体色
と同じ体色を有する養殖の鮮色魚類が得られるこ
とが見い出された。 しかして本発明によれば、少なくとも360nm
及びそれ以下の波長域の光が実質的に存在しない
光質雰囲気下に鮮色魚類を養殖することからなる
鮮色魚類の養殖方法が提供される。 本発明の方法が適用される鮮色魚類とは、魚の
体色が有色の魚類を指すが、一般には鮮かな色調
を有した魚類を指し、魚の体色が赤色系、黄色
系、青色系、緑色系を有する鮮かな色合をした魚
類が本発明の効果を著しく受けやすい。特に好ま
しくは赤色系魚類である。 また好ましく適用される魚類としては、例えば
脊椎動物門、硬骨魚網、硬骨魚亜網に属する下記
の種類を挙げることができる。 1 スズキ目、 スズキ亜目、 タイ科 マダイ、チダイ、キダイ、ヒレコダイ、キ
チヌ、ヘダイ等 ハタ科 サクラダイ、アズマハナダイ、アカムツ、
ミナミハナダイ、シキシマハナダイ、アカ
イサキ等 チヨウチヨウウオ亜目 チヨウチヨウウオ科 ハタダテダイ、チヨウハン、トゲチヨウチ
ヨウウオ、フエヤツコダイ等 ツノダシ科 ツノダシ等 サバ亜目 アジ科 カンパチ、ブリ、ツムブリ、イケガツオ、
マアジ、メアジ等 2 コイ目 コイ亜目 コイ科 ●コイ(ニシキゴイ→コウハク、サンケ、タ
イシヨウサンケ、シヨウワサンケ、ベツコ
ウ等) ●フナ(キンギヨ→リユウキン、ワキン、オ
ランダシシガシラ、ハナフサ等) 好ましくはタイ科、ハタ科、コイ科等であり、
更に好ましくはマダイ、チダイ、コイ、フナ等で
あり、最も好ましくはマダイ等である。 本発明の方法による上記鮮色魚類の養殖は、少
なくとも360nm及びそれ以下、更に好ましくは
380nm及びそれ以下の波長域の光が実質的に存
在しない光質雰囲気下に行なわれる。 本明細書において、「Xnm及びそれ以下の波長
域の光が実質的に存在しない光質雰囲気」なる語
は、好ましくはXnm及びそれ以下の波長域の光
が100%完全に存在しない光質雰囲気を意味する
が、しかし該波長域の光が本発明の養殖に悪影響
を及ぼさない程度の少量で存在しても支障はない
ことを意味する。 従つて、太陽光線照射下での養殖においては、
太陽光線中の該波長域の光の透過が少なくとも60
%、好ましくは70%、特に好ましくは80%、更に
好ましくは90%、最も好ましくは95%〜100%阻
止された光質条件下に養殖することが望ましく、
他方、人工光線を用いる場合には、必要に応じ光
フイルターを用い、該波長域の光の光量が
1000μw/cm2以下、好ましくは500μw/cm2以下、
更に好ましくは500〜100μw/cm2、最も好ましく
は50〜0μw/cm2となる人工光線の照射下に養殖す
ることが望ましい。 また太陽光線照射下の光質条件において、光線
波長(横軸X、単位nm)対光線透過率(縦軸f
(x)、単位%)曲線を描いた場合に、光線波長X
が340nm≦X≦420nm光線透過率f(x)が2≦
f(x)≦100の領域においてXが増加するに従い
f(x)も増加するのが特に好ましい。 すなわち、Xoなる光線波長に対応する光線透
過率をf(Xo)とし、波長域X2に対応する透過率
をf(X2)、波長X2より長波長であるX3に対応す
る透過率f(X3)、波長X3より長波長であるX4に
対応する透過率f(X4)…、において340nm≦
X、≦430nmf(x)≧Zの領域で、 X2<X3<X4……<Xo……に従い、 f(X2)<f(X3)<f(X4) ……<f(Xo)……≦100 なる関係があることが特に好ましい。 また前記に加えて、光線透過率が2%である波
長をXaで表示した場合、Xaより40nm長波長
(Xa+40)における光線透過率(f(Xa+40))
は、好ましくはf(Xa+40)≧10、更に好ましく
はf(Xa+40)≧20なる関係にあることが特に望
ましい。 一方、鮮色魚類の養殖のためにはある程度の可
視光域の光の照射が必要であり、一般的には少な
くとも550nm及びそれ以上、より好ましくは少
なくとも450nm及びそれ以上の波長域の光が存
在しうる光質雰囲気下に養殖を行なうこが望まし
いが、場合によつては可視光域の70%以上、更に
は90%以上、場合によつては95%以上遮蔽する光
質雰囲気下でも養殖することもできる。 これらは養殖すべき鮮色魚類の種類、水深等に
より大きく差異し、一概に言うことができない
が、550nm及びそれ以上の波長域の光の適当な
光量及び強度は小規模な実験を行なうことによ
り、当業者であれば容易に決定することができ
る。 しかして、本発明に従う鮮色魚類の養殖は、前
記特定の光質雰囲気を使用するという制限を除け
ば何ら特別の養殖条件を必要とせず、従来鮮色魚
類、例えばマダイ等について行なわれてきた養殖
方法及び条件等に準じて行なうことができる。 上記特定の光質雰囲気を形成する方法として
は、例えば実質的に外光線から密閉された室内
(プールまたはタンク内)において、少なくとも
360nm及びそれ以下、更に好ましくは380nm及
びそれ以下の波長域の光を含まず、且つ好ましく
は550nm及びそれ以上の波長域の光を含む人工
光線〔この場合、人工光線源それ自体がかかる光
質特性の光を発するものであつてもよく、或いは
人工光線源を適当なフイルターで覆うことにより
照射される光が上記のような光質特性をもつよう
にしてもよい〕を照射する方法;太陽光線の照射
下に、後述する少なくとも360nm及びそれ以下、
更に好ましくは380nm及びそれ以下の波長域の
光の透過を実質的に阻止する被覆材により被覆す
る方法、並びに上記両方法の組合せ等が考えられ
る。 例えば、本発明に従い鮮色魚類であるマダイを
養殖する場合を例にとつて説明する。 一般にマダイの養殖は天然マダイを近海で採捕
した魚(これを天然種苗とも言う)を魚年齢によ
り0才魚(孵化してから0〜約5ケ月位経過した
マダイ約6〜9g/尾)、1才魚(孵化してから
約1年間経過したマダイ約40〜100g/尾)、2才
魚(孵化してから約2年間経過したマダイ約100
〜250g/尾)、3才魚や4才魚(孵化してから3
年以上を経過したマダイ約250g以上)と魚の大
きさによつて区別し、それぞれの魚年齢によりそ
れぞれの魚に適した大きさの生簀に入れて1年間
もしくは2年間養殖し、市場に出荷する。 養殖を行う適地として、海水から5〜15cm/秒
位で流動し、常に溶存酸素が5c.c./位あり、水
温が20〜28℃で、塩分の低下、廃水の流入が無
く、赤潮の発生等環境の悪化が無い海域を選定
し、そしして、一辺が4〜20mの約5cm径の亜鉛
びき銅管で正方形を作り、フロートを各辺に2〜
4個つけ、海上に浮べ、そこへ約5〜7mの深さ
で網を設置する。 例年8〜9月に天然マダイを採捕し、これを上
記養殖網内で養殖を行う。この時採捕したマダイ
の大きさによりマダイの養殖密度が異るが、一般
的に魚体重が10g以下の「0才魚」では100尾/
m3、1〜2才魚(150g/尾位)では50〜70尾/
m3(7〜11Kg/m3)で適当である。 養殖用の餌飼料は生餌とし、配合飼料及び養魚
飼料用オイルが使われ、生餌は主にカタクチイワ
シ、サバ、マアジ、イカナゴなどの鮮魚や冷凍魚
が用いられ、これをミンチ肉にして給餌する。配
合飼料はタンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン
及びミネラルを栄養素として配合したもので、各
種市販されている。養魚飼料オイルは主に魚油が
使われている。 投餌量は、魚の大きさ、水温等により大きく異
るが、「0才魚(6〜9g/尾)」に魚肉を投飼す
る場合、一般的には約20Kg/1000尾×10日、1〜
2才魚(100g/尾)では約3500Kg/1000尾×30
日である。 天然マダイは鮮紅色で美しい体色を示している
が、養殖する場合、養殖日数2週間もしないうち
に黒色が目立ち、40日後には黒だい状になる。 このため、一部では赤色系色素、特にカロチノ
イドを配合した飼料もしくはカロチノイドを多量
に含有したオキアミ、アカエビ、北洋エビ等を配
合して投餌しているが、体色は天然マダイの様な
鮮紅色にはならず、暗茶もしくは赤褐色になり、
市場性は低い。 上記マダイの養殖において、本発明の方法を実
際に適用する場合には、波の比較的静かな入江や
湾内に設置された海面小割式の養殖施設上に、後
述する本発明の被覆材を展張し、マダイの養殖を
行なう。 本発明資材の設置場所は、海中でも海面上で
も、又は両者を併用した場合でも良く、養殖魚と
太陽もしくは人工光源との間に設置される場所が
良い。 本発明の方法を実施する好適な方法は、前記し
た如き鮮色魚類の養殖を、前記特定の光質雰囲気
を形成する能力がある被覆材、すなわち、少なく
とも360nm及びそれ以下、特に好ましくは少な
くとも380nm及びそれ以下の波長域の光の透過
を実質的に阻止し、そして、望ましくは、少なく
とも550nm及びそれ以上、一層好ましくは450n
m及びそれ以上の波長域光を実質的に透過する透
明な被覆材による被覆下に行なうことである。 ここで、上記波長域の光の透過を「実質的に阻
止」するとは、該波長域の光の透過を100%完全
に阻止する場合のみならず、該波長域の光の透過
を40%まで許容する意味であり、また、550nm
及びそれ以上の波長域の光を「実質的に透過」す
るとは、該波長域の光を100%完全に透過する場
合はもちろん、該波長域の光の透過が若干阻止さ
れ、該光の透過率が5%まで、好ましくは10%ま
で、より好ましくは70%まで低下しても支障ない
ことをいう。 上記被覆材において360nmから550nmまでの
波長域の光は、実質的に透過しても、或いは透過
が実質的に阻止されてもかまわないが、一般には
該波長域の光の平均透過率が10〜95%、好ましく
は30〜90%の範囲内におさまるようにするのが好
適である。 しかして、本発明によれば、上記光の透過特性
を有する鮮色魚類の養殖用の被覆材が提供され
る。 本発明の被覆材としては、上記の光線透過特性
を有するものであれば、その材質等は特に制限さ
れるものではなく、どのようなタイプの被覆材で
も使用することができる。そしてかかる被覆材は
通常無機質又は有機質のフイルム、板、その他の
成形体から成ることができる。しかして、例えば
無機質フイルム又は板としては、典型的には染料
又は顔料(例:エメラルドグリーン)を配合した
ガラス板、下記に示す紫外線吸収剤を含有する合
成樹脂膜を塗布又は積層したガラス板等が挙げら
れ、また、有機質フイルム又は板としては、特に
紫外線吸収剤を塗布又は含有せしめた合成樹脂フ
イルム又は板が好適である。 また、水面に浮かせて被覆するための被覆材と
して、後述する如き紫外線吸収剤を含ませた合成
樹脂を水面上に浮くよう、箱状、中空状又は発泡
体状等の形状に、成形したものもまた使用するこ
とができる。この成形に使用しうる樹脂として
は、後述する熱可塑性樹脂の他、例えば、メラミ
ン樹脂、フエノール樹脂、エポキシ樹脂、シリコ
ーン樹脂、尿素樹脂、アルキツド樹脂、アリルフ
タレート樹脂等の熱硬化性樹脂もまた用いること
ができる。 しかしながら、本発明においては、被覆材とし
て、特に紫外線吸収剤含有合成樹脂フイルム又は
板が適しており、以下この合成樹脂フイルム又は
板についてさらに詳細に説明する。 本発明に使用し得る透明フイルム又は板は、例
えば通常のフイルム形成性熱可塑性樹脂に適当な
紫外線吸収剤を配合し、フイルム又は板に成形す
ることにより製造することができる。 使用し得るフイルム成形性熱可塑性合成樹脂と
しては、例えばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネ
ート、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレ
ート、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、
含フツ素樹脂、セルロース系樹脂、ABS樹脂等、
又はこれら重合体を主体(好ましくは50重量%以
上)とする共重合体もしくはブレンド物が包含さ
れ、特に耐光性、強度、光線透過性の理由からポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、含フツソ系樹脂、セルロース系樹
脂及びポリスチレンが好適である。 また、上記の如き合成樹脂に配合して、少なく
とも360nm以下の波長の光の透過を実質的に阻
止する能力のある紫外線吸収剤は、該紫外線吸収
剤の紫外線吸収能や使用する合成樹脂との相容性
等を考慮して広範囲の種類の中から適宜選択使用
することができる。使用可能な紫外線吸収剤とし
ては例えば下記の如きものが挙げられる。 ハイドロキノン系:ハイドロキノン、ハイドロキ
ノンジサリチレート サリチル酸系:フエニルサリチレート、パラオク
チルフエニルサリチレート ベンゾフエノン系:2−ヒドロキシ−4−メトキ
シベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−n−
オクトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−
4−メトキシ−2−カルボキシベンゾフエノ
ン、2,4−ジヒドロキシベンゾフエノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベ
ンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−ベンゾイ
ルオキシベンゾフエノン、2,2′−ヒドロキシ
−4−メトキシベンゾフエノン、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシ−5−スルホンベンゾフエノ
ン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾ
フエノン、2,2′−ヒドロキシ−4,4′−ジメ
トキシ−5−ナトリウムスルホンベンゾフエノ
ン、4−ドデシルオキシ−2−ヒドロキシベン
ゾフエノン、2−ハイドロキシ−5−クロルベ
ンゾフエノン ベンゾトリアゾール系:2−(2′−ヒドロキシ−
5′−メチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−5
−ブトキシカルボニルベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−
5,6−ジクロルベンゾトリアゾール、2−
2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−5−
エチルスルホンベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチルフエニル)
−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−5′−tert−ブチルフエニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−
アミノフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジメチルフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
3′,5′−ジメチルフエニル)−5−メトキシベ
ンゾトリアゾール、2−(2′−メチル−4′−ヒ
ドロキシフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ステアリルオキシ−3′,5′−ジメチルフエ
ニル)−5−メチルベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−5′−エトキシカルボニルフ
エニル)ベンゾトリアゾールエチルエステル、
2−(2′−ヒドロキシ−3′−メチル−5′−tert−
ブチルフエニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−tert−ブチルフ
エニル)−5−クロル−ベンゾトリアゾール、
2−(2′−ヒドロキシ−5′−メトキシフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−
5′−フエニルフエニル)−5−クロルベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−シク
ロヘキシルフエニル)ベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−4′,5′−ジメチルフエニ
ル)−5−ブトキシカルボニル−ベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジクロ
ルフエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−4′,5′ジクロル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジメチル
フエニル)−5−エチルスルホンベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−フエニル
フエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−4′−オクトキシフエニル)ベンゾト
リアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メト
キシフエニル)−5−メチルベンゾトリアゾー
ル、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニ
ル)−5−エトキシカルボニルベンゾトリアゾ
ール、2−(2′−アセトキシ−5′−メチルフエ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロ
キシ−3′,5′−ジタ−シヤリブチルフエニル)
−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフ
エニル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2
−(2′−ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メ
チルフエニル)5,6−ジクロルベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ−
tert−ブチルフエニル)−4,5−ジクロルベ
ンゾトリアゾール。 これらの紫外線吸収剤のうち、ベンゾフエノン
系及びベンゾトリアゾール系のものが好適であ
り、就中、ベンゾフエノン系では、2,3′−ジヒ
ドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフエノン、
2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフエ
ノン及び2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベン
ゾフエノン;ベンゾトリアゾール系では、2−
(2′−ハイドロキシ−5′−メチルフエニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メ
チルフエニル)−5,6−ジクロルベンゾトリア
ゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−tert−ブチル
フエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒド
ロキシ−3′−メチル−5′−tert−ブチルフエニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジ−tert−ブチルフエニル)−5−クロル−ベ
ンゾトリアゾール及び2−(2′−ヒドロキシ−
5′−フエニルフエニル)−5−クロルベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジタ−
シヤリブチルフエニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(2′−ヒドロキシ−5′−オクトキ
シフエニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒ
ドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフエニ
ル)−5−クロルベンゾトリアゾール、2−(2′−
ヒドロキシ−3′−tert−ブチル−5′−メチルフエ
ニル)−5,6−ジクロルベンゾトリアゾール等
が有効である。 特に好適な紫外線吸収剤は、式
【式】
又は
式中、R1及びR2は同一もしくは相異なり、そ
れぞれ低級アルキル基又はアリール基(特にフエ
ニル基)を表わし、殊にR1は好ましくはC5以下
の分岐鎖状の低級アルキル基又はフエニル基であ
り、R3はC6以上、特にC8〜C10のアルキル基を表
わし、Xは水素原子又はハロゲン原子、特に塩素
原子である、で表わされるベンゾトリアゾール誘
導体である。 上記の如き紫外線吸収剤の配合量は、紫外線吸
収剤の種類、使用する合成樹脂の種類、フイルム
又は板の厚さ等に依存して広範に変えることがで
きるが、本発明が目的としている360nm及びそ
れ以下、特に好ましくは380nm及びそれ以下の
紫外線の透過を実質的に阻止するためには、紫外
線吸収剤の配合量と得られるフイルム又は板の厚
さとの間に下記式 15≦AB≦600 好適には 20≦AB≦400 式中、Aは紫外線吸収剤の配合量(PHR)を
表し、Bはフイルム又は板の厚さ(μ)である、
で示される関係が満されていることが特に好まし
いことが見出された。ここにPHRとは合成樹脂
100重量部当りの重量部数を意味する。 また紫外線吸収剤の配合量(A)は、合成樹脂及び
紫外線吸収剤の種類により異なるが、一般に
0.001〜5PHR、特にフイルムの場合0.1〜5.00HR
の範囲が好適である。 本発明に使用する合成樹脂には、紫外線吸収剤
に加えて、必要に応じて他の通常の樹脂添加物、
例えば可塑剤、滑剤、酸化防止剤、光安定剤、帯
電防止剤、防潤剤、熱安定剤、染料、顔料、藻
類、貝頼その他の塵に付着防止剤、等を少量含ま
せることもできる。また本発明に使用する合成樹
脂フイルム又は板或いは前記の如き成形体は、そ
れ自体公知の種々の方法、例えばカレンダー法、
インフレーシヨン法等の溶融押出法、プレス法、
溶液流延法、射出成形法、等を用いて製造するこ
とができる。またフイルムの物性劣下の防止のた
め、他樹脂をコートするか他のフイルムをラミネ
ートすることもできる。 かくの如くして形成されたフイルム又は板は、
その用途等に応じて、その厚さを広い範囲に亘つ
て変えることができるが、一般に本発明の目的に
対しては、15〜5000μ、特に20〜3000μの範囲が
好適である。該フイルム又は板は、必要に応じ
て、補強等の目的で、他の合成樹脂のフイルムシ
ート、ガラス等に積層して使用することもでき
る。また、上記の如くして成形された合成樹脂脂
フイルム又は板、殊にフイルムは、補強繊維例え
ばガラス繊維、ワイヤーメツシユや網状繊維構造
物により補強してもよい。 また、必要に応じて貝類、藻類やその他の塵な
どが付着して、本発明の被覆材の透明性が低下す
るのを防止するため、貝類、藻類の付着を阻止す
る薬剤による表面処理やかかる薬剤を含む他の合
成樹脂をラミネート又はコートしてもよい。 上記本発明に従う被覆剤を用い、前記特定の光
質雰因気を形成するに際して、鮮色魚類の養殖系
全体を、前記特定の波長域の紫外線に対して完全
に密閉状態にする必要はなく、通常鮮色魚類の少
なくとも藻体に対する、照射光線(例えば直射日
光)中に存在しうる該波長域の光の照射が実質的
に阻止されるように被覆すればよい。 本発明の被覆材の被覆方法としては、鮮色魚類
の養殖区域(プール、池、湖、入江、湾内など)
の水面上にフレームを組み、そのフレームに本発
明の被覆材を展張する方法;水面に接して(浮か
せるようにして)展張する方法;水中に支柱を設
けて展張する方法;或いはこれらの組合せ等種種
の方法が、養殖環境、生育段階等に応じて採用さ
れる。参考までに生簣に本発明の被覆材を被覆し
た代表的な例を第2図に示す。 以上述べた本発明によれば、後記実施例から明
らかなように養殖された鮮色魚類の体色が天然の
鮮色魚類とほとんど同じで、水揚げ後の鮮色魚類
の体色の保持性も天然鮮色魚類との体色と大差が
見られず、外観的には天然鮮色魚類と全く同一で
あるという利点がある。 次に実施例を挙て本発明を説明する。 実施例 A (本発明及び比較例の被覆材の調整) (1) ポリ塩化ビニル100重量部、ジオクチルフタ
レート(可塑剤)45重量部、ジブチル錫マレー
ト(熱安定剤)1.0重量部、ステアリン酸(滑
剤)0.1重量部、及び2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジタ−シヤリブチルフエニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール1.5重量部を混合し、そ
の混合物を、エクストルーダーにより200℃で
溶融押出し、0.05mmの透明なフイルムを得た。
このフイルム2枚の間に、ポリエステル製繊維
からなる0.5cm角の網を接着加工して、網入フ
イルムを得た。このフイルムを以後被覆材No.F
−1と呼び、後記実施例で被覆材として使用
し、第1図にその光線透過曲線を示した。 (2) 前記(1)において、紫外線吸収剤である2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−ベン
ゾトリアゾールの配合量を1.4重量部に変更す
る以外、前記(1)と同様にして、網入加工フイル
ムを得、以後被覆材No.F−2と呼び第1図にそ
の光線透過曲線を示した。 (3) 前記(1)において、フイルム厚さ0.1mmフイル
ムに変更した以外、前記(1)と同様にして、フイ
ルムを得、これを3mmガラス板2枚の間に接着
加工した複合ガラス板を得た。以後これを被覆
材No.G−1とし、第1図に光線透過曲線を示し
た。 (4) メチルメタアクリレート100重量部、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジタ−シヤリブチル
フエニル)−5−クロロベンゾトリアゾール
0.055重量部をエクストルーダーで溶融押出し
て、3.0mmの透明な板を得た。以後これを被覆
材No.F−3と呼び、第1図に光線透過曲線を示
した。 (5) ポリ塩化ビニル100重量部、ジオクチルフタ
レート(可塑剤)42重量部、トリクレジルフオ
スフエート(可塑剤)4重量部、エポキシ化大
豆油(可塑剤)2重量部、バリウムステアレー
ト(熱安定剤)0.3重量部、亜鉛ステアレート
(熱安定剤)0.4重量部、酸化チタン2重量部、
2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジターシヤリブ
チルフエニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル(紫外線吸収剤)1.5重量部、カヤロンポリ
エステルブルーBL−SF(青色系顔料、日本化
薬(株)製)0.13重量部を混合し、これをエクスト
ルーダーにより200℃で熱溶融押出し、0.1m/
mの透明なフイルムを得た。このフイルムを以
後被覆材No.F−4とし、第1図にその光線透過
曲線を示した。 (6) 前記(1)において、紫外線吸収剤を無添加に変
更した以外前記(1)と同様に網入加工フイルムを
得た、これを以後被覆材No.F−5と呼び、その
光線透過曲線を第1図に示した。 実施例1〜5、及び比較例1〜3 前記(5)において、紫外線吸収剤を無添加に変更
した以外前記(5)と同様にして0.1m/mのフイル
ムを得た。このフイルムを以後被覆材No.F−6と
し、その光線透過曲線を第3図に示した。 7月20日から9月5日の間、0才魚で養殖開始
時の平均魚体重6.6g/尾の大きさのマダイ(天
然種苗)1000尾を、福岡県沖の海水が若干流動
し、塩分の低下、廃水の流入の無い、赤潮の発生
等のない、静かな海域に16節の目合の生簀網を設
置した第2図イに示した生簀(タテ×ヨコ×深
サ、約2m×2m×2.5m)中に放養し、養殖し
た。なお生簀を8ケ個用意し、各生簀の海面上の
亜鉛びきの鋼管製のパイプ枠に前記実施例Aで調
製した被覆材を表−2に従がいマダイの養殖を行
つた。また養殖した結果を表−2に記載した。 表−2より、本発明の方法を適用することによ
り、養殖のマダイの体色が著しく改善され、天然
マダイの示す、鮮紅色が得られ、また、水揚げ後
の体色の保持性も、天然マダイと大差が見られ
ず、外観的には、天然マダイと見分けがつかなく
なつた。 また、本発明資材により、天然マダイの種苗の
斃死率が抑えられ、マダイの成長量が僅かに促進
される傾向にあつた。 また前記16節の目合の目合(めあい)とは、網
目の大きさを表わす網地用語であり「タイ養殖の
基礎と実際」(恒星社厚生閣発行)第253頁下段に
記載の意味に準じ、例えば目合16節は20.2mm目、
目合18節は17.8mm目に相当する。 また、投餌した魚肉は、小形カタクチイワシ、
マワジ、およびサバの鮮魚や冷凍魚で、これをミ
ンチ肉にして、給餌した。
れぞれ低級アルキル基又はアリール基(特にフエ
ニル基)を表わし、殊にR1は好ましくはC5以下
の分岐鎖状の低級アルキル基又はフエニル基であ
り、R3はC6以上、特にC8〜C10のアルキル基を表
わし、Xは水素原子又はハロゲン原子、特に塩素
原子である、で表わされるベンゾトリアゾール誘
導体である。 上記の如き紫外線吸収剤の配合量は、紫外線吸
収剤の種類、使用する合成樹脂の種類、フイルム
又は板の厚さ等に依存して広範に変えることがで
きるが、本発明が目的としている360nm及びそ
れ以下、特に好ましくは380nm及びそれ以下の
紫外線の透過を実質的に阻止するためには、紫外
線吸収剤の配合量と得られるフイルム又は板の厚
さとの間に下記式 15≦AB≦600 好適には 20≦AB≦400 式中、Aは紫外線吸収剤の配合量(PHR)を
表し、Bはフイルム又は板の厚さ(μ)である、
で示される関係が満されていることが特に好まし
いことが見出された。ここにPHRとは合成樹脂
100重量部当りの重量部数を意味する。 また紫外線吸収剤の配合量(A)は、合成樹脂及び
紫外線吸収剤の種類により異なるが、一般に
0.001〜5PHR、特にフイルムの場合0.1〜5.00HR
の範囲が好適である。 本発明に使用する合成樹脂には、紫外線吸収剤
に加えて、必要に応じて他の通常の樹脂添加物、
例えば可塑剤、滑剤、酸化防止剤、光安定剤、帯
電防止剤、防潤剤、熱安定剤、染料、顔料、藻
類、貝頼その他の塵に付着防止剤、等を少量含ま
せることもできる。また本発明に使用する合成樹
脂フイルム又は板或いは前記の如き成形体は、そ
れ自体公知の種々の方法、例えばカレンダー法、
インフレーシヨン法等の溶融押出法、プレス法、
溶液流延法、射出成形法、等を用いて製造するこ
とができる。またフイルムの物性劣下の防止のた
め、他樹脂をコートするか他のフイルムをラミネ
ートすることもできる。 かくの如くして形成されたフイルム又は板は、
その用途等に応じて、その厚さを広い範囲に亘つ
て変えることができるが、一般に本発明の目的に
対しては、15〜5000μ、特に20〜3000μの範囲が
好適である。該フイルム又は板は、必要に応じ
て、補強等の目的で、他の合成樹脂のフイルムシ
ート、ガラス等に積層して使用することもでき
る。また、上記の如くして成形された合成樹脂脂
フイルム又は板、殊にフイルムは、補強繊維例え
ばガラス繊維、ワイヤーメツシユや網状繊維構造
物により補強してもよい。 また、必要に応じて貝類、藻類やその他の塵な
どが付着して、本発明の被覆材の透明性が低下す
るのを防止するため、貝類、藻類の付着を阻止す
る薬剤による表面処理やかかる薬剤を含む他の合
成樹脂をラミネート又はコートしてもよい。 上記本発明に従う被覆剤を用い、前記特定の光
質雰因気を形成するに際して、鮮色魚類の養殖系
全体を、前記特定の波長域の紫外線に対して完全
に密閉状態にする必要はなく、通常鮮色魚類の少
なくとも藻体に対する、照射光線(例えば直射日
光)中に存在しうる該波長域の光の照射が実質的
に阻止されるように被覆すればよい。 本発明の被覆材の被覆方法としては、鮮色魚類
の養殖区域(プール、池、湖、入江、湾内など)
の水面上にフレームを組み、そのフレームに本発
明の被覆材を展張する方法;水面に接して(浮か
せるようにして)展張する方法;水中に支柱を設
けて展張する方法;或いはこれらの組合せ等種種
の方法が、養殖環境、生育段階等に応じて採用さ
れる。参考までに生簣に本発明の被覆材を被覆し
た代表的な例を第2図に示す。 以上述べた本発明によれば、後記実施例から明
らかなように養殖された鮮色魚類の体色が天然の
鮮色魚類とほとんど同じで、水揚げ後の鮮色魚類
の体色の保持性も天然鮮色魚類との体色と大差が
見られず、外観的には天然鮮色魚類と全く同一で
あるという利点がある。 次に実施例を挙て本発明を説明する。 実施例 A (本発明及び比較例の被覆材の調整) (1) ポリ塩化ビニル100重量部、ジオクチルフタ
レート(可塑剤)45重量部、ジブチル錫マレー
ト(熱安定剤)1.0重量部、ステアリン酸(滑
剤)0.1重量部、及び2−(2′−ヒドロキシ−3′,
5′−ジタ−シヤリブチルフエニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール1.5重量部を混合し、そ
の混合物を、エクストルーダーにより200℃で
溶融押出し、0.05mmの透明なフイルムを得た。
このフイルム2枚の間に、ポリエステル製繊維
からなる0.5cm角の網を接着加工して、網入フ
イルムを得た。このフイルムを以後被覆材No.F
−1と呼び、後記実施例で被覆材として使用
し、第1図にその光線透過曲線を示した。 (2) 前記(1)において、紫外線吸収剤である2−
(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフエニル)−ベン
ゾトリアゾールの配合量を1.4重量部に変更す
る以外、前記(1)と同様にして、網入加工フイル
ムを得、以後被覆材No.F−2と呼び第1図にそ
の光線透過曲線を示した。 (3) 前記(1)において、フイルム厚さ0.1mmフイル
ムに変更した以外、前記(1)と同様にして、フイ
ルムを得、これを3mmガラス板2枚の間に接着
加工した複合ガラス板を得た。以後これを被覆
材No.G−1とし、第1図に光線透過曲線を示し
た。 (4) メチルメタアクリレート100重量部、2−
(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジタ−シヤリブチル
フエニル)−5−クロロベンゾトリアゾール
0.055重量部をエクストルーダーで溶融押出し
て、3.0mmの透明な板を得た。以後これを被覆
材No.F−3と呼び、第1図に光線透過曲線を示
した。 (5) ポリ塩化ビニル100重量部、ジオクチルフタ
レート(可塑剤)42重量部、トリクレジルフオ
スフエート(可塑剤)4重量部、エポキシ化大
豆油(可塑剤)2重量部、バリウムステアレー
ト(熱安定剤)0.3重量部、亜鉛ステアレート
(熱安定剤)0.4重量部、酸化チタン2重量部、
2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジターシヤリブ
チルフエニル)−5−クロロベンゾトリアゾー
ル(紫外線吸収剤)1.5重量部、カヤロンポリ
エステルブルーBL−SF(青色系顔料、日本化
薬(株)製)0.13重量部を混合し、これをエクスト
ルーダーにより200℃で熱溶融押出し、0.1m/
mの透明なフイルムを得た。このフイルムを以
後被覆材No.F−4とし、第1図にその光線透過
曲線を示した。 (6) 前記(1)において、紫外線吸収剤を無添加に変
更した以外前記(1)と同様に網入加工フイルムを
得た、これを以後被覆材No.F−5と呼び、その
光線透過曲線を第1図に示した。 実施例1〜5、及び比較例1〜3 前記(5)において、紫外線吸収剤を無添加に変更
した以外前記(5)と同様にして0.1m/mのフイル
ムを得た。このフイルムを以後被覆材No.F−6と
し、その光線透過曲線を第3図に示した。 7月20日から9月5日の間、0才魚で養殖開始
時の平均魚体重6.6g/尾の大きさのマダイ(天
然種苗)1000尾を、福岡県沖の海水が若干流動
し、塩分の低下、廃水の流入の無い、赤潮の発生
等のない、静かな海域に16節の目合の生簀網を設
置した第2図イに示した生簀(タテ×ヨコ×深
サ、約2m×2m×2.5m)中に放養し、養殖し
た。なお生簀を8ケ個用意し、各生簀の海面上の
亜鉛びきの鋼管製のパイプ枠に前記実施例Aで調
製した被覆材を表−2に従がいマダイの養殖を行
つた。また養殖した結果を表−2に記載した。 表−2より、本発明の方法を適用することによ
り、養殖のマダイの体色が著しく改善され、天然
マダイの示す、鮮紅色が得られ、また、水揚げ後
の体色の保持性も、天然マダイと大差が見られ
ず、外観的には、天然マダイと見分けがつかなく
なつた。 また、本発明資材により、天然マダイの種苗の
斃死率が抑えられ、マダイの成長量が僅かに促進
される傾向にあつた。 また前記16節の目合の目合(めあい)とは、網
目の大きさを表わす網地用語であり「タイ養殖の
基礎と実際」(恒星社厚生閣発行)第253頁下段に
記載の意味に準じ、例えば目合16節は20.2mm目、
目合18節は17.8mm目に相当する。 また、投餌した魚肉は、小形カタクチイワシ、
マワジ、およびサバの鮮魚や冷凍魚で、これをミ
ンチ肉にして、給餌した。
【表】
なお、体色(水揚げ時時)及び水揚げ10時間後
の体色の保持性の判定は下記表−3に従つた。
の体色の保持性の判定は下記表−3に従つた。
【表】
【表】
実施例6〜7、比較例4〜5
種苗として天然マダイ1年魚及び2年魚を養殖
した結果を表−4及び表−5に示した。ここで使
用した飼料は、実施例−1の場合と同じ魚肉を使
用した。
した結果を表−4及び表−5に示した。ここで使
用した飼料は、実施例−1の場合と同じ魚肉を使
用した。
【表】
【表】
実施例8〜9、比較例6〜7
光長300〜400nm域の光の充分通過するメタア
クリル酸メチル製水槽(縦×横×高、30cm×30cm
×30cm)4個用意し、各水槽を表−4に示す被覆
材で全面被覆し、約5cmのリユウキン3尾づつ放
養し、500ml/minで常に空気を送り込んだ。各
水槽を9/1〜9/30の期間、東芝陽光ランプ
(東芝電材(株)製)とブラツク螢光ランプ(東京芝
浦電気(株)製FL20S−BLB)を併用し約4000lux〜
6000luxの照射下でリユウキンを養殖し、その体
色を試験した。各水槽の水温は、20〜25℃に保つ
た。
クリル酸メチル製水槽(縦×横×高、30cm×30cm
×30cm)4個用意し、各水槽を表−4に示す被覆
材で全面被覆し、約5cmのリユウキン3尾づつ放
養し、500ml/minで常に空気を送り込んだ。各
水槽を9/1〜9/30の期間、東芝陽光ランプ
(東芝電材(株)製)とブラツク螢光ランプ(東京芝
浦電気(株)製FL20S−BLB)を併用し約4000lux〜
6000luxの照射下でリユウキンを養殖し、その体
色を試験した。各水槽の水温は、20〜25℃に保つ
た。
【表】
表−6より、比較例6及び7ではリユウキンの
赤色度合が養殖開始前に比較して、ややうすくな
つたのに対し、実施例8及び9では養殖開始前と
赤色度合が変らず濃赤色を保持ちており本発明資
材は、リユウキンの体色保持にも効果が高いこと
が判る。 比較例 8 被覆材をNo.F−6とした以外は実施例5と全く
同様にしてマダイの養殖を行つた。養殖した結果
を表−2に記載した。 実施例5と比較してマダイの体色が著しく悪く
なつていた。
赤色度合が養殖開始前に比較して、ややうすくな
つたのに対し、実施例8及び9では養殖開始前と
赤色度合が変らず濃赤色を保持ちており本発明資
材は、リユウキンの体色保持にも効果が高いこと
が判る。 比較例 8 被覆材をNo.F−6とした以外は実施例5と全く
同様にしてマダイの養殖を行つた。養殖した結果
を表−2に記載した。 実施例5と比較してマダイの体色が著しく悪く
なつていた。
第1図は実施例1〜9、比較例1〜7で使用し
た被覆材No.F−1〜F−5及びNo.G−1の波長別
の光線透過率曲線である。第2図は本発明の被覆
材を被覆した代表的な生簀の態様であり、aは本
発明の被覆材、bは鋼管、cは踏板、dは海面、
eは生簀網、fは錨である。第3図は比較例8で
使用した被覆材No.F−6の波長別の光線透過率曲
線である。
た被覆材No.F−1〜F−5及びNo.G−1の波長別
の光線透過率曲線である。第2図は本発明の被覆
材を被覆した代表的な生簀の態様であり、aは本
発明の被覆材、bは鋼管、cは踏板、dは海面、
eは生簀網、fは錨である。第3図は比較例8で
使用した被覆材No.F−6の波長別の光線透過率曲
線である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 少なくとも360nm及びそれ以下の波長域の
光が40%以上は存在しない光質雰囲気下に鮮色魚
類を養殖することを特徴とする鮮色魚類の養殖方
法。 2 少なくとも380nm及びそれ以下の波長域の
光が40%以上は存在しない光質雰囲気下に鮮色魚
類を養殖することを特徴とする特許請求の範囲第
1項記載の方法。 3 該鮮色魚類が赤色系の体色を有する鮮色魚類
である特許請求の範囲第1〜2項いずれかに記載
の方法。 4 該赤色系の体色を有する鮮色魚類がマダイで
ある特許請求の範囲第3項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3543679A JPS55127936A (en) | 1979-03-28 | 1979-03-28 | Breeding of vivid color fishes and coating material used therein |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3543679A JPS55127936A (en) | 1979-03-28 | 1979-03-28 | Breeding of vivid color fishes and coating material used therein |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55127936A JPS55127936A (en) | 1980-10-03 |
| JPH0134581B2 true JPH0134581B2 (ja) | 1989-07-20 |
Family
ID=12441793
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3543679A Granted JPS55127936A (en) | 1979-03-28 | 1979-03-28 | Breeding of vivid color fishes and coating material used therein |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55127936A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58138326A (ja) * | 1982-02-09 | 1983-08-17 | 三菱化成ポリテック株式会社 | 鰻類の養殖方法及びそれに使用する被覆材 |
| US4803949A (en) * | 1986-07-17 | 1989-02-14 | Misato Plaheat Mfg. Ltd. | Fish culturing method and sac-fry pond for use in practicing same |
| EP2726656A1 (en) * | 2011-06-28 | 2014-05-07 | DSM IP Assets B.V. | Aquatic-predator resistant net |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53149600A (en) * | 1977-05-26 | 1978-12-27 | Nippon Chikasui Kaihatsu Kk | Method for eel culture using lighttshaded houses |
-
1979
- 1979-03-28 JP JP3543679A patent/JPS55127936A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55127936A (en) | 1980-10-03 |
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