JPH0135890Y2 - - Google Patents

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JPH0135890Y2
JPH0135890Y2 JP15962684U JP15962684U JPH0135890Y2 JP H0135890 Y2 JPH0135890 Y2 JP H0135890Y2 JP 15962684 U JP15962684 U JP 15962684U JP 15962684 U JP15962684 U JP 15962684U JP H0135890 Y2 JPH0135890 Y2 JP H0135890Y2
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sheet
snow
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resin
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、家屋等の屋根面、特に軒先の表面お
よび裏面に被覆して、屋根に積もつた雪や氷結し
たつらら等を融かし地上へ滑り落とすのに使用さ
れる融雪氷シートに関する。
(従来の技術) 一般に、積雪量が多い寒冷豪雪地域では、積雪
荷重による家屋の倒壊を回避するため、雪下ろし
作業が行なわれている。しかし、この作業は、重
労働であるだけでなく、屋根に登るため大きな危
険を伴なう。また雪下ろし作業を専門の請負業者
に依頼すると、多額の費用を要する。
また、第4図に示すように、屋根10に積もつ
た雪11は、屋内からの伝熱等により融け、水1
2となつて屋根面に流下し、これが軒先13に至
つて外気に触れると結氷し、氷層および氷柱(つ
らら)15が形成される。氷層14および氷柱
(つらら)15は、順次流れてくる水12が結氷
して次第に大きく成長する。このとき流下水の一
部が軒先裏面に回つてあるいは屋根材中を滲透し
て天井裏に浸入し、多湿となり家屋の老朽化を早
めることが多かつた。
さらに、積雪や氷柱(つらら)等の突然の落下
により人身が傷付く事故が発生することもあつ
た。
これら弊害をなくす対策として、従来より種々
の方法が考案、開発されてきたが、そのうちの有
利な方法として、面状発熱体を屋根面、特に軒先
表面に被覆して、該発熱体の発熱により積雪を融
かし氷層等が形成されないようにする方法があ
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、この種の方法に使用する従来の面状発
熱体では、積雪や氷層等がある程度解けても滑落
せず屋根の発熱体上に止つたままでいることが多
く、雪下ろしを完了させるのに多くの熱量、即ち
多量の電力量が必要で、維持費が高く付くという
欠点を有していた。
また、上記従来の面状発熱体は、一般に蛇行形
状等の発熱回路を形成してなるもの故、発熱時の
発熱体表面の温度に高低の分布が相当に生じ易
く、このため融雪効果が不均一かつ不十分に表わ
れることが多かつた。
また、従来の融雪用面状発熱体では、比較的短
期間で、発熱材の腐食や、発熱材を被覆する絶縁
性樹脂シートの変色、脆弱化などが生じるという
問題点があつた。また、従来の面状発熱体は、内
部の発熱材を外部より目視することができるもの
が多く、一般に大して見栄えがしなかつた。
さらに、従来では、接着剤を使つて上記面状発
熱体を屋根面に被覆したとき、該発熱体で生じた
熱が裏面側の屋根に伝わり、この結果発熱体と屋
根の接着が弱まり、発熱体が屋根より剥離するこ
ともあつた。
本考案は、上記の諸欠点を解消するべくなされ
たもので、その目的は、積雪や氷層等を容易に屋
根より滑り落とすことができ、かつ均一な融雪氷
作用を発揮し、また耐候性に優れ、見栄えが良好
で、さらに発熱による不具合も生じない融雪氷シ
ートを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の融雪氷シートは、絶縁被覆された面状
発熱体の下面に断熱材層を設け、該面状発熱体の
上面に金属薄層、着色樹脂層を順次積層し、さら
にフツ素樹脂またはシリコーン樹脂よりなる滑性
樹脂層をシート表面層として形成してなることを
特徴とするものである。
さらに詳述すると、本考案は、まず、面状発熱
体の下面に断熱材層を設けたことにより、発熱体
で生じた熱がシート裏面側の屋根等に伝達され難
くしたものである。また、本考案は、面状発熱体
の上面に金属薄層を積層したことにより、シート
表面よりシート内部を透過してきた光、各種ガス
および水分等を遮断して下層の発熱体等の劣化を
防止すると共に、発熱体からの熱が全て金属層に
一旦吸収されその後吸収熱が一様にシート表面側
の積雪等に伝達されるようにしたものである。ま
た、本考案は、着色樹脂層を金属薄層の上に積層
したことにより、金属層を保護しかつ金属層を外
より見えないように遮蔽しさらに任意の色のシー
トを作ることができるようにしたものである。さ
らに、本考案は、表面の摩擦が極めて小さい樹脂
層、具体的にはフツ素樹脂またはシリコーン樹脂
よりなる滑性樹脂層をシート表面層として形成し
たことにより、積雪や氷層等がシート表面上を格
段に滑り易くしたものである。
本考案で用いる面状発熱体は、例えば従来より
使用されている発熱体でよく、具体的にはアルミ
ニウム、銅やステンレス鋼等の導電材の箔にエツ
チングによつて発熱用電気回路を形成し、該導電
材を絶縁性樹脂でモールデイング加工してなるも
の、あるいは導電性カーボン等の導電性粉末の分
散液を使用してスクリーン印刷等の手段により絶
縁性樹脂シートに発熱用電気回路を形成させてな
るものなどを挙げることができる。導電材または
導電性粉末層の厚さは、好ましくは7ないし
50μ、特に好ましくは10μ程度である。また、絶
縁性樹脂としては、例えば、ポリエステル樹脂、
ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリア
ミド樹脂、アイオノマー樹脂およびフツ素樹脂な
どを使用することができ、加工性の点により特に
ポリエステル樹脂が好ましい。該樹脂層の厚さ
は、発熱体全体が適度の剛性や柔軟性を有するよ
う選択すればよく、好ましくは5ないし50μ、特
に好ましくは12μ程度である。
また、断熱材層を構成する断熱材は、断熱効果
が大きくかつ薄層に容易に加工することができる
ものがより好ましく、例えば発泡ポリウレタン、
発泡ポリエチレン等を使用することができる。断
熱材層の厚さは好ましくは0.2ないし5mm、特に
好ましくは2mm程度である。
また、金属薄層を構成する金属は、光、ガスお
よび水等が透過せずかつ熱を効率良く伝達するも
のであればよく、例えばアルミニウム、銅やステ
ンレス鋼等の箔あるいは蒸着層より形成すること
ができる。金属薄層の厚さは好ましくは0.3ない
し50μ、特に好ましくは30μ程度である。
さらに、着色樹脂層は、単独または二種以上の
顔料を基質樹脂に配合し着色させてなる樹脂層で
ある。その層厚は好ましくは30ないし50μであ
る。顔料は通常使用されているものでよく、その
色調は、美観等の面から黒系、青系、緑系、銅
系、茶系、赤系等が好ましい。顔料の種類や配合
割合を適宜選択し着色樹脂層の色調や着色度を整
えることにより、該樹脂層より下側の金属薄層を
外部より見えなくすることができ、見ばえを向上
させることができる。また、基質樹脂としては、
例えば塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ
プロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド
樹脂、アイオノマー樹脂等を使用することができ
る。さらに、必要に応じて、光安定剤、銅害防止
剤および紫外線吸収剤などを添加して着色樹脂層
の劣化防止等を図つてもよい。
さらに、フツ素樹脂やシリコーン樹脂は、それ
自体大きな滑性を有しているため、その表面に接
触する雪や氷を極めて低摩擦で滑らすことができ
る。また、これら樹脂よりなる滑性樹脂層は、耐
候性に優れており、これより下層の着色樹脂層の
褪色や劣化を防止することができる。尚、紫外線
吸収剤を添加すると、滑性樹脂層の耐候性がさら
に強まる。滑性樹脂層の厚さは好ましくは12ない
し50μ、特に好ましくは25μ程度である。また、
好ましくは顔料を滑性樹脂層に含有させない方が
良い。長期間の使用によりブリードが発生して滑
性が低下することがあるためである。
また、本考案の融雪氷シートは、種々の方法に
より製作可能であるが、例えば断熱材の上に面状
発熱体、金属箔、着色樹脂および滑性樹脂を順次
ラミネートしその後所定の電気配線や温度調節装
置等を面状発熱体に接続することにより製作する
ことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図に示す融雪氷シート1は、絶縁被覆され
た面状発熱体2の下面に発泡ポリエチレンよりな
る層厚2mmの断熱材層3を設け、面状発熱体2の
上面にアルミニウム箔よりなる層厚30μの金属薄
層4、続いて顔料等をポリエチレン樹脂に配合し
てなる層厚40μの着色樹脂層5を順次積層し、さ
らにフツ素樹脂(商品名テドラー米国デユポン社
製)よりなる層厚25μの滑性樹脂層6をシート表
面層として形成してなるものである。また、面状
発熱体2は、アルミニウム箔に印刷しエツチング
を行ない発熱用電気回路を形成した厚さ10μの導
電材7の両面をポリエステル樹脂よりなる厚さ
12μの絶縁性樹脂8,8で夫々被覆してなるもの
である。さらに、発熱体2は、サーモスタツト等
の自動温度調節装置(図示せず)と接続されてい
る。
そして、融雪氷シート1を家屋の屋根10に、
具体的には第2図および第3図に示すように軒先
の表面よりその裏面に跨つて被覆し、釘等を用い
て固定または接着剤あるいは吸着盤にて貼着し、
さらに自動温度調節装置を家内などに取り付け、
降雪時などには該温度調節装置を通じて面状発熱
体2に通電させて使用した。
融雪氷シート1を使用した場合には、第4図に
示すような積雪、氷層やつらら等が生じても、た
やすくシート表面上を滑らせ屋根より落とすこと
ができ、また積雪等が部分的にシート表面に残る
ことがなく、融雪氷作用が一様であつた。また、
長期間使用しても、シート1が腐食、変色および
劣化せず、優れた耐候性を有し、しかもシート1
の剥離等も全く生じなかつた。さらに、実施例で
は、シート1を軒先の表面より裏面に跨つて被覆
しているため(第3図)、雪氷が融けて生じた水
が軒先裏面に回つたり軒材中を滲透したりするこ
とがなく、水分による家屋の老朽化を有効に防止
することができる。
尚、前記接着剤としては、例えばポリエステル
系、ウレタン系、シリコーン系等の、耐候性が良
好なものを使用するとよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案の融雪氷シート
は、面状発熱体の発熱による融雪氷作用に加え
て、シート表面を極めて滑性にしたことにより、
屋根に積もる雪や氷を自然にたやすく滑り落とす
ことができ、従つて面状発熱体への適切なる通電
により通電量を大幅に低減させることができ、省
エネルギー化に役立つ。また、本考案の融雪氷シ
ートは、金属薄層を介在させて面状発熱体からの
熱が均一にシート表面側に伝達されるようにした
ことにより、融雪効果が一様に表われ、非常に効
率が良い。また、金属薄層により透過光や透過ガ
ス等を遮断するようにしたことにより、面状発熱
体の腐食や劣化を防止することができ、耐候性に
優れシートの寿命が極めて長い。さらに本考案の
融雪氷シートは、面状発熱体で生じた熱がシート
裏面側には伝達され難くしたことにより、シート
と屋根板との接着の弱化等の不具合が生じなくな
る。さらに、本考案のシートは、任意の色調に着
色することができるようにしたことにより、使用
者の好みや屋根の色などに合つた融雪氷シートを
製作することができ、見ばえが著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の融雪氷シートの一部
を示す断面図、第2図は第1図の融雪氷シートの
使用方法を示す図、第3図は第2図の−線に
おける断面図、第4図は雪が積もつた従来の屋根
を示す概略断面図である。 図中、1……融雪氷シート、2……面状発熱
体、3……断熱材層、4……金属薄層、5……着
色樹脂層、6……滑性樹脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁被覆された面状発熱体の下面に断熱材層を
    設け、該面状発熱体の上面に金属薄層、着色樹脂
    層を順次積層し、さらにフツ素樹脂またはシリコ
    ーン樹脂よりなる滑性樹脂層をシート表面層とし
    て形成してなることを特徴とする融雪氷シート。
JP15962684U 1984-10-22 1984-10-22 Expired JPH0135890Y2 (ja)

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JP15962684U JPH0135890Y2 (ja) 1984-10-22 1984-10-22

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JPS646475A (en) * 1987-03-03 1989-01-11 Hiraoka & Co Ltd Sheet and method for preventing and removing ice and snow
JPH07118372B2 (ja) * 1987-08-05 1995-12-18 宇部興産株式会社 融雪用ヒ−タ−

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