JPH0135408B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135408B2 JPH0135408B2 JP53159578A JP15957878A JPH0135408B2 JP H0135408 B2 JPH0135408 B2 JP H0135408B2 JP 53159578 A JP53159578 A JP 53159578A JP 15957878 A JP15957878 A JP 15957878A JP H0135408 B2 JPH0135408 B2 JP H0135408B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- higher fatty
- silicone oil
- powder
- acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Paints Or Removers (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Description
この発明は磁性粉末として鉄を主体とする金属
粉末を使用する磁気テープなどの磁気記録媒体に
関し、その目的とするところは主として磁気特性
の経時的な劣化が少ない磁気記録媒体を提供する
ことにある。 磁気記録媒体の磁性層は通常ポリエステルフイ
ルムなどの基体表面に磁性粉末を結合剤樹脂とと
もに塗着してつくられるが、磁性粉末として金属
鉄を主体とする粉末を使用すると、この種の粉末
が本来酸化されやすい性質を有しているため酸化
物系磁性粉末に較べて磁気特性が経時的に劣化し
やすい。 この傾向は鉄を主体とするもの以外の磁性金属
粉末もしくは合金粉末にも認められるが、鉄を主
体とするものにおいてとくに顕著である。このよ
うな事情に照らしてこの発明者らはすでに鉄を主
体とする金属粉末の表面に予めシリコーンオイル
被膜を形成したり、また上記の粉末を分散、結着
させる結合剤として特定の樹脂を選定、使用する
などして上述の経時特性を改善することに成功し
た。 この発明は、引き続く研究においてこれら既提
案とは全く異なる手段により経時特性を同様に改
善できることを知り、なされたものであり、その
要旨とするところは鉄を主体とする磁性粉末を含
む磁性層中に高級脂肪酸もしくはこれと特定量の
シリコーンオイルとを含有させることにある。 この手段によれば高級脂肪酸が磁性層内部の磁
性粉末の表面に吸着して粉末表面を可及的に被覆
し、またシリコーンオイルを使用するときはこれ
が上記酸との併用によつて層表面に滲出しにくい
構造とし、同時にシリコーンオイルによる酸化防
止機能も加わり、これら要因で磁性粉末の経時的
な酸化劣化が可及的に抑制されて経時特性の改善
に好結果が持たらされるものである。 この発明において使用する高級脂肪酸としては
常温(20℃)において固体である炭素数が10から
20までのものが望ましく、具体的にはカプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、アラキン酸、トリデシル酸、ペン
タデシル酸、ヘプタデシル酸などが挙げられ、ミ
リスチン酸が最も好ましい。 また上記の脂肪酸とともに使用されるシリコー
ンオイルは市販されているものが任意に適用で
き、たとえば信越化学社製KF−96(ジメチルポリ
シロキサン)、同KF−99(メチルハイドロジエン
ポリシロキサン)、同KF−54(メチルフエニルシ
リコーンオイル)、同KF−857、858(アミノ基を
有するシリコーオイル)、同X−22−342(エポキ
シ基を有するシリコーンオイル)などが挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上の混合物を使
用する。 これらシリコーンオイルの高級脂肪酸に対する
配合割合は、高級脂肪酸との合計量中0〜30重量
%、好ましくは5〜15重量%とするのがよく、シ
リコーンオイルを上記合計量中の30重量%よりも
多く使用すると磁性層表面への滲出が目立ち層表
面に対し悪影響をおよぼすから望ましくない。 この発明において鉄を主体とする金属磁性粉末
を含む磁性層中に記述した高級脂肪酸もしくはこ
れとシリコーンオイルとを含有させるには、好ま
しくは鉄を主体とする金属磁性粉末および適宜の
結合剤とともに上記の成分を混合してなる磁性塗
料を調製し、これをポリエステルフイルムなどの
基体に塗布して磁性層を形成するという方法を採
用すればよい。しかしながら上記の方法によらな
いで予め形成された磁性層に高級脂肪酸もしくは
これとシリコーンオイルとを溶解させた有機溶剤
溶液を塗布もしくは噴霧するか、あるいはこの溶
液中に磁性層を浸漬する方法などを採用して行な
つても差し支えない。 このような方法で高級脂肪酸もしくはこれとシ
リコーンオイルとを通常0.2〜2重量%含ませて
なる磁性層によれば前述の理由によつて磁気特性
の経時的な劣化を抑制することができ、またこの
経時特性の改善効果とともに磁性粉末の分散性
(これはとくに磁性塗料中に高級脂肪酸もしくは
シリコーンオイルを添加する場合)が良好とな
る、あるいは記録再生装置各部に対する摩擦抵抗
が低くなつてテープ鳴きが防止されるという効果
なども得られる。 以下にこの発明の実施例を記載する。以下にお
いて部とあるは重量部を示すものとする。 実施例 1 粒径0.4μ、軸比(長軸対短軸比)10、保磁力
1200エルステツド、飽和磁化量152emu/gの金
属鉄粉末250部、水酸基含有塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体(U.C.C.社製VAGH)37.5部、タケ
ネートL−1007(武田薬品工業社製のウレタンプ
レポリマー)23部、コロネートL(日本ポリウレ
タン社製のイソシアネートの2〜3量体)2部、
トルエン150部、メチルイソブチルケトン165部お
よびミリスチン酸25部からなる混合物をボールミ
ル中で72時間撹拌、混合して磁性塗料を調製し
た。 この塗料を15μのポリエステルフイルムに乾燥
厚が3〜4μとなるように塗布、乾燥し、次いで
磁性層表面をカレンダー処理し、鏡面加工した
後、所定の巾に裁断して磁気テープとした。 実施例 2 磁性塗料の一成分として信越化学社製KF−96
(前出シリコーンオイル)0.5部を加えて以外は実
施例1と全く同様にして磁気テープを作成した。 比較例 1 磁性塗料の一成分であるミリスチン酸25部を除
いた以外は実施例1と全く同様にして磁気テープ
を作製した。 比較例 2 磁性塗料の一成分として信越化学社製KF−96
(前出シリコーンオイル)15部を加えて以外は実
施例1と全く同様にして磁気テープを作製した。 上述の実施例1、2および比較例1、2の各磁
気テープに付き、保磁力、残留磁束密度(Br)、
角型比(Br/Bm)、30日保存(60℃、90%RH空
気中)後の残留磁束密度の劣化率、摩擦係数およ
びテープ鳴きの有無を調べた結果は下記の表に示
されるとおりであつた。なお劣化率は(初期の残
留磁束密度−30日後の残留磁束密度)/初期の残
留磁束密度×100(%)として算出した。
粉末を使用する磁気テープなどの磁気記録媒体に
関し、その目的とするところは主として磁気特性
の経時的な劣化が少ない磁気記録媒体を提供する
ことにある。 磁気記録媒体の磁性層は通常ポリエステルフイ
ルムなどの基体表面に磁性粉末を結合剤樹脂とと
もに塗着してつくられるが、磁性粉末として金属
鉄を主体とする粉末を使用すると、この種の粉末
が本来酸化されやすい性質を有しているため酸化
物系磁性粉末に較べて磁気特性が経時的に劣化し
やすい。 この傾向は鉄を主体とするもの以外の磁性金属
粉末もしくは合金粉末にも認められるが、鉄を主
体とするものにおいてとくに顕著である。このよ
うな事情に照らしてこの発明者らはすでに鉄を主
体とする金属粉末の表面に予めシリコーンオイル
被膜を形成したり、また上記の粉末を分散、結着
させる結合剤として特定の樹脂を選定、使用する
などして上述の経時特性を改善することに成功し
た。 この発明は、引き続く研究においてこれら既提
案とは全く異なる手段により経時特性を同様に改
善できることを知り、なされたものであり、その
要旨とするところは鉄を主体とする磁性粉末を含
む磁性層中に高級脂肪酸もしくはこれと特定量の
シリコーンオイルとを含有させることにある。 この手段によれば高級脂肪酸が磁性層内部の磁
性粉末の表面に吸着して粉末表面を可及的に被覆
し、またシリコーンオイルを使用するときはこれ
が上記酸との併用によつて層表面に滲出しにくい
構造とし、同時にシリコーンオイルによる酸化防
止機能も加わり、これら要因で磁性粉末の経時的
な酸化劣化が可及的に抑制されて経時特性の改善
に好結果が持たらされるものである。 この発明において使用する高級脂肪酸としては
常温(20℃)において固体である炭素数が10から
20までのものが望ましく、具体的にはカプリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、アラキン酸、トリデシル酸、ペン
タデシル酸、ヘプタデシル酸などが挙げられ、ミ
リスチン酸が最も好ましい。 また上記の脂肪酸とともに使用されるシリコー
ンオイルは市販されているものが任意に適用で
き、たとえば信越化学社製KF−96(ジメチルポリ
シロキサン)、同KF−99(メチルハイドロジエン
ポリシロキサン)、同KF−54(メチルフエニルシ
リコーンオイル)、同KF−857、858(アミノ基を
有するシリコーオイル)、同X−22−342(エポキ
シ基を有するシリコーンオイル)などが挙げら
れ、これらの1種もしくは2種以上の混合物を使
用する。 これらシリコーンオイルの高級脂肪酸に対する
配合割合は、高級脂肪酸との合計量中0〜30重量
%、好ましくは5〜15重量%とするのがよく、シ
リコーンオイルを上記合計量中の30重量%よりも
多く使用すると磁性層表面への滲出が目立ち層表
面に対し悪影響をおよぼすから望ましくない。 この発明において鉄を主体とする金属磁性粉末
を含む磁性層中に記述した高級脂肪酸もしくはこ
れとシリコーンオイルとを含有させるには、好ま
しくは鉄を主体とする金属磁性粉末および適宜の
結合剤とともに上記の成分を混合してなる磁性塗
料を調製し、これをポリエステルフイルムなどの
基体に塗布して磁性層を形成するという方法を採
用すればよい。しかしながら上記の方法によらな
いで予め形成された磁性層に高級脂肪酸もしくは
これとシリコーンオイルとを溶解させた有機溶剤
溶液を塗布もしくは噴霧するか、あるいはこの溶
液中に磁性層を浸漬する方法などを採用して行な
つても差し支えない。 このような方法で高級脂肪酸もしくはこれとシ
リコーンオイルとを通常0.2〜2重量%含ませて
なる磁性層によれば前述の理由によつて磁気特性
の経時的な劣化を抑制することができ、またこの
経時特性の改善効果とともに磁性粉末の分散性
(これはとくに磁性塗料中に高級脂肪酸もしくは
シリコーンオイルを添加する場合)が良好とな
る、あるいは記録再生装置各部に対する摩擦抵抗
が低くなつてテープ鳴きが防止されるという効果
なども得られる。 以下にこの発明の実施例を記載する。以下にお
いて部とあるは重量部を示すものとする。 実施例 1 粒径0.4μ、軸比(長軸対短軸比)10、保磁力
1200エルステツド、飽和磁化量152emu/gの金
属鉄粉末250部、水酸基含有塩化ビニル−酢酸ビ
ニル共重合体(U.C.C.社製VAGH)37.5部、タケ
ネートL−1007(武田薬品工業社製のウレタンプ
レポリマー)23部、コロネートL(日本ポリウレ
タン社製のイソシアネートの2〜3量体)2部、
トルエン150部、メチルイソブチルケトン165部お
よびミリスチン酸25部からなる混合物をボールミ
ル中で72時間撹拌、混合して磁性塗料を調製し
た。 この塗料を15μのポリエステルフイルムに乾燥
厚が3〜4μとなるように塗布、乾燥し、次いで
磁性層表面をカレンダー処理し、鏡面加工した
後、所定の巾に裁断して磁気テープとした。 実施例 2 磁性塗料の一成分として信越化学社製KF−96
(前出シリコーンオイル)0.5部を加えて以外は実
施例1と全く同様にして磁気テープを作成した。 比較例 1 磁性塗料の一成分であるミリスチン酸25部を除
いた以外は実施例1と全く同様にして磁気テープ
を作製した。 比較例 2 磁性塗料の一成分として信越化学社製KF−96
(前出シリコーンオイル)15部を加えて以外は実
施例1と全く同様にして磁気テープを作製した。 上述の実施例1、2および比較例1、2の各磁
気テープに付き、保磁力、残留磁束密度(Br)、
角型比(Br/Bm)、30日保存(60℃、90%RH空
気中)後の残留磁束密度の劣化率、摩擦係数およ
びテープ鳴きの有無を調べた結果は下記の表に示
されるとおりであつた。なお劣化率は(初期の残
留磁束密度−30日後の残留磁束密度)/初期の残
留磁束密度×100(%)として算出した。
【表】
上表から明らかなように、この発明の磁気テー
プによれば経時特性の劣化が抑制され、また磁性
粉末の分散性や摩擦抵抗などにも好結果が持たら
され、とくに磁性層中に高級脂肪酸とシリコーン
オイルとを含有させたもの(実施例2)は前者の
みを含有させたもの(実施例1)よりもさらに劣
化抑制および摩擦抵抗低減に好結果が得られるこ
とが判る。しかしながら、シリコーンオイルが高
級脂肪酸との合計量中で30重量%を超える多量に
含有されたもの(比較例2)では却つて特性低下
を招くことが明らかである。
プによれば経時特性の劣化が抑制され、また磁性
粉末の分散性や摩擦抵抗などにも好結果が持たら
され、とくに磁性層中に高級脂肪酸とシリコーン
オイルとを含有させたもの(実施例2)は前者の
みを含有させたもの(実施例1)よりもさらに劣
化抑制および摩擦抵抗低減に好結果が得られるこ
とが判る。しかしながら、シリコーンオイルが高
級脂肪酸との合計量中で30重量%を超える多量に
含有されたもの(比較例2)では却つて特性低下
を招くことが明らかである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁性粉末として鉄を主体とする金属粉末を使
用し、この磁性粉末を含む磁性層中に高級脂肪酸
を含有させたことを特徴とする磁気記録媒体。 2 高級脂肪酸がミリスチン酸である特許請求の
範囲第1項記載の磁気記録媒体。 3 磁性粉末として鉄を主体とする金属粉末を使
用し、この磁性粉末を含む磁性層中に高級脂肪酸
とシリコーンオイルとを両者の合計量中シリコー
ンオイルが30重量%以下となる範囲で含有させた
ことを特徴とする磁気記録媒体。 4 高級脂肪酸がミリスチン酸である特許請求の
範囲第3項記載の磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15957878A JPS5584042A (en) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | Magnetic recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15957878A JPS5584042A (en) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | Magnetic recording medium |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11415390A Division JPH0329113A (ja) | 1990-04-28 | 1990-04-28 | 磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5584042A JPS5584042A (en) | 1980-06-24 |
| JPH0135408B2 true JPH0135408B2 (ja) | 1989-07-25 |
Family
ID=15696765
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15957878A Granted JPS5584042A (en) | 1978-12-20 | 1978-12-20 | Magnetic recording medium |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5584042A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57179946A (en) * | 1981-04-28 | 1982-11-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | Magnetic recording medium |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5534497B2 (ja) * | 1975-03-20 | 1980-09-06 |
-
1978
- 1978-12-20 JP JP15957878A patent/JPS5584042A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5584042A (en) | 1980-06-24 |
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